JPH11183141A - 成形品の検査装置 - Google Patents

成形品の検査装置

Info

Publication number
JPH11183141A
JPH11183141A JP35380197A JP35380197A JPH11183141A JP H11183141 A JPH11183141 A JP H11183141A JP 35380197 A JP35380197 A JP 35380197A JP 35380197 A JP35380197 A JP 35380197A JP H11183141 A JPH11183141 A JP H11183141A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measured
line sensor
signal
ring
passage frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35380197A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Ishida
光弘 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP35380197A priority Critical patent/JPH11183141A/ja
Publication of JPH11183141A publication Critical patent/JPH11183141A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 整列装置で整列された成形品の不良を高速で
検査できるようにすることにある。 【解決手段】 成形品の検査装置に於いて、ラインセン
サ11で検出した信号から被測定対象物Aの仕上良否を
判別するとともに判定信号を包装工程の制御部5へ伝達
する演算回路部16を有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、仕上工程後の成形
品の検査装置に関する。特に、高速検査を可能にした成
形品の検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に関する従来技術として図11に
示すOリングの計数装置が存在する。図11は、この計
数装置の側面図である。
【0003】図11に於いて、51はテーブル台であ
る。テーブル台51には、一端にタンテーブル52を取
り付けた回転軸53が設けられている。又、この回転軸
53には歯付プーリ54が設けられている。一方、テー
ブル台51にはモータ55が取り付けられており、この
モータ55の回転軸にも歯付プーリ56が設けられてい
る。
【0004】そして、回転軸53の歯付プーリ54とモ
ータ55の歯付プーリ56とは歯付ベルト57により連
結されており、モータ55の回動によりタンテーブル5
2が間欠に回転できるように構成されている。
【0005】図12は、このタンテーブル52の平面図
である。このタンテーブル52には円周上に等配にOリ
ングAをセットさせる全面バリの検査可能なステーショ
ン58が設けられている。そしてOリングAは、コンベ
ヤ59に乗せられてタンテーブル52の近くに移動させ
るとともに、アクチュエータ60によりタンテーブル5
2のステーション58に移動してセットされる。
【0006】タンテーブル52にセットされたOリング
は、検査とともに計数器61により計数されながらある
点でシュータ62に移行するとともに、シュータ62の
先で一定数量を包装するように成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように構成され
た計数装置に於いては、ステーション58にOリングA
を一時停止させて計数器61により計数しなければなら
ないので、連続して高速に計数することが困難である。
更にステーションでバリ検査しようとすると時間がかか
り、1分間に最大10個が限度である。
【0008】又、このタンテーブル52ではOリングA
に付着しているバリ等を正確に検出することは困難であ
るから、包装された袋の中にバリの付いたOリングAが
包装されることになる。このため、OリングAを装置に
組み付けるとき、除去しなければならない等の問題が惹
起している。
【0009】本発明は、上述のような問題点に鑑み成さ
れたものであって、その技術的課題は、高速で成形品を
整列させるとともに、その成形品にバリが付着している
か否かを高速度に応じて検査できるようにすることにあ
る。
【0010】又、次の工程へバリ等の仕上されていない
成形品が流入するのを防止した選別を可能にすることに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたものであって、その技術的手段
は、以下のように構成されている。すなわち、
【0012】請求項1の本発明は、成形品である被測定
対象物(A)を撮影する空間部(4)を有するとともに
被測定対象物(A)を整列させる案内部(6)を有する
製品通路枠(2)と、空間部(4)を介して被測定対象
物(A)を平面状態に相対移動させて撮影するラインセ
ンサ(11)を有した撮影カメラ(10)と、前記撮影
カメラ(10)に対して前記被測定対象物(A)を平面
状態に投影する照明装置(25)とを具備し、前記撮影
カメラ(10)のラインセンサ(11)で検出した受光
信号を電気信号に変換して前記被測定対象物(A)の仕
上良否を判別するとともに判定信号を包装工程の制御部
(5)へ伝達する演算回路部(16)を有するものであ
る。
【0013】請求項2の本発明は、製品通路枠(2)が
Oリングを整列させる整列装置(30)に連結されてい
るものである。
【0014】請求項3の本発明は、照明装置(25)を
製品通路枠(2)に対し撮影カメラ(10)と対称側の
位置に配置されているとともに、製品通路枠(2)が透
明材料により形成されているものである。
【0015】請求項4の本発明は、演算回路部(16)
はラインセンサ(11)の被測定対象物(A)と相対す
る走査方向の時間とラインセンサ(11)の画素の数の
変化より被測定対象物(A)の良否を判定するものであ
る。
【0016】請求項5の本発明は、演算回路部(16)
はラインセンサ(11)からの被測定対象物(A)を透
過しない黒の信号と被測定対象物(A)以外を透過した
白の信号を2値化することともに、設定部(14)に記
憶された設定値と比較して被測定対象物(A)の良否を
判定する演算回路部(16)を有するものである。
【0017】
【作用】本発明は、製品通路枠2を高速で成形品が移動
してもラインセンサ11により成形品の部分が黒に判定
されるとともに、透過した信号が白と判定されるので、
これが演算回路部16に設定された設定値と対比するこ
とにより、又は、ラインセンサ11により被測定対象物
Aを走査することにより時間変化を持つ信号から、成形
品の形状寸法を調べて良否を判定する。そして、バリが
付着した不良品は製品通路枠2の最終端部で除去する
か、後工程である包装の作業を停止して不良品の混入を
防止することができる。
【0018】又、この製品通路枠2を高速で整列させる
整列装置に直結することにより、高速で成形品の良否判
別を可能とするものである。
【0019】又、照明装置25を製品通路枠2に対し撮
影カメラ10と対称の位置に配置されているとともに、
製品通路枠2が透明材料により形成されることにより、
撮影カメラ10に有するラインセンサ11により成形品
にバリが付着して高速で移動しても正確に良否判定する
ことが可能になる。
【0020】又、ラインセンサの走査方向の時間とライ
ンセンサの画素の数の変化により良否を判定するように
すると高速度で移動する成形品のバリの付着を容易に判
別することができる。
【0021】成形品と成形品でない透過部とを白黒の信
号を2値化にして設定部に記憶されている設定値と対比
させて良否を判定するようにすると高速度の移動成形品
を簡単に判定できるとともに、演算回路部も簡単な回路
にすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態の
成形品の検査装置を図面に基づいて詳述する。
【0023】図1は、本発明に係る一実施の形態を示す
成形品の検査装置の概念の断面図である。又、図2は、
図1の平面図である。図1に於いて、2は製品通路枠で
ある。製品通路枠2は成形品A(バリBも含むもの)の
外径方向両側が案内されて通過できるように通路3が形
成されている。そして、この通路3内の成形品Aはエア
吹き出し口38により一定速度で移動するように成され
ている。又、この製品通路枠2には、円形状の空間部4
が形成されている。更に製品通路枠2の一端は後述する
整列装置30に接続されている。そして、製品通路枠2
の他端側は、案内部6により形成された通路3が2個の
第1および第2のシュータ5a、5bに分岐している。
演算回路部16からの演算信号により、制御部5を介し
て一方の第1のシュータ5aは、検査された成形品Aが
包装工程に流れるように構成されている。又、他方の第
2のシュータ5bは不良の成形品A2が流出するように
形成されている。尚、製品通路枠2はプラスチック材に
より透明に構成されている。又、製品通路枠2は透明で
あれば他の材料から製作しても良い。
【0024】次に、製品通路枠2に連結されている整列
装置30は、製品通路枠2の右側に設けられている。こ
の整列装置30は、基体31が円筒形に形成されてい
る。この基体31は内周面に対し接線方向の一個所に成
形品Aの高さの1. 1〜1. 5倍程度の高さ寸法と外径
の1. 1〜1. 4倍程度の幅寸法の取出口32が設けら
れており、この取出口32に製品通路枠2の通路3が連
通している。
【0025】この取出口32に対し圧縮空気を吹き付け
るように基体31の内周面の一端には接線方向の第1の
気体吹出口33が設けられている。又、製品通路枠2に
隣接するとともに、製品通路枠2の取出口32より図示
下側に第1の気体吹出口33からの空気流の流れの下方
側の流れを低速にするように第2の気体吹出口37が設
けられている。
【0026】更に、基体31の内室35の側板36には
撹拌部34が突出形成されている。この撹拌部34は、
成形品Aが第1の気体吹出口33からの圧縮空気によっ
て基体31の内周面に沿うようにするため設けられてい
るものである。
【0027】そして、基体31の内室35は、成形品A
が数100個投入される大きさに形成されている。この
成形品Aの内室35への成形品Aの投入は、基体31の
側板36が蝶番により開閉可能に構成されているので、
この側板36を開いて行われる。又、成形品投入口39
から連続に投入される。
【0028】このように構成された整列装置30は、第
1の空気吹出口33から適宜な圧縮空気が吹き出される
ので、内室35に投入されている成形品Aは、矢印F方
向に内室35の内周面に沿って移動する。そして、取出
口32から製品通路枠2の通路3内に案内されて移動す
る。この成形品Aが圧縮空気の吹き付けにより移動中、
複数個の成形品Aが接着している場合には撹拌部34に
衝突して分離させることにもなる。
【0029】又、第2の空気吹出口37から製品通路枠
2の切り口40に向かって圧縮空気を断続的に吹き付け
ることにより、製品取出口32に送り込まれた第1の空
気吹出口33からの流体は第2の空気吹き出し口37か
らの吹き出された流体により分断されて、成形品Aは1
個づつ製品通路枠2の通路3に導入されることになる。
そして、成形品Aは、製品通路枠2の通路3を矢印G方
向へ移動することになる。
【0030】次に、製品通路枠2の空間部4の図示上方
にはイメージセンサ、特にラインセンサ11を内蔵した
撮影カメラ10が設けられている。又、製品通路枠2に
対し撮影カメラ10の対称位置には、照明装置25が設
けられている。
【0031】図3は、撮影カメラ10とそれに関する回
路の構成を示す概念図である。図3に於いて、被測定対
象物(被写体)はOリングAである。このOリングAに
ついては後述する。一方、撮影カメラ10は、レンズ1
2と、レンズの後方にラインセンサ11と、ラインセン
サ11の白と黒との受光信号から電気信号に変換するC
CDが内蔵されている。
【0032】ラインセンサ11は、15μm、又は25
μm、又は28μmの間隔で最大2048個並んでい
る。このラインセンサ11上に投影された光は、トラン
ジュサの光電変換素子に当たり、電荷を蓄積されること
になる。そして蓄積された電荷量は、光の強さおよび照
射されている時間により決まるものである。光が当たっ
て蓄積された電荷は、一定時間毎にタイミング信号で直
列に変換され、1本の信号線から電流又は電圧で順次送
信される。OリングAの寸法は、ラインセンサの素子間
の間隔が前述したように正確に確認されているので、信
号線より送り出されてきた電流または電圧パルスの個数
を数えることにより、光の当たっている像の外形寸法を
知ることができる。
【0033】又、エンド信号15は、計測を終了したこ
とを知らせる信号である。そして、信号の種類として
は、露光時間に関係する計測開始のスタート信号、並列
な信号を直列な信号に変換するクロックパルス、光電素
子からの信号であるビデオ信号パルスなどが送信され
る。
【0034】これらの信号は、演算回路部16に送信さ
れる。この信号は、光の当たっているセンサ素子の個数
を示しているのみであるので、このセンサ間隔を乗じて
光電像の形状長さを割り出し、倍率で割ってOリングA
にどのようにバリが存するか否か演算処理する。
【0035】更に、作業者の目で見てわかるようにする
ために表示回路部17へも送信されて、表示回路部17
によりOリングAのバリの状態を目で判断できるように
されているものである。そして、演算回路部16又は表
示回路部17を介してOリングAの良否を判定するもの
である。
【0036】また、計数器18は、CCDからの信号に
より検査したOリングAの数を計測し、後工程に於いて
包装される数が所定の数であるようにフィードバックす
るものである。尚、ドライブ回路19は、ラインセンサ
11等を制御するものである。
【0037】そして、検査部13は、上述の計数器18
と演算回路部16と表示回路部17とから構成されてい
る。又、演算回路部16には、設定部14が設けられて
いて、被測定対象物Aの形状に関する信号データが入力
されている。そして、必要に応じ、良品のデータを設定
部14から取り出して、被測定対象物Aと対比し、良否
の判別を可能にしている。
【0038】図4は、ラインセンサ11に対し被測定対
象物であるOリングAが移動しながら測定されている概
念を示す平面図である。図4に於いて、OリングAに対
しラインセンサ11と対称側には図示省略の照明装置2
5が設けられている。このため、OリングAに有するバ
リBの影はラインセンサ11の画素が黒として表わされ
る。又、バリBのない部分は光が透過するもので白とし
て表される。つまり、B' とC' の範囲は黒として表示
されるとともに、A' の範囲は白として表示される。
尚、OリングAは成形上から内径側に薄肉のバリBが発
生する。このバリBは仕上工程で仕上げられるが、切断
不良で付着する場合がある。又、切断されても両者はゴ
ム材であるためバリBがOリングAに接着することがあ
る。そして、OリングAの幅寸法をB''' とすると、
B''' 寸法と同一方向のバリBの幅寸法B''とを合計し
たものが被写体の幅寸法B' となる。又、OリングAの
径方向の他方の被写体の幅寸法C' は、B''' 寸法とバ
リBの幅寸法C''とを合計したものである。このB''寸
法とC''寸法は、不確定なバリBの幅寸法であるから同
一寸法になるとは限らない。
【0039】そして、ラインセンサ11を固定するとと
もに、OリングAをラインセンサ11に対し相対移動さ
せることによりOリングAの測定する開始時刻Xから終
了Yまでの時間tに対するA' 範囲とB' 範囲とC' 範
囲との白黒の変化を測定し、これを電気信号に変換して
演算回路部16によりバリの付着が判別される。この判
別方法は後述する。
【0040】図5は、図4に示すOリングAが製品通路
枠2の通路3中を移動中に撮影カメラ10によりバリB
の存否の検査工程のフローチャートである。図5に於い
て、OリングAの測定開始時刻XからY,Z,W秒経過
してラインセンサ11の白黒の割合が異常であれば、O
リングAにバリが存在することになる。この場合は、検
査部13の演算回路部16より第2のシュータ5bに信
号が発信されて不良品側へ除外するように成されてい
る。
【0041】次に、図5のフローチャートと図6から図
10のOリングAの移動関係について説明する。この図
5のフローチャートに於けるOリングAの移動中のライ
ンセンサ11による検出関係は図6から図10に示すよ
うになる。図6から図10は、OリングAの移動に対す
るラインセンサ11の位置関係の平面図である。
【0042】図6はラインセンサ11に対しOリングA
が製品通路枠2(図示省略)内を通過して接近する状態
図である。このOリングAにはバリBが形成されてい
る。そして、OリングAは、ラインセンサ11の長手方
向に対し図示上方がB' 寸法であり、図示下方がC' 寸
法である。この中間の中空がA' 寸法に形成されてい
る。このOリングAの接近によりラインセンサ11の検
出がスタートする。尚、OリングAの光の透過しないO
リング部が黒であり、中空で光の透過する透過部が白で
ある。
【0043】図5のフローチャートのステップS1は図
7に示すラインセンサ11に対するOリングAの位置関
係である。図7に於いて、A' 範囲はmm以上あるか
否か検出する。A' 範囲がmm以上ない場合は再チェ
ックとなる。
【0044】図8に示すOリングAは、図7に示すライ
ンセンサ11に対するOリングAの位置からY秒経過し
た位置に移動したものである。この図8は、図5のフロ
ーチャートのステップS2の工程に相当するものであ
る。このOリングAの位置では、A' 範囲が白部で表さ
れるとともに、範囲B' とC' とは黒部で表され、
m以下となる。このmm以下でない場合は再チェック
となる。
【0045】図9に示すOリングAは、図8に示すライ
ンセンサ11に対するOリングAの位置からZ秒経過し
た位置に移動したものである。この図9は、図5のフロ
ーチャートのステップS3の工程に相当するものであ
る。このとき、範囲A' は黒部となりmm以上の寸法
となる。このmm以上でない場合は再チェックとな
る。
【0046】図10に示すOリングAは、図9に示すラ
インセンサ11に対するOリングAの位置からW秒経過
した位置に移動したものである。この図10は、図5の
フローチャートのステップS4の工程に相当するもので
ある。このとき、範囲A' の黒部はmm以下の寸法と
なる。このmm以下でない場合は再チェックとなる。
【0047】以上の工程が各OリングAに対して撮影カ
メラ10により検出されるフローチャートである。この
フローチャートに合格すると、成形品には内バリがない
と判定されることになる。又、OリングAに内バリが形
成されていても、そのバリの大きさが微小な場合には良
品と判定することができる。
【0048】更に、図5に示すフローチャートに於い
て、異常のときは、この判定信号が包装工程の制御部5
へ発信され、不良品が包装工程に混入されないように制
御部5が第1のシュータ5a又は第2のシュータ5bの
図示省略された選別装置を作動させる。更に、異常の判
定信号は、図示省略の成形機の制御部へ発信され、制御
部が成形機の成形条件を制御しながら異常の発生を防止
する。
【0049】尚、撮影カメラ10に設けられているライ
ンセンサ11は、走査方向の時間と白と黒の画素の数の
変化により被測定対象物Aの良否の判定を行うように構
成されているから、被測定対象物Aが高速度で移動して
もそのバリの形状を検知することが可能になる。
【0050】更に、被測定対象物Aを透過しない黒の信
号と被測定対象物A以外を透過した光を白の信号として
2値化するとともに、演算回路部16にもこの2値化に
対応した設定値を記憶させることにより、演算回路の構
成の容易化と作動及び判定の速度化を図ることが可能に
なる。
【0051】以上のような測定方法を採用することによ
り、従来エリアセンサなどを用いたバリ付不良のOリン
グの検査に於いて、1分間に10個が限度であったが本
発明のようにすることにより50個が可能となった。
【0052】次に、照明装置25は、被測定対象物Aと
バックとを強いコントラストにするものであれば良く、
撮影カメラ10の被測定対象物Aより離れた位置から照
明するのが好ましい。しかし、撮影カメラ10と被測定
対象物Aの中間で側方に照明装置25を配置しても測定
が良好であった。しかし、被測定対象物Aの強いコント
ラストを得るためには、被測定対象物Aのみに強い光を
当てるハロゲン照明か、バック照明装置25が採用され
る。特に、影を作るバック照明が好ましい。
【0053】
【発明の効果】本発明の成形品の検査装置は、ラインセ
ンサにより透明製品通路枠の通路内を被測定対象物を通
過させることにより、整列装置から供給される高速整列
被測定対象物を1分間に50個相当を全てバリ付か否か
の測定をすることができるとともに、数量も計測するこ
とができ、後工程の包装の検査装置として極めて有用で
あることが認められる。
【0054】請求項2の本発明は、整列装置により被測
定対象物が高速に整列されても、ラインセンサによる検
査により高速度ですべて検査することができる。このた
め、包装用の整列装置に用いて不良品の混入を防止する
極めて優れた検査装置が期待できる。
【0055】請求項3の本発明は、製品通路枠が透明材
料で形成されているとともに、照明装置が撮影カメラの
対称側に配置されているから、製品通路枠により被測定
対象物が透過されないこともなく、更に撮影カメラの対
称側に配置することが可能となり、撮像が明確になる効
果が期待できる。
【0056】請求項4の本発明は、ラインセンサは走査
方向の時間と画素の数の変化により被測定対象物の良否
を判定するように構成されているから、高速検査を可能
にする効果が期待できる。
【0057】請求項5の本発明は、被測定対象物を透過
しない黒の信号と被測定対象物以外を透過した白の信号
を2値化するとともに、設定部に記憶された2値化に対
応する設定値と比較して被測定対象物の良否を判定する
ようにしてあるため、演算回路部が容易となり、演算回
路部のコストを低減することが期待できる。更に、制御
部の発信号処理が容易となり、被測定対象物の良否の判
定を高速化する効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態を示す成形品の検査
装置の概念断面図である。
【図2】図1の成形品の検査装置の平面図である。
【図3】図1の撮影カメラを示す要約図である。
【図4】図1に於けるラインセンサとOリングとの測定
状態を示す平面図である。
【図5】図1の成形品の検査装置に於ける被測定対象物
の測定状態のフローチャートである。
【図6】図1に於いて、撮影カメラのラインセンサにO
リングが移動して近づく状態の平面図である。
【図7】図1に於いて、撮影カメラのラインセンサに対
しOリングが移動近接して測定が始まる平面図である。
【図8】図7に示すOリングがY秒経過して移動した状
態の平面図である。
【図9】図8に示すOリングがZ秒経過して移動した状
態の平面図である。
【図10】図9に示すOリングがW秒経過して移動した
状態の平面図である。
【図11】従来例の被測定対象物を計測する計数装置で
ある。
【図12】図11の平面図である。
【符号の説明】
1・・・検査装置 2・・・製品通路枠 3・・・通路 4・・・空間部 5・・・制御部 5a・・第1のシュータ 5b・・第2のシュータ 6・・・案内部 10・・撮影カメラ 11・・ラインセンサ(又はイメージセンサ) 12・・レンズ 13・・検査部 14・・設定部 15・・エンド信号 16・・演算回路部 17・・表示回路部 18・・計数器 19・・ドライブ回路 25・・照明装置 30・・整列装置 31・・基体 32・・取出口 33・・第1の気体吹出口 34・・撹拌部 35・・内室 36・・側板 37・・第2の気体吹出口 38・・エア吹出口 39・・成形投入口 51・・テーブル台 52・・タンテーブル 53・・回転軸 54・・歯付プーリ 55・・モータ 56・・歯付プーリ 57・・歯付ベルト 58・・ステーション 59・・コンベヤ 60・・アクチュエータ 61・・計数器 62・・シュータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形品である被測定対象物(A)を撮影
    する空間部(4)を有するとともに前記被測定対象物
    (A)を整列させる案内部(6)を有する製品通路枠
    (2)と、前記空間部(4)を介して前記被測定対象物
    (A)を平面状態に相対移動させて撮影するラインセン
    サ(11)を有した撮影カメラ(10)と、前記撮影カ
    メラ(10)に対して前記被測定対象物(A)を平面状
    態に投影する照明装置(25)とを具備し、前記撮影カ
    メラ(10)のラインセンサ(11)で検出した受光信
    号を電気信号に変換して前記被測定対象物(A)の仕上
    良否を判別するとともに判定信号を包装工程の制御部
    (5)へ伝達する演算回路部(16)を有することを特
    徴とする成形品の検査装置。
  2. 【請求項2】 前記製品通路枠(2)がOリングを整列
    させる整列装置(30)に連結されていることを特徴と
    する請求項1に記載の成形品の検査装置。
  3. 【請求項3】 前記照明装置(25)を製品通路枠
    (2)に対し前記撮影カメラ(10)と対称側の位置に
    配置されているとともに、製品通路枠(2)が透明材料
    により形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の成形品の検査装置。
  4. 【請求項4】 前記演算回路部(16)は前記ラインセ
    ンサ(11)の前記被測定対象物(A)と相対する走査
    方向の時間と前記ラインセンサ(11)の画素の数の変
    化より前記被測定対象物(A)の良否を判定することを
    特徴とする請求項1に記載の成形品の検査装置。
  5. 【請求項5】 前記演算回路部(16)は前記ラインセ
    ンサ(11)からの前記被測定対象物(A)を透過しな
    い黒の信号と前記被測定対象物(A)以外を透過した白
    の信号を2値化することともに、設定部(14)に記憶
    された設定値と比較して前記被測定対象物(A)の良否
    を判定する演算回路部(16)を有することを特徴とす
    る請求項1に記載の成形品の検査装置。
JP35380197A 1997-12-22 1997-12-22 成形品の検査装置 Pending JPH11183141A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35380197A JPH11183141A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 成形品の検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35380197A JPH11183141A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 成形品の検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11183141A true JPH11183141A (ja) 1999-07-09

Family

ID=18433315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35380197A Pending JPH11183141A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 成形品の検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11183141A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021051032A (ja) * 2019-09-26 2021-04-01 第一実業ビスウィル株式会社 環状製品の外観検査装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021051032A (ja) * 2019-09-26 2021-04-01 第一実業ビスウィル株式会社 環状製品の外観検査装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2317906C (en) Vision system for industrial parts
US8228493B2 (en) Carrying device and appearance inspection device for test objects
US5432600A (en) Systems for optically inspecting cylindrical surfaces
US5926268A (en) System and method for stress detection in a molded container
US8154593B2 (en) Appearance inspection device
JP5565936B2 (ja) 物品検査装置
WO1997046329A9 (en) System and method for stress detection in a molded container
CN102735694A (zh) 全自动胶囊检测机
US4593190A (en) Apparatus for inspecting capsules
KR101419412B1 (ko) 컨베이어 검사장치
JPH11183141A (ja) 成形品の検査装置
JPH05281152A (ja) 物品検査装置
JP2004191074A (ja) タブレットの密度推定方法及び検査装置
JP4177204B2 (ja) 容器充填液体の異物検査装置
JPH08285791A (ja) 深底物品内面の外観検査装置
JP2729391B2 (ja) 米粒品位判別方法
KR100783595B1 (ko) 듀얼 전자부품 검사장치에서의 전자부품 분류방법
KR100948795B1 (ko) 주화검사장치
CN115078397B (zh) 药瓶检测***、方法及电子设备
JP3314249B2 (ja) 深底物品内面の外観検査装置
JPH11201739A (ja) 成形品のバリ検査装置およびそのバリ検査方法
JPH08233744A (ja) 充填量検査装置
JP2989663B2 (ja) 筒状体内側壁面撮像装置及び筒状体内側壁面検査装置
JP3093784B2 (ja) 筒状体内面撮像装置及び筒状体内面検査装置
KR101366189B1 (ko) 비전 검사 장치