JPH11182146A - 化粧板およびその製造方法 - Google Patents

化粧板およびその製造方法

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JPH11182146A
JPH11182146A JP34908497A JP34908497A JPH11182146A JP H11182146 A JPH11182146 A JP H11182146A JP 34908497 A JP34908497 A JP 34908497A JP 34908497 A JP34908497 A JP 34908497A JP H11182146 A JPH11182146 A JP H11182146A
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decorative
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sheet
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Nariyuki Tanaka
成叙 田中
Yoshiyuki Nakagawa
恵之 中川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化粧シート14,15の剥離を防止でき、か
つ外観に優れた化粧板10およびその製造方法を得る。 【解決手段】 基板11の表面から裏面に渡って化粧シ
ート14,15を被着した化粧板10であって、基板1
1の表面に基板11の側縁に沿って化粧シート14,1
5の継ぎ目を設け、その継ぎ目の上に化粧モール材1
6,17を積層固着する。また、化粧シート14,15
の継ぎ目に沿って基板11に溝12,13を設け、溝1
2,13に化粧モール材16,17の基部16c,17
cを嵌合する。さらに、基板11の側面を化粧モール材
16,17の外形と連続した湾曲面11a,11bに形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、厨房家具の扉等
の化粧板およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の厨房家具の扉の一例を図7および
図8に示す。図7は扉30の正面図を示しており、31
は基板、32,33は基板31の表面の両側縁に沿って
一体形成した化粧モール材である。図8は、扉30の斜
視図を示しており、基板31の裏面から両側面に渡って
化粧シート34を被着してある。
【0003】また、他の従来例として、図9に示すよう
に、基板41の表面の両側縁に沿って溝45,46を形
成し、基板41の裏面から両側面に渡って化粧シート4
4を被着し、溝45,46に化粧モール材42,43を
嵌合した扉40がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の扉3
0,40では、化粧シート34,44の両側端34a,
34b,44a,44bが露呈しているので、化粧シー
ト34,44が剥離し易く、外観も悪くなるという問題
があった。この発明の目的は、化粧シートの剥離を防止
でき、かつ外観に優れた化粧板およびその製造方法を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の化粧板
は、基板の表面から裏面に渡って化粧シートを被着した
化粧板であって、基板の表面に基板の側縁に沿って化粧
シートの継ぎ目を設け、その継ぎ目の上に化粧モール材
を積層固着したことを特徴とするものである。請求項1
記載の化粧板によると、化粧シートの継ぎ目が化粧モー
ル材の裏面に隠れ、化粧シートがその側端部から剥離す
るのを防ぐことができ、かつ化粧シートの継ぎ目が露呈
しないので外観に優れる。
【0006】請求項2記載の化粧板は、請求項1におい
て、化粧シートの継ぎ目に沿って基板に溝を設け、溝に
化粧モール材の基部を嵌合したことを特徴とするもので
ある。請求項2記載の化粧板によると、請求項1の作用
に加え、化粧モール材の基部を基板の溝に嵌合して固着
するので、化粧モール材の固着が確実となり、化粧モー
ル材と基板との間に隙間が生じることがなく、かつ化粧
モール材の固定が外れ難くなる。また、溝部分で化粧シ
ートの側端部を納めることができるため、化粧シートの
側端部の重なり部分がなく、化粧シートの接着作業が簡
単になる。
【0007】請求項3記載の化粧板は、請求項1または
請求項2において、基板の側面を化粧モール材の外形と
連続した湾曲状に形成したことを特徴とするものであ
る。請求項3記載の化粧板によると、請求項1または請
求項2の作用に加え、基板の側面を化粧モール材の外形
と連続した湾曲状に形成したので、化粧板表面の外観の
凹凸が大きくなり、外観上優れるとともに、加工作業も
簡単である。
【0008】請求項4記載の化粧板は、請求項1または
請求項2または請求項3において、化粧モール材の固着
または/および化粧シートの被着をホットメルト接着剤
にて行うことを特徴とするものである。請求項4記載の
化粧板によると、請求項1または請求項2または請求項
3の作用に加え、ホットメルト接着剤の採用により、養
生時間が短縮でき、素材から製品に至る一貫したライン
生産ができ、仕掛かり在庫を減少でき、生産効率も高く
なる。
【0009】請求項5は、請求項1または請求項2また
は請求項3または請求項4記載の化粧板の製造方法であ
って、基板の側面の湾曲形状形成と溝形成を単一の切削
刃物による単一工程により加工し、次いで化粧シートを
被着した後、化粧モール材を取付けることを特徴とする
ものである。請求項5記載の化粧板の製造方法による
と、基板側面の湾曲形状形成と溝形成を単一の切削刃物
による単一工程により加工するため、生産性が高くかつ
基板側面の湾曲形状と溝の位置関係を正確に加工でき、
基板の側面の湾曲形状と化粧モール材の一体化デザイン
が精度よく形成できる。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を図1な
いし図5に基づいて説明する。図1は化粧板10の斜視
図、図2は化粧板10の分解斜視図を示している。図1
および図2において、11は両側面が湾曲面11a,1
1bとなった基板、12,13は基板11の表面の両側
縁部に沿って形成した溝、14は基板11の裏面から両
側面に被着した化粧シート、15は基板11の表面に被
着した化粧シート、16,17は両側外形が湾曲面16
a,16b,17a,17bとなり下面に突条の基部1
6c,17cを形成し基板11表面の両側縁に沿って積
層固着した化粧モール材である。
【0011】次に、化粧板10の製造工程について説明
する。まず、図3に示すように、ルータ等の単一の切削
刃物18にて、単一工程で基材11の両側面に湾曲面1
1a,11bを形成し、かつ基材11表面の両側縁部に
溝12,13を形成する。そして、図4に示すように、
基板11の表面に化粧シート15をホットメルト接着剤
にて被着し、次いで図5に示すように、基板11の裏面
から両側面に渡って化粧シート14をホットメルト接着
剤にて被着する。その後、化粧シート14,15の側端
部を基板11とで挟み込むようにして、化粧モール材1
6,17の基部16c,17cを溝12,13に嵌合
し、ホットメルト接着剤にて固着する。さらに、化粧板
10を扉等の所定の高さ寸法に切断し、仕上げを施して
完成する。
【0012】このように構成された化粧板10およびそ
の製造方法によると、化粧シート14,15の継ぎ目が
化粧モール材16,17の裏面に隠れ、化粧シート1
4,15がその側端部から剥離するのを防ぐことがで
き、かつ化粧シート14,15の継ぎ目が露呈しないの
で外観に優れる。また、化粧モール材16,17の基部
16c,17cを基板11の溝12,13に嵌合して固
着するので、化粧モール材16,17の固着が確実とな
り、化粧モール材16,17と基板11との間に隙間が
生じることがなく、かつ化粧モール材16,17の固定
が外れ難くなる。また、溝12,13部分で化粧シート
14,15の側端部を納めることができるため、化粧シ
ート14,15の側端部の重なり部分がなく、化粧シー
ト14,15の接着作業が簡単になる。
【0013】また、基板11の側面を化粧モール材1
6,17の外形と連続した湾曲面11a,11bとした
ので、化粧板11表面の外観の凹凸が大きくなり、外観
上優れるとともに、加工作業も簡単である。また、ホッ
トメルト接着剤の採用により、養生時間が短縮でき、素
材から製品に至る一貫したライン生産ができ、仕掛かり
在庫を減少でき、生産効率も高くなり、コストダウンが
図れる。
【0014】さらに、基板11の側面の湾曲形状形成と
溝12,13の形成を単一の切削刃物18による単一工
程により加工するため、生産性が高くかつ基板11の側
面の湾曲形状と溝12,13の位置関係を正確に加工で
き、基板11の側面の湾曲形状と化粧モール材16,1
7の一体化デザインが精度よく形成できる。なお、基板
11の側面を直角に形成してもよい。
【0015】この発明の他の実施の形態を図6に示す。
この実施の形態は、基板21の表面に化粧シート23を
被着すると共に、裏面から両側面に渡って化粧シート2
2を被着し、両化粧シート22,23の継ぎ目の上に化
粧モール材24,25を積層固着したものである。な
お、化粧シート22,23ならびに化粧モール材24,
25はホットメルト接着剤にて基板21に固着する。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載の化粧板によると、化粧シ
ートの継ぎ目が化粧モール材の裏面に隠れ、化粧シート
がその側端部から剥離するのを防ぐことができ、かつ化
粧シートの継ぎ目が露呈しないので外観に優れる。請求
項2記載の化粧板によると、請求項1の作用に加え、化
粧モール材の基部を基板の溝に嵌合して固着するので、
化粧モール材の固着が確実となり、化粧モール材と基板
との間に隙間が生じることがなく、かつ化粧モール材の
固定が外れ難くなる。また、溝部分で化粧シートの側端
部を納めることができるため、化粧シートの側端部の重
なり部分がなく、化粧シートの接着作業が簡単になる。
【0017】請求項3記載の化粧板によると、請求項1
または請求項2の作用に加え、基板の側面を化粧モール
材の外形と連続した湾曲状に形成したので、化粧板表面
の外観の凹凸が大きくなり、外観上優れるとともに、加
工作業も簡単である。請求項4記載の化粧板によると、
請求項1または請求項2または請求項3の作用に加え、
ホットメルト接着剤の採用により、養生時間が短縮で
き、素材から製品に至る一貫したライン生産ができ、仕
掛かり在庫を減少でき、生産効率も高くなる。
【0018】請求項5記載の化粧板の製造方法による
と、基板側面の湾曲形状形成と溝形成を単一の切削刃物
による単一工程により加工するため、生産性が高くかつ
基板側面の湾曲形状と溝の位置関係を正確に加工でき、
基板の側面の湾曲形状と化粧モール材の一体化デザイン
が精度よく形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態における化粧板の一部
破断斜視図である。
【図2】この発明の一実施の形態における化粧板の一部
破断分解斜視図である。
【図3】この発明の一実施の形態における化粧板の製造
工程を示す部分断面図である。
【図4】この発明の一実施の形態における化粧板の製造
工程を示す断面図である。
【図5】この発明の一実施の形態における化粧板の製造
工程を示す断面図である。
【図6】この発明の他の実施の形態における化粧板の一
部破断斜視図である。
【図7】扉の正面図である。
【図8】従来例における扉の一部破断斜視図である。
【図9】他の従来例における扉の一部破断斜視図であ
る。
【符号の説明】
10,20 化粧板 11,21 基板 11a,11b,21a,21b 湾曲面 12,13 溝 14,15,22,23 化粧シート 16,17,24,25 化粧モール材 18 切削刃物

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表面から裏面に渡って化粧シート
    を被着した化粧板であって、前記基板の表面に前記基板
    の側縁に沿って化粧シートの継ぎ目を設け、その継ぎ目
    の上に化粧モール材を積層固着したことを特徴とする化
    粧板。
  2. 【請求項2】 化粧シートの継ぎ目に沿って基板に溝を
    設け、前記溝に化粧モール材の基部を嵌合したことを特
    徴とする請求項1記載の化粧板。
  3. 【請求項3】 基板の側面を化粧モール材の外形と連続
    した湾曲状に形成したことを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の化粧板。
  4. 【請求項4】 化粧モール材の固着または/および化粧
    シートの被着をホットメルト接着剤にて行うことを特徴
    とする請求項1または請求項2または請求項3記載の化
    粧板。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2または請求項3
    または請求項4記載の化粧板の製造方法であって、基板
    の側面の湾曲形状形成と溝形成を単一の切削刃物による
    単一工程により加工し、次いで化粧シートを被着した
    後、化粧モール材を取付けることを特徴とする化粧板の
    製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009013716A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Dainippon Printing Co Ltd リブ付化粧パネルおよびその製造方法
JP2009013717A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Dainippon Printing Co Ltd リブ付化粧パネルおよびその製造方法
JP2017190907A (ja) * 2016-04-13 2017-10-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 浴室用空調装置のシート付パネル

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JP2009013717A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Dainippon Printing Co Ltd リブ付化粧パネルおよびその製造方法
JP2017190907A (ja) * 2016-04-13 2017-10-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 浴室用空調装置のシート付パネル

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