JPH1118115A - 振動検査装置 - Google Patents

振動検査装置

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Publication number
JPH1118115A
JPH1118115A JP17232697A JP17232697A JPH1118115A JP H1118115 A JPH1118115 A JP H1118115A JP 17232697 A JP17232697 A JP 17232697A JP 17232697 A JP17232697 A JP 17232697A JP H1118115 A JPH1118115 A JP H1118115A
Authority
JP
Japan
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vibration
television receiver
motor
check
sound
Prior art date
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Pending
Application number
JP17232697A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Tanabe
直樹 田邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH1118115A publication Critical patent/JPH1118115A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単な方法を用いて、テレビジョン受
像機のびりつき検査を音を出さずに静かに行うことが可
能で、またびりつき検査時間の短縮が可能であり、さら
に検査中に検査対象であるテレビジョン受像機に電力を
供給する必要がなく、検査信号のための通信線が不要な
振動検査装置の実現を課題とする。 【解決手段】 回転軸の周囲の回転慣性が非対称に構成
された偏心モータ4の回転速度を、電源1からの電圧を
周波数制御回路3で選択された条件にしたがって電圧制
御回路2で可変するようにして可変し、検査対象のテレ
ビジョン受像機5に偏心モータ4を当てて、音声出力に
起因する振動に相当する振動を発生させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動を検査する振
動検査装置に関し、特にカラーテレビジョン受像機の製
造工程における音声出力に起因するびりつきなどの振動
を検査する振動検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラーテレビジョン受像機は多数の部品
によって構成されている。このため、構成が複雑で受像
機内で部品が共振していわゆるびりつきを発生すること
がある。さらに、テレビジョン受像機の筐体は再生音
の、ことに低周波音での輻射効率を上げるような工夫が
成されているが、これがまた、低周波音域で筐体に振動
を発生させる原因になる。このような原因で、テレビジ
ョン受像機に振動が発生すると、冷陰極線管内部のすだ
れ状のマスクにゆれ(いわゆるアパチャグリルゆれ)が
生まれて映像の受信不良の原因になったり、音ビリと呼
ばれる筐体の接合面等に発生する共振振動が受像機の動
作の不安定をもたらしたり、使用者に不快感を与えたり
し問題になる。
【0003】このようなびりつきが発生するテレビジョ
ン受像機製品を、検査によって取り除くために、テレビ
ジョン受像機の製造工程では最終的に受像機の音声回路
からセット音量の80%の音量のアパチャーグリルテス
ト音(以後AGテスト音で表す)を発生させて、びりつ
きの検査確認を行っている。びりつき発生を正しく確認
するためには高音量の音声信号を出力させねばならない
が、このような高音量の音声信号を用いてテストを行う
ために、検査工程の作業空間は非常にうるさいものにな
る。
【0004】このAGテスト音は、図4に示すように通
常5種類の周波数の音f1〜f5をそれぞれ約1秒づつ
切り換えて連続して出力するようになっている。したが
って、AGテスト音を1サイクル続けるためには5秒の
時間がかかる。いわゆるびりつきや音ゆれ現象は特定周
波数での共振によって起こるものであるため、びりつき
や音ゆれが発生するとしても5秒間の1サイクル掃引に
対して約1秒間しか症状が発生しないことが多い。
【0005】また、通常、AGテスト音は、工場内に張
り巡らされている社内信号用伝送線路の回線を用いて各
検査位置に送られている。したがって、伝送線路の幹線
の1つを占有しなければならず、また、このときには必
ず受像機に電源を供給しなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、従来の
テレビジョン受像機のびりつき検査においては、テレビ
ジョン受像機に電源を投入し、音声回路にAGテスト音
を入力し、セット音量の80%の音量で再生させて、び
りつきの発生を判断していた。このため、びりつき検査
工程では音がうるさく、しかも、検査に5秒以上の時間
がかかり、かつ、このAG信号のための通信線が必要で
あり、さらに受像機に電力を供給する必要もあった。
【0007】本発明はこの点を解決して、比較的簡単な
方法を用いて、テレビジョン受像機のびりつき検査を音
を出さずに静かに行うことが可能で、またびりつき検査
時間を短縮することが可能であり、さらに検査中に検査
対象であるテレビジョン受像機に電力を供給する必要が
なく、検査信号のための通信線が不要な振動検査装置の
実現を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、テレビジョン受像機の音声出力に起因す
る振動の振動検査装置において、回転軸の周囲の回転慣
性を非対称に構成したモータ手段と、前記モータ手段の
回転速度を制御する回転速度制御手段とを具備し、検査
対象の前記テレビジョン受像機に前記モータ手段を当て
て、前記音声出力に起因する振動に相当する振動を発生
させることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる振動検査装
置を添付図面を参照にして詳細に説明する。図1は、本
発明の振動検査装置の一実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。図1において、1は電源、2は電圧制御回
路、3は周波数制御回路、4は偏心モータ、5は検査対
象のテレビジョン受像機である。
【0010】また、図2に偏心モータの構成の一例を示
す。図2に示すように、偏心モータ4は、例えば直流モ
ータであって、その回転軸41にフライホイール42が
取り付けられている。このフライホイール42には慣性
を与える錘が複数箇所に取り付けてある。この偏心モー
タ4の筐体43を加振対象に押し当てモータを回転させ
ると、回転数に応じた振動を対象物に与えることができ
る。
【0011】ところで直流モータの回転数Nは次式で与
えられる。 N={V−(r+R)I}/Kφ 1) ここでV:印加電圧 I:電機子電流 r:電機子内部抵抗 R:電機子直流抵抗 K:モータ構造定数 φ:界磁束 したがって、回転数Nを変えるには、印加電圧V、界磁
束φ、電機子直流抵抗Rの内のいずれかを変えればいい
ことになるが、通常、比較的簡単な印加電圧Vを変える
方式が使用され、そのためにサイリスタ、トライアック
などが良く用いられる。
【0012】直流モータは界磁の与え方によって直巻、
分巻、複巻の3種類があるが、小型のモータとしては分
巻モータが良く用いられる。直流分巻モータでは、界磁
束φは一定であり、電機子直流抵抗Rをほぼ0とする
と、V>>(r+R)Iとなり、式1)は、 N=V/Kφ 2) となって、回転数Nは印加電圧Vにほぼ比例することに
なる。したがってサイリスタによって電源電圧を位相制
御するなどの方法によって、容易に直流分巻モータの速
度を負荷の大きさとほぼ無関係に制御することができ
る。
【0013】電圧制御回路2はこのような印加電圧Vの
制御回路であり、周波数制御回路3は電圧制御回路2か
ら偏心モータ4への印加電圧Vを周波数発生回路3のテ
スト音メモリ部31に記憶されている制御値にしたがっ
て可変するものである。この制御値は例えば、電源回路
のサイリスタのトリガ位相を変える抵抗値であったり、
直流電源の電圧分割比を示す値などであってもよい。あ
るいは周波数制御回路3を複数の抵抗のマトリックスで
構成し、その抵抗の内の1つを選んで切り換えることで
直流電圧を変化させるようにしてもいい。
【0014】図3は、小型直流分巻モータの速度制御回
路の一例であり、この回路では、AC100Vの交流電
源電圧を全波整流して界磁コイルに印加し、一方、電機
子にはサイリスタThyを介して電圧を印加する。そう
して、抵抗R3、R5とコンデンサC1およびトリガ素
子SBSによってトリガ・パルスを発生し、抵抗抵抗R
3を可変することによってトリガ位相を変え、電機子へ
の供給電圧を制御する。この図で、D1はフライ・ホイ
ール・ダイオードで、サイリスタThyが各サイクルの
終りに確実にターンオフするように、電機子のインダク
タンスに蓄えられたエネルギーを放出する役割を果たす
ものである。
【0015】これらのような方法で制御値を切り換えて
選択することよって印加電圧Vをかえ、これによって偏
心モータ4の回転数を変動させてやると、偏心モータ4
を押し当てられた加振対象に与える加振周波数を変化さ
せることができる。AGテスト音による加振周波数とこ
の偏心モータ4の加振周波数とを一致させておくと、A
Gテスト音の場合とまったく同様にびりつきや音ゆれ現
象の検査を加振によって行うことができる。偏心モータ
4をテレビジョン受像機に当てる場合には、たとえばテ
レビジョン受像機のスピーカ位置などに当ててやると、
音声出力に起因する振動の場合に近い条件が得られる。
【0016】以上に述べたような方法によると、加振対
象であるテレビジョン受像機に、振動をスピーカからの
出力音からでなく、外部の偏心モータ4からの振動によ
って与えることができるため、びりつきの検査を音を出
さずに静かな状態で行うことができるという利点があ
る。
【0017】また、検査中に、ある周波数の振動でびび
りがおきないことがわかった場合には、すぐ周波数発生
回路3を切り換えて別の周波数の振動を与えてテストを
続けることができるため、びりつき検査に要するの全体
の時間を短縮することができる。
【0018】また、検査中にテレビジョン受像機の音声
回路を働かせる必要がないため、電源を入力する必要が
なく、振動周波数の切り換えは手元のスイッチなどで容
易に行うことができるので、AGテスト音を伝送する信
号線を用意する必要もなくなる。
【0019】以上の発明では、検査の対象となるテレビ
ジョン受像機に偏心モータを押し当てて振動を発生させ
るように説明したが、検査の対象テレビジョン受像機を
振動台上に乗せて、AGテスト音に相当する検査周波数
で振動台から加振してテストしてもいいことはいうまで
もない。また、びびりの検出方法について特に説明は行
わなかったが、目視検査のほかに、振動計などを用いて
振動レベルを確認することで、びびりのいたる直前の振
動を検出することもできる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1の
発明は、回転軸の周囲の回転慣性を非対称に構成したモ
ータ手段と、このモータ手段の回転速度を制御する回転
速度制御手段とを具備し、検査対象のテレビジョン受像
機にモータ手段を当てて、音声出力に起因する振動に相
当する振動を発生させるようにした。このようにするこ
とによって、比較的簡単な方法を用いて、テレビジョン
受像機のびりつき検査を音を出さずに静かに行うことが
できる。また、びりつき検査に要する時間を短縮するこ
とができる。さらに検査中に検査対象に電力を供給する
必要がなく、検査信号のために通信線を設ける必要がな
くなる。
【0021】本発明の請求項2の発明は、モータ手段に
は直流モータを用い、回転速度制御手段は、この直流モ
ータへの印加電圧を変化させて回転速度を制御するよう
にする。このようにすることによって、比較的簡単な方
法で容易に広範囲に加振周波数を変化させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の振動検査装置の一実施の形態の構成を
示すブロック図。
【図2】図1の実施の形態で用いられる偏心モータの構
成図。
【図3】小型直流分巻モータの速度制御回路の一例の回
路図。
【図4】AGテスト音の構成を示す説明図。
【符号の説明】
1…電源、2…電圧制御回路、3…周波数制御回路、4
…偏心モータ、5…検査対象のテレビジョン受像機、3
1…テスト音メモリ部、41…回転軸、42…フライホ
イール、43…偏心モータの筐体。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョン受像機の音声出力に起因す
    る振動の振動検査装置において、 回転軸の周囲の回転慣性を非対称に構成したモータ手段
    と、 前記モータ手段の回転速度を制御する回転速度制御手段
    とを具備し、 検査対象の前記テレビジョン受像機に前記モータ手段を
    当てて、前記音声出力に起因する振動に相当する振動を
    発生させることを特徴とする振動検査装置。
  2. 【請求項2】 前記モータ手段は直流モータであり、前
    記回転速度制御手段はこの直流モータへの印加電圧を変
    化させて回転速度を制御することを特徴とする請求項1
    に記載の振動検査装置。
JP17232697A 1997-06-27 1997-06-27 振動検査装置 Pending JPH1118115A (ja)

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JP17232697A JPH1118115A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 振動検査装置

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JP17232697A JPH1118115A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 振動検査装置

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Publication Number Publication Date
JPH1118115A true JPH1118115A (ja) 1999-01-22

Family

ID=15939841

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17232697A Pending JPH1118115A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 振動検査装置

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JP (1) JPH1118115A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007279041A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Werner Rogg 乗物連接の遊びをチェックするための装置およびプロセス
CN104994377A (zh) * 2015-07-15 2015-10-21 青岛歌尔声学科技有限公司 一种电视机机震测试方法

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JP2007279041A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Werner Rogg 乗物連接の遊びをチェックするための装置およびプロセス
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