JP2000032707A - 振動モータ - Google Patents

振動モータ

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JP2000032707A
JP2000032707A JP10199215A JP19921598A JP2000032707A JP 2000032707 A JP2000032707 A JP 2000032707A JP 10199215 A JP10199215 A JP 10199215A JP 19921598 A JP19921598 A JP 19921598A JP 2000032707 A JP2000032707 A JP 2000032707A
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JP
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rotor
salient poles
salient
vibration motor
pole
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JP10199215A
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English (en)
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Akihiko Ikegami
昭彦 池上
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Seiko Epson Corp
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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で効率よく振動を生じることがで
きる振動モータを提供すること。 【解決手段】 回転子の回転に伴って振動する振動モー
タにおいて、前記回転子2は、励磁コイル21a,22
aをそれぞれ装着した第1及び第2の突極21,22
と、励磁コイルを装着していない第3の突極23とを備
えた構成の振動モータである。また、前記第3の突極2
3は、前記第1又は第2の突極21,22とは形状が異
なるように構成する。また、回転子2には、その重心が
前記回転子の回転軸2aを中心に回転する重りを設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転子の回転に伴
って振動する振動モータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年において、携帯電話やポケットベル
等の呼出機能としては、これまでの呼出音の他に、周囲
への騒音を回避するべく、これらの機器自体を振動させ
ることによって着信を伝える方法が採用されている。
【0003】また、この種の機器に用いられるバイブレ
ータとしては、回転子の回転に伴って振動する振動モー
タが用いられている。
【0004】一般に、このような振動モータは、回転子
に適宜重りを設けたり、回転子の回転軸を偏位させたり
することによって、振動を生じるように構成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うな携帯電話やポケットベル等は、よりコンパクトなも
のが望まれる傾向にあり、この点、振動モータとして
は、所定の振動が得られるとともに小型で軽いものが必
要とされている。
【0006】しかしながら、従来の振動モータの場合、
十分に振動を得るには、回転子に設ける重りを大きくし
たり、回転軸の偏心幅を大きくしたりせざるを得ず、そ
の結果、モータの大型化や重量化を招いてしまうという
不都合があった。
【0007】そこで本発明は、このような問題を鑑み
て、簡単な構成で効率よく振動を生じることができる振
動モータを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願第1請求項に記載し
た発明は、回転子の回転に伴って振動する振動モータに
おいて、前記回転子は、励磁コイルをそれぞれ装着した
第1及び第2の突極と、励磁コイルを装着していない第
3の突極とを備えた構成の振動モータである。
【0009】このように、本発明の振動モータによれ
ば、回転子は、励磁コイルをそれぞれ装着した第1及び
第2の突極と、励磁コイルを装着していない第3の突極
とを備えたので、第1及び第2の突極で生じるトルク
と、第3の突極で生じるトルクとの不均衡により、振動
が生じる。すなわち、回転子に重りを設けたり、回転子
の回転軸を偏心したりせずとも振動が得られる。
【0010】特に、第3の突極は、第1及び第2の突極
をそれぞれ励磁する際に、それらの励磁状態に応じた極
性を生じるので、第1及び第2の突極で発生する磁束
は、第3の突極によって閉曲線状に誘導される。このた
め、これらの突極では、磁場が安定することとなり、強
いトルクを生じることが可能となる。
【0011】仮に、第3の突極が無い場合は、第1及び
第2の突極を同極性に励磁すると、それらの磁束の多く
が相殺されしまうので、安定した磁場が形成され難く、
これがモータ駆動及び起動の障害となる虞があるが、本
発明では、そのような事態が回避される。
【0012】本願第2請求項に記載した発明は、請求項
1において、前記第1及び第2の突極、並びに、前記第
3の突極を一体に形成してなるロータヨークを用いた構
成の振動モータである。
【0013】このように、本発明の振動モータによれ
ば、第1及び第2の突極、並びに、第3の突極を一体に
形成してなるロータヨークを用いたので、これらの突極
が容易且つ正確に組みつけられる。
【0014】本願第3請求項に記載した発明は、請求項
1又は2において、前記振動モータは、第1乃至第3の
整流子片からなる整流子を備え、前記第1及び第2の突
極に装着した励磁コイルの一端を、それぞれ前記第1及
び第2の整流子片に接続するとともに、これらの励磁コ
イルの他端を、前記第3の整流子片に接続した構成の振
動モータである。
【0015】このように、本発明の振動モータによる
と、第1乃至第3の整流子片からなる整流子を備え、第
1及び第2の突極に装着した励磁コイルの一端を、それ
ぞれ第1及び第2の整流子片に接続するとともに、これ
らの励磁コイルの他端を、第3の整流子片に接続したの
で、回転子の回転角度により第1及び第2の突極がそれ
ぞれ励磁されて、これらの突極における極性の組み合わ
せによって、トルクの変動を大きくすることが可能とな
る。
【0016】特に、このような整流子にあっては、各整
流子片間が例えばブラシにより短絡した場合であって
も、第1及び第2の突極のいずれか一方又は双方が励磁
されるので、起動不良が回避される。
【0017】本願第4請求項に記載した発明は、請求項
1乃至3のいずれかにおいて、前記第3の突極は、前記
第1又は第2の突極とは形状が異なる構成の振動モータ
である。
【0018】このように、本発明の振動モータによる
と、第3の突極は、第1又は第2の突極とは形状が異な
るので、回転子が回転する際には、これらの突極の重さ
の不均衡によっても、振動が生じる。
【0019】尚、これらの突極の形状は、先端形状を変
えたりたり、幅や厚さを変えたりすることによって異な
らせる。
【0020】特に、第3の突極は、励磁コイルを装着し
ないので、その形状は任意に設定することが可能であ
る。
【0021】本願第5請求項に記載した発明は、請求項
1乃至4のいずれかにおいて、前記回転子の回転軸は、
当該モータのケース内部に収容した構成の振動モータで
ある。
【0022】このように、本発明の振動モータによる
と、回転子の回転軸は、当該モータのケース内部に収容
したので、モータを設置する際には、モータ外部に可動
部分が存在しないため、他部品との干渉等を心配する必
要がない。従って、容易に設置される。
【0023】本願第6請求項に記載した発明は、請求項
1乃至5のいずれかにいて、前記回転子には、その重心
が前記回転子の回転軸を中心に回転する重りを設けた構
成の振動モータである。
【0024】このように、本発明の振動モータによる
と、回転子には、その重心が回転子の回転軸を中心に回
転する重りを設けたので、回転子の回転に伴う振動が一
層大きくなる。
【0025】また、このような重りは、回転軸に支持し
たり、回転軸と一体に形成したりすることによって配置
される。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体例を図面に基
づいて詳細に説明する。
【0027】図1乃至図2に示すように、本発明の振動
モータ1は、励磁コイル21a,22aをそれぞれ装着
した第1及び第2の突極21,22と、励磁コイルを装
着していない第3の突極23とを備えた回転子2を有
し、前記回転子2がその回転軸2aを中心に回転するの
に伴って、振動が生じるように構成されている。
【0028】すなわち、回転子2の外周には永久磁石の
N極3及びS極4を配置しており、本モータ1は、各励
磁コイル21a,22aにそれぞれ電流を流して、第1
及び第2の突極21,22を適宜励磁することにより、
トルクが生じるように構成されている。
【0029】また、第3の突極23は、励磁コイルによ
る励磁を行わないので、回転子2が回転する際には、第
1及び第2の突極21,22で生じるトルクと、第3の
突極23で生じるトルクとの不均衡により、振動が生じ
る。
【0030】尚、図1中の5は、回転子2の回転軸2a
を軸支するとともに、前記永久磁石を保持するケースで
ある。
【0031】また、本例の場合、第1乃至第3の突極2
1,22,23は、一体に形成されたロータヨークであ
って、回転子2は、第1及び第2の突極に励磁コイル2
1a,22aを巻線するとともに、このロータヨークの
中央に回転軸2aを挿通することによって組み付けられ
ている。
【0032】各励磁コイル21a,22aへの電流供給
は、図3に示すように、第1乃至第3の整流子片61,
62,63からなる整流子6、及び、電極(+極、−
極)を構成する一対のブラシ7,7によってなされる。
【0033】すなわち、各励磁コイル21a,22aの
一端は、それぞれ第1及び第2の整流子片61,62に
接続されるとともに、それらの他端は、第3の整流子片
63に接続されており、第1及び第2の突極21,22
は、第1乃至第3の整流子片61,62,63が、ブラ
シ7,7と摺接することによって、それぞれ励磁され
る。
【0034】このような構成によると、第1乃至第3の
突極21,22,23は、回転子2の回転角度により、
図4(1)乃至図4(12)に示すような極性を生じ
る。また、図5は、これらの図に示される回転子2の回
転角度と突極21,22,23の極性との関係を表にま
とめたものである。
【0035】尚、図4中、破線で示す第1の突極21又
は第2の突極22は、その励磁コイル21a又は22a
に電流が供給されていない状態のものである。
【0036】また、図4(2)、図4(4)、図4
(6)、図4(8)、図4(10)、図4(12)にお
いては、ブラシ7,7の一方が、第1乃至第3の整流子
片61,62,63のうちの二つに跨がって摺接するの
で、それらの二つの整流子片が短絡されている。
【0037】これらの図に示すように、第1の突極21
又は第2の突極22がN極又はS極に励磁された場合、
第2の突極22又は第1の突極21、並びに第3の突極
23には、S極又はN極が生じる(図4(1)、図4
(3)、図4(4)、図4(6)、図4(7)、図4
(9)、図4(10)、図4(11)参照)。
【0038】更に、第1及び第2の突極21,22が同
時にN極又はS極に励磁された場合、第3の突極23に
は、比較的強力なS極又はN極が生じる(図4(2)、
図4(8)参照)。
【0039】ここで仮に、第3の突極23が無い場合
は、第1及び第2の突極21,22の磁束の多くが相殺
されしまうので、安定した磁場が形成され難く、これが
モータ駆動及び起動の障害となる虞があるが、本例で
は、そのような事態が回避される。
【0040】すなわち、第3の突極は、第1及び第2の
突極をそれぞれ励磁する際に、それらの励磁状態に応じ
た極性を生じるので、第1及び第2の突極で発生する磁
束は、第3の突極によって閉曲線状に誘導される。この
ため、これらの突極では、磁場が安定することとなり、
強いトルクを生じることが可能となる。
【0041】また、第1の突極21又は第2の突極22
がN極に励磁されるとともに、第2の突極22又は第1
の突極21がS極に励磁された場合、第3の突極23に
は、いずれの極性も生じない(図4(5)、図4(1
1)参照)。
【0042】そして、回転子2のトルク比は、このよう
な突極21,22,23における極性の組み合わせによ
り、図6に示すように変動する。尚、図6中に付した
(1)乃至(12)の番号は、それぞれ、図4(1)乃
至図4(12)と対応す箇処を示している。
【0043】同図に示すように、回転子2のトルク比
は、図4(2)に示す状態、また、図4(8)に示す状
態の際に、一時的に上昇する。
【0044】すなわち、第1の整流子片61と第2の整
流子片62とが一方のブラシ7により短絡した瞬間に、
各励磁コイル21a,22aが並列に電通されて、第1
の突極21と第2の突極22とが同極性に励磁されると
ともに、第3の突極23に比較的強力な極性が生じて、
回転子2のトルクは激増される。
【0045】本例のモータ1は、このようにトルクが急
激に変動することによって、大きく振動することができ
る。
【0046】尚、本例において、励磁コイル21a,2
2aと第3の整流子片63とを接続する配線は、第3の
突極23に数回巻き付けるように構成してもよい。この
ような配線は、第3の突極23に装着したコイルに喩え
ることもできるが、回転子2を回転させるトルクを生じ
るには不十分であるので、第1及び第2の突極21,2
2に装着した励磁コイル21a,22aとは区別され
る。
【0047】また、回転子2の回転軸2aは、ケース5
の内部に収容し、モータ1の外部に露出しないように構
成してもよい。
【0048】このような構成によれば、本モータ1を設
置する際には、モータ1外部に可動部が存在しないた
め、他部品との干渉等を心配せずともよい。
【0049】また、第3の突極23は、図7乃至図8に
示すように、第1又は第2の突極21,22とは形状が
異なるように構成してもよい。
【0050】すなわち、第3の突極23の形状は、図7
に示すように先端形状を変えたりたり、図8に示すよう
に幅や厚さを変えたりしてもよい。
【0051】このような構成によれば、回転子2が回転
する際には、これらの突極21,22,23の重さの不
均衡によっても、振動を生じることができる。
【0052】また、回転子2には、その重心が回転子2
の回転軸2aを中心に回転する重りを設けるようにして
もよい。
【0053】すなわち、このような重りは、回転軸2a
に支持したり、回転軸2aと一体に形成したりして配置
する。
【0054】このような構成によれば、回転子2の回転
に伴う振動を一層大きくすることができる。
【0055】以上説明したように、本例の振動モータに
よれば、回転子は、励磁コイルをそれぞれ装着した第1
及び第2の突極と、励磁コイルを装着していない第3の
突極とを備えたので、第1及び第2の突極で生じるトル
クと、第3の突極で生じるトルクとの不均衡により、振
動を生じることができる。すなわち、回転子に重りを設
けたり、回転子の回転軸を偏心したりせずとも振動を得
ることができ、簡単な構成で効率よく振動を生じること
ができる。
【0056】特に、第3の突極は、第1及び第2の突極
をそれぞれ励磁する際に、それらの励磁状態に応じた極
性を生じるので、第1及び第2の突極で発生する磁束
を、第3の突極によって閉曲線状に誘導することができ
る。このため、これらの突極では、磁場が安定すること
となり、強いトルクを生じることができる。
【0057】仮に、第3の突極が無い場合は、第1及び
第2の突極を同極性に励磁すると、それらの磁束の多く
が相殺されしまうので、安定した磁場が形成され難く、
これがモータ駆動及び起動の障害となる虞があるが、本
例では、そのような事態を回避することができる。
【0058】更に、本例の振動モータによれば、第1及
び第2の突極、並びに、第3の突極を一体に形成してな
るロータヨークを用いたので、これらの突極を容易且つ
正確に組みつけることができる。
【0059】更に、本例の振動モータによると、第1乃
至第3の整流子片からなる整流子を備え、第1及び第2
の突極に装着した励磁コイルの一端を、それぞれ第1及
び第2の整流子片に接続するとともに、これらの励磁コ
イルの他端を、第3の整流子片に接続したので、回転子
の回転角度により第1及び第2の突極をそれぞれ励磁す
ることができ、これらの突極における極性の組み合わせ
によって、トルクの変動を大きくすることができる。
【0060】特に、このような整流子にあっては、各整
流子片間がブラシにより短絡した場合であっても、第1
及び第2突極のいずれか一方又は双方を励磁することが
できるので、起動不良を回避することができる。
【0061】更に、本例の振動モータによると、回転子
は複数の突極を備え、突極のうちの少なくとも1つは、
他の突極とは形状が異なる、すなわち、第3の突極は、
第1又は第2の突極とは形状が異なるので、回転子が回
転する際には、これらの突極の重さの不均衡によって、
振動を生じることができる。
【0062】尚、これらの突極の形状は、先端形状を変
えたりたり、幅や厚さを変えたりすることによって異な
らせることができる。
【0063】特に、第3の突極は、励磁コイルを装着し
ないので、その形状は任意に設定することができる。
【0064】更に、本例の振動モータによると、回転子
の回転軸は、当該モータのケース内部に収容したので、
モータを設置する際には、モータ外部に可動部が存在し
ないため、他部品との干渉等を心配する必要がない。従
って、容易に設置することができる。
【0065】更に、本例の振動モータによると、回転子
には、その重心が回転子の回転軸を中心に回転する重り
を設けたので、回転子の回転に伴う振動を一層大きくす
ることができる。
【0066】また、このような重りは、回転軸に支持し
たり、回転軸と一体に形成したりすることによって配置
することができる。
【0067】
【発明の効果】本願第1請求項に記載した発明は、回転
子の回転に伴って振動する振動モータにおいて、前記回
転子は、励磁コイルをそれぞれ装着した第1及び第2の
突極と、励磁コイルを装着していない第3の突極とを備
えた構成の振動モータである。
【0068】このように、本発明の振動モータによれ
ば、回転子は、励磁コイルをそれぞれ装着した第1及び
第2の突極と、励磁コイルを装着していない第3の突極
とを備えたので、第1及び第2の突極で生じるトルク
と、第3の突極で生じるトルクとの不均衡により、振動
を生じることができる。すなわち、回転子に重りを設け
たり、回転子の回転軸を偏心したりせずとも振動を得る
ことができ、簡単な構成で効率よく振動を生じることが
できる。
【0069】特に、第3の突極は、第1及び第2の突極
をそれぞれ励磁する際に、それらの励磁状態に応じた極
性を生じるので、第1及び第2の突極で発生する磁束
を、第3の突極によって閉曲線状に誘導することができ
る。このため、これらの突極では、磁場が安定すること
となり、強いトルクを生じることができる。
【0070】仮に、第3の突極が無い場合は、第1及び
第2の突極を同極性に励磁すると、それらの磁束の多く
が相殺されしまうので、安定した磁場が形成され難く、
これがモータ駆動及び起動の障害となる虞があるが、本
発明では、そのような事態を回避することができる。
【0071】本願第2請求項に記載した発明は、請求項
1において、前記第1及び第2の突極、並びに、前記第
3の突極を一体に形成してなるロータヨークを用いた構
成の振動モータである。
【0072】このように、本発明の振動モータによれ
ば、第1及び第2の突極、並びに、第3の突極を一体に
形成してなるロータヨークを用いたので、これらの突極
を容易且つ正確に組みつけることができる。
【0073】本願第3請求項に記載した発明は、請求項
1又は2において、前記振動モータは、第1乃至第3の
整流子片からなる整流子を備え、前記第1及び第2の突
極に装着した励磁コイルの一端を、それぞれ前記第1及
び第2の整流子片に接続するとともに、これらの励磁コ
イルの他端を、前記第3の整流子片に接続した構成の振
動モータである。
【0074】このように、本発明の振動モータによる
と、第1乃至第3の整流子片からなる整流子を備え、第
1及び第2の突極に装着した励磁コイルの一端を、それ
ぞれ第1及び第2の整流子片に接続するとともに、これ
らの励磁コイルの他端を、第3の整流子片に接続したの
で、回転子の回転角度により第1及び第2の突極をそれ
ぞれ励磁することができ、これらの突極における極性の
組み合わせによって、トルクの変動を大きくすることが
できる。
【0075】特に、このような整流子にあっては、各整
流子片間が例えばブラシにより短絡した場合であって
も、第1及び第2の突極のいずれか一方又は双方を励磁
することができるので、起動不良を回避することができ
る。
【0076】本願第4請求項に記載した発明は、請求項
1乃至3のいずれかにおいて、前記第3の突極は、前記
第1又は第2の突極とは形状が異なる構成の振動モータ
である。
【0077】このように、本発明の振動モータによる
と、第3の突極は、第1又は第2の突極とは形状が異な
るので、回転子が回転する際には、これらの突極の重さ
の不均衡によっても、振動を生じることができる。
【0078】尚、これらの突極の形状は、先端形状を変
えたりたり、幅や厚さを変えたりすることによって異な
らせることができる。
【0079】特に、第3の突極は、励磁コイルを装着し
ないので、その形状は任意に設定することができる。
【0080】本願第5請求項に記載した発明は、請求項
1乃至4のいずれかにおいて、前記回転子の回転軸は、
当該モータのケース内部に収容した構成の振動モータで
ある。
【0081】このように、本発明の振動モータによる
と、回転子の回転軸は、当該モータのケース内部に収容
したので、モータを設置する際には、モータ外部に可動
部分が存在しないため、他部品との干渉等を心配する必
要がない。従って、容易に設置することができる。
【0082】本願第6請求項に記載した発明は、請求項
1乃至5のいずれかにいて、前記回転子には、その重心
が前記回転子の回転軸を中心に回転する重りを設けた構
成の振動モータである。
【0083】このように、本発明の振動モータによる
と、回転子には、その重心が回転子の回転軸を中心に回
転する重りを設けたので、回転子の回転に伴う振動を一
層大きくすることができる。
【0084】また、このような重りは、回転軸に支持し
たり、回転軸と一体に形成したりすることによって配置
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の具体例に係り、振動モータの構成を
示す概要図である。
【図2】 本発明の具体例に係り、第1乃至第3の突極
を示す外観図である。
【図3】 本発明の具体例に係り、励磁コイル、整流
子、及びブラシを示す説明図でる。
【図4】 本発明の具体例に係り、(1)乃至(12)
は、回転子の各回転位置における第1乃至第3の突極の
極性を示す説明図である。
【図5】 本発明の具体例に係り、回転子の回転角度と
突極の極性との関係を示す表である。
【図6】 本発明の具体例に係り、回転子の回転角度―
トルク比特性を示す模式図である。
【図7】 本発明の具体例に係り、第1乃至第3の突極
を示す外観図である。
【図8】 本発明の具体例に係り、第1乃至第3の突極
を示す外観図である。
【符号の説明】
1 振動モータ 2 回転子 2a 回転軸 3 永久磁石のN極 4 永久磁石のS極 5 ケース 6 整流子 7 ブラシ 21 第1の突極 21a 励磁コイル 22 第2の突極 22a 励磁コイル 23 第3の突極 61 第1の整流子片 62 第2の整流子片 63 第3の整流子片

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子の回転に伴って振動する振動モー
    タにおいて、 前記回転子は、励磁コイルをそれぞれ装着した第1及び
    第2の突極と、励磁コイルを装着していない第3の突極
    とを備えたことを特徴とする振動モータ。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の突極、並びに、前記
    第3の突極を一体に形成してなるロータヨークを用いた
    ことを特徴とする請求項1記載の振動モータ。
  3. 【請求項3】 前記振動モータは、第1乃至第3の整流
    子片からなる整流子を備え、前記第1及び第2の突極に
    装着した励磁コイルの一端を、それぞれ前記第1及び第
    2の整流子片に接続するとともに、これらの励磁コイル
    の他端を、前記第3の整流子片に接続したことを特徴と
    する請求項1又は2記載の振動モータ。
  4. 【請求項4】 前記第3の突極は、前記第1又は第2の
    突極とは形状が異なることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれか記載の振動モータ。
  5. 【請求項5】 前記回転子の回転軸は、当該モータのケ
    ース内部に収容したことを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれか記載の振動モータ。
  6. 【請求項6】 前記回転子には、その重心が前記回転子
    の回転軸を中心に回転する重りを設けたことを特徴とす
    る請求項1乃至5のいずれか記載の振動モータ。
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