JPH11180529A - 楕円振動パーツフィーダの駆動制御方法 - Google Patents

楕円振動パーツフィーダの駆動制御方法

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JPH11180529A
JPH11180529A JP1335398A JP1335398A JPH11180529A JP H11180529 A JPH11180529 A JP H11180529A JP 1335398 A JP1335398 A JP 1335398A JP 1335398 A JP1335398 A JP 1335398A JP H11180529 A JPH11180529 A JP H11180529A
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JP
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voltage
spring
frequency
parts feeder
phase difference
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Application number
JP1335398A
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English (en)
Inventor
Tetsuyuki Kimura
哲行 木村
Kazumichi Kato
一路 加藤
Kyoji Murakishi
恭次 村岸
Eiji Oki
栄治 大木
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 垂直振動系の電磁コイルに流す電流を極力小
とすること。 【解決手段】 第1、第2電磁石の一方のコイルに印加
される第1電圧と、ボウル10の一方の電磁石が加振す
る方向の前記ボウルの振動変位との位相差を検出して、
位相差が180度となるようにコイルに印加される第1
電圧の周波数を増減させて方向においては共振振動させ
るようにし、第1、第2の電磁石の他方のコイルに印加
される第2電圧は、前記一方の電磁石のコイルに印加さ
れた第1電圧とは所定値の位相差を持たせるようにした
楕円振動パーツフィーダの駆動制御方法において、前記
他方のコイルに印加される第2電圧による対応する方向
の振巾が所定値を得るために、第2電圧が所定値を越え
た場合に、第1ばね又は第2ばねのばね定数を、垂直方
向における共振周波数と水平方向における共振周波数が
近づくように調節するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は楕円振動パーツフィ
ーダの駆動制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ボウルを水平方向に振動可能に支持する
第1ばねと、前記ボウルを垂直方向に振動可能に支持す
る第2ばねと、前記ボウルを水平方向に加振する第1電
磁石と、前記ボウルを垂直方向に加振する第2電磁石と
を備えた楕円振動パーツフィーダは公知であるが、一般
に第1方向、例えば水平方向の共振周波数と同じかほぼ
等しい周波数の駆動電流が第1電磁石に供給されるので
あるが、これによりボウルは、水平方向には共振状態ま
たはこれに近い状態の周波数f0 で振動し、また垂直方
向には通常、数パーセント共振周波数をより高くしてお
り、よって水平方向には振動工学上明らかに、力と変位
との位相差が90度遅れで振動し、また垂直方向にはこ
れとは異なる位相差で振動し、これら位相差により楕円
振動を行なうのであるが、この位相差は理論的に60度
で最適条件、すなわちボウル内のトラック上の部品mを
最大の搬送速度で搬送できることが判明しているので、
従って垂直方向には150度の位相遅れで振動する。
【0003】然るに振動工学上明らかなように、共振周
波数で振動系を駆動した場合には、電源のわずかな変動
やボウル内の部品の負荷のわずかな変化により共振周波
数が変動する。これにより、部品を貯蔵していない空の
状態で、水平方向に共振していて力と変位との位相差が
90度であっても、このような変動により大きく位相差
が変わり、よって、強制振動で駆動されている垂直方向
においては位相差がそれほど変動せずとも、水平方向に
おいて大きく変動するために、結局これらの位相差は6
0度とは異なったものとなる。これにより、ボウルに対
する最適振動条件が得られなくなる。本出願人は上述の
問題に鑑みてなされ、電源に多少の変動があったり、ボ
ウル内の部品の負荷が変わっても、水平方向及び垂直方
向の位相差角を最適な値に保持し得る楕円振動装置を先
に提案した(特開平8−268531号)。以上の公報
に開示される楕円振動装置は自励振動により、確かに水
平方向には共振し、かつこれと60度の位相差を持って
垂直方向に振動するのであるが、自励発振のための条件
が厳しく場合によっては自励発振を開始しないような場
合がある。
【0004】本出願人は上述の問題に鑑みて、電源に多
少の変動があったり、ボウル内の部品の負荷が変わって
も確実に例えば水平方向にはボウルを共振振動させるこ
とができ、また垂直方向にこれと最適な位相差角を持っ
て振動させることができる楕円振動パーツフィーダの駆
動制御方法を開発した。
【0005】この制御方法では、ボウルを水平方向に振
動可能に支持する第1ばねと、前記ボウルを垂直方向に
振動可能に支持する第2ばねと、前記ボウルを水平方向
に加振する第1電磁石と、前記ボウルを垂直方向に加振
する第2電磁石とを備えた楕円振動パーツフィーダの駆
動制御方法において、前記第1、第2電磁石の一方のコ
イルに印加される第1電圧と、前記ボウルの該一方の電
磁石が加振する方向の前記ボウルの振動変位との位相差
を検出して、該位相差が180度となるように前記コイ
ルに印加される第1電圧の周波数を増減させて該方向に
おいては共振振動させるようにし、前記第1、第2の電
磁石の他方のコイルに印加される第2電圧は、前記一方
の電磁石のコイルに印加された第1電圧とは所定値の位
相差を持たせるようにしている。
【0006】以上の構成により、共振点追尾が確実に行
なわれて第1方向、例えば水平方向にはボウルをいかな
る外乱があったとしても常に共振状態で振動させること
ができ、またこの水平振動に対して垂直方向には最適な
位相差角を持って振動させることができる。
【0007】然るに上述の楕円振動パーツフィーダの駆
動制御方法によれば、今仮に水平方向振動系で共振させ
る場合、垂直方向には共振点からずれて振動させられる
ことになる。この垂直方向の振動系の共振点は水平方向
の共振周波数より大きくずれている場合、すなわち、強
制振動を行なう場合には、垂直方向において所定の振巾
を得るのに大きな電圧、すなわち大きな電流を電磁コイ
ルに流さなければならない。これでは電気容量を大きく
し、場合によってはこの電磁コイルの巻き線の太さを大
きくして装置全体の重量を大きくしなければならず、場
合によっては加熱による種々の不具合を生ずることがあ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題を
鑑みてなされ、例えば垂直方向において強制振動をして
いる振動の所定の振巾を得るのに当該電磁石コイルに流
す電流を極力小とし、装置全体の重量を小としてコイル
加熱による不具合もなくし得る楕円振動パーツフィーダ
の駆動制御方法を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題は、ボウルを
水平方向に振動可能に支持する第1ばねと、前記ボウル
を垂直方向に振動可能に支持する第2ばねと、前記ボウ
ルを水平方向に加振する第1電磁石と、前記ボウルを垂
直方向に加振する第2電磁石とを備え、前記第1、第2
電磁石の一方のコイルに印加される第1電圧と、前記ボ
ウルの該一方の電磁石が加振する方向の前記ボウルの振
動変位との位相差を検出して、該位相差が180度とな
るように前記コイルに印加される第1電圧の周波数を増
減させて該方向においては共振振動させるようにし、前
記第1、第2の電磁石の他方のコイルに印加される第2
電圧は、前記一方の電磁石のコイルに印加された第1電
圧とは所定値の位相差を持たせるようにした楕円振動パ
ーツフィーダの駆動制御方法において、前記他方のコイ
ルに印加される第2電圧による対応する方向の振巾が所
定値を得るために、該第2電圧が所定値を越えた場合
に、前記第1ばね又は前記第2ばねのばね定数を、前記
垂直方向における共振周波数と前記水平方向における共
振周波数が近づくように調節するようにしたことを特徴
とする楕円振動パーツフィーダの駆動制御方法によって
達成される。
【0010】又は可動体を水平方向に振動可能に支持す
る第1ばねと、前記可動体を垂直方向に振動可能に支持
する第2ばねと、前記可動体を水平方向に加振する第1
加振器と、前記可動体を垂直方向に加振する第2加振器
とを備え、前記第1、第2加振器の一方に印加される第
1電圧による力と、前記加振器の該一方の加振器が加振
する方向の前記可動体の振動変位との位相差を検出し
て、該位相差が90度となるように前記一方の加振器に
印加される第1電圧の周波数を増減させて該方向におい
ては共振振動させるようにし、前記第1、第2の加振器
の他方に印加される第2電圧による力による振動変位と
は、前記第1電圧による力による振動変位との間に所定
値の位相差を持たせるようにした楕円振動パーツフィー
ダの駆動制御方法において、前記第2電圧による対応す
る方向の振動変位の振巾が所定値を得るために、該第2
電圧が所定値を越えた場合に、前記第1ばね又は前記第
2ばねのばね定数を、前記垂直方向における共振周波数
と前記水平方向における共振周波数とが所定の範囲外で
近づくように調節するようにしたことを特徴とする楕円
振動パーツフィーダの駆動制御方法によって解決され
る。
【0011】以上の構成により、水平方向の振動系の共
振周波数と垂直方向の振動系の共振周波数とが接近する
ことにより、同一の振巾を得るのに従来より小さい電流
を流すだけで済み、装置の重量化、コイルの線形を極小
とすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態による楕
円振動パーツフィーダについて説明する。
【0013】図1は楕円振動パーツフィーダの全体を示
すものであるが、10は内周壁部にスパイラル状のトラ
ック11を形成させたボウルであり、後に詳述する駆動
部にボルト12によりセンターで固定されている。
【0014】図2はボウル10を取り外した状況を示
し、楕円振動駆動部の斜視図であり固定フレーム1に後
述するように垂直加振力用電磁石及び径方向に対向する
一対の水平方向加振用電磁石が取り付けられており、ボ
ウル10が取り付けられる上側側可動フレーム6の外周
縁部には8つの径方向に伸びる突出部が設けられている
が、この一つおきの突部6aに垂直に重ね板ばね5の両
端部がボルトにより固定されている。
【0015】また、図4に明示されるように垂直振動用
板ばね15a、15b、15c、15dがその中央部に
下側フレーム3のアーム部で固定されており、その両端
部は固定フレーム1の板ばね取り付け部1aにボルトに
より固定されている。図3で明示されるように上述の垂
直加振力用の電磁石の可動コア31は上側可動フレーム
6の下面に固定されており、これと空隙をおいて電磁石
32が固定フレーム1の中央に固定されている。また、
この固定フレーム1の径方向で一対の水平加振力用の電
磁石が固定されているが、これは上側可動フレーム6に
固定され、下方に垂下する可動コア21と電磁石22と
からなっている。
【0016】これら電磁石32、22に相互に所定の後
述するように位相差を持って電圧が加えられると、垂直
方向及び水平方向にこの位相差を持って電流が流れ、こ
れにより、公知のようにボウルが楕円捩り振動を行な
う。
【0017】垂直に伸びる重ね板ばね5がボウル10の
水平方向成分の共振周波数を決定し、また水平に配設さ
れた板ばね15a、15b、15c、15dによって垂
直方向の共振周波数が決定される。一般に楕円振動にお
いては水平方向の共振周波数にほゞ一致するように、水
平方向加振力用電磁石22に電圧が加えられるのである
が、水平方向加振用の電磁石22には所定の位相差を持
って同周波数の電圧が加えられ、かつ、また共振点から
は、ずれた周波数で駆動されることになる。
【0018】図5は以上の楕円振動パーツフィーダの駆
動制御回路を示すが、楕円振動パーツフィーダ自体は模
式化して示されており、ボウル10は上述したように水
平振動用板ばね5及び垂直振動用板ばね15aないし1
5dにより、地上に支持されており、また一対の水平方
向用電磁石は代表的に一方の電磁コイル22のみを示
し、垂直用電磁コイル30も模式化して示されている。
図1においては図示しなかったが、垂直振動用の板ばね
15aないし15dの何れか一つの一端部に近接して、
垂直方向振動測定用のピックアップ58が設けられてい
る。また垂直に配設された水平方向振動用板ばね5にも
近接して、水平方向振動検出用のピックアップ40が配
設されている。このピックアップ40は電線路W1 を介
して水平用センサアンプ43に接続され、この出力は共
振点追尾制御回路37及びA/D変換器51に接続され
ている。
【0019】共振点追尾制御回路37の詳細は図6にお
いて示されるが、その出力はPWM制御回路54に供給
され、更にその出力はパワーアンプ42で増巾されて、
水平用の電磁コイル22に供給される。本実施の形態で
は水平方向の振巾が定振巾制御され、この所望の水平振
巾を指令する水平指令振巾回路52が設けられ、この出
力はPI(Proportional Integra
l)制御回路(比例積分制御回路)53に供給され、こ
の出力は上述のPWM制御回路54に供給される。一
方、垂直振動駆動用のブロックに属する位相差制御回路
56には電線路W4 を介して、共振点追尾制御回路37
の出力が供給される。これには更に上述の垂直振動検出
用ピックアップ58の出力が垂直用センサアンプ59を
介して供給されており、またこのセンサアンプ59の出
力はA/D変換器62を介して同じく垂直の振巾を定振
巾制御するPI制御回路61に接続される。これには垂
直振巾指令制御回路60が接続され、更にこの制御回路
60の出力はPWM制御回路63に供給される。位相差
制御回路56は垂直用コイル32に所定の位相差を持っ
た電圧を供給するのであるが、位相差指令回路57の出
力は位相差制御回路56に供給されており、垂直振動が
ピックアップ58により検出され、これが位相差検出回
路56に供給されているのであるが、この機械的な振動
と、共振点追尾制御回路37から供給される電圧との位
相差が位相差指令回路57の出力と比較して機械振動で
所定の位相差角(例えば60度)を与えるような位相差
の電圧をPWM制御回路63に供給している。この制御
回路63の出力はパワーアンプ64を介して垂直用コイ
ル32に供給される。この電圧の位相差θは垂直振動系
の共振周波数が水平振動系のそれとはどれだけ離れてい
るかによって決まるもので−90度から+90度の範囲
で変わるものである。
【0020】図6は図5における共振点追尾制御回路3
7の詳細を示すものであるが、主として可変周波数電源
40、位相検出回路41およびメモリ45からなってい
る。可変周波数電源40には交流電源8にスイッチSを
介して接続されており、この出力は増巾器42を介して
電磁石21の電磁コイル22に接続されている。また図
5におけるピックアップ40の出力は電線路W1 を介し
て増巾器43に接続される。この増巾出力は位相検出回
路41に供給される。この位相検出回路41には、更に
可変周波数電源40の出力が電線路W3 を介して供給さ
れており、この位相検出出力が可変周波数電源40に接
続されている。これは例えばインバータであってよい。
【0021】スイッチSを閉じると交流電源38が可変
周波数電源40に接続され、駆動状態となる。この出力
電圧はPWM制御回路54及び増巾器42を介して電磁
石21の電磁コイル22に供給される。これにより、本
実施の形態の楕円振動パーツフィーダのボウル10は水
平方向の捩り振動力を与えられる。
【0022】ピックアップ40はこの水平方向の振動変
位を検出し、増巾器43により増巾されて、位相検出回
路41に加えられる。他方、これにはこの時の電磁コイ
ル22に印加されている電圧が供給されている。
【0023】図8はこの印加電圧Vの時間的変化を示す
ものであるが、この電磁コイル22により、一時遅れが
生じ、これに流れる電流Iは図8Bに示すように変化す
る。この電流により、電磁石22とボウル10との間に
交番磁気吸引力が発生し、ボウル10は水平方向の捩り
振動変位を与えられているのであるが、この振動変位が
図8Cに示すように、コイル22にかかる電圧Vと90
度遅れている場合にはすなわちコイル電圧Vが正から負
に変わるゼロクロスポイントにおいて振動変位S1 が正
であれば図7に示すように、共振点ω0 (角周波数)で
は位相差φは90度であるので、ω0 よりは小さく周波
数を上昇させるべきであると位相検出回路41で判断し
て可変周波数電源40の出力周波数を上昇させる。これ
がPWM制御回路54を介して増巾器12で増巾されて
電磁石21のコイル22に流され、より周波数の高い電
流でボウル10を振動させる。共振点ω0 に前回より近
づいたことにより、振巾は上昇する。可変周波数電源4
0の出力周波数が更に高くなってついにω0 を越えて、
これより高くなると図8A、Dに示すように振動変位S
2 とコイル電圧Vとの関係は位相差で270度となる。
【0024】図7の周波数と位相差の関係から明らかな
ように共振点ω0 を通過したので可変周波数電源40の
出力周波数を減少させる。
【0025】以上のようにして可変周波数電源40の出
力周波数の増減を行ってついにはこの振動パーツフィー
ダは水平方向に共振周波数で駆動するようになる。
【0026】以上のようにして水平振動系は共振振動を
行なうのであるが、共振点追尾制御回路37の出力は電
線路W4 を介して位相差制御回路56に供給されてお
り、ここでは垂直方向の振動を検出するピックアップ5
8の出力を受け、位相差指令57の指令に基づいてこの
位相差を生じさせるような電圧を発生し、PWM制御回
路63に供給する。これは垂直振巾指令回路60及びこ
の出力に基づくPI制御回路61からの出力を受けて定
振巾を与えるための電圧をパワーアンプ4で増巾された
後、垂直用コイル32に供給する。よって垂直方向には
位相差指令回路57で設定された位相差でボウル10を
垂直方向に振動させる。よってボウル10は所望の楕円
振動を行なうことができる。
【0027】振動パーツフィーダのボウル10内のスパ
イラルトラック11では部品が所定の姿勢になるように
部品整列手段により整列される。この姿勢で次工程に供
給される。
【0028】振動パーツフィーダの駆動を停止させるべ
くスイッチSを開くと可変周波数電源40からの出力は
なくなり、ボウル10の駆動は停止する。不揮発性のメ
モリ45にスイッチSを切る前の可変周波数電源40の
出力周波数が記憶される。すなわち、定常的な駆動中の
周波数が記憶されている。
【0029】振動パーツフィーダを再び駆動開始させる
べく、スイッチSを閉じるとメモリ45でこの時記憶さ
れている共振周波数を出力すべく可変周波数電源40が
駆動される。従って振動パーツフィーダのボウル10は
最初から水平方向に共振周波数で駆動される。従って強
制振動から共振周波数に移るときのショックがなくな
り、また電源容量を小とすることができる。
【0030】以下、駆動を繰り返すごとに、停止ごとに
メモリ45の内容が書き換えられるのであるが、1か月
単位、1年単位では振動パーツフィーダの共振周波数が
変動する。したがってその都度、共振周波数を追尾制御
していたのでは強制振動から共振振動に移るために多く
の電流を流さねばならないのであるが、年単位で強制振
動に移る程、共振周波数の変動が大きくとも前回の共振
周波数で駆動を開始することができるので、常に振動パ
ーツフィーダをショックなく電源容量を小として駆動す
ることができる。
【0031】然しながら、垂直方向においてはその共振
周波数が水平方向の共振周波数より大きく外れておれ
ば、強制振動を行なっていることになる。図7において
はこの垂直方向の共振周波数ω0 ’とした場合(完全な
強制振動ではないが)の力の各周波数と振動変位との位
相差を表しているが、この場合には共振点追尾制御によ
り、水平方向に周波数ω0 で駆動した場合に垂直方向に
おいては図示の例では力と振動との位相差は60度(但
し、粘性係数はC1 で)となっている。C1 、C2 、C
3 は粘性係数でC3 >C2 >C1 である。すなわち、垂
直方向においては角周波数ω0 の力と振動の変位は30
度遅れていることを表している。従って水平方向から9
0度−30度=60度となるので、仮に60度の位相差
を最適な楕円振動条件とすれば、上述でθ=0であって
もよい。然しながら、これより、ω0 ’が低か高かに移
動すれば、力と振動変位と位相関係が異なってくるの
で、仮に60度の位相差を所定値とすればこれを得るた
めに垂直方向の振動力Bsin(ωt+θ)(水平方向
の振動力はAsinωtとする)のθに最適な60度位
相差を得るための位相差を与えなければならない。ま
た、このω0 とω0 ’が近接していればω0 の角周波数
の力により、垂直方向の振動系が大きな影響力を受け、
わずかな反力で大きく振動することになる。従ってこの
ω0 とω0 ’はなるべく離れていることが望ましいので
あるが、他方、離せば離す程強制振動に近づき、よって
電磁コイルに流す電流を所定の振巾を得るために大とし
なければならない。これでは上述したようにコイルの重
量を大とし、従って装置の重量も大とする。或は発熱量
は大となって何らかの不具合を与える。
【0032】然るに本発明の実施の形態によれば、図9
に示すように垂直方向に延在する板ばね5の枚数を変え
るようにしている。これによって水平方向の共振周波数
を高くするか低くする。よって垂直方向の共振周波数と
の差を小とする。
【0033】今、楕円振動パーツフィーダの水平方向振
動系の共振点を変更したいので、板ばね5の枚数あるい
は板ばねの厚みを変えなければならないのであるが、本
発明によれば、図9に示すような方法で変えられ、板ば
ね5’が追加される。
【0034】すなわち、本発明の第1の実施の形態によ
れば上側可動フレーム6の突出部6aにねじ孔51が形
成されており、ボルト50のねじが切られた軸部50a
はこれに螺着して、板ばね5、5をスペーサSを介して
ナットNの螺着により固定させている。図9において
は、取り外された板ばね5、5及び5’を示すが、今加
えられるべき板ばね5’が最右方に位置して図示されて
いる。これら板ばね5、5、5’のボルト挿通孔5a
(ばか孔)をボルト50の軸部50aに整列させ、軸部
50aに挿通させ、この後、ナットNを軸部50aに螺
着、締めつけることにより、ボウルの床からの高さ或は
ボウルの各周縁部との相対的位置を何ら変えることな
く、容易に追加の板ばね5’を加えるか或は厚みの異な
る板ばねに取り替えることができる。従来より大幅にば
ねの調整作業を簡単にし、製造コストを大幅に低下させ
ることができる。なお、下側可動フレーム3の突出部3
aに取り付けられている板ばね5の下端部に対しても上
述と同様にして板ばねを交換するか追加することができ
る。
【0035】本発明の第1の実施の形態によれば、板ば
ねの調節を従来より容易にすることができ、しかもこの
調節により、垂直方向及び水平方向における共振点を相
接近させることにより、水平方向を共振追尾させて共振
させた場合に垂直方向における電磁コイルに流す電流を
一定の振巾に対して小とすることができる。
【0036】以上の実施の形態では、板ばねのばね定数
の調節により、垂直方向の共振周波数を水平方向の共振
周波数に近づけるようにしたが、これらを一致させる
程、近づけた場合には、水平方向の振動変位は一般に垂
直方向より大きく設定されているので、その振動力が垂
直方向の振動に干渉する。図10はこの干渉の程度を示
すものであるが、横軸に水平振動系の共振周波数Nf対
垂直振動系の共振周波数Nf’の比=λが取られ、縦軸
には水平による垂直方向への振動干渉率をとっている。
これらの間には図示するような関係があり、λが1では
最大で約10%の干渉率であり、これから3%増減して
λ=0.97及び1.03では約2%とかなり減少する
のであるが、この0.97ないし1.03の間では急進
な干渉率の増大が認められる。これはシュミレーション
によって得られたものであるが、今、仮に垂直方向の共
振周波数をこの0.97ないし1.03の範囲内でλ=
1に近い領域にまで近づけた場合には、水平振動系の振
動力が垂直方向に加わり垂直の振巾方向の振巾制御が困
難となる。本発明の第2の実施の形態はこれを回避する
ことを目的としており、第1の実施の形態で板ばねの調
節により、垂直振動系の共振周波数は水平方向の共振周
波数に近づけることができるのであるが、これは水平方
向の共振周波数に対して所定の割合より、外方で近づく
ように設定される。これにより水平振動力の、垂直振動
への干渉を小さくするのであるが、これは実際に一定の
水平方向の振動変位に対して、垂直方向の振動変位を観
測することにより、調節することもできるし、また何ら
かの発信周波数が変更可能な電源により、垂直振動系に
対してのみ、周波数を掃引させることにより、垂直方向
の共振周波数を測定することにより、水平振動系の共振
周波数は共振追尾により、一定とされているので、これ
と比較して、例えばλの0.97と1.03より外方に
設定するようにすればよい。
【0037】図11は本発明の第3の実施の形態を示す
が、第1の実施の形態と同じ駆動制御回路が用いられ、
これに水平方向の共振周波数調節用の回路が設けられ
る。すなわち、図11において水平方向の振動検出セン
サ58の出力を垂直方向のばね定数を仮想するゲインΔ
Kを有する増巾器100およびこの出力を電磁石コイル
32による遅れを調節するための位相調節補償器101
を介して、比較器102に負帰還として供給される。こ
の比較器102のもう1本の端子にはPWM制御回路6
3の出力が供給されている。この場合、増巾器64は電
力増巾器であってよく、この出力が同じ電磁石のコイル
32に供給されるのであるが、これにより、電気的に水
平方向の共振周波数を増減することができる。なお、こ
の方法は本出願人が先に提案した振動装置(特開平8−
268532号)に開示した方法を適用するものであっ
て、増巾器100のゲインΔKは可変とする。このゲイ
ンの調節により、λの所定の範囲内に入らないように近
づけることができる。よって水平方向の振動変位による
干渉を小さくすることができる。
【0038】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本
発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0039】例えば以上の実施例では、垂直に配設され
た板ばね5について説明したが、水平方向用の板ばね1
5a、15b、15c及び15dについても同様であ
る。
【0040】なお、以上の実施の形態では振動パーツフ
ィーダの駆動部としては、本出願人が最近開発した構造
の物を用いたが、勿論、従来、公知の楕円振動パーツフ
ィーダにも本発明は適用可能である。
【0041】なお、本発明の実施の形態では図9に示す
ように、板ばね取付け部6aにねじ孔51を形成して、
これにボルト50を螺着させて、従来よりも板ばねの取
り換えを容易としたが、勿論、これに代えてバカ孔を形
成し、これにボルト50を挿通して板ばねの枚数又は板
ばねの厚みを代えるようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の楕円振動パ
ーツフィーダの駆動制御方法によれば、コイルに流す電
流を最小として所望の楕円振動を行なわせることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による楕円振動パーツフィ
ーダの斜視図である。
【図2】同ボウルを取り除いて駆動部を示す斜視図であ
る。
【図3】一部を切り欠いた破断斜視図である。
【図4】同底面図である。
【図5】同振動パーツフィーダに適用される駆動制御回
路のブロック図である。
【図6】同駆動制御回路における共振点追尾制御回路の
詳細図である。
【図7】同作用を説明するためのチャートである。
【図8】更に同作用を説明するためのチャートである。
【図9】垂直板ばねのばね定数を調整する作業を示す部
分破断拡大側面図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態を示すチャートで
ある。
【図11】本発明の第3の実施の形態による駆動制御回
路のブロック図である。
【符号の説明】
5 板ばね 10 ボウル 15a 板ばね 15d 板ばね 22 コイル 32 コイル 37 共振点追尾制御回路 56 位相差制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大木 栄治 愛知県豊橋市三弥町字元屋敷150 神鋼電 機株式会社豊橋事業所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボウルを水平方向に振動可能に支持する
    第1ばねと、前記ボウルを垂直方向に振動可能に支持す
    る第2ばねと、前記ボウルを水平方向に加振する第1電
    磁石と、前記ボウルを垂直方向に加振する第2電磁石と
    を備え、前記第1、第2電磁石の一方のコイルに印加さ
    れる第1電圧と、前記ボウルの該一方の電磁石が加振す
    る方向の前記ボウルの振動変位との位相差を検出して、
    該位相差が180度となるように前記コイルに印加され
    る第1電圧の周波数を増減させて該方向においては共振
    振動させるようにし、前記第1、第2の電磁石の他方の
    コイルに印加される第2電圧は、前記一方の電磁石のコ
    イルに印加された第1電圧とは所定値の位相差を持たせ
    るようにした楕円振動パーツフィーダの駆動制御方法に
    おいて、前記他方のコイルに印加される第2電圧による
    対応する方向の振巾が所定値を得るために、該第2電圧
    が所定値を越えた場合に、前記第1ばね又は前記第2ば
    ねのばね定数を、前記垂直方向における共振周波数と前
    記水平方向における共振周波数が近づくように調節する
    ようにしたことを特徴とする楕円振動パーツフィーダの
    駆動制御方法。
  2. 【請求項2】 前記第1ばね及び第2ばねは板ばねであ
    り、該板ばねの枚数及び/又は厚さを変更することによ
    り、前記ばね定数を調節するようにしたことを特徴とす
    る請求項1に記載の楕円振動パーツフィーダの駆動制御
    方法。
  3. 【請求項3】 駆動中の前記第1電圧の周波数を記憶
    し、再駆動時には該記憶した周波数で駆動開始させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の楕円
    振動パーツフィーダの駆動制御方法。
  4. 【請求項4】 前記記憶される前記駆動中の前記第1電
    圧の周波数は、駆動毎に書き変えられるようにしたこと
    を特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の楕円振動パ
    ーツフィーダの駆動制御方法。
  5. 【請求項5】 前記位相差の検出は前記電圧の負から正
    へ又は正から負へのゼロクロスポイントにおいて前記振
    動変位が正か負かによって行うようにした請求項1〜4
    の何れかに記載の楕円振動パーツフィーダの駆動制御方
    法。
  6. 【請求項6】 可動体を水平方向に振動可能に支持する
    第1ばねと、前記可動体を垂直方向に振動可能に支持す
    る第2ばねと、前記可動体を水平方向に加振する第1加
    振器と、前記可動体を垂直方向に加振する第2加振器と
    を備え、前記第1、第2加振器の一方に印加される第1
    電圧による力と、前記加振器の該一方の加振器が加振す
    る方向の前記可動体の振動変位との位相差を検出して、
    該位相差が90度となるように前記一方の加振器に印加
    される第1電圧の周波数を増減させて該方向においては
    共振振動させるようにし、前記第1、第2の加振器の他
    方に印加される第2電圧による力による振動変位と、前
    記第1電圧による力による振動変位との間に所定値の位
    相差を持たせるようにした楕円振動パーツフィーダの駆
    動制御方法において、前記第2電圧による対応する方向
    の振動変位の振巾が所定値を得るために、該第2電圧が
    所定値を越えた場合に、前記第1ばね又は前記第2ばね
    のばね定数を、前記垂直方向における共振周波数と前記
    水平方向における共振周波数とが所定の範囲外で近づく
    ように調節するようにしたことを特徴とする楕円振動パ
    ーツフィーダの駆動制御方法。
  7. 【請求項7】 前記第1ばね及び第2ばねは板ばねであ
    り、該板ばねの枚数及び/又は厚さを変更することによ
    り、前記ばね定数を調節するようにしたことを特徴とす
    る請求項6に記載の楕円振動パーツフィーダの駆動制御
    方法。
  8. 【請求項8】 前記第1又は第2電圧に対応する方向の
    振動変位を検出する振動変位検出手段の出力を、可変ゲ
    イン増巾器及び位相補償器を介して該電圧を印加する電
    圧供給回路に負帰還させることにより該共振周波数を調
    節するようにしたことを特徴とする請求項6に記載の楕
    円振動パーツフィーダの駆動制御方法。
  9. 【請求項9】 駆動中の前記第1電圧の周波数を記憶
    し、再駆動時には該記憶した周波数で駆動開始させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項6〜8の何れかに記載
    の楕円振動パーツフィーダの駆動制御方法。
  10. 【請求項10】 前記記憶される前記駆動中の前記第1
    電圧の周波数は、駆動毎に書き変えられるようにしたこ
    とを特徴とする請求項6〜9の何れかに記載の楕円振動
    パーツフィーダの駆動制御方法。
  11. 【請求項11】 前記位相差の検出は前記電圧の負から
    正へ又は正から負へのゼロクロスポイントにおいて前記
    振動変位が正か負かによって行うようにした請求項6〜
    10の何れかに記載の楕円振動パーツフィーダの駆動制
    御方法。
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JP30368497 1997-10-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7339406B2 (en) 2002-12-27 2008-03-04 Seiko Epson Corporation Sawtooth wave generating apparatus, a method of generating sawtooth wave, a constant current circuit, and a method of adjusting amount of current from the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7339406B2 (en) 2002-12-27 2008-03-04 Seiko Epson Corporation Sawtooth wave generating apparatus, a method of generating sawtooth wave, a constant current circuit, and a method of adjusting amount of current from the same

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