JPH11176898A - 有機汚染検出・除去装置及びその有機汚染検出・除去方法並びに化学汚染検出・除去装置及びその化学汚染検出・除去方法 - Google Patents

有機汚染検出・除去装置及びその有機汚染検出・除去方法並びに化学汚染検出・除去装置及びその化学汚染検出・除去方法

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JPH11176898A
JPH11176898A JP33902697A JP33902697A JPH11176898A JP H11176898 A JPH11176898 A JP H11176898A JP 33902697 A JP33902697 A JP 33902697A JP 33902697 A JP33902697 A JP 33902697A JP H11176898 A JPH11176898 A JP H11176898A
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organic contamination
organic
contamination
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高集積度の半導体製造の段階で歩留り低下の
原因になっている有機汚染を高速で検出し、それに加え
て当該汚染の物質成分を同時に分析し、汚染を除去する
手段を有する有機汚染検出・除去装置及びその有機汚染
検出・除去方法並びに化学汚染検出・除去装置及びその
化学汚染検出・除去方法を提供する。 【解決手段】 検査対象物としての半導体シリコンウエ
ハ1上に形成した向かい合う一対の対トレンチと、一
方の対トレンチの端面から赤外線2を入射し半導体シ
リコンウエハ1内部で多重反射した後に、他方の対
レンチの端面から出射した赤外線からスペクトル分析に
より有機汚染を検出する有機汚染検出手段と、有機汚染
が有ると判定した場合には有機汚染を除去する光学的ド
ライ洗浄機構と、有機汚染を除去できたかどうかを再び
有機汚染検出手段でチェックする手段とを同一装置内に
具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機汚染検出・除
去装置及びその有機汚染検出・除去方法並びに化学汚染
検出・除去装置及びその化学汚染検出・除去方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】DRAM(Dynamic Randa
m Acess Memory)などの半導体集積回路
の集積度が向上するにつれ、ゲート酸化膜の厚さが薄く
なり、MOS(Meta1 Oxide Semico
nductor)FET(Field Effect
Transistor)の動作中の電界(約4×106
V/cm)を絶縁する機能のマージンが少ない設計にな
る。ここで、熱酸化によりゲート酸化膜を形成する際に
金属汚染および有機汚染が存在すると絶縁破壊を起こ
す。有機汚染については、ゲート酸化膜形成後に付着し
た場合にも絶縁性の劣化をもたらすことが知られてい
る。
【0003】従来の技術では有機汚染を検出すること、
あるいは有機汚染検出しその組成を分析することと電子
回路動作上障害になると判定された有機汚染を除去する
ことは全く別々の工程であった。一般には、汚染有機分
子の分子振動に相当する波長を有する光線を当番箇所に
照射すると、その分子振動に相当する波長成分が吸収さ
れるのでウエハ(半導体基板)の当該箇所から反射した
光をスペクトル分析することにより有機汚染の有無が検
出できる。光をスペクトル分析する方法として、FTI
R(赤外フーリエ分光)法が知られている。
【0004】半導体生産工程において、有機汚染が懸念
されるウエハは、FTIR装置により有機汚染を検査す
る。しかる後別の洗浄装置に半導体基板を搭載しなお
し、洗浄し、再度FTIR装置により半導体基板上の有
機汚染の有無をチェックするという工程をふむ。すなわ
ち、従来の技術は生産工程の中の一貫したin−1in
e装置という考え方ではなくて、問題が起こった時にo
ff−lineで分析するという考え方であった。
【0005】なお、一般にウエハを汚染する有機物の膜
の厚さは数ナノメートル(nm)から数十nmと極めて
うすく、ウエハ表面の1回の反射では汚染検出のための
感度が不足するので、ウエハ端面にテーパをつけてそこ
からプロービング光を入射し、ウエハ内を光がすすみな
がら表面で多重反射して汚染情報を累積したものをもう
一方の端面から出射し、それをFTIRする方法が学会
で発表されている(多重内部反射赤外吸収分光法)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】金属汚染の検出と除去
に関しては別途に提案(異物汚染除去方式および装置)
済であるので、本発明が解決しようとする課題は検査対
象物(たとえば半導体基板)における有機汚染検出を行
い、あるいはそれに加えて有機汚染物質成分分析を行う
ことによって判定した電子回路動作上障害になる汚染を
除去し鏡面半導体基板(Bare wafer)あるい
は製造途中の半導体集積回路の歩留りを向上させること
である。
【0007】上記課題を解決するために、本発明は高集
積度の半導体製造の段階で歩留り低下の原因になってい
る有機汚染を高速で検出し、あるいはそれに加えて当該
汚染の物質成分を同時に分析し、汚染を除去する手段を
有することを特徴とする異物除去方式および装置であ
る。
【0008】MOSFETに用いるゲート酸化膜は、高
集積度化、高性能化にともなうスケーリングの要請から
数nmの膜厚にまで薄くなると予測されている。本発明
は、それらの高集積度の半導体製造の段階で歩留り低下
の原因になっている有機汚染を検出し、除去するin−
1ine装置にかかわるものである。
【0009】上記課題を解決するために、本発明の目的
は、高集積度の半導体製造の段階で歩留り低下の原因に
なっている有機汚染を高速で検出し、あるいはそれに加
えて当該汚染の物質成分を同時に分析し、汚染を除去す
る手段を有する有機汚染検出・除去装置及びその有機汚
染検出・除去方法並びに化学汚染検出・除去装置及びそ
の化学汚染検出・除去方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決する手段】本発明の有機汚染検出・除去装
置は、半導体シリコンウエハの生産工程における有機汚
染検出・除去装置において、検査対象物としての半導体
シリコンウエハ上に形成した向かい合う一対の対抗トレ
ンチと、一方の対抗トレンチの端面から赤外線を入射し
半導体シリコンウエハ内部で多重反射した後に、他方の
対抗トレンチの端面から出射した赤外線からスペクトル
分析により有機汚染を検出する有機汚染検出手段と、有
機汚染が有ると判定した場合には有機汚染を除去する光
学的ドライ洗浄機構と、有機汚染を除去できたかどうか
を再び有機汚染検出手段でチェックする手段とを同一装
置内に具備している。
【0011】また、赤外線に替えて、倍音(第2高調
波)や3倍音(第3高調波)を有する基本共鳴スペクト
ルの波長領域をカバーする近赤外線を入射し、有機汚染
を検出する有機汚染検出手段を有してもよい。
【0012】また、有機汚染を検出するための赤外線ま
たは近赤外線として有機物の共鳴スペクトルのある波長
帯域全域の波長成分をもつ光線をプロービング光線とな
し、被測定対象を通過後のプロービング光をフーリエ変
換することにより有機汚染を検出する有機汚染検出手段
を有してもよい。
【0013】また、有機汚染を検出するための赤外線ま
たは近赤外線として有機物の共鳴スペクトルのある波長
帯域を光源側で波長掃引し、被測定対象を通過後のプロ
ービング光の強弱を検出することにより有機汚染を検出
する有機汚染検出手段を有してもよい。
【0014】また、プロービング光をp波またはs波に
偏光分離し、偏光分離したp波またはs波を検査対象物
としての半導体シリコンウエハに照射して、前記被測定
対象を通過後の前記プロービング光をフーリエ変挽する
ことにより有機汚染を検出する有機汚染検出手段を有し
てもよい。
【0015】また、半導体シリコンウエハ上の一対の対
抗トレンチは、(100)面または(110)面をケミ
カルエッチングにより形成され、形成されたトレンチの
角度に応じた臨界角以下でプロービング光線を入射する
ことにより有機汚染を検出する有機汚染検出手段を有し
てもよい。
【0016】また、半導体シリコンウエハ上の一対の対
抗トレンチは、どの面であれイオンミリングにより形成
されてもよい。
【0017】また、半導体シリコンウエハは、両面研磨
されてもよい。
【0018】また、半導体シリコンウエハ上の一対の対
抗トレンチは、半導体シリコンウエハ上の、端部の領域
のみならず半導体集積回路と半導集積回路との間を含
む、半導体集積回路を形成しない捨て領域に形成されて
もよい。
【0019】また、半導体シリコンウエハ上の一対の対
抗トレンチは、半導体シリコンウエハ上の、端部の領域
のみならず半導体集積回路と半導体集積回路との間を含
む、半導体集積回路を形成しない捨て領域の複数の縦列
と横列と斜列とに複数対形成され、赤外線または近赤外
線が、同一列の隣り合う一対の対抗トレンチに入射され
ることにより有機汚染を検出する有機汚染検出手段を有
してもよい。
【0020】また、半導体製造プロセスの途中にある半
導体シリコンウエハ上の、端部の領域のみならず半導体
集積回路と半導体集積回路との間を含む、半導体集積回
路を形成しない捨て領域に、半導体シリコンウエハの端
面においてトレンチの半分の状態であるテーパ状の端面
も含む、多重反射検出用のシリコンウエハ片を有機汚染
検出センサとして貼りつけてもよい。
【0021】また、半導体シリコンウエハ上の一対の対
抗トレンチの、一方の対抗トレンチと他方の対抗トレン
チとの間の半導体シリコンウエハ表面である観測面を、
各半導体製造プロセスのすすむ間は保護膜で保護し、被
観測スタート時に保護膜を剥離して表面をむきだしに
し、さらに光学的ドライ洗浄機構により被観測スタート
時以前の有機物を除去していることにより有機汚染を検
出する有機汚染検出手段を有してもよい。
【0022】また、光学的ドライ洗浄機構は、有機物を
除去するための照射光源がパルス発光し、かつ半導体シ
リコンウエハ全面を同時に照射する手段と、パルス発光
の持続時間とパルス発光数の制御により、総合的な照射
エネルギーを制御する手段とを有してもよい。
【0023】また、光学的ドライ洗浄機構は、有機物を
除去するための照射光源がパルス発光し、かつ半導体シ
リコンウエハ面を部分照射する手段と、各一対の対抗ト
レンチの有機汚染検出結果に応じて、パルス発光の持続
時間とパルス発光数の制御により、各一対の対抗トレン
チの領域に最適な総合的な照射エネルギーを制御する手
段とを有してもよい。
【0024】また、連続的に検査対象物としての半導体
シリコンウエハを供給する装置を有してもよい。
【0025】また、有機汚染検出・除去装置装置全体を
真空雰囲気に封入する真空容器と、真空容器内を真空に
ひく時に、除去された有機物または異物を外部に排除す
る手段とを有してもよい。
【0026】また、有機汚染検出・除去装置装置内に、
有機物が分解された微小粒子を集めて外部に排除する静
電気電極を有してもよい。
【0027】本発明の有機汚染検出・除去装置の有機汚
染検出・除去方法は、有機汚染検出手段により、一方の
対抗トレンチの端面から赤外線を入射し半導体シリコン
ウエハ内部で多重反射した後に、他方の対抗トレンチの
端面から出射した赤外線からスペクトル分析により有機
汚染を検出する段階と、光学的ドライ洗浄機構により、
有機汚染が有ると判定した場合には有機汚染を除去する
段階と、有機汚染を除去できたかどうかを再び有機汚染
検出手段でチェックする段階とを有する。
【0028】また、有機汚染検出手段により、赤外線に
替えて、倍音(第2高調波)や3倍音(第3高調波)を
有する基本共鳴スペクトルの波長領域をカバーする近赤
外線を入射し、有機汚染を検出する段階を有してもよ
い。
【0029】また、有機汚染検出手段により、有機汚染
を検出するための赤外線または近赤外線として有機物の
共鳴スペクトルのある波長帯域全域の波長成分をもつ光
線をプロービング光線となし、被測定対象を通過後のプ
ロービング光をフーリエ変換することにより有機汚染を
検出する段階を有してもよい。
【0030】また、有機汚染検出手段により、有機汚染
を検出するための赤外線または近赤外線として有機物の
共鳴スペクトルのある波長帯域を光源側で波長掃引し、
被測定対象を通過後のプロービング光の強弱を検出する
ことにより有機汚染を検出する段階を有してもよい。
【0031】また、有機汚染検出手段により、プロービ
ング光をp波またはs波に偏光分離し、偏光分離したp
波またはs波を検査対象物としての半導体シリコンウエ
ハに照射して、被測定対象を通過後のプロービング光を
フーリエ変挽することにより有機汚染を検出する段階を
有してもよい。
【0032】また、有機汚染検出手段により、形成され
たトレンチの角度に応じた臨界角以下でプロービング光
線を入射することにより有機汚染を検出する段階を有し
てもよい。
【0033】また、有機汚染検出手段により、赤外線ま
たは近赤外線が、同一列の隣り合う一対の対抗トレンチ
に入射されることにより有機汚染を検出する段階を有し
てもよい。
【0034】また、半導体シリコンウエハ上の一対の対
抗トレンチの、一方の対抗トレンチと他方の対抗トレン
チとの間の半導体シリコンウエハ表面である観測面を、
各半導体製造プロセスのすすむ間は保護膜で保護する段
階と、光学的ドライ洗浄機構により、被観測スタート時
以前の有機物を除去する段階と、被観測スタート時に保
護膜を剥離して表面をむきだしにする段階とを有しても
よい。
【0035】また、有機物を除去するための照射光源に
より、パルス発光し、かつ半導体シリコンウエハ全面を
同時に照射する段階と、パルス発光の持続時間とパルス
発光数の制御により、総合的な照射エネルギーを制御す
る段階とを有してもよい。
【0036】また、有機物を除去するための照射光源に
より、パルス発光し、かつ半導体シリコンウエハ面を部
分照射する段階と、各一対の対抗トレンチの有機汚染検
出結果に応じて、パルス発光の持続時間とパルス発光数
の制御により、各一対の対抗トレンチの領域に最適な総
合的な照射エネルギーを制御する段階とを有してもよ
い。
【0037】また、連続的に検査対象物としての半導体
シリコンウエハを供給する段階を有してもよい。
【0038】また、真空容器内を真空にひく時に、除去
された有機物または異物を外部に排除する段階を有して
もよい。
【0039】また、静電気電極により、有機物が分解さ
れた微小粒子を集めて外部に排除する段階を有してもよ
い。
【0040】従って、高集積度の半導体製造の段階で歩
留り低下の原因になっている有機汚染を高速で検出し、
あるいはそれに加えて当該汚染の物質成分を同時に分析
し、汚染を除去することができる。
【0041】本発明の化学汚染検出・除去装置は、半導
体シリコンウエハの生産工程における化学汚染検出・除
去装置において、検査対象物としての半導体シリコンウ
エハ上に形成した向かい合う一対の対抗トレンチと、一
方の対抗トレンチの端面から赤外線を入射し半導体シリ
コンウエハ内部で多重反射した後に、他方の対抗トレン
チの端面から出射した赤外線からスペクトル分析により
化学汚染を検出する化学汚染検出手段と、化学汚染が有
ると判定した場合には化学汚染を除去する光学的ドライ
洗浄機構と、化学汚染を除去できたかどうかを再び化学
汚染検出手段でチェックする手段とを同一装置内に具備
している。
【0042】本発明の化学汚染検出・除去装置の化学汚
染検出・除去方法は、化学汚染検出手段により、一方の
対抗トレンチの端面から赤外線を入射し半導体シリコン
ウエハ内部で多重反射した後に、他方の対抗トレンチの
端面から出射した赤外線からスペクトル分析により化学
汚染を検出する段階と、光学的ドライ洗浄機構により、
化学汚染が有ると判定した場合には化学汚染を除去する
段階と、化学汚染を除去できたかどうかを再び化学汚染
検出手段でチェックする段階とを有する。
【0043】従って、化学汚染を高速で検出し、あるい
はそれに加えて当該汚染の物質成分を同時に分析し、汚
染を除去することができる。
【0044】
【発明の実施の形態】まず、(100)面をもつ半導体
シリコンウエハにトレンチを形成し、ウエハ多重内部反
射赤外吸収分光法による有機汚染検出について説明す
る。
【0045】一般にウエハを汚染する有機物の膜の厚さ
は数ナノメートル(nm)から数十nmと極めてうす
く、ウエハ表面の1回の反射では汚染検出のための感度
が不足するので、感度よく検出するためには表面を何回
も反射することが望ましい。この目的のためには、ウエ
ハの端面を45度に研磨してそこから赤外線を入射しウ
エハ内部で多重反射した後に、中心点対象のウエハの端
面を45度に研磨した位置から出射する方法があるが、
ウエハの直径が200mmや300mmの大きさなると
プロービング光線の減衰が大きくなり検出に困難を来た
す。それゆえ、入射点と出射点の距離は検出に十分な反
射回数をもち、減衰が大きすぎない数十mmが望まし
い。また、鏡面半導体基板(Bare Wafer)の
状態のみでなく、プロセスの各段階での有機汚染を検出
できなければならない。この目的にあうように、ウエハ
上で集積回路を形成しない捨て領域にケミカルエッチン
グによりトレンチを対抗して形成する。
【0046】(100)面をもつ半導体シリコンウエハ
にケミカルエッチングによりトレンチを形成することは
既知の技術であり、たとえば、論文”Silicon
asa Mechanical Material”,
Kurt E.Petersen,Proceedin
g of the IEEE,Vol.70,No.
5.May1982,pp.420−457に詳しく述
べられている。図1に、その論文から引用したトレンチ
が形成される状態を示す。
【0047】半導体シリコンウエハ上の一対の対抗トレ
ンチは、(100)面または(110)面をケミカルエ
ッチングにより形成され、形成されたトレンチの角度に
応じた臨界角以下でプロービング光線を入射することに
より有機汚染を検出する。
【0048】半導体シリコンウエハ上の一対の対抗トレ
ンチは、どの面であれイオンミリングにより形成され
る。また、多重反射の効率を上げるために、半導体シリ
コンウエハは、両面研磨される。
【0049】図2に半導体シリコンウエハ上で集積回路
を形成しない捨て領域にトレンチを対抗して形成した例
を示す。
【0050】図3は、半導体シリコンウエハ上に形成し
た複数対の対抗トレンチの例を示す。
【0051】半導体シリコンウエハ上の一対の対抗トレ
ンチは、半導体シリコンウエハ上の半導体集積回路を形
成しない捨て領域(基板の端部の領域のみならず半導体
集積回路と半導体集積回路との間を含む)の複数の縦列
(n1〜n9列)と横列(m1〜m9列)と斜列(p
1、q1列)とに複数対形成されている。赤外線または
近赤外線が、同一列の隣り合う一対の対抗トレンチに入
射されることにより有機汚染を検出する。
【0052】又、半導体製造プロセスの途中にある半導
体シリコンウエハ上の半導体集積回路を形成しない捨て
領域に(基板の端部の領域のみならず半導体集積回路と
半導体集積回路との間を含む)、多重反射検出用のシリ
コンウエハ片(シリコンウエハの端面においてトレンチ
の半分の状態、すなわちテーパ状の端面もふくむ)を有
機汚染検出センサとして貼りつける。
【0053】図4に一方のトレンチの端面からプロービ
ングのための赤外線を入射しウエハ内部で多重反射した
後に他方トレンチの端面から出射する様子を示す。ま
た、トレンチとトレンチの間のシリコンウエハ表面は、
各半導体製造プロセスのすすむ間は保護膜(レジスト膜
など)で保護し、観測する時にその保護膜を剥離して新
鮮な表面をむきだしにするようにする。
【0054】1.2μmより長い波長の赤外線はシリコ
ンウエハ内でほとんど吸収されないのでプロービングに
適する。
【0055】図5には一方のトレンチの端面からプロー
ビングのため赤外線2を入射し、シリコンウエハ1内部
で多重反射した後に他方のトレンチの端面から出射した
赤外線を検出し、フーリエ変換によりスペクトル分析す
る有機汚染の検出するスペクトル分析装置3と、有機汚
染が有ると判定した場合にはそれを除去する光学的ドラ
イ洗浄機構を同一装置内に具備した有機汚染検出・除去
装置の概念図を示す。
【0056】赤外線に替えて、倍音(第2高調波)や3
倍音(第3高調波)を有する基本共鳴スペクトルの波長
領域をカバーする近赤外線を入射し、有機汚染を検出す
ることもできる。
【0057】有機汚染を検出するための赤外線または近
赤外線として有機物の共鳴スペクトルのある波長帯域全
域の波長成分をもつ光線をプロービング光線となし、被
測定対象を通過後のプロービング光をフーリエ変換する
ことにより有機汚染を検出する。
【0058】(100)面をもつ半導体シリコンウエハ
上で集積回路を形成しない捨て領域にケミカルェッチン
グにより形成した向かい合う対抗トレンチを形成し、一
方のトレンチの端面から赤外線を入射しウエハ内部で多
重反射した後に他方のトレンチの端面から出射した赤外
線を検出し、有機物の分子振動により吸収されたスペク
トルをフーリエ変換によるスペクトル分析により有機汚
染を検出し、有機汚染が有ると判定した場合にはそれを
除去するために付着した有機物の結合エネルギーよりお
おきなエネルギーをもつ光を照射するそのような作用を
もつ光源としては、たとえばキセノンガスのエキシマ状
態励起光(Xeエキシマ光)などやレーザ光などがあ
る。
【0059】図6には、クリーンルームに放置したMO
Sトランジスタのゲート酸化膜表面が時間の経過ととも
に有機汚染(Carbon contaminatio
n=有機汚染はカーボン(炭素)系の分子の付着)がす
すむ状態を示し、図7には付着したカーボン(炭素)系
分子の例としてエチルアルコールCH3CH2OHが結合
エネルギーより大きなエネルギーをもつXeエキシマ光
照射により低減する様子を示す。照射光源はパルス発光
することが出来るものであれば、パルスの持続時間とパ
ルス数の制御により、総合的な照射エネルギーを制御で
きるのでウエハ上に形成した半導体集積回路を損傷せず
に有機汚染のみを除去あるいは蒸発させることができ
る。有機汚染除去のための光照射は必要に応じてウエハ
全面にすることも、あるいは狭い特定領域を選択的にす
ることもできる。
【0060】次に、本発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。
【0061】図5は、本発明の実施の形態を示す概念図
である。図5において、水平平面内で移動するXYテー
ブル7上には半導体基板1が置かれる。なお、XYテー
ブル7は半導体基板1を移動しつつ、その表面を検査す
る目的のもので、場合によっては回転テーブルが付与さ
れることもある。
【0062】本実施形態では、XYテーブル1の斜め上
に赤外線光源2が配置され、その光源からは細く絞られ
た光線が出され、半導体基板1の上に図2のように対抗
した位置に形成されたトレンチの一方に入射する。トレ
ンチは(100)面をもつシリコン基板をケミカルエッ
チングすることにより図1に示すように約55度の傾き
をもつので、その角度に対してほぼ直交するように入射
する。トレンチに入射した赤外光線は、図4に示すよう
に半導体基板1の内部を何回も反射を繰り返しながら基
板表面の汚染情報を累積してプロービングし、対抗する
もう一方のトレンチから出射する。出射した赤外線を検
出し、有機物の分子振動により吸収をスペクトル分析装
置3によりフーリエ変換によるスペクトル分析を行って
有機汚染を検出する。有機汚染を検出するためのスペク
トル分析法はFTIRに限らない。プロービング光源を
当該波長帯域を波長掃引し、有機物に吸収された強度を
検出するものであってもよいし、さらにその光源を偏光
分離したものであってもよい。有機汚染を検出するため
の赤外線または近赤外線として有機物の共鳴スペクトル
のある波長帯域を光源側で波長掃引し、被測定対象を通
過後のプロービング光の強弱を検出することにより有機
汚染を検出する方法である。又は、プロービング光をp
波またはs波に偏光分離し、偏光分離したp波またはs
波を検査対象物としての半導体シリコンウエハに照射し
て、有機汚染を検出する方法である。
【0063】なお、対抗するトレンチ間のシリコン基板
表面には各段階のプロセスがすすむ間は保護膜(レジス
ト膜など)で覆い、その後の観測時間の間はその保護膜
を除去してシリコン基板の表面が直接有機汚染にさらさ
れるようにする。
【0064】図6にはクリーンルームに放置したMOS
トランジスタのゲート酸化膜が時間とともに(スター
ト、1時間後、24時間後、4日後)有機汚染されてい
く状態が示されている。
【0065】有機汚染が有ると判定した場合にはそれを
除去するために、付着した有機物の結合エネルギーより
おおきなエネルギーをもつ光を照射光源(Xe(キセノ
ン)エキシマ光など)6から半導体基板1に照射する。
図7には、有機汚染(ここでは、エチルアルコールCH
3CH2OHをガラス面に塗布)が185nmと254n
mの波長をもつ低圧水銀灯、あるいは172nmの波長
をもつ誘電体バリア放電エキシマランプ照射により著し
く低減することを示す(ウシオ電機のデータより)。
【0066】照射光源はパルス発光することが出来るタ
イプのものがあるので、コントローラ4により照射光源
の電源および駆動回路をパルスの持続時間とパルス数を
制御して、半導体基板1上に形成した半導体集積回路を
損傷せずに有機汚染のみを除去あるいは蒸発させること
ができる。有機汚染除去のための光の照射は、半導体基
板1全面を一度に照射することも可能であるし、特定の
スポットサイズでXYテーブル1を移動して全面あるい
は特定の箇所のみを除去することも可能である。
【0067】光照射により、有機汚染が除去されたか否
かは再び赤外線のスペクトル分析によりチェックでき
る。
【0068】図8に実際の実施例である有機汚染検出・
除去装置の模式図を示し、説明する。
【0069】原理的には図5で説明したことと同じであ
るが、それに被検査対象のシリコン基板(ウエハ)21
の保管・搬送機構8を加えて連続的な検査を可能にして
いる。また当該装置全体を真空容器9内に封入してい
る。有機汚染はクリーンルーム雰囲気によってもなされ
るので、その雰囲気から隔離する意味で装置内は真空雰
囲気であることが望ましい。また、除去された有機物あ
るいは異物は装置内を真空にひく時に外部に排除される
ので、再度汚染されることがなくなる。
【0070】有機物を除去する目的で短波長のエキシマ
光などを照射した結果、有機物は収用主要構成原子の炭
素は二酸化炭素になり、水素は水蒸気になって消散す
る。二酸化炭素は微小な粒子になり、半導体ウエハに付
着すると半導体の不良要因になりえる。より積極的に微
小な粒子を排除する目的で、有機汚染検出・除去装置装
置内に、有機物が分解された微小粒子を集めて外部に排
除する静電気集塵電極14を設けて静電気を印加する。
【0071】なお、本発明の装置は有機汚染のみなら
ず、人体やAP(Ammonia−peroxide)
洗浄液から発生するアンモニアNH3 などの化学汚染に
も適用されうる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、有機汚染
検出・除去装置及びその有機汚染検出・除去方法によ
り、高集積度の半導体製造の段階で歩留り低下の原因に
なっている有機汚染を高速で検出し、あるいはそれに加
えて当該汚染の物質成分を同時に分析し、汚染を除去す
ることができるという効果がある。
【0073】また、化学汚染検出・除去装置及びその化
学汚染検出・除去方法により、化学汚染を高速で検出
し、あるいはそれに加えて当該汚染の物質成分を同時に
分析し、汚染を除去することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(100)面をもつ半導体シリコンウエハにケ
ミカルエッチングによりトレンチを形成する図である。
【図2】半導体シリコンウエハ上で集積回路を形成しな
い捨て領域にトレンチを対抗して形成した例を示す図で
ある。
【図3】半導体シリコンウエハ上に形成した複数対の対
抗トレンチの例を示す図である。
【図4】一方のトレンチの端面からプロービングのため
の赤外線を入射しウエハ内部で多重反射した後に他方ト
レンチの端面から出射する様子を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態の有機汚染検出・除去装置
の概念図である。
【図6】クリーンルームに放置したMOSトランジスタ
のゲート酸化膜が時間とともに(スタート、1時間後、
24時間後、4日後)有機汚染されていく状態を示すス
ペクトルデータを示す図である。
【図7】有機汚染(ここでは、エチルアルコールCH3
CH2OHをガラス面に塗布)が185nmと254n
mの波長をもつ低圧水銀灯、あるいは172nmの波長
をもつ誘電体バリア放電エキシマランプ照射により著し
く低減することを示すスペクトルデータを示す図であ
る。
【図8】実際の実施例である有機汚染検出・除去装置の
模式図である。
【符号の説明】
1、21 シリコン基板(ウエハ) 2、22 プロービング赤外線 3、23 スペクトル分析装置 4、15 コントローラ(制御回路) 5、24 照射光源の電源および駆動回路 6、16 照射光源 7、17 載物台(X、Y、θ制御) 8 シリコン基板(ウエハ)の保管・搬送機構 9 真空容器 10 真空バルブ 11 真空ポンプ 12 不活性ガスバルブ 13 不活性ガスボンベ 14、18 静電気集塵電極 33 センサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 有機汚染検出・除去装置及びその有機
汚染検出・除去方法並びに化学汚染検出・除去装置及び
その化学汚染検出・除去方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機汚染検出・除
去装置及びその有機汚染検出・除去方法並びに化学汚染
検出・除去装置及びその化学汚染検出・除去方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】DRAM(Dynamic Randa
m Acess Memory)などの半導体集積回路
の集積度が向上するにつれ、ゲート酸化膜の厚さが薄く
なり、MOS(Meta1 Oxide Semico
nductor)FET(Field Effect
Transistor)の動作中の電界(約4×106
V/cm)を絶縁する機能のマージンが少ない設計にな
る。ここで、熱酸化によりゲート酸化膜を形成する際に
金属汚染および有機汚染が存在すると絶縁破壊を起こ
す。有機汚染については、ゲート酸化膜形成後に付着し
た場合にも絶縁性の劣化をもたらすことが知られてい
る。
【0003】従来の技術では有機汚染を検出すること、
あるいは有機汚染検出しその組成を分析することと電子
回路動作上障害になると判定された有機汚染を除去する
ことは全く別々の工程であった。一般には、汚染有機分
子の分子振動に相当する波長を有する光線を当番箇所に
照射すると、その分子振動に相当する波長成分が吸収さ
れるのでウエハ(半導体基板)の当該箇所から反射した
光をスペクトル分析することにより有機汚染の有無が検
出できる。光をスペクトル分析する方法として、FTI
R(赤外フーリエ分光)法が知られている。
【0004】半導体生産工程において、有機汚染が懸念
されるウエハは、FTIR装置により有機汚染を検査す
る。しかる後別の洗浄装置に半導体基板を搭載しなお
し、洗浄し、再度FTIR装置により半導体基板上の有
機汚染の有無をチェックするという工程をふむ。すなわ
ち、従来の技術は生産工程の中の一貫したin−1in
e装置という考え方ではなくて、問題が起こった時にo
ff−lineで分析するという考え方であった。
【0005】なお、一般にウエハを汚染する有機物の膜
の厚さは数ナノメートル(nm)から数十nmと極めて
うすく、ウエハ表面の1回の反射では汚染検出のための
感度が不足するので、ウエハ端面にテーパをつけてそこ
からプロービング光を入射し、う一方の端面から出射
し、それをFTIRする方法が学会で発表されている
(多重内部反射赤外吸収分光法)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】金属汚染の検出と除去
に関しては別途に提案(異物汚染除去方式および装置)
済であるので、本発明が解決しようとする課題は検査対
象物(たとえば半導体基板)における有機汚染検出を行
い、あるいはそれに加えて有機汚染物質成分分析を行う
ことによって判定した電子回路動作上障害になる汚染を
除去し鏡面半導体基板(Bare wafer)あるい
は製造途中の半導体集積回路の歩留りを向上させること
である。
【0007】上記課題を解決するために、本発明は高集
積度の半導体製造の段階で歩留り低下の原因になってい
る有機汚染を高速で検出し、あるいはそれに加えて当該
汚染の物質成分を同時に分析し、汚染を除去する手段を
有することを特徴とする異物除去方式および装置であ
る。
【0008】MOSFETに用いるゲート酸化膜は、高
集積度化、高性能化にともなうスケーリングの要請から
数nmの膜厚にまで薄くなると予測されている。本発明
は、それらの高集積度の半導体製造の段階で歩留り低下
の原因になっている有機汚染を検出し、除去するin−
1ine装置にかかわるものである。
【0009】上記課題を解決するために、本発明の目的
は、高集積度の半導体製造の段階で歩留り低下の原因に
なっている有機汚染を高速で検出し、あるいはそれに加
えて当該汚染の物質成分を同時に分析し、汚染を除去す
る手段を有する有機汚染検出・除去装置及びその有機汚
染検出・除去方法並びに化学汚染検出・除去装置及びそ
の化学汚染検出・除去方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決する手段】本発明の有機汚染検出・除去装
置は、半導体シリコンウエハの生産工程における有機汚
染検出・除去装置において、検査対象物としての半導体
シリコンウエハ上に形成した向かい合う一対の対トレ
ンチと、一方の対トレンチの端面から赤外線を入射し
半導体シリコンウエハ内部で多重反射した後に、他方の
トレンチの端面から出射した赤外線からスペクトル
分析により有機汚染を検出する有機汚染検出手段と、有
機汚染が有ると判定した場合には有機汚染を除去する光
学的ドライ洗浄機構と、有機汚染を除去できたかどうか
を再び有機汚染検出手段でチェックする手段とを同一装
置内に具備している。
【0011】また、赤外線に替えて、倍音(第2高調
波)や3倍音(第3高調波)を有する基本共鳴スペクト
ルの波長領域をカバーする近赤外線を入射し、有機汚染
を検出する有機汚染検出手段を有してもよい。
【0012】また、有機汚染を検出するための赤外線ま
たは近赤外線として有機物の共鳴スペクトルのある波長
帯域全域の波長成分をもつ光線をプロービング光線とな
し、被測定対象を通過後のプロービング光をフーリエ変
換することにより有機汚染を検出する有機汚染検出手段
を有してもよい。
【0013】また、有機汚染を検出するための赤外線ま
たは近赤外線として有機物の共鳴スペクトルのある波長
帯域を光源側で波長掃引し、被測定対象を通過後のプロ
ービング光の強弱を検出することにより有機汚染を検出
する有機汚染検出手段を有してもよい。
【0014】また、プロービング光をp波またはs波に
偏光分離し、偏光分離したp波またはs波を検査対象物
としての半導体シリコンウエハに照射して、前記被測定
対象を通過後の前記プロービング光をフーリエ変挽する
ことにより有機汚染を検出する有機汚染検出手段を有し
てもよい。
【0015】また、半導体シリコンウエハ上の一対の対
トレンチは、(100)面または(110)面をケミ
カルエッチングにより形成され、形成されたトレンチの
角度に応じた臨界角以下でプロービング光線を入射する
ことにより有機汚染を検出する有機汚染検出手段を有し
てもよい。
【0016】また、半導体シリコンウエハ上の一対の対
トレンチは、どの面であれイオンミリングにより形成
されてもよい。
【0017】また、半導体シリコンウエハは、両面研磨
されてもよい。
【0018】また、半導体シリコンウエハ上の一対の対
トレンチは、半導体シリコンウエハ上の、端部の領域
のみならず半導体集積回路と半導集積回路との間を含
む、半導体集積回路を形成しない捨て領域に形成されて
もよい。
【0019】また、半導体シリコンウエハ上の一対の対
トレンチは、半導体シリコンウエハ上の、端部の領域
のみならず半導体集積回路と半導体集積回路との間を含
む、半導体集積回路を形成しない捨て領域の複数の縦列
と横列と斜列とに複数対形成され、赤外線または近赤外
線が、同一列の隣り合う一対の対トレンチに入射され
ることにより有機汚染を検出する有機汚染検出手段を有
してもよい。
【0020】また、半導体製造プロセスの途中にある半
導体シリコンウエハ上の、端部の領域のみならず半導体
集積回路と半導体集積回路との間を含む、半導体集積回
路を形成しない捨て領域に、半導体シリコンウエハの端
面においてトレンチの半分の状態であるテーパ状の端面
も含む、多重反射検出用のシリコンウエハ片を有機汚染
検出センサとして貼りつけてもよい。
【0021】また、半導体シリコンウエハ上の一対の対
トレンチの、一方の対トレンチと他方の対トレン
チとの間の半導体シリコンウエハ表面である観測面を、
各半導体製造プロセスのすすむ間は保護膜で保護し、被
観測スタート時に保護膜を剥離して表面をむきだしに
し、さらに光学的ドライ洗浄機構により被観測スタート
時以前の有機物を除去していることにより有機汚染を検
出する有機汚染検出手段を有してもよい。
【0022】また、光学的ドライ洗浄機構は、有機物を
除去するための照射光源がパルス発光し、かつ半導体シ
リコンウエハ全面を同時に照射する手段と、パルス発光
の持続時間とパルス発光数の制御により、総合的な照射
エネルギーを制御する手段とを有してもよい。
【0023】また、光学的ドライ洗浄機構は、有機物を
除去するための照射光源がパルス発光し、かつ半導体シ
リコンウエハ面を部分照射する手段と、各一対の対
レンチの有機汚染検出結果に応じて、パルス発光の持続
時間とパルス発光数の制御により、各一対の対トレン
チの領域に最適な総合的な照射エネルギーを制御する手
段とを有してもよい。
【0024】また、連続的に検査対象物としての半導体
シリコンウエハを供給する装置を有してもよい。
【0025】また、有機汚染検出・除去装置装置全体を
真空雰囲気に封入する真空容器と、真空容器内を真空に
ひく時に、除去された有機物または異物を外部に排除す
る手段とを有してもよい。
【0026】また、有機汚染検出・除去装置装置内に、
有機物が分解された微小粒子を集めて外部に排除する静
電気電極を有してもよい。
【0027】本発明の有機汚染検出・除去装置の有機汚
染検出・除去方法は、有機汚染検出手段により、一方の
トレンチの端面から赤外線を入射し半導体シリコン
ウエハ内部で多重反射した後に、他方の対向トレンチの
端面から出射した赤外線からスペクトル分析により有機
汚染を検出する段階と、光学的ドライ洗浄機構により、
有機汚染が有ると判定した場合には有機汚染を除去する
段階と、を有する。
【0028】また、有機汚染検出手段により、赤外線に
替えて、倍音(第2高調波)や3倍音(第3高調波)を
有する基本共鳴スペクトルの波長領域をカバーする近赤
外線を入射し、有機汚染を検出する段階を有してもよ
い。
【0029】また、有機汚染検出手段により、有機汚染
を検出するための赤外線または近赤外線として有機物の
共鳴スペクトルのある波長帯域全域の波長成分をもつ光
線をプロービング光線となし、被測定対象を通過後のプ
ロービング光をフーリエ変換することにより有機汚染を
検出する段階を有してもよい。
【0030】また、有機汚染検出手段により、有機汚染
を検出するための赤外線または近赤外線として有機物の
共鳴スペクトルのある波長帯域を光源側で波長掃引し、
被測定対象を通過後のプロービング光の強弱を検出する
ことにより有機汚染を検出する段階を有してもよい。
【0031】また、有機汚染検出手段により、プロービ
ング光をp波またはs波に偏光分離し、偏光分離したp
波またはs波を検査対象物としての半導体シリコンウエ
ハに照射して、被測定対象を通過後のプロービング光を
フーリエ変挽することにより有機汚染を検出する段階を
有してもよい。
【0032】また、有機汚染検出手段により、形成され
たトレンチの角度に応じた臨界角以下でプロービング光
線を入射することにより有機汚染を検出する段階を有し
てもよい。
【0033】また、有機汚染検出手段により、赤外線ま
たは近赤外線が、同一列の隣り合う一対の対トレンチ
に入射されることにより有機汚染を検出する段階を有し
てもよい。
【0034】また、半導体シリコンウエハ上の一対の対
トレンチの、一方の対トレンチと他方の対トレン
チとの間の半導体シリコンウエハ表面である観測面を、
各半導体製造プロセスのすすむ間は保護膜で保護する段
階と、光学的ドライ洗浄機構により、被観測スタート時
以前の有機物を除去する段階と、被観測スタート時に保
護膜を剥離して表面をむきだしにする段階とを有しても
よい。
【0035】また、有機物を除去するための照射光源に
より、パルス発光し、かつ半導体シリコンウエハ全面を
同時に照射する段階と、パルス発光の持続時間とパルス
発光数の制御により、総合的な照射エネルギーを制御す
る段階とを有してもよい。
【0036】また、有機物を除去するための照射光源に
より、パルス発光し、かつ半導体シリコンウエハ面を部
分照射する段階と、各一対の対トレンチの有機汚染検
出結果に応じて、パルス発光の持続時間とパルス発光数
の制御により、各一対の対トレンチの領域に最適な総
合的な照射エネルギーを制御する段階とを有してもよ
い。
【0037】また、連続的に検査対象物としての半導体
シリコンウエハを供給する段階を有してもよい。
【0038】また、真空容器内を真空にひく時に、除去
された有機物または異物を外部に排除する段階を有して
もよい。
【0039】また、静電気電極により、有機物が分解さ
れた微小粒子を集めて外部に排除する段階を有してもよ
い。
【0040】従って、高集積度の半導体製造の段階で歩
留り低下の原因になっている有機汚染を高速で検出し、
あるいはそれに加えて当該汚染の物質成分を同時に分析
し、汚染を除去することができる。
【0041】本発明の化学汚染検出・除去装置は、半導
体シリコンウエハの生産工程における化学汚染検出・除
去装置において、検査対象物としての半導体シリコンウ
エハ上に形成した向かい合う一対の対トレンチと、一
方の対トレンチの端面から赤外線を入射し半導体シリ
コンウエハ内部で多重反射した後に、他方の対トレン
チの端面から出射した赤外線からスペクトル分析により
化学汚染を検出する化学汚染検出手段と、化学汚染が有
ると判定した場合には化学汚染を除去する光学的ドライ
洗浄機構と、化学汚染を除去できたかどうかを再び化学
汚染検出手段でチェックする手段とを同一装置内に具備
している。
【0042】本発明の化学汚染検出・除去装置の化学汚
染検出・除去方法は、化学汚染検出手段により、一方の
トレンチの端面から赤外線を入射し半導体シリコン
ウエハ内部で多重反射した後に、他方の対トレンチの
端面から出射した赤外線からスペクトル分析により化学
汚染を検出する段階と、光学的ドライ洗浄機構により、
化学汚染が有ると判定した場合には化学汚染を除去する
段階と、を有する。
【0043】従って、化学汚染を高速で検出し、あるい
はそれに加えて当該汚染の物質成分を同時に分析し、汚
染を除去することができる。
【0044】
【発明の実施の形態】まず、(100)面をもつ半導体
シリコンウエハにトレンチを形成し、ウエハ多重内部反
射赤外吸収分光法による有機汚染検出について説明す
る。
【0045】一般にウエハを汚染する有機物の膜の厚さ
は数ナノメートル(nm)から数十nmと極めてうす
く、ウエハ表面の1回の反射では汚染検出のための感度
が不足するので、感度よく検出するためには表面を何回
も反射することが望ましい。この目的のためには、ウエ
ハの端面を45度に研磨してそこから赤外線を入射しウ
エハ内部で多重反射した後に、中心点対象のウエハの端
面を45度に研磨した位置から出射する方法があるが、
ウエハの直径が200mmや300mmの大きさなると
プロービング光線の減衰が大きくなり検出に困難を来た
す。それゆえ、入射点と出射点の距離は検出に十分な反
射回数をもち、減衰が大きすぎない数十mmが望まし
い。また、鏡面半導体基板(Bare Wafer)の
状態のみでなく、プロセスの各段階での有機汚染を検出
できなければならない。この目的にあうように、ウエハ
上で集積回路を形成しない捨て領域にケミカルエッチン
グによりトレンチを対して形成する。
【0046】(100)面をもつ半導体シリコンウエハ
にケミカルエッチングによりトレンチを形成することは
既知の技術であり、たとえば、論文”Silicon
asa Mechanical Material”,
Kurt E.Petersen,Proceedin
g of the IEEE,Vol.70,No.
5.May1982,pp.420−457に詳しく述
べられている。図1に、その論文から引用したトレンチ
が形成される状態を示す。
【0047】半導体シリコンウエハ上の一対の対トレ
ンチは、(100)面または(110)面をケミカルエ
ッチングにより形成され、形成されたトレンチの角度に
応じた臨界角以下でプロービング光線を入射することに
より有機汚染を検出する。
【0048】半導体シリコンウエハ上の一対の対トレ
ンチは、どの面であれイオンミリングにより形成され
る。また、多重反射の効率を上げるために、半導体シリ
コンウエハは、両面研磨される。
【0049】図2に半導体シリコンウエハ上で集積回路
を形成しない捨て領域にトレンチを対して形成した例
を示す。
【0050】図3は、半導体シリコンウエハ上に形成し
た複数対の対トレンチの例を示す。
【0051】半導体シリコンウエハ上の一対の対トレ
ンチは、半導体シリコンウエハ上の半導体集積回路を形
成しない捨て領域(基板の端部の領域のみならず半導体
集積回路と半導体集積回路との間を含む)の複数の縦列
(n1〜n9列)と横列(m1〜m9列)と斜列(p
1、q1列)とに複数対形成されている。赤外線または
近赤外線が、同一列の隣り合う一対の対トレンチに入
射されることにより有機汚染を検出する。
【0052】又、半導体製造プロセスの途中にある半導
体シリコンウエハ上の半導体集積回路を形成しない捨て
領域に(基板の端部の領域のみならず半導体集積回路と
半導体集積回路との間を含む)、多重反射検出用のシリ
コンウエハ片(シリコンウエハの端面においてトレンチ
の半分の状態、すなわちテーパ状の端面もふくむ)を有
機汚染検出センサとして貼りつける。
【0053】図4に一方のトレンチの端面からプロービ
ングのための赤外線を入射しウエハ内部で多重反射した
後に他方トレンチの端面から出射する様子を示す。ま
た、トレンチとトレンチの間のシリコンウエハ表面は、
各半導体製造プロセスのすすむ間は保護膜(レジスト膜
など)で保護し、観測する時にその保護膜を剥離して新
鮮な表面をむきだしにするようにする。
【0054】1.2μmより長い波長の赤外線はシリコ
ンウエハ内でほとんど吸収されないのでプロービングに
適する。
【0055】図5には一方のトレンチの端面からプロー
ビングのため赤外線2を入射し、シリコンウエハ1内部
で多重反射した後に他方のトレンチの端面から出射した
赤外線を検出し、フーリエ変換によりスペクトル分析す
る有機汚染の検出するスペクトル分析装置3と、有機汚
染が有ると判定した場合にはそれを除去する光学的ドラ
イ洗浄機構を同一装置内に具備した有機汚染検出・除去
装置の概念図を示す。
【0056】赤外線に替えて、倍音(第2高調波)や3
倍音(第3高調波)を有する基本共鳴スペクトルの波長
領域をカバーする近赤外線を入射し、有機汚染を検出す
ることもできる。
【0057】有機汚染を検出するための赤外線または近
赤外線として有機物の共鳴スペクトルのある波長帯域全
域の波長成分をもつ光線をプロービング光線となし、被
測定対象を通過後のプロービング光をフーリエ変換する
ことにより有機汚染を検出する。
【0058】(100)面をもつ半導体シリコンウエハ
上で集積回路を形成しない捨て領域にケミカルェッチン
グにより形成した向かい合う対トレンチを形成し、一
方のトレンチの端面から赤外線を入射しウエハ内部で多
重反射した後に他方のトレンチの端面から出射した赤外
線を検出し、有機物の分子振動により吸収されたスペク
トルをフーリエ変換によるスペクトル分析により有機汚
染を検出し、有機汚染が有ると判定した場合にはそれを
除去するために付着した有機物の結合エネルギーよりお
おきなエネルギーをもつ光を照射するそのような作用を
もつ光源としては、たとえばキセノンガスのエキシマ状
態励起光(Xeエキシマ光)などやレーザ光などがあ
る。
【0059】図6には、クリーンルームに放置したMO
Sトランジスタのゲート酸化膜表面が時間の経過ととも
に有機汚染(Carbon contaminatio
n=有機汚染はカーボン(炭素)系の分子の付着)がす
すむ状態を示し、図7には付着したカーボン(炭素)系
分子の例としてエチルアルコールCH3CH2OHが結合
エネルギーより大きなエネルギーをもつXeエキシマ光
照射により低減する様子を示す。照射光源はパルス発光
することが出来るものであれば、パルスの持続時間とパ
ルス数の制御により、総合的な照射エネルギーを制御で
きるのでウエハ上に形成した半導体集積回路を損傷せず
に有機汚染のみを除去あるいは蒸発させることができ
る。有機汚染除去のための光照射は必要に応じてウエハ
全面にすることも、あるいは狭い特定領域を選択的にす
ることもできる。
【0060】次に、本発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。
【0061】図5は、本発明の実施の形態を示す概念図
である。図5において、水平平面内で移動するXYテー
ブル7上には半導体基板1が置かれる。なお、XYテー
ブル7は半導体基板1を移動しつつ、その表面を検査す
る目的のもので、場合によっては回転テーブルが付与さ
れることもある。
【0062】本実施形態では、XYテーブル1の斜め上
に赤外線光源2が配置され、その光源からは細く絞られ
た光線が出され、半導体基板1の上に図2のように対
した位置に形成されたトレンチの一方に入射する。トレ
ンチは(100)面をもつシリコン基板をケミカルエッ
チングすることにより図1に示すように約55度の傾き
をもつので、その角度に対してほぼ直交するように入射
する。トレンチに入射した赤外光線は、図4に示すよう
に半導体基板1の内部を何回も反射を繰り返しながら基
板表面の汚染情報を累積してプロービングし、対する
もう一方のトレンチから出射する。出射した赤外線を検
出し、有機物の分子振動により吸収をスペクトル分析装
置3によりフーリエ変換によるスペクトル分析を行って
有機汚染を検出する。有機汚染を検出するためのスペク
トル分析法はFTIRに限らない。出するものであって
もよいし、さらにその光源を偏光分離したものであって
もよい。有機汚染を検出するための赤外線または近赤外
線として有機物の共鳴スペクトルのある波長帯域を光源
側で波長掃引し、被測定対象を通過後のプロービング光
の強弱を検出することにより有機汚染を検出する方法で
ある。又は、プロービング光をp波またはs波に偏光分
離し、偏光分離したp波またはs波を検査対象物として
の半導体シリコンウエハに照射して、有機汚染を検出す
る方法である。
【0063】なお、対向するトレンチ間のシリコン基板
表面には各段階のプロセスがすすむ間は保護膜(レジス
ト膜など)で覆い、その後の観測時間の間はその保護膜
を除去してシリコン基板の表面が直接有機汚染にさらさ
れるようにする。
【0064】図6にはクリーンルームに放置したMOS
トランジスタのゲート酸化膜が時間とともに(スター
ト、1時間後、24時間後、4日後)有機汚染されてい
く状態が示されている。
【0065】有機汚染が有ると判定した場合にはそれを
除去するために、付着した有機物の結合エネルギーより
おおきなエネルギーをもつ光を照射光源(Xe(キセノ
ン)エキシマ光など)6から半導体基板1に照射する。
図7には、有機汚染(ここでは、エチルアルコールCH
3CH2OHをガラス面に塗布)が185nmと254n
mの波長をもつ低圧水銀灯、あるいは172nmの波長
をもつ誘電体バリア放電エキシマランプ照射により著し
く低減することを示す(ウシオ電機のデータより)。
【0066】照射光源はパルス発光することが出来るタ
イプのものがあるので、コントローラ4により照射光源
の電源および駆動回路をパルスの持続時間とパルス数を
制御して、半導体基板1上に形成した半導体集積回路を
損傷せずに有機汚染のみを除去あるいは蒸発させること
ができる。有機汚染除去のための光の照射は、半導体基
板1全面を一度に照射することも可能であるし、特定の
スポットサイズでXYテーブル1を移動して全面あるい
は特定の箇所のみを除去することも可能である。
【0067】光照射により、有機汚染が除去されたか否
かは再び赤外線のスペクトル分析によりチェックでき
る。
【0068】図8に実際の実施例である有機汚染検出・
除去装置の模式図を示し、説明する。
【0069】原理的には図5で説明したことと同じであ
るが、それに被検査対象のシリコン基板(ウエハ)21
の保管・搬送機構8を加えて連続的な検査を可能にして
いる。雰囲気によってもなされるので、その雰囲気から
隔離する意味で装置内は真空雰囲気であることが望まし
い。また、除去された有機物あるいは異物は装置内を真
空にひく時に外部に排除されるので、再度汚染されるこ
とがなくなる。
【0070】有機物を除去する目的で短波長のエキシマ
光などを照射した結果、有機物は収用主要構成原子の炭
素は二酸化炭素になり、水素は水蒸気になって消散す
る。二酸化炭素は微小な粒子になり、半導体ウエハに付
着すると半導体の不良要因になりえる。より積極的に微
小な粒子を排除する目的で、有機汚染検出・除去装置装
置内に、有機物が分解された微小粒子を集めて外部に排
除する静電気集塵電極14を設けて静電気を印加する。
【0071】なお、本発明の装置は有機汚染のみなら
ず、人体やAP(Ammonia−peroxide)
洗浄液から発生するアンモニアNH3 などの化学汚染に
も適用されうる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、有機汚染
検出・除去装置及びその有機汚染検出・除去方法によ
り、高集積度の半導体製造の段階で歩留り低下の原因に
なっている有機汚染を高速で検出し、あるいはそれに加
えて当該汚染の物質成分を同時に分析し、汚染を除去す
ることができるという効果がある。
【0073】また、化学汚染検出・除去装置及びその化
学汚染検出・除去方法により、化学汚染を高速で検出
し、あるいはそれに加えて当該汚染の物質成分を同時に
分析し、汚染を除去することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(100)面をもつ半導体シリコンウエハにケ
ミカルエッチングによりトレンチを形成する図である。
【図2】半導体シリコンウエハ上で集積回路を形成しな
い捨て領域にトレンチを対して形成した例を示す図で
ある。
【図3】半導体シリコンウエハ上に形成した複数対の対
トレンチの例を示す図である。
【図4】一方のトレンチの端面からプロービングのため
の赤外線を入射しウエハ内部で多重反射した後に他方ト
レンチの端面から出射する様子を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態の有機汚染検出・除去装置
の概念図である。
【図6】クリーンルームに放置したMOSトランジスタ
のゲート酸化膜が時間とともに(スタート、1時間後、
24時間後、4日後)有機汚染されていく状態を示すス
ペクトルデータを示す図である。
【図7】有機汚染(ここでは、エチルアルコールCH3
CH2OHをガラス面に塗布)が185nmと254n
mの波長をもつ低圧水銀灯、あるいは172nmの波長
をもつ誘電体バリア放電エキシマランプ照射により著し
く低減することを示すスペクトルデータを示す図であ
る。
【図8】実際の実施例である有機汚染検出・除去装置の
模式図である。
【符号の説明】 1、21 シリコン基板(ウエハ) 2、22 プロービング赤外線 3、23 スペクトル分析装置 4、15 コントローラ(制御回路) 5、24 照射光源の電源および駆動回路 6、16 照射光源 7、17 載物台(X、Y、θ制御) 8 シリコン基板(ウエハ)の保管・搬送機構 9 真空容器 10 真空バルブ 11 真空ポンプ 12 不活性ガスバルブ 13 不活性ガスボンベ 14、18 静電気集塵電極 33 センサ
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 庭野 道夫 宮城県仙台市泉区住吉台東三丁目18番12号 (72)発明者 宮本 信雄 宮城県仙台市青葉区桜ケ丘七丁目26番15号

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体シリコンウエハの生産工程におけ
    る有機汚染検出・除去装置において、 検査対象物としての半導体シリコンウエハ上に形成した
    向かい合う一対の対抗トレンチと、 一方の前記対抗トレンチの端面から赤外線を入射し前記
    半導体シリコンウエハ内部で多重反射した後に、他方の
    前記対抗トレンチの端面から出射した赤外線からスペク
    トル分析により有機汚染を検出する有機汚染検出手段
    と、 該有機汚染が有ると判定した場合には前記有機汚染を除
    去する光学的ドライ洗浄機構と、 前記有機汚染を除去できたかどうかを再び前記有機汚染
    検出手段でチェックする手段とを同一装置内に具備した
    ことを特徴とする有機汚染検出・除去装置。
  2. 【請求項2】 前記赤外線に替えて、倍音(第2高調
    波)や3倍音(第3高調波)を有する基本共鳴スペクト
    ルの波長領域をカバーする近赤外線を入射し、前記有機
    汚染を検出する前記有機汚染検出手段を有する請求項1
    に記載の有機汚染検出・除去装置。
  3. 【請求項3】 前記有機汚染を検出するための前記赤外
    線または前記近赤外線として有機物の共鳴スペクトルの
    ある波長帯域全域の波長成分をもつ光線をプロービング
    光線となし、被測定対象を通過後のプロービング光をフ
    ーリエ変換することにより前記有機汚染を検出する前記
    有機汚染検出手段を有する請求項1または請求項2に記
    載の有機汚染検出・除去装置。
  4. 【請求項4】 前記有機汚染を検出するための前記赤外
    線または前記近赤外線として有機物の共鳴スペクトルの
    ある波長帯域を光源側で波長掃引し、被測定対象を通過
    後のプロービング光の強弱を検出することにより前記有
    機汚染を検出する前記有機汚染検出手段を有する請求項
    1または請求項2に記載の有機汚染検出・除去装置。
  5. 【請求項5】 前記プロービング光をp波またはs波に
    偏光分離し、該偏光分離したp波またはs波を検査対象
    物としての半導体シリコンウエハに照射して、前記被測
    定対象を通過後の前記プロービング光をフーリエ変挽す
    ることにより前記有機汚染を検出する前記有機汚染検出
    手段を有する請求項4に記載の有機汚染検出・除去装
    置。
  6. 【請求項6】 前記半導体シリコンウエハ上の前記一対
    の対抗トレンチは、 (100)面または(110)面をケミカルエッチング
    により形成され、形成されたトレンチの角度に応じた臨
    界角以下で前記プロービング光線を入射することにより
    前記有機汚染を検出する前記有機汚染検出手段を有する
    請求項1から請求項5の何れか1項に記載の有機汚染検
    出・除去装置。
  7. 【請求項7】 前記半導体シリコンウエハ上の前記一対
    の対抗トレンチは、 どの面であれイオンミリングにより形成される請求項1
    から請求項6の何れか1項に記載の有機汚染検出・除去
    装置。
  8. 【請求項8】 前記半導体シリコンウエハは、 両面研磨される請求項1から請求項7の何れか1項に記
    載の有機汚染検出・除去装置。
  9. 【請求項9】 前記半導体シリコンウエハ上の前記一対
    の対抗トレンチは、 前記半導体シリコンウエハ上の、端部の領域のみならず
    半導体集積回路と半導体集積回路との間を含む、半導体
    集積回路を形成しない捨て領域に形成される請求項1か
    ら請求項8の何れか1項に記載の有機汚染検出・除去装
    置。
  10. 【請求項10】 前記半導体シリコンウエハ上の前記一
    対の対抗トレンチは、 前記半導体シリコンウエハ上の、端部の領域のみならず
    半導体集積回路と半導体集積回路との間を含む、半導体
    集積回路を形成しない捨て領域の複数の縦列と横列と斜
    列とに複数対形成され、 前記赤外線または前記近赤外線が、同一列の隣り合う前
    記一対の対抗トレンチに入射されることにより前記有機
    汚染を検出する前記有機汚染検出手段を有する請求項9
    に記載の有機汚染検出・除去装置。
  11. 【請求項11】 半導体製造プロセスの途中にある半導
    体シリコンウエハ上の、端部の領域のみならず半導体集
    積回路と半導体集積回路との間を含む、半導体集積回路
    を形成しない捨て領域に、半導体シリコンウエハの端面
    においてトレンチの半分の状態であるテーパ状の端面も
    含む、多重反射検出用のシリコンウエハ片を有機汚染検
    出センサとして貼りつけた請求項1から請求項8の何れ
    か1項に記載の有機汚染検出・除去装置。
  12. 【請求項12】 前記半導体シリコンウエハ上の前記一
    対の対抗トレンチの、一方の前記対抗トレンチと他方の
    前記対抗トレンチとの間の前記半導体シリコンウエハ表
    面である観測面を、 各半導体製造プロセスのすすむ間は保護膜で保護し、被
    観測スタート時に前記保護膜を剥離して表面をむきだし
    にし、 さらに前記光学的ドライ洗浄機構により前記被観測スタ
    ート時以前の有機物を除去していることにより前記有機
    汚染を検出する前記有機汚染検出手段を有する請求項1
    から請求項11の何れか1項に記載の有機汚染検出・除
    去装置。
  13. 【請求項13】 前記光学的ドライ洗浄機構は、 有機物を除去するための照射光源がパルス発光し、かつ
    前記半導体シリコンウエハ全面を同時に照射する手段
    と、 前記パルス発光の持続時間とパルス発光数の制御によ
    り、総合的な照射エネルギーを制御する手段とを有する
    請求項1から請求項12の何れか1項に記載の有機汚染
    検出・除去装置。
  14. 【請求項14】 前記光学的ドライ洗浄機構は、 有機物を除去するための照射光源がパルス発光し、かつ
    前記半導体シリコンウエハ面を部分照射する手段と、 前記各一対の対抗トレンチの有機汚染検出結果に応じ
    て、前記パルス発光の持続時間とパルス発光数の制御に
    より、前記各一対の対抗トレンチの領域に最適な総合的
    な照射エネルギーを制御する手段とを有する請求項1か
    ら請求項12の何れか1項に記載の有機汚染検出・除去
    装置。
  15. 【請求項15】 連続的に前記検査対象物としての半導
    体シリコンウエハを供給する装置を有する請求項1から
    請求項14の何れか1項に記載の有機汚染検出・除去装
    置。
  16. 【請求項16】 前記有機汚染検出・除去装置装置全体
    を真空雰囲気に封入する真空容器と、 該真空容器内を真空にひく時に、除去された有機物また
    は異物を外部に排除する手段とを有する請求項1から請
    求項15の何れか1項に記載の有機汚染検出・除去装
    置。
  17. 【請求項17】 前記有機汚染検出・除去装置装置内
    に、有機物が分解された微小粒子を集めて外部に排除す
    る静電気電極を有する請求項1から請求項15の何れか
    1項に記載の有機汚染検出・除去装置。
  18. 【請求項18】 前記有機汚染検出手段により、一方の
    前記対抗トレンチの端面から赤外線を入射し前記半導体
    シリコンウエハ内部で多重反射した後に、他方の前記対
    抗トレンチの端面から出射した赤外線からスペクトル分
    析により有機汚染を検出する段階と、 前記光学的ドライ洗浄機構により、前記有機汚染が有る
    と判定した場合には前記有機汚染を除去する段階と、 前記有機汚染を除去できたかどうかを再び前記有機汚染
    検出手段でチェックする段階とを有することを特徴とす
    る請求項1に記載の有機汚染検出・除去装置の有機汚染
    検出・除去方法。
  19. 【請求項19】 前記有機汚染検出手段により、前記赤
    外線に替えて、倍音(第2高調波)や3倍音(第3高調
    波)を有する基本共鳴スペクトルの波長領域をカバーす
    る近赤外線を入射し、前記有機汚染を検出する段階を有
    する請求項2に記載の有機汚染検出・除去装置の有機汚
    染検出・除去方法。
  20. 【請求項20】 前記有機汚染検出手段により、前記有
    機汚染を検出するための前記赤外線または前記近赤外線
    として有機物の共鳴スペクトルのある波長帯域全域の波
    長成分をもつ光線をプロービング光線となし、被測定対
    象を通過後のプロービング光をフーリエ変換することに
    より前記有機汚染を検出する段階を有する請求項3に記
    載の有機汚染検出・除去装置の有機汚染検出・除去方
    法。
  21. 【請求項21】 前記有機汚染検出手段により、前記有
    機汚染を検出するための前記赤外線または前記近赤外線
    として有機物の共鳴スペクトルのある波長帯域を光源側
    で波長掃引し、被測定対象を通過後のプロービング光の
    強弱を検出することにより前記有機汚染を検出する段階
    を有する請求項4に記載の有機汚染検出・除去装置の有
    機汚染検出・除去方法。
  22. 【請求項22】 前記有機汚染検出手段により、前記プ
    ロービング光をp波またはs波に偏光分離し、該偏光分
    離したp波またはs波を検査対象物としての半導体シリ
    コンウエハに照射して、前記被測定対象を通過後の前記
    プロービング光をフーリエ変挽することにより前記有機
    汚染を検出する段階を有する請求項5に記載の有機汚染
    検出・除去装置の有機汚染検出・除去方法。
  23. 【請求項23】 前記有機汚染検出手段により、形成さ
    れたトレンチの角度に応じた臨界角以下で前記プロービ
    ング光線を入射することにより前記有機汚染を検出する
    段階を有する請求項6に記載の有機汚染検出・除去装置
    の有機汚染検出・除去方法。
  24. 【請求項24】 前記有機汚染検出手段により、前記赤
    外線または前記近赤外線が、同一列の隣り合う前記一対
    の対抗トレンチに入射されることにより前記有機汚染を
    検出する段階を有する請求項10に記載の有機汚染検出
    ・除去装置の有機汚染検出・除去方法。
  25. 【請求項25】 前記半導体シリコンウエハ上の前記一
    対の対抗トレンチの、一方の前記対抗トレンチと他方の
    前記対抗トレンチとの間の前記半導体シリコンウエハ表
    面である観測面を、 各半導体製造プロセスのすすむ間は保護膜で保護する段
    階と、 前記光学的ドライ洗浄機構により、被観測スタート時以
    前の有機物を除去する段階と、 前記被観測スタート時に前記保護膜を剥離して表面をむ
    きだしにする段階とを有する請求項12に記載の有機汚
    染検出・除去装置の有機汚染検出・除去方法。
  26. 【請求項26】 有機物を除去するための照射光源によ
    り、パルス発光し、かつ前記半導体シリコンウエハ全面
    を同時に照射する段階と、 前記パルス発光の持続時間とパルス発光数の制御によ
    り、総合的な照射エネルギーを制御する段階とを有する
    請求項13に記載の有機汚染検出・除去装置の有機汚染
    検出・除去方法。
  27. 【請求項27】 有機物を除去するための照射光源によ
    り、パルス発光し、 かつ前記半導体シリコンウエハ面を部分照射する段階
    と、 前記各一対の対抗トレンチの有機汚染検出結果に応じ
    て、前記パルス発光の持続時間とパルス発光数の制御に
    より、前記各一対の対抗トレンチの領域に最適な総合的
    な照射エネルギーを制御する段階とを有する請求項14
    に記載の有機汚染検出・除去装置の有機汚染検出・除去
    方法。
  28. 【請求項28】 連続的に前記検査対象物としての半導
    体シリコンウエハを供給する段階を有する請求項15に
    記載の有機汚染検出・除去装置の有機汚染検出・除去方
    法。
  29. 【請求項29】 前記真空容器内を真空にひく時に、除
    去された有機物または異物を外部に排除する段階を有す
    る請求項16に記載の有機汚染検出・除去装置の有機汚
    染検出・除去方法。
  30. 【請求項30】 前記静電気電極により、有機物が分解
    された微小粒子を集めて外部に排除する段階を有する請
    求項17に記載の有機汚染検出・除去装置の有機汚染検
    出・除去方法。
  31. 【請求項31】 半導体シリコンウエハの生産工程にお
    ける化学汚染検出・除去装置において、 検査対象物としての半導体シリコンウエハ上に形成した
    向かい合う一対の対抗トレンチと、 一方の前記対抗トレンチの端面から赤外線を入射し前記
    半導体シリコンウエハ内部で多重反射した後に、他方の
    前記対抗トレンチの端面から出射した赤外線からスペク
    トル分析により化学汚染を検出する化学汚染検出手段
    と、 該化学汚染が有ると判定した場合には前記化学汚染を除
    去する光学的ドライ洗浄機構と、 前記化学汚染を除去できたかどうかを再び前記化学汚染
    検出手段でチェックする手段とを同一装置内に具備した
    ことを特徴とする化学汚染検出・除去装置。
  32. 【請求項32】 前記化学汚染検出手段により、一方の
    前記対抗トレンチの端面から赤外線を入射し前記半導体
    シリコンウエハ内部で多重反射した後に、他方の前記対
    抗トレンチの端面から出射した赤外線からスペクトル分
    析により化学汚染を検出する段階と、 前記光学的ドライ洗浄機構により、前記化学汚染が有る
    と判定した場合には前記化学汚染を除去する段階と、 前記化学汚染を除去できたかどうかを再び前記化学汚染
    検出手段でチェックする段階とを有することを特徴とす
    る請求項31に記載の化学汚染検出・除去装置の化学汚
    染検出・除去方法。
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