JPH11176052A - ディスクのチャック装置 - Google Patents

ディスクのチャック装置

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JPH11176052A
JPH11176052A JP9339693A JP33969397A JPH11176052A JP H11176052 A JPH11176052 A JP H11176052A JP 9339693 A JP9339693 A JP 9339693A JP 33969397 A JP33969397 A JP 33969397A JP H11176052 A JPH11176052 A JP H11176052A
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JP
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disk
clamp
turntable
clamp member
disc
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JP9339693A
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Inventor
Genichi Iizuka
源一 飯塚
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Sony Corp
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Sony Corp
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクのチャック装置において、ディスク
が装着されたとき、クランプ部材の押圧力を安定に確保
すると共に、簡単な構成で、組立を容易にする。 【解決手段】 ターンテーブル21Aの中間部に配設し
た保持部材71により、垂直方向に摺動可能で半径方向
に揺動可能に、クランプ部材61を保持すると共に、ば
ね66により、ディスクの外周方向と下方にクランプ部
材を付勢する。クランプ部材の上端部に、上下に斜面を
有するチャック端部62をディスクの外周方向に形成す
る。ディスクを装着するときは、チャック端部の上側斜
面が内側に押されてから、下側斜面により、ディスクの
中心孔の周縁部を押さえる。ディスクを離脱させる場
合、クランプ部材も引き上げられ、そのピン64がセン
タボス31Cのカム34に当接し、クランプ部材が内側
に傾いて、ディスクがはずれる。しかる後、クランプ部
材が自動的に復帰する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ターンテーブル
に載置されたディスクをチャックする、ディスクのチャ
ック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、コンパクトディスク(商
品名)のようなディスクを、ターンテーブルにおいてチ
ャックするために、例えば、図8および図9に示すよう
な、ディスクのチャック装置が用いられていた。
【0003】このチャック装置10は、図8に示すよう
に、ターンテーブル11の上側に、これと同軸に、セン
タボス12が配設され、このセンタボス12には、3個
の押圧片13と3個の鋼球14とが、それぞれ120゜
の角間隔で、部分的に露出するように配設される。そし
て、チャック装置10は、シャーシ(図示は省略)に取
り付けられたスピンドルモータ1に結合されて、回転駆
動される。
【0004】図9に示すように、センタボス12の内部
では、中心部と同軸に結合されたスリーブ15の外側
に、弾性材から形成されたOリング16が装着され、こ
のOリング16によって、押圧片13および鋼球14が
外側に押圧される。
【0005】また、押圧片13は、その下部に形成され
た弾性片13sによって、スリーブ15の下部に連結さ
れる。
【0006】上述のようなチャック装置10では、図9
Aに示すように、ディスクDの中心孔がセンタボス12
に係合された状態から、ディスクDを下方に移動させる
と、押圧片13が内側に偏倚して、ディスクDの中心孔
の内側縁が、Oリング16の弾性復元力により押圧され
る。これにより、ディスクDはターンテーブル11上で
センタリングされる。
【0007】また、ディスクDを下方に移動させると、
図9Bに示すように、Oリング16によって外側に押圧
される鋼球14を、ディスクDの中心孔が乗り越えて、
ディスクDの内側縁が鋼球14により下方に押されて、
ターンテーブル11上で係止されるようになる。即ち、
鋼球14により、ディスクDのチャッキングが行なわれ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のよう
な従来のチャック装置10には、図9Bに示すように、
ディスクDの内周縁が、鋼球14により斜め上から押さ
れるため、面取りなど、内周縁の形状によってディスク
Dへの押圧力が異なり、その調整が困難であるという問
題があった。
【0009】また、外側に押圧されている鋼球14に抗
してディスクDを装着するため、ディスクDへの押圧力
を高くしようとすると、ディスクDの着脱の際に、大き
な力が必要になるという問題があった。
【0010】この問題を解消するために、トグルばねに
より付勢されたクランプレバーの一端で、ディスクの中
心孔の周縁部を押さえることにより、クランプ力を自由
に設定することができるようにしたディスクのチャック
装置が提案されている。
【0011】図10および図11に示すように、この提
案によるディスクのチャック装置20は、ターンテーブ
ル21と、これと同軸に配設されたセンタボス31と、
ディスクをチャッキングするためのクランプレバー41
とを含んで構成される。
【0012】ターンテーブル21の中間部に、120゜
の角間隔で、3個の切り欠き(開口)22が配設される
と共に、中心部には、シリンダ23が配設される。
【0013】このシリンダ23に係合するセンタボス3
1には、ターンテーブル21の開口22と整列して、1
20゜の角間隔で、3個の切り欠き(開口)32が配設
されるとともに、各開口32の中間に、ディスクDのセ
ンタリングのための3個の張り出し片33が設けられ
る。
【0014】そして、ディスクをチャッキングするため
のクランプレバー41が、ターンテーブル21の開口2
2およびセンタボス31の開口32から、部分的に露出
するように配設される。
【0015】なお、図10のチャック装置20は、シャ
ーシに取り付けられたスピンドルモータ(いずれも図示
は省略)に結合されて、回転駆動される。また、図10
では、簡単のため、クランプレバー41は1個のみを例
示する。
【0016】図11に示すように、ターンテーブル21
の中央部に配設されたシリンダ23に、開口22と整列
して、120゜の角間隔で、3個のストッパ24が形成
され、開口22の両側には、2個の切り起こし25が形
成されると共に、開口22より中心側に、係止孔26が
形成される。
【0017】クランプレバー41は、中央部に支軸42
を備え、ターンテーブル21の外側方向に、ディスクを
検出するための検出端部43が形成されると共に、ター
ンテーブル21の内側方向には、「く」字状に屈曲し
て、ディスクをチャッキングするためのチャック端部4
4が形成され、このチャック端部44の背面に突部45
が形成される。
【0018】また、クランプレバー41には、その支軸
42と直角方向に開口46が形成されると共に、この開
口46の検出端部43側にピン47が取り付けられ、こ
のピン47にトグルばね48の一端が係止される。
【0019】そして、クランプレバー41の支軸42が
ターンテーブル21の切り起こし25に係止されて、ク
ランプレバー41が回動自在に支持されると共に、開口
46内を通したトグルばね48の他端がターンテーブル
21の係止孔26に係止される。
【0020】上述のような構成により、提案のチャック
装置20では、ディスクが装着されていない場合、図1
2Aに示すように、クランプレバー41の検出端部43
がセンタボス31の外側で、ターンテーブル21の上方
に位置すると共に、トグルばね48が支軸42の上側に
位置する。
【0021】そして、トグルばね48の弾力により、反
時計方向に付勢されたクランプレバー41が回動して、
そのチャック端部44の背面に形成された突部45がス
トッパ24と当接するなお、図12では、係止孔26お
よび支軸42に「+」印を付けて固定であることを表わ
すと共に、検出端部43およびチャック端部44には
「×」印を付けて可動であることを表わす。また、簡単
のため、図12B〜図12Dにおいては、クランプレバ
ー41の変位の説明に必要な部分のみに符号を付ける。
【0022】図12Bに示すように、ディスクDが装着
されて、このディスクDにより、検出端部43が下方に
押されると、クランプレバー41が時計方向に回動し
て、支軸42とトグルばね48とが整列するようにな
る。この状態では、トグルばね48の弾力によってクラ
ンプレバー41がいずれの方向にも付勢されない。即
ち、図12Bに示す状態では、トグルばね48が死点に
ある。
【0023】この図12Bに示す状態から、ディスクD
が更に下降すると、クランプレバー41が引き続き時計
方向に回動される。そして、図12Cに示すように、デ
ィスクDがターンテーブル21上に載置された状態で
は、トグルばね48が死点を越えて支軸42の下側に変
位し、トグルばね48の弾力により、クランプレバー4
1が引き続き時計方向に付勢される。
【0024】これにより、図12Dに示すように、クラ
ンプレバー41が時計方向に更に回動して、チャック端
部44がディスクDの上面に当接し、これを押圧してク
ランプする。即ち、ディスクDがチャッキングされる。
【0025】上述のような提案のチャック装置20で
は、トグルばね48の弾力の設定により、ディスクDが
装着されたときに、クランプレバー41の押圧力を自由
に設定することができる。
【0026】しかしながら、上述のような提案のチャッ
ク装置20では、前出図11に示すように、クランプレ
バー41の形状が複雑であり、部品としてのコストが高
くなると共に、トグルばね48を開口46に挿通して、
この開口46の中に配設されたピン47に係止する組み
立てが困難である。
【0027】かかる点に鑑み、この発明の目的は、ディ
スクが装着されたときに、クランプ部材の押圧力を安定
に確保することができると共に、構成が簡単で、組立が
容易な、ディスクのチャック装置を提供するところにあ
る。
【0028】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1の発明によるディスクのチャック装置は、
ディスクを載置するターンテーブルと、このターンテー
ブルに同軸に配設されて上記ディスクの中心孔と係合す
るセンタリング部材と、上記ターンテーブルの中間部に
所定角間隔で配設されて上記ディスクの中心孔の周縁部
を押さえる複数のクランプ部材と、このクランプ部材の
上方に対接可能に配設したカム部材と、上記クランプ部
材を上記ディスクの外周方向および下方に付勢するばね
部材と、上記クランプ部材を上記ターンテーブル面に対
して垂直な方向に摺動可能に保持すると共に、上記ディ
スクの半径方向に揺動可能に保持する保持部材とを具備
したディスクのチャック装置であって、上記クランプ部
材の上部に上記カム部材に対接する対接部を設け、上記
クランプ部材の下部に上記保持部材に係合する支軸を設
けると共に、上記クランプ部材の上端部に上下に斜面を
有する張り出し部を上記ディスクの外周方向に形成し、
上記張り出し部の下側の斜面により、上記ディスクの中
心孔の周縁部を押さえるようにしたものである。
【0029】かかる構成の請求項1の発明によるディス
クのチャック装置においては、ディスクが装着されたと
きに、垂直方向に摺動可能に保持されるクランプ部材
が、ばね部材の弾力により、下方に付勢されて、クラン
プ部材の押圧力が安定に確保される。このクランプ部材
の構造は、比較的簡単であって、組立が容易になる。
【0030】また、請求項2の発明によるディスクのチ
ャック装置は、上記複数のクランプ部材を付勢する上記
ばね部材がリング状の板材の外周部に一体に形成された
ものである。
【0031】かかる構成の請求項2の発明によるディス
クのチャック装置においては、部品点数が低減されて、
構成が更に簡単になり、組立が一層容易になる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照しなが
ら、この発明によるディスクのチャック装置の実施の形
態について説明する。
【0033】[実施の形態の構成]この発明の実施の形
態の構成を図1に示し、その要部の構成を図2に示す。
この図1および図2において、前出図10および図11
に対応する部分には同一の符号を付して一部説明を省略
する。
【0034】図1において、ディスクのチャック装置2
0Aは、ターンテーブル21Aと、これと同軸に係合さ
れるセンタボス31Cと、ディスクをチャッキングする
ため「Γ」字状に形成されたクランプ部材61とを含む
と共に、このクランプ部材61を収納し保持する保持部
材71を含んで構成される。
【0035】ターンテーブル21Aの中間部に、120
゜の角間隔で、3個の切り欠き(開口)22が配設され
ると共に、中央部には、シリンダ23が配設される。ま
た、ターンテーブル21Aの下側に、開口22と整列し
て、120゜の角間隔で、3個の係止ボス29が配設さ
れる。
【0036】シリンダ23に係合するセンタボス31C
には、ターンテーブル21Aの開口22と整列するよう
に、120゜の角間隔で、3個の切り欠き(開口)32
が配設され、各開口32の中間に、ディスクDのセンタ
リングのための3個の張り出し片33が設けられる。
【0037】この実施の形態では、センタボス31Cの
各開口32の内側にカム34が設けられて、後述のよう
に、クランプ部材61のピン64と対接する。
【0038】このクランプ部材61は、引っ張りばね6
6により係止ボス29と連結されると共に、保持部材7
1の内部に挿入されて保持される。
【0039】この保持部材71は、ターンテーブル21
Aの開口22と整列して、120゜の角間隔で、シリン
ダ23の側面に、開口22から部分的に露出するよう
に、配設されてる。
【0040】そして、保持部材71の内部に挿入された
クランプ部材61は、センタボス31Cの開口32か
ら、部分的に露出可能なように配設される。
【0041】なお、図1のチャック装置20Aは、シャ
ーシ(図示は省略)に取り付けられたスピンドルモータ
1に結合されて、回転駆動される。
【0042】図2に示すように、クランプ部材61の上
端部には、ディスクをチャッキングするためのチャック
端部62が、ターンテーブル21Aの外周方向に張り出
すと共に、その上下両面が傾斜して形成される。このチ
ャック端部62の下方にピン64が配設されると共に、
クランプ部材61の下端部に支軸63が配設される。
【0043】また、クランプ部材61には、ピン64よ
り下方のチャック端部62側に、引っ張りばね66を係
止するための係止孔65が形成される。
【0044】一方、保持部材71では、側壁72a,7
2bおよび係止部73a,73bにより、上側から見て
「コ」字状に、収納部74が形成される。
【0045】また、保持部材71では、係止部73a,
73bの中間に、側壁72a,72bの下部まで通し
て、切り欠き73cが形成されると共に、側壁72a,
72bの下部の内側には、案内溝75a,75bが形成
される。
【0046】この実施の形態では、図示は省略するが、
保持部材71の側壁72a,72bの内面が、センタボ
ス31Cに設けたカム34a,34bの外面とそれぞれ
対向すると共に、保持部材71の係止部73a,73b
の上面が、センタボス31Cのカム34a,34bの下
面とそれぞれ対向するように組み立てられる。
【0047】また、保持部材71の内部にクランプ部材
61が挿入されるとき、クランプ部材61の支軸63
が、保持部材71の案内溝75a,75bに、上下方向
に摺動自在に係合される。また、クランプ部材61のピ
ン64は、引っ張りばね66に付勢されて、保持部材7
1の係止部73a,73bに当接する。
【0048】[実施の形態のチャッキング]次に、図3
〜図5をも参照しながら、この発明の実施の形態のチャ
ッキングについて説明する。
【0049】前述のような構成により、この実施の形態
のチャック装置20Aでは、ディスクが装着されていな
い場合、図3Aおよび図4Aに示すように、クランプ部
材61のチャック端部62が、センタボス31Cの開口
32から、ターンテーブル21Aの外周方向に露出して
いる。
【0050】また、図4Aに示すように、ターンテーブ
ル21Aの下側の係止ボス29と、クランプ部材61の
係止孔65とに掛け渡された、引っ張りばね66の弾力
により、クランプ部材61が下方に付勢されて、その支
軸63が保持部材71の案内溝75の下端に当接すると
共に、クランプ部材61が時計方向に付勢されて、ピン
64が保持部材71の係止部73に当接する。
【0051】なお、図4および図5では、クランプ部材
61の支軸63に「+」印を付けて回動中心であること
を表わすと共に、ピン64には「×」印を付けて可動で
あることを表わす。また、簡単のため、図4Bおよび図
4Cと、図5Bおよび図5Cにおいては、クランプ部材
61の変位の説明に必要な部分のみに符号を付ける。
【0052】図4Bに示すように、ディスクDが装着さ
れようとするとき、このディスクDの下降に伴って、そ
の内周縁により、クランプ部材61のチャック端部62
の上面が、ターンテーブル21Aの内周方向にも押さ
れ、クランプ部材61が反時計方向に回動して、ピン6
4が保持部材71の係止部73から離れる。
【0053】図4Bに示す状態では、引っ張りばね66
の弾力により、クランプ部材61が引き続き下方に付勢
されて、その支軸63が保持部材71の案内溝75の下
端に当接している。この状態は、ディスクDが更に下降
して、その上面の内周縁がクランプ部材61のチャック
端部62の先端を越えるまで持続する。
【0054】そして、図4Cに示すように、ディスクD
が更に下降して、ターンテーブル21A上にディスクD
が載置された状態では、その上面がクランプ部材61の
チャック端部62の下面に当接する。
【0055】図4Cの状態では、引っ張りばね66の弾
力により、クランプ部材61が引き続き下方に付勢され
て、その支軸63が保持部材71の案内溝75の下端に
当接すると共に、引き続き時計方向に付勢されて、ピン
64が保持部材71の係止部73に再び当接する。
【0056】これにより、クランプ部材61のチャック
端部62の下面がディスクDの内周縁に上側から当接
し、これを押圧してクランプする。即ち、ディスクDが
チャッキングされる。
【0057】従って、この実施の形態のチャック装置2
0Aでも、前述のような提案例と同様に、引っ張りばね
66の弾力の設定により、ディスクが装着されたとき
に、クランプ部材61の押圧力を安定に確保することが
できる。
【0058】また、クランプ部材61および保持部材7
1の構造が比較的簡単であるので、部品のコストや組立
工数を低減することができる。
【0059】そして、クランプ部材61の支軸63が、
保持部材71の案内溝75内で、上下に摺動可能に保持
されるので、機械的なショックなどにより、クランプ部
材61のチャック端部62が食い込む方向にディスクD
が動いた場合でも、クランプ部材61のチャック端部6
2が浮き上がって、ディスクDへの押圧力が一定とな
る。
【0060】なお、図4Cに示すように、ディスクDが
チャッキングされた状態でも、クランプ部材61のチャ
ック端部62は、図3Aに示すように、センタボス31
Cの開口32から、ターンテーブル21Aの外周方向に
露出している。この場合、簡単のため、ディスクの図示
は省略される。
【0061】図3Aと、図4Cおよび図5Aに示すよう
な、ディスクDがチャッキングされた状態から、ディス
クDを離脱させる場合には、ディスクDの上昇に伴っ
て、その上面の内周縁により、クランプ部材61のチャ
ック端部62の下面が上方に押される。
【0062】そして、図5Bに示すように、引っ張りば
ね66の弾力に抗して、クランプ部材61が上方に引き
上げられ、その支軸63が保持部材71の案内溝75内
を上方に摺動すると共に、クランプ部材61のピン64
が、保持部材71の係止部73から離れて、センタボス
32のカム34の内側斜面に当接する。
【0063】図5Bに示す状態では、ディスクDの上昇
に伴って、クランプ部材61のピン64が、センタボス
32のカム34の内側斜面上を摺動するため、クランプ
部材61は反時計方向に回動する。
【0064】このクランプ部材61の回動は、図5Cに
示すように、ディスクDが更に上昇して、その上面の内
周縁がクランプ部材61のチャック端部62の先端を越
えたときに最大に達する。
【0065】図5Bおよび図5Cに示す状態では、図3
Bにも示すように、クランプ部材61のチャック端部6
2が、センタボス31Cの開口32から上方に露出して
いる。なお、図3Bでは、見やすくするために、ディス
クの図示を省略している。
【0066】図5Cに示す状態から、ディスクDが更に
上昇して、その下面の内周縁がクランプ部材61のチャ
ック端部62の上面に当接するに到ると、このチャック
端部62に対するディスクDの係合が解除される。
【0067】そして、クランプ部材61は、引っ張りば
ね66の弾力により、時計方向および下方に付勢されて
いるので、クランプ部材61の支軸63が保持部材71
の案内溝75を摺動下降して下端に当接すると共に、ピ
ン64が保持部材71の係止部73に再び当接して、図
4Aに示すような、ディスクが装着される前の状態に自
動的に復帰する。
【0068】[他の実施の形態]前述の実施の形態で
は、ターンテーブル21Aの下側の係止ボス29と、ク
ランプ部材61の係止孔65とに掛け渡された、引っ張
りばね66の弾力により、クランプ部材61が付勢され
るようにしたが、図6に示すように、「L」字状のクラ
ンプ部材61Lを形成すると共に、リング状のばね部材
81の外周に形成した「J」字状の板ばね82をクラン
プ部材61Lの押圧端部67に対接させることにより、
部品点数を低減することができて、構成が更に簡単にな
り、組立が一層容易になる。
【0069】即ち、この実施の形態では、前述の実施の
形態のクランプ部材61の支軸63から、ターンテーブ
ル21Aの外周方向に押圧端部67を延設することによ
り、「L」字状のクランプ部材61Lを形成する。
【0070】また、リング状のばね部材81の外周に
は、120゜の角間隔で、3個の「J」字状の板ばね8
2を形成する。
【0071】そして、図7に示すように、ターンテーブ
ル21Aの下面にリング状のばね部材81を取り付け
て、その板ばね82の下端部を、クランプ部材61Lの
押圧端部67に対接させることにより、板ばね82の弾
力によって、前述の実施の形態における引っ張りばね6
6の弾力と同様に、クランプ部材61Lが時計方向およ
び下方に付勢されて、同様の効果を奏する。
【0072】更に、この実施の形態では、リング状のば
ね部材81の内周にも、120゜の角間隔で、3個の
「J」字状の板ばね83を形成して、センタボス31C
の張り出し片33を内側から外方に付勢することによ
り、ディスクのセンタリングを一層確実に行なうように
している。
【0073】なお、板ばね83の内側には、シリンダ2
3またはセンタボス31Cから張り出して、適宜の支持
部材を配設することが望ましい。
【0074】また、この実施の形態では、前述の実施の
形態のように、ターンテーブル21Aの下側に係止ボス
29を配設する必要がない。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、比較的簡単な構成で、組立が容易になると共
に、ディスクが装着されたときに、クランプ部材の押圧
力を安定に確保することができる。
【0076】また、請求項2の発明によれば、部品点数
を低減することができて、組立が一層容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるディスクのチャック装置の実施
の形態の構成を示す分解斜視図である。
【図2】この発明の実施の形態の要部の構成を示す分解
斜視図である。
【図3】この発明の実施の形態のチャッキングを説明す
るための斜視図である。
【図4】この発明の実施の形態のチャッキングを説明す
るための概念図である。
【図5】この発明の実施の形態のチャッキングを説明す
るための概念図である。
【図6】この発明によるディスクのチャック装置の他の
実施の形態の要部の構成を示す斜視図である。
【図7】この発明の他の実施の形態の構成を示す概念図
である。
【図8】従来のディスクのチャック装置の構成例を示す
斜視図である。
【図9】従来例のチャッキングを説明するための断面図
である。
【図10】提案のディスクのチャック装置の構成例を示
す斜視図である。
【図11】提案例の要部の構成を示す分解斜視図であ
る。
【図12】提案例のチャッキングを説明するための概念
図である。
【符号の説明】
1…スピンドルモータ、20A…チャック装置、21A
…ターンテーブル、22…切り欠き(開口)、23…シ
リンダ、29…係止ボス、31C…センタボス、32…
切り欠き、33…張り出し片、34…カム部材、61,
61L…クランプ部材、62…チャック端部、63…支
軸、64…ピン、66…引っ張りばね、67…押圧端
部、71…保持部材、73…係止部、74…収納部、7
5…案内溝、81…ばね部材、D…ディスク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクを載置するターンテーブルと、 このターンテーブルに同軸に配設されて上記ディスクの
    中心孔と係合するセンタリング部材と、 上記ターンテーブルの中間部に所定角間隔で配設されて
    上記ディスクの中心孔の周縁部を押さえる複数のクラン
    プ部材と、 このクランプ部材の上方に対接可能に配設したカム部材
    と、 上記クランプ部材を上記ディスクの外周方向および下方
    に付勢するばね部材と、 上記クランプ部材を上記ターンテーブル面に対して垂直
    な方向に摺動可能に保持すると共に、上記ディスクの半
    径方向に揺動可能に保持する保持部材とを具備したディ
    スクのチャック装置であって、 上記クランプ部材の上部に上記カム部材に対接する対接
    部を設け、 上記クランプ部材の下部に上記保持部材に係合する支軸
    を設けると共に、 上記クランプ部材の上端部に上下に斜面を有する張り出
    し部を上記ディスクの外周方向に形成し、 上記張り出し部の下側の斜面により、上記ディスクの中
    心孔の周縁部を押さえるようにしたディスクのチャック
    装置。
  2. 【請求項2】上記複数のクランプ部材を付勢する上記ば
    ね部材がリング状の板材の外周部に一体に形成された請
    求項1に記載のディスクのチャック装置。
JP9339693A 1997-12-10 1997-12-10 ディスクのチャック装置 Pending JPH11176052A (ja)

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