JPH11173631A - 空調機制御装置 - Google Patents
空調機制御装置Info
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- JPH11173631A JPH11173631A JP9344693A JP34469397A JPH11173631A JP H11173631 A JPH11173631 A JP H11173631A JP 9344693 A JP9344693 A JP 9344693A JP 34469397 A JP34469397 A JP 34469397A JP H11173631 A JPH11173631 A JP H11173631A
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 34
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 23
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 22
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000009529 body temperature measurement Methods 0.000 description 2
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 2
- 238000005338 heat storage Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- 239000008236 heating water Substances 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
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- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 還気温度と室温設定値とにもとづくＰＩＤ演
算により冷温水弁の開度を調整しただけでは、負荷の変
動に対する追随性の点で不充分であった。 【解決手段】 冷温水コイル２に吸入される還気の温度
ＰＶを測定する温度測定器３と、冷温水コイル２から吐
出された給気の温度を測定する温度測定器４と、測定さ
れた還気温度ＰＶと予め入力されている室内設定温度Ｓ
Ｐ0とにもとづいて給気温度の設定値ＳＰを算出する給
気温度設定値演算部５と、測定された給気温度と算出さ
れた給気温度設定値ＳＰとを用いて冷温水弁ＭＶ１にＰ
Ｉ動作をさせるための弁駆動量を算出するＰＩ動作量演
算部６とを備える。
算により冷温水弁の開度を調整しただけでは、負荷の変
動に対する追随性の点で不充分であった。 【解決手段】 冷温水コイル２に吸入される還気の温度
ＰＶを測定する温度測定器３と、冷温水コイル２から吐
出された給気の温度を測定する温度測定器４と、測定さ
れた還気温度ＰＶと予め入力されている室内設定温度Ｓ
Ｐ0とにもとづいて給気温度の設定値ＳＰを算出する給
気温度設定値演算部５と、測定された給気温度と算出さ
れた給気温度設定値ＳＰとを用いて冷温水弁ＭＶ１にＰ
Ｉ動作をさせるための弁駆動量を算出するＰＩ動作量演
算部６とを備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄熱槽等から供給
される冷温水を熱源に用いた空調機の制御装置に関し、
特に、負荷の変動に対して素早く応答するとともに、冷
房と暖房を適切なタイミングで自動的に切り替えること
を可能にした空調機制御装置に関する。
される冷温水を熱源に用いた空調機の制御装置に関し、
特に、負荷の変動に対して素早く応答するとともに、冷
房と暖房を適切なタイミングで自動的に切り替えること
を可能にした空調機制御装置に関する。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】従来、冷温水を熱源に
した空調機の場合、測定した還気の温度と室温の設定値
とを比較し、ＰＩＤ制御等により冷温水の流量を調整す
る弁を開閉駆動していた。そのため、負荷の変動に対す
る追随性の点で不充分な場合があった。また、従来の空
調機では、冷房と暖房の切り替えを手動により設定して
いるため、実際の状況にそぐわずに不適切なタイミング
で切り替えられる場合があった。
した空調機の場合、測定した還気の温度と室温の設定値
とを比較し、ＰＩＤ制御等により冷温水の流量を調整す
る弁を開閉駆動していた。そのため、負荷の変動に対す
る追随性の点で不充分な場合があった。また、従来の空
調機では、冷房と暖房の切り替えを手動により設定して
いるため、実際の状況にそぐわずに不適切なタイミング
で切り替えられる場合があった。
【０００３】
【課題を解決するための手段】そこで上記課題を解決す
るために、請求項１の発明は、冷房または暖房の運転モ
ードに応じて冷水または温水が供給される冷温水コイル
に室内空気を強制循環させるとともに、冷温水コイルへ
の冷温水流量を流量調整弁の弁開度により調整する空調
機の制御装置であって、冷温水コイルに吸入される還気
の温度を測定する温度測定器と、冷温水コイルから吐出
された給気の温度を測定する温度測定器と、測定された
還気温度と予め入力されている室内設定温度とにもとづ
いて給気温度の設定値を算出する給気温度設定値演算部
と、設定されている冷房または暖房の運転モードに応じ
て、測定された給気温度と給気温度設定値演算部で算出
された給気温度設定値とを用いて流量調整弁にＰＩ動作
をさせるための弁駆動量を算出するＰＩ動作量演算部と
を備えたことを特徴とする。
るために、請求項１の発明は、冷房または暖房の運転モ
ードに応じて冷水または温水が供給される冷温水コイル
に室内空気を強制循環させるとともに、冷温水コイルへ
の冷温水流量を流量調整弁の弁開度により調整する空調
機の制御装置であって、冷温水コイルに吸入される還気
の温度を測定する温度測定器と、冷温水コイルから吐出
された給気の温度を測定する温度測定器と、測定された
還気温度と予め入力されている室内設定温度とにもとづ
いて給気温度の設定値を算出する給気温度設定値演算部
と、設定されている冷房または暖房の運転モードに応じ
て、測定された給気温度と給気温度設定値演算部で算出
された給気温度設定値とを用いて流量調整弁にＰＩ動作
をさせるための弁駆動量を算出するＰＩ動作量演算部と
を備えたことを特徴とする。
【０００４】請求項２の発明は、請求項１の発明におい
て、運転開始時に還気温度と室内設定温度とを比較し、
室内設定温度よりも還気温度が低い場合に暖房モードと
し、そうでない場合に冷房モードとしてモード設定をす
る手段と、暖房モード運転中に、還気温度と室内設定温
度とを比較し、還気温度が室内設定温度よりも高くなり
かつ還気温度と室内設定温度の差が予め設定されている
不感帯の温度幅の半分の値を越えた場合に冷房モード運
転に切り替える手段と、冷房モード運転中に、還気温度
と室内設定温度とを比較し、還気温度が室内設定温度よ
りも低くなりかつ室内設定温度と還気温度の差が予め設
定されている不感帯の温度幅の半分の値を越えた場合に
暖房モード運転に切り替える手段とを備えたことを特徴
とする。
て、運転開始時に還気温度と室内設定温度とを比較し、
室内設定温度よりも還気温度が低い場合に暖房モードと
し、そうでない場合に冷房モードとしてモード設定をす
る手段と、暖房モード運転中に、還気温度と室内設定温
度とを比較し、還気温度が室内設定温度よりも高くなり
かつ還気温度と室内設定温度の差が予め設定されている
不感帯の温度幅の半分の値を越えた場合に冷房モード運
転に切り替える手段と、冷房モード運転中に、還気温度
と室内設定温度とを比較し、還気温度が室内設定温度よ
りも低くなりかつ室内設定温度と還気温度の差が予め設
定されている不感帯の温度幅の半分の値を越えた場合に
暖房モード運転に切り替える手段とを備えたことを特徴
とする。
【０００５】なお、請求項１または請求項２の発明にお
いて、給気温度設定値をＳＰ(゜C)、室内温度設定値を
ＳＰ0(゜C)、還気温度をＰＶ(゜C)、補正値をα(゜Cde
g.)として、ＰＩ動作量演算部の算出する給気温度設定
値を次式、 ＳＰ＝２×ＳＰ0−ＰＶ＋α により算出し、式中の補正値αを冷房モード運転時には
−４゜Cdeg.とし、暖房モード運転時には４゜Cdeg.とす
ることができる。
いて、給気温度設定値をＳＰ(゜C)、室内温度設定値を
ＳＰ0(゜C)、還気温度をＰＶ(゜C)、補正値をα(゜Cde
g.)として、ＰＩ動作量演算部の算出する給気温度設定
値を次式、 ＳＰ＝２×ＳＰ0−ＰＶ＋α により算出し、式中の補正値αを冷房モード運転時には
−４゜Cdeg.とし、暖房モード運転時には４゜Cdeg.とす
ることができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。図１は本発明が適用される空調機および
その制御装置の概略構成を示す系統図である。図におい
て、１は給気および還気を強制循環させるためのファン
であり、ファン１の吸入側には冷温水コイル２が設置さ
れている。冷温水コイル２には、図示しない蓄熱槽等の
熱源から、冷房モードの場合は冷水が、暖房モードの場
合は温水が供給され、その冷温水の配管の途中に冷温水
弁ＭＶ１が接続されている。
態を説明する。図１は本発明が適用される空調機および
その制御装置の概略構成を示す系統図である。図におい
て、１は給気および還気を強制循環させるためのファン
であり、ファン１の吸入側には冷温水コイル２が設置さ
れている。冷温水コイル２には、図示しない蓄熱槽等の
熱源から、冷房モードの場合は冷水が、暖房モードの場
合は温水が供給され、その冷温水の配管の途中に冷温水
弁ＭＶ１が接続されている。
【０００７】また、冷温水コイル２の吸入側には、還気
の温度を測定するための温度測定器３が取り付けられて
おり、測定された還気温度ＰＶ(゜C)は、給気温度設定
値演算部５へ送られる。同じく、ファン１の吐出側に
は、給気の温度を測定するための温度測定器４が取り付
けられており、測定された給気温度は、ＰＩ演算部６へ
送られる。
の温度を測定するための温度測定器３が取り付けられて
おり、測定された還気温度ＰＶ(゜C)は、給気温度設定
値演算部５へ送られる。同じく、ファン１の吐出側に
は、給気の温度を測定するための温度測定器４が取り付
けられており、測定された給気温度は、ＰＩ演算部６へ
送られる。
【０００８】これらの構成において、冷房モードまたは
暖房モードのいずれかが、演算部５，６へ入力されて運
転モードの設定がなされるとともに、演算部５へ室内設
定温度ＳＰ0(゜C)が入力されて設定される。ここで、演
算部５は、設定された運転モードおよび室内設定温度Ｓ
Ｐ0と入力された還気温度測定値ＰＶとにもとづいて、
給気温度設定値ＳＰ(゜C)を算出して、ＰＩ演算部６へ
送る。ＰＩ演算部６は、設定された運転モードおよび入
力された給気温度設定値ＳＰと給気温度測定値とにもと
づいて、冷温水弁ＭＶ１の流量をＰＩ動作により制御す
るための弁開度の駆動量を算出し、駆動信号として冷温
水弁ＭＶ１へ送る。冷温水弁ＭＶ１は、入力された駆動
信号にもとづく弁開度に開閉駆動される。
暖房モードのいずれかが、演算部５，６へ入力されて運
転モードの設定がなされるとともに、演算部５へ室内設
定温度ＳＰ0(゜C)が入力されて設定される。ここで、演
算部５は、設定された運転モードおよび室内設定温度Ｓ
Ｐ0と入力された還気温度測定値ＰＶとにもとづいて、
給気温度設定値ＳＰ(゜C)を算出して、ＰＩ演算部６へ
送る。ＰＩ演算部６は、設定された運転モードおよび入
力された給気温度設定値ＳＰと給気温度測定値とにもと
づいて、冷温水弁ＭＶ１の流量をＰＩ動作により制御す
るための弁開度の駆動量を算出し、駆動信号として冷温
水弁ＭＶ１へ送る。冷温水弁ＭＶ１は、入力された駆動
信号にもとづく弁開度に開閉駆動される。
【０００９】次に、給気温度設定値演算部５における演
算について説明する。まず、冷房モード時には、次式に
より給気温度設定値ＳＰ(゜C)を算出する。
算について説明する。まず、冷房モード時には、次式に
より給気温度設定値ＳＰ(゜C)を算出する。
【００１０】
【数１】ＳＰ＝２×ＳＰ0−ＰＶ−αC
【００１１】ここで、αCは補正値であり、実験の結果
から４゜Cdeg.が最適な値である。なお、この演算で
は、給気設定温度ＳＰの最小値を１５゜Cとしておき、
演算の結果が最小値よりも小さい場合、すなわちＳＰ≦
１５゜Cの場合は、最小値１５゜CをＳＰとして出力す
る。また、演算の結果が還気温度ＰＶよりも大きい場
合、すなわちＳＰ＞ＰＶのときは、次式により、給気温
度設定値ＳＰ(゜C)を算出する。
から４゜Cdeg.が最適な値である。なお、この演算で
は、給気設定温度ＳＰの最小値を１５゜Cとしておき、
演算の結果が最小値よりも小さい場合、すなわちＳＰ≦
１５゜Cの場合は、最小値１５゜CをＳＰとして出力す
る。また、演算の結果が還気温度ＰＶよりも大きい場
合、すなわちＳＰ＞ＰＶのときは、次式により、給気温
度設定値ＳＰ(゜C)を算出する。
【００１２】
【数２】ＳＰ＝ＳＰ0−αC／２
【００１３】次に、暖房モード時には、次式により、給
気温度設定値ＳＰ(゜C)を算出する。
気温度設定値ＳＰ(゜C)を算出する。
【００１４】
【数３】ＳＰ＝２×ＳＰ0−ＰＶ＋αH
【００１５】ここで、αHは補正値であり、実験の結果
から４゜Cdeg.が最適な値である。なお、この演算で
は、給気設定温度ＳＰの最大値を４０゜Cとしておき、
演算の結果が最大値よりも大きい場合、すなわち、ＳＰ
≧４０゜Cの場合は、最大値４０゜CをＳＰとして出力す
る。また、演算の結果が還気温度ＰＶよりも小さい場
合、すなわち、ＳＰ＜ＰＶのときは、次式により、給気
温度設定値ＳＰ(゜C)を算出する。
から４゜Cdeg.が最適な値である。なお、この演算で
は、給気設定温度ＳＰの最大値を４０゜Cとしておき、
演算の結果が最大値よりも大きい場合、すなわち、ＳＰ
≧４０゜Cの場合は、最大値４０゜CをＳＰとして出力す
る。また、演算の結果が還気温度ＰＶよりも小さい場
合、すなわち、ＳＰ＜ＰＶのときは、次式により、給気
温度設定値ＳＰ(゜C)を算出する。
【００１６】
【数４】ＳＰ＝ＳＰ0+αH／２
【００１７】なお、上記各式における、ＳＰ，ＳＰ0，
ＰＶの値は、０．５゜C刻みとし、小数点以下の端数値
は、例えばＰＶの場合、それぞれ、ＰＶ≦０．２５→
０．０、０．２５＜ＰＶ≦０．７５→０．５、０．７５
＜ＰＶ→１とする。また、上述した、給気設定温度ＳＰ
の最小値および最大値、補正値αC、αHの値は、上述し
た値に限定されるものではなく、空調機の規模、負荷の
大小その他の現場の状況に応じて適宜変更可能な値であ
る。
ＰＶの値は、０．５゜C刻みとし、小数点以下の端数値
は、例えばＰＶの場合、それぞれ、ＰＶ≦０．２５→
０．０、０．２５＜ＰＶ≦０．７５→０．５、０．７５
＜ＰＶ→１とする。また、上述した、給気設定温度ＳＰ
の最小値および最大値、補正値αC、αHの値は、上述し
た値に限定されるものではなく、空調機の規模、負荷の
大小その他の現場の状況に応じて適宜変更可能な値であ
る。
【００１８】次に、ＰＩ演算部６における演算について
説明する。ここでは、弁の今回の出力開度をＹn（％)と
し、比例動作出力をＰ（％)、積分動作出力をＩ（％)と
すると、弁の出力開度Ｙnは次式のようになる。
説明する。ここでは、弁の今回の出力開度をＹn（％)と
し、比例動作出力をＰ（％)、積分動作出力をＩ（％)と
すると、弁の出力開度Ｙnは次式のようになる。
【００１９】
【数５】Ｙn＝Ｐ＋Ｉ
【００２０】ここで、Ｙn（％)の求められる範囲は、−
１００％≦Ｙn≦１００％である。また、比例動作出力
Ｐの項は次式のようになる。
１００％≦Ｙn≦１００％である。また、比例動作出力
Ｐの項は次式のようになる。
【００２１】
【数６】Ｐ＝Ｋc×（ｅn−ｅn-1)
【００２２】ここで、Ｋcはコントロ−ルゲインであ
り、ｅnは今回の偏差、ｅn-1は前回の偏差である。な
お、ＰＩ制御開始時の最初の演算では、ｅn-1＝０とす
る。また、積分動作出力Ｉの項は次式のようになる。
り、ｅnは今回の偏差、ｅn-1は前回の偏差である。な
お、ＰＩ制御開始時の最初の演算では、ｅn-1＝０とす
る。また、積分動作出力Ｉの項は次式のようになる。
【００２３】
【数７】Ｉ＝Ｋc×（△ｔ／ＴＩ)×ｅn
【００２４】ここで、△ｔは時間変化量（ｓ)すなわち
ＰＩ制御時間である。また、ＴＩは積分時間（ｓ)であ
る。
ＰＩ制御時間である。また、ＴＩは積分時間（ｓ)であ
る。
【００２５】次に、ＰＩ演算部６により求められた弁の
今回の出力開度をＹn（％)から、弁の開閉時間を算出す
る場合について説明する。開閉時間ｔは、弁開度Ｙnか
ら次式のように求められる。
今回の出力開度をＹn（％)から、弁の開閉時間を算出す
る場合について説明する。開閉時間ｔは、弁開度Ｙnか
ら次式のように求められる。
【００２６】
【数８】ｔ＝（Ｙn×Ｔ)／１００
【００２７】ここで、Ｔは冷温水弁ＭＶ１の開閉に要す
る時間（ｓ)であり、得られた開閉時間ｔの値により、
冷温水弁ＭＶ１の駆動は次のように行われる。まず、ｔ
＜−１のとき、ｔ秒間閉出力する。また、ｔ＞＋１のと
き、ｔ秒間開出力する。さらに、｜ｔ｜≦１のときは、
開閉出力無しとする。本発明は、上述したように、給気
温度設定値演算部５とＰＩ演算部６とを２段に接続し
た、いわゆるカスケード制御としたことで、出力側に遅
れやむだ時間があっても、それら遅れやむだ時間を最小
限にすることが可能となり、負荷の変動に対する応答性
が改善される。
る時間（ｓ)であり、得られた開閉時間ｔの値により、
冷温水弁ＭＶ１の駆動は次のように行われる。まず、ｔ
＜−１のとき、ｔ秒間閉出力する。また、ｔ＞＋１のと
き、ｔ秒間開出力する。さらに、｜ｔ｜≦１のときは、
開閉出力無しとする。本発明は、上述したように、給気
温度設定値演算部５とＰＩ演算部６とを２段に接続し
た、いわゆるカスケード制御としたことで、出力側に遅
れやむだ時間があっても、それら遅れやむだ時間を最小
限にすることが可能となり、負荷の変動に対する応答性
が改善される。
【００２８】次に、請求項２の発明の運転モードの自動
設定について説明する。図２は、その自動判断の手順を
示す説明図である。ここでは、室内設定温度と還気温度
から、冷暖房モード判断を自動で行う。最初の運転の開
始時に、室内設定温度ＳＰ0(゜C)と還気温度ＰＶ(゜C)
を比較し、ＳＰ0＞ＰＶの場合、暖房モードの設定をす
る。反対に、ＳＰ0≦ＰＶの場合、冷房モードの設定を
する。
設定について説明する。図２は、その自動判断の手順を
示す説明図である。ここでは、室内設定温度と還気温度
から、冷暖房モード判断を自動で行う。最初の運転の開
始時に、室内設定温度ＳＰ0(゜C)と還気温度ＰＶ(゜C)
を比較し、ＳＰ0＞ＰＶの場合、暖房モードの設定をす
る。反対に、ＳＰ0≦ＰＶの場合、冷房モードの設定を
する。
【００２９】次に、冷房モードが設定されて運転が開始
された後には、室内設定温度ＳＰ0を中心にした不感帯
ｎｆを予め設定しておき、還気温度ＰＶと室内設定温度
ＳＰ 0とを比較する。ここで、還気温度ＰＶが次式を満
たす場合は、暖房モード運転に切り替える。
された後には、室内設定温度ＳＰ0を中心にした不感帯
ｎｆを予め設定しておき、還気温度ＰＶと室内設定温度
ＳＰ 0とを比較する。ここで、還気温度ＰＶが次式を満
たす場合は、暖房モード運転に切り替える。
【００３０】
【数９】ＳＰ0−ＰＶ＞ｎｆ／２
【００３１】また、暖房モードが設定された運転中に
も、同様に還気温度ＰＶと室内設定温度ＳＰ0とを比較
する。ここで、還気温度ＰＶが次式を満たす場合は、冷
房モード運転に切り替える。
も、同様に還気温度ＰＶと室内設定温度ＳＰ0とを比較
する。ここで、還気温度ＰＶが次式を満たす場合は、冷
房モード運転に切り替える。
【００３２】
【数１０】ＳＰ0−ＰＶ＜−ｎｆ／２
【００３３】なお、図２では、不感帯ｎｆを２゜Cdeg.
と設定した場合のモード切り替えを示している。上述し
た運転モードの設定を図１に示した制御装置に組み込ん
でおくことでモード設定が自動化され、操作員が、季節
や天候に応じてモード設定をする煩わしさから解放され
るとともに、誤ったモードの設定がなされることも解消
される。
と設定した場合のモード切り替えを示している。上述し
た運転モードの設定を図１に示した制御装置に組み込ん
でおくことでモード設定が自動化され、操作員が、季節
や天候に応じてモード設定をする煩わしさから解放され
るとともに、誤ったモードの設定がなされることも解消
される。
【００３４】
【発明の効果】以上述べたように請求項１の発明によれ
ば、給気温度設定値が、予め入力されている室内設定温
度と測定した還気温度にもとづいて算出され、さらに、
その給気温度設定値を用いたＰＩ動作により冷温水の流
量調整用弁が開閉制御されることにより、負荷の変動に
対する追随性が向上する。
ば、給気温度設定値が、予め入力されている室内設定温
度と測定した還気温度にもとづいて算出され、さらに、
その給気温度設定値を用いたＰＩ動作により冷温水の流
量調整用弁が開閉制御されることにより、負荷の変動に
対する追随性が向上する。
【００３５】請求項２の発明によれば、冷房または暖房
の運転モードが、還気温度と室内設定温度とを比較して
自動的に設定されるため、手動による設定操作が不要に
なるとともに、モード設定の誤りが防止される。
の運転モードが、還気温度と室内設定温度とを比較して
自動的に設定されるため、手動による設定操作が不要に
なるとともに、モード設定の誤りが防止される。
【図１】本発明が適用される空調機の制御装置の概略構
成を示す系統図である。
成を示す系統図である。
【図２】本発明におけるモード設定の手順を示す説明図
である。
である。
１ ファン ２ 冷温水コイル ３ 温度測定器 ４ 温度測定器 ５ 給気温度設定値演算部 ６ ＰＩ演算部 ＭＶ１ 冷温水弁
Claims (3)
- 【請求項１】 冷房または暖房の運転モードに応じて冷
水または温水が供給される冷温水コイルに室内空気を強
制循環させるとともに、冷温水コイルへの冷温水流量を
流量調整弁の弁開度により調整する空調機の制御装置で
あって、 冷温水コイルに吸入される還気の温度を測定する温度測
定器と、 冷温水コイルから吐出された給気の温度を測定する温度
測定器と、 測定された還気温度と予め入力されている室内設定温度
とにもとづいて給気温度の設定値を算出する給気温度設
定値演算部と、 設定されている冷房または暖房の運転モードに応じて、
測定された給気温度と給気温度設定値演算部で算出され
た給気温度設定値とを用いて流量調整弁にＰＩ動作をさ
せるための弁駆動量を算出するＰＩ動作量演算部と、 を備えたことを特徴とする空調機制御装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の空調機制御装置におい
て、 運転開始時に還気温度と室内設定温度とを比較し、室内
設定温度よりも還気温度が低い場合に暖房モードとし、
そうでない場合に冷房モードとしてモード設定をする手
段と、 暖房モード運転中に、還気温度と室内設定温度とを比較
し、還気温度が室内設定温度よりも高くなりかつ還気温
度と室内設定温度の差が予め設定されている不感帯の温
度幅の半分の値を越えた場合に冷房モード運転に切り替
える手段と、 冷房モード運転中に、還気温度と室内設定温度とを比較
し、還気温度が室内設定温度よりも低くなりかつ室内設
定温度と還気温度の差が予め設定されている不感帯の温
度幅の半分の値を越えた場合に暖房モード運転に切り替
える手段と、 を備えたことを特徴とする空調機制御装置。 - 【請求項３】 請求項１または請求項２記載の空調機制
御装置において、 給気温度設定値をＳＰ(゜C)、室内温度設定値をＳＰ
0(゜C)、還気温度をＰＶ(゜C)、補正値をα(゜Cdeg.)と
して、ＰＩ動作量演算部の算出する給気温度設定値を次
式、 ＳＰ＝２×ＳＰ0−ＰＶ＋α により算出し、式中の補正値αを冷房モード運転時には
−４゜Cdeg.とし、暖房モード運転時には４゜Cdeg.とし
た空調機制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34469397A JP3365544B2 (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 空調機制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34469397A JP3365544B2 (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 空調機制御装置 |
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