JPH11173226A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

内燃機関の吸気装置

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JPH11173226A
JPH11173226A JP33727497A JP33727497A JPH11173226A JP H11173226 A JPH11173226 A JP H11173226A JP 33727497 A JP33727497 A JP 33727497A JP 33727497 A JP33727497 A JP 33727497A JP H11173226 A JPH11173226 A JP H11173226A
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JP
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pressure
throttle body
intake
surge tank
internal combustion
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JP33727497A
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Yurio Nomura
由利夫 野村
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Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力センサの搭載スペースの確保の容易化
と、圧力センサに対する異物のパージ機能とを良好に達
成できる吸気装置を提供する。 【解決手段】 サージタンク23のうち、スロットルボ
ディ20に隣接する部位に、吸気圧力を検出する圧力セ
ンサ33を配置し、サージタンク23には、圧力センサ
33への圧力導入通路232を設け、スロットルボディ
20とサージタンク23との連結部にスロットルバルブ
21の下流側部位に開口する圧力取入口203を設け、
スロットルボディ20には、スロットルバルブ21の上
流側部位に開口するパージ用空気穴204を設け、圧力
導入通路232を圧力取入口203およびパージ用空気
穴204に連通させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の吸気装置
において、特に、内燃機関の吸気圧力(吸気負圧)を検
出する圧力センサにおける異物付着防止のためのパージ
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関の電子制御式燃料噴射装
置の一方式として、内燃機関の吸気圧力(吸気負圧)
と、内燃機関の回転数を検出し、この両検出信号に基づ
いて内燃機関の吸気量を算出(推定)し、この算出吸気
量に基づいて燃料(ガソリン)噴射量を制御する方式が
知られている。
【0003】この方式のものにおいて、内燃機関の吸気
圧力を検出する圧力センサは、スロットルバルブ下流の
部位に連通する圧力導入通路を介して吸気圧力が導入さ
れるようになっている。その場合、吸気には内燃機関の
ブローバイバスガスが混在しているので、ブローバイバ
スガス中の水分やオイル等の異物が吸気圧力の変動等に
より上記圧力導入通路を通って圧力センサの部位まで侵
入し、これらの異物が圧力センサに付着することによ
り、圧力センサの検出精度の低下や耐久性の低下をきた
すという不具合が生じる。
【0004】そこで、このような不具合を解消するた
め、実開平7−10443号公報では、スロットルバル
ブを内蔵するスロットルボディに圧力センサを装着する
配置レイアウトにおいて、圧力センサの吸気導入通路
に、アイドル運転時にスロットルバルブをバイパスして
吸気流が流れるバイパス通路を接続して、このバイパス
通路を流れる吸気流により圧力センサの吸気導入通路の
異物を押し流して、異物パージ機能を得るようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、内燃
機関の吸気装置の小型、軽量化、コストダウン等を目的
として、吸気系部品(エアクリーナ部、スロットルボデ
ィ部、サージタンク部、吸気マニホルドパイプ部等)の
集積化が進んできている。このように集積化された吸気
装置では、スロットルボディ部に搭載上の制約から圧力
センサを装着できない場合が生じる。すなわち、スロッ
トルボディ部には、スロットルバルブの駆動機構(駆動
レバー等)、スロットルバルブの開度検出機構(ロータ
リ式ポテンショメータ等)、アイドル速度制御用の空気
流量制御弁等が優先的に装着されるので、圧力センサの
搭載スペースの確保が実際上、困難となる場合が生じて
いる。
【0006】しかし、上記公報記載の従来技術では、ス
ロットルボディに圧力センサを装着することを前提とし
たものであるから、圧力センサの搭載スペースの確保を
容易化し得るものではない。本発明は上記点に鑑みて、
圧力センサの搭載スペースの確保の容易化と、圧力セン
サに対する異物のパージ機能とを良好に達成できる吸気
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、スロットル
ボディ(20)に隣接配置されるサージタンク(23)
に着目して、圧力センサ(33)をサージタンク(2
3)側に配置するレイアウトを基礎として、上記目的を
達成しようとするものである。すなわち、請求項1〜4
記載の発明では、スロットルボディ(20)に対して吸
気流れの下流側に連結されるサージタンク(23)のう
ち、スロットルボディ(20)に隣接する部位に、内燃
機関(10)の吸気圧力を検出する圧力センサ(33)
を配置し、サージタンク(23)には、圧力センサ(3
3)にスロットルバルブ(21)の下流側部位の吸気圧
力を導くための圧力導入通路(232)を設け、また、
スロットルボディ(20)とサージタンク(23)との
連結部にスロットルバルブ(21)の下流側部位に開口
する圧力取入口(203)を設け、スロットルボディ
(20)には、スロットルバルブ(21)の上流側部位
に開口するパージ用空気穴(204)を設け、圧力導入
通路(232)を、圧力取入口(203)およびパージ
用空気穴(204)に連通させたことを特徴としてい
る。
【0008】これによると、圧力センサ(33)をサー
ジタンク(23)側に配置することにより、スロットル
ボディ(20)搭載の種々な機器から切り離して圧力セ
ンサ(33)の搭載スペースを容易に確保できる。しか
も、スロットルバルブ(21)の上流側部位に開口する
パージ用空気穴(204)を設けることにより、内燃機
関(10)のアイドル時には、スロットルバルブ(2
1)の全閉に伴って、パージ用空気穴(204)に吸気
の一部が流入し、この流入空気が圧力取入口(203)
側へ向かって流れることにより、圧力導入通路(23
2)の水、オイル等の異物を良好に除去(パージ)でき
る。
【0009】また、請求項2記載の発明では、サージタ
ンク(23)に圧力センサ(33)を配置するととも
に、スロットルボディ(20)には、スロットルバルブ
(21)の下流側部位に開口する圧力取入口(203)
およびこの圧力取入口(203)に連通する第1圧力導
入通路(201、202)を設け、この第1圧力導入通
路(201、202)はスロットルボディ(20)のう
ち、サージタンク(23)側の端面部に開口し、また、
サージタンク(23)には、スロットルボディ(20)
側の端面部に開口する第2圧力導入通路(232)を設
けるとともに、この第2圧力導入通路(232)を圧力
センサ(33)に連通し、スロットルボディ(20)の
端面部とサージタンク(23)の端面部とを連結するこ
とにより、第1圧力導入通路(201、202)の開口
部と第2圧力導入通路(232)の開口部とが連通し、
さらに、スロットルバルブ(21)の上流側部位を第1
圧力導入通路(201、202)に連通させるパージ用
空気穴(204)をスロットルボディ(20)に備えた
ことを特徴としている。
【0010】請求項2記載の発明によると、上述の請求
項1記載の発明による作用効果を発揮できるのに加え
て、スロットルボディ(20)とサージタンク(23)
の端面部同志を連結すると同時に、サージタンク(2
3)側に配置した圧力センサ(33)への圧力導入通路
およびパージ用空気通路を完成でき、吸気装置の組付簡
素化にとって極めて有利である。
【0011】そして、請求項3記載の発明のように、ス
ロットルボディ(20)の端面部とサージタンク(2
3)の端面部との間に、環状の弾性シール材(205)
を配置するとともに、この環状の弾性シール材(20
5)の内周側に、第1圧力導入通路(202、203)
および第2圧力導入通路(232)を配置すれば、共通
の環状の弾性シール材(205)を用いて、スロットル
ボディ(20)とサージタンク(23)の端面部同志の
連結部のシールと、第1、第2圧力導入通路(202、
203、232)間の連結部への外気侵入防止を行うこ
とができる。
【0012】また、請求項4記載の発明のように、圧力
センサ(33)を、サージタンク(23)のうち、スロ
ットルボディ(20)の吸気が流れる通路穴(200)
の延長方向の外周上位置に配置すれば、圧力センサ(3
3)への圧力導入通路(232)を通路穴(200)の
延長方向に沿った直線的な形態にすることができ、圧力
導入通路(232)の形成が容易となる。
【0013】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて説明する。図1〜図7は車両走行用内燃機関の吸
気装置に本発明を適用した一実施形態を示しており、内
燃機関10(図3)は本例では3気筒タイプであり、そ
の気筒列方向は図3、4の紙面垂直方向(図1、2の左
右方向)である。10aはこの内燃機関10のシリンダ
ヘッドで、10bは吸気ポートある。
【0015】この内燃機関10の直ぐ側方に隣接して、
本発明による吸気装置11が配設されている。この吸気
装置11は、後述する種々な吸気系部品をコンパクトに
集積化した1ユニットの組立体から構成されている。こ
の吸気装置11のうち、内燃機関10寄りの部位の上方
側にエアクリーナケース12が配置され、このエアクリ
ーナケース12の上面には開口部12a(図示せず)が
設けられ、この開口部を閉塞するキャップ部材13がエ
アクリーナケース12に対して脱着可能に装着されてい
る。キャップ部材13にはエアクリーナケース12内に
突出する略矩形状の支持枠(図示せず)が一体成形され
ており、この支持枠とエアクリーナケース12の内壁面
とによりエアクリーナ14(図1)を挟み込み固定する
ようになっている。
【0016】なお、エアクリーナケース12およびキャ
ップ部13はいずれも樹脂製であり、ナイロンのような
ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂材料の成
形品である。以下説明する他の樹脂製の構成部品も、エ
アクリーナケース12およびキャップ部材13と同様の
樹脂にて成形される。エアクリーナケース12の一側面
(内燃機関10側の側面)には水平方向に突出する空気
入口15が一体成形されており、この空気入口15は車
両エンジンルーム内の空気(外気)をケース12内に導
入するためのものである。そして、空気入口15からの
導入空気が、エアクリーナ14の濾過部(例えば、合成
繊維の不織布、濾紙等からなる)を通過することによ
り、空気中の塵埃等がエアクリーナ14にて除去され
て、空気が清浄化される。
【0017】エアクリーナ14の空気下流側(クリーン
サイドの空間)は、図2〜4に示す、機関気筒列方向の
一端側の下方寄りに位置する連通室18に連通してい
る。この連通室18には、樹脂製の出口ダクト19の一
端部(下端部)が気密に嵌合接続されている。この出口
ダクト19はU状に湾曲した形状からなり、出口ダクト
19の他端部(上端部)はスロットルボディ20の上流
端に嵌合接合されている。このスロットルボディ20の
内部にはスロットルバルブ21がシャフト22を中心と
して回動可能に配置されている。このスロットルバルブ
21は、周知のごとく車両のアクセル機構により操作さ
れて内燃機関10に吸入される吸気量を調整するもので
ある。スロットルボディ20はシャフト22を支持する
軸受部の磨耗、変形防止等のためには、樹脂に比して剛
性の高い金属(アルミニウム等)で形成することが好ま
しいが、スロットルボディ20を樹脂製とすることも可
能である。
【0018】一方、スロットルバルブ21の下流側には
吸気脈動を緩和、吸収するように、スロットルボディ2
0の下流側空間の容積を拡大する樹脂製サージタンク2
3が配置されている。このサージタンク23は、図3、
4に示すように内燃機関10と反対側の部位において上
方側に位置しており、かつ、サージタンク23は図1に
示すように内燃機関10の気筒列方向(図1の左右方
向)に延び、図1の幅Wの全長にわたって形成されてい
る。そして、サージタンク23内の空間に対して、樹脂
製吸気マニホルドパイプ24の入口部(上端部)が開口
している。ここで、本例の内燃機関10は3気筒タイプ
となっているので、吸気マニホルドパイプ24は3本並
列に設けられている。
【0019】なお、吸気マニホルドパイプ24は、サー
ジタンク23の配置部位からエアクリーナケース12の
下側に沿って内燃機関10側へ湾曲状に延びるものであ
る。この吸気マニホルドパイプ24の出口部(下端部)
にはフランジ部(取付部)25が樹脂にて一体成形され
ている。このフランジ部25は、内燃機関10の取付面
10c(図3)に沿った平板形状を有しており、取付穴
26が複数、本例では図2に示すように6個設けられて
いる。
【0020】フランジ部25はこの取付穴26を用い
て、内燃機関10の取付面10cにねじ手段にて締めつ
け固定される。このように、フランジ部25を内燃機関
10の取付面10cに締結することにより、吸気装置1
1全体を内燃機関10に固定するようになっている。こ
こで、内燃機関10の側方に隣接して配置される吸気装
置11において、エアクリーナケース12、連通室1
8、出口ダクト19、サージタンク23、吸気マニホル
ドパイプ24、フランジ部25等はすべて樹脂成形され
たもので、これらの各部は一体成形、あるいは溶着等の
接合手段、さらには嵌め込み固定等により一体に連結さ
れており、また、金属製のスロットルボディ20も一体
に連結されている。従って、これらの吸気系部品は1ユ
ニットの組立体として組立られている。
【0021】一方、3本の各吸気マニホルドパイプ24
の出口側(換言すると、内燃機関10の吸気ポート10
bの上流側)の部位に、それぞれ燃料(ガソリン)を噴
射する燃料噴射弁27が配置されている。すなわち、パ
イプ24の出口側に位置するフランジ部25には、3本
の吸気マニホルドパイプ2毎に対応して燃料噴射弁31
の装着穴28が開けられており、この装着穴28に燃料
噴射弁27が挿入され、脱着可能に固定されている。
【0022】なお、燃料噴射弁27は周知のごとく内燃
機関電子制御装置(図示せず)により開弁時間が自動制
御される電磁式の燃料噴射手段であって、図示しない燃
料配管を介して燃料供給ポンプが接続され、この燃料供
給ポンプから燃料が燃料噴射弁27に供給される。とこ
ろで、エアクリーナケース12とサージタンク23は、
ともに図1、2に示すように内燃機関10の気筒列方向
に隣接して延びるものであって、エアクリーナケース1
2とサージタンク23の長手方向の一端側(図1、2の
右端側)に出口ダクト19およびスロットルボディ20
が配置されている。そして、スロットルボディ20には
次のごとき付属装置が装備されている。
【0023】すなわち、スロットルバルブ21のシャフ
ト22の一端側(図1、2の右端側)にスロットルバル
ブ駆動機構をなすバルブ駆動レバー29を連結し、この
バルブ駆動レバー29は図示しないケーブルを介して車
両のアクセル機構に連結される。バルブ駆動レバー29
にはリターンスプリング30のばね力が作用するように
なっている。
【0024】また、シャフト22の他端側(図1、2の
左端側)にはスロットルバルブ開度検出機構をなすロー
タリ式のポテンショメータ31を連結している。このポ
テンショメータ31の検出信号は内燃機関電子制御装置
に入力される。さらに、スロットルボディ20の上面部
には、空気流量制御弁32が配置されている。この空気
流量制御弁32は、内燃機関10のアイドル時にスロッ
トルバルブ21をバイパスして内燃機関10に吸入され
るバイパス吸気量を調整して内燃機関10のアイドル速
度(アイドル回転数)を制御する。
【0025】このように、スロットルボディ20には種
々な付属装置(29〜32)が設置されるので、内燃機
関10の吸気圧力(吸気負圧)を検出する圧力センサ3
3の設置スペースをスロットルボディ20上に確保する
ことが困難となる場合が生じる。そこで、本実施形態で
は、スロットルボディ20に隣接配置されるサージタン
ク23に着目して、このサージタンク23に圧力センサ
33を配置することにより、圧力センサ33の搭載スペ
ースの確保を容易にするとともに、圧力センサ33の圧
力導入通路の異物パージ機能をも良好に実現しているも
のである。
【0026】以下、圧力センサ33の圧力導入通路構成
および異物パージ機能のための通路構成を具体的に説明
する。圧力センサ33は、例えば、ダイヤフラムのよう
な圧力応動変位部材(図示せず)の変位を受けて電気抵
抗値が変化する半導体素子(図示せず)を用いたもので
あり、圧力センサ33の検出信号も上記の内燃機関電子
制御装置に入力される。
【0027】圧力センサ33は上記圧力応動変位部材や
半導体素子等の部品を内蔵する箱状のケース330を有
し、このケース330はサージタンク23のうち、スロ
ットルボディ20に隣接する部位の上面部にネジ等の締
結手段331により脱着可能に取付られている。一方、
サージタンク23のうち、圧力センサ33が取付けられ
る部位には、その内方側へ向かって厚肉状となっている
センサ取付部230が形成され、このセンサ取付部23
0にはセンサ装着穴231が形成されている。圧力セン
サ33には、ケース330から外部へ突出する圧力導入
管332が備えられており、この圧力導入管332がセ
ンサ装着穴231内に挿入された状態で、圧力センサ3
3がサージタンク23に取付られている。圧力導入管3
32の先端部はセンサ装着穴231内に開口しており、
センサ装着穴231内の圧力をケース330内の圧力応
動変位部材(図示せず)の部位まで導くものである。
【0028】また、センサ装着穴231はセンサ取付部
230の上下方向に向いているものであり、そして、こ
のセンサ装着穴231の下端部にセンサ装着穴231の
軸方向と直交し、スロットルボディ20側へ向かって延
びる圧力導入通路232が設けられている。換言する
と、センサ装着穴231と圧力導入通路232はL字状
に屈曲した位置関係で結合されている。
【0029】図7に示すように、この圧力導入通路23
2は、サージタンク23のうち、スロットルボディ20
側の端面部において、吸気の入口穴233の外周側の直
ぐ上方部位に開口している。一方、スロットルボディ2
0のうち、サージタンク23側の端面部において、吸気
の通路穴200の外周側の直ぐ上方部位に、圧力導入通
路201が開口している。この圧力導入通路201は、
穴233、200の半径方向において上記圧力導入通路
232と同一位置に、同一開口面積で開けられている。
これにより、スロットルボディ20とサージタンク23
とを連結した状態(図4)では、圧力導入通路201と
圧力導入通路232が重合して連通する。
【0030】また、圧力導入通路201は通路穴200
の外周側で、通路穴200と平行にスロットルバルブ2
1の下流側から上流側の部位まで延びている。そして、
図4、図5(a)、図6に示すように、スロットルボデ
ィ20のうち、サージタンク23側の端面部には、圧力
導入通路201をスロットルバルブ21下流側の通路穴
200内に連通させる圧力導入通路202が設けられて
いる。
【0031】この圧力導入通路202は図6に示すよう
にスロットルボディ20の端面部で円周方向に湾曲した
後、圧力導入通路202の先端部に、スロットルバルブ
21下流側の通路穴200に開口する圧力取入口203
を設けている。また、上記した圧力導入通路201のう
ち、スロットルバルブ21の上流側部位をスロットルバ
ルブ21の上流側の通路穴200内に連通させるパージ
用空気穴204が設けてある。このパージ用空気穴20
4は、パージ用空気をスロットルバルブ21の上流側か
ら導入するための微***である。
【0032】なお、スロットルボディ20のうち、サー
ジタンク23側の端面部にはゴム製のOリング(環状弾
性シール材)205が配置され、このOリング205を
弾性的に圧縮することによりスロットルボディ20とサ
ージタンク23の両端面部間のシールを保持するように
なっている。また、この両者20、23の圧力導入通路
201、圧力導入通路232をOリング205によるシ
ール部よりも内周側に配置してあるので、この両通路2
01、232の連結部に外気が進入する恐れはない。
【0033】スロットルボディ20の4隅部には取付穴
(貫通穴)206(図6)が開けてあり、また、位置決
め用の円形凹部207が2個設けてある。一方、サージ
タンク23の端面部には、この取付穴206に対応する
位置にナット234がそれぞれインサート成形されてお
り、また、位置決め用のピン235が2本設けられてい
る。
【0034】従って、2本のピン235を円形凹部20
7に挿入することにより、スロットルボディ20とサー
ジタンク23との組付位置の位置決めを行うことがで
き、スロットルボディ20の通路穴200とサージタン
ク23の入口穴233とを正確に合致させることができ
るとともに、スロットルボディ20の4隅の取付穴20
6とサージタンク23のインサートナット234の位置
を正確に合致させることができる。これにより、スロッ
トルボディ20の取付穴206を通してボルト208
(図1、図2)をナット234にねじ込むことにより、
スロットルボディ20をサージタンク23に一体に連結
できる。
【0035】更に、本実施形態では、圧力センサ33
を、サージタンク23のうち、スロットルボディ20の
吸気が流れる通路穴200の延長方向の外周上の位置
(図1参照)に配置している。従って、サージタンク2
3側に設ける圧力導入通路232をサージタンク23の
端面部から圧力センサ33下方部位に向かって直線的に
形成することができ、圧力導入通路232の通路長さを
最短距離とすることができ、圧力導入通路232の形成
が容易となる。
【0036】次に、上記構成において作用を説明する。
まず、最初に吸気装置全体としての作用について述べる
と、内燃機関10が運転されると、エアクリーナケース
12の空気入口15から外気が吸入され、この吸気はケ
ース12内のダスト側の空間16内に流入した後、エア
クリーナ14の濾過部を通過する。これにより、空気中
の塵埃等がエアクリーナ14にて除去されて、吸気が清
浄化される。
【0037】次に、この清浄化された吸気は、エアクリ
ーナ14の下流側部(クリーンサイドの空間)から連通
室18、出口ダクト19を経て、スロットルボディ20
に至り、スロットルバルブ21により流量調整される。
次いで、吸気はサージタンク23を通過して脈動が吸収
され、しかる後、吸気は各吸気マニホルドパイプ24に
分配される。
【0038】一方、燃料は、図示しない燃料供給ポンプ
にて圧送され、各燃料噴射弁27に分配される。そし
て、各燃料噴射弁27を電子制御により適時開弁するこ
とにより、燃料が各吸気マニホルドパイプ24の出口側
の部位に噴射される。従って、燃料と空気が混合気とな
って、内燃機関10の吸気ポート10bから各気筒内に
吸入される。
【0039】そして、スロットルボディ20において
は、スロットルバルブ21の開度が駆動レバー29によ
り調整され、スロットルバルブ21の開度はロータリ式
のポテンショメータ31により検出され、このスロット
ルバルブ開度の検出信号は内燃機関電子制御装置に入力
される。また、空気流量制御弁32においては内燃機関
電子制御装置からの制御信号により開度が電気的に制御
され、これにより、スロットルバルブ21のバイパス空
気流量が調整されて、内燃機関10のアイドル速度が制
御される。
【0040】次に、本実施形態における圧力センサ32
の吸気圧力検出作用について詳細に説明すると、スロッ
トルボディ20において、サージタンク23側の端面部
には、スロットルバルブ21下流側の通路穴200内に
開口する圧力取入口203が設けてあり、この圧力取入
口203は、圧力導入通路202、201を経て、更に
サージタンク23側の圧力導入通路232、センサ装着
穴231、圧力導入管332を経て圧力センサ32内部
に連通しているので、この連通経路を介して、内燃機関
10の吸気圧力(吸気負圧)が圧力センサ32内に導入
され、圧力センサ32内の半導体素子により吸気圧力が
検出される。
【0041】一方、図5(a)に示すように、スロット
ルバルブ21が全閉状態となるアイドル時には、スロッ
トルバルブ21上流部に位置するパージ用空気穴204
部の圧力が上昇するため、このパージ用空気穴204か
らパージ用空気が矢印Xのように圧力導入通路201を
経て圧力導入通路202、圧力導入通路232側に流入
して、これらの圧力導入通路内の水分やオイル等の異物
を圧力取入口203から通路穴200内へ押し出して除
去(パージ)することができる。
【0042】ここで、パージ用空気穴204は例えば、
φ3mm程度の微***であるから、スロットルバルブ2
1が開く通常運転時には、パージ用空気穴204に空気
が流入することはなく、吸気圧力の検出に支障を来すこ
とはない。(他の実施形態)なお、上記実施形態では、
スロットルバルブ21下流部の吸気圧力を取り入れるた
めの圧力取入口203およびこの圧力取入口203と連
通する圧力導入通路202を、スロットルボディ20に
おける、サージタンク23側の端面部に設けているが、
この圧力取入口203および圧力導入通路202を、サ
ージタンク23におけるスロットルボディ20側の端面
部に設けることも可能である。この場合は、圧力導入通
路201はパージ用空気穴204からのパージ用空気を
通過させるパージ用空気通路となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す内燃機関の吸気装置
の上面図である。
【図2】図1の吸気装置の正面図である。
【図3】図1の吸気装置の側面図である。
【図4】図1のA−A断面図である。
【図5】(a)は図1の吸気装置におけるスロットルボ
ディの断面図で、(b)はサージタンクの断面図であ
る。
【図6】図1の吸気装置におけるスロットルボディの背
面図である。
【図7】図1の吸気装置におけるサージタンクの要部正
面図である。
【符号の説明】
10…内燃機関、11…吸気装置、20…スロットルボ
ディ、23…サージタンク、24…吸気マニホルドパイ
プ、33…圧力センサ、201、202…第1圧力導入
通路、203…圧力取入口、204…パージ用空気穴、
232…第2圧力導入通路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関(10)の吸気量を調整するス
    ロットルバルブ(21)を内蔵するスロットルボディ
    (20)と、 このスロットルボディ(20)に対して吸気流れの下流
    側に連結されるサージタンク(23)と、 このサージタンク(23)のうち、前記スロットルボデ
    ィ(20)に隣接する部位に配置され、内燃機関(1
    0)の吸気圧力を検出する圧力センサ(33)とを備
    え、 前記サージタンク(23)には、前記圧力センサ(3
    3)に前記スロットルバルブ(21)の下流側部位の吸
    気圧力を導くための圧力導入通路(232)を設け、 また、前記スロットルボディ(20)と前記サージタン
    ク(23)との連結部に前記スロットルバルブ(21)
    の下流側部位に開口する圧力取入口(203)を設け、 前記スロットルボディ(20)には、前記スロットルバ
    ルブ(21)の上流側部位に開口するパージ用空気穴
    (204)を設け、 前記圧力導入通路(232)を、前記圧力取入口(20
    3)および前記パージ用空気穴(204)に連通させた
    ことを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関(10)の吸気量を調整するス
    ロットルバルブ(21)を内蔵するスロットルボディ
    (20)と、 このスロットルボディ(20)に対して吸気流れの下流
    側に連結されるサージタンク(23)と、 このサージタンク(23)のうち、前記スロットルボデ
    ィ(20)に隣接する部位に配置され、内燃機関(1
    0)の吸気圧力を検出する圧力センサ(33)とを備
    え、 前記スロットルボディ(20)には、前記スロットルバ
    ルブ(21)の下流側部位に開口する圧力取入口(20
    3)およびこの圧力取入口(203)に連通する第1圧
    力導入通路(201、202)を設け、 この第1圧力導入通路(201、202)は前記スロッ
    トルボディ(20)のうち、前記サージタンク(23)
    側の端面部に開口し、 また、前記サージタンク(23)には、前記スロットル
    ボディ(20)側の端面部に開口する第2圧力導入通路
    (232)を設けるとともに、この第2圧力導入通路
    (232)を前記圧力センサ(33)に連通し、 前記スロットルボディ(20)の端面部と前記サージタ
    ンク(23)の端面部とを連結することにより、前記第
    1圧力導入通路(201、202)の開口部と前記第2
    圧力導入通路(232)の開口部とが連通し、 さらに、前記スロットルバルブ(21)の上流側部位を
    前記第1圧力導入通路(201、202)に連通させる
    パージ用空気穴(204)を前記スロットルボディ(2
    0)に備えたことを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  3. 【請求項3】 前記スロットルボディ(20)の端面部
    と前記サージタンク(23)の端面部との間に、環状の
    弾性シール材(205)を配置するとともに、この環状
    の弾性シール材(205)の内周側に、前記第1圧力導
    入通路(202、203)および前記第2圧力導入通路
    (232)を配置したことを特徴とする請求項2に記載
    の内燃機関の吸気装置。
  4. 【請求項4】 前記圧力センサ(33)を、前記サージ
    タンク(23)のうち、前記スロットルボディ(20)
    の吸気が流れる通路穴(200)の延長方向の外周上位
    置に配置したことを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れか1つに記載の内燃機関の吸気装置。
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