JPH11171722A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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JPH11171722A
JPH11171722A JP9356157A JP35615797A JPH11171722A JP H11171722 A JPH11171722 A JP H11171722A JP 9356157 A JP9356157 A JP 9356157A JP 35615797 A JP35615797 A JP 35615797A JP H11171722 A JPH11171722 A JP H11171722A
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skin
extract
birch
aging
preparation
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JP9356157A
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Hiromi Fujiwara
浩美 藤原
Yukako Futaishi
裕佳子 二石
Atsuko Ryu
敦子 龍
Toshimi Kobayashi
聡美 小林
Atsushi Ishizuno
篤 石角
Yasunobu Kobayashi
泰信 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小じわ、シミ、肌のつや、くすみ、肌の柔軟
性、保湿性などの肌質を改善する皮膚外用剤の提供。 【解決手段】 ポリフェノ−ル類及びその配糖体を抽出
物全体の30重量%以上含有するカバノキ科カバノキ
属、ハンノキ属植物の抽出物を含有する皮膚外用物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カバノキ科、ハン
ノキ科属植物のポリフェノール類およびその配糖体を有
効成分とする、しわ、肌荒れの改善、しみ、くすみの軽
減、さらには肌の潤いや弾力性を改善する事によって優
れた効果を発揮する皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来技術と問題点】シワやシミの発生、またくすみや
肌荒れは代表的な皮膚の老徴である。その原因はいまだ
完全に解明されてはいないが、現段階では、加齢に伴な
う表皮基底細胞や真皮繊維芽細胞の***能の低下と機能
の低下、そしてその事によって生じる皮膚全体の萎縮、
さらには表皮細胞自身が作り出す天然保湿成分量の減少
などが、皮膚の柔軟性や弾力性の低下をもたらし、結果
として肌荒れやシワなどの要因となると考えられる。ま
た近年では、このような加齢による老化現象とともに、
紫外線等、光線などの外的な要因によるダメージが、肌
の老化現象の促進をうながす事が明らかとなった。これ
らは、通常の老化とは異なる、いわゆる光老化として定
義付けられている。この光老化は、解剖学、形態学的に
通常の加齢による老化とは異なる現象であると考えられ
ているが、現段階ではその詳細な機構は解明されていな
い。しかし加齢による老化現象と同様、結果として、や
はり肌に、とくに光に暴露されている顔や首、腕など
に、シワやシミ、くすみなどの老化の徴候を生じる事が
特徴である。さらに加齢による老化および光老化の進行
には、ともにフリーラジカルや活性酸素が何らかの形で
関与している事が明らかとなってきた。すなわち、通
常、これらのフリーラジカルや活性酸素は、カタラーゼ
やグルタチオンペルオキシターゼ、スーパーオキサイド
ジスムターゼのような酵素、さらには生体内に存在する
ビタミンCやEなどにより消去されるが、加齢、さらに
は紫外線等によるこれら抗酸化酵素や成分の減少や機能
低下が、結果として皮膚内に過剰の活性酸素や過酸化脂
質を生じさせ、組織傷害、細胞の機能低下などをもたら
し、その結果、肌にシミ、シワ、くすみや乾燥などの老
化の徴候がもたらされると考えられる。
【0003】以上のような現状に鑑み、従来より肌の老
化防止あるいはその症状緩和を目的として、様々な素材
を配合した化粧料が提案されてきた。しかしながらいま
だ十分な効果が得られていない。例えば、ビタミン類や
プラセンタエキスのような細胞賦活作用を持つ成分を化
粧料に配合する試みがなされてきたが、シワや肌荒れ、
シミ、くすみなどの肌の老化の徴候を十分に抑える事は
できなかった。 また、種々の抗酸化剤の化粧料への配
合も検討されいるが、やはり十分な効果が得られていな
いのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】カバノキ科のカバノキ
属、ハンノキ科属植物の抽出物は、従来から肌の老化現
象全般を効果的に改善する作用が知られていた(特開平
6−263627号公報)。本発明者らは、さらに改善
度をたかめることを目的に、鋭意検討した。
【0005】
【問題を解決するための手段】そして、ポリフェノール
類およびその配糖体を30%以上含有するカバノキ科の
カバノキ属、ハンノキ属植物の抽出物が、シワの発生や
肌荒れ、シミ、くすみなどの肌の老化現象全般を効果的
に改善する作用を有する事を見い出し、本発明を完成さ
せるに至った。すなわち、本発明は、カバノキ科、ハン
ノキ科属植物のポリフェノール類およびその配糖体を3
0%以上含有する抽出物を配合することを特徴とする皮
膚外用剤を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明で用いるポリフェノ−ル類
およびその配糖体を含有する抽出物は、カバノキ科カバ
ノキ属あるいは、ハンノキ属の植物から製造される。カ
バノキ科カバノキ属としては、シラカバ(Betula
platyphylla Sukatchev va
r.japonica Hara)、ダケカンバ(Be
tula Ermani Cham.)、ジゾウカンバ
(Betula globispica Sira
i)、ヤエガワカンバ(Betula davuric
aPall.)、マカンバ(Betula nikoe
nsis Koidz.)、ウダイカンバ(Betul
a Maximowicziana Regel)、ア
ズサ(Betula grossa Sieb.et
Zucc. var.ulmifolia Makin
o)、ミズメ(Betula grossa Sie
b.et Zucc.)、ウラジロカンバ(Betul
a corylifolia Regel et Ma
xim.)、オノオレ(BetulaSchmidti
i Regel)、エゾシラカンバ(Betula p
latyphylla Suk.)、シダレカンバ(B
etula pendulaRoth)が例示でき、ハ
ンノキ属の植物としては、ハンノキ(Alnusjap
onica Steud.)、ヤマハンノキ(Alnu
s hirsuta Turcz.)、ヤハズハンノキ
(Alnus Matsumurae Call.)、
カワラハンノキ(Alnus serrulatoid
es Call.)、ミヤマハンノキ(Alnus M
aximowiczii Call.)、ヤシャブシ
(Alnus firma Sieb.et Zuc
c.)、ヒメヤシャブシ(Alnus pendula
Matsum.)が例示できる。これら植物の、木
部、樹皮、根、葉などのいずれを原料とすることができ
るが、特にシラカバの樹皮が好ましい。
【0007】本発明に用いるポリフェノ−ル類およびそ
の配糖体を含有する抽出物は、上記の植物より例えば、
水、エタノール、プロパノール、ブタノール、あるいは
アセトン、プロピレングリコール、1、3−ブチレング
リコール、またはこれらの混合液で抽出した後、常法に
従って、ポリフェノール類を精製濃縮する事で得られ
る。すなわち、これらの植物の樹皮等を乾燥して、細か
く砕いて抽出溶媒で抽出する。抽出溶媒は、通常、原料
の5〜10倍容量を用いて、2〜3回繰り返し抽出す
る。 また、この抽出は加熱抽出によって行い、原料は
粉砕する事が好ましい。冷却後、濾過して濾液を得る。
濾過の際に得られた残渣は、再び、上記の操作に従って
2回抽出を行い、その濾液を混合し、減圧濃縮等の方法
で濃縮する。抽出には水、エタノール、プロパノール、
ブタノール、あるいはアセトン、プロピレングリコー
ル、1、3−ブチレングリコール、またはこれらの溶媒
を任意の割合で配合した混合液が用いられる。尚、減圧
濃縮は濾液中に含まれる有機溶剤が完全に除去されるま
で行い、水懸濁液または乾固した状態の粗抽出物を製造
する。
【0008】この粗抽出物よりポリフェノール類とその
配糖体を精製濃縮する方法としては、ブタノールあるい
は酢酸エチル等の有機溶媒を用いた分画や、疎水性・親
水性による分画、イオン交換樹脂による分画および分子
量の違い等による分画など、いずれの方法をもちいても
よい。またこれらの濃縮の前に、上記水懸濁液を、例え
ばクロロホルム、ベンゼン、ヘキサン等の非極性溶媒と
混合し、それらに溶解する非極性成分を予め除いておく
事も有用である。この操作によって有効成分をより効率
的に濃縮する事が可能であり、かつ皮膚にアレルギーを
引き起こすような成分を効率的に排除する事も可能とな
る。尚、これらの成分は、そのままの形で化粧料に配合
する事に何ら問題はないが、必要に応じて脱色や脱臭等
の目的のために活性炭等の処理をおこなってもよい。カ
バノキ科、ハンノキ科属植物のポリフェノール類および
その配糖体は、例えばカテキンおよびその配糖体であっ
て、本発明で用いる抽出物では、抽出物全体に対してポ
リフェノール総量として30重量%以上であることが好
ましい。
【0009】本発明で用いる該抽出物のポリフェノール
の含量、及びそれ以外の特性を下記に示す。 (1)ポリフェノール含量:抽出物を精製水に溶解後、
等量のブタノールを加えて激しく混和した後にブタノー
ル可溶成分を集め、この操作をさらに2回繰り返し、全
てのブタノール可溶分を合し、減圧下濃縮乾固したもの
をポリフェノール量と規定した時、その含量は30重量
%以上である。 (2)確認試験:抽出物を1mg/ml水溶液とした後
に塩化第二鉄試液を1〜2滴加えるとき、液が緑かっ色
から暗青色を呈する。 (3)赤外吸収スペクトル(KBr):(νMax)3
400、2930、1600、1050cm-1 (4)紫外吸収スペクトル(H2O):(λMax)2
80nm (5)薄層クロマトグラフィー:UV光下蛍光発色型親
水性シリカゲルプレート(製品名:MERCK HPT
LC Silica gel 60F254)でクロロ
ホルム:メタノール=2:1の展開溶媒で展開した際、
Rf値0.38、0.59を示す。
【0010】本発明の皮膚化粧料における該抽出物含有
量は0.0001〜15重量%、特に好ましくは 0.
001〜5重量%である。配合量が乾燥重量で0.00
01重量%に満たないと充分な効果は得られず、15重
量%を超えると着色などの点で配合が難しい。
【0011】本発明の皮膚外用剤は、例えば、水溶液
系、可溶化系、乳化系、粉末系、油液系、ゲル系、軟膏
系等の種々の製剤に常法により調製し、クリーム、乳
液、化粧水、美容液、パック、洗顔剤、パウダーなどと
して提供できる。本発明の皮膚外用剤は、上記の成分に
加え、必要に応じ、本発明の効果を損なわない範囲で、
一般に用いられる成分、例えば、油脂成分、界面活性
剤、多価アルコール、また紫外線吸収剤や紫外線散乱
剤、さらに増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、香料、色剤、
ビタミンや感光素、プラセンタエキス等の細胞賦活剤、
リノール酸、γ−リノレイン酸、スフィンゴ脂質、セラ
ミド、糖セラミド、ヒアルロン酸等を配合することがで
きる。
【0012】
【実施例】次に、実施例を用いて、本発明について更に
詳細に説明する。いうまでもなく本発明はこれら実施例
に限られるものではなく、また特にことわらない限り
[%]は[重量%]を示す。 <参考例1:従来のシラカバ抽出物>シラカバの樹皮1
00gを1lの水で2時間加熱抽出した。この抽出を2
回繰り返した。抽出液を濾過して合し、減圧濃縮したの
ち乾固し、水抽出物3.7gを得た。(ポリフェノール
量 19.0%)
【0013】<参考例2>シラカバの樹皮100gを1
lの水:アセトン(1:1)で2時間加熱抽出した。こ
の抽出を2回繰り返した。抽出液を濾過して合し、減圧
濃縮し溶媒を除去した後、同抽出物に500mlの水お
よびクロロホルムを加え、激しく振り混ぜ、水可溶成分
を分離した。この水可溶成分の水溶液に等容量の酢酸エ
チルを加え、激しく振り混ぜ、酢酸エチル可溶成分を分
離した。この操作を2回繰り返し、それぞれを濾過して
合し、減圧濃縮したのち乾固して当該抽出物0.19g
を得た。(ポリフェノール量 97%)
【0014】<参考例3>参考例1で得られた水抽出物
1gを100mlの水に溶解させ、それに等容量のヘキ
サンを加えて激しく振り混ぜ、これを2回繰り返してヘ
キサン可溶分を除去した。ついで水可溶成分、すなわち
残分を合した後に減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(100g:φ35×240mm)に付
し、クロロホルム:メタノール:水=7:3:1の下層
〜クロロホルム:メタノール=2:1の直線グラジエン
トを用いて溶出し、254nm UV光下蛍光発色型親
水性シリカゲルプレート(製品名:HPTLC Sil
ica gel 60F254)でクロロホルム:メタ
ノール:水=65:35:10の下層を展開溶媒として
展開した際、Rf値が0.21〜0.64の分画を得
た。その後、その分画を合し、減圧濃縮したのち乾固
し、当該抽出物0.32gを得た。(ポリフェノール量
74%)。
【0015】次に、参考例1〜3を用いて老化防止効果
を評価した。評価方法を示す。 1. ターンオーバー促進効果 2年齢の雌性ハートレー系モルモットの背部を刈毛後、
ダンシルクロライド(0.15g)を白色ワセリン
(3.0g)に練り込んだものをモルモット背部に鳥居
のパッチ板を用いて0.1ml閉塞貼付し24時間放置
した。24時間後パッチ板を除去し、さらに24時間放
置し、その翌日より参考例1と参考例3の1%(W/
V)50%エタノール溶液、およびそれらを溶解した5
0%エタノール(溶媒対照)をダンシルクロライド処置
部位に0.05mlずつ16日間、1日1回塗布した。
ターンオーバー速度は、試験サンプルを塗布した部位の
角質層に付着したダンシルクロライドの輝度を輝度計
(ミノルタLS−100)により測定し、試験期間中の
経日的な変化として表わした。その結果(n=5の平
均)を図1に示した。
【0016】
【図1】
【0017】図1から、従来のシラカバ抽出物(参考例
1)および本発明のシラカバ抽出物(参考例3)塗布に
よって、溶媒対照と比較して角質層ターンオーバーが顕
著に促進された。特に参考例3を塗布した部位の輝度の
減少は顕著で、参考例1を上廻る角質層ターンオーバー
の促進が認められた。
【0018】2. 抗酸化効果 SOD様活性を以下の方法で測定した。すなわち、試験
管に1本当り、0.05M炭酸緩衝液 (pH10.
2)2.4ml、3mMキサンチン溶液、3mMEDT
A・2ナトリウム水溶液、 0.15(W/V)% B
SA水溶液、0.75mMニトロブルーテトラゾリウム
水溶液、各0.1mlを混合し、これに検体 0.1m
lを加え、25℃で10分間放置後にキサンチンオキシ
ターゼ水溶液0.1mlを加えて手早く撹拌し、25℃
でインキュベートした。 20分後に6mM塩化第二銅
水溶液 0.1mlを加えて酵素反応を停止させ、56
0nmでの吸光度(A)を測定した。対照には、検体の
代わりに検体希釈溶媒を加えた吸光度(B)を、また、
各試料のブランクには、検体を加えた後、6mM塩化第
二銅水溶液 0.1mlを加え、同様にキサンチンオキ
シダーゼ水溶液0.1mlを添加した時の吸光度(C)
を測定した。 阻害率(%)は下記の計算式より算出
し、図2に示した。
【0019】
【式1】
【0020】
【図2】
【0021】図2から明らかなように、本発明の抽出物
(参考例2)には、従来のシラカバ抽出物(参考例1)
以上の抗酸化力が認められた。次に、実施例1を用いて
老化防止効果(美肌、シワ改善効果)を評価した。処方
と評価方法を示す。 実施例1:クリーム 成分 配合量(重量%) 成分(A) ポリグリセリン脂肪酸エステル 4.0 セタノール 2.0 ステアリン酸 1.0 ミリスチン酸イソプロピル 7.0 スクワラン 9.0 自己乳化型モノステアリン酸グリセリル 3.0 成分(B) 参考例3の抽出物 0.5 プロピレングリコール 5.0 香料 0.1 精製水 残量 成分(C) 水酸化カリウム水溶液 3.0 合計 100.0 (製法)成分(A)を加熱溶解する。別に香料を除く成
分(B)を加熱溶解して、これに前記成分(A)を撹拌
しながら加えて、充分混合する。さらに成分(C)を加
え、撹拌しながら冷却を行い、香料を加え、さらに混合
してクリームを得た。
【0022】3. 老化防止効果 荒れ肌、小シワ、くすみ、シミなどの肌の老徴を訴える
女子被験者(34〜55才)30名に実施例1(クリー
ムA)および実施例1において参考例3無配合の対照
(クリームB)を1日2回(朝、夜)ハーフフェイスで
2ヶ月間使用させ、2ヶ月後の効果を問診によって検討
した。評価は、小じわの程度、シミの程度、肌のつや、
くすみの程度、肌の柔軟性、弾力性、肌のしっとり感に
関し、被験者自身に各々下記に示す3段階で評価させ
た。結果を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】表1のように、実施例は比較例に比べて、
小じわ、シミ、つやの低減、くすみ、柔軟性、弾力性の
改善、また乾燥などの改善度に優れ、老化現象にきわめ
て有用であると認められた。
【0025】 実施例2:軟膏 成分 配合量(重量%) 参考例2で得た抽出物 5.0 プロピレングリコール 15.0 マクロゴール軟膏 80.0 合計 100.0 (製法)参考例2で得た抽出物をプロピレングリコール
に均一に分散させた後、マクロゴール軟膏を加えて混合
する。
【0026】 実施例3:化粧水 成分 配合量(重量%) 参考例3で得た抽出物 1.0 グリセリン 6.0 エタノール 9.0 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.8 クエン酸 0.05 クエン酸ナトリウム 0.08 香料 0.1 精製水 残部 合計 100.0 (製法)精製水にグリセリン、クエン酸、クエン酸ナト
リウム、参考例3で得た抽出物を溶解する。個別にエタ
ノールにポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.
O.)、香料を溶解し、前記の水溶液に加えて化粧水を
得た。
【0027】 実施例5:乳液 成分 配合量(重量%) 成分(A) 流動パラフィン 5.0 ワセリン 2.0 ミツロウ 1.0 セスキオレイン酸ソルビタン 2.0 成分(B) 参考例3で得た抽出物 0.1 イプシロンアミノカプロン酸 0.2 ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20E.O.) 2.5 プロピレングリコール 5.0 カルボキシビニルポリマー 0.5 トリエタノールアミン 0.5 香料 0.2 精製水 残部 合計 100.0 (製法)成分(A)を加熱溶解し、別に加温溶解した香
料を除く成分(B)に撹拌しながら冷却を行い、香料を
加え、さらに冷却して乳液を得た。
【0028】 実施例6:パック 成分 配合量(重量%) 参考例2で得た抽出物 5.0 酢酸ビニル・スチレン共重合体 10.0 ポリビニルアルコール 10.0 ソルビット 5.0 エタノール 5.0 香料 2.0 精製水 残部 合計 100.0 (製法)参考例2で得た抽出物、香料、及びエタノール
を均一に溶解する。これを酢酸ビニル・スチレン共重合
体、ポリビニルアルコール、ソルビットを混合したもの
に加える。
【0029】
【発明の効果】本発明の皮膚外用剤は、角質層のターン
オーバー促進(新陳代謝促進)作用、抗酸化作用、さら
には、小じわ、シミ、くすみの低減、肌につや、柔軟
性、弾力性、しっとり感を付与する効果を有し、皮膚の
老化防止やその改善に効果を発揮し、老化防止用化粧料
として有用であると認められた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 聡美 大阪府高槻市朝日町3番1号 サンスタ− 株式会社内 (72)発明者 石角 篤 大阪府高槻市朝日町3番1号 サンスタ− 株式会社内 (72)発明者 小林 泰信 大阪府高槻市朝日町3番1号 サンスタ− 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリフェノール類およびその配糖体を、
    抽出物全体に対してポリフェノールとして30重量%以
    上含有する、カバノキ科カバノキ属及びハンノキ属植物
    の抽出物を配合することを特徴とする皮膚外用剤。
  2. 【請求項2】 カバノキ科カバノキ属及びハンノキ属植
    物の抽出物が水、エタノール、プロパノール、アセト
    ン、プロピレングリコール、1、3−ブチレングリコー
    ルからなる群から選ばれる1種以上を用いて抽出された
    ものであることを特徴とする請求項1に記載された皮膚
    外用剤。
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