JPH11170377A - 光造形加工法、該加工法を用いた可動装置および光造形加工装置 - Google Patents
光造形加工法、該加工法を用いた可動装置および光造形加工装置Info
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- JPH11170377A JPH11170377A JP9352456A JP35245697A JPH11170377A JP H11170377 A JPH11170377 A JP H11170377A JP 9352456 A JP9352456 A JP 9352456A JP 35245697 A JP35245697 A JP 35245697A JP H11170377 A JPH11170377 A JP H11170377A
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Abstract
を一層向上できるようにする。 【解決手段】 液状の光硬化樹脂5に光を照射して、該
光硬化樹脂5を所望の形状に硬化させる光造形加工法を
用いた光造形加工装置1を構成する。この場合に、レー
ザ発振器2と、レーザ発振器2から出射されたレーザビ
ームLを集光するためのレンズ4と、レンズ4で集光さ
れたレーザビームLが照射される液状の光硬化樹脂5を
載置するステージ6と、レーザ発振器2とレンズ4との
間に配置され、レーザ発振器2から出射されたレーザビ
ームLのビーム幅を拡げることにより、レンズ4で集光
されるレーザビームLの焦点Fの部分のみが光硬化樹脂
5の硬化に必要なエネルギ強度を有するようにするため
のビームエキスパンダ3とを設ける。
Description
加工法を用いて製作される可動装置および光造形加工装
置に関する。
て、光造形加工法が実用化されている。一般に、光造形
加工法は、液体状態の光硬化樹脂に光を照射して、該光
硬化樹脂を所望の形状に硬化させる加工法であって、複
雑な立体形状を得るのに適した方法である。
適用が大いに期待されているマイクロマシンの基盤技術
として、この光造形加工法を実用化するための研究開発
を長年にわたって進めてきた。
次元微細加工に適用するためには、加工分解能である、
光硬化樹脂の最小硬化単位をできるだけ微小化する必要
がある。
および図10に示すような自由液面法と呼ばれる方法が
ある。図9に示すものでは、まず、容器の底100が薄
く覆われる程度に液状の光硬化樹脂110を入れ、その
液面に紫外線等の光Lを照射する。すると、光Lが照射
された部分だけが硬化して固化する(同図(a)の硬化
層参照)。
て液面を高くし、硬化層の上面が光硬化樹脂110に
より薄く覆われるようにする。この状態から、液面に光
Lを照射すると、光硬化樹脂が硬化し、一層目の硬化層
の上に二層目の硬化層が形成される(図9(b)参
照)。以下、同様の操作を繰り返すことにより、多数の
層が積層された立体形状が形成されることになる。
り、昇降可能なステージ120の上に次々に硬化層を形
成するようにしている。すなわち、まず、容器内に一定
量の液状光硬化樹脂110を入れるとともに、ステージ
120を上方に移動させ、ステージ上面120aと液面
との間に液状の光硬化樹脂110の薄い層が形成される
ようにする。
させることにより、一層目の硬化層を形成する(図1
0(a)参照)。次に、ステージ120を一段階下降さ
せて、硬化層と液面との間に液状の光硬化樹脂110
の薄い層を形成し、この状態から、液面に光Lを照射さ
せることにより、二層目の硬化層を形成する(同図
(b)参照)。以下、同様の操作を繰り返すことによ
り、多数の層からなる立体形状が形成される。
なればなるほど、表面張力の影響により全体を一様の厚
みにするのが難しくなるため、硬化層の一層分の厚みを
制御するのが容易ではなく、分解能を高くできないとい
う問題がある。また、一般に液状の光硬化樹脂の粘性が
高いため、液面が安定するまで時間がかかるという問題
もある。
1および図12に示すような液面規制法と呼ばれる方法
がある。図11に示すものでは、まず、容器内に一定量
の液状光硬化樹脂110を入れる。この状態から、透光
性を有する昇降可能なステージ130を下方に移動さ
せ、ステージ下面130aと容器底面140との間に液
状の光硬化樹脂110の薄い層が形成されるようにす
る。
硬化樹脂110に光Lを照射させて硬化させることによ
り、一層目の硬化層を形成する(図11(a)参
照)。次に、ステージ130を一段階上昇させ、ステー
ジ下面130aと硬化層との間に液状の光硬化樹脂の
薄い層を形成し、この状態から、光硬化樹脂110に光
Lを照射させることにより、二層目の硬化層を形成す
る(同図(b)参照)。以下、同様の操作を繰り返すこ
とにより、多数の層からなる立体形状が形成される。
透明窓150を設け、該透明窓150から光Lを照射さ
せるようにしている。すなわち、この場合には、まず、
容器内に一定量の液状光硬化樹脂110を入れるととも
に、ステージ160を下方に移動させ、ステージ下面1
60aと容器底面170との間に液状の光硬化樹脂11
0の薄い層を形成する。
から光硬化樹脂110に光Lを照射させて硬化させるこ
とにより、一層目の硬化層を形成する(図12(a)
参照)。次に、硬化層ごとステージ160を一段階上
昇させ、硬化層と容器底面170との間に液状の光硬
化樹脂110の薄い層を形成し、この状態から、透明窓
150を介して液状の光硬化樹脂110に光Lを照射さ
せることにより、二層目の硬化層を形成する。以下、
同様の操作を繰り返すことにより、多数の層からなる立
体形状が形成されることになる(同図(b)参照)。
昇させた距離が層の厚みに相等するので、硬化層の一層
分の厚みを制御するのが比較的容易になって、分解能を
ある程度高めることができるようになるとともに、液面
が安定するのを待つ必要がないので処理を速く行えるよ
うになるという利点がある反面、ステージを上昇させる
際には、硬化層がステージ下面130aまたは透明窓1
50から完全に剥離する必要があり、このため、ステー
ジ下面または透明窓に離型剤を塗布したり、テフロンコ
ーティング等の処理を行わなければならない。
合でも、硬化層の界面がステージ下面または透明窓から
完全に剥離するとは限らず、硬化層の内部で剥離が生じ
て、立体形状に変形や破損が生じる場合がある。
能をさらに向上させるためには、ステージの移動距離を
できるだけ小さくすることが必要であるが、ステージの
移動距離があまり小さくなると、ステージを移動させて
も硬化層が弾性変形するだけで、硬化層の界面が剥離す
るまでに至らない場合もある。したがって、液面規制法
によっても加工分解能には限界がある。
なされたもので、その目的は、硬化層の剥離の問題を解
消でき、しかも、加工分解能をさらに向上できる光造形
加工法、該加工法を用いた可動装置および光造形加工装
置を提供することにある。
造形加工法は、液状の光硬化樹脂に光を照射して、該光
硬化樹脂を所望の形状に硬化させる光造形加工法であっ
て、液状の光硬化樹脂を一定の空間内に閉じ込めるとと
もに、照射すべき光ビームの幅を拡げた後に集光するこ
とにより、該光ビームの焦点部分のみを光硬化樹脂の硬
化に必要なエネルギ強度にし、この状態から、光ビーム
を光硬化樹脂の内部に照射するようにしたことを特徴と
している。
材を備え、請求項1記載の光造形加工法を用いて製作さ
れていることを特徴としている。
2において、前記可動装置がマイクロマシン用の可動装
置であって、前記可動部材が回転体あるいは摺動体であ
ることを特徴としている。
液状の光硬化樹脂に光を照射して、該光硬化樹脂を所望
の形状に硬化させるための光造形加工装置であって、レ
ーザビームを出射するレーザ発振器と、前記レーザ発振
器から出射されたレーザビームを集光するためのレンズ
と、一定の空間内に閉じ込められ、前記レンズにより集
光されたレーザビームが照射される液状の光硬化樹脂を
載置するステージと、前記レーザ発振器とレンズとの間
に配置され、前記レーザ発振器から出射されたレーザビ
ームのビーム幅を拡げることにより、前記レンズで集光
されるレーザビームの焦点部分のみが光硬化樹脂の硬化
に必要なエネルギ強度になるようにするためのビームエ
キスパンダと、レーザビームの焦点部分を光硬化樹脂の
内部で移動させるための焦点移動手段とを備えたことを
特徴としている。
請求項4において、前記焦点移動手段が、ビームを移動
させるビーム移動機構またはステージを移動させるステ
ージ移動機構の少なくともいずれか一方から構成されて
いることを特徴としている。
光硬化樹脂に照射される光ビームは、そのビーム幅が拡
げられた後に集光されて、光硬化樹脂に照射されてお
り、該光ビームの焦点部分のみが光硬化樹脂の硬化に必
要なエネルギ強度を有している。
液状の光硬化樹脂に光ビームを照射する際には、光ビー
ムの焦点を光硬化樹脂内において硬化させるべき部分に
配置すればよい。光硬化樹脂内では、光ビームの焦点部
分のみが硬化し、光ビームのその他の照射部分で硬化は
生じない。したがって、光ビームの焦点を光硬化樹脂内
部で移動させれば、所望の立体形状が得られることにな
る。
状を形成するには、光ビームの焦点を光硬化樹脂の内部
で移動させればよいので、昇降ステージが不要となり、
その結果、硬化層の剥離の問題を解消できる。
の焦点部分のみが硬化するようになっているので、加工
分解能を大幅に向上できるようになる。
備えており、請求項1の発明による光造形加工法を用い
て製作される。すなわち、この場合には、光ビームの焦
点を光硬化樹脂の内部で移動させることにより、ステー
等の支持部を形成することなく、光硬化樹脂内に回転体
や摺動体等の可動部材を硬化・形成できる。
は、レーザ発振器から出射されたレーザビームが、ビー
ムエキスパンダを介してレンズに入射され、該レンズで
集光された後、ステージ上の光硬化樹脂に照射される。
は、ビームエキスパンダによりそのビーム幅が拡げられ
ており、これにより、レンズにより集光されたレーザビ
ームの焦点部分のみが液状の光硬化樹脂の硬化に必要な
エネルギ状態におかれている。
光硬化樹脂にレーザビームを照射する際には、レーザビ
ームの焦点を光硬化樹脂内において硬化させるべき部分
に配置すればよい。光硬化樹脂の内部では、レーザビー
ムの焦点部分のみが硬化し、レーザビームのその他の照
射部分で硬化は生じない。したがって、レーザビームの
焦点を焦点移動手段により光硬化樹脂の内部で移動させ
れば、所望の立体形状が得られることになる。
状を形成するには、レーザビームの焦点を光硬化樹脂の
内部で移動させればよいので、昇降ステージの移動にと
もなう硬化層の剥離の問題を解消できる。
ザビームの焦点部分のみが硬化するようになっているの
で、加工分解能を大幅に向上できるようになる。
脂の内部で移動させる焦点移動手段は、ビーム移動機構
またはステージ移動機構の少なくともいずれか一方から
構成されているのが好ましい。すなわち、ビーム移動機
構のみあるいはステージ移動機構のみによって、レーザ
ビームの焦点部分をX,Y,Z軸方向に移動させてもよ
いし、また、たとえばX,Y軸方向はビーム移動機構に
より、Z軸方向はステージ移動機構により移動させるよ
うにしてもよい。
面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施態様に
よる光造形加工装置の概略構成図である。同図に示すよ
うに、この光造形加工装置1は、レーザ発振器2と、レ
ーザ発振器2から出射されたレーザビームLのビーム幅
を拡げるためのビームエキスパンダ3と、ビームエキス
パンダ3を通過したレーザビームLを集光するためのレ
ンズ4と、レンズ4で集光されたレーザビームLが照射
される光硬化樹脂5が載置されたステージ6とから主と
して構成されている。
るためのシャッタ7およびフィルタ8が配置されてい
る。また、レーザ発振器2から出射されたレーザビーム
Lをビームエキスパンダ3側に導くためのミラー(また
はプリズム)9が設けられている。
は、レーザビームLをX,Y,Z軸方向に高速で移動さ
せるためのガルバノミラー等のビーム移動機構10が設
けられている。なお、ここでは、図左右方向をX軸方
向、紙面垂直方向をY軸方向、図上下方向をZ軸方向と
する。また、シャッタ7およびビーム移動機構10は、
図示しない制御部からの制御信号で制御されるようにな
っている。
に、透光性のベース11と、スペーサ12,13と、蓋
体14とで形成される一定の空間内に収容されている。
用いた光造形加工法について説明する。レーザ発振器2
から出射されたレーザビームLは、シャッタ7およびフ
ィルタ8を透過し、ミラー9で反射されてビームエキス
パンダ3に入射する。ビームエキスパンダ3に入射した
レーザビームLは、ビームエキスパンダ3内でそのビー
ム幅が拡げられる。すなわち、入射前は細い平行光線束
であったものが、出射後は太い平行光線束に変化する。
ームLは、ビーム移動機構10を経てレンズ4に入射
し、レンズ4で集光されて、ステージ6上の光硬化樹脂
5に入射される(図2参照)。
幅が拡げられていることにより、図3に示すように、光
硬化樹脂5に入射するレーザビームLの開き角αは大き
く、たとえば鈍角になっている。これにより、縦軸(光
硬化樹脂5の深さ方向にとった軸)にレーザビームLの
エネルギ強度Eをとると、レーザビームLの焦点Fの部
分のみが液状の光硬化樹脂5の硬化に必要なエネルギ強
度(臨界強度)ε0 に達しており、レーザビームLのそ
の他の照射領域Aのエネルギ強度はε0 よりも小さくな
っている。
射されている光硬化樹脂5内では、レーザビームLの焦
点Fの部分のみが硬化し、その他の照射領域Aでは硬化
は生じない。
形状を得るには、レーザビームLの焦点Fが液中すなわ
ち液面5aよりも奥側に位置するように、レーザビーム
Lを光硬化樹脂5の内部に照射するともに、ビーム移動
機構10により、レーザビームLをX,Y,Z軸方向に
移動させ、光硬化樹脂5の内部で焦点Fを移動させるよ
うにすればよい。これにより、図2に示すように、光硬
化樹脂5の内部に所望の立体形状20が硬化・形成され
ることになる。
4に示すように、用いられるレーザビームL′の開き角
が小さく、図3と同様に、縦軸にレーザビームL′のエ
ネルギ強度Eをとると、光硬化樹脂5の液面5a部分が
臨界強度ε0 に達しており、レーザビームL′の液内照
射領域A′全体が光硬化樹脂5の硬化に必要なエネルギ
状態におかれている。したがって、光硬化樹脂5は、レ
ーザビームL′の照射領域A′全体で硬化することにな
る。このため、従来の方法では、加工分解能が低い。
では、光硬化樹脂5内でレーザビームLの焦点Fの部分
のみが硬化するので、加工分解能が飛躍的に向上してい
る。これにより、マイクロマシン用の微小構造が容易に
製作できるようになる。
を形成する際には、一定の空間内に閉じ込められた光硬
化樹脂5の内部にレーザビームLを照射するとともに、
該レーザビームLの焦点Fを光硬化樹脂5の内部で適宜
移動させればよいので、光硬化樹脂5の硬化層を昇降ス
テージとともに移動させる必要がなくなり、これによ
り、昇降ステージの移動にともなう硬化層の剥離の問題
を解消できる。
一定の空間内に閉じ込めた状態のままで最終の立体形状
が形成されるので、光硬化樹脂5の粘性の影響を受けに
くく、光硬化樹脂として高粘性のものを使用できる。
作した立体形状の例を図5に示す。同図に示されるもの
は、歯車またはマイクロモータ等のマイクロマシン用回
転駆動装置であって、この回転駆動装置50は、軸51
と、その回りを回転可能な回転体52と、軸51の上端
に形成された、回転体52の抜止め部53とから構成さ
れている。
全に分離されている。このような成形が本発明による光
造形加工法で可能なのは、上述のように、レーザビーム
を液状の光硬化樹脂の内部に照射した際に、レーザビー
ムの焦点部分のみを硬化させることが可能だからであ
る。
る光造形加工法を用いて、同様の回転駆動装置を製作し
た場合には、光硬化樹脂の液面から離れた内部の点のみ
を硬化させることができないので、図6に示すように、
回転体52の下部にステー56が必要になる。このステ
ー56を切断することによって、回転駆動装置50′が
得られることになるが、この切断は容易な作業ではな
い。
では、このような切断作業が不要になり、マイクロマシ
ン用回転駆動装置を安価にかつ短時間で製作することが
可能になる。
は、マイクロマシンの製作技術として既に公知である薄
膜形成やエッチング等の半導体微細加工技術で製作する
ことも可能であるが、この場合には、平面的な構造に限
られてしまい、また本発明による光造形加工法に比べて
コストも時間もかかる。
の焦点Fを光硬化樹脂5の内部でX,Y,Z軸方向に移
動させる焦点移動手段として、高速化を重視する観点か
らレーザビームLを移動させるビーム移動機構10を用
いた例を示したが、本発明の適用はこれに限定されな
い。
ジ6を移動させるステージ移動機構を採用するようにし
てもよい。あるいは、ビーム移動機構10およびステー
ジ移動機構の双方を採用することにより、たとえば、
X,Y軸方向はビーム移動機構10により、Z軸方向は
ステージ移動機構により移動させるようにしてもよい。
製作される可動装置としては、図5に示すような回転駆
動装置に限定されるものではなく、図7に示すような摺
動装置であってもよい。
クロマシン用のリニア機構であって、たとえばV字状の
溝61aが形成されたベース61と、該溝61a内にス
ライド自在に配置された断面略V字状のスライダ62と
を有している。
完全に分離されている。このような成形が本発明による
光造形加工法で可能なのは、上述の回転駆動装置50の
場合と同様に、レーザビームを液状の光硬化樹脂の内部
に照射した際に、レーザビームの焦点部分のみを硬化さ
せることが可能だからである。
図8に示すような鎖状構造を製作することも可能であ
る。この鎖状構造70は、複数の鎖部材71,72,7
3,74等から構成されている。隣り合う各鎖部材同士
が互いに係合した状態で、各鎖部材は自由に動き得るよ
うになっている。
クロマシン以外のものにも適用できる。この場合には、
光硬化樹脂の内部に立体形状を硬化・形成する際に、光
硬化樹脂を収容した空間を徐々に拡大させつつ該空間内
に光硬化樹脂を補充しながら行うようにすればよい。
ーサ12,13を互いに離れる方向に徐々に移動させ、
あるいは蓋体14をベース11から離れる方向に徐々に
移動させるとともに、ベース11,スペーサ12,13
および蓋体14で囲まれる空間内に光硬化樹脂5を補充
しつつ、該空間内にレーザビームLを照射するようにす
ればよい。
工法によって、比較的大形の可動装置も製作できるよう
になる。
ビームの焦点部分のみが光硬化樹脂の硬化に必要なエネ
ルギ強度を有するようにしたので、光硬化樹脂の内部で
ビームの焦点部分のみを硬化させることが可能になり、
これにより、硬化層の剥離の問題を解消でき、加工分解
能を一層向上できるとともに、粘性の高い材料を使える
ようになる効果がある。
略構成図。
れる光硬化樹脂部分の拡大図。
形加工法の原理を説明するための図。
であって、本発明の図3に相当する図。
用回転駆動装置を示す図。
転駆動装置の製作例を示す図。
用摺動装置の製作例を示す図。
例を示す図。
るための図。
するための図。
するための図。
するための図。
Claims (5)
- 【請求項1】 液状の光硬化樹脂に光を照射して、該光
硬化樹脂を所望の形状に硬化させる光造形加工法であっ
て、 液状の光硬化樹脂を一定の空間内に閉じ込めるととも
に、 照射すべき光ビームの幅を拡げた後に集光することによ
り、該光ビームの焦点部分のみを光硬化樹脂の硬化に必
要なエネルギ強度にし、この状態から、光ビームを光硬
化樹脂の内部に照射するようにした、ことを特徴とする
光造形加工法。 - 【請求項2】 可動部材を備え、請求項1記載の光造形
加工法を用いて製作された可動装置。 - 【請求項3】 前記可動装置がマイクロマシン用の可動
装置であって、前記可動部材が回転体あるいは摺動体で
ある、ことを特徴とする請求項2記載の可動装置。 - 【請求項4】 液状の光硬化樹脂に光を照射して、該光
硬化樹脂を所望の形状に硬化させるための光造形加工装
置であって、 レーザビームを出射するレーザ発振器と、 前記レーザ発振器から出射されたレーザビームを集光す
るためのレンズと、一定の空間内に閉じ込められ、前記
レンズにより集光されたレーザビームが照射される液状
の光硬化樹脂を載置するステージと、 前記レーザ発振器とレンズとの間に配置され、前記レー
ザ発振器から出射されたレーザビームのビーム幅を拡げ
ることにより、前記レンズで集光されるレーザビームの
焦点部分のみが光硬化樹脂の硬化に必要なエネルギ強度
になるようにするためのビームエキスパンダと、 レーザビームの焦点部分を光硬化樹脂の内部で移動させ
るための焦点移動手段と、を備えた光造形加工装置。 - 【請求項5】 前記焦点移動手段が、ビームを移動させ
るビーム移動機構またはステージを移動させるステージ
移動機構の少なくともいずれか一方から構成されてい
る、ことを特徴とする請求項4記載の光造形加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35245697A JP3988964B2 (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | 光造形加工法によるマイクロマシン用可動装置の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP35245697A JP3988964B2 (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | 光造形加工法によるマイクロマシン用可動装置の形成方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11170377A true JPH11170377A (ja) | 1999-06-29 |
JP3988964B2 JP3988964B2 (ja) | 2007-10-10 |
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Country Status (1)
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JP (1) | JP3988964B2 (ja) |
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-
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- 1997-12-05 JP JP35245697A patent/JP3988964B2/ja not_active Expired - Fee Related
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