JPH11167062A - 変倍レンズ - Google Patents

変倍レンズ

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Publication number
JPH11167062A
JPH11167062A JP9350145A JP35014597A JPH11167062A JP H11167062 A JPH11167062 A JP H11167062A JP 9350145 A JP9350145 A JP 9350145A JP 35014597 A JP35014597 A JP 35014597A JP H11167062 A JPH11167062 A JP H11167062A
Authority
JP
Japan
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lens
group
positive
refractive index
unit
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9350145A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiyuuichirou Ogasawara
秋一郎 小笠原
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to US09/176,876 priority patent/US6043938A/en
Publication of JPH11167062A publication Critical patent/JPH11167062A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/22Telecentric objectives or lens systems
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B15/00Optical objectives with means for varying the magnification
    • G02B15/14Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
    • G02B15/144Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having four groups only

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレセントリックに近い状態にし、レンズ
枚数が少なく、組み立てが簡単な構成にする。 【解決手段】 最終群を正の屈折力にし、少なくとも
1枚のレンズを1面が平面で他の面が曲率をもつ屈折率
分布レンズにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学機器に用いる
レンズ系に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラやデジタルカメラな
どの光学製品が普及しているが、これら光学製品に用い
られるレンズ系において、焦点距離を変えることのでき
るズームレンズの占める割合が大きくなっている。しか
し、ズームレンズは、通常多いものでは10枚以上のレ
ンズ枚数を必要とし、ビデオカメラやデジタルカメラの
小型化、低コスト化の障害になっている。また、銀塩カ
メラ用のズームレンズにおいても、多い場合には10枚
以上のレンズ枚数を必要とし、レンズ系の低コスト化の
障害になっている。
【0003】また、ビデオカメラなどの電子撮像素子を
用いるカメラの場合、像側にほぼテレセントリックなレ
ンズ系を用いることが望ましい。そのため、最も像側の
レンズ群は、正の屈折力を持つレンズ群とし、明るさ絞
りをこのレンズ群よりも物体側に配置することが望まし
く、最も像側に正の屈折力を持つ変倍レンズのレンズ群
(以後最終群と呼ぶ)が多く用いられている。
【0004】この最終群は、結像作用を有しており、群
全体の屈折力が強く、通常3〜6枚とレンズ枚数の多い
レンズ群である。
【0005】またこのタイプのズームレンズは、レンズ
および鏡筒の加工に手間がかかり偏芯の敏感度が高くそ
のため組立調整に要する時間が長く、低コスト化が困難
であった。また構成枚数が多いために可変焦点距離レン
ズ特有の面反射、ゴースト光、フレアースポットの発生
が大である。
【0006】この結像群(最終群)のレンズ枚数を少な
くするためには、球面均質レンズでは限界があり、枚数
の削減のために非球面レンズを用いたり屈折率分布レン
ズを用いたりする方法がとられている。
【0007】特にラジアル型屈折率分布レンズは、収差
補正能力が高く、これを有効に用いればレンズ枚数の削
減、小型化、低コスト化が可能になる。
【0008】このようなラジアル型屈折率分布レンズを
用いたズームレンズの従来例として特開平4−4211
3号、特開平7−159694号、特開平2−5651
5号、特開平6−337347号公報に記載されたレン
ズ系が知られている。
【0009】これら従来例のうち、特開平4−4211
3号公報に記載されたレンズ系は、結像群(最終群)が
ラジアル型屈折率分布レンズ2枚にて構成された例であ
る。
【0010】又、特開平7−159694号公報に記載
されたレンズ系は、結像群(最終群)がラジアル型屈折
率分布レンズ1枚と均質レンズ2枚の3枚のレンズにて
構成されている。
【0011】又、特開平2−56515号公報に記載さ
れているレンズ系は、ラジアル型屈折率分布レンズを用
いて2枚のレンズで構成したズームレンズである。
【0012】更に、特開平6−337347号公報に記
載されたレンズ系は、正負正の3群ズームレンズであっ
て、最終群に平行平面形状の屈折率分布レンズを用いて
色収差を補正するようにしたズームレンズである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】特開平4−42113
号公報に記載されたレンズ系は、結像群(最終群)が2
枚のレンズと少ないレンズにて構成されたレンズ系であ
るが、2枚のレンズともラジアル型屈折率分布レンズで
あり、又両面が曲率を有する面であるため加工性や公差
やコスト等の点で好ましくない。
【0014】又、特開平7−159694号公報に記載
されたレンズ系は、結像群(最終群)が2枚の均質レン
ズと1枚のラジアル型屈折率分布レンズの3枚にて構成
され、レンズ枚数が多く、又ラジアル型屈折率分布レン
ズは、両面が曲率を有する面であって加工性や公差やコ
スト等の点で好ましくない。
【0015】又、特開平2−56515号公報に記載さ
れているレンズ系は、全体のレンズ枚数は少ないが複数
個のラジアル型屈折率分布レンズを用いており、いずれ
も両面が曲率を有する面であるため加工性や公差やコス
ト等の点で好ましくない。
【0016】更に特開平6−337347号公報に記載
されているレンズ系は、屈折率分布レンズの形状が両面
平面形状であるが、結像群(最終群)を構成するレンズ
枚数が多く、組立調整が必要である等から低コスト化が
困難である上、構成枚数が多いために可変焦点距離レン
ズ特有の面反射、ゴースト光、フレアースポットの発生
が多い。
【0017】本発明は、テレセントリックな状態に近
く、又最も像側の結像群のレンズ枚数の極めて少ないレ
ンズやレンズ鏡筒の加工、組立などが簡単で性能が良く
低コストな電子撮像光学系に適した変倍レンズを提供す
るものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の変倍レンズの第
1の構成は、複数の群よりなり、最終群が正の屈折力を
持ち、1面が平面で他の面が曲率を有する屈折率分布レ
ンズを少なくとも1枚有することを特徴としている。
【0019】本発明は、なるべくテレセントリックな状
態に近く、かつ少ないレンズ枚数にて構成されたズーム
レンズを実現するために、ズームタイプとして例えば物
体側より順に、正の第1群と、負の第2群と、正の第3
群の三つの群よりなるレンズ系を考えた。このタイプの
ズームレンズは、群の数が少なく、又像側に正のパワー
が配置されているためテレセントリックな構成にしやす
いという利点を有している。
【0020】このタイプのレンズ系は、3群ズームレン
ズとしては、最も基本的なタイプのもので、ワイド端か
らテレ端にいくにしたがって、第1群と第2群の間隔は
広くなるように又、第2群と第3群の間隔は狭くなるよ
うにレンズ群が移動して変倍を行なう。
【0021】そしてこのズームレンズは、第2群が主と
して変倍作用を有し、第3群が主として結像作用を有す
る最終群である。又このタイプの3群ズームレンズは、
三つの群のすべてを可動としてもよく、第1群もしくは
第3群を変倍時固定とし、それ以外の二つの群を可動と
してもよい。
【0022】このような、正の第1群、負の第2群、正
の第3群にて構成されるズームレンズは、最終群を1枚
の均質球面レンズで構成すると球面収差、コマ収差およ
び色収差の発生が大になり、結像性能を良好に保つこと
が困難である。又、第3群を1枚の非球面レンズにて構
成しても、球面収差やコマ収差はある程度補正し得て
も、色収差を補正することはできない。
【0023】そのため、本発明では、第3群をラジアル
型屈折率分布レンズ1枚にて構成することを考えた。
【0024】ラジアル型屈折率分布レンズは、媒質が光
軸に垂直な方向に屈折率分布を持っており、その屈折率
分布n(r)が次の式(a)にて表わされる。 n(r)=N0 +N12 +N24 +N36 +・・・ (a) 上記式(a)でN0 は基準波長(d線)での光軸上の屈
折率、Ni (i=1,2,3,・・・)は基準波長での
屈折率分布を表わす係数、rは光軸から垂直方向への距
離である。
【0025】またラジアル型屈折率分布レンズのアッベ
数は、次の式(b),(c)にて与えられる。 V0 =(N0d−1)/(N0F−N0C) (b) Vi =Nid/(NiF−NiC) (i=1,2,3・・・) (c) ここでN0d,N0F,N0CおよびNid,NiF,NiC(i=
1,2,3,・・)は、波長λにおける屈折率分布を表
わす係数つまりd線、F線、C線に対する屈折率分布を
表わす係数である。
【0026】また、ラジアル型屈折率分布レンズで発生
するペッツバール和PTZおよび軸上色収差PACは、
次の式(d),(e)にて表わされる。 PTZ=(φs /N0 )+(φm /N0 2) (d) PAC=K{(φs /V0 )+(φm /V1 )} (e) ただし、φs ,φm は夫々ラジアル型屈折率分布レンズ
の面および媒質の屈折力、Kは光線高および最終近軸光
線角度に依存する定数である。
【0027】また、媒質の屈折力φm は下記の式(f)
にて近似される。 φm ≒−2N1 d (f) ただし、dはラジアル型屈折率分布レンズのレンズ厚で
ある。
【0028】式(d)より明らかなように、媒質で発生
するペッツバール和を表わす式の第2項の分母に2乗が
掛かっているために、ラジアル型屈折率分布レンズは、
同じ屈折力を持つ均質レンズと比べるとペッツバール和
の値をより小さくすることが可能である。また式(e)
より明らかなようにV1 の値を変化させることによって
ラジアル型屈折率分布レンズの媒質で発生する軸上色収
差の値を変化させることが可能になる。
【0029】ここで、ラジアル型屈折率分布レンズを用
いてペッツバール和と色収差の補正効果を十分に得るた
めには、式(d),(e)から明らかなようにラジアル
型屈折率分布レンズの面の屈折力と媒質の屈折力のバラ
ンスを考慮する必要がある。そのため、ラジアル型屈折
率分布レンズの面の屈折力と媒質の屈折力と、ペッツバ
ール和と軸上色収差の関係を知るために媒質の屈折力比
a=φm /φ(φ=φs +φm )を定義し、ペッツバー
ル和PTZと軸上色収差PACの、媒質の屈折力比aと
の関係式を式(d),(e)より求めると下記
(d’),(e’)のように表わすことができる。 PTZ=φ{(1−N0 )a+N0 }/N0 2 (d’) PAC=Kφ{(V0 −V1 )a+V1 }/V0 ・V1 (e’)
【0030】上記式(d’),(e’)よりラジアル型
屈折率分布レンズのペッツバール和PTZと軸上色収差
PACが小さくなるような媒質の屈折力比aを設定する
ことが必要である。つまりPTZ=0の時のaの値をa
(PTZ)、PAC=0の時のaの値をa(PAC)と
すると、媒質の屈折力比aがa(PTZ)とa(PA
C)に近い値であることが望ましい。
【0031】ラジアル型屈折率分布レンズは、素材の特
性からa(PTZ)およびa(PAC)の値は、0〜6
程度である。したがって、媒質の屈折力比aの値を0〜
6の間で適切な値に設定することにより、ラジアル型屈
折率分布レンズ1枚にてペッツバール和と軸上色収差を
良好に補正することができる。
【0032】このようなタイプのズームレンズにおいて
は、第3群(最終群)での収差の発生を抑えつつ、これ
より物体側のレンズ群で発生するペッツバール和や軸上
色収差などをレンズ系全体でバランス良く補正すること
が望ましい。そのために、屈折率分布レンズに曲率を付
けることが望ましい。
【0033】しかし、ラジアル型屈折率分布レンズの両
面に曲率を持たせた場合、屈折率分布レンズを加工する
際に、二つの曲面と屈折率分布の軸との偏芯を極力抑え
なければならず、レンズの加工が極めて困難になりコス
トが増加するか、ばらつきによる性能の劣化を生ずる。
これに対して、屈折率分布レンズを両面平面形状にすれ
ば、加工が容易であり、コストの低減には有利である
が、収差補正上の自由度が少なく、収差を十分良好に補
正することができなくなるかレンズの全長が長くなる。
【0034】本発明では、ラジアル型屈折率分布レンズ
の2面のうち、適用するレンズ系において収差補正効果
の高い方の1面のみを曲率を有する面とし他の面を平面
にした。この場合、収差補正上は、面のパワーと媒質の
パワーとの間に適切なバランスが存在し、その領域にお
いては面のパワーは媒質のパワーに比べて小さい値をと
ることになる。そのため、適切な面のパワーを有するた
めに必要な曲率は比較的小さい。したがって屈折率分布
レンズにおいて、2面のうちの収差補正効果の高い面の
み曲率を持たせるようにしその曲率(面のパワー)を適
切な値にすれば、曲率を有する面が1面のみで両面とも
曲率を有する屈折率分布レンズに近い収差補正効果を得
ることができる。
【0035】このように屈折率分布レンズの1面のみに
曲率を持たせるようにすれば、曲率を有する1面と屈折
率分布の軸との偏芯を抑えればよく、両面が曲率を有す
る面である屈折率分布レンズに比べて加工性が大きく向
上し、コストの増加も低くおさえられる。一方、前述の
ように収差補正上は両面に曲率を持たせた屈折率分布レ
ンズに近い効果が得られ、他のレンズへの負担も軽減で
きレンズ系全体の加工性を損うこともない。
【0036】以上の説明は正負正の3群ズームレンズを
もとに行なったが、他のズームタイプにおいても最終群
を正の屈折力にすることにより、前述のようにテレセン
トリックに近い構成にすることができ、又レンズ系中に
少なくとも1枚のラジアル型屈折率分布レンズを用いる
ことによりペッツバール和、色収差をはじめとする収差
を良好に補正し得てしかもこの屈折率分布レンズの1面
のみ曲率を持つ面とし他の面は平面にすることによって
両面が曲率を持つ屈折率分布レンズとほぼ同等の収差補
正能力を維持したまま製作や組立ての容易な屈折率分布
レンズとしたものである。
【0037】つまり、本発明の変倍レンズは、前述の構
成のレンズ系とすることを特徴とするものである。
【0038】又、前述のように、本発明の変倍レンズ
は、レンズ系を構成する複数の群としては例示した正負
正の三つの群よりなる3群ズームの他、正の第1群、負
の第2群、負の第3群、正の第4群の4群ズームレンズ
や負の第1群と正の第2群の2群ズームレンズ等が望ま
しい構成として考えられる。以上の理由から本発明の変
倍レンズは、第1の構成として、複数の群よりなりその
最終群が正の屈折力を持つ群であるレンズ系で、少なく
とも1枚のレンズが少なくとも1面が平面で他の面が曲
率を持つ屈折率分布レンズであるレンズ系とした。前記
屈折率分布レンズはラジアル型屈折率分布レンズで、こ
れを正の最終群に用いることが望ましい。
【0039】又本発明の前記第1の構成の変倍レンズに
おいて、ペッツバール和と軸上色収差とをより良好に補
正するためには、ラジアル型屈折率分布レンズが下記条
件(1)を満足することが望ましい。 (1) 0.5<a<2 ただし、aはラジアル型屈折率分布レンズの媒質の屈折
力比であり、下記の式(g)にて与えられる。
【0040】 a=φm /(φs +φm ) (g) ここで、φs 、φm は夫々ラジアル型屈折率分布レンズ
の面および媒質の屈折力である。
【0041】前記aの値が条件(1)の下限の0.5を
下回ると、ラジアル型屈折率分布レンズで発生するペッ
ツバール和を良好に補正できなくなる。条件(1)の上
限の2を超えるとラジアル型屈折率分布レンズでのペッ
ツバール和が過剰補正になる。
【0042】また、条件(1)を満足する媒質の屈折力
φm を得るためには、屈折率分布レンズの素材の製作上
1 の値を大きくするには限界がある。そのため、媒質
の厚みを大にすることによりN1 を大きくすることなし
に前記条件(1)を満足し得るφm を得ることが望まし
い。
【0043】そのため、ラジアル型屈折率分布レンズの
厚みdが下記条件(2)を満足することが望ましい。 (2) 0.05<d/fG <5 ただしfG はラジアル型屈折率分布レンズの焦点距離で
ある。
【0044】ラジアル型屈折率分布レンズのレンズ厚が
条件(2)を満足すれば、前記式(f)より明らかなよ
うに媒質の屈折力を十分大にすることができ、ペッツバ
ール和および軸上色収差を良好に補正する上で効果的で
ある。
【0045】条件(2)の下限の0.05を下回ると素
材に求められる屈折率差ΔNが大になり素材作製が困難
になる。また、上限の5を超えると屈折率分布レンズの
全長が長くなり、レンズ系の全長が長くなる。
【0046】また、ラジアル型屈折率分布レンズ1枚で
も光学性能が良好になるためには、なるべく収差が発生
しないようにレンズにパワーを持たせることが重要であ
り、そのためには下記条件(3),(4)を満足するこ
とが望ましい。 (3) −0.2<N2・ER2 /N1 <0.2 (4) V0 <V1 ただし、N1 ,N2 は夫々ラジアル型屈折率分布レンズ
の2次,4次の分布係数、ER はラジアル型屈折率分
布レンズの有効径、V0 ,V1 はラジアル型屈折率分布
レンズのアッベ数である。
【0047】条件(3)は、ラジアル型屈折率分布レン
ズの媒質部分における球面収差を良好に補正するための
条件である。この条件の下限の−0.2を下回ると球面
収差がアンダー側に過大になり、また上限の0.2を超
えると球面収差がオーバー側に過大になる。
【0048】また条件(4)はラジアル型屈折率分布レ
ンズの媒質部分での色収差の発生を少なくして色収差を
良好に保つための条件である。この条件(4)を満足し
ないと色収差が過大になる。
【0049】また、本発明の変倍レンズにおいて、明る
さ絞りは非点収差がなるべく発生せずにかつレンズの径
があまり大きくならないように、第3群(最終群)のラ
ジアル型屈折率分布レンズの物体側の面の近傍に配置す
ることが望ましい。
【0050】このように明るさ絞りを配置した上で、下
記条件(5)を満足することが望ましい。 (5) 0<D/fR <0.5 ただし、Dは明るさ絞りのラジアル型屈折率分布レンズ
の物体側の面からの光軸方向の距離、fR は最終群の焦
点距離である。
【0051】この条件(5)は、明るさ絞りの位置を規
定するものであって、明るさ絞りを条件(5)の範囲内
に配置することによって、非点収差を良好に補正するこ
とができる。
【0052】条件(5)の下限の0を下回るとメリディ
オナル像面が負の方向へ大きく倒れ、上限を超えると逆
にメリディオナル像面が正の方向へ大きく倒れ非点収差
が悪化する。
【0053】また、光学的効果と素材作製の容易さとを
考えると、ラジアル型屈折率分布レンズはその最大屈折
率差Δnが次の条件(6)を満足することが望ましい。 (6) 0.01<Δn<0.2 この条件の下限の0.01を下回るとラジアル型屈折率
分布レンズの作用が乏しくなり、また上限の0.2を超
えると素材作製が困難になる。
【0054】上述のように、本発明のレンズ系にて用い
られる屈折率分布レンズの少なくとも1面に付けられる
曲面は、上記の各条件を満足するように用いるレンズ系
の構成により適切に設定すればよく、その形状は凸面、
凹面等のいずれでもよく、その配置も物体側、像側のい
ずれでもよい。その面の形状が凹面の場合はペッツバー
ル和や軸上収差の補正が容易になり又凸面の場合には素
子のレンズ厚を薄くしたり最終群の画角を広角にしてレ
ンズ系を広角にしやすい効果が得られる。
【0055】本発明の変倍レンズにおいて用いるラジア
ル型屈折率分布レンズによるペッツバール和を一層良好
に補正するためには、条件(1)の代りに下記条件(1
−1)および条件(1−2)を満足することが望まし
い。 (1−1) 0.5<a<0.97 (1−2) 1.03<a<2 条件(1−1)の下限値の0.5を下回るとペッツバー
ル和が大になり、又条件(1−2)の上限値の2を超え
るとペッツバール和が逆方向に発生する。
【0056】又、これら条件においてa=1になると面
のパワーが0になりつまり両面平面となる。条件(1−
1)の上限および条件(1−2)の下限を超えるといず
れも曲率が緩くなりすぎ、収差補正の効果が弱くなりす
ぎるために好ましくない。
【0057】又、これら条件(1)、(1−1)、(1
−2)の代りに下記条件(1−3)および条件(1−
4)を満足するようにすればペッツバール和の補正にと
って一層望ましい。 (1−3) 0.5<a<0.95 (1−4) 1.05<a<2
【0058】又、本発明の変倍レンズにおいて、前記条
件(3)の代りに下記条件(3−1)を満足し、条件
(4)の代りに下記条件(8)を満足すれば一層望まし
い。 (3−1) −0.05<N2 ・ER2 /N1 <0.05 (8) −0.01<1/V1 <0.02
【0059】条件(3−1)はラジアル型屈折率分布レ
ンズの媒質部分による球面収差を良好に補正するための
もので、この条件(3−1)を満足すれば球面収差を一
層良好に補正できる。この条件の下限を下回ると球面収
差がアンダー側に大きくなり又上限を超えると球面収差
がオーバー側に大きくなる。
【0060】又条件(8)は、ラジアル型屈折率分布レ
ンズの媒質部分による色収差の補正が一層効果的になる
ようにするためのもので、上限を超えると色収差が大に
なり下限を下回ると逆方向に大になる。
【0061】以上、3群ズームレンズを例としての説明
では、第1群として均質レンズ、第2群として均質レン
ズ、第3群としてラジアル型屈折率分布レンズを用いた
レンズ系であるが、この構成は、レンズ素子作製の面か
らも利点を有する。
【0062】正の第1群、負の第2群、正の第3群の3
群ズームレンズは、その構成上から第1群および第2群
のレンズ径が第3群のレンズ径よりも大になる傾向があ
る。一方、レンズ製作上は、ラジアル型屈折率分布レン
ズは、イオン交換により作製されるために小型な方が作
製しやすく、又通常の研磨レンズは、極端に小さなレン
ズは加工しにくい。そのため、比較的レンズ径の大きい
第1群、第2群には均質レンズを用い、比較的小さなレ
ンズ径の第3群にはラジアル型屈折率分布レンズを用い
るのがレンズ素子作製上の観点からも有利である。また
このように構成することにより、ラジアル型屈折率分布
レンズの製作が容易な正のパワーにすることができる。
【0063】そのため、本発明のレンズ系において、最
終群を1面のみ曲率を持つラジアル型屈折率分布レンズ
1枚にて構成することが望ましい。これによりレンズ枚
数を削減することができると共にレンズ鏡筒の加工の手
間が軽減され、組立調整も不要になり低コストな変倍レ
ンズを得ることができる。
【0064】以上の効果は、3群ズームレンズに限ら
ず、複数の群からなる変倍レンズであって最終群が正の
屈折力を持つレンズ群においても有効である。
【0065】つまり、前述のように複数の群よりなり最
終群が正の屈折力を有し、少なくとも1面が平面で他の
面が曲率を有する屈折率分布レンズとしたことが本発明
の特徴である。
【0066】以上のような本発明のレンズ系において、
最終群が屈折率分布レンズ1枚よりなるレンズ系にて十
分目的を達成し得るものであるが、最終群を前記屈折率
分布レンズのほかに別のレンズを加えた構成にすること
により収差を良好に補正することが可能である。
【0067】次に、本発明の他の第2の構成のレンズ系
について述べる。
【0068】本発明の第2の構成の変倍レンズは、複数
の群よりなり、最終群に少なくとも1枚の屈折率分布レ
ンズを有しており、この最終群の物体側に明るさ絞りを
有していて、最終群と明るさ絞りとの間隔が変倍ととも
に変化するように構成されたことを特徴としている。
【0069】変倍レンズは、変倍域全域で収差が良好に
補正されていることが望ましいが、一般には変倍時の非
点収差の変動を小さく抑えることが困難である。そのた
め本発明は、前記第2の構成のようにして非点収差の変
動を少なくした。つまり最終群の物体側に明るさ絞りを
配置し、変倍の際に最終群と明るさ絞りとの間隔が変化
するようにした。
【0070】その場合、明るさ絞りと最終群との面間距
離の最大移動量ΔDが下記条件(7)の範囲内であるこ
とが望ましい。 (7) |ΔD/fw |<0.9 ただし、fw はワイド端での全系の焦点距離である。
【0071】条件(7)の範囲を超えると、一般に屈折
率分布レンズは、明るさ絞りとの位置関係により非点収
差の発生量が大きく変動する。そのため通常絞りに近い
適切な範囲に絞りを配置することによって非点収差を良
好に補正することができる。この絞りの配置位置(絞り
と屈折率分布レンズとの間隔の適切な値)の範囲を定め
たのが条件(7)である。この条件(7)の範囲を超え
るとメリディオナル像面が大きく倒れ非点収差が悪化す
る。
【0072】このように、明るさ絞りと屈折率分布レン
ズとの間隔の変化により非点収差が変化することは、逆
にこの間隔を変化させることにより任意の非点収差を発
生させ得ることを意味する。そしてその効果は最終群の
屈折力が正であるか負であるかに関係なく有効である。
【0073】本発明の第2の構成のレンズ系において、
最終群それ自身にて収差の発生を少なくし、更に最終群
に配置される屈折率分布レンズを明るさ絞りに対して移
動させることにより、この最終群より物体側に配置され
ている他の群にて発生した非点収差と逆方向の非点収差
を発生させることにより互いに打ち消し合うようにする
ことが可能である。これによりレンズ系全体の非点収差
を良好に補正することができる。
【0074】このようにして、レンズ系全体の非点収差
を良好に補正するようにすれば、最終群よりも物体側に
配置される群にて発生する非点収差がある程度大であっ
ても全系での収差補正が可能になり、それだけ最終群よ
りも物体側の群での非点収差の変動の許容量が大にな
り、したがって他の収差を補正する上での自由度が増大
する。その結果、レンズ系の性能をさらに向上させるこ
とが可能になり、各レンズにおける収差補正などの負担
が軽減され、加工などの容易な形状にし得るためコスト
削減が期待できる等のメリットが得られる。
【0075】また、通常3〜6枚程度の多くのレンズ枚
数を必要とする最終群を屈折率分布レンズ1枚にて構成
することが可能になる。この場合、鏡枠構成が簡単にな
るためコストの削減が期待できる上に、屈折率分布レン
ズ1枚にて構成することにより偏芯の要因が大幅に減少
し、ばらつき等による性能劣化を低減し得る。
【0076】前述のように、収差補正等の点からは、屈
折率分布レンズに曲率を施すことが望ましく、更に屈折
率分布レンズの2面のうち適用するレンズ系において収
差補正効果の高い1面にのみ曲率を持たせるようにする
ことが望ましい。これによりレンズの加工の際には曲率
を持つ1面と屈折率分布の軸との偏芯を抑えればよく、
両面に曲率を持つ屈折率分布レンズに比べて加工性が向
上し、しかも両面とも平面の屈折率分布レンズに比べて
コストの増加はそれ程大ではない。それに対し収差補正
上の効果は、両面が曲率を有する屈折率分布レンズに近
い効果が得られ、他のレンズの負担を軽くでき、レンズ
系全体の加工性を損うことなしに極めて大きな効果が得
られる。
【0077】前述の本発明の第2の構成のレンズ系にお
いても、前記条件(1)を満足することが望ましい。
【0078】又、この第2の構成において、条件(2)
を満足することが望ましく、条件(1),(2)の両方
満足すれば一層望ましい。
【0079】又、第2の構成のレンズ系において、条件
(3),(4)を満足することが望ましく、条件
(1),(3),(4)又は条件(2),(3),
(4)更に、これら条件(1),(2),(3),
(4)のすべての条件を満足することが望ましい。
【0080】又、上記の各第2の構成のレンズ系におい
て、条件(1)の代りに、条件(1−1),条件(1−
2),条件(1−3),条件(1−4)のいずれかを満
足することが望ましい。又条件(3),(4)の代りに
条件(3−1),条件(8)を満足することが好まし
い。
【0081】更に前記第2の構成において条件(5)又
は(6)又は両条件(5),(6)を満足することが望
ましい。
【0082】
【発明の実施の形態】本発明の変倍レンズの実施の形態
を次の各実施例をもとに説明する。 実施例1 f=5.18〜14.34 ,F/2.8 ,2ω=76.5°〜25.6°,最大像高=3.06 fB =7.19 r1 =34.3456 d1 =2.7602 n1 =1.6516 ν1 =58.55 r2 =142.0836(非球面)d2 =D1 (可変) r3 =-504.9004 d3 =0.8358 n2 =1.48749 ν2 =70.23 r4 =9 d4 =4.4 r5 =-16.2652 d5 =0.5 n3 =1.48749 ν3 =70.23 r6 =79.3856 d6 =1.85 n4 =1.90135 ν4 =31.55 r7 =-59.2724 d7 =D2 (可変) r8 =∞(絞り) d8 =D3 (可変) r9 =∞ d9 =15.6874 n5 (屈折率分布レンズ) r10=117.4158 d10=D4 (可変) r11=∞ d11=3 n6 =1.51633 ν6 =64.14 r12=∞ ワイド スタンダード テレ D1 0.8 9.1718 19.4101 D2 19.1921 10.8203 0.582 D3 1.9033 1.3162 0.1 D4 5.2094 5.7965 7.012 ラジアル型屈折率分布レンズ i Ni Vi 0 1.65 40 1 -3.96 ×10-3 6.50×102 2 0 0 非球面係数 P=1.989 ,E=3.52×10-6,F=2.46×10-9 φ=φm /(φs +φm )=1.057471,φm =0.1012,φs =-0.0055 Δn=-0.057,ΔD/fw =0.347958,N2 ・ER2 /N1 =0 D/fR (max)=0.187689,fR =10.1407 d/FG =1.546974,FG =10.1407
【0083】 実施例2 f=5.19〜16.1,F/2.77,2ω=64.2°〜22.9°,最大像高=3.06 fB =5.81 r1 =39.3861 d1 =1.2 n1 =1.78472 ν1 =25.68 r2 =26.0117 d2 =8.0215 n2 =1.60311 ν2 =60.64 r3 =275.8173 d3 =0.15 r4 =20.3717 d4 =4.0235 n3 =1.58313 ν3 =59.38 r5 =37.5401 d5 =D1 (可変) r6 =33.1926 d6 =0.9 n4 =1.72916 ν4 =54.68 r7 =7.936 d7 =5.9863 r8 =-26.615 d8 =0.9 n5 =1.6228 ν5 =57.05 r9 =12.7367 d9 =3.3575 n6 =1.84666 ν6 =23.78 r10=58.1261 d10=D2 (可変) r11=∞(絞り) d11=D3 (可変) r12=43.7702 d12=17.6997 n7 (屈折率分布レンズ) r13=∞ d13=D4 (可変) r14=∞ d14=3.6832 n8 =1.51633 ν8 =64.14 r15=∞ ワイド スタンダード テレ D1 0.338 6.9875 13.3844 D2 18.6459 11.9969 5.5999 D3 2.4831 2.0913 1.9841 D4 3.3816 3.7727 3.8573 ラジアル型屈折率分布レンズ i Ni Vi 0 1.664 38.2 1 -3.27 ×10-3 6.55×102 2 0 6.55×102 φ=φm /(φs +φm )=0.859908,φm =0.0933,φs =0.0152 Δn=-0.0447 ,ΔD/fw =0.096225,N2 ・ER2 /N1 =0 D/fR (max)=0.248491,fR =9.9927 d/FG =1.771263,FG =9.9927
【0084】 実施例3 f=4.99〜15.0,F/2.69,2ω=61.5°〜21.8°,最大像高=3.06 fB =4.86 r1 =58.1799 d1 =1.2 n1 =1.78472 ν1 =25.68 r2 =35 d2 =9.5 n2 =1.60311 ν2 =60.64 r3 =-232.1086 d3 =0.15 r4 =23.9063 d4 =5.5088 n3 =1.62299 ν3 =58.16 r5 =53.4467 d5 =D1 (可変) r6 =53.9072 d6 =0.9 n4 =1.72916 ν4 =54.68 r7 =7.8186 d7 =5.9957 r8 =-17.4898 d8 =0.9 n5 =1.6228 ν5 =57.05 r9 =23.1558 d9 =3.7305 n6 =1.84666 ν6 =23.78 r10=-60.3016 d10=D2 (可変) r11=504.4068 d11=2.0389 n7 =1.51633 ν7 =64.14 r12=-94.792 d12=1 r13=∞(絞り) d13=D3 (可変) r14=61.8808 d14=18.6133 n8 (屈折率分布レンズ) r15=∞ d15=D4 (可変) r16=∞ d16=3.6832 n9 =1.51633 ν9 =64.14 r17=∞ ワイド スタンダード テレ D1 0.3535 7.5689 13.1152 D2 16.3842 9.1681 3.6225 D3 2.8787 2.343 1.7486 D4 2.4289 2.9645 3.5611 ラジアル型屈折率分布レンズ i Ni Vi 0 1.664 38.2 1 -3.27 ×10-3 6.55×102 2 0 6.55×102 φ=φm /(φs +φm )=0.899531,φm =0.0958,φs =0.0107 Δn=-0.0447 ,ΔD/fw =0.226361,N2 ・ER2 /N1 =0 D/fR (max)=0.287991,fR =9.9958 d/FG =1.862112,FG =9.9958
【0085】 実施例4 f=3.99〜7.60,F/2.83,2ω=63.7°〜30.6°,最大像高=2.00 fB =6.08 r1 =-12.6469 d1 =0.6 n1 =1.51633 ν1 =64.14 r2 =8.8515 d2 =D1 (可変) r3 =∞(絞り) d3 =D2 (可変) r4 =∞ d4 =9.2151 n2 (屈折率分布レンズ) r5 =-27.9113 d5 =D3 (可変) r6 =∞ d6 =2 n3 =1.51633 ν3 =64.14 r7 =∞ ワイド スタンダード テレ D1 8.1858 3.3781 1 D2 0.298 1.2182 0 D3 4.7619 5.5867 7.0375 ラジアル型屈折率分布レンズ i Ni Vi 0 1.664 38.2 1 -9.26 ×10-3 6.55×102 2 0 0 φ=φm /(φs +φm )=0.859005,φm =0.145 ,φs =0.0238 Δn=-0.03 ,ΔD/fw =0.074599,N2 ・ER2 /N1 =0 D/fR (max)=0.192997,fR =6.312 d/FG =1.459933 FG =6.312
【0086】 実施例5 f=5.00〜15.0,F/2.61,2ω=57.1°〜19.8°,最大像高=2.754 fB =7.06 r1 =66.5688 d1 =1.2 n1 =1.78472 ν1 =25.68 r2 =40 d2 =10 n2 =1.60311 ν2 =60.64 r3 =-154.5462 d3 =0.15 r4 =23.2436 d4 =5.6276 n3 =1.62299 ν3 =58.16 r5 =48.8424 d5 =D1 (可変) r6 =55.0631 d6 =0.9 n4 =1.72916 ν4 =54.68 r7 =9.0395 d7 =5.9957 r8 =-15.8491 d8 =0.9 n5 =1.6228 ν5 =57.05 r9 =29.186 d9 =3.731 n6 =1.84666 ν6 =23.78 r10=-47.8713 d10=D2 (可変) r11=-25.1706 d11=2.0582 n7 =1.51633 ν7 =64.14 r12=-100 d12=1 r13=∞(絞り) d13=D3 (可変) r14=∞ d14=18.5666 n8 (屈折率分布レンズ) r15=-32.4048 d15=D4 (可変) r16=∞ d16=3.6832 n9 =1.51633 ν9 =64.14 r17=∞ ワイド スタンダード テレ D1 0.371 7.544 13.0713 D2 16.3175 9.186 4.1491 D3 2.8426 2.3851 1.7486 D4 4.6281 5.0124 5.4067 ラジアル型屈折率分布レンズ i Ni Vi 0 1.664 38.2 1 -3.27 ×10-3 6.55×102 2 0 6.55×102 Δn=-0.04 ,ΔD/fw =0.218901,N2 ・ER2 /N1 =0 D/fR (max)=0.29512 ,fR =9.632 d/FG =1.927596,FG =9.632
【0087】 実施例6 f=6.45〜15.0,F/3.10,2ω=47.8°〜19.3°,最大像高=2.754 fB =8.29 r1 =95.3923 d1 =1.2 n1 =1.78472 ν1 =25.68 r2 =40 d2 =10 n2 =1.60311 ν2 =60.64 r3 =-100.9808 d3 =0.15 r4 =30.7373 d4 =5.7026 n3 =1.62299 ν3 =58.16 r5 =87.2528 d5 =D1 (可変) r6 =76.9405 d6 =0.9 n4 =1.72916 ν4 =54.68 r7 =11.0085 d7 =5.9957 r8 =-13.1448 d8 =0.9 n5 =1.6228 ν5 =57.05 r9 =104.6624 d9 =4.1602 n6 =1.84666 ν6 =23.78 r10=-28.8454 d10=D2 (可変) r11=14.1865 d11=3.1255 n7 =1.51633 ν7 =64.14 r12=11.3224 d12=1.0000 r13=∞(絞り) d13=D3 (可変) r14=-99.9823 d14=18.8281 n8 (屈折率分布レンズ) r15=∞ d15=D4 (可変) r16=∞ d16=3.6832 n9 =1.51633 ν9 =64.14 r17=∞ ワイド スタンダード テレ D1 0.471 6.2415 13.2751 D2 16.1069 10.5011 4.8821 D3 2.5167 4.0507 1.7486 D4 5.8636 6.0204 6.7845 ラジアル型屈折率分布レンズ i Ni Vi 0 1.664 38.2 1 -3.27 ×10-3 6.55×102 2 0 6.55×102 φ=φm /(φs +φm )=1.0734967 ,φm =0.0964,φs =-0.0066 Δn=-0.04 ,ΔD/fw =0.3568976 ,N2 ・ER2 /N1 =0 D/fR (max)=0.3800619 ,fR =10.658 d/FG =1.7665697 ,FG =10.658
【0088】 実施例7 f=6.57〜15.0,F/3.16,2ω=45.6°〜17.9°,最大像高=2.754 fB =6.06 r1 =142.4848 d1 =1.2 n1 =1.78472 ν1 =25.68 r2 =40 d2 =10 n2 =1.60311 ν2 =60.64 r3 =-76.0459 d3 =0.15 r4 =30.1133 d4 =5.866 n3 =1.62299 ν3 =58.16 r5 =90.4315 d5 =D1 (可変) r6 =20.2659 d6 =0.9 n4 =1.72916 ν4 =54.68 r7 =9.2698 d7 =5.9957 r8 =-11.957 d8 =0.9 n5 =1.6228 ν5 =57.05 r9 =19.469 d9 =4.4828 n6 =1.84666 ν6 =23.78 r10=-72.0005 d10=D2 (可変) r11=68.554 d11=3.8892 n7 =1.51633 ν7 =64.14 r12=-269.34 d12=1 r13=∞(絞り) d13=D3 (可変) r14=∞ d14=18.6065 n8 (屈折率分布レンズ) r15=67.8745 d15=D4 (可変) r16=∞ d16=3.6832 n9 =1.51633 ν9 =64.14 r17=∞ ワイド スタンダード テレ D1 0.5553 5.6814 13.3457 D2 15.9521 10.9605 7.4379 D3 2.3579 5.6219 1.7486 D4 3.6317 3.8748 4.2822 ラジアル型屈折率分布レンズ i Ni Vi 0 1.664 38.2 1 -3.27 ×10-3 6.55×102 2 0 6.55×102 φ=φm /(φs +φm )=1.113953,φm =0.0958,φs =-0.0098 Δn=-0.04 ,ΔD/fw =0.589741,N2 ・ER2 /N1 =0 D/fR (max)=0.51689 ,fR =10.8764 d/FG =1.710722,FG =10.8764
【0089】 実施例8 f=6.86〜15.0,F/ 2.64,2ω=43.1°〜16.7°,最大像高=2.754 fB =2.09 r1 =133.8893 d1 =1.2 n1 =1.78472 ν1 =25.68 r2 =40 d2 =10 n2 =1.60311 ν2 =60.64 r3 =-80.0512 d3 =0.15 r4 =33.0048 d4 =5.9105 n3 =1.62299 ν3 =58.16 r5 =113.6187 d5 =D1 (可変) r6 =17.2927 d6 =0.9 n4 =1.72916 ν4 =54.68 r7 =9.3763 d7 =5.9957 r8 =-13.9796 d8 =0.9 n5 =1.6228 ν5 =57.05 r9 =16.3628 d9 =4.4692 n6 =1.84666 ν6 =23.78 r10=-126.6084 d10=D2 (可変) r11=∞(絞り) d11=D3 (可変) r12=56.6143 d12=18.6614 n7 (屈折率分布レンズ) r13=∞ d13=0.6518 r14=49.8489 d14=3.3021 n8 =1.51633 ν8 =64.14 r15=12.744 d15=D4 (可変) r16=∞ d16=1.6832 n9 =1.51633 ν9 =64.14 r17=∞ ワイド スタンダード テレ D1 0.5537 5.1431 13.6255 D2 20.773 15.6073 13.5928 D3 2.28 4.7825 1.7486 D4 0.9778 1.0835 1.2972 ラジアル型屈折率分布レンズ i Ni Vi 0 1.664 38.2 1 -3.27 ×10-3 6.55×102 2 0 6.55×102 φ=φm /(φs +φm )=0.891264,φm =0.0959,φs =0.0117 Δn=-0.04 ,ΔD/fw =0.442347,N2 ・ER2 /N1 =0 D/fR (max)=0.492138,fR =9.7178 d/FG =1.875951,FG =9.9477 ただしr1 ,r2 ,・・・ は各レンズ面の曲率半径、d
1 ,d2 ,・・・ は各レンズの肉厚、n1 ,n2 ,・・・ は
屈折率、ν1 ,ν2 ,・・・ はアッベ数である。又r1
2 ・・・等の長さの単位はmmであり、基準波長はd線
である。
【0090】実施例1は、図1に示すレンズ構成のレン
ズ系で、物体側より順に、正の第1群と負の第2群と正
の第3群よりなる変倍レンズで、正の第3群が最終群の
3群ズームレンズである。又第1群は非球面レンズの正
のメニスカスレンズ1枚よりなり、第2群は負のメニス
カスレンズと、負レンズと正レンズとを接合した接合レ
ンズの3枚のレンズよりなり、これら第1群、第2群中
のレンズはいずれも均質レンズである。又第3群は平凹
のラジアル型屈折率分布レンズつまり物体側の面が平面
で像側の面が曲率を持つ面であるラジアル型屈折率分布
レンズ1枚からなっている。
【0091】この実施例1の変倍レンズは、ワイド側か
らテレ側に行くにしたがって第1群と第2群の間隔が広
くなるように、又第2群と第3群の間隔が狭くなるよう
に第2群と第3群とが移動し、第1群と明るさ絞りとは
固定である。明るさ絞りと第3群(屈折率分布レンズ)
の間(D3 )は狭くなるように変化する。
【0092】又、レンズ系の像側に配置されている平行
平面ガラス板は、ローパスフィルターや赤外カットフィ
ルターやCCD保護ガラス等を想定したものである。
【0093】この実施例1のワイド端およびテレ端の収
差状況は図9,図10に示す通りである。
【0094】実施例2は、図2に示す通り、物体側より
順に、正の第1群と負の第2群と正の第3群(最終群)
とよりなる3群構成の変倍レンズである。第1群は負の
メニスカスレンズと正のメニスカスレンズとを接合した
接合レンズと正のメニスカスレンズの3枚の均質レンズ
よりなり、第2群は負のメニスカスレンズと、負レンズ
と正のメニスカスレンズとを接合した接合レンズの3枚
の均質レンズよりなり、第3群は凸平のラジアル型屈折
率分布レンズ1枚からなる。又レンズ系の像側の平行平
面ガラス板はローパスフィルター、赤外カットフィルタ
ー、CCD保護ガラスを想定している。
【0095】この実施例2は、ワイド側からテレ側への
変倍の際に、第1群と第2群の間隔が広くなるように又
第2群と第3群の間隔が狭くなるように第2群と第3群
が移動し、第1群と明るさ絞りは固定である。明るさ絞
りと第3群(屈折率分布レンズ)の間隔(D3 )は狭く
なるように変化する。
【0096】実施例3は、図3に示すように、物体側か
ら順に正の第1群と負の第2群と正の第3群と正の第4
群(最終群)とよりなる4群構成の変倍レンズである。
第1群は、負のメニスカスレンズと正レンズとを接合し
た接合レンズと正のメニスカスレンズの3枚の均質レン
ズよりなり、第2群は負のメニスカスレンズと、負レン
ズと正レンズとを接合した接合レンズの3枚の均質レン
ズよりなり、第3群は正レンズの1枚の均質レンズより
なり、第4群は凸平のラジアル型屈折率分布レンズ1枚
よりなる。又、レンズ系の像側の平行平面ガラス板は、
ローパスフィルター、赤外カットフィルター、CCD保
護ガラス等を想定している。
【0097】この実施例3は、ワイド側からテレ側への
変倍に際して、第1群と第2群との間が広くなるよう
に、第2群と第3群の間、第3群と第4群の間が狭くな
るように第2群と第4群とが移動し、第1群、第3群、
明るさ絞りは固定である。又明るさ絞りと第4群(屈折
率分布レンズ)の間隔(D3 )は狭くなうように変化す
る。
【0098】実施例4は、図4に示す通りのレンズ構成
のレンズ系である。つまり、物体側から順に負の第1群
と正の第2群(最終群)とよりなる2群構成の変倍レン
ズである。第1群は負レンズの均質レンズ1枚よりな
り、第2群は平凸のラジアル型屈折率分布レンズ1枚よ
りなる。この実施例4は、ワイド側からテレ側へ行くに
したがい両群の間隔が狭くなるように第1群、第2群が
移動する。この実施例は、第1群、明るさ絞り、第2群
のすべてが移動し、明るさ絞りと第2群(屈折率分布レ
ンズ)の間(D2 )は図示するように変化する。
【0099】又、レンズ系の像側の平行平面ガラス板
は、同様にローパスフィルター、赤外カットフィルタ
ー、CCD保護ガラス等を想定している。
【0100】実施例5は、図5に示す通りのレンズ構成
のレンズ系であって、物体側より順に、正の第1群と負
の第2群と負の第3群と正の第4群(最終群)とよりな
る4群構成の変倍レンズである。第1群は負のメニスカ
スレンズと正レンズとを接合した接合レンズと正のメニ
スカスレンズとよりの3枚の均質レンズよりなり、第2
群は負のメニスカスレンズと、負レンズと正レンズとを
接合した接合レンズとの3枚の均質レンズよりなり、第
3群は負のメニスカスレンズの均質レンズ1枚よりな
り、第4群は平凸のラジアル型屈折率分布レンズ1枚よ
りなる。同様にレンズ系の像側の平行平面ガラス板はロ
ーパスフィルター、赤外カットフィルター、CCD保護
ガラス等を想定している。
【0101】この実施例5は、ワイド側からテレ側へか
けての変倍の際に、第1群と第2群の間隔が広くなるよ
うに、第2群と第4群の間隔が狭くなるように第2群と
第4群が移動し、第1群は固定である。明るさ絞りと第
4群(屈折率分布レンズ)の間(D3 )は狭くなるよう
に変化する。
【0102】実施例6は、図6に示す構成のレンズ系で
あって、物体側より順に、正の第1群と、負の第2群
と、負の第3群と、正の第4群(最終群)とよりなる4
群構成の変倍レンズである。第1群は負のメニスカスレ
ンズと正レンズとの接合レンズと正のメニスカスレンズ
の3枚の均質レンズよりなり、第2群は負のメニスカス
レンズと、負レンズと正レンズとを接合した接合レンズ
の3枚の均質レンズよりなり、第3群は負のメニスカス
レンズの1枚の均質レンズよりなり、第4群は凹平の屈
折率分布レンズ1枚よりなる。又レンズ系の像側の平行
平面ガラス板は、同様にローパスフィルター、赤外カッ
トフィルター、CCD保護ガラス等を想定している。
【0103】この実施例6は、ワイド側からテレ側に行
くにしたがって、第1群と第2群の間隔が広くなり、第
2群と第4群の間隔が狭くなるように第2群、第3群、
第4群が夫々移動し、第1群は固定されている。又明る
さ絞りと第4群(屈折率分布レンズ)の間(D3 )は図
示するように変化する。
【0104】実施例7は、図7に示す構成のレンズ系で
ある。つまり物体側から順に、正の第1群と負の第2群
と正の第3群と正の第4群(最終群)とからなる4群構
成の変倍レンズである。第1群は負のメニスカスレンズ
と正レンズとを接合した接合レンズと正のメニスカスレ
ンズの3枚の均質レンズよりなり、第2群が負のメニス
カスレンズと、負レンズと正レンズとを接合した接合レ
ンズの3枚の均質レンズよりなり、第3群が両凸レンズ
の1枚の均質レンズよりなり、第4群が平凹のラジアル
型屈折率分布レンズ1枚よりなる。又レンズ系の像側の
平行平面ガラス板は、同様にローパスフィルター、赤外
カットフィルター、CCD保護ガラス等を想定してい
る。
【0105】この実施例7のレンズ系は、ワイド側から
テレ側への変倍の際、第1群と第2群の間隔が広くなる
ように、第2群と第4群の間隔が狭くなるように、第2
群、第3群、第4群が移動し、第1群は変倍中固定であ
る。又明るさ絞りと第4群(屈折率分布レンズ)との間
(D3 )は変倍中図示するように変化する。
【0106】実施例8は、図8に示すようなレンズ構成
のレンズ系である。つまり物体側より順に、正の第1群
と負の第2群と正の第3群(最終群)とよりなる3群構
成の変倍レンズである。第1群は負のメニスカスレンズ
と正レンズとを接合した接合レンズと正のメニスカスレ
ンズとの3枚の均質レンズよりなり、第2群は負のメニ
スカスレンズと、負レンズと正レンズとを接合した接合
レンズの3枚の均質レンズとよりなり、第3群は凸平の
1枚の屈折率分布レンズと1枚の負メニスカス形状の均
質レンズとの2枚よりなる。又、他の実施例と同様にレ
ンズ系の像側の平行平面ガラス板はローパスフィルタ
ー、赤外カットフィルター、CCD保護ガラス等を想定
している。
【0107】この実施例8は、ワイド側からテレ側への
変倍のために第1群と第2群の間隔が広くなるように又
第2群と第3群の間が狭くなるように第2群と第3群が
移動する。又第1群は変倍中固定である。又明るさ絞り
は第3群(屈折率分布レンズ)の物体側に配置され両者
の間隔(D3 )は変倍中図示するように変化する。以上
述べた実施例において、実施例2〜3および実施例5〜
8では、最終群のラジアル型屈折率分布レンズに外径と
屈折率分布形状が同じものを用いている。そのためコス
ト低減と共に開発期間の短縮という利点も有している。
また、素材の流用という観点からは、屈折率分布レンズ
に曲率を付けることは設計時の自由度が増し、より流用
しやすくなるため望ましい。
【0108】実施例1は非球面を用いているが、この非
球面の形状は、x軸を光軸方向、y軸を光軸と垂直な方
向にとったとき次の式にて表わされる。 x=(y2 /R)/[1+{1−p(y/r)2
1/2 ]+By2 +Ey4 +Fy6 +Gy8 +Hy10・・
・ ただしRは非球面面頂での曲率半径、pは円錐定数、
B,E,F,・・・は非球面係数である。
【0109】本発明は、特許請求の範囲に記載するレン
ズ系のほか下記各項に記載するレンズ系もその目的を達
成し得る。
【0110】(1)特許請求の範囲の請求項2に記載す
るレンズ系で、下記条件(7)を満足することを特徴と
する変倍レンズ。 (7) |ΔD/fw |<0.9
【0111】(2)特許請求の範囲の請求項1に記載す
るレンズ系で、最終群がラジアル型屈折率分布レンズ1
枚のみからなることを特徴とする変倍レンズ。
【0112】(3)特許請求の範囲の請求項2あるいは
前記の(1)の項に記載するレンズ系で、最終レンズ群
が正の屈折力を持つことを特徴とする変倍レンズ。
【0113】(4)特許請求の範囲の請求項1又は2あ
るいは前記の(1),(2)又は(3)の項に記載する
レンズ系で正の屈折力を持つ第1群と負の屈折力を持つ
第2群と正の屈折力を持つ第3群とにて構成されたこと
を特徴とする変倍レンズ。
【0114】(5)特許請求の範囲の請求項1又は2あ
るいは前記の(1),(2)又は(3)の項に記載する
レンズ系で、正の屈折力を持つ第1群と負の屈折力を持
つ第2群と正又は負の屈折力を持つ第3群と、正の屈折
力を持つ第4群にて構成されたことを特徴とする変倍レ
ンズ。
【0115】(6)特許請求の範囲の請求項1又は2あ
るいは前記の(1),(2)又は(3)の項に記載され
たレンズ系で、負の屈折力を持つ第1群と正の屈折力を
持つ第2群とにて構成されたことを特徴とする変倍レン
ズ。
【0116】(7)前記の(4),(5)又は(6)の
項に記載するレンズ系で、第1群が1枚のレンズにて構
成されていることを特徴とする変倍レンズ。
【0117】(8)前記の(4)又は(5)の項に記載
するレンズ系で、第2群が3枚のレンズよりなることを
特徴とする変倍レンズ。
【0118】(9)前記の(1)又は(2)の項に記載
するレンズ系で、第1群が1枚、第2群が3枚、第3群
が1枚のレンズにて構成されていることを特徴とする変
倍レンズ。
【0119】(10)特許請求の範囲の請求項2あるい
は前記の(1),(2),(3),(4),(5),
(6),(7),(8)又は(9)に記載するレンズ系
で、前記屈折率分布レンズの1面が曲率を持つ面である
ことを特徴とする変倍レンズ。
【0120】(11)特許請求の範囲の請求項の1又は
2あるいは前記の(1),(2),(3),(4),
(5),(6),(7),(8),(9) 又は(1
0)の項に記載されたレンズ系で、下記条件(6)を満
足することを特徴とする変倍レンズ。 (6) 0.01<Δn<0.2
【0121】(12)特許請求の範囲の請求項1又は2
あるいは前記の(1),(2),(3),(4),
(5),(6),(7),(8),(9),(10)又
は(11)の項に記載するレンズ系で、下記条件(1)
を満足することを特徴とする変倍レンズ。 (1) 0.5<a<2
【0122】(13)前記の(12)の項に記載するレ
ンズ系で、条件(1)の代りに下記条件(1−1)を満
足することを特徴とする変倍レンズ。 (1−1) 0.5<a<0.97
【0123】(14)前記の(12)の項に記載するレ
ンズ系で条件(1)の代りに下記条件(1−2)を満足
することを特徴とする変倍レンズ。 (1−2) 0.5<a<0.95
【0124】(15)前記の(12)の項に記載するレ
ンズ系で、条件(1)の代りに下記条件(1−3)を満
足することを特徴とする変倍レンズ。 (1−3) 1.03<a<2
【0125】(16)前記の(12)の項に記載するレ
ンズ系で、条件(1)の代りに下記条件(1−4)を満
足することを特徴とする変倍レンズ。 (1−4) 1.05<a<2
【0126】(17)特許請求の範囲の請求項1又は2
あるいは、前記の(1),(2),(3),(4),
(5),(6),(7),(8),(9),(10),
(11),(12),(13),(14),(15)又
は(16)の項に記載するレンズ系で、下記条件(2)
を満足することを特徴とする変倍レンズ。 (2) 0.05<d/fG <5
【0127】(18)特許請求の範囲の請求項1又は2
あるいは、前記の(1),(2),(3),(4),
(5),(6),(7),(8),(9),(10),
(11),(12),(13),(14),(15),
(16)又は(17)の項に記載するレンズ系で、下記
条件(3),(4)を満足することを特徴とする変倍レ
ンズ。 (3) −0.2<N2 ・ER2 /N1 <0.2 (4) V0 <V1
【0128】(19)特許請求の範囲の請求項1又は2
あるいは、前記の(1),(2),(3),(4),
(5),(6),(7),(8),(9),(10),
(11),(12),(13),(14),(15),
(16)又は(17)の項に記載するレンズ系で、下記
条件(3−1),(8)を満足することを特徴とする変
倍レンズ。 (3−1) −0.05<N2 ・ER2 /N1 <0.
05 (8) −0.01<1/V1 <0.02
【0129】
【発明の効果】本発明の変倍レンズは、デジタルカメラ
等の電子撮像光学系にも用いやすく、かつ最終群に屈折
率分布レンズを用いることによりレンズ枚数が一層削減
され、可変焦点距離レンズ特有の面反射、ゴースト光、
フレアースポットの発生が少なく、レンズやレンズ鏡筒
の加工、組立等が簡単で、低コストで、非点収差等の諸
収差が良好に補正された性能が良好なレンズ系である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の断面図
【図2】本発明の実施例2の断面図
【図3】本発明の実施例3の断面図
【図4】本発明の実施例4の断面図
【図5】本発明の実施例5の断面図
【図6】本発明の実施例6の断面図
【図7】本発明の実施例7の断面図
【図8】本発明の実施例8の断面図
【図9】本発明の実施例1のワイド端における収差曲線
【図10】本発明の実施例1のテレ端における収差曲線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の群よりなり、最終群が正の屈折力を
    持つレンズ群で、少なくとも1枚のレンズが少なくとも
    1面が平面で他の面が曲率を持つ屈折率分布レンズであ
    ることを特徴とする変倍レンズ。
  2. 【請求項2】複数の群よりなり、最終群に少なくとも1
    枚の屈折率分布型レンズを有するレンズ系で最終群の物
    体側に明るさ絞りを有し、変倍にともない最終群と明る
    さ絞りとの間隔が変化する変倍レンズ。
JP9350145A 1997-12-05 1997-12-05 変倍レンズ Withdrawn JPH11167062A (ja)

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