JPH11166567A - 車両用ブレーキのライニング磨耗検出センサ - Google Patents

車両用ブレーキのライニング磨耗検出センサ

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JPH11166567A
JPH11166567A JP33219097A JP33219097A JPH11166567A JP H11166567 A JPH11166567 A JP H11166567A JP 33219097 A JP33219097 A JP 33219097A JP 33219097 A JP33219097 A JP 33219097A JP H11166567 A JPH11166567 A JP H11166567A
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JP
Japan
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case
wear
abrasion
conductor
lining
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Pending
Application number
JP33219097A
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English (en)
Inventor
Kuniyuki Suzuki
訓之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磨耗検出の方向性をなくし、取り付け方向を
自由に設定できるようにした車両用ブレーキのライニン
グ磨耗検出センサを提供すること。 【解決手段】 円筒状のケース1の先端の内周に沿って
検知導体2を配索して磨耗距離を均一にしたライニング
磨耗検出センサSを、ブレーキライニング材に埋設し、
ブレーキライニング材の磨耗量が所定量に達したとき検
知導体2を断線させて警報を出すように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ブレーキの
ライニング磨耗検出センサに関し、詳しくは、車両用デ
ィスクブレーキのブレーキパッド等のブレーキライニン
グ材の磨耗を検出するライニング磨耗検出センサに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の車両用ブレーキのライニ
ング磨耗検出センサSを図4に示している。金属板製の
検知導体2の両端に一対の電線5を接続し、検知導体2
および電線5を耐熱性樹脂のケース1内に樹脂モールド
している。検知導体2は、両側の脚部2aの上辺が断線
部2bで連接された平板状導体で構成されたもので、正
面(A方向)から見ると、図5(a)のようにほぼU字
状をなし、その幅方向の寸法はL1 であり、側部(B方
向)または上部から見ると、図5(b)のように直線状
をなし、その厚み方向の寸法はL2 となっている。
【0003】このライニング磨耗検出センサSは、図6
に示すように車輪とともに回転するロータ10を挟圧す
るブレーキライニング材11内に埋没して取り付けら
れ、このブレーキライニング材11が磨耗限界に達する
とケース1の先端が削られ、断線部2bがロータ10に
接触して断線し、電線5、5間が非導通状態となって電
線5、5に接続されたウォーニングランプ(警報手段)
(図示せず)等を点灯させてブレーキライニング材11
の磨耗を検知するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のライニン
グ磨耗検出センサは、A方向とB方向で寸法がL1 とL
2 のように異なるので、ケース1の取り付け方向の違い
により断線部2bの磨耗距離が変化する。すなわち、A
方向の磨耗距離が最小でB方向の磨耗距離が最大とな
る。そのため、断線部2bは、A方向から削られたとき
最も早く断線し、B方向から削られたとき最も遅く断線
する。
【0005】このように断線部2bの削られる方向の違
いにより断線する時期にばらつきが生じ、磨耗検出精度
にばらつきが出るため、磨耗検出センサSの取り付け方
向をロータ10の回転方向に対して一定にする必要があ
り、そのため取り付けの自由度がなく、取り付け作業が
複雑になるという問題がある。
【0006】本発明は上述の点に着目してなされたもの
で、磨耗検出の方向性をなくし、取り付け方向を自由に
設定できるようにした車両用ブレーキのライニング磨耗
検出センサを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、円筒状のケース内に樹脂モ
ールドされると共に電線を介してケース1外の警報手段
に導通する検知導体を有し、ブレーキライニング材の磨
耗量が所定量に達したとき前記検知導体を断線させて警
報を出す車両用ブレーキのライニング磨耗検出センサで
あって、前記検知導体は、前記ケースの先端の内周に沿
って配索されていることを特徴とするものである。
【0008】このため、請求項1記載の発明では、検知
導体が樹脂ケースの先端の内周に沿った状態で配置され
ているため、検知導体の磨耗の方向性がなくなり、磨耗
検出センサをロータの回転方向に対してどの向きに取り
付けても磨耗距離が変わらず、断線時期が同じであるた
め、取り付け方向の自由度が向上し、取り付け作業が容
易になる。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の車両用ブレーキのライニング磨耗検出センサであっ
て、前記検知導体は、中央直線部の両端に円弧部が形成
され、該円弧部が前記電線に接続すると共に前記ケース
の先端の内周に沿って配索されていることを特徴とする
ものである。
【0010】このため、請求項2記載の発明では、円弧
部をケースの先端の内周に沿って円形に配索でき、セン
サの設置位置に拘らず検知導体の磨耗距離を均一にする
ことができる。
【0011】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載の車両用ブレーキのライニング磨耗検出セン
サであって、前記検知導体は、一部が途切れたリング部
であり、このリング部が前記途切れた端部をそれぞれ前
記電線に接続させると共に、前記ケースの先端の内周に
沿って配索されていることを特徴とするものである。
【0012】このため、請求項3記載の発明では、リン
グ部をケースの先端の内周に沿って円形に配索でき、セ
ンサの設置位置に拘らず検知導体の磨耗距離を均一にす
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、図4および図5と同一部材
または同一機能のものは同一符号で示している。
【0014】図1および図2は、本発明の第1実施の形
態を示すもので、金属製の検知導体2は、中央の直線部
3の両端に円弧部4、4が連接された平面略S字形のも
のであり、円弧部4、4の両端の端子部7、7に電線5
が接続されている。この検知導体2および電線5は、樹
脂性のケース1内で樹脂モールド6され、検知導体2は
ケース1の先端部付近に、ケース1の軸線と直交する方
向に平面配置され、電線5はケース1の軸線方向に配索
され、ケース1の下部より導出されている。
【0015】このように構成されたライニング磨耗検出
センサSは、従来と同様ブレーキライニング材11に取
り付けられ、このブレーキライニング材11が磨耗限界
に達するとケース1の先端が削られ、検知導体2がロー
タ10に接触して断線し、電線5、5間が非導通状態と
なって電線5、5に接続されたウォーニングランプ(警
報手段)(図示せず)等を点灯させてブレーキライニン
グ材11の磨耗を検知する(図6参照)。
【0016】本実施の形態では、検知導体2の円弧部
4、4がケース1の先端の内周に沿った状態で円形配置
されているため、検知導体2の磨耗の方向性がなくな
り、磨耗検出センサSをロータ10の回転方向に対して
どの向きに取り付けても磨耗距離が変わらず、断線時期
が同じであるため、取り付け方向の自由度が向上する。
【0017】図3は本発明の第2実施の形態を示すもの
で、検知導体2は両端が途切れた略円形のリング部8で
構成され、両端の端子部7、7に電線5、5が接続され
たものである。この検知導体2はリング部8がケース1
の先端の内周に沿った状態で円形配置されているため、
同様に検知導体2の磨耗の方向性がなくなり、磨耗検出
センサSをロータ10の回転方向に対してどの向きに取
り付けても磨耗距離が変わらず、断線時期が同じである
ため、取り付け方向の自由度が向上する。
【0018】以上、2つの実施の形態を示したが、検知
導体2の形状はこれらに限定されない。例えば、ケース
1の先端の内周に沿う部分は完全な円形でなくてもよ
く、丸みをもった四角または多角形でもよく、樹脂ケー
ス1の内周にほぼ沿っている部分があり、磨耗距離がど
の方向でもほぼ同じであれば目的は達成できる。
【0019】以上のように、本実施の形態のライニング
磨耗検出センサは、検知導体2がケース1の先端の内周
に沿った状態で配置されているため、磨耗検出センサを
ロータ10の回転方向に対してどの向きに取り付けても
磨耗距離が変わらず、取り付け方向の自由度が増すた
め、ブレーキライニング材11への取り付け作業が容易
になる。
【0020】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1記載の
発明によれば、検知導体を樹脂ケースの内周に沿って配
索したので、検知導体の磨耗の方向性がなくなり、磨耗
検出センサをロータの回転方向に対してどの向きに取り
付けても磨耗距離が変わらず、断線時期が同じであるた
め、取り付け方向の自由度が向上し、取り付け作業が容
易になる。
【0021】また、請求項2記載の発明によれば、検知
導体は中央直線部の両端に円弧部が形成されているの
で、検知導体の円弧部をケースの内周に沿って円形に配
索でき、ロータの回転方向に対してどの方向でも磨耗距
離を等しくすることができる。
【0022】また、請求項3記載の発明によれば、検知
導体は一部が途切れたリング部で構成されているので、
検知導体のリング部をケースの内周に沿って円形に配索
でき、ロータの回転方向に対してどの方向でも磨耗距離
を等しくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用ブレーキのライニング磨耗検出
センサの第1実施の形態を示す一部切欠斜視図である。
【図2】第1実施の形態の検知導体の平面図である。
【図3】第2実施の形態の検知導体の斜視図である。
【図4】従来の車両用ブレーキのライニング磨耗検出セ
ンサの斜視図である。
【図5】従来の検知導体の側面図で、(a)は図4のA
方向、(b)は図4のB方向から見た図である。
【図6】従来のライニング磨耗検出センサを車両のブレ
ーキライニングへ組み込んだ状態の一例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ケース 2 検知導体 3 中央直線部 4 円弧部 5 電線 6 樹脂モールド 8 リング部 11 ライニング材 S ライニング磨耗検出センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のケース内に樹脂モールドされる
    と共に電線を介してケース外の警報手段に導通する検知
    導体を有し、ブレーキライニング材の磨耗量が所定量に
    達したとき前記検知導体を断線させて警報を出す車両用
    ブレーキのライニング磨耗検出センサであって、 前記検知導体は、前記ケースの先端の内周に沿って配索
    されていることを特徴とする車両用ブレーキのライニン
    グ磨耗検出センサ。
  2. 【請求項2】 前記検知導体は、中央直線部の両端に円
    弧部が形成され、該円弧部が前記電線に接続すると共に
    前記ケースの先端の内周に沿って配索されていることを
    特徴とする請求項1記載の車両用ブレーキのライニング
    磨耗検出センサ。
  3. 【請求項3】 前記検知導体は、一部が途切れたリング
    部であり、このリング部が前記途切れた端部をそれぞれ
    前記電線に接続させると共に、前記ケースの先端の内周
    に沿って配索されていることを特徴とする請求項1記載
    の車両用ブレーキのライニング磨耗検出センサ。
JP33219097A 1997-12-02 1997-12-02 車両用ブレーキのライニング磨耗検出センサ Pending JPH11166567A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102359801A (zh) * 2011-09-26 2012-02-22 中环天仪股份有限公司 一种电磁流量计磨损板报警装置及安装工艺
CN111765187A (zh) * 2020-06-30 2020-10-13 东风商用车有限公司 鼓式制动器摩擦片极限式磨损传感器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102359801A (zh) * 2011-09-26 2012-02-22 中环天仪股份有限公司 一种电磁流量计磨损板报警装置及安装工艺
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