JPH11166332A - 抗菌性建築用操作部材 - Google Patents

抗菌性建築用操作部材

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JPH11166332A
JPH11166332A JP9350181A JP35018197A JPH11166332A JP H11166332 A JPH11166332 A JP H11166332A JP 9350181 A JP9350181 A JP 9350181A JP 35018197 A JP35018197 A JP 35018197A JP H11166332 A JPH11166332 A JP H11166332A
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JP
Japan
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antibacterial
fine particles
operation member
photocatalytic
building operation
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Application number
JP9350181A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Nakada
信之 中田
Toshio Arai
敏夫 新井
Akira Fujishima
昭 藤嶋
Kazuhito Hashimoto
和仁 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人の手で操作される操作部材に対して抗菌処
理を施し、基材表面を劣化させることもなく優れた抗菌
・防黴・防汚性を長期に亘って発揮できる抗菌性建築用
操作部材を提供する。 【解決手段】 基材表面に、抗菌性を有する物質を配し
てなる抗菌性建築用操作部材が提供される。一つの好適
な態様においては、基材1上に、TiO2 等の光触媒微
粒子3とシリカ等の無機バインダー4とからなる光触媒
膜2がコーティングされる。光触媒膜2の上及び/又は
中にさらに抗菌性金属又は抗菌性金属化合物を付着及び
/又は分散させ、昼夜を問わず抗菌性能を発揮できるよ
うにすることもできるし、基材表面の劣化を防止するた
め、光触媒膜2と基材1との間に光触媒作用を遮断する
中間層を設けることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種窓類の把手、
クレセント、ハンドル等や、補助錠、ブラインドなどに
用いるオペレーターハンドル、ドア等のノブ、電動ド
ア、電動窓、室内灯等のスイッチなどの抗菌性建築用操
作部材に関し、さらに詳しくは、表面に抗菌性を有する
物質が存在し、特に光触媒作用を有する半導体又はその
薄膜もしくは半導体微粒子を含む薄膜が存在し、あるい
はさらに抗菌性金属又は抗菌性金属化合物が存在するこ
とにより優れた抗菌・防黴・防汚性を発揮する建築用操
作部材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、清潔志向や、防臭、防黴等に対処
するため、種々の抗菌製品が開発、市販されている。建
築用材料の分野でも、抗菌性アルミ建材が開発されてい
る。ところで、従来行われている抗菌処理は、銀等の抗
菌性金属を無機化合物に担持させた抗菌剤を塗料中に配
合し、この塗料を塗布することで製品表面に抗菌性を持
たせるものである。あるいは、抗菌剤を樹脂基材自体に
配合し、抗菌性を付与することも行われている。このよ
うな抗菌処理は、建材分野においては、例えば建築用外
層材に処理することにより防汚性を付与したり、また内
装材に処理することにより室内空間の抗菌・防臭・防黴
等を通じて空気の清浄化を図ろうとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、窓の把
手、クレセント、ハンドル等や、補助錠、ブラインド等
に用いるオペレーターハンドル、ドア等のノブ、電動ド
ア、電動窓、室内灯等の各種スイッチ類などの建築用操
作部材の場合、小物品であることもあって、前記したよ
うな効果がそれ程期待できないと考えられ、抗菌処理が
施されていないのが現状である。しかしながら、近年、
院内感染やO−157の問題がクローズアップされてお
り、そのため、特に直接人の手が触れる操作部材につい
ても、抗菌性能を発揮できる操作部材の開発が望まれ
る。従って、本発明の基本的な目的は、人の手で操作さ
れる操作部材に対して抗菌処理を施し、優れた抗菌・防
黴・防汚性を発揮できる抗菌性建築用操作部材を提供す
ることにある。
【0004】また、前記したような抗菌剤は銀等の抗菌
性金属が徐々に溶出することによって抗菌効果が現われ
るため、このような抗菌剤を人の手が触れる操作部材に
適用した場合、人の手垢、皮脂等で表面が徐々に汚れて
いくことにより、抗菌性能が低下してしまい易い。従っ
て、本発明の他の基本的な目的は、防汚性及び寿命に優
れ、長期間に亘って優れた抗菌・防黴・防汚性を発揮で
きる抗菌性建築用操作部材を提供することにある。さら
に本発明の目的は、基材との密着性に優れ、また基材表
面を劣化させることなく優れた抗菌・防黴・防汚性を発
揮できる抗菌性薄膜を施した建築用操作部材を提供する
ことにある。さらにまた本発明の目的は、上記のような
優れた特性に加えて、昼夜を問わず長期間に亘って優れ
た抗菌性能を発揮できる建築用操作部材を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の基本的な態様によれば、建築用操作部材の
表面に、抗菌性を有する物質を配してなることを特徴と
する抗菌性建築用操作部材が提供される。より好適な態
様によれば、建築用操作部材の表面を、光触媒作用を有
する半導体薄膜又は半導体微粒子を含む薄膜で被覆して
なることを特徴とする抗菌性建築用操作部材、あるい
は、建築用操作部材の基材表面又はその上に施された塗
膜表面に、光触媒作用を有する半導体微粒子が担持され
てなることを特徴とする抗菌性建築用操作部材が提供さ
れる。
【0006】基材表面の劣化や密着性について配慮した
態様によれば、建築用操作部材の表面を、光触媒作用を
遮断する中間層、及び光触媒作用を有する半導体薄膜又
は半導体微粒子を含む薄膜で順次被覆してなることを特
徴とする抗菌性建築用操作部材が提供される。さらに、
昼夜を問わず長期間に亘って優れた抗菌性能を発揮でき
るようにした好適な態様によれば、前記光触媒作用を有
する半導体薄膜又は半導体微粒子を含む薄膜の上及び/
又は中に、さらに抗菌性金属又は抗菌性金属化合物が付
着及び/又は分散していることを特徴とする抗菌性建築
用操作部材、あるいは、建築用操作部材の基材表面又は
その上に施された塗膜表面に、光触媒作用を有する半導
体微粒子と共に、抗菌性金属又は抗菌性金属化合物が担
持されてなることを特徴とする抗菌性建築用操作部材が
提供される。
【0007】また、別の好適な態様においては、前記光
触媒作用を有する半導体微粒子として、表面に部分的に
無機質微粒子が付着している半導体微粒子、あるいはさ
らに、上記半導体微粒子の表面及び/又は無機質微粒子
の表面に抗菌性金属又は抗菌性金属化合物が付着してい
る半導体微粒子が用いられる。また、基材の劣化等の面
からは、前記半導体微粒子を含む薄膜のバインダーとし
て無機バインダー、特にシリカを用いることが好まし
く、また前記中間層又は塗膜としてもこのような無機質
材料を用いることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、その基本的な態様とし
て、前記したような建築用操作部材の表面に抗菌性を有
する物質を配してなる抗菌性建築用操作部材を提供する
ものである。抗菌性物質としては、光触媒作用を有する
半導体や、銀、銅、亜鉛等もしくはそれらの合金等の抗
菌性金属又は抗菌性金属化合物、抗菌性有機化合物な
ど、従来知られている抗菌性物質の1種又は2種以上を
用いることができるが、これらの中でも光触媒作用を有
する半導体あるいはこれと抗菌性金属もしくは抗菌性化
合物との併用が好ましい。
【0009】このような光触媒作用を有する半導体、例
えば、TiO2 が操作部材表面に存在していることによ
り、この半導体に太陽光線や蛍光灯の光が照射される
と、TiO2 表面に正孔(h+ )や電子(e- )が生じ
て光触媒作用を示し、水や各種の有機物の分解が行われ
る。また、この正孔の作用により水が酸化されてOHラ
ジカルを、また、電子の作用により空気中の酸素が還元
されてO2 -ラジカルを生ずる。これら活性酸素は優れた
殺菌作用を有し、その結果、黴等が生じ難くなり、また
接触感染も防止される。
【0010】また、窓の把手、クレセント、ハンドル等
の屋内用操作部材に手垢、皮脂等の有機物が付着して
も、上記光触媒作用により有機物は分解され、自浄作用
を発揮する。さらに、玄関ドアのノブなど、屋外に設置
される操作部材において、土砂のように水で除去され易
い成分と、油脂のように水で除去され難い成分が混合し
て付着した場合でも、この油脂成分を分解することによ
り、雨水による自然洗浄あるいは水洗で除去可能な汚れ
のみが存在することになる。また、油脂等の成分に吸着
し易くかつ除去が困難な汚れ物質、例えば、ディーゼル
粉塵やタイヤ粉塵、カーボン粒子等の吸着が防止される
ことによって汚れ自体を減じることが可能となる。さら
に、光触媒作用による抗菌・防黴性により、細菌や黴に
起因する汚れを防止することができる。その結果、長期
間に亘って優れた抗菌性、防汚性、防黴性等を発揮でき
る。
【0011】前記のような光触媒作用を有する半導体と
しては、電子−正孔移動度が比較的大きく、光触媒作用
を有する半導体であればいずれも使用可能であり、例え
ばTiO2 、SrTiO3 、ZnO、CdS、SnO2
等が挙げられるが、これらの中でも特にTiO2 が好ま
しい。また、このような光触媒作用を有する半導体と共
に抗菌性金属又は抗菌性金属化合物を共存させれば、夜
間であっても抗菌・防黴性が維持されるようになる。
【0012】建築用操作部材表面に前記したような光触
媒作用を有する半導体及び/又は抗菌性金属又は抗菌性
金属化合物を存在させる態様としては、例えば、建築用
操作部材の基材表面又はその上に施された塗膜表面に、
光触媒作用を有する半導体及び/又は抗菌性金属又は抗
菌性金属化合物を担持させる態様、光触媒作用を有する
半導体薄膜又は半導体微粒子を含む(含有もしくは担持
する)薄膜(以下、光触媒膜と総称する。)を直に(直
接成膜又は直接コーティング)又は光触媒作用を遮断す
る中間層を介して被覆する態様、該光触媒膜の上及び/
又は中に抗菌性金属又は抗菌性金属化合物を付着及び/
又は分散させる態様など、種々の態様を採用できる。
【0013】また、前記光触媒作用を有する半導体、抗
菌性金属又は抗菌性金属化合物の形態としても、個々の
微粒子の形態、光触媒作用を有する半導体微粒子(以
下、光触媒微粒子という。)の表面に抗菌性金属又は抗
菌性金属化合物が部分的に(又は一部の粒子は全体的で
も構わない)付着している形態、光触媒微粒子の表面に
シリカ等の無機質微粒子が部分的に付着している形態、
光触媒微粒子の表面に無機質微粒子と抗菌性金属又は抗
菌性金属化合物が部分的に付着している形態、抗菌性金
属又は抗菌性金属化合物が付着している無機質微粒子が
光触媒微粒子の表面に付着している形態など、種々の形
態を採用できる。
【0014】光触媒作用を有する半導体のコーティング
方法としては、スパッタ法、溶射法、レーザーアブレー
ション法、ゾルーゲル法、メッキ法など種々の方法を用
いることができる。また、適当な塗料中に光触媒微粒子
を分散させ、これを基材に塗布・乾燥することによって
もコーティングすることができる。建築用操作部材がス
テンレス等の金属材料からなり、高温に耐えられる場合
には、前記の種々のコーティング方法で光触媒膜の形成
が可能である。一方、建築用操作部材が耐熱性が劣る樹
脂材料からなる場合は、加熱することが不可能になる。
その場合には、適当な塗料中に光触媒微粒子を分散さ
せ、これを基材に塗布・乾燥することによってコーティ
ングする方法が好ましい。
【0015】また、建築用操作部材が樹脂材料からなる
場合、又は金属製であっても表面に樹脂塗膜が形成され
ている場合、この部材上に直接光触媒膜をコーティング
すると、その光触媒作用によって樹脂材料自体が分解さ
れ、光触媒膜が剥離したり、樹脂材料製操作部材の強度
等の機械的性質を低下させてしまう。このような場合に
は、光触媒作用を遮断する中間層を操作部材上にコーテ
ィングした後に光触媒膜をコーティングする方法が好ま
しい。中間層としては、光触媒微粒子を含まない塗料、
好ましくは無機系塗料が適用できる。このような中間層
を設けることにより、操作部材の樹脂材料自体の分解が
防止され、樹脂材料の強度、柔軟性等の機械的性質が低
下することなく維持できるという効果の他に、特に光触
媒膜として光触媒微粒子を分散させた塗料(特に中間層
と同一の塗料)をコーティングする場合に密着性がより
一層向上するという効果が得られる。
【0016】建築用操作部材上にコーティングされる光
触媒膜の膜厚は、光触媒膜のみをコーティングする場合
あるいは中間層と光触媒膜をコーティングする場合共、
10nm〜10μmが適当である。10μmを超える膜
厚になると、光触媒膜が基材表面から剥離し易くなるの
で好ましくない。特に、光触媒膜をコーティングした
後、組立時や施工時に剥離が起き易くなる。また、中間
層を設ける場合、その膜厚は操作部材表面全体を被覆で
き、コーティングされる光触媒膜の光触媒作用を遮断す
るためには、5nm以上必要である。なお、中間層と光
触媒膜の合計膜厚は、前記と同様の理由により10μm
以下が適当である。なお、この程度の膜厚であれば、光
触媒膜に白化等の問題を生ずることなく充分に高い透明
性を保持できる。
【0017】光触媒微粒子を含有した光触媒膜をコーテ
ィングする場合に用いる塗料(バインダー)あるいは中
間層の形成に用いる塗料としては、フッ素系、シリケー
ト系、アクリル系、ポリエステル系やポリウレタン系等
が挙げられるが、光触媒微粒子が均一に分散し、操作部
材上の塗膜として適度な強度と密着性を有するものであ
れば特に限定されず、用途に応じて適宜選定することが
できる。また、前記塗料の中でもフッ素系、シリケート
系等の無機系塗料が、その耐酸化力の点からより好まし
い。
【0018】塗料中に光触媒微粒子を分散させ、これを
塗布するコーティング方法の場合、混合される光触媒微
粒子の割合は、塗料基剤に対し1〜100重量%(ここ
で100重量%は、光触媒微粒子の重量と塗料基剤の重
量が等しいことに相当する。)の範囲にあることが好ま
しい。1重量%より少なくなると、光触媒作用を発揮す
る光触媒微粒子の量が不足し、ひいては充分な光触媒作
用が得られず、一方、100重量%を超えると、光触媒
作用の発揮に関しては問題ないが、塗膜の機械的特性が
著しく低下する。
【0019】使用する光触媒微粒子の粒径は、5nm〜
1μm、好ましくは10nm〜300nmが適当であ
る。粒径が5nmよりも小さくなると、量子サイズ効果
によりバンドギャップが大きくなり、高圧水銀灯等の短
波長光を発生する照明下でないと光触媒作用が得られな
いといった問題がある。また、粒径があまりに小さ過ぎ
ると、取り扱いが困難であったり、塗料中への分散性が
悪くなるという問題も生じてくる。取り扱い性の点から
は10nm以上の粒径が好ましい。一方、粒径が1μm
を超えると、材料表面に比較的大きな光触媒微粒子が存
在することになるため、表面の滑らかさが乏しくなり、
また材料表面に露出した粒子が脱落し易くもなる。材料
表面の平滑さ等を考慮すると300nm以下の粒径が好
ましい。
【0020】光触媒膜上に抗菌性金属又は抗菌性金属化
合物を析出させる方法は、硝酸銀や塩化銅などの銀や銅
などの抗菌性金属を含む適当な化合物の溶液を調製し、
一つの方法としては、光触媒膜をコーティングした建築
用操作部材を該溶液中に浸し、紫外線ランプやブラック
ライトなどで紫外線を照射すると、光触媒作用で生じた
電子の作用により抗菌性金属イオン又は抗菌性金属化合
物イオンが還元され、操作部材表面に抗菌性金属又は抗
菌性金属化合物が析出する。この場合、抗菌性金属又は
抗菌性金属化合物の析出量は、溶液中の抗菌性金属イオ
ンの量、すなわち調製した溶液の濃度や溶液中に添加す
るアルコールやEDTA等の還元剤の濃度や紫外線照射
時間によって制御できる。
【0021】また、別の方法としては、前記溶液を光触
媒膜をコーティングした建築用操作部材上にスプレー等
の適当な方法で塗布した後、紫外線を照射する方法があ
る。この方法では、溶液中の抗菌性金属イオンの量、す
なわち調製した溶液の濃度や溶液中に添加するアルコー
ルやEDTA等の還元剤の濃度や塗布量あるいは紫外線
照射時間によって抗菌性金属又は抗菌性金属化合物の析
出量が制御できる。なお、上記のいずれの方法において
も、抗菌性金属又は抗菌性金属化合物で光触媒膜表面全
体を被覆してしまうと、光触媒作用が発現できなくなる
ため、表面全体を被覆しない程度の析出量に制御する必
要がある。
【0022】以下、添付図面を参照しながら本発明の抗
菌性操作部材の種々の態様について説明する。図1乃至
図5は、基材表面に光触媒膜が直に又は中間層を介して
被覆された態様を示している。図1は、金属、樹脂、あ
るいは金属上に形成された塗膜など、種々の材質の基材
1上に、TiO2 等の光触媒微粒子3とシリカ等の無機
バインダー4とからなる光触媒膜2がコーティングされ
た態様を示している。このような光触媒膜2は、例え
ば、光触媒微粒子(TiO2 )3を分散させたゾル(シ
リカゾル)を基材1表面にスプレーコーティング法、ロ
ールコーティング法、ディップコーティング法、スピン
コーティング法、フローコーティング法など適当な方法
で塗布し、焼成することにより容易に形成できる。一
方、図2は、上記図1のように形成された光触媒膜2の
表面にさらに銀、銅、亜鉛等の抗菌性金属又は抗菌性金
属化合物5が部分的に付着した態様を示している。抗菌
性金属又は抗菌性金属化合物5を析着させる方法として
は、前記した光触媒微粒子3の光触媒作用を利用した光
照射による金属イオン還元法を好適に用いることができ
る。
【0023】図3は、基材1の表面に、銀、銅等の抗菌
性金属又は抗菌性金属化合物5が表面に部分的に付着し
た光触媒微粒子(TiO2 )3が無機バインダー4中に
分散した状態の光触媒膜2aがコーティングされた態様
を示しており、一方、図4は、光触媒微粒子3と抗菌性
金属又は抗菌性金属化合物5の微粒子が個々に無機バイ
ンダー4中に分散した状態の光触媒膜2bがコーティン
グされた態様を示している。なお、光触媒微粒子3上に
抗菌性金属又は抗菌性金属化合物5を析着させる方法と
しては、先に詳述した光照射による金属イオン還元法を
好適に利用できるが、その他にも蒸着法、抗菌性金属成
分を含むアルキル金属化合物、有機金属錯化合物など種
々の有機金属化合物を光触媒微粒子表面に付着させた状
態で加熱分解する方法、半導体粉末と抗菌性金属又は抗
菌性金属化合物の粉末を乾式又は湿式の圧密粉砕装置、
例えば、ボールミル、エッジランナーミルなどで混合す
る方法など、種々の方法が利用可能であり、このことは
後述する無機質微粒子上に抗菌性金属又は抗菌性金属化
合物を析着させる場合についても同様である。
【0024】前記図1乃至図4に示す態様の場合、光触
媒微粒子3が基材1の表面に接触している部分が生じ
る。このような光触媒微粒子3と基材1の接触箇所が存
在しても、基材1が金属材料の場合は問題ないが、樹脂
材料の場合、又は金属材料等の素材の表面に樹脂塗膜が
形成されている場合、光触媒微粒子3の光触媒作用によ
り接触部分の樹脂材料自体が分解され、光触媒膜2,2
a,2bの密着性が悪くなり、欠けや剥離を生じ易くな
る。
【0025】そこで、特に基材1が樹脂の場合、又は素
材表面に形成された樹脂塗膜の場合、好適には図5に示
すように、光触媒膜2と基材1との間に光触媒作用を遮
断する中間層6を介在させる。これによって、光触媒微
粒子3と基材1との直接接触を完全になくし、光触媒微
粒子3の光触媒作用が基材1に及ばなくする。このよう
な中間層6としては、光触媒作用を遮断する性質の材料
であれば全て使用可能であるが、無機材料が好ましい。
特に中間層6が光触媒膜2の無機バインダー4と同一又
は同種の無機質膜の場合、光触媒膜2の密着性や接着強
度がかなり改善され、このことは金属材料の基材表面に
中間層を設ける場合についても同様である。なお、この
ような中間層は、図2乃至図4に示す態様においても設
けることができることは勿論である。また、中間層6の
膜厚を厚く、光触媒膜2の膜厚を薄くすることにより、
実質的に無機質材料層の表層部のみに光触媒微粒子3が
存在するようにすることもできる。これによって、無機
バインダーの内部に分散して光触媒作用に寄与しない光
触媒微粒子の量を減らし、コスト低減を図ることができ
る。
【0026】図6は、金属材料の基材1の表面に、スパ
ッタ法などにより、TiO2 等の光触媒作用を有する半
導体のみからなる光触媒膜2cがコーティングされた態
様を示している。一方、図7は、基材1の表面に中間層
6及び光触媒膜2cが順にコーティングされた態様を示
している。このような態様も、基材1が樹脂材料の場合
又は素材表面に形成された樹脂塗膜の場合に特に有利で
あり、また中間層6としては金属膜も採用できる。
【0027】図8及び図9は、基材1の表面にTiO2
等の光触媒微粒子3(図8)あるいはさらに抗菌性金属
又は抗菌性金属化合物5の微粒子(図9)が部分的に埋
設された状態で担持されている態様を示している。この
ような態様は、例えば、金型のキャビティ内に光触媒微
粒子3あるいはさらに抗菌性金属又は抗菌性金属化合物
5の微粒子を予め散布もしくは付着させておき、これに
金属材料を射出して成形することにより得ることができ
る。
【0028】図10乃至図13は、使用する光触媒微粒
子の種々の形態を示している。まず、図10は、前記図
3に示す態様の光触媒膜2aの作製に用いる光触媒微粒
子の形態を示しており、TiO2 等の光触媒微粒子3の
表面に抗菌性金属又は抗菌性金属化合物5が部分的に付
着した粒子形態を示している。この形態の場合、光触媒
微粒子3が光触媒作用を発揮できるように、すなわちそ
の表面に露出部分が存在するように、抗菌性金属又は抗
菌性金属化合物5は部分的に付着していることが必要で
あるが、使用する一部の光触媒微粒子がその表面全体に
抗菌性金属又は抗菌性金属化合物が付着している場合で
も差し支えない。そのような微粒子の場合、当初はその
表面の抗菌性金属又は抗菌性金属化合物の抗菌作用のみ
が発現するが、経時的に抗菌性金属又は抗菌性金属化合
物の欠け、剥離、溶出等により光触媒微粒子の表面が露
出すれば光触媒作用も示すようになる。
【0029】一方、図11乃至図13は、光触媒微粒子
の表面に部分的にバインダー材料を付着させ、光触媒微
粒子の基材と直接接触する部分を少なくし、基材又は無
機バインダーとの密着性を向上させる形態を示してい
る。図11は、光触媒微粒子3の表面に、無機質微粒子
(バインダー微粒子)7を部分的に付着させた形態、図
12は無機質微粒子7と共に抗菌性金属又は抗菌性金属
化合物5を部分的に付着させた形態を示し、図13は抗
菌性金属又は抗菌性金属化合物5を部分的に付着させた
無機質微粒子7を光触媒微粒子3の表面に部分的に付着
させた形態を示している。このような形態の光触媒微粒
子3は、例え図8及び図9に示すように基材1の表面に
直接担持させるように用い、光触媒微粒子3と接触して
いる基材1部分が光触媒作用により劣化しても、少なく
とも無機質微粒子7が付着している部分は基材と接触し
ていないので、その部分の劣化は防止され、少なくとも
無機質微粒子7を介して接触しているので密着性は確保
できる。従って、基材又はその表面部が樹脂材料から成
る場合でも、図11乃至図13に示す形態の光触媒微粒
子を図8及び図9に示すような態様で基材表面に直接担
持させることが可能となる。
【0030】図14及び図15は、本発明を適用する建
築用操作部材の例を示している。図14は引違い窓1
0、図15は内開き窓20を示しており、引違い窓10
の把手11及びクレセント12、内開き窓20のハンド
ル21などの操作部材に本発明を好適に適用できる。な
お、図14に示す引違い窓10の縦枠13、上枠14、
下枠15、縦框16、上框17及び下框18や、図15
に示す内開き窓20の縦枠22、上枠23、下枠24、
縦框25、上框26及び下框27にも、本発明に従っ
て、あるいは従来公知の各種方法に従って抗菌処理を施
すこともでき、それによって接触感染だけでなく、室内
空気の清浄化も図ることができる。このことは、他の建
築用操作部材及びそれが適用される建築部材についても
同様である。
【0031】
【実施例】以下、実施例及び試験例を示して本発明の効
果について具体的に説明するが、本発明が下記実施例に
限定されるものでないことはもとよりである。
【0032】実施例1 ポリアミド製のドアハンドルに以下の抗菌処理をそれぞ
れ行った。 抗菌処理1:アナターゼ型TiO2 を固形分比で50重
量%含有するテトラエチルシリケート溶液を用いて上記
ドアハンドル上に光触媒TiO2 を含有する薄膜を形成
した。 抗菌処理2:上記抗菌処理1後に得られた光触媒膜をコ
ーティングしたドアハンドルを、硫酸銅とエタノールの
混合水溶液(硫酸銅濃度:0.05モル/l、エタノー
ル濃度:1モル/l)に浸漬しながら紫外線を照射し、
光触媒膜上に銅を析出させた。 抗菌処理3:市販の抗菌塗料(銀系抗菌剤含有、含有量
=5重量%)を用いて上記ドアハンドル上に抗菌塗装を
施した。
【0033】抗菌試験1:前記抗菌処理1〜3を施した
各試料及び未処理のドアハンドル上に、それぞれ、大腸
菌を約2万個含む菌液150μlを滴下し、蛍光灯
(1,000lx)による光照射状態下又は暗状態下で
所定時間反応させた後、菌液を回収し、生存菌数を算出
した。抗菌試験2:前記抗菌処理1〜3を施した各試料
及び未処理のドアハンドルを、それぞれ、ほぼ同数の人
が出入りするドアに1カ月間設置した後回収し、上記抗
菌試験1と同様の抗菌試験を実施した。
【0034】前記抗菌試験1において、光照射時の抗菌
性能の序列は、未処理<抗菌塗装<<光触媒<銅+光触
媒、暗状態の抗菌性能は、未処理=光触媒<抗菌塗装<
銅+光触媒となった。また、前記抗菌試験2において、
1カ月使用後の抗菌性能の序列は、光照射時、未処理=
抗菌塗装<<光触媒<銅+光触媒、暗状態では未処理=
抗菌塗装=光触媒<<銅+光触媒となった。これらの試
験結果から、特に光触媒を用いることにより抗菌性能及
び耐汚染性に優れた抗菌処理を施すことが可能となるこ
とが確認された。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明の抗菌性建築用操
作部材は、表面に抗菌性を有する物質、特に光触媒作用
を有する半導体微粒子(光触媒微粒子)又は光触媒膜が
存在しているため、優れた抗菌・防黴・防汚性を示す。
特に光触媒微粒子又は光触媒膜は、光触媒作用によって
細菌やその死骸、細菌が生成あるいは内包している毒素
をも分解するので、人の手が直接触れる建築用操作部材
を介しての接触感染を効果的に防止できる。しかも、光
触媒自体は変化することがないため、基材表面が汚染さ
れることによって著しく抗菌作用が低下する従来の溶出
型抗菌剤に比べ、その自浄作用によって操作部材表面を
清浄に保ち、長期に亘って抗菌作用が持続される。ま
た、安全性、耐久性に優れ、メンテナンスフリーで高い
防汚性を示し、たとえ汚れが付着したとしても、雨によ
る自然洗浄や簡単な水洗のみで充分な清浄度を保つこと
ができる。さらに、光触媒微粒子又は光触媒膜を抗菌性
金属又は抗菌性金属化合物と複合化することにより、光
の照射がない状態でも優れた抗菌・防黴性を示し、光の
照射下では抗菌性金属又は抗菌性金属化合物の抗菌作用
と光触媒微粒子又は光触媒膜の光触媒作用の相乗効果に
よりさらに優れた抗菌性、防汚性を示す建築用操作部材
が提供される。さらにまた、光触媒膜と基材表面との間
に光触媒作用を遮断する中間層を設けるか、あるいは光
触媒微粒子に部分的にバインダー微粒子を付着させるこ
とにより、樹脂基材への光触媒作用の影響を低減するこ
とができ、光触媒微粒子や光触媒膜の密着性を改善する
ことができると共に、樹脂材料の強度、柔軟性等の機械
的性質を低下させることなく維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の抗菌性建築用操作部材の基材表面にコ
ーティングした光触媒膜の一態様を示す部分概略断面図
である。
【図2】基材表面にコーティングした光触媒膜の他の態
様を示す部分概略断面図である。
【図3】基材表面にコーティングした光触媒膜の別の態
様を示す部分概略断面図である。
【図4】基材表面にコーティングした光触媒膜のさらに
別の態様を示す部分概略断面図である。
【図5】基材表面に中間層を介してコーティングした光
触媒膜の別の態様を示す部分概略断面図である。
【図6】基材表面にコーティングした光触媒作用を示す
半導体のみからなる光触媒膜の一態様を示す部分概略断
面図である。
【図7】基材表面に中間層を介してコーティングした光
触媒作用を示す半導体のみからなる光触媒膜の他の態様
を示す部分概略断面図である。
【図8】基材表面に光触媒微粒子を直に担持させた態様
を示す部分概略断面図である。
【図9】基材表面に光触媒微粒子と抗菌性金属又は抗菌
性金属化合物を直に担持させた態様を示す部分概略断面
図である。
【図10】表面に抗菌性金属又は抗菌性金属化合物を部
分的に付着させた光触媒微粒子の形態を示す概略斜視図
である。
【図11】表面にバインダー微粒子を部分的に付着させ
た光触媒微粒子の形態を示す概略斜視図である。
【図12】表面に抗菌性金属又は抗菌性金属化合物とバ
インダー微粒子を部分的に付着させた光触媒微粒子の形
態を示す概略斜視図である。
【図13】表面に抗菌性金属又は抗菌性金属化合物を部
分的に付着させたバインダー微粒子を部分的に付着させ
た光触媒微粒子の形態を示す概略斜視図である。
【図14】本発明を適用する把手及びクレセントを用い
た引違い窓の正面図である。
【図15】本発明を適用するハンドルを用いた内開き窓
の正面図である。
【符号の説明】
1 基材 2,2a,2b,2c 光触媒膜 3 光触媒微粒子(光触媒作用を有する半導体微粒子) 4 無機バインダー 5 抗菌性金属又は抗菌性金属化合物 6 中間層 7 バインダー微粒子 10 引違い窓 11 把手 12 クレセント 20 内開き窓 21 ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 敏夫 宮城県黒川郡富谷町富ケ丘1−22−5− 101 (72)発明者 藤嶋 昭 神奈川県川崎市中原区中丸子710番地5 (72)発明者 橋本 和仁 神奈川県横浜市栄区飯島町2073番地2 ニ ューシティ本郷台D棟213号

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築用操作部材の表面に、抗菌性を有す
    る物質を配してなることを特徴とする抗菌性建築用操作
    部材。
  2. 【請求項2】 建築用操作部材の表面を、光触媒作用を
    有する半導体薄膜又は半導体微粒子を含む薄膜で被覆し
    てなることを特徴とする抗菌性建築用操作部材。
  3. 【請求項3】 建築用操作部材の表面を、光触媒作用を
    遮断する中間層、及び光触媒作用を有する半導体薄膜又
    は半導体微粒子を含む薄膜で順次被覆してなることを特
    徴とする抗菌性建築用操作部材。
  4. 【請求項4】 前記光触媒作用を有する半導体薄膜又は
    半導体微粒子を含む薄膜上にさらに抗菌性金属又は抗菌
    性金属化合物が付着していることを特徴とする請求項2
    又は3に記載の抗菌性建築用操作部材。
  5. 【請求項5】 前記光触媒作用を有する半導体薄膜又は
    半導体微粒子を含む薄膜中にさらに抗菌性金属又は抗菌
    性金属化合物が分散していることを特徴とする請求項2
    乃至4のいずれか一項に記載の抗菌性建築用操作部材。
  6. 【請求項6】 前記半導体微粒子を含む薄膜が、半導体
    微粒子を含む無機質薄膜であることを特徴とする請求項
    2乃至5のいずれか一項に記載の抗菌性建築用操作部
    材。
  7. 【請求項7】 建築用操作部材の基材表面又はその上に
    施された塗膜表面に、光触媒作用を有する半導体微粒子
    が担持されてなることを特徴とする抗菌性建築用操作部
    材。
  8. 【請求項8】 建築用操作部材の基材表面又はその上に
    施された塗膜表面に、光触媒作用を有する半導体微粒子
    と共に、抗菌性金属又は抗菌性金属化合物が担持されて
    なることを特徴とする抗菌性建築用操作部材。
  9. 【請求項9】 前記中間層又は塗膜が無機質塗膜である
    ことを特徴とする請求項3乃至8のいずれか一項に記載
    の抗菌性建築用操作部材。
  10. 【請求項10】 前記半導体微粒子の表面に部分的に無
    機質微粒子が付着していることを特徴とする請求項2乃
    至9のいずれか一項に記載の抗菌性建築用操作部材。
  11. 【請求項11】 前記半導体微粒子の表面及び/又は無
    機質微粒子の表面に抗菌性金属又は抗菌性金属化合物が
    付着していることを特徴とする請求項2乃至10のいず
    れか一項に記載の抗菌性建築用操作部材。
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