JPH11164449A - 電気接続箱のブスバー固定構造 - Google Patents

電気接続箱のブスバー固定構造

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JPH11164449A
JPH11164449A JP9329152A JP32915297A JPH11164449A JP H11164449 A JPH11164449 A JP H11164449A JP 9329152 A JP9329152 A JP 9329152A JP 32915297 A JP32915297 A JP 32915297A JP H11164449 A JPH11164449 A JP H11164449A
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JP
Japan
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bus bar
busbar
bus
fixing structure
bar
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JP9329152A
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English (en)
Inventor
Akinori Hamanaka
昭則 濱中
Toru Makabe
徹 真壁
Yutaka Kawada
豊 河田
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブスバーの振れを確実に抑え、電気接続箱内
に配設されたブスバー近傍の補機などとの干渉による損
傷と、異音の発生とを防止することのできる電気接続箱
のブスバー固定構造を提供する。 【解決手段】 電気接続箱のブスバー固定構造は、電気
接続箱11内に複数の保持部材16を設けてブスバー1
5を固定するとともに、その保持部材16、16間に支
持部材17を設けてブスバー15を支持するようになっ
ている。また、支持部材17とブスバー15の被支持部
分との間には緩衝部材20を介装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車における電
気接続箱内に配策されるブスバーの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特に電気自動車の電気接続箱内に
配策されるブスバーの固定構造としては、図14に示さ
れるような構造が一般的に知られている。即ち、ブスバ
ー1は電気接続箱(図示しない)の本体下部プレート2
にねじ締め固定された複数(図14においては2個)の
ブスバー固定脚3、3に載置され、ワッシャ4、4を介
在させたボルト5、5によって締め付け固定されてい
る。
【0003】また、図15に示されるブスバー6は、図
示しない各種補機を本体プレート2に取り付ける関係
上、L形に屈曲形成され、図14のブスバー1と同様に
ブスバー固定脚3、3にねじ締め固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術にあって
は、車両の走行時等において、上記ブスバー1又は6に
車両の振動が伝達されると、例えば図14及び図15に
示すような矢線方向の振れが発生し、次第にブスバー1
又は6を締め付けているボルト5、5が緩んでしまうこ
とになる。そして、走行、停車を繰り返すうちにボルト
5、5の緩みが大きくなって、ブスバー1又は6の振れ
も大きく(振幅が大きくなる)なり、ブスバー1又は6
の近傍に取り付けられた図示しない補機と干渉して、そ
の補機を傷つけたり、異音を発生させたりしてしまうと
いった問題点が生じている。
【0005】また、ブスバー1又は6自身の発熱による
膨張・収縮によってもボルト5、5の緩みを生じさせ、
上記同様の問題点やボルト5、5の破損、変形を引き起
こしてしまう恐れがある。
【0006】本発明は、上述した問題点を解消するた
め、ブスバーの振れを確実に抑え、電気接続箱内に配設
されたブスバー近傍の補機などとの干渉による損傷と、
異音の発生とを防止することのできる電気接続箱のブス
バー固定構造を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
なされた請求項1記載の本発明の電気接続箱のブスバー
固定構造は、電気接続箱内に設けられた保持手段を介し
て配索されるブスバーの固定構造であって、前記保持手
段は前記ブスバーを固定する複数の保持部材と、該保持
部材間で前記ブスバーを支持する支持部材とから成るこ
とを特徴としている。
【0008】上記構成において、電気接続箱のブスバー
固定構造は、電気接続箱内に複数の保持部材を設けてブ
スバーを固定するとともに、その保持部材間に支持部材
を設けてブスバーを支持するようになっている。このよ
うなブスバー固定構造、即ちブスバーを固定する保持部
材間に支持部材を設けて、ブスバーを支持する構造を採
用することにより、車両の走行時等で電気接続箱に振動
が伝達されても、ブスバーとそのブスバー近傍に設けら
れた補機などとの干渉がなくなり、ブスバーの振れによ
る損傷や異音の発生を防止することができる。
【0009】請求項2記載の本発明の電気接続箱のブス
バー固定構造は、請求項1に記載の電気接続箱のブスバ
ー固定構造において、前記支持部材と前記ブスバーの被
支持部分との間には緩衝部材を介装することを特徴とし
ている。
【0010】上記構成において、支持部材とブスバーの
被支持部分との間には緩衝部材を介装しているので、車
両の走行時等で生じる振動を吸収することができる。
【0011】請求項3記載の本発明の電気接続箱のブス
バー固定構造は、請求項2記載の電気接続箱のブスバー
固定構造において、前記緩衝部材は少なくとも前記ブス
バーの表裏面側に介装されることを特徴としている。
【0012】上記構成において、緩衝部材を少なくとも
ブスバーの表裏面側に介装することによって、ブスバー
の振れやすい方向の振動を吸収することができる。
【0013】請求項4記載の本発明の電気接続箱のブス
バー固定構造は、請求項1ないし請求項3いずれか記載
の電気接続箱のブスバー固定構造において、前記支持部
材を前記ブスバーの屈曲部分に配設することを特徴とし
ている。
【0014】上記構成において、支持部材をブスバーの
屈曲部分に配設することにより、ブスバーの振れが大き
くなる部分を確実に支持することができる。従って、ブ
スバーとそのブスバー近傍に設けられた補機などとの干
渉がなくなり、ブスバーの振れによる損傷や異音の発生
を防止することができる。
【0015】請求項5記載の本発明の電気接続箱のブス
バー固定構造は、請求項1ないし請求項3いずれか記載
の電気接続箱のブスバー固定構造において、前記支持部
材を前記保持部材間で前記ブスバーが振れたときに最も
振幅する位置に配設することを特徴としている。
【0016】上記構成において、支持部材を保持部材間
でブスバーが振れたときに最も振幅する位置に配設する
ことことにより、ブスバーの振れが大きくなる部分を支
持することができる。従って、ブスバーとそのブスバー
近傍に設けられた補機などとの干渉がなくなり、ブスバ
ーの振れによる損傷や異音の発生を防止することができ
る。
【0017】請求項6記載の本発明の電気接続箱のブス
バー固定構造は、請求項1ないし請求項5いずれか記載
の電気接続箱のブスバー固定構造において、前記支持部
材には前記ブスバーに対するスリット状の切り欠き溝を
形成することを特徴としている。
【0018】上記構成において、支持部材にブスバーに
対するスリット状の切り欠き溝を形成しているので、簡
単な構造でブスバーを支持することができるとともに、
例えばその切り欠き溝に上記緩衝部材を設けてブスバー
を挿し込むようにすれば、挿し込まれたブスバーを3方
向から挟み込むようになり、よりよく振動を吸収するこ
とができる。
【0019】請求項7記載の本発明の電気接続箱のブス
バー固定構造は、請求項6に記載の電気接続箱のブスバ
ー固定構造において、前記切り欠き溝には弾性変形可能
な突起を設けることを特徴としている。
【0020】上記構成において、切り欠き溝に弾性変形
可能な突起を設けているので、上記保持部材にブスバー
を固定して仮に寸法誤差が生じた場合でも、その寸法誤
差を吸収してブスバーを支持することができる。
【0021】請求項8記載の本発明の電気接続箱のブス
バー固定構造は、請求項7に記載の電気接続箱のブスバ
ー固定構造において、前記突起を中空の蒲鉾状に形成す
ることを特徴としている。
【0022】上記構成において、切り欠き溝に設けられ
る突起を中空の蒲鉾状に形成しているので、例えばブス
バーが圧入状態で挿し込まれた場合には、単に突出した
突起に比べて、はるかに弾性変形しやすく、その変形を
安定させることもできる。
【0023】請求項9記載の本発明の電気接続箱のブス
バー固定構造は、請求項1ないし請求項5いずれか記載
の電気接続箱のブスバー固定構造において、前記支持部
材は前記保持部材の配設側に設けられる第1支持部と、
該第1支持部の対向側に別体で設けられる第2支持部と
から成ることを特徴としている。
【0024】上記構成において、支持部材を保持部材の
配設側に設けられる第1支持部と、その第1支持部の対
向側に別体で設けられる第2支持部とから成るように構
成すると、例えばブスバーを保持部材に固定する方向と
同じ方向でブスバーを挟み込むことができ、作業性に影
響を来すことなくブスバーを支持することができる。ま
た、第1又は第2支持部のどちらか一方に凹部を形成す
ることができ、この凹部によって4方向からブスバーを
支持することが可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施の形態を説明する。図1は本発明の電気接続箱のブ
スバー固定構造の一実施の形態を示す電気接続箱の斜視
図である。また、図2は図1のブスバー固定脚の正面
図、図3は図1のブスバー支持脚の正面図を示してい
る。一方、図4及び図5は図3のブスバー支持脚の配置
の一例を説明するための斜視図、図6は図3のブスバー
支持脚に緩衝部材を設けない場合を示す正面図、図7は
図3のブスバー支持脚の他の形態を示す斜視図、図8は
図7のブスバー支持脚の正面図、図9は図7及び図8の
ブスバー支持脚の他の例を示す斜視図、図10は同様に
図7及び図8のブスバー支持脚の他の例を示す正面図、
図11及び図12は図6等の切り欠き溝に突起を設けた
例を示す斜視図、図13は図3のブスバー支持脚の別の
形態を示す斜視図である。
【0026】図1において、11は電気自動車に用いら
れる電気接続箱を示し、その電気接続箱11の金属製の
本体下部プレート12には、既知構成を有する抵抗1
3、リレー14、及び図示しないその他各種の補機が設
けられ、さらに導電性金属板をプレス加工してL形に形
成したブスバー15がブスバー固定脚16、16とブス
バー支持脚17とから成る保持手段によって固定されて
いる。尚、図中15aは図示しない端子をブスバー15
に接続するための孔を示している。また、電気接続箱1
1は電気自動車用に限らず、一般車両用のものにも適用
できる。
【0027】ブスバー固定脚16(特許請求の範囲に記
載した保持部材に相当)は図2に示される如く従来と同
様の構成を有する部材であって、基部16aの両側がボ
ルト18′、18′によって本体下部プレート12に締
め付け固定され、基部16aの中央部分にはボルト18
によりブスバー15が締め付け固定される固定柱部16
bが設けられている。
【0028】また、ブスバー支持脚17(特許請求の範
囲に記載した支持部材に相当)は図3に示される如く、
前記ブスバー固定脚16の基部16a(図2参照)と同
様の基部17aを有し、基部17aの中央部分にはブス
バー15を支持するための支持柱部17bが設けられて
いる。
【0029】支持柱部17bには、その支持柱部17b
の立設方向に直交して一側壁からブスバー15を挿し入
れることのできるスリット状の切り欠き溝19が形成さ
れている。そして、この切り欠き溝19には切り欠き溝
19の壁面と、挿し入れられるブスバー15の3面(表
裏面及び一方の側面)との間に介在する緩衝部材20が
設けられている。
【0030】緩衝部材20は振動を吸収するとともに、
ブスバー15自身の発熱による膨張・収縮に順応できる
材質を選定することが好ましく、本例ではウレタンを用
いている。尚、ウレタンに代えて合成ゴムやエラストマ
ー、シリコン等の合成樹脂材なども用いることができ
る。また、緩衝部材20はブスバー15の対応する被支
持部分に予め一体成形することも可能である。
【0031】上記構成において、図1を参照しながらブ
スバー15を固定する手順を説明する。まず、抵抗13
及びリレー14を取り付けた本体下部プレート12の所
定の位置に、ブスバー固定脚16、16とブスバー支持
脚17とをボルト18′により締め付け固定する。次
に、ブスバー15の屈曲部分を緩衝部材20が装着され
た切り欠き溝19に挿し入れるとともに、ブスバー固定
脚16、16に載置したブスバー15をボルト18によ
って締め付ける。これによりブスバー15の固定が完了
する。
【0032】このようなブスバー固定構造、即ちブスバ
ー15を固定するブスバー固定脚16、16間にブスバ
ー支持脚17を設け、緩衝部材20を介してブスバー1
5を支持し、ブスバー15の振れを確実に抑える構造を
採用することにより、車両の走行時等で電気接続箱11
に振動が伝達されても、ブスバー15とそのブスバー近
傍に設けられた図示しない補機などとの干渉がなくな
り、ブスバー15の振れによる損傷や異音の発生を防止
することができる。
【0033】また、ブスバー支持脚17を上記のように
ブスバー15の屈曲部分に配設すると、ブスバー15の
振れが大きくなる部分を確実に抑え込むことができる。
さらに、ブスバー支持脚17にブスバー15を挿し入れ
るスリット状の切り欠き溝19を形成すると、この切り
欠き溝19に挿し込まれたブスバー15を3方向から挟
み込むことができ、よりよく振動を吸収することができ
る。
【0034】次に図4及び図5を参照しながらブスバー
支持脚17の配置について説明する。図4はブスバー支
持脚17がブスバー15の屈曲部分近傍にくるように配
設された場合を示している。このような位置にブスバー
支持脚17を設けると、ブスバー15の振れが大きくな
る屈曲部分を抑え込むことができ、上記と同様にブスバ
ー15の振れによる損傷や異音の発生を防止することが
できる。
【0035】また、図5は真っ直ぐなブスバー21をブ
スバー固定脚16、16(一方のみ図示)に締め付け固
定するとともに、ブスバー固定脚16、16の中間部分
にブスバー支持脚17を設けてブスバー21を支持した
場合を示している。中間部分は振動を受けて最も振幅し
やすい位置になるので、この中間部分を抑えこめば上記
と同様にブスバー21の振れによる損傷や異音の発生を
防止することができる。
【0036】図6はブスバー支持脚17に上記緩衝部材
20を設けない場合を示す正面図である。同図中に示さ
れる如く、ブスバー支持脚17に前記緩衝部材20を設
けずにブスバー15を支持することも可能である。この
場合、切り欠き溝19とブスバー15との隙間L1、L
1′を極力狭くなるように設定すれば、ブスバー15の
上下方向(表裏面方向)の振れを最小に抑えることがで
きる。また、前記緩衝部材20の分だけコストを低減す
ることもできる。尚、隙間L1、L1′はブスバー15
を前記ブスバー固定脚16、16に固定した際に生じる
寸法誤差の範囲内で設定することが好ましい。
【0037】図7及び図8は上記ブスバー支持脚17の
他の形態を示す斜視図である。同図中に示される如く、
ブスバー支持脚17′には二つの切り欠き溝19、1
9′が上下(図に対して)に形成されており、ブスバー
15、15′(例えばP側、N側のブスバー)が支持さ
れている。このようなブスバー支持脚17′を用いれ
ば、二つのブスバー15、15′を支持することができ
る。尚、図中L2は後述する二つのブスバー15、1
5′に対する設計的な空間距離を示している。
【0038】図9及び図10は図7及び図8で示したブ
スバー支持脚17′の他の例を示している。同図中に示
される如く、ブスバー支持脚17′′には二つの切り欠
き溝19、19′が左右(図に対して)に形成されてお
り、ブスバー15、15′(例えばP側、N側のブスバ
ー)が支持されている。
【0039】尚、従来では、ブスバーをブスバー固定脚
に固定する際、締め付け力が大きすぎるとブスバーに変
形が生じ、その変形によってはブスバー近傍の図示しな
い他の導通部材との設計的な空間距離が成立しなくなっ
てしまう恐れがあった。この問題点に対し、上述のよう
な各支持部材17、17′、17′′を介在させること
によって前記設計的な空間距離を確実に確保することが
できるという効果を奏している。また、この効果は図7
ないし図10に示した二つのブスバー15、15′に対
する設計的な空間距離L2、L3に対しても同様であ
る。
【0040】図11及び図12は図6等の切り欠き溝1
9に突起を設けた例を示す斜視図である。図11に示さ
れる如く、切り欠き溝19には突起19a、19aが対
向するように上下に設けられている。また、図12に示
される切り欠き溝19には中空で蒲鉾状の突起19bが
設けられている。このように切り欠き溝19に突起19
a、19a等を設ければ、前記ブスバー固定脚16、1
6にブスバー15(図6参照)を固定した際、仮に寸法
誤差が生じても、突起19a、19a等が弾性変形する
ことでその寸法誤差を吸収することができる。また、突
起19bのような中空で蒲鉾状の突起を形成しておけ
ば、単に突出した突起(図示しない)に比べて、はるか
に弾性変形しやすく、その形状によって変形を安定させ
ることもできる。
【0041】図13は上記ブスバー支持脚17の別の形
態を示す斜視図である。同図中に示されたブスバー支持
脚22(特許請求の範囲に記載した支持部材に相当)
は、本体下部プレート12に締め付け固定された第1支
持脚22a(特許請求の範囲に記載した第1支持部に相
当)と、図示しない補機又は本体上部プレートなどに取
り付けられた第2支持脚22b(特許請求の範囲に記載
した第2支持部に相当)とから成る別体であって、固定
された第1支持脚22aに載置したブスバー15又は2
1に対して第2支持脚22bを矢線方向から移動させて
挟み込み、ブスバー15又は21を支持して振れを抑え
るような構造になっている。図中、23、23は上記と
同様の材質により形成された緩衝部材を示している。
【0042】このようにしてブスバー15又は21を挟
み込んだ場合でも、ブスバー15又は21の振れによる
上記損傷や異音の発生を防止することができる。また、
ブスバー15又は21を第1支持脚22aに固定する方
向と同じ方向でブスバー15又は21を挟み込むことが
でき、作業性に影響を来すことなくブスバー15又は2
1の振れを抑えることができる。
【0043】尚、第1支持脚22a又は第2支持脚22
bのどちらか一方に、図示しない凹部を形成すれば、ブ
スバー15又は21を4方向から挟み込むことことが可
能になる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた本発明によれば、電気接続箱のブスバー固定構造
は、電気接続箱内に複数の保持部材を設けてブスバーを
固定するとともに、その保持部材間に支持部材を設けて
ブスバーを支持するようになっている。このようなブス
バー固定構造、即ちブスバーを固定する保持部材間に支
持部材を設けて、ブスバーを支持する構造を採用するこ
とにより、車両の走行時等で電気接続箱に振動が伝達さ
れても、ブスバーとそのブスバー近傍に設けられた補機
などとの干渉がなくなり、ブスバーの振れによる損傷や
異音の発生を防止することができるという効果を奏す
る。
【0045】請求項2に記載された本発明によれば、支
持部材とブスバーの被支持部分との間には緩衝部材を介
装しているので、車両の走行時等で生じる振動を吸収す
ることができるという効果を奏する。
【0046】請求項3に記載された本発明によれば、緩
衝部材を少なくともブスバーの表裏面側に介装すること
によって、ブスバーの振れやすい方向の振動を吸収する
ことができるという効果を奏する。
【0047】請求項4に記載された本発明によれば、支
持部材をブスバーの屈曲部分に配設することにより、ブ
スバーの振れが大きくなる部分を確実に支持することが
できる。従って、ブスバーとそのブスバー近傍に設けら
れた補機などとの干渉がなくなり、ブスバーの振れによ
る損傷や異音の発生を防止することができるという効果
を奏する。
【0048】請求項5に記載された本発明によれば、支
持部材を保持部材間でブスバーが振れたときに最も振幅
する位置に配設することことにより、ブスバーの振れが
大きくなる部分を支持することができる。従って、ブス
バーとそのブスバー近傍に設けられた補機などとの干渉
がなくなり、ブスバーの振れによる損傷や異音の発生を
防止することができるという効果を奏する。
【0049】請求項6に記載された本発明によれば、支
持部材にブスバーに対するスリット状の切り欠き溝を形
成しているので、簡単な構造でブスバーを支持すること
ができるとともに、例えばその切り欠き溝に上記緩衝部
材を設けてブスバーを挿し込むようにすれば、挿し込ま
れたブスバーを3方向から挟み込むようになり、よりよ
く振動を吸収することができるという効果を奏する。
【0050】請求項7に記載された本発明によれば、切
り欠き溝に弾性変形可能な突起を設けているので、上記
保持部材にブスバーを固定して仮に寸法誤差が生じた場
合でも、その寸法誤差を吸収してブスバーを支持するこ
とができるという効果を奏する。
【0051】請求項8に記載された本発明によれば、切
り欠き溝に設けられる突起を中空の蒲鉾状に形成してい
るので、例えばブスバーが圧入状態で挿し込まれた場合
には、単に突出した突起に比べて、はるかに弾性変形し
やすく、その変形を安定させることもできるという効果
を奏する。
【0052】請求項9に記載された本発明によれば、支
持部材を保持部材の配設側に設けられる第1支持部と、
その第1支持部の対向側に別体で設けられる第2支持部
とから成るように構成すると、例えばブスバーを保持部
材に固定する方向と同じ方向でブスバーを挟み込むこと
ができ、作業性に影響を来すことなくブスバーを支持す
ることができるという効果を奏する。また、第1又は第
2支持部のどちらか一方に凹部を形成することができ、
この凹部によって4方向からブスバーを支持することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電気接続箱のブスバー固定構造の
一実施の形態を示す電気接続箱の斜視図である。
【図2】図1のブスバー固定脚の正面図である。
【図3】図1のブスバー支持脚の正面図である。
【図4】図3のブスバー支持脚の配置の一例を説明する
ための斜視図である。
【図5】図3のブスバー支持脚の別の配置の一例を説明
するための斜視図である。
【図6】図3のブスバー支持脚に緩衝部材を設けない場
合を示す正面図である。
【図7】図3のブスバー支持脚の他の形態を示す斜視図
である。
【図8】図7のブスバー支持脚の正面図である。
【図9】図7及び図8のブスバー支持脚の他の例を示す
斜視図である。
【図10】図7及び図8のブスバー支持脚の他の例を示
す正面図である。
【図11】図6等の切り欠き溝に突起を設けた例を示す
斜視図である。
【図12】図11と同様に図6等の切り欠き溝に突起を
設けた例を示す斜視図である。
【図13】図3のブスバー支持脚の別の形態を示す斜視
図である。
【図14】従来例のブスバー固定構造を示す斜視図であ
る。
【図15】従来例の別のブスバー固定構造を示す斜視図
である。
【符号の説明】
11 電気接続箱 12 本体下部プレート 15、21 ブスバー 16 ブスバー固定脚(保持部材) 16a 基部 16b 固定柱部 17 ブスバー支持脚(支持部材) 17a 基部 17b 支持柱部 18 ボルト 19 切り欠き溝 19a、19b 突起 20 緩衝部材 22 ブスバー支持脚(支持部材) 22a 第1支持脚(第1支持部) 22b 第2支持脚(第2支持部)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気接続箱内に設けられた保持手段を介
    して配索されるブスバーの固定構造であって、 前記保持手段は前記ブスバーを固定する複数の保持部材
    と、該保持部材間で前記ブスバーを支持する支持部材と
    から成ることを特徴とする電気接続箱のブスバー固定構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電気接続箱のブスバー
    固定構造において、 前記支持部材と前記ブスバーの被支持部分との間には緩
    衝部材を介装することを特徴とする電気接続箱のブスバ
    ー固定構造。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電気接続箱のブスバー
    固定構造において、 前記緩衝部材は少なくとも前記ブスバーの表裏面側に介
    装されることを特徴とする電気接続箱のブスバー固定構
    造。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3いずれか記載の
    電気接続箱のブスバー固定構造において、 前記支持部材を前記ブスバーの屈曲部分に配設すること
    を特徴とする電気接続箱のブスバー固定構造。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項3いずれか記載の
    電気接続箱のブスバー固定構造において、 前記支持部材を前記保持部材間で前記ブスバーが振れた
    ときに最も振幅する位置に配設することを特徴とする電
    気接続箱のブスバー固定構造。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5いずれか記載の
    電気接続箱のブスバー固定構造において、 前記支持部材には前記ブスバーに対するスリット状の切
    り欠き溝を形成することを特徴とする電気接続箱のブス
    バー固定構造。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の電気接続箱のブスバー
    固定構造において、 前記切り欠き溝には弾性変形可能な突起を設けることを
    特徴とする電気接続箱のブスバー固定構造。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の電気接続箱のブスバー
    固定構造において、 前記突起を中空の蒲鉾状に形成することを特徴とする電
    気接続箱のブスバー固定構造。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項5いずれか記載の
    電気接続箱のブスバー固定構造において、 前記支持部材は前記保持部材の配設側に設けられる第1
    支持部と、該第1支持部の対向側に別体で設けられる第
    2支持部とから成ることを特徴とする電気接続箱のブス
    バー固定構造。
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