JPH11163176A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Publication number
JPH11163176A
JPH11163176A JP32639597A JP32639597A JPH11163176A JP H11163176 A JPH11163176 A JP H11163176A JP 32639597 A JP32639597 A JP 32639597A JP 32639597 A JP32639597 A JP 32639597A JP H11163176 A JPH11163176 A JP H11163176A
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JP
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forming
electrode
region
semiconductor device
manufacturing
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Application number
JP32639597A
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English (en)
Inventor
Takayuki Igarashi
孝行 五十嵐
Masao Yamawaki
正雄 山脇
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MOSトランジスタの形成時のエッチングダ
メージが、バイポーラトランジスタが形成される領域に
及ぶことを防止するとともに、バイポーラトランジスタ
の形成時のエッチングダメージが、MOSトランジスタ
が形成される領域に及ぶことを防止し、加えて、トラン
ジスタ形成時の酸化膜のエッチングなどによる分離酸化
膜の膜厚の減少を抑制して、素子分離性能の劣化を防止
する。 【解決手段】 バイポーラトランジスタが形成される領
域60及びCMOSトランジスタが形成される領域6
1、62の上に、ゲート電極の形成材料13a、13b
を堆積し、これをパターニングして、ゲート電極13を
形成するとともに、バイポーラトランジスタが形成され
る領域60上に上記材料13a、13bを残存させる。
次に、CMOSトランジスタが形成される領域61、6
2の上に保護膜40を堆積したままで、ベース及びエミ
ッタ電極23a、26aを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置の製
造方法に関し、特に、バイポーラトランジスタ及びCM
OS(Complementary MOS)トランジ
スタを有する半導体装置の製造プロセスに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】高速性能と優れた駆動性能を有するバイ
ポーラトランジスタと、高集積可能で低消費電力性能を
有するCMOSトランジスタを兼ね備えたBiCMOS
(Bipolar CMOS)半導体装置は従来より数
多く用いられている。
【0003】以下に、従来の半導体装置について、図9
9乃至図118に基づいて説明する。まず、第1の従来
の半導体装置について、図99乃至図113に基づいて
説明する。図99は第1の従来のBiCMOS半導体装
置の構造を示す要部断面図である。
【0004】図99に示されるように、バイポーラトラ
ンジスタ部60においては、P型シリコン基板1上にN
+型のコレクタ埋め込層2が形成され、更に上面にN型
のエピタキシャル層6が形成されている。又、素子分離
のために、フィールド酸化膜7とP型の分離領域11と
P+型の下面分離領域5が形成されている。
【0005】又、N型のエピタキシャル層6の表面部分
には、P−型の真性ベース領域24aとP+型の外部ベ
ース領域24bからなるベース領域24と、N+型のエ
ミッタ領域27が形成され、フィールド酸化膜7を挟ん
で、N+型のコレクタウォール領域8がN+型のコレク
タ埋め込層2に達するように形成されている。
【0006】そして、外部ベース24b上には、P+型
の外部ベース引出し電極23aがフィールド酸化膜7上
に乗り上げて形成され、外部ベース引出し電極23aに
より囲まれるエミッタ開口部E1には、ベース電極の側
壁酸化膜25の内側にN+型のエミッタ電極26aが形
成されている。なお、P+型の外部ベース引出し電極2
3aとN+型のエミッタ電極26aは、側壁酸化膜25
を挟んで形成され、電気的に絶縁されている。
【0007】又、外部ベース引出し電極23a、エミッ
タ電極26a、及びコレクタウォール8上の層間絶縁膜
32に形成したコンタクトホール33内には、例えばタ
ングステン等の金属膜34が埋め込まれ、その上面には
例えばアルミニウム配線等の金属配線35が形成されて
いる。
【0008】又、CMOSトランジスタ部61、62に
関しては、特に、PMOS(P型MOS)部61におい
ては、P型シリコン基板1上にN+型の埋め込層2が形
成され、さらに上面にはN型ウエル領域9が形成されて
いる。また、素子分離のためにフィールド酸化膜7が形
成されている。
【0009】そして、N型ウエル領域9表面上には、例
えばタングステンシリサイド(WSi)13bとN+型
ポリシリコン13aからなるゲート電極13が形成され
ており、この電極を挟むようにN型ウエル領域9表面部
に、P型のソ−ス/ドレイン領域15(15a、15
b)が形成されている。
【0010】又、ソ−ス/ドレイン領域15、及びゲー
ト電極13上の層間絶縁膜32に形成したコンタクトホ
ール33内には、例えばタングステン等の金属膜34が
埋め込まれ、その上面には例えばアルミニウム配線等の
金属配線35が形成されている。
【0011】一方、NMOS(N型MOS)部62にお
いては、P型シリコン基板1上にP+型の埋め込層4が
形成され、さらに上面にはP型ウエル領域10が形成さ
れている。また、素子分離のためにフィールド酸化膜7
が形成されている。PMOS部61と同様に、P型ウエ
ル領域10表面上には、例えばタングステンシリサイド
(WSi)13bとN+型ポリシリコン13aからなる
ゲート電極13が形成されており、この電極を挟むよう
にP型ウエル領域10表面部に、N−型のソ−ス/ドレ
イン領域17a、17bが形成されている。
【0012】又、ソ−ス/ドレイン領域17、及びゲー
ト電極13上の層間絶縁膜32に形成したコンタクトホ
ール33内には、例えばタングステン等の金属膜34が
埋め込まれ、その上面には例えばアルミニウム配線等の
金属配線35が形成されている。
【0013】なお、上記のようにバイポーラトランジス
タを用いた半導体装置には、抵抗素子も形成されること
が知られている。図100は抵抗素子を用いたインバー
タ回路を示したものである。入力電圧Vinに正の電圧
が加わるとコレクタ−エミッタ間に電流が流れ、抵抗R
で電圧降下を生じ、出力電圧Voutが下がる。入力電
圧Vinが低い電位にあるとコレクタ−エミッタ間に電
流が流れないので、抵抗Rで電圧降下を生じず、出力電
圧Vout=Vccとなり電位が高くなる。このように
電圧変換動作をすることがわかる。
【0014】バイポーラトランジスタと抵抗素子を用い
た論理回路としては、TTL(Transister
Transister Logic)や、ECL(Em
itter Coupled Logic)回路などが
あり、バイポーラトランジスタのほかに抵抗素子を同一
プロセス内で形成することは重要である。
【0015】つぎに、このように構成された従来の半導
体装置の製造方法について図101乃至図113を用い
て説明する。図101乃至図113は従来の半導体装置
の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【0016】まず、図101に示すように、P型シリコ
ン基板1上にN+型のコレクタ埋め込層2、N+型埋め
込層3、P+型埋め込層4、及びP+型下面分離層5を
形成した後、上面にN型のエピタキシャル層6を形成す
る。続いて、フィールド酸化膜7を形成後、N+型コレ
クタウォール領域8、N型ウエル9、P型ウエル10、
及びP型の分離領域11をそれぞれ形成する。
【0017】次に、図102に示すように、バイポーラ
トランジスタ、CMOSトランジスタの形成領域を含む
基板上の全面に、ゲート酸化膜12を形成したあと、N
型ポリシリコン膜13aとタングステンシリサイド(W
Si)膜13bを、例えばそれぞれ200nmずつ堆積
する。その後、フォトレジストパターン14をマスクと
してゲート電極13のパターニングを行う。
【0018】次に、図103に示すように、ゲート電極
13のパターニング終了後、PMOSトランジスタのソ
ース/ドレイン領域15aを形成するために、フォトレ
ジストパターン16をマスクとして、PMOSトランジ
スタのソース/ドレイン形成領域にP型不純物63を注
入する。具体的には、例えば、BF2 +イオンを注入エネ
ルギー約25KeV、注入量約7×1013cm-2で注入
する。
【0019】続いて、図104に示すように、NMOS
トランジスタのソース/ドレイン領域17aを形成する
ために、フォトレジストパターン18をマスクとして、
NMOSトランジスタのソース/ドレイン領域17aに
N型不純物64を注入する。具体的には、例えば、As
+イオンを注入エネルギー約60KeV、注入量約3×
1013cm-2で注入する。
【0020】次に、図105に示すように、CVD(C
hemical Vapor Deposition)
酸化膜を例えば200nm程度堆積したあと、酸化膜ド
ライエッチングを行い、ゲート電極13の側面に側壁酸
化膜19を形成する。
【0021】続いて、図106に示すように、PMOS
トランジスタのソース/ドレイン領域15bを形成する
ために、フォトレジストパターン20をマスクとして、
PMOSトランジスタのソース/ドレイン形成領域にP
型不純物65を注入する。具体的には、例えば、BF2 +
イオンを注入エネルギー約20KeV、注入量約4×1
15cm-2で注入する。
【0022】同様に、図107に示すように、NMOS
トランジスタのソース/ドレイン領域17bを形成する
ために、フォトレジストパターン21をマスクとして、
NMOSトランジスタのソース/ドレイン形成領域にN
型不純物66を注入する。具体的には、例えば、As+
イオンを注入エネルギー約50KeV、注入量約4×1
15cm-2で注入する。
【0023】次に、図108に示すように、全面にポリ
シリコン23を例えば200nm程度堆積した後、P型
不純物を注入する。具体的には、例えば、BF2 +イオン
を注入エネルギー約40KeV、注入量約4×1015
-2で注入する。続いて、全面にCVD酸化膜22を例
えば200nm程度堆積したあと、フォトレジストパタ
ーンをマスクとして、ドライエッチングを行いバイポー
ラトランジスタのベース電極23aを形成する。
【0024】次に、フォトレジストパターンをマスクと
して、真性ベース領域24aの形成用のP型不純物注入
を行う。具体的には、例えば、BF2 +イオンを注入エネ
ルギー約20KeV、注入量約8×1013cm-2で注入
する。その後、図109に示すように、全面にCVD酸
化膜を例えば200nm程度堆積したあと酸化膜ドライ
エッチングを行い、ベース電極側壁に側壁酸化膜25を
形成する。
【0025】次に、図110に示すように、全面にポリ
シリコン26を例えば200nm程度堆積した後、N型
不純物67を注入する。具体的には、例えば、As+
オンを注入エネルギー約50KeV、注入量約1×10
16cm-2で注入する。その後、850℃、30分程度の
熱処理を行うことにより、エミッタ領域27を形成す
る。
【0026】次に、図111に示すように、全面にCV
D酸化膜28を例えば200nm程度堆積したあと、フ
ォトレジストパターン29をマスクとして、ドライエッ
チングを行い、バイポーラトランジスタのエミッタ電極
26aを形成する。
【0027】続いて、図112に示すように、抵抗素子
30aを形成するために、全面にポリシリコン30を例
えば200nm程度堆積した後、所望の抵抗値になるよ
うに注入量、注入エネルギーを合わせ込んだ、例えばB
F2+などのP型又はN型不純物68を注入する。
【0028】次に、図113に示すように、全面にCV
D酸化膜31を例えば200nm程度堆積したあと、フ
ォトレジストパターンをマスクとして、ドライエッチン
グを行いポリシリコン抵抗30aを形成する。
【0029】次に、層間絶縁膜32を形成後、エミッタ
電極26a、ベース電極23、コレクタウォール8、ソ
ース/ドレイン領域15、17、ゲート電極13、及び
ポリシリコン抵抗30a上の層間絶縁膜32に、コンタ
クトホール33を開口し、コンタクトホール33内に例
えばタングステン等の金属膜34を埋め込み、続いてそ
の上面に例えばアルミニウム配線等の金属配線35を形
成することにより、図99に示したような半導体装置を
形成する。
【0030】以下に、第2の従来の半導体装置につい
て、図114乃至図118に基づいて説明する。図11
4及び図115は第2の従来のBiCMOS半導体装置
の構造を示す要部断面図である。ここで、図114にて
示す構造は、フィールド酸化膜7がエッチングされずに
残っている場合の構造であるのに対し、図115にて示
す構造は、フィールド酸化膜7がエッチングされほとん
ど除去されてしまった場合の構造である。
【0031】図114及び図115に示されるように、
第2の従来の半導体装置の構造は、第1の従来の半導体
装置の断面構造図に示す構造とほぼ同じだが、エミッタ
電極26a、外部ベース引出し電極23a、コレクタウ
ォール8、ゲート電極13、及びソース/ドレイン領域
15、17上には、金属シリサイド膜39が形成されて
いる。これは、各電極、各領域の低抵抗化のために形成
されている。
【0032】つぎに、このように構成された、第2の従
来の半導体装置の製造方法について図116乃至図11
8を用いて説明する。図116乃至図118はこの順に
第2の従来の半導体装置の製造方法を工程順に示す要部
断面図である。
【0033】図101と同様な工程を経た後、図116
に示すように、バイポーラトランジスタ形成領域60、
及びCMOSトランジスタの形成領域61、62を含む
基板上の全面に、ゲート酸化膜12を形成し、N型ポリ
シリコン膜13cを例えば200nm程度、CVD酸化
膜36を例えば200nm程度順次堆積する。次に、フ
ォトレジストパターン37をマスクとしてゲート電極1
3のパターニングを行う。
【0034】次に、図103から図113と同様な工程
を経た後、すなわち、図117に示すようにした後、図
118に示すように、フォトレジストパターン38をマ
スクとして、シリサイド化しない部分を残すようにCV
D酸化膜31をパターニングする。
【0035】次に、サリサイドプロセスを用いて、具体
的には、例えば、全面にコバルトをスパッタし、その
後、数回のランプアニールを行いコバルト除去すること
により、シリコン上及びポリシリコン上に金属シリサイ
ド膜を自己整合的に形成する方法を用いて、エミッタ電
極26a、外部ベース引出し電極23、コレクタウォー
ル8、ソース/ドレイン領域15、17、ゲート電極1
3上、及びポリシリコン抵抗30aのコンタクト形成領
域上に、例えばコバルトシリサイド膜39をそれぞれ形
成することにより、図114及び115に示したような
半導体装置を形成する。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、第1の従来
の半導体装置の製造方法では、バイポーラトランジスタ
のコレクタ領域60aは、CMOSトランジスタ形成時
及びバイポーラトランジスタ形成時に、それぞれに1回
ずつの酸化膜ドライエッチ(図105及び図109)、
並びに、CMOSトランジスタ形成時に1回(図10
2)とバイポーラトランジスタ形成時に3回(図10
8、図111、図113)のポリシリコンドライエッチ
にさらされてしまう。
【0037】ここで、上記ドライエッチングによりダメ
ージを受けた範囲を各図中に示した。具体的には、図1
05中におけるDE1、図108中におけるDE2、図
109中におけるDE3、図111中におけるDE4、
図113中におけるDE5であり、図102においては
図示していない。
【0038】又、バイポーラトランジスタのエミッタ/
ベース形成領域60bは、CMOSトランジスタ形成時
に1回の酸化膜ドライエッチ(図105)及びポリシリ
コンドライエッチ(図102)にさらされてしまう。
【0039】加えて、CMOSトランジスタ形成領域6
1、62は、バイポーラトランジスタ形成時に1回の酸
化膜ドライエッチ(図109)と3回のポリシリコンド
ライエッチ(図108、図111、図113)にさらさ
れてしまう。
【0040】特に、コレクタ領域8とソース/ドレイン
領域15、17表面をポリシリコンドライエッチする工
程が3回あり、そのため、コレクタ領域8とソース/ド
レイン領域15、17表面が凸凹になり、注入された領
域8が部分的に減少したり、ソース/ドレイン領域1
5、17が大きくエッチングされるなどし、接合リーク
や特性のばらつきなどの特性不良を生じていた。
【0041】さらに、掘れ量が多くなったり、あるいは
掘れ量がばらつくなどする場合が多く、これによりコン
タクトホール33のアスペクト比(コンタクトホール深
さ/コンタクトホール径)が大きくなったり、ばらつき
を生じ、場所によって大きくなったり小さくなったりし
ていた。アスペクト比が大きくなると、エッチングガス
がコンタクトホール底部まで十分行き届かず、エッチン
グ不良を起こしたり、エッチング時に反応生成物がで
き、コンタクト抵抗が上昇するなどの不良を生じてい
た。
【0042】また、エミッタ及びベースコンタクトは、
バイポーラトランジスタ形成領域60b表面に露出して
いるので、形成領域表面をドライエッチにさらす回数が
多いほど、エミッタ及びベース電流リークを生じる場合
が多かった。
【0043】また、ポリシリコン抵抗30aは抵抗形成
専用にポリシリコン膜30を形成していたので、工程数
が多くなっていた。
【0044】又、第2の従来のBICMOS素子の製造
方法では、バイポーラトランジスタコレクタウォール8
上、及びCMOSトランジスタソース/ドレイン領域1
5、17上は、さらに1回の酸化膜ドライエッチ(図1
18中のDE6)にさらされてしまう。このように、多
くのドライエッチが行われると、フィールド酸化膜7が
ドライエッチングにさらされるため、酸化膜厚が減少し
てしまう。
【0045】最悪の場合、図115に示すようにフィー
ルド酸化膜7が無くなり、このような状況でシリサイド
膜39を形成した場合には、NMOSとPMOSのソー
ス/ドレイン15と17間がシリサイド膜39でつなが
り、ショートしたり、PMOSのソース/ドレイン15
とP型分離領域11、P型下面分離領域5、及びP型シ
リコン基板1がつながり、ショートし、トランジスタ動
作の不良を生じる場合があった。
【0046】この発明は、上記した点に鑑みてなされた
ものであり、MOSトランジスタの形成時のエッチング
ダメージが、バイポーラトランジスタが形成される領域
に及ぶことを防止するとともに、バイポーラトランジス
タの形成時のエッチングダメージが、MOSトランジス
タが形成される領域に及ぶことを防止し、加えて、トラ
ンジスタ形成時の酸化膜のエッチングなどによる分離酸
化膜の膜厚の減少を抑制して、半導体装置の素子分離性
能の劣化を防止することを目的とするものである。
【0047】
【課題を解決するための手段】本発明における半導体装
置の製造方法は、バイポーラトランジスタ及びMOSト
ランジスタを半導体基板の同一主面に形成する半導体装
置の製造方法において、上記半導体基板主面の上記バイ
ポーラトランジスタが形成される領域及び上記MOSト
ランジスタが形成される領域の上に、上記MOSトラン
ジスタのゲート電極の形成材料を堆積する工程と、上記
ゲート電極の形成材料をパターニングして、上記ゲート
電極を形成するとともに、上記バイポーラトランジスタ
が形成される領域上に上記材料を残存させる工程と、上
記半導体基板主面の上記MOSトランジスタが形成され
る領域の上に保護膜を堆積する工程と、上記MOSトラ
ンジスタが形成される領域を上記保護膜にて覆った状態
で、上記バイポーラトランジスタのベース及びエミッタ
電極を形成する工程とを含むものである。
【0048】又、バイポーラトランジスタが形成される
領域上にゲート電極の形成材料を残存させた状態で、上
記ゲート電極の側面にサイドウォールを形成する工程を
含むものである。
【0049】又、上記ベース電極を形成する工程におい
て、当該ベース電極を保護膜上に延在するように形成す
ることを特徴とするものである。
【0050】又、MOSトランジスタが形成される領域
を保護膜にて覆った状態においては、半導体基板主面の
バイポーラトランジスタのコレクタ領域も上記保護膜に
て覆っていることを特徴とするものである。
【0051】又、上記エミッタ電極を形成する工程は、
バイポーラトランジスタのエミッタ領域が形成される領
域及びコレクタ領域上に、上記エミッタ電極の形成材料
を堆積する工程と、上記エミッタ電極の形成材料をパタ
ーニングして、上記エミッタ電極を形成するとともに、
上記コレクタ領域上に上記材料からなるコレクタ電極を
形成する工程とを含むことを特徴とするものである。
【0052】又、上記エミッタ電極の形成材料を堆積す
る工程において、当該エミッタ電極の形成材料を、ベー
ス電極の膜厚と同じか又はそれよりも厚い膜厚となるよ
うに堆積することを特徴とするものである。
【0053】又、上記エミッタ電極の形成材料を堆積す
る工程において、当該エミッタ電極の形成材料を、コレ
クタ領域の幅の半分に等しいか又はそれよりも厚い膜厚
となるように堆積することを特徴とするものである。
【0054】又、上記コレクタ電極を形成する工程にお
いて、当該コレクタ電極をコレクタ領域近傍の分離酸化
膜上に延在するように形成することを特徴とするもので
ある。
【0055】又、コレクタ電極の分離酸化膜上に延在す
る部分を、抵抗素子として用いることを特徴とするもの
である。
【0056】又、上記エミッタ電極を形成する工程は、
バイポーラトランジスタのエミッタ領域が形成される領
域及び半導体基板主面に形成された分離酸化膜の上に、
上記エミッタ電極の形成材料を堆積する工程と、上記エ
ミッタ電極の形成材料をパターニングして、上記エミッ
タ電極を形成するとともに、上記分離酸化膜上に上記材
料からなる抵抗素子を形成する工程とを含むことを特徴
とするものである。
【0057】又、上記ベース電極を形成する工程は、バ
イポーラトランジスタのベース領域が形成される領域及
び半導体基板主面に形成された分離酸化膜の上に、上記
ベース電極の形成材料を堆積する工程と、上記ベース電
極の形成材料をパターニングして、上記ベース電極を形
成するとともに、上記分離酸化膜上に上記材料からなる
抵抗素子を形成する工程とを含むことを特徴とするもの
である。
【0058】又、上記電極を形成する工程は、電極の形
成材料を堆積する工程と上記電極の形成材料をパターニ
ングする工程との間に、上記電極の形成材料の所望の位
置にイオンを注入する工程を複数工程含むことを特徴と
するものである。
【0059】又、上記ベース電極を形成する工程は、バ
イポーラトランジスタのベース領域が形成される領域上
に上記ベース電極の形成材料を堆積する工程と、上記ベ
ース電極の形成材料をパターニングする工程と、上記パ
ターニングされた材料の側面にサイドウォールを形成す
る工程と、上記サイドウォールをマスクとして半導体基
板の主面にイオンを注入する工程とを含むことを特徴と
するものである。
【0060】又、上記ベース電極を形成する工程は、バ
イポーラトランジスタのベース領域が形成される領域上
に上記ベース電極の形成材料を堆積する工程と、上記ベ
ース電極の形成材料をパターニングする工程と、上記パ
ターニングされた材料をマスクとして半導体基板の主面
にイオンを注入する工程と、上記パターニングされた材
料の側面にサイドウォールを形成する工程と、記サイド
ウォールをマスクとして上記半導体基板の主面に再度イ
オンを注入する工程とを含むことを特徴とするものであ
る。
【0061】又、保護膜をエッチングし半導体基板主面
の一部を露出させる工程と、上記露出した基板主面の一
部にシリサイド膜を形成する工程とを含むものである。
【0062】又、保護膜をエッチングする工程とシリサ
イド膜を形成する工程との間に、エミッタ電極の側面に
サイドウォールを形成する工程を含むものである。
【0063】又、上記保護膜をエッチングし半導体基板
主面の一部を露出させる工程は、エミッタ電極を覆うよ
うにサイドウォールの形成材料を堆積する工程と、上記
保護膜とサイドウォールの形成材料を同時にエッチング
し、半導体基板主面の一部を露出させるとともにエミッ
タ電極の側面にサイドウォールを形成する工程を含むこ
とを特徴とするものである。
【0064】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下に、この発明
の実施の形態1について、図1乃至図14に基づいて説
明する。図1乃至図14はこの発明の実施の形態1にお
ける半導体装置の製造方法を工程順に示す要部断面図で
ある。
【0065】まず、図1に示すように、P型シリコン基
板本体1上にN+型のコレクタ埋め込層2、N+型埋め
込層3、P+型埋め込層4、及びP+型下面分離領域5
を形成した後、それらの上面にN型のエピタキシャル層
6を形成して、半導体基板50を形成する。続いて、基
板50表面にフィールド酸化膜7を形成し、その後、N
+型コレクタウォール領域8、N型ウエル9、P型ウエ
ル10、及びP型の分離領域11をそれぞれ形成する。
【0066】次に、図2に示すように、バイポーラトラ
ンジスタの形成領域60、PMOSトランジスタの形成
領域61、及びNMOSトランジスタの形成領域62を
含む基板50上に、ゲート酸化膜12を形成したあと、
例えば100nm程度の膜厚のポリシリコン膜13a及
び例えば100nm程度の膜厚のWSi膜13bからな
る積層膜を順次堆積する。続いて、この積層膜13a、
13bをパターニングして、CMOSトランジスタ形成
領域61、62上にゲート電極13を形成するととも
に、バイポーラトランジスタのエミッタ/ベース形成領
域60b上を覆い隠すように当該積層膜13a、13b
を残存させる。
【0067】次に、図3に示すように、PMOSトラン
ジスタのソース/ドレイン形成領域に開口するフォトレ
ジストパターン16を形成し、これをマスクとしてP型
不純物63を注入し、PMOSトランジスタのソース/
ドレイン領域15aを形成する。具体的には、例えば、
BF2 +イオンを注入エネルギー約25KeV、注入量約
7×1013cm-2で注入する。この時、バイポーラトラ
ンジスタのベース/エミッタ形成領域60b及びコレク
タ領域60aにP型不純物63が注入されないように、
フォトレジスト16をパターニングしておく。
【0068】続いて、図4に示すように、NMOSトラ
ンジスタのソース/ドレイン形成領域に開口するフォト
レジストパターン18を形成し、これをマスクとしてN
型不純物64を注入し、NMOSトランジスタのソース
/ドレイン領域17aを形成する。具体的には、例え
ば、As+イオンを注入エネルギー約60KeV、注入
量約3×1013cm-2で注入する。この場合も、バイポ
ーラトランジスタのベース/エミッタ形成領域60bと
コレクタ領域60aにN型不純物64が注入されないよ
うに、フォトレジスト18をパターニングしておく。
【0069】続いて、図5に示すように、CVD酸化膜
を例えば200nm程度堆積したあと、酸化膜ドライエ
ッチングを行い、ゲート電極側壁に側壁酸化膜19を形
成する。この側壁酸化膜19及びフォトレジストパター
ン20をマスクとして、PMOSトランジスタのソース
/ドレイン領域にP型不純物65を注入して、ソース/
ドレイン領域15bを形成する。具体的には、例えば、
BF2 +イオンを注入エネルギー約20KeV、注入量約
4×1015cm-2で注入する。
【0070】この場合も、先の工程と同様に、バイポー
ラトランジスタのベース/エミッタ形成領域60bとコ
レクタ領域60aにP型不純物65が注入されないよう
に、フォトレジスト20をパターニングしておく。
【0071】同様に、図6に示すように、上記側壁酸化
膜19及びフォトレジストパターン21をマスクとし
て、NMOSトランジスタのソース/ドレイン領域にN
型不純物66を注入して、ソース/ドレイン領域17b
を形成する。具体的には、例えば、As+イオンを注入
エネルギー約50KeV、注入量約4×1015cm-2
注入する。ここでも、バイポーラトランジスタのベース
/エミッタ形成領域60bとコレクタ領域60aにN型
不純物66が注入されないように、フォトレジスト21
をパターニングしておく。
【0072】次に、図7に示すように、CVD酸化膜を
例えば300nm程度堆積し、CMOSトランジスタ形
成領域61、62を覆い隠すようにCVD酸化膜40を
パターニングする。
【0073】次に、図8に示すように、バイポーラトラ
ンジスタ形成領域60b上に当該形成領域60bを覆い
隠すように形成されている積層膜13a、13bを除去
する。この時、コレクタウォール8表面がエッチングに
さらされ、基板50が積層膜13a、13bの厚さ、即
ちゲート電極13の厚さ以上掘られる。ここで、積層膜
13a、13bのエッチングは、ゲート酸化膜12に対
し高い選択比を有する条件、即ち積層膜13a、13b
のエッチングレートがゲート酸化膜12に対し大きい条
件で行うので、エミッタ/ベース形成領域60bが掘ら
れるようなことはない。
【0074】次に、図9に示すように、全面にポリシリ
コン23を例えば100nm程度堆積した後、P型不純
物69を注入する。具体的には、例えば、BF2 +イオン
を注入エネルギー約40KeV、注入量約4×1015
-2で注入する。
【0075】次に、図10に示すように、全面にCVD
酸化膜22を例えば300nm程度堆積したあと、フォ
トレジストパターン41をマスクとしてドライエッチン
グを行い、バイポーラトランジスタのベース電極23a
を形成する。ベース電極23a用ポリシリコン23をエ
ッチングする際、コレクタウォール8表面が当該ポリシ
リコン23の膜厚以上エッチングされる。
【0076】この時、CMOSトランジスタ形成領域6
1、62上にはCVD酸化膜40があり、ベースポリシ
リコン23のエッチングレートに比べCVD酸化膜40
のエッチングレートは低く、ほとんどエッチングされな
い。これにより、CMOSトランジスタ形成領域91、
62はベース電極23a形成時のエッチングから保護さ
れることになる。
【0077】次に、図11に示すように、真性ベース領
域24a形成用のP型不純物70の注入を行う。具体的
には、例えば、BF2 +イオンを注入エネルギー約20K
eV、注入量約8×1013cm-2で注入する。
【0078】次に、図12に示すように、全面にCVD
酸化膜を例えば200nm程度堆積したあと、酸化膜ド
ライエッチングを行い、ベース電極側壁に側壁酸化膜2
5を形成する。この時、CVD酸化膜40の膜厚は減少
するが、その減少分は50〜60nm程度であり、CV
D酸化膜40が完全になくなることはなく、CMOSト
ランジスタ形成領域61、62にはダメージが入らな
い。
【0079】続いて、全面にポリシリコン26を例えば
100nm程度堆積し、その後、N型不純物67を注入
する。具体的には、例えば、As+イオンを注入エネル
ギー約50KeV、注入量約1×1016cm-2で注入す
る。
【0080】続いて、図13に示すように、熱処理を行
いN型不純物67を拡散させる。尚、最終的なエミッタ
領域27は、上記ポリシリコン26にN型不純物67を
注入した後の全熱処理で決定される。全面にCVD酸化
膜28を例えば200nm程度堆積したあと、フォトレ
ジストパターン29をマスクとしてドライエッチングを
行い、バイポーラトランジスタのエミッタ電極26aを
形成する。この際にも、CMOSトランジスタ形成領域
61、62上にはCVD酸化膜40が存在しており、C
MOSトランジスタにダメージは入らない。
【0081】次に、図14に示すように、層間絶縁膜3
2を形成後、エミッタ電極26a、外部ベース引出し電
極23a、コレクタウォール8、ソ−ス/ドレイン領域
15,17、及びゲート電極13上の層間絶縁膜32
に、コンタクトホール33を開口後、コンタクトホール
33内に例えばタングステン等の金属膜34を埋め込
み、続いて、その上面に例えばアルミニウム配線等の金
属配線35を形成することにより半導体装置を形成す
る。
【0082】このように、本実際の形態においては、C
MOSトランジスタのゲート電極13形成時には、エミ
ッタ/ベース形成領域60b上にも積層膜13a、13
bを形成するので、エミッタ/ベース形成領域60b上
がゲート電極13形成時のドライエッチングにさらされ
てダメージを受けることはない。また、ゲート電極側壁
酸化膜19形成時にも、積層膜13a、13bがエミッ
タ/ベース形成領域60b上に形成されているので、当
該サイドウォール19形成時のドライエッチングのダメ
ージにさらされない。
【0083】加えて、バイポーラトランジスタのベース
電極23a形成時、及びエミッタ電極26a形成時、及
びベース電極側壁酸化膜25形成時においては、CMO
Sトランジスタ形成領域61、62上をCVD酸化膜4
0で覆い隠しているので、CMOSトランジスタ形成領
域61、62上がドライエッチングにさらされダメージ
を受けることはない。
【0084】このようにバイポーラトランジスタ形成時
に、CMOSトランジスタ上はCVD酸化膜40の保護
膜に覆われており、バイポーラトランジスタのエッチン
グダメージを受けない。また、CMOSトランジスタ形
成時に、バイポーラトランジスタは積層膜13a、13
bにより覆われているので、エミッタ/ベース形成領域
60bがエッチングダメージを受けることがない。
【0085】さらに、バイポーラトランジスタ形成領域
60bの保護はゲート電極形成材料13a、13bで兼
ねており、CMOSトランジスタ形成領域61、62の
保護はCVD酸化膜40の保護のみで行え、工程数の増
加をマスク1枚の増加のみに抑えるとができ、コストの
増加を最小限に留めることが可能となる。
【0086】また、CMOSトランジスタ形成後、バイ
ポーラトランジスタを形成するので、当該バイポーラト
ランジスタにかかる熱処理を極力少なくでき、浅い接合
などの形成が可能となる。したがって、高速性能に優れ
たバイポーラトランジスタを形成できる。加えて、バイ
ポーラトランジスタ、CMOSトランジスタ共に、エッ
チングダメージを受けないので、常に、ばらつきの少な
い安定した良好な特性が得られる効果がある。
【0087】実施の形態2.以下に、この発明の実施の
形態2について、図15乃至図18に基づいて説明す
る。図15乃至図18はこの発明の実施の形態2におけ
る半導体装置の製造方法を工程順に示す要部断面図であ
る。本実施の形態においては、例えば、前述の実施の形
態1の図1に示される工程まで同様に製造する。
【0088】次に、図15に示すように、バイポーラト
ランジスタ形成領域60、CMOSトランジスタ形成領
域61、62を含む基板50上に、ゲート酸化膜12を
形成したあと、例えば100nm程度の膜厚のポリシリ
コン膜13a及び例えば100nm程度の膜厚のWSi
膜13bからなる積層膜を順次堆積する。続いて、この
積層膜13a、13bをパターニングして、CMOSト
ランジスタ形成領域61、62上にゲート電極13を形
成するとともに、バイポーラトランジスタのエミッタ/
ベース形成領域60b及びコレクタ領域60a上を覆い
隠すように当該積層膜13a、13bを残存させる。
【0089】次に、前述の実施の形態1の図3乃至図6
に示される工程と同様に製造する。その後、図16に示
すように、実施の形態1の図7に示される工程と同様
に、CVD酸化膜40を堆積し、CMOSトランジスタ
形成61、62上を覆い隠すようにCVD酸化膜40を
パターニングし、続いて、バイポーラトランジスタのエ
ミッタ/ベース形成領域60bおよびコレクタ領域60
a上を覆い隠すように形成されている積層膜13a、1
3bを除去する。
【0090】次に、実施の形態1の図9と同様の工程を
経た後、図17に示すように、ベース電極23aを形成
する。ここで、ベース電極用ポリシリコン23をエッチ
ングする際に、コレクタウォール8表面がポリシリコン
23の膜厚以上エッチングされる。
【0091】以下、実施の形態1の図11乃至図14と
同様の工程を経て、図18に示すような半導体装置を形
成する。
【0092】このように、本実際の形態においては、C
MOSトランジスタのゲート電極13形成時には、バイ
ポーラトランジスタのコレクタ領域60a上にも積層膜
13a、13bを形成するので、コレクタ領域60a上
がゲート電極13形成時のドライエッチングにさらされ
てダメージを受けることはなく、また、このときのコレ
クタウォール8表面の基板掘れがなくなる。
【0093】さらに、CMOSトランジスタのサイドウ
ォール19形成時のエッチングダメージがコレクタウォ
ール8上に入ることがなく、また、このときのコレクタ
ウォール8表面の基板掘れがなくなる。
【0094】したがって、実施の形態1と同様の効果に
加え、実施の形態1よりもコレクタウォール8上のコン
タクトホール33のアスペクト比が小さくなり、容易に
コンタクトホール33のエッチングを行なうことができ
るようになる。
【0095】実施の形態3.以下に、この発明の実施の
形態3について、図19乃至図22に基づいて説明す
る。図19乃至図22はこの発明の実施の形態3におけ
る半導体装置の製造方法を工程順に示す要部断面図であ
る。
【0096】本実施の形態においては、例えば、前述の
実施の形態1の図1乃至図6に示される工程まで同様に
製造する。次に、図19に示すように、CMOSトラン
ジスタ形成61、62上およびバイポーラトランジスタ
のコレクタ領域60a上を覆い隠すように、CVD酸化
膜40をパターニングする。
【0097】次に、図20に示すように、バイポーラト
ランジスタ形成領域60bを覆い隠すように形成されて
いる積層膜13a、13bを除去する。この時、バイポ
ーラトランジスタのコレクタ領域60a上にCVD酸化
膜40が形成されているので、コレクタウォール8表面
がエッチングされず基板掘れがない。
【0098】次に、実施の形態1に示した図9と同様の
工程を経た後、図21に示すようにベース電極23aを
形成する。ここで、ベース電極用ポリシリコン23をエ
ッチングする際、CVD酸化膜40が形成されているの
で、コレクタウォール8表面がエッチングされず基板掘
れがなくなる。
【0099】以下、実施の形態1と同様の図11乃至図
14と同様の工程を経て、図22に示すような半導体装
置を形成する。
【0100】このように、本実際の形態においては、バ
イポーラトランジスタのコレクタ領域60a上を覆い隠
すようにCVD酸化膜40が形成されているので、バイ
ポーラトランジスタ形成領域60b上の積層膜13a、
13bを除去する際、さらに、ベース電極23a及びエ
ミッタ電極26aを形成する際、及び、ベース電極の側
壁酸化膜25を形成する際、コレクタウォール8表面が
エッチングされず、基板掘れがなくなる。
【0101】したがって、実施の形態1に示した効果に
加え、実施の形態1よりもコレクタウォール8上のアス
ペクト比が小さくなり、さらに容易にコンタクトホール
33のエッチングを行なうことができるようになる。
【0102】実施の形態4.以下に、この発明の実施の
形態4について、図23及び図24に基づいて説明す
る。図23及び図24はこの発明の実施の形態4におけ
る半導体装置の製造方法を工程順に示す要部断面図であ
る。本実施の形態においては、例えば、前述の実施の形
態1の図1乃至図6に示される工程まで同様に製造す
る。
【0103】次に、実施の形態1の図7に示す工程と同
様に、CVD酸化膜40を堆積する。ここでは、図23
に示すように、バイポーラトランジスタのエミッタ/ベ
ース領域60b以外の領域を覆い隠すように、CVD酸
化膜40をパターニングする。
【0104】次に、バイポーラトランジスタ形成領域6
0b上に形成領域60bを覆い隠すように形成されてい
る積層膜13a、13bを除去する。この時、バイポー
ラトランジスタのコレクタ領域60a上にCVD酸化膜
40が形成されているのでコレクタウォール8表面がエ
ッチングされず基板掘れがない。
【0105】以下、実施の形態1の図9乃至図14と同
様の工程を経て、図24に示されるような半導体装置を
形成する。
【0106】このように、本実際の形態においては、バ
イポーラトランジスタのエミッタ/ベース領域60b以
外の領域がCVD酸化膜40で覆われているので、バイ
ポーラトランジスタのエミッタ/ベース領域60b上の
積層膜13a、13bを除去する際、さらに、ベース電
極23a及びエミッタ電極26aを形成する際、及び、
ベース電極の側壁酸化膜25を形成する際、コレクタウ
ォール8表面がエッチングされず基板掘れがなくなる。
【0107】したがって、実施の形態1の効果に加え、
コレクタウォール8上のコンタクトホール33のアスペ
クト比が小さくなり、容易にコンタクトホール33のエ
ッチングを行なうことができるようになる。
【0108】実施の形態5.以下に、この発明の実施の
形態5について、図25乃至図27に基づいて説明す
る。図25乃至図27はこの発明の実施の形態5におけ
る半導体装置の製造方法を工程順に示す要部断面図であ
る。本実施の形態においては、例えば、前述の実施の形
態1の図1乃至図6に示される工程まで同様に製造す
る。
【0109】次に、実施の形態1の図7に示す工程と同
様に、CVD酸化膜40を堆積する。ここでは、図25
に示すように、バイポーラトランジスタのエミッタ/ベ
ース領域60b以外の領域を、CVD酸化膜40で覆い
隠すようにCVD酸化膜40をパターニングする。
【0110】次に、バイポーラトランジスタ形成領域6
0b上に形成領域60bを覆い隠すように形成されてい
る積層膜13s、13bを除去する。この時、バイポー
ラトランジスタのコレクタ領域60a上にCVD酸化膜
40が形成されているのでコレクタウォール8表面がエ
ッチングされず基板掘れがない。
【0111】次に、実施の形態1の図9と同様の工程を
経た後、図26に示すように、ベース電極23aを形成
する。この時、ベース電極23a周辺部がCVD酸化膜
40上に乗り上がるように形成する。この時も、バイポ
ーラトランジスタのコレクタ領域60a上にCVD酸化
膜40が形成されているので、コレクタウォール8表面
がエッチングされず基板掘れがない。
【0112】以下、実施の形態1の図11乃至図14と
同様の工程を経て、図27に示すような半導体装置を形
成する。
【0113】このように、本実際の形態においては、バ
イポーラトランジスタのエミッタ/ベース領域60b以
外の領域がCVD酸化膜40で覆われているので、バイ
ポーラトランジスタ形成領域60b上の積層膜13a、
13bを除去する際、さらに、ベース電極23a及びエ
ミッタ電極26aを形成する際、及び、ベース電極の側
壁酸化膜25を形成する際、コレクタウォール8表面が
エッチングされず、基板掘れがなくなる。
【0114】したがって、実施の形態1の効果に加え、
コレクタウォール8上のコンタクトホール33のアスペ
クト比が小さくなり、容易にコンタクトホール33のエ
ッチングを行なうことができるようになる。
【0115】さらに、ベース電極23a周辺部がCVD
酸化膜40上に乗り上がるように形成されているので、
CMOSトランジスタ形成時における酸化膜のエッチン
グ等による、フィールド酸化膜7の膜厚の減少を抑制で
き、そのため、素子分離性能の劣化を防止できる。
【0116】実施の形態6.以下に、この発明の実施の
形態6について、図28及び図29に基づいて説明す
る。図28及び図29はこの発明の実施の形態6におけ
る半導体装置の製造方法を工程順に示す要部断面図であ
る。本実施の形態においては、例えば、前述の実施の形
態1の図1乃至図12に示される工程まで同様に製造す
る。
【0117】次に、実施の形態1の図13に示す工程と
同様にして、バイポーラトランジスタのエミッタ電極2
6aを形成するが、このとき、図28に示すように、コ
レクタ領域60a上にも、エミッタ電極形成用の積層膜
26を用いてコレクタ電極26bを形成する。
【0118】次に、実施の形態1の図14と同様の工程
を経て、図29に示すような半導体装置を形成する。こ
こで、実施の形態1の代わりに、実施の形態2のプロセ
スを適用しても良い。
【0119】本実際の形態においては、CMOSトラン
ジスタのサイドウォール19形成時及びベース電極のサ
イドウォール25形成時に、コレクタウォール8表面の
基板が掘れていても、加えて、バイポーラトランジスタ
形成領域60b上の積層膜13a、13bを除去する際
及びベース電極23aを形成する際、コレクタウォール
8表面がエッチングされ基板が掘れていても、バイポー
ラトランジスタのコレクタウォール8表面上にエミッタ
電極膜の積層膜26からなるコレクタ電極26bが形成
されているので、掘れた深さを高く補正できる。
【0120】したがって、実施の形態1又は2の効果に
加え、コレクタウォール8上のコンタクトホール33の
アスペクト比が小さくなり、容易にコンタクトホール3
3のエッチングを行なうことができるようになる。
【0121】実施の形態7.以下に、この発明の実施の
形態7について、図30に基づいて説明する。図30は
この発明の実施の形態7における半導体装置の製造方法
の一工程を示す要部断面図である。実施の形態7は、実
施の形態1の製造プロセスに、実施の形態6と同様に、
バイポーラトランジスタのエミッタ電極26aを形成す
る際に、コレクタ領域60a上にもエミッタ電極膜の積
層膜26からなるコレクタ電極26bを形成するプロセ
スを適用したものである。
【0122】本実施の形態では、CMOSトランジスタ
のサイドウォール19形成時に、コレクタウォール8表
面はエッチングされ基板は掘られるが、一般に、酸化膜
のドライエッチングにおいては、シリコンに対するエッ
チングの選択比が大きい条件、即ち、(酸化膜エッチン
グレート/シリコンエッチングレ−ト)が大きい条件に
あるので、このような条件を使用すれば基板掘れ量を少
なくすることができる。
【0123】しかし、バイポーラトランジスタ形成領域
60b上の積層膜13a、13bを除去する際、さら
に、ベース電極23aを形成する際、コレクタウォール
8表面がエッチングされ基板が掘られる。
【0124】ゲート電極13側面のサイドウォール19
形成時の基板掘れ量がほとんど無視できるレベルにあれ
ば、コレクタウォール8表面の基板掘れ量tcは、ほぼ
ゲート電極形成用の積層膜13a、13bの膜厚t3
と、ベース電極23aのエッチング時のオ−バ−エッチ
ング量t4を合わせた膜厚になる。一般に、オ−バ−エ
ッチング量t4はベース電極23a膜厚t2より大きく
することはない。よって、エミッタ電極膜厚t1をt2
+t3の膜厚又はそれより厚い膜厚に設定することによ
り、コレクタ電極26bの上表面の高さをCMOSトラ
ンジスタのソース・ドレイン領域15、17より高く補
正できることになる。
【0125】このように、実施の形態1の効果に加え、
コレクタウォール8上のコンタクトホール33のアスペ
クト比を、ソース/ドレイン領域15、17上のコンタ
クトホール33のアスペクト比より小さくすることがで
きるので、ソース・ドレイン領域15、17上のコンタ
クトホール33のアスペクト比を考慮するだけで良くな
り、容易にコンタクトホール33のエッチングを行なう
ことができるようになる。
【0126】実施の形態8.以下に、この発明の実施の
形態8について、図31に基づいて説明する。図31は
この発明の実施の形態8における半導体装置の製造方法
の一工程を示す要部断面図である。実施の形態8は、実
施の形態2の製造プロセスに、実施の形態6と同様に、
バイポーラトランジスタのエミッタ電極26aを形成す
る際に、コレクタ領域60a上にもエミッタ電極膜の積
層膜26からなるコレクタ電極26bを形成するプロセ
スを適用したものである。
【0127】この場合、バイポーラトランジスタのコレ
クタ領域60a上にも積層膜13a、13bを形成した
ので、CMOSトランジスタのサイドウォール19形成
時および積層膜13a、13b除去時に、コレクタウォ
ール8の表面が掘られることはなく、ベース電極23a
を形成する時のみ、コレクタウォール8表面がエッチン
グされ基板が掘られる。
【0128】この場合、コレクタウォール8表面の基板
掘れ量tcは、ベース電極23aエッチング時のオ−バ
−エッチング量t4になる。一般にオ−バ−エッチング
量はベース電極23a膜厚t2より多くすることはな
い。よって、エミッタ電極膜厚t1をベース電極23a
膜厚t2と同じか又はそれより厚い膜厚に設定すること
により、コレクタ電極26bの上表面の高さをCMOS
トランジスタのソース/ドレイン領域15、17より高
く補正できる。
【0129】したがって、実施の形態2の効果に加え、
コレクタウォール8上のコンタクトホール33のアスペ
クト比を、ソース/ドレイン領域15、17上のコンタ
クトホール33のアスペクト比より小さくすることがで
きるので、ソース/ドレイン領域15、17上のコンタ
クトホール33のアスペクト比を考慮するだけで良くな
り、容易にコンタクトホール33のエッチングを行なう
ことができるようになる。
【0130】実施の形態9.以下に、この発明の実施の
形態9について、図32に基づいて説明する。図32は
この発明の実施の形態9における半導体装置の製造方法
の一工程を示す要部断面図である。実施の形態9は実施
の形態6の製造プロセスを応用したものだが、その特徴
は、コレクタウォール8の幅t5をエミッタ電極膜厚t
6の2倍以下に設定したことである。
【0131】この場合、CMOSトランジスタのサイド
ウォール19形成時にコレクタウォール8表面の基板が
掘れていても、バイポーラトランジスタ形成領域60上
の積層膜13a、13bを除去する際、さらに、ベース
電極23aを形成する際、コレクタウォール8表面がエ
ッチングされ基板が掘れていても、バイポーラトランジ
スタのコレクタウォール8上に形成された溝(基板50
の凹部)にエミッタ電極膜26が完全に埋め込まれるの
で、コレクタ領域60aにおける上記掘れた溝を無くす
ことができる。
【0132】さらに、この場合、コレクタウォール8上
のコンタクトホール33の深さが、CMOSトランジス
タのソース/ドレイン領域15、17上のコンタクトホ
ール33の深さよりも浅くなるので、コレクタウォール
8上のアスペクト比がソース/ドレイン領域15、17
よりも小さくなり、容易にコンタクトホール33のエッ
チングを行なうことができるようになる。
【0133】したがって、実施の形態1又は2の効果に
加え、コレクタウォール8上のアスペクト比を、ソース
/ドレイン領域15、17上のコンタクトホール33の
アスペクト比よりも小さくできるので、容易にコンタク
トホール33のエッチングを行なうことができる。
【0134】実施の形態10.以下に、この発明の実施
の形態10について、図33に基づいて説明する。図3
3はこの発明の実施の形態10における半導体装置の製
造方法の一工程を示す要部断面図である。実施の形態1
0は実施の形態6の製造プロセスを適用したもので、コ
レクタウォール8上の電極膜(コレクタ電極)26bを
フィールド酸化膜7上に延在させ、この電極膜26bへ
のコンタクトホール33をフィールド酸化膜7上に形成
したものである。
【0135】本実施の形態においては、コレクタウォー
ル8表面の基板掘れに依存せず、常にコレクタ電極26
bに開口するコンタクトホール33の深さを一定に保つ
ことができ、ソース/ドレイン領域15、17上のコン
タクトホール33の深さよりも浅くすることができるの
で、ソース/ドレイン領域15、17の場合よりも小さ
いアスペクト比がえられ、そのため、容易にコンタクト
ホール33のエッチングを行なうことができる。
【0136】したがって、実施の形態1又は2の効果に
加え、フィールド酸化膜7上のアスペクト比を、ソース
/ドレイン領域15、17上のコンタクトホール33の
アスペクト比よりも小さくできるので、容易にコンタク
トホール33のエッチングを行なうことができる。
【0137】実施の形態11.以下に、この発明の実施
の形態11について、図34乃至図37に基づいて説明
する。図34乃至図37はこの発明の実施の形態11に
おける半導体装置の製造方法を工程順に示す要部断面図
である。本実施の形態においては、例えば、前述の実施
の形態1の図1乃至図8に示される工程まで同様に製造
する。
【0138】次に、図34に示すように、全面にポリシ
リコン23を例えば100nm程度堆積した後、全面に
P型ポリシリコン抵抗の抵抗値を決める為のP型不純物
71の注入を行なう。具体的には、例えば、BF2 +イオ
ンを注入エネルギー約40KeV、注入量約4×1013
cm-2で注入する。
【0139】次に、図35に示すように、フォトレジス
トパターン42をマスクとして、P型ポリシリコン抵抗
となる部分に注入されぬように、上記ポリシリコン23
にP型不純物72を注入する。具体的には、例えば、B
2 +イオンを注入エネルギー約40KeV、注入量約4
×1015cm-2で注入する。このP型不純物72の注入
と前工程のP型不純物71の注入をあわせて、ベース電
極23aへの注入量を決定している。
【0140】なお、外部ベース領域24bは、P型不純
物71、72の注入工程以降の熱処理で、ベース電極2
3aから不純物を拡散させて形成しているので、この2
回のP型不純物71、72の注入工程は、外部ベース領
域24bを決定するものでもある。
【0141】次に、図36に示すように、全面にCVD
酸化膜22を例えば300nm程度堆積したあと、フォ
トレジストパターン41をマスクとしてドライエッチン
グを行い、バイポーラトランジスタのベース電極23a
とポリシリコン抵抗43を同時に形成する。以降、実施
の形態1の図11乃至図14と同様の工程を経て、図3
7に示すような半導体装置を形成する。
【0142】このように、ポリシリコン抵抗43の形成
工程はベース電極23aの形成工程を兼ねているので、
従来例と比べ、ポリシリコンドライエッチ工程が一工程
少なくなる。また、ポリシリコン堆積工程も一回で済む
ので、従来例に比べ工程数が少なく抵抗素子を形成でき
る。
【0143】以上のように、本実施の形態においては、
実施の形態1の効果に加え、ドライエッチング工程を減
へらすことにより、基板表面に与えるダメージを減らす
ことができ、常に安定した良好な電気的特性が得られる
効果がある。さらに、ポリシリコン堆積工程も減るので
工程数削減効果がある。
【0144】尚、本実施の形態は他の実施の形態の全て
に適用可能であり、上記の効果が各々の実施の形態の効
果に加わることとなる。
【0145】実施の形態12.以下に、この発明の実施
の形態12について、図38乃至図41に基づいて説明
する。図38乃至図41はこの発明の実施の形態12に
おける半導体装置の製造方法を工程順に示す要部断面図
である。本実施の形態においては、例えば、前述の実施
の形態1の図1乃至図8に示される工程まで同様に製造
する。
【0146】次に、図38に示すように、全面にポリシ
リコン23を例えば100nm程度堆積した後、P型不
純物71を注入する。具体的には、例えば、BF2 +イオ
ンを注入エネルギー約40KeV、注入量約4×1013
cm-2で注入する。ここでの注入は、第2のP型ポリシ
リコン抵抗45bの抵抗値を決定するためのものであ
り、抵抗値にあわせた注入量、注入エネルギーで注入す
る必要がある。
【0147】次に、図39に示すように、フォトレジス
トパターン44をマスクとして、第2のP型ポリシリコ
ン抵抗が形成される領域に注入されぬように、P型不純
物72を注入する。このP型不純物72と前工程のP型
不純物71の注入をあわせて、ベース電極23aへの注
入を決定している。ここでは、この2回のP型不純物注
入71、72により不純物濃度が規定されたポリシリコ
ン23の一部を、第1のP型ポリシリコン抵抗45aと
して使用できる。
【0148】次に、図40に示すように、全面にCVD
酸化膜22を例えば300nm程度堆積したあと、フォ
トレジストパターン41をマスクとしてドライエッチン
グを行い、バイポーラトランジスタのベース電極23a
とポリシリコン抵抗45a、45bを形成する。
【0149】以降、実施の形態1の図11乃至図14と
同様の工程を経て、図41に示すような半導体装置を形
成する。
【0150】本実施の形態においては、ベース電極23
aの形成工程は、P型ポリシリコン抵抗45a、45b
の形成工程を兼ねているので、実施の形態11による効
果に加えて、さらなるドライエッチング工程の追加をす
ることなく、2種類のポリシリコン抵抗を同時に形成で
きる効果を有する。加えて、高集積化できる効果も有す
る。本実施の形態においては、2種類のポリシリコン抵
抗を形成しているが、これに限るものではなく、注入量
の増加、マスクの位置の調節等により、さらに多種類の
抵抗を形成することが可能となる。
【0151】尚、本実施の形態は他の実施の形態全てに
適用でき、上記の効果が各々の実施の形態の効果に加わ
ることとなる。
【0152】実施の形態13.以下に、この発明の実施
の形態13について、図42乃至図44に基づいて説明
する。図42乃至図44はこの発明の実施の形態13に
おける半導体装置の製造方法を工程順に示す要部断面図
である。本実施の形態においては、例えば、前述の実施
の形態1の図1乃至図11に示される工程まで同様に製
造する。
【0153】次に、図42に示すように、エミッタ電極
の側壁酸化膜25形成後、全面にポリシリコン26を例
えば100nm程度堆積し、全面にN型ポリシリコン抵
抗47の抵抗値を決める為のN型不純物73の注入を行
う。具体的には、例えば、As+イオンを注入エネルギ
ー約50KeV、注入量約4×1013cm-2で注入す
る。
【0154】次に、図43に示すように、フォトレジス
トパターン46をマスクとして、N型ポリシリコン抵抗
47が形成される部分に注入されぬように、N型不純物
74を注入する。具体的には、例えば、As+イオンを
注入エネルギー約50KeV、注入量約1×1016cm
-2で注入する。
【0155】このN型不純物74と前工程のN型不純物
73の注入をあわせて、エミッタ電極26aへの注入量
を決定している。なお、エミッタ領域27は、N型不純
物74の注入工程以降の熱処理で、エミッタ電極26a
から不純物を拡散させて形成しているので、この2回の
N型不純物73、74の注入はエミッタ領域27の不純
物濃度を決定するものでもある。
【0156】続いて、図44に示すように、熱処理を行
いN型不純物を拡散させ、全面にCVD酸化膜28を例
えば300nm程度堆積したあと、フォトレジストパタ
ーン29をマスクとしてドライエッチングを行い、バイ
ポーラトランジスタのエミッタ電極26aとポリシリコ
ン抵抗47を形成する。その後、前述の実施の形態1の
図14と同様の工程を経て、半導体装置を形成する。
【0157】このように、ポリシリコン抵抗47の形成
工程はエミッタ電極26aの形成工程を兼ねているの
で、従来例と比べ、ポリシリコンドライエッチ工程が一
工程少なくなる。また、ポリシリコン堆積工程も一回で
済むので、従来例に比べ工程数が少なく抵抗素子を形成
できる。
【0158】以上のように、実施の形態1の効果に加
え、ドライエッチング工程を減らすことにより、基板表
面に与えるダメージを減らすことができ、常に安定した
良好な特性が得られる効果がある。さらに、ポリシリコ
ン堆積工程も減るので工程数削減効果がある。
【0159】尚、本実施の形態は他の実施の形態全てに
適用でき、上記の効果が各々の実施の形態の効果に加わ
ることとなる。
【0160】実施の形態14.以下に、この発明の実施
の形態14について、図45乃至図47に基づいて説明
する。図45乃至図47はこの発明の実施の形態14に
おける半導体装置の製造方法を工程順に示す要部断面図
である。本実施の形態においては、例えば、前述の実施
の形態1の図1乃至図11に示される工程まで同様に製
造する。
【0161】次に、図45に示すように、エミッタ側壁
酸化膜25形成後、全面にポリシリコン26を例えば1
00nm程度堆積し、全面に第2のN型ポリシリコン抵
抗49bを決める為のN型不純物73の注入を行なう。
具体的には、例えば、As+イオンを注入エネルギー約
50KeV、注入量約4×1013cm-2で注入する。こ
こでの注入は、第2のN型ポリシリコン抵抗49bを決
定するためのもので、抵抗値にあわせた注入量、注入エ
ネルギーで注入する必要がある。
【0162】次に、図46に示すように、フォトレジス
トパターン48をマスクとして、第2のN型ポリシリコ
ン抵抗49bが形成される部分に注入されぬように、N
型不純物74を注入する。このN型不純物74と前工程
のN型不純物73の注入をあわせて、エミッタ電極26
aへの注入を決定している。ここでは、この2回のN型
不純物73、74の注入により不純物濃度が規定された
ポリシリコン26を、第1のN型ポリシリコン抵抗49
aとして使用できる。
【0163】続いて、図47に示すように、熱処理を行
いN型不純物を拡散させ、全面にCVD酸化膜28を例
えば300nm程度堆積したあと、フォトレジストパタ
ーン29をマスクとしてドライエッチングを行い、バイ
ポーラトランジスタのエミッタ電極26aとポリシリコ
ン抵抗49a、49bを形成する。その後、前述の実施
の形態1の図14と同様の工程を経て、半導体装置を形
成する。
【0164】本実施の形態においては、エミッタ電極2
6aの形成工程はN型ポリシリコン抵抗49a、49b
の形成工程を兼ねているので、実施の形態13による効
果に加え、さらなるドライエッチング工程の追加がな
く、2種類のポリシリコン抵抗を同時に形成できる効果
がある。また、高集積化できる効果もある。
【0165】本実施の形態においては、2種類のポリシ
リコン抵抗を形成しているが、これに限るものではな
く、注入量の増加、マスクの位置の調節等により、さら
に多種類の抵抗を形成することが可能となる。
【0166】尚、本実施の形態は他の実施の形態全てに
適用でき、上記の効果が各々の実施の形態の効果に加わ
ることとなる。
【0167】実施の形態15.以下に、この発明の実施
の形態15について、図48乃至図51に基づいて説明
する。図48、図49(a)、図50、図51はこの発
明の実施の形態15における半導体装置の製造方法を工
程順に示す要部断面図である。又、図49(b)は、図
49(a)におけるエミッタ/ベース領域の周囲を拡大
した要部断面図である。本実施の形態においては、例え
ば、前述の実施の形態1の図1乃至図9に示される工程
まで同様に製造する。
【0168】次に、図48に示すように、全面にCVD
酸化膜22を例えば200nm程度堆積したあと、フォ
トレジストパターンをマスクとしてドライエッチングを
行い、バイポーラトランジスタのベース電極23aを形
成する。
【0169】次に、図49(a)に示すように、全面に
CVD酸化膜を例えば200nm程度堆積したあと、酸
化膜ドライエッチングを行い、ベース電極側壁に側壁酸
化膜25を形成する。次に、真性ベース領域24a形成
用のP型不純物75の注入を行う。具体的には、例え
ば、BF2 +イオンを注入エネルギー約10KeV、注入
量約6×1013cm-2で注入する。
【0170】次に、図50に示すように、全面にポリシ
リコン26を例えば100nm程度堆積した後、N型不
純物67を注入する。
【0171】続いて、図51に示すように、熱処理を行
いN型不純物を拡散させ、全面にCVD酸化膜28を例
えば300nm程度堆積したあと、フォトレジストパタ
ーン29をマスクとしてドライエッチングを行い、バイ
ポーラトランジスタのエミッタ電極26aを形成する。
その後、前述の実施の形態1の図14と同様の工程を経
て、半導体装置を形成する。
【0172】本実施の形態は、エミッタ開口後に真性ベ
−ス領域24aと外部ベース領域24bをつなぐ注入を
行わず、ベース電極23aからのP型不純物の拡散と真
性ベ−ス領域24aからのP型不純物の拡散のみで、真
性ベ−ス領域24aと外部ベース領域24bをつなぐも
のである。図49(b)に示すように、エミッタ開口部
E1内の側壁酸化膜25を形成後に、真性ベ−ス注入7
5を行い、側壁酸化膜25形成時のシリコン基板の掘れ
d1によるバイポーラトランジスタ特性のばらつきを低
減したものでる。
【0173】このように、本実施の形態においては、実
施の形態1で得られる効果の他に、エミッタ開口部E1
内の側壁酸化膜25を形成後、真性ベース注入75を行
うことにより、エミッタ/ベース領域27、24の濃度
プロファイルのばらつきを低減でき、バイポーラトラン
ジスタの電気的特性のばらつきを低減させる効果があ
る。
【0174】尚、本実施の形態は他の実施の形態全てに
適用でき、上記の効果が各々の実施の形態の効果に加わ
ることとなる。
【0175】実施の形態16.以下に、この発明の実施
の形態16について、図52乃至図55に基づいて説明
する。図52、図53(a)、図54、図55はこの発
明の実施の形態16における半導体装置の製造方法を工
程順に示す要部断面図である。又、図53(b)は、図
53(a)におけるエミッタ/ベース領域の周囲を拡大
した要部断面図である。本実施の形態においては、例え
ば、前述の実施の形態1の図1乃至図9に示される工程
まで同様に製造する。
【0176】次に、図52に示すように、全面にCVD
酸化膜22を例えば200nm程度堆積したあと、フォ
トレジストパターンをマスクとしてドライエッチングを
行い、バイポーラトランジスタのベース電極23aを形
成する。この時、ベース電極23aとシリコン基板とが
連続的に形成されているため、エミッタ開口時にシリコ
ン基板が若干掘られる(深さd2、図53(b)参
照)。
【0177】続いて、真性ベース領域24aと外部ベー
ス領域24bを接続するためのP型不純物76の注入を
行う。具体的には、例えば、BF2 +イオンを注入エネル
ギー約10KeV、注入量約3×1013cm-2で注入す
る。
【0178】次に、図53(a)に示すように、全面に
CVD酸化膜を例えば200nm程度堆積したあと酸化
膜ドライエッチングを行い、エミッタ開口部E1内のベ
ース電極23a側壁に側壁酸化膜25を形成する。この
場合もシリコン基板が若干掘れてしまう(深さd1、図
53(b)参照)。続いて、真性ベース領域形成用のP
型不純物77の注入を行う。具体的には、例えば、BF
2 +イオンを注入エネルギー約10KeV、注入量約3×
1013cm-2で注入する。
【0179】次に、図54に示すように、全面にポリシ
リコン26を例えば100nm程度堆積した後、N型不
純物67を注入する。
【0180】続いて、図55に示すように、熱処理を行
いN型不純物を拡散させ、全面にCVD酸化膜28を例
えば300nm程度堆積したあと、フォトレジストパタ
ーン29をマスクとしてドライエッチングを行い、バイ
ポーラトランジスタのエミッタ電極26aを形成する。
その後、前述の実施の形態1の図14と同様の工程を経
て、半導体装置を形成する。
【0181】本実施の形態は、図53(b)に示すよう
に、エミッタ開口後に真性ベ−ス領域24aと外部ベー
ス領域24bをつなぐイオン76の注入を行い、エミッ
タ開口時の基板掘れd2による、真性ベ−ス領域24a
と外部ベース領域24bの接続部の濃度プロファイルの
ばらつきを減らし、さらに、エミッタ開口部E1内の側
壁酸化膜25を形成した後、真性ベ−ス注入77を行
い、側壁酸化膜25形成時のシリコン基板の掘れd1に
よるエミッタ/ベース領域27、24の濃度プロファイ
ルのばらつきを低減したものである。
【0182】このように、本実施の形態においては、実
施の形態1で得られる効果の他に、エミッタ形成領域上
を開口した後、即ちベース電極23aの形成後、ベース
注入を2回に分けて行うことにより、実施の形態15よ
りもベース領域24の幅や濃度のばらつきを低減でき、
バイポーラトランジスタの電気的特性のばらつきを低減
させる効果がある。
【0183】尚、本実施の形態は他の実施の形態全てに
適用でき、上記の効果が各々の実施の形態の効果に加わ
ることとなる。
【0184】実施の形態17.以下に、この発明の実施
の形態17について、図56乃至図60に基づいて説明
する。図56乃至図60はこの発明の実施の形態17に
おける半導体装置の製造方法を工程順に示す要部断面図
である。
【0185】まず、P型シリコン基板本体1上にN+型
のコレクタ埋め込層2、N+型埋め込層3、P+型埋め
込層4、及びP+型下面分離領域5を形成した後、それ
らの上面にN型のエピタキシャル層6を形成して、半導
体基板50を形成する。続いて、基板50表面にフィー
ルド酸化膜7を形成し、その後、N+型コレクタウォー
ル領域8、N型ウエル9、P型ウエル10、及びP型の
分離領域11をそれぞれ形成する。
【0186】次に、図56に示すように、バイポーラト
ランジスタの形成領域60、PMOSトランジスタの形
成領域61、及びNMOSトランジスタの形成領域62
を含む基板50上に、ゲート酸化膜12を形成したあ
と、ゲート電極となるポリシリコン膜13cを例えば2
50nm程度堆積する。続いて、このポリシリコン膜1
3cをパターニングして、CMOSトランジスタ形成領
域61、62上にゲート電極13を形成するとともに、
バイポーラトランジスタのエミッタ/ベース形成領域6
0b上を覆い隠すように当該ポリシリコン膜13cを残
存させる。
【0187】続いて、実施の形態1の図3乃至図13と
同様の工程を経て、図57に示すように、バイポーラト
ランジスタのエミッタ電極26aまでを形成する。
【0188】次に、図58に示すように、酸化膜ドライ
エッチを行いエミッタ電極26a、外部ベース引出し電
極23a、コレクタウォール8、CMOSトランジスタ
のソ−ス/ドレイン領域15、17、及びゲート電極1
3上の酸化膜22、28、40を除去する。この時、上
記ドライエッチングにより、フィールド酸化膜7も大き
く膜減りする。
【0189】次に、図59に示すように、全面に例えば
Co等の金属膜を堆積して、数回のランプアニールを行
うことにより、シリコン及びポリシリコン上に金属シリ
サイド膜51を形成する。その後、金属膜を除去するこ
とにより、シリコン及びポリシリコン上のみに金属シリ
サイド膜51が残る。
【0190】次に、図60に示すように、層間絶縁膜3
2を形成後、エミッタ電極26a、外部ベース引出し電
極23−b、コレクタウォール8、ソ−ス/ドレイン領
域15、17、及びゲート電極13上の層間絶縁膜32
にコンタクトホール33を開口し、コンタクトホール3
3内に例えばタングステン等の金属膜34を埋め込み、
続いてその上面に例えばアルミニウム配線等の金属配線
35を形成することにより、半導体装置を形成する。
【0191】このように、本実施の形態においては、実
施の形態1で示したエッチングダメージの防止効果の他
に、CMOSトランジスタ形成領域61、62周辺部の
フィールド酸化膜7は保護膜により覆われていたので、
とくにそこでのフィールド酸化膜7の膜減り量が減少
し、PMOSトランジスタのソ−ス/ドレイン領域15
とNMOSトランジスタのソ−ス/ドレイン領域17
が、金属シリサイド51でつながりショートするなどの
不都合を防止することができる。
【0192】そのうえ、バイポーラトランジスタのエミ
ッタ電極26a、外部ベース引出し電極23a、コレク
タウォール8、CMOSトランジスタのソ−ス/ドレイ
ン領域15、17、及びゲート電極13上に金属シリサ
イド膜51が形成されているので、寄生抵抗が少ない、
駆動性能、高速性能の優れたバイポーラトランジスタ及
びCMOSトランジスタを、安定して形成できる効果が
ある。
【0193】尚、本実施の形態に実施の形態2を適用し
てもよく、その場合においても上記の効果が得られる。
【0194】実施の形態18.以下に、この発明の実施
の形態18について、図61乃至図64に基づいて説明
する。図61乃至図64はこの発明の実施の形態18に
おける半導体装置の製造方法を工程順に示す要部断面図
である。まず、実施の形態3に示した方法と同様の方法
を用いて、図61に示すように、エミッタ電極26aの
パターニングまでを行なう。
【0195】次に、図62に示すように、酸化膜ドライ
エッチを行いエミッタ電極26a、外部ベース引出し電
極23a、コレクタウォール8、CMOSトランジスタ
のソ−ス/ドレイン領域15、17、及びゲート電極1
3上の酸化膜22、28、40を除去する。この時、フ
ィールド酸化膜7も大きく膜減りする。
【0196】次に、図63に示すように、全面に例えば
Co等の金属膜を堆積して、数回のランプアニールを行
うことにより、シリコン及びポリシリコン上に金属シリ
サイド膜51を形成する。その後、金属膜を除去するこ
とにより、シリコン及びポリシリコン上のみに金属シリ
サイド膜51が残る。
【0197】次に、図64に示すように、層間絶縁膜3
2を形成後、エミッタ電極26a、外部ベース引出し電
極23a、コレクタウォール8、ソ−ス/ドレイン領域
15、17、及びゲート電極13上の層間絶縁膜32に
コンタクトホール33を開口後、コンタクトホール33
内に例えばタングステン等の金属膜34を埋め込み、続
いてその上面に例えばアルミニウム配線等の金属配線3
5を形成することにより、半導体装置を形成する。
【0198】このように、本実施の形成においては、実
施の形態3及び実施の形態17で示した効果の他に、コ
レクタウォール8周辺部でのフィールド酸化膜7の膜減
り量が減少するため、バイポーラトランジスタのコレク
タウォール領域8とP型分離領域11が、金属シリサイ
ド51でつながり、コレクター基板間がリークする不良
を防止することができる。
【0199】そのうえで、バイポーラトランジスタのエ
ミッタ電極26a、外部ベース引出し電極23a、コレ
クタウォール8、CMOSトランジスタのソ−ス/ドレ
イン領域15、17、及びゲート電極13上に金属シリ
サイド膜51が形成されるので、寄生抵抗の少ない、駆
動性能、高速性能の優れたバイポーラトランジスタ及び
CMOSトランジスタを、常に安定して形成できること
になる。
【0200】実施の形態19.以下に、この発明の実施
の形態19について、図65乃至図68に基づいて説明
する。図65乃至図68はこの発明の実施の形態19に
おける半導体装置の製造方法を工程順に示す要部断面図
である。まず、実施の形態4に示した方法と同様の方法
を用いて、図65に示すように、エミッタ電極26aの
パターニングまでを行なう。
【0201】次に、図66に示すように、酸化膜ドライ
エッチを行い、エミッタ電極26a、外部ベース引出し
電極23a、コレクタウォール8、CMOSトランジス
タのソ−ス/ドレイン領域15、17、及びゲート電極
13上の酸化膜22、28、40を除去する。
【0202】本実施の形態19においては、保護膜(す
なわち、CVD酸化膜)40が、バイポーラトランジス
タのエミッタ/ベース領域60b以外の領域の全てに形
成されているため、エミッタ/ベース領域60b以外で
のフィールド酸化膜7の膜減りは、実施の形態17の場
合に比べ大きく減少する。
【0203】次に、図67に示すように、全面に例えば
Co等の金属膜を堆積して、数回のランプアニールを行
うことにより、シリコン及びポリシリコン上に金属シリ
サイド膜51を形成する。その後、金属膜を除去するこ
とにより、シリコン及びポリシリコン上のみに金属シリ
サイド膜51が残る。
【0204】次に、図68に示すように、層間絶縁膜3
2を形成後、エミッタ電極26a、外部ベース引出し電
極23a、コレクタウォール8、ソ−ス/ドレイン領域
15、17、及びゲート電極13上の層間絶縁膜32に
コンタクトホール33を開口後、コンタクトホール33
内に例えばタングステン等の金属膜34を埋め込み、続
いて、その上面に例えばアルミニウム配線等の金属配線
35を形成することにより、半導体装置を形成する。
【0205】このように、本実施の形態においては、実
施の形態4及び17で示した効果の他に、エミッタ/ベ
ース領域60b以外の領域全てでフィールド酸化膜7の
膜減り量が減少し、金属シリサイド51に起因したショ
ートなどの不都合を大きく防止することができる。
【0206】そのうえで、バイポーラトランジスタのエ
ミッタ電極26a、外部ベース引出し電極23a、コレ
クタウォール8、CMOSトランジスタのソ−ス/ドレ
イン領域15、17、及びゲート電極13上に、それぞ
れ金属シリサイド膜51が形成されているので、寄生抵
抗の少ない、駆動性能、高速性能の優れたバイポーラト
ランジスタ及びCMOSトランジスタを、常に安定して
形成できる効果がある。
【0207】実施の形態20.以下に、この発明の実施
の形態20について、図69及び図70に基づいて説明
する。図69及び図70はこの発明の実施の形態20に
おける半導体装置の製造方法を工程順に示す要部断面図
である。まず、実施の形態5に示した方法と同様の方法
を用いて、エミッタ電極26aのパターニングまでを行
なう。
【0208】次に、図69に示すように、酸化膜ドライ
エッチを行い、エミッタ電極26a、外部ベース引出し
電極23a、コレクタウォール8、CMOSトランジス
タのソ−ス/ドレイン領域15、17、及びゲート電極
13上の酸化膜22、28,40を除去する。
【0209】このとき、本実施の形態20においては、
フィールド酸化膜7上の保護膜(すなわち、CVD酸化
膜)40に重なるようにベース電極23aが形成されて
おり、全領域での大きなフィールド酸化膜7の膜減り
は、実施の形成17などに比べ大きく減少する。
【0210】次に、全面に例えばCo等の金属膜を堆積
して、数回のランプアニールを行うことにより、シリコ
ン及びポリシリコン上に金属シリサイド膜51を形成す
る。その後、金属膜を除去することによりシリコン及び
ポリシリコン上のみに金属シリサイド膜51が残る。
【0211】次に、図70に示すように、層間絶縁膜3
2を形成後、エミッタ電極26a、外部ベース引出し電
極23a、コレクタウォール8、ソ−ス/ドレイン領域
15、17、ゲート電極13上の層間絶縁膜32にコン
タクトホール33を開口し、コンタクトホール33内に
例えばタングステン等の金属膜34を埋め込み、続い
て、その上面に例えばアルミニウム配線等の金属配線3
5を形成することにより半導体装置を形成する。
【0212】このように、本実施の形態においては、実
施の形態5及び17で示した効果に加えて、全ての領域
のフィールド酸化膜7の膜減り量を減少することがで
き、金属シリサイド51に起因したショートなどの不都
合を大きく防止することができる。
【0213】そのうえで、バイポーラトランジスタのエ
ミッタ電極26a、外部ベース引出し電極26b、コレ
クタウォール8、CMOSトランジスタのソ−ス/ドレ
イン領域15、17、及びゲート電極13上に、金属シ
リサイド膜51が形成されているので、寄生抵抗の少な
い、駆動性能、高速性能の優れたバイポーラトランジス
タ及びCMOSトランジスタを、常に安定して形成でき
るという効果を有する。
【0214】実施の形態21.以下に、この発明の実施
の形態21について、図71乃至図74に基づいて説明
する。図71乃至図74はこの発明の実施の形態21に
おける半導体装置の製造方法を工程順に示す要部断面図
である。
【0215】まず、実施の形態6に示した方法と同様な
方法を用いて、図71に示すように、エミッタ電極26
aの形成と、コレクタ領域60a上にもエミッタ電極と
同じ電極膜を用いてコレクタ電極26bの形成を行な
う。
【0216】次に、図72に示すように、酸化膜ドライ
エッチを行い、エミッタ電極26a、外部ベース引出し
電極23a、コレクタウォール8上の電極膜26b、C
MOSトランジスタのソ−ス/ドレイン領域15、1
7、及びゲート電極13上の酸化膜22、28、40を
除去する。
【0217】次に、図73に示すように、全面に例えば
Co等の金属膜を堆積して、数回のランプアニールを行
うことにより、シリコン及びポリシリコン上に金属シリ
サイド膜51を形成する。その後、金属膜を除去するこ
とにより、シリコン及びポリシリコン上のみに金属シリ
サイド膜51が残る。
【0218】次に、図74に示すように、層間絶縁膜3
2を形成後、エミッタ電極26a、外部ベース引出し電
極23a、コレクタウォール電極26b、ソ−ス/ドレ
イン領域15、17、及びゲート電極13上の層間絶縁
膜32にコンタクトホール33を開口し、コンタクトホ
ール33内に例えばタングステン等の金属膜34を埋め
込み、続いて、その上面に例えばアルミニウム配線等の
金属配線35を形成することにより、半導体装置を形成
する。
【0219】このように、本実施の形態21では、実施
の形態6及び17で示した効果に加えて、バイポーラト
ランジスタのコレクタウォール8表面上に形成された基
板掘れ補正用の電極膜26b上にも、特に工程数を増や
すことなく金属シリサイド膜51を形成できる。したが
って、コレクタウォール8上のアスペクト比が小さく、
容易にコンタクトホール33のエッチングを行なうこと
ができ、さらに寄生抵抗の少ない、駆動性能、高速性能
の優れたバイポーラトランジスタ及びCMOSトランジ
スタを、常に安定して形成できる効果がある。
【0220】本実施の形態21で示した金属シリサイド
膜51の形成プロセスは、実施の形態7、8、9及び1
0にも同様に適用できる。従って、この場合、実施の形
態7、8、9及び10に示された効果のほかに、さらに
寄生抵抗の少ない、駆動性能、高速性能の優れたバイポ
ーラトランジスタ及びCMOSトランジスタを、常に安
定して形成できる効果がえられる。
【0221】実施の形態22.以下に、この発明の実施
の形態22について、図75乃至図78に基づいて説明
する。図75乃至図78はこの発明の実施の形態22に
おける半導体装置の製造方法を工程順に示す要部断面図
である。ここで、図75(a)〜図78(a)は、金属
シリサイド膜を表面に形成していないトランジスタの形
成領域を示す要部断面図であり、図75(b)〜図78
(b)は、金属シリサイド膜を表面に形成したトランジ
スタの形成領域を示す要部断面図である。
【0222】まず、実施の形態18に示した方法と同様
の方法を用いて、バイポーラトランジスタ形成領域6
0、CMOSトランジスタ形成61、62含むシリコン
上にゲート酸化膜12を形成したあと、ゲート電極とな
るポリシリコン膜13cを例えば250nm程度堆積す
る。
【0223】続いて、このポリシリコン膜13cをパタ
ーニングして、CMOSトランジスタ形成領域61、6
2上にゲート電極13を形成するとともに、バイポーラ
トランジスタのエミッタ/ベース形成領域60b上を覆
い隠すように当該ポリシリコン膜13cを残存させる。
【0224】続いて、実施の形態11、12、13及び
14のいずれかの製造プロセスを用いて、ポリシリコン
抵抗52を形成する。ここではポリシリコン抵抗を1種
類形成した場合を示している。また、実施の形態3で示
したコレクタウォール8上にも、CVD酸化膜40を形
成するプロセス例を示している。
【0225】このようにして、図75に示すように、バ
イポーラトランジスタのエミッタ電極26aまで形成し
たあと、金属シリサイド膜51を形成しないトランジス
タ形成領域にレジスト膜53を形成する。このとき、抵
抗52上の酸化膜78表面の一部にも上記レジスト膜5
3を形成しておく。
【0226】次に、図76に示すように、酸化膜ドライ
エッチを行い、金属シリサイド膜51を形成しないトラ
ンジスタ形成領域のみに酸化膜22、28、40が残る
ようにする。このとき、抵抗52上にも酸化膜78の一
部が残る。
【0227】次に、図77に示すように、全面に例えば
Co等の金属膜を堆積して、数回のランプアニールを行
うことにより、シリコン及びポリシリコン上に金属シリ
サイド膜51を形成する。その後、金属膜を除去するこ
とによりシリコン及びポリシリコン上のみに金属シリサ
イド膜51が残る。
【0228】次に、図78に示すように、層間絶縁膜3
2を形成後、エミッタ電極26a、外部ベース引出し電
極23a、コレクタウォール電極8、ソ−ス/ドレイン
領域15、17、及びゲート電極13上の層間絶縁膜3
2に、コンタクトホール33を開口し、コンタクトホー
ル33内に例えばタングステン等の金属膜34を埋め込
み、続いてその上面に例えばアルミニウム配線等の金属
配線35を形成することにより、半導体装置を形成す
る。
【0229】ここで、本実施の形態22においては実施
の形態18を適用し説明しているが、実施の形態17、
19、20又は21のいずれにも適用することが可能で
ある。
【0230】このように、本実施の形態においては、実
施の形態17、18、19、20又は21や実施の形態
11、12、13又は14にて示した効果のほかに、金
属シリサイド膜51を形成したトランジスタと、してい
ないトランジスタとをつくり分けることができる。
【0231】尚、本実施の形態22には、実施の形態1
5又は16にて示したベース注入方法を適用することが
でき、上記の効果が各々の実施の形態の効果に加わるこ
ととなる。
【0232】実施の形態23.以下に、この発明の実施
の形態23について、図79乃至図83に基づいて説明
する。図79乃至図83はこの発明の実施の形態23に
おける半導体装置の製造方法を工程順に示す要部断面図
である。まず、実施の形態17に示した方法と同様の方
法を用いて、図79に示すように、バイポーラトランジ
スタのエミッタ電極26aまで形成する。
【0233】次に、図80に示すように、酸化膜ドライ
エッチを行い、エミッタ電極26a、外部ベース引出し
電極23a、コレクタウォール8、ソ−ス/ドレイン領
域15、17、及びゲート電極13上の酸化膜22、2
8、40を除去する。
【0234】続いて、図81に示すように、全面にCV
D酸化膜を例えば100nm程度堆積する。その後、全
面酸化膜ドライエッチを行ない、エミッタ電極26aの
側面に、側壁酸化膜54を形成する。
【0235】次に、図82に示すように、全面に例えば
Co等の金属膜を堆積して、数回のランプアニールを行
うことにより、シリコン及びポリシリコン上に金属シリ
サイド膜51を形成する。その後、金属膜を除去するこ
とにより、シリコン及びポリシリコン上のみに金属シリ
サイド膜51が残る。
【0236】次に、図83に示すように、層間絶縁膜3
2を形成後、エミッタ電極26a、外部ベース引出し電
極23a、コレクタウォール8、ソ−ス/ドレイン領域
15、17、及びゲート電極13上の層間絶縁膜32に
コンタクトホール33を開口し、コンタクトホール33
内に例えばタングステン等の金属膜を埋め込み、続い
て、その上面に例えばアルミニウム配線等の金属配線3
5を形成することにより、半導体装置を形成する。
【0237】このように、本実施の形態においては、実
施の形態17にて示した効果の他に、エミッタ電極26
aと外部ベース引出し電極23a間に側壁酸化膜54が
形成されているので、エミッタ電極26aと外部ベース
引出し電極23a間の距離が長くなり、エミッタ電極2
6aと外部ベース引出し電極23a間が、金属シリサイ
ド51でつながりショートするなどの不都合を防止する
ことができる。
【0238】尚、本実施の形態23は、実施の形態1
8、19、20又は21にも適用することができ、各々
の実施の形態の効果に加えて、上記のエミッタ電極26
aと外部ベース引出し電極23a間のショート不良を防
止する効果が加わることとなる。
【0239】実施の形態24.以下に、この発明の実施
の形態24について、図84及び図85に基づいて説明
する。図84及び図85はこの発明の実施の形態24に
おける半導体装置の製造方法を工程順に示す要部断面図
である。
【0240】まず、実施の形態17に示した方法と同様
の方法を用いて、バイポーラトランジスタのエミッタ電
極26aまで形成したあと、図84に示すように、全面
にCVD酸化膜55を例えば100nm程度堆積する。
【0241】次に、図85に示すように、酸化膜ドライ
エッチを行い、エミッタ電極26a、外部ベース引出し
電極23a、コレクタウォール8、ソ−ス/ドレイン領
域15、17、及びゲート電極13上の酸化膜22、2
8、40を除去する。このとき、エミッタ電極側壁に側
壁酸化膜54が形成される。以下、実施の形態23の図
82及び図83と同様の工程を経て、半導体装置を形成
する。
【0242】このように、本実施の形態においては、実
施の形態23で示した効果の他に、エミッタ電極26a
の側面に側壁酸化膜54を形成する酸化膜ドライエッチ
工程を、1回の工程でおこなうことができ、工程の削減
を図ることができるという利点を有する。
【0243】尚、本実施の形態24は実施の形態18、
19、20又は21にも適用することができ、各々の実
施の形態の効果のほかに、上記のエミッタ電極26aの
側面に側壁酸化膜54を形成する酸化膜ドライエッチ工
程を、1回の工程でおこなうことができる効果が得られ
る。
【0244】実施の形態25.以下に、この発明の実施
の形態25について、図86乃至図90に基づいて説明
する。図86乃至図90はこの発明の実施の形態25に
おける半導体装置の製造方法を工程順に示す要部断面図
である。ここで、図88(a)〜図90(a)は、金属
シリサイド膜を表面に形成していないトランジスタの形
成領域を示す要部断面図であり、図88(b)〜図90
(b)は、金属シリサイド膜を表面に形成したトランジ
スタの形成領域を示す要部断面図である。
【0245】まず、実施の形態22に示す方法と同様の
方法を用いて、実施の形態22の図75(b)と同様
に、図86に示すように、バイポーラトランジスタのエ
ミッタ電極26aまでを形成する。
【0246】次に、図87に示すように、酸化膜ドライ
エッチを行い、エミッタ電極26a、外部ベース引出し
電極23a、コレクタウォール8、ソ−ス/ドレイン領
域15、17、及びゲート電極13上の酸化膜22、2
8、40を除去する。
【0247】続いて、図88に示すように、全面にCV
D酸化膜55を例えば100nm程度堆積し、金属シリ
サイド膜51を形成しないトランジスタ形成領域にレジ
スト膜53を形成する。
【0248】次に、図89に示すように、酸化膜ドライ
エッチを行ない、エミッタ電極26aの側面に側壁酸化
膜54を形成する。
【0249】以下、実施の形態22の図77、78と同
様の工程を経て、金属シリサイド膜51の形成、層間絶
縁膜32の形成、例えばアルミニウム配線等の金属配線
35の形成を行ない、図90に示すように半導体装置を
形成する。
【0250】このように、本実施の形態25において
は、実施の形態22で示した効果のほかに、エミッタ電
極26aと外部ベース引出し電極23a間に側壁酸化膜
54が形成されているので、エミッタ電極26aと外部
ベース引出し電極23a間の距離が長くなり、エミッタ
電極26aと外部ベース引出し電極23a間が、金属シ
リサイド51でつながり、ショートするなどの不都合を
防止することが可能となる。
【0251】実施の形態26.以下に、この発明の実施
の形態26について、図91乃至図93に基づいて説明
する。図91乃至図93はこの発明の実施の形態26に
おける半導体装置の製造方法を工程順に示す要部断面図
である。ここで、図92(a)〜図93(a)は、金属
シリサイド膜を表面に形成していないトランジスタの形
成領域を示す要部断面図であり、図92(b)〜図93
(b)は、金属シリサイド膜を表面に形成したトランジ
スタの形成領域を示す要部断面図である。
【0252】まず、実施の形態22に示す方法と同様の
方法を用いて、実施の形態22の図75(b)と同様
に、図91に示すように、バイポーラトランジスタのエ
ミッタ電極26aまでを形成する。
【0253】次に、図92に示すように、全面にCVD
酸化膜56を例えば100nm程度堆積し、金属シリサ
イド膜51を形成しないトランジスタ形成領域にレジス
ト膜53を形成する。このとき、抵抗52上のCVD酸
化膜56表面の一部にも上記レジスト膜53を形成して
おく。
【0254】次に、図93に示すように、酸化膜ドライ
エッチを行い、金属シリサイド膜51を形成しないトラ
ンジスタの形成領域に、酸化膜が残るようにすることと
同時に、エミッタ電極26aの側面に側壁酸化膜54を
形成する。このとき、抵抗52上にもCVD酸化膜56
の一部が残存する。
【0255】以下、実施の形態22の図77、78と同
様の工程を経て、金属シリサイド膜51の形成、層間絶
縁膜32の形成、例えばアルミニウム配線等の金属配線
35の形成を行ない、半導体装置を形成する。
【0256】このように、本実施の形態は、実施の形態
25で示した効果のほかに、エミッタ電極26aの側面
に側壁酸化膜54を形成するための酸化膜ドライエッチ
工程を、1回の工程でおこなうことができ、そのため、
製造工程の削減を図ることが可能となるという効果を有
する。
【0257】実施の形態27.以下に、この発明の実施
の形態27について、図94乃至図98に基づいて説明
する。図94乃至図98はこの発明の実施の形態27に
おける半導体装置の製造方法を工程順に示す要部断面図
である。本実施の形態は、コレクタウォール上にフィー
ルド酸化膜上に延在するポリシリコン膜を形成して、抵
抗としての役割も兼ねたコレクタ電極を形成するもので
ある。
【0258】まず、実施の形態13に示した製造方法と
同様の方法を用いて、全面にN型ポリシリコン26を堆
積するまで行う。次に、図94に示すように、基板の全
面に、N型のポリシリコン抵抗59の抵抗値を決定する
ためのN型の不純物73の注入を行なう。具体的には、
例えば、As+イオンを注入エネルギー約50KeV、
注入量約4×1013cm-2で注入する。
【0259】その後、図95に示すように、フォトレジ
ストパターン57をマスクとして、N型ポリシリコン抵
抗に注入されぬようにN型不純物74を注入する。具体
的には、例えば、As+イオンを注入エネルギー約50
KeV、注入量約1×1016cm-2で注入する。
【0260】このN型不純物74と前工程のN型不純物
73の注入をあわせて、エミッタ電極26aへの注入を
決定している。なお、エミッタ領域27は、エミッタ電
極26aからN型不純物を、注入以降の熱処理で拡散さ
せているので、この2回のN型不純物73、74の注入
は、エミッタ領域27を決定するためのものでもある。
【0261】以降、実施の形態13と同様の図44の工
程を経て、バイポーラトランジスタのエミッタ電極26
aを形成する。ここで、図96に示すように、コレクタ
ウォール8上にも抵抗素子となるポリシリコン膜59を
パターニングする。
【0262】次に、実施の形態22と同様にして、図9
7に示すように、コレクタウォール8上の抵抗素子部分
に、酸化膜28が残るようにレジストマスク58をパタ
ーニングする。
【0263】以下、図98に示すように、実施の形態2
2と同様にして、酸化膜ドライエッチングを行ない、金
属シリサイド膜51の形成、層間絶縁膜32の形成、例
えばアルミニウム配線等の金属配線35の形成を順次行
ない、半導体装置を形成する。
【0264】ここで、実施の形態2で示したようなバイ
ポーラトランジスタのエミッタ/ベース形成領域60b
およびコレクタ領域60a上にも積層膜13a、13b
をパターニングする方法も適用できる。また、本実施の
形態27に、実施の形態25又は26のエミッタ電極側
壁に側壁酸化膜54を形成するプロセスや、実施の形態
15又は16のベース注入方法等も適用できる。
【0265】このように、本実施の形態においては、実
施の形態1の効果に加えて、ポリシリコン抵抗59の形
成工程が、エミッタ電極26a形成工程を兼ねているの
で、ポリシリコンドライエッチ工程が一工程少なくな
る。また、ポリシリコン堆積工程も一回で済むので、工
程数が少なく抵抗素子を形成できるという効果を有す
る。
【0266】また、本実施の形態においては、コレクタ
ウォール表面の基板掘れが大きくなっても、コレクタウ
ォール8上のコンタクトホール33は、フィールド酸化
膜7上の抵抗素子59端に形成することになるので、ア
スペクト比が大きくなることはない。
【0267】さらに、コレクタウォール8上に形成した
ポリシリコン59を、抵抗素子としてそのまま利用でき
るので、別々に抵抗素子とバイポーラトランジスタとを
形成する場合に比べて、両者の素子面積を小さくでき、
高集積化することが可能になる。
【0268】
【発明の効果】本発明における半導体装置の製造方法
は、バイポーラトランジスタ及びMOSトランジスタを
半導体基板の同一主面に形成する半導体装置の製造方法
において、上記半導体基板主面の上記バイポーラトラン
ジスタが形成される領域及び上記MOSトランジスタが
形成される領域の上に、上記MOSトランジスタのゲー
ト電極の形成材料を堆積する工程と、上記ゲート電極の
形成材料をパターニングして、上記ゲート電極を形成す
るとともに、上記バイポーラトランジスタが形成される
領域上に上記材料を残存させる工程と、上記半導体基板
主面の上記MOSトランジスタが形成される領域の上に
保護膜を堆積する工程と、上記MOSトランジスタが形
成される領域を上記保護膜にて覆った状態で、上記バイ
ポーラトランジスタのベース及びエミッタ電極を形成す
る工程とを含むので、MOSトランジスタの形成時のエ
ッチングダメージが、バイポーラトランジスタが形成さ
れる領域に及ぶことを防止することができ、かつ、バイ
ポーラトランジスタの形成時のエッチングダメージが、
MOSトランジスタが形成される領域に及ぶことを防止
することができるという効果を有する。又、MOSトラ
ンジスタが形成される領域を上記保護膜にて覆っている
ので、分離酸化膜の露出部分が減少し、そのため、トラ
ンジスタ形成時の酸化膜のエッチングなどによる当該分
離酸化膜の膜厚の減少を抑制でき、素子分離性能の劣化
を防止できるという効果も有する。
【0269】又、バイポーラトランジスタが形成される
領域上にゲート電極の形成材料を残存させた状態で、上
記ゲート電極の側面にサイドウォールを形成する工程を
含むので、さらに、ゲート電極の側面にサイドウォール
を形成する時のエッチングダメージが、バイポーラトラ
ンジスタが形成される領域に及ぶことを防止することが
できる。
【0270】又、上記ベース電極を形成する工程におい
て、当該ベース電極を保護膜上に延在するように形成す
ることを特徴とするので、分離酸化膜の露出部分がさら
に減少し、そのため、トランジスタ形成時の酸化膜のエ
ッチングなどによる当該分離酸化膜の膜厚の減少を抑制
でき、素子分離性能の劣化を防止できるという効果を有
する。
【0271】又、MOSトランジスタが形成される領域
を保護膜にて覆った状態においては、半導体基板主面の
バイポーラトランジスタのコレクタ領域も上記保護膜に
て覆っていることを特徴とするので、エミッタ及びベー
ス電極の形成時のエッチングダメージが、MOSトラン
ジスタが形成される領域及びコレクタ領域に及ぶことを
防止することができるという効果を有する。
【0272】又、上記エミッタ電極を形成する工程は、
バイポーラトランジスタのエミッタ領域が形成される領
域及びコレクタ領域上に、上記エミッタ電極の形成材料
を堆積する工程と、上記エミッタ電極の形成材料をパタ
ーニングして、上記エミッタ電極を形成するとともに、
上記コレクタ領域上に上記材料からなるコレクタ電極を
形成する工程とを含むことを特徴とするので、コレクタ
電極とその上層に形成される配線とを接続するためのコ
ンタクトホールのアスペクト比を、低減することが可能
となるという効果を有する。
【0273】又、上記エミッタ電極の形成材料を堆積す
る工程において、当該エミッタ電極の形成材料を、ベー
ス電極の膜厚と同じか又はそれよりも厚い膜厚となるよ
うに堆積することを特徴とするので、コレクタ電極とそ
の上層に形成される配線とを接続するためのコンタクト
ホールのアスペクト比を、低減することが可能となると
いう効果を有する。
【0274】又、上記エミッタ電極の形成材料を堆積す
る工程において、当該エミッタ電極の形成材料を、コレ
クタ領域の幅の半分に等しいか又はそれよりも厚い膜厚
となるように堆積することを特徴とするので、コレクタ
電極とその上層に形成される配線とを接続するためのコ
ンタクトホールのアスペクト比を、低減することが可能
となるという効果を有する。
【0275】又、上記コレクタ電極を形成する工程にお
いて、当該コレクタ電極をコレクタ領域近傍の分離酸化
膜上に延在するように形成することを特徴とするので、
コレクタ電極とその上層に形成される配線とを接続する
ためのコンタクトホールのアスペクト比を、低減するこ
とが可能となるという効果を有する。
【0276】又、コレクタ電極の分離酸化膜上に延在す
る部分を、抵抗素子として用いることを特徴とするの
で、上記抵抗素子の形成にかかる工程数の削減を図るこ
とができ、かつ、抵抗素子とバイポーラトランジスタと
の距離を縮めることができるので、素子の高集積化を実
現できるという効果を有する。
【0277】又、上記エミッタ電極を形成する工程は、
バイポーラトランジスタのエミッタ領域が形成される領
域及び半導体基板主面に形成された分離酸化膜の上に、
上記エミッタ電極の形成材料を堆積する工程と、上記エ
ミッタ電極の形成材料をパターニングして、上記エミッ
タ電極を形成するとともに、上記分離酸化膜上に上記材
料からなる抵抗素子を形成する工程とを含むことを特徴
とするので、上記抵抗素子の形成にかかる工程数の削減
を図ることができるという効果を有する。
【0278】又、上記ベース電極を形成する工程は、バ
イポーラトランジスタのベース領域が形成される領域及
び半導体基板主面に形成された分離酸化膜の上に、上記
ベース電極の形成材料を堆積する工程と、上記ベース電
極の形成材料をパターニングして、上記ベース電極を形
成するとともに、上記分離酸化膜上に上記材料からなる
抵抗素子を形成する工程とを含むことを特徴とするの
で、上記抵抗素子の形成にかかる工程数の削減を図るこ
とができるという効果を有する。
【0279】又、上記電極を形成する工程は、電極の形
成材料を堆積する工程と上記電極の形成材料をパターニ
ングする工程との間に、上記電極の形成材料の所望の位
置にイオンを注入する工程を複数工程含むことを特徴と
するので、さらに、複数の抵抗値の異なる抵抗素子を形
成できるという効果を有する。
【0280】又、上記ベース電極を形成する工程は、バ
イポーラトランジスタのベース領域が形成される領域上
に上記ベース電極の形成材料を堆積する工程と、上記ベ
ース電極の形成材料をパターニングする工程と、上記パ
ターニングされた材料の側面にサイドウォールを形成す
る工程と、上記サイドウォールをマスクとして半導体基
板の主面にイオンを注入する工程とを含むことを特徴と
するので、エミッタ/ベース領域の濃度プロファイルの
制御ができ、バイポーラトランジスタの電気的特性のば
らつきを抑えることができるという効果を有する。
【0281】又、上記ベース電極を形成する工程は、バ
イポーラトランジスタのベース領域が形成される領域上
に上記ベース電極の形成材料を堆積する工程と、上記ベ
ース電極の形成材料をパターニングする工程と、上記パ
ターニングされた材料をマスクとして半導体基板の主面
にイオンを注入する工程と、上記パターニングされた材
料の側面にサイドウォールを形成する工程と、上記サイ
ドウォールをマスクとして上記半導体基板の主面に再度
イオンを注入する工程とを含むことを特徴とするので、
エミッタ/ベース領域の濃度プロファイルの制御がで
き、バイポーラトランジスタの電気的特性のばらつきを
抑えることができるという効果を有する。
【0282】又、保護膜をエッチングし半導体基板主面
の一部を露出させる工程と、上記露出した基板主面の一
部にシリサイド膜を形成する工程とを含むので、トラン
ジスタの寄生抵抗を低減でき、かつ、駆動性能及び高速
性能を向上することができる。
【0283】又、保護膜をエッチングする工程とシリサ
イド膜を形成する工程との間に、エミッタ電極の側面に
サイドウォールを形成する工程を含むので、シリサイド
膜のはい上がりを抑制でき、そのため、電極間のショー
トを防止できるという効果を有する。
【0284】又、上記保護膜をエッチングし半導体基板
主面の一部を露出させる工程は、エミッタ電極を覆うよ
うにサイドウォールの形成材料を堆積する工程と、上記
保護膜とサイドウォールの形成材料を同時にエッチング
し、半導体基板主面の一部を露出させるとともにエミッ
タ電極の側面にサイドウォールを形成する工程を含むこ
とを特徴とするので、シリサイド膜のはい上がりを抑制
でき、電極間のショートを防止でき、かつ、上記サイド
ウォール形成に要する工程数を削減できるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における半導体装置
の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における半導体装置
の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1における半導体装置
の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1における半導体装置
の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1における半導体装置
の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態1における半導体装置
の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態1における半導体装置
の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態1における半導体装置
の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態1における半導体装置
の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態1における半導体装
置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態1における半導体装
置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図12】 この発明の実施の形態1における半導体装
置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図13】 この発明の実施の形態1における半導体装
置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図14】 この発明の実施の形態1における半導体装
置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図15】 この発明の実施の形態2における半導体装
置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図16】 この発明の実施の形態2における半導体装
置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図17】 この発明の実施の形態2における半導体装
置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図18】 この発明の実施の形態2における半導体装
置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図19】 この発明の実施の形態3における半導体装
置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図20】 この発明の実施の形態3における半導体装
置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図21】 この発明の実施の形態3における半導体装
置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図22】 この発明の実施の形態3における半導体装
置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図23】 この発明の実施の形態4における半導体装
置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図24】 この発明の実施の形態4における半導体装
置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図25】 この発明の実施の形態5における半導体装
置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図26】 この発明の実施の形態5における半導体装
置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図27】 この発明の実施の形態5における半導体装
置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図28】 この発明の実施の形態6における半導体装
置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図29】 この発明の実施の形態6における半導体装
置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図30】 この発明の実施の形態7における半導体装
置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図31】 この発明の実施の形態8における半導体装
置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図32】 この発明の実施の形態9における半導体装
置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図33】 この発明の実施の形態10における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図34】 この発明の実施の形態11における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図35】 この発明の実施の形態11における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図36】 この発明の実施の形態11における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図37】 この発明の実施の形態11における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図38】 この発明の実施の形態12における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図39】 この発明の実施の形態12における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図40】 この発明の実施の形態12における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図41】 この発明の実施の形態12における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図42】 この発明の実施の形態13における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図43】 この発明の実施の形態13における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図44】 この発明の実施の形態13における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図45】 この発明の実施の形態14における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図46】 この発明の実施の形態14における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図47】 この発明の実施の形態14における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図48】 この発明の実施の形態15における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図49】 この発明の実施の形態15における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図50】 この発明の実施の形態15における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図51】 この発明の実施の形態15における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図52】 この発明の実施の形態16における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図53】 この発明の実施の形態16における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図54】 この発明の実施の形態16における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図55】 この発明の実施の形態16における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図56】 この発明の実施の形態17における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図57】 この発明の実施の形態17における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図58】 この発明の実施の形態17における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図59】 この発明の実施の形態17における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図60】 この発明の実施の形態17における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図61】 この発明の実施の形態18における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図62】 この発明の実施の形態18における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図63】 この発明の実施の形態18における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図64】 この発明の実施の形態18における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図65】 この発明の実施の形態19における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図66】 この発明の実施の形態19における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図67】 この発明の実施の形態19における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図68】 この発明の実施の形態19における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図69】 この発明の実施の形態20における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図70】 この発明の実施の形態20における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図71】 この発明の実施の形態21における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図72】 この発明の実施の形態21における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図73】 この発明の実施の形態21における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図74】 この発明の実施の形態21における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図75】 この発明の実施の形態22における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図76】 この発明の実施の形態22における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図77】 この発明の実施の形態22における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図78】 この発明の実施の形態22における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図79】 この発明の実施の形態23における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図80】 この発明の実施の形態23における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図81】 この発明の実施の形態23における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図82】 この発明の実施の形態23における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図83】 この発明の実施の形態23における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図84】 この発明の実施の形態24における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図85】 この発明の実施の形態24における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図86】 この発明の実施の形態25における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図87】 この発明の実施の形態25における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図88】 この発明の実施の形態25における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図89】 この発明の実施の形態25における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図90】 この発明の実施の形態25における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図91】 この発明の実施の形態26における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図92】 この発明の実施の形態26における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図93】 この発明の実施の形態26における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図94】 この発明の実施の形態27における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図95】 この発明の実施の形態27における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図96】 この発明の実施の形態27における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図97】 この発明の実施の形態27における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図98】 この発明の実施の形態27における半導体
装置の製造方法を工程順に示す要部断面図である。
【図99】 第1の従来の半導体装置の構造を示す要部
断面図である。
【図100】 バイポーラトランジスタと抵抗素子を備
えたインバータ回路を示す等価回路図である。
【図101】 第1の従来の半導体装置の製造方法を工
程順に示す要部断面図である。
【図102】 第1の従来の半導体装置の製造方法を工
程順に示す要部断面図である。
【図103】 第1の従来の半導体装置の製造方法を工
程順に示す要部断面図である。
【図104】 第1の従来の半導体装置の製造方法を工
程順に示す要部断面図である。
【図105】 第1の従来の半導体装置の製造方法を工
程順に示す要部断面図である。
【図106】 第1の従来の半導体装置の製造方法を工
程順に示す要部断面図である。
【図107】 第1の従来の半導体装置の製造方法を工
程順に示す要部断面図である。
【図108】 第1の従来の半導体装置の製造方法を工
程順に示す要部断面図である。
【図109】 第1の従来の半導体装置の製造方法を工
程順に示す要部断面図である。
【図110】 第1の従来の半導体装置の製造方法を工
程順に示す要部断面図である。
【図111】 第1の従来の半導体装置の製造方法を工
程順に示す要部断面図である。
【図112】 第1の従来の半導体装置の製造方法を工
程順に示す要部断面図である。
【図113】 第1の従来の半導体装置の製造方法を工
程順に示す要部断面図である。
【図114】 第2の従来の半導体装置の構造を示す要
部断面図である。
【図115】 第2の従来の半導体装置の構造を示す要
部断面図である。
【図116】 第2の従来の半導体装置の製造方法を工
程順に示す要部断面図である。
【図117】 第2の従来の半導体装置の製造方法を工
程順に示す要部断面図である。
【図118】 第2の従来の半導体装置の製造方法を工
程順に示す要部断面図である。
【符号の説明】
7 分離酸化膜、 13 ゲート電
極、13a、13b、13c ゲート電極の形成材料、
19 ゲート電極のサイドウォール、 23 ベース電
極の形成材料、23a ベース電極(パターニングされ
たベース電極の形成材料)、25 ベース電極のサイド
ウォール、 26 エミッタ電極の形成材料、26a
エミッタ電極、 26b コレクタ電極、 40
保護膜、43、45a、45b、47、49a、49b
抵抗素子、50 半導体基板、 51 シリサ
イド膜、 52 抵抗素子、54 エミッタ電極の
サイドウォール、55、56 エミッタ電極のサイドウ
ォールの形成材料、59 抵抗素子、 60 バイ
ポーラトランジスタが形成される領域、60a コレク
タ領域、60b エミッタ領域及びベース領域が形成さ
れる領域、61 MOSトランジスタが形成される領
域、71、72、73、74、75、76、77 イオ
ン、tc 基板掘れ量、 ti エミッタ電
極の形成材料の膜厚、t2 ベース電極の膜厚、
t3 ゲート電極の膜厚、t4 ベース電極形成時のオ
ーバーエッチング量、t5 コレクタ領域の幅、
t6 エミッタ電極の形成材料の膜厚。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイポーラトランジスタ及びMOSトラ
    ンジスタを半導体基板の同一主面に形成する半導体装置
    の製造方法において、 上記半導体基板主面の上記バイポーラトランジスタが形
    成される領域及び上記MOSトランジスタが形成される
    領域の上に、上記MOSトランジスタのゲート電極の形
    成材料を堆積する工程と、 上記ゲート電極の形成材料をパターニングして、上記ゲ
    ート電極を形成するとともに、上記バイポーラトランジ
    スタが形成される領域上に上記材料を残存させる工程
    と、 上記半導体基板主面の上記MOSトランジスタが形成さ
    れる領域の上に保護膜を堆積する工程と、 上記MOSトランジスタが形成される領域を上記保護膜
    にて覆った状態で、上記バイポーラトランジスタのベー
    ス及びエミッタ電極を形成する工程とを含む半導体装置
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 バイポーラトランジスタが形成される領
    域上にゲート電極の形成材料を残存させた状態で、上記
    ゲート電極の側面にサイドウォールを形成する工程を含
    む請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 ベース電極を形成する工程において、当
    該ベース電極を保護膜上に延在するように形成すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 MOSトランジスタが形成される領域を
    保護膜にて覆った状態においては、半導体基板主面のバ
    イポーラトランジスタのコレクタ領域も上記保護膜にて
    覆っていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    1項記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 エミッタ電極を形成する工程は、 バイポーラトランジスタのエミッタ領域が形成される領
    域及びコレクタ領域上に、上記エミッタ電極の形成材料
    を堆積する工程と、 上記エミッタ電極の形成材料をパターニングして、上記
    エミッタ電極を形成するとともに、上記コレクタ領域上
    に上記材料からなるコレクタ電極を形成する工程とを含
    むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載
    の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 エミッタ電極の形成材料を堆積する工程
    において、当該エミッタ電極の形成材料を、ベース電極
    の膜厚と同じか又はそれよりも厚い膜厚となるように堆
    積することを特徴とする請求項5記載の半導体装置の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 エミッタ電極の形成材料を堆積する工程
    において、当該エミッタ電極の形成材料を、コレクタ領
    域の幅の半分に等しいか又はそれよりも厚い膜厚となる
    ように堆積することを特徴とする請求項5記載の半導体
    装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 コレクタ電極を形成する工程において、
    当該コレクタ電極をコレクタ領域近傍の分離酸化膜上に
    延在するように形成することを特徴とする請求項5乃至
    7のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 コレクタ電極の分離酸化膜上に延在する
    部分を、抵抗素子として用いることを特徴とする請求項
    8記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 エミッタ電極を形成する工程は、 バイポーラトランジスタのエミッタ領域が形成される領
    域及び半導体基板主面に形成された分離酸化膜の上に、
    上記エミッタ電極の形成材料を堆積する工程と、 上記エミッタ電極の形成材料をパターニングして、上記
    エミッタ電極を形成するとともに、上記分離酸化膜上に
    上記材料からなる抵抗素子を形成する工程とを含むこと
    を特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項記載の半導
    体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 ベース電極を形成する工程は、 バイポーラトランジスタのベース領域が形成される領域
    及び半導体基板主面に形成された分離酸化膜の上に、上
    記ベース電極の形成材料を堆積する工程と、 上記ベース電極の形成材料をパターニングして、上記ベ
    ース電極を形成するとともに、上記分離酸化膜上に上記
    材料からなる抵抗素子を形成する工程とを含むことを特
    徴とする請求項1乃至10のいずれか1項記載の半導体
    装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 電極を形成する工程は、 電極の形成材料を堆積する工程と上記電極の形成材料を
    パターニングする工程との間に、上記電極の形成材料の
    所望の位置にイオンを注入する工程を複数工程含むこと
    を特徴とする請求項10又は11記載の半導体装置の製
    造方法。
  13. 【請求項13】 ベース電極を形成する工程は、 バイポーラトランジスタのベース領域が形成される領域
    上に上記ベース電極の形成材料を堆積する工程と、 上記ベース電極の形成材料をパターニングする工程と、 上記パターニングされた材料の側面にサイドウォールを
    形成する工程と、 上記サイドウォールをマスクとして半導体基板の主面に
    イオンを注入する工程とを含むことを特徴とする請求項
    1乃至12のいずれか1項記載の半導体装置の製造方
    法。
  14. 【請求項14】 ベース電極を形成する工程は、 バイポーラトランジスタのベース領域が形成される領域
    上に上記ベース電極の形成材料を堆積する工程と、 上記ベース電極の形成材料をパターニングする工程と、 上記パターニングされた材料をマスクとして半導体基板
    の主面にイオンを注入する工程と、 上記パターニングされた材料の側面にサイドウォールを
    形成する工程と、 上記サイドウォールをマスクとして上記半導体基板の主
    面に再度イオンを注入する工程とを含むことを特徴とす
    る請求項1乃至12のいずれか1項記載の半導体装置の
    製造方法。
  15. 【請求項15】 保護膜をエッチングし半導体基板主面
    の一部を露出させる工程と、上記露出した基板主面の一
    部にシリサイド膜を形成する工程とを含む請求項1乃至
    14のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 保護膜をエッチングする工程とシリサ
    イド膜を形成する工程との間に、エミッタ電極の側面に
    サイドウォールを形成する工程を含む請求項15記載の
    半導体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 保護膜をエッチングし半導体基板主面
    の一部を露出させる工程は、 エミッタ電極を覆うようにサイドウォールの形成材料を
    堆積する工程と、 上記保護膜とサイドウォールの形成材料を同時にエッチ
    ングし、半導体基板主面の一部を露出させるとともにエ
    ミッタ電極の側面にサイドウォールを形成する工程を含
    むことを特徴とする請求項15記載の半導体装置の製造
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008021746A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 半導体装置の製造方法
JP2008021747A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 半導体装置の製造方法及び半導体装置
JP2011108971A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Renesas Electronics Corp 半導体装置およびその製造方法

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