JPH11162733A - 電磁リニアソレノイド - Google Patents

電磁リニアソレノイド

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JPH11162733A
JPH11162733A JP9323467A JP32346797A JPH11162733A JP H11162733 A JPH11162733 A JP H11162733A JP 9323467 A JP9323467 A JP 9323467A JP 32346797 A JP32346797 A JP 32346797A JP H11162733 A JPH11162733 A JP H11162733A
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linear solenoid
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electromagnetic linear
electromagnetic
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Yoshitaka Ichii
義孝 一井
Yoshio Mitsutake
義雄 光武
Katsuhiro Hirata
勝弘 平田
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動子の移動に伴う電磁吸引力のばらつきを
抑え、均一なストローク特性を有する電磁リニアソレノ
イドを提供する。 【解決手段】 コイル12と、コイル12内に配置され
た磁性材料よりなる固定子14と、固定子14の案内孔
14a内に移動自在に配置される磁性材料よりなる可動
子15と、固定子14と可動子15との間の磁気的引力
に対抗する弾性体16とを備える電磁リニアソレノイド
1において、固定子14若しくは可動子15の一部の磁
気抵抗を変化させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マッサージ機やバ
イブレータの駆動部に用いられる電磁リニアソレノイド
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の電磁リニアソレノイドの側
面断面図である。図9に示すように、従来の電磁リニア
ソレノイド1は、非磁性体の円板状のプレート10と、
ヨーク11と、コイル12と、コイル12内に固着され
る固定子14と、固定子14に対して対向配置されると
ともに、固定子14に設けられた案内孔14aの内壁を
案内とする励磁体からなる可動子15と、可動子15を
負荷力に逆らって固定子14側に付勢する弾性体に相当
するコイルばね16と、可動子15の先端に固定される
非磁性体の棒状のシャフト18とを備える。
【0003】ヨーク11は、珪素鋼や電磁軟鉄などの磁
性金属にて形成した中空の略円柱状のものであり、適宜
手段でプレート10に固定される。
【0004】コイル12は、合成樹脂にて型造されてな
るボビン(図示せず)の外周に、表面を絶縁層にて被覆
された軟銅線を巻回して形成される。コイル12は、ヨ
ーク11に収納されている。
【0005】固定子14は、円筒状の磁性金属製のもの
であり、コイル12の内径に略等しい外径を有する形状
に切削加工等により形成される。固定子14の内方には
後述する可動子15を同軸上に遊嵌する案内孔14aを
有している。
【0006】可動子15は、固定子14の案内孔14a
の内壁を案内として可動する大略円柱状の磁性金属製の
もので、反対側にはリング状の鍔部15aを有してい
る。
【0007】非磁性体の棒状のシャフト18は、可動子
15の固定子側端面の中央に立設しており、プレート1
0を貫通してなり、シャフト18の先端には円板状のば
ね受け19が固着されている。
【0008】コイルばね16は、ステンレス等により形
成されたコイルスプリングであり、シャフト18に貫通
されるとともに、プレート10とばね受け19との間に
介在している。また、シャフト18は、黄銅等の非磁性
体金属材料により形成され、可動子15に固着されてい
る。
【0009】上述のように構成される電磁リニアソレノ
イド1において、コイル12に励磁電流が流れることに
より、可動子15に対して負荷力Fに反する方向に電磁
吸引力が働き、可動子15は電磁吸引力とコイルばね1
6のばね力が平衡する位置まで移動する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のような構成の電
磁リニアソレノイド1にあっては、可動子15のストロ
ークと電磁吸引力との間に図10に示すような関係を有
しており、電磁吸引力の大小差が大きく、不均一なもの
となるという問題点を有している。
【0011】本発明は、上記の問題点に鑑みて成された
ものであり、その目的とするところは、可動子の移動に
伴う電磁吸引力のばらつきを抑え、均一なストローク特
性を有する電磁リニアソレノイドを提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
コイルと、コイル内に配置された磁性材料よりなる固定
子と、固定子の案内孔内に移動自在に配置される磁性材
料よりなる可動子と、固定子と可動子との間の磁気的引
力に対抗する弾性体とを備える電磁リニアソレノイドに
おいて、固定子若しくは可動子の一部の磁気抵抗を変化
させるようにしたことを特徴とするものである。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の電
磁リニアソレノイドにおいて、固定子の外周を切削し、
案内孔の深さによって固定子の断面積が変化するように
したことを特徴とするものである。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2記載の電
磁リニアソレノイドにおいて、固定子の断面積が所定値
以上になるようにしたことを特徴とするものである。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項2又は請求
項3記載の電磁リニアソレノイドにおいて、固定子の外
周に固定子と磁気抵抗の異なる材料を付加するようにし
たことを特徴とするものである。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項4記載の電磁リニアソレノイドにおいて、可動子の一
端に孔を設け、孔の深さによって可動子の断面積が変化
するようにしたことを特徴とするものである。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項5記載の電
磁リニアソレノイドにおいて、可動子の断面積が所定値
以上になるようにしたことを特徴とするものである。
【0018】請求項7記載の発明は、請求項5又は請求
項6記載の電磁リニアソレノイドにおいて、可動子に設
けた孔に可動子と磁気抵抗の異なる材料を付加するよう
にしたことを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
について図1乃至図3に基づいて、第2の実施の形態に
ついて図4に基づいて、第3の実施の形態について図5
に基づいて、第4の実施の形態について図6に基づい
て、第5の実施の形態について図7に基づいて、第6の
実施の形態について図8に基づいて、それぞれ詳細に説
明する。なお、従来の技術において図9を基に説明した
電磁リニアソレノイドと同等の箇所には同じ番号を付
し、その詳しい説明を省略している。
【0020】[第1の実施の形態]図1は第1の実施の
形態に係る電磁リニアソレノイドの側面断面図である。
図2は可動子のストロークと電磁吸引力との関係を表す
グラフである。図3は固定子の拡大断面図である。
【0021】図1に示すように、電磁リニアソレノイド
1は、非磁性体の円板状のプレート10と、ヨーク11
と、コイル12と、コイル12内に固着される固定子1
4と、固定子14に対して対向配置されるとともに、固
定子14に設けられた案内孔14aの内壁を案内とする
励磁体からなる可動子15と、可動子15を負荷力に逆
らって固定子14側に付勢する弾性体に相当するコイル
ばね16と、可動子15の先端に固定される非磁性体の
棒状のシャフト18とを備える。
【0022】図1に示す電磁リニアソレノイド1が、従
来のものと異なり特徴とするのは、以下の構成である。
すなわち、固定子14の上端外周部を切削し、案内孔1
4aの深さによって固定子14の断面積が変化するよう
にしており、本実施の形態では、案内孔14aの開口に
近い程、断面積が小さくなるようにしている。
【0023】案内孔14aの開口外周部を切削したとき
の固定子14と可動子15との電磁吸引力と可動子15
のストローク量との関係を図2に示す。なお、図2にお
いて、例えば、ang=75とは、固定子14の側面断面外周
と案内孔14aの開口面とのなす角度(以下、切削角度
と記載)が75°であることを表している(図3参
照)。
【0024】図2に示すように、切削した部分により磁
気抵抗が大きく増加するため、従来の電磁リニアソレノ
イド(ang=0)の場合と比較して、固定子14方向に生
じる電磁吸引力の最大値は減少するものの、可動子15
の動き始めにおける電磁吸引力は切削角度の増加に伴い
増加する傾向にあることが分かる。従って、例えば、切
削角度を75°にすれば、ストローク特性の極大値と極
小値との差は6.4Kgfから3.0Kgfと小さくなり、不均一な
ストローク特性が改善される。
【0025】本実施の形態のように、固定子14の外周
を切削し、案内孔14aの深さによって固定子14の断
面積が変化するようにし、例えば、切削角度が75°と
なるようにすれば、電磁吸引力発生のための有効磁束を
増加させることが可能となり、磁束方向も可動子が固定
子方向に吸引される方向に働くため、電磁吸引力に大小
差が生じるのを抑え、均一なストローク特性を有する電
磁リニアソレノイドを提供することが可能となる。
【0026】[第2の実施の形態]図4は第2の実施の
形態に係る電磁リニアソレノイドの側面断面図である。
【0027】図4に示すように、電磁リニアソレノイド
1は、非磁性体の円板状のプレート10と、ヨーク11
と、コイル12と、コイル12内に固着される固定子1
4と、固定子14に対して対向配置されるとともに、固
定子14に設けられた案内孔14aの内壁を案内とする
励磁体からなる可動子15と、可動子15を負荷力に逆
らって固定子14側に付勢する弾性体に相当するコイル
ばね16と、可動子15の先端に固定される非磁性体の
棒状のシャフト18とを備える。
【0028】図4に示す電磁リニアソレノイド1が、従
来のものと異なり特徴とするのは、以下の構成である。
すなわち、可動子15の、固定子14と対向接極する側
の一端に孔20を設け、孔20の深さによって可動子1
5の断面積が変化するようにしており、本実施の形態で
は、孔20の開口に近い程、断面積が小さくなるように
している。
【0029】本実施の形態によれば、電磁吸引力発生の
ための有効磁束を増加させることが可能となり、磁束方
向も可動子が固定子方向に吸引される方向に働くため、
電磁吸引力に大小差が生じるのを抑え、可動子15のス
トローク特性を均一にすることが可能になるとともに、
可動子15の軽量化を図ることが可能となり、可動子1
5の応答性を改善することが可能となる。
【0030】[第3の実施の形態]図5は第3の実施の
形態に係る電磁リニアソレノイドの側面断面図である。
【0031】図5に示すように、電磁リニアソレノイド
1は、非磁性体の円板状のプレート10と、ヨーク11
と、コイル12と、コイル12内に固着される固定子1
4と、固定子14に対して対向配置されるとともに、固
定子14に設けられた案内孔14aの内壁を案内とする
励磁体からなる可動子15と、可動子15を負荷力に逆
らって固定子14側に付勢する弾性体に相当するコイル
ばね16と、可動子15の先端に固定される非磁性体の
棒状のシャフト18とを備える。
【0032】図5に示す電磁リニアソレノイド1が、従
来のものと異なり特徴とするのは、以下の構成である。
すなわち、固定子14の上端外周部を切削し、案内孔1
4aの深さによって固定子14の断面積が変化するよう
にするとともに、固定子14と磁気抵抗の異なる材料
(例えば、非磁性部材等)によりなる固定子保護部材2
1を付加し、固定子14と固定子保護部材21とによる
断面積が案内孔14aの深さによらず略一定となるよう
にしている。従って、本実施の形態では、案内孔14a
の開口に近い程、断面積が小さくなるようにしているの
で、固定子14と固定子保護部材21とによる断面積に
おいて、案内孔14aの開口に近くなる程、固定子保護
部材21の断面積に占める割合が増加することになる。
【0033】本実施の形態によれば、電磁吸引力発生の
ための有効磁束を増加させることが可能となり、磁束方
向も可動子が固定子方向に吸引される方向に働くため、
電磁吸引力に大小差が生じるのを抑え、可動子15の不
均一なストローク特性を改善することが可能となるとと
もに、固定子14の切削した部分を固定子保護部材21
により保護することが可能となるので、電磁リニアソレ
ノイド1の作成過程において外部からの衝撃等により、
固定子14外周の破損等を防止することが可能となる。
【0034】[第4の実施の形態]図6は第4の実施の
形態に係る電磁リニアソレノイドの側面断面図である。
【0035】図6に示すように、電磁リニアソレノイド
1は、非磁性体の円板状のプレート10と、ヨーク11
と、コイル12と、コイル12内に固着される固定子1
4と、固定子14に対して対向配置されるとともに、固
定子14に設けられた案内孔14aの内壁を案内とする
励磁体からなる可動子15と、可動子15を負荷力に逆
らって固定子14側に付勢する弾性体に相当するコイル
ばね16と、可動子15の先端に固定される非磁性体の
棒状のシャフト18とを備える。
【0036】図6に示す電磁リニアソレノイド1が、従
来のものと異なり特徴とするのは、以下の構成である。
すなわち、可動子15の、固定子14と対向接極する側
の一端に孔20を設け、孔20の深さによって可動子1
5の断面積が変化するようにするとともに、形成した孔
20に可動子15と磁気抵抗の異なる材料(例えば、非
磁性部材等)によりなる可動子保護部材22を付加した
構成となっている。本実施の形態では、孔20の開口に
近い程、可動子15の断面積は小さく、可動子保護部材
22の断面積は大きくなるようにしている。
【0037】本実施の形態によれば、電磁吸引力発生の
ための有効磁束を増加させることが可能となり、磁束方
向も可動子が固定子方向に吸引される方向に働くため、
電磁吸引力に大小差が生じるのを抑え、可動子15のス
トローク特性を均一にすることが可能となるとともに、
構造上薄肉となる可動子15の開口付近の強度を高める
ことが可能となる。
【0038】[第5の実施の形態]図7は第5の実施の
形態に係る電磁リニアソレノイドの側面断面図である。
【0039】図7に示すように、電磁リニアソレノイド
1は、非磁性体の円板状のプレート10と、ヨーク11
と、コイル12と、コイル12内に固着される固定子1
4と、固定子14に対して対向配置されるとともに、固
定子14に設けられた案内孔14aの内壁を案内とする
励磁体からなる可動子15と、可動子15を負荷力に逆
らって固定子14側に付勢する弾性体に相当するコイル
ばね16と、可動子15の先端に固定される非磁性体の
棒状のシャフト18とを備える。
【0040】図7に示す電磁リニアソレノイド1が、従
来のものと異なり特徴とするのは、以下の構成である。
すなわち、固定子14の上端外周部を切削し、案内孔1
4aの深さによって固定子14の断面積が変化するよう
にしており、本実施の形態では、案内孔14aの開口に
近い程、断面積が小さくなるようにしている。ただし、
固定子14の断面積は所定値以上になるようにしてお
り、例えば、図7に示すように、固定子14の側面断面
は台形形状をなすようにしている。
【0041】本実施の形態のように、固定子14の外周
を切削し、案内孔14aの深さによって固定子14の断
面積が変化するようにすれば、電磁吸引力に大小差が生
じるのを抑え、均一なストローク特性を有する電磁リニ
アソレノイドを提供することが可能となるとともに、固
定子14の断面積が所定値以上になるようにすれば、切
削に伴う固定子14側面の強度低下を防止することが可
能となる。
【0042】[第6の実施の形態]図8は第6の実施の
形態に係る電磁リニアソレノイドの側面断面図である。
【0043】図8に示すように、電磁リニアソレノイド
1は、非磁性体の円板状のプレート10と、ヨーク11
と、コイル12と、コイル12内に固着される固定子1
4と、固定子14に対して対向配置されるとともに、固
定子14に設けられた案内孔14aの内壁を案内とする
励磁体からなる可動子15と、可動子15を負荷力に逆
らって固定子14側に付勢する弾性体に相当するコイル
ばね16と、可動子15の先端に固定される非磁性体の
棒状のシャフト18とを備える。
【0044】図8に示す電磁リニアソレノイド1が、従
来のものと異なり特徴とするのは、以下の構成である。
すなわち、可動子15の、固定子14と対向接極する側
の一端に孔20を設け、孔20の深さによって可動子1
5の断面積が変化するようにしており、本実施の形態で
は、孔20の開口に近い程、断面積が小さくなるように
している。ただし、可動子15の断面積は所定値以上に
なるようにしている。
【0045】本実施の形態によれば、電磁吸引力発生の
ための有効磁束を増加させることが可能となり、磁束方
向も可動子が固定子方向に吸引される方向に働くため、
電磁吸引力に大小差が生じるのを抑え、可動子15のス
トローク特性を均一にすることが可能になるとともに、
可動子15の軽量化を図ることが可能となり、可動子1
5の応答性を改善することが可能となる。また、可動子
15の断面積が所定値以上になるようにすれば、切削に
伴う可動子15の強度低下を防止することが可能とな
る。
【0046】
【発明の効果】以上のように、 請求項1記載の発明に
あっては、コイルと、コイル内に配置された磁性材料よ
りなる固定子と、固定子の案内孔内に移動自在に配置さ
れる磁性材料よりなる可動子と、固定子と可動子との間
の磁気的引力に対抗する弾性体とを備える電磁リニアソ
レノイドにおいて、固定子若しくは可動子の一部の磁気
抵抗を変化させるようにしたので、固定子と可動子との
間に生じる磁束方向を可動子の移動方向に発生させるこ
とが可能となるため、可動子の移動に伴う電磁吸引力の
ばらつきを抑え、均一なストローク特性を有する電磁リ
ニアソレノイドを提供することができるという効果を奏
する。
【0047】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の電磁リニアソレノイドにおいて、固定子の外周を
切削し、案内孔の深さによって固定子の断面積が変化す
るようにしたので、電磁吸引力のばらつきを抑え、均一
なストローク特性を有する電磁リニアソレノイドを提供
することが可能となるという効果を奏する。
【0048】請求項3記載の発明にあっては、請求項2
記載の電磁リニアソレノイドにおいて、固定子の断面積
が所定値以上になるようにしたので、切削に伴う固定子
側面の強度低下を防止することが可能となる。
【0049】請求項4記載の発明にあっては、請求項2
又は請求項3記載の電磁リニアソレノイドにおいて、固
定子の外周に固定子と磁気抵抗の異なる材料を付加する
ようにしたので、電磁リニアソレノイドの作成過程にお
いて、外部からの衝撃等により、固定子の外周に生じる
破損等を防止することが可能となるという効果を奏す
る。
【0050】請求項5記載の発明にあっては、請求項1
乃至請求項4記載の電磁リニアソレノイドにおいて、可
動子の一端に孔を設け、孔の深さによって可動子の断面
積が変化するようにしたので、電磁吸引力のばらつきを
抑え、均一なストローク特性を有する電磁リニアソレノ
イドを提供することが可能となるとともに、可動子の軽
量化を図ることが可能となり、可動子の応答性を改善す
ることが可能となるという効果を奏する。
【0051】請求項6記載の発明にあっては、請求項5
記載の電磁リニアソレノイドにおいて、可動子の断面積
が所定値以上になるようにしたので、切削に伴う可動子
の強度低下を防止することが可能となるという効果を奏
する。
【0052】請求項7記載の発明にあっては、請求項5
又は請求項6記載の電磁リニアソレノイドにおいて、可
動子に設けた孔に可動子と磁気抵抗の異なる材料を付加
するようにしたので、切削に伴う可動子の強度低下を防
止することが可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る電磁リニアソレノイド
の側面断面図である。
【図2】可動子のストロークと電磁吸引力との関係を表
すグラフである。
【図3】固定子の拡大断面図である。
【図4】第2の実施の形態に係る電磁リニアソレノイド
の側面断面図である。
【図5】第3の実施の形態に係る電磁リニアソレノイド
の側面断面図である。
【図6】第4の実施の形態に係る電磁リニアソレノイド
の側面断面図である。
【図7】第5の実施の形態に係る電磁リニアソレノイド
の側面断面図である。
【図8】第6の実施の形態に係る電磁リニアソレノイド
の側面断面図である。
【図9】従来の電磁リニアソレノイドの側面断面図であ
る。
【図10】従来の電磁リニアソレノイドにおける可動子
のストロークと電磁吸引力との関係を表すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 電磁リニアソレノイド 12 コイル 14 固定子 14a 案内孔 15 可動子 16 弾性体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルと、コイル内に配置された磁性材
    料よりなる固定子と、固定子の案内孔内に移動自在に配
    置される磁性材料よりなる可動子と、固定子と可動子と
    の間の磁気的引力に対抗する弾性体とを備える電磁リニ
    アソレノイドにおいて、固定子若しくは可動子の一部の
    磁気抵抗を変化させるようにしたことを特徴とする電磁
    リニアソレノイド。
  2. 【請求項2】 固定子の外周を切削し、案内孔の深さに
    よって固定子の断面積が変化するようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の電磁リニアソレノイド。
  3. 【請求項3】 固定子の断面積が所定値以上になるよう
    にしたことを特徴とする請求項2記載の電磁リニアソレ
    ノイド。
  4. 【請求項4】 固定子の外周に固定子と磁気抵抗の異な
    る材料を付加するようにしたことを特徴とする請求項2
    又は請求項3記載の電磁リニアソレノイド。
  5. 【請求項5】 可動子の一端に孔を設け、孔の深さによ
    って可動子の断面積が変化するようにしたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項4記載の電磁リニアソレノイ
    ド。
  6. 【請求項6】 可動子の断面積が所定値以上になるよう
    にしたことを特徴とする請求項5記載の電磁リニアソレ
    ノイド。
  7. 【請求項7】 可動子に設けた孔に可動子と磁気抵抗の
    異なる材料を付加するようにしたことを特徴とする請求
    項5又は請求項6記載の電磁リニアソレノイド。
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