JPH11162272A - ワイヤハーネス製造方法 - Google Patents

ワイヤハーネス製造方法

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JPH11162272A
JPH11162272A JP9322886A JP32288697A JPH11162272A JP H11162272 A JPH11162272 A JP H11162272A JP 9322886 A JP9322886 A JP 9322886A JP 32288697 A JP32288697 A JP 32288697A JP H11162272 A JPH11162272 A JP H11162272A
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press
connectors
wires
connector
terminals
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JP9322886A
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Inventor
Takeji Ito
武治 伊藤
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仮結束ハーネスを効率よく製造する。 【解決手段】 圧接端子4を予めセットしている同一の
圧接コネクタ10A−1、10A−2を電線群の両端に
圧接接続し、ついで、これら電線群の中間に所要間隔を
あけて他の2つの圧接コネクタ10B−1,10B−2
を圧接接続し、その後、この中間に圧接接続した圧接コ
ネクタの間Sの電線を切断除去することにより、同一種
類あるいは異種類の仮結束ハーネスを同時に製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に配索され
るワイヤハーネスの製造方法に関し、詳しくは、ワイヤ
ハーネス組立作業台上で本結束される多数の仮結束ハー
ネスを圧接コネクタを用いることにより効率よく製造す
るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車に配索するワイヤハーネスは大別
して、フロントハーネス、カウルハーネス、インストル
メントパネルハーネス、フロアハーネス、ルーフハーネ
ス、ドアハーネスとがある。これらワイヤハーネスは予
め同一機器に接続される等の電線群を集めて仮結束ハー
ネスを形成しておき、これら仮結束ハーネスをワイヤハ
ーネス組立作業台上で治具を用いて布線してした後、テ
ープ巻き等により本結束し、クランプ、プロテクタ、コ
ルゲートチューブ等の所要部品を取り付けて、上記各ワ
イヤハーネスを形成している。
【0003】即ち、図7(A)(B)に示す仮結束ハー
ネスの製造、即ち、サブアッシーは、通常、電線wを1
本づつ調尺、切断し、その後、電線wの両端に端子を圧
着し、コネクタC1〜C5に挿入して形成している。こ
のように、予め形成した仮結束ハーネスW−1、W−2
を上記ワイヤハーネス組立作業台上で、図8(A)に示
すように組み合わせて本結束し、図8(B)に示すワイ
ヤハーネスを製造している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記仮
結束ハーネスの形成工程では、電線1本つづの調尺・切
断、各電線端末への端子の圧着、圧着した端子のコネク
タへの挿入と、作業工程が非常に多く、作業手数がかか
って生産性が極めて悪い問題があった。
【0005】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、電線端末に接続する端子として、予め圧接コネク
タにセットされている圧接端子を用いることにより、仮
結束ハーネスの製造を生産性よく行うことを課題として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1で、圧接端子を予めセットして
いる同一の圧接コネクタを電線群の両端に圧接接続し、
ついで、これら電線群の中間に所要間隔をあけて他の2
つの圧接コネクタを圧接接続し、その後、この中間に圧
接接続した圧接コネクタの間の電線を切断除去すること
により、同一種類あるいは異種類の仮結束ハーネスを同
時に製造することを特徴とするワイヤハーネスの製造方
法を提供している。
【0007】上記製造方法によれば、1度に同一種類の
2組の仮結束ハーネスを製造することができる。しか
も、圧接コネクタへの圧接端子のセット、これら圧接端
子と電線との圧接接続は自動圧接機で1度に行えため、
従来の圧着端子を用いて圧着コネクタと電線群を接続し
ていた従来の仮結束ハーネスの製造方法と比較して、人
手を要せずに生産性良く仮結束ハーネスを製造すること
ができる。
【0008】具体的には、仮結束ハーネスの両端の圧接
コネクタ間の所要寸法より2倍以上の長さとした所要本
数の電線を並列し、これら電線群の両端に、圧接端子を
セットしている互いに同一の第1圧接コネクタを配置し
て、これら第1圧接コネクタ内の圧接端子と上記電線と
を夫々圧接接続し、ついで、上記電線の中間位置に、圧
接端子をセットしている互いに同一の2個の第2圧接コ
ネクタを所要間隔をあけて配置し、これら第2圧接コネ
クタ内の圧接端子と電線とを夫々圧接接続し、その後、
第2圧接コネクタの間の電線を切断除去して、一端に第
1圧接コネクタ、他端に第2圧接コネクタを接続した同
種の2組の仮結束ハーネスを形成している。
【0009】あるいは、仮結束ハーネスの両端の圧接コ
ネクタ間の所要寸法より2倍以上の長さとした所要本数
の電線を並列し、これら電線群の両端に、圧接端子をセ
ットしている互いに同一の第1圧接コネクタを配置し
て、これら第1圧接コネクタ内の圧接端子と上記電線と
を夫々圧接接続し、ついで、上記電線の中間位置に、圧
接端子をセットしている互いに同一の2個の第2圧接コ
ネクタを所要間隔をあけて配置し、これら第2圧接コネ
クタ内の圧接端子と電線の一部を夫々圧接接続し、か
つ、圧接端子をセットしている互いに同一の2個の第3
圧接コネクタを所要間隔をあけて配置し、これら第3圧
接コネクタ内の圧接端子と電線の残りを夫々圧接接続
し、その後、第2圧接コネクタの間の電線および第3圧
接コネクタの間の電線を切断除去して、一端に第1圧接
コネクタ、他端に第2圧接コネクタと第3圧接コネクタ
を接続した同種の2組の仮結束ハーネスを形成してい
る。
【0010】さらに、本発明は、請求項4で、2組の仮
結束ハーネスのコネクタ間の所要寸法の和より2倍以上
の長さとした所要本数の電線を並列し、これら電線群の
両端に、圧接端子をセットしている異種の2圧接コネク
タを配置して、これら圧接コネクタ内の圧接端子と上記
電線の両端とを夫々圧接接続し、ついで、上記電線の一
群の中間位置に、圧接端子をセットしている異種の圧接
コネクタを配置すると共に、該圧接コネクタとを所要間
隔をあけて、異種の圧接コネクタを配置し、これら異種
の圧接コネクタ内の圧接端子と電線とを夫々圧接接続し
た後、上記中間に配置した異種の圧接コネクタ間の電線
を切断除去して、異種の圧接コネクタと両端を接続して
いる異種の2組の仮結束ハーネスを同時に製造している
ワイヤハーネスの製造方法を提供している。
【0011】上記製造方法によれば、異種の仮結束ハー
ネスを1度に製造することができる。なお、電線群の中
間部位に接続する圧接端子の個数は限定されない。例え
ば、一方側を2個の圧接コネクタ、他方側を3個の圧接
コネクタとすることもできる。
【0012】さらに、本発明は、請求項5で、互いに同
一の3つの第1圧接コネクタを三角形の頂点位置に夫々
配置し、これら第1圧接コネクタの間の3辺に、コネク
タ間の所要寸法より2倍以上の長さとした所要本数の電
線を夫々並列し、これら電線群の両端に上記第1圧接コ
ネクタ内にセットされている圧接端子を夫々圧接接続
し、ついで、上記3辺の電線群の中間位置に、圧接端子
をセットしている互いに同一の2個の第2圧接コネクタ
を所要間隔をあけて配置し、これら第2圧接コネクタ内
の圧接端子と電線とを夫々圧接接続し、その後、第2圧
接コネクタの間の電線を切断除去して、一端に第1圧接
コネクタ、他端に第2圧接コネクタを接続した同種の3
組の仮結束ハーネスを形成しているワイヤハーネスの製
造方法を提供しえいる。
【0013】上記方法によると、同種の3組の仮結束ハ
ーネスを同時に製造することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。各実施形態において、圧接コネクタ
2および、該圧接コネクタ2の各端子収容室3内にセッ
トする圧接端子4の構造は図1、図2(A)(B)に示
す如く、従来と同様な構造とし、圧接端子4と電線wと
の圧接接続形態も従来と同様である。即ち、圧接端子4
は導電性金属板を折り曲げ加工して形成しており、基板
部4aの先端に雄(あるいは雌)形状の電気接触4bを
設けると共に、上端より圧接刃4cを設けた圧接板部4
dを前後一対折り曲げ加工して設けている。また、基板
部4aの一部に係止孔4eを設けて、該係止孔4eを圧
接コネクタ2の端子収容室3より突設するランス部3a
を係止して、圧接コネクタ2の端子収容室内3に圧接端
子4を予めセットしている。上記端子収容室3は上面開
口で、上面開口より電線wをセットして、該電線wを押
し下げることにより、電線wの絶縁被覆が圧接刃4cに
切断され、電線wの芯線が圧接刃4cと接触して、電線
wと圧接端子4との電気接続が図られる。その後、端子
収容室3をコネクタカバー6で閉鎖している。上記圧接
端子4の圧接コネクタ2へセットする工程、圧接コネク
タへの電線wへセットする工程、電線wを押し下げて圧
接端子4と圧接接続する工程、コネクタカバー6をコネ
クタ2にかぶせてロックする工程は、いずれも自動圧接
機により自動的に連続して行われる。
【0015】図3は第1実施形態を示し、同一種類の2
組の仮結束ハーネス1Aと1Bとを同時に製造してい
る。即ち、図3(A)に示す第一工程で、仮結束ハーネ
ス1A、1Bの両端のコネクタ10A、10B間の所要
寸法L1より2倍以上の長さL2に調尺切断した所要本
数(本実施形態では4本)の電線wを並列し、これら電
線群wの両端に、圧接端子4をセットしている互いに同
一の第1圧接コネクタ10Aー1、10Aー2を配置し
て、これら第1圧接コネクタ10Aー1、10Aー2内
の圧接端子4と上記電線wとを夫々圧接接続する。
【0016】図3(B)に示す第二工程で、上記電線w
の中間位置に、圧接端子4をセットしている互いに同一
の2個の第2圧接コネクタ10Bー1、10Bー2を所
要間隔Sをあけて配置する。即ち、第1圧接コネクタ1
0Aー1からの寸法がL1となる位置に第2圧接コネク
タ10Bー1を配置し、10A−2から寸法L1となる
位置に10B−2を配置する。これら第2圧接コネクタ
10Bー1、10B−2内の圧接端子4と電線wとを夫
々圧接接続する。
【0017】図3(C)に示す第三工程で、第2圧接コ
ネクタ10Bー1、10Bー2の間の間隔Sの電線w’
を切断除去する。これにより、一端に第1圧接コネクタ
10Aー1、他端に第2圧接コネクタ10Bー1を接続
した寸法L1の電線を4本備えた仮結束ハーネス1A
と、圧接コネクタ10A−2、10B−2と接続した仮
結束ハーネス1Bが同時に形成できる。
【0018】上記仮結束ハーネスの製造方法によれば、
まず、1組の仮結束ハーネスが4本の電線を備え、2組
では8本の電線を備える場合、従来は8本の電線を調尺
/切断する作業が必要であったが、本発明方法によれ
ば、半分の4本の電線を調尺/切断するだけでよくな
る。また、自動圧接機により、電線と圧接コネクタとの
接続を一度に行うため、圧着端子を用いて圧着コネクタ
に1本づつ差し込む場合と比較して、仮結束ハーネスの
生産性を飛躍的に向上させことができる。
【0019】図4(A)(B)(C)は第2実施形態を
示す。該第2実施形態では、一端の4本の電線全部に第
1圧接コネクタ10A、他端の2本の電線に第2圧接コ
ネクタ10B、他端の残りの電線2本に第3圧接コネク
タ10Cを接続した同種類の3つの仮結束ハーネス1
C、1D、1Eを同時に製造している。
【0020】図4(A)に示す第一工程では、互いに同
一の3つの第1圧接コネクタ10Aー1、10Aー2、
10Aー3を三角形の頂点位置となる関係で配置し、こ
れら3つの第1圧接コネクタ10Aの間の3辺11A、
11B、11Cに、仮結束ハーネス1C(1D、1E)
の圧接コネクタ10Aと10B間の所要寸法L3と圧接
コネクタ10Aと10C間の所要寸法L4の和L5(L
3+L4=L5)よりも長いL6とした4本の電線wを
夫々並列する。これら電線群wの両端に上記第1圧接コ
ネクタ10Aー1、10A−2、10A−3内にセット
されている圧接端子を夫々圧接接続する。
【0021】図4(B)に示す第二工程で、第1圧接コ
ネクタ10Aー1と10A−2間の辺11Aの電線群
に、一端の第1圧接コネクタ10Aー1からL3をあけ
た位置の第2圧接コネクタ10Bー1、他端の第1圧接
コネクタ10B−1からL4をあけた位置に第3圧接コ
ネクタ10C−1を配置し、第2圧接コネクタ10B−
1と第3圧接コネクタ10C−1との間に所要間隔Sを
あける。他の辺11B、11Cにも同様に第2圧接コネ
クタ10B−2,10B−3と、第3圧接コネクタ10
C−2、10C−3を配置する。この状態で、第2圧接
コネクタ10B、第3圧接コネクタ10Cとに電線を2
本づつ分けて圧接接続する。
【0022】図4(C)に示す第三工程で、上記第2圧
接コネクタ10Bと第3圧接コネクタ10Cの間Sの電
線wを切断除去する。これにより、4本の電線の一端に
第1圧接コネクタ10B、他端の2本の電線に第2圧接
コネクタ10B、残り2本の電線に第3圧接コネクタ1
0Cを接続した同種の3組の仮結束ハーネス1C、1
D、1Eが同時に製造できる。
【0023】図5(A)(B)(C)は第3実施形態を
示し、該第3実施形態では、一端の4本の電線全部に第
1圧接コネクタ10A、他端の2本の電線に第2圧接コ
ネクタ10B、他端の残りの電線2本に第3圧接コネク
タ10Cを接続した同種類の2組の仮結束ハーネス1
F、1Gを同時に製造している。
【0024】図5(A)に示す第一工程では、同一の第
1圧接コネクタ10A−1、10A−2の間に配線する
4本の電線のうち、2本の電線w−1の長さL7を仮結
束ハーネス1C(1D)の圧接コネクタ10Aと第2圧
接コネクタ10Bの長さL8の2倍以上とし、残り2本
の電線w−2の長さL9を仮結束ハーネス1F(1G)
の第1圧接コネクタ10Aと第3圧接コネクタ10Cの
の長さL10の2倍以上としている。これら4本の電線
群の両端に第1圧接コネクタ10A−1、10A−2内
の圧接端子と夫々接続する。
【0025】図5(B)に示す第二工程で、第1圧接コ
ネクタ10Aー1と10A−2間の2本の電線w−1に
は、両端の第1圧接コネクタ10Aー1、10A−2か
ら夫々L8をあけた位置に第2圧接コネクタ10B−
1、10B−2を夫々配置して間隔Sをあけて圧接接続
する。残り2本の電線w−2には、両端の第1圧接コネ
クタ10Aー1、10A−2から夫々L10をあけた位
置に第3圧接コネクタ10C−1、10C−2を夫々配
置して間隔Sをあけて圧接接続する。
【0026】図5(C)に示す第三工程で、上記第2圧
接コネクタ10Bー1、10B−2間Sの電線w−1を
切断除去すると共に、第3圧接コネクタ10Cー1、1
0C−2間Sの電線wを切断除去する。これにより、4
本の電線の一端に第1圧接コネクタ10B、他端の2本
の電線に第2圧接コネクタ10B、残り2本の電線に第
3圧接コネクタ10Cを接続し、かつ、第2圧接コネク
タ10Bと第3圧接コネクタ10Cに接続する電線の長
さが相違する同種の2組の仮結束ハーネス1F、1Gが
同時に製造できる。
【0027】図6(A)(B)(C)は第4実施形態を
示す。上記第1乃至第3実施形態では同種の仮結束ハー
ネスを複数組同時に製造しているが、第4実施形態では
異種の複数の仮結束ハーネス1Hと1Jを同時に製造し
ている。即ち、仮結束ハーネス1Hは一端に第1圧接コ
ネクタ10A、他端に第2圧接コネクタ10Bを接続し
ている。一方、仮結束ハーネス1Jは一端に第3圧接コ
ネクタ10C、他端の電線の一部に第4圧接コネクタ1
0D、残りの電線に第5圧接コネクタ10Eを接続して
いる。
【0028】図6(A)に示す第一工程では、4本の電
線の両端に第1圧接コネクタ10Aと第3圧接コネクタ
10Cとを圧接接続する。ついで、図6(B)に示す第
二工程では、上記電線群の中間部位に第1圧接コネクタ
10Aより寸法L11の位置に第2圧接コネクタ10B
を配置すると共に、第3圧接コネクタ10Cより寸法L
12の位置に第4圧接コネクタ10Dを配置すると共に
寸法L13の位置に第5圧接コネクタ10Eを配置し
て、電線とそれぞれ圧接接続する。図6(C)に示す第
三工程では、上記第2圧接コネクタ10Bと第4圧接コ
ネクタ10Dの間Sの電線を切断除去すると共に、第2
圧接コネクタ10Bと第5圧接コネクタ10Eの間Sの
電線を切断除去する。これにより、2つの異なる仮結束
ハーネス1Hと1Jを同時に製造することができる。な
お、電線の長さおよび電線の中間に接続する圧接コネク
タの配置位置は、第1乃至第3実施形態と同様に目的と
する仮結束ハーネスのコネクタ間の長さに対応して設定
している。
【0029】上記第1乃至第4実施形態の方法で製造さ
れた仮結束ハーネスは従来と同様に、ワイヤハーネス組
立作業台上で、他の仮結束ハーネスと組み合わせて本結
束し、所要部品を取りつけて最終製品のワイヤハーネス
を完成している。
【0030】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、圧接端子を予めセットしている圧接コネクタ
に電線を自動圧接機で圧接接続する方法を採用すると共
に、同一コネクタを電線群の両端に圧接接続し、つい
で、これら電線群の中間に所要間隔をあけて他の2つの
圧接コネクタを圧接接続し、その後、この中間に圧接接
続した圧接コネクタの間の電線を切断除去することによ
り、同一種類あるいは異種類の仮結束ハーネスを同時に
製造することができる。
【0031】このように仮結束ハーネスの組立を効率よ
く行うことができる。特に、電線の調尺/切断工程を大
幅に削減できる。また、電線を圧接コネクタに予めセッ
トしている圧接コネクタと自動接続する方法を採用して
いるため、従来一般に用いられている圧着端子を電線と
接続して圧着コネクタに挿入する方法と比較して、製造
効率を飛躍的に向上でき、低コスト化およびリードタイ
ム短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明方法に用いる電線と圧接コネクタとを
示す斜視図である。
【図2】 圧接コネクタに電線を接続した状態を示し、
(A)は断面図、(B)は要部斜視図である。
【図3】 (A)(B)(C)は第1実施形態の製造工
程を示す概略図である。
【図4】 (A)(B)(C)は第2実施形態の製造工
程を示す概略図である。
【図5】 (A)(B)(C)は第3実施形態の製造工
程を示す概略図である。
【図6】 (A)(B)(C)は第4実施形態の製造工
程を示す概略図である。
【図7】 (A)(B)は従来例の仮結束ハーネスを示
す概略図である。
【図8】 (A)(B)は仮結束ハーネスを本結束した
状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1A〜1J 仮結束ハーネス 10A〜10E 圧接コネクタ w 電線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧接端子を予めセットしている同一の圧
    接コネクタを電線群の両端に圧接接続し、ついで、これ
    ら電線群の中間に所要間隔をあけて他の2つの圧接コネ
    クタを圧接接続し、その後、この中間に圧接接続した圧
    接コネクタの間の電線を切断除去することにより、同一
    種類あるいは異種類の仮結束ハーネスを同時に製造する
    ことを特徴とするワイヤハーネスの製造方法。
  2. 【請求項2】 仮結束ハーネスの両端の圧接コネクタ間
    の所要寸法より2倍以上の長さとした所要本数の電線を
    並列し、これら電線群の両端に、圧接端子をセットして
    いる互いに同一の第1圧接コネクタを配置して、これら
    第1圧接コネクタ内の圧接端子と上記電線とを夫々圧接
    接続し、ついで、上記電線の中間位置に、圧接端子をセ
    ットしている互いに同一の2個の第2圧接コネクタを所
    要間隔をあけて配置し、これら第2圧接コネクタ内の圧
    接端子と電線とを夫々圧接接続し、その後、第2圧接コ
    ネクタの間の電線を切断除去して、一端に第1圧接コネ
    クタ、他端に第2圧接コネクタを接続した同種の2組の
    仮結束ハーネスを形成している請求項1に記載のワイヤ
    ハーネスの製造方法。
  3. 【請求項3】 仮結束ハーネスの両端の圧接コネクタ間
    の所要寸法より2倍以上の長さとした所要本数の電線を
    並列し、これら電線群の両端に、圧接端子をセットして
    いる互いに同一の第1圧接コネクタを配置して、これら
    第1圧接コネクタ内の圧接端子と上記電線とを夫々圧接
    接続し、ついで、上記電線の中間位置に、圧接端子をセ
    ットしている互いに同一の2個の第2圧接コネクタを所
    要間隔をあけて配置し、これら第2圧接コネクタ内の圧
    接端子と電線の一部を夫々圧接接続し、かつ、圧接端子
    をセットしている互いに同一の2個の第3圧接コネクタ
    を所要間隔をあけて配置し、これら第3圧接コネクタ内
    の圧接端子と電線の残りを夫々圧接接続し、その後、第
    2圧接コネクタの間の電線および第3圧接コネクタの間
    の電線を切断除去して、一端に第1圧接コネクタ、他端
    に第2圧接コネクタと第3圧接コネクタを接続した同種
    の2組の仮結束ハーネスを形成している請求項1に記載
    のワイヤハーネスの製造方法。
  4. 【請求項4】 2組の仮結束ハーネスのコネクタ間の所
    要寸法の和より2倍以上の長さとした所要本数の電線を
    並列し、これら電線群の両端に、圧接端子をセットして
    いる異種の2圧接コネクタを配置して、これら圧接コネ
    クタ内の圧接端子と上記電線の両端とを夫々圧接接続
    し、ついで、上記電線の一群の中間位置に、圧接端子を
    セットしている異種の圧接コネクタを配置すると共に、
    該圧接コネクタとを所要間隔をあけて、異種の圧接コネ
    クタを配置し、これら異種の圧接コネクタ内の圧接端子
    と電線とを夫々圧接接続した後、上記中間に配置した異
    種の圧接コネクタ間の電線を切断除去して、異種の圧接
    コネクタと両端を接続している異種の2組の仮結束ハー
    ネスを同時に製造しているワイヤハーネスの製造方法。
  5. 【請求項5】 互いに同一の3つの第1圧接コネクタを
    三角形の頂点位置に夫々配置し、これら第1圧接コネク
    タの間の3辺に、コネクタ間の所要寸法より2倍以上の
    長さとした所要本数の電線を夫々並列し、これら電線群
    の両端に上記第1圧接コネクタ内にセットされている圧
    接端子を夫々圧接接続し、ついで、上記3辺の電線群の
    中間位置に、圧接端子をセットしている互いに同一の2
    個の第2圧接コネクタを所要間隔をあけて配置し、これ
    ら第2圧接コネクタ内の圧接端子と電線とを夫々圧接接
    続し、その後、第2圧接コネクタの間の電線を切断除去
    して、一端に第1圧接コネクタ、他端に第2圧接コネク
    タを接続した同種の3組の仮結束ハーネスを形成してい
    るワイヤハーネスの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011187339A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Furukawa Electric Co Ltd:The 圧接コネクタ及びワイヤハーネスの製造方法
JP2015204171A (ja) * 2014-04-11 2015-11-16 古河電気工業株式会社 ワイヤハーネスおよびその製造方法

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