JPH11159526A - スクイーズフィルムダンパ軸受 - Google Patents
スクイーズフィルムダンパ軸受Info
- Publication number
- JPH11159526A JPH11159526A JP32423497A JP32423497A JPH11159526A JP H11159526 A JPH11159526 A JP H11159526A JP 32423497 A JP32423497 A JP 32423497A JP 32423497 A JP32423497 A JP 32423497A JP H11159526 A JPH11159526 A JP H11159526A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- inner cylinder
- bearing
- oil film
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C27/00—Elastic or yielding bearings or bearing supports, for exclusively rotary movement
- F16C27/02—Sliding-contact bearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2360/00—Engines or pumps
- F16C2360/23—Gas turbine engines
- F16C2360/24—Turbochargers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Support Of The Bearing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】スクイーズフィルムダンパ軸受において、油膜
が軸振動を減衰させる特性を適切に調整できる手段を提
供する。 【解決手段】軸を内面で受ける内筒と、内筒の外径円周
を油膜の隙間を介して囲う外筒とで構成されるスクイー
ズフィルムダンパ軸受であって、前記内筒と外筒とが重
なる軸方向の幅を可変する送り機構が備えられているこ
とを特徴としたスクイーズフィルムダンパ軸受。
が軸振動を減衰させる特性を適切に調整できる手段を提
供する。 【解決手段】軸を内面で受ける内筒と、内筒の外径円周
を油膜の隙間を介して囲う外筒とで構成されるスクイー
ズフィルムダンパ軸受であって、前記内筒と外筒とが重
なる軸方向の幅を可変する送り機構が備えられているこ
とを特徴としたスクイーズフィルムダンパ軸受。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸を支持し軸振動
を減衰させる軸受に関する。特に，過給機等の高速回転
する軸の軸受に有用である。
を減衰させる軸受に関する。特に，過給機等の高速回転
する軸の軸受に有用である。
【０００２】
【従来の技術】スクイーズフィルムダンパ軸受は、主に
過給機等の高速回転機械に用いられている。図３に従来
のスクイーズフィルムダンパ軸受を示す。スクイーズフ
ィルムダンパ軸受は、軸４を内面で受ける内筒２と、内
筒２の外周を囲う外筒１とで構成されている。軸４と内
筒２との隙間、及び内筒２と外筒１との隙間は、軸の回
転速度によっても寸法が異なる。例えば３６００ｒｐｍ
のもので軸径の１０００分の１〜１．５程度である場合
が多いが、この範囲にないものもある。
過給機等の高速回転機械に用いられている。図３に従来
のスクイーズフィルムダンパ軸受を示す。スクイーズフ
ィルムダンパ軸受は、軸４を内面で受ける内筒２と、内
筒２の外周を囲う外筒１とで構成されている。軸４と内
筒２との隙間、及び内筒２と外筒１との隙間は、軸の回
転速度によっても寸法が異なる。例えば３６００ｒｐｍ
のもので軸径の１０００分の１〜１．５程度である場合
が多いが、この範囲にないものもある。
【０００３】これらの隙間に供給されている油で、図４
に示すように、軸４と内筒２との隙間に油膜１０、内筒
２と外筒１との隙間に油膜１１がそれぞれ形成される。
軸４は油膜１０で滑り回転する。外筒１の内周と内筒２
の外周とに設けられた突起と溝との組合せで、内筒２は
回転を拘束されているが、外筒内を半径方向に移動でき
るものである。
に示すように、軸４と内筒２との隙間に油膜１０、内筒
２と外筒１との隙間に油膜１１がそれぞれ形成される。
軸４は油膜１０で滑り回転する。外筒１の内周と内筒２
の外周とに設けられた突起と溝との組合せで、内筒２は
回転を拘束されているが、外筒内を半径方向に移動でき
るものである。
【０００４】軸４が油膜１０で滑り回転するに伴い、油
膜１０は軸４と内筒２との隙間に巻き込まれるくさび作
用で軸４をふれ回す力が発生する。よって、油膜１０で
は軸４の振動を減衰させる作用があまり無い。一方、油
膜１１は内筒２が回転しないので、軸４の振動を減衰さ
せる作用がある。すなわち、スクイーズフィルムダンパ
軸受は油膜１１により軸振動を減衰させる効果のある軸
受である。
膜１０は軸４と内筒２との隙間に巻き込まれるくさび作
用で軸４をふれ回す力が発生する。よって、油膜１０で
は軸４の振動を減衰させる作用があまり無い。一方、油
膜１１は内筒２が回転しないので、軸４の振動を減衰さ
せる作用がある。すなわち、スクイーズフィルムダンパ
軸受は油膜１１により軸振動を減衰させる効果のある軸
受である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】スクイーズフィルムダ
ンパ軸受は、ふつうのすべり軸受のように軸のふれ回り
を励振する連成ばね効果を伴わない、性質の良い減衰を
得ることができる。しかし、この効果を得るためには、
軸受の特性と軸の振動特性とを調和させ、的確に設計す
る必要がある。すなわち、油膜１１が軸振動を減衰させ
る作用は、油の粘度：μ、軸の回転速度：ω、隙間すな
わち油膜１１の厚さ：Ｃ、軸受幅すなわち油膜１１の
幅：Ｌによって影響を受けるため、調整が難しい。
ンパ軸受は、ふつうのすべり軸受のように軸のふれ回り
を励振する連成ばね効果を伴わない、性質の良い減衰を
得ることができる。しかし、この効果を得るためには、
軸受の特性と軸の振動特性とを調和させ、的確に設計す
る必要がある。すなわち、油膜１１が軸振動を減衰させ
る作用は、油の粘度：μ、軸の回転速度：ω、隙間すな
わち油膜１１の厚さ：Ｃ、軸受幅すなわち油膜１１の
幅：Ｌによって影響を受けるため、調整が難しい。
【０００６】
【課題を解決するための手段】スクイーズフィルムダン
パ軸受のばね定数は、前記μ、ω、及び前記Ｌの３乗に
比例し、前記Ｃの３乗に反比例する。また、減衰係数は
前記μ、及び前記Ｌの３乗に比例し、前記Ｃの３乗に反
比例する。ここで、Ｃについては調整が難しいため、Ｌ
を調整することによって、ばね定数及び減衰係数を適切
に設定することができる。
パ軸受のばね定数は、前記μ、ω、及び前記Ｌの３乗に
比例し、前記Ｃの３乗に反比例する。また、減衰係数は
前記μ、及び前記Ｌの３乗に比例し、前記Ｃの３乗に反
比例する。ここで、Ｃについては調整が難しいため、Ｌ
を調整することによって、ばね定数及び減衰係数を適切
に設定することができる。
【０００７】そこで本発明においては、軸受の内筒を外
筒に対して軸方向に動かす構造にすることで、軸受の最
適な動特性（ばね定数及び減衰係数）を得ることができ
るようにしたものである。すなわち、軸を内面で受ける
内筒と、内筒の外周を油膜の隙間を介して囲う外筒とで
構成されるスクイーズフィルムダンパ軸受において、前
記内筒と外筒とが重なる軸方向の幅を可変する送り機構
を備え、軸受幅：Ｌを可変することによって、最適な動
特性が得られるものである。
筒に対して軸方向に動かす構造にすることで、軸受の最
適な動特性（ばね定数及び減衰係数）を得ることができ
るようにしたものである。すなわち、軸を内面で受ける
内筒と、内筒の外周を油膜の隙間を介して囲う外筒とで
構成されるスクイーズフィルムダンパ軸受において、前
記内筒と外筒とが重なる軸方向の幅を可変する送り機構
を備え、軸受幅：Ｌを可変することによって、最適な動
特性が得られるものである。
【０００８】
【実施例１】図１に実施例１のスクイーズフィルムダン
パ軸受の断面図を示す。このスクイーズフィルムダンパ
軸受は、軸４を内面で受ける内筒２と、内筒２の外周を
囲う外筒１と、外筒１に対し内筒２を軸方向に送るねじ
３と、ねじ３を回す歯車５とで構成されたものである。
軸４と内筒２との隙間、及び内筒２と外筒１との隙間
は、供給されている油で、軸４と内筒２との隙間には油
膜１０が、内筒２と外筒１との隙間には油膜１１がそれ
ぞれ形成される。軸４は油膜１０で滑り回転する。
パ軸受の断面図を示す。このスクイーズフィルムダンパ
軸受は、軸４を内面で受ける内筒２と、内筒２の外周を
囲う外筒１と、外筒１に対し内筒２を軸方向に送るねじ
３と、ねじ３を回す歯車５とで構成されたものである。
軸４と内筒２との隙間、及び内筒２と外筒１との隙間
は、供給されている油で、軸４と内筒２との隙間には油
膜１０が、内筒２と外筒１との隙間には油膜１１がそれ
ぞれ形成される。軸４は油膜１０で滑り回転する。
【０００９】歯車５でねじ溝３を回転させ内筒２を軸方
向に移動させることによって、内筒２と外筒１とが重な
る軸受幅：Ｌを変え、最適な動特性に調整することがで
きる。
向に移動させることによって、内筒２と外筒１とが重な
る軸受幅：Ｌを変え、最適な動特性に調整することがで
きる。
【００１０】
【実施例２】図２に実施例２のスクイーズフィルムダン
パ軸受の断面図を示す。このスクイーズフィルムダンパ
軸受は、軸４を内面で受ける内筒２と、内筒２の外周を
囲う外筒１と、内筒２に連結されたピストン８と、ピス
トン８を軸方向に挟むシリンダ容積室７とシリンダ容積
室９とを形成する油圧機構６とで構成されたものであ
る。ピストン８は、シリンダ容積室７とシリンダ容積室
９とに封入されている作動油量が調整され移動し、内筒
２がピストン８に連動して軸方向に移動する送り機構で
ある。軸４と内筒２との隙間、及び内筒２と外筒１との
隙間は、供給されている油で、軸４と内筒２との隙間に
は油膜１０が、内筒２と外筒１との隙間には油膜１１が
それぞれ形成される。軸４は油膜１０で滑り回転する。
パ軸受の断面図を示す。このスクイーズフィルムダンパ
軸受は、軸４を内面で受ける内筒２と、内筒２の外周を
囲う外筒１と、内筒２に連結されたピストン８と、ピス
トン８を軸方向に挟むシリンダ容積室７とシリンダ容積
室９とを形成する油圧機構６とで構成されたものであ
る。ピストン８は、シリンダ容積室７とシリンダ容積室
９とに封入されている作動油量が調整され移動し、内筒
２がピストン８に連動して軸方向に移動する送り機構で
ある。軸４と内筒２との隙間、及び内筒２と外筒１との
隙間は、供給されている油で、軸４と内筒２との隙間に
は油膜１０が、内筒２と外筒１との隙間には油膜１１が
それぞれ形成される。軸４は油膜１０で滑り回転する。
【００１１】ピストン８で内筒２を軸方向に移動させる
ことによって、内筒２と外筒１とが重なる軸受幅：Ｌを
変え、最適な動特性に調整することができる。
ことによって、内筒２と外筒１とが重なる軸受幅：Ｌを
変え、最適な動特性に調整することができる。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、外筒と内筒とが軸方向
に重なる軸受幅：Ｌが可変できることによって、容易に
軸受の動特性を最適なものとすることができる。
に重なる軸受幅：Ｌが可変できることによって、容易に
軸受の動特性を最適なものとすることができる。
【図１】本発明の実施例１を示す断面図である。
【図２】本発明の実施例２を示す断面図である。
【図３】従来のものを示す断面図である。
【図４】図３のVI−VI矢視断面図である。
【符号の説明】 １…外筒、 ２…内筒、 ３…ねじ、 ４…軸、 ５…
歯車、 ６…油圧機構、７…シリンダ容積室、 ８…ピ
ストン、 ９…シリンダ容積室、１０…油膜、１１…油
膜。
歯車、 ６…油圧機構、７…シリンダ容積室、 ８…ピ
ストン、 ９…シリンダ容積室、１０…油膜、１１…油
膜。
Claims (1)
- 【請求項１】 軸を内面で受ける内筒と、内筒の外周を
隙間を介して囲う外筒とで構成されるスクイーズフィル
ムダンパ軸受であって、前記内筒と外筒とが重なる軸方
向の幅を可変する送り機構が備えられていることを特徴
としたスクイーズフィルムダンパ軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32423497A JPH11159526A (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | スクイーズフィルムダンパ軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32423497A JPH11159526A (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | スクイーズフィルムダンパ軸受 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11159526A true JPH11159526A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18163544
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32423497A Withdrawn JPH11159526A (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | スクイーズフィルムダンパ軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11159526A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008001736A1 (fr) * | 2006-06-29 | 2008-01-03 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Structure de support pour corps rotatif |
| CN113508241A (zh) * | 2019-03-22 | 2021-10-15 | 美国圣戈班性能塑料公司 | 复合轴承及其制作和使用方法 |
| EP3751109A4 (en) * | 2018-02-08 | 2021-10-27 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | SUPERCHARGED COMPRESSOR |
-
1997
- 1997-11-26 JP JP32423497A patent/JPH11159526A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008001736A1 (fr) * | 2006-06-29 | 2008-01-03 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Structure de support pour corps rotatif |
| EP3751109A4 (en) * | 2018-02-08 | 2021-10-27 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | SUPERCHARGED COMPRESSOR |
| US11215222B2 (en) | 2018-02-08 | 2022-01-04 | Mitsubishi Heavy Industries Marine Machinery & Equipment Co., Ltd. | Turbocharger |
| CN113508241A (zh) * | 2019-03-22 | 2021-10-15 | 美国圣戈班性能塑料公司 | 复合轴承及其制作和使用方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5545101A (en) | Friction type continuously variable transmission | |
| JP4572013B2 (ja) | 円錐摩擦リング変速機 | |
| CN103874867B (zh) | 衰减装置 | |
| JPH10500469A (ja) | 流体薄膜ベアリング | |
| GB2313633A (en) | Conic fluid bearing | |
| JPH11159526A (ja) | スクイーズフィルムダンパ軸受 | |
| JP2001193636A (ja) | 斜板構造形式のハイドロスタティック式アキシャルピストン機械 | |
| AU2003267591A1 (en) | Torsionally damped rotary shafts | |
| JP2004150609A (ja) | 変速装置 | |
| US5874793A (en) | High speed rotor assembly | |
| KR20020073510A (ko) | 감속 기어 유닛 및 이것의 부속 조립체 | |
| JPH0651224A (ja) | 走査光学装置 | |
| JPH08335366A (ja) | 動圧軸受モータ | |
| JP2002213248A (ja) | ターボチャージャの軸受装置 | |
| JP3473187B2 (ja) | トロイダル型無段変速機 | |
| JPH09324614A (ja) | 回転位相発生装置 | |
| JPS5958219A (ja) | 含油ジヤ−ナル軸受 | |
| EP1627165B1 (en) | Rotary drive transmission | |
| JP3627769B2 (ja) | ダンパ | |
| JP2006300243A (ja) | ベルト式無段変速機 | |
| JPS6338852B2 (ja) | ||
| JP2000050568A (ja) | ディスク駆動装置 | |
| FR3129973A1 (fr) | Ensemble pour machine tournante comprenant un palier avec amortissement par compression de film d’huile | |
| JPH0447443Y2 (ja) | ||
| JPH08214491A (ja) | 回転電機 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050201 |