JPH1115800A - マルチプロセッサの負荷の均一化装置 - Google Patents

マルチプロセッサの負荷の均一化装置

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JPH1115800A
JPH1115800A JP9170357A JP17035797A JPH1115800A JP H1115800 A JPH1115800 A JP H1115800A JP 9170357 A JP9170357 A JP 9170357A JP 17035797 A JP17035797 A JP 17035797A JP H1115800 A JPH1115800 A JP H1115800A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各マルチプロセッサの負荷の状態を正しく測定
することに基づいて、負荷の均一化を行うこと。 【解決手段】 各プロセッサに現在の時刻を測定する時
間測定部2を設け、割り込みを受付けたときの時刻とそ
の割り込みタスクが処理完了したときの時刻との差を求
め、それを割り込み受付けから割り込みタスクの処理完
了までの時間とし、この時間がプロセッサの負荷に比例
しているものとして、CPU1は負荷の大きさに応じて
割り込み遅延部3を制御することによって、割り込みの
受付けを制限し負荷の均一化をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は疎結合型のマルチプ
ロセッサ構成の装置において、特定のプロセッサへの負
荷集中を防止する負荷の均一化装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】疎結合型のマルチプロセッサ構成をとる
装置において、特定のプロセッサに割込処理が集中する
ことを防止して、負荷の分散を図る従来技術として、特
開平7ー244649号公報に記載のものについて説明
する。
【0003】図7は従来の負荷分散装置の構成を示すブ
ロック図である。
【0004】CPUボード70において、75は割り込
み要因処理タスクをカウントするキュー・カウンタ、7
6はキュー・カウンタ値に応じて割り込み信号をCPU
71に伝達する時間又は数を制限制御する割り込み伝達
制御部である。キュー・カウンタ75は割り込み要因処
理タスクのキューの発生又は消滅に応じて、CPU71
によってカウントアップまたはカウントダウンするよう
に制御される。割り込み伝達制御部76は、キュー・カ
ウンタ75のカウント値に応じて、割込バス79から入
力される割り込み信号について、CPU71に伝達する
時間、または数を制限するように制御する。
【0005】図7において、キュー・カウンタ75は、
CPU71が割り込み処理を起動し、割り込み要因処理
タスクをキューに積んだ時にカウントアップし、割り込
み要因処理タスクが起動し、処理が完了したとき、カウ
ントダウンするように制御する。従って、キュー・カウ
ンタ75には現在積まれているキューの数がカウントさ
れている。
【0006】割り込み伝達制御部76は、キュー・カウ
ンタ75の値の応じて、割込バス79から入力される割
り込み信号について、CPU71に伝達する数、または
時間を制限するように制御する。すなわち、キュー・カ
ウンタ75の値が大きくなるに従って、CPU71に通
知する割り込みのディレー時間を大きくして、割り込み
処理が起動するのに要する時間を長くしてキューを減少
させる。
【0007】このようにして、割り込みのキューが増加
すればするほど、割り込みの受付に制限がかかり、割り
込みが集中するのを防止することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術には次
のような問題がある。
【0009】第1の問題点は、従来例では割り込み要因
タスクの積み上げた数によって、割り込みの受付制限を
制御するようになつている。ところが、割り込み処理タ
スクは処理時間にバラつきがあり、処理時間の長いも
の、短いものがあり、タスクの数のみでは負荷状態を正
確に把握することはできない。
【0010】負荷状態に応じて割り込みの受付け数を制
限することが重要であり、タスクの処理時間を加味しな
ければならない。
【0011】その理由は、割り込みが発生してから割り
込み処理が完了するまでの時間はCPUボードの負荷に
比例して大きくなる。CPUボードを用いた装置におい
て、割り込み発生から割り込み処理完了までの時間が一
定以上になると、装置としての機能を果たさなくなる恐
れがあり、そうなれば重大なことである。
【0012】本発明の目的は、従来技術の上記問題点に
鑑み、マルチプロセッサにおいて、全ての割り込みが一
定時間以内に終わるように割り込みを各CPUボードに
割り振ることで負荷を分散させる均一化装置を提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、CPUを搭載した複数のCPUボードを
並列に接続した疎結合マルチプロセッサ構成の装置にお
いて、各CPUボードに現在の時刻を測定するための時
間測定部と、各CPUボードへの割り込み入力に対して
遅延量が可変できる割り込み遅延部とを具備し、CPU
は時間測定部から現在の時刻を読み取ることができ、C
PUは割り込み遅延部の遅延量を制御できるようにした
ことを特徴とするマルチプロセッサの負荷の均一化装置
である。
【0014】そして、割り込みを受付けたときに割り込
み情報を割り込みキューに積み上げると同時にそのとき
に時刻を記憶し、割り込みタスクが処理完了したときの
時刻と前記割り込みキューに積み上げたときの時刻との
差をCPUボードの負荷の状態とし、CPUボードの負
荷の状態によりCPUボードへの割り込み信号の遅延量
を設定しCPUへの割り込み信号を遅らせることを特徴
とするものである。 (作用)割り込みが発生すると全てのCPUボードに割
り込みが入力される。CPUボードは割り込みを内部に
保留し、現在実行中の命令が完了した時点で、割り込み
応答をするために共通バスの獲得要求を出す。バスを獲
得できたCPUボードは割り込み応答バスサイクルを実
行し、割り込み発生元から割り込みべクタを読み取り、
割り込み元を特定する。バスを獲得できなかったCPU
ボードは後からバスを獲得することになるが、そのとき
の割り込み応答のバスサイクルに対しては割り込み元は
べクタをすでに送出済みのためべクタを出さずにバスエ
ラーとする。割り込み応答バスサイクルがバスエラーに
なったCPUボードはその割り込みを無効処理とする。
【0015】ベクタを受け取ったCPUボードは割り込
み受付け処理に入り、レジスタの退避を行い、次に割り
込み元から割り込み要求の内容を読みとって割り込みキ
ューに積み上げる。次に時間測定部より現在の時刻を読
み取り、割り込みキューの付加情報として、キューに記
憶しておく。以上が割り込みが発生したときの処理であ
る。
【0016】CPUボードは常に割り込みキューを監視
し、割り込みキューに割り込みが積み上がっていたら一
番下のキューより割り込み情報を読み取り、割り込みタ
スクに処理を渡す。割り込みタスクでは、キューの割り
込み情報に基づき処理を行う。割り込みタスクの処理が
完了した時の時刻を時間測定部より読み出し、キューに
記憶されていた割り込み受付けの時刻との差を計算す
る。
【0017】計算結果があらかじめ決められていた上限
時間を越えていた場合にはCPUボードの負荷が大きい
と判断して割り込み遅延部の割り込み遅延時間が大きく
なるように変更する。またあらかじめ決められていた下
限時間より小さい場合は割り込み遅延部の割り込み遅延
時間が小さくなるように変更する。これらの動作によ
り、割り込み発生からその割り込みのタスク処理完了ま
での時間が大きい時、すなわちCPUボードの負荷が高
い時には割り込みの遅延時間を大きくし、割り込みの受
付けを減らすことができ、マルチプロセッサの負荷を均
一にすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。
【0019】図1は本発明の実施の形態である負荷の均
一化装置の構成を示すブロック図である。
【0020】CPUボード10にはCPU1とメモリ5
と現在の時刻を測定する時間測定部2と、CPU1が外
部の共通バス6にアクセスするためのバス調停部4と、
割り込みをCPU1に入力するための割り込み遅延部3
を備えていて、他のCPUボードと共にマルチプロセッ
サを構成している。割り込みは割り込みバス7を通して
全てのCPUボードに共通に入力され、割り込み遅延部
3を通してCPU1に入力される。また割り込み遅延部
3はCPU1から割り込みの遅延量を設定される。CP
U1はメモリ5のリード・ライトにより処理をし、また
CPU1は時間測定部2から現在の時刻をリードするこ
とができる。
【0021】本発明の実施の形態の概略を説明する。
【0022】いま、割り込みがCPUボードに入力され
ると、割り込み信号は割り込み遅延部3で遅延された
後、CPU1に入力される。CPU1は割り込みを保留
し、現在の命令が完了した時点で割り込み応答を共通バ
ス6を使用して割り込み発生元のIOへ出す。割り込み
発生元のIOは割り込み応答に応じて割り込みべクタを
CPUボード10に返す。割り込み応答を受けたCPU
1はレジスタを退避し、割り込み元のIOから割り込み
情報を読み取り、メモリ5に割り込みキューとして積み
上げる。この時の時刻を時間測定部2より読み取り、割
り込みキューに割り込み情報の付加情報として記憶して
おく。
【0023】CPU1は常に割り込みキューを監視し、
割り込みキューに割り込み情報が積み上がっていたなら
ば、割り込みキューより割り込み情報を読み出し、割り
込みタスクを起動する。割り込みキューの割り込み情報
に基づき割り込み処理をし、完了時の時刻を時間測定部
2より読み出して、割り込み受付け時に記憶していた時
刻との差を計算し、割り込み受付けから割り込みタスク
終了までの時間を求める。
【0024】図5は割り込み受付けから割り込みタスク
終了までの時間が短い場合の概念図である。Aの割り込
み受付けをしAの割り込みタスクが起動され割り込みタ
スクが完了後に、次のBの割り込み受付けをしBの割り
込みタスク完了後に、次の割り込み受付けCを行ってい
る。この場合は割り込みの処理に於ける処理の遅れはな
い状態である。
【0025】図6は割り込みタスクの処理時間が長いた
めに割り込み処理の遅れがある場合の例である。割り込
み受付けDをし割り込みタスク処理Dを起動し、割り込
みタスクDの処理が完了前に、次の割り込み受付けEが
ある場合である。この場合、割り込みタスク処理Eは割
り込みタスク処理Dが完了するまで待たされることにな
り、割り込み受付けEから割り込みタスク処理E完了ま
での時間が大きくなっている。さらに、割り込み受付け
Fは割り込みタスク処理Eが完了するまで待たされてか
ら、割り込みタスク処理Fが起動するので、ますます割
り込み受付けから割り込みタスク完了までの時間が大き
くなる。このように割り込み受付けから、割り込みタス
ク処理完了までの時間を測定することによって、CPU
ボードの負荷を正確に知ることができる。
【0026】割り込み受付けから割り込みタスク処理完
了までの時間と割り込み遅延部の遅延時間との関係をあ
らかじめ設定しておき、割り込み遅延時間を求める。求
めた割り込み遅延時間を割り込み遅延部に設定すること
により、割り込みの遅延時間を制御し、割り込みの受付
けを制限する。
【0027】数値を用いて具体的に説明すると、CPU
ボード10で処理する割り込みタスクの処理時間が0.
1mSから10mSまでばらつくと仮定する。割り込み
キューの積み上げ数の最大値は64と仮定する。
【0028】この場合、割り込みが受付けられてから、
割り込みタスクが完了するまでの最大の時間は10mS
x64=640mSとなる。時間測定部2はこの時間よ
り長い時間測定が必要になるのでここでは1mS単位で
4096カウント、つまり最大測定時間を4.096S
とする。時間測定部は4.096Sをカウントすれば0
に戻って常にカウントを繰り返している。
【0029】このマルチプロセッサにて制御されるシス
テムで許される割り込み処理の遅延時間の最大値が0.
5Sと仮定する。
【0030】次に、本発明の実施の形態を構成する割り
込み遅延部について説明する。図2は割り込み遅延部の
回路構成を示す図である。
【0031】割り込み遅延部3は図2に示すように、シ
フトレジスタ31、シフトレジスタの出力を選択するセ
レクタ32及びセレクタ32に選択値を記憶するラッチ
33より構成され、CPU1からの指示により、割り込
み遅延部3の遅延量を8段階に設定できるようになって
いる。割り込み遅延部の遅延量は設定により割り込み受
付けの確率が確実に変化しなければならないのでCPU
1の命令実行時間より大きくする必要がある。CPU1
の平均命令時間を0.6μSと仮定すれば、割り込み遅
延部3の遅延単位は2μSとする。すなわち割り込み遅
延部の遅延時間は0μSから2μS単位で最大14μS
となる(図4(b)参照)。
【0032】割り込みの受付けの処理を図面を参照して
説明する。
【0033】図3は(a)割り込み受付け処理のフロー
チャート、図3(b)は割り込みキューテーブルであ
る。
【0034】割り込み発生元のIOが割り込みを発生し
たならば割り込み信号は割り込みバス7を通して全ての
CPUボードの割り込み遅延部3に入力される。割り込
み遅延部3のシフトレジスタ31のリセット端子がロー
レベルになるので、シフトレジスタ31のD端子のハイ
レベルをシフトし始める。割り込み遅延部3のラッチ3
3の設定が”010”の場合、シフトレジスタ31のQ
Bの値がCPU1に伝達される。この場合割り込み信号
は4μS遅延してCPU1に入力されることになる(ス
テップ1)。
【0035】CPU1に入力された割り込みは内部で保
留され、現在実行中の命令が終了した時点で割り込み応
答を出すためにバス調停部4にバス要求を出す。バスの
獲得ができれば、共通バス6に割り込み応答バスサイク
ルを送出し、割り込み元IOから割り込みべクタを読み
取る(ステップ2)。
【0036】ベクタを受けたCPU1はレジスタのスタ
ック退避を行い(ステップ3)、割り込み元のIOから
割り込み情報をリードし、割り込みキューに割り込み情
報として積み上げておく(ステップ4)。割り込み受付
け処理が完了したので、この時の時刻を時間測定部2よ
りリードする(ステップ5)。そのときの時刻、すなわ
ちカウント値が1000と仮定する。このカウント値1
000をキューの積み上げた情報の一部として記憶させ
ておく(ステップ6)。
【0037】次に、割り込みタスクの処理について図面
を参照して説明する。
【0038】図4(a)は割り込みタスク処理のフロー
チャート、図4(b)は割り込み受付けから割り込みタ
スク完了までの時間と割り込み遅延部の遅延量との関係
を示すテーブルである。
【0039】CPU1は常に割り込みキューの状態を監
視し、割り込みキューに積み上げられた割り込み情報が
ある時は一番下の割り込みキューの情報、つまり一番過
去につまれた割り込みから処理を始める。割り込みキュ
ーの割り込み情報に基づいて割り込みタスクを起動し、
タスク処理を行う(ステップ8)。タスク処理が完了し
た時点で、割り込み受付けからの時間を測定するため
に、時間測定部2のカウンタをリードし、カウント値1
045を読み取ったと仮定する。割り込みキューに記憶
していた割り込み受付け時間の1000との差45を求
め、割り込み受付けから割り込みタスク完了までの時間
が45mSかかったことを知る。
【0040】割り込み受付けから割り込みタスク完了ま
での時間と割り込み遅延部3の遅延量との関係を示すテ
ーブル(図4(b)参照)をあらかじめ設定しておき、
割り込み受付けから割り込みタスク完了までの時間、4
5mSが遅延量の”001”に相当することを得て、C
PU1は割り込み遅延部3のラッチ33に”001”を
設定する(ステップ9)。
【0041】割り込み受付け時の時間測定部2のカウン
タ値が4040であり、割り込みタスク完了時の時間測
定部2のカウンタ値が0020であった場合は割り込み
受付け時の時間測定部のカウンタ値の方が大きいのでカ
ウンタが一周したと判断し、4096から4040を引
きその差と0020を加えて76の値を得ることができ
るため、いかなる場合でも割り込み受付けから、割り込
みタスク完了までの時間を求めることができる。
【0042】次に、他の実施の形態として、割り込みレ
ベルが複数ある場合、割り込みレベルにより割り込みタ
スクの実行時間がある程度予測できる場合がある。
【0043】たとえば割り込みレベルに1と2がある場
合で割り込みレベル1の割り込みタスク処理時間が1m
Sであり、割り込みレベル2の割り込みタスク処理時間
が10mSであった場合は、CPUが割り込みキューを
監視するときに、割り込みレベル1の割り込みキューに
積まれた数に1mSをかけた値と、割り込みレベル2の
割り込みキューに積まれた数に10mSをかけた値を加
えることにより、現時点に於ける割り込み受付けから割
り込みタスク処理完了までの最大の時間を予測できる。
この場合は時間測定部が不要になる。割り込み受付けか
ら割り込みタスク完了までの時間がわかれば、その時間
と割り込み遅延部の遅延時間の関係テーブルより割り込
み遅延部の遅延量を設定できる。
【0044】さらに別の実施の形態としては、割り込み
キューにくくりつけのハードタイマを具備し、割り込み
の受付けをしたときに、積み上げた割り込みキューに対
応するタイマを起動し、割り込みタスクが完了したとき
に対応するタイマを読み取って、その値を割り込み受付
けから割り込みタスク完了までの時間とすることにより
CPUボードの負荷を測定することができる。
【0045】
【発明の効果】第1の効果は、CPUボードは負荷が大
きくなると割り込み処理時間が長くなってシステムに影
響を与えてしまう。処理時間が長くなるのは割り込み処
理タスクを起動するまでの待ち時間が大きくなる為で、
割り込み受付けから、割り込みタスク処理完了までの時
間を測定することにより、CPUボード負荷を正確に測
定できる。
【0046】負荷を正確に測定することにより、割り込
み受付けの確率をきめ細かく制御でき負荷の均一ができ
る。
【0047】その理由は、割り込み受付け時の時刻を割
り込みキューに付加情報として記憶し、割り込みタスク
処理完了時の時刻と割り込みキューに記憶された時刻と
の差を求めることにより、割り込み受付けから割り込み
タスク完了までの時間を計測でき、CPUボードの負荷
を正確に知ることができる。割り込み入力回路は割り込
み遅延部があり、割り込みの遅延時間を負荷に応じてき
め細かく制御することができるため、CPUボードの負
荷の均一化をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である負荷の均一化装置の
構成を示すブロック図
【図2】割り込み遅延部の回路構成を示す図
【図3】(a)割り込み受付け処理のフローチャート、
(b)割り込みキューテーブル
【図4】(a)割り込みタスク処理のフローチャート、
(b)割り込み受付けから割り込みタスク完了までの時
間と割り込み遅延部の遅延量との関係を示すテーブル
【図5】負荷の軽い割り込み処理のタイミングチャート
【図6】負荷の重い割り込み処理のタイミングチャート
【図7】従来の負荷分散装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 CPU 2 時間測定部 3 割り込み遅延部 31 シフトレジスタ 32 セレクタ 33 ラッチ 4 バス調停部 5 メモリ 6 共通バス 7 割り込みバス 10 CPUボード 70 CPUボード 71 CPU 72 デコーダ 73 バス調停部 74 バッファ 75 キュー・カウンタ 76 割り込み伝達制御部 77 共通バス 78 調停バス 79 割り込みバス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUを搭載した複数のCPUボードを
    並列に接続した疎結合マルチプロセッサ構成の装置にお
    いて、各CPUボードに現在の時刻を測定するための時
    間測定部と、各CPUボードへの割り込み入力に対して
    遅延量が可変できる割り込み遅延部とを具備し、CPU
    は時間測定部から現在の時刻を読み取ることができ、C
    PUは割り込み遅延部の遅延量を制御できるようにした
    ことを特徴とするマルチプロセッサの負荷の均一化装
    置。
  2. 【請求項2】 割り込みを受付けたときに割り込み情報
    を割り込みキューに積み上げると同時にそのときに時刻
    を記憶し、割り込みタスクが処理完了したときの時刻と
    前記割り込みキューに積み上げたときの時刻との差をC
    PUボードの負荷の状態とすることを特徴とする請求項
    1記載のマルチプロセッサの負荷の均一化装置。
  3. 【請求項3】 CPUボードの負荷の状態によりCPU
    ボードへの割り込み信号の遅延量を設定しCPUへの割
    り込み信号を遅らせることを特徴とする請求項2記載の
    マルチプロセッサの負荷の均一化装置。
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