JPH11157192A - 熱転写プリンタ用リボンカセット - Google Patents

熱転写プリンタ用リボンカセット

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JPH11157192A
JPH11157192A JP9324694A JP32469497A JPH11157192A JP H11157192 A JPH11157192 A JP H11157192A JP 9324694 A JP9324694 A JP 9324694A JP 32469497 A JP32469497 A JP 32469497A JP H11157192 A JPH11157192 A JP H11157192A
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JP
Japan
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core
arm
stopper
carriage
cassette
Prior art date
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Withdrawn
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JP9324694A
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English (en)
Inventor
Takanobu Matsuura
孝信 松浦
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリッジ上に装着しない状態において供給
コアおよび巻取りコアの回転を抑止してインクリボンの
弛みを防止する弛み防止用ストッパを内蔵した熱転写プ
リンタ用リボンカセットを提供すること。 【解決手段】 第1アーム40と第2アーム41とを有
する弛み防止用ストッパ23を弾性部材44により付勢
して第1アーム40をストッパ挿入溝36に圧接あるい
は噛合するとともに前記第2アーム41の係止爪43を
係止溝37に噛合させるようにし、キャリッジ18にリ
ボンカセット10を装着すると、弾性部材44の付勢力
に抗して第1アーム40のストッパ挿入溝36への圧接
あるいは噛合と、第2アーム41の係止溝37への噛合
が解除されるように構成したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱転写プリンタ用リ
ボンカセットに係り、特に、熱転写プリンタのキャリッ
ジ上へ装着しない状態において、カセットケース内に収
納され外周にインクリボンを巻回した巻取りコアおよび
供給コアの回転を抑止することによって非装着時におけ
るインクリボンの弛みを防止するための弛み防止用スト
ッパを内蔵した熱転写プリンタ用リボンカセットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、熱転写プリンタにおいては、
インクリボンのインクをサーマルヘッドの発熱により記
録紙に転写して記録を行なっていた。このインクリボン
1は、その両端部を、各々回転自在に支持された熱転写
プリンタ用リボンカセット2の巻取りコア3および供給
コア4に取着されるとともにこれらの両コア3,4に巻
回されており、コア3,4の回転により記録面上に搬送
されるとともにキャリッジに配設されたサーマルヘッド
による発熱によって記録紙上への所望の記録に供される
ようになっていた。
【0003】図9は、このような、熱転写プリンタのキ
ャリッジ上に装着され、キャリッジの駆動とともにイン
クリボン1の巻き取りを行ないながら記録に供する熱転
写プリンタ用リボンカセット2を示したものである。
【0004】このリボンカセット2は、平面略矩形のカ
セットケースの上ケース(図示せず)および下ケース5
に、回転自在に支持された一対のコア3,4と、一対の
ピンチローラ6およびインクリボン1の走行経路を保持
する複数のガイドローラ7を有している。
【0005】前記一対のコア3,4は略円筒形状に形成
されており、各コア3,4には、外周面に熱昇華性ある
いは熱溶融性のインクリボン1がそれぞれ両端から巻回
されている。そして、このリボンカセット2が使用され
るプリンタのキャリッジ上に装着されることにより、一
方のコア3は巻取りボビンに嵌合し、サーマルヘッドに
より記録に使用されたインクリボン1を巻取る巻取りコ
ア3とされ、他方のコア4は、キャリッジの供給ボビン
4に嵌合してインクリボン1を記録のために記録紙上に
供給する供給コア4とされる。
【0006】各コア3,4の内周面は、キャリッジに配
設された巻取りボビンまたは供給ボビンを嵌合するボビ
ン嵌合孔8とされており、このボビン嵌合孔8には複数
の係合突起9が周方向に間隔を隔てて形成されいる。そ
して、この係合突起9がリボンカセット2をキャリッジ
上に装着する際に巻取りボビンおよび供給ボビンの外周
面に周方向に間隔を隔てて突設した複数個の係合突起に
噛合するようになっている。
【0007】そして、キャリッジを駆動した際に、巻取
りコア3は前記噛合を介して巻取りボビンからの回転駆
動力を得て供給コア4に巻回されている未使用のインク
リボン1をサーマルヘッドによる発熱により記録に使用
した後で、外周面に巻取るようになっている。一方、供
給コア4は、サーマルヘッドがインクリボン1および記
録紙を挟んでプラテンに圧接している状態でキャリッジ
が進行することによって、外周に巻回されたインクリボ
ン1に生じた張力により従動しながらインクリボン1を
記録紙上に供給するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の熱転写
プリンタ用リボンカセット2においては、記録に使用さ
れる前あるいはカセットの表裏を反転させて記録に使用
する場合にキャリッジから取り外したとき等、カセット
をキャリッジ上に装着していない非装着時において、カ
セットケース内の供給コア4およびは巻取りコア3は回
転自在となっている。
【0009】このため、リボンカセット2をキャリッジ
に装着する際あるいは取り外す際もしくは持ち運びの際
に、カセットの振動あるいは人為的な原因等によってコ
ア3,4が回転することにより、このコア3,4の外周
に巻回されているインクリボン1が弛んでしまい、この
ような状態でカセット2を熱転写プリンタのキャリッジ
上に装着した場合には、インクリボン1がサーマルヘッ
ドにより記録紙上へ適切に圧接されず、良好な記録を行
なうことができないといった問題があった。
【0010】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、熱転写プリンタのキャリッジ上に装着しない
状態においてカセットケース内の供給コアおよび巻取り
コアの回転を抑止してこのコアに巻回されたインクリボ
ンの弛みを防止する弛み防止用ストッパを内蔵した熱転
写プリンタ用リボンカセットを提供することを目的とす
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の請求項1に係る熱転写プリンタ用リボンカセッ
トの特徴は、カセットケース内に巻取りコアと供給コア
との一対のコアを回転自在に収納するとともにこれらの
コアの外周面に両端部から巻回されてなるインクリボン
を有し、熱転写プリンタのキャリッジ上に装着されて記
録紙上への記録に供する熱転写プリンタ用リボンカセッ
トであって、前記供給コアおよび巻取りコアの一方の軸
方向の端面に筒状のストッパ挿入溝を形成するととも
に、前記供給コアおよび巻取りコアの他方の軸方向の端
部に外周面に複数の係止溝が形成されたフランジを固設
し、前記ストッパ挿入溝内に挿入されている第1アーム
と前記フランジの外周面に対向する係止爪を備えた第2
アームとをそれぞれ有する弛み防止用ストッパを前記カ
セットケースに内蔵し、この弛み防止用ストッパを弾性
部材により付勢して前記第1アームを前記ストッパ挿入
溝の内壁に圧接あるいは噛合するとともに前記第2アー
ムの係止爪を前記係止溝に噛合させるようにし、前記弛
み防止用ストッパは前記キャリッジにリボンカセットを
装着すると前記弾性部材の付勢力に抗して前記第1アー
ムの前記ストッパ挿入溝の内壁への圧接あるいは噛合と
前記第2アームの係止爪の前記係止溝への噛合が解除さ
れるように構成した点にある。
【0012】そして、このような構成を採用したことに
より、リボンカセットを熱転写プリンタのキャリッジ上
に装着しない自由状態において、カセットケース内に配
設した前記弛み防止用ストッパの有する第1アームと第
2アームとが、同じくカセットケース内に回転自在に収
納された供給コアおよび巻取りコアに圧接あるいは噛合
することによって両コアを回転しないように抑止するた
め、自由状態においてコアに巻回されたインクリボンが
コアの回転により弛んでしまうことを防止することが可
能になる。
【0013】また、本発明の請求項2に係る熱転写プリ
ンタ用リボンカセットの特徴は、請求項1において、前
記弛み防止用ストッパは、前記第1アームおよび第2ア
ームを支持する支持部材を有し、この支持部材の一部に
はテーパ部が形成されており、前記キャリッジへの装着
時にキャリッジのカセット装着部に突設されている係合
ピンが前記支持部材内に挿入されることにより前記支持
部材が側方に押動されて前記2つのアームを各コアとの
係合が解除される方向に退避されるようにした点にあ
る。
【0014】そして、このような構成を採用したことに
より、カセット装着時におけるコアの抑止の解除を、リ
ボンカセットのキャリッジ上への装着と同時に迅速にか
つ簡易な構造で行なうことが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図8を参照して説明する。
【0016】図1は、本実施形態における熱転写プリン
タ用リボンカセット10の分解斜視図を示したものであ
り、本実施形態は、カセットケース本体11内に巻取り
コア12および供給コア13からなる1対のコア12,
13が回転可能に収納されており、このコア12,13
の外周面には、長尺状のインクリボン14がその両端か
ら巻回されている。また、前記巻取りコア12と供給コ
ア13との間には前記インクリボン14を熱転写プリン
タのサーマルヘッドに案内するインクリボン走行経路を
形成するための複数のガイドローラ15が配設されてい
る。
【0017】前記カセットケース本体11は、底板と側
板から構成される箱状の下ケース16と、この下ケース
16に対して蓋の役割をなす平板状の上ケース17とか
ら構成されている。
【0018】前記上ケース17および下ケース16に
は、リボンカセット10をキャリッジ18に装着する際
に、キャリッジ側のコア支持用軸19が貫通するための
巻取り用孔20および供給用孔21がそれぞれ形成され
ており、また、前記ガイドローラ15を支持するために
その端部を挿入するためのガイドローラ用孔22ならび
に後述する弛み防止用ストッパ23にカセット装着時に
おいて係合するキャリッジ側の係合ピン24が貫通する
ための係合ピン用孔25が形成されている。
【0019】さらに、前記下ケース16の底板内面の前
記供給用孔21の外周位置には、円弧状のガイド突起2
6が形成されており、前記供給コア13の位置決めおよ
び位置ずれ防止を行なうようになっている。なお、この
ガイド突起26は、下ケース16に限らず、上ケース1
7に形成してもよい。
【0020】また、前記下ケース16の図示しない熱転
写プリンタのプラテンに対峙する側面部には、前記ガイ
ドローラ15に案内されたインクリボン14をカセット
ケース11本体外に導出してサーマルヘッドを挿入する
ためのヘッド挿入部27がケース内側に凹入形成されて
いる。そして、前記上ケース17には前記下ケース16
のヘッド挿入部27の形状に合致するように上側ヘッド
挿入部28が形成されている。
【0021】一方、前記巻取りコア12および前記供給
コア13の外周面には、各々インクリボン14が両端か
ら巻回されているとともに、前記巻取りコア12の軸方
向の両端部には、円板状のフランジ29が嵌入されてい
る。
【0022】前記巻取りコア12および供給コア13の
中央部には、キャリッジ18のコア支持用軸19が挿入
されるための軸挿入孔30が形成されている。さらに、
これらの軸挿入孔30の外周側であって各コア12,1
3の軸方向の両端面には、キャリッジ18の前記コア支
持用軸19に回転可能に嵌挿された駆動伝達部31が挿
入される係合溝32が円環状に穿設されるとともに、こ
の係合溝32の外側内周壁には、前記駆動伝達部31に
形成された係合突起部33に噛合する係合突起34が周
方向に間隔を隔てて形成されている。
【0023】このため、キャリッジ18の駆動モータ3
5の駆動力により、巻取りコア12側の駆動伝達部31
が回転駆動されることにより、巻取りコア12が回転し
てインクリボン14を巻取るようになっている。なお、
前記係合溝32を両コア12,13の両端面にそれぞれ
形成するのは、リボンカセット10の表裏を代えて使用
する場合を考慮したものである。
【0024】また、前記供給コア13の両端面であって
前記係合溝32よりもさらに外側の位置には、後述する
弛み防止用ストッパ23が挿入されるためのストッパ挿
入溝36が円環状に形成されている。さらに、このスト
ッパ挿入溝36には、前記下ケース16のガイド突起2
6が挿入されるようになっている。このため、インクリ
ボン14が使用済みになったときに新しいインクリボン
に交換する際に前記ガイド突起26が前記ストッパ挿入
溝36に挿入されることにより、容易に供給コア13の
位置決めが行なえ、かつインクリボン14をインクリボ
ン走行経路に引き回すときに供給コア13がずれてしま
うのを防止できるようになっている。
【0025】また、前記巻取りコア12のフランジ29
の外周縁には、後述する弛み防止用ストッパ23が係合
するための鋭角状の係止溝37が周方向に所定間隔を隔
てて複数個形成されている。
【0026】そして、本実施形態には、このリボンカセ
ット10が熱転写プリンタのキャリッジ18から外され
た自由状態において、前記供給コア13および巻取りコ
ア12が振動や、人為的な原因等で回転することによっ
てコア12,13に巻回されたインクリボン14が弛ん
でしまうことを防止するための弛み防止用ストッパ23
が配設されている。
【0027】前記弛み防止用ストッパ23は、略円筒状
のストッパ支持部38を有しており、このストッパ支持
部38が前記上ケース17および下ケース16に挟持さ
れることによってこの弛み防止用ストッパ23は支持さ
れるようになっている。
【0028】このストッパ支持部38の外周面下端部に
は、自由状態において前記供給コア13のストッパ挿入
溝36の内壁39に当接することにより供給コア13の
振動等による回転を抑止するための第1アーム40と、
同じく自由状態において前記巻取りコア12のフランジ
29の係止溝37に係合することにより巻取りコア12
の回転を抑止するための第2アーム41とがそれぞれ各
コア12,13の端面とほぼ同一平面に延在するように
形成されている。
【0029】前記第1アーム40の先端部は、供給コア
13の上方に延出した折曲部42となっており、自由状
態において前記ストッパ挿入溝36の内壁39に当接す
るようになっている。
【0030】一方、前記第2アーム41の先端部には、
鋭角状の係止爪43が形成されており、自由状態におい
て前記巻取りコア12のフランジ29に形成された係止
溝37のいずれかに噛合してラチエットの役割を果たす
ようになっている。
【0031】また、前記弛み防止用ストッパ23には、
自由状態において図に示すように前記2つのアーム4
0,41が各々が係合するコアを抑止するような方向に
回動するように弛み防止用ストッパ23を付勢するため
の弾性部材の一例としてのねじりコイルばね44が、そ
の基端部44aをカセットケース11の内側面に固着
し、その先端部44bを前記アーム40,41のいずれ
か一方に固着(本実施形態においては第1アーム40に
固着しているが、これに限る必要はない)するようにし
て前記ストッパ支持部38に巻回されている。
【0032】このため、前記リボンカセット10をキャ
リッジ18上からはずすと、前記ねじりコイルばね44
の付勢力により前記弛み防止用ストッパ23が図7の矢
印Aに示す方向に回転するようになっている。
【0033】この結果、前記第2アーム41が図7矢印
Bに示す方向に回動して、その係止爪43を前記係止溝
37に噛合させるようにして前記巻取りコア12を抑止
するようになっている。
【0034】また、前記第1アーム40が図7矢印Cに
示す方向に回動して、その折曲部42を前記供給コア1
3のストッパ挿入溝36の内壁39に当接するようにし
て供給コア13を抑止するようになっている。
【0035】従って、自由状態における前記両コア1
2,13の振動あるいは人為的な原因等による回転を抑
止してインクリボン14が弛んでしまうのを防止するよ
うになっている。また、前記両コア12,13の抑止
は、ねじりコイルばね44の弾性を利用して行なってい
るため、特にコア12,13の振動による回転を防止す
るのに好適とされる。
【0036】なお、前記巻取りコア12と供給コア13
との構造および第1アーム40と第2アーム41との構
造を全く入れ換えてコア12,13の抑止を行なうよう
にしてもよい。また、前記ストッパ挿入溝36の内壁3
9に周方向に間隔を隔てて溝部を形成して、この溝部の
一部に前記第1アームを噛合させることによりコア12
の抑止を行なうようにしてもよい。
【0037】また、前記弛み防止用ストッパ23のスト
ッパ支持部38は、カセット装着時においてキャリッジ
18上に突設された係合ピン24が挿入されるためのピ
ン挿入孔45が形成されている。
【0038】さらに、このピン挿入孔45の内壁の周方
向の一部には、挿入される係合ピン24の先端方向に向
かってピン挿入孔45の内径が狭まるようにされたテー
パ部46が形成されている。
【0039】そして、このテーパ部46に、挿入された
係合ピン24の先端部24aが摺接することによって前
記弛み防止用ストッパ23の2つのアーム40,41が
各コア12,13から離間する方向に退避するようにな
っており、装着状態における各コア12,13が回転可
能とされている。
【0040】なお、前記弛み防止用ストッパ23の付勢
は前記ねじりコイルばね44に限らず前記2つのアーム
40,41を回動可能に付勢するような他の弾性部材で
もよい、また、図2には、第1アーム40がストッパ挿
入溝36の内側内壁に係合するようにされているが、こ
れに限らず、外側内壁に係合するようにしてもよい。
【0041】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0042】まず、リボンカセット10をキャリッジ1
8上に装着しない自由状態においては、前記弛み防止用
ストッパ23が、ねじりコイルばね44の付勢力により
図2に示すように、前記第1アーム40が供給コア13
のストッパ挿入溝36の内壁39に当接し、一方、図4
に示すように、前記第2アーム41が巻取りコア12の
フランジ29の係止溝37に噛合するようにして各コア
12,13を抑止している。この抑止は、ねじりコイル
ばね44の弾性を利用してされているため、特にコア1
2,13が振動により回転することによって巻回されて
いるインクリボン14が弛むのを有効に防止している。
【0043】そして、このリボンカセット10をキャリ
ッジ18上に装着する装着時においては、前記供給コア
13および巻取りコア12の軸挿入孔30に、キャリッ
ジ18の巻取り機構47および供給機構(47と同じ構
造)のコア支持用軸19が各々挿入され、前記軸挿入孔
30の外周にある前記係合溝37に巻取り機構47およ
び供給機構の駆動伝達部31が、前記係合突起34と係
合突起部33とが咬合することによって嵌合する。
【0044】それと同時にキャリッジ18に突設された
係合ピン24がリボンカセット10内の弛み防止用スト
ッパ23のストッパ支持部38に挿入されるとともに、
その先端部24aがストッパ支持部38の内壁に形成さ
れたテーパ部46に摺接し、その摺接の状態でリボンカ
セット10が装着されることによって、弛み防止用スト
ッパ23が図3または図6の矢印Dに示す方向に退避し
て前記2本のアーム40,41が各々のコア12,13
との係合を解除して各コア12,13が巻取り機構47
または供給機構の駆動によって回転可能な状態になる。
【0045】この状態でキャリッジ18のモータ35を
駆動することによって巻取り機構47を回転駆動させ、
その駆動力が、巻取り機構47の駆動伝達部31を介し
て巻取りコア12の係合溝32に伝達され、それにとも
なう巻取りコア12の回転によって外周に接着されてい
るインクリボン14が、キャリッジ18の駆動によるサ
ーマルヘッドの発熱によって記録に供された後で外周に
巻回されるようになっている。一方、供給コア13は、
外周に巻回されているインクリボン14が、巻取り機構
47の駆動によって牽引されることにともなって未使用
のインクリボン14を記録紙上に送り出すようになって
いる。
【0046】そして、このようなキャリッジ18上に装
着されたリボンカセット10を取り外すときにおいて
は、前記キャリッジ18の係合ピン24がストッパ支持
部38から離脱すると同時に前記ねじりコイルばね44
による付勢力によって弛み防止用ストッパ23の2本の
アーム40,41が図7に示すように回動して再び各々
のアーム40,41が係合するコア12,13を抑止す
る。
【0047】したがって、本発明の実施形態によれば、
自由状態において前記弛み防止用ストッパ23が各コア
12,13の回転を抑止することによって、各コア1
2,13に巻回されてインクリボン14が弛むのを防止
することが可能になる。
【0048】なお、本発明は前記実施の形態のものに限
定されるものではなく、必要に応じて種々変更すること
が可能である。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係るリボンに
よれば、リボンカセットをキャリッジ上に装着しない状
態において巻取りコアおよび供給コアの回転を抑止する
ことにより各コアに巻回されたインクリボンの振動や人
為的原因などにより生じる弛みを防止することができる
等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る熱転写プリンタ用リボンカセッ
トの実施形態を示す分解斜視図
【図2】 本発明に係る熱転写プリンタ用リボンカセッ
トの自由状態における供給コアの実施形態を示す断面図
【図3】 本発明に係る熱転写プリンタ用リボンカセッ
トの装着時における供給コアの実施形態を示す断面図
【図4】 本発明に係る熱転写プリンタ用リボンカセッ
トの自由状態における巻取りコアの実施形態を示す断面
【図5】 本発明に係る熱転写プリンタ用リボンカセッ
トの装着時における巻取りコアの実施形態を示す断面図
【図6】 本発明に係る熱転写プリンタ用リボンカセッ
トの装着時における実施形態を示す平面概略図
【図7】 本発明に係る熱転写プリンタ用リボンカセッ
トの自由状態における実施形態を示す平面概略図
【図8】 本発明に係る熱転写プリンタ用リボンカセッ
トと係合するキャリッジの巻取り機構を示す図
【図9】 従来のリボンカセットを示す図
【符号の説明】
10 リボンカセット 12 巻取りコア 13 供給コア 23 弛み防止用ストッパ 24 係合ピン 36 ストッパ挿入溝 37 係止溝 38 ストッパ支持部 39 内壁 40 第1アーム 41 第2アーム 42 折曲部 43 係止爪 44 ねじりコイルばね 45 ピン挿入構 46 テーパ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットケース内に巻取りコアと供給コ
    アとの一対のコアを回転自在に収納するとともにこれら
    のコアの外周面に両端部から巻回されてなるインクリボ
    ンを有し、熱転写プリンタのキャリッジ上に装着されて
    記録紙上への記録に供する熱転写プリンタ用リボンカセ
    ットであって、前記供給コアおよび巻取りコアの一方の
    軸方向の端面に筒状のストッパ挿入溝を形成するととも
    に、前記供給コアおよび巻取りコアの他方の軸方向の端
    部に外周面に複数の係止溝が形成されたフランジを周設
    し、前記ストッパ挿入溝内に挿入されている第1アーム
    と前記フランジの外周面に対向する係止爪を備えた第2
    アームとをそれぞれ有する弛み防止用ストッパを前記カ
    セットケースに内蔵し、この弛み防止用ストッパを弾性
    部材により付勢して前記第1アームを前記ストッパ挿入
    溝の内壁に圧接あるいは噛合するとともに前記第2アー
    ムの係止爪を前記係止溝に噛合させるようにし、前記弛
    み防止用ストッパは前記キャリッジにリボンカセットを
    装着すると前記弾性部材の付勢力に抗して前記第1アー
    ムの前記ストッパ挿入溝の内壁への圧接あるいは噛合と
    前記第2アームの係止爪の前記係止溝への噛合が解除さ
    れるように構成したことを特徴とする熱転写プリンタ用
    リボンカセット。
  2. 【請求項2】 前記弛み防止用ストッパは、前記第1ア
    ームおよび第2アームを支持する支持部材を有し、この
    支持部材の一部にはテーパ部が形成されており、前記キ
    ャリッジへの装着時にキャリッジのカセット装着部に突
    設されている係合ピンが前記支持部材内に挿入されるこ
    とにより前記支持部材が側方に押動されて前記2つのア
    ームを各コアとの係合が解除される方向に退避されるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載の熱転写プリ
    ンタ用リボンカセット。
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