JPH11155290A - 振動アクチュエータ - Google Patents

振動アクチュエータ

Info

Publication number
JPH11155290A
JPH11155290A JP10230493A JP23049398A JPH11155290A JP H11155290 A JPH11155290 A JP H11155290A JP 10230493 A JP10230493 A JP 10230493A JP 23049398 A JP23049398 A JP 23049398A JP H11155290 A JPH11155290 A JP H11155290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibrator
vibration
positioning
contact
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10230493A
Other languages
English (en)
Inventor
Takatoshi Ashizawa
隆利 芦沢
Kazuyasu One
一泰 大根
Mina Kobayashi
三奈 小林
Mitsuhiro Okazaki
光宏 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP10230493A priority Critical patent/JPH11155290A/ja
Priority to US09/158,072 priority patent/US6104123A/en
Publication of JPH11155290A publication Critical patent/JPH11155290A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/0005Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing non-specific motion; Details common to machines covered by H02N2/02 - H02N2/16
    • H02N2/001Driving devices, e.g. vibrators
    • H02N2/003Driving devices, e.g. vibrators using longitudinal or radial modes combined with bending modes
    • H02N2/004Rectangular vibrators
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N30/00Piezoelectric or electrostrictive devices
    • H10N30/20Piezoelectric or electrostrictive devices with electrical input and mechanical output, e.g. functioning as actuators or vibrators
    • H10N30/202Piezoelectric or electrostrictive devices with electrical input and mechanical output, e.g. functioning as actuators or vibrators using longitudinal or thickness displacement combined with bending, shear or torsion displacement
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/0005Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing non-specific motion; Details common to machines covered by H02N2/02 - H02N2/16
    • H02N2/005Mechanical details, e.g. housings
    • H02N2/0055Supports for driving or driven bodies; Means for pressing driving body against driven body
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/02Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors
    • H02N2/026Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors by pressing one or more vibrators against the driven body

Landscapes

  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発音および不要な振動を防止して、振動アク
チュエータの駆動効率等を向上させる。 【解決手段】 振動を発生して所定の面に接触した相対
運動部材41との間で相対運動を行う振動子10と、振
動子10を支持する支持部材33とで振動アクチュエー
タを構成する。支持部材33は、互いに異なる位置に配
置されて振動子10と接触する少なくとも3個からなる
複数の位置決め用部材21、22、24を有し、これら
複数の位置決め用部材のうちの少なくとも1個(位置決
め用部材24)は、振動子10に付勢力を与えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動によって振動
子と相対運動部材との間に相対運動を発生させる振動ア
クチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】超音波モータに代表される各種の振動ア
クチュエータは、高トルク、良好な制御性、高保持力さ
らには静粛性などの特徴を有するものとして知られてい
る。この振動アクチュエータの1タイプとして、例え
ば、「第5回電磁力関連のダイナミックシンポジウム講
演論文集」の「222 光ピックアップ移動を目的とし
た圧電リニアモータ」に記載されている「異形縮退縦L
1−屈曲B4モード・平板モータ」が知られている。こ
の振動アクチュエータは、1次の縦振動と4次の屈曲振
動を発生させて楕円運動を生じさせ、この楕円運動によ
り駆動力を発生させるアクチュエータである。
【0003】図14は、このような縦振動と屈曲振動と
を用いた定在波型の振動アクチュエータの一例を示す斜
視図である。図14の振動アクチュエータ120は、弾
性体121と、弾性体121の一方の平面に接続される
電気機械変換素子である圧電体122と、弾性体121
の他方の平面に設けられる駆動力取出部121b、12
1cに接触する相対運動部材123と、弾性体121の
位置規制を行う支持部材124とにより構成されてい
る。
【0004】弾性体121は、平板状の基礎部121a
と、この基礎部121aの下面に突起状に設けられた駆
動力取り出しのための駆動力取出部121b、121c
とから構成される。これらの駆動力取出部121b、1
21cは、駆動時に発生する屈曲振動の腹(振幅最大の
部分)の位置に設けられている。圧電体122は、電気
信号を機械的な変位に変換する電気機械変換素子であ
り、駆動用圧電体122a、122bと振動モニタ用圧
電体122p、122p’とを備える。各圧電体122
a、122b、122p、122p’は、弾性体121
の上面に接着されている。
【0005】弾性体121の基礎部121aの長手方向
中央部の両縁には、基礎部121aおよび圧電体122
a、122bの厚さ方向に連通する断面半円形の係合溝
121dおよび121eが設けられている。支持部材1
24は、矩形平板状の支持部材本体124aの底面両端
側に、弾性体121に設けられた係合溝121dおよび
121eの間隔と等間隔で配置された係合部124bお
よび124cを有している。そして、係合部124bは
係合溝121dにはまり込み、係合部124cは係合溝
121eにはまり込むようになっている。このような構
成により、支持部材124は、弾性体121の圧電体1
22が設けられた側から弾性体121に係合する。その
結果、支持部材124は、弾性体121の相対運動方向
(図面上の両向き矢印方向)と交差する方向である弾性
体121の幅方向について、弾性体121を位置規制す
る。
【0006】以上のような構成において、駆動用圧電体
122aに第1の交流電圧が、また、駆動用圧電体12
2bに第1の交流電圧と電気的に位相が90度異なる交
流電圧が印加されると、弾性体121には縦振動と屈曲
振動が発生する。そして、駆動力取出部121b、12
1cには、これらの二つの振動の合成である楕円運動が
発生し、この楕円運動により相対運動部材123との間
で相対運動を行うための駆動力が生じる。
【0007】振動モニタ用圧電体122p、122p’
は、機械的変位を電気信号に変換する機械電気変換素子
であり、弾性体121に発生する振動の状態に応じた信
号を図示していない駆動回路に出力する。また、図示し
ていないが、弾性体121はGND電位に接続されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図14に示す
構成では、弾性体121に設けられた係合溝121d、
121eにそれぞれ係合部124b、124cがはまり
込むようになっているため、これら係合溝121と係合
部124との間に隙間が生じてしまうことが避けられな
かった。
【0009】例えば、この隙間が、弾性体121と相対
運動部材123との相対運動の方向に生じると、振動ア
クチュエータ120の起動時および反転時等にバックラ
ッシュが生じたり、駆動時に弾性体121が前後に動い
てしまう。また、振動アクチュエータの起動時および反
転時には、前記隙間分のガタによって位置決め精度が悪
くなり、応答性も悪くなる。さらに、係合部124が係
合溝121の内壁と衝突したり、相対運動方向に対する
弾性体121のヨー方向の回転のガタも生じる。そし
て、図8(b)に矢印で示すように、弾性体121にロ
ーリング振動が発生する場合もある。これらは、振動ア
クチュエータ120を組み込んだ装置の振動および発音
の原因になる。
【0010】また、前記隙間が、相対運動方向に対して
左右方向に生じると、振動アクチュエータの駆動中に弾
性体121が左右にシフトしてしまうことがあり、前記
装置の振動および発音の原因になる。そして、このよう
な振動は、駆動力取り出し部121b、121cと相対
運動部材123間の駆動力の伝達に悪影響を及ぼすた
め、駆動速度および駆動力の低下を引き起こす。そのた
め、振動アクチュエータの駆動効率が低下してしまう。
【0011】本発明は、このような課題を解決すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的のために、請
求項1記載の発明では、振動を発生して所定の面に接触
した相対運動部材との間で相対運動を行う振動子と、前
記振動子を支持する支持部材とを備え、 前記支持部材
は、互いに異なる位置に配置されて前記振動子と接触す
る少なくとも3個からなる複数の位置決め用部材を有
し、前記複数の位置決め用部材のうちの少なくとも1個
は、前記振動子に付勢力を与えている振動アクチュエー
タを提供する。
【0013】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
振動アクチュエータにおいて、前記振動子は、前記相対
運動の方向に沿った2辺を有する第1の面を有し、該2
辺のうちの一方には係合部が設けられており、前記支持
部材は、前記係合部で前記振動子に接触する第1の位置
決め用部材と、前記第1の位置決め用部材とは異なる位
置で前記振動子と接触する第2の位置決め用部材と、弾
性部材を備えて該弾性部材の弾性力によって前記係合部
が設けられた辺とは反対側の辺で、かつ前記第2の位置
決め用部材とは異なる位置で前記振動子と接触する第3
の位置決め用部材とを有する構成とした。
【0014】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
振動アクチュエータにおいて、前記複数の位置決め用部
材のうちの少なくとも1個が、前記振動子に発生する振
動の節の位置で該振動子に接触するように構成した。請
求項4記載の発明では、請求項1または請求項3記載の
振動アクチュエータにおいて、 前記振動子が、1次の
縦振動と4次の屈曲振動とを発生し、前記複数の位置決
め用部材のうちの少なくとも1個が、前記屈曲振動の節
となる位置で該振動子に接触するように構成した。
【0015】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
振動アクチュエータにおいて、前記複数の位置決め用部
材が、いずれも前記屈曲振動の節となる位置で前記振動
子に接触するように構成した。請求項6記載の発明で
は、請求項4または請求項5記載の振動アクチュエータ
において、前記複数の位置決め用部材のうちの少なくと
も1個が、前記縦振動の節と前記屈曲振動の節とがほぼ
一致する位置で前記振動子に接触するように構成した。
【0016】請求項7記載の発明では、請求項2記載の
振動アクチュエータにおいて、前記第1の位置決め用部
材は、前記振動子の前記支持部材に対する前記相対運動
方向への移動を規制し、前記第2の位置決め用部材と前
記第3の位置決め用部材は、前記移動を規制しないよう
に構成した。請求項8記載の発明では、請求項2または
請求項7記載の振動アクチュエータにおいて、前記振動
子と前記相対運動部材とを加圧した状態で接触させる加
圧部材をさらに設け、 前記第1の面が、前記加圧部材
による加圧力の方向とほぼ直交するように構成した。
【0017】請求項9記載の発明では、請求項8記載の
振動アクチュエータにおいて、前記第1、第2および第
3の各位置決め用部材が、いずれも前記加圧力の方向に
対する前記振動子の移動を規制しないように構成した。
請求項10記載の発明では、請求項1記載の振動アクチ
ュエータにおいて、前記振動子と前記相対運動部材とを
加圧した状態で接触させる加圧部材をさらに設け、前記
支持部材が、前記相対運動方向に関する前記振動子と該
支持部材との相対位置の変動を規制する第1の位置決め
用部材と、前記加圧の方向と交差する方向から前記振動
子に付勢力を与える位置決め用加圧部材と、前記位置決
め用加圧部材によって生じる、前記振動子の前記加圧の
方向と交差する方向への動きを規制する第2の位置決め
用部材とを有する構成とした。
【0018】請求項11記載の発明では、請求項1記載
の振動アクチュエータにおいて、前記支持部材が、前記
相対運動方向に関する前記振動子と該支持部材との相対
位置の変動を規制する第1の位置決め用部材と、前記付
勢力によって、前記第1の位置決め用部材の回りに回転
モーメントを発生させる回転モーメント発生部材と、前
記回転モーメントによって生じる、前記振動子の前記位
置決め用部材の回りの回転を規制する第2の位置決め用
部材とを有する構成とした。
【0019】請求項12記載の発明では、請求項1記載
の振動アクチュエータにおいて、前記振動子が、前記相
対運動方向と略平行な方向に振動する第1の振動と、該
第1の振動の振動方向と略直交する方向に振動する第2
の振動とを発生させ、前記支持部材が、前記第1の振動
および前記第2の振動の双方の振動方向に略直交する方
向に関して、前記振動子の移動を規制する規制部材を有
し、前記振動子に付勢力を与えている少なくとも1個の
位置決め用部材が、前記規制部材の少なくとも一部とな
るように構成した。
【0020】請求項13記載の発明では、請求項12記
載の振動アクチュエータにおいて、前記規制部材が、前
記第1の振動の方向および前記第2の振動の方向に対し
て、前記振動子が移動できるように該振動子に接触する
ように構成した。請求項14記載の発明では、請求項1
2または請求項13記載の振動アクチュエータにおい
て、前記規制部材を、ポリアセタール樹脂、メタクリル
樹脂、フェノール樹脂、ポリアミド樹脂、フッ素樹脂、
ABS樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリ
塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリプロピレン樹脂、
ポリスチレン樹脂、およびエポキシ樹脂の中の少なくと
も1つを含む材料により形成した。
【0021】請求項15記載の発明では、振動を発生し
て所定の面に接触した相対運動部材との間で相対運動を
行う振動子と、前記振動子を支持する支持部材とを備
え、前記振動子は、前記相対運動方向と略平行な方向に
振動する第1の振動と、該第1の振動の振動方向と略直
交する方向に振動する第2の振動とを発生させ、前記支
持部材は、前記第1の振動および前記第2の振動の双方
の振動方向に略直交する方向に関して、前記振動子の移
動を規制する規制部材を有する振動アクチュエータを提
供する。
【0022】請求項16記載の発明では、請求項15記
載の振動アクチュエータにおいて、前記規制部材が、互
いに異なる少なくとも3箇所において前記振動子に接触
し、かつ、そのうちの少なくとも1箇所の接触部が、前
記振動子を、前記第1の振動および前記第2の振動の双
方の振動方向に略直交する方向に押し付けるように構成
した。
【0023】請求項17記載の発明では、請求項15ま
たは請求項16記載の振動アクチュエータにおいて、前
記規制部材を、ポリアセタール樹脂、メタクリル樹脂、
フェノール樹脂、ポリアミド樹脂、フッ素樹脂、ABS
樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビ
ニル、ポリカーボネート、ポリプロピレン樹脂、ポリス
チレン樹脂、およびエポキシ樹脂の中の少なくとも1つ
を含む材料により形成した。
【0024】請求項18記載の発明では、請求項15か
ら請求項17までのいずれか1項に記載の振動アクチュ
エータにおいて、前記支持部材が、前記相対運動方向に
関する前記振動子と該支持部材との相対位置の変動を規
制する第1の位置決め用部材を備え、前記第1の位置決
め用部材が、前記第1の振動の節となる位置で前記振動
子に接触し、前記規制部材が、前記第2の振動の節とな
る位置で前記振動子に接触するように構成した。
【0025】請求項19記載の発明では、請求項15か
ら請求項17までのいずれか1項に記載の振動アクチュ
エータにおいて、前記振動子が、前記第1の振動の節と
なる位置に設けられた切欠き部を有し、前記支持部材
が、前記切欠き部に係合して前記相対運動方向に関する
前記振動子と該支持部材との相対位置の変動を規制する
第1の位置決め用部材を備え、前記規制部材が、前記振
動子の前記相対運動の方向に沿った2辺のそれぞれの辺
における互いに異なる2箇所で前記振動子に接触するよ
うに構成した。
【0026】請求項20記載の発明では、請求項18ま
たは請求項19記載の振動アクチュエータにおいて、前
記第1の位置決め用部材および前記規制部材は、前記振
動子との接触部が、いずれも、前記第2の振動の方向に
対して、前記振動子が移動できるように該振動子に接触
するように構成した。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以降の各実
施の形態の説明は、振動アクチュエータとして超音波の
振動域を利用したリニア型超音波アクチュエータを例に
とって行う。 (第1の実施形態)図1は、第1の実施形態の超音波ア
クチュエータの構成を示す概略図である。図1(a)
は、構成の一部(後述する支持部材33のカバー部33
a)を取り外した状態を示す概略平面図、図1(b)
は、概略平面図、図1(c)は、概略側面図である。ま
た、図2は、振動子とこの振動子に発生する振動モード
との関係を表す説明図であり、図2(a)は、図1の振
動子に発生する振動モードを表す説明図、図2(b)
は、図1と等価な構造の振動子を示す平面図である。
【0028】図1に示すように、超音波アクチュエータ
は、相対運動部材41に加圧された状態で接触した振動
子10と、振動子10を支持する支持部材33とを備え
ている。まず、振動子10の構成について説明し、その
後、支持部材33について説明する。振動子10は、直
方体状の弾性体11と、弾性体11の一平面に接合され
た薄板状の圧電素子12と弾性体11の圧電素子12が
接合された面と反対側の面に設けられた駆動力取出し部
材14a、14b、14c、14dとで構成されてい
る。
【0029】弾性体11は、金属またはプラスチック等
の弾性部材によって形成されている。弾性体11の一側
面には、長手方向(振動子10と相対運動部材41との
相対運動方向)のほぼ中心となる位置に切欠き部11a
が形成されている。また、切欠き部11aが形成された
位置は、後述する縦振動および屈曲振動の節となる位置
でもある。
【0030】圧電素子12は、電気エネルギを機械的変
位に変換する電気機械変換素子として機能し、例えば、
チタン酸バリウムやジルコンチタン酸鉛等の圧電セラミ
ックスを用いることができる。圧電素子12の上面は、
電極12a、12b、12c、12d、12e、12f
が設けられている。電極12a〜12dは、駆動信号で
ある交流電圧を入力するための駆動用電極である。ま
た、電極12e、12fは、弾性体11の振動状態を検
出する検出用電極であり、弾性体の11の振動状態に応
じた電気信号を出力する。この圧電素子12は、前記交
流電圧が印加されると、弾性体11に1次の縦振動と4
次の屈曲振動を発生させる。なお、圧電素子12は、駆
動力取出し部材14a〜14dに干渉しなければ、駆動
力取出し部材14a〜14dと同じ面に配置してもよ
い。
【0031】駆動力取出し部材14a〜14dは、相対
運動部材41との摺動状態を向上させるために、プラス
チック等により形成された摺動材からなる。そして、弾
性体11に発生する前記屈曲振動の腹となる位置付近に
接着されている。これら駆動力取出し部材14a〜14
dは、弾性体11と一体で突起状に形成してもよい。図
2(a)は、振動子10(弾性体11)に発生する4次
の屈曲振動の振動子各部おける振幅APと、1次の縦振
動の各部における歪みSTを示す説明図である。B4
a、B4b、B4c、B4d、B4eは、屈曲振動の振
幅が零となる振動の節を示し、B4f、B4gは振幅が
最大となる振動の腹を示している。図1および図2
(b)に示すように、検出用電極12e、12fは、弾
性体10に発生する屈曲振動の節B4b、B4dの位置
に対応させて、弾性体11の長辺の近傍に半円状に形成
されている。これらの検出用電極12e、12fは、節
B4bとB4dをそれぞれ中心として左右対称となるよ
うに形成されている。検出用電極12e、12fは略同
一の信号を出力するので、いずれか一方だけを用いても
よい。
【0032】次に、支持部材33の構成について説明す
る。この支持部材33は、第1の位置決め用部材21
と、第2の位置決め用部材22と、第3の位置決め用部
材24と、位置決め用加圧部材23と、加圧部材31
と、加圧圧子32と、ローラ42a、42bとを備えて
いる。そして、振動子10をベース部(図示せず)に支
持している。
【0033】第1の位置決め用部材21は、ピン状に形
成されて一端が支持部材33のカバー部33aに固定さ
れている。そして、弾性体11の切欠き部11aに隙間
をもってはめ込まれている。また、第2の位置決め用部
材22も、第1の位置決め用部材21と同様、ピン状に
形成されて一端が支持部材33のカバー部33aに固定
されている。第2の位置決め用部材22は、図1(a)
に示すように、弾性体11の切欠き部11aが形成され
た面とは反対側の側面に接触している。位置決め用加圧
部材23はによって構成され、一端側は支持部材33に
固定されている。第3の位置決め用部材24は、半球状
に形成されて、位置決め用加圧部材23の他端に固定さ
れている。そして、弾性体11の切欠き部11aが形成
された面とは反対側の側面で、かつ、第2の位置決め用
部材22と弾性体11との接触位置とは異なる位置にお
いて、弾性体11に接触している。また、第3の位置決
め用部材24は、位置決め用加圧部材23の弾性力によ
って弾性体11に押し付けられている。
【0034】加圧部材31は、コイルばねで構成され、
一端は支持部材33のカバー部33aに固定され、他端
には加圧圧子32が設置されている。そして、この加圧
圧子32を介して振動子10を相対運動部材41に向け
て所定の力で加圧している。これにより、振動子10
は、駆動力取出し部材14a〜14dを介して、相対運
動部材41に加圧された状態で接触する。なお、加圧部
材31としては、コイルばねの代わりにや皿ばね等を使
用することもできる。
【0035】ローラ42a、42bは、共に支持部材3
3に回転可能に支持されている。そして、これらローラ
42a、42bと振動子10とによって相対運動部材4
1を挟み込むことで、この相対運動部材41を図中左右
方向移動できるように保持している。また、図1(c)
に示すように、ローラ42aは、駆動力取出し部材14
a、14cと相対運動部材41を介して略向い合う位置
に配置されている。また、ローラ42bは、駆動力取出
し部材14b、14dと相対運動部材41を介して略向
い合う位置に配置されている。
【0036】本実施形態の支持部材33の構成において
は、第1の位置決め用部材21が切欠き部11aにはま
り込むことで、振動子10と相対運動部材41間の相対
運動方向(弾性体11の長手方向)に関して、振動子1
0の位置決めが行われる。また、第2の位置決め用部材
22と第3の位置決め用部材24が、切欠き部11aが
形成された面とは反対側の側面において弾性体11と接
触し、さらに位置決め用加圧部材23によって第3の位
置決め用部材24が弾性体11に所定の加圧力で押し付
けられているため、弾性体11の幅方向(相対運動方向
と交わる方向)および回転方向に対する位置決めが行わ
れる。第1の位置決め用部材21と切欠き部11aと
は、ある程度の隙間をもってはめ込まれており、第2の
位置決め用部材22と第3の位置決め用部材24も弾性
体10の加圧部材31の加圧方向への動きを殆ど規制し
ない。そのため、加圧部材31によって弾性体11を相
対運動部材41に押し付ける力が働いても、弾性体11
は、この押し付け方向に動くことができる。したがっ
て、加圧部材31の加圧力を伝達させて、振動子10と
相対運動部材41との間に所定の加圧接触させることが
できる。また、弾性体11が第3の位置決め用部材24
によって押し付けられることで、第1の位置決め用部材
21と切欠き部11aとの隙間によるガタを殆どなくす
ことができる。そのため、駆動時の弾性体11の相対運
動方向への移動を抑えることができる。また、弾性体1
0が相対運動方向に対して回転するような動きや、左右
にシフトするような動きを抑えることができる。
【0037】その結果、振動アクチュエータの位置決め
精度の低下や応答性の低下を防止することができる。ま
た、振動アクチュエータおよびこのアクチュエータを組
み込んだ装置の振動や音の発生を抑えることができるの
で、振動アクチュエータの駆動効率の低下を防止するこ
とができる。以上のように構成された超音波アクチュエ
ータにおいて、弾性体11をGND電位に接続し、図示
しない駆動回路によって、電極12a、12cに第1の
交流電圧を印加し、電極12b、12dに、前記第1の
交流電圧とは電圧値、周波数が略等しく、電気的な位相
が略(+π/2)または(−π/2)異なるように設定
された第2の交流電圧を印加すると、弾性体11には1
次の縦振動と4次の屈曲振動とが発生する。縦振動は、
相対運動方向とほぼ平行な方向に振動し、屈曲振動は縦
振動の振動方向と交わる方向に振動する。そして、これ
ら縦振動と屈曲振動とが合成されることで楕円運動が発
生し、この楕円運動によって相対運動部材41は、図1
(c)中、左または右方向に駆動される。駆動方向を切
り換える際は、前記第1の交流電圧と前記第2の交流電
圧の位相差の符号を反転させればよい。
【0038】このとき、振動子10は、前記ガタが殆ど
ない状態で支持されているため、このガタによる位置決
め精度の低下や応答性の低下を防止することができる。
また、振動アクチュエータおよびこのアクチュエータを
組み込んだ装置の振動や音の発生を抑えることができ、
従来よりも駆動効率を高めることができる。ここで、第
1、第2および第3の位置決め用部材の配置および構成
について図3を用いて説明する。図3は、図1における
各位置決め用部材の配置位置を、振動子10(弾性体1
1)に発生する振動の振幅と関連付けて示す概略平面図
である。なお、以下の説明に用いる図3から図6におい
ては、位置決め用加圧部材25はコイルばね25として
示し、第3の位置決め用部材26として表す。
【0039】第1の位置決め用部材21は、弾性体11
の長手方向(相対運動方向)のほぼ中心で、屈曲振動の
節となる位置B4cにおいて振動子10と接触する。こ
のB4cは縦振動の節となる位置でもある。また、第2
の位置決め用部材22は、屈曲振動の節となる位置B4
bで振動子10と接触し、第3の位置決め用部材26
は、屈曲振動の節となる位置B4dで振動子10と接触
する。このように、3個の位置決め用部材を共に屈曲振
動の節となる位置で振動子10に接触させることで、接
触による屈曲振動の減衰を抑制することができる。さら
に、振動子10の長手方向の位置決めを行う位置決め用
部材21は、縦振動の節となる位置でもあるB4cで振
動子10と接触しているので、縦振動の減衰を抑制する
ことができる。
【0040】図3(b)は、第2の位置決め用部材22
を振動子10の一端側の屈曲振動の節となる位置B4a
で振動子10に接触させ、第3の位置決め用部材26を
振動子10のもう一端側の屈曲振動の節となる位置B4
eで接触させた場合を示す。この配置でも、図3(a)
と同様、振動子10に発生する屈曲振動および縦振動を
減衰させないようにする効果がある。また、図1(a)
の配置に比べて各位置決め用部材間の間隔が広がるた
め、ガタをとる効果がより向上する。
【0041】図3(c)は、図1(a)における弾性体
11の切欠き部11aをV字型の切り欠き11bとした
構成である。この場合、第1の位置決め用部材21は、
振動子10と2点で接するため、図1(a)の構成に比
べて長手方向のガタをとる効果がより向上する。図3
(d)は、図1(a)の構成において、第1の位置決め
用部材21と第3の位置決め用部材26の配置位置を置
き換えた構成を示す。この構成では、位置決め用加圧部
材23による弾性力は、屈曲振動および縦振動の共通の
節となる位置B4cに作用する。また、振動子10の長
手方向の位置決めを行う位置決め用部材21が、駆動力
取出し部材14が設置される屈曲振動の腹となる位置B
4gの位置に近くなるため、駆動力取出し部材の位置決
め効果が向上する。
【0042】(第2の実施形態)図4は、本発明の第2
の本実施形態の構成を、各位置決め用部材の配置位置
を、振動子10(弾性体11)に発生する振動の振幅と
関連付けて示す概略平面図である。本実施形態では、第
3の位置決め用部材26と振動子10との接触位置を振
動子10の端部近傍となるように構成してある。
【0043】図4(a)の構成においては、弾性体11
の長手方向のほぼ中央の両側に切欠き部11a、11c
が設けられている。切欠き部11aには、隙間を持って
ピン形状の第1の位置決め用部材21がはめ込まれてい
る。また、切欠き部11cには、隙間を持って第2の位
置決め用部材22がはめ込まれている。第1、第2の位
置決め用部材21と22の間隔は、切欠き部11a、1
1cの間隔より広くなっており、図1の加圧部材31の
加圧方向に対して移動できるようになっている。さら
に、第3の位置決め用部材26は、位置決め用加圧部材
25によって振動子10に加圧接触されている。そのた
め、位置決め用部材21は、切欠き部11aの底となる
部分(図中の上側)において振動子10と接触する。ま
た、位置決め用部材22は、第3の位置決め用部材26
の位置とは反対側の切欠き部11bの側面の一部(図中
の左側)において振動子10に接触する。これにより、
振動子10は、図1に示す相対運動部材41との接触面
と平行な面内での位置決めが行われる。このような構成
においては、第3の位置決め用部材26と、第2および
第3の位置決め用部材21、22との間隔を広くできる
ため、第1の実施形態に比べてガタを取る効果がより向
上する。
【0044】図4(b)の構成は、図4(a)の構成に
対して、第2の位置決め用部材22を、第3の位置決め
用部材26とは反対側の端部近傍で振動子10に接触さ
せるようにしたものである。この場合も、位置決め用部
材21と他の位置決め用部材との間隔を広くできるの
で、ガタを取る効果がより向上する。 (第3の実施形態)図5は、本発明の第3の実施形態に
おける振動子の支持方法を示す該略図である。図5
(a)は、各位置決め用部材の配置位置を、振動子10
(弾性体11)に発生する振動の振幅と関連付けて示す
概略平面図である。図5(b)は、図5(a)の概略側
面図である。本実施形態では、第1の位置決め用部材2
7、第2の位置決め用部材28として、先端の接触部が
半球状に形成された円柱状の部材を用いている。その他
の構成は、ほぼ図3(a)の構成と同様である。
【0045】前述のように、第3の位置決め用部材26
も半球状に形成されているので、本実施形態において
は、各位置決め用部材を共に弾性体11の厚さ方向のほ
ぼ中央付近で弾性体11に接触させることができる。そ
のため、振動子10とは、全て点接触の状態で接触させ
ることができ、第1〜第2の実施形態のようにピン形状
の位置決め用部材で接触させる場合よりも接触する位置
が安定する。また、屈曲振動および縦振動の減衰がより
少なくなる。
【0046】図6は、第3の実施形態の変形例の振動子
の支持方法を示す該略図である。図6(a)は、各位置
決め用部材の配置位置を、振動子10(弾性体11)に
発生する振動の振幅と関連付けて示す概略平面図であ
る。図6(b)は、図6(a)の概略側面図である。図
6の構成においても、第1の位置決め用部材27、第2
の位置決め用部材28として、先端の接触部が半球状に
形成された円柱状の部材を用いている。その他の構成
は、ほぼ図3(c)の構成と同様である。
【0047】図6の構成では、第1の位置決め用部材2
7は、弾性体11と2点で接する。そのため、振動子1
0は、第2、第3の位置決め用部材26、28とあわせ
て計4点で位置決め用部材と接触することになる。この
場合、振動子10の長手方向のガタをとる効果が向上
し、位置決め精度をより向上させることができる。 (第4の実施形態)図7は、第4の実施形態の超音波ア
クチュエータの構成を示す概略図である。図7(a)
は、構成の一部(後述する支持部材33のカバー部34
a)を取り外した状態を示す概略平面図、図7(b)
は、概略平面図、図1(c)は、概略側面図である。な
お、図7において、図1の構成要素とほぼ同一の機能を
有するものは同一の符号を付してその説明を適宜省略す
る。
【0048】本実施形態では、相対運動部材としてロー
ラ43a、43bを用いており、回転運動を出力するよ
うに構成してある。そして、本実施形態においても、図
3(a)と同様、第1、第2および第3の位置決め用部
材21、22、24によって振動子10の位置決めを行
っている。また、本実施形態では、駆動力取出し部材を
3個としてある。図7(a)において、駆動力取出し部
材14eは、図1(a)の駆動力取出し部材14aに対
応する位置に設けられている。また、駆動力取出し部材
14fは、図1(a)の駆動力取出し部材14bに対応
する位置に設けられている。そして、駆動力取出し部材
14gは、図1(a)の駆動力取出し部材14b、14
dのほぼ中央部に対応する位置に設けられている。この
ような構成においては、2つのローラ43a、43bの
取付誤差によって各ローラ間で軸の平行がずれた状態と
なっても、常に3個の駆動力取り出し部材が接触するた
め片当たりの状態となることがない。また、各位置決め
用部材は、振動子10とローラ43a、43bとの接触
面内以外の動きを拘束しないので、振動子10とローラ
43a、43bとの間の3点接触を確実に実現すること
ができる。そのため、本実施形態では、振動アクチュエ
ータの駆動効率の低下を防止できるという効果を有す
る。 (第5の実施形態)図8は、第5の実施形態の超音波ア
クチュエータの構成を示す概略平面図である。なお、図
8において、図1の構成要素とほぼ同一の機能を有する
ものは同一の符号を付してその説明を適宜省略する。ま
た、相対運動部材は省略してある。
【0049】本実施形態では、位置決め用加圧部材2
3’としての板ばねを、弾性体11とベース部50との
間に配置してある。この板ばねは、ベース部51に固定
されている。そして、弾性体11に発生する屈曲振動の
節となる位置B4bおよびB4dの2個所(図2参照)に
おいて、弾性体11の側面に接触している。前記板ばね
における弾性体11との接触部22’、23’は、それ
ぞれ第2の位置決め用部材および第3の位置決め用部材
として機能する。
【0050】本実施形態においては、第1の位置決め用
部材21が弾性体11の切欠き部11aにはまり込むこ
とで、振動子10と相対運動部材(図示せず)間の相対
運動方向(弾性体11の長手方向)に関しての振動子1
0の位置決めが行われる。そして、弾性体11は、位置
決め用加圧部材23’によって第1の位置決め用部材2
1に押し付けられているため、第1の位置決め用部材2
1と切欠き部11aとの隙間によるガタは殆どない状態
となる。そのため、前述の第1〜第4の各実施形態の構
成よりも簡単な構成でほぼ同様の効果を得ることができ
る。 (第6の実施形態)図9〜12は、第6の実施形態の超
音波アクチュエータを説明するための概略図である。図
9は、本実施形態の超音波アクチュエータの構成を示す
概略図であって、図9(a)は、超音波アクチュエータ
の正面図、図9(b)は、この超音波アクチュエータの
振動子に発生する振動の波形を示す説明図、図9(c)
は、前記振動子の平面図である。図10は、図9(a)
の構成の一部を取り外した状態を示す正面図であって、
図10(a)は、超音波アクチュエータの正面図であ
り、図10(b)は振動子に発生する振動の波形を示す
説明図である。また、図11は、振動子と支持部材の主
要部の構成を示す分解斜視図であり、図12は、図9
(a)のA−A断面を示す断面図である。なお、図9〜
12において、図1の構成要素とほぼ同一の機能を有す
るものは同一の符号を付してその説明を適宜省略する。
【0051】本実施形態の超音波アクチュエータは、相
対運動部材41に加圧された状態で接触した振動子10
−Aと、振動子10−Aを支持する支持部材70と、振動
子10−Aを収容するとともに相対運動部材11を通過
させるケーシング71とを備える。振動子10−Aは、
直方体状に形成された弾性体11−Aと、弾性体11−A
の一平面に接着された1枚の薄板状の圧電素子12と、
弾性体11−Aにおいて圧電素子12が接着された面と
は反対側の面に設けられた駆動力取出し部材14a、1
4b、14c、14dとで構成されている。この振動子
10−Aは、図1の振動子10と略同一の構成を備えて
いるが、長手方向の中央(振動子10−Aに発生する1
次の縦振動の節となる位置B4c)における両側面に、
半円状の切欠き部55a、55bが設けられている点で
相違する。
【0052】図13は、本実施形態で用いる超音波アク
チュエータの駆動回路を示すブロック図である。この駆
動回路は、発振器60と、移相器61と、2つの増幅器
62a、62bと、制御回路63とを備えている。発振
器60は、例えば、電圧制御発振器(VCO)により構
成され、超音波アクチュエータの目標速度に基づいた周
波数を有する交流電圧を生成する。発振器60から出力
された交流電圧は2つに分岐され、一方は移相器61に
入力し、他方は増幅器62aに入力する。
【0053】移相器61は、入力した交流電圧の位相を
(π/2)ずらして、増幅器62bに出力する。増幅器
62aは、発振器60から出力された交流電圧を増幅し
て第1の交流電圧とする。この第1の交流電圧は2つに
分岐され、一方は電極12aに入力し、他方は電極12
cに入力する。増幅器62bは、移相器61から出力さ
れた交流電圧を増幅して第2の交流電圧とする。この第
2の交流電圧は2つに分岐され、一方は電極12bに入
力し、他方は電極12dに入力する。これにより、振動
子10−Aには、図9(b)に示すように、相対運動方
向(図9における左右方向)に振動する1次の縦振動
(第1の振動)と、この相対運動方向に交差する方向に
振動する4次の屈曲振動(第2の振動)とが同時に発生
する。これら2つの振動は合成されて、駆動力取出部1
2a〜12dには楕円運動が発生する。その結果、駆動
力取出部12a〜12dに接触する相対運動部材は、図
9における左右のどちらか一方に移動する。移動方向を
逆にするには、移相器61でずらす位相を、例えば(−
π/2)とすればよい。
【0054】制御回路63には、電極12e、12fか
らの出力電圧が入力される。この出力電圧は、振動子1
0−Aの振幅の大きさに比例した値を有する。制御回路
は、予め設定された基準電圧と出力電圧とを比較する。
そして、電極12e、12fからの出力の方が小さいと
きは、第1および第2の交流電圧の周波数が、振動子の
1次の縦振動および4次の屈曲振動の共振周波数に近づ
くように、発振器60を制御する。一方、電極12e、
12fからの出力の方が大きいときは、第1および第2
の交流電圧の周波数が、振動子の1次の縦振動および4
次の屈曲振動の共振周波数から離れるように、発振器6
0を制御する。これにより、振動子10−Aの振動振幅
が所定の大きさに維持される。
【0055】なお、図13の駆動回路は、図1の振動子
10を駆動する回路としても使用することができる。次
にケーシング71について説明する。このケーシング7
1は、振動子10−Aを支持するベースとなる。ケーシ
ング71は、図9に示すように、前面が開口した箱型の
収容体となっている。ケーシング71の両側面には、相
対運動部材41が通過するための溝71a、71bが設
けられている。また、内部には、相対運動部材41を搬
送するための搬送ローラ79a、79bが設けられてい
る。搬送ローラ79a、79bは、共に回転可能に支持
されている。そして、図12に示すように、各搬送ロー
ラローラ79a、79bが、それぞれ2点で相対運動部
材41と接触するようになっている。
【0056】次に、支持部材70の構成について説明す
る。この支持部材70は、第1の位置規制部材72と、
第2の位置規制部材73と、拘束ピン74と、コイルば
ね75と、加圧用ブロック76と、板ばね77と、板ば
ね固定用ブロック78とを備えている。第1の位置規制
部材72と第2の位置規制部材73は、相対運動部材4
1が移動する際に、振動子10−Aがローリングしない
ようにするための部材であって、主要部はポリアセター
ル樹脂によって形成されている。第1の位置規制部材7
2は、図9(a)に示すように、ケーシング71の前面
上部のフレーム部71cに2本のねじ81で固定されて
いる。また、第2の規制部材73は、図10(a)に示
すように、ケーシング71の奥の壁面71dに2本のね
じ82で固定されている。なお、図11においては、第
1の位置規制部材72および第2の位置規制部材73と
もに、ねじ81またはねじ82のためのねじ穴は省略し
てある。第1の規制部材72には、図11に示すよう
に、振動子11−Aの長手方向に沿って、2箇所の突起
部72a、72bが形成されている。同様に、第2の規
制部材73には、振動子11−Aの長手方向に沿って、
2箇所の突起部73a、73bが形成されている。そし
て、これら4つの突起部72a、72b、73a、73
bの先端には、ウレタンゴム製の保持部材80が設置さ
れている。第1の規制部材72の突起部72aは、第1
の規制部材72がケーシング71に固定された時に、振
動子10−A(弾性体11−A)に発生する4次の屈曲
振動の節B4bと対応する位置に設けられている。そし
て、突起部72aの先端に設置された保持部材80は、
弾性体11−Aの側面で、かつ、4次の屈曲振動の節B
4bとなる位置で、この弾性体11−Aに接触するよう
になっている。また、突起部72bは、第1の規制部材
72がケーシング71に固定された時に、振動子10−
A(弾性体11−A)に発生する4次の屈曲振動の節B
4dと対応する位置に設けられている。そして、突起部
72bの先端に設置された保持部材80は、弾性体11
−Aの側面で、かつ、4次の屈曲振動の節B4dとなる
位置で、この弾性体11−Aに接触するようになってい
る。同様に、第2の規制部材73に設けられた突起部7
3aは、第2の規制部材73がケーシング71に固定さ
れた時に、振動子10−A(弾性体11−A)に発生す
る4次の屈曲振動の節B4bと対応する位置に設けられ
ている。そして、突起部73aの先端に設置された保持
部材80は、弾性体11−Aの側面で、かつ、4次の屈
曲振動の節B4bとなる位置で、この弾性体11−Aに
接触するようになっている。また、突起部73bは、第
2の規制部材73がケーシング71に固定された時に、
振動子10−A(弾性体11−A)に発生する4次の屈
曲振動の節B4dと対応する位置に設けられている。そ
して、突起部73bの先端に設置された保持部材80
は、弾性体11−Aの側面で、かつ、4次の屈曲振動の
節B4dとなる位置で、この弾性体11−Aに接触する
ようになっている。
【0057】突起部72aの先端に設置された保持部材
80と、突起部73aの先端に設置された保持部材80
との間の距離は、弾性体11−Aの幅方向の長さWより
も所定量だけ短くしてある。同様に、突起部72bの先
端に設置された保持部材80と、突起部73bの先端に
設置された保持部材80との間の距離も、弾性体11−
Aの幅方向の長さWよりも所定量だけ短くしてある。こ
れにより、各保持部材80は、各突起部と弾性体11−
Aとの間で縮んだ状態となり、振動子10−Aの側面に
は所定の付勢力が作用する。
【0058】なお、保持部材80は、振動子10−Aに
発生する縦振動の節ではない位置で振動子10−Aに接
触するため、縦振動を減衰させる要因となる。本実施形
態では、ウレタンゴムを用いることで、縦振動に伴う弾
性体11−Aの伸縮運動にウレタンゴムが追従するよう
にして、縦振動の減衰を抑えている。また、前述のよう
に、このウレタンゴムにより、振動子10−Aの側面に
付勢力を与えるようにしてある。なお、保持部材80の
材料としては、ウレタンゴムの他に、シリコンゴムやブ
タジエンゴム等のゴム材料を用いてもよい。また、ゴム
の代わりに軟らかい樹脂を用いてもよい。保持部材80
として樹脂を用いる場合は、板ばねやコイルばね等によ
って、保持部材80を振動子10−Aの側面に所定の力
で押し付けて付勢力を与えるようにすればよい。
【0059】第1の規制部材72および第2の規制部材
73の本体は、振動減衰能が大きい材料が望ましい。し
たがって、金属材料よりも樹脂材料の方が好ましい。ま
た、樹脂材料のうちでも剛性の高い材料が好ましい。仮
に、保持部材80を金属材料とすると、規制部材が、こ
の規制部材自身の固有振動数で共振してしまい、発音の
原因となり易い。これに対して、樹脂材料を用いると、
振動の減衰能が大きくなるため、発音の防止に好適であ
る。本実施形態ではポリアセタール樹脂を用いたが、こ
の他に、例えば、メタクリル樹脂、フェノール樹脂、フ
ッ素樹脂、ABS樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹
脂、ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレ
ン樹脂、ポリスチレン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボ
ネート等を使用できる。このうち、ポリアミド樹脂とし
ては、ナイロン6やナイロン66を使用できる。また、
フッ素樹脂としては、PTFE(ポリテトラフルオロエ
チレン)やFEP(フッ化エチレンプロピレン)を使用
できる。これらの樹脂は、単体で用いてもよいし、複数
の種類を組み合わせて用いてもよい。
【0060】以上の構成により、振動子10−Aは、屈
曲振動の節B4bとなる位置においては、突起部72
a、73aに設置された保持部材80によって左右から
挟まれた状態になる。また、屈曲振動の節B4dとなる
位置においても、突起部72b、73bに設置された保
持部材80によって左右から挟まれた状態になる。その
ため、相対運動部材41が移動する際、振動子10−A
がローリングしようとする動きを抑えることができる。
このとき、各保持部材80は、屈曲振動の節となる位置
で振動子10−Aに接触するため、振動子10−Aに発
生する屈曲振動の減衰を防ぐことができる。これに対し
て、振動子10−Aに発生する縦振動に対しては、その
振動の節ではない位置で振動子10−Aに接触する。そ
のため、縦振動を減衰させる要因となるが、各保持部材
80は、振動子10−Aに発生する縦振動の振動方向に
対しては、振動子10−Aの側面に所定の付勢力で接触
しているだけで、移動そのものを規制するものではな
い。また、前述のように、保持部材80を、ゴムや軟ら
かい弾性のある樹脂材料等によって形成しているため、
振動子10−Aに発生する縦振動の減衰を最小限に抑え
ることができる。なお、保持部材80と振動子11−A
との接触位置は、屈曲振動の節B4bまたは節B4dに
正確に一致させる必要はなく、これら節B4bまたは節
B4dの近傍であってもよい。
【0061】拘束ピン74は、弾性体11−Aに設けら
れた切欠き部55aにはめ込まれる拘束ピン74aと、
切欠き部55bにはめ込まれる拘束ピン74bとで構成
されている。拘束ピン74aは、加圧用ブロック76に
設けられた貫通穴76aに挿入されている。また、拘束
ピン74bは、加圧用ブロック76に設けられた貫通穴
76bに挿入されている。各拘束ピン74a、74b
は、それぞれ、切欠き部55b、55bに対しては、緩
くはめ込まれている。一方、加圧用ブロック76に対し
ては、各々接着剤等によって強固に固定されている。加
圧用ブロック76は、ねじ84によって、板ばね77の
一端側に固定されている。また、この板ばね77の他端
は、ねじ85によって、板ばね固定用ブロック78に固
定されている。この板ばね固定用ブロック78は、2本
のねじ83によってケーシング71内部に固定されてい
る。したがって、拘束ピン74が、弾性体11−Aの切
欠き部61a、61bにはめ込まれることにより、振動
子10−Aとケーシング71とは、相対運動部材41の
搬送方向(弾性体11−Aの長手方向)に関する相対位
置が決定される。つまり、相対運動方向に関する振動子
10−Aと支持部材70との相対位置の変動を規制する
第1の位置決め用部材として機能する。このとき、板ば
ね77は、図9、10の上下方向にたわむことができる
ので、後述するコイルばね75が発生するばね力を受け
た際に、加圧用ブロック76も、同図上下方向に変位す
ることができる。なお、本実施形態では、振動子10−
Aの長手方向の中央(振動子10−Aに発生する1次の
縦振動の節となる位置B4c)の両側面に、半円状の切
欠き部55a、55bを設け、これらの切欠き部55
a、55bに拘束ピン74をはめ込むようにした。しか
し、拘束ピン74で振動子10−Aの位置決めをする位
置は、1次の縦振動の節B4cに正確に一致させる必要
はなく、節B4cの近傍であってもよい。
【0062】コイルばね75は、ケーシング71の天井
と加圧用ブロック76との間に配置される。そして、発
生するばね力により、加圧用ブロック76を振動子10
−Aに向けて押し付けている。コイルばね75は、振動
子10−Aと相対運動部材41との間の加圧力を調整す
るためのねじ機構75aを有する。このねじ機構75a
は、コイルねじ75に接するケーシング71の天井に設
けられ、ねじ機構75aのねじ止め位置を変えること
で、コイルばね75の長さを変えることができる。これ
により、コイルばね75が発生するばね力が調整され、
前記加圧力の調整が可能となる。加圧用ブロック76
は、振動子10−Aと対向する面の側に、4つの突起部
76c、76d、76e、76fが形成されている。そ
して、突起部76c、76dは、振動子10−Aの上面
で、かつ、4次の屈曲振動の節B4bとなる位置で、こ
の振動子10−Aに接触する。また、突起部76e、7
6fは、振動子10−Aの上面で、かつ、4次の屈曲振
動の節B4dとなる位置で、この振動子10−Aに接触
する。突起部76cと突起部76dとの間の隙間、突起
部76eと突起部76fとの間の隙間は、圧電素子12
の各電極とリード線(図示せず)とを接続するはんだ部
の位置を避けるために設けられている。なお、各突起部
76c〜76fと振動子10−Aとの接触位置は、4次
の屈曲振動の節B4bまたはB4dに正確に一致させる
必要はなく、節B4bまたはB4dの近傍であってもよ
い。また、突起部76c〜76fの先端には、圧電素子
12との間の電気的ショートを防ぐために、樹脂製のコ
ーティングを施してある。この加圧用ブロック76は、
コイルばね75の発生するばね力を受けると、板ばね7
7のたわみによって振動子10−A側に変位する。そし
て、この振動子10−Aを相対運動部材41に押し付け
る。 ここで、本実施形態の超音波アクチュエータの組み立て
手順を説明する。 (1)ケーシング71の奥の壁面71dに2本のねじ8
2で、第2の規制部材73を固定する。 (2)ケーシング71に設けられた溝71a、71bの
一方から相対運動部材41を、搬送方向に挿入し、搬送
ローラ79a、79bに搭載する。 (3)拘束ピン74a、74bを、74bを加圧用ブロ
ック76に固定し、さらに、この加圧用ブロック76
と、板ばね77と、板ばね固定用ブロック78とをねじ
83、85により一体化する。 (4)コイルばね75をねじ機構75aに装着する。 (5)振動子10−Aを相対運動部材41と加圧用ブロ
ック76との間に入れ、拘束ピン74aを切欠き部55
aに、拘束ピン74bを切欠き部55bに緩くはめ合わ
せた状態のまま、板ばね固定用ブロック78をねじ83
によりケーシング71に固定する。このとき、振動子1
0−Aの駆動力取出し部材14a〜14dが、相対運動
部材41に接し、また、コイルばね75が、板ばね77
とケーシング71の天井との間に位置するように板ばね
固定用ブロック78を固定する。 (6)第1の規制部材72をねじ81によってケーシン
グ71に固定する。 このようにして組み立てられた超音波アクチュエータで
は、振動子10−Aとケーシング71との前記搬送方向
に関する位置決めは、拘束ピン74a、74bによって
行われる。また、振動子10−Aとケーシング71との
前記搬送方向に対する左右方向の位置決めは、第1の規
制部材73と第2の規制部材73によって行われる。超
音波アクチュエータの駆動時は、圧電素子12の電極1
2a,12cに前記第1の交流電圧が印加され、電極1
2b,12dに前記第2の交流電圧が印加される。これ
により、振動子10−Aには、相対運動方向に振動する
1次の縦振動と、この相対運動方向に交差する方向に振
動する4次の屈曲振動とが発生する。その結果、駆動力
取出し部材14a〜14dには楕円運動が発生し、相対
運動部材41は、図9における左右どちらか一方に移動
する。
【0063】このとき、振動子10−Aには、前記搬送
方向に対する左右方向にローリングしようとする力が起
きるが、第1の規制部材73と第2の規制部材73によ
って、両側面2箇所ずつで位置を規制されているため、
振動子10−Aには殆どローリングが発生しない。その
ため、発音や不要な振動を防止することができる。その
結果、超音波アクチュエータの駆動効率、位置決め精度
および応答性等の向上も可能となる。
【0064】なお、上記第1〜第4の各実施形態におい
て、第1、第2および第3の位置決め用部材は、弾性体
との接触部を樹脂によって形成すると、音の発生をより
抑えることができるので好ましい。また、第1〜第6の
各実施形態では振動子が固定され、相対運動部材が移動
する構成について説明したが、本発明はこのような構成
に限定されるものではない。例えば、相対運動部材をレ
ールのような固定部材とし、振動子と前記ベース部とが
この固定部材上を移動するようにしてもよい。この場
合、支持部材は、前記ベース部に対して振動子の位置決
めを行う。 (変形形態)各実施形態では、振動アクチュエータとし
て超音波の振動域を利用する超音波アクチュエータを例
に説明したが、本発明は、他の振動域を利用した振動ア
クチュエータについても適用することができる。
【0065】また、各実施形態では、1次の縦振動と4
次の屈曲振動を利用した定在波型の振動アクチュエータ
を用いたが、本発明は、これに限定されるものではな
い。例えば、1次の縦振動と2次の屈曲振動を利用する
等、他の原理によって駆動される振動アクチュエータに
も適用することができる。さらに、各実施形態では、電
気機械変換素子として圧電素子を用いたが、圧電素子の
代わりに電歪素子や磁歪素子を用いることも可能であ
る。
【0066】また、図1から図7に示した構成では、位
置決め用加圧部材として板ばねまたはコイルばねを用い
たが、本発明はこれに限定されるものではない。他のば
ねを用いてもよく、また、ゴムやスポンジ等のばね以外
の弾性を持つ部材でもよい。さらに、これらやゴム等を
直接弾性体に接触させて、位置決め用加圧部材が第3の
位置決め用部材の機能を兼ねるように構成してもよい。
この場合、弾性体、位置決め用加圧部材が金属等の導電
性材料からなるときは、ショートを防ぐために弾性体と
の接触部に絶縁部材を配しておくとよい。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、振動ア
クチュエータに起因する発音および不要振動を防止する
ことができる。そのため、振動アクチュエータの駆動効
率、位置決め精度および応答性等を向上させることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の第1の実施の形態の超音波アクチ
ュエータの構成を示す概略図である。図1(a)は、超
音波アクチュエータの構成の一部を取り外した状態を示
す概略平面図、図1(b)は、超音波アクチュエータの
概略平面図、図1(c)は、概略側面図である。
【図2】は、振動子と、この振動子に発生する振動モー
ドとの関係を表すための図であり、図2(a)は、図1
の振動子に発生する振動モードを表す説明図、図2
(b)は、図1と等価な構造の振動子を示す平面図であ
る。
【図3】は、図1における各位置決め用部材の配置位置
を、振動子(弾性体)に発生する振動の振幅と関連付け
て示す概略平面図である。
【図4】は、第2の実施形態の構成を、各位置決め用部
材の配置位置を、振動子(弾性体)に発生する振動の振
幅と関連付けて示す概略平面図である。
【図5】は、第3の実施形態における振動子の支持方法
を示す概略図である。図5(a)は、各位置決め用部材
の配置位置を、振動子(弾性体)に発生する振動の振幅
と関連付けて示す概略平面図である。図5(b)は、図
5(a)の概略側面図である。
【図6】は、第3の実施形態の変形例における振動子の
支持方法を示す概略図である。図6(a)は、各位置決
め用部材の配置位置を、振動子(弾性体)に発生する振
動の振幅と関連付けて示す概略平面図である。図6
(b)は、図6(a)の概略側面図である。
【図7】は、本発明の第4の実施の形態の超音波アクチ
ュエータの構成を示す概略図である。図1(a)は、超
音波アクチュエータの構成の一部を取り外した状態を示
す概略平面図、図1(b)は、超音波アクチュエータの
概略平面図、図1(c)は、概略側面図である。
【図8】は、第5の実施形態の超音波アクチュエータの
構成を示す概略平面図である。
【図9】は、第6の実施形態の超音波アクチュエータの
構成を示す概略図である。図9(a)は、超音波アクチ
ュエータの正面図、図9(b)は、この超音波アクチュ
エータの振動子に発生する振動の波形を示す説明図、図
9(c)は、前記振動子の平面図である。
【図10】は、図9(a)の構成の一部を取り外した状
態を示す正面図であって、図10(a)は、超音波アク
チュエータの正面図であり、図10(b)は振動子に発
生する振動の波形を示す説明図である。
【図11】は、第6の実施形態の超音波アクチュエータ
の振動子と支持部材の主要部の構成を示す分解斜視図で
ある。
【図12】は、図9(a)のA−A断面を示す概略図で
ある。
【図13】は、第6の実施形態の超音波アクチュエータ
における駆動回路を示すブロック図である。
【図14】は、縦振動と屈曲振動を用いた振動アクチュ
エータの従来の構成を示す斜視図である。
【主要部分の符号の説明】
10 振動子 10−A 振動子 11 弾性体 11−A 弾性体 11a 切欠き部 12 圧電素子 12a〜12f 電極 14a〜14d 駆動力取出し部材 21、27 第1の位置決め用部材 22、28 第2の位置決め用部材 24、26 第3の位置決め用部材 23、25 位置決め用加圧部材 31 加圧部材 32 加圧圧子 33、34 支持部材 41 相対運動部材 42a、42b ローラ 43a、43b ローラ 50 ベース部 55a、55b 切欠き部 70 支持部材 71 ケーシング 72 第1の位置規制部材 73 第2の位置規制部材 74 拘束ピン(第1の位置決め用部材) 75 コイルばね 76 加圧用ブロック 77 板ばね
フロントページの続き (72)発明者 岡崎 光宏 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動を発生して所定の面に接触した相対
    運動部材との間で相対運動を行う振動子と、前記振動子
    を支持する支持部材とを備え、 前記支持部材は、互いに異なる位置に配置されて前記振
    動子と接触する少なくとも3個からなる複数の位置決め
    用部材を有し、 前記複数の位置決め用部材のうちの少なくとも1個は、
    前記振動子に付勢力を与えていることを特徴とする振動
    アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記振動子は、前記相対運動の方向に沿
    った2辺を有する第1の面を有し、該2辺のうちの一方
    には係合部が設けられており、 前記支持部材は、前記係合部で前記振動子に接触する第
    1の位置決め用部材と、前記第1の位置決め用部材とは
    異なる位置で前記振動子と接触する第2の位置決め用部
    材と、弾性部材を備え、該弾性部材の弾性力によって前
    記係合部が設けられた辺とは反対側の辺で、かつ前記第
    2の位置決め用部材とは異なる位置で前記振動子と接触
    する第3の位置決め用部材とを有していることを特徴と
    する請求項1に記載された振動アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記複数の位置決め用部材のうちの少な
    くとも1個は、前記振動子に発生する振動の節の位置で
    該振動子に接触していることを特徴とする請求項1に記
    載された振動アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記振動子は、1次の縦振動と4次の屈
    曲振動とを発生し、前記複数の位置決め用部材のうちの
    少なくとも1個は、前記屈曲振動の節となる位置で該振
    動子に接触していることを特徴とする請求項1または請
    求項3に記載された振動アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 前記複数の位置決め用部材は、いずれも
    前記屈曲振動の節となる位置で前記振動子に接触してい
    ることを特徴とする請求項4に記載された振動アクチュ
    エータ。
  6. 【請求項6】 前記複数の位置決め用部材のうちの少な
    くとも1個は、前記縦振動の節と前記屈曲振動の節とが
    ほぼ一致する位置で前記振動子に接触していることを特
    徴とする請求項4または請求項5に記載された振動アク
    チュエータ。
  7. 【請求項7】 前記第1の位置決め用部材は、前記振動
    子の前記支持部材に対する前記相対運動方向への移動を
    規制し、前記第2の位置決め用部材と前記第3の位置決
    め用部材は、前記移動を規制しないことを特徴とする請
    求項2に記載された振動アクチュエータ。
  8. 【請求項8】 前記振動子と前記相対運動部材とを加圧
    した状態で接触させる加圧部材をさらに備え、 前記第1の面は、前記加圧部材による加圧力の方向とほ
    ぼ直交することを特徴とする請求項2または請求項7に
    記載された振動アクチュエータ。
  9. 【請求項9】 前記第1、第2および第3の各位置決め
    用部材は、いずれも前記加圧力の方向に対する前記振動
    子の移動を規制しないことを特徴とする請求項8に記載
    された振動アクチュエータ。
  10. 【請求項10】 前記振動子と前記相対運動部材とを加
    圧した状態で接触させる加圧部材をさらに備え、 前記支持部材は、前記相対運動方向に関する前記振動子
    と該支持部材との相対位置の変動を規制する第1の位置
    決め用部材と、前記加圧の方向と交差する方向から前記
    振動子に付勢力を与える位置決め用加圧部材と、前記位
    置決め用加圧部材によって生じる、前記振動子の前記加
    圧の方向と交差する方向への動きを規制する第2の位置
    決め用部材とを有することを特徴とする請求項1に記載
    された振動アクチュエータ。
  11. 【請求項11】 前記支持部材は、前記相対運動方向
    に関する前記振動子と該支持部材との相対位置の変動を
    規制する第1の位置決め用部材と、前記付勢力によっ
    て、前記第1の位置決め用部材の回りに回転モーメント
    を発生させる回転モーメント発生部材と、前記回転モー
    メントによって生じる、前記振動子の前記位置決め用部
    材の回りの回転を規制する第2の位置決め用部材とを有
    することを特徴とする請求項1に記載された振動アクチ
    ュエータ。
  12. 【請求項12】 前記振動子は、前記相対運動方向と略
    平行な方向に振動する第1の振動と、該第1の振動の振
    動方向と略直交する方向に振動する第2の振動とを発生
    させ、 前記支持部材は、前記第1の振動および前記第2の振動
    の双方の振動方向に略直交する方向に関して、前記振動
    子の移動を規制する規制部材を有し、 前記振動子に付勢力を与えている少なくとも1個の位置
    決め用部材は、前記規制部材の少なくとも一部を構成し
    ていることを特徴とする請求項1に記載された振動アク
    チュエータ。
  13. 【請求項13】 前記規制部材は、前記第1の振動の方
    向および前記第2の振動の方向に対して、前記振動子が
    移動できるように該振動子に接触していることを特徴と
    する請求項12に記載された振動アクチュエータ。
  14. 【請求項14】 前記規制部材は、ポリアセタール樹
    脂、メタクリル樹脂、フェノール樹脂、ポリアミド樹
    脂、フッ素樹脂、ABS樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエ
    チレン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリ
    プロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、およびエポキシ樹
    脂の中の少なくとも1つを含む材料により形成されてい
    ることを特徴とする請求項12または請求項13に記載
    された振動アクチュエータ。
  15. 【請求項15】 振動を発生して所定の面に接触した相
    対運動部材との間で相対運動を行う振動子と、前記振動
    子を支持する支持部材とを備え、 前記振動子は、前記相対運動方向と略平行な方向に振動
    する第1の振動と、該第1の振動の振動方向と略直交す
    る方向に振動する第2の振動とを発生させ、前記支持部
    材は、前記第1の振動および前記第2の振動の双方の振
    動方向に略直交する方向に関して、前記振動子の移動を
    規制する規制部材を有することを特徴とする振動アクチ
    ュエータ。
  16. 【請求項16】 前記規制部材は、互いに異なる少なく
    とも3箇所において前記振動子に接触し、かつ、そのう
    ちの少なくとも1箇所の接触部によって、前記振動子
    を、前記第1の振動および前記第2の振動の双方の振動
    方向に略直交する方向に押し付けていることを特徴とす
    る請求項15に記載された振動アクチュエータ。
  17. 【請求項17】 前記規制部材は、ポリアセタール樹
    脂、メタクリル樹脂、フェノール樹脂、ポリアミド樹
    脂、フッ素樹脂、ABS樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエ
    チレン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリ
    プロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、およびエポキシ樹
    脂の中の少なくとも1つを含む材料により形成されてい
    ることを特徴とする請求項15または請求項16に記載
    された振動アクチュエータ。
  18. 【請求項18】 前記支持部材は、前記相対運動方向に
    関する前記振動子と該支持部材との相対位置の変動を規
    制する第1の位置決め用部材を備え、 前記第1の位置決め用部材は、前記第1の振動の節とな
    る位置で前記振動子に接触し、 前記規制部材は、前記第2の振動の節となる位置で前記
    振動子に接触することを特徴とする請求項15から請求
    項17までのいずれか1項に記載された振動アクチュエ
    ータ。
  19. 【請求項19】 前記振動子は、前記第1の振動の節と
    なる位置に設けられた切欠き部を有し、 前記支持部材は、前記切欠き部に係合して前記相対運動
    方向に関する前記振動子と該支持部材との相対位置の変
    動を規制する第1の位置決め用部材を備え、前記規制部
    材は、前記振動子の前記相対運動の方向に沿った2辺の
    それぞれの辺における互いに異なる2箇所で前記振動子
    に接触していることを特徴とする請求項15から請求項
    17までのいずれか1項に記載された振動アクチュエー
    タ。
  20. 【請求項20】 前記第1の位置決め用部材および前
    記規制部材は、前記振動子との接触部が、いずれも、前
    記第2の振動の方向に対して前記振動子が移動できるよ
    うに該振動子に接触していることを特徴とする請求項1
    8または請求項19に記載された振動アクチュエータ。
JP10230493A 1997-09-22 1998-08-17 振動アクチュエータ Pending JPH11155290A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10230493A JPH11155290A (ja) 1997-09-22 1998-08-17 振動アクチュエータ
US09/158,072 US6104123A (en) 1997-09-22 1998-09-22 Vibration actuator having a supporting member to support a vibration member

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25726997 1997-09-22
JP9-257269 1997-09-22
JP10230493A JPH11155290A (ja) 1997-09-22 1998-08-17 振動アクチュエータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11155290A true JPH11155290A (ja) 1999-06-08

Family

ID=26529375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10230493A Pending JPH11155290A (ja) 1997-09-22 1998-08-17 振動アクチュエータ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6104123A (ja)
JP (1) JPH11155290A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009268240A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Olympus Corp リニア駆動型超音波モータ
JP2010158127A (ja) * 2008-12-27 2010-07-15 Canon Inc 振動波駆動装置
JP2013038878A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Canon Inc 超音波モータ及びそれを有するレンズ装置
JP2014212682A (ja) * 2013-04-01 2014-11-13 キヤノン株式会社 リニア超音波モータ及びそれを用いた光学装置
JP2018102106A (ja) * 2016-12-22 2018-06-28 キヤノン株式会社 振動波モータおよびこれを用いた装置

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4296041B2 (ja) * 2002-07-12 2009-07-15 セイコーインスツル株式会社 圧電モータ及び圧電モータ付き電子機器
WO2006004108A1 (ja) * 2004-07-07 2006-01-12 Seiko Epson Corporation 圧電アクチュエータおよび機器
US7911112B2 (en) * 2005-12-15 2011-03-22 Panasonic Corporation Ultrasonic actuator
JP2008178250A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Olympus Corp 超音波振動子の押圧機構および超音波モータ
US7929382B2 (en) * 2007-02-14 2011-04-19 Seiko Epson Corporation Piezoelectric transducer, piezoelectric actuator, and portable device
JP2008306907A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Olympus Corp 超音波モータ
JP5202538B2 (ja) * 2007-10-18 2013-06-05 パナソニック株式会社 振動型アクチュエータ
KR101044130B1 (ko) * 2010-01-04 2011-06-24 삼성전기주식회사 압전 액츄에이터 모듈
KR101044216B1 (ko) * 2010-01-04 2011-06-29 삼성전기주식회사 압전 액츄에이터 모듈
JP5969976B2 (ja) * 2013-12-27 2016-08-17 キヤノン株式会社 振動波モータ

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SU363760A1 (ru) * 1967-06-21 1972-12-25 Конструкторское Бюро Министерства Легкой Промышленности Эстонской Сср Преобразователь прочеса
SU614477A1 (ru) * 1976-08-03 1978-07-05 Киевский Ордена Ленина Политехнический Институт Им.50-Летия Великой Октябрьской Социалистической Революции Пьезоэлектрический двигатель
JPH06106028B2 (ja) * 1987-02-02 1994-12-21 リオン株式会社 圧電共振モ−タ
JPH01291674A (ja) * 1988-05-13 1989-11-24 Brother Ind Ltd 超音波振動子及び超音波モータ
US5140215A (en) * 1988-09-19 1992-08-18 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Vibrator and ultrasonic motor employing the same
JPH02142366A (ja) * 1988-11-22 1990-05-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 超音波モータ
US5039899A (en) * 1989-02-28 1991-08-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Piezoelectric transducer
US5191688A (en) * 1989-07-27 1993-03-09 Olympus Optical Co., Ltd. Method for producing a superior longitudinal vibrator
US5136200A (en) * 1989-07-27 1992-08-04 Olympus Optical Co., Ltd. Ultransonic motor
JPH0389875A (ja) * 1989-08-31 1991-04-15 Brother Ind Ltd リニア超音波モータ
JP3118251B2 (ja) * 1990-11-21 2000-12-18 ニスカ株式会社 超音波駆動装置及びその方法
US5416375A (en) * 1992-06-15 1995-05-16 Olympus Optical Co., Ltd. Ultrasonic motor
US5698930A (en) * 1993-11-15 1997-12-16 Nikon Corporation Ultrasonic wave motor and method of manufacture

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009268240A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Olympus Corp リニア駆動型超音波モータ
JP2010158127A (ja) * 2008-12-27 2010-07-15 Canon Inc 振動波駆動装置
JP2013038878A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Canon Inc 超音波モータ及びそれを有するレンズ装置
JP2014212682A (ja) * 2013-04-01 2014-11-13 キヤノン株式会社 リニア超音波モータ及びそれを用いた光学装置
US9219429B2 (en) 2013-04-01 2015-12-22 Canon Kabushiki Kaisha Linear ultrasonic motor and lens apparatus and image pickup apparatus using the same
US9680399B2 (en) 2013-04-01 2017-06-13 Canon Kabushiki Kaisha Linear ultrasonic motor and lens apparatus and image pickup apparatus using the same
JP2018102106A (ja) * 2016-12-22 2018-06-28 キヤノン株式会社 振動波モータおよびこれを用いた装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6104123A (en) 2000-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101201261B1 (ko) 진동파 구동장치
JPH11155290A (ja) 振動アクチュエータ
JP2000060163A (ja) 振動アクチュエ―タ
KR100701722B1 (ko) 근-공진 전기기계 모터
US8288919B2 (en) Vibratory actuator
JP5810303B2 (ja) 駆動装置
JP2002142470A (ja) 駆動装置
US6856072B2 (en) Ultrasonic driving mechanism
JP5909624B2 (ja) 駆動装置
JP5590795B2 (ja) 振動波駆動装置
US6392328B1 (en) Vibration motor
JP2013156295A (ja) レンズ駆動装置
US6198201B1 (en) Vibration wave apparatus
JP3192022B2 (ja) 超音波モータ
JP2000324865A (ja) 振動モータ及び光ファイバースイッチ
JP3926523B2 (ja) 圧電アクチュエータの駆動周波数制御方法
US6611081B1 (en) Vibration actuator with two vibration modes
JP5966384B2 (ja) レンズ駆動装置及び圧電アクチュエータユニット
US6043586A (en) Vibration actuator
JP3476948B2 (ja) 超音波モータの駆動装置
JPH0515693U (ja) 超音波モータ
JPH10215588A (ja) 超音波リニアモータ
JP2024000619A (ja) 振動波駆動装置
JP2000134960A (ja) 振動アクチュエータおよびその製造方法ならびに発券装置
JPH1014263A (ja) 振動アクチュエータ