JP2024000619A - 振動波駆動装置 - Google Patents

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Kohei Karasawa
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Abstract

【課題】異音の発生を抑制可能な振動波駆動装置を提供すること。
【解決手段】振動波駆動装置は、電気-機械エネルギ変換素子により振動が励起される振動子と該振動子と接触面で接触する摩擦部材とを第1方向へ相対移動させる振動波駆動装置であって、振動子を保持する保持部材と、振動子を接触面に直交する第2方向へ加圧する加圧部材と、保持部材を、第1方向における変位を制限しつつ第2方向において変位可能に支持する支持部材と、第2方向において保持部材と支持部材との間に配置される粘弾性部材とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、振動波駆動装置に関する。
圧電素子の圧電効果による変形を駆動源とする摩擦駆動型の振動波駆動装置(超音波モータ)を駆動する場合、圧電素子が接着されている振動子が振動する。振動子は摩擦部材と摩擦接触するため、振動子には圧電素子の振動以外に摩擦接触により引き起こされる振動が伝達される。この振動が振動子を保持する保持部材まで伝達されると、保持部材の振動により異音が発生し、静粛性が保たれなくなる。特許文献1には、保持部材の加圧方向への振動を抑制するために、加圧方向から見て保持部材、保持部材保持枠、及び加圧部材の複数の部材に重ならない位置に配置されると共に、複数の部材に接触する振動減衰部材を有する構成が開示されている。特許文献2には、保持部材の加圧方向に直交する方向の振動を抑制するために、保持部材と保持部材保持枠の加圧方向に直交する方向の面の間に振動減衰部材を設ける構成が開示されている。
特開2021―2967号公報 特開2019―126220号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、撓み方向の減衰力だけで減衰を行うので、振動抑制効果は低く異音が発生する恐れがある。また、特許文献2の構成では、主に異音を発生させるモードである加圧方向へ振動するモードに対しての減衰効果は低く、異音が発生する恐れがある。
本発明は、異音の発生を抑制可能な振動波駆動装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての振動波駆動装置は、電気-機械エネルギ変換素子により振動が励起される振動子と該振動子と接触面で接触する摩擦部材とを第1方向へ相対移動させる振動波駆動装置であって、振動子を保持する保持部材と、振動子を接触面に直交する第2方向へ加圧する加圧部材と、保持部材を、第1方向における変位を制限しつつ第2方向において変位可能に支持する支持部材と、第2方向において保持部材と支持部材との間に配置される粘弾性部材とを有することを特徴とする。
本発明によれば、異音の発生を抑制可能な振動波駆動装置を提供することができる。
実施例1の振動波駆動装置の斜視図である。 実施例1の振動波駆動装置の駆動力取り出し部の断面図である。 実施例1の振動波駆動装置の分解斜視図である。 実施例1の振動波駆動装置のX軸方向の断面図である。 実施例1の保持部材、保持部材保持枠、及び粘弾性部材の説明図である。 実施例1の保持部材と保持部材保持枠の斜視図である。 実施例1の振動波駆動装置をY軸の正の方向から見た図である。 実施例2の保部材、保持部材保持枠、及び粘弾性部材の説明図である。 実施例2の保持部材と保持部材保持枠の斜視図である。 実施例2の保持部材と保持部材保持枠に設けられた凸部の斜視図である。 実施例3の保持部材、保持部材保持枠、及び粘弾性部材の説明図である。 実施例3の保持部材と保持部材保持枠の斜視図である。 実施例4の保持部材、保持部材保持枠、及び粘弾性部材の説明図である。 実施例4の保持部材と保持部材保持枠の斜視図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
各実施例の振動波駆動装置は、例えばレンズ交換式のデジタル一眼レフカメラ、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、レンズ交換式のデジタルビデオカメラ等に好適なものである。
各実施例では、振動子及び摩擦部材の相対的な移動方向をX軸方向(駆動方向、第1方向)、X軸に直交し、振動子を摩擦部材に対して加圧する方向(加圧方向)をY軸方向(第2方向)、X軸方向及びY軸方向に直交する方向をZ軸方向とする。Y軸方向は、摩擦部材の振動子との接触面に直交する。また、各軸において矢印方向を正の方向、矢印方向と反対方向を負の方向とする。各実施例では、加圧方向はY軸の正の方向である。なお、各実施例の座標系は説明の便宜上のものであって、本発明はこれに限定されない。
図1乃至図4はそれぞれ、本実施例の振動波駆動装置100の斜視図、駆動力取り出し部の断面図、分解斜視図、及びX軸方向の断面図である。
振動波駆動装置100は、直動タイプのリニアアクチュエータで、X軸方向への駆動力を発生させる。図2に示される突起形状の駆動力取り出し部16aには、被駆動部17に設けられた連結用溝部17aが図示しないばねにより付勢された状態で連結されている。振動波駆動装置100は、被駆動部17をX軸方向へ移動させることができる。
まず、振動波駆動装置100が駆動力を発生させるメカニズムについて説明する。図3に示されるように、振動波駆動装置100は、接着剤等により互いに固着された圧電素子(電気-機械エネルギ変換素子)1及びボスプレート2から構成され、圧電素子1により振動が励起される振動子3を有する。フレキシブル基板12は、異方性導電ペースト等で機械的及び電気的に圧電素子1に接続される。圧電素子1には、2つの分割された電極が設けられている。2つの電極にそれぞれ時間的な位相差π/2を持つ2相の高周波電圧を印加することで、図4に示されるボスプレート2の突起部2aには楕円運動が発生する。この際、圧電素子1に印加する高周波電圧の周波数や位相差を変えることで、楕円の回転方向や楕円比を適宜変化させることができる。このため、振動子3は、加圧プレート8からの加圧力により、ベース部材13に固定された摩擦部材14に摩擦接触し楕円運動を行うことで、摩擦部材14に対して相対的に移動する駆動力を発生させる。すなわち、振動子3は、摩擦部材14に対して、X軸方向へ相対移動する。
次に、加圧プレート8から振動子3に加圧力を伝達する構造について説明する。加圧力は、加圧プレート8、引っ張りコイルバネ7、フェルト5、伝達部材6、及びムーブプレート16により発生する。引っ張りコイルバネ7は、引き伸ばされた状態で第1端がムーブプレート16、第2端が加圧プレート8に接続され、縮む方向へ加圧力を発生する。発生した加圧力は、フェルト5と伝達部材6を介して振動子3に作用する。
次に、振動子3、振動子3を保持する保持部材4、及び保持部材保持枠(支持部材)11の連結について説明する。図3及び図4に示されるように、ボスプレート2には、X軸方向へ離間した2つの穴部2bが形成されている。保持部材4は、2つの穴部2bに挿入される固定用のピン4aを備える。ピン4aは、穴部2bに挿入された後、接着剤等によって固定される。保持部材保持枠11は、ビス20によりムーブプレート16に連結されると共に、保持部材4に係合する。保持部材保持枠11は、保持部材4を、X軸方向における変位を制限しつつY軸方向において変位可能に支持する。
保持部材4のX軸方向の各端部では、ローラー部材9を挟んで内側には保持部材4、外側には保持部材保持枠11が配置されている。板バネ10は、接着等により保持部材保持枠11に固定され、ローラー部材9を介して、保持部材4をX軸方向へ付勢する。これにより、ローラー部材9は、保持部材4をX軸方向へ弾性付勢する。すなわち、保持部材4は、ローラー部材9を介して保持部材保持枠11に付勢される。保持部材4は、保持部材保持枠11に対してX軸方向へ付勢されるだけでなく、ローラー部材9の転動によってY軸方向へ移動可能である。このような構成により、保持部材4は保持部材保持枠11に対してY軸方向への移動の自由度と、Z軸周りに傾く自由度を有する。
以上の構成により、保持部材4と保持部材保持枠11は、駆動方向であるX軸方向にはガタの発生がなく、Y軸方向にはローラー部材9の転動作用により摺動抵抗がほとんど発生しない連結を実現することができる。
保持部材4では、Y軸方向の摺動抵抗がほとんど発生しないため、他の部材からの振動等の理由で励振が起こると、例えば図4に示される矢印方向のZ軸周りの振動等の不要振動が起こりやすい。そこで、本実施例では、Y軸方向において保持部材4と保持部材保持枠11との間にゴム材やゲル材等の粘弾性部材19を配置する。これにより、保持部材保持枠11と粘弾性部材19がダンパーの役割を果たし、保持部材4の不要振動を抑制することができる。
以下、粘弾性部材19の配置箇所とその効果について説明する。
図5(a)と図5(b)はそれぞれ、保持部材4、保持部材保持枠11、及び粘弾性部材19の分解斜視図とX軸の負の方向から見た図である。図6(a)と図6(b)はそれぞれ、保持部材4と保持部材保持枠11の斜視図である。保持部材4と保持部材保持枠11はそれぞれ、互いに対向する面(第1面、第3面)4bと面(第2面、第4面)11aを備える。粘弾性部材19は、面4b,11aの間に配置される。
次に図7を参照して、保持部材4の振動抑制について説明する。図7は、本実施例の振動波駆動装置100をY軸の正の方向から見た図である。保持部材保持枠11は、ビス20でムーブプレート16に締結される。ムーブプレート16は、3つのボール部材18(転動部材)を介してボールベース15に係合する。ボールベース15は、ビス21でベース部材13に締結される。ベース部材13は、不図示のビスで鏡筒に締結される。ビス20で締結されるムーブプレート16が3つのボール部材18を介してボールベース15に係合するため、保持部材保持枠11はY軸方向とZ軸周りの回転方向の自由度を拘束される。
上記構成により、保持部材4と保持部材保持枠11との間に粘弾性部材19を配置することで、保持部材4がY軸方向又はZ軸周りの回転方向へ変位しようとした場合、保持部材保持枠11と粘弾性部材19がダンパーの役割を果たす。これにより、保持部材4の振動を抑制することができる。
特許文献1の構成では、Y軸方向から見た場合、振動減衰部材と他の部材との接触領域が重ならない。このような構成では、例えば図4に示されるZ軸周りの振動に対しては、振動減衰部材の配置箇所での撓みと、振動を抑制する力が小さいため減衰効果も小さく、効果的にZ軸周りの振動を抑制することが困難である。一方、本実施例では、粘弾性部材19は、図4と図5に示されるように、Y軸方向において向かい合うように形成された面4b,11aの間に配置される。すなわち、本実施例では、Y軸方向から見た場合、保持部材4と粘弾性部材19との当接箇所の少なくとも一部は、保持部材保持枠11と粘弾性部材19との当接箇所の少なくとも一部と重なる。面4b,11aの間は、X軸方向において、保持部材4のX軸方向の両端の位置と同じ位置であり、Z軸周りの振動変位が大きい位置である。これにより、Z軸周りの振動変位が大きい位置で加圧方向の減衰を作用させることができるため、効果的にZ軸周りの振動を抑制することができる。
なお、振動子3にY軸方向の不要な力が多く加わると、加圧プレート8から振動子3に伝達される加圧を阻害しやすくなり、駆動特性の悪化や、圧電素子1とボスプレート2の接着剥がれ等の問題が起こる可能性がある。そこで、粘弾性部材19からのY軸方向の反力を低減するために、粘弾性部材19には硬度の低い材料を使用することが好ましい。例えば、粘弾性部材19として、ブチルゴム等を使用すればよい。
本実施例の振動波駆動装置は、実施例1の振動波駆動装置100と基本的な構成は同じである。本実施例では、実施例1と異なる構成についてのみ説明し、同一の構成については説明を省略する。
図8(a)と図8(b)はそれぞれ、保持部材42、保持部材保持枠(支持部材)112、及び粘弾性部材192の分解斜視図とXY平面の断面図の一部を示す図である。保持部材42と保持部材保持枠112はそれぞれ、互いに対向する面(第1面)42aと面(第2面)112aを備える。面42aは、保持部材42のX軸方向の両端に形成されている。粘弾性部材192は、面42a,112aの間に配置される。本実施例では、例えば、粘弾性部材19として、ブチルゴム等が使用される。
図9(a)と図9(b)はそれぞれ、保持部材42と保持部材保持枠112の斜視図である。面42aには、先端が尖った形状の凸部(第1凸部)42bが設けられている。面112aには、先端が尖った形状の凸部(第2凸部)112bが設けられている。本実施例では、凸部42b,112bは、先端が円錐形状に形成される。凸部42b,112bは、粘弾性部材192に食い込むように設けられている。これにより、食い込んだ凸部112bと粘弾性部材192がダンパーの役割を果たし、保持部材42の振動を抑制する。また、凸部42bが粘弾性部材192に食い込んでいるため、Z軸周りの振動のようなY軸方向の振動減衰だけでなく、X軸方向への並進振動に対しても減衰効果が発揮される。
本実施例では、保持部材42と保持部材保持枠112は、凸部42b,112bが粘弾性部材192に当接するように構成されている。このため、面接触よりも粘弾性部材192から受けるY軸方向の反力を小さくすることができ、振動子3への加圧力を阻害しにくい。
凸部42bは、図9に示されるようにX軸方向において2つの位置に設けられている。各位置において、凸部42bは3個設けられている。凸部112bも同様である。図10に示されるように、凸部42b,112bは、Y軸方向から見た場合、重ならないように設けられている。これにより、部品公差で凸部42b,112bの食い込み量が変化したとしても、粘弾性部材192は変形部192aとして面方向(Y軸の正の方向及び負の方向)へ変形することができる。そのため、加圧力を分散し、反力を小さくすることができる。
本実施例の振動波駆動装置は、実施例1の振動波駆動装置100と基本的な構成は同じである。本実施例では、実施例1と異なる構成についてのみ説明し、同一の構成については説明を省略する。
図11(a)と図11(b)はそれぞれ、保持部材43、保持部材保持枠(支持部材)113、及び粘弾性部材193の分解斜視図とXY平面の断面図の一部を示す図である。保持部材43と保持部材保持枠113はそれぞれ、互いに対向する面(第1面)43aと面(第2面)113aを備える。粘弾性部材193は、面43a,113aの間に配置される。本実施例では、例えば、粘弾性部材193として、ゲル等の流動性が高く、化学反応により硬化する物質(素材)が使用される。
図12(a)と図12(b)はそれぞれ、保持部材43と保持部材保持枠113の斜視図である。面43aは、保持部材43に設けられた凹部43bの底面である。粘弾性部材193は、凹部43bに配置される。面113aには、凸部113bが形成されている。本実施例では、凸部113bがY軸に対して斜め方向から粘弾性部材193に食い込む。Y軸に対して垂直に食い込むように構成した場合、粘弾性部材193からの反力によりY軸方向への振動に対する減衰効果は大きいが、X軸方向の振動に対しては凸部113bと粘弾性部材193の摩擦力による減衰しか働かないため、効果が小さい。本実施例では、Y軸に対して角度を持って粘弾性部材193に食い込むため、X軸方向の振動に対して粘弾性部材193からの反力が働き、減衰効果を大きくすることができる。これにより、食い込んだ凸部113bと粘弾性部材193がダンパーの役割を果たし、保持部材43の振動を抑制することができる。また、凸部113bがY軸に対して斜め方向から粘弾性部材193に食い込んでいるため、Z軸周りの振動のようなY軸方向の振動減衰だけでなく、X軸方向への並進振動に対しても減衰効果を発揮することができる。なお、保持部材43に凸部を設け、保持部材保持枠113に凹部を設けてもよい。
本実施例では、粘弾性部材193は、実施例1の振動波駆動装置100をモータ状態まで組み上げ、振動子3への加圧力が設定された後に外部から注入され、硬化する。これにより、凸部113bからの余分な加圧力が粘弾性部材193に作用しないため、粘弾性部材193からのY軸方向への反力が生じず、振動子3への加圧力を阻害しない。また、部品公差により寸法が変化したとしても、粘弾性部材193と凸部113bは安定してダンパーの役割を果たすので、保持部材43の振動を減衰させることができる。なお、組み立て後に粘弾性部材193を注入してもよいが、予め粘弾性部材193を注入し、組み立て後に硬化させてもよい。
本実施例の振動波駆動装置は、実施例1の振動波駆動装置100と基本的な構成は同じである。本実施例では、実施例1と異なる構成についてのみ説明し、同一の構成については説明を省略する。
粘弾性部材は、実施例1乃至3では保持部材の長手方向の端部に設けられるが、本実施例では保持部材の短手方向の端部に設けられる。
図13(a)と図13(b)はそれぞれ、保持部材44、保持部材保持枠(支持部材)114、及び粘弾性部材194の分解斜視図とYZ平面の断面図である。保持部材44と保持部材保持枠114はそれぞれ、互いに対向する面(第1面)44aと面(第2面)114aを備える。粘弾性部材194は、面44a,114aの間に配置される。本実施例では、例えば、粘弾性部材194として、ブチルゴム等が使用される。
図14(a)と図14(b)はそれぞれ、保持部材42と保持部材保持枠112の斜視図である。本実施例では、面44aは、保持部材44のX軸方向と平行な2辺上に設けられる。粘弾性部材194は、保持部材44のX軸方向と平行な2辺上に設けられる。これにより、保持部材保持枠114と粘弾性部材194がダンパーの役割を果たし、Y軸方向の振動だけでなく、X軸周りの回転振動モードに対しても強い減衰効果を発揮することができる。
また、面44a,114aを、実施例2や実施例3で示した形状にすることで粘弾性部材194からの反力の影響を抑えることができる。
本実施形態の開示は、以下の構成を含む。
(構成1)
電気-機械エネルギ変換素子により振動が励起される振動子と該振動子と接触面で接触する摩擦部材とを第1方向へ相対移動させる振動波駆動装置であって、
前記振動子を保持する保持部材と、
前記振動子を前記接触面に直交する第2方向へ加圧する加圧部材と、
前記保持部材を、前記第1方向と前記第2方向において拘束する支持部材と、
前記第2方向において前記保持部材と前記支持部材との間に配置される粘弾性部材とを有することを特徴とする振動波駆動装置。
(構成2)
前記保持部材と前記支持部材はそれぞれ、互いに対向する第1面と第2面を備え、
前記粘弾性部材は、前記第1面と前記第2面との間に配置されることを特徴とする構成1に記載の振動波駆動装置。
(構成3)
前記保持部材と前記支持部材はそれぞれ、互いに対向する第3面と第4面を備え、
前記粘弾性部材は、前記第3面と前記第4面との間に配置されることを特徴とする構成2に記載の振動波駆動装置。
(構成4)
前記第2の方向から見た場合、前記保持部材と前記粘弾性部材との当接箇所の少なくとも一部は、前記支持部材と前記粘弾性部材との当接箇所の少なくとも一部と重なることを特徴とする構成1乃至3の何れか一つの構成に記載の振動波駆動装置。
(構成5)
前記保持部材と前記支持部材の少なくとも一方は、前記粘弾性部材に食い込む凸部を備えることを特徴とする構成1乃至3の何れか一つの構成に記載の振動波駆動装置。
(構成6)
前記凸部は、先端が円錐形状に形成されることを特徴とする構成5に記載の振動波駆動装置。
(構成7)
前記保持部材は、前記粘弾性部材に食い込む第1凸部を備え、
前記支持部材は、前記粘弾性部材に食い込む第2凸部を備え、
前記第2方向から見た場合、前記第1凸部と前記第2凸部は重ならないことを特徴とする構成1乃至6の何れか一つの構成に記載の振動波駆動装置。
(構成8)
前記凸部は、前記第2方向に対して角度を持つように形成されることを特徴とする構成5又は6に記載の振動波駆動装置。
(構成9)
前記粘弾性部材は、前記保持部材の長手方向の端部に配置されることを特徴とする構成1乃至8の何れか一つの構成に記載の振動波駆動装置。
(構成10)
前記粘弾性部材は、前記保持部材の短手方向の端部に配置されることを特徴とする構成1乃至8の何れか一つの構成に記載の振動波駆動装置。
(構成11)
前記粘弾性部材は、ゴム材であることを特徴とする構成1乃至10の何れか一つの構成に記載の振動波駆動装置。
(構成12)
前記粘弾性部材は、ゲル材であることを特徴とする構成1乃至10の何れか一つの構成に記載の振動波駆動装置。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 圧電素子(電気-機械エネルギ変換素子)
3 振動子
4 保持部材
8 加圧プレート(加圧部材)
11 保持部材保持枠(支持部材)
14 摩擦部材
19 粘弾性部材
100 振動波駆動装置

Claims (12)

  1. 電気-機械エネルギ変換素子により振動が励起される振動子と該振動子と接触面で接触する摩擦部材とを第1方向へ相対移動させる振動波駆動装置であって、
    前記振動子を保持する保持部材と、
    前記振動子を前記接触面に直交する第2方向へ加圧する加圧部材と、
    前記保持部材を、前記第1方向における変位を制限しつつ前記第2方向において変位可能に支持する支持部材と、
    前記第2方向において前記保持部材と前記支持部材との間に配置される粘弾性部材とを有することを特徴とする振動波駆動装置。
  2. 前記保持部材と前記支持部材はそれぞれ、互いに対向する第1面と第2面を備え、
    前記粘弾性部材は、前記第1面と前記第2面との間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の振動波駆動装置。
  3. 前記保持部材と前記支持部材はそれぞれ、互いに対向する第3面と第4面を備え、
    前記粘弾性部材は、前記第3面と前記第4面との間に配置されることを特徴とする請求項2に記載の振動波駆動装置。
  4. 前記第2の方向から見た場合、前記保持部材と前記粘弾性部材との当接箇所の少なくとも一部は、前記支持部材と前記粘弾性部材との当接箇所の少なくとも一部と重なることを特徴とする請求項1又は2に記載の振動波駆動装置。
  5. 前記保持部材と前記支持部材の少なくとも一方は、前記粘弾性部材に食い込む凸部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の振動波駆動装置。
  6. 前記凸部は、先端が円錐形状に形成されることを特徴とする請求項5に記載の振動波駆動装置。
  7. 前記保持部材は、前記粘弾性部材に食い込む第1凸部を備え、
    前記支持部材は、前記粘弾性部材に食い込む第2凸部を備え、
    前記第2方向から見た場合、前記第1凸部と前記第2凸部は重ならないことを特徴とする請求項1又は2に記載の振動波駆動装置。
  8. 前記凸部は、前記第2方向に対して角度を持つように形成されることを特徴とする請求項5に記載の振動波駆動装置。
  9. 前記粘弾性部材は、前記保持部材の長手方向の端部に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の振動波駆動装置。
  10. 前記粘弾性部材は、前記保持部材の短手方向の端部に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の振動波駆動装置。
  11. 前記粘弾性部材は、ゴム材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の振動波駆動装置。
  12. 前記粘弾性部材は、ゲル材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の振動波駆動装置。
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