JPH11155051A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH11155051A
JPH11155051A JP9337656A JP33765697A JPH11155051A JP H11155051 A JPH11155051 A JP H11155051A JP 9337656 A JP9337656 A JP 9337656A JP 33765697 A JP33765697 A JP 33765697A JP H11155051 A JPH11155051 A JP H11155051A
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JP
Japan
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caller
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JP9337656A
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Inventor
Tomohito Kajiwara
智仁 梶原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は発信電話番号通知サービスを提供する
回線から取得した発呼者番号により受信画情報の記録や
着信を制御するファクシミリ装置を提供する。 【解決手段】発呼者番号通知サービスを提供する回線か
ら通知される発呼者の電話番号を取得し、当該取得した
発信元電話番号が受信画情報を記録紙に記録する相手先
としてメモリの出力相手先リストに未登録であると、受
信画情報を一旦外部記憶部に記憶して、操作・表示部の
ディスプレイに表示し、当該表示された受信画情報に応
じた操作・表示部での指示操作に応じて、着信を禁止す
る相手先の電話番号を記憶するメモリの着信禁止相手先
リストへの受信した発呼者番号の登録と外部記憶部に記
憶させた受信画情報の記録紙への記録を制御するととも
に、着信時、受信した発呼者番号が着信禁止相手先リス
トに登録されていると、着信を禁止している。したがっ
て、ダイレクトメール等の不要な受信画情報を無駄に記
録紙に記録することを防止し、同じ相手先からの不要な
着信を禁止する(ステップS1〜S12)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
に関し、詳細には、着信先に発信元電話番号を通知する
発信電話番号通知サービスを提供する回線に接続された
ファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置は、その普及に伴っ
て、各分野や家庭等で利用されるようになっているが、
従来のファクシミリ装置は、着呼があると、相手先の如
何に関わらず、当該着呼に応答して画情報を受信して、
記録紙に記録出力する。
【0003】また、従来のファクシミリ装置は、着信
時、着信音を拡声出力する機能と当該着信音の出力をオ
ン/オフしたり、着信音の大きさを設定・調整する機能
を備えており、ファクシミリ装置の利用者が適宜着信音
をオン/オフさせたり、着信音が邪魔にならない程度に
小さく設定できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、着信があると
相手先の如何に関わらず画情報を受信するようになって
いたため、ダイレクトメール等のダイレクトメール等の
不要な着信に対しても、受信を行って、受信画情報を記
録紙に記録して記録紙が無駄になるという問題があっ
た。
【0005】また、従来のファクシミリ装置は、着信音
の出力をオン/オフ及び音量調整可能となっているが、
一旦調節されると、再度調整を行うまで、同じ状態を維
持するようになっていたため、特定の相手先からの着信
に対しては、当該受信した画情報に対して速やかに応答
を行う必要がある場合にも、着信音を小さく設定してい
ると、着信に気づかず応答が遅れるおそれがあった。
【0006】そして、近時、電話回線網においては、発
信元の電話番号等の情報(以下、必要に応じて、発ID
情報という。)を着信側に通知する発信電話番号通知サ
ービスが企画され、実験段階に入っている。
【0007】この発信電話番号通知サービスにおいて
は、回線の交換機から受信端末にID受信端末起動信号
を送出して、受信端末から一次応答があると、発ID情
報(発信元電話番号等の情報)を通知し、受信端末から
受信完了信号があると、通常の呼出信号を送出して、二
次応答があると、通常の通信に入る。
【0008】そこで、請求項1記載の発明は、発呼者番
号通知サービスを提供する外線から通知される発呼者の
電話番号を取得し、当該取得した発呼者番号が受信画情
報を記録紙に記録する相手先として相手先記憶手段に未
登録であると、受信画情報を一旦画情報記憶手段に記憶
して、表示手段で表示し、当該表示された受信画情報に
応じた操作手段での指示操作に応じて、着信を禁止する
相手先の電話番号を記憶する着信禁止相手先記憶手段へ
の発呼者番号取得手段の取得した発呼者番号の登録と画
情報記憶手段に記憶させた受信画情報の記録手段による
記録紙への記録を制御するとともに、着信時、発呼者番
号取得手段の取得した発呼者番号が着信禁止相手先記憶
手段に登録されていると、着信を禁止することにより、
ダイレクトメール等の不要な受信画情報を記録紙に記録
して記録紙を無駄にすることを防止するとともに、同じ
相手先からの不要な着信を禁止し、記録紙の無駄な消費
を防止しつつ、利用性の良好なファクシミリ装置を提供
することを目的としている。
【0009】請求項2記載の発明は、発呼者番号取得手
段の取得した発呼者番号を、受信画情報を記録手段によ
り記録紙に記録出力する相手先の電話番号を記憶する相
手先記憶手段に自動登録することにより、ダイレクトメ
ール等の不要な受信画情報を記録紙に記録して記録紙を
無駄にすることを防止するとともに、同じ相手先からの
不要な着信を禁止し、記録紙の無駄な消費をより適切に
防止しつつ、より一層利用性の良好なファクシミリ装置
を提供することを目的としている。
【0010】請求項3記載の発明は、発呼者番号通知サ
ービスを提供する外線から通知される発呼者の電話番号
を取得して、当該取得した発呼者番号が着信を通知する
相手先の電話番号と着信があった旨の所定の音声データ
を記憶する着信通知先記憶手段に登録されていると、少
なくとも着信があった旨を音声で通知することにより、
通常は着信音を小さくして環境騒音を小さくしつつ、重
要な相手先からの着信を確実、かつ、適切に通知して、
重要なファクシミリ受信に速やかに応答可能とし、利用
性の良好なファクシミリ装置を提供することを目的とし
ている。
【0011】請求項4記載の発明は、着信通知先記憶手
段に、相手先毎に当該相手先を特定するとともに着信が
あった旨の所定の音声データを記憶することにより、重
要な相手先からの着信を相手先を特定した音声でより一
層確実、かつ、適切に通知して、重要なファクシミリ受
信により一層速やかに応答可能とし、より一層利用性の
良好なファクシミリ装置を提供することを目的としてい
る。
【0012】請求項5記載の発明は、発呼者番号通知サ
ービスを提供する外線から通知される発呼者の電話番号
を取得して、選択情報記憶手段に相手先毎に記憶されて
いる電話機による通話とファクシミリ受信のいずれを行
うかの選択情報に応じて、外線を電話機とファクシミリ
本体側とに切り換える切換手段の切換動作を制御して、
電話機による通話とファクシミリ受信とを切換制御する
ことにより、電話機による通話とファクシミリ受信とを
発呼者番号に基づいて適切に切換制御し、利用性のより
一層良好なファクシミリ装置を提供することを目的とし
ている。
【0013】請求項6記載の発明は、着信を電話機によ
る通話とファクシミリ受信とに切換操作する操作手段で
の切換操作に応じて、電話機による通話とファクシミリ
通信を切換制御するとともに、当該電話機による通話と
ファクシミリ通信との選択情報を選択情報記憶手段に登
録することにより、より一層適切に電話機による通話と
ファクシミリ受信とを発呼者番号に基づいて切換制御
し、利用性のより一層良好なファクシミリ装置を提供す
ることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のフ
ァクシミリ装置は、発呼者番号通知サービスを提供する
外線に接続され、所定のファクシミリ制御手順により画
情報を送受信するファクシミリ装置であって、前記ファ
クシミリ受信した画情報を一時記憶する画情報記憶手段
と、前記画情報記憶手段に記憶した前記受信画情報を表
示出力する表示手段と、前記ファクシミリ受信した画情
報を記録紙に記録する記録手段と、前記外線から前記発
呼者番号通知サービスにより通知される発呼者の電話番
号を取得する発呼者番号取得手段と、前記受信画情報を
前記記録手段により記録紙に記録出力する相手先の電話
番号を記憶する相手先記憶手段と、着信を禁止する相手
先の電話番号を記憶する着信禁止相手先記憶手段と、前
記着信禁止相手先記憶手段への登録の可否を指示操作す
る操作手段と、着信時、前記発呼者番号取得手段の取得
した前記発呼者番号が前記相手先記憶手段に未登録の相
手先であると、前記受信画情報を前記画情報記憶手段に
記憶した後、前記表示手段に表示させ、当該表示手段に
表示された前記受信画情報に応じた前記操作手段での指
示操作に応じて、前記着信禁止相手先記憶手段への前記
発呼者番号取得手段の取得した前記発呼者番号の登録と
前記画情報記憶手段に記憶させた前記受信画情報の前記
記録手段による前記記録紙への記録を制御し、着信時、
前記前記発呼者番号取得手段の取得した前記発呼者番号
が前記着信禁止相手先記憶手段に登録されていると、着
信を禁止する制御手段と、を備えることにより、上記目
的を達成している。
【0015】上記構成によれば、発呼者番号通知サービ
スを提供する外線から通知される発呼者の電話番号を取
得し、当該取得した発呼者番号が受信画情報を記録紙に
記録する相手先として相手先記憶手段に未登録である
と、受信画情報を一旦画情報記憶手段に記憶して、表示
手段で表示し、当該表示された受信画情報に応じた操作
手段での指示操作に応じて、着信を禁止する相手先の電
話番号を記憶する着信禁止相手先記憶手段への発呼者番
号取得手段の取得した発呼者番号の登録と画情報記憶手
段に記憶させた受信画情報の記録手段による記録紙への
記録を制御するとともに、着信時、発呼者番号取得手段
の取得した発呼者番号が着信禁止相手先記憶手段に登録
されていると、着信を禁止するので、ダイレクトメール
等の不要な受信画情報を記録紙に記録して記録紙を無駄
にすることを防止することができるとともに、同じ相手
先からの不要な着信を禁止することができ、記録紙の無
駄な消費を防止しつつ、ファクシミリ装置の利用性を向
上させることができる。
【0016】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記制御手段は、前記発呼者番号取得手段の取得
した前記発呼者番号を前記相手先記憶手段に登録させる
ものであってもよい。
【0017】上記構成によれば、発呼者番号取得手段の
取得した発呼者番号を、受信画情報を記録手段により記
録紙に記録出力する相手先の電話番号を記憶する相手先
記憶手段に自動登録するので、ダイレクトメール等の不
要な受信画情報を記録紙に記録して記録紙を無駄にする
ことを防止することができるとともに、同じ相手先から
の不要な着信を禁止することができ、記録紙の無駄な消
費をより適切に防止しつつ、ファクシミリ装置の利用性
をより一層向上させることができる。
【0018】請求項3記載の発明のファクシミリ装置
は、発呼者番号通知サービスを提供する外線に接続さ
れ、所定のファクシミリ制御手順により画情報を送受信
するファクシミリ装置であって、前記外線から前記発呼
者番号通知サービスにより通知される発呼者の電話番号
を取得する発呼者番号取得手段と、着信を通知する相手
先の電話番号と着信があった旨の所定の音声データを記
憶する着信通知先記憶手段と、前記音声データを拡声出
力する音声出力手段と、着信時、前記発呼者番号取得手
段の取得した前記発呼者番号が前記着信通知先記憶手段
に登録されていると、前記音声データを前記音声出力手
段に拡声出力させる制御手段と、を備えることにより、
上記目的を達成している。
【0019】上記構成によれば、発呼者番号通知サービ
スを提供する外線から通知される発呼者の電話番号を取
得して、当該取得した発呼者番号が着信を通知する相手
先の電話番号と着信があった旨の所定の音声データを記
憶する着信通知先記憶手段に登録されていると、少なく
とも着信があった旨を音声で通知するので、通常は着信
音を小さくして環境騒音を小さくしつつ、重要な相手先
からの着信を確実、かつ、適切に通知して、重要なファ
クシミリ受信に速やかに応答可能とすることができ、フ
ァクシミリ装置の利用性を向上させることができる。
【0020】この場合、例えば、請求項4に記載するよ
うに、前記着信通知先記憶手段は、前記相手先毎に当該
相手先を特定するとともに着信があった旨の所定の音声
データを記憶するものであってもよい。
【0021】上記構成によれば、着信通知先記憶手段
に、相手先毎に当該相手先を特定するとともに着信があ
った旨の所定の音声データを記憶するので、重要な相手
先からの着信を相手先を特定した音声でより一層確実、
かつ、適切に通知して、重要なファクシミリ受信により
一層速やかに応答可能とすることができ、ファクシミリ
装置の利用性をより一層向上させることができる。
【0022】請求項5記載の発明のファクシミリ装置
は、発呼者番号通知サービスを提供する外線に接続さ
れ、所定のファクシミリ制御手順により画情報を送受信
するとともに電話機を備えたファクシミリ装置であっ
て、前記外線を前記電話機とファクシミリ本体側とに切
り換えて接続する切換手段と、前記外線から前記発呼者
番号通知サービスにより通知される発呼者の電話番号を
取得する発呼者番号取得手段と、相手先毎に前記電話機
による通話とファクシミリ受信のいずれを行うかの選択
情報を記憶する選択情報記憶手段と、着信時、前記発呼
者番号取得手段の取得した前記発呼者番号に対応して前
記選択情報記憶手段に登録されている選択情報に応じ
て、前記切換手段の切換動作を制御して、前記電話機に
よる通話とファクシミリ受信とを切換制御する制御手段
と、を備えることにより、上記目的を達成している。
【0023】上記構成によれば、発呼者番号通知サービ
スを提供する外線から通知される発呼者の電話番号を取
得して、選択情報記憶手段に相手先毎に記憶されている
電話機による通話とファクシミリ受信のいずれを行うか
の選択情報に応じて、外線を電話機とファクシミリ本体
側とに切り換える切換手段の切換動作を制御して、電話
機による通話とファクシミリ受信とを切換制御するの
で、電話機による通話とファクシミリ受信とを発呼者番
号に基づいて適切に切換制御することができ、ファクシ
ミリ装置の利用性をより一層向上させることができる。
【0024】この場合、例えば、請求項6に記載するよ
うに、前記ファクシミリ装置は、前記電話機による通話
と前記ファクシミリ受信とを切り換える操作手段を、さ
らに備え、前記制御手段は、前記操作手段での切換操作
に応じて、前記切換手段の切換動作を制御するととも
に、前記電話機による通話と前記ファクシミリ通信の選
択情報を前記選択情報記憶手段に登録するものであって
もよい。
【0025】上記構成によれば、着信を電話機による通
話とファクシミリ受信とに切換操作する操作手段での切
換操作に応じて、電話機による通話とファクシミリ通信
を切換制御するとともに、当該電話機による通話とファ
クシミリ通信との選択情報を選択情報記憶手段に登録す
るので、より一層適切に電話機による通話とファクシミ
リ受信とを発呼者番号に基づいて切換制御することがで
き、ファクシミリ装置の利用性をより一層向上させるこ
とができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0027】図1〜図4は、本発明のファクシミリ装置
の第1の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、
発呼者番号に基づいて、受信画情報の記録と着信を制御
するもので、請求項1及び請求項2に対応するものであ
る。
【0028】図1は、本発明のファクシミリ装置の第1
の実施の形態を適用したファクシミリ装置1の要部回路
ブロック図である。
【0029】図1において、ファクシミリ装置1は、C
PU(Central Processing Unit )2、メモリ3、モデ
ム4及び外部記憶部5等を備えているとともに、図示し
ないが、ファクシミリ装置として必要な各部、例えば、
ファクシミリ装置1の各種操作を行うとともに情報を表
示する操作・表示部、原稿の画像を読み取るスキャナ、
画情報を記録紙に記録出力するプロッタ(記録手段)及
び画情報を符号化及び復号化する符号化・復号化部等を
備えている。
【0030】メモリ3は、ROM(Read Only Memory)
及びRAM(Random Access Memory)等で形成され、R
OM内には、ファクシミリ装置1としての基本処理プロ
グラム及び後述する着信制御・画情報出力制御処理プロ
グラムを記憶するとともに、これらの各処理プログラム
を実行するのに必要なシステムデータや各種データが記
憶されている。RAMは、CPU2のワークメモリとし
て利用されるとともに、受信画情報をプロッタで記録紙
に記録出力を行う相手先のリストを、図2に示すよう
に、出力相手先リストとして記憶するとともに、着信を
禁止する相手先のリストを着信禁止リストを、図3に示
すように、着信禁止相手先リストとして記憶するリスト
登録領域を備え、CPU2の制御下で、リスト登録領域
への相手先リストの登録処理が行われる。したがって、
メモリ3は、相手先記憶手段及び着信禁止相手先記憶手
段として機能する。
【0031】CPU(制御手段)2は、メモリ3のRO
M内の処理プログラムに基づいてファクシミリ装置1の
各部を制御して、ファクシミリ装置1としての基本処理
を行うとともに、後述する着信制御・画情報出力制御処
理を実行する。
【0032】モデム(発呼者番号取得手段)4は、図示
しない通信制御部及び網制御部を内蔵し、回線L、例え
ば、公衆電話回線等が接続されている。モデム4は、送
信信号の変調及び受信信号の復調を行うとともに、その
網制御部で回線Lからの発呼に対して自動着呼し、ま
た、回線Lへの自動発呼処理を行い、その通信制御部
で、相手ファクシミリ装置との間でファクシミリ制御信
号を交換して、ファクシミリ通信手順を実行する。
【0033】この回線Lは、発信電話番号通知サービス
を提供する交換機に接続されており、着信先に発信元電
話番号を通知するとともに、発信元から所定の発信元電
話番号非通知番号とともに相手先電話番号が送出される
と、当該発信元電話番号を非通知にする発信電話番号通
知サービスを提供する。
【0034】上記モデム4は、CPU2の制御下で動作
して、回線Lの提供する発信電話番号通知サービスによ
り通知される発信元の電話番号を取得して、取得した発
信元電話番号をCPU2に出力する。
【0035】外部記憶部(画情報記憶手段)5は、例え
ば、ハードディスク等で構成され、スキャナ3により読
み取られた原稿の画情報を蓄積するとともに、受信した
画情報を蓄積する。
【0036】次に、本実施の形態の作用を説明する。フ
ァクシミリ装置1は、発信電話番号通知サービスを提供
する回線Lから通知される発信元電話番号を有効に利用
して、画情報の記録出力及び着信を制御するところにそ
の特徴がある。
【0037】すなわち、ファクシミリ装置1の接続され
ている回線Lの交換機は、発信元の電話番号を着信元に
通知する発信電話番号通知サービスを提供する。すなわ
ち、当該回線Lの交換機(加入者線交換機)は、ID受
信端末(ファクシミリ装置1等)に着信を行う際、ま
ず、ID受信端末への回線Lの極性を反転した後、ID
受信端末起動信号を送出するID受信端末の起動処理を
行い、次いで、ID受信端末から1次応答信号(直流ル
ープ)を受信すると、発ID情報、すなわち、発信元電
話番号、ID非通知理由(例えば、発信者拒否、提供エ
リア外発信、公衆電話発信)をID受信端末に送信する
処理を行う。次に、交換機は、ID受信端末から受信完
了信号(直流ループ断)を検出すると、通常の呼出信号
をID受信端末に送出するとともに、同時に、発信側へ
呼出音(リングバックトーン)を送出するID受信端末
の呼出を行い、ID受信端末から2次応答信号(直流ル
ープ)を受信すると、回線Lの極性を復局して、通信パ
スを形成し、課金を開始する通信状態に入る。そして、
ファクシミリ装置1がID受信端末のときには、この状
態から通常のファクシミリ通信プロトコルの交換が開始
される。
【0038】そこで、ファクシミリ装置1は、図4に示
すように、CPU2が、上記発信電話番号通知サービス
を提供する回線Lを介して着信があるかをチェックし
て、着信があると(ステップS1)、一次応答を行う
(ステップS2)。すなわち、CPU2は、着信時、モ
デム4がID受信端末起動信号を受信したかをチェック
し、ID受信端末起動信号を受信すると、モデム4を介
して直流ループを閉結して一次応答を行う。
【0039】CPU2は、一次応答を行うと、モデム4
が発ID(発信元電話番号)を検出するか、すなわち、
発呼者番号が送信されてくるかチェックし(ステップS
3)、発IDを検出すると、モデム4に発ID情報から
発信元電話番号を取得させて、メモリ3に一時記憶した
後、当該取得した発信元電話番号を出力相手先リスト及
び着信禁止相手先リストの電話番号リスト、特に、出力
相手先リストの電話番号と照合(電話番号リストサー
チ)する(ステップS4)。CPU2は、電話番号リス
ト、すなわち、出力相手先リストに受信した発信元電話
番号があるかチェックし(ステップS5)、受信した発
信元電話番号が電話番号リストに登録されていないとき
には、受信完了信号を送出して、呼出信号を受信する
と、二次応答を行い、ファクシミリ受信を開始する。C
PU2は、ファクシミリ受信した画情報を外部記憶部5
に蓄積するとともに、上記受信した発信元電話番号をメ
モリ3の出力相手先リストに登録し(ステップS6)、
受信を完了すると、画情報を操作・表示部のディスプレ
イに表示して、画情報を記録紙に記録出力するかどうか
及び当該画情報の相手先(発信元)を着信禁止番号とし
て着信禁止相手先リストに登録するかどうかの問い合わ
せ情報を当該ディスプレイに表示する(ステップS
7)。
【0040】CPU2は、上記画情報を記録紙に記録出
力するかどうかの問い合わせ情報に応じて、操作・表示
部のキー操作等により記録出力が選択されるか、また、
着信禁止相手先リストへの登録が選択されるかチェック
し(ステップS8)、画情報の記録出力が選択されて、
着信禁止相手先リストへの登録が選択されないと、当該
選択された画情報をプロッタに転送して、プロッタで記
録紙に記録出力するとともに、当該相手先の電話番号を
メモリ3の出力相手先リストに登録する。また、ステッ
プS8で、記録出力が選択されず、着信禁止相手先リス
トへの登録が選択されると、CPU2は、当該画情報を
外部記憶部5から削除するとともに、当該相手先の電話
番号、すなわち、発ID情報から取得した発信元電話番
号をメモリ3の出力相手先リストに登録するとともに着
信禁止相手先リストに登録して、処理を終了する(ステ
ップS9)。
【0041】上記ステップS5で、電話番号リストに受
信した発信元電話番号があるときには、CPU5は、当
該発信元電話番号が着信禁止相手先リストにあるかチェ
ックし(ステップS10)、着信禁止相手先リストにな
いときには、通常の着信応答を行って、画情報を受信す
るとともに、受信した画情報をプロッタに転送して、プ
ロッタで記録紙に記録出力し、処理を終了する(ステッ
プS11)。
【0042】ステップS10で、受信した発信元電話番
号が着信禁止相手先リストに登録されているときには、
着信応答を中止し、そのまま処理を終了する(ステップ
S12)。
【0043】また、上記ステップS3で、発IDにより
発信元電話番号が通知されてこないときには、すなわ
ち、ID非通知のときには、CPU2は、ステップS1
1に移行して、通常の着信を行い、受信した画情報をプ
ロッタに転送して、プロッタで記録紙に記録する(ステ
ップS11)。
【0044】このように、本実施の形態によれば、発呼
者番号通知サービスを提供する回線Lから通知される発
呼者の電話番号を取得し、当該取得した発呼者番号(発
信元電話番号)が受信画情報を記録紙に記録する相手先
としてメモリ3の出力相手先リストに未登録であると、
受信画情報を一旦外部記憶部5に記憶して、操作・表示
部のディスプレイに表示し、当該表示された受信画情報
に応じた操作・表示部での指示操作に応じて、着信を禁
止する相手先の電話番号を記憶するメモリ3の着信禁止
相手先リストへの受信した発呼者番号の登録と外部記憶
部5に記憶させた受信画情報の記録紙への記録を制御す
るとともに、着信時、受信した発呼者番号が着信禁止相
手先リストに登録されていると、着信を禁止している。
したがって、ダイレクトメール等の不要な受信画情報を
記録紙に記録して記録紙を無駄にすることを防止するこ
とができるとともに、同じ相手先からの不要な着信を禁
止することができ、記録紙の無駄な消費を防止しつつ、
ファクシミリ装置1の利用性を向上させることができ
る。
【0045】また、着信時に取得した発呼者番号を、メ
モリ3の出力相手先リストに自動登録しているので、ダ
イレクトメール等の不要な受信画情報を記録紙に記録し
て記録紙を無駄にすることを防止することができるとと
もに、同じ相手先からの不要な着信を禁止することがで
き、記録紙の無駄な消費をより適切に防止しつつ、ファ
クシミリ装置1の利用性をより一層向上させることがで
きる。
【0046】図5〜図7は、本発明のファクシミリ装置
の第2の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、
特定の相手先から着信があると、音声により着信を通知
するもので、請求項3及び請求項4に対応するものであ
る。
【0047】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態と同様のファクシミリ装置に適用したものであり、
上記第1の実施の形態と同様の構成部分には、同一の符
号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0048】図5は、本発明のファクシミリ装置の第2
の実施の形態を適用したファクシミリ装置10の要部回
路ブロック図であり、ファクシミリ装置10は、上記第
1の実施の形態のファクシミリ装置1と同様のモデム4
と外部記憶部5等を備えるとともに、CPU11、メモ
リ12及び音声出力部13を備えており、また、図示し
ない操作・表示部、スキャナ、プロッタ及び符号化・復
号化部等を備えている。
【0049】メモリ(着信通知先記憶手段)12は、R
OM及びRAM等で形成され、ROM内には、ファクシ
ミリ装置1としての基本処理プログラム及び後述する着
信報知処理プログラムを記憶するとともに、これらの各
処理プログラムを実行するのに必要なシステムデータや
各種データが記憶されている。RAMは、CPU11の
ワークメモリとして利用されるとともに、図6に示すよ
うに、着信があった旨を報知する相手先の電話番号と当
該相手先を特定する所定の音声データが電話番号リスト
として登録されている。この音声データは、ディジタル
信号によりメモリ12に記憶されている。
【0050】CPU(制御手段)11は、メモリ12の
ROM内の処理プログラムに基づいてファクシミリ装置
10の各部を制御して、ファクシミリ装置10としての
基本処理を行うとともに、後述する着信報知処理を実行
する。
【0051】音声出力部(音声出力手段)13は、ディ
ジタルの音声信号をアナログの音声信号に変換する音声
処理回路及びスピーカ等を備えており、CPU11の制
御下で動作して、メモリ12から転送されてくるディジ
タルの音声データをアナログの音声信号に変換した後、
スピーカから拡声出力する。
【0052】次に、本実施の形態の作用を説明する。フ
ァクシミリ装置10は、発信電話番号通知サービスを提
供する回線Lから通知される発信元電話番号が予め登録
されている相手先であると、当該相手先に対して予め登
録されている音声データを再生して着信があった旨を報
知するところにその特徴がある。
【0053】すなわち、ファクシミリ装置10は、図7
に示すように、CPU11が、発信電話番号通知サービ
スを提供する回線Lを介して着信があるかをチェックし
て、着信があると(ステップP1)、一次応答を行う
(ステップP2)。すなわち、CPU11は、着信時、
モデム13がID受信端末起動信号を受信したかをチェ
ックし、ID受信端末起動信号を受信すると、モデム1
3を介して直流ループを閉結して一次応答を行う。
【0054】CPU11は、一次応答を行うと、モデム
13が発ID(発信元電話番号)を検出するか、すなわ
ち、発呼者番号が送信されてくるかチェックし(ステッ
プP3)、発IDを検出すると、モデム13に発ID情
報から発信元電話番号を取得させて、メモリ12に一時
記憶した後、当該取得した発信元電話番号を電話番号リ
ストの電話番号と照合(電話番号リストサーチ)する
(ステップP4)。CPU11は、電話番号リストに受
信した発信元電話番号があるかチェックし(ステップP
5)、受信した発信元電話番号が電話番号リストに登録
されていると、当該電話番号に対応して音声データが登
録されているかチェックする(ステップP6)。
【0055】ステップP6で、音声データが登録されて
いると、CPU11は、当該音声データをメモり12か
ら読み出して、音声出力部13に転送し、音声出力部1
3は、転送されてきたディジタルの音声データをアナロ
グの音声データに変換して、スピーカから拡声出力する
(ステップP7)。
【0056】その後、CPU12は、受信完了信号を送
出して、呼出信号を受信すると、二次応答を行って、通
常のファクシミリ受信を開始し、受信した画情報をプロ
ッタに転送して、プロッタで記録紙に記録出力する(ス
テップP8)。
【0057】ステップP6で、音声データが登録されて
いないときには、ステップP8に移行して、音声出力を
行うことなく、通常のファクシミリ受信を行う(ステッ
プP8)。
【0058】また、ステップP5で、電話番号リストに
受信した発信元電話番号がないときには、CPU11
は、ステップP8に移行して、音声出力を行うことな
く、通常のファクシミリ受信を行う(ステップP8)。
【0059】さらに、ステップP3で、発呼者番号が通
知されないときには、ステップP8に移行して、音声出
力を行うことなく、通常のファクシミリ受信を行う(ス
テップP8)。
【0060】このように、本実施の形態によれば、発呼
者番号通知サービスを提供する回線Lから通知される発
呼者の電話番号を取得して、当該取得した発呼者番号が
着信を通知する相手先の電話番号と着信があった旨の所
定の音声データを記憶するメモリ12の電話番号リスト
に登録されていると、少なくとも着信があった旨を音声
で通知する。したがって、通常は着信音を小さくして環
境騒音を小さくしつつ、重要な相手先からの着信を確
実、かつ、適切に通知して、重要なファクシミリ受信に
速やかに応答可能とすることができ、ファクシミリ装置
10の利用性を向上させることができる。
【0061】また、メモリ12の電話番号リストに、相
手先毎に当該相手先を特定するとともに着信があった旨
の所定の音声データを記憶しているので、重要な相手先
からの着信を相手先を特定した音声でより一層確実、か
つ、適切に通知して、重要なファクシミリ受信により一
層速やかに応答可能とすることができ、ファクシミリ装
置10の利用性をより一層向上させることができる。
【0062】図8〜図10は、本発明のファクシミリ装
置の第3の実施の形態を示す図であり、本実施の形態
は、発呼者番号通知で通知される発信元電話番号に基づ
いてファクシミリ受信と電話機による通話とを適切に切
り換えるもので、請求項5及び請求項6に対応するもの
である。
【0063】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態と同様のファクシミリ装置に適用したものであり、
上記第1の実施の形態と同様の構成部分には、同一の符
号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0064】図8は、本発明のファクシミリ装置の第3
の実施の形態を適用したファクシミリ装置20の要部回
路ブロック図であり、ファクシミリ装置20は、上記第
1の実施の形態のファクシミリ装置1と同様の外部記憶
部5等を備えるとともに、CPU21、メモリ22、モ
デム23及び電話機24を備えており、また、図示しな
い操作・表示部(操作手段)、スキャナ、プロッタ及び
符号化・復号化部等を備えている。
【0065】メモリ(選択情報記憶手段)22は、RO
M及びRAM等で形成され、ROM内には、ファクシミ
リ装置1としての基本処理プログラム及び後述するファ
クシミリ/電話切換処理プログラムを記憶するととも
に、これらの各処理プログラムを実行するのに必要なシ
ステムデータや各種データが記憶されている。RAM
は、CPU21のワークメモリとして利用されるととも
に、図9に示すように、相手先電話番号と当該相手先が
過去に電話で着信を行ったかファクシミリの着信であっ
たかを示すFAX/TELの着信種別データ(選択情
報)が電話番号リストとして登録されている。
【0066】CPU(制御手段)21は、メモリ22の
ROM内の処理プログラムに基づいてファクシミリ装置
20の各部を制御して、ファクシミリ装置20としての
基本処理を行うとともに、後述するファクシミリ/電話
切換処理を実行する。
【0067】モデム(発呼者番号取得手段、切換手段)
23は、発信電話番号通知サービスを提供する交換機に
接続された回線Lに接続され、上記第1の実施の形態と
同様に、図示しない通信制御部及び網制御部を内蔵する
とともに、電話機24とファクシミリ本体側とを切り換
えて回線Lに接続する切換部を内蔵している。この切換
部は、CPU21の制御下で自動切り換えを行うととも
に、図示しない操作・表示部のキー操作により、回線L
をファクシミリ本体側と電話機24側とに切り換えて接
続し、また、回線Lの提供する発信電話番号通知サービ
スにより通知される発信元の電話番号を取得して、取得
した発信元電話番号をCPU21に出力する。
【0068】電話機24は、ファクシミリ装置20に内
蔵の電話機であってもよいし、外付けの電話機であって
もよく、モデム23の切換部を介して回線Lに接続され
ると、相手先と通話を行うことができる。
【0069】次に、本実施の形態の作用を説明する。フ
ァクシミリ装置20は、発信電話番号通知サービスを提
供する回線Lから通知される発信元電話番号が予め登録
されている相手先であると、当該相手先に対して電話
(TEL)が設定されているかファクシミリ受信(FA
X)が設定されているかに応じて回線Lを電話機24側
とファクシミリ本体側に切り換えるところにその特徴が
ある。
【0070】すなわち、ファクシミリ装置20は、図1
0に示すように、CPU21が、発信電話番号通知サー
ビスを提供する回線Lを介して着信があるかをチェック
して、着信があると(ステップQ1)、一次応答を行う
(ステップQ2)。すなわち、CPU21は、着信時、
モデム23がID受信端末起動信号を受信したかをチェ
ックし、ID受信端末起動信号を受信すると、モデム2
3を介して直流ループを閉結して一次応答を行う。
【0071】CPU21は、一次応答を行うと、モデム
23が発ID(発信元電話番号)を検出するか、すなわ
ち、発呼者番号が送信されてくるかチェックし(ステッ
プQ3)、発IDを検出すると、モデム23に発ID情
報から発信元電話番号を取得させて、一時メモリ22に
記憶した後、当該取得した発信元電話番号を電話番号リ
ストの電話番号と照合(電話番号リストサーチ)する
(ステップQ4)。CPU21は、電話番号リストに受
信した発信元電話番号があるかチェックし(ステップQ
5)、受信した発信元電話番号が電話番号リストに登録
されていると、当該電話番号に対応して登録されている
着信種別がFAXであるかチェックする(ステップQ
6)。
【0072】ステップQ6で、着信種別としてFAXが
登録されていると、CPU21は、受信した発信元電話
番号を電話番号リストに上書き登録するとともに、着信
種別としてFAXを上書き登録し(ステップQ7)、モ
デム23の切換部を制御して、回線Lをファクシミリ本
体側に接続して、通常のファクシミリ受信を行う(ステ
ップQ8)。
【0073】ステップQ6で、着信種別としてTELが
登録されていると、CPU21は、電話機24を鳴動さ
せる(ステップQ9)。
【0074】CPU21は、操作・表示部のキー操作に
より手動でファクシミリ本体側(FAX側)に切り換え
られたかチェックし(ステップQ10)、手動でファク
シミリ本体側に切り換えられると、ステップQ7に移行
して、受信した発信元電話番号を電話番号リストに登録
するとともに、着信種別としてFAXを登録した後(ス
テップQ7)、モデム23の切換部を制御して、回線L
をファクシミリ本体側に接続して、通常のファクシミリ
受信を行う(ステップQ8)。
【0075】ステップQ10で、手動でファクシミリ本
体側に切り換えられないときには、CPU21は、受信
した発信元電話番号を電話番号リストに登録するととも
に、着信種別としてTELを登録し(ステップQ1
1)、モデム23の切換部を制御して、回線Lをファク
シミリ本体側に接続して、電話機24による通話を可能
とする(ステップQ12)。
【0076】上記ステップQ5で、電話番号リストに受
信した発信元電話番号が登録されていないとき、及び上
記ステップQ3で発呼者番号が通知されてこないときに
は、CPU21は、電話機24を鳴動させ(ステップQ
9)、操作・表示部のキー操作により手動でファクシミ
リ本体側(FAX側)に切り換えられたかチェックする
(ステップQ10)。ステップQ10で、手動でファク
シミリ本体側に切り換えられると、CPU21は、受信
した発信元電話番号を電話番号リストに登録するととも
に、着信種別としてFAXを登録した後(ステップQ
7)、モデム23の切換部を制御して、回線Lをファク
シミリ本体側に接続して、通常のファクシミリ受信を行
う(ステップQ8)。ステップQ10で、手動でファク
シミリ本体側に切り換えられないときには、CPU21
は、受信した発信元電話番号を電話番号リストに登録す
るとともに、着信種別としてTELを登録し(ステップ
Q11)、モデム23の切換部を制御して、回線Lをフ
ァクシミリ本体側に接続して、電話機24による通話を
可能とする(ステップQ12)。
【0077】このように、本実施の形態によれば、発呼
者番号通知サービスを提供する回線Lから通知される発
呼者の電話番号を取得して、メモリ22の電話番号リス
トに相手先毎に記憶されている電話機による通話とファ
クシミリ受信のいずれを行うかの選択情報(着信種別)
に応じて、電話機による通話とファクシミリ受信とを切
換制御している。したがって、電話機による通話とファ
クシミリ受信とを発呼者番号に基づいて適切に切換制御
することができ、ファクシミリ装置20の利用性をより
一層向上させることができる。
【0078】また、着信を電話機による通話とファクシ
ミリ受信とに切換操作する操作・表示部での切換操作に
よる電話機による通話とファクシミリ通信の選択情報
(着信種別)をメモリ22の電話番号リストに登録して
いるので、より一層適切に電話機による通話とファクシ
ミリ受信とを発呼者番号に基づいて切換制御することが
でき、ファクシミリ装置20の利用性をより一層向上さ
せることができる。
【0079】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0080】
【発明の効果】請求項1記載の発明のファクシミリ装置
によれば、発呼者番号通知サービスを提供する外線から
通知される発呼者の電話番号を取得し、当該取得した発
呼者番号が受信画情報を記録紙に記録する相手先として
相手先記憶手段に未登録であると、受信画情報を一旦画
情報記憶手段に記憶して、表示手段で表示し、当該表示
された受信画情報に応じた操作手段での指示操作に応じ
て、着信を禁止する相手先の電話番号を記憶する着信禁
止相手先記憶手段への発呼者番号取得手段の取得した発
呼者番号の登録と画情報記憶手段に記憶させた受信画情
報の記録手段による記録紙への記録を制御するととも
に、着信時、発呼者番号取得手段の取得した発呼者番号
が着信禁止相手先記憶手段に登録されていると、着信を
禁止するので、ダイレクトメール等の不要な受信画情報
を記録紙に記録して記録紙を無駄にすることを防止する
ことができるとともに、同じ相手先からの不要な着信を
禁止することができ、記録紙の無駄な消費を防止しつ
つ、ファクシミリ装置の利用性を向上させることができ
る。
【0081】請求項2記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、発呼者番号取得手段の取得した発呼者番号を、
受信画情報を記録手段により記録紙に記録出力する相手
先の電話番号を記憶する相手先記憶手段に自動登録する
ので、ダイレクトメール等の不要な受信画情報を記録紙
に記録して記録紙を無駄にすることを防止することがで
きるとともに、同じ相手先からの不要な着信を禁止する
ことができ、記録紙の無駄な消費をより適切に防止しつ
つ、ファクシミリ装置の利用性をより一層向上させるこ
とができる。
【0082】請求項3記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、発呼者番号通知サービスを提供する外線から通
知される発呼者の電話番号を取得して、当該取得した発
呼者番号が着信を通知する相手先の電話番号と着信があ
った旨の所定の音声データを記憶する着信通知先記憶手
段に登録されていると、少なくとも着信があった旨を音
声で通知するので、通常は着信音を小さくして環境騒音
を小さくしつつ、重要な相手先からの着信を確実、か
つ、適切に通知して、重要なファクシミリ受信に速やか
に応答可能とすることができ、ファクシミリ装置の利用
性を向上させることができる。
【0083】請求項4記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、着信通知先記憶手段に、相手先毎に当該相手先
を特定するとともに着信があった旨の所定の音声データ
を記憶するので、重要な相手先からの着信を相手先を特
定した音声でより一層確実、かつ、適切に通知して、重
要なファクシミリ受信により一層速やかに応答可能とす
ることができ、ファクシミリ装置の利用性をより一層向
上させることができる。
【0084】請求項5記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、発呼者番号通知サービスを提供する外線から通
知される発呼者の電話番号を取得して、選択情報記憶手
段に相手先毎に記憶されている電話機による通話とファ
クシミリ受信のいずれを行うかの選択情報に応じて、外
線を電話機とファクシミリ本体側とに切り換える切換手
段の切換動作を制御して、電話機による通話とファクシ
ミリ受信とを切換制御するので、電話機による通話とフ
ァクシミリ受信とを発呼者番号に基づいて適切に切換制
御することができ、ファクシミリ装置の利用性をより一
層向上させることができる。
【0085】請求項6記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、着信を電話機による通話とファクシミリ受信と
に切換操作する操作手段での切換操作に応じて、電話機
による通話とファクシミリ通信を切換制御するととも
に、当該電話機による通話とファクシミリ通信との選択
情報を選択情報記憶手段に登録するので、より一層適切
に電話機による通話とファクシミリ受信とを発呼者番号
に基づいて切換制御することができ、ファクシミリ装置
の利用性をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の第1の実施の形態
を適用したファクシミリ装置の要部回路ブロック図。
【図2】図1のメモリに記憶されている出力相手先リス
トの一例を示す図。
【図3】図1のメモリに記憶されている着信禁止相手先
リストの一例を示す図。
【図4】図1のファクシミリ装置による着信制御・画情
報出力制御処理を示すフローチャート。
【図5】本発明のファクシミリ装置の第2の実施の形態
を適用したファクシミリ装置の要部回路ブロック図。
【図6】図5のメモリに記憶されている電話番号リスト
の一例を示す図。
【図7】図5のファクシミリ装置による着信報知処理を
示すフローチャート。
【図8】本発明のファクシミリ装置の第3の実施の形態
を適用したファクシミリ装置の要部回路ブロック図。
【図9】図8のメモリに記憶されている電話番号リスト
の一例を示す図。
【図10】図8のファクシミリ装置によるファクシミリ
/電話切換処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 CPU 3 メモリ 4 モデム 5 外部記憶部 10 ファクシミリ装置 11 CPU 12 メモリ 13 音声出力部 20 ファクシミリ装置 21 CPU 22 メモリ 23 モデム 24 電話機 L 回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/21 H04N 1/21

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発呼者番号通知サービスを提供する外線に
    接続され、所定のファクシミリ制御手順により画情報を
    送受信するファクシミリ装置であって、前記ファクシミ
    リ受信した画情報を一時記憶する画情報記憶手段と、前
    記画情報記憶手段に記憶した前記受信画情報を表示出力
    する表示手段と、前記ファクシミリ受信した画情報を記
    録紙に記録する記録手段と、前記外線から前記発呼者番
    号通知サービスにより通知される発呼者の電話番号を取
    得する発呼者番号取得手段と、前記受信画情報を前記記
    録手段により記録紙に記録出力する相手先の電話番号を
    記憶する相手先記憶手段と、着信を禁止する相手先の電
    話番号を記憶する着信禁止相手先記憶手段と、前記着信
    禁止相手先記憶手段への登録の可否を指示操作する操作
    手段と、着信時、前記発呼者番号取得手段の取得した前
    記発呼者番号が前記相手先記憶手段に未登録の相手先で
    あると、前記受信画情報を前記画情報記憶手段に記憶し
    た後、前記表示手段に表示させ、当該表示手段に表示さ
    れた前記受信画情報に応じた前記操作手段での指示操作
    に応じて、前記着信禁止相手先記憶手段への前記発呼者
    番号取得手段の取得した前記発呼者番号の登録と前記画
    情報記憶手段に記憶させた前記受信画情報の前記記録手
    段による前記記録紙への記録を制御し、着信時、前記前
    記発呼者番号取得手段の取得した前記発呼者番号が前記
    着信禁止相手先記憶手段に登録されていると、着信を禁
    止する制御手段と、を備えたことを特徴とするファクシ
    ミリ装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記発呼者番号取得手段
    の取得した前記発呼者番号を前記相手先記憶手段に登録
    させることを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装
    置。
  3. 【請求項3】発呼者番号通知サービスを提供する外線に
    接続され、所定のファクシミリ制御手順により画情報を
    送受信するファクシミリ装置であって、前記外線から前
    記発呼者番号通知サービスにより通知される発呼者の電
    話番号を取得する発呼者番号取得手段と、着信を通知す
    る相手先の電話番号と着信があった旨の所定の音声デー
    タを記憶する着信通知先記憶手段と、前記音声データを
    拡声出力する音声出力手段と、着信時、前記発呼者番号
    取得手段の取得した前記発呼者番号が前記着信通知先記
    憶手段に登録されていると、前記音声データを前記音声
    出力手段に拡声出力させる制御手段と、を備えたことを
    特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】前記着信通知先記憶手段は、前記相手先毎
    に当該相手先を特定するとともに着信があった旨の所定
    の音声データを記憶することを特徴とする請求項3記載
    のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】発呼者番号通知サービスを提供する外線に
    接続され、所定のファクシミリ制御手順により画情報を
    送受信するとともに電話機を備えたファクシミリ装置で
    あって、前記外線を前記電話機とファクシミリ本体側と
    に切り換えて接続する切換手段と、前記外線から前記発
    呼者番号通知サービスにより通知される発呼者の電話番
    号を取得する発呼者番号取得手段と、相手先毎に前記電
    話機による通話とファクシミリ受信のいずれを行うかの
    選択情報を記憶する選択情報記憶手段と、着信時、前記
    発呼者番号取得手段の取得した前記発呼者番号に対応し
    て前記選択情報記憶手段に登録されている選択情報に応
    じて、前記切換手段の切換動作を制御して、前記電話機
    による通話とファクシミリ受信とを切換制御する制御手
    段と、を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】前記ファクシミリ装置は、前記電話機によ
    る通話と前記ファクシミリ受信とを切り換える操作手段
    を、さらに備え、前記制御手段は、前記操作手段での切
    換操作に応じて、前記切換手段の切換動作を制御すると
    ともに、前記電話機による通話と前記ファクシミリ通信
    の選択情報を前記選択情報記憶手段に登録することを特
    徴とする請求項3記載のファクシミリ装置。
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