JPH1115377A - 商品タグおよびその利用装置 - Google Patents

商品タグおよびその利用装置

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JPH1115377A
JPH1115377A JP9168521A JP16852197A JPH1115377A JP H1115377 A JPH1115377 A JP H1115377A JP 9168521 A JP9168521 A JP 9168521A JP 16852197 A JP16852197 A JP 16852197A JP H1115377 A JPH1115377 A JP H1115377A
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information
tag
product
iron
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JP9168521A
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Izumi Ota
和泉 太田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 詳細な商品そのものの情報および商品の取扱
情報を記録することが可能で、タグ作成後にも内容の書
き換えや書込みができ、商品を繰り返して取り扱っても
記録内容が読み取りにくくならず、さらに、タグ内容に
基づいて商品の取扱利用装置を最適な状態に自動的に設
定することが可能な商品タグ、およびその利用装置を提
供すること。 【解決手段】 衣料品に縫い付けられている洗濯タグ1
0に、非接触式のICチップをプリントまたは添付また
は貼付する。そのICチップ内の情報記憶部14に、商
品属性、アイロンのかけ方、洗濯方法などの情報を記憶
させる。衣料品を取り扱う時に、アンテナ15などを介
してICチップから該情報を受け取り、利用装置(アイ
ロン)自体がこの情報に従って自動的に適切な状態を設
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品タグおよびそ
の利用装置に関し、特に、商品の管理情報や取扱情報を
書き込むことが可能なICチップを含んだ商品タグと、
該商品タグに含まれるICチップに書き込まれた管理情
報や取扱情報に基づいて該商品の取扱管理を行う利用装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、商品に付けられるタグとしては、
商品管理のためのバーコードタグや衣料品に付けられる
洗濯タグが知られている。前者のバーコードタグは、商
品名、価格などをバーコードで記録しておき、それを商
店のカウンタなどでバーコードリーダで光学的に読み取
って、商品の在庫管理、レシート作成などに利用される
ものであり、いちいち手作業で商品名、価格などを入力
する場合に比較して入力操作が簡便で間違いが少なくで
きるので広く普及している。
【0003】また、後者の衣料品などに縫いつけられて
いる洗濯タグは、衣料品の素材構成などの商品そのもの
の特徴の他、アイロンかけの目安、洗濯方法、クリーニ
ング方法などその商品の取扱に関する情報が簡単に記載
されている。これらの情報を利用する場合は、洗濯タグ
を見つけだし、記載されている情報に基づいて活用する
システムを手動で設定する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術による
と、前者のバーコードによるものは、入力操作が簡単に
なり間違いが少なくなるが、商品の取扱に関する情報を
記録するものではなく、また、書き換えや書込みが不可
能であり、タグ作成後に内容を書き換えたり書込んだり
することができないものであった。
【0005】また、後者の洗濯タグに記載されている情
報は、イラストなど大まかな情報であるため、詳細の情
報が分からず、衣料品を取り扱うためには不十分という
問題があり、また、洗濯やアイロンかけなどを繰り返し
行うことにより、洗濯タグに記載されたものは次第に読
み取りにくくなってしまうという問題もあった。さら
に、衣料品を取り扱う時に、その衣料品の取扱方法は洗
濯タグにのみ記載されており、記載されている情報を意
識しながら取り扱わなければならないという問題もあっ
た。
【0006】アイロンかけを例に挙げると、洗濯タグに
は、アイロンかけの目安(設定温度帯)のみが記載され
ており、それに従い温度の設定を行う必要がある。ま
た、洗濯タグに記載されている温度の情報だけでは、ア
イロンを適した状態に設定することは難しい。そのた
め、実際にアイロンかけを試しながら温度の他、スチー
ム量などをいちいち手作業で設定していく必要があり、
手間がかかるなどの問題がある。
【0007】本発明は、上記問題点を解決し、詳細な商
品そのものの情報および商品の取扱情報を記録すること
が可能で、タグ作成後にも内容を書き換え、書込みがで
き、商品を繰り返して取り扱っても記録内容が読み取り
にくくならず、さらに、タグ内容に基づいて商品の利用
装置を最適な状態に自動的に設定することが可能な商品
タグ、およびその利用装置を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の商品タグ(洗濯タグ10,ブランドタグ2
0)は、商品を利用装置(アイロン80、洗濯機など)
で取り扱う場合にその利用装置に設定すべき取扱情報
(アイロンの温度421,スチーム量422,あて布の
必要性423,アイロン時間420,洗濯方法430な
ど)が書き込まれた情報記憶部(14)と、利用装置
(アイロン80、洗濯機など)からの命令に応じて、情
報記憶部(14)内に格納されている前記取扱情報を読
み出す制御を行なう情報処理部(11)と、利用装置と
の間でデータ通信および電力供給の制御を行なうための
通信制御部(12)と、利用装置から供給された電力を
一時的に蓄積しておくための電力蓄積部(13)と、利
用装置との間で情報の送受信および電力の供給を受ける
ためのアンテナ(15)とからなる非接触式ICチップ
を備えている。
【0009】また、本発明の商品の利用装置(アイロン
80)は、前記商品タグに命令および電力を非接触式に
供給するとともに前記商品タグの情報記憶部内に格納さ
れている取扱情報を読み取る読み取り手段(83)と、
読み取った取扱情報を自動設定する手段と、商品タグか
ら受信した取扱情報を表示する手段(91)を有してい
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態におい
ては、衣料品に縫い付けられている洗濯タグまたはブラ
ンドタグに、非接触式情報記憶媒体としてICチップ
(カード)をプリントまたは添付または貼付する。その
ICチップ(カード)内に、商品属性、アイロンのかけ
方、洗濯方法などの情報を記憶させる。衣料品を取り扱
う時に、システム側に設けられた読み取り手段(アンテ
ナ機能を含む)によって、ICチップ(カード)から情
報を読み取り、システム自体がこの情報に従って自動的
に適切な状態を設定する。これにより、洗濯タグに記載
された情報を意識することなく衣料品を取り扱うことが
できる。また、従来のように洗濯やクリーニングによ
り、洗濯タグに記載されている情報が読み取りにくくな
ることもない。
【0011】以下、本発明の実施例を画面を用いて詳細
に説明する。本発明は、別個のシステムを利用するよう
な商品に対するタグ一般に適用することができるが、以
下では、特に有効と考えられる衣料品タグを例にとって
説明する。図1は、ICチップ(カード)を衣料品タグ
(主として洗濯に関する情報を持っているので、以下、
洗濯タグという)にプリントまたは添付または貼付した
図である。
【0012】同図に示すように、洗濯タグ10は、情報
処理部11、通信制御部12、電力蓄積部13、情報記
憶部14、アンテナ15から構成されている。これらを
総称してICチップ(カード)と呼ぶこととする。図2
は、ICチップ(カード)をブランドタグにプリントま
たは添付または貼付した図である。ブランドタグ20
は、洗濯タグ10同様に情報処理部11、通信制御部1
2、電力蓄積部13、情報記憶部14、アンテナ15か
ら構成されている。
【0013】図1の洗濯タグ10および図2のブランド
タグ20は、水の進入を防ぐために全体をPET(Pol
yEthylene Terephthalate)16などの素材で両面か
ら接着されている。さらに、衣料品に縫い付けるために
布などからできた縫い付けが可能な縫い代部17を持つ
ものとする。また、洗濯タグ10およびブランドタグ2
0は、水の進入ばかりではなく、熱・曲げに強く、薄型
で、プリント(印刷)が可能なものとする。なお、情報
処理部11、通信制御部12、電力蓄積部13、情報記
憶部14は一体化されていても構わない。
【0014】図3は、図1および図2に用いられるIC
チップ(カード)の回路図である。同図に示すように、
情報記憶部内にはプログラム31とファイル32が格納
されている。情報処理部11は、外部からの命令(コマ
ンド)に応じて、情報記憶部14内に格納されているプ
ログラム31を稼動させ、ファイル32のデータの読み
書きをコントロールしたり、データの加算などの演算を
行うためのものである。通信制御部12は、外部(アイ
ロンなどの利用装置)との間でデータ通信および電力供
給を行う時にその制御を行うためのものである。電力蓄
積部13は、外部から受けた電力を一時的に蓄積してお
き、情報処理部11が活動するための電力を供給するた
めのものである。情報記憶部14は、情報処理部11で
使用するプログラム31および外部から入力されたデー
タをファイル32に格納しておくためのものである。ア
ンテナ15は、外部との通信を行う時の電波の送信・受
信、および、外部からの電力供給を受けるためのもので
ある。
【0015】図4は、ICチップにおける情報記憶部1
4内のファイル32の構成図である。なお、ここでファ
イルとは複数のデータが集まったものを意味する。ファ
イル32は、同図に示すように、商品属性410、アイ
ロンのかけ方420、洗濯方法430、クリーニング方
法440、生産・販売経路450などの項目で構成され
ている。この項目は必要に応じて任意に増減しても構わ
ない。
【0016】商品属性410は、品番411、製品名4
12、ブランド名413、価格414、色415、重量
416などの複数の項目を含んでいる。この項目は必要
に応じて任意に増減しても構わない。ここで、品番41
1とは衣料品を特定できる番号であり、製品名412と
は衣料品の名称(種類)、ブランド名413とはブラン
ド名称、価格414とは上代や下代などを円単位で表し
ている。色415は衣料品の全体の色、重量416は重
量をKg単位で表している。
【0017】本実施例では、商品属性410をファイル
32に格納しておくことにより、商品の管理を行う時に
活用できる。また、重量416をファイル32に格納し
ておくことにより、洗濯タグと洗濯機と連動させて、洗
濯機の容量をオーバーしないように投入する衣料品の重
量を自動カウントするために使用することができる。例
えば、複数の衣料品を洗濯する場合に、それらの重量の
合計が洗濯機の最大容量を超えた場合などに警報を発す
るために利用できる。また、洗濯機に入れる複数の衣料
品の重量合計によって洗濯機に供給する水量を設定する
ようにしてもよい。
【0018】アイロンのかけ方420は、温度421、
スチーム量422、あて布の必要性423、時間424
などの複数の項目を含んでいる。この項目は必要に応じ
て任意に増減しても構わない。ここで、温度421はア
イロンかけを行う時の設定温度を℃で表しており、スチ
ーム量422はアイロンかけを行う時のスチームの量
を、あて布の必要性423はアイロンかけを行う時にあ
て布が必要か否かを、時間424はアイロンを連続して
かけることが可能な時間を秒単位でそれぞれ表してい
る。本実施例では、アイロンのかけ方420をファイル
32に格納しておくことにより、洗濯タグとアイロンと
連動させて、アイロンの状態を商品タグの内容によって
自動的に設定することができる。
【0019】また、洗濯方法430は、注意事項431
などの項目を含んでいる。この項目は必要に応じて任意
に増減しても構わない。注意事項431は、洗濯を行う
上での注意事項であり、例としては同図に示すようなネ
ット使用などがある。洗濯方法430をファイル32に
格納しておくことにより、洗濯タグと洗濯機と連動さ
せ、洗濯を行う時に適正な状態で洗濯を行うためのアラ
ーミングを発生させる情報として使用することができ
る。
【0020】クリーニング方法440は、注意事項44
1などの項目を含んでいる。この項目は必要に応じて任
意に増減しても構わない。注意事項441は、クリーニ
ングを行う上での注意事項であり、例としては同図に示
すように石油系などがある。クリーニング方法440を
ファイル32に格納しておくことにより、クリーニング
店においてシステムと連動させ、クリーニングを行う時
に適正な状態でクリーニングを行うためのアラーミング
を発生させる情報として使用することができる。
【0021】生産・販売経路450は、生産工場45
1、販売店452など複数の項目を含んでいる。この項
目は必要に応じて任意に増減しても構わない。生産工場
451はこの衣料品が生産された工場を特定できるコー
ド、販売店452はこの衣料品が販売された販売店を特
定できるコードをそれぞれ表している。生産・販売経路
450をファイル32に格納しておくことにより、生産
や販売などの業務においてシステムと連動させて商品管
理を行う時に使用することができる。
【0022】図5はトップス(シャツ、ジャケットなど
上半身に身につけるもの)、図6、図7はボトムス(ズ
ボンなど下半身に身につけるもの)への洗濯タグ10ま
たはブランドタグ20の縫い付け場所の例を示してい
る。なお、これらの図は、縫い付けの場所を限定するも
のではなく、他の場所への縫い付けも当然可能である。
本発明で使用するICチップ(カード)はアンテナをも
った非接触式のものであるため、遠隔からデータの読み
/書きを行うことができるので、洗濯タグ10またはブ
ランドタグ20は表面に現れている必要はない。
【0023】衣料品は縫製工場において生産され、生産
段階で、洗濯タグ10やブランドタグ20も縫い付けら
れる。ただし、輸入衣料品の場合は、完成品に対して後
から縫いつけられることがある。ICチップ(カード)
内にデータを書き込む方法は、洗濯タグ10やブランド
タグ20を衣料品に縫い付ける前に、予めICチップ
(カード)内に書き込んでおき、データが格納されてい
るICチップ(カード)を縫い付ける方法でも、何のデ
ータも書き込まれていないICチップ(カード)を衣料
品に縫い付け、あるタイミング(出荷時、生産途中、仕
分け段階など)でデータを書き込む方法でも構わない。
なお、本発明で使用するICチップ(カード)はアンテ
ナ15を持った非接触式のものであるため、製品に縫い
付けた後、遠隔からデータを読み/書きすることは可能
である。
【0024】以上のように、衣料品に直接縫い付けた、
ICチップ(カード)に格納された商品の情報を活用し
たシステムを、アイロンかけを例に取り上げて以下に説
明する。しかしながら、ここで取り上げるアイロンかけ
の例は、ICチップ(カード)の活用用途を限定するも
のではない。
【0025】図8は、アイロン80を前面から見た図で
ある。アイロン80は、生地との接触面81の下に、電
力供給部82、読み取り手段83を有している。図9
は、アイロン80をハンドル(握り部)面から見た図で
ある。アイロン80は、表示部91を有している。表示
部91は液晶画面が考えられるが特に限定はしない。
【0026】図10は、アイロン80の回路図である。
電力供給部82は、洗濯タグ10またはブランドタグ2
0にプリントまたは添付または貼付されたICチップ
(カード)に電力供給を行うものである。読み取り手段
83はアンテナ機能を有しており、ICチップ(カー
ド)に命令(コマンド)を送信し、返信されたデータを
読み取るものである。処理部101は、情報記憶部10
2内に格納されているプログラム103によって、入手
したデータおよび情報記憶部102内に格納されている
ファイル104を処理し、結果を温度コントロール部1
05、スチームコントロール部106へ送信したり、情
報記憶部102のファイル103へのデータの格納を行
うものである。情報記憶部102は、処理部101で使
用するプログラム103およびデータのファイル104
を格納しておくものである。表示部91は、処理部10
1から送信されたデータを表示するものである。
【0027】図11は、アイロン80における情報記憶
部102に格納されたファイル104の構成図の例であ
る。なお、ここでファイルとは複数のデータが集まった
ものを意味する。ファイル104は、商品属性111
0、アイロンのかけ方1120、注意事項1130など
の項目で構成されている。この項目は必要に応じて任意
に増減しても構わない。
【0028】商品属性1110は、製品名1111、ブ
ランド名1112、色1113など複数の項目を含んで
いる。この項目は必要に応じて任意に増減しても構わな
い。製品名1111は衣料品の名称(種類)、ブランド
名1112はブランド名称、色はアイロンの色をそれぞ
れ表している。
【0029】アイロンのかけ方1120は、温度112
1、スチーム量1122など複数の項目を含んでいる。
この項目は必要に応じて任意に増減しても構わない。温
度1121はアイロンの設定温度を℃で、スチーム量1
122はアイロンをかける時のスチームの量をそれぞれ
表している。
【0030】注意事項1130は、あて布の必要性11
31、時間1132など複数の項目を含んでいる。この
項目は必要に応じて任意に増減しても構わない。あて布
の必要性1131はアイロンをかける時あて布が必要か
否かを、時間1132はアイロンを連続してかけること
が可能な時間を秒単位で表している。
【0031】図12は、アイロン80の自動設定を行う
方法を示すフローチャートである。このフローチャート
に従い、アイロン80の適正状態の設定方法を説明す
る。ここでは、洗濯タグ10を例に挙げて説明する。図
13は、アイロンかけを行う時の状態のイメージ図であ
る。アイロン80の回りには複数の衣料品があり、それ
ぞれの衣料品には洗濯タグ10またはブランドタグ20
が1つ縫い付けられていることにする。
【0032】ステップ1201:アイロン80における
電力供給部82から、電力供給が可能な範囲内に存在す
る洗濯タグ10に電力を供給する。ただし、具体的な供
給方法は本発明では規定および限定しない。供給された
電力を、洗濯タグ10内のアンテナ15を経由して電力
蓄積部13に蓄積する。
【0033】ステップ1202:アイロン80における
読み取り手段83から、最も近くに存在する洗濯タグ1
0に対してデータの読み出しを命令する。アイロン80
の最も近くに存在する洗濯タグ10は、アンテナ15に
おいてアイロンからの命令(データ)を受信し、通信制
御部12にて命令(データ)の受信を制御し、情報処理
部11に送信する。情報処理部11では、情報記憶部1
4内のプログラム31を稼動させ、受信した命令(デー
タ)を処理して、情報記憶部14内のファイル32から
製品名412、色415、温度421、スチーム量42
2、あて布の必要性423、時間424の項目のデータ
を読み出す。読み出したデータを通信制御部12に送信
し、通信制御部12からアンテナ15を通してアイロン
80に送信する。
【0034】アイロン80では、洗濯タグ10からのデ
ータを読み取り手段83において受信する。受信したデ
ータは、アイロン80における情報記憶部102のファ
イル104に格納する(製品名412は製品名111
1、色415は色1113、温度421は温度112
1、スチーム量422はスチーム量1122、あて布の
必要性423はあて布の必要性1131、時間424は
時間1132にそれぞれ格納する)。
【0035】ステップ1203:アイロン80内の処理
部101において情報記憶部102のプログラム103
を稼動させ、表示すべきデータを情報記憶部102のフ
ァイル104から読み出す。ここで読み出すデータは、
商品属性1110内の製品名1111、色1113であ
る。読み出されたデータを、アイロン80における表示
部91において表示する。 ステップ1204:表示された製品名1111、色11
13などの情報から、意図したものではない衣料品に縫
い付けられた洗濯タグ10の情報を読み取っていたこと
が判明した場合は、再度別の衣料品に対してステップ1
201からやり直す。意図した衣料品であった場合に
は、ステップ1205に進む。
【0036】ステップ1205:アイロン80内の処理
部101において情報記憶部102のプログラム103
を稼動させ、情報記憶部102のファイル104からア
イロン80の状態を設定するために必要な情報を読み出
す。この時読み出すデータは、アイロンのかけ方112
0内の温度1121、スチームの量1122などであ
る。処理部101ではこれらのデータに基づき、温度コ
ントロール部105およびスチームコントロール106
へ送信し、アイロンの状態を自動設定・制御する。
【0037】ステップ1206:アイロン80内の処理
部101において情報記憶部102のプログラム103
を稼動させ、情報記憶部102のファイル104からア
イロンをかける上での注意事項のデータを読み出す。こ
こで読み出すデータは、注意事項1130内のあて布の
必要性1131、時間1132などである。これらの情
報を、アイロン80における表示部91において表示す
る。また、処理部101においてアイロンかけを行って
いる時間をカウントし、時間1132からアイロンかけ
を行っている時間を差し引いて、残りのアイロンかけの
目安時間を表示部91において随時表示する。ただし、
本発明では処理部101においてアイロンかけを行って
いる時間のカウント方法は特に規定または限定しない。
利用者は、この表示を見て、あて布をあてたり、アイロ
ンかけの時間を確認するなど必要な処置を行なってアイ
ロンかけを行なう。
【0038】本実施例によれば、洗濯タグやブランドタ
グに、プリントまたは添付または貼付されたICチップ
(カード)内に記憶された情報(商品属性、アイロンの
かけ方、洗濯方法、クリーニング方法、生産・販売経路
など)に基づき、システム側で適した状態を自動で設定
することができる。また、洗濯やクリーニングにより洗
濯タグに記載されていた情報が消えることはなく、いつ
でも必要な情報はICチップ(カード)内に記憶されて
おり、必要に応じて読み/書きして利用することができ
る。
【0039】以上の実施例では、衣料品に縫い付けられ
た、ICチップ(カード)内に格納された情報を活用し
たシステムの例として、アイロンかけを取り上げた。こ
の他の活用方法として、洗濯機のシステムと連動させ
て、投入した洗濯物の情報により適した洗濯機の状態を
設定するシステムが考えられる。さらには、ICチップ
(カード)に情報を読み/書きすることにより、衣料品
の生産、物流、販売段階での商品管理やクリーニング店
における預かり品の管理を行うこともできる。
【0040】また、上記実施例では衣料品タグとその利
用装置(アイロン,洗濯機)を例にして説明している
が、本発明は衣料品タグに限らず、商品とそれを取り扱
う利用装置の組合せを有するものに対して適用可能であ
る。例えば、冷凍食品タグと電子レンジの組合せでは、
冷凍食品タグに食品名,解凍温度,解凍時間など格納し
ておき、これで電子レンジの解凍温度,解凍時間を設定
することが考えられる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、商品タグに、プリント
または添付または貼付されたICチップ(カード)内に
記憶された情報(商品属性、商品の扱い方法、注意点、
生産・販売経路など)に基づき、システム側で適した状
態を自動で設定することができる。また、これらの情報
は商品を繰り返して使用しても消えることはなく、いつ
でも必要な情報はICチップ(カード)内に記憶されて
おり、必要に応じて読み/書きして利用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるICチップ(カード)
をプリントまたは添付または貼付した洗濯タグの構造を
示す図である。
【図2】本発明の実施例におけるICチップ(カード)
をプリントまたは添付または貼付したブランドタグの構
造を示す図である。
【図3】本発明の実施例におけるICチップ(カード)
の回路図である。
【図4】本発明の実施例におけるファイル32の構成図
である。
【図5】本発明の実施例におけるトップスの洗濯タグま
たはブランドタグの縫い付け位置の一例を示す図であ
る。
【図6】本発明の実施例におけるボトムス(前面)の洗
濯タグまたはブランドタグの縫い付け位置の一例を示す
図である。
【図7】本発明の実施例におけるボトムス(後面)の洗
濯タグまたはブランドタグの縫い付け位置の一例を示す
図である。
【図8】本発明の実施例におけるアイロン80(前面)
の構造を示す図である。
【図9】本発明の実施例におけるアイロン80(ハンド
ル面)の構造を示す図である。
【図10】本発明の実施例におけるアイロン80の回路
図である。
【図11】本発明の実施例におけるファイル104の構
成図である。
【図12】本発明の実施例におけるアイロン80の状態
設定のフローを示す図である。
【図13】本発明の実施例におけるアイロン80の読み
取り手段83でICチップ(カード)のデータを読み取
っている状態の一例を示す図である。
【符号の説明】
10:洗濯タグ、11:情報処理部、12:通信制御
部、13:電力蓄積部、14:情報記憶部、15:アン
テナ、16:PET(PolyEthylene Terephthalat
e)、17:縫い代部、20:ブランドタグ、31:プ
ログラム、32:ファイル 80:アイロン、81:接触面、82:電力供給部、8
3:読み取り手段、91:表示部、102:情報記憶
部、103:プログラム、104:ファイル、105:
温度コントロール部、106:スチームコントロール部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも商品を利用装置で取り扱う場
    合にその利用装置に設定すべき取扱情報が書き込まれた
    情報記憶部と、利用装置からの命令に応じて、前記情報
    記憶部内に格納されている前記取扱情報を読み出す制御
    を行なう情報処理部と、利用装置との間でデータ通信お
    よび電力供給の制御を行なうための通信制御部と、利用
    装置から供給された電力を一時的に蓄積しておくための
    電力蓄積部と、利用装置との間で情報の送受信および電
    力の供給を受けるためのアンテナとからなるICチップ
    を備えたことを特徴とする商品タグ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の商品タグにおいて、前記
    利用装置はアイロンであり、前記取扱情報は、アイロン
    の温度,スチーム量,あて布の必要性,アイロンの使用
    時間のいずれかを含むものであることを特徴とする商品
    タグ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の商品タグにおい
    て、前記利用装置は洗濯機であり、前記取扱情報は、商
    品の重量,洗濯水量,洗濯時間のいずれかを含むもので
    あることを特徴とする商品タグ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の商
    品タグに命令および電力を非接触式に供給するとともに
    前記商品タグの情報記憶部内に格納されている取扱情報
    を非接触式に読み取る読み取り手段と、読み取った前記
    取扱情報を自動設定する手段を有することを特徴とする
    商品の利用装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の商品の利用装置におい
    て、さらに、受信した取扱情報を表示する手段を有する
    ことを特徴とする商品の利用装置。
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