JPH11153640A - 電力ケーブルの部分放電検出方法 - Google Patents
電力ケーブルの部分放電検出方法Info
- Publication number
- JPH11153640A JPH11153640A JP32177297A JP32177297A JPH11153640A JP H11153640 A JPH11153640 A JP H11153640A JP 32177297 A JP32177297 A JP 32177297A JP 32177297 A JP32177297 A JP 32177297A JP H11153640 A JPH11153640 A JP H11153640A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 部分放電に基づいて生じる一対の箔電極間の
電位差を大にして部分放電の検出精度を向上させる電力
ケーブルの部分放電検出方法を提供する。 【解決手段】 銅テープ遮蔽層４を有するＣＶケーブル
１０の防蝕ビニルシース５に一対の金属箔電極６Ａ，６
Ｂを配置し、この一対の箔電極６Ａ，６Ｂ間に高周波鉄
心７を配置することによって銅テープ遮蔽層４のインピ
ーダンスを増大させる。
電位差を大にして部分放電の検出精度を向上させる電力
ケーブルの部分放電検出方法を提供する。 【解決手段】 銅テープ遮蔽層４を有するＣＶケーブル
１０の防蝕ビニルシース５に一対の金属箔電極６Ａ，６
Ｂを配置し、この一対の箔電極６Ａ，６Ｂ間に高周波鉄
心７を配置することによって銅テープ遮蔽層４のインピ
ーダンスを増大させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は電力ケーブルの部分
放電検出方法に関し、特に、銅ワイヤ、銅テープ等を螺
旋巻きしたシールド層を備えた電力ケーブル線路に生じ
る部分放電を検出する部分放電検出方法に関する。
放電検出方法に関し、特に、銅ワイヤ、銅テープ等を螺
旋巻きしたシールド層を備えた電力ケーブル線路に生じ
る部分放電を検出する部分放電検出方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、螺旋巻きされた金属シースを有す
る電力ケーブルの部分放電検出方法として、例えば、特
公平６−８８４７号公報に開示されるものがある。この
部分放電検出方法は、ワイヤシールドされた電力ケーブ
ルの外側に検出コイルを設け、この検出コイルの外側に
高周波鉄心を配置して検出コイルのインピーダンスを大
にすることにより、電力ケーブルの部分放電に基づいて
検出インピーダンスの両端に生じる電位差を大にしてい
る。
る電力ケーブルの部分放電検出方法として、例えば、特
公平６−８８４７号公報に開示されるものがある。この
部分放電検出方法は、ワイヤシールドされた電力ケーブ
ルの外側に検出コイルを設け、この検出コイルの外側に
高周波鉄心を配置して検出コイルのインピーダンスを大
にすることにより、電力ケーブルの部分放電に基づいて
検出インピーダンスの両端に生じる電位差を大にしてい
る。
【０００３】また、螺旋巻きされた金属シースを有する
電力ケーブルの他の部分放電検出方法として、特開平７
- ４９３６５号公報に開示されるものがある。この部分
放電検出方法は、電力ケーブルの長さ方向に所定の間隔
で配置された一対の箔電極を有し、一対の箔電極間に検
出インピーダンスを接続しており、検出インピーダンス
の両端に生じる電位差を測定することによって電力ケー
ブルの部分放電を測定している。
電力ケーブルの他の部分放電検出方法として、特開平７
- ４９３６５号公報に開示されるものがある。この部分
放電検出方法は、電力ケーブルの長さ方向に所定の間隔
で配置された一対の箔電極を有し、一対の箔電極間に検
出インピーダンスを接続しており、検出インピーダンス
の両端に生じる電位差を測定することによって電力ケー
ブルの部分放電を測定している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の部分放
電検出方法によると、螺旋巻きされたワイヤシールド、
テープシールド等の金属シースの２点間のインピーダン
スは非常に低いので、そこに部分放電に基づく誘導電流
が流れても一対の箔電極間の電位差は小であり、これを
検出しても精度の高い部分放電測定を行うことができな
いという問題がある。従って、本発明の目的は部分放電
に基づいて生じる一対の箔電極間の電位差を大にして部
分放電の検出精度を向上させる電力ケーブルの部分放電
検出方法を提供することにある。
電検出方法によると、螺旋巻きされたワイヤシールド、
テープシールド等の金属シースの２点間のインピーダン
スは非常に低いので、そこに部分放電に基づく誘導電流
が流れても一対の箔電極間の電位差は小であり、これを
検出しても精度の高い部分放電測定を行うことができな
いという問題がある。従って、本発明の目的は部分放電
に基づいて生じる一対の箔電極間の電位差を大にして部
分放電の検出精度を向上させる電力ケーブルの部分放電
検出方法を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
実現するため、電力ケーブル線心の外周に金属テープあ
るいは金属ワイヤを螺旋状に巻き付けてシールド層を形
成し、その外周に外部シースを施した電力ケーブルの部
分放電を検出する電力ケーブルの部分放電検出方法にお
いて、前記シールド層と静電的に結合する一対の箔電極
を前記外部シースの外周の所定の距離を隔てた２点に配
置し、前記シールド層のインダクタンスを増大させる高
周波鉄心を前記外部シースの外周の前記２点間に配置
し、前記一対の箔電極の間に所定の値の検出インピーダ
ンスを接続し、前記検出インピーダンスの両側の電位差
に基づいて前記部分放電を検出する電力ケーブルの部分
放電検出方法を提供する。
実現するため、電力ケーブル線心の外周に金属テープあ
るいは金属ワイヤを螺旋状に巻き付けてシールド層を形
成し、その外周に外部シースを施した電力ケーブルの部
分放電を検出する電力ケーブルの部分放電検出方法にお
いて、前記シールド層と静電的に結合する一対の箔電極
を前記外部シースの外周の所定の距離を隔てた２点に配
置し、前記シールド層のインダクタンスを増大させる高
周波鉄心を前記外部シースの外周の前記２点間に配置
し、前記一対の箔電極の間に所定の値の検出インピーダ
ンスを接続し、前記検出インピーダンスの両側の電位差
に基づいて前記部分放電を検出する電力ケーブルの部分
放電検出方法を提供する。
【０００６】上記した部分放電検出方法において、一対
の箔電極は、検出インピーダンスに並列に校正パルスを
注入する校正パルス発生器に接続され、かつ、注入され
る校正パルスに基づくスペクトルを検出するようにして
も良い。
の箔電極は、検出インピーダンスに並列に校正パルスを
注入する校正パルス発生器に接続され、かつ、注入され
る校正パルスに基づくスペクトルを検出するようにして
も良い。
【０００７】また、本発明は上記した目的を実現するた
め、電力ケーブル線心の外周に金属テープあるいは金属
ワイヤを螺旋状に巻き付けてシールド層を形成し、その
外周に外部シースを施した電力ケーブルの部分放電を検
出する電力ケーブルの部分放電検出方法において、前記
シールド層と静電的に結合する信号検出用の一対の箔電
極を前記外部シースの外周の所定の距離を隔てた２点に
配置し、前記シールド層のインダクタンスを増大させる
高周波鉄心を前記外部シースの外周の前記２点間に配置
し、前記シールド層と静電的に結合する校正パルス検出
用の一対の箔電極を前記外部シースの外周の所定の距離
を隔てた２点に配置し、前記信号検出用の一対の箔電極
の間に所定の値の検出インピーダンスを接続し、前記校
正パルス検出用の一対の箔電極から校正パルスを注入し
て部分放電検出用の測定器を校正し、前記測定器により
検出インピーダンスの両側の電位差に基づいて前記部分
放電を検出する電力ケーブルの部分放電検出方法を提供
する。
め、電力ケーブル線心の外周に金属テープあるいは金属
ワイヤを螺旋状に巻き付けてシールド層を形成し、その
外周に外部シースを施した電力ケーブルの部分放電を検
出する電力ケーブルの部分放電検出方法において、前記
シールド層と静電的に結合する信号検出用の一対の箔電
極を前記外部シースの外周の所定の距離を隔てた２点に
配置し、前記シールド層のインダクタンスを増大させる
高周波鉄心を前記外部シースの外周の前記２点間に配置
し、前記シールド層と静電的に結合する校正パルス検出
用の一対の箔電極を前記外部シースの外周の所定の距離
を隔てた２点に配置し、前記信号検出用の一対の箔電極
の間に所定の値の検出インピーダンスを接続し、前記校
正パルス検出用の一対の箔電極から校正パルスを注入し
て部分放電検出用の測定器を校正し、前記測定器により
検出インピーダンスの両側の電位差に基づいて前記部分
放電を検出する電力ケーブルの部分放電検出方法を提供
する。
【０００８】上記した部分放電検出方法において、校正
パルス注入用の一対の箔電極は、信号検出用の一対の箔
電極に近接して設けられても良く、また、信号検出用の
一対の箔電極と所定の間隔を有して設けられても良い。
パルス注入用の一対の箔電極は、信号検出用の一対の箔
電極に近接して設けられても良く、また、信号検出用の
一対の箔電極と所定の間隔を有して設けられても良い。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１(a) は、本発明の第１の実施
の形態に係る電力ケーブルの部分放電検出装置を示し、
部分放電の測定対象となるＣＶケーブル１０は、高圧導
体１（内部半導電層は図示省略）と、高圧導体１の外側
に設けられる絶縁層２と、絶縁層２の外側に設けられる
外部半導電層３と、外部半導電層３の外側に銅テープを
螺旋巻きすることによって設けられる銅テープ遮蔽層４
と、銅テープ遮蔽層４の外側に設けられる防蝕ビニルシ
ース５で構成されており、防蝕ビニルシース５の外側に
はＣＶケーブル１０に沿って所定の間隔で配置された一
対の金属箔電極６Ａ，６Ｂと、金属箔電極６Ａ，６Ｂの
間に配置された３つの高周波鉄心７を有する。一対の金
属箔電極６Ａ，６Ｂは検出インピーダンス８に接続され
ており、検出インピーダンス８の両端には校正パルス発
振器９が並列に接続されている。検出インピーダンス８
に接続された部分放電測定器は図示省略されている。
の形態に係る電力ケーブルの部分放電検出装置を示し、
部分放電の測定対象となるＣＶケーブル１０は、高圧導
体１（内部半導電層は図示省略）と、高圧導体１の外側
に設けられる絶縁層２と、絶縁層２の外側に設けられる
外部半導電層３と、外部半導電層３の外側に銅テープを
螺旋巻きすることによって設けられる銅テープ遮蔽層４
と、銅テープ遮蔽層４の外側に設けられる防蝕ビニルシ
ース５で構成されており、防蝕ビニルシース５の外側に
はＣＶケーブル１０に沿って所定の間隔で配置された一
対の金属箔電極６Ａ，６Ｂと、金属箔電極６Ａ，６Ｂの
間に配置された３つの高周波鉄心７を有する。一対の金
属箔電極６Ａ，６Ｂは検出インピーダンス８に接続され
ており、検出インピーダンス８の両端には校正パルス発
振器９が並列に接続されている。検出インピーダンス８
に接続された部分放電測定器は図示省略されている。
【００１０】図１(b) は、図１(a) のＡ−Ａ’部におけ
る断面を示し、高周波鉄心７は、ＣＶケーブル１０の周
方向に分割された一対の鉄心片７Ａ，７Ｂによって構成
されている。
る断面を示し、高周波鉄心７は、ＣＶケーブル１０の周
方向に分割された一対の鉄心片７Ａ，７Ｂによって構成
されている。
【００１１】図２は、図１(a) の部分放電検出装置を回
路的に示す。ここで、コイルＬはＣＶケーブル１０に生
じた部分放電の誘導電流が螺旋状に流れる銅テープ遮蔽
層４に相当し、この所定の位置に防蝕ビニルシース５を
介して形成されるコンデンサ５０に一対の金属箔電極６
Ａ，６Ｂが静電結合している。この金属箔電極６Ａ，６
Ｂの間に高周波鉄心７を配置することによって、この区
間の銅テープ遮蔽層４のインピーダンスを大にしてい
る。
路的に示す。ここで、コイルＬはＣＶケーブル１０に生
じた部分放電の誘導電流が螺旋状に流れる銅テープ遮蔽
層４に相当し、この所定の位置に防蝕ビニルシース５を
介して形成されるコンデンサ５０に一対の金属箔電極６
Ａ，６Ｂが静電結合している。この金属箔電極６Ａ，６
Ｂの間に高周波鉄心７を配置することによって、この区
間の銅テープ遮蔽層４のインピーダンスを大にしてい
る。
【００１２】上記した構成において、ＣＶケーブル１０
の高圧導体１と外部半導電層３との間の絶縁体２で部分
放電が生じると、高圧導体１と銅テープ遮蔽層４との間
に部分放電に基づく往復電流が流れる。この往復電流は
銅テープ遮蔽層４に沿ってシース電流として流れるが、
銅テープ遮蔽層４は高周波鉄心７によってインピーダン
スが増大しており、そのことによって検出インピーダン
ス８の両端に生じる電位差が大になる。この電位差を測
定器（図示せず）によって測定する。
の高圧導体１と外部半導電層３との間の絶縁体２で部分
放電が生じると、高圧導体１と銅テープ遮蔽層４との間
に部分放電に基づく往復電流が流れる。この往復電流は
銅テープ遮蔽層４に沿ってシース電流として流れるが、
銅テープ遮蔽層４は高周波鉄心７によってインピーダン
スが増大しており、そのことによって検出インピーダン
ス８の両端に生じる電位差が大になる。この電位差を測
定器（図示せず）によって測定する。
【００１３】銅テープ遮蔽層４が正常な状態であるとき
は、シース電流はＣＶケーブル１０の長さ方向に流れる
が、ＣＶケーブル１０の熱伸縮等によって銅テープ遮蔽
層４にゆるみやガタを生じていると、銅テープの隣接タ
ーンの間の接触抵抗が増大してシース電流がＣＶケーブ
ル１０の周方向に螺旋状に流れる。この場合には銅テー
プ遮蔽層４の長さ方向の電圧降下がより大になり、検出
インピーダンス８の両端に生じる電位差は更に大になる
ことから部分放電の検出精度が向上する。
は、シース電流はＣＶケーブル１０の長さ方向に流れる
が、ＣＶケーブル１０の熱伸縮等によって銅テープ遮蔽
層４にゆるみやガタを生じていると、銅テープの隣接タ
ーンの間の接触抵抗が増大してシース電流がＣＶケーブ
ル１０の周方向に螺旋状に流れる。この場合には銅テー
プ遮蔽層４の長さ方向の電圧降下がより大になり、検出
インピーダンス８の両端に生じる電位差は更に大になる
ことから部分放電の検出精度が向上する。
【００１４】図２に示したように、本発明では、一対の
金属箔電極６Ａ，６Ｂによって形成される部分放電の検
出区間に高周波鉄心７を配置することによって、銅テー
プ遮蔽層４によるコイルＬのインダクタンスを大にして
いる。
金属箔電極６Ａ，６Ｂによって形成される部分放電の検
出区間に高周波鉄心７を配置することによって、銅テー
プ遮蔽層４によるコイルＬのインダクタンスを大にして
いる。
【００１５】また、上記した構成において、校正パルス
発振器９から一対の金属箔電極６Ａ，６Ｂを介してＣＶ
ケーブル１０に校正パルスを注入すれば、測定感度の構
成や部分放電発生時の高周波パルスの周波数特性を求め
る際に参照信号として用いることができる。この場合、
インピーダンスの増大した銅テープ遮蔽層４を介して校
正パルスが注入されることで、校正パルスの注入効率が
向上する。
発振器９から一対の金属箔電極６Ａ，６Ｂを介してＣＶ
ケーブル１０に校正パルスを注入すれば、測定感度の構
成や部分放電発生時の高周波パルスの周波数特性を求め
る際に参照信号として用いることができる。この場合、
インピーダンスの増大した銅テープ遮蔽層４を介して校
正パルスが注入されることで、校正パルスの注入効率が
向上する。
【００１６】図３は、本発明の第２の実施の形態に係る
電力ケーブルの部分放電検出装置を示し、信号検出用の
金属箔電極６Ａ，６Ｂと、金属箔電極６Ａ，６Ｂ間の防
蝕ビニルシース５上に配置される高周波鉄心７と、金属
箔電極６Ａ，６Ｂに接続される検出インピーダンス８
と、信号注入用の金属箔電極６Ｃ，６Ｄと、金属箔電極
６Ｃ，６Ｄに接続される校正パルス発振器９を有する。
電力ケーブルの部分放電検出装置を示し、信号検出用の
金属箔電極６Ａ，６Ｂと、金属箔電極６Ａ，６Ｂ間の防
蝕ビニルシース５上に配置される高周波鉄心７と、金属
箔電極６Ａ，６Ｂに接続される検出インピーダンス８
と、信号注入用の金属箔電極６Ｃ，６Ｄと、金属箔電極
６Ｃ，６Ｄに接続される校正パルス発振器９を有する。
【００１７】上記した構成に基づいて、校正パルスの注
入を部分放電の検出と切り離して校正パルスの注入を行
えば、部分放電検出の感度校正をＣＶケーブル１０の任
意の位置、例えば、部分放電検出位置と校正パルス注入
位置を近接させたり、遠く離したりしながら行うことが
でき、測定器（図示せず）の校正と同時にＳ／Ｎ比の高
い周波数を選定することができる。
入を部分放電の検出と切り離して校正パルスの注入を行
えば、部分放電検出の感度校正をＣＶケーブル１０の任
意の位置、例えば、部分放電検出位置と校正パルス注入
位置を近接させたり、遠く離したりしながら行うことが
でき、測定器（図示せず）の校正と同時にＳ／Ｎ比の高
い周波数を選定することができる。
【００１８】本実施の形態では、電力ケーブルとして銅
テープ遮蔽層を有するＣＶケーブルの部分放電検出につ
いて説明したが、例えば、ワイヤシールド等を螺旋巻き
された電力ケーブルの部分放電検出についても同様の効
果を奏することができる。
テープ遮蔽層を有するＣＶケーブルの部分放電検出につ
いて説明したが、例えば、ワイヤシールド等を螺旋巻き
された電力ケーブルの部分放電検出についても同様の効
果を奏することができる。
【００１９】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の電力ケーブ
ルの部分放電検出方法によると、銅テープ遮蔽層を有す
る電力ケーブルの外部シースに一対の箔電極を配置し、
この箔電極間に高周波鉄心を配置して銅テープあるいは
銅ワイヤ遮蔽層のインピーダンスを大にしたため、部分
放電に応じて生じる一対の箔電極間の電位差を大にして
部分放電の検出精度を高めることができる。
ルの部分放電検出方法によると、銅テープ遮蔽層を有す
る電力ケーブルの外部シースに一対の箔電極を配置し、
この箔電極間に高周波鉄心を配置して銅テープあるいは
銅ワイヤ遮蔽層のインピーダンスを大にしたため、部分
放電に応じて生じる一対の箔電極間の電位差を大にして
部分放電の検出精度を高めることができる。
【図１】(a) 本発明の第１の実施の形態に係る部分放電
検出装置を示す説明図。 (b) (a) のＡ−Ａ’部における断面図。
検出装置を示す説明図。 (b) (a) のＡ−Ａ’部における断面図。
【図２】図１を回路的に示す説明図。
【図３】本発明の第２の実施の形態に係る部分放電検出
装置を示す説明図。
装置を示す説明図。
１，高圧導体 ２，絶縁層 ３，外部半導電層 ４，銅テープ遮蔽層 ５，防蝕ビニルシース ６Ａ，金属箔電極 ６Ｂ，金属箔電極 ６Ｃ，金属箔電極 ６Ｄ，金属箔電極 ７，高周波鉄心 ７Ａ，鉄心片 ７Ｂ，鉄心片 ８，検出インピーダンス ９，校正パルス発振器 ５０，コンデンサ
Claims (5)
- 【請求項１】 電力ケーブル線心の外周に金属テープあ
るいは金属ワイヤを螺旋状に巻き付けてシールド層を形
成し、その外周に外部シースを施した電力ケーブルの部
分放電を検出する電力ケーブルの部分放電検出方法にお
いて、 前記シールド層と静電的に結合する一対の箔電極を前記
外部シースの外周の所定の距離を隔てた２点に配置し、 前記シールド層のインダクタンスを増大させる高周波鉄
心を前記外部シースの外周の前記２点間に配置し、 前記一対の箔電極の間に所定の値の検出インピーダンス
を接続し、 前記検出インピーダンスの両側の電位差に基づいて前記
部分放電を検出することを特徴とする電力ケーブルの部
分放電検出方法。 - 【請求項２】 前記一対の箔電極は、前記検出インピー
ダンスに並列に校正パルスを注入する校正パルス発生器
に接続され、かつ、注入される校正パルスに基づくスペ
クトルを検出する請求項第１項記載の電力ケーブルの部
分放電検出方法。 - 【請求項３】 電力ケーブル線心の外周に金属テープあ
るいは金属ワイヤを螺旋状に巻き付けてシールド層を形
成し、その外周に外部シースを施した電力ケーブルの部
分放電を検出する電力ケーブルの部分放電検出方法にお
いて、 前記シールド層と静電的に結合する信号検出用の一対の
箔電極を前記外部シースの外周の所定の距離を隔てた２
点に配置し、 前記シールド層のインダクタンスを増大させる高周波鉄
心を前記外部シースの外周の前記２点間に配置し、 前記シールド層と静電的に結合する校正パルス注入用の
一対の箔電極を前記外部シースの外周の所定の距離を隔
てた２点に配置し、 前記信号検出用の一対の箔電極の間に所定の値の検出イ
ンピーダンスを接続し、 前記校正パルス注入用の一対の箔電極から校正パルスを
注入して部分放電検出用の測定器を校正し、 前記測定器により前記検出インピーダンスの両側の電位
差に基づいて前記部分放電を検出することを特徴とする
電力ケーブルの部分放電検出方法。 - 【請求項４】 前記校正パルス注入用の一対の箔電極
は、前記信号検出用の一対の箔電極に近接して設けられ
ている請求項第３項記載の電力ケーブルの部分放電検出
方法。 - 【請求項５】 前記校正パルス注入用の一対の箔電極
は、前記信号検出用の一対の箔電極と所定の間隔を有し
て設けられている請求項第３項記載の電力ケーブルの部
分放電検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32177297A JPH11153640A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | 電力ケーブルの部分放電検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32177297A JPH11153640A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | 電力ケーブルの部分放電検出方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11153640A true JPH11153640A (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=18136267
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32177297A Pending JPH11153640A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | 電力ケーブルの部分放電検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11153640A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109212447A (zh) * | 2018-08-14 | 2019-01-15 | 国网陕西省电力公司电力科学研究院 | 一种便携式快脉冲发生装置及其制作方法 |
-
1997
- 1997-11-21 JP JP32177297A patent/JPH11153640A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109212447A (zh) * | 2018-08-14 | 2019-01-15 | 国网陕西省电力公司电力科学研究院 | 一种便携式快脉冲发生装置及其制作方法 |
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