JPH11151192A - 食器洗浄機及びヒータ装置 - Google Patents

食器洗浄機及びヒータ装置

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JPH11151192A
JPH11151192A JP31860297A JP31860297A JPH11151192A JP H11151192 A JPH11151192 A JP H11151192A JP 31860297 A JP31860297 A JP 31860297A JP 31860297 A JP31860297 A JP 31860297A JP H11151192 A JPH11151192 A JP H11151192A
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JP
Japan
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heater
value
temperature
detecting means
temperature detecting
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Application number
JP31860297A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Otsuka
俊治 大塚
Toshio Eki
驛  利男
Kengo Imai
健吾 今井
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄後の食器の乾燥性能のばらつきが少ない
食器洗浄機及び電源電圧周囲温度が変動してもほぼ一定
温度の温風を発生させることができるヒータ装置を提供
する。 【解決手段】 入力された温度検出手段6からの検出値
と制御目標値とを用いて所定時間X毎に制御部5で演算
される指標値は温度検出手段6からの検出値と制御目標
値との偏差εに比例する比例項と、温度検出手段6から
の検出値と制御目標値との偏差εの加算値に比例する積
分項の和として得られ、比例+積分の演算により求めら
れた指標値によってヒータON/OFF出力パターンが
決定され、温度検出手段6からの検出値と制御目標値と
の差が0となるように制御するので洗浄槽1内に吹き込
まれる温風の温度は電源電圧や周囲温度が変動しても一
定となり洗浄後の食器の乾燥性能のばらつきを小さくす
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、洗浄後の食器を
乾燥させるヒータを備えた食器洗浄機及び温風加温用ヒ
ータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の食器洗浄機は乾燥専用のヒータを
持たず、洗浄用・乾燥用のヒータを兼用して使用し、乾
燥時にはそのヒータを一定周期でON−OFF通電して
空焼きし、これにより洗浄後の食器類の乾燥を行なって
いた。かかる従来の食器洗浄機では、洗浄用・乾燥用の
ヒータを兼用して使用していたことにも起因して、乾燥
行程を行う場合には電源電圧、周囲温度が変動してもヒ
ータには固定的に決定された一定の時間の通電しか行わ
ない為、乾燥性能のばらつきが大きくなるという問題が
あった。この様な問題に対処する特公平8−22270
号には電源電圧の差異による乾燥性能の差を低減し、乾
燥性能の安定化を図るべく、洗浄槽内に備えたヒータに
より食器類の乾燥を行う動作制御系の中に電源電圧検知
部を設け、電源電圧検知部にて検知された電源電圧に対
応したヒータの通電時間でヒータの通電を制御するヒー
タ通電時間制御部を設けた食器洗浄機が開示されてい
る。また特開平5−137687号には、食器洗浄機に
よる洗浄後の食器の乾燥時間を短縮することを目的とし
て、洗浄槽内の温度が温度検知装置の設定温度に達する
とヒータへのON−OFF断続通電の周期を短くする構
成が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上の特公平
8−22270号及び特開平5−137687号に示さ
れた従来の食器洗浄機においても、次のような問題があ
った。特公平8−22270号に示された構成では単に
電源電圧の変動に対応することができるだけであり、季
節の変遷等に伴う周囲温度の変動等に対応して柔軟にヒ
ータ制御を行い乾燥性能のばらつきを無くすることがで
きるというものではなかった。また、特開平5−137
687号に示された食器洗浄機では、洗浄槽内の温度が
設定温度に達するとヒータへのON−OFF断続通電の
周期を短くするというだけであり、電源電圧の変化や周
囲温度の変化に応じてヒータによる温風の生成を全体と
して制御し、乾燥性能のばらつき無くするということが
できるものではなかった。本発明は以上の従来技術にお
ける問題に鑑みてなされたものであって、洗浄槽内に吹
き込まれる温風温度は、電源電圧、周囲温度が変動して
もほぼ一定であり洗浄後の食器の乾燥性能のばらつきが
少ない食器洗浄機及び所定部位に目標温度の温風を発生
させるにあたり、電源電圧、周囲温度が変動してもほぼ
一定温度の温風を発生させることができるヒータ装置を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本出
願第1の発明は、洗浄槽に接続された送風ダクト内にヒ
ータと温度検出手段とを設置し、前記温度検出手段の検
出値に基づく演算結果によってヒータへの通電制御を行
う制御部を有することを特徴とする食器洗浄機である。
かかる本出願第1の発明食器洗浄機によれば、洗浄槽に
接続された送風ダクト内に設置したヒータと、このヒー
タにより送風される温風の温度を洗浄槽に接続された送
風ダクト内に設置した温度検出手段により検知するの
で、ヒータからの送風温度を直接効率的に検知すること
ができ、しかもその検出値に基づく演算結果により通電
制御を行うので、洗浄槽内に吹き込まれる温風温度を、
電源電圧や周囲温度が変動してもほぼ一定に保持するこ
とが可能となる。
【0005】前記課題を解決する本出願第2の発明は、
洗浄槽に接続された送風ダクト内にヒータを設置し、そ
のヒータの送風側に温度検出手段を設置し、前記温度検
出手段から制御部に入力された検出値から所定の演算に
よって導かれた指標値によって、ヒータへの通電制御を
行うことを特徴とする食器洗浄機のヒータ制御方法であ
る。かかる本出願第2の発明の食器洗浄機のヒータ制御
方法によれば、本出願第1の発明の食器洗浄機を用いる
場合と同様に、ヒータからの送風温度を直接効率的に検
知することができ、しかもその検出値に基づく演算結果
により通電制御を行うので、洗浄槽内に吹き込まれる温
風温度を、電源電圧や周囲温度が変動してもほぼ一定に
保持することが可能となる。
【0006】以上の本発明の食器洗浄機では、ヒータへ
の通電制御は所定時間内におけるヒータがONする割合
を変化させて行うことができ、これによりヒータに加わ
る平均の電力値を制御し温度検出手段の検出温度の値が
目標温度となるように管理することにより、食器洗浄機
内の温度を高温に保つ制御を行うことが可能となる。
【0007】また所定時間内におけるヒータがONする
割合を変化させた出力パターン群と、このパターン群に
含まれる出力パターンを選択するための指標値との対応
関係に基づき前記パターン群から選択された出力パター
ンにより通電制御が行われる様にすることにより、季節
の変遷により周囲温度が変動する様な場合でも効率の良
いヒータ送風温度管理を行うことができ、電源電圧や周
囲温度の変動に起因する乾燥性能のばらつきを防ぐこと
ができる。
【0008】ヒータへの通電制御を、前記温度検出手段
の検出値とヒータからの送風温度の目標値との偏差から
演算される指標値を用いて行うことにより出力パターン
選択を温度検出手段の検出値とヒータからの送風温度の
目標値との偏差に正確に対応させることができ、効率的
な通電制御を行うことができる。
【0009】前記指標値が前記温度検出手段の検出値と
ヒータからの送風温度の目標値との偏差に比例する比例
項と、前記温度検出手段の検出値とヒータからの送風温
度の目標値との偏差の積分値に比例する積分項とにより
演算される様にすることにより、比例項により迅速な偏
差の解消をすると共に積分項により厳密な微調整を行う
ことができる。また比例項と積分項を実験的に適正に設
定するという操作が可能となり、実際の食器洗浄機の使
用過程で有効な通電制御の設定を行うことが容易とな
る。
【0010】以上の本発明の食器洗浄機では、食器洗浄
機の洗浄槽の外部に設けられた乾燥専用のヒータ及び乾
燥ファンによって、洗浄槽内部にヒータで加熱された温
風を吹き込むことにより食器類の乾燥を行う。その際、
通風路内に設置した温度検出手段の検出温度から演算さ
れた値に応じて、ヒータのON−OFF時間を変化させ
温度検出手段の検出温度が所定となるように制御する。
その様にして、洗浄槽内に吹き込まれる温風温度は、電
源電圧、周囲温度が変動してもほぼ一定となり、乾燥性
能のばらつきを抑えることができる。
【0011】本出願第3の発明は温度検出手段の検出値
に基づく演算結果によってヒータへの通電制御を行う制
御部を有するヒータ装置において、所定時間内における
ヒータがONする割合を変化させた出力パターン群と、
このパターン群に含まれる出力パターンを選択するため
の指標値との対応関係に基づき前記パターン群から選択
された出力パターンにより制御部によるヒータへの通電
制御を行うことを特徴とするヒータ装置である。かかる
ヒータ装置によれば季節の変遷により周囲温度が変動す
る様な場合でも効率の良いヒータ送風温度管理を行うこ
とができ、電源電圧や周囲温度の変動に起因する温風温
度の過度な変動を防ぐことができる。
【0012】ヒータへの通電制御を、前記温度検出手段
の検出値とヒータからの送風温度の目標値との偏差から
演算される指標値を用いて行うことにより出力パターン
選択を温度検出手段の検出値とヒータからの送風温度の
目標値との偏差に正確に対応させることができ、効率的
な通電制御を行うことができる。
【0013】前記指標値が前記温度検出手段の検出値と
ヒータからの送風温度の目標値との偏差に比例する比例
項と、前記温度検出手段の検出値とヒータからの送風温
度の目標値との偏差の積分値に比例する積分項とにより
演算される様にすることにより、比例項により迅速な偏
差の解消をすると共に積分項により厳密な微調整を行う
ことができる。また比例項と積分項を実験的に適正に設
定するという操作が可能となり、実際の食器洗浄機の使
用過程で有効な通電制御の設定を行うことが容易とな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施の形態を説
明する。図1に示すように食器洗浄機の洗浄槽1の庫内
送風口2に、送風ダクト3が接続され、送風ダクト3内
には乾燥ファン7、ヒータ4、温度検出手段6が設置さ
れており、乾燥時には温度検出手段6からの信号が制御
部5に入力される。次ぎに以上の実施の形態に示す本発
明の食器洗浄機の運転制御の概略につき説明する。図2
の制御ブロック図に示すように制御部5内の制御装置に
は入力回路からの入力信号が入力され、この入力回路に
温風温度検出手段6や洗浄水位検出手段18をはじめと
してドアスイッチ15及び操作パネル23に配置された
操作スイッチや、その他の検出手段等の入力手段からの
信号が入力される。一方、制御装置の出力信号は駆動回
路に入力され、この駆動回路によりヒータ(乾燥ヒー
タ)4や排水・循環ポンプ10その他の駆動系が駆動さ
れる。
【0015】本発明では図2の制御ブロック図に示す制
御系統で制御部5では入力された温度検出手段6からの
検出値と、制御目標値とを用いて所定時間X毎に指標値
の演算を行う。この指標値は温度検出手段6からの検出
値と、制御目標値との偏差εに比例する比例項と温度検
出手段6からの検出値と、制御目標値との偏差εの加算
値に比例する積分項の和として得られる。以下に、この
演算による制御の内容を更に具体的に説明する。 (1)温度検出手段6の現在AD値と目標AD値から指標値
を算出する。指標値の算出は式1により行う。
【0016】
【式1】
【0017】式1における比例項GP×εは、温度検出
手段6からの検出値をアナログ−デジタル変換して得ら
れたAD値と制御目標値をアナログ−デジタル変換して
得られたAD値との差(偏差ε)を予め設定される比例
ゲイン(GP)倍したものであり、積分項は温度検出手
段6からの検出値と制御目標値との差(偏差)を3Xms
ec毎に制御部内の記憶装置に加算(または減算)してい
った結果を積分ゲイン(GI)倍したものである。
【0018】この比例+積分の演算によって求められた
結果によって、予め決められた数種類のヒータON/O
FF出力パターンの中から出力パターンを選択し、それ
によりその後Xmsec間の出力パターンが決定されYmsec
毎のON/OFF制御を行うこととなる。なお、Xmsec
間の出力パターンはYmsec毎のON/OFFの反復・切
り換えの態様として設定される。
【0019】ここで以上の式1における比例項、積分
項、指標値の算出値の範囲及び演算周期の設定の形態を
表1に示す。
【0020】
【表1】 項目 各テ゛ータの範囲 演算周期 演算 比例項 -2N〜+2N Xmsec毎 偏差*比例ケ゛イン(GP) 積分項 0〜α 3Xmsec毎 (偏差+これまでの積分値)*積分ケ゛イン(GI) 指標値 0〜α Xmsec毎 比例項+積分項
【0021】注1 比例項の値は例えば使用するCPU
が8ビットで、2N=8=256すなわち 255以上
となっても255として扱う。すなわち例えば比例項が
280と なったとしても、255として扱う。 2 積分項は1クールをXmsecとして3クール一定とす
る。但し、その一定とする時間はテストにより決定。 3 積分項がマイナス値である場合はこれを0として取
り扱う。また積分項がα以 上である場合これをα
として扱う。すなわち各データが演算によって限界値
を超えた場合、各データはその上下限の値として取り
扱われる。
【0022】(2)ヒータ4出力パターンの決定 以上により算出された指標値と予め設定される出力パタ
ーンから、ヒータの出力パターンを決定する。図3に予
め設定される出力パターンの例を示す。図3に示される
出力パターン例はYmsec毎のヒータ4のON−OFF制
御パターンである。図3に示されるように式1により算
出された指標値に基づきXmsec毎にヒータ4のON−O
FF出力パターンを決定し、Ymsec毎にヒータをON−
OFF制御する。したがってこのヒータ4のON/OF
Fの出力パターンは、比例+積分の演算が行われる度、
すなわちXmsec毎に更新される。
【0023】この図3に示される出力パターン例では指
標値が大きいほどヒータ4がONとなる割合が大きく、
指標値が最大値αとなる場合にはヒータ4がONの状態
をXmsec間継続し、指標値が0となる場合にはヒータが
OFFの状態がXmsec間継続される。また指標値がα未
満で0を超える数値である場合には、指標値がαに近い
ほどヒータ4がONされる割合が大きく、逆に指標値が
0に近いほどヒータ4がOFFされる割合が大きくなる
ようにヒータ4のONが一定の時間継続される。
【0024】この様に、比例+積分の演算により求めら
れた指標値によって、ヒータON/OFF出力パターン
が決定され、温度検出手段6からの検出値と制御目標値
との差(偏差)が0となるように制御するので、洗浄槽
1内に吹き込まれる温風の温度は、電源電圧、周囲温度
が変動してもほぼ一定となり、洗浄後の食器の乾燥性能
のばらつきを小さくすることが可能となる。尚、周囲温
度の変動とは、食器洗浄機の運転中に周囲温度が変動す
る場合と季節の変化に伴い気温が変動する場合の相方を
含むものである。
【0025】以上は図1に示す食器洗浄機に関して本発
明の一実施の形態を説明したが、本発明のヒータ装置で
もヒータ4、温度検出手段6が設置されており、温度検
出手段6からの信号が制御部5に入力されるという点で
以上の食器洗浄機に関する実施の形態と同一の構成を採
り、温度検出手段6からの信号が制御部5に入力されて
制御部5によってヒータ4が制御されるプロセスは同様
である。
【0026】
【実施例】以下に本発明の一実施例を示す。 実施例1 図1に示す食器洗浄機の温度検出手段6からの検出値
と、制御目標値とを用いて制御部5を用いてX=180
msec毎に指標値の演算を行なって温風の送風を行った。
【0027】以下に、この実施例の制御の内容を更に具
体的に説明する。 (1)温度検出手段6の現在AD値と目標AD値から指標値
の算出を行った。指標値の算出は式2により行なった。
【0028】
【式2】
【0029】比例項、積分項、指標値の算出値の範囲及
び演算周期を表2に示す様に設定した。
【0030】
【表2】 項目 各テ゛ータの範囲 演算周期 演算 比例項 -255〜+255 180msec毎 偏差*比例ケ゛イン 積分項 0〜13 540msec毎 (偏差+これまでの積分値)*積分ケ゛イン 指標値 0〜13 180msec毎 (比例項+積分項)の小数点以下切り捨て 値
【0031】本実施例では積分項は1クールをX=18
0msecとして3クール一定とした。以上により算出され
た指標値と予め設定される出力パターンから、ヒータの
出力パターンを決定した。図4に予め設定される出力パ
ターンを示す。図4に示される出力パターンは15msec
毎のヒータ4のON−OFF制御パターンである。図4
に示される出力パターンでは式2により算出された指標
値に基づき180msec毎にヒータのON−OFF出力パ
ターンを決定し、15msec毎にヒータ4をON−OFF
制御した。したがって本実施例ではヒータ4のON/O
FFの出力パターンは、比例+積分の演算が行われる度
すなわち180msec毎に更新されるものとした。
【0032】この図4に示される本実施例の出力パター
ンでは指標値が13となる場合にはヒータ4がONの状
態を180msec間継続し、指標値が0となる場合にはヒ
ータがOFFの状態が180msec間継続される。また指
標値が13未満で0を超える数値である場合には、指標
値が13に近いほどヒータ4がONされる割合が大き
く、逆に指標値が0に近いほどヒータ4がOFFされる
割合が大きくなるようにヒータ4のONが一定の時間継
続される。
【0033】本実施例における温度制御の結果を図5に
示す。図5は比例ゲインGP及び積分ゲインGIの設定を
換えて温度制御を行った結果を示し、は比例ゲインG
P及び積分ゲインGIの設定を最適化した場合、は比例
ゲインGP及び積分ゲインGIが大きすぎる場合、は比
例ゲインGP及び積分ゲインGIが小さすぎる場合の結果
を示す。
【0034】図5にも示されるように、の曲線に示す
ように比例ゲインGP及び積分ゲインGIが大きすぎる場
合には昇温も早いが降温も急激となり、目標温度への収
束が最も遅くなる。またの曲線に示すように比例ゲイ
ンGP及び積分ゲインGIが小さすぎる場合には、温度の
変動は大きくない反面、目標温度へ向けての昇温自体が
極めて遅くなる。
【0035】一方、の曲線に示すように比例ゲインG
P及び積分ゲインGIが最適化された本実施例のヒータ制
御では極めて効率よく昇温すると共に目標温度に迅速に
収束する。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明の食器洗浄機によれ
ば、ヒータからの送風温度を直接効率的に検知すること
ができ、しかもその検出値に基づく演算結果により通電
制御を行うので、洗浄槽内に吹き込まれる温風温度を、
電源電圧や周囲温度が変動してもほぼ一定に保持するこ
とが可能となる。また本発明のヒータ装置によれば、温
風を供給する供給部内への温風温度が、電源電圧、周囲
温度の変動の影響を受けることなく、ほぼ一定となるた
め、温風を供給する供給部内への加温性能のばらつきを
小さくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態の食器洗浄機の断面模
式図。
【図2】 制御ブロック図。
【図3】 本発明の食器洗浄機の一実施の形態としての
ヒータ通電制御パターン図。
【図4】 本発明の食器洗浄機の実施例1で採用された
ヒータ通電制御パターン図。
【図5】 本発明の食器洗浄機の実施例1で計測された
温度−時間曲線。
【符号の説明】
1・・・食器洗浄機の洗浄槽、2・・・庫内送風口、3・・・送
風ダクト、4・・・ヒータ、6・・・温度検出手段、5・・・制
御部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽に接続された送風ダクト内にヒー
    タと温度検出手段とを設置し、前記温度検出手段の検出
    値に基づく演算結果によってヒータへの通電制御を行う
    制御部を有することを特徴とする食器洗浄機。
  2. 【請求項2】 ヒータへの通電制御が所定時間内におけ
    るヒータがONする割合を変化させて行われることを特
    徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  3. 【請求項3】 ヒータへの通電制御が所定時間内におけ
    るヒータがONする割合を変化させてヒータに加わる平
    均の電力値を制御し温度検出手段の検出温度の値が目標
    温度となるように管理する制御であることを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の食器洗浄機。
  4. 【請求項4】 所定時間内におけるヒータがONする割
    合を変化させた出力パターン群と、このパターン群に含
    まれる出力パターンを選択するための指標値との対応関
    係に基づき前記パターン群から選択された出力パターン
    によりヒータへの通電制御が行われる請求項1乃至請求
    項3の何れか一に記載の食器洗浄機。
  5. 【請求項5】 前記指標値が前記温度検出手段の検出値
    とヒータからの送風温度の目標値との偏差から演算され
    る請求項4記載の食器洗浄機。
  6. 【請求項6】 前記指標値が前記温度検出手段の検出値
    とヒータからの送風温度の目標値との偏差に比例する比
    例項と、前記温度検出手段の検出値とヒータからの送風
    温度の目標値との偏差の積分値に比例する積分項とによ
    り演算されることを特徴とする請求項5記載の食器洗浄
    機。
  7. 【請求項7】 温度検出手段の検出値に基づく演算結果
    によってヒータへの通電制御を行う制御部を有するヒー
    タ装置において、所定時間内におけるヒータがONする
    割合を変化させた出力パターン群と、このパターン群に
    含まれる出力パターンを選択するための指標値との対応
    関係に基づき前記パターン群から選択された出力パター
    ンにより制御部によるヒータへの通電制御を行うことを
    特徴とするヒータ装置。
  8. 【請求項8】 前記指標値が前記温度検出手段の検出値
    とヒータからの送風温度の目標値との偏差から演算され
    る請求項7記載のヒータ装置。
  9. 【請求項9】 前記指標値が前記温度検出手段の検出値
    とヒータからの送風温度の目標値との偏差に比例する比
    例項と、前記温度検出手段の検出値とヒータからの送風
    温度の目標値との偏差の積分値に比例する積分項とによ
    り演算されることを特徴とする請求項8記載のヒータ装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1057689A2 (en) 1999-05-31 2000-12-06 Ikeda Bussan Co., Ltd. Seat-back frame for automotive vehicles
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WO2022124738A1 (ko) * 2020-12-11 2022-06-16 엘지전자 주식회사 식기세척기 및 그의 제어방법

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