JPH11151153A - タフテッドカーペットおよびその製造方法 - Google Patents

タフテッドカーペットおよびその製造方法

Info

Publication number
JPH11151153A
JPH11151153A JP32143197A JP32143197A JPH11151153A JP H11151153 A JPH11151153 A JP H11151153A JP 32143197 A JP32143197 A JP 32143197A JP 32143197 A JP32143197 A JP 32143197A JP H11151153 A JPH11151153 A JP H11151153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pile
less
carpet
tufted carpet
yarn
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32143197A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuro Mizuki
水木  達郎
Kazuya Matsumura
一也 松村
Katsuhiko Arai
克彦 新井
Toshio Hayashi
寿雄 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Toray Living KK
Original Assignee
Toray Industries Inc
Toray Living KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc, Toray Living KK filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP32143197A priority Critical patent/JPH11151153A/ja
Publication of JPH11151153A publication Critical patent/JPH11151153A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)
  • Carpets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】床暖房用のカーペットとして、優れた熱伝導性
と優れた風合いおよび肌触りの両者を兼ね備えたタフテ
ッドカーペットおよびその製造方法を提供する。 【解決手段】パイルの見掛け密度が130kg/m3 以上
250kg/m3 以下で、かつ該パイルを構成する繊維の
80%以上が8d以下の単糸繊度を有する繊維で構成さ
れ、厚さ方向への熱貫流抵抗値が0.20m2 /hr ℃/K
cal 以下であることを特徴とする。製造方法は、単糸繊
度が8d以下、かつ伸長率(後)が8%以上である捲縮
糸に0〜150T/mの撚りを加え、次いで0.01〜
0.15g/dの張力下で80〜130℃の熱処理を施
し、該捲縮糸を全パイルの80%以上に用い、かつ高さ
を3mm以上9mm以下となるようにタフティングし、次い
でバッキング後の基布およびバッキング材を含む裏材の
合計の厚みが2.5mm以下となるようにバッキングす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床暖房用カーペッ
ト用として有用なソフトで肌触りのよい高熱伝導性に優
れたタフテッドカーペットおよびその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】カーペットはそのクッション性、インテ
リアとしての空間の演出はもちろんのこと、断熱効果が
高く保温性に優れる点が特徴の一つであり、この断熱性
は一般に快適な生活に重要な性能でカーペットの良さを
特徴づける機能であるといわれている。それは、室内の
保温機能に優れ、冷暖房に対しての省エネ効果や温冷感
がよくなるということにもつながっていたためである。
【0003】この断熱性能は、カーペットがそのパイル
間に多くの空気層を有していることに特徴づけられる構
造体および材料の性能に起因するものであり、言い換え
ると熱伝導率が低く、熱を伝えにくいという点がカーペ
ットの特徴であり長所と考えられていた。
【0004】従ってカーペットは、その風合いや色彩な
どのインテリア的な要素とこの保温性という機能との両
者の点から家庭用等においても広く受け入れられてきた
のである。
【0005】しかし近年、普及してきた床暖房という新
しい暖房方式においては、従来のカーペットでは機能的
に合致しない点がでてきたのである。それは、床暖房の
暖房方式は、床からの床面を通しての部屋への熱の伝達
であり、床暖房の熱を速やかに室温に伝えるためには、
一般のカーペットが有する断熱層は熱の速やかな伝達を
損ねてしまい、好ましくなくなるという点である。従っ
て、床暖房の設備を施工した居住空間においては、一般
にカーペットを敷かないことが推奨されているのが現実
であり、カーペットは使用されないことが多い。
【0006】実際、床暖房自体床面からの熱伝導のみに
よるため、従来のカーペットを敷いた場合、初期の立ち
上がり昇温速度が遅いと感じる人が多く、初期にはエア
コンを併用する人もいるくらいであり、カーペットの使
用は敬遠されていた。
【0007】さらにまた従来は、床暖房時にカーペット
を使用するとそのカーペットの断熱効果によって、床材
とカーペットの間に熱が蓄積し、床面が反ってしまうと
いう問題が起こる場合があった。
【0008】しかしながら、特に日本においては古くか
らの畳社会が習慣が続いており、部屋の中で横になって
くつろぎたいと感じる人は多い。つまり床暖房を施工し
た部屋であっても、直接座ったり横になったりしたいと
感じる人は多いのである。
【0009】この場合、カーペットを敷かず直接床面に
座ったり横臥すると、直接床材と皮膚が接触するため、
堅く居心地がよくない。
【0010】従って、その上でゆっくりくつろげるだけ
の柔らかい風合いを有し、かつ床暖房の熱伝導を損なわ
ない速やかな熱伝導性の両機能を兼ね備えた床暖房用の
カーペットの出現が望まれていた。
【0011】例えば、ホットカーペット用のカーペット
が提案されているが、該カーペットを床暖房の部屋に使
用すると、確かに風合いは柔らかくその上でくつろぐに
は適しているが、該カーペットにおいてはそのパイル間
に空気層を多量に有しているために、熱伝導性が低く、
床暖房を実施したときに初期の昇温に時間がかかり不満
の多い結果となってしまう。
【0012】また逆に、一般にカーペットの熱伝導性を
高くしようとすると、パイルの高さを極力低くした薄い
カーペットとなり、そういうカーペットは概して地透け
感が強く、ボリューム感に乏しくまた柔軟性にも劣り、
肌触りの悪いというカーペットにしかならなかった。
【0013】また、床暖房メーカーとしては、特開昭58
-214789 号公報に記載のように熱媒体の形状の表面積を
大きくするなど、床面までの熱伝導性の改善についての
提案はあるものの床暖房用に使用するカーペットしては
その実用に優れた提案はほとんど見あたらない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の問題点を解消し、床暖房用のカーペットとして、
優れた熱伝導性と優れた風合いおよび肌触りの両者を兼
ね備えたタフテッドカーペットおよびその製造方法を提
供せんとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のような手段を採用する。すなわ
ち、本発明のタフテッドカーペットは、パイルの見掛け
密度が130kg/m3 以上250kg/m3 以下であり、
かつ、該パイルを構成する繊維の80%以上が8d以下
の単糸繊度を有する繊維で構成されているタフテッドカ
ーペットであって、該タフテッドカーペットの厚さ方向
への熱貫流抵抗値が0.20m2 /hr ℃/Kcal 以下であ
ることを特徴とする者であり、また本発明のタフテッド
カーペットの製造方法は、単糸繊度が8d以下からな
り、かつ、伸長率(後)が8%以上である捲縮糸に0〜
150T/mの撚りを加え、次いでこの捲縮糸を0.0
1〜0.15g/dの張力下で80〜130℃の熱処理
を施した後、該捲縮糸を全パイルの80%以上に用い、
かつ、該パイル高さを3mm以上9mm以下となるようにタ
フティングし、次いでバッキング後の基布およびバッキ
ング材を含む裏材の合計の厚みが2.5mm以下となるよ
うにバッキングすることを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の最大の特徴は、風合いや
肌触りを損ねずに、従来カーペットの特徴として代表的
な特性である断熱性を抑え、熱伝導性を高くしたタフテ
ッドカーペットであるところにある。すなわち、熱を伝
えやすく、例えば床暖房の床面に設置した際に、初期の
昇温を妨げず、速やかな熱伝導をうながすものである。
【0017】本発明における熱貫流抵抗とは、物質の熱
伝導性を示す指標であり、低いほど熱伝導性が高いこと
を示す。具体的には、ASTM D 1518-1964 法に準
じた保温性測定により求めるもので、該熱貫流抵抗値を
1/Kとすると、 1/K=6.54×(40−t)/b ここでb:試験片を取り付けたときの通電時間(sec/hr) t:測定機の示す外気温度( ℃) で表される。
【0018】本発明においては、該タフテッドカーペッ
トの厚さ方向への該熱貫流抵抗が0.20m2 /hr ℃/K
cal 以下、より好ましくは0.17m2 /hr ℃/Kcal 以
下であるところに特徴を有する。すなわち、0.20m
2 /hr ℃/Kcal より高いと熱伝導性が高すぎ、床暖房を
実施した際初期の温度上昇が妨げられ好ましくない。ま
た本発明のタフテッドカーペットにおいては、熱伝導性
を高めるためにできるだけ、パイル間の空気層をなくし
たものであり、そのためにできるだけ高密度にしておく
ことが好ましい。すなわち、みかけのパイル密度を13
0〜250kg/m3 、より好ましくは150〜250kg
/m3 に制御した。ここでいう、みかけのパイル密度と
は、バッキング後のカーペットにおけるパイル高さh(m
m)を実測し、その値で目付w(g/m2 ) を割り(w/
h)、単位を揃えた(kg /m3 )ものとして算出され
る。
【0019】みかけのパイル密度が,130kg/m3
満であると、カーペットとしてボリューム感に欠け、ソ
フト性、肌触りが悪く、くつろぐことができなくなる。
一方、みかけのパイル密度が、250kg/m3 を越える
と、高密度すぎて、タフト性に問題がでてくるととも
に、逆にパイルがあまりにも高密度に林立してしまうた
めに風合いが堅いものになってしまう。
【0020】本発明におけるタフテッドカーペットを構
成するパイルは、そのパイルを構成する繊維の80%以
上において、単糸繊度が8d以下、より好ましくは7.
5dd以下であるのが、本発明の効果の上からよい。8
dより単糸繊度が太いとパイルのタッチが堅く、肌触り
の悪いものになってしまう。また、本発明の特徴である
熱伝導性に関しても、単糸繊度が太い場合には、パイル
の充填がされにくく、空気層を多量に含んでしまうこと
になるので好ましくない。しかしながら、柄だしのため
などに本発明における風合いや熱伝導性を損ねない範囲
内において、単糸繊度が8dより太い繊維を混ぜること
ができる。
【0021】パイル間隙に含まれる空気層を少なくし
て、熱伝導性を高くするためには、パイルの形態はルー
プタイプよりはカットパイルの方が好ましく、好ましく
は80%以上をカットパイルで構成するのがよい。この
場合も、柄や意匠性のために本発明の特徴を損ねない程
度にループパイルを混入させることは何らさしつかえな
い。さらには、ローカット&ハイカットの規格などを採
用しても何らさしつかえない。レベルカットでない場合
のパイル高さはロー部分とハイ部分の平均値として算出
される。
【0022】かかるパイルの最終的な製品としての高さ
は、好ましくは3mm以上9mm以下、より好ましくは4mm
以上7.5mm以下であるのがよい。すなわち、パイル高
さが3mm未満であると、カーペットとしての弾力性が乏
しく、堅い風合いとなってしまうし、逆に、9mmより長
くなると、風合いは柔らかくなるものの、パイル高さが
高くなるに伴ってパイル間隙の空気量が増加し、熱伝導
性を損ねる結果となってしまう。
【0023】さらに、本発明のタフテッドカーペットに
おいては、基布およびバッキングを含む裏材の合計の厚
みが、好ましくは2.5mm以下、より好ましくは2mm以
下とするのがよい。ここでいう裏材とは、カーペットの
裏面からパイル先端までの距離で測定される実質上のカ
ーペット厚みから、空気中に露出している実質上のパイ
ル高さを差し引いたものであり、通常一次基布、二次基
布、バッキング剤、裏張り材などから構成されている。
該裏材の合計の厚みが2.5mmを越える場合には、基布
およびバッキング材を含む裏材に含有される空気層が厚
くなり、空気による断熱性が高くなる。カーペットとし
てトータルの熱伝導性を向上させるためには、この厚み
を2.5mm以下に抑えるのが好ましい。したがって、た
とえば、バッキング材や裏張り材が発泡性タイプのもの
や不織布タイプのものは、本発明には好ましくない。
【0024】本発明におけるタフテッドカーペットを構
成するパイルは、特に制限はなく公知の素材が使用する
ことができるが、要するに捲縮性能が付与できるもので
あれば使用することができる。かかる繊維素材として
は、ポリカブラミド、ポリヘキサメチレンアジパミドな
どのポリアミドやポリエチレンテレフタレートやポリブ
チレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリプロピ
レンのようなポリオレフィン、さらにはポリアクリルニ
トリルなどを素材として使用することができる。これら
の中でも、カーペット用としての捲縮の付与の容易さ、
捲縮性能の点から、ポリアミドやポリプロピレンが好ま
しく、特に熱的安定性、染色の容易さ、堅牢性の点から
ポリアミドがより好ましく使用される。
【0025】本発明のタフテッドカーペットを構成する
パイル糸は、少なくとも2種以上の異色性ポリマーから
なる捲縮糸を2種以上組み合わせて使用すると、杢調の
柄をだすことができるので好ましく使用することができ
るが、さらに多彩な柄や高級感を付与するには、さらに
3種以上の異色性ポリマーからなる捲縮糸を使用するの
が好ましい。ここでいう異色性ポリマとは、同一浴内で
同時に染色した際、染料の吸着機構や吸着速度の差か
ら、異色に染色されるポリマーの組み合わせをいう。具
体的には、共重合成分の添加や染料の吸着する末端基量
の変更などにより多色柄を付与することができる。具体
的な例としては、酸性染料可染およびカチオン染料可染
のポリカプラミド、ポリヘキサメチレンアジパミド等が
挙げられる。また顔料や染料をポリマーに添加してあら
かじめ着色した原着ポリマーも使用可能である。顔料
は、有機物でも無機物でもどらちでも使用することがで
きる。一般には、カーポンブラックやベンガラ、フタロ
シアニン系の顔料が好ましく用いられる。
【0026】さらに本発明に使用するポリマーにおいて
は、製糸性改善や最終製品の品質改善のために、共重合
成分を含むコポリマーであってもよい。共重合成分とし
ては、例えばポリアミドであればε−カプロアミド、テ
トラメチレンアジパミド、ヘキサメチレンセバカミド、
ヘキサメチレンイソフタラミド、テトラメチレンテレフ
タラミド、キシリレンフタラミド等を使用することがで
きる。
【0027】かかるポリマーには、必要に応じて艶消し
剤、例えば酸化チタン、着色用顔料および染料、耐候
剤、耐熱剤、酸化防止剤等を含むものを用いることがで
きる。本発明における捲縮糸の単糸断面形状は、特に制
限はないが、捲縮の付与の容易さやパイルとしたときの
曲げに対する柔らかさ、さらにバルキー性や防汚性の点
などを考慮して、扁平、田型中空、Y型断面、Y型中空
および多葉状などの変形断面糸を使用するのが好まし
く、また、これらの2種以上を混合して使用することも
できる。
【0028】本発明の優れた熱伝導性と優れた肌触りの
両者を兼ね備えたタフテッドカーペットは、次の方法に
よって製造することができる。以下の記載は、その製法
の代表例の一つであり、何ら他の製法を制限するもので
はない。
【0029】まず、公知の紡糸−延伸−捲縮方法によ
り、単糸繊度が8d以下の捲縮糸を作る。かかる捲縮糸
は、通常の加熱流体加工処理により製造することがで
き、例えば、ジェットノズルタイプ、ジェットスタッフ
ァタイプ、さらにはギヤ方式など各種の捲縮付与方法を
採用して製造することができる。これらの中で、安定な
捲縮を付与するには、ジェットノズル方式あるいはジェ
ットスタッファ方式が好ましく使用される。捲縮を固定
する目的から特開平5-321058号公報のごとく冷却装置、
さらにはロータリーフィルタを組み合わせてもよい。
【0030】紡糸、延伸及び捲縮付与は、途中で巻取ら
ずに連続して行ってもよいし、未延伸糸段階あるいは延
伸糸段階で一旦巻取り2段階で行ってもよい。
【0031】さらに捲縮付与後の巻き取り直前に、工程
通過性を改善する目的で捲縮糸に交絡を付与することも
でき、本発明においては、好ましくは0〜20個/mの
交絡を付与するのがよい。
【0032】かかる捲縮糸に、好ましくは150T/m
以下の軽い撚りを付与すると、撚工程通過性を良くする
ことができるので好ましい。ここでいう撚りは、片撚り
であっても諸撚りであってもよい。しかし150T/m
を越える高い撚りでは、サキソニー調になり、カーペッ
トの柔らかさが損なわれてしまい好ましくない。
【0033】本発明においては、高い熱伝導性を有する
だけの低い空気含有量を達成するために、パイルは比較
的低捲縮であるのが好ましい。低捲縮糸を用いることで
パイルは目的の範囲でより高密度に配置することが可能
となり、パイル間あるいは単糸間の空気含有量を低下さ
せることができる。更に低捲縮糸を用いることは、単糸
の先端をより基布に垂直に配置させ、つまりパイルが立
毛し、柔らかな風合いと手触りを可能にすることができ
る。しかしながら一方で、パイルとして柔らかな肌触り
や風合いを与えるために、単糸1本1本には細かな三次
元的捲縮を残しておくのが好ましい。このような捲縮糸
を得るためには、いったん比較的高い捲縮を付与してお
き、次いで低張力下で熱処理して捲縮をのばしてやる手
段が好ましく採用される。はじめの捲縮付与段階で、低
い捲縮糸を得ようとして弱い熱量や力で捲縮を付与する
と、最終的に細かな三次元的な微捲縮が残らず、柔らか
な肌触りの風合いにすることはできず、カーペットとし
てのバルキー性も劣ってしまう。ここでいう最初に付与
する比較的高い捲縮のレベルは、沸騰水処理後の捲縮伸
長率が8%以上であるというレベルがよい。すなわち、
8%未満であると最終的に本発明における目的の捲縮糸
になりえないのである。
【0034】一方、低張力下での熱処理は、チーズの状
態で行ってもよいし、いったん巻き取った糸を解除しな
がらセットしてもよい。場合によっては紡糸−捲縮に引
き続いて巻き取り前に連続して行ってもよい。ここで付
与する張力は、細かな微捲縮を残しつつ、捲縮を適度に
おとすためのものであり、糸の捲縮レベルや断面構造に
もよるが、好ましくは0.01〜0.15g/dの張力
をかけるのがよい。また熱処理の温度は、80〜130
℃という条件が好ましく採用される。かかる熱処理は、
浴中処理や、乾熱・スチーム中の雰囲気内での処理、あ
るいは該雰囲気を通過させることなどの方法の形で採用
される。
【0035】得られた低捲縮糸は、次いでタフトされ
る。タフトは通常のカーペット用のタフティングマシン
によりタフトされる。ウィンストンなどの手法も採用す
ることができるが、この方法によれば、本発明の高い熱
伝導性を得るために、かなり高い密度にする必要があ
り、そうすると柔らかい風合いとの両立が困難となる。
また、一般にウィルトン方式では工程が複雑であると共
に抜け毛が多いなどの問題もあり、肌が直接触れる床暖
房用としては好ましくない。
【0036】ここで採用されるタフトの規格は、最終的
に熱貫流抵抗値が0.20m2 /hr℃/Kcal 以下、みか
けのパイル密度が130kg/m3 以上250kg/m3
下、パイル高さが3mm以上9mm以下となるようにゲージ
やステッチを適宜決定すればよい。このとき、パイルを
構成する繊維の80%以上をカットパイルにするのが好
ましい。
【0037】次いで、生機が染色される。この染色は公
知の手法を採用することができ、たとえば連染、ウィン
ス、ロープ染色やプリントなどの方法が採用される。も
ちろん、原着糸を使用することもできるし、チーズ染め
によりタフト以前に染色することもできる。
【0038】かかる染色工程後には、バッキング処理を
施しパイルを固定する。バッキング材は、スチレンブタ
ジエンラバー系、シリコン系、塩化ビニル系など各種使
用可能である。しかしながら、軽量化のために発泡体を
含むバッキング材や裏に不織布を貼り付けたものなど
は、全体の熱伝導性を低下させるので好ましくない。
【0039】基布やバッキング材に熱伝導性を高める為
や遠赤外線効果による被保温体の昇温のために、酸化チ
タンや炭化ジルコニウムなどの無機粒子を添加すること
は好ましい。また、基布の裏面に、本発明の特徴を損ね
ない範囲で滑り止め加工を施すことも好ましい。
【0040】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて詳細に説明す
る。この実施例で使用するデータの測定方法を以下に示
す。
【0041】[熱貫流抵抗値]以下の手順で測定する。
【0042】(1)50cm ×50cmの試験片を準備する。
【0043】(2)ASTM 保温性試験機(大栄科学精器製作
所製およびこれと同性能のもの)を用い、20℃×65%RH
中に放置していたカーペット試験片を熱板上に載せる。
【0044】ただし、筐体は床暖房施工室を想定し、全
面をポリエチレン製発泡体(1.5cm 厚さ)+ダンボール
(約8mm 厚さ)で囲みをして測定する。
【0045】(3) 熱板を40℃に設定し、ウォーミングア
ップとして90分放置する。
【0046】(4) 安定状態後、測定を開始し、60分経過
後の積算電力計の通電時間(秒)および測定機の外気温
度(℃)を読みとる。
【0047】(5) 別に試験片を取り付けない状態で(3)
(4)項と同様な手順で積算電力計の通電時間(秒)を読
みとる。
【0048】(6) 上記で求めた試験片を取り付けない時
の通電時間(秒)、試験片を取り付けたときの通電時間
(秒)および外気温度から次式によって熱貫流抵抗1/
K(m 2 /hr ℃/Kcal )を求め、2 枚の平均値で表す。
【0049】1/K=6.54×(40−t)/b ここでb:試験片を取り付けたときの通電時間(sec/hr) t:測定機の示す外気温度(℃) 本発明でいう沸騰水処理後の捲縮伸長率は、沸騰水中で
処理したときの捲縮発現率に関係する指標であり、具体
的には以下の方法で測定する。
【0050】[沸騰水処理後の捲縮伸長率]室温25〜35
℃、相対湿度50〜75%の雰囲気中に20時間以上放置され
ていたパッケージから解舒した捲縮糸を、無荷重状態で
30分間沸騰水で浸漬処理した後、平衡水分率まで乾燥
し、これを沸騰水処理後捲縮糸の試料とする。この試料
糸に2mg/d の初荷重をかけ30秒経過した後に試料長50cm
(L1)にマーキングをする。次いで同試料に100mg/d の定
荷重をかけて30秒経過後に伸びた試料長(L2)を測定す
る。下記式により、捲縮伸長率( %) を求める。
【0051】 捲縮伸長率(%)=[(L2 −L1 )/L2 ]×100 なお、沸騰水処理前に糸条を放置する際の雰囲気条件
は、実際のカーペット製造工程において使用される時の
捲縮糸状態、即ち吸湿により捲縮特性が平衡状態に達し
た状態とするためのものであり、平衡状態に達するのに
時間がかかり過ぎず、かつ結露を生じないという点から
選定したものである。
【0052】[捲縮伸長率]室温25〜35℃、相対湿度50
〜75%の雰囲気中に20時間以上放置されていたパッケー
ジから解舒した捲縮糸を、試料糸とする。この試料糸に
ついて、前記したと同じ測定方法によって捲縮伸長率
(%)を求める。
【0053】以下の実施例で評価した物性値は、下記の
方法で測定した値である。なお、評価に用いた試料糸
は、巻取ったチーズをチーズ形状のまま、室温28℃、相
対湿度65%の雰囲気中に24時間放置し、その後サンプリ
ングして得たものである。
【0054】(1)硫酸相対粘度:ポリマ試料を98%硫
酸に1 重量%の濃度で溶解し、オストワルド粘度計を用
いて25℃で測定する。
【0055】(2)繊度:JIS-L-1090に準拠して測定す
る。
【0056】(3)捲縮糸の交絡数:混繊捲縮糸を交絡
が抜けないように解舒して1m当たりの交絡数を測定す
る。測定は10回の平均値で算出する。
【0057】(4)カーペットの柔らかさ:5段階の官
能評価で柔らかい方から5点堅いものを1点とする。
【0058】(5)カーペットのパイル高さ:カーペッ
トサンプルを無加重状態で24時間放置した後、スケー
ルを用いて基布より上部に存在するパイルの高さを0.
1mmきざみで実測。測定はn=5の平均値で算出する。
【0059】(6)バッキングの厚み:カーペットサン
プルを無加重状態で24時間放置した後、スケールを用い
て基布およびバッキング材の厚みを0.1mmきざみで実
測。測定はn=5の平均値で算出する。
【0060】実施例1 硫酸相対粘度2.8 のナイロン6 のチップをエクストルー
ダータイプの紡糸機により溶融紡糸し、冷却し、給油
し、延伸し、引き続き巻き取ることなく特公昭58−1214
号公報に記載のジェットノズル(JN)を用いて捲縮を
付与して巻取り、1200デニール、180 フィラメントの捲
縮糸を得た。このとき単糸繊度は6.7dと計算される。該
捲縮糸の伸長率(後)は16.5%であった。
【0061】該捲縮糸に片撚り50t /mを施した後、該
片撚り糸をプラスチック性の円筒状の筒に巻き取り、80
℃で20分間熱処理を行い、低捲縮処理を実施した。この
ときのプラスチック管への巻き取り張力は約0.032g/dで
あった。
【0062】次いで該通常のレベルカットにて、1/10ゲ
ージ、タフト時の設定パイルハイを7mm 目付が1050g /
2 となるようにステッチを調節してタフトした。
【0063】このとき、基布はポリプロピレン製の厚み
1.5mm のものを用い、バッキング後の裏材の厚みが1.8m
m になるようにした。
【0064】得られたカーペットのパイルハイを実測す
ると、5.2mm であった。
【0065】得られたカーペットのみかけ密度および熱
貫流抵抗値の値を表1に示す。また、風合いならびに肌
触りを官能評価により、5段階で評価した(5点は非常
に柔らかく肌触り良好、1点は堅く肌触りが悪い。4点
以上が合格。)。結果を表1に示す。
【0066】実施例2 硫酸相対粘度2.8 のナイロン6のチップを実施例1と同
様にして、エクストルーダータイプの紡糸機により溶融
紡糸し、冷却し、給油し、延伸し、引き続き巻き取るこ
となく特公昭58−1214号公報に記載のジェットノズル
(JN)を用いて捲縮を付与して、次いで巻き取り直前
に熱風により95℃に加温した長さ1mの乾熱炉内を通過さ
せた後1300デニール、180 フィラメント(単糸6.7d)の
捲縮糸を得た。巻き取った。乾熱炉通過時には、炉の両
側のローラーの回転数を調節し走行張力0.08g/d の張力
が付与されるようにした。なお、乾熱炉を使用しないで
本捲縮糸を巻き取り物性を測定したところ伸長率(後)
は20.5%であった。
【0067】次いで実施例1と同様に該通常のレベルカ
ットにて、1/10ゲージ、タフト時の設定パイルハイを5m
m 、目付が900g/m2 となるようにステッチを調節してタ
フトした。
【0068】このとき、基布はポリプロピレン製の厚み
1.4mm のものを用い、バッキング後の裏材の厚みが1.6m
m になるようにした。
【0069】得られたカーペットのパイルハイを実測す
ると、4.4mm であった。
【0070】得られたカーペットの熱貫流抵抗値、パイ
ルハイの実測値を表1に示す。また、風合いならびに肌
触りを官能評価により、5段階で評価した結果も表1に
示す。
【0071】実施例3 実施例1と同様にして硫酸相対粘度2.8 のナイロン6の
チップをエクストルーダータイプの紡糸機により溶融紡
糸し、冷却し、給油し、延伸し、引き続き巻き取ること
なく特公昭58−1214号公報に記載のジェットノズル(J
N)を用いて捲縮を付与して巻取り、800 デニール、18
0 フィラメントの捲縮糸を得た。このとき単糸繊度は5.
0dと計算される。該捲縮糸の伸長率(後)は12.4%であ
った。
【0072】該捲縮糸に下撚り100t/mを施した後、該上
撚り100t/mにて2 プライの諸撚り糸とした。
【0073】次いで該諸撚り糸を張力約0.028g/d下でプ
ラスチック性の円筒状の筒に巻き取り、130 ℃のオート
クレーブ中で20分間熱処理を行い低捲縮処理を実施し
た。
【0074】次いで該通常のレベルカットにて、1/10ゲ
ージ、タフト時の設定パイルハイを6.8mm 、目付が1000
g /m2 となるようにステッチを調節してタフトした。
【0075】このとき、基布は実施例1と同様にポリプ
ロピレン製の厚み1.5mm のものを用い、バッキング後の
裏材の厚みが1.8mm になるようにした。
【0076】得られたカーペットのパイルハイを実測す
ると、6.0mm であった。
【0077】得られたカーペットの特性を表1に示す。
【0078】
【表1】 比較例1〜7 実施例1において、繊度構成を1200デニール、68フィラ
メントとし、単糸繊度が17.6d と太くした水準を比較例
1、また、低捲縮処理を省略しバルキーなまま以降の工
程を行ったものを比較例2、タフト時のパイルハイを高
くしたものを比較例3、低くしたものを比較例4、さら
にステッチを甘くして目付を低くしたものを比較例5、
実施例1においてパイルの規格をカットパイルではなく
ループパイルとしたものを比較例6、実施例1において
バッキング時に不織布を張り合わせ、基布とバッキング
材の合計厚みを3.5mm と厚くしたものを比較例7とし、
それぞれ実施例と同様に熱貫流抵抗値やパイル表面の柔
らかさを測定した。該結果は表2に示す。
【0079】
【表2】 表1からわかるように、実施例1、2、3はいずれも熱
貫流抵抗値が0.20m 2/hr ℃/Kcal 以下、みかけのパイ
ル密度が130kg /m3 以上250kg /m3 以下の範囲にあ
り、かつ柔軟性の評価も4 点以上と本発明の要求特性を
満足するバランスのとれた値を示した。
【0080】一方、表2から明らかなように、比較例1
は、パイルを構成する捲縮糸の単糸繊度が太いためパイ
ルの柔軟性に欠ける結果となった。また比較例2は低捲
縮処理を施していないので、パイル先端がカールし、そ
の部分に空気層を多量に含むことに因る熱貫流抵抗値の
増加、およびパイル側面への手触りのため柔軟性に劣る
結果となった。またこの場合捲縮の高い糸を高密度にタ
フトするために工程トラブルが多く、安定なタフトが困
難であった。比較例3はパイルハイが高いため、絶対量
としてのパイル間への空気含有量が多く、熱貫流抵抗値
が高い結果となった。さらに、比較例4においては逆に
パイルハイが低いためにボリューム感に乏しくが乏しく
なった。
【0081】比較例5はステッチをあまくすることによ
り目付を減らしたために、熱貫流抵抗値も高くなりボリ
ューム感にも乏しい結果となった。比較例6はパイルを
ループにしたため空気層を多量に含み熱貫流抵抗値が高
くなった。また同時に、パイル側面に肌が接触するため
柔軟性も満足するものにはならなかった。比較例7は柔
軟性を示す表面の肌触りは非常に良好であったが、不織
布を裏に貼ったために、熱貫流抵抗値が著しく高くなっ
た。
【0082】
【発明の効果】本発明によると、床暖房用のカーペット
として優れた熱伝導性と優れた肌触りの両者を兼ね備え
たカーペットを提供することができる。すなわち、本発
明によれば、十分な風合いと柔らかさを保持しつつパイ
ル間の空気層の量を極力減らし、熱伝導性の高いタフテ
ッドカーペットを提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 克彦 大阪市北区中之島3丁目3番3号 東レ株 式会社大阪事業場内 (72)発明者 林 寿雄 大阪市中央区瓦町2丁目5番7号 東レリ ビング株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイルの見掛け密度が130kg/m3
    上250kg/m3 以下であり、かつ、該パイルを構成す
    る繊維の80%以上が8d以下の単糸繊度を有する繊維
    で構成されているタフテッドカーペットであって、該タ
    フテッドカーペットの厚さ方向への熱貫流抵抗値が0.
    20m2 /hr ℃/Kcal 以下であることを特徴とするタフ
    テッドカーペット。
  2. 【請求項2】 該パイルが、80%以上のカットパイル
    で構成されているものである請求項1記載のタフテッド
    カーペット。
  3. 【請求項3】 該パイルの高さが、バッキング上がりに
    おいて実質的に3mm以上9mm以下である請求項1または
    2記載のタフテッドカーペット。
  4. 【請求項4】 該パイルが、捲縮糸を含むものである請
    求項1〜3のいずれかに記載のタフテッドカーペット。
  5. 【請求項5】 該捲縮糸が、ポリアミドもしくはポリプ
    ロピレンである請求項4記載のタフテッドカーペット。
  6. 【請求項6】 該タフテッドカーペットが、基布および
    バッキング材を含む裏材の合計の厚みを2.5mm以下に
    制御したものである請求項1〜5のいずれかに記載のタ
    フテッドカーペット。
  7. 【請求項7】 該タフテッドカーペットが、床暖房用で
    ある請求項1〜6のいずれかに記載のタフテッドカーペ
    ット。
  8. 【請求項8】 単糸繊度が8d以下からなり、かつ、伸
    長率(後)が8%以上である捲縮糸に0〜150T/m
    の撚りを加え、次いでこの捲縮糸を0.01〜0.15
    g/dの張力下で80〜130℃の熱処理を施した後、
    該捲縮糸を全パイルの80%以上に用い、かつ、該パイ
    ル高さを3mm以上9mm以下となるようにタフティング
    し、次いでバッキング後の基布およびバッキング材を含
    む裏材の合計の厚みが2.5mm以下となるようにバッキ
    ングすることを特徴とするタフテッドカーペットの製造
    方法。
  9. 【請求項9】 該パイルが、80%以上をカットパイル
    で構成する請求項8記載のタフテッドカーペットの製造
    方法。
JP32143197A 1997-11-21 1997-11-21 タフテッドカーペットおよびその製造方法 Pending JPH11151153A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32143197A JPH11151153A (ja) 1997-11-21 1997-11-21 タフテッドカーペットおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32143197A JPH11151153A (ja) 1997-11-21 1997-11-21 タフテッドカーペットおよびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11151153A true JPH11151153A (ja) 1999-06-08

Family

ID=18132481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32143197A Pending JPH11151153A (ja) 1997-11-21 1997-11-21 タフテッドカーペットおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11151153A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014101606A (ja) * 2012-11-21 2014-06-05 Toray Amtecs Inc カーペット用パイル糸ならびにカットパイルカーペットとその製造方法
CN114645389A (zh) * 2022-03-16 2022-06-21 昆山怡家居纺织有限公司 一种簇绒地毯

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014101606A (ja) * 2012-11-21 2014-06-05 Toray Amtecs Inc カーペット用パイル糸ならびにカットパイルカーペットとその製造方法
CN114645389A (zh) * 2022-03-16 2022-06-21 昆山怡家居纺织有限公司 一种簇绒地毯
CN114645389B (zh) * 2022-03-16 2023-10-13 昆山怡家居纺织有限公司 一种簇绒地毯

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0767846B1 (en) Process for making poly(trimethylene terephthalate) bulked continuous filaments, the filaments thereof and carpets made therefrom
TW593819B (en) Insulated knitted fabric
JP3607267B2 (ja) 紡糸口金
JPH11151153A (ja) タフテッドカーペットおよびその製造方法
US20110281057A1 (en) Bulked continuous filaments with hexalobal cross-section and three voids and spinneret plates for producing the filament
JP2936759B2 (ja) 高密度編地およびその製造方法
JP2006316357A (ja) サキソニ−撚り捲縮糸およびカットパイルカ−ペット
JP2008127705A (ja) ポリプロピレンマルチフィラメント繊維を用いた繊維製品およびその製造方法
JP2007107152A (ja) 電気植毛繊維製品
JPS5947446A (ja) パイル敷物
JP2002294525A (ja) 撚り捲縮糸、カーペットおよびモケット
JP2004011044A (ja) カーペット用捲縮糸およびカーペット
JP2002161448A (ja) カーペット用捲縮糸およびカーペット
JP3885610B2 (ja) カーペット用捲縮糸およびカーペット
JP2004036039A (ja) 嵩高捲縮加工糸
JP4433880B2 (ja) カーペット用捲縮糸およびカーペット
JP2882659B2 (ja) 偏平複合繊維およびそれを用いた立毛織編物
JP2001081640A (ja) 複合捲縮糸およびその製造方法ならびに布帛
JP2003193344A (ja) カーペット用捲縮糸およびカットパイルカーペット
JP2020162631A (ja) カットパイルカーペットおよびその製造方法
JP2000220050A (ja) カーペット用捲縮糸、カーペットおよびその製造方法
JP2002275735A (ja) カーペット用捲縮糸およびカーペット
JP2003301383A (ja) 合成皮革
KR100219107B1 (ko) 폴리(트리메틸렌 테레프탈레이트) 벌크화된 연속필라멘트의 제조 방법, 이에의해 생산된 필라멘트,및 이로부터 제조된 카펫트
JP2002363844A (ja) 車輌用内装材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040331

A977 Report on retrieval

Effective date: 20060228

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070313

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070710