JPH11150905A - アウタロータ型多極発電機用ステータ - Google Patents

アウタロータ型多極発電機用ステータ

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Publication number
JPH11150905A
JPH11150905A JP31183797A JP31183797A JPH11150905A JP H11150905 A JPH11150905 A JP H11150905A JP 31183797 A JP31183797 A JP 31183797A JP 31183797 A JP31183797 A JP 31183797A JP H11150905 A JPH11150905 A JP H11150905A
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JP
Japan
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bobbin
connection
stator
coil
connection terminal
Prior art date
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Pending
Application number
JP31183797A
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English (en)
Inventor
Shinji Kikuchi
伸二 菊地
Masaharu Moriuchi
雅春 森内
Tatsuya Mori
達也 森
Shigeyoshi Kubota
重良 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sawafuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Sawafuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アウタロータ型多極発電機用ステータにおい
て、接続端子へのコイルの接続作業を容易として作業工
数を低減し、接続端子へのコイルの接続作業を容易にし
て作業工数の低減を図るとともに、小型化を図る。 【解決手段】ボビン34の周方向に間隔をあけた複数箇
所に嵌合孔391 ,39 2 が設けられ、外部導線接続用
端子部を嵌合孔391 ,392 に嵌入、固定せしめた接
続端子451 ,452 のコイル接続用端子部が、該コイ
ル接続用端子部が直立状態にあるときの先端部にヒュー
ジングによりコイル40U,40V,40W,41,4
2,43の口出し線52が接続された後に、前記導線接
続用端子部に直角に連なる連結板部上に重なるように折
曲げられ、ボビン34には、ボビン34の半径方向に沿
って延びて各嵌合孔391 ,392 相互間に配置される
複数のリブ59が突設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のコイルが、
ステータコアの外周に設けられた多数の突極にボビンを
介して巻装され、ステータコアの半径方向に沿って各コ
イルの内方側で前記ボビンにその軸方向両端間にわたっ
て設けられる複数の嵌合孔に、導電性金属から成る複数
の接続端子がそれぞれ嵌入、固定され、各接続端子の一
端側に外部導線が接続されるとともに各接続端子の他端
側にコイルが接続されるアウタロータ型多極発電機用ス
テータにおいて、特に端子接続構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるアウタロータ型多極発電機
用ステータは、特開平9−93849号公報等により既
に知られており、コイルがハンダ付けにより接続端子に
接続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コイルには
外周を絶縁皮膜で被覆された所謂マグネットワイヤが用
いられるのが一般的であり、上記従来のように、ハンダ
付けによってコイルを接続端子に接続するようにしたも
のでは、ハンダ付けにあたってマグネットワイヤの絶縁
皮膜を剥離する作業が必要であり、接続端子へのコイル
の接続作業が煩雑となり、作業工数も多くなっている。
【0004】マグネットワイヤの絶縁皮膜剥離作業を不
要とするためには、接続端子にコイルをヒュージング接
続することが考えられる。しかるに接続端子にコイルを
ヒュージング接続するにあたっては、その接続端子のコ
イル接続部分がボビンから比較的離れた位置に配置され
る必要があり、接続端子がステータから突出したままで
は接続端子の配置スペースが大きくなり、ひいてはステ
ータの大型化につながることになる。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、接続端子へのコイルの接続作業を容易にして
作業工数の低減を図るとともに、小型化を図ったアウタ
ロータ型多極発電機用ステータを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、複数のコイルが、ステータ
コアの外周に設けられた多数の突極にボビンを介して巻
装され、ステータコアの半径方向に沿って各コイルの内
方側で前記ボビンにその軸方向両端間にわたって設けら
れる複数の嵌合孔に、導電性金属から成る複数の接続端
子がそれぞれ嵌入、固定され、各接続端子の一端側に外
部導線が接続されるとともに各接続端子の他端側にコイ
ルが接続されるアウタロータ型多極発電機用ステータに
おいて、前記嵌合孔は、前記ボビンの周方向に間隔をあ
けた複数箇所に設けられ、各接続端子は、外部導線に接
続される一端側を嵌合孔から突出せしめて該嵌合孔に嵌
入、固定される外部導線接続用端子部と、該外部導線接
続用端子部の他端に一端が直角に連なってステータの半
径方向外方側に延びる平板状の連結板部と、コイルから
延びる口出し線を先端部にヒュージング接続可能である
とともに該口出し線のヒュージング接続前には前記連結
板部の他端に直角に連なるが前記口出し線のヒュージン
グ接続後には前記連結板部上に重なるべく折曲げられる
コイル接続用端子部とから成り、前記ボビンには、各嵌
合孔に外部導線接続用端子部をそれぞれ嵌入せしめた各
接続端子のコイル接続用端子部を折曲げるときのガイド
として機能すべくボビンの半径方向に沿って延びて各嵌
合孔相互間に配置される複数のリブが突設されることを
特徴とすることを特徴とする。
【0007】このような構成によれば、連結板部に直角
に連なった状態にあるコイル接続用端子部にコイルから
の口出し線をヒュージングにより接続することにより、
マグネットワイヤから成るコイルであっても、絶縁皮膜
を剥離する作業を不要としてコイルの接続端子への接続
を容易に行なうことができ、したがって接続作業が容易
となり、作業工数を低減することもできる。しかも口出
し線の接続後にコイル接続用端子部が連結板部に重なる
ように折曲げられるので、コイル接続用端子部のステー
タからの突出を回避して接続端子の配置スペースを小さ
くすることができる。またコイル接続用端子部の折曲げ
時に、該コイル接続用端子部の両側に配置されるリブで
ガイドすることにより、ボビンの周方向に隣接する接続
端子同士が接触することを確実に避けることができ、し
たがって、接続端子相互間に大きな間隔をあけることを
不要とし、接続端子の配置に起因してステータが大型化
することを防止することができる。
【0008】また請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明の構成に加えて、ボビンには、外部導
線接続用端子部の一端を臨ませる凹部が設けられ、複数
の外部接続用端子部の一端に共通にかつ着脱可能に接続
されるカプラが、前記凹部に嵌合、収納されることによ
り、接続端子とカプラとを接続するためにステータの側
方に大きなスペースを確保する必要がなく、外部導線と
の接続部をコンパクト化することができ、しかも凹部に
嵌合、収納されることによりカプラの振動を防止し、外
部導線および各接続端子間の接続を確実に維持すること
ができる。
【0009】さらに請求項3記載の発明によれば、上記
請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記ボビ
ンの周方向に沿って隣接する接続端子がボビンの半径方
向に沿って交互にずれた位置で、各嵌合孔に嵌入、固定
されることにより、複数の接続端子をコンパクトに纏め
てボビンに嵌入、固定することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0011】図1ないし図8は本発明の第1実施例を示
すものであり、図1はアウタロータ型多極発電機の縦断
面図であって図2の1−1線断面図、図2は図1の2−
2線矢視方向から見たステータの平面図、図3は図1の
3−3線矢視方向から見たステータの背面図、図4はカ
プラ接続状態での図2の4−4線に沿う拡大断面図、図
5はコイルの接続回路図、図6は端子の斜視図、図7は
図6の7矢視方向から見た端子の正面図、図8は図7の
8矢視方向から見た端子の側面図である。
【0012】先ず図1において、このアウタロータ型多
極発電機のステータ21は、図示しないエンジン本体に
連なるスリーブ22に複数本たとえば4本のボルト23
…により結合されており、図示しないエンジンのクラン
クシャフト24がステータ21を同軸に貫通するように
してスリーブ22内に同軸に配置され、スリーブ22お
よびクランクシャフト24間には、軸受25およびシー
ル部材26が設けられる。クランクシャフト24の端部
には、ステータ21を覆うようにして椀状に形成される
ロータヨーク27がボルト28で同軸に締着され、ロー
タヨーク27の内周には、ステータ21との間にわずか
なエアギャップを形成するようにしてステータ21を同
軸に囲繞するマグネット29が固着される。またロータ
ヨーク27の開放端側を覆うようにしてカバー30がス
リーブ22に固着される。
【0013】ステータ21は、相互に積層された複数枚
のコア板から構成されるステータコア31を備えるもの
であり、該ステータコア31は、リング状に形成される
コア基部32の外周に、略T字状に形成される複数たと
えば27個の突極33,33…が相互間に等間隔をあけ
て突設されて成る。
【0014】ステータコア31を構成する複数枚のコア
板は、その積層方向両端間にわたって合成樹脂製のボビ
ン34で部分的に被覆されることにより、相互の積層状
態を保持されてステータコア31を構成するものであ
り、ボビン34は、各突極33,33…の先端部および
コア基部32の一部内周面を露出するようにして、ステ
ータコア31をその軸方向両端間にわたって被覆するよ
うに形成される。
【0015】図2および図3を併せて参照して、コア基
部32およびボビン34の周方向に等間隔をあけた複数
箇所たとえば4箇所には、第1〜第4挿通孔351 ,3
2,353 ,354 が設けられ、それらの挿通孔35
1 〜354 には、スリーブ22にステータ21を締着す
るためのボルト23…がそれぞれ挿通される。
【0016】さらに図4を併せて参照して、ステータコ
ア31におけるコア基部32の内周には、第1〜第4挿
通孔351 〜354 相互間でコア基部32の軸方向両端
間にわたる4つの溝部36…が設けられており、第2お
よび第3挿通孔352 ,35 3 間の溝部36に対応する
位置でボビン34の内周には、該溝部36を覆うように
して軸方向両端を開放した溝部37が形成される。また
第1および第2挿通孔351 ,352 間の溝部36、第
3および第4挿通孔353 ,354 間の溝部36、なら
びに第4および第1挿通孔354 ,351 間の溝部36
に対応する位置でボビン34には、カバー30側および
半径方向内方側を開放した凹部38…がそれぞれ形成さ
れる。
【0017】また各コイル40U…,40V…,40W
…,41〜43よりも内方側において、ボビン34の各
凹部38…に対応する部分には、ボビン34の中心から
の距離を同一とした位置でボビン34の周方向に等間隔
をあけて配置される複数たとえば3個の第1嵌合孔39
1 …と、ボビン34の中心からの距離を第1嵌合孔39
1 …よりも大とした位置でボビン34の周方向に沿って
第1嵌合孔391 …と交互に配置される複数たとえば4
個の第2嵌合孔392 …とが設けられる。これらの嵌合
孔391 …,392 …は、ボビン34の半径方向と直交
する方向に長い矩形状の横断面形状を有するように形成
されるものであり、各嵌合孔391 …,392 …の一端
は各凹部38…に臨んで開口され、また各嵌合孔391
…,39 2 …の他端はボビン34のロータヨーク27に
臨む端面に開口される。
【0018】このようなステータコア31において、第
1挿通孔351 の近傍に設定される基準位置PBを1番
目として図2の反時計方向(図3の時計方向)に24番
目までの突極33,33…には、8個ずつのU相用メイ
ンコイル40U…、V相用メインコイル40V…および
W相用メインコイル40W…がボビン34を介してそれ
ぞれ巻装され、25番目から27番目までの各突極33
…には、チャージコイル41、サブコイル42およびD
Cコイル43がボビン34を介してそれぞれ巻装され
る。
【0019】各U相用メインコイル40U…は、ステー
タコア31の周方向に沿って2個の突極33,33に対
応する部分を相互間に介在させた突極33,33…にボ
ビン34を介して巻装され、各V相用メインコイル40
V…は、図2の反時計方向で各U相用メインコイル40
U…に隣接する位置の突極33,33…にボビン34を
介して巻装され、各W相用メインコイル40W…は、U
相用メインコイル40UおよびV相用メインコイル40
V間の突極33,33…にボビン34を介して巻装され
る。
【0020】図5において、直列に接続される8個のU
相用メインコイル40U…の一端すなわち基準位置PB
に配置されるU相用メインコイル40Uの一端は第2接
続端子452 に接続され、直列に接続される8個のV相
用メインコイル40V…の一端すなわち基準位置PBか
ら2番目のV相用メインコイル40Vの一端は第1接続
端子451 に接続され、直列に接続される8個のW相用
メインコイル40W…の一端すなわち基準位置PBから
3番目のW相用メインコイル40Wの一端は第2接続端
子452 に接続され、DCコイル43の両端は第1およ
び第2接続端子451 ,452 に接続される。
【0021】このように直列に接続された各メインコイ
ル40U…,40V…,40Wの一端ならびにDCコイ
ル43の両端に接続される第1および第2接続端子45
1 …,452 …は、第1および第2挿通孔351 ,35
2 間の凹部38に対応する部分でボビン34に嵌入、固
定されるものであり、2つの第1接続端子451 …は第
1挿通孔351 寄りの第1嵌合孔391 …に嵌入され、
また3つの第2接続端子452 も第1挿通孔351 寄り
の第2嵌合孔392 …に嵌入される。しかも第1および
第2挿通孔351 ,352 間の凹部38にはカプラ46
1 が着脱可能に嵌合されるものであり、第1および第2
挿通孔351 ,352 間の凹部38に臨む2つの第1接
続端子451 …および3つの第2接続端子452 …はカ
プラ46 1 に共通に接続され、該カプラ461 からは外
部導線471 が延出される。
【0022】直列に接続される8個のU相用メインコイ
ル40U…の他端すなわち基準位置PBから22番目に
配置されるU相用メインコイル40Uの一端は中性点と
して第2接続端子452 に接続され、直列に接続される
8個のV相用メインコイル40V…の他端すなわち基準
位置PBから23番目のV相用メインコイル40Vの他
端は中性点として第1接続端子451 に接続され、直列
に接続される8個のW相用メインコイル40W…の他端
すなわち基準位置PBから24番目のW相用メインコイ
ル40Wの他端は中性点として第2接続端子452 に接
続され、チャージコイル41の両端およびサブコイル4
2の両端は第1および第2接続端子45 1 ,452 にそ
れぞれ接続される。
【0023】このような各メインコイル40U…,40
V…,40Wの中性点ならびにチャージコイル41およ
びサブコイル42の両端に接続される第1および第2接
続端子451 …,452 …は、第4および第1挿通孔3
4 ,351 間の凹部38に対応する部分でボビン34
に嵌入、固定されるものであり、第1接続端子451
は第1嵌合孔391 …にそれぞれ嵌入され、また第2接
続端子452 は第2嵌合孔392 …にそれぞれ嵌入され
る。しかも第4および第1挿通孔354 ,35 1 間の凹
部38にはカプラ462 が着脱可能に嵌合されるもので
あり、第4および第1挿通孔354 ,351 間の凹部3
8に臨む各第1接続端子451 …および各第2接続端子
452 …はカプラ462 に共通に接続され、該カプラ4
2 からは外部導線472 が延出される。
【0024】ところで、本実施例では、第3および第4
挿通孔353 ,354 間の凹部38に対応して配置され
る第1および第2嵌合孔391 …,392 …の全部、な
らびに第1および第2挿通孔351 ,352 間の凹部3
8に対応して配置される第1および第2嵌合孔39
1 …,392 …の一部には、第1および第2接続端子4
1 ,452 が嵌入されてはいないが、複数の嵌合孔3
1 …,392 …への第1および第2接続端子451
452 の嵌入は機種に応じて適宜選択されるものであ
り、他の機種においては、全ての嵌合孔391 …,39
2 …に第1および第2接続端子451 ,452 がそれぞ
れ嵌入されることもあり得る。
【0025】図6ないし図8において、第1接続端子4
1 は、第1嵌合孔391 に嵌入、固定されて一端を第
1嵌合孔391 から突出させる外部導線接続用端子部4
8と、該外部導線接続用端子部48の他端に一端が直角
に連なる平板状の連結板部49と、該連結板部49の他
端に連なるコイル接続用端子部50とを一体に有して導
電性金属から成るものであり、ステータ21への組付前
にあっては、コイル接続用端子部50は外部導線接続用
端子部48とは反対方向すなわち第1嵌合孔391 への
外部導線接続用端子部48の嵌入時にはボビン34から
離反する方向で連結板部49に直角に連なるものである
が、該連結板部49に重なるようにコイル接続用端子部
50を折曲げることが可能である。
【0026】外部導線接続用端子部48は、第1嵌合孔
391 に嵌入すべく平板状に形成されるものであり、連
結板部49を図4で示すようにボビン34に当接させる
まで第1嵌合孔391 に嵌入したときに、第1嵌合孔3
1 から一端が突出するような長さに設定される。しか
も外部導線接続用端子部48の両側には、第1嵌合孔3
1 の両側内面に食込んで外部導線接続用端子部48が
第1嵌合孔391 から離脱することを阻止するための爪
51,51が一対ずつ設けられる。
【0027】連結板部49は、外部導線接続用端子部4
8が第1嵌合孔391 に嵌入されたときにボビン34の
ロータヨーク27側の端面に当接してステータ21の半
径方向外方側に延びるようにして、外部導線接続用端子
部48の他端に直角に連設されるものであり、外部導線
接続用端子部48よりも幅を狭くして形成されている。
【0028】コイル接続用端子部50は、平板を丸める
ように加工して円筒状に形成されるものであり、このコ
イル接続用端子部50には、各コイル40U,40V,
40W,41,42,43から延びる口出し線52…
(図2および図4参照)を挿通可能である。しかもコイ
ル接続用端子部50に挿通された口出し線52は、該コ
イル接続用端子部50の他端部すなわち先端部にヒュー
ジングにより接続されるものであり、このコイル接続用
端子部50の中間部には、ステータ21の外方側に臨む
窓53が切欠くようにして設けられており、該窓53を
相互間に挟むようにして、先端側の接続部分50aと、
該接続部分50a側に口出し線52を挿通せしめる連結
板部49側の導入部分50bとがコイル接続用端子部5
0に形成される。
【0029】また連結板部49との連結部でコイル接続
用端子部50の両側には、切欠き54,54がそれぞれ
設けられ、これらの切欠き54,54により、平板状で
ある連結板部49が、円筒状であるコイル接続用端子部
50とが、形状を急激に変化させることなく滑らかに連
結されることになる。
【0030】第2嵌合孔392 に嵌入される第2接続端
子452 は、基本的には上記第1接続端子451 と同一
形状を有するものであるが、第1接続端子451 におけ
る連結板部49の長さL1 が第2接続端子452 におけ
る連結板部49の長さL1 よりも大きく設定される。而
して第1接続端子451 における連結板部49の長さL
1 と第2接続端子452 における連結板部49の長さL
1 との差は、ボビン34の半径方向に沿う第1および第
2嵌合孔391 ,392 間の距離L2 (図4参照)に等
しい値であり、そのように設定されることにより、第1
嵌合孔391 に外部導線接続用端子部48を嵌入した第
1接続端子451 のコイル接続用端子部50と、第2嵌
合孔392 に外部導線接続用端子部48を嵌入した第2
接続端子452 のコイル接続用端子部50とは、ボビン
34の中心から等しい位置に配置されることになる。
【0031】またボビン34には、第1および第2接続
端子451 …,452 …のコイル接続用端子部50を折
曲げる際に、それらのコイル接続用端子部50をガイド
する複数のリブ59…が、各嵌合孔391 ,392 相互
間でボビン34の半径方向に沿って延びるようにして一
体に突設される。
【0032】第1および第2接続端子451 ,451
ステータ21への組付け、ならびに第1および第2接続
端子451 ,452 への口出し線52の接続にあたって
は、導入部分50bおよび接続部分50aに口出し線5
2を挿通せしめた状態で、外部導線接続用端子部48を
第1および第2嵌合孔391 ,392 に圧入し、口出し
線52をヒュージングにより接続部分50aに接続し、
その後で、コイル接続用端子部50を連結板部49上に
重なるように折曲げる。
【0033】ところで、凹部38…に嵌合されるカプラ
461 ,462 は、両接続端子45 1 ,452 において
凹部38…側に突出している外部導線接続用端子部48
…の一端に共通にかつ挿脱可能に接続されるものであ
り、ボビン34の内周に一体に設けられた係合部57の
係合孔56に、各カプラ461 ,462 に設けられる係
合爪58が弾発係合することにより、カプラ461 ,4
2 の凹部38…からの離脱が阻止される。
【0034】また各U相用メインコイル40U…同士、
各V相用メインコイル40V…同士ート、ならびに各W
相用メインコイル40W…同士を相互に接続する渡り線
55…は、各端子451 …,452 …が配設される側と
反対側すなわちロータヨーク27側において、図3およ
び図4で示すように、ボビン34に巻付けられるように
配置される。
【0035】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、ボビン34の各嵌合孔391…,392 …に嵌
入、固定される第1および第2接続端子451 …,45
2 …において、連結板部49に直角に連なった状態での
コイル接続用端子部50に各コイル40U,40V,4
0W,41,42,43からの口出し線52を挿通せし
めた状態で、ボビン34から比較的離れた位置に在る接
続部分50aにヒュージングにより口出し線52を接続
するようにしているので、各コイル40U,40V,4
0W,41〜43がマグネットワイヤから成るものであ
っても、絶縁皮膜を剥離する作業を不要としてコイル4
0U,40V,40W,41〜43の各端子451 ,4
2 への接続を容易に行なうことができ、したがって接
続作業が容易となり、作業工数を低減することもでき
る。
【0036】また口出し線52の接続後にコイル接続用
端子部50を連結板部49に重なるように折曲げること
ができるので、コイル接続用端子部50のステータ21
からの突出を回避して両接続端子451 ,452 の配置
スペースを小さくすることができる。
【0037】しかもボビン34の周方向に沿って隣接す
る第1および第2接続端子451 …,452 …がボビン
34の半径方向に沿って交互にずれた位置で、各嵌合孔
39 1 …,392 …に嵌入、固定されることにより、複
数の接続端子451 …,45 2 …をコンパクトに纏めて
ボビン34に嵌入、固定するようにして、ステータ21
の小型化を図ることができる。それに加えて第1および
第2接続端子451 …,452 …が、ボビン34の中心
からの距離を相互に異ならせた位置でボビン34に嵌
入、固定され、両端子451 …,452 …の各コイル接
続用端子部50…は、連結板部49に直角に連なった状
態でボビン34の中心位置から同一距離に配置される。
したがって口出し線52のコイル接続用端子部50への
接続後に各コイル接続用端子部50を折曲げるときに
は、ボビン34の中心からの距離を同一とした位置で各
コイル接続用端子部50に折曲げ方向の押圧力を作用せ
しめればよいので、各コイル接続用端子部50に折曲げ
方向の押圧力を作用せしめる押圧手段を、ボビン34の
半径方向に移動させる必要がなく、該押圧手段をボビン
34の周方向に沿って順次移動させればよいので、押圧
手段を移動させる機構を単純化することができる。
【0038】コイル接続用端子部50には、口出し線5
2をヒュージング接続するための接続部分50aと、口
出し線52を挿通せしめる導入部分50bとが、ステー
タ21の外方側に臨む窓53を挟んで形成されているの
で、コイル接続用端子部50の折曲げ時に、導入部分5
0bを押すようにし、口出し線52が接続された状態に
ある接続部分50aに折曲げ時のストレスがかからない
ようにし、コイル接続用端子部50および口出し線52
の接続を折曲げにかかわらず確実に維持することができ
る。
【0039】また連結板部49との連結部でコイル接続
用端子部50の両側には、切欠き54,54が設けられ
ているので、コイル接続用端子部50の折曲げ時に、該
コイル接続用端子部50が潰れないようにすることがで
き、それにより、コイル接続用端子部50を容易に折曲
げることが可能となるとともに、コイル接続用端子部5
0が潰れることを防止することができ、その潰れ防止に
より口出し線52に大きな荷重が作用することを防止す
ることができる。
【0040】さらにボビン34には、ボビン34の半径
方向に沿って延びて各嵌合孔391…,392 …相互間
に配置される複数のリブ59…が突設されており、それ
らのリブ59…は、各嵌合孔391 …,392 …に外部
導線接続用端子部48をそれぞれ嵌入せしめた各端子4
1 …,452 …のコイル接続用端子部50を折曲げる
ときのガイドとして機能するので、ボビン34の周方向
に隣接する接続端子451 …,452 …が相互に接触す
ることを確実に避けることができる。したがって、接続
端子451 …,452 …相互間に大きな間隔をあけるこ
とを不要とし、接続端子451 …,452 …の配置に起
因してステータ21が大型化することを防止することが
できる。
【0041】またボビン34には、外部導線接続用端子
部48…の一端を臨ませる凹部38…が設けられ、複数
の外部接続用端子部48…の一端に共通にかつ着脱可能
に接続されるカプラ461 ,462 が、前記凹部38…
に嵌合、収納されることにより、接続端子451 …,4
2 …とカプラ461 ,462 とを接続するためにステ
ータ21の側方に大きなスペースを確保する必要がな
く、外部導線471 ,472 すなわちカプラ461 ,4
2 との接続部をコンパクト化することができ、しかも
凹部38…に嵌合、収納されることによりエンジンの振
動等に伴なうカプラ461 ,462 の振動を防止し、カ
プラ461 ,462 および各端子451 …,452 …間
の接続を確実に維持することができる。
【0042】ところで、上記第1実施例では、各U相用
メインコイル40U…同士、各V相用メインコイル40
V…同士、ならびに各W相用メインコイル40W…同士
を相互に接続する渡り線55…が、各接続端子45
1 …,452 …が配設される側と反対側に配置されてい
たが、図9で示す第2実施例のように、渡り線55…
が、各接続端子451 …,452 …が配設される側に配
置され、口出し線52がそれらの渡り線55…を跨ぐよ
うにしてもよい。この場合、渡り線55…および口出し
線52の電位は異なるので、口出し線52が、ワニスや
ガラスチューブ等で保護されることが望ましい。
【0043】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0044】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、連結板部に直角に連なった状態にあるコイル接続用
端子部にコイルからの口出し線をヒュージングにより接
続することにより、マグネットワイヤから成るコイルで
あっても、絶縁皮膜を剥離する作業を不要とし、接続作
業を容易として作業工数を低減することができる。しか
も口出し線の接続後にコイル接続用端子部が連結板部に
重なるように折曲げられることにより、接続端子の配置
スペースを小さくすることができ、さらにコイル接続用
端子部の折曲げ時にリブでガイドすることにより、ボビ
ンの周方向に隣接する接続端子同士が接触することを確
実に避けるようにし、接続端子の配置に起因してステー
タが大型化することを防止することができる。
【0045】また請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明の構成に加えて、接続端子とカプラと
を接続するためにステータの側方に大きなスペースを確
保する必要がなく、外部導線との接続部をコンパクト化
することができ、しかもカプラの振動を防止し、外部導
線および各接続端子間の接続を確実に維持することがで
きる。
【0046】さらに請求項3記載の発明によれば、複数
の接続端子をコンパクトに纏めてボビンに嵌入、固定す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のアウタロータ型多極発電機の縦断
面図であって図2の1−1線断面図である。
【図2】図1の2−2線矢視方向から見たステータの平
面図である。
【図3】図1の3−3線矢視方向から見たステータの背
面図である。
【図4】カプラ接続状態での図2の4−4線に沿う拡大
断面図である。
【図5】コイルの接続回路図である。
【図6】端子の斜視図である。
【図7】図6の7矢視方向から見た端子の正面図であ
る。
【図8】図7の8矢視方向から見た端子の側面図であ
る。
【図9】第2実施例の図4に対応した断面図である。
【符号の説明】
21・・・ステータ 31・・・ステータコア 33・・・突極 34・・・ボビン 38・・・凹部 391 ,392 ・・・嵌合孔 40U,40V,40W,41,42,43・・・コイ
ル 451 ,452 ・・・接続端子 461 ,462 ・・・カプラ 471 ,472 ・・・外部導線 48・・・外部導線接続用端子部 49・・・連結板部 50・・・コイル接続用端子部 52・・・口出し線 59・・・リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 重良 群馬県新田郡新田町大字早川字早川3番地 澤藤電機株式会社新田工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコイル(40U,40V,40
    W,41,42,43)が、ステータコア(31)の外
    周に設けられた多数の突極(33)にボビン(34)を
    介して巻装され、ステータコア(31)の半径方向に沿
    って各コイル(40U,40V,40W,41〜43)
    の内方側で前記ボビン(34)にその軸方向両端間にわ
    たって設けられる複数の嵌合孔(391 ,392 )に、
    導電性金属から成る複数の接続端子(451 ,452
    がそれぞれ嵌入、固定され、各接続端子(451 ,45
    2 )の一端側に外部導線(471 ,472 )が接続され
    るとともに各接続端子(451 ,452 )の他端側にコ
    イル(40U,40V,40W,41〜43)が接続さ
    れるアウタロータ型多極発電機用ステータにおいて、前
    記嵌合孔(391 ,392 )は、前記ボビン(34)の
    周方向に間隔をあけた複数箇所に設けられ、各接続端子
    (451 ,452 )は、外部導線(471 ,472 )に
    接続される一端側を嵌合孔(391 ,392 )から突出
    せしめて該嵌合孔(391 ,392 )に嵌入、固定され
    る外部導線接続用端子部(48)と、該外部導線接続用
    端子部(48)の他端に一端が直角に連なってステータ
    (21)の半径方向外方側に延びる平板状の連結板部
    (49)と、コイル(40U,40V,40W,41〜
    43)から延びる口出し線(52)を先端部にヒュージ
    ング接続可能であるとともに該口出し線(52)のヒュ
    ージング接続前には前記連結板部(49)の他端に直角
    に連なるが前記口出し線(52)のヒュージング接続後
    には前記連結板部(49)上に重なるべく折曲げられる
    コイル接続用端子部(50)とから成り、前記ボビン
    (34)には、各嵌合孔(391 ,392 )に外部導線
    接続用端子部(48)をそれぞれ嵌入せしめた各接続端
    子(451 ,452 )のコイル接続用端子部(50)を
    折曲げるときのガイドとして機能すべくボビン(34)
    の半径方向に沿って延びて各嵌合孔(391 ,392
    相互間に配置される複数のリブ(59)が突設されるこ
    とを特徴とするアウタロータ型多極発電機用ステータ。
  2. 【請求項2】 ボビン(34)には、外部導線接続用端
    子部(48)の一端を臨ませる凹部(38)が設けら
    れ、複数の外部接続用端子部(48)の一端に共通にか
    つ着脱可能に接続されるカプラ(461 ,462 )が、
    前記凹部(38)に嵌合、収納されることを特徴とする
    請求項1記載のアウタロータ型多極発電機用ステータ。
  3. 【請求項3】 前記ボビン(34)の周方向に沿って隣
    接する接続端子(451 ,452 )がボビン(34)の
    半径方向に沿って交互にずれた位置で、各嵌合孔(39
    1 ,392 )に嵌入、固定されることを特徴とする請求
    項1または2記載のアウタロータ型多極発電機用ステー
    タ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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