JPH11150468A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH11150468A
JPH11150468A JP9316899A JP31689997A JPH11150468A JP H11150468 A JPH11150468 A JP H11150468A JP 9316899 A JP9316899 A JP 9316899A JP 31689997 A JP31689997 A JP 31689997A JP H11150468 A JPH11150468 A JP H11150468A
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JP
Japan
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input
signal
output
output signal
semiconductor integrated
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JP9316899A
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English (en)
Inventor
Koichi Okazawa
宏一 岡澤
Hiromitsu Maeda
浩光 前田
Kenichi Ishibashi
賢一 石橋
Yasuhiro Hida
庸博 飛田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の半導体集積回路を相互接続する際に布
線領域を最小化し、クロストークノイズ等による信号品
質の劣化をなくすことが可能な技術を提供する。 【解決手段】 複数の入出力信号ピンを介して相互に接
続される半導体集積回路において、第1の半導体集積回
路と第2の半導体集積回路とを相互に接続する各入出力
信号ピンの入力信号及び出力信号に異なる意味を持つ信
号を割り当てる入出力バッファを備え、前記入出力バッ
ファは、第1の半導体集積回路の特定の入出力信号ピン
の入力信号と、第2の半導体集積回路の特定の入出力信
号ピンの出力信号とを同一の意味を持つ信号に割り当て
ると共に、第1の半導体集積回路の前記特定の入出力信
号ピンの出力信号と、第2の半導体集積回路の前記特定
の入出力信号ピンの入力信号とを同一の意味を持つ信号
に割り当てるものであるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はLSI、VLSI等
の各種半導体集積回路に関し、特に複数の入出力信号ピ
ンを介して複数のLSIを相互に接続する半導体集積回
路に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LSI(Large Scale Integrated Circui
t)やVLSI(Very Large Scale Integrated Circuit)
等の各種半導体集積回路(以下LSIで代表させる)の
中には、複数のLSIを相互に接続して使用するものが
ある。この様な使用法としては、例えば松本吉彦「原典
に学ぶPCのハードウェア」;ブートストラップ・プロ
ジェクト2、No.4、pp.4−15;CQ出版社;
ISBN4−7898−3499−9に記載されている
様に、2個の割り込みコントローラLSI8259Aの
使用法等が知られている。
【0003】上記の様に複数のLSIを相互に接続して
使用する場合、各入出力信号ピンにはその入力信号及び
出力信号として同一の意味を持つ信号が割り当てられて
いる。この為、複数のLSIを相互に接続する場合に
は、各LSIの同一の番号の入出力信号ピン同士を接続
する様に布線が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、複
数のLSIを相互に接続しようとする場合、入出力信号
ピンの入力信号及び出力信号が同一の意味を持つ信号に
なっている為、相互接続の為のパッケージ上の布線は全
ての布線が互いに交差することになる。
【0005】この為広い布線領域や多層パッケージ基板
が必要となってコスト増となり、またクロストークノイ
ズ等による信号品質の劣化を生じるという問題がある。
【0006】本発明の目的は上記問題を解決し、複数の
半導体集積回路を相互接続する際に布線領域を最小化
し、クロストークノイズ等による信号品質の劣化をなく
すことが可能な技術を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は複数の入出力信
号ピンを介して相互に接続される半導体集積回路におい
て、複数の半導体集積回路を相互に接続する各入出力信
号ピンの入力信号及び出力信号に異なる意味を持つ信号
を割り当てるものである。
【0008】本発明の半導体集積回路の入出力バッファ
では、第1の半導体集積回路と第2の半導体集積回路と
を相互に接続する際に、各入出力信号ピンの入力信号及
び出力信号が異なる意味を持つ信号になる様に信号の割
り当てを行う。
【0009】また前記入出力バッファは、第1の半導体
集積回路の特定の入出力信号ピンの入力信号と、第2の
半導体集積回路の特定の入出力信号ピンの出力信号とを
同一の意味を持つ信号に割り当てると共に、第1の半導
体集積回路の前記特定の入出力信号ピンの出力信号と、
第2の半導体集積回路の前記特定の入出力信号ピンの入
力信号とを同一の意味を持つ信号に割り当てて、前記特
定の入出力信号ピン同士を接続することにより、第1及
び第2の半導体集積回路を相互接続する。
【0010】複数のLSIを相互に接続する場合には、
LSI内部の入出力バッファの入力側と出力側に異なる
意味を持つ信号を接続することにより、入出力信号ピン
の入力信号及び出力信号で異なる意味を持つ信号を割り
当て、例えば入力信号A/出力信号Bの入出力信号ピン
と入力信号B/出力信号Aの入出力信号ピンという様
に、2ピンが一対となる様に割り当てる様にし、また上
記LSIを基板実装した際に上記対をなすピン同士が必
ず対向する様にピン配置を行う。
【0011】これにより上記LSIの接続では、対向す
るピン同士を接続すれば相互接続が行われ、従って布線
は最短距離となる。この為、布線領域を最小化すること
ができ、またクロストークノイズ等による信号品質の劣
化をなくすことができる。
【0012】以上の様に本発明の半導体集積回路によれ
ば、複数の半導体集積回路を相互に接続する各入出力信
号ピンの入力信号及び出力信号に異なる意味を持つ信号
を割り当てるので、複数の半導体集積回路を相互接続す
る際に布線領域を最小化し、クロストークノイズ等によ
る信号品質の劣化をなくすことが可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に複数の入出力信号ピンを介
して複数のLSIを相互に接続する一実施形態の半導体
集積回路について説明する。
【0014】図1は本実施形態の相互接続時の布線を示
す図である。LSI201及び211は入出力信号ピン
222を介して相互に接続される半導体集積回路であ
る。1ピンマーク202及び212は各々LSI201
及び211の向きを示すマークである。パッケージ基板
221はLSI201及び211が実装される基板であ
る。
【0015】入出力信号ピン222はLSI201及び
211を相互接続する入出力信号用のピンである。スル
ーホール223はLSI201及び211を相互接続す
る接続部である。
【0016】図1に示す様に2個のLSI201及び2
11は一辺上に配置された72本の入出力信号ピン22
2で相互接続される。ここで上記72本の入出力信号ピ
ン222は、各入出力信号ピンの入力信号及び出力信号
で異なる意味を持つ信号が割り当てられており、図1で
はこの割り当てを「出力/入力」の形で「0/71」等
と表記している。なおこの番号は各々の信号の意味とは
無関係であり、LSI201及び211ではこの割り当
てを必ず「入力+出力=71」となる様にして「0/7
1」から「71/0」まで順に割り当てている。
【0017】図1(1)は、入出力信号ピン222のあ
る辺同士が向かい合う様にLSI201及び211を同
一面上に配置した場合の布線を示している。
【0018】LSI201及び211を相互接続する場
合には、LSI201の信号ピン「0/71」とLSI
211の信号ピン「71/0」という様に出力と入力の
番号表記が対称なピン同士を接続する必要がある。
【0019】図1(1)に示す様に入出力信号ピン22
2のある辺同士を向かい合う様にLSI201及び21
1を配置すると、入出力信号ピン222では「入力+出
力=71」となる様にして順に信号を割り当てているの
で、各入出力信号ピン222の番号表記が対称となるピ
ン同士を必ず対向させることが可能となる。
【0020】従ってLSI201及び211を相互接続
する場合には対向するピン同士を接続すれば良い。この
場合にはLSI201及び211を相互接続する布線は
最短距離となって、布線領域を最小化することができ、
またクロストークノイズ等による信号品質の劣化を防止
することができる。
【0021】また表面実装型パッケージの半導体集積回
路を使用する場合には、2個の半導体集積回路をパッケ
ージ基板221の両面の同じ位置に配置する形の両面実
装が行われることがあり、これにより部品実装領域を削
減することができる。
【0022】図1(2)はパッケージ基板221の両面
の同じ位置に配置する形でLSI201及び211を両
面実装した場合の布線を示しており、左側がパッケージ
基板221に対して水平に見た図で、右側が対応する鳥
瞰図になっている。白抜きの1ピンマーク212はその
マークがパッケージ基板221の裏面にあることを表し
ており、またスルーホール223は左側のパッケージ基
板221に対して水平に見た図の点線で表されている。
【0023】図1(2)では入出力信号ピン222のあ
る辺同士がパッケージ基板221を挟んで重なり合う様
にLSI201及び211を配置している。
【0024】図1(2)でもLSI201の信号ピン
「0/71」とLSI211の信号ピン「71/0」と
いう様に、対称な番号表記のピン同士を接続すれば良
く、この場合も図1(1)の場合と同様に、対称な番号
表記のピン同士はパッケージ基板221の表裏で必ず重
なる様に配置できるので、入出力信号ピン222の表裏
で重なるピン同士をスルーホール223で接続すれば良
い。
【0025】従って図1(1)と同様に、LSI201
及び211を相互接続する布線は最短距離となって、布
線領域を最小化することができ、またクロストークノイ
ズ等による信号品質の劣化を防止することができる。
【0026】図2は従来の相互接続時の布線を示す図で
ある。LSI101及び111は入出力信号ピン122
を介して相互に接続される半導体集積回路である。1ピ
ンマーク102及び112は各々LSI101及び11
1の向きを示すマークである。パッケージ基板121は
LSI101及び111が実装される基板である。入出
力信号ピン122はLSI101及び111を相互接続
する入出力信号用のピンである。
【0027】図1に示したLSI201及び211と同
様に、図2の2個のLSI101及び111は一辺上に
ピン配置された72本の入出力信号ピン122で相互接
続される様になっている。ここで従来の上記72本の入
出力信号ピン122は、各入出力信号ピンの入力信号及
び出力信号で同一の意味を持つ信号が割り当てられてお
り、図2では上記72本の入出力信号ピン122に
「0」から「71」までの番号を付けている。なお図1
と同様にこの番号は各々の信号の意味とは無関係であ
る。
【0028】図2(1)は、従来技術によるLSI10
1及び111において、入出力信号ピン122のある辺
同士が向かい合う様にLSI101及び111を同一面
上に配置した場合の布線を示している。
【0029】LSI101及び111を相互接続する場
合、図1(1)と同様に入出力信号ピン122のある辺
同士が向かい合う様にLSI101及び111を配置す
るのが自然であるが、従来技術によるLSI101及び
111では各入出力信号ピンの入力信号及び出力信号が
同一の意味を持つ信号になっている為、LSI101の
信号ピン「0」及びLSI111の信号ピン「0」やL
SI101の信号ピン「71」及びLSI111の信号
ピン「71」という様に同一番号の信号ピン同士を接続
する必要がある。
【0030】この為、図2(1)に示す様にパッケージ
基板121上の布線は全ての布線が互いに交差すること
になり、広い布線領域や多層のパッケージ基板121が
必要となってコスト増やクロストークノイズ等による信
号品質の劣化の原因となる。
【0031】図2(2)は従来技術によるLSI101
及び111を同じ向きでパッケージ基板121上に配置
した場合の布線を示している。この場合でも、パッケー
ジ基板121上の布線は図2(1)と同様に全ての布線
を互いに交差させなければならない。
【0032】図2(3)は、従来技術によるLSI10
1及び111を図1(2)と同様にパッケージ基板12
1の両面の同じ位置に配置する形で両面実装した場合を
示しており、左側がパッケージ基板121に対して水平
に見た図で、右側が対応する鳥瞰図になっている。ここ
で白抜きの1ピンマーク112はそのマークがパッケー
ジ基板121の裏面にあることを表している。
【0033】この場合、左側の図に示す様に入出力信号
ピン122のある辺同士が重なり合う様にLSI101
及び111を配置するのが自然であるが、従来技術によ
るLSI101及び111では、図2(1)と同様にL
SI101の信号ピン「0」及びLSI111の信号ピ
ン「0」やLSI101の信号ピン「71」及びLSI
111の信号ピン「71」という様に同一の番号の信号
ピン同士を接続する必要があるので、全ての布線を互い
に交差させなければならない。
【0034】これに対し図1に示した様に本実施形態の
半導体集積回路のLSI201及び211では、布線を
互いに交差させることなく行えるので、布線領域を最小
化することができ、またクロストークノイズ等による信
号品質の劣化を防止することができる。
【0035】次に図3により、本実施形態の半導体集積
回路による入出力信号ピン配置を実現するLSI内部の
接続構成について説明する。
【0036】図3は本実施形態の入出力信号ピン配置に
対応するLSI内部の接続構成を示す図である。LSI
301は従来技術により相互に接続される半導体集積回
路である。ピンパッド302はLSI301の信号が観
測されるパッドである。入出力バッファ303はLSI
301の入出力用のバッファである。
【0037】出力信号群304はLSI301の内部論
理から入出力バッファ303へ出力される信号群であ
る。入力信号群305は入出力バッファ303からLS
I301の内部論理へ入力される信号群である。LSI
311は本実施形態により相互に接続される半導体集積
回路である。
【0038】ピンパッド312はLSI311の信号が
観測されるパッドである。入出力バッファ313はLS
I311の入出力用のバッファである。出力信号群31
4はLSI311の内部論理から入出力バッファ313
へ出力される信号群である。入力信号群315は入出力
バッファ313からLSI311の内部論理へ入力され
る信号群である。
【0039】図3(1)は従来技術によるLSI301
の内部の接続構成を表している。図3(1)では図2と
同様に、相互接続に使用する72本の各入出力信号ピン
に対して「0」から「71」までの番号を付している。
【0040】従来技術では各入出力信号ピンの出力信号
と入力信号は同一の意味を持つ信号になっているので、
LSI301の内部論理から入出力バッファ303への
出力信号群304と、入出力バッファ303からLSI
301の内部論理への入力信号群305とは全く同一の
対応になっており、図3(1)に示す様に信号ピン
「0」に接続する入出力バッファ303には出力信号群
304の「0」番と入力信号群305の「0」番が接続
されている。
【0041】一方図3(2)は本実施形態の半導体集積
回路によるLSI311の内部の接続構成を表してい
る。図3(2)では図1と同様に、相互接続に使用する
72本の各入出力信号ピンに対して「0/71」から
「71/0」までの番号を付している。
【0042】本実施形態の半導体集積回路では各入出力
信号ピンの出力信号と入力信号とが異なる意味を持つ信
号になる様にする為、LSI311の内部論理から入出
力バッファ313への出力信号群314と、入出力バッ
ファ313からLSI311の内部論理への入力信号群
315とが異なる対応となる様にしている。
【0043】例えば図3(2)に示す様に、信号ピン
「0/71」に接続する入出力バッファ313には出力
信号群314の「0」番と入力信号群315の「71」
番が接続される。これにより、各入出力信号ピンの出力
信号と入力信号とを異なる意味を持つ信号に割り当てる
ことができる。ここで一部の入出力バッファ313につ
いては入力信号及び出力信号を同じ意味を持つ信号とす
ることもできるのは明らかである。
【0044】ところで、図3において入出力バッファ3
13にCMOS(Complementary Metal Oxide Semicondu
ctor)−LSI等で通例使用されるトライステート制御
による入出力制御機能を有するバッファを使用した場
合、図3(2)で入力信号及び出力信号として同一の入
出力バッファ313に接続できるのは、入出力制御タイ
ミングが共通な信号の組合せに限られてしまう。
【0045】この為本実施形態の半導体集積回路では、
入出力制御タイミングが異なる信号を組み合わせる場
合、或いは、入力専用信号と出力専用信号を組み合わせ
て入出力信号とする場合には、LSI311の入出力バ
ッファ313として3値論理による同時双方向伝送回路
を適用する様にした。
【0046】なお同時双方向伝送回路については、例え
ば“A CMOS Gate Array with 60
0Mb/s Simultaneous Bidirec
tional I/O Circuits”;ISSCC
95 Digest of Technical Pape
rs、pp.40−41;IEEE;ISBN0−78
03−2495−1/95等に記載されている。
【0047】図4は本実施形態の3値論理による同時双
方向伝送回路の入出力バッファ構成を示す図である。図
4に示す様に本実施形態の入出力バッファ401は、出
力信号402と、入力信号403と、出力ドライバ回路
404と、入力ドライバ回路405と、ピンパッド40
6と、参照電圧選択回路407とを有している。
【0048】出力信号402はLSI内部論理から出力
する信号である。入力信号403はLSI内部論理へ入
力する信号である。出力ドライバ回路404は出力信号
402に対して必要なインピーダンス制御を行って2値
出力を生成する回路である。
【0049】入力ドライバ回路405は選択された参照
電圧と3値論理の状態を比較し、比較結果を入力信号4
03の2値入力とする回路である。ピンパッド406は
3値論理により同時双方向伝送信号が観測されるパッド
である。参照電圧選択回路407は出力信号402の論
理値によって2種類の参照電圧の一方を選択する回路で
ある。
【0050】図4においてLSI内部論理からの出力信
号402とLSI内部論理への入力信号403は通常の
2値論理信号で、ピンパッド406では3値論理による
同時双方向伝送信号が観測される様になっている。
【0051】3値論理は論理的に「0」、「1」または
「2」の3状態になり得るもので、2個のLSI311
を相互接続した場合、相互接続された信号ピンのピンパ
ッド406は、2個のLSI311からの2値出力
(「0」または「1」)の和の状態になる。出力ドライ
バ回路404は、出力信号402に対して必要なインピ
ーダンス制御を行ってその出力を上記2値出力とする。
【0052】参照電圧選択回路407は、出力信号40
2の論理値によって2種類の参照電圧の一方を選択す
る。2種類の参照電圧は3値論理の「0」と「1」の間
及び「1」と「2」の間に設定されるもので、出力信号
402が「0」の場合は「0」と「1」の間、「1」の
場合は「1」と「2」の間が各々選択される。
【0053】入力ドライバ回路405は、選択された参
照電圧と3値論理の状態を比較し、比較結果を入力信号
403の2値入力とする。これにより入力信号403の
値は、出力信号402の値によらず、2個のLSI31
1の内の他方からの出力値と一致するので、同時双方向
伝送を行うことができる。
【0054】出力信号402と入力信号403は、図3
(2)と同様に異なる意味を持つ信号の組合せとするこ
とができるので、本実施形態の半導体集積回路では、入
出力制御タイミングが異なる信号の組み合わせ、或い
は、入力専用信号と出力専用信号の組み合わせを行って
入出力信号とすることができる。
【0055】さて、LSI311を3個以上バス接続す
る場合には、従来技術の様に各入出力信号ピンの入力信
号及び出力信号が同じ意味を持つ信号であることが要求
されることがある。この為、本実施形態の半導体集積回
路では図3(1)の様に各入出力信号ピンの入力信号及
び出力信号が同一の意味を持つ信号である構成と、図3
(2)の様に各入出力信号ピンの入力信号及び出力信号
が異なる意味を持つ信号である構成とを、モード設定に
よって切り替えられる様にした。
【0056】以下図5を用いて、上記切り替えが可能な
構成について説明する。上記切り替えが可能な構成とし
て、図5(1)と図5(2)の2通りを示す。
【0057】図5は本実施形態の接続切り替え機能を備
えるLSI内部の接続構成を示す図である。図5に示す
様に本実施形態のLSI501は、ピンパッド502
と、入出力バッファ503と、モード信号504と、出
力信号群511と、選択回路512と、入力信号群51
3と、選択回路522とを有している。
【0058】ピンパッド502はLSI501の入出力
信号が観測されるパッドである。入出力バッファ503
は出力信号群511または入力信号群513をピンパッ
ド502に接続する入出力用のバッファである。
【0059】モード信号504は選択回路512または
選択回路522のモードを選択する信号である。出力信
号群511はLSI501の内部論理から入出力バッフ
ァ503へ出力される信号群である。選択回路512は
モード信号504により入力信号群513への信号を選
択する回路である。
【0060】入力信号群513は入出力バッファ503
からLSI501の内部論理へ入力される信号群であ
る。選択回路522はモード信号504により出力信号
群511からの信号を選択する回路である。
【0061】図5では入力信号及び出力信号の組合せが
モードによって変わる為、各入出力信号ピンに説明の便
宜上D0からD71までの番号を付している。
【0062】図5(1)では、上記切り替えを入出力バ
ッファ503から内部論理へ入力する入力信号群513
に対する選択によって行っている。
【0063】選択回路512は、モード信号504の値
に従い、例えば信号ピンD0からの入力と信号ピンD7
1からの入力を受け、図3(1)の様にD0が「0」で
D71が「71」であるモードの場合には信号ピンD0
からの入力を選択して入力信号群513の「0」とし、
また図3(2)の様にD0が「0/71」でD71が
「71/0」であるモードの場合には信号ピンD71か
らの入力を選択して入力信号群513の「0」とする。
【0064】モード信号504の値は、LSI501の
使用方法に応じてLSI501の内部レジスタへの設定
或いはLSI501の外部ピンへの入力値等によって設
定される。これにより上記切り替えを行うことができ
る。
【0065】図5(2)では、上記切り替えを内部論理
から入出力バッファ503へ出力する出力信号群511
に対する選択によって行っている。
【0066】選択回路522は、モード信号504の値
に従い、例えば出力信号群511の「0」からの出力と
「71」からの出力を受け、D0が「0」でD71が
「71」であるモードの場合には「0」からの出力を選
択して入出力バッファ503からD0へ出力し、D0が
「71/0」でD71が「0/71」であるモードの場
合には「71」からの出力を選択して入出力バッファ5
03からD0へ出力する。
【0067】入力信号群513に対する選択の場合と同
様に、モード信号504の値は、LSI501の使用方
法に応じてLSI501の内部レジスタへの設定或いは
LSI501の外部ピンへの入力値等によって設定され
る。これにより上記切り替えを行うことができる。
【0068】図5における選択回路512及び選択回路
522はLSI501の内部論理に含めることができ
る。また図3及び図5では記載を省いてあるが、各入出
力バッファと各入出力信号群との間や、各入出力信号群
と各選択回路との間に必要に応じて順序論理或いは組合
せ論理を挿入しても良い。
【0069】以下、本実施形態の半導体集積回路のバス
変換アダプタへの適用の例を図6を用いて説明する。
【0070】図6は本実施形態のバス変換アダプタのハ
ードウェア構成を示す図である。LSI601はシステ
ムバスと複数のI/Oバスとの間のバス変換を行う半導
体集積回路である。ボンディングパッド602はLSI
601のボンディング用のパッドである。1ピンマーク
603はLSI601の向きを示すマークである。
【0071】領域611はシステムバスインタフェース
の半分が割り当てられたボンディングパッド602の部
分である。領域612は2個のLSI601を相互に接
続する信号ピンが割り当てられたボンディングパッド6
02の部分である。
【0072】領域613は4系統のI/Oインタフェー
スが割り当てられたボンディングパッド602の4つの
部分である。LSI621及び624は相互に接続さ
れ、それぞれシステムバスと4系統のI/Oバスとの間
のバス変換を行う半導体集積回路である。
【0073】ボンディングパッド622はLSI621
のボンディング用のパッドである。1ピンマーク623
及び625は各々LSI621及び624の向きを示す
マークである。パッケージ基板631はLSI621及
び624を両面の同じ位置に配置する形で両面実装する
基板である。
【0074】システムバスインタフェース用コネクタ6
32はLSI621及び624をシステムバスと接続す
るコネクタである。I/Oインタフェース用コネクタ6
33はLSI621及び624をI/Oバスと接続する
コネクタである。
【0075】スルーホール634はLSI621及び6
24を相互接続する接続部である。信号群641及び6
42は各々LSI621及び624とシステムバスイン
タフェース用コネクタ632とを接続する信号線であ
る。信号群643〜650はLSI621及び624と
I/Oインタフェース用コネクタ633とを接続する各
4系統の信号線である。
【0076】図6(1)は本実施形態の半導体集積回路
を適用したバス変換LSI601の鳥瞰図である。
【0077】LSI601はボールグリッドアレイパッ
ケージによる半導体集積回路で、ボンディングパッド6
02は透過的な位置を表しており、実際にはバス変換L
SI601の裏面にある。
【0078】バス変換LSI601はLSI621及び
624の様に2個1組で使用され、コンピュータシステ
ムのシステムバスに接続し、8系統のI/Oインタフェ
ースとのバス変換を行う機能を有する。2個のLSIは
システムバスのインタフェースに半分ずつ接続され、モ
ード設定でいずれの半分に接続するかが切り替えられる
様になっている。
【0079】図6(1)において、LSI601のボン
ディングパッド群は6個の部分に分けられており、領域
611にはシステムバスインタフェースの半分、領域6
12には2個のLSIを相互に接続する信号ピン、4個
の領域613には4系統のI/Oインタフェースが割り
当てられている。図6においては説明の便宜上、これら
の部分を実線で区切って示している。
【0080】図6(2)に2個のLSI621及び62
4を使用したバス変換アダプタの実装構成を示す。図6
(2)は2個のLSI621及び624をパッケージ基
板631の両面の同じ位置に配置する形で両面実装した
場合を示しており、左側がパッケージ基板631に対し
て水平に見た図で、右側が対応する鳥瞰図になってい
る。白抜きの1ピンマーク625は透過的な位置表示に
なっており、ボンディングパッド602は鳥瞰図におい
て、またスルーホール634は左側図において、透過的
な位置表示になっている。
【0081】図6(2)においてLSI621及び62
4は異なるモードに設定されており、2個1組でシステ
ムバスインタフェースに接続する。そしてLSI621
及び624を相互に接続する信号ピンを介してデータ・
制御情報等の交換を行いながらバス変換を行い、各々が
4系統ずつのI/Oインタフェースに接続することで全
体として8系統のI/Oインタフェースに接続してい
る。
【0082】システムバスインタフェースはシステムバ
スインタフェース用コネクタ632で接続され、信号群
641と642が各々LSI621及び624の領域6
11から半分ずつ接続されている。
【0083】また8系統のI/Oインタフェースは8個
のI/Oインタフェース用コネクタ633で接続され、
信号群643〜650が各々LSI621及び624の
領域613から4系統ずつ接続されている。
【0084】2個のLSI621及び624は、領域6
12の信号ピンにより相互に接続されるが、図6(2)
では2個のLSI621及び624の領域612は鳥瞰
図において丁度表裏で重なる様に設定されている。
【0085】ここで領域612におけるピン配置を図6
(3)に示す。図6(3)では領域612内の54個の
ボンディングパッド602について、図1と同様に「出
力/入力」の形式で「0/53」から「53/0」まで
の番号を付している。
【0086】この場合上記番号付けは、例えばLSI6
21の「0/53」とLSI624の「53/0」が、
図6(2)の鳥瞰図において丁度表裏で重なる等、対称
な番号が図6(2)の鳥瞰図において丁度表裏で重なる
様に配置されている。
【0087】この様な配置は、領域内のボンディングパ
ッド群全体が表裏で重なる場合には常に可能であり、一
部については入力信号及び出力信号が同じ意味を持つ信
号になる場合もある。
【0088】本実施形態の半導体集積回路による上記の
配置により、2個のLSI621及び624の領域61
2の信号ピンは、丁度表裏で重なるボンディングパッド
同士を接続することで全て接続できる。
【0089】これにより図6(2)では、2個のLSI
621及び624の領域612の信号ピンは全てスルー
ホール634のみで接続されており、その布線は最短距
離で良く、布線領域を最小化することができ、またクロ
ストークノイズ等による信号品質の劣化も生じない。
【0090】以上説明した様に本実施形態の半導体集積
回路によれば、複数の半導体集積回路を相互に接続する
各入出力信号ピンの入力信号及び出力信号に異なる意味
を持つ信号を割り当てるので、複数の半導体集積回路を
相互接続する際に布線領域を最小化し、クロストークノ
イズ等による信号品質の劣化をなくすことが可能であ
る。
【0091】
【発明の効果】本発明によれば複数の半導体集積回路を
相互に接続する各入出力信号ピンの入力信号及び出力信
号に異なる意味を持つ信号を割り当てるので、複数の半
導体集積回路を相互接続する際に布線領域を最小化し、
クロストークノイズ等による信号品質の劣化をなくすこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の相互接続時の布線を示す図であ
る。
【図2】従来の相互接続時の布線を示す図である。
【図3】本実施形態の入出力信号ピン配置に対応するL
SI内部の接続構成を示す図である。
【図4】本実施形態の3値論理による同時双方向伝送回
路の入出力バッファ構成を示す図である。
【図5】本実施形態の接続切り替え機能を備えるLSI
内部の接続構成を示す図である。
【図6】本実施形態のバス変換アダプタのハードウェア
構成を示す図である。
【符号の説明】
201及び211…LSI、202及び212…1ピン
マーク、221…パッケージ基板、222…入出力信号
ピン、223…スルーホール、101及び111…LS
I、102及び112…1ピンマーク、121…パッケ
ージ基板、122…入出力信号ピン、301…LSI、
302…ピンパッド、303…入出力バッファ、304
…出力信号群、305…入力信号群、311…LSI、
312…ピンパッド、313…入出力バッファ、314
…出力信号群、315…入力信号群、401…入出力バ
ッファ、402…出力信号、403…入力信号、404
…出力ドライバ回路、405…入力ドライバ回路、40
6…ピンパッド、407…参照電圧選択回路、501…
LSI、502…ピンパッド、503…入出力バッフ
ァ、504…モード信号、511…出力信号群、512
…選択回路、513…入力信号群、522…選択回路、
601…LSI、602…ボンディングパッド、603
…1ピンマーク、611…領域、612…領域、613
…領域、621及び624…LSI、622…ボンディ
ングパッド、623及び625…1ピンマーク、631
…パッケージ基板、632…システムバスインタフェー
ス用コネクタ、633…I/Oインタフェース用コネク
タ、634…スルーホール、641及び642…信号
群、643〜650…信号群。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飛田 庸博 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所情報・通信開発本部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入出力信号ピンを介して相互に接
    続される半導体集積回路において、 第1の半導体集積回路と第2の半導体集積回路とを相互
    に接続する各入出力信号ピンの入力信号及び出力信号に
    異なる意味を持つ信号を割り当てる入出力バッファを備
    え、 前記入出力バッファは、第1の半導体集積回路の特定の
    入出力信号ピンの入力信号と、第2の半導体集積回路の
    特定の入出力信号ピンの出力信号とを同一の意味を持つ
    信号に割り当てると共に、第1の半導体集積回路の前記
    特定の入出力信号ピンの出力信号と、第2の半導体集積
    回路の前記特定の入出力信号ピンの入力信号とを同一の
    意味を持つ信号に割り当てるものであることを特徴とす
    る半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記入出力バッファにより信号が割り当
    てられた複数の入出力信号ピンは、前記第1及び第2の
    半導体集積回路を基板実装した際に、前記割り当てられ
    た異なる意味を持つ信号の組が等しい入出力信号ピン同
    士が対向する様にピン配置されるものであることを特徴
    とする請求項1に記載された半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記入出力バッファは入力信号及び出力
    信号を同時に伝送可能な同時双方向伝送回路を有するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記
    載された半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記割り当てを特定の入出力信号ピンの
    入力信号及び出力信号が同一の意味を持つ信号となる割
    り当てに切り替える選択回路を備えることを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載された半導
    体集積回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6818983B2 (en) 2001-08-03 2004-11-16 Renesas Technology Corp. Semiconductor memory chip and semiconductor memory device using the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6818983B2 (en) 2001-08-03 2004-11-16 Renesas Technology Corp. Semiconductor memory chip and semiconductor memory device using the same

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