JPH11147287A - 芳香発生シート、その製造方法及び芳香発生方法 - Google Patents

芳香発生シート、その製造方法及び芳香発生方法

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JPH11147287A
JPH11147287A JP9332362A JP33236297A JPH11147287A JP H11147287 A JPH11147287 A JP H11147287A JP 9332362 A JP9332362 A JP 9332362A JP 33236297 A JP33236297 A JP 33236297A JP H11147287 A JPH11147287 A JP H11147287A
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JP
Japan
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fragrance
generating sheet
film
manufactured
perfume
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JP9332362A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Adachi
浩 安達
Masanaga Imamura
昌永 今村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 穿孔形成が可能なフィルムが、加熱あるいは
加圧等で破壊されない状態では芳香発生シートに含有さ
れる香料を通さない、あるいは通す量がごく少ないた
め、芳香性を有さないかあるいはほとんど芳香性を発現
しないが、任意の時点に穿孔形成が可能なフィルムを加
熱あるいは加圧などで破壊することで初めて多量の香料
が発散され、強い芳香性を発現するようになり、かつ、
長時間持続的に発現する芳香発生シートを提供するこ
と。 【解決手段】 支持体の少なくとも一方の面に少なくと
も香料含有層と穿孔形成が可能なフィルムを順次設けて
なることを特徴とする芳香発生シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は改良された芳香発生
シート、該芳香発生シートの製造方法及び芳香発生シー
トからの芳香を発生する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所望の時期から芳香を発生させる
シートとしてはカプセルによるものがほとんどであっ
た。しかしカプセルによるものには、芳香発放後芳香を
持続できない(カプセル内香料がなくなれば芳香発放は
終わる。)、カプセル層が最表面であり非破壊時の芳香
漏れを完全になくすことができない、という不具合な点
があった。
【0003】香料による香りを楽しみたいが衣類に付着
させることによる汚れを避けたい、あるいは印刷物に香
料を見本として載せたいとの要望から、携帯性のある芳
香性シートが考案されている。特開昭48−65006
号公報には、香料をゼラチンで包むマイクロカプセルと
ゼラチンを膨潤させる界面活性剤を混入したインキによ
る付香性印刷物が、特開昭48−65007号公報に
は、強い極性基を持つ有機溶剤と香料を内包装したマイ
クロカプセルを混入したインキによる付香性印刷物が、
特開昭59−115842には、香料を吸着しているシ
ートの片面に香料を適度に透過する低バリア性フィルム
を、もう片面に高度に香料不透過性のあるフィルムを貼
り付ける芳香性シートがそれぞれ開示されている。これ
らはいずれも初めから香料を徐々に放出して芳香を持続
的に発するものである。
【0004】これに対して、芳香を必要としないときに
は芳香を発生せず、芳香を必要とする任意の時点から芳
香を発生させたいとの要望がある。この課題に対し、特
開昭53−147545号公報には、香料を原紙中に存
在させた電子記録謄写原紙が、特開昭63−27288
号公報には、香料を封入したマイクロカプセルを分散し
たバインダー層を設けたインクシートが、特開昭64−
75284号公報には、発色剤と呈色剤を含有する記録
層を有する感熱記録体中に香料を内包するマイクロカプ
セルを含有せしめた感熱記録体が、特開平2−1178
79号公報には、シート状基材にバインダーを塗工した
上から香料を封入したマイクロカプセルを固着させた芳
香性シート状部材が、特開平3−275379号公報に
は、香料を内包したマイクロカプセルを含有する印刷用
材料が、特開平4−238128号公報には、刺激感応
芳香部材を有する情報記録媒体が、特開平6−1657
11号公報には、香料を芯材とするマイクロカプセルと
パラフィンを主体とするパウダータイプ香料層が支持体
シートに積層されたパウダータイプ香料シートが、特開
平6−328880号公報には、芳香成分を封入したマ
イクロカプセルを剥離可能に接着した芳香部を有する香
り入り印刷物が、実開平4−115369号公報には、
使用度合いに応じてカード本体を破壊することで使用度
合いを記録する記録部に香料層を設けた芳香性カード
が、実開昭61−102598号公報には、サイクロデ
キストリンで香料を被覆したマイクロカプセルを混入し
た印刷インキで印刷した芳香熱転写印刷物がそれぞれ開
示されている。これらはいずれもマイクロカプセル中に
香料を入れておくことで、加熱あるいは加圧により芳香
を発生させる芳香性の各種媒体である。
【0005】また、特開平1−103491号公報に
は、熱溶融性インク層に香料を含有する感熱記録媒体
が、特開平1−257088号公報には、発色剤と呈色
剤を含有する記録層と香料含有層との間に中間層を設け
た感熱記録体が、特開平1−267087号公報には、
発色剤と呈色剤を含有する感熱記録体に香料と有機染料
あるいは有機顔料を含有させた感熱記録体がそれぞれ開
示されている。これらはマイクロカプセル中に香料を入
れておく、あるいは最表層に香料を溶解あるいは分散す
ることで、加熱あるいは加圧により芳香を発生させる芳
香性の各種媒体である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報で開
示された芳香発生シートは、加熱あるいは加圧前の芳香
の遮断性、及び加熱あるいは加圧後の芳香持続性が満足
できるものではなく、特に後者の芳香持続性の点で問題
がある。そこで本発明の目的は、上記従来技術に鑑み、
穿孔形成が可能なフィルムが加熱あるいは加圧等で破壊
されない状態では芳香発生シートに含有される香料を通
さない、あるいは通す量がごく少ないため、芳香性を有
さないかあるいはほとんど芳香性を発現しないが、任意
の時点に穿孔形成が可能なフィルムを加熱あるいは加圧
などで破壊することで初めて多量の香料が発散され、強
い芳香性を発現するようになり、かつ、長時間持続的に
発現する芳香発生シートを提供することである。なお、
ここで言う穿孔とは、芳香発生シートを貫通するのみな
らず、芳香発生の表層だけに穴をあけることを含む。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記課題を
鋭意検討した結果、香料を穿孔可能なフィルムで積層し
て封じ込める芳香発生シートを発明するに至った。本発
明の芳香発生シートは、穿孔形成が可能なフィルムが加
熱あるいは加圧等で破壊されない状態では芳香発生シー
トに含有される香料を通さないあるいは通す量がごく少
ないため、芳香性を有さないか、あるいはほとんど芳香
性を発現しないが、任意の時点に穿孔形成が可能なフィ
ルムを加熱あるいは加圧等で破壊することで初めて多量
の香料が発散され、強い芳香性を発現するようになり、
かつ長時間持続的に発現する。
【0008】本発明の芳香発生シートは、加熱あるいは
加圧等で形成された穿孔形成が可能なフィルムの開孔部
から香料の蒸気圧および周辺の空気の移動により香料が
飛散し、芳香性が発現する。飛散することで開孔部近辺
の香料は消費されるが、順次芳香発生シート内部の香料
が開孔部に供給されるために長時間芳香性を持続させる
ことができる。一方で、マイクロカプセルに香料を内包
させるタイプであると加熱あるいは加圧等によってマイ
クロカプセルが破壊され、香料が飛散し芳香性を発現す
るが、マイクロカプセル内の香料が消費されると香料の
供給が行われず、短時間で芳香性が消失してしまう。ま
た、ただ単に香料を媒体中に溶解あるいは分散させた場
合には、初めから芳香性を有してしまうことに加えて、
加熱あるいは加圧等を与えても十分強い芳香を発するこ
とができない。
【0009】本発明の芳香発生シートは上記効果をマイ
クロカプセルに封じ込めずとも、香料をそのまま媒体中
に封じ込めるだけで穿孔形成前の芳香発現を効果的に防
止し、所望の時点から芳香を発現させることができる。
このため、所望の時点から芳香性を発現する芳香発生シ
ートを安価に提供できるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内容を図面を用い
て詳細に説明する。本発明の芳香シートの構成は、少な
くとも穿孔形成が可能なフィルムと香料を有すれば、い
かなる構成であってもよい。芳香発生シートの構成例を
図1〜図25に示すが、これらの具体例に限定されるも
のではない。
【0011】本発明の基本構成は香料を保持又は支持せ
る層、香料の層と穿孔可能な層の3層であり、香料の層
例えば香料含有層(2)と穿孔可能な層例えば穿孔形成
が可能なフイルム(1)は接着剤層あるいは粘着剤層
(5)を介し(図2)、又は介さず隣接している(図
1)。
【0012】香料含有層(2)は、図4に示されるよう
に繊維状多孔質体(6)であっても、図5に示されるよ
うにスポンジ状多孔質体(7)であっても、図6に示さ
れるようにスクリーンメッシュ体(8)であってもよ
い。また、図7、図8、図9及び図10に示されるよう
に、中間層(9)および接着剤層あるいは粘着剤層
(5)を介して香料含有層(2)を設けてもよい。
【0013】本発明の芳香発生シートにおいては、情報
記録紙がベースを兼ねていてもよい。図11に示される
ように、感熱記録媒体(10)が支持体を兼ねていても
よく、この場合、中間層(9)を介して感熱記録媒体
(10)を設けることができる。さらに、支持体(4)
裏側に接着剤層(11)を設けたもの(図12)、ある
いは粘着剤層(11)を設けたもの(図13)であって
もよく、さらに図示はしないが、この粘着剤層(11)
を設け支持体を兼ねさせることができる。図14、図1
5に示されるように、中間層(9)を介さず、あるいは
介して他の情報記録媒体(12)例えば磁気記録媒体が
支持体を兼ねていてもよい。
【0014】また図16、図17に示されるように、本
発明の芳香発生シートは、穿孔に用いられる電磁波吸収
性を有する電磁波吸収性物質層、赤外線吸収性物質層あ
るいはレーザ光吸収性物質層(13)を穿孔形成が可能
なフイルム(1)上に設けることができ、また図18、
図19に示されるように、電磁波吸収性を有する電磁波
吸収性物質、赤外線吸収性物質あるいはレーザ光吸収性
物質を含有する穿孔形成が可能なフイルム(14)とす
ることができる。
【0015】本発明の芳香発生シートは、図20、図2
1に示されるように、隣接する香料a含有層(2a)と
香料b含有層(2b)が香料隔絶層(15)により隔絶
されていてもよく、図22、図23に示されるように、
上下の香料a含有層(2a)と香料b含有層(2b)が
穿孔形成が可能なフイルム(1)或いは支持体(4)に
より隔絶されていてもよく、さらに、本発明の芳香発生
シートは、図24、図25に示されるように、縁端部を
接着性材料又は粘着性材料(16)例えば接着性テープ
又は粘着性テープで覆い保存中の縁端部からの芳香放出
を抑制することができる。
【0016】本発明の芳香発生シートの芳香発生機構を
図26〜29を用いて説明する。図26は単一の香料含
有層(2)を有する第一の例の芳香発生シートの芳香発
生の図である。穿孔形成が可能なフィルム(1)は穿孔
形成前には香料を封じ込めているため芳香性を有さな
い。しかし、加熱手段、あるいは破壊的手段によってフ
ィルムに穿孔を形成(17)すると、香料含有層(2)
が外気に触れるため香料が飛散し芳香性が初めて発現す
る。
【0017】図27は複数の香料含有層(2a)(2
b)をストライプ状に設けた芳香発生シートの第二の例
の芳香発生の図である。穿孔形成が可能なフィルム
(1)は穿孔形成前には香料を封じ込めているため芳香
性を有さない。しかし、加熱手段、あるいは破壊的手段
によってフィルムの香料aが含有される部分だけに穿孔
を形成すると、香料a含有層(2a)が外気に触れるた
め香料aが飛散し、香料aだけの芳香性が発現する。一
方、加熱手段、あるいは破壊的手段によってフィルムの
香料bが含有される部分だけに穿孔を形成(17)する
と、香料b含有層(2b)が外気に触れるため香料bが
飛散し香料bだけの芳香性が発現する。
【0018】図28は複数の香料含有層(2a)(2
b)をベースフィルム(4)の両面に設けた芳香発生シ
ートの第三の例の芳香発生の図である。穿孔形成が可能
なフィルム(1)は穿孔形成前には香料を封じ込めてい
るため芳香性を有さない。しかし、加熱手段、あるいは
破壊的手段によってフィルムの香料aが含有される側だ
けに穿孔を形成(17)すると香料a含有層(2a)が
外気に触れるため香料aが飛散し、香料aだけの芳香性
が発現する。一方、加熱手段、あるいは破壊的手段によ
ってフィルムの香料bが含有される側だけに穿孔を形成
すると香料b含有層(2b)が外気に触れるため香料b
が飛散し香料bだけの芳香性が発現する。
【0019】図29は複数の香料含有層(2)をベース
フィルム(4)の片面上に積層した芳香発生シートの第
四の例の芳香発生の図である。穿孔形成が可能なフィル
ム(1)は穿孔形成前には香料を封じ込めているため芳
香性を有さない。しかし、加熱手段、あるいは破壊的手
段によってフィルムの香料aが含有される部分まで穿孔
を形成(17)すると、香料a含有層(2a)が外気に
触れるため香料aが飛散し、香料aだけの芳香性が発現
する。一方、加熱手段、あるいは破壊的手段によってフ
ィルムの香料bが含有される部分まで穿孔を形成(1
7)すると、香料a含有層(2a)のみならず香料b含
有層(2b)までが外気に触れるため、香料aと香料b
が飛散し香料aと香料bが混合した芳香性が発現する。
【0020】本発明の芳香発生シートに用いることがで
きる穿孔形成が可能なフィルムは、加熱手段、あるいは
加圧などの破壊的手段によりフィルムに開孔が形成され
るものであれば、いずれも用いることができる。具体例
を以下に挙げる。有機化合物としては、ポリエステル系
(好ましくは共重合ポリエステル)、ナイロン系(好ま
しくは共重合ナイロン)、ポリプロピレン系、ポリエチ
レン系、ポリエチレンテレフタレート系、ポリスチレン
系、ポリ塩化ビニル系、ポリ塩化ビニリデン系、ポリビ
ニルアルコール系、ポリアクリロニトリル系、ポリアセ
タール系、ポリブタジエン系、ポリウレタン系、アクリ
ル酸誘導体系、エチレン・ビニルアルコール系、エチレ
ン・アクリロニトリル系、ポリカーボネート系(好まし
くは共重合ポリカーボネート)、セルロース系、ポリシ
リコーン系、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリテ
トラフルオロエチレン、ABS、セロハン、合成ゴム、
天然ゴム、液晶高分子等が挙げられる。無機化合物とし
ては、鉄、アルミニウム、金、銀、鉛、亜鉛、ニッケ
ル、及びこれらの合金などが挙げられる。有機化合物と
無機化合物はそれぞれ単独で用いてもよいが、複合して
用いてもよい。開孔前に芳香性を発現させない観点から
香料の透過が少ないものが好ましい。
【0021】加熱により開孔する場合、穿孔形成が可能
なフィルムは熱可塑性フィルムであることが好ましい。
また、穿孔感度が高いことが好ましく、そのためには熱
可塑性フィルムが非晶質から結晶化度15%までの範囲
であることが好ましく、非晶質であることが特に好まし
い。
【0022】本発明の芳香発生シートに用いる穿孔形成
が可能なフィルムを破壊的手段により開孔する手段は、
物理的に穿孔が形成される手段であればいずれも用いる
ことができる。具体的には、爪でこする、ボールペンな
どの筆記具で加圧し破る、鋭利な金属などで刺す、ある
いはひっかく、突起を有するローラで圧力をかける、光
あるいは熱反応性の爆発物を含有させて光あるいは熱を
与える等のうち一つ以上を用い得る。
【0023】本発明の芳香発生シートに用いる穿孔形成
が可能なフィルムは、少ない破壊力で開孔させる観点か
らは1mm以下であることが好ましく、100μm以下
であることがさらに好ましい。
【0024】本発明の芳香発生シートに用いる穿孔形成
が可能なフィルムを加熱手段により開孔する具体的な手
段としては、熱せられた金属体あるいは抵抗発熱素子
(サーマルヘッド)の接触、赤外線を含む電磁波あるい
はレーザ光の電磁波紫外線照射等が挙げられる。熱せら
れた金属体あるいは抵抗発熱素子(サーマルヘッド)を
用いる場合、香料不透過性フィルムあるいは香料の付着
物を除去するクリーニング手段を設けることができる。
抵抗発熱素子としてはグレーズ型、部分グレーズ型、端
面型が挙げられ、素子密度はいずれの密度のものも用い
ることができる。赤外線を含む電磁波、レーザ光などの
電磁波を照射する場合、穿孔形成が可能なフィルムは照
射する光を吸収するために、赤外線吸収物質、レーザ光
吸収物質などの電磁波吸収性物質を含有することが好ま
しい。電磁波吸収性物質は、芳香発生シート中の電磁波
が到達する部位であればどこに添加されてもよいが、穿
孔形成が可能なフィルムに近接した層に添加されること
が好ましく、穿孔形成が可能なフィルム自体に溶解され
た状態、あるいは分散された状態で添加されることがさ
らに好ましい。
【0025】また、加熱により開孔する際に、開孔面積
を変えることで任意の強さの香りを容易に発生させるこ
とができる。本発明の芳香発生シートに用いる穿孔形成
が可能なフィルムは、少ない熱量で開孔させる観点から
二軸延伸されていることが好ましい。本発明の芳香発生
シートに用いる穿孔形成が可能なフィルムは、少ない熱
量で開孔させる観点からは10μm以下であることが好
ましく、5μm以下であることがさらに好ましい。また
破壊により開孔する際に、開孔面積を変えることで任意
の強さの香りを容易に発生させることができる。
【0026】本発明の芳香発生シートに用いることがで
きる香料は芳香性を有する物質であればいずれも用いる
ことができる。具体的には以下の例が挙げられる。レモ
ン油、オレンジ油、ラベンダー油、ペパーミント油、ロ
ーズマリー油などの植物性香料、ムスク、シベット、カ
ストリウム、アンバーグリスなどの動物性香料、消臭用
香料、殺虫剤等。
【0027】本発明の芳香発生シートに用いることがで
きる香料には、香料が存在する部位を確認できるように
するために着色成分を添加することができる。着色成分
の具体例としては、可視域に光吸収を有する染料、顔料
などが挙げられる。
【0028】本発明の芳香発生シートに用いることがで
きる多孔質体には、香料を含浸させるための空隙を有す
る物質であり、芳香発生シート中において、穿孔形成が
可能なフィルムに隣接する部分に位置することが好まし
い。具体的には、和紙、天然繊維、化学繊維、金属の細
線等の繊維状多孔質体、発泡により空隙を有する樹脂、
良溶媒で分散成分を抽出することにより空隙を有する樹
脂などのスポンジ状多孔質体、化学繊維、金属の細線な
どで構成されるスクリーンメッシュ(紗)、金属板の打
ち抜きや電鋳法で形成されたメッシュ構造を有する金属
板などが挙げられる。
【0029】本発明の芳香発生シートは穿孔形成が可能
なフィルム、香料含有層などの各層間の全面、一部分あ
るいは端面を接着剤、粘着剤、接着テープ、粘着テープ
等の固定手段を用いて固定することで製造することがで
きる。
【0030】香料含有層はスクリーン印刷、グラビア印
刷、オフセット印刷、インクジェット印刷、孔版印刷、
フレキソ印刷からなる群より選ばれる印刷手段により形
成される。香料を含有する溶液を霧状に散布することに
よっても形成される。また、同溶液を定量塗工する冶具
を用いて塗工することによっても形成される。
【0031】本発明に用いることができる接着剤あるい
は接着テープに用いることができる接着性化合物の具体
例としては、以下の化合物が挙げられる。エポキシ系樹
脂、ポリイソシアネート系樹脂、天然ゴム、ブタジエン
−スチレン共重合体、ブタジエン−アクリロニトリル共
重合体、ブチルゴム、ブタジエン−ビニルピリジン共重
合体、メラミン樹脂、エチレン尿素樹脂、レゾール樹
脂、ノボラック樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、フラ
ン樹脂等のホルムアルデヒド系樹脂、ポリ酢酸ビニル、
ポリビニルアルコール、アクリル系樹脂、ポリビニルエ
ーテル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステ
ル、デンプン、アラビアゴム等。
【0032】芳香性を阻害しない観点からは、臭気の少
ない接着剤あるいは接着テープを用いることが好まし
い。有機溶剤を含まずに、紫外線、電子線、X線、加
熱、塩基、酸あるいは水分により硬化する接着剤あるい
は接着テープは芳香性を阻害しない観点から特に好まし
い。本発明に用いることができる粘着剤あるいは粘着テ
ープに用いることができる粘着性化合物の具体例として
は、以下の化合物が挙げられる。ロジン系樹脂、テルペ
ンフェノール樹脂、テルペン樹脂、クロマン・インデン
樹脂、スチレン系樹脂、フェノール系樹脂、キシレン樹
脂等。芳香性を阻害しない観点からは、臭気の少ない粘
着剤あるいは粘着テープを用いることが好ましい。
【0033】次に複数の香料含有層の形成方法を説明す
る。複数の香料含有層が重ならない位置でストライプ
状、格子状あるいは定型な形を有さなくても各々が隔絶
して並んだ状態であれば、穿孔形成が可能なフィルムの
開孔する場所を変えることで複数の芳香を発生させるこ
とができる。また、複数の香料含有層が積層された状態
であれば、芳香発生シートの表面から穿孔した場合と裏
面から穿孔した場合で異なった芳香を発生させることが
できるし、また、同一の面から加熱あるいは加圧などの
刺激の強さを変えることで、その強さに応じた複数の香
りが混合した芳香を発生させることができる。複数の香
料含有層を重ならない位置に設けることと、積層状に設
けることを併用して芳香発生シートの香料含有層を形成
することもでき、その場合、さらに多くの芳香種を発生
させることができる。
【0034】複数の香料含有層が重ならない位置でスト
ライプ状、格子状あるいは定型な形を有さなくても各々
が隔絶して並ぶ状態では、増粘剤を加えて香料塗工液の
粘度を高くする、あるいは隣接する香料同士が混合しな
いように隔離層を香料層同士の間に設けることが、香料
を混ざり合わせない観点から好ましい。
【0035】香料同士が混合しないように設ける隔絶層
に用いることができる化合物の具体例は、以下の通りで
ある。有機化合物としては、ポリエステル系(好ましく
は共重合ポリエステル)、ナイロン系(好ましくは共重
合ナイロン)、ポリプロピレン系、ポリエチレン系、ポ
リエチレンテレフタレート系、ポリスチレン系、ポリ塩
化ビニル系、ポリ塩化ビニリデン系、ポリビニルアルコ
ール系、ポリアクリロニトリル系、ポリアセタール系、
ポリブタジエン系、ポリウレタン系、アクリル酸誘導体
系、エチレン・ビニルアルコール系、エチレン・アクリ
ロニトリル系、ポリカーボネート系(好ましくは共重合
ポリカーボネート)、セルロース系、ポリシリコーン
系、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリテトラフル
オロエチレン、ABS、セロハン、合成ゴム、天然ゴ
ム、液晶高分子等が挙げられる。無機化合物としては、
鉄、アルミニウム、金、銀、鉛、亜鉛、ニッケル、及び
これらの合金などが挙げられる。有機化合物と無機化合
物はそれぞれ単独で用いてもよいが、複合して用いても
よい。
【0036】本発明の芳香発生シートに用いる香料は、
以下の形態で芳香発生シート中に組み入れることができ
る。香料単独、ポリマーあるいはオリゴマーとの混合、
多孔質体への含浸、吸着剤への香料吸着、接着部位への
添加、粘着部位への添加等。
【0037】本発明の芳香発生シートは香料の透過を防
ぐことを目的として香料透明性の小さい中間層を設ける
ことができる。具体例を以下に挙げる。有機化合物とし
ては、ポリエステル系(好ましくは共重合ポリエステ
ル)、ナイロン系(好ましくは共重合ナイロン)、ポリ
プロピレン系、ポリエチレン系、ポリエチレンテレフタ
レート系、ポリスチレン系、ポリ塩化ビニル系、ポリ塩
化ビニリデン系、ポリビニルアルコール系、ポリアクリ
ロニトリル系、ポリアセタール系、ポリブタジエン系、
ポリウレタン系、アクリル酸誘導体系、エチレン・ビニ
ルアルコール系、エチレン・アクリロニトリル系、ポリ
カーボネート系(好ましくは共重合ポリカーボネー
ト)、セルロース系、ポリシリコーン系、ポリクロロト
リフルオロエチレン、ポリテトラフルオロエチレン、A
BS、セロハン、合成ゴム、天然ゴム、液晶高分子等が
挙げられる。無機化合物としては、鉄、アルミニウム、
金、銀、鉛、亜鉛、ニッケル、及びこれらの合金などが
挙げられる。有機化合物と無機化合物はそれぞれ単独で
用いてもよいが、複合して用いてもよい。
【0038】本発明の芳香発生シートは、香料と穿孔形
成可能なフィルムを有する構成を有すれば良く、所望の
時点に芳香を発する機能を利用して様々な用途に応用す
ることが可能である。例えば以下の機能が挙げられる。
任意の時点から持続的に芳香を発することで香りを楽し
んだり安らぎを与える。遠隔地に香りの情報を伝える。
視覚や聴覚が不自由な身障者の方に香りを通じて合図を
知らせる。使用期限に近いこと、あるいは使用期限に至
ったことを香りで知らせる。繰り返し使用することで耐
久期限に至ったことを知らせる。経時劣化で自然に耐久
期限に至ったことを知らせる。負荷がかかったり異常が
生じたことを知らせる。
【0039】具体的な用途としては以下の例が挙げられ
る。感熱記録紙、感圧記録紙なとの記録紙、印刷用普通
紙、印刷用コート紙、コピア用紙、インクジェット用紙
などの印刷用紙。カレンダー、ポスター、広告などの印
刷物。雑誌、書籍、接着シール、粘着シール、絵柄入り
接着シール、絵柄入り粘着シール。電子マネーカード、
クレジットカード、プリペイドカード、ICカード、身
分証明カード、有価証券カードなどの情報記録カード、
磁気テープ、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディス
クなどの情報記録ディスク。テレビ、電話、携帯電話、
テレビ電話、ファクシミリ、パソコンなどの情報機器。
複写機、プリンタ、簡易印刷機などの事務機器。冷蔵
庫、洗濯機、空調機、扇風機、掃除機、オーブンレン
ジ、電子レンジなどの家庭電化製品。警報装置、防犯装
置。商品券、ビール券などの金券、乗車券、入場券、は
がき、封筒などの郵便物。クリスマスカードなどのメッ
セージカード。携帯用香水カード、室内芳香剤、絵画、
デスクマット、定規、筆記用具、下敷きなどの文房具。
飲料水、化粧品、生活消耗品などを収容する容器。トラ
ンプ、花札、カードゲームなどの遊戯具。視覚や聴覚が
不自由な身障者の方に香りを通じて合図を知らせるもの
として、玄関ベル、防犯ベル、電話、携帯電話、ファク
シミリ、目覚まし時計。また、任意の時に芳香を発する
ことに他の機能を加えることで、さらに別の用途に応用
することが可能である。例えば、殺虫効果を加えて殺虫
剤、消臭効果を加えて消臭剤などが挙げられる。
【0040】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はこれら具体例に限定されるもの
ではない。 実施例1 二軸延伸処理を施した厚さ1.5μmのPETフィルム
に下記組成の接着液をワイヤーバーを用いて塗工し、そ
の上から厚さ約40μmの和紙を貼り合わせ、50℃で
10分間乾燥した。 〈接着液〉 ポリエステル(エリーテル、ユニチカ社製) 5.0重量部 トルエン 90.0重量部 MEK 5.0重量部 次いで、和紙面から香水(シャネル社製 COCO)を
霧吹きで散布した。一方、100μmのPETフィルム
に紫外線硬化型接着剤(ケミテック社製、U−407
B)をワイヤーバーを用いて塗工し、紫外線硬化型接着
剤を塗工した面に前記1.5μmのPETフィルムと和
紙を貼り合わせたフィルムの和紙側を貼り合わせた。さ
らに、1.5kWの高圧水銀灯を100μmのPETフ
ィルム側から照射して、紫外線硬化型接着剤を硬化さ
せ、芳香発生シートを製造した。
【0041】実施例2 上記100μmのPETフィルムの代わりに、二軸延伸
処理を施した厚さ1.5μmのPETフィルムを用いた
以外は、実施例1と同様に芳香発生シートを製造した。
【0042】 実施例3 ポリビニルブチラール樹脂 4.0重量部 エチルアルコール 35.5重量部 水 11.5重量部 針状珪酸マグネシウム 0.8重量部 (水沢化学社製、エードプラスSP) 上記ポリビニルブチラール樹脂をエチルアルコール及び
水の混合液中に溶解後、針状珪酸マグネシウムを添加し
ボールミルで分散混合した後、濾過して塗工液とした。
二軸延伸処理を施した厚さ1.5μmのPETフィルム
上に上記塗工液をワイヤーバーを用いて塗工し、塗工後
50℃の熱風中に3分間乾燥してPETフィルム上にス
ポンジ状の多孔性樹脂膜を形成した。乾燥後の多孔性樹
脂膜の付着量は8.0g/m2であった。次いで多孔性
樹脂膜に香水(シャネル社製 COCO)を霧吹きで散
布した。一方、100μmのPETフィルムに紫外線硬
化型接着剤(ケミテック社製、U−407B)をワイヤ
ーバーを用いて塗工し、紫外線硬化型接着剤を塗工した
面に前記1.5μmのPETフィルムにスポンジ状の多
孔性樹脂膜を形成したものに多孔性樹脂膜を貼り合わせ
た。さらに、1.5kWの高圧水銀灯を100μmのP
ETフィルム側から照射して紫外線硬化型接着剤を硬化
させ、芳香発生シートを製造した。
【0043】実施例4 二軸延伸処理を施した厚さ1.5μmのPETフィルム
に下記組成の接着液をワイヤーバーを用いて塗工し、そ
の上から厚さ約60μmのスクリーンメッシュ(ポリエ
ステル製、300メッシュ、日本特殊織物社製)を貼り
合わせ、50℃で10分間乾燥した。 〈接着液〉 ポリエステル(エリーテル、ユニチカ社製) 5.0重量部 トルエン 90.0重量部 MEK 5.0重量部 次いで、スクリーンメッシュ面から香水(シャネル社製
COCO)を霧吹きで散布した。一方、100μmの
PETフィルムに紫外線硬化型接着剤(ケミテック社
製、U−407B)をワイヤーバーを用いて塗工し、紫
外線硬化型接着剤を塗工した面に前記1.5μmのPE
Tフィルムとスクリーンメッシュを貼り合わせたフィル
ムのスクリーンメッシュ側を貼り合わせた。さらに、
1.5kWの高圧水銀灯を100μmのPETフィルム
側から照射して紫外線硬化型接着剤を硬化させ、芳香発
生シートを製造した。
【0044】実施例5 実施例1で用いた二軸延伸処理を施した厚さ1.5μm
のPETフィルムの代わりに、二軸延伸処理を施した厚
さ5.0μmのPETフィルムを用いた以外は、実施例
1と同様に芳香発生シートを製造した。
【0045】実施例6 実施例1で用いた二軸延伸処理を施した厚さ1.5μm
のPETフィルムの代わりに、二軸延伸処理を施した厚
さ8.0μmのPETフィルムを用いた以外は、実施例
1と同様に芳香発生シートを製造した。
【0046】実施例7 二軸延伸処理を施した厚さ1.5μmのPETフィルム
に下記組成の接着液をワイヤーバーを用いて塗工し、そ
の上から厚さ約40μmの和紙を貼り合わせ、50℃で
10分間乾燥した。 〈接着液〉 ポリエステル(エリーテル、ユニチカ社製) 5.0重量部 トルエン 90.0重量部 MEK 5.0重量部 前記1.5μmのPETフィルムと和紙を貼り合わせた
フィルムの和紙面側の左半分を100μmのPETフィ
ルムで覆いながら香水(シャネル社製 COCO)を霧
吹きで散布した。次いで、和紙面の右半分を100μm
のPETフィルムで覆いながら別の香料(iso−アミ
ルアセテート)を霧吹きで散布し、異なる香料を同一の
層の隔絶した位置にストライプ状に含有させた。一方、
100μmのPETフィルムに紫外線硬化型接着剤(ケ
ミテック社製、U−407B)をワイヤーバーを用いて
塗工し、紫外線硬化型接着剤を塗工した面に前記1.5
μmのPETフィルムと和紙を貼り合わせたフィルムの
和紙側を貼り合わせた。さらに、1.5kWの高圧水銀
灯を100μmのPETフィルム側から照射して紫外線
硬化型接着剤を硬化させ、芳香発生シートを製造した。
【0047】実施例8 二軸延伸処理を施した厚さ1.5μmのPETフィルム
に下記組成の接着液をワイヤーバーを用いて塗工し、そ
の上から厚さ約40μmの和紙を貼り合わせ、50℃で
10分間乾燥した。 〈接着液〉 ポリエステル(エリーテル、ユニチカ社製) 5.0重量部 トルエン 90.0重量部 MEK 5.0重量部 次いで、和紙面から香水(シャネル社製 COCO)を
霧吹きで散布した。さらに、100μmのPETフィル
ムに下記組成の熱硬化型接着液をワイヤーバーを用いて
塗工した。接着液を塗工した面に前記1.5μmのPE
Tフィルムと和紙を貼り合わせたフィルムの和紙側を貼
り合わせ、50℃で10分間加熱した。 〈熱硬化型接着液〉 ブチラール樹脂(BX−1、積水化学工業社製) 20.0重量部 イソシアネート化合物 1.2重量部 (タケネートD−103H、武田薬品社製) MEK 80.0重量部 このフィルムの100μmのPETフィルム側に(和紙
がない側)に前記組成の紫外線硬化型接着液をワイヤー
バーを用いて塗工した。前記1.5μmのPETフィル
ムと和紙を貼り合わせたフィルムとは別にこれとまった
く同じフィルムを用意し、和紙面から香料(iso−ア
ミルアセテート)を霧吹きで散布した。香料(iso−
アミルアセテート)を散布した和紙面に、前記接着液を
塗工した面を貼り合わせ50℃で10分間加熱し、芳香
発生シートを製造した。
【0048】実施例9 二軸延伸処理を施した厚さ1.5μmのPETフィルム
に下記組成の接着液をワイヤーバーを用いて塗工し、そ
の上から厚さ約40μmの和紙を貼り合わせ、50℃で
10分間乾燥した。 〈接着液〉 ポリエステル(エリーテル、ユニチカ社製) 5.0重量部 トルエン 90.0重量部 MEK 5.0重量部 次いで、和紙面から香水(シャネル社製 COCO)を
霧吹きで散布した。一方、印刷用コート紙に(ヘンリー
・オー、大昭和製紙社製)のコート層側に下記組成の中
間層溶液をワイヤーバーを用いて塗工し、80℃で10
分間乾燥した。 〈中間層溶液〉 ポリカーボネート(帝人社製) 10.0重量部 THF 90.0重量部 中間層面に下記組成の熱硬化型接着液をワイヤーバーを
用いて塗工し、前記1.5μmのPETフィルムと和紙
を貼り合わせたフィルムの和紙側を貼り合わせた。そし
て60℃で10分間加熱し、芳香発生シートを製造し
た。 〈熱硬化型接着液〉 ブチラール樹脂(BX−1、積水化学工業社製) 20.0重量部 イソシアネート化合物 1.2重量部 (タケネートD−103H、武田薬品社製) MEK 80.0重量部
【0049】実施例10 二軸延伸処理を施した厚さ1.5μmのPETフィルム
に下記組成の接着液をワイヤーバーを用いて塗工し、そ
の上から厚さ約40μmの和紙を貼り合わせ、50℃で
10分間乾燥した。 〈接着液〉 ポリエステル(エリーテル、ユニチカ社製) 5.0重量部 トルエン 90.0重量部 MEK 5.0重量部 次いで、和紙面から香水(シャネル社製 COCO)を
霧吹きで散布した。一方、100μmのPETフィルム
に両面粘着テープ(日東電工社製)を貼り付け、両面粘
着テープを貼り付けた面に前記1.5μmのPETフィ
ルムと和紙を貼り合わせたフィルムの和紙側をゴムロー
ラで加圧しながら貼り合わせ、芳香発生シートを製造し
た。
【0050】実施例11 二軸延伸処理を施した厚さ1.5μmのPETフィルム
に下記組成の接着液をワイヤーバーを用いて塗工し、そ
の上から厚さ約40μmの和紙を貼り合わせ、50℃で
10分間乾燥した。 〈接着液〉 ポリエステル(エリーテル、ユニチカ社製) 5.0重量部 トルエン 90.0重量部 MEK 5.0重量部 次いで、和紙面から香水(シャネル社製 COCO)を
霧吹きで散布した。一方、100μmのPETフィルム
と前記1.5μmのPETフィルムと和紙を貼り合わせ
たフィルムの和紙側を重ね合わせ、端部を図24に示す
ように粘着テープ(日東電工社製)で固定し、芳香発生
シートを製造した。
【0051】実施例12 二軸延伸処理を施した厚さ1.5μmのPETフィルム
に下記組成の接着液をワイヤーバーを用いて塗工し、そ
の上から厚さ約40μmの和紙を貼り合わせ、50℃で
10分間乾燥した。 〈接着液〉 ポリエステル(エリーテル、ユニチカ社製) 5.0重量部 トルエン 90.0重量部 MEK 5.0重量部 次いで、和紙面から香水(シャネル社製 COCO)を
霧吹きで散布した。一方、100μmのPETフィルム
に下記組成の紫外線硬化型接着剤をワイヤーバーを用い
て塗工し、紫外線硬化型接着剤を塗工した面に前記1.
5μmのPETフィルムと和紙を貼り合わせたフィルム
の和紙側を貼り合わせた。 〈紫外線硬化型接着剤〉 エコラコート200DA−FA (荒川化学社製) 50.0重量部 エコラコート200DA−FA用希釈剤 (荒川化学社製) 40.0重量部 ダロキュア4265(チバガイギー社製) 10.0重量部 1.5kWの高圧水銀灯を100μmのPETフィルム
側から照射して、紫外線硬化型接着剤を硬化させ、芳香
発生シートを製造した。
【0052】実施例13 二軸延伸処理を施した厚さ1.5μmのPETフィルム
に下記組成の接着液をワイヤーバーを用いて塗工し、そ
の上から厚さ約40μmの和紙を貼り合わせ、50℃で
10分間乾燥した。 〈接着液〉 ポリエステル(エリーテル、ユニチカ社製) 5.0重量部 トルエン 90.0重量部 MEK 5.0重量部 次いで、版中央部に5センチ角のベタ画像が製版された
スクリーン印刷版(メッシュ数300)和紙面に当て、
スキージーを用いて香水(シャネル社製 COCO)を
和紙面にスクリーン印刷方式で塗布した。一方、100
μmのPETフィルムに紫外線硬化型接着剤(ケミテッ
ク社製、U−407B)をワイヤーバーを用いて塗工
し、紫外線硬化型接着剤を塗工した面に前記1.5μm
のPETフィルムと和紙を貼り合わせたフィルムの和紙
側を貼り合わせた。さらに、1.5kWの高圧水銀灯を
100μmのPETフィルム側から照射して紫外線硬化
型接着剤を硬化させ、芳香発生シートを製造した。
【0053】実施例14 二軸延伸処理を施した厚さ1.5μmのPETフィルム
に下記組成の接着液をワイヤーバーを用いて塗工し、そ
の上から厚さ約40μmの和紙を貼り合わせ、50℃で
10分間乾燥した。 〈接着液〉 ポリエステル(エリーテル、ユニチカ社製) 5.0重量部 トルエン 90.0重量部 MEK 5.0重量部 次いで、版中央部に5センチ角のベタ画像が製版された
グラビア印刷版を香水(シャネル社製 COCO)に浸
し、ブレードで余分な香料を掻き取った後に和紙面に版
を圧接し、香料をグラビア印刷方式で塗布した。一方、
100μmのPETフィルムに紫外線硬化型接着剤(ケ
ミテック社製、U−407B)をワイヤーバーを用いて
塗工し、紫外線硬化型接着剤を塗工した面に前記1.5
μmのPETフィルムと和紙を貼り合わせたフィルムの
和紙側を貼り合わせた。さらに、1.5kWの高圧水銀
灯を100μmのPETフィルム側から照射して紫外線
硬化型接着剤を硬化させ、芳香発生シートを製造した。
【0054】実施例15 二軸延伸処理を施した厚さ1.5μmのPETフィルム
に下記組成の接着液をワイヤーバーを用いて塗工し、そ
の上から厚さ約40μmの和紙を貼り合わせ、50℃で
10分間乾燥した。 〈接着液〉 ポリエステル(エリーテル、ユニチカ社製) 5.0重量部 トルエン 90.0重量部 MEK 5.0重量部 次いで、版中央部に5センチ角のベタ画像が製版された
水なし平版にインキングローラを用いて香水(シャネル
社製 COCO)を転移させ、和紙面に版を圧接させ、
オフセット印刷方式で塗布した。一方、100μmのP
ETフィルムに紫外線硬化型接着剤(ケミテック社製、
U−407B)をワイヤーバーを用いて塗工し、紫外線
硬化型接着剤を塗工した面に前記1.5μmのPETフ
ィルムと和紙を貼り合わせたフィルムの和紙側を貼り合
わせた。さらに、1.5kWの高圧水銀灯を100μm
のPETフィルム側から照射して紫外線硬化型接着剤を
硬化させ、芳香発生シートを製造した。
【0055】実施例16 二軸延伸処理を施した厚さ1.5μmのPETフィルム
に下記組成の接着液をワイヤーバーを用いて塗工し、そ
の上から厚さ約40μmの和紙を貼り合わせ、50℃で
10分間乾燥した。 〈接着液〉 ポリエステル(エリーテル、ユニチカ社製) 5.0重量部 トルエン 90.0重量部 MEK 5.0重量部 次いで、版中央部に5センチ角のベタ画像が製版された
孔版印刷版を孔版印刷用版銅に巻き付け、版銅内部に香
水(シャネル社製 COCO)を充填し、和紙面に版を
圧接し、孔版印刷方式で塗布した。一方、100μmの
PETフィルムに紫外線硬化型接着剤(ケミテック社
製、U−407B)をワイヤーバーを用いて塗工し、紫
外線硬化型接着剤を塗工した面に前記1.5μmのPE
Tフィルムと和紙を貼り合わせたフィルムの和紙側を貼
り合わせた。さらに、1.5kWの高圧水銀灯を100
μmのPETフィルム側から照射して紫外線硬化型接着
剤を硬化させ、芳香発生シートを製造した。
【0056】実施例17 二軸延伸処理を施した厚さ1.5μmのPETフィルム
に下記組成の接着液をワイヤーバーを用いて塗工し、そ
の上から厚さ約40μmの和紙を貼り合わせ、50℃で
10分間乾燥した。 〈接着液〉 ポリエステル(エリーテル、ユニチカ社製) 5.0重量部 トルエン 90.0重量部 MEK 5.0重量部 次いで、版中央部に5センチ角のベタ画像が製版された
フレキソ印刷版を香水(シャネル社製 COCO)に含
浸させたスポンジに圧接させて香料を版に転移させ、版
を和紙面に圧接することでフレキソ印刷方式で塗布し
た。一方、100μmのPETフィルムに紫外線硬化型
接着剤(ケミテック社製、U−407B)をワイヤーバ
ーを用いて塗工し、紫外線硬化型接着剤を塗工した面に
前記1.5μmのPETフィルムと和紙を貼り合わせた
フィルムの和紙側を貼り合わせた。さらに、1.5kW
の高圧水銀灯を100μmのPETフィルム側から照射
して紫外線硬化型接着剤を硬化させ、芳香発生シートを
製造した。
【0057】実施例18 二軸延伸処理を施した厚さ1.5μmのPETフィルム
に下記組成の接着液をワイヤーバーを用いて塗工し、そ
の上から厚さ約40μmの和紙を貼り合わせ、50℃で
10分間乾燥した。 〈接着液〉 ポリエステル(エリーテル、ユニチカ社製) 5.0重量部 トルエン 90.0重量部 MEK 5.0重量部 次いで、香水(シャネル社製 COCO)をインクジェ
ットプリンタ(リコー製)のカートリッジに充填し、和
紙面に5センチ角となるようにインクジェット印刷方式
で塗布した。一方、100μmのPETフィルムに紫外
線硬化型接着剤(ケミテック社製、U−407B)をワ
イヤーバーを用いて塗工し、紫外線硬化型接着剤を塗工
した面に前記1.5μmのPETフィルムと和紙を貼り
合わせたフィルムの和紙側を貼り合わせた。さらに、
1.5kWの高圧水銀灯を100μmのPETフィルム
側から照射して紫外線硬化型接着剤を硬化させ、芳香発
生シートを製造した。
【0058】実施例19 二軸延伸処理を施した厚さ1.5μmのPETフィルム
に下記組成の接着液をワイヤーバーを用いて塗工し、そ
の上から厚さ約40μmの和紙を貼り合わせ、50℃で
10分間乾燥した。 〈接着液〉 ポリエステル(エリーテル、ユニチカ社製) 5.0重量部 トルエン 90.0重量部 MEK 5.0重量部 次いで、香水(シャネル社製 COCO)をワイヤーバ
ーを用いて塗布した。一方、100μmのPETフィル
ムに紫外線硬化型接着剤(ケミテック社製、U−407
B)をワイヤーバーを用いて塗工し、紫外線硬化型接着
剤を塗工した面に前記1.5μmのPETフィルムと和
紙を貼り合わせたフィルムの和紙側を貼り合わせた。さ
らに、1.50kWの高圧水銀灯を100μmのPET
フィルム側から照射して紫外線硬化型接着剤を硬化さ
せ、芳香発生シートを製造した。
【0059】実施例20 二軸延伸処理を施した厚さ1.5μmのPETフィルム
に下記組成の接着液をワイヤーバーを用いて塗工し、そ
の上から厚さ約40μmの和紙を貼り合わせ、50℃で
10分間乾燥した。 〈接着液〉 ポリエステル(エリーテル、ユニチカ社製) 5.0重量部 トルエン 90.0重量部 MEK 5.0重量部 二軸延伸処理を施した厚さ1.5μmのPETフィルム
の和紙を貼り合わせたのとは逆側の面に下記組成のカー
ボンブラック分散液をワイヤーバーを用いて塗工した
後、50℃で10分間乾燥した。 〈カーボンブラック分散液〉 カーボンブラック 10.0重量部 ブチラール樹脂 10.0重量部 変性エタノール 80.0重量部 次いで、和紙面から香水(シャネル社製 COCO)を
霧吹きで散布した。一方、100μmのPETフィルム
に紫外線硬化型接着剤(ケミテック社製、U−407
B)をワイヤーバーを用いて塗工し、紫外線硬化型接着
剤を塗工した面に前記1.5μmのPETフィルムと和
紙を貼り合わせたフィルムの和紙側を貼り合わせた。さ
らに、1.5kWの高圧水銀灯を100μmのPETフ
ィルム側から照射して紫外線硬化型接着剤を硬化させ、
芳香発生シートを製造した。
【0060】実施例21 厚さ14μmのアルミ箔に下記組成の接着液をワイヤー
バーを用いて塗工し、その上から厚さ約40μmの和紙
を貼り合わせ、50℃で10分間乾燥した。 〈接着液〉 ポリエステル(エリーテル、ユニチカ社製) 5.0重量部 トルエン 90.0重量部 MEK 5.0重量部 次いで、和紙面から香水(シャネル社製 COCO)を
霧吹きで散布した。一方、100μmのPETフィルム
に紫外線硬化型接着剤(ケミテック社製、U−407
B)をワイヤーバーを用いて塗工し、紫外線硬化型接着
剤を塗工した面に前記1.5μmのPETフィルムと和
紙を貼り合わせたフィルムの和紙側を貼り合わせた。さ
らに、1.5kWの高圧水銀灯を100μmのPETフ
ィルム側から照射して紫外線硬化型接着剤を硬化させ、
芳香発生シートを製造した。
【0061】実施例22 二軸延伸処理を施した厚さ1.5μmのPETフィルム
に下記組成の接着液をワイヤーバーを用いて塗工し、そ
の上から厚さ約40μmの和紙を貼り合わせ、50℃で
10分間乾燥した。 〈接着液〉 ポリエステル(エリーテル、ユニチカ社製) 5.0重量部 トルエン 90.0重量部 MEK 5.0重量部 次いで、和紙面から香水(シャネル社製 COCO)を
霧吹きで散布した。一方、ジアゾ感光紙(リコー社製)
に下記組成の中間層溶液をワイヤーバーを用いて塗工
し、80℃で10分間乾燥した。 〈中間層溶液〉 ポリカーボネート(帝人社製) 10.0重量部 THF 90.0重量部 中間層面に下記組成の熱硬化型接着液をワイヤーバーを
用いて塗工した。接着液を塗工した面に前記1.5μm
のPETフィルムと和紙を貼り合わせたフィルムの和紙
側を貼り合わせ、50℃で10分間加熱し、芳香性感熱
記録紙を製造した。 〈熱硬化型接着液〉 ブチラール樹脂(BX−1、積水化学工業社製) 20.0重量部 イソシアネート化合物 1.2重量部 (タケネートD−103H、武田薬品社製) MEK 80.0重量部
【0062】実施例23 二軸延伸処理を施した厚さ1.5μmのPETフィルム
に下記組成の接着液をワイヤーバーを用いて塗工し、そ
の上から厚さ約40μmの和紙を貼り合わせ、50℃で
10分間乾燥した。 〈接着液〉 ポリエステル(エリーテル、ユニチカ社製) 5.0重量部 トルエン 90.0重量部 MEK 5.0重量部 次いで、和紙面から香水(シャネル社製 COCO)を
霧吹きで散布した。一方、剥離フィルムで保護された粘
着層が片面に形成してある100μmのPETフィルム
の粘着層が形成されていない側に下記組成の熱硬化型接
着液をワイヤーバーを用いて塗工した。接着液を塗工し
た面に前記1.5μmのPETフィルムと和紙を貼り合
わせたフィルムの和紙側を貼り合わせ、50℃で10分
間加熱し、芳香性シールを製造した。 〈熱硬化型接着液〉 ブチラール樹脂(BX−1、積水化学工業社製) 20.0重量部 イソシアネート化合物 1.2重量部 (タケネートD−103H、武田薬品社製) MEK 80.0重量部
【0063】実施例24 二軸延伸処理を施した厚さ1.5μmのPETフィルム
に下記組成の接着液をワイヤーバーを用いて塗工し、そ
の上から厚さ約40μmの和紙を貼り合わせ、50℃で
10分間乾燥した。 〈接着液〉 ポリエステル(エリーテル、ユニチカ社製) 5.0重量部 トルエン 90.0重量部 MEK 5.0重量部 次いで、和紙面から香水(シャネル社製 COCO)を
霧吹きで散布した。一方、電子マネーカードに下記組成
の熱硬化型接着液をワイヤーバーを用いて塗工した。接
着液を塗工した面に前記1.5μmのPETフィルムと
和紙を貼り合わせたフィルムの和紙側を貼り合わせ、5
0℃で10分間加熱し、電子マネー機能を備えた芳香性
情報記録媒体を製造した。 〈熱硬化型接着液〉 ブチラール樹脂(BX−1、積水化学工業社製) 20.0重量部 イソシアネート化合物 1.2重量部 (タケネートD−103H、武田薬品社製) MEK 80.0重量部
【0064】 比較例 香料(iso−アミルアセテート) 100.0重量部 キシリレンジイソシアネートとトリメチロールプロパンの付加物 (タケネートD110N、武田薬品社製) 60.0重量部 上記組成の溶液を調製し、内相液とした。 部分ケン化ポリビニルアルコール(クラレ社製) 18.0重量部 イオン交換水 380.0重量部 前記内相液に、上記組成の水溶液を加えて20℃で乳化
した。この乳化液を60℃に昇温させ、3時間撹拌しな
がら反応させ、メタノールで洗浄しながらメンブランフ
ィルターで濾過して、香料(iso−アミルアセテー
ト)を内包するマイクロカプセルを得た。厚さ100μ
mのPETフィルムに下記組成の接着液をワイヤーバー
を用いて塗布後、得られたマイクロカプセルを均一に振
りかけ、PETフィルムを逆さにすることで接着液に触
れていないマイクロカプセルを取り除いた。20分間風
乾させた後に50℃で10分間乾燥し、マイクロカプセ
ル型芳香発生シートを製造した。 〈接着液〉 ポリエステル(エリーテル、ユニチカ社製) 5.0重量部 トルエン 90.0重量部 MEK 5.0重量部
【0065】サンプル評価 上記実施例1〜24および比較例で得られた芳香発生シ
ートの評価結果は以下の通りである。 評価1 実施例1で製造した芳香発生シートをサーマルヘッド
(東芝社製)で加熱穿孔したところ、加熱穿孔前には全
く香りがしなかったが、加熱穿孔後には香水(シャネル
社製 COCO)の香りが発生した。24時間後でも香
水(シャネル社製COCO)の香りが発せられているこ
とを確認した。 評価2 実施例1で製造した芳香発生シートを針で加圧穿孔した
ところ、加圧穿孔前には全く香りがしなかったが、加圧
穿孔後には香水(シャネル社製 COCO)の香りが発
生した。24時間後でも香水(シャネル社製 COC
O)の香りが発せられていることを確認した。 評価3 実施例2で製造した芳香発生シートをサーマルヘッド
(東芝社製)で加熱穿孔したところ、加熱圧穿孔前には
全く香りがしなかったが、加熱穿孔後には香水(シャネ
ル社製 COCO)の香りが発生した。24時間後でも
香水(シャネル社製 COCO)の香りが発せられてい
ることを確認した。 評価4 実施例3で製造した芳香発生シートをサーマルヘッド
(東芝社製)で加熱穿孔したところ、加熱穿孔前には全
く香りがしなかったが、加熱穿孔後には香水(シャネル
社製 COCO)の香りが発生した。24時間後でも香
水(シャネル社製COCO)の香りが発せられているこ
とを確認した。 評価5 実施例4で製造した芳香発生シートをサーマルヘッド
(東芝社製)で加熱穿孔したところ、加熱穿孔前には全
く香りがしなかったが、加熱穿孔後には香水(シャネル
社製 COCO)の香りが発生した。24時間後でも香
水(シャネル社製COCO)の香りが発せられているこ
とを確認した。
【0066】評価6 実施例5で製造した芳香発生シートをサーマルヘッド
(東芝社製)で加熱穿孔したところ、加熱穿孔前には全
く香りがしなかったが、加熱穿孔後には香水(シャネル
社製 COCO)の香りが発生した。24時間後でも香
水(シャネル社製COCO)の香りが発せられているこ
とを確認した。 評価7 実施例6で製造した芳香発生シートをサーマルヘッド
(東芝社製)で加熱穿孔したところ、加熱穿孔前には全
く香りがしなかったが、加熱穿孔後には実施例1より弱
い香水(シャネル社製 COCO)の香りが発生した。
穿孔部を顕微鏡で確認したところ、穿孔径が実施例1よ
りも小さく、かつ穿孔数が実施例1よりも少ないことを
確認した。24時間後でも香水(シャネル社製 COC
O)の香りが発せられていることを確認した。 評価8 実施例7で製造した芳香発生シートの左半分をサーマル
ヘッド(東芝社製)で加熱穿孔したところ、加熱穿孔前
には全く香りがしなかったが、加熱穿孔後には香水(シ
ャネル社製 COCO)の香りだけが発生した。24時
間後でも香水(シャネル社製 COCO)の香りが発せ
られていることを確認した。また、実施例7で製造した
もう1つの芳香発生シートの右半分をサーマルヘッド
(東芝社製)で加熱穿孔したところ、加熱穿孔前には全
く香りがしなかったが、加熱穿孔後にはiso−アミル
アセテートの香りだけが発生した。24時間後でもis
o−アミルアセテートの香りだけが発せられていること
を確認した。 評価9 実施例8で製造した芳香発生シートの片面をサーマルヘ
ッド(東芝社製)で加熱穿孔したところ、加熱穿孔前に
は全く香りがしなかったが、加熱穿孔後には香水(シャ
ネル社製 COCO)の香りだけが発生した。24時間
後でも香水(シャネル社製 COCO)の香りだけが発
せられていることを確認した。また、実施例9で製造し
たもう1つの芳香発生シートのもう片方の面をサーマル
ヘッド(東芝社製)で加熱穿孔したところ、加熱穿孔前
には全く香りがしなかったが、加熱穿孔後にはiso−
アミルアセテートの香りだけが発生した。24時間後で
もiso−アミルアセテートの香りだけが発せられてい
ることを確認した。 評価10 実施例9で製造した芳香発生シートをサーマルヘッド
(東芝社製)で加熱穿孔したところ、加熱穿孔前には全
く香りがしなかったが、加熱穿孔後には香水(シャネル
社製 COCO)の香りが発生した。24時間後でも香
水(シャネル社製COCO)の香りが発せられているこ
とを確認した。
【0067】評価11 実施例10で製造した芳香発生シートをサーマルヘッド
(東芝社製)で加熱穿孔したところ、加熱穿孔前には全
く香りがしなかったが、加熱穿孔後には香水(シャネル
社製 COCO)の香りが発生した。24時間後でも香
水(シャネル社製 COCO)の香りが発せられている
ことを確認した。 評価12 実施例11で製造した芳香発生シートをサーマルヘッド
(東芝社製)で加熱穿孔したところ、加熱穿孔前には全
く香りがしなかったが、加熱穿孔後には香水(シャネル
社製 COCO)の香りが発生した。24時間後でも香
水(シャネル社製 COCO)の香りが発せられている
ことを確認した。 評価13 実施例12で製造した芳香発生シートをサーマルヘッド
(東芝社製)で加熱穿孔したところ、加熱穿孔前には全
く香りがしなかったが、加熱穿孔後には香水(シャネル
社製 COCO)の香りが発生した。24時間後でも香
水(シャネル社製 COCO)の香りが発せられている
ことを確認した。 評価14 実施例13で製造した芳香発生シートをサーマルヘッド
(東芝社製)で加熱穿孔したところ、加熱穿孔前には全
く香りがしなかったが、加熱穿孔後には香水(シャネル
社製 COCO)の香りが発生した。24時間後でも香
水(シャネル社製 COCO)の香りが発せられている
ことを確認した。 評価15 実施例14で製造した芳香発生シートをサーマルヘッド
(東芝社製)で加熱穿孔したところ、加熱穿孔前には全
く香りがしなかったが、加熱穿孔後には香水(シャネル
社製 COCO)の香りが発生した。24時間後でも香
水(シャネル社製 COCO)の香りが発せられている
ことを確認した。
【0068】評価16 実施例15で製造した芳香発生シートをサーマルヘッド
(東芝社製)で加熱穿孔したところ、加熱穿孔前には全
く香りがしなかったが、加熱穿孔後には香水(シャネル
社製 COCO)の香りが発生した。24時間後でも香
水(シャネル社製 COCO)の香りが発せられている
ことを確認した。 評価17 実施例16で製造した芳香発生シートをサーマルヘッド
(東芝社製)で加熱穿孔したところ、加熱穿孔前には全
く香りがしなかったが、加熱穿孔後には香水(シャネル
社製 COCO)の香りが発生した。24時間後でも香
水(シャネル社製 COCO)の香りが発せられている
ことを確認した。 評価18 実施例17で製造した芳香発生シートをサーマルヘッド
(東芝社製)で加熱穿孔したところ、加熱穿孔前には全
く香りがしなかったが、加熱穿孔後には香水(シャネル
社製 COCO)の香りが発生した。24時間後でも香
水(シャネル社製 COCO)の香りが発せられている
ことを確認した。 評価19 実施例18で製造した芳香発生シートをサーマルヘッド
(東芝社製)で加熱穿孔したところ、加熱穿孔前には全
く香りがしなかったが、加熱穿孔後には香水(シャネル
社製 COCO)の香りが発生した。24時間後でも香
水(シャネル社製 COCO)の香りが発せられている
ことを確認した。 評価20 実施例19で製造した芳香発生シートをサーマルヘッド
(東芝社製)で加熱穿孔したところ、加熱穿孔前には全
く香りがしなかったが、加熱穿孔後には香水(シャネル
社製 COCO)の香りが発生した。24時間後でも香
水(シャネル社製 COCO)の香りが発せられている
ことを確認した。
【0069】評価21 実施例20で製造した芳香発生シートに、5mm×20
mmのアルミ製スリットを通してキセノンランプ(ウシ
オ電機社製)を照射し加熱穿孔したところ、加熱穿孔前
には全く香りがしなかったが、加熱穿孔後には香水(シ
ャネル社製 COCO)の香りが発生した。24時間後
でも香水(シャネル社製 COCO)の香りが発せられ
ていることを確認した。 評価22 実施例20で製造した芳香発生シートに、200mWの
レーザダイオード(SDL社製、パルス幅10μse
c、パルス間隔100μsec)を照射し加熱穿孔した
ところ、加熱穿孔前には全く香りがしなかったが、加熱
穿孔後には香水(シャネル社製 COCO)の香りが発
生した。24時間後でも香水(シャネル社製 COC
O)の香りが発せられていることを確認した。 評価23 実施例21で製造した芳香発生シートを針で加圧穿孔し
たところ、加圧穿孔前には全く香りがしなかったが、加
圧穿孔後には香水(シャネル社製 COCO)の香りが
発生した。24時間後でも香水(シャネル社製 COC
O)の香りが発せられていることを確認した。 評価24 実施例22で製造した芳香性感熱記録紙をサーマルヘッ
ド(東芝社製)で加熱穿孔したところ、加熱穿孔前には
全く香りがしなかったが、加熱穿孔後には香水(シャネ
ル社製 COCO)の香りが発生した。24時間後でも
香水(シャネル社製 COCO)の香りが発せられてい
ることを確認した。 評価25 実施例23で製造した芳香性シールをサーマルヘッド
(東芝社製)で加熱穿孔したところ、加熱穿孔前には全
く香りがしなかったが、加熱穿孔後には香水(シャネル
社製 COCO)の香りが発生した。24時間後でも香
水(シャネル社製COCO)の香りが発せられているこ
とを確認した。
【0070】評価26 実施例24で製造した芳香性情報記録媒体をサーマルヘ
ッド(東芝社製)で加熱穿孔したところ、加熱穿孔前に
は全く香りがしなかったが、加熱穿孔後には香水(シャ
ネル社製 COCO)の香りが発生した。24時間後で
も香水(シャネル社製 COCO)の香りが発せられて
いることを確認した。 評価27 比較例で製造したマイクロカプセル型芳香発生シート
は、サーマルヘッド(東芝社製)による穿孔前にもis
o−アミルアセテートの香りがしており、穿孔後には穿
孔前に比べてわずかに強いiso−アミルアセテートの
香りが発生した。また24時間後、iso−アミルアセ
テートの香りはほとんど発せられていないことを確認し
た。
【0071】
【発明の効果】以上、詳細かつ擬態的な説明からあきら
かなように、本発明により、保存中の品質劣化がなく、
使用時点で加熱あるいは加圧によって簡単に穿孔形成さ
れて芳香性が発散され、穿孔形成の程度の簡単な調節に
よりその芳香性の発散程度の自在に調節することがで
き、穿孔形成の程度は肉眼で見分けることが難かしい程
に外観上の変化が少なく、強い芳香性を発現することが
でき、かつ、芳香性の発散持続期間を自在に制御できる
芳香発生シートが提供され、また、そのような芳香性発
生シートの製造方法が提供され、その芳香性発生シート
からの芳香を発生する方法が提供されるという極めて優
れた効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の芳香発生シートの構成例を表わす図で
ある。
【図2】本発明の芳香発生シートの構成例を表わす図で
ある。
【図3】本発明の芳香発生シートの構成例を表わす図で
ある。
【図4】本発明の芳香発生シートの構成例を表わす図で
ある。
【図5】本発明の芳香発生シートの構成例を表わす図で
ある。
【図6】本発明の芳香発生シートの構成例を表わす図で
ある。
【図7】本発明の芳香発生シートの構成例を表わす図で
ある。
【図8】本発明の芳香発生シートの構成例を表わす図で
ある。
【図9】本発明の芳香発生シートの構成例を表わす図で
ある。
【図10】本発明の芳香発生シートの構成例を表わす図
である。
【図11】本発明の芳香発生シートの構成例を表わす図
である。
【図12】本発明の芳香発生シートの構成例を表わす図
である。
【図13】本発明の芳香発生シートの構成例を表わす図
である。
【図14】本発明の芳香発生シートの構成例を表わす図
である。
【図15】本発明の芳香発生シートの構成例を表わす図
である。
【図16】本発明の芳香発生シートの構成例を表わす図
である。
【図17】本発明の芳香発生シートの構成例を表わす図
である。
【図18】本発明の芳香発生シートの構成例を表わす図
である。
【図19】本発明の芳香発生シートの構成例を表わす図
である。
【図20】本発明の芳香発生シートの構成例を表わす図
である。
【図21】本発明の芳香発生シートの構成例を表わす図
である。
【図22】本発明の芳香発生シートの構成例を表わす図
である。
【図23】本発明の芳香発生シートの構成例を表わす図
である。
【図24】本発明の芳香発生シートの構成例を表わす図
である。
【図25】本発明の芳香発生シートの構成例を表わす図
である。
【図26】本発明発明における芳香発生シートの芳香発
生機構を説明する図である。
【図27】本発明発明における別の芳香発生シートの芳
香発生機構を説明する図である。
【図28】本発明発明におけるまた別の芳香発生シート
の芳香発生機構を説明する図である。
【図29】本発明発明における更に別の芳香発生シート
の芳香発生機構を説明する図である。
【符号の説明】
1 穿孔形成が可能なフィルム 2 香料含有層 2a 香料a含有層 2b 香料b含有層 3 香料収容容器 4 支持体(ベースフィルム) 5 接着層あるいは粘着層 6 香料を含有する繊維状多孔質体 7 香料を含有するスポンジ状多孔質体 8 香料を含有するスクリーンメッシュ 9 中間層 10 感熱記録層 11 粘着層あるいは接着層 12 情報記録媒体 13 電磁波吸収層あるいは赤外線吸収層あるいはレー
ザー光吸収層 14 電磁波吸収剤を含有する穿孔形成が可能なフィル
ム 15 香料隔絶層 16 接着テープあるいは粘着テープ 17 穿孔形成部

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の少なくとも一方の面に少なくと
    も香料含有層と穿孔形成が可能なフィルムを順次設けて
    なることを特徴とする芳香発生シート。
  2. 【請求項2】 支持体の両面に少なくとも香料含有層と
    穿孔形成が可能なフィルムを順次設けてなることを特徴
    とする芳香発生シート。
  3. 【請求項3】 香料含有層及び/又は穿孔形成が可能な
    フィルムを複数設けたことを特徴とする請求項1又は2
    に記載の芳香発生シート。
  4. 【請求項4】 前記穿孔形成が可能なフィルムが加熱手
    段、加圧手段、機械的手段等又はこれらの組み合わせに
    より穿孔形成が可能なものであることを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれか1に記載の芳香発生シート。
  5. 【請求項5】 香料含有層が多孔質体に含浸されている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の
    芳香発生シート。
  6. 【請求項6】 前記多孔質体が繊維状多孔質体、スポン
    ジ状多孔質体、あるいはスクリーンメッシュであること
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載の芳香
    発生シート。
  7. 【請求項7】 支持体が通常の紙、感熱記録紙、情報記
    録紙、樹脂フィルム、金属箔のうちいずれかであること
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれか1に記載の芳香
    発生シート。
  8. 【請求項8】 香料含有層を複数設け、各香料含有層に
    含有される香料が相互に異種であることを特徴とする請
    求項1乃至7のいずれか1に記載の芳香発生シート。
  9. 【請求項9】 前記複数設けられた各香料含有層の間に
    隔絶層を設けたことを特徴とする請求項8に記載の芳香
    発生シート。
  10. 【請求項10】 前記複数の香料含有層が同一平面上に
    あることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1に記
    載の芳香発生シート。
  11. 【請求項11】 前記複数の香料含有層が積層されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1に記
    載の芳香発生シート。
  12. 【請求項12】 前記複数の香料含有層がストライプ状
    又は格子状に設けられていることを特徴とする請求項1
    乃至11のいずれか1に記載の芳香発生シート。
  13. 【請求項13】 支持体と香料含有層の間に中間層を設
    けたことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1に
    記載の芳香発生シート。
  14. 【請求項14】 前記穿孔形成が可能なフィルムの少な
    くとも1つが、熱可塑性フィルムであることを特徴とす
    る請求項1乃至13のいずれか1に記載の芳香発生シー
    ト。
  15. 【請求項15】 前記熱可塑性フィルムが少なくともポ
    リエチレンテレフタレートを含有することを特徴とする
    請求項14に記載の芳香発生シート。
  16. 【請求項16】 前記穿孔形成が可能なフィルムの少な
    くとも1つが二軸延伸処理されていることを特徴とする
    請求項1乃至15のいずれか1に記載の芳香発生シー
    ト。
  17. 【請求項17】 前記穿孔形成が可能なフィルムの少な
    くとも1つの膜厚が5μm以下であることを特徴とする
    請求項1乃至16のいずれか1に記載の芳香発生シー
    ト。
  18. 【請求項18】 感熱記録部位、電子情報記録部位又は
    光情報記録部位を有することを特徴とする請求項1乃至
    17のいずれか1に記載の芳香発生シート。
  19. 【請求項19】 最外面に接着面を有することを特徴と
    する請求項1乃至18のいずれか1に記載の芳香発生シ
    ート。
  20. 【請求項20】 最外面に粘着面を有することを特徴と
    する請求項1乃至19のいずれか1に記載の芳香発生シ
    ート。
  21. 【請求項21】 穿孔に用いられる電磁波に吸収を有す
    る電磁波吸収性物質をシート材のいずれかの層に含有す
    ることを特徴とする請求項1乃至20のいずれか1に記
    載の芳香発生シート。
  22. 【請求項22】 前記電磁波吸収剤が少なくともカーボ
    ンブラックを含むことを特徴とする請求項21に記載の
    芳香発生シート。
  23. 【請求項23】 請求項1乃至22のいずれか1に記載
    の芳香発生シートにおける穿孔形成が可能なフィルムを
    加熱手段、加圧手段、機械的手段等又はこれらの組み合
    わせにより穿孔を形成することを特徴とする芳香発生シ
    ートの芳香発生方法。
  24. 【請求項24】 前記加熱手段が発熱抵抗素子であるこ
    とを特徴とする請求項23に記載の芳香発生シートの芳
    香発生方法。
  25. 【請求項25】 前記加熱手段が赤外線を含む電磁波照
    射、あるいはレーザ光照射であることを特徴とする請求
    項23に記載の芳香発生シートの芳香発生方法。
  26. 【請求項26】 香料含有層をスクリーン印刷、グラビ
    ア印刷、オフセット印刷、インクジェット印刷、孔版印
    刷、フレキソ印刷からなる群より選ばれる印刷手段によ
    り形成することを特徴とする請求項1乃至22のいずれ
    か1に記載の芳香発生シートの製造方法。
  27. 【請求項27】 香料含有層を、少なくとも香料を含有
    する溶液を霧状に散布することにより形成することを特
    徴とする請求項1乃至22のいずれか1に記載の芳香発
    生シートの製造方法。
  28. 【請求項28】 香料含有層を、少なくとも香料を含有
    する溶液を定量塗工する冶具を用いて塗工することによ
    り形成することを特徴とする請求項1乃至22のいずれ
    か1に記載の芳香発生シートの製造方法。
  29. 【請求項29】 請求項1乃至22のいずれか1に記載
    の芳香発生シートを構成する層の界面のうち少なくとも
    1つの界面を接着剤、粘着剤、接着テープ、粘着テープ
    からなる群より選ばれる固定手段により層同士を固定す
    ることを特徴とする芳香発生シートの製造方法。
  30. 【請求項30】 前記接着剤、粘着剤、接着テープある
    いは粘着テープが紫外線硬化型であり、該接着剤、粘着
    剤、接着テープあるいは粘着テープを紫外線照射により
    硬化させることを特徴とする請求項29に記載の芳香発
    生シートの製造方法。
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