JPH1114690A - プリント基板検査装置のガイドピン保持機構 - Google Patents

プリント基板検査装置のガイドピン保持機構

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JPH1114690A
JPH1114690A JP9170362A JP17036297A JPH1114690A JP H1114690 A JPH1114690 A JP H1114690A JP 9170362 A JP9170362 A JP 9170362A JP 17036297 A JP17036297 A JP 17036297A JP H1114690 A JPH1114690 A JP H1114690A
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guide
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガイドピンとガイドピンプレートとの間にガ
タが生じにくいプリント基板検査装置のガイドピン保持
機構を提供する。 【解決手段】 径大部25の外径d1と同じ径を有する
固定パイプ17で、径大部25を上面P1に接触した状
態に保持する。また、ガイドピン保持孔H15を途中で
径小としたので、径小部B1を肉厚にすることができる
ので、この部分に第1のネジ部S1を設けることができ
る。第1のネジ部S1と第2のネジ部S2を螺合させる
ことによって径大部25を上面P1に接触した状態に保
持することができる。よって、ガイドピンプレート37
とガイドピンソケット15とを一体として動かすことが
でき、コンパクトで、ガイドピンソケット15とガイド
ピンプレート37との間にガタが生じにくいプリント基
板検査装置のガイドピン保持機構を提供することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板検査
装置のガイドピン調節機構に関するものであり、ガイド
ピンのガタ防止に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板検査装置におけるプリント
基板とプローブとの相対的な位置決めの方法としては、
2種類の方法が提案されている。一つは、プリント基板
の位置を固定しておき、プローブを保持する治具を移動
させることによって、前記位置決めを行う方法である。
もう一つは、プローブを保持する治具を固定しておき、
プリント基板を移動させることによって、前記位置決め
を行う方法である。
【0003】プリント基板移動方法を採用したガイドピ
ン保持機構を有するプリント基板検査装置について、図
7を用いて説明する。プリント基板検査装置100のガ
イドピン保持機構は、ガイドピンプレート107を矢印
147および矢印149方向に移動させることによっ
て、ガイドピン133の位置決めを行う。
【0004】プリント基板検査装置100において、プ
リント基板103は、ガイドピン133によって保持さ
れている。また、ガイドピン133は、ガイドピンソケ
ット135によって保持されている。なお、ガイドピン
133がガイドピンソケット135から飛び出ないよう
に、Eリング139がガイドピン133に取付けられて
いる。
【0005】ガイドピンプレート107には孔が形成さ
れている。この孔にガイドピンソケット135が圧入さ
れている。これにより、ガイドピンプレート107にガ
イドソケット135が保持される。
【0006】ガイドピンプレート107、ガイドピン1
33およびガイドソケット135の関係をより詳細に示
したものが図8である。ガイドピン133は、ガイドピ
ンソケット135に挿入される。このとき、同時に、ガ
イドピンソケット133内に緩衝部材として圧縮コイル
バネ139も挿入される(この圧縮コイルバネ139
は、図7では図示せず省略している)。
【0007】ガイドピン133、圧縮コイルバネ139
が挿入されたガイドピンソケット135がガイドピンプ
レート107の孔に圧入される。これによって、ガイド
ピンソケット135がガイドピンプレート107に保持
され、両者を一体として動かすことができる。また、ガ
イドピンソケット135が挿入されるプローブガイド板
105およびプローブベース板109に形成されている
孔は、ガイドピンソケット135の外径よりも大きい径
を有している。
【0008】したがって、ガイドピンプレート107を
矢印143方向に移動させれば、ガイドピンソケット1
35も矢印143方向に移動させることができ、ガイド
ピンプレート107を矢印145方向に移動させれば、
ガイドピンソケット135も矢印145方向に移動させ
ることができる。
【0009】図7に戻って、プローブ123は、プロー
ブベース板109によって保持されている。また、プロ
ーブベース板109の上面にはガイドピンプレート10
7が設けられている。さらに、その上面にはプローブガ
イド板105が設けられている。プローブガイド板10
5は、プローブ123のピン部の位置精度を確保するた
めの部材である。
【0010】なお、アライメントアーム113には、X
−Y−θ駆動装置が接続されている(図示せず)。これ
によって、アライメントアーム113を介してガイドピ
ンプレート107を移動させることによって、ガイドピ
ン133を所望の位置へ移動させることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述のプリント基板検
査装置のガイドピン保持機構には、以下のような問題点
があった。前述のプローブの位置を固定し、プリント基
板を移動させることによって、両者の位置合わせを行う
方法によるプリント基板検査装置100では、ガイドピ
ンプレート107の厚さは薄く、通常2mm程度であ
る。したがって、ある程度使用を続け、ガイドピン13
3の位置合わせを行っていると、ガイドピンソケット1
35とガイドピンプレート107との間にガタが生じて
くる。ガタが生じると、プリント基板103とプローブ
123の位置を正確に合わせることができず、正確な検
査を行うことができない。
【0012】ガタを防止する方法の一つとして、ガイド
ピンプレート107の厚さを厚くすることが考えられ
る。しかし、ガイドピンプレート107の厚さは、従来
2mm程度とされている。したがって、この厚さを変更
するとなると、これまでの部品等が使用できなくなるの
で、コストの面でも、また、再設計等のために必要とさ
れる時間面でも多くの投資が必要とされることになる。
【0013】本発明は、ガイドピンとガイドピンプレー
トとの間にガタが生じにくいプリント基板検査装置のガ
イドピン保持機構の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかるプリン
ト基板検査装置のガイドピン保持機構は、プリント基板
を保持するガイドピン、前記ガイドピンが挿入保持され
るガイドピン保持孔を有するガイドピン保持器、前記ガ
イドピン保持器が挿入保持される挿入孔を有し、前記ガ
イドピンを検査治具に対して位置決めさせるためのガイ
ドピン可動板、を備えたプリント基板検査装置のガイド
ピン保持機構であって、前記ガイドピン保持器は、前記
ガイドピン保持器が前記ガイドピン可動板の第1の面側
から第2の面側に抜けないように前記第1の面と接触す
る径大部を有し、前記ガイドピン可動板の第1の面と対
向する第2の面側には、前記径大部が前記第1の面に接
触された状態を保持する保持部材を設けたこと、を特徴
とする。
【0015】請求項2にかかるプリント基板検査装置の
ガイドピン保持機構は、請求項1にかかるプリント基板
検査装置のガイドピン保持機構において、前記保持部材
の外径は、前記ガイドピン保持器の径大部の外径とほぼ
同じであり、前記ガイドピン保持孔は、当該ガイドピン
保持孔の内径が前記第2の面から離れた部分で径小とな
る径小部を有し、前記ガイドピン保持器と前記保持部材
が、前記径小部で係合することによって、前記径大部が
前記第1の面に接触された状態に保持されること、を特
徴とする。
【0016】請求項3にかかるプリント基板検査装置の
ガイドピン保持機構は、請求項2にかかるプリント基板
検査装置のガイドピン保持機構において、前記ガイドピ
ン保持器の径小部に、第1のネジ部が形成されており、
前記保持部材に、前記第1のネジ部と螺合する第2のネ
ジ部が形成されていること、を特徴とする。
【0017】請求項4にかかるプリント基板検査装置の
ガイドピン保持機構は、プリント基板を保持するガイド
ピン、筒状の軸部、前記軸部の一端の頭部、さらに前記
軸部の他端にネジ部を有するガイドソケットであって、
前記ガイドピンが前記軸部の内部を軸通するガイドソケ
ット、前記ガイドソケットのネジ部と螺合するネジ部を
有する固定パイプ、前記ガイドソケットの軸部は貫通で
き、かつ、前記ガイドソケットの頭部および前記固定パ
イプは貫通できない径の孔を有するガイドピンプレー
ト、を備えるプリント基板検査装置のガイドピン位置調
節機構であって、前記ガイドソケットの軸部が前記ガイ
ドピンプレートの孔に挿入され、孔から突き出たガイド
ソケットの軸部が前記固定パイプに挿入され、両者のネ
ジ部を螺合させることによって、前記ガイドピンプレー
ト、前記ガイドソケットおよび前記固定パイプが挟着さ
れること、を特徴とする。
【0018】請求項5にかかるプリント基板検査装置に
おけるガイドピン保持方法は、ガイドピンをガイドピン
保持器のガイドピン保持孔に挿入し、前記ガイドピンを
挿入したガイドピン保持器をガイドピン可動板の挿入孔
に挿入し、前記ガイドピン保持器が有する径大部を、前
記第1の面と接触させ、前記ガイドピン保持器が前記ガ
イドピン可動板の第1の面側から第2の面側に抜けない
ようにするプリント基板検査装置におけるガイドピン保
持方法であって、前記径大部が前記第1の面に押圧され
た状態で、前記ガイドピン保持器を前記ガイドピン可動
板に保持すること、を特徴とする。
【0019】
【発明の効果】請求項1にかかるプリント基板検査装置
のガイドピン保持機構は、ガイドピン可動板の第1の面
と対向する第2の面側に、径大部が第1の面に接触され
た状態を保持する保持部材を設けている。
【0020】これにより、ガイドピン可動板とガイドピ
ン保持器とを一体として動かすことができる。したがっ
て、ガイドピン保持器とガイドピン可動板との間にガタ
が生じにくいプリント基板検査装置のガイドピン保持機
構を提供することができる。
【0021】請求項2にかかるプリント基板検査装置の
ガイドピン保持機構では、保持部材の外径は、ガイドピ
ン保持器の径大部の外径とほぼ同じであり、ガイドピン
保持孔は、当該ガイドピン保持孔の内径が第2の面から
離れた部分で径小となる径小部を有し、ガイドピン保持
器と保持部材が、径小部で係合することによって、径大
部が前記第1の面に接触された状態に保持される。
【0022】これにより、径大部の外径とほぼ同じ径を
有する保持部材で、径大部を第1の面に接触した状態に
保持することができる。また、ガイドピン保持孔の内径
を径小にすることによって径小部を肉厚にすることがで
きるので、径小部にガイドピン保持器と保持部材を係合
させるための構造を形成することができる。したがっ
て、コンパクトで、ガイドピン保持器とガイドピン可動
板との間にガタが生じにくいプリント基板検査装置のガ
イドピン保持機構を提供することができる。
【0023】請求項3にかかるプリント基板検査装置の
ガイドピン保持機構では、ガイドピン保持器の径小部
に、第1のネジ部が形成されており、保持部材に、第1
のネジ部と螺合する第2のネジ部が形成されている。
【0024】これにより、第1のネジ部と第2のネジ部
を螺合させることによって径大部を第1の面に接触した
状態に保持することができる。したがって、簡易な構成
で、ガイドピン保持器とガイドピン可動板との間にガタ
が生じにくいプリント基板検査装置のガイドピン保持機
構を提供することができる。
【0025】請求項4にかかるプリント基板検査装置の
ガイドピン保持機構では、ガイドピンは、プリント基板
を保持する。ガイドソケットは、筒状の軸部、軸部の一
端の頭部、さらに軸部の他端にネジ部を有するガイドソ
ケットであって、ガイドピンが軸部の内部を軸通する。
【0026】固定パイプは、ガイドソケットのネジ部と
螺合するネジ部を有する。ガイドピンプレートは、ガイ
ドソケットの軸部は貫通でき、かつ、ガイドソケットの
頭部および固定パイプは貫通できない径の孔を有する。
【0027】さらに、ガイドソケットの軸部が前記ガイ
ドピンプレートの孔に挿入され、孔から突き出たガイド
ソケットの軸部が固定パイプに挿入され、両者のネジ部
を螺合させることによって、ガイドピンプレート、ガイ
ドソケットおよび固定パイプが挟着される。
【0028】これにより、ガイドソケットおよび固定パ
イプのネジ部を螺合させることによって、ガイドピンプ
レート、ガイドソケットおよび固定パイプを挟着するこ
とができる。したがって、簡易な構成で、ガイドソケッ
トとガイドピンプレートとの間にガタが生じにくいプリ
ント基板検査装置のガイドピン保持機構を提供すること
ができる。
【0029】請求孔5にかかるプリント基板検査装置に
おけるガイドピン保持方法は、ガイドピン保持器が有す
る径大部を、第1の面と接触させ、ガイドピン保持器が
ガイドピン可動板の第1の面側から第2の面側に抜けな
いようにし、ガイドピン可動板の第1の面と対向する第
2の面側に設けられている保持部材によって、径大部が
第1の面に接触された状態を保持するようにするプリン
ト基板検査装置におけるガイドピン保持方法であって、
径大部が前記第1の面に押圧された状態で、前記ガイド
ピン保持器を前記ガイドピン可動板に保持する。
【0030】これにより、ガイドピン保持器が有する径
大部が第1の面を押圧するので、ガイドピン可動板とガ
イドピン保持器とを一体として動かすことができる。し
たがって、ガイドピン保持器とガイドピン可動板との間
にガタが生じにくいプリント基板検査装置におけるガイ
ドピン保持方法を提供することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明にかかるプリント基板検査
装置のガイドピン保持機構の第1の実施例について図1
を用いて説明する。ガイドピン保持機構1は、ガイドピ
ン13、ガイドピン保持器であるガイドピンソケット1
5、保持部材である固定パイプ17およびガイドピン可
動板であるガイドピンプレート37を有している。な
お、ガイドピン13、ガイドピンソケット15および固
定パイプ17は、金属材料(例えばステンレス等)によ
り構成されている。
【0032】図2は本発明にかかるガイドピン保持機構
1の主要構成部品の断面図を示している。ガイドピン1
3の外径d0は、ガイドピンソケット15の内径d3と
ほぼ同じである。ガイドピン13の外面は、ガイドピン
13がガイドピンソケット15のガイドピン保持孔H1
5内でスムーズに動けるように、加工されている。な
お、ガイドピン13がガイドピンソケット15から飛び
出ないように、Eリング21がガイドピン13に取付け
られている。
【0033】ガイドピンソケット15は、ガイドピン1
3が挿入保持されるガイドピン保持孔H15を有する。
ガイドピン保持孔H15は、当該ガイドピン保持孔H1
5の内径d3がガイドピンプレート37の下面P2から
離れた部分で径小となる径小部B1を有している。
【0034】径小部B1には、第1のネジ部S1が形成
されている。また、圧縮コイルバネ19がガイドピン保
持孔H15内に挿入されている。
【0035】ガイドピンソケット15の外径は固定パイ
プ17の内径とほぼ同じである。また、ガイドピンソケ
ット15は、ガイドピンソケット15の外径よりも大き
い径d1を有する径大部25を有している。
【0036】さらに、ガイドピンソケット15の内面
は、ガイドピン13と同様に、ガイドピン13がガイド
ピン保持孔H15内でスムーズに動けるように、加工さ
れている。ガイドピンソケット15の外面は、ガイドピ
ンソケット15を固定パイプ17にスムーズに挿入でき
るように加工されている。
【0037】固定パイプ17の外径d2は、ガイドピン
ソケット15の径大部25の外径d1と同じである。ま
た、固定パイプ17には、第1のネジ部S1と螺合する
第2のネジ部S2が形成されている。さらに、固定パイ
プ17の内面は、ガイドピンソケット15と同様に、ガ
イドピンソケット15をスムーズに固定パイプ17に挿
入できるように加工されている。
【0038】ガイドピンプレート37は、従来と同様
に、ガイドピンソケット15が挿入保持される挿入孔を
有し、ガイドピン13を検査治具に対して位置決めさせ
る。
【0039】ここで、図3を用いて、ガイドピンソケッ
ト15を固定パイプ17を使用してガイドピンプレート
37に固定する方法を説明する。なお、図3Α〜Dにお
いては、ガイドピンおよび圧縮コイルバネの表示を省略
している。
【0040】まず、図3Αに示すように、ガイドピンソ
ケット15をガイドピンプレート37の挿入孔に、ガイ
ドピンプレート37の上面P1側から矢印67に沿って
挿入する。
【0041】これにより、ガイドピンソケット15が有
する径大部25が、ガイドピンプレート37の上面P1
と接触して、ガイドピンソケット15がガイドピンプレ
ート37の上面P1側から下面P2側に抜けないように
保持される。
【0042】この状態で、図3Bに示すように、固定パ
イプ17をガイドピンプレート37の下面P2側から矢
印61に沿って、ガイドピンソケット15を覆うように
押入する。
【0043】図3Cに示すように、ガイドピンソケット
15のネジ部S1と固定パイプ17のネジ部S2が接し
たら、固定パイプ17を矢印63方向に回転させる。こ
れにより、ネジ部S1とネジ部S2を係合させる。
【0044】さらに、図3Dに示すように、固定パイプ
17の上端がガイドピンプレート37の下面P2に接す
るまで、固定パイプ17を回転させる。径大部25が上
面P1に押圧された状態で、ガイドピンソケット15が
ガイドピンプレート37に保持されるようにする。
【0045】このようにして、ガイドピン13、ガイド
ピンソケット15および固定パイプ17をガイドピンプ
レート37に固定した状態が図2に示す状態である。本
発明にかかるガイドピン保持機構1は、固定パイプ17
を利用することによって、ガイドピンソケット15をガ
イドピンプレート37に固定している。よって、ガイド
ピンプレート37とガイドピンソケット15との間にガ
タを生じさせることなく、両者を一体として動かすこと
ができる。
【0046】さらに、径小部B1を肉厚とすることによ
って、ガイドピンソケット15と固定パイプ17を径小
部B1で係合させている。また、径小部B1に第1のネ
ジ部S1を形成し、第1のネジ部S1と第2のネジ部S
2とを螺合させることによって、径大部25を上面P1
に接触した状態に保持している。よって、径大部25の
外径d1と同じ径を有する固定パイプ17で、径大部2
5を上面P1に接触した状態に保持することができるの
で、ガイドピン保持機構1をコンパクトにできる。
【0047】したがって、コンパクトで、ガイドピンソ
ケット15とガイドピンプレート37との間にガタが生
じにくいプリント基板検査装置のガイドピン保持機構を
提供することができる。
【0048】次に、本発明にかかるプリント基板検査装
置のガイドピン保持機構1を実際のプリント基板検査装
置に取付けた状態を図4に示す。プリント基板検査装置
50において、プリント基板3は、ガイドピン13によ
って保持されている。また、ガイドピン13は、ガイド
ピンソケット15によって保持されている。
【0049】ガイドピンプレート37には挿入孔が形成
されている。この挿入孔にガイドピンソケット15が挿
入されている。このガイドピンソケット15を覆うよう
に、ガイドピンプレート37の下面P2側から固定パイ
プ17が取付けられている。
【0050】ガイドピンソケット15および固定パイプ
17のネジ部が、互いに螺合されており、ガイドピンソ
ケット15はガイドピンプレート37にしっかりと保持
されている。
【0051】ガイドピンプレート37とアライメントア
ーム43は、ネジ45によって連結されている。また、
アライメントアーム43には、X−Y−θ駆動装置が接
続されている(図示せず)。
【0052】これによって、アライメントアーム43を
介してガイドピンプレート17を移動させることができ
る。ガイドピンプレート37にはガイドピンソケット1
5がしっかり固定されているので、ガイドピンプレート
37の移動にともなってガイドピンソケット15を移動
させることができ、延いてはガイドピンソケット15に
挿入されているガイドピン13も移動させることができ
る。
【0053】本発明にかかるプリント基板検査装置のガ
イドピン保持機構のその他の実施形態を図5〜図6に示
す。図5Αは、第1の実施形態と同じ構造のガイドピン
ソケット15を用いたものである。ただし、第1の実施
形態とは、固定パイプが、補助パイプ71と固定ナット
73の組合わせに変更されている点が相違する。
【0054】この実施例では、補助パイプ71および固
定ナット73が保持部材に該当する。補助パイプ71お
よび固定ナット73の外径d4は、ガイドピンソケット
15の径大部25の外径d1と同じである。固定ナット
73には、第1のネジ部S1と螺合する第2のネジ部S
2が形成されている。
【0055】図5Bに示す実施形態では、第1の実施形
態と、固定パイプが補助パイプ71と固定リング77の
組合わせに変更されている点が相違する。この実施形態
では、補助パイプ71および固定リング77が保持部材
に該当する。
【0056】ガイドピンソケット79には、図5Αの実
施形態におけるガイドピンソケット15において端部に
形成されていたネジ部S1に代って、全周若しくは一部
にリング用溝が形成されている。
【0057】補助パイプ71の外径d5および固定リン
グ77の外径d6は、ガイドピンソケット79の径大部
25の外径d1と同じである。また、ガイドピン保持孔
H79は、ガイドピン保持孔79の内径d3がガイドピ
ンプレート37の下面P2から離れた部分で径小となる
径小部B2を有している。ガイドピンソケット79と固
定リング77が、径小部で係合することによって、径大
部25がガイドピンプレート37の上面P1に接触され
た状態に保持する。
【0058】図6Αにおける実施形態では、第1の実施
形態より、固定パイプの形状およびガイドピンソケット
の形状が変更されている。くさび付固定パイプ81は、
その一端において矢印65方向に向って肉厚が薄くなる
ようなくさび状部K1を有している。
【0059】一方、ガイドピンソケット83は、径大部
25が存在しない方の端部において矢印65方向に向っ
て肉厚が厚くなるようなくさび状部K2を有している。
このくさび状部K1およびK2を係合させることによっ
て、径大部25がガイドピンプレート37の上面P1に
接触された状態に保持される。
【0060】図6Bにおける実施形態では、第1の実施
形態より、固定パイプの形状およびガイドピンソケット
の形状が変更されている。ガイドピンソケット87は、
径小部B4において全周または一部にリブ用の溝を有し
ている。
【0061】一方、リブ付固定パイプ85は、その一端
付近において前述のリブ用の溝に係合するようにリブR
1を有している。このリブ用溝およびリブR1を係合さ
せることによって、径大部25がガイドピンプレート3
7の上面P1に接触された状態に保持する。
【0062】なお、図5Α、図5Bに示す実施形態にお
いては、第1の実施形態と同様に、各構成要素は金属材
料によって構成されている。一方、図6Α、図6Bに示
す実施形態においては、各構成要素は、いくらか弾性の
ある素材(例えばプラスチック等)によって構成されて
いる。これは、図6Αにおいてくさび付固定パイプ81
をガイドピンソケット83に容易に挿入できるように、
また、図6Bにおいてガイドピンソケット87にリブ付
固定パイプ85を容易に挿入できるようにするためであ
る。
【0063】前述の各実施形態において、第1のネジ部
と第2のネジ部の螺合が行われる場所や固定リング、く
さび付きパイプおよびリブ付パイプ等とガイドピンソケ
ットとの係合が行われる場所は、ガイドピンソケット等
の端部において行われているが、ガイドピンプレートの
第2の面である下面から離れた場所であれば例示したも
のに限定されない。つまり、ガイドピンソケットの中間
部分において各ネジ部の螺合等が行われるようにしても
よい。
【0064】前述の第1の実施形態においては、固定パ
イプ17の外径d2は、ガイドピンソケット15の径大
部25の外径d1と同じとしたが、ほぼ同じ程度の大き
さであれば、例示したものに限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるプリント基板検査装置のガイド
ピン保持機構1の一部断面鳥瞰図である。
【図2】図1にかかるガイドピン保持機構1の断面図で
ある。
【図3】図1にかかるガイドピン保持機構1の使用方法
を説明するための図である。
【図4】図1にかかるガイドピン保持機構1を有するプ
リント基板検査装置50の要部断面図である。
【図5】本発明にかかる他の実施形態であるプリント基
板検査装置のガイドピン保持機構を示す面図であり、Α
は固定ナット73を使用するもの、Bは固定リング77
を使用するものを示す図である。
【図6】本発明にかかる他の実施形態であるプリント基
板検査装置のガイドピン保持機構を示す面図であり、Α
はくさび付固定パイプ81を使用するもの、Bはリブ付
固定パイプ85を使用するものを示す図である。
【図7】従来のプリント基板検査装置の要部断面図であ
る。
【図8】従来のガイドピン保持機構の要部断面図であ
る。
【符号の説明】
13・・・・・ガイドピン 15・・・・・ガイドピンソケット H15・・・・保持孔 17・・・・・固定パイプ 25・・・・・径大部 37・・・・・ガイドピンプレート B1・・・・・径小部 S1・・・・・第1のネジ部 S2・・・・・第2のネジ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント基板を保持するガイドピン、 前記ガイドピンが挿入保持されるガイドピン保持孔を有
    するガイドピン保持器、 前記ガイドピン保持器が挿入保持される挿入孔を有し、
    前記ガイドピンを検査治具に対して位置決めさせるため
    のガイドピン可動板、 を備えたプリント基板検査装置のガイドピン保持機構で
    あって、 前記ガイドピン保持器は、前記ガイドピン保持器が前記
    ガイドピン可動板の第1の面側から第2の面側に抜けな
    いように前記第1の面と接触する径大部を有し、 前記ガイドピン可動板の第1の面と対向する第2の面側
    には、前記径大部が前記第1の面に接触された状態を保
    持する保持部材を設けたこと、 を特徴とするプリント基板検査装置のガイドピン保持機
    構。
  2. 【請求項2】請求項1にかかるプリント基板検査装置の
    ガイドピン保持機構において、 前記保持部材の外径は、前記ガイドピン保持器の径大部
    の外径とほぼ同じであり、 前記ガイドピン保持孔は、当該ガイドピン保持孔の内径
    が前記第2の面から離れた部分で径小となる径小部を有
    し、 前記ガイドピン保持器と前記保持部材が、前記径小部で
    係合することによって、前記径大部が前記第1の面に接
    触された状態に保持されること、 を特徴とするプリント基板検査装置のガイドピン保持機
    構。
  3. 【請求項3】請求項2にかかるプリント基板検査装置の
    ガイドピン保持機構において、 前記ガイドピン保持器の径小部に、第1のネジ部が形成
    されており、 前記保持部材に、前記第1のネジ部と螺合する第2のネ
    ジ部が形成されていること、 を特徴とするプリント基板検査装置のガイドピン保持機
    構。
  4. 【請求項4】プリント基板を保持するガイドピン、 筒状の軸部、前記軸部の一端の頭部、さらに前記軸部の
    他端にネジ部を有するガイドソケットであって、前記ガ
    イドピンが前記軸部の内部を軸通するガイドソケット、 前記ガイドソケットのネジ部と螺合するネジ部を有する
    固定パイプ、 前記ガイドソケットの軸部は貫通でき、かつ、前記ガイ
    ドソケットの頭部および前記固定パイプは貫通できない
    径の孔を有するガイドピンプレート、 を備えるプリント基板検査装置のガイドピン位置調節機
    構であって、 前記ガイドソケットの軸部が前記ガイドピンプレートの
    孔に挿入され、孔から突き出たガイドソケットの軸部が
    前記固定パイプに挿入され、両者のネジ部を螺合させる
    ことによって、前記ガイドピンプレート、前記ガイドソ
    ケットおよび前記固定パイプが挟着されること、 を特徴とするプリント基板検査装置のガイドピン位置調
    節機構。
  5. 【請求項5】ガイドピンをガイドピン保持器のガイドピ
    ン保持孔に挿入し、 前記ガイドピンを挿入したガイドピン保持器をガイドピ
    ン可動板の挿入孔に挿入し、 前記ガイドピン保持器が有する径大部を、前記第1の面
    と接触させ、前記ガイドピン保持器が前記ガイドピン可
    動板の第1の面側から第2の面側に抜けないようにする
    プリント基板検査装置におけるガイドピン保持方法であ
    って、 前記径大部が前記第1の面に押圧された状態で、前記ガ
    イドピン保持器を前記ガイドピン可動板に保持するこ
    と、 を特徴とするプリント基板検査装置におけるガイドピン
    保持方法。
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