JPH11146347A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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JPH11146347A
JPH11146347A JP9308645A JP30864597A JPH11146347A JP H11146347 A JPH11146347 A JP H11146347A JP 9308645 A JP9308645 A JP 9308645A JP 30864597 A JP30864597 A JP 30864597A JP H11146347 A JPH11146347 A JP H11146347A
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JP
Japan
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image signal
spatial resolution
image
desired spatial
scanning
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JP9308645A
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Masahiko Yoshimoto
雅彦 吉本
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の空間的解像度の画像信号から所望する
空間的解像度の画像信号を生成するときの画像品位の低
下を防止する画像処理装置及び画像処理方法の提供。 【解決手段】 例えば、所望する空間解像度が4分の1
であれば、4行4列の走査枠(走査枠205)を用いて
縦横4画素おきに走査する。そして、その走査中のそれ
ぞれの位置における走査枠205から、左上角に位置す
る画素を代表画素(代表画素206)として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば入力される
画像信号の空間的な解像度を変換する画像処理装置及び
画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ技術及び通信ネット
ワーク技術の発達により、所謂TV電話システムやTV
会議システムが普及しつつある。
【0003】このようなシステムは、一般に、CCD(C
harge Coupled Device)カメラ等のTVカメラにより撮
影した画像を通信ネットワークを介して伝送する複数の
画像処理装置により構成されており、その画像処理装置
は、撮影した画像をアナログまたはディジタル画像信号
に変換して通信ネットワークを介して他の同様な画像処
理装置に伝送する。特に、このような画像処理装置にお
いて、画像信号をディジタル信号に変換する場合には、
通信ネットワークの伝送路上の帯域を効率的に使用すべ
く、所謂JPEG(Joint Photographic Experts Grou
p)、あるいはH261等の画像を符号化する手法を用い
ることにより、伝送すべきディジタル信号の伝送量を低
減するのが一般的である。
【0004】また、当該画像処理装置が伝送すべき画像
信号の元となる画像信号として、TVカメラからは、所
謂NTSCやPAL等の規格化されたアナログ信号が出
力されるのが一般的である。そのため、画像処理装置
は、TVカメラから出力されるアナログ画像信号を、デ
ィジタイザ等の装置によってR(レッド)G(グリー
ン)B(ブルー)、あるいはYUV等のディジタル信号
に変換する。
【0005】また、TV電話システムやTV会議システ
ム等を構成する画像処理装置において、一般に、受信側
の画像処理装置のディスプレイで表示する受信した画像
のサイズは、送信側の画像処理装置のTVカメラで撮影
した当初の画像信号が本来有する空間的な解像度(以
下、空間的解像度)より大幅に小さい場合が多く、当初
の空間的解像度が、例えば幅640、高さ480であっ
ても、実際にディスプレイに表示するときには幅32
0、高さ240程度のサイズの画像として表示されるこ
とが多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような場合、以
下のような問題が生じる。まず、NTSC等のアナログ
画像は、縦方向の空間的解像度を半分の値とした画像フ
レームが交互に現れる所謂インターレス方式を採用する
のが一般的であり、空間的解像度の劣化を見かけ上抑え
つつ、時間的解像度を向上させている。しかしながら上
述したように、表示する際の画像のサイズが小さい場合
には、ディスプレイに交互に現れる画像フレームの差異
が目立つようになる。この傾向は、表示する画像に動き
がある場合に顕著に現われ、かつ画像サイズが小さい程
著しく、画像品質の劣化を招くと共に、符号化効率と伝
送帯域の使用効率が低下するという問題がある。
【0007】そこで、本発明は、所定の空間的解像度の
画像信号から所望する空間的解像度の画像信号を生成す
るときの画像品位の低下を防止する画像処理装置及び画
像処理方法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の画像処理装置は以下の構成を備えることを
特徴とする。
【0009】即ち、複数の画像フレームからなる入力画
像信号を所望する空間的解像度の画像信号に変換する変
換手段を備え、その変換手段が、前記入力画像信号の偶
数番目の画像フレーム、または奇数番目の画像フレーム
の何れか一方の画像信号に基づいて、前記所望する空間
的解像度に変換することを特徴とする。
【0010】また、例えば前記変換手段は、前記所望す
る空間的解像度が、鉛直方向ではM分のm、水平方向で
はN分のnであるときに、前記入力画像信号を、M行N
列の所定領域単位で走査する走査手段と(但し、n,
m,N,Mは自然数)、その走査手段による所定領域単
位の走査のときに、その領域内の所定位置からM行おき
にm画素、またはN列おきにn画素の代表画素を選択す
ることにより、前記所望する空間的解像度の画像信号を
生成する選択手段と、を含むとよい。
【0011】また、例えば前記変換手段は、前記所望す
る空間的解像度が、前記入力画像信号のN分の1である
とき、前記入力画像信号をM行N列の所定領域単位で走
査する走査手段と(但し、N,Mは自然数)、その走査
手段による所定領域単位の走査のときに、その領域内の
所定位置から代表画素を選択することにより、前記所望
する空間的解像度の画像信号を生成する選択手段と、を
含むとよい。
【0012】または、上記の目的を達成するため、本発
明の画像処理方法は以下の構成を備えることを特徴とす
る。
【0013】即ち、複数の画像フレームからなる入力画
像信号を所望する空間的解像度の画像信号に変換する変
換工程を有し、その変換工程において、前記入力画像信
号の偶数番目の画像フレーム、または奇数番目の画像フ
レームの何れか一方の画像信号に基づいて、前記所望す
る空間的解像度に変換することを特徴とする。
【0014】また、例えば前記変換工程において、前記
所望する空間的解像度が、鉛直方向ではM分のm、水平
方向ではN分のnであるときに(但し、n,m,N,M
は自然数)、M行N列の所定領域内の所定位置から、M
行おきにm画素、またはN列おきにn画素の代表画素を
選択すると共に、その所定領域単位で、前記入力画像信
号を走査することにより、前記所望する空間的解像度の
画像信号を生成することを特徴とする。
【0015】また、例えば前記変換工程において、前記
所望する空間的解像度が、前記入力画像信号のN分の1
であるときに、M行N列の所定領域内の所定位置から代
表画素を選択すると共に(但し、N,Mは自然数)、そ
の所定領域単位で、前記入力画像信号を走査することに
より、前記所望する空間的解像度の画像信号を生成する
ことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像処理装置
の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0017】[第1の実施形態]図1は、本発明の第1
の実施形態としての画像処理装置の概略構成を示すブロ
ック図である。同図に示す画像処理装置は、不図示のT
Vカメラ、通信ネットワークを介してTV電話システム
やTV会議システム等のコミニケーションシステムを構
成する。
【0018】図中、100は、不図示のTVカメラから
出力される所謂NTSCやPAL等の規格化されたアナ
ログ画像信号を、RGB、あるいはYUV等のディジタ
ル画像信号に変換するディジタイザ(アナログ/デジタ
ル変換器)である。102は、ディジタイザ100から
出力されるディジタル画像信号が有する所定の空間的解
像度を、後述する手法によって所望する空間的解像度に
変換する解像度変換ユニットである。103は、解像度
変換ユニット101が出力したディジタル画像信号を、
例えば、JPEG、あるいはH261等の手法に基づい
て符号化するエンコーダである。104は、エンコーダ
103により符号化された画像データを、通信ネットワ
ークを介して通信相手となる他の画像処理装置に送信す
るトランスミッタである。この場合、通信相手となる他
の画像処理装置は、受信した画像信号をデコーダによっ
て複合化して得られる画像信号に基づいて、該装置のデ
ィスプレイに画像を表示する。そして、105は、不図
示のCPUを備え、予めROM等に設定されたプログラ
ムに従って、当該画像処理装置の全体の動作を制御する
コントローラである。
【0019】次に、本実施形態の特徴となる解像度変換
ユニット101における空間的解像度の変換方法につい
て図2を参照して説明する。
【0020】図2は、本発明の第1の実施形態としての
画像信号の空間的解像度の変換方法を説明する図であ
る。
【0021】図中、201及び202は、それぞれコン
トローラ105からの所定の水平同期信号に同期する走
査線であって、インターレス方式で交互に現れる画像フ
レームに対応している。走査線201及び202には、
同図に示すように、水平解像度に対応する画素が重畳さ
れているものとみなすことができ、これが図中の203
である。
【0022】以上のような構成において、所望する空間
的解像度、即ち、解像度変換ユニット101から出力す
る画像信号の空間的解像度が、ディジタイザ100に入
力されるTVカメラ等のアナログ画像信号が本来有する
所定の空間的解像度のN分の1であるとする(但し、N
は自然数)。
【0023】このとき、解像度変換ユニット101は、
1画面分の画像信号をM行N列の枠(以下、走査枠)に
より走査し(但し、Mは自然数)、その走査枠の中から
1個の代表画素を取り出してエンコーダ103に出力す
る。例えば、所望する空間的解像度が所定の空間的解像
度の4分の1であれば、4行4列の走査枠(走査枠20
5)を用いて縦横4画素おきに走査する。
【0024】そして、その走査中のそれぞれの位置にお
ける走査枠205から、左上角に位置する画素を代表画
素(代表画素206)を選択し、その代表画素の画像信
号を出力する。尚、対象としている1画面において、走
査枠205の走査、及び代表画素の選択を行うときの位
置認識は、コントローラ105からの所定の水平及び垂
直同期信号に基づいて行えばよい。
【0025】このような処理によれば、走査線201及
び202の何れか一方だけの画像フレームをエンコーダ
103に出力することができる。そして、このような手
法で生成した画像フレームを通信相手側の画像処理装置
において表示すれば、その装置のディスプレイにおいて
は、図1に示す画像処理装置のディジタイザ100に入
力されるアナログ画像信号における走査線201と走査
線202との間の時間的な差により生じる再現画像の乱
れは解消できる。
【0026】尚、N列の走査枠においてNが奇数である
場合に、代表画素として常に左上角の画素を選択する場
合を考えると、解像度変換ユニット101から出力する
画像フレームには、走査線201の画像信号と走査線2
02の画像信号とが混在することになる。そこで、この
ような場合には、N行おきの行走査において、偶数回目
のときには走査枠の1行目から代表画素を選び、奇数回
目のときには枠の2行目から代表画素を選択すればよ
い。
【0027】更に、行間変動による高調波をディジタイ
ザ100に入力されるアナログ画像信号から排除する場
合は、偶数回目または奇数回目の代表画素として所定の
補間処理によって得られたものを選ぶようにしてもよ
い。
【0028】ここで、行間変動とは、偶数回目に選択す
る行と、奇数回目に選択する行との間の行間の幅が所定
の幅にならないことを表わしており、例えば、図2にお
ける3行3列の走査枠を用いた場合においては、行間の
幅が4または2となる。更に、この場合の補間処理とし
ては、例えば、偶数回目の選択の場合に限って1行目と
3行目の幅を平均化することにより、実効的な行間の幅
に補間すればよい。
【0029】また、より一般的に説明すれば、所望する
空間的解像度が、垂直方向ではM分のm、水平方向では
N分のnという場合も同様であり、M行N列の走査枠と
してM行おきにm画素、N列おきにn画素の出力画素
(代表画素)を選択すればよい(但し、n,mは自然
数)。
【0030】また、M行N列の走査枠から(mxn)個
の出力画素(代表画素)を選択するに際しては、選択す
る画素の位置を1画面上で予め静的に決定しておいても
よく、また、(MXN)個の画素から所定の補間処理に
よって決定してもよい。
【0031】以上説明したように、本実施形態では、画
像処理装置に入力される所定の空間的解像度のアナログ
画像信号に基づいて、所望する空間的解像度の画像信号
に変換することにより、当該装置から出力すべき1枚分
の画像信号を生成する際に、走査線201或いは走査線
202の何れか一方だけの画像フレームを用いて生成し
た。これにより、当該装置に入力される画像信号におけ
る走査線201と走査線202との間の時間的な差によ
る影響を無くすことができるため、空間的解像度の変換
により、出力する画像信号が表わす画像の品位の低下を
防止することができる。
【0032】また、出力すべき画像信号を、何れか一方
だけの画像フレームを用いて生成するため、エンコーダ
103による符号化後の1画像を表わす画像信号の量も
少なくすることができ、結果として伝送路の伝送帯域の
使用効率を向上することもできる。
【0033】また、当該画像処理装置から出力する画像
信号の送信速度を向上させようとする場合には、走査線
201と走査線202との両方を1画面毎に交互に用い
て、画像の乱れを抑えつつ、高速で出力画像を生成する
ことも可能である。
【0034】また、画像処理装置を専用のハードウェア
によって構成する場合には、1枚分の画像信号を生成す
る際に走査線201を用いた出力画像の構成が完了すれ
ば、走査線202の画像フレームのデジタイザ100或
いは解像度変換ユニット101への入力を待つことな
く、該1枚分の画像信号の作成処理を直ちに終了しても
よい。
【0035】また、画像処理装置に従来より用いられて
きたディジタイザ装置を用いる場合には、上述した本実
施形態による画像フレームの生成処理をソフトウェアに
より実現し、コントローラ105のCPU等により実行
してもよい。この場合、ディジタイザ装置が、出力する
画像信号の垂直方向と水平方向の倍率を制御できる場合
には、走査枠の走査に関して奇数回目と偶数回目とを区
別しなくてもよいため、上述の処理よりも処理を簡易に
構成することが可能である。
【0036】或いは、ディジタイザ装置の機能として、
水平方向の倍率と垂直方向の倍率とをそれぞれ独立に制
御できる場合には、例えば水平方向を上述した手法によ
って所望する解像度に、そして垂直方向の解像度を該所
望する解像度の2倍に変倍すると共に、2行1列の走査
枠を用いて走査すればよい。このとき、垂直方向の解像
度を変倍の方法としては、一般的な手法を採用するもの
とする。この場合の走査枠の走査は、水平方向の画像信
号を1行おきにディジタイザ装置から出力することと等
価であって、処理内容を大幅に簡易化することが可能で
ある。
【0037】[第2の実施形態]上述した第1の実施形
態では、専用のハードウェアにより構成された画像処理
装置を想定したが、本発明はこれに限られるものではな
く、一般には、CPUとそのCPUにより実行されるソ
フトウェアを備えたコンピュータが組み込まれた機器で
もよく、更に外部記憶装置等を備えた汎用コンピュータ
システムであってもよいことは言うまでもない。即ち、
上述した符号化までの処理をソフトウエアにより実現
し、その符号化された画像信号をトランスミッタから出
力する構成としてもよい。
【0038】しかしながら、当該装置をハードウェアに
よって実現する場合は、出力画像信号の構成によって遅
延が生じることは避けられるが、ソフトウェアに従って
CPUの制御により実現する場合には、一般にCPUに
おける無用な負荷の増大を招くおそれがある。例えば、
入力画像信号が表わす画像の内容に時間的な変化が乏し
い場合には、ソフトウェアによって出力画像信号の生成
を行う利点は乏しい。
【0039】そこで、本実施形態では、第1の実施形態
で説明した画像処理装置に対して、更に、コントローラ
105、または外部のコンピュータから、以下に説明す
るソフトウェアによる制御を行えばよい。
【0040】図3は、本発明の第2の実施形態としての
コントローラを制御するコンピュータのブロック構成図
である。
【0041】図中、22はCRT等のディスプレイ、2
3は入力手段であるキーボード、24はブートプログラ
ム等を記憶しているROM、25は各種処理結果を一時
記憶するRAM、26は後述する処理を行なうプログラ
ム等を記憶するハードディスクドライブ(HDD)等の
記憶装置、27は図1のコントローラ105とRS−2
32C等により通信するための通信インタフェース、2
8は処理結果等を印刷するプリンタである。そして、2
9は、被写体の動作を検知する被写体動作検知ユニット
である。これらの各構成は、内部バス30を介して接続
されており、CPU21は記憶装置26に記憶したプロ
グラムに従って当該コンピュータ全体を制御する。
【0042】入力画像信号が表わす画像の時間的な変化
は、通常はその画像内の被写体の動きによって生じる
が、これは一般的な被写体動作の検出手段(被写体動作
検知ユニット29)によって検出することが可能であ
る。そこで、動きの程度が所定のしきい値の範囲内であ
る場合には、図2のコンピュータにより、コントローラ
105がディジタイザに対して第1の実施形態で説明し
たディジタイザ100の処理を開始するように制御すれ
ばよい。特に、そのような被写体動作の検出手段によれ
ば、入力される画像の動きがある部分だけを特定するこ
とが可能であるため、その部分に限ってディジタイザ1
00の処理を行うように制御することにより、更に処理
効率を向上させることが可能である。
【0043】ここで、図3のコンピュータにより実行さ
れるソフトウエア処理について図4を参照して説明す
る。
【0044】図4は、本発明の第2の実施形態としての
画像処理の概要を示すフローチャートである。
【0045】図中、ステップS1では、被写体動作検知
ユニット29の出力信号により、被写体の動きが所定の
範囲内であるか否かを判断する。この判断において被写
体の動きが所定の範囲内である場合には、コントローラ
105を介して第1の実施形態で説明したハードウエア
による処理を指示する(ステップS6)。一方、該判断
において被写体の動きが所定の範囲より大きい場合に
は、ステップS2以降のソフトウエアによる処理を行
う。
【0046】ステップS2は、TVカメラから出力され
るアナログ画像信号を、デジタル画像信号に変換するス
テップであり、第1の実施形態におけるディジタイザ1
00に相当する。
【0047】ステップS3では、ステップS2で所定の
空間的解像度のデジタル画像信号に変換された画像信号
を、所望する空間的解像度の画像信号に変換するステッ
プであり、第1の実施形態における解像度変換ユニット
101に相当する。
【0048】ステップS4は、ステップS3で所望する
空間的解像度の画像信号に変換された画像信号を、所定
の手法によって符号化するステップであり、第1の実施
形態におけるエンコーダ103に相当する。
【0049】そして、ステップS5は、第1の実施形態
におけるトラスミッタ104に相当するステップであ
り、ステップS4で符号化した画像信号を通信ネットワ
ークを介して他の画像処理装置に送信するように、コン
トローラ105を介してトラスミッタ104に出力す
る。
【0050】また、入力画像信号が表わす画像の時間的
な変化は、撮影装置(TVカメラ)自体の動き、即ち、
カメラの姿勢や画角の制御によっても生じる。一般的な
被写体動作の検出手段では、充分な信頼性が保証されな
いことがあるのに対して、撮影装置自体の動きは明確に
検出することができるため、デジタイザ100に対する
指示を正確に行うことが可能である。更に、撮影装置自
体の動きを検出した場合には、被写体の動き検出手段を
停止させることができるため、装置の動作コストを低減
することもできる。
【0051】
【他の実施形態】以上説明したように、本発明は、第1
の実施形態のように、一つの機器からなる装置(例え
ば、複写機,ファクシミリ装置等)に適用しても、第2
の実施形態のように、複数の機器(例えばホストコンピ
ュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタ等)か
ら構成されるシステムに適用してもよい。
【0052】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0053】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0054】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM等
を用いることができる。
【0055】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0056】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処
理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も
含まれることは言うまでもない。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
所定の空間的解像度の画像信号から所望する空間的解像
度の画像信号を生成するときの画像品位の低下を防止す
る画像処理装置及び画像処理方法の提供が実現する。
【0058】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態としての画像処理装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態としての画像信号の空
間的解像度の変換方法を説明する図である。
【図3】本発明の第2の実施形態としてのコントローラ
を制御するコンピュータのブロック構成図である。
【図4】本発明の第2の実施形態としての画像処理の概
要を示すフローチャートである。
【符号の説明】
21:CPU, 22:ディスプレイ, 23:キーボード, 24:ROM, 25:RAM, 26:記憶装置, 27:通信インタフェース, 28:プリンタ, 29:被写体動作検知ユニット, 30:内部バス, 100:ディジタイザ, 101:解像度変換ユニット 103:エンコーダ, 104:トランスミッタ, 105:コントローラ, 201,202: 走査線, 203:画素,

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像フレームからなる入力画像信
    号を所望する空間的解像度の画像信号に変換する変換手
    段を備え、その変換手段が、前記入力画像信号の偶数番
    目の画像フレーム、または奇数番目の画像フレームの何
    れか一方の画像信号に基づいて、前記所望する空間的解
    像度に変換することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記変換手段は、 前記所望する空間的解像度が、鉛直方向ではM分のm、
    水平方向ではN分のnであるときに、前記入力画像信号
    を、M行N列の所定領域単位で走査する走査手段と(但
    し、n,m,N,Mは自然数)、 その走査手段による所定領域単位の走査のときに、その
    領域内の所定位置からM行おきにm画素、またはN列お
    きにn画素の代表画素を選択することにより、前記所望
    する空間的解像度の画像信号を生成する選択手段と、を
    含むことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記変換手段は、 前記所望する空間的解像度が、前記入力画像信号のN分
    の1であるとき、前記入力画像信号をM行N列の所定領
    域単位で走査する走査手段と(但し、N,Mは自然
    数)、 その走査手段による所定領域単位の走査のときに、その
    領域内の所定位置から代表画素を選択することにより、
    前記所望する空間的解像度の画像信号を生成する選択手
    段と、を含むことを特徴とする請求項1記載の画像処理
    装置。
  4. 【請求項4】 前記走査手段によるN行おきの行走査に
    おいて、前記選択手段は、前記N列が奇数列のときに、
    偶数回目の走査では前記所定領域の1行目から代表画素
    を選び、奇数回目の走査では前記所定領域の2行目から
    代表画素を選択することを特徴とする請求項3記載の画
    像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記選択手段は、前記代表画素を選択す
    るときに、所定の補間演算によって選択することを特徴
    とする請求項2または請求項3記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 更に、前記入力画像信号の水平方向の空
    間的解像度の倍率と、垂直方向の空間的解像度の倍率と
    をそれぞれ独立に制御する変倍手段を備え、その変倍手
    段によって水平方向をN倍に変倍し、垂直方向の空間的
    解像度を2N倍に変倍し、前記走査手段によって2N行
    N列の所定領域単位で走査することを特徴とする請求項
    1記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の画像フレームからなる入力画
    像信号は、インターレス方式の画像信号であることを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 複数の画像フレームからなる入力画像信
    号を所望する空間的解像度の画像信号に変換する変換工
    程を有し、その変換工程において、前記入力画像信号の
    偶数番目の画像フレーム、または奇数番目の画像フレー
    ムの何れか一方の画像信号に基づいて、前記所望する空
    間的解像度に変換することを特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前記変換工程において、前記所望する空
    間的解像度が、鉛直方向ではM分のm、水平方向ではN
    分のnであるときに(但し、n,m,N,Mは自然
    数)、M行N列の所定領域内の所定位置から、M行おき
    にm画素、またはN列おきにn画素の代表画素を選択す
    ると共に、その所定領域単位で、前記入力画像信号を走
    査することにより、前記所望する空間的解像度の画像信
    号を生成することを特徴とする請求項8記載の画像処理
    方法。
  10. 【請求項10】 前記変換工程において、前記所望する
    空間的解像度が、前記入力画像信号のN分の1であると
    きに、M行N列の所定領域内の所定位置から代表画素を
    選択すると共に(但し、N,Mは自然数)、その所定領
    域単位で、前記入力画像信号を走査することにより、前
    記所望する空間的解像度の画像信号を生成することを特
    徴とする請求項8記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 複数の画像フレームからなる入力画像
    信号を所望する空間的解像度の画像信号に変換する画像
    処理プログラムを格納したコンピュータ読み取りが可能
    な記録媒体であって、その記録媒体により、コンピュー
    タを、前記入力画像信号の偶数番目の画像フレーム、ま
    たは奇数番目の画像フレームの何れか一方の画像信号に
    基づいて、前記所望する空間的解像度に変換する変換手
    段として動作させることを特徴とする記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記記録媒体によりコンピュータを、
    前記変換手段として動作させるに際して、前記所望する
    空間的解像度が、鉛直方向ではM分のm、水平方向では
    N分のnであるときに(但し、n,m,N,Mは自然
    数)、M行N列の所定領域内の所定位置から、M行おき
    にm画素、またはN列おきにn画素の代表画素を選択す
    ると共に、その所定領域単位で、前記入力画像信号を走
    査することにより、前記所望する空間的解像度の画像信
    号を生成することを特徴とする請求項11記載の記録媒
    体。
  13. 【請求項13】 前記記録媒体によりコンピュータを、
    前記変換手段として動作させるに際して、前記所望する
    空間的解像度が、前記入力画像信号のN分の1であると
    きに、M行N列の所定領域内の所定位置から代表画素を
    選択すると共に(但し、N,Mは自然数)、その所定領
    域単位で、前記入力画像信号を走査することにより、前
    記所望する空間的解像度の画像信号を生成することを特
    徴とする請求項11記載の記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100734314B1 (ko) 2006-02-11 2007-07-02 삼성전자주식회사 움직임 보상 기반의 영상 압축 시스템에서의 영상 신호의공간 해상도 변환 방법

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