JPH11146247A - カメラ一体型画像記録装置 - Google Patents

カメラ一体型画像記録装置

Info

Publication number
JPH11146247A
JPH11146247A JP9306251A JP30625197A JPH11146247A JP H11146247 A JPH11146247 A JP H11146247A JP 9306251 A JP9306251 A JP 9306251A JP 30625197 A JP30625197 A JP 30625197A JP H11146247 A JPH11146247 A JP H11146247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video camera
image recording
recording apparatus
mechanism unit
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9306251A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3664578B2 (ja
Inventor
Shunji Tanabe
俊二 田邊
Hideto Soga
秀人 曽我
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP30625197A priority Critical patent/JP3664578B2/ja
Publication of JPH11146247A publication Critical patent/JPH11146247A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3664578B2 publication Critical patent/JP3664578B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性が良好で、しかも従来に比べて十分な
耐震性能を得ることができるカメラ一体型画像記録装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 ダンパー4〜7の緩衝性能を大きくして
耐震性能を向上させた場合であっても、記録媒体の出し
入れの際に緩衝解除機構19,21を作動させて画像記
録装置のメカニズムユニット10を初期位置に強制移動
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ一体型画像
記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】撮影者が肩に乗せて撮影するカメラ一体
型画像記録装置では、撮影中に撮影者が動き回わって振
動が発生しても記録媒体への正確な記録を実現できるよ
うに、記録媒体装着部は各種のダンパーを介してビデオ
カメラ本体の側に取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、耐震性能を向
上させるために緩衝効果の大きいダンパーを使用した場
合には、ビデオカメラ本体に設けられた記録媒体挿入口
から記録媒体を記録媒体装着部に装着する際に、記録媒
体装着部が揺動して操作しにくくなったり、ビデオカメ
ラ本体の姿勢が大きく傾いた状態で記録媒体装着部に記
録媒体を装着したり、記録媒体装着部から記録媒体を取
り出す際には、ビデオカメラ本体の側の記録媒体挿入口
と記録媒体装着部の入口との位置ずれが発生する。
【0004】そのため、従来ではダンパーの緩衝性能を
低くして操作性に重点をおいて一部の耐震性能を犠牲に
している。本発明は操作性が良好で、しかも従来に比べ
て十分な耐震性能を得ることができるカメラ一体型画像
記録装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のカメラ一体型画
像記録装置は、画像記録装置のメカニズムユニットを初
期位置に強制移動させる緩衝解除機構を設けたことを特
徴とする。
【0006】この本発明によると、ダンパーの緩衝性能
を大きくして耐震性能を向上させた場合であっても、記
録媒体の出し入れの際に緩衝解除機構を作動させて画像
記録装置のメカニズムユニットを初期位置に強制移動さ
せることによって、操作性も良好にできる。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1記載のカメラ一体型画像
記録装置は、画像記録装置の記録媒体装着部を有するメ
カニズムユニットの周囲の複数箇所をダンパーを介して
ビデオカメラ本体に取り付けたカメラ一体型画像記録装
置であって、画像記録装置のメカニズムユニットを初期
位置に強制移動させる緩衝解除機構を設けたことを特徴
とする。
【0008】請求項2記載のカメラ一体型画像記録装置
は、請求項1において、ビデオカメラ本体に設けた記録
媒体挿入口から画像記録装置のメカニズムユニットへの
記録媒体の装着動作または記録媒体の取り出し動作に際
して緩衝解除機構が動作するように構成したことを特徴
とする。
【0009】請求項3記載のカメラ一体型画像記録装置
は、請求項1または請求項2において、画像記録装置の
記録媒体装着部を有するメカニズムユニットの両側をビ
デオカメラ本体の前後方向からダンパーを介して支持す
るとともに、ビデオカメラ本体側とメカニズムユニット
の前記の両側との間に、それぞれ緩衝解除機構を設けた
ことを特徴とする。
【0010】請求項4記載のカメラ一体型画像記録装置
は、請求項3において、ビデオカメラ本体側とメカニズ
ムユニットの前側面との間に設けた第1の緩衝解除機構
を、前記メカニズムユニットをビデオカメラ本体の後方
に押し出す第1の規制部と、前記メカニズムユニットを
ビデオカメラ本体の上下方向に移動させる第2の規制部
とで構成し、ビデオカメラ本体側とメカニズムユニット
の後側面との間に設けた第2の緩衝解除機構を、前記メ
カニズムユニットをビデオカメラ本体の前方に押し出す
第3の規制部と、前記メカニズムユニットをビデオカメ
ラ本体の上下方向に移動させる第4の規制部とで構成し
たことを特徴とする。
【0011】請求項5記載のカメラ一体型画像記録装置
は、請求項4において、第1の規制部〜第4の規制部を
連動して作動させることを特徴とする。請求項6記載の
カメラ一体型画像記録装置は、請求項4または請求項5
において、可動部がビデオカメラ本体の少なくとも前後
方向に出退するようにダンパーを取り付け、第1の規制
部と第3の規制部を第2の規制部と第4の規制部よりも
優先させて作動させるように構成したことを特徴とす
る。
【0012】請求項7記載のカメラ一体型画像記録装置
は、請求項4〜請求項6の何れかにおいて、第1の規制
部と第2の規制部を、ビデオカメラ本体の上下方向にス
ライド駆動されて第1のレバーをビデオカメラ本体の後
方向へ押し出す第1のスライド板と、ビデオカメラ本体
の上下方向に互いに逆方向にスライド駆動されて前方側
のダンパーのダンパー軸を挟持してこのダンパー軸をダ
ンパーの中央に付勢する第2,第3のスライド板とで構
成し、第3の規制部と第4の規制部を、ビデオカメラ本
体の上下方向にスライド駆動されて第2のレバーをビデ
オカメラ本体の前方向へ押し出す第4のスライド板と、
ビデオカメラ本体の上下方向に互いに逆方向にスライド
駆動されて後方側のダンパー軸を挟持してこのダンパー
軸をダンパーの中央に付勢する第5,第6のスライド板
とで構成したことを特徴とする。
【0013】請求項8記載のカメラ一体型画像記録装置
は、請求項1〜請求項7の何れかにおいて、画像記録装
置の記録媒体装着部を、テープカセットまたは光ディス
クまたは光ディスクを内蔵したディスクカセットの何れ
かの記録媒体を取り扱うように構成したことを特徴とす
る。
【0014】以下、本発明の実施の形態を図1〜図11
に基づいて説明する。図1は本発明のカメラ一体型画像
記録装置で使用される画像記録装置1を示している。こ
のシャーシ2は、撮像光学系が前側に取り付けられてい
るビデオカメラ本体3の後部に内蔵されている。矢印F
はビデオカメラ本体3の前方向を示し、矢印Bはビデオ
カメラ本体3の後方向を示している。
【0015】シャーシ2には、第1〜第4のダンパー4
〜7が取り付けられており、この第1〜第4のダンパー
4〜7のダンパー軸8には記録媒体装着部9が図2に示
すように取り付けられている。この例では記録媒体が光
ディスクを内蔵したディスクカセットで、記録媒体装着
部9を有するメカニズムユニット10は、セットされた
光ディスクを駆動すると共に記録または再生の際に光デ
ィスクにアクセスするヘッド装置とが設けられている。
【0016】第1〜第4のダンパー4〜7は何れも図3
に示す構造で、ダンパー本体11にはシリンダー室12
が形成されており、底部には連通口13が穿設され、シ
リンダー室12の開口部には、シリコーンを主体とした
ゲル状の合成樹脂のダンパー材14で閉塞されると共
に、このダンパー材14の中央にダンパー軸8の基端が
埋め込まれている。このダンパー軸8はシャーシ2に穿
設された孔15を介してシャーシ2の内側に挿入されて
いる。
【0017】メカニズムユニット10の両側面には、第
1〜第4のダンパー4〜7に対応して支持パイプ16が
植設されており、支持パイプ16の先端に第1〜第4の
ダンパー4〜7のダンパー軸8が挿入されて、各ダンパ
ー軸8は支持パイプ16に螺合するネジ17によって固
定されている。
【0018】このようにメカニズムユニット10を第1
〜第4のダンパー4〜7を介してシャーシ2に取り付け
たため、ビデオカメラ本体3の姿勢が傾くと、例えば図
4に示すようにゲル状のダンパー材14が大きく弾性変
形し、メカニズムユニット10が大きく揺動する。
【0019】ここではビデオカメラ本体3の前後方向に
メカニズムユニット10が揺動した状態を説明したが、
実際には図3に示したダンパーの構造によりメカニズム
ユニット10はビデオカメラ本体3の上下方向(矢印U
D方向)と左右方向(矢印LR方向)にも大きく揺動自
在である。
【0020】シャーシ2とメカニズムユニット10の右
側面18との間に第1の緩衝解除機構19が設けられ、
シャーシ2とメカニズムユニット10の左側面20との
間に第2の緩衝解除機構21が設けられている。
【0021】第1の緩衝解除機構19は、図2および図
4に示すように第1のスライド板22と第2のスライド
板23と第3のスライド板24とで構成されている。第
2の緩衝解除機構21は、第4のスライド板25と第5
のスライド板26と第6のスライド板27とで構成され
ている。
【0022】第1〜第3のスライド板22〜24は重ね
合わせて、図5に示すようにシャーシ2の内側に植設さ
れたピン28a,28b,28cに図9に示すそれぞれ
の長孔、具体的には、第3のスライド板24は長孔29
a,29b,29cにピン28a,28b,28cを挿
通してスライド自在であり、第2のスライド板23は長
孔30a,30b,30cにピン28a,28b,28
cを挿通してスライド自在であり、第1のスライド板2
2は長孔31a,31b,31cにピン28a,28
b,28cを挿通してスライド自在に構成されている。
【0023】第1のスライド板22には2つの孔32,
33と第1のレバー34に連結されるピン35が形成さ
れている。第2のスライド板23にはガイド凹部36と
ガイド孔37とラック38が形成されている。第3のス
ライド板24には2つのガイド孔39,40とラック4
1が形成されている。第1,第2のダンパー4,5のダ
ンパー軸16は、それぞれ図5に示すように第1〜第3
のスライド板22〜24のガイド孔や凹部を通過してメ
カニズムユニット10の側に延設されている。
【0024】同様に第3,第4のダンパー6,7のダン
パー軸16も、第4〜第6のスライド板25〜27のガ
イド孔や凹部を通過してメカニズムユニット10の側に
延設されている。
【0025】重ね合わされた各スライド板22〜24,
25〜27の相互間には間隔の保持と摩擦の低減を目的
として合成樹脂製のブッシング(図示せず)が介装され
ている。また、第1〜第3のスライド板22〜24がス
ライド自在に取り付けられたシャーシ2の内側には、図
5に示すようにシャーシ2に植設されたピン42に第3
のスライド板24のラック41にだけ噛合する歯車43
が取り付けられ、シャーシ2に植設されたピン44に第
2のスライド板23のラック38と歯車43にだけ噛合
する歯車45が取り付けられている。
【0026】同様に第4〜第6のスライド板25〜27
も重ね合わせてシャーシ2の内側にスライド自在に取り
付けられている。この第5,第6のスライド板26,2
7についても第2,第3のスライド板23,24の側の
歯車43,45と同様の歯車(図示せず)がシャーシー
2に設けられている。
【0027】第1〜第3のスライド板22〜23がスラ
イド自在に取り付けられたシャーシ2の内側には、図5
に示すようにシャーシ2に植設されたピン46,47に
レバー48,49の中間部が枢支されており、レバー4
8の先端に植設されたピン50は第3のスライド板24
に形成された長孔51に係合している。レバー49の先
端に植設されたピン52は第1のスライド板22に形成
された長孔53に係合している。
【0028】レバー48,49の基端にはシャーシ2に
穿設された孔54,55を貫通して図6に示すようにシ
ャーシ2の外側に延設されたピン56,57が植設され
ている。シャーシ2の外側には、シャーシ2に植設され
たピン58a,58b,58cに係合してスライド自在
の第1のカム板59が設けられており、この第1のカム
板59のカム溝60,61にピン56,57が係合して
いる。
【0029】同様に第4〜第6のスライド板25〜27
の側のシャーシ2の内側にも第1〜第3のスライド板2
2〜24の側のレバー48,49と同様に2つのレバー
が設けられており、この2つのレバーの基端に植設され
たピン62,63が図7に示すようにシャーシ2を貫通
して外側に延設されて、第1のカム板59と同様の第2
のカム板64のカム溝65,66にレバーの基端のピン
62,63が係合している。
【0030】第1〜第3のスライド板22〜24の近傍
のシャーシ2には、図5に示す第1のレバー34を枢支
する軸67が植設されており、この軸67に取り付けら
れた第1のレバー34のピン68と第1のスライド板2
2ピン35は連結板69で連結されている。
【0031】第4〜第6のスライド板25〜27の近傍
のシャーシ2にも、第1のレバー34に相当する第2の
レバー70とこの第2のレバー70と第4のスライド板
25とを連結する連結板71が設けられている。
【0032】第1のカム板59と第2のカム板64とを
連動させて駆動する構造は、次のように構成されてい
る。図6に示すように第1〜第3のスライド板22〜2
4の近傍のシャーシ2の外側には、第1のカム板59の
ラック72に噛合する歯車73とこの歯車73に噛合す
る中間歯車74が設けられている。中間歯車74に噛合
する歯車75は、図2にも示す連結軸76の一端に取り
付けられている。連結軸76はシャーシ2に回転自在に
支持されており、他端は第4〜第6のスライド板25〜
27の近傍のシャーシ2の外側に延設されている。連結
軸76の前記他端には図7に示すように歯車77が取り
付けられている。
【0033】図1と図7に示すように、シャーシ2には
モータ78が取り付けられている。第1のカム板59の
ラック72に相当する第2のカム板64のラックに歯合
する歯車79は、歯車群80を介してモータ78の出力
軸81に連結されており、歯車79はまた中間歯車82
を介して前記の連結軸76の歯車76に連結されてい
る。
【0034】このように構成されたカメラ一体型画像記
録装置は、第1〜第4のダンパー4〜7が有効な状態で
は、図2と図9に示すように第1,第2のレバー34,
70はメカニズムユニット10から離間するとともに、
第1〜第3のスライド板22〜24は第1,第2のダン
パー4,5のダンパー軸8に連結された支持パイプ16
に作用しないフリー状態になっている。
【0035】この状態でディスクカセットの着脱指示を
検出するとモータ78への通電が実施される。モータ7
8が正転すると、第1,第2のカム板59,64はビデ
オカメラ本体3の下方向(矢印D方向)にスライドし、
第1のスライド板22と第3のスライド板24は図10
に示すようにビデオカメラ本体3の上方向(矢印U方
向)にスライドし、歯車43,45を介して第3のスラ
イド板24に連結されている第2のスライド板23は、
第3のスライド板24とは逆方向にビデオカメラ本体3
の下方向(矢印D方向)にスライドを始める。この状態
では、第1のスライド板22の移動によって連結板69
を介して第1のレバー34が図10に示すようにメカニ
ズムユニット10の側面に当接してメカニズムユニット
10を内側に押して出す。
【0036】モータ78がさらに正転すると、図11に
示すように第3のスライド板24のガイド孔39,40
の一部と第2のスライド板23のガイド凹部36とガイ
ド孔37の一部とで支持パイプ16,16を挟持してビ
デオカメラ本体3の上下方向(矢印UD方向)と左右方
向(矢印LR方向)の位置決めを行う。
【0037】モータ78の正転による第2のカム板64
の移動によって、第4のスライド板25と第6のスライ
ド板27も第1のスライド板22と第3のスライド板2
4と同様にビデオカメラ本体3の上方向(矢印U方向)
にスライドし、第6のスライド板27に連結されている
第5のスライド板26は、第6のスライド板27とは逆
方向にビデオカメラ本体3の下方向(矢印D方向)にス
ライドを始める。この状態では、第4のスライド板25
の移動によって第2のレバー70がメカニズムユニット
10の側面に当接してメカニズムユニット10を内側に
押して出す。さらに第6のスライド板27と第5のスラ
イド板26とで支持パイプ16を挟持してビデオカメラ
本体3の上下方向(矢印UD方向)と左右方向(矢印L
R方向)の位置決めを行う。
【0038】図8は図10に示した状態の様子を示して
おり、第1のレバー34がメカニズムユニット10をビ
デオカメラ本体3の後方へ押し出し、第2のレバー70
がメカニズムユニット10をビデオカメラ本体3の前方
へ押し出すことによって、メカニズムユニット10はビ
デオカメラ本体3における前後方向の位置が初期位置に
戻されている。これに続いて第2,第3のスライド板2
3,24と第5,第6のスライド板26,27とで各支
持パイプ16を挟持してビデオカメラ本体3における上
下方向と左右方向の位置が初期位置に戻される。
【0039】このようにメカニズムユニット10とシャ
ーシ2との間に設けた第1の緩衝解除機構19と第2の
緩衝解除機構21とを動作させてメカニズユニット10
を初期位置に戻した状態では、第1〜第4のダンパー4
〜7を介してメカニズムユニット10を支持しているに
もかかわらず、記録媒体装着部9の入口83とビデオカ
メラ本体3の記録媒体挿入口84との位置とが一致し
て、ディスクカセットの着脱を実施できる。また、ディ
スクカセットを記録媒体装着部9にセットする際にもメ
カニズムユニット10が第1の緩衝解除機構19と第2
の緩衝解除機構21とによって位置規制されていること
によって、メカニズムユニット10の位置が安定し、操
作性も良好である。
【0040】また、緩衝効果が大きくて図4に示すよう
にシャーシ2の内側への突出量が大きな弾性変形が発生
するダンパーを採用して十分な緩衝効果を得、第1,第
4のスライド板22,25で第1,第2のレバー34,
70を駆動してメカニズムユニット10の位置を初期位
置に戻して各ダンパー4〜7のダンパー材14のシャー
シ2の内側への突出を無くしてから第2,第3のスライ
ド板23,24ならびに第5,第6のスライド板26,
27で各支持パイプ16を挟持するので、第2,第3の
スライド板23,24ならびに第5,第6のスライド板
25,26がダンパー材14を挟み込むような事態の発
生を回避できる。
【0041】記録または再生指示の操作を検出するとモ
ータ78が逆転し、第1,第3のカム板22,24がビ
デオカメラ本体3の上方向(矢印U方向)にスライド
し、上記の逆工程で第1,第2の緩衝解除機構19,2
1が解除されて、メカニズムユニット10は第1〜第4
のダンパー4〜7による十分な緩衝効果を得ることがで
きる状態に復帰する。
【0042】なお、モータ78の正転期間と逆転期間
は、図7に示すように第2のカム板64の一部に設けた
突起85をシャーシの側に設けたスイッチ86,87で
検出して通電の終了時期を決定している。
【0043】上記の実施の形態では、記録媒体はディス
クカセットであってが、テープカセットまたはカセット
に収納されていない光ディスクであっても同様の効果が
期待できる。
【0044】上記の各実施の形態において第1〜第4の
ダンパー4〜7は、シリンダー室12の一部にダンパー
材14を設けたが、シリンダー室12の全部にダンパー
材14を充填して形成することもでき、この場合には連
通口13は必要でなくなる。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載のカメラ一体型画像記録装
置によると、画像記録装置のメカニズムユニットを初期
位置に強制移動させる緩衝解除機構を設けたため、十分
な緩衝効果が得られるダンパーを使用した場合であって
も、強制的に初期位置に復帰させることができ、操作性
と緩衝効果の一方の性能を犠牲にすること無しに両方の
性能を満足させることができる。
【0046】請求項2記載のカメラ一体型画像記録装置
によると、請求項1において、メカニズムユニットへの
記録媒体の装着動作または記録媒体の取り出し動作に際
して緩衝解除機構が動作するように構成したので、操作
性が良好である。
【0047】請求項3記載のカメラ一体型画像記録装置
によると、請求項1または請求項2において、ビデオカ
メラ本体側とメカニズムユニットの前記の両側との間
に、それぞれ緩衝解除機構を設けたため、メカニズムユ
ニットを正確に初期位置に復帰させることができる。
【0048】請求項4記載のカメラ一体型画像記録装置
によると、請求項3において、ビデオカメラ本体側とメ
カニズムユニットの前側面との間に設けた第1の緩衝解
除機構を、前記メカニズムユニットをビデオカメラ本体
の後方に押し出す第1の規制部と、前記メカニズムユニ
ットをビデオカメラ本体の上下方向に移動させる第2の
規制部とで構成し、ビデオカメラ本体側とメカニズムユ
ニットの後側面との間に設けた第2の緩衝解除機構を、
前記メカニズムユニットをビデオカメラ本体の前方に押
し出す第3の規制部と、前記メカニズムユニットをビデ
オカメラ本体の上下方向に移動させる第4の規制部とで
構成したので、ビデオカメラ本体の内部におけるメカニ
ズムユニットの位置を三次元的に正確に初期位置に復帰
させることができる。
【0049】請求項5記載のカメラ一体型画像記録装置
によると、請求項4において、第1の規制部〜第4の規
制部を連動して作動させるので、1つの駆動源で運転す
ることができ、また、ビデオカメラ本体の前後方向の初
期位置への復帰を正確に行うことができる。
【0050】請求項6記載のカメラ一体型画像記録装置
によると、請求項4または請求項5において、可動部が
ビデオカメラ本体の少なくとも前後方向に出退するよう
にダンパーを取り付け、第1の規制部と第3の規制部を
第2の規制部と第4の規制部よりも優先させて作動させ
るように構成したため、ダンパーの弾性変形している部
分を第2の規制部と第4の規制部が噛み込んで故障する
ような事態を回避することができる。
【0051】請求項7記載のカメラ一体型画像記録装置
によると、請求項4〜請求項6の何れかにおいて、第1
の規制部と第2の規制部を、ビデオカメラ本体の上下方
向にスライド駆動されて第1のレバーをビデオカメラ本
体の後方向へ押し出す第1のスライド板と、ビデオカメ
ラ本体の上下方向に互いに逆方向にスライド駆動されて
前方側のダンパーのダンパー軸を挟持してこのダンパー
軸をダンパーの中央に付勢する第2,第3のスライド板
とで構成し、第3の規制部と第4の規制部を、ビデオカ
メラ本体の上下方向にスライド駆動されて第2のレバー
をビデオカメラ本体の前方向へ押し出す第4のスライド
板と、ビデオカメラ本体の上下方向に互いに逆方向にス
ライド駆動されて後方側のダンパー軸を挟持してこのダ
ンパー軸をダンパーの中央に付勢する第5,第6のスラ
イド板とで構成したため、コンパクトに第1,第2の緩
衝解除機構を実現できる。
【0052】請求項8記載のカメラ一体型画像記録装置
によると、請求項1〜請求項7の何れかにおいて、画像
記録装置の記録媒体装着部を、テープカセットまたは光
ディスクまたは光ディスクを内蔵したディスクカセット
の何れかの記録媒体を取り扱うように構成したため、テ
ープカセットまたは光ディスクまたはディスクカセット
を使用するカメラ一体型画像記録装置において、操作性
と緩衝効果の一方を犠牲にすること無しに両方の性能を
満足させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラ一体型画像記録装置のビデオカ
メラ本体の要部と内蔵されたメカニズムユニットの外観
斜視図
【図2】同実施の形態の平面図
【図3】同実施の形態のダンパーとその周辺の断面図
【図4】同実施の形態のダンパーによる緩衝状態の説明
【図5】同実施の形態の第1の緩衝解除機構を示す分解
斜視図
【図6】同実施の形態の図1のビデオカメラ本体の前方
から見た側面図
【図7】同実施の形態の図1のビデオカメラ本体の後方
から見た側面図
【図8】同実施の形態の第1,第2のレバーがメカニズ
ムユニットを内側に押し出した状態の平面図
【図9】同実施の形態の第1の緩衝解除機構が作動する
前の状態の説明図
【図10】同実施の形態の第1の緩衝解除機構が作動途
中の状態の説明図
【図11】同実施の形態の第1の緩衝解除機構が緩衝効
果を完全に解除した状態の説明図
【符号の説明】
1 画像記録装置 2 シャーシ 3 ビデオカメラ本体 4〜7 第1〜第4のダンパー 8 ダンパー軸 9 記録媒体装着部 10 メカニズムユニット 11 ダンパー本体 12 シリンダー室 14 ダンパー材 16 支持パイプ 17 ネジ 19 第1の緩衝解除機構 21 第2の緩衝解除機構 22 第1のスライド板 23 第2のスライド板 24 第3のスライド板 25 第4のスライド板 26 第5のスライド板 27 第6のスライド板 34 第1のレバー 59 第1のカム板 64 第2のカム板 70 第2のレバー 83 記録媒体装着部の入口 84 ビデオカメラ本体の記録媒体挿入口

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像記録装置の記録媒体装着部を有するメ
    カニズムユニットの周囲の複数箇所をダンパーを介して
    ビデオカメラ本体に取り付けたカメラ一体型画像記録装
    置であって、画像記録装置のメカニズムユニットを初期
    位置に強制移動させる緩衝解除機構を設けたカメラ一体
    型画像記録装置。
  2. 【請求項2】ビデオカメラ本体に設けた記録媒体挿入口
    から画像記録装置のメカニズムユニットへの記録媒体の
    装着動作または記録媒体の取り出し動作に際して緩衝解
    除機構が動作するように構成した請求項1記載のカメラ
    一体型画像記録装置。
  3. 【請求項3】画像記録装置の記録媒体装着部を有するメ
    カニズムユニットの両側をビデオカメラ本体の前後方向
    からダンパーを介して支持するとともに、ビデオカメラ
    本体側とメカニズムユニットの前記の両側との間に、そ
    れぞれ緩衝解除機構を設けた請求項1または請求項2記
    載のカメラ一体型画像記録装置。
  4. 【請求項4】ビデオカメラ本体側とメカニズムユニット
    の前側面との間に設けた第1の緩衝解除機構を、前記メ
    カニズムユニットをビデオカメラ本体の後方に押し出す
    第1の規制部と、前記メカニズムユニットをビデオカメ
    ラ本体の上下方向に移動させる第2の規制部とで構成
    し、 ビデオカメラ本体側とメカニズムユニットの後側面との
    間に設けた第2の緩衝解除機構を、前記メカニズムユニ
    ットをビデオカメラ本体の前方に押し出す第3の規制部
    と、前記メカニズムユニットをビデオカメラ本体の上下
    方向に移動させる第4の規制部とで構成した請求項3記
    載のカメラ一体型画像記録装置。
  5. 【請求項5】第1の規制部〜第4の規制部を連動して作
    動させる請求項4記載のカメラ一体型画像記録装置。
  6. 【請求項6】可動部がビデオカメラ本体の少なくとも前
    後方向に出退するようにダンパーを取り付け、第1の規
    制部と第3の規制部を第2の規制部と第4の規制部より
    も優先させて作動させるように構成した請求項4または
    請求項5記載のカメラ一体型画像記録装置。
  7. 【請求項7】第1の規制部と第2の規制部を、 ビデオカメラ本体の上下方向にスライド駆動されて第1
    のレバーをビデオカメラ本体の後方向へ押し出す第1の
    スライド板と、 ビデオカメラ本体の上下方向に互いに逆方向にスライド
    駆動されて前方側のダンパーのダンパー軸を挟持してこ
    のダンパー軸をダンパーの中央に付勢する第2,第3の
    スライド板とで構成し、 第3の規制部と第4の規制部を、 ビデオカメラ本体の上下方向にスライド駆動されて第2
    のレバーをビデオカメラ本体の前方向へ押し出す第4の
    スライド板と、 ビデオカメラ本体の上下方向に互いに逆方向にスライド
    駆動されて後方側のダンパー軸を挟持してこのダンパー
    軸をダンパーの中央に付勢する第5,第6のスライド板
    とで構成した請求項4〜請求項6の何れかに記載のカメ
    ラ一体型画像記録装置。
  8. 【請求項8】画像記録装置の記録媒体装着部を、テープ
    カセットまたは光ディスクまたは光ディスクを内蔵した
    ディスクカセットの何れかの記録媒体を取り扱うように
    構成した請求項1〜請求項7の何れかに記載のカメラ一
    体型画像記録装置。
JP30625197A 1997-11-10 1997-11-10 カメラ一体型画像記録装置 Expired - Fee Related JP3664578B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30625197A JP3664578B2 (ja) 1997-11-10 1997-11-10 カメラ一体型画像記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30625197A JP3664578B2 (ja) 1997-11-10 1997-11-10 カメラ一体型画像記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11146247A true JPH11146247A (ja) 1999-05-28
JP3664578B2 JP3664578B2 (ja) 2005-06-29

Family

ID=17954829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30625197A Expired - Fee Related JP3664578B2 (ja) 1997-11-10 1997-11-10 カメラ一体型画像記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3664578B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008292900A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Canon Inc 振れ補正装置および撮像装置
CN108562228A (zh) * 2018-06-08 2018-09-21 昆山迈致治具科技有限公司 一种自动化连续测试设备

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008292900A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Canon Inc 振れ補正装置および撮像装置
CN108562228A (zh) * 2018-06-08 2018-09-21 昆山迈致治具科技有限公司 一种自动化连续测试设备
CN108562228B (zh) * 2018-06-08 2024-03-26 昆山迈致治具科技有限公司 一种自动化连续测试设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP3664578B2 (ja) 2005-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6014357A (en) Disc device having a turntable being able to extend into an opening in a top plate beneath a lid connected to the plate
JP4289348B2 (ja) 撮像装置
JPH11146247A (ja) カメラ一体型画像記録装置
JP2000257673A (ja) 弾性支持装置
JP2861793B2 (ja) ディスク装置
US5249091A (en) Disk driving apparatus having linked holder and cover
EP1174873A2 (en) Disk drive apparatus
EP1793383B1 (en) Electronic apparatus and image capturing apparatus
JP2001063402A (ja) 車載用ディスプレイ装置
EP1174872A2 (en) Disk drive apparatus
CN221202632U (zh) 一种防抖执法记录仪
JP3521994B2 (ja) 記録媒体再生装置
JP2007328866A (ja) 電子機器
JP2002175659A (ja) 光ディスク装置
JPH05145808A (ja) カメラのビユーフアインダー取付装置
JPH0664811B2 (ja) カセツト装着装置
JPS5937781Y2 (ja) プレスカメラにおけるヨ−ク支持構造
JP3767761B2 (ja) ビデオカメラのレンズカバー開閉機構
JP2008047170A (ja) 電子機器
JPH03134855A (ja) オートローディングディスクプレーヤ
JPH0611552Y2 (ja) 携帯用情報装置
JPH0583610A (ja) ビデオカメラ
JPH079235Y2 (ja) ディスクプレーヤ
JPH0996329A (ja) ダンパー装置及びカセット装着装置並びに記録又は再生装置
JPH07111807B2 (ja) 動力変換装置ならびにこの動力変換装置を使用したディスクチェンジャのディスク排出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050329

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080408

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090408

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100408

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110408

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120408

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130408

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130408

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees