JPH11146057A - 移動電話及び個人識別システム - Google Patents

移動電話及び個人識別システム

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Publication number
JPH11146057A
JPH11146057A JP9302059A JP30205997A JPH11146057A JP H11146057 A JPH11146057 A JP H11146057A JP 9302059 A JP9302059 A JP 9302059A JP 30205997 A JP30205997 A JP 30205997A JP H11146057 A JPH11146057 A JP H11146057A
Authority
JP
Japan
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data
registered
voice
chemical substance
concentration
Prior art date
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Pending
Application number
JP9302059A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Takeuchi
修一 竹内
Takashi Suzuki
隆司 鈴木
Takuji Niisato
卓司 新里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用時にパスワードを入力しなくてもよく、使
用状態において個人識別が可能であるとともに、盗難、
紛失等による不正使用が確実に防止できる移動電話及び
個人識別システムを提供する。 【解決手段】マイコン16のEEPROM20には、予
め所持者の音声データ、耳介、虹彩等の画像データ、指
紋及び掌紋の凹凸データ、及び二酸化炭素の濃度データ
が登録される。そして、前記各データと、マイク7に入
力される音声データ、マイクロカメラ13により撮影さ
れる耳介、虹彩等の画像データ、触覚センサ14、15
により検出される指紋及び掌紋の凹凸データ、二酸化炭
素検出センサ9により検出される二酸化炭素の濃度デー
タとが比較される。そして、その結果に基づいて、携帯
電話での他の携帯電話等との通話の許可あるいは禁止が
決定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動電話及び個人
識別システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、携帯電話、PHS、自動車電
話等の移動電話が使用されている。そして、従来の移動
電話の中には、予めパスワードが登録可能なものがあ
る。このような移動電話においては、使用時にパスワー
ドを入力し、そのパスワードと予め登録されたパスワー
ドとが一致した場合のみ通話が可能とされている。
【0003】このため、移動電話の盗難や紛失が発生し
ても、パスワードを知らない者が盗んだり、拾ったりし
た移動電話を勝手に使用することはできない。従って、
他人が使用したことによる通話料金の負担を防止するこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
なパスワードが登録可能な移動電話においては、パスワ
ードを覚える必要がある。また、使用時には、パスワー
ドを入力する手間がかかる。
【0005】さらに、パスワードを盗まれた場合には、
そのパスワードが使用されて他人に移動電話を勝手に使
用されると、その通話料金を負担することになる。そこ
で本発明は、使用時にパスワードを入力しなくてもよ
く、使用状態において個人識別が可能であるとともに、
盗難、紛失等による不正使用が確実に防止できる移動電
話及び個人識別システムを提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに請求項1の発明では、予め所定の音声データが登録
された第1の記憶手段と、音声が入力される音声入力手
段と、前記第1の記憶手段に登録された前記音声データ
と、前記音声入力手段に入力された音声データとが一致
するか否かを判別する第1の判別手段と、予め生体が出
す化学物質の濃度データが登録された第2の記憶手段
と、前記化学物質の濃度を検出する化学物質検出手段
と、前記化学物質検出手段により検出された前記化学物
質の濃度データが、前記第2の記憶手段に登録された前
記化学物質の濃度データ以上か否かを判別する第2の判
別手段と、前記第1及び第2の判別手段の判別結果に基
づいて、通話の許可あるいは禁止を制御する第1の制御
手段とを備えた移動電話をその要旨としている。
【0007】請求項2の発明は、請求項1において、予
め所定の画像データが登録された第3の記憶手段と、被
写体を撮影する撮影手段と、前記第3の記憶手段に登録
された前記画像データと、前記撮影手段により撮影され
た被写体の画像データとが一致するか否かを判別する第
3の判別手段とを備えるとともに、前記第1の制御手段
の代わりに、前記第1、第2及び第3の判別手段の判別
結果に基づいて、通話の許可あるいは禁止を制御する第
2の制御手段を備えたことをその要旨としている。
【0008】請求項3の発明は、請求項1において、予
め所定の凹凸データが登録された第4の記憶手段と、外
部から接触可能な位置に設けられ、接触した接触物の表
面の凹凸を検出する触覚手段と、前記第4の記憶手段に
登録された前記凹凸データと、前記触覚手段により検出
された接触物の表面の凹凸データとが一致するか否かを
判別する第4の判別手段とを備えるとともに、前記第1
の制御手段の代わりに、前記第1、第2及び第4の判別
手段の判別結果に基づいて、通話の許可あるいは禁止を
制御する第3の制御手段を備えたことをその要旨として
いる。
【0009】請求項4の発明は、請求項1において、予
め所定の画像データが登録された第3の記憶手段と、被
写体を撮影する撮影手段と、前記第3の記憶手段に登録
された前記画像データと、前記撮影手段により撮影され
た被写体の画像データとが一致するか否かを判別する第
3の判別手段と、予め所定の凹凸データが登録された第
4の記憶手段と、外部から接触可能な位置に設けられ、
接触した接触物の表面の凹凸を検出する触覚手段と、前
記第4の記憶手段に登録された前記凹凸データと、前記
触覚手段により検出された接触物の表面の凹凸データと
が一致するか否かを判別する第4の判別手段とを備える
とともに、前記第1の制御手段の代わりに、前記第1、
第2、第3及び第4の判別手段の判別結果に基づいて、
通話の許可あるいは禁止を制御する第4の制御手段を備
えたことをその要旨としている。
【0010】請求項5の発明は、音声が入力される音声
入力手段と、生体が出す化学物質の濃度を検出する化学
物質検出手段と、予め所定の電話機識別コードを記憶す
る記憶手段と、前記音声入力手段に入力された音声デー
タ、化学物質検出手段により検出された化学物質の濃度
データ及び前記所定の電話機識別コードを送信する第1
の送信手段とを備えた移動電話と、前記第1の送信手段
から送信された音声データ、化学物質の濃度データ及び
前記所定の電話機識別コードを受信する第1の受信手段
と、予め前記所定の電話機識別コードに対応した音声デ
ータが登録された第1の記憶手段と、前記第1の記憶手
段に登録された前記音声データと、前記第1の受信手段
により受信された音声データとが一致するか否かを判別
する第1の判別手段と、予め前記化学物質の濃度データ
が登録された第2の記憶手段と、前記第1の受信手段に
より受信された化学物質の濃度データが、前記第2の記
憶手段に登録された前記化学物質の濃度データ以上か否
かを判別する第2の判別手段とを備えたホストコンピュ
ータとを備えるとともに、前記移動電話と前記ホストコ
ンピュータのうちいずれか一方には、前記第1及び第2
の判別手段の判別結果に基づいて、前記所定の電話機識
別コードを有する移動電話での通話の許可あるいは禁止
を制御する第1の制御手段が備えられたことを特徴とす
る個人識別システムをその要旨としている。
【0011】(作用)請求項1の発明では、音声入力手
段に音声が入力されると、第1の判別手段により、第1
の記憶手段に登録された所定の音声データと、前記音声
入力手段に入力された音声データとが一致するか否かが
判別される。
【0012】化学物質検出手段により生体が出す化学物
質の濃度が検出されると、第2の判別手段により、前記
化学物質検出手段により検出された前記化学物質の濃度
データが、第2の記憶手段に登録された前記化学物質の
濃度データ以上か否かが判別される。
【0013】そして、前記第1の記憶手段に登録された
前記音声データと、前記音声入力手段に入力された音声
データとが一致し、かつ、前記化学物質検出手段により
検出された前記化学物質の濃度データが、前記第2の記
憶手段に登録された前記化学物質の濃度データ以上であ
るときのみ、第1の制御手段により移動電話での他の移
動電話等との通話が許可される。
【0014】一方、前記第1の記憶手段に登録された前
記音声データと、前記音声入力手段に入力された音声デ
ータとの一致、及び前記化学物質検出手段により検出さ
れた前記化学物質の濃度データが、前記第2の記憶手段
に登録された前記化学物質の濃度データ以上のうち少な
くともいずれか一方の条件を満たさないときには、第1
の制御手段により移動電話での他の移動電話等との通話
が禁止される。
【0015】請求項2の発明では、撮影手段により被写
体が撮影されると、第3の判別手段により、第3の記憶
手段に登録された所定の画像データと、前記撮影手段に
より撮影された被写体の画像データとが一致するか否か
が判別される。
【0016】そして、前記第3の記憶手段に登録された
前記画像データと、前記撮影手段により撮影された被写
体の画像データとの一致、及び請求項1に記載の発明の
作用に記載の2つの条件を合わせた3つの条件が全て満
たされたときのみ、第2の制御手段により移動電話での
他の移動電話等との通話が許可される。
【0017】一方、前記第3の記憶手段に登録された前
記画像データと、前記撮影手段により撮影された被写体
の画像データとの一致、及び請求項1に記載の発明の作
用に記載の2つの条件を合わせた3つの条件のうち少な
くともいずれか1つの条件を満たさないときには、第2
の制御手段により移動電話での他の移動電話等との通話
が禁止される。
【0018】請求項3の発明では、触覚手段により接触
した接触物の表面の凹凸が検出されると、第4の判別手
段により、第4の記憶手段に登録された所定の凹凸デー
タと、前記触覚手段により検出された接触した接触物の
表面の凹凸データとが一致するか否かが判別される。
【0019】そして、前記第4の記憶手段に登録された
前記凹凸データと、前記触覚手段により検出された接触
した接触物の表面の凹凸データとの一致、及び請求項1
に記載の発明の作用に記載の2つの条件を合わせた3つ
の条件が全て満たされたときのみ、第3の制御手段によ
り移動電話での他の移動電話等との通話が許可される。
【0020】一方、前記第4の記憶手段に登録された前
記凹凸データと、前記触覚手段により検出された接触し
た接触物の表面の凹凸データとの一致、及び請求項1に
記載の発明の作用に記載の2つの条件を合わせた3つの
条件のうち少なくともいずれか1つの条件を満たさない
ときには、第3の制御手段により移動電話での他の移動
電話等との通話が禁止される。
【0021】請求項4の発明では、撮影手段により被写
体が撮影されると、第3の判別手段により、第3の記憶
手段に登録された所定の画像データと、前記撮影手段に
より撮影された被写体の画像データとが一致するか否か
が判別される。
【0022】触覚手段により接触した接触物の表面の凹
凸が検出されると、第4の判別手段により、第4の記憶
手段に登録された所定の凹凸データと、前記触覚手段に
より検出された接触した接触物の表面の凹凸データとが
一致するか否かが判別される。
【0023】そして、前記第3の記憶手段に登録された
前記画像データと、前記撮影手段により撮影された被写
体の画像データとの一致、前記第4の記憶手段に登録さ
れた前記凹凸データと、前記触覚手段により検出された
接触した接触物の表面の凹凸データとの一致、及び請求
項1に記載の発明の作用に記載の2つの条件を合わせた
4つの条件が全て満たされたときのみ、第4の制御手段
により移動電話での他の移動電話等との通話が許可され
る。
【0024】一方、前記第3の記憶手段に登録された前
記画像データと、前記撮影手段により撮影された被写体
の画像データとの一致、前記第4の記憶手段に登録され
た前記凹凸データと、前記触覚手段により検出された接
触した接触物の表面の凹凸データとの一致、及び請求項
1に記載の発明の作用に記載の2つの条件を合わせた4
つの条件のうち少なくともいずれか1つの条件を満たさ
ないときには、第4の制御手段により移動電話での他の
移動電話等との通話が禁止される。
【0025】請求項5の発明では、音声入力手段に音声
が入力される。一方、化学物質検出手段により生体が出
す化学物質の濃度が検出される。そして、第1の送信手
段は前記音声データ、化学物質の濃度データ及び所定の
電話機識別コードを送信する。
【0026】前記第1の送信手段から送信された音声デ
ータ、化学物質の濃度データ及び前記所定の電話機識別
コードは第1の受信手段により受信される。そして、第
1の判別手段により、第1の記憶手段に登録された前記
所定の電話機識別コードに対応した音声データと、前記
第1の受信手段により受信された音声データとが一致す
るか否かが判別される。一方、第2の判別手段により、
前記第1の受信手段により受信された化学物質の濃度デ
ータが、第2の記憶手段に登録された前記化学物質の濃
度データ以上か否かが判別される。
【0027】そして、前記第1の記憶手段に登録された
前記音声データと、前記第1の受信手段により受信され
た音声データとが一致し、かつ、前記第1の受信手段に
より受信された化学物質の濃度データが、前記第2の記
憶手段に登録された前記化学物質の濃度データ以上であ
るときのみ、第1の制御手段により前記所定の電話機識
別コードを有する移動電話での他の移動電話等との通話
が許可される。
【0028】一方、前記第1の記憶手段に登録された前
記音声データと、前記第1の受信手段により受信された
音声データとの一致、及び前記第1の受信手段により受
信された化学物質の濃度データが、前記第2の記憶手段
に登録された前記化学物質の濃度データ以上のうち少な
くともいずれか一方の条件を満たさないときには、第1
の制御手段により前記所定の電話機識別コードを有する
移動電話での他の移動電話等との通話が禁止される。
【0029】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
移動電話としての携帯電話に具体化した第1実施形態を
図1〜図6に従って説明する。
【0030】図1及び図2に、本実施形態の携帯電話1
を示す。前記携帯電話1は、箱型をなすケース本体2を
備えている。前記ケース本体2の上面左方には、図示し
ない貫通孔を介して上下方向に伸縮自在に支持されたア
ンテナ3が備えられている。
【0031】前記ケース本体2の表面中央には、複数個
の装着孔4を介してボタン5が配置されている。そし
て、前記ボタン5は、ケース本体2の表面に直交する方
向に往復移動可能に支持されており、押圧操作可能とさ
れている。前記ボタン5の表面には、発信ダイヤル番号
用の0から9までの数字等が印刷されている。そして、
前記ボタン5を相手の電話番号通りに押圧操作すること
により、相手と通話可能とされている。
【0032】前記ボタン5の下方には、装着孔27を介
して電源スイッチ28が配置されている。前記電源スイ
ッチ28は、ケース本体2の表面に直交する方向に往復
移動可能に支持されており、押圧操作可能とされてい
る。そして、前記電源スイッチ28を押圧操作すること
により携帯電話1の電源のオン、オフが切換可能とされ
ており、電源オン時には携帯電話1での通話が可能とさ
れている。
【0033】前記電源スイッチ28の表面には、触覚手
段としての触覚センサ14が設けられている。そして、
前記触覚センサ14によって、接触した接触物の表面の
凹凸としての操作者の指紋の凹凸が検出可能とされてい
る。
【0034】前記ケース本体2の下部には、装着孔6を
介して音声入力手段としてのマイク7が配置されてい
る。そして、前記マイク7によって、操作者の音声が入
力可能とされている。前記マイク7の一側方には、装着
孔8を介して化学物質検出手段としての二酸化炭素検出
センサ9が配置されている。そして、前記二酸化炭素検
出センサ9によって、操作者が呼吸により出す二酸化炭
素の濃度が検出可能とされている。
【0035】前記ケース本体2の上部には、装着孔10
を介してスピーカ11が配置されている。そして、前記
スピーカ11によって、前記アンテナ3を介して受信さ
れる通話相手からの音声が出力される。前記スピーカ1
1の上方には、装着孔12を介して撮影手段としてのマ
イクロカメラ13が配置されている。そして、前記マイ
クロカメラ13によって、被写体としての操作者の耳
介、虹彩等の画像が撮影可能とされている。
【0036】前記ケース本体2の両側面及び裏面中央に
は、触覚手段としての触覚センサ15が設けられてお
り、外部から接触可能とされている。そして、前記触覚
センサ15によって、接触した接触物の表面の凹凸とし
ての操作者の指紋及び掌紋の凹凸が検出可能とされてい
る。
【0037】次に前記携帯電話1の電気的構成につい
て、図3を用いて説明する。前記ケース本体2内には、
不正使用禁止用マイコン(以下、マイコンという)16
が内蔵されている。前記マイコン16は、マイク7、二
酸化炭素検出センサ9、マイクロカメラ13及び触覚セ
ンサ14、15と接続されている。
【0038】そして、前記マイコン16は、前記マイク
7に入力される操作者の音声を図示しない変換器を介し
て音声データとして取り込む。一方、前記マイコン16
は、前記二酸化炭素検出センサ9により検出される、操
作者が呼吸により出す二酸化炭素の濃度を図示しない変
換器を介して濃度データとして取り込む。
【0039】また、前記マイコン16は、前記マイクロ
カメラ13により撮影される操作者の耳介、虹彩等の画
像を図示しない変換器を介して画像データとして取り込
む。さらに、前記マイコン16は、前記触覚センサ1
4、15により検出される操作者の指紋及び掌紋の凹凸
を図示しない変換器を介して凹凸データとして取り込
む。
【0040】前記マイコン16は、通信機器17と接続
されている。前記通信機器17には、マイク7、スピー
カ11、複数個のボタン5及び電源スイッチ28が接続
されている。
【0041】次に前記マイコン16について、図6を用
いて説明する。図6に示すように、マイコン16は中央
処理装置(以下、CPUという)18、読出専用メモリ
(以下、ROMという)19、不揮発性メモリ(以下、
EEPROMという)20、読出及び書込可能なメモリ
(以下、RAMという)21、タイマ22、入出力イン
ターフェース(以下、入出力I/Fという)23等から
構成されている。
【0042】前記CPU18はROM19に記憶された
制御プログラムに従って音声照合処理、二酸化炭素濃度
判定処理、画像照合処理、凹凸照合処理等の種々の演算
処理を実行する。
【0043】前記EEPROM20には、予め所定の音
声データとしての所持者の音声データ、生体が出す化学
物質としての二酸化炭素の濃度データ、所定の画像デー
タとしての所持者の耳介、虹彩等の画像データ、所定の
凹凸データとしての所持者の指紋及び掌紋の凹凸データ
が登録される。前記二酸化炭素の濃度データは、人が話
すときに呼吸により吐き出す二酸化炭素の濃度に、ある
程度の範囲をもたせた値の最小値である。前記EEPR
OM20は第1、第2、第3及び第4の記憶手段を構成
している。前記RAM21は前記CPU18の演算処理
結果を一時記憶する。
【0044】ここでCPU18の音声照合処理、二酸化
炭素濃度判定処理、画像照合処理、凹凸照合処理につい
て、図4及び図5を用いて説明する。図4及び図5は、
マイコン16が実行する携帯電話1の制御ルーチンのフ
ローチャートである。
【0045】まず、音声照合処理について説明する。ス
テップ10においては、マイク7に入力された操作者の
音声を音声データとして取り込む。ステップ11におい
ては、取り込んだ音声データと、予めEEPROM20
に登録された所定の音声データとを照合する。そして、
ステップ12においては、前記両音声データが一致する
か否かを判別する。
【0046】前記両音声データが一致する場合には、こ
のステップ12の判定を「YES」とし、ステップ13
に移行する。一方、前記両音声データが一致しない場合
には、このステップ12の判定を「NO」とし、ステッ
プ22に移行する。ステップ22においては、前記マイ
ク7に入力された音声が、所持者の音声とは異なると判
断し、通話禁止信号を選出する。
【0047】前記ステップ12は第1の判別手段を構成
している。一方、ステップ10、ステップ11、ステッ
プ12は音声認識手段に相当する。次に、二酸化炭素濃
度判定処理について説明する。
【0048】ステップ13においては、二酸化炭素検出
センサ9により検出された、操作者が通話時の呼吸によ
り吐き出す二酸化炭素の濃度を濃度データとして取り込
む。ステップ14においては、取り込んだ濃度データ
が、予めEEPROM20に登録された二酸化炭素の濃
度データ(人が話すときに呼吸により吐き出す二酸化炭
素の濃度に、ある程度の範囲をもたせた値の最小値)以
上か否かを判別する。
【0049】前記取り込んだ濃度データが、予めEEP
ROM20に登録された濃度データ以上であれば、この
ステップ14の判定を「YES」とし、ステップ15に
移行する。一方、前記取り込んだ濃度データが、予めE
EPROM20に登録された濃度データ未満であれば、
このステップ14の判定を「NO」とし、ステップ22
に移行する。ステップ22においては、前記二酸化炭素
検出センサ9により検出した二酸化炭素の濃度が、大気
中の二酸化炭素の濃度であると判断し、通話禁止信号を
選出する。すなわち、録音テープ等から所持者本人の音
声が流れても通話できない。
【0050】前記ステップ14は第2の判別手段を構成
している。一方、ステップ13、ステップ14は化学物
質濃度認識手段に相当する。次に、画像照合処理につい
て説明する。
【0051】ステップ15においては、マイクロカメラ
13により撮影された操作者の耳介、虹彩等の画像を画
像データとして取り込む。ステップ16においては、取
り込んだ画像データと、予めEEPROM20に登録さ
れた所定の画像データとを照合する。そして、ステップ
17においては、前記両画像データが一致するか否かを
判別する。
【0052】前記両画像データが一致する場合には、こ
のステップ17の判定を「YES」とし、ステップ18
に移行する。一方、前記両画像データが一致しない場合
には、このステップ17の判定を「NO」とし、ステッ
プ22に移行する。ステップ22においては、前記マイ
クロカメラ13により撮影した画像が、所持者の画像と
は異なると判断し、通話禁止信号を選出する。
【0053】前記ステップ17は第3の判別手段を構成
している。一方、ステップ15、ステップ16、ステッ
プ17は画像認識手段に相当する。最後に、凹凸照合処
理について説明する。
【0054】ステップ18においては、触覚センサ1
4、15により検出された操作者の指紋及び掌紋の凹凸
を凹凸データとして取り込む。ステップ19において
は、取り込んだ凹凸データと、予めEEPROM20に
登録された所定の凹凸データとを照合する。そして、ス
テップ20においては、前記両凹凸データが一致するか
否かを判別する。
【0055】前記両凹凸データが一致する場合には、こ
のステップ20の判定を「YES」とし、ステップ21
に移行する。一方、前記両凹凸データが一致しない場合
には、このステップ20の判定を「NO」とし、ステッ
プ22に移行する。ステップ22においては、前記触覚
センサ14、15により検出した凹凸が、所持者の凹凸
とは異なると判断し、通話禁止信号を選出する。
【0056】前記ステップ20は第4の判別手段を構成
している。一方、ステップ18、ステップ19、ステッ
プ20は凹凸認識手段に相当する。尚、本実施形態にお
ける両凹凸データの一致とは、触覚センサ14により検
出された操作者の指紋の凹凸データと、予めEEPRO
M20に登録された所定の凹凸データ(所持者の指紋の
凹凸データ)とが一致し、かつ、触覚センサ15により
検出された操作者の指紋及び掌紋の凹凸データと、予め
EEPROM20に登録された所定の凹凸データ(所持
者の指紋及び掌紋の凹凸データ)とが一致することをい
う。
【0057】ステップ21においては、通話許可信号を
選出する。本実施形態では、CPU18にて第1、第
2、第3及び第4の判別手段、第4の制御手段が構成さ
れている。
【0058】上記のようなフローチャートにより、通話
許可信号が選出されると、図3に示すように、マイコン
16から、通信機器17に通話許可信号が出力される。
そして、前記通信機器17は、通話許可信号に基づいて
アンテナ3、26を介して基地局のホストコンピュータ
25と通信を行い、その結果、操作者(所持者)はマイ
ク7及びスピーカ11を介して携帯電話1での他の携帯
電話等との通話が可能となる。
【0059】一方、通話禁止信号が選出されると、マイ
コン16から、通信機器17に通話禁止信号が出力され
る。そして、前記通信機器17は、通話禁止信号に基づ
いて基地局のホストコンピュータ25との通信が不可能
となり、その結果、操作者(所持者以外)は携帯電話1
での他の携帯電話等との通話が不可能となる。
【0060】以上詳述したように、本実施形態の携帯電
話1によれば、以下の効果を得ることができる。 (1)予めEEPROM20に登録した音声データと、
マイク7に入力された操作者の音声データとの一致、二
酸化炭素検出センサ9により検出した、操作者が通話時
の呼吸により吐き出す二酸化炭素の濃度データが、予め
EEPROM20に登録した濃度データ以上、予めEE
PROM20に登録した画像データと、マイクロカメラ
13により撮影した操作者の耳介、虹彩等の画像データ
との一致、及び予めEEPROM20に登録した凹凸デ
ータと、触覚センサ14、15により検出した操作者の
指紋及び掌紋の凹凸データとの一致の4つの条件が全て
満たされたときのみ、CPU18により携帯電話1での
他の携帯電話等との通話を許可した。
【0061】一方、予めEEPROM20に登録した音
声データと、マイク7に入力された操作者の音声データ
との一致、二酸化炭素検出センサ9により検出した、操
作者が通話時の呼吸により吐き出す二酸化炭素の濃度デ
ータが、予めEEPROM20に登録した濃度データ以
上、予めEEPROM20に登録した画像データと、マ
イクロカメラ13により撮影した操作者の耳介、虹彩等
の画像データとの一致、及び予めEEPROM20に登
録した凹凸データと、触覚センサ14、15により検出
した操作者の指紋及び掌紋の凹凸データとの一致の4つ
の条件のうち少なくともいずれか1つの条件を満たさな
いときには、CPU18により携帯電話1での他の携帯
電話等との通話を禁止した。
【0062】このため、使用時にパスワードを入力しな
くてもよく、使用状態において個人識別が可能であると
ともに、盗難、紛失等による携帯電話1の不正使用が確
実に防止できる。
【0063】(第2実施形態)次に移動電話としての携
帯電話を利用した個人識別システムに具体化した第2実
施形態を図7〜図10に従って説明する。なお、第1実
施形態と同一構成又は、相当する構成については、同一
符号を付して、その説明を省略し、異なるところを中心
に説明する。
【0064】図7に本実施形態の個人識別システムの電
気的構成を示す。前記個人識別システムに使用される携
帯電話1には、前記第1実施形態と同様のマイク7、二
酸化炭素検出センサ9、マイクロカメラ13及び触覚セ
ンサ14、15が設けられており、それらは通信機器1
7と接続されている。
【0065】そして、前記通信機器17は、前記マイク
7に入力される操作者の音声を図示しない変換器を介し
て音声データとして取り込む。一方、前記通信機器17
は、前記二酸化炭素検出センサ9により検出される、操
作者が通話時の呼吸により吐き出す二酸化炭素の濃度を
図示しない変換器を介して濃度データとして取り込む。
【0066】また、前記通信機器17は、前記マイクロ
カメラ13により撮影される操作者の耳介、虹彩等の画
像を図示しない変換器を介して画像データとして取り込
む。さらに、前記通信機器17は、前記触覚センサ1
4、15により検出される操作者の指紋及び掌紋の凹凸
を図示しない変換器を介して凹凸データとして取り込
む。また、前記通信機器17には記憶手段としてのメモ
リ30が備えられており、同メモリ30には予め所定の
電話機識別コードとしての当該携帯電話1を特定するた
めの電話機識別コードが記憶されている。
【0067】前記通信機器17には、マイク7、スピー
カ11、複数個のボタン5及び電源スイッチ28が接続
されているとともに、第4の送信手段としての送信器2
4が備えられている。前記送信器24は、通信機器17
に取り込んだ音声データ、二酸化炭素濃度データ、画像
データ、凹凸データ及び予めメモリ30に記憶された電
話機識別コードをアンテナ3を介してホストコンピュー
タ25に送信可能とされている。
【0068】前記個人識別システムには、アンテナ26
を介して前記携帯電話1と通信可能な基地局のホストコ
ンピュータ25が備えられている。前記基地局のホスト
コンピュータ25には、図10に示すように、CPU1
8、ROM19、記憶装置29、RAM21、タイマ2
2、入出力I/F23等が内蔵されている。
【0069】本実施形態におけるCPU18は、前記第
1実施形態におけるCPU18よりも高速性に優れてお
り、高速処理が可能とされている。一方、本実施形態に
おける記憶装置29には、ハードディスク等の大容量記
憶装置を使用している。
【0070】前記CPU18は、前記携帯電話1の送信
器24から送信される音声データ、二酸化炭素濃度デー
タ、画像データ、凹凸データ及び電話機識別コードをア
ンテナ26を介して受信可能とされている。
【0071】前記CPU18は、送信器24から送信さ
れた携帯電話1の電話機識別コードを受信すると、記憶
装置29にその電話機識別コードに対応したデータ(電
話機識別コード固有のデータ)として予め登録されてい
る音声データ、画像データ、凹凸データと、送信器24
から送信された音声データ、画像データ、凹凸データと
を比較する。
【0072】また、前記CPU18は、送信器24から
送信された携帯電話1の電話機識別コードを受信する
と、記憶装置29に予め登録された二酸化炭素の濃度デ
ータ(人が話すときに呼吸により吐き出す二酸化炭素の
濃度に、ある程度の範囲をもたせた値の最小値)と、送
信器24から送信された二酸化炭素濃度データとを比較
する。
【0073】すなわち、前記CPU18はROM19に
記憶された制御プログラムに従って音声照合処理、二酸
化炭素濃度判定処理、画像照合処理、凹凸照合処理等の
種々の演算処理を実行する。ここで、本実施形態のCP
U18は、前記第1実施形態のCPU18が実行するス
ピードよりも速く、各演算処理を行うことができる。
【0074】尚、前記記憶装置29には、前記第1実施
形態と同様に、予め電話機識別コードに対応した音声デ
ータとしての携帯電話1の所持者の音声データ、生体が
出す化学物質としての二酸化炭素の濃度データ、電話機
識別コードに対応した画像データとしての携帯電話1の
所持者の耳介、虹彩等の画像データ、電話機識別コード
に対応した凹凸データとしての携帯電話1の所持者の指
紋及び掌紋の凹凸データが登録される。
【0075】前記二酸化炭素の濃度データは、人が話す
ときに呼吸により吐き出す二酸化炭素の濃度に、ある程
度の範囲をもたせた値の最小値である。前記記憶装置2
9は第1、第2、第3及び第4の記憶手段を構成してい
る。一方、前記RAM21は前記CPU18の演算処理
結果を一時記憶する。
【0076】ここで、ホストコンピュータ25が実行す
る個人識別システムの制御ルーチンのフローチャートを
図8及び図9を用いて説明する。ステップ5において
は、送信器24から送信された携帯電話1の電話機識別
コードを取り込む。そして、記憶装置29にその電話機
識別コードに対応したデータ(電話機識別コード固有の
データ)として予め登録されている音声データ(所定の
音声データ)、画像データ(所定の画像データ)、凹凸
データ(所定の凹凸データ)を選出する。また、記憶装
置29に予め登録された二酸化炭素の濃度データ(人が
話すときに呼吸により吐き出す二酸化炭素の濃度に、あ
る程度の範囲をもたせた値の最小値)を選出する。
【0077】尚、ステップ10からステップ22までの
処理、すなわち、音声照合処理、二酸化炭素濃度判定処
理、画像照合処理、凹凸照合処理は、前記第1実施形態
と同様であるため、その説明を省略する。
【0078】尚、本実施形態において、凹凸照合処理で
の両凹凸データの一致とは、触覚センサ14により検出
された操作者の指紋の凹凸データと、予め記憶装置29
に登録された所定の凹凸データ(所持者の指紋の凹凸デ
ータ)とが一致し、かつ、触覚センサ15により検出さ
れた操作者の指紋及び掌紋の凹凸データと、予め記憶装
置29に登録された所定の凹凸データ(所持者の指紋及
び掌紋の凹凸データ)とが一致することをいう。
【0079】本実施形態では、CPU18にて第1、第
2、第3及び第4の判別手段、第4の制御手段、第4の
受信手段が構成されている。上記のようなフローチャー
トにより、通話許可信号が選出されると、図7に示すよ
うに、アンテナ26を介して基地局のホストコンピュー
タ25の図示しない送信器から、通信機器17に通話許
可信号が送信される。そして、通信機器17の図示しな
い受信器はアンテナ3を介して通話許可信号を受信し、
通信機器17の受信器は通話許可信号に基づいて基地局
のホストコンピュータ25の送信器と通信を行い、その
結果、操作者(所持者)はマイク7及びスピーカ11を
介して携帯電話1での他の携帯電話等との通話が可能と
なる。
【0080】一方、通話禁止信号が選出されると、アン
テナ26を介して基地局のホストコンピュータ25の送
信器から、通信機器17に通話禁止信号が送信される。
そして、通信機器17は受信器を介して通話禁止信号を
受信すると、同通話禁止信号に基づいて基地局のホスト
コンピュータ25の送信器との通信が不可能となり、そ
の結果、操作者(所持者以外)は携帯電話1での他の携
帯電話等との通話が不可能となる。
【0081】以上詳述したように、本実施形態の個人識
別システムによれば、前記第1実施形態に記載の効果に
加えて、次のような効果を得ることができる。 (1)基地局のホストコンピュータ25にCPU18、
記憶装置29等を設け、同ホストコンピュータ25によ
り音声照合処理、化学物質濃度判定処理、画像照合処
理、凹凸照合処理を実行した。このため、携帯電話1に
CPU18、記憶装置29等を設ける必要はないため、
携帯電話1の小型化、軽量化、コストダウンを図ること
ができる。
【0082】(2)基地局のホストコンピュータ25の
CPU18には、前記第1実施形態におけるCPU18
よりも高速処理が可能なものを使用したため、音声照合
処理、化学物質濃度判定処理、画像照合処理、凹凸照合
処理をより速く実行することができる。
【0083】尚、本発明の実施形態は以下のように変更
してもよく、その場合にも同様の作用および効果が得ら
れる。 (1)上記各実施形態では、移動電話としての携帯電話
に具体化したが、PHS、自動車電話等に具体化しても
よい。
【0084】(2)上記各実施形態では、マイコン16
あるいはホストコンピュータ25から通話禁止信号が出
力されると、操作者(所持者以外)が携帯電話1での他
の携帯電話等との通話を行うことを不可能としたが、次
のようにしてもよい。
【0085】音声合成回路をマイコン16あるいはホス
トコンピュータ25に内蔵する。そして、音声照合処
理、二酸化炭素濃度判定処理、画像照合処理、凹凸照合
処理を実行した結果、通話禁止信号が選出された場合に
は、次のような処理を行う。
【0086】マイコン16あるいはホストコンピュータ
25から通話禁止信号を出力することにより、操作者
(所持者以外)が携帯電話1、PHS、自動車電話等で
の他の携帯電話等との通話を行うことを不可能にすると
ともに、予め音声合成回路に登録された「ことば」、例
えば、「この携帯電話は、あなたのものではありませ
ん。」、「所持者にお返し下さい。」、「この携帯電話
を拾われた方には、お礼を差し上げます。」等のメッセ
ージをスピーカ11を介して音声として発するようにす
る。
【0087】(3)上記各実施形態では、携帯電話1に
マイク7、二酸化炭素検出センサ9、マイクロカメラ1
3及び触覚センサ14、15をそれぞれ設けたが、マイ
クロカメラ13及び触覚センサ14、15を省略して、
マイク7、二酸化炭素検出センサ9のみを設けてもよ
い。この場合、ステップ15からステップ20までの処
理、すなわち、画像照合処理、凹凸照合処理は省略され
る。そして、予めEEPROM20、あるいは、記憶装
置29に登録される音声データと、マイク7に入力され
る操作者の音声データとの一致、二酸化炭素検出センサ
9により検出される、操作者が通話時の呼吸により吐き
出す二酸化炭素の濃度データが、予めEEPROM2
0、あるいは、記憶装置29に登録される濃度データ以
上の2つの条件が共に満たされたときのみ、第4の制御
手段の代わりの、第1の制御手段としてのCPU18に
より携帯電話1、PHS、自動車電話等での他の携帯電
話等との通話を許可する。
【0088】一方、予めEEPROM20、あるいは、
記憶装置29に登録される音声データと、マイク7に入
力される操作者の音声データとの一致、二酸化炭素検出
センサ9により検出される、操作者が通話時の呼吸によ
り吐き出す二酸化炭素の濃度データが、予めEEPRO
M20、あるいは、記憶装置29に登録される濃度デー
タ以上の2つの条件のうち少なくともいずれか一方の条
件を満たさないときには、第4の制御手段の代わりの、
第1の制御手段としてのCPU18により携帯電話1、
PHS、自動車電話等での他の携帯電話等との通話を禁
止する。
【0089】尚、(3)においては、第4の送信手段の
代わりの、第1の送信手段としての送信器24により、
通信機器17に取り込まれる音声データ、二酸化炭素濃
度データ及び予めメモリ30に記憶される電話機識別コ
ードが、アンテナ3を介して基地局のホストコンピュー
タ25に送信可能とされる。
【0090】また、第4の受信手段の代わりの、第1の
受信手段としてのCPU18は、携帯電話1の送信器2
4から送信される音声データ、二酸化炭素濃度データ及
び電話機識別コードをアンテナ26を介して受信可能と
される。
【0091】(4)上記各実施形態では、携帯電話1に
マイク7、二酸化炭素検出センサ9、マイクロカメラ1
3及び触覚センサ14、15をそれぞれ設けたが、触覚
センサ14、15を省略して、マイク7、二酸化炭素検
出センサ9、マイクロカメラ13のみを設けてもよい。
【0092】この場合、ステップ18からステップ20
までの処理、すなわち、凹凸照合処理は省略される。そ
して、予めEEPROM20、あるいは、記憶装置29
に登録される音声データと、マイク7に入力される操作
者の音声データとの一致、二酸化炭素検出センサ9によ
り検出される、操作者が通話時の呼吸により吐き出す二
酸化炭素の濃度データが、予めEEPROM20、ある
いは、記憶装置29に登録される濃度データ以上、予め
EEPROM20、あるいは、記憶装置29に登録され
る画像データと、マイクロカメラ13により撮影される
操作者の耳介、虹彩等の画像データとの一致の3つの条
件が全て満たされたときのみ、第4の制御手段の代わり
の、第2の制御手段としてのCPU18により携帯電話
1、PHS、自動車電話等での他の携帯電話等との通話
を許可する。
【0093】一方、予めEEPROM20、あるいは、
記憶装置29に登録される音声データと、マイク7に入
力される操作者の音声データとの一致、二酸化炭素検出
センサ9により検出される、操作者が通話時の呼吸によ
り吐き出す二酸化炭素の濃度データが、予めEEPRO
M20、あるいは、記憶装置29に登録される濃度デー
タ以上、予めEEPROM20、あるいは、記憶装置2
9に登録される画像データと、マイクロカメラ13によ
り撮影される操作者の耳介、虹彩等の画像データとの一
致の3つの条件のうち少なくともいずれか1つの条件を
満たさないときには、第4の制御手段の代わりの、第2
の制御手段としてのCPU18により携帯電話1、PH
S、自動車電話等での他の携帯電話等との通話を禁止す
る。
【0094】尚、(4)においては、第4の送信手段の
代わりの、第2の送信手段としての送信器24により、
通信機器17に取り込まれる音声データ、二酸化炭素濃
度データ、画像データ及び予めメモリ30に記憶される
電話機識別コードが、アンテナ3を介して基地局のホス
トコンピュータ25に送信可能とされる。
【0095】また、第4の受信手段の代わりの、第2の
受信手段としてのCPU18は、携帯電話1の送信器2
4から送信される音声データ、二酸化炭素濃度データ、
画像データ及び電話機識別コードをアンテナ26を介し
て受信可能とされる。
【0096】(5)上記各実施形態では、携帯電話1に
マイク7、二酸化炭素検出センサ9、マイクロカメラ1
3及び触覚センサ14、15をそれぞれ設けたが、マイ
クロカメラ13を省略して、マイク7、二酸化炭素検出
センサ9、触覚センサ14、15のみを設けてもよい。
【0097】この場合、ステップ15からステップ17
までの処理、すなわち、画像照合処理は省略される。そ
して、予めEEPROM20、あるいは、記憶装置29
に登録される音声データと、マイク7に入力される操作
者の音声データとの一致、二酸化炭素検出センサ9によ
り検出される、操作者が通話時の呼吸により吐き出す二
酸化炭素の濃度データが、予めEEPROM20、ある
いは、記憶装置29に登録される濃度データ以上、予め
EEPROM20、あるいは、記憶装置29に登録され
る凹凸データと、触覚センサ14、15により検出され
る操作者の指紋及び掌紋の凹凸データとの一致の3つの
条件が全て満たされたときのみ、第4の制御手段の代わ
りの、第3の制御手段としてのCPU18により携帯電
話1、PHS、自動車電話等での他の携帯電話等との通
話を許可する。
【0098】一方、予めEEPROM20、あるいは、
記憶装置29に登録される音声データと、マイク7に入
力される操作者の音声データとの一致、二酸化炭素検出
センサ9により検出される、操作者が通話時の呼吸によ
り吐き出す二酸化炭素の濃度データが、予めEEPRO
M20、あるいは、記憶装置29に登録される濃度デー
タ以上、予めEEPROM20、あるいは、記憶装置2
9に登録される凹凸データと、触覚センサ14、15に
より検出される操作者の指紋及び掌紋の凹凸データとの
一致の3つの条件のうち少なくともいずれか1つの条件
を満たさないときには、第4の制御手段の代わりの、第
3の制御手段としてのCPU18により携帯電話1、P
HS、自動車電話等での他の携帯電話等との通話を禁止
する。
【0099】尚、(5)においては、第4の送信手段の
代わりの、第3の送信手段としての送信器24により、
通信機器17に取り込まれる音声データ、二酸化炭素濃
度データ、凹凸データ及び予めメモリ30に記憶される
電話機識別コードが、アンテナ3を介して基地局のホス
トコンピュータ25に送信可能とされる。
【0100】また、第4の受信手段の代わりの、第3の
受信手段としてのCPU18は、携帯電話1の送信器2
4から送信される音声データ、二酸化炭素濃度データ、
凹凸データ及び電話機識別コードをアンテナ26を介し
て受信可能とされる。
【0101】(6)上記第2実施形態では、第1、第
2、第3及び第4の判別手段、第4の制御手段、第4の
受信手段としてのCPU18を基地局のホストコンピュ
ータ25に内蔵し、同CPU18により音声照合処理、
化学物質濃度判定処理、画像照合処理、凹凸照合処理を
実行し、その後、通話許可信号、あるいは、通話禁止信
号を選出した。そして、基地局のホストコンピュータ2
5の図示しない送信器から、通信機器17に通話許可信
号、あるいは、通話禁止信号を送信し、携帯電話1での
他の携帯電話等との通話を可能、あるいは、不可能にし
たが次のようにしてもよい。
【0102】第1、第2、第3及び第4の制御手段とし
てのCPUを携帯電話1、PHS、自動車電話等に内蔵
する。そして、基地局のホストコンピュータ25には、
第1、第2、第3及び第4の判別手段、第1、第2、第
3及び第4の受信手段としてのCPUを内蔵する。
【0103】そして、ホストコンピュータ25のCPU
により音声照合処理、化学物質濃度判定処理、画像照合
処理、凹凸照合処理を実行し、ホストコンピュータ25
の図示しない送信器から、通信機器17にその各演算結
果のみを送信する。そして、携帯電話1、PHS、自動
車電話等のCPUは、前記各演算結果に基づいて通話許
可信号、あるいは、通話禁止信号を選出し、携帯電話
1、PHS、自動車電話等での他の携帯電話等との通話
を可能、あるいは、不可能にする。
【0104】(7)上記各実施形態では、図4、図5及
び図8、図9に示すように、音声照合処理、二酸化炭素
濃度判定処理、画像照合処理、凹凸照合処理の各処理ご
とに音声データ、二酸化炭素濃度データ、画像データ、
凹凸データを取り込んだが、次のようにしてもよい。
【0105】最初に音声データ、二酸化炭素濃度デー
タ、画像データ、凹凸データをそれぞれ取り込む。そし
て、音声照合処理時には、取り込んだ音声データを呼び
出して所定の音声データと照合する。一方、二酸化炭素
濃度判定処理時には、取り込んだ二酸化炭素濃度データ
を呼び出して所定の二酸化炭素濃度データ以上か否かを
判別する。
【0106】また、画像照合処理時には、取り込んだ画
像データを呼び出して所定の画像データと照合する。さ
らに、凹凸照合処理時には、取り込んだ凹凸データを呼
び出して所定の凹凸データと照合する。
【0107】(8)上記各実施形態では、凹凸照合処理
において、両凹凸データの一致とは、触覚センサ14に
より検出された操作者の指紋の凹凸データと、予めEE
PROM20、あるいは、記憶装置29に登録された所
定の凹凸データ(所持者の指紋の凹凸データ)とが一致
し、かつ、触覚センサ15により検出された操作者の指
紋及び掌紋の凹凸データと、予めEEPROM20、あ
るいは、記憶装置29に登録された所定の凹凸データ
(所持者の指紋及び掌紋の凹凸データ)とが一致するこ
とをいったが、次のようにしてもよい。
【0108】触覚センサ14により検出された操作者の
指紋の凹凸データと、予めEEPROM20、あるい
は、記憶装置29に登録された所定の凹凸データ(所持
者の指紋の凹凸データ)との一致、及び触覚センサ15
により検出された操作者の指紋及び掌紋の凹凸データ
と、予めEEPROM20、あるいは、記憶装置29に
登録された所定の凹凸データ(所持者の指紋及び掌紋の
凹凸データ)との一致のうちいずれか一方の条件を満た
すとき、両凹凸データの一致とする。
【0109】以上、この発明の各実施形態について説明
したが、各形態から把握できる請求項以外の技術思想に
ついて、以下にそれらの効果とともに記載する。 (1)請求項5に記載の個人識別システムにおいて、前
記移動電話には被写体を撮影する撮影手段が備えられる
とともに、前記第1の送信手段の代わりに、前記音声入
力手段に入力された音声データ、化学物質検出手段によ
り検出された化学物質の濃度データ、撮影手段により撮
影された被写体の画像データ及び所定の電話機識別コー
ドを送信する第2の送信手段が備えられ、前記ホストコ
ンピュータには、前記第1の受信手段の代わりに、前記
第2の送信手段から送信された音声データ、化学物質の
濃度データ、被写体の画像データ及び前記所定の電話機
識別コードを受信する第2の受信手段が備えられるとと
もに、予め前記所定の電話機識別コードに対応した画像
データが登録された第3の記憶手段と、前記第3の記憶
手段に登録された前記画像データと、前記撮影手段によ
り撮影された被写体の画像データとが一致するか否かを
判別する第3の判別手段とが備えられ、前記移動電話と
前記ホストコンピュータのうちいずれか一方には、前記
第1の制御手段の代わりに、前記第1、第2及び第3の
判別手段の判別結果に基づいて、前記所定の電話機識別
コードを有する移動電話での通話の許可あるいは禁止を
制御する第2の制御手段が備えられたことを特徴とす
る。
【0110】上記個人識別システムによれば、ホストコ
ンピュータに第1、第2及び第3の判別手段等が設けら
れ、同ホストコンピュータにより音声照合処理、化学物
質濃度判定処理、画像照合処理が実行される。このた
め、移動電話に第1、第2及び第3の判別手段等を設け
る必要はないため、移動電話の小型化、軽量化、コスト
ダウンを図ることができるとともに、使用時にパスワー
ドを入力しなくてもよく、使用状態において個人識別が
可能となり、盗難、紛失等による移動電話の不正使用が
確実に防止できる。
【0111】(2)請求項5に記載の個人識別システム
において、前記移動電話には、外部から接触可能な位置
に設けられ、接触した接触物の表面の凹凸を検出する触
覚手段が備えられるとともに、前記第1の送信手段の代
わりに、前記音声入力手段に入力された音声データ、化
学物質検出手段により検出された化学物質の濃度デー
タ、触覚手段により検出された接触物の表面の凹凸デー
タ及び所定の電話機識別コードを送信する第3の送信手
段が備えられ、前記ホストコンピュータには、前記第1
の受信手段の代わりに、前記第3の送信手段から送信さ
れた音声データ、化学物質の濃度データ、接触物の凹凸
データ及び前記所定の電話機識別コードを受信する第3
の受信手段が備えられるとともに、予め前記所定の電話
機識別コードに対応した凹凸データが登録された第4の
記憶手段と、前記第4の記憶手段に登録された前記凹凸
データと、前記触覚手段により検出された接触物の表面
の凹凸データとが一致するか否かを判別する第4の判別
手段とが備えられ、前記移動電話と前記ホストコンピュ
ータのうちいずれか一方には、前記第1の制御手段の代
わりに、前記第1、第2及び第4の判別手段の判別結果
に基づいて、前記所定の電話機識別コードを有する移動
電話での通話の許可あるいは禁止を制御する第3の制御
手段が備えられたことを特徴とする。
【0112】上記個人識別システムによれば、ホストコ
ンピュータに第1、第2及び第4の判別手段等が設けら
れ、同ホストコンピュータにより音声照合処理、化学物
質濃度判定処理、凹凸照合処理が実行される。このた
め、移動電話に第1、第2及び第4の判別手段等を設け
る必要はないため、(1)に記載の発明の効果を奏す
る。
【0113】(3)請求項5に記載の個人識別システム
において、前記移動電話には、被写体を撮影する撮影手
段と、外部から接触可能な位置に設けられ、接触した接
触物の表面の凹凸を検出する触覚手段とが備えられると
ともに、前記第1の送信手段の代わりに、前記音声入力
手段に入力された音声データ、化学物質検出手段により
検出された化学物質の濃度データ、撮影手段により撮影
された被写体の画像データ、触覚手段により検出された
接触物の表面の凹凸データ及び所定の電話機識別コード
を送信する第4の送信手段が備えられ、前記ホストコン
ピュータには、前記第1の受信手段の代わりに、前記第
4の送信手段から送信された音声データ、化学物質の濃
度データ、被写体の画像データ、接触物の凹凸データ及
び前記所定の電話機識別コードを受信する第4の受信手
段が備えられるとともに、予め前記所定の電話機識別コ
ードに対応した画像データが登録された第3の記憶手段
と、前記第3の記憶手段に登録された前記画像データ
と、前記撮影手段により撮影された被写体の画像データ
とが一致するか否かを判別する第3の判別手段と、予め
前記所定の電話機識別コードに対応した凹凸データが登
録された第4の記憶手段と、前記第4の記憶手段に登録
された前記凹凸データと、前記触覚手段により検出され
た接触物の表面の凹凸データとが一致するか否かを判別
する第4の判別手段とが備えられ、前記移動電話と前記
ホストコンピュータのうちいずれか一方には、前記第1
の制御手段の代わりに、前記第1、第2、第3及び第4
の判別手段の判別結果に基づいて、前記所定の電話機識
別コードを有する移動電話での通話の許可あるいは禁止
を制御する第4の制御手段が備えられたことを特徴とす
る。
【0114】上記個人識別システムによれば、ホストコ
ンピュータに第1、第2、第3及び第4の判別手段等が
設けられ、同ホストコンピュータにより音声照合処理、
化学物質濃度判定処理、画像照合処理、凹凸照合処理が
実行される。このため、移動電話に第1、第2、第3及
び第4の判別手段等を設ける必要はないため、(1)に
記載の発明の効果を奏する。
【0115】(4)請求項5及び(1)乃至(3)のう
ちいずれかに記載の個人識別システムにおいて、前記化
学物質検出手段は、二酸化炭素検出センサであることを
特徴とする。
【0116】上記個人識別システムによれば、ホストコ
ンピュータにより音声照合処理、二酸化炭素濃度判定処
理、画像照合処理、凹凸照合処理が実行される。このた
め、(1)に記載の発明の効果を奏する。
【0117】(5)請求項5及び(1)乃至(4)のう
ちいずれかに記載の個人識別システムにおいて、前記第
1、第2、第3及び第4の制御手段はホストコンピュー
タに備えられたことを特徴とする。
【0118】上記個人識別システムによれば、移動電話
に第1、第2、第3及び第4の制御手段を設ける必要は
ないため、(1)に記載の発明の効果を奏する。
【0119】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、音声と化学物質の濃度とを条件として、そ
の条件を満足したときのみ移動電話での他の移動電話等
との通話が許可される。
【0120】このため、使用時にパスワードを入力しな
くてもよく、使用状態において個人識別が可能であると
ともに、盗難、紛失等による移動電話の不正使用が確実
に防止できる。
【0121】請求項2に記載の発明によれば、音声と化
学物質の濃度と画像とを条件として、その条件を満足し
たときのみ移動電話での他の移動電話等との通話が許可
される。
【0122】このため、請求項1に記載の発明の効果を
奏する。請求項3に記載の発明によれば、音声と化学物
質の濃度と凹凸とを条件として、その条件を満足したと
きのみ移動電話での他の移動電話等との通話が許可され
る。
【0123】このため、請求項1に記載の発明の効果を
奏する。請求項4に記載の発明によれば、音声と化学物
質の濃度と画像と凹凸とを条件として、その条件を満足
したときのみ移動電話での他の移動電話等との通話が許
可される。
【0124】このため、請求項1に記載の発明の効果を
奏する。請求項5に記載の発明によれば、移動電話とホ
ストコンピュータとを備えた個人識別システムにおい
て、ホストコンピュータに第1及び第2の判別手段等が
設けられ、同ホストコンピュータにより音声照合処理、
化学物質濃度判定処理が実行される。このため、個人識
別システムにおいて、移動電話に第1及び第2の判別手
段等を設ける必要はないため、移動電話の小型化、軽量
化、コストダウンを図ることができるとともに、請求項
1に記載の発明の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1及び第2実施形態の携帯電話の正面図。
【図2】 同じく背面図。
【図3】 第1実施形態の携帯電話の電気的構成を示す
ブロック図。
【図4】 同じく制御ルーチンのフローチャート。
【図5】 同じく制御ルーチンのフローチャート。
【図6】 マイコンの電気ブロック図。
【図7】 第2実施形態の個人識別システムの電気的構
成を示すブロック図。
【図8】 同じく制御ルーチンのフローチャート。
【図9】 同じく制御ルーチンのフローチャート。
【図10】 ホストコンピュータの電気ブロック図。
【符号の説明】
1…移動電話としての携帯電話、7…音声入力手段とし
てのマイク、9…化学物質検出手段としての二酸化炭素
検出センサ、13…撮影手段としてのマイクロカメラ、
14…触覚手段としての触覚センサ、15…触覚手段と
しての触覚センサ、16…マイコン、18…CPU(第
1実施形態では、第1、第2、第3及び第4の判別手
段、第4の制御手段を構成し、第2実施形態では、第
1、第2、第3及び第4の判別手段、第4の制御手段、
第4の受信手段を構成する。)、20…第1、第2、第
3及び第4の記憶手段としてのEEPROM、24…第
4の送信手段としての送信器、25…ホストコンピュー
タ、29…第1、第2、第3及び第4の記憶手段として
の記憶装置、30…記憶手段としてのメモリ、S12…
第1の判別手段としてのステップ12、S14…第2の
判別手段としてのステップ14、S17…第3の判別手
段としてのステップ17、S20…第4の判別手段とし
てのステップ20。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め所定の音声データが登録された第1
    の記憶手段と、 音声が入力される音声入力手段と、 前記第1の記憶手段に登録された前記音声データと、前
    記音声入力手段に入力された音声データとが一致するか
    否かを判別する第1の判別手段と、 予め生体が出す化学物質の濃度データが登録された第2
    の記憶手段と、 前記化学物質の濃度を検出する化学物質検出手段と、 前記化学物質検出手段により検出された前記化学物質の
    濃度データが、前記第2の記憶手段に登録された前記化
    学物質の濃度データ以上か否かを判別する第2の判別手
    段と、 前記第1及び第2の判別手段の判別結果に基づいて、通
    話の許可あるいは禁止を制御する第1の制御手段とを備
    えた移動電話。
  2. 【請求項2】 予め所定の画像データが登録された第3
    の記憶手段と、 被写体を撮影する撮影手段と、 前記第3の記憶手段に登録された前記画像データと、前
    記撮影手段により撮影された被写体の画像データとが一
    致するか否かを判別する第3の判別手段とを備えるとと
    もに、 前記第1の制御手段の代わりに、前記第1、第2及び第
    3の判別手段の判別結果に基づいて、通話の許可あるい
    は禁止を制御する第2の制御手段を備えた請求項1に記
    載の移動電話。
  3. 【請求項3】 予め所定の凹凸データが登録された第4
    の記憶手段と、 外部から接触可能な位置に設けられ、接触した接触物の
    表面の凹凸を検出する触覚手段と、 前記第4の記憶手段に登録された前記凹凸データと、前
    記触覚手段により検出された接触物の表面の凹凸データ
    とが一致するか否かを判別する第4の判別手段とを備え
    るとともに、 前記第1の制御手段の代わりに、前記第1、第2及び第
    4の判別手段の判別結果に基づいて、通話の許可あるい
    は禁止を制御する第3の制御手段を備えた請求項1に記
    載の移動電話。
  4. 【請求項4】 予め所定の画像データが登録された第3
    の記憶手段と、 被写体を撮影する撮影手段と、 前記第3の記憶手段に登録された前記画像データと、前
    記撮影手段により撮影された被写体の画像データとが一
    致するか否かを判別する第3の判別手段と、 予め所定の凹凸データが登録された第4の記憶手段と、 外部から接触可能な位置に設けられ、接触した接触物の
    表面の凹凸を検出する触覚手段と、 前記第4の記憶手段に登録された前記凹凸データと、前
    記触覚手段により検出された接触物の表面の凹凸データ
    とが一致するか否かを判別する第4の判別手段とを備え
    るとともに、 前記第1の制御手段の代わりに、前記第1、第2、第3
    及び第4の判別手段の判別結果に基づいて、通話の許可
    あるいは禁止を制御する第4の制御手段を備えた請求項
    1に記載の移動電話。
  5. 【請求項5】 音声が入力される音声入力手段と、 生体が出す化学物質の濃度を検出する化学物質検出手段
    と、 予め所定の電話機識別コードを記憶する記憶手段と、 前記音声入力手段に入力された音声データ、化学物質検
    出手段により検出された化学物質の濃度データ及び前記
    所定の電話機識別コードを送信する第1の送信手段とを
    備えた移動電話と、 前記第1の送信手段から送信された音声データ、化学物
    質の濃度データ及び前記所定の電話機識別コードを受信
    する第1の受信手段と、 予め前記所定の電話機識別コードに対応した音声データ
    が登録された第1の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に登録された前記音声データと、前
    記第1の受信手段により受信された音声データとが一致
    するか否かを判別する第1の判別手段と、 予め前記化学物質の濃度データが登録された第2の記憶
    手段と、 前記第1の受信手段により受信された化学物質の濃度デ
    ータが、前記第2の記憶手段に登録された前記化学物質
    の濃度データ以上か否かを判別する第2の判別手段とを
    備えたホストコンピュータとを備えるとともに、 前記移動電話と前記ホストコンピュータのうちいずれか
    一方には、前記第1及び第2の判別手段の判別結果に基
    づいて、前記所定の電話機識別コードを有する移動電話
    での通話の許可あるいは禁止を制御する第1の制御手段
    が備えられたことを特徴とする個人識別システム。
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