JPH1114478A - 圧力検出装置 - Google Patents

圧力検出装置

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JPH1114478A
JPH1114478A JP9169824A JP16982497A JPH1114478A JP H1114478 A JPH1114478 A JP H1114478A JP 9169824 A JP9169824 A JP 9169824A JP 16982497 A JP16982497 A JP 16982497A JP H1114478 A JPH1114478 A JP H1114478A
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JP
Japan
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vibration
pressure
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electrodes
laminate
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Application number
JP9169824A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Ogino
弘之 荻野
Takeshi Nagai
彪 長井
Katsuhiko Yamamoto
克彦 山本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1114478A publication Critical patent/JPH1114478A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のこの種のバイモルフ型の圧力検出装置
は物体の接触の有無を検出することはできたが、物体の
接触による圧力レベルを検出することができないという
課題があった。 【解決手段】 振動発生手段11と振動検出手段12と
からなる積層体13に圧力が印加されると前記圧力に応
じて変化する前記積層体13の振動特性を前記振動検出
手段12により算出している。従って、簡単な構成で圧
力レベルを検出することができるといった効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバイモルフ型の圧力
検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の圧力検出装置は以下のよ
うなものであった。
【0003】先ず、IEEE Transaction on Electron Dev
ices, vol.ED-26, No.5,p815〜p817, 1979(以下、参考
文献1とする)では図17のようなバイモルフ型の圧力
検出装置が提案された。これは同図のように、圧電フィ
ルム1a及び2aの両面に電極1b、1c及び2b、2
cを設けた帯状の圧電フィルム1、2を2枚貼りあわ
せ、その一端を支持部3により片持ち梁型に支持し、圧
電フィルム1に発信部4から電圧を印加して振動させ、
圧電フィルム2から前記振動による出力を取り出すよう
に構成したものであった。そして上記構成により物体5
が圧電フィルム2に接触すると圧電フィルム2の出力信
号が変化することに基づき物体の接触を検出していた。
図18はこの際の物体5の接触位置Lと圧電フィルム2
の出力信号Vとの関係を発信部4の印加電圧の周波数f
をバラメータとして示したものである。同図より、Vは
Lやfにより変化する。
【0004】また、特開平8−62068号公報(以
下、参考文献2とする)では指紋のような微細な山と谷
の分布を検出する圧力検出装置が開示された。これは図
20のように圧電フィルム6の表面と裏面に複数の走査
電極6a、6bをマトリクス状に形成し、それに絶縁保
護フィルム7、絶縁フィルム8、高周波振動体9を積層
したものであった。そして上記構成により絶縁保護フィ
ルム7上に物体が接触するとその物体の山と谷による起
伏を圧電センサの多数の圧力検出ポイントで受け、マト
リクス状の走査電極6a、6bで走査することによって
前記の山と谷の分布を検出していた。一例として図20
に指10で絶縁保護フィルム7を触れた際に指紋の山と
谷の分布を検出する様子を示した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、参考文
献1の圧力検出装置では、図18のような特性に基づき
物体5の圧電フィルム2への接触の有無や接触位置を検
出することはできるが、物体5の接触による圧力レベル
を検出することはできなという課題を有していた。ま
た、片持ち梁型の構造のため物体が繰り返し接触すると
圧電フィルムにへたりが生じて検出感度が低下してしま
うという課題を有していた。
【0006】また、参考文献2の圧力検出装置では、上
記のような片持ち梁型の構造による耐久性の課題は無い
が、圧電センサの多数の圧力検出ポイントで検出できる
のは、例えば図20のように各交点に指紋パターンの山
の部分が当たっているのか谷の部分が当たっているのか
ということでしかない。すなわち、参考文献2は上記各
ポイントにおける物体の接触の有無を検出するものであ
り、各ポイントで物体の圧力レベルを検出することはで
きないという課題を有していた。
【0007】さらに、物体の接触による圧力レベルを検
出する場合、例えば外来振動によりその物体が振動する
と正確な圧力検出が出来ないので、圧力検出とともにそ
のような振動の有無を検出しなければならない場合があ
るが、参考文献1及び参考文献2では圧力と振動を検出
することはできないという課題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、振動発生手段と前記振動発生手段に積層し
た振動検出手段とからなる積層体と、前記積層体に印加
される圧力を算出する圧力算出手段とからなり、前記振
動発生手段により前記積層体を振動させ、前記積層体に
圧力が印加されると前記圧力に応じて変化する前記積層
体の振動特性を前記振動検出手段により検出し、前記振
動検出手段の出力信号に基づき前記圧力を前記圧力算出
手段により算出するものである。
【0009】上記発明によれば、前記積層体に圧力が印
加されると前記圧力に応じて変化する前記積層体の振動
特性を前記振動検出手段により算出するため、簡単な構
成で圧力レベルを検出することができる。
【0010】また、本発明は上記課題を解決するため
に、圧力算出手段が、振動検出手段の出力信号から振動
発生手段が発生する振動周波数成分のみを濾波する第1
の濾波部と、前記振動検出手段の出力信号から前記振動
周波数以外の成分を濾波する第2の濾波部とを備え、分
離したこれらの成分に基づき積層体に印加される圧力を
算出するとともに前記積層体に印加される前記振動周波
数以外の振動成分を検出するものである。
【0011】上記発明によれば、前記第1の濾波部の出
力信号に基づき前記積層体に印加される圧力を算出し、
前記第2の濾波部の出力信号に基づき前記積層体に印加
される前記振動周波数以外の振動成分を検出するので、
一つの積層体を用いて圧力と振動の双方を同時に検出す
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1にかかる圧力検
出装置は、振動発生手段と前記振動発生手段に積層した
振動検出手段とからなる積層体と、前記積層体に印加さ
れる圧力を算出する圧力算出手段とを備え、前記振動発
生手段により前記積層体を振動させ、前記積層体に圧力
が印加されると前記圧力に応じて変化する前記積層体の
振動特性を前記振動検出手段により検出し、前記振動検
出手段の出力信号に基づき前記圧力を前記圧力算出手段
により算出する。
【0013】そして、前記積層体に圧力が印加されると
前記圧力に応じて変化する前記積層体の振動特性を前記
振動検出手段により算出するため、簡単な構成で圧力レ
ベルを検出することができる。
【0014】本発明の請求項2にかかる圧力検出装置
は、振動検出手段が複数の振動検出部を有し、圧力算出
手段が前記振動検出手段の出力信号に基づき前記積層体
に印加される圧力の圧力分布を算出する。
【0015】そして、前記積層体に圧力が印加されると
前記圧力に応じて変化する前記積層体の振動特性を前記
複数の振動検出部により検出して圧力を算出するため、
簡単な構成で印加された圧力の圧力分布を検出すること
ができる。
【0016】本発明の請求項3にかかる圧力検出装置
は、圧力算出手段は、振動検出手段の出力信号から振動
発生手段が発生する振動周波数成分のみを濾波する第1
の濾波部と、前記振動検出手段の出力信号から前記振動
周波数以外の成分を濾波する第2の濾波部とを備え、濾
波したこれらの成分に基づき積層体に印加される圧力を
算出するとともに前記積層体に印加される前記振動周波
数以外の振動成分を検出する。
【0017】そして、前記第1の濾波部の出力信号に基
づき前記積層体に印加される圧力を算出し、前記第2の
濾波部の出力信号に基づき前記積層体に印加される前記
振動周波数以外の振動成分を検出するので、一つの積層
体を用いて圧力と振動の双方を同時に検出することがで
きる。
【0018】本発明の請求項4にかかる圧力検出装置
は、圧力算出手段が、振動発生手段が振動を発生してい
る時は積層体に印加される圧力を算出し、前記振動発生
手段が振動を発生していない時は前記積層体に印加され
る前記振動の周波数以外の振動成分を検出する。
【0019】そして、一つの積層体を用いて圧力と振動
の双方を検出することができる。本発明の請求項5にか
かる圧力検出装置は、振動検出手段により検出される積
層体の振動特性が振動の振幅、位相、周波数の少なくと
も1つである。
【0020】そして、積層体の振動特性として振動の振
幅、位相、周波数の少なくとも1つを検出して積層体に
印加される圧力を算出するので、簡便でかつ実用的に圧
力を算出できる。
【0021】本発明の請求項6にかかる圧力検出装置
は、振動発生手段がそれ自身の共振周波数の振動を発生
するものである。
【0022】そして、振動発生手段がそれ自身の共振周
波数の振動を発生するので、より大きな振動を発生する
ことができ、圧力検出のダイナミックレンジを大きくす
ることができる。
【0023】本発明の請求項7にかかる圧力検出装置
は、振動発生手段が積層体の共振周波数の振動を発生す
るものである。
【0024】そして、振動発生手段が積層体の共振周波
数の振動を発生するので、より大きな振動を発生するこ
とができ、圧力検出のダイナミックレンジを大きくする
ことができる。
【0025】本発明の請求項8にかかる圧力検出装置
は、振動発生手段が両面に電極を有する高分子圧電体か
らなるものである。
【0026】そして、高分子圧電体は可撓性があるの
で、例えば接触する物体の圧力を検出する場合に物体に
沿って装着することができるといった装着の自由度があ
る上、薄型化が可能となる。
【0027】本発明の請求項9にかかる圧力検出装置
は、振動発生手段が両面に電極を有するセラミック圧電
体からなるものである。
【0028】そして、セラミック圧電体は高分子圧電体
よりも圧電定数が大きいので、同じ印加電圧でより大き
な振動を発生することができ、圧力検出の際のダイナミ
ックレンジをより大きくすることができ、検出性能が向
上する。また、高分子圧電体よりも高温耐久性がよいの
で、より高温領域での圧力検出が可能となり、信頼性が
向上する。
【0029】本発明の請求項10にかかる圧力検出装置
は、振動検出手段が両面に電極を有する高分子圧電体か
らなるものである。
【0030】そして、高分子圧電体は可撓性があるの
で、例えば接触する物体の圧力を検出する場合に物体に
沿って装着することができるといった装着の自由度があ
る上、薄型化が可能となる。
【0031】本発明の請求項11にかかる圧力検出装置
は、振動検出手段が両面に電極を有するセラミック圧電
体からなるものである。
【0032】そして、セラミック圧電体は高分子圧電体
よりも圧電定数が大きいので、より小さな振動を検出す
ることができ、圧力検出の際のダイナミックレンジをよ
り大きくすることができ検出性能が向上する。また、高
分子圧電体よりも高温耐久性がよいので、より高温領域
での圧力検出が可能となり、信頼性が向上する。
【0033】本発明の請求項12にかかる圧力検出装置
は、振動発生手段と振動検出手段が共に電極を保護する
保護層を備えたものである。
【0034】そして、振動発生手段と振動検出手段の電
極を保護する保護層を備えているので、例えば物体が接
触した際の電極の損傷を保護することができ信頼性が向
上する。
【0035】本発明の請求項13にかかる圧力検出装置
は、振動発生手段と振動検出手段が双方の一方の電極同
士を接して積層され、双方の他方の電極上には電極を保
護する保護層を備えたものである。
【0036】そして、振動発生手段と振動検出手段は双
方の一方の電極同士を接して積層され、双方の他方の電
極上には電極を保護する保護層を備えているので、積層
体の厚みをより薄型化でき、かつ、例えば物体が接触し
た際の電極の損傷を保護することができ信頼性が向上す
る。
【0037】本発明の請求項14にかかる圧力検出装置
は、振動発生手段と振動検出手段が双方が接する積層面
側の電極を共有し、双方の他方の電極上には電極を保護
する保護層を備えたものである。
【0038】そして、振動発生手段と振動検出手段は双
方が接する積層面側の電極を共有し、双方の他方の電極
上には電極を保護する保護層を備えているので、積層体
の厚みをより薄型化でき、かつ、例えば物体が接触した
際の電極の損傷を保護することができ信頼性が向上す
る。
【0039】本発明の請求項15にかかる圧力検出装置
は、振動検出手段が保護層上に電気的シールドのための
シールド電極を備えたものである。
【0040】そして、振動検出手段が保護層上に電気的
シールドのためのシールド電極を備えているので、電気
的なノイズをシールド電極により低減することができ、
信頼性が向上する。
【0041】本発明の請求項16にかかる圧力検出装置
は、振動発生手段が保護層上に電磁波シールドのための
シールド電極を備えたものである。
【0042】そして、振動発生手段が保護層上に電磁波
シールドのためのシールド電極を備えているので、発振
信号の印加により振動発生手段から発生する電磁波を遮
断することができ、周辺機器への電磁波障害を防止でき
る。
【0043】
【実施例】以下、本本発明の実施例について図面を用い
て説明する。
【0044】(実施例1)図1、図2は本発明の実施例
1の圧力検出装置の外観図である。また図3は同装置の
ブロック図である。図1において、11は振動発生手
段、12は振動検出手段、13は振動発生手段11と振
動検出手段12とを積層した積層体14及び15は信号
の入出力を行うための端子部及びケーブル、16は振動
検出手段12の出力信号に基づき積層体13に印加され
た圧力を算出する圧力算出手段、17は算出した圧力値
を表示する表示部である。積層体13と圧力算出手段1
6とは図2のように一体化してもよい。振動発生手段1
1は例えば図3に示すように、保護層11aと11b、
電極11cと11d、高分子圧電体11eから構成され
る。電極11c、11dは信号発生部18と接続されて
おり、信号発生部18で発生する発振信号に応じて高分
子圧電体11eが振動する。振動検出手段12は例えば
図3に示すように、保護層12aと12b、電極12c
と12d、高分子圧電体12eから構成される。高分子
圧電体11e、12eは例えばポリフッ化ビニリデン等
の高分子圧電材料をフィルム状にしたものを使用する。
保護層11a、11b、12a、12bは例えばPET
等の高分子フィルムを使用する。電極11c、11d、
12c、12dは例えば銀ペーストを印刷して形成する
が、銅箔を使用したり、アルミ等の金属材料を蒸着して
形成してもよい。このような部材を使用することにより
薄型の積層体を形成することができる。信号発生部18
で発生する発振信号の周波数は振動発生手段11の共振
周波数、又は積層体13の共振周波数に設定する。
【0045】次に動作、作用について説明する。振動発
生手段11では信号発生部18で発生する発振信号に応
じて高分子圧電体11eが振動する。ここで、前記発振
信号の周波数をf1とする。この振動は振動検出手段1
2に伝播し、積層体13全体がある特性をもって振動す
る。上記発振信号の周波数は振動発生手段11の共振周
波数、又は積層体13の共振周波数に設定してあるの
で、同じ印加電圧でも他の周波数の場合に比べて振動発
生手段11又は積層体13が共振してより大きく振動す
る。そしてその振動に応じて振動検出手段12では圧電
起電力が発生する。図4はこの際の上記信号発生部18
からの発振信号V0と上記振動検出手段12の圧電起電
力V1の信号波形を示した特性図である。同図において
縦軸はV0とV1、横軸は時間tである。積層体13に
圧力が印加されていない場合(t<t1)、V0に同期
してV1が出力される。また、振動発生手段11から振
動検出手段12への振動伝播による位相差L0が生じ
る。次に、時刻t1で例えばある物体が積層体13上に
置かれたり、積層体13周囲の気体や液体の圧力により
圧力W1がかかると、圧力印加による影響を受け振動検
出手段12のV1の振幅はD0からD1へと変化し、位
相もL0からL1へと変化する。また、時刻t1前後で
はV1の周波数にも一時的な変化が生じる。これらの変
化の度合いは、積層体13、すなわち振動発生手段11
や振動検出手段12を構成する部材の振動特性に依存す
る。これらの部材の振動特性は用途によって最適化すれ
ばよい。上記のような圧力印加時の積層体13の振動特
性の変化に基づいて圧力算出手段16では印加された圧
力を算出する。圧力算出のための圧力Wと振動特性との
関係を図5〜図8に示す。図5は振幅Dと圧力Wとの関
係を示す特性図で、圧力印加後のD1を検出することに
よりW1が算出できる。図6は位相差Lと圧力Wとの関
係を示す特性図で、圧力印加後のL1を検出することに
よりW1が算出できる。図7は時刻t1前後でのV1の
周波数変化Fと圧力Wとの関係を示す特性図で、圧力印
加前後のF1を検出することによりW1が算出できる。
上記はいずれも圧力算出を一つの振動特性に基づいて算
出するものであるが、複数の振動特性を用いて圧力を算
出するようにしてもよい。例えば、図8は振幅D、位相
差Lと圧力Wとの関係を示す特性図である。同図よりD
1とL1からW1を算出できる。算出された圧力値は表
示部17に表示される。
【0046】上記作用により、積層体13に圧力が印加
されると印加圧力に応じて変化する積層体13の振動特
性を振動検出手段12により算出するため、簡単な構成
で圧力レベルを検出することができる。
【0047】また、積層体13の振動特性として振動の
振幅、位相、周波数の少なくとも1つを検出して積層体
13に印加される圧力を算出するので、簡便でかつ実用
的に圧力を算出できる。
【0048】また、振動発生手段11がそれ自身の共振
周波数の振動を発生するので、より大きな振動を発生す
ることができ、圧力検出のダイナミックレンジを大きく
することができる。
【0049】また、振動発生手段11が積層体13の共
振周波数の振動を発生するので、より大きな振動を発生
することができ、圧力検出のダイナミックレンジを大き
くすることができる。
【0050】また、振動発生手段11が両面に電極11
c、11dを有する高分子圧電体11eからなり、高分
子圧電体11eは可撓性があるので、例えば接触する物
体の圧力を検出する場合に物体に沿って装着することが
できるといった装着の自由度がある上、薄型化が可能と
なる。
【0051】また、振動検出手段12が両面に電極12
c、12dを有する高分子圧電体12eからなり、高分
子圧電体12eは可撓性があるので、例えば接触する物
体の圧力を検出する場合に物体に沿って装着することが
できるといった装着の自由度がある上、薄型化が可能と
なる。
【0052】また、振動発生手段11と振動検出手段1
2の電極11c、11d、12c、12dを保護する保
護層11a、11b、12a、12bを備えているの
で、例えば物体が繰返し置かれるような場合に電極の損
傷を保護することができ信頼性が向上する。
【0053】上記構成では、振動発生手段11と振動検
出手段12とが保護層11a、12bを介して積層して
いるが、例えば図9のように、図3中の保護層11a、
12bを削除して電極11c、12dを介して積層する
構成としてもよい。この場合、電極11c、12dは例
えば導電性接着剤で接着し接地する。この構成によれ
ば、積層体13の厚みをより薄型化でき、かつ、例えば
物体が繰返し置かれるような場合に電極の損傷を保護す
ることができ信頼性が向上する。
【0054】また、図10のように図3中の保護層11
a、12b、電極12dを削除し、電極11cを振動発
生手段11と振動検出手段12双方の共通の接地側電極
としてもよい。この構成によれば、積層体の厚みをさら
に薄型化でき、かつ、例えば物体が繰返し置かれるよう
な場合に電極の損傷を保護することができ信頼性が向上
する。
【0055】さらに、振動検出手段12側の高分子圧電
体12eは高インピーダンスで電気的ノイズの影響を受
けやすいため、図11のように、保護層12aの上にさ
らにシールド電極12fと保護層12gを積層し、シー
ルド電極12fを接地する構成としてもよい。この構成
によれば、振動検出手段12が保護層12f上に電気的
シールドのためのシールド電極12fを備えているの
で、電気的なノイズをシールド電極により低減すること
ができ、信頼性が向上する。
【0056】尚、上記構成では振動発生手段11として
両面に電極を有した高分子圧電体11eを使用したが、
両面に電極を有した圧電セラミックを使用してもよい。
この構成によれば、セラミック圧電体は高分子圧電体よ
りも圧電定数が大きいので、同じ印加電圧でより大きな
振動を発生することができ、圧力検出の際のダイナミッ
クレンジをより大きくすることができ、検出性能が向上
する。また、高分子圧電体よりも高温耐久性がよいの
で、より高温領域での圧力検出が可能となり、信頼性が
向上する。
【0057】また、上記構成では振動検出手段12とし
て両面に電極を有した高分子圧電体12eを使用した
が、両面に電極を有した圧電セラミックを使用してもよ
い。この構成によれば、セラミック圧電体は高分子圧電
体よりも圧電定数が大きいので、より小さな振動を検出
することができ、圧力検出の際のダイナミックレンジを
より大きくすることができ検出性能が向上する。また、
高分子圧電体よりも高温耐久性がよいので、より高温領
域での圧力検出が可能となり、信頼性が向上する。
【0058】さらに、上記構成では振動検出手段12の
保護層12aの上にシールド電極12fを設けたが、振
動発生手段11の保護層11a、11b上にシールド電
極を設けても良く、発振信号の印加により振動発生手段
11から発生する電磁波を遮断することができ、周辺機
器への電磁波障害を防止できるといった効果がある。
【0059】(実施例2)図12は本発明の実施例2の
圧力検出装置のブロック図である。
【0060】実施例1と異なる点は圧力算出手段16
が、振動検出手段12の出力信号から振動発生手段11
が発生する振動周波数の成分のみを濾波する第1の濾波
部16aと、振動検出手段12の出力信号から振動発生
手段11が発生する振動周波数以外の成分を濾波する第
2の濾波部16bと、濾波したこれらの成分に基づき積
層体13に印加される圧力を算出するとともに積層体1
3に印加される前記振動周波数以外の振動成分を検出す
る算出部16cとを有する点にある。図13は第1の濾
波部16aと第2の濾波部16bの濾波特性を示した特
性図で、縦軸が透過度Q、横軸が周波数fである。同図
より第1の濾波部16aと第2の濾波部16bは共にバ
ンドパスフィルターであり、透過特性の中心周波数はそ
れぞれf1、f2である。また信号発生部18で発生す
る信号の周波数はf1で、振動発生手段11の共振周波
数、又は積層体13の共振周波数に設定してあるとす
る。尚、実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、
説明は省略する。
【0061】次に動作、作用について説明する。ここで
は図14に示すように、重量W1の物体19が積層体1
3上に置かれる場合について述べる。物体19は外部か
ら周波数f2の振動が印加されるか、又は内部に周波数
f2の振動体を有し、物体19の全体が周波数f2で振
動しているものとする。実施例1と同様に、振動発生手
段11では信号発生部18で発生する発振信号に応じて
高分子圧電体11eが振動する。この発振信号の周波数
はf1である。上記より、振動発生手段11による周波
数f1の振動と物体19の周波数f2の振動とが合成さ
れ、積層体13全体がある特性をもって振動する。そし
てその振動に応じて振動検出手段12では圧電起電力が
発生する。発生した出力信号は第1の濾波部16aと第
2の濾波部16bで図13の濾波特性に基づき濾波され
る。すなわち、第1の濾波部16aでは振動検出手段1
2の出力信号のうちf1成分が濾波され、第2の濾波部
16bでは振動検出手段12の出力信号のうちf2成分
が濾波される。この時の信号発生部18の発振信号V
0、第1の濾波部16aの出力V1、第2の濾波部16
bの出力V2の信号波形は、それぞれ図15のようにな
る。同図より積層体13に物体19が置かれていない状
態(t<t1)では、V1とV2の振幅はそれぞれD0
と0である。そして時刻t1で物体19が積層体13上
に置かれるとすると、V1とV2の振幅はD1とD2に
変化する。算出部16cでは物体19の重量については
実施例1と同様に図5に基づいてW1と算出される。物
体19の周波数f2の振動については例えば、算出部1
6cでその振幅D2の大きさを検出して振動の強度を算
出したりする。算出部16cで算出した結果は表示部1
7に表示される。
【0062】上記作用により、圧力算出手段16が、振
動検出手段12の出力信号から振動発生手段11が発生
する振動周波数の成分のみを濾波する第1の濾波部16
aと、振動検出手段12の出力信号から振動発生手段1
1が発生する振動周波数以外の成分を濾波する第2の濾
波部16bとを有し、第1の濾波部16aの出力信号に
基づき積層体13に印加される圧力を算出し、第2の濾
波部16bの出力信号に基づき積層体13に印加される
前記振動周波数以外の振動成分を検出するので、一つの
積層体13を用いて圧力と振動の双方を同時に検出する
ことができ使い勝手がよい。
【0063】尚、上記実施例では圧力(重量)と振動と
を同時に検出したが、振動発生手段11が振動を発生し
ている時は積層体13に印加される圧力を算出し、振動
発生手段11が振動を発生していない時は積層体13に
生じる振動を算出するようにしてもよく、上記と同様に
一つの積層体13を用いて圧力と振動の双方を同時に検
出することができ使い勝手がよい。
【0064】また、上記実施例では圧力算出手段16は
2つの濾波部を備えているが、第2の濾波部としてf1
以外の成分を濾波し各々濾波特性の異なる複数の濾波部
を備える構成としてもよい。
【0065】さらに、上記実施例では圧力算出手段16
は2つの濾波部を備えているが、例えば振動検出手段1
2の出力信号の周波数分析を行い、周波数分析から得ら
れるf1領域とf2領域それぞれのパワーに基づいて圧
力と振動とを検出する構成としてもよい。
【0066】(実施例3)図16は本発明の実施例3の
圧力検出装置のブロック図である。実施例1、2と異な
る点は振動検出手段12が複数の振動検出部12hを有
し、圧力算出手段16が振動検出手段12の出力信号に
基づき積層体に印加される圧力の圧力分布を算出する点
にある。複数の振動検出部12hは図16のように、高
分子圧電体12eの両面に配設された複数の電極12
c、12dが交差する場所に形成される。尚、実施例1
と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0067】上記構成により、電極12c、12dが交
差する場所に形成された複数の振動検出部12hが振動
発生手段11から伝播される振動を検出し、圧力算出手
段16は振動検出部12hの出力信号に基づき実施例1
と同様な手順で上記各交差場所における圧力を実施例1
と同様に算出する。
【0068】上記作用により、振動検出手段12が複数
の振動検出部12hを有し、圧力算出手段が振動検出手
段12の出力信号に基づき積層体13に印加される圧力
の圧力分布を算出するので、簡単な構成で印加された圧
力の圧力分布を検出することができる。
【0069】上記構成では印加された圧力の圧力分布を
検出したが、複数の振動検出部12hの出力信号を実施
例2と同様な手順で処理することにより、印加された圧
力の圧力分布と振動分布とを同時に検出する構成として
もよい。
【0070】以上の実施例では、振動発生手段11の上
に振動検出手段12を積層した構成であったが、振動検
出手段12の上に振動発生手段を積層した構成としても
よく、同様な効果が得られる。
【0071】また、積層体13への圧力や荷重の印加の
方向性は問わない。すなわち、圧力や荷重を振動発生手
段11の方に印加してもよいし、振動検出手段12の方
に印加してもよいし、また双方に印加してもよい。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
かかる圧力検出装置は、振動発生手段と振動検出手段と
からなる積層体に圧力が印加されると前記圧力に応じて
変化する前記積層体の振動特性を前記振動検出手段によ
り算出しているため、簡単な構成で圧力レベルを検出す
ることができるといった効果がある。
【0073】また、請求項2にかかる圧力検出装置は、
振動検出手段が複数の振動検出部を有し、積層体に圧力
が印加されると前記圧力に応じて変化する前記積層体の
振動特性を前記複数の振動検出部により検出して圧力を
算出しているため、簡単な構成で印加された圧力の圧力
分布を検出することができるといった効果がある。
【0074】また、請求項3にかかる圧力検出装置は、
圧力算出手段が振動検出手段の出力信号から振動発生手
段が発生する振動周波数成分のみを濾波する第1の濾波
部と、前記振動検出手段の出力信号から前記振動周波数
以外の成分を濾波する第2の濾波部とを有し、前記第1
の濾波部の出力信号に基づき前記積層体に印加される圧
力を算出し、前記第2の濾波部の出力信号に基づき前記
積層体に印加される前記振動周波数以外の振動成分を検
出しているので、一つの積層体を用いて圧力と振動の双
方を同時に検出することができるといった効果がある。
【0075】また、請求項4にかかる圧力検出装置は、
振動発生手段が振動を発生している時は積層体に印加さ
れる圧力を算出し、前記振動発生手段が振動を発生して
いない時は前記積層体に印加される前記振動の周波数以
外の振動成分を検出するので、一つの積層体を用いて圧
力と振動の双方を検出することができるといった効果が
ある。
【0076】また、請求項5にかかる圧力検出装置は、
積層体の振動特性として振動の振幅、位相、周波数の少
なくとも1つを検出して積層体に印加される圧力を算出
しているので、簡便でかつ実用的に圧力を算出できると
いった効果がある。
【0077】また、請求項6にかかる圧力検出装置は、
振動発生手段がそれ自身の共振周波数の振動を発生する
ので、より大きな振動を発生することができ、圧力検出
のダイナミックレンジを大きくすることができるといっ
た効果がある。
【0078】また、請求項7にかかる圧力検出装置は、
振動発生手段が積層体の共振周波数の振動を発生するの
で、より大きな振動を発生することができ、圧力検出の
ダイナミックレンジを大きくすることができるといった
効果がある。
【0079】また、請求項8にかかる圧力検出装置は、
振動発生手段が両面に電極を有する高分子圧電体からな
り、高分子圧電体は可撓性があるので、例えば接触する
物体の圧力を検出する場合に物体に沿って装着すること
ができるといった装着の自由度がある上、薄型化が可能
となるといった効果がある。
【0080】また、請求項9にかかる圧力検出装置は、
振動発生手段が両面に電極を有するセラミック圧電体か
らなり、セラミック圧電体は高分子圧電体よりも圧電定
数が大きいので、同じ印加電圧でより大きな振動を発生
して圧力検出の際のダイナミックレンジをより大きくす
ることができ、検出性能が向上する。また、高分子圧電
体よりも高温耐久性がよいので、より高温領域での圧力
検出が可能となり、信頼性が向上するといった効果があ
る。
【0081】また、請求項10にかかる圧力検出装置
は、振動検出手段が両面に電極を有する高分子圧電体か
らなり、高分子圧電体は可撓性があるので、例えば接触
する物体の圧力を検出する場合に物体に沿って装着する
ことができるといった装着の自由度がある上、薄型化が
可能となるといった効果がある。
【0082】また、請求項11にかかる圧力検出装置
は、振動検出手段が両面に電極を有するセラミック圧電
体からなり、セラミック圧電体は高分子圧電体よりも圧
電定数が大きいので、より小さな振動を検出することが
でき、圧力検出の際のダイナミックレンジをより大きく
することができ検出性能が向上する。また、高分子圧電
体よりも高温耐久性がよいので、より高温領域での圧力
検出が可能となり、信頼性が向上するといった効果があ
る。
【0083】また、請求項12にかかる圧力検出装置
は、振動発生手段と振動検出手段の電極を保護する保護
層を備えているので、例えば物体が接触した際の電極の
損傷を保護することができ信頼性が向上するといった効
果がある。
【0084】また、請求項13にかかる圧力検出装置
は、振動発生手段と振動検出手段は双方の一方の電極同
士を接して積層され、双方の他方の電極上には電極を保
護する保護層を備えているので、積層体の厚みをより薄
型化でき、かつ、例えば物体が接触した際の電極の損傷
を保護することができ信頼性が向上するといった効果が
ある。
【0085】また、請求項14にかかる圧力検出装置
は、振動発生手段と振動検出手段は双方が接する積層面
側の電極を共有し、双方の他方の電極上には電極を保護
する保護層を備えているので、積層体の厚みをより薄型
化でき、かつ、例えば物体が接触した際の電極の損傷を
保護することができ信頼性が向上するといった効果があ
る。
【0086】また、請求項15にかかる圧力検出装置
は、振動検出手段が保護層上に電気的シールドのための
シールド電極を備えているので、電気的なノイズをシー
ルド電極により低減することができ、信頼性が向上する
といった効果がある。
【0087】さらに、請求項16にかかる圧力検出装置
は、振動発生手段が保護層上に電磁波シールドのための
シールド電極を備えているので、発振信号の印加により
振動発生手段から発生する電磁波を遮断することがで
き、周辺機器への電磁波障害を防止できるといった効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における圧力検出装置の外観
【図2】同圧力検出装置の外観図
【図3】同圧力検出装置のブロック図
【図4】同圧力検出装置の発振信号と振動検出手段の信
号波形の特性図
【図5】同圧力検出装置の振動検出手段の出力信号の振
幅Dと圧力Wとの関係を示す特性図
【図6】同圧力検出装置の振動検出手段の出力信号の位
相Lと圧力Wとの関係を示す特性図
【図7】同圧力検出装置の振動検出手段の出力信号の周
波数変化Fと圧力Wとの関係を示す特性図
【図8】同圧力検出装置の振動検出手段の出力信号の振
幅D、位相Lと圧力Wとの関係を示す特性図
【図9】同圧力検出装置の積層体の他の実施例を示すブ
ロック図
【図10】同圧力検出装置の積層体の他の実施例を示す
ブロック図
【図11】同圧力検出装置の積層体の他の実施例を示す
ブロック図
【図12】本発明の実施例2における圧力検出装置のブ
ロック図
【図13】同圧力検出装置の第1の濾波部と第2の濾波
部との濾波特性を示す特性図
【図14】同圧力検出装置の積層体上に物体を置く時の
外観図
【図15】同圧力検出装置の信号発生部と第1の濾波部
と第2の濾波部の出力信号を示す特性図
【図16】本発明の実施例3における圧力検出装置の積
層体の外観図
【図17】従来の圧力検出装置のブロック図
【図18】同圧力検出装置における物体の接触位置L、
発信部の印加電圧の周波数f、及び圧電フィルムの出力
信号Vとの関係を示した特性図
【図19】従来の圧力検出装置の外観図
【図20】同圧力検出装置において指で絶縁保護フィル
ムを触れた際の様子を示した外観図
【符号の説明】
11 振動発生手段 11a,11b,12a,12b,12g 保護層 11c,11d,12c,12d 電極 11e,12e 高分子圧電体 12 振動検出手段 12f シールド電極 12h 振動検出部 13 積層体 16 圧力算出手段 16a 第1の濾波部 16b 第2の濾波部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動発生手段と前記振動発生手段に積層し
    た振動検出手段とからなる積層体と、前記積層体に印加
    される圧力を算出する圧力算出手段とを備え、前記振動
    発生手段により前記積層体を振動させ、前記積層体に圧
    力が印加されると前記圧力に応じて変化する前記積層体
    の振動特性を前記振動検出手段により検出し、前記振動
    検出手段の出力信号に基づき前記圧力を前記圧力算出手
    段により算出する圧力検出装置。
  2. 【請求項2】振動検出手段は複数の振動検出部を有し、
    圧力算出手段は前記振動検出手段の出力信号に基づき前
    記積層体に印加される圧力の圧力分布を算出する請求項
    1記載の圧力検出装置。
  3. 【請求項3】圧力算出手段は、振動検出手段の出力信号
    から振動発生手段が発生する振動周波数成分のみを濾波
    する第1の濾波部と、前記振動検出手段の出力信号から
    前記振動周波数以外の成分を濾波する第2の濾波部とを
    備え、分離したこれらの成分に基づき積層体に印加され
    る圧力を算出するとともに前記積層体に印加される前記
    振動周波数以外の振動成分を検出する請求項1または2
    記載の圧力検出装置。
  4. 【請求項4】圧力算出手段は、振動発生手段が振動を発
    生している時は積層体に印加される圧力を算出し、前記
    振動発生手段が振動を発生していない時は前記積層体に
    印加される前記振動の周波数以外の振動成分を検出する
    請求項3記載の圧力検出装置。
  5. 【請求項5】振動特性は振動の振幅、位相、周波数の少
    なくとも1つである請求項1乃至4のいずれか1項に記
    載の圧力検出装置。
  6. 【請求項6】振動発生手段はそれ自身の共振周波数の振
    動を発生する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の圧
    力検出装置。
  7. 【請求項7】振動発生手段は積層体の共振周波数の振動
    を発生する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の圧力
    検出装置。
  8. 【請求項8】振動発生手段は両面に電極を有する高分子
    圧電体からなる請求項1乃至7のいずれか1項に記載の
    圧力検出装置。
  9. 【請求項9】振動発生手段は両面に電極を有するセラミ
    ック圧電体からなる請求項1乃至7のいずれか1項に記
    載の圧力検出装置。
  10. 【請求項10】振動検出手段は両面に電極を有する高分
    子圧電体からなる請求項1乃至9のいずれか1項に記載
    の圧力検出装置。
  11. 【請求項11】振動検出手段は両面に電極を有するセラ
    ミック圧電体からなる請求項1乃至9のいずれか1項に
    記載の圧力検出装置。
  12. 【請求項12】振動発生手段と振動検出手段は共に電極
    を保護する保護層を備えた請求項10または11記載の
    圧力検出装置。
  13. 【請求項13】振動発生手段と振動検出手段は双方の一
    方の電極同士を接して積層され、双方の他方の電極上に
    は電極を保護する保護層を備えた請求項10または11
    記載の圧力検出装置。
  14. 【請求項14】振動発生手段と振動検出手段は双方が接
    する積層面側の電極を共有し、双方の他方の電極上には
    電極を保護する保護層を備えた請求項10または11記
    載の圧力検出装置。
  15. 【請求項15】振動検出手段は保護層上に電気的シール
    ドのためのシールド電極を備えた請求項12乃至14の
    いずれか1項に記載の圧力検出装置。
  16. 【請求項16】振動発生手段は保護層上に電磁波シール
    ドのためのシールド電極を備えた請求項12乃至14の
    いずれか1項に記載の圧力検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113039656A (zh) * 2018-11-06 2021-06-25 尹迪泰特有限责任公司 具有层结构的机电换能器

Cited By (2)

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CN113039656A (zh) * 2018-11-06 2021-06-25 尹迪泰特有限责任公司 具有层结构的机电换能器
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