JPH11144281A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JPH11144281A
JPH11144281A JP9312099A JP31209997A JPH11144281A JP H11144281 A JPH11144281 A JP H11144281A JP 9312099 A JP9312099 A JP 9312099A JP 31209997 A JP31209997 A JP 31209997A JP H11144281 A JPH11144281 A JP H11144281A
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JP
Japan
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disk
signal
data
tangential tilt
tilt
Prior art date
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JP9312099A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Teraoka
善之 寺岡
Goro Fujita
五郎 藤田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ランド部あるいはグルーブ部の切り替え点から
タンジェンシャルチルトを検出する。 【解決手段】ディスク11に形成されたディスク回転方
向におけるランド部若しくはグルーブ部の切り替え点若
しくは上記ディスクに形成されたピットの立ち上がり点
および立ち下がり点でのプッシュプル再生信号より、デ
ィスク回転方向におけるタンジェンシャルチルトを検出
し、その検出出力に基づいて光ピックアップ装置17の
ディスク回転方向qに対する傾きを調整する。これによ
ってディスク盤面に対してビームを垂直に照射すること
ができ、再生信号のエラーレートを改善できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、位相情報を有す
るマークなどがプリフォーマットされたディスクの回転
方向におけるチルト(タンジェンシャルチルト)による
エラーレートの劣化を改善できるディスク再生装置に関
する。詳しくは、位相情報を有するマークなどの再生信
号を判別してタンジェンシャルチルト量を検出し、この
チルト量が軽減されるように機械的若しくは電気的な補
正を加えることによって、エラーレートの劣化を改善で
きるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】光磁気ディスクなどのディスク状記録媒
体を有したディスク記録再生装置などでは、図15に示
すようにディスク11がスピンドルモータ13によって
この例では時計方向pに回転駆動され、ディスク11の
盤面に対向するように配置された移動可能な光ピックア
ップ装置17によってデータの記録再生が行われる。
【0003】光ピックアップ装置17にはその内部にレ
ーザなどの光源(図示はしない)が内蔵され、対物レン
ズ17aを介してディスク11のデータ記録面にレーザ
が照射されてデータの記録が行われ、また記録されたデ
ータがこのレーザの戻り光を利用して再生される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディスク1
1を回転駆動するとき、その半径方向qではなく、回転
方向pに対して傾いている場合がある。この傾き(チル
ト)を以下タンジェンシャルチルトと呼称すれば、この
タンジェンシャルチルトは、ディスク自身に起因する場
合と、それ以外に起因する場合とがある。
【0005】ディスク自身に起因する場合としてはディ
スク11の面ぶれがある。ディスク11以外に起因する
場合としては、スピンドルモータ13へのディスク取り
付けが平行でない場合や、ディスク取り付けは正しい
が、光ピックアップ装置17がディスク11に対してそ
の回転方向に傾いている場合などが考えられる。
【0006】後者の場合は、ディスク11の回転方向を
図16矢印pで示すと、ディスク11と光ピックアップ
装置17との相対的な位置関係が正確であるときは図1
6のようになり、ディスク盤面に対して垂直にビームが
照射される。
【0007】しかし、相対的な位置関係がずれると、例
えば図17のように光ピックアップ装置17が回転方向
pに対する垂直軸に対してθ(ラジアン)だけ傾いてい
るときにはタンジェンシャルチルトが発生していること
になり、ビームはディスク盤面に対して垂直には照射さ
れない。
【0008】ディスク盤面に対して垂直にレーザビーム
が照射されたときには、図18実線曲線Laに示すよう
に光軸に対して対称な光強度分布となる。上述したよう
なタンジェンシャルチルトが発生していると、例えば図
18鎖線曲線Lbに示すように光軸に対して非対称な光
強度分布となる。
【0009】したがって、図19Aに示すようにディス
ク盤面に形成されたピットに対して対称な光強度分布を
持つビームを照射した場合には、図19B実線Lcで示
すような歪みのない再生信号(後述するようなプッシュ
プル再生信号)Sppが得られる。
【0010】しかし、タンジェンシャルチルトが発生し
ているディスク盤面にビームを照射すると、ビームがデ
ィスク盤面に垂直に照射されないことから、非対称な光
強度分布となり、その結果図19鎖線曲線Ldで示すよ
うな左右非対称で、その出力レベルも低下した再生信号
Sppしか得ることができない。このように非対称な再生
信号Sppであると、記録時のデータを正しく再生するこ
とができない場合が生じてエラーレートが劣化してしま
う。
【0011】従来においては、このタンジェンシャルチ
ルトによるエラーレートの劣化に対する改善は全くなさ
れていない。このようなエラーレートの劣化は特に高密
度記録用の径小ディスクを使用する場合に顕著となる。
【0012】そこで、この発明ではこのような従来の課
題を解決したものであって、特にタンジェンシャルチル
トによるエラーレートの劣化を改善できるディスク再生
装置を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係るディスク
再生装置では、ディスクに形成されたディスク回転方向
におけるランド部若しくはグルーブ部の切り替え点若し
くは上記ディスクに形成されたピットの立ち上がり点お
よび立ち下がり点でのプッシュプル再生信号より、ディ
スク回転方向におけるタンジェンシャルチルトを検出
し、その検出出力に基づいて上記タンジェンシャルチル
トを補正するようにしたことを特徴とする。
【0014】この発明ではランド部若しくはグルーブ部
の切り替え点でのプッシュプル再生信号のレベルがディ
スク回転方向に対するタンジェンシャルチルトの量によ
って変化することに着目して、この再生信号からタンジ
ェンシャルチルト量を検出する。その検出出力に基づい
てタンジェンシャルチルトを補正する。具体的にはスピ
ンドルモータの取り付け状態を調整したり、光ピックア
ップ装置のディスク回転方向に対する傾きを調整する。
この調整によってビームはディスク盤面に対してほぼ垂
直状態で照射されることになり、これによって再生信号
のエラーレートを改善できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明に係るディスク再生装置の一実施形態を光磁気ディ
スク装置(ディスク記録再生装置)に適用した場合につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。
【0016】この発明では、ディスクにプリフォーマッ
トされたピットの立ち上がりおよび立ち下がり点での再
生信号(プッシュプル再生信号)がディスク回転方向つ
まりタンジェンシャル方向のチルト量に対応して非対称
となることに着目したもので、タンジェンシャルチルト
量の検出およびこの検出信号に基づいた機械的若しくは
電気的な補正を施すことによって、ディスク盤面に照射
されるビームの光強度分布がその光軸に対してほぼ対称
となるようにして再生信号のエラーレートを改善したも
のである。
【0017】ディスク11にプリフォーマットされたピ
ットとしてこの例では、グルーブウォブルによるクロッ
クマークを示す。後述するようにグルーブ若しくはラン
ドに形成したピットによってクロックマークが構成され
るからである。以下に示すものはクロックマークをアド
レス情報と共にプリフォーマットした光磁気ディスクの
場合である。
【0018】この光磁気ディスク11は図8に示すよう
に、内周側より外周側に向かってトラック0〜トラック
nがスパイラル状に形成され、各トラックには円周方向
に0〜mのセクタが含まれている。
【0019】図9はセクタ(ウォンブルアドレスフレー
ム)フォーマットを示している。光磁気ディスク11に
は上述したように半径方向にグルーブ部12Gとランド
部12Lとが交互に形成され、グルーブ部12Gまたは
ランド部12Lのいずれかまたは双方にデータが記録さ
れる。
【0020】図9Aに示すようにグルーブ部12Gの片
側は、例えばバイフェーズ変調後のアドレス情報ADM
に応じてウォブリングした状態とされている。この場
合、アドレス情報ADMが周波数変調(FM)され、変
調後の信号に対応するようにグルーブ部12Gがウォブ
リングされている。つまり、その変調後の信号がグルー
ブウォブルとして記録されている。
【0021】グルーブ部12Gの片側がウォブリングさ
れることから、結果的にランド部12Lの片側もアドレ
ス情報ADMに応じてウォブリングした状態となってい
る。
【0022】グルーブウォブルは、図10に示すよう
に、アドレス情報ADMの1ビット(バイフェーズ1ビ
ット)当たり、“1”のときは4波となり、“0”のと
きは3波となっている。しかも、このグルーブウォブル
の振幅は、変調後の信号の周波数に応じて変化するよう
にされ、図10に拡大して示すように、アドレス情報A
DMの“1”および“0”の接合部に対応するグルーブ
ウォブルの0クロス点での傾きが変化しないようにされ
ている。
【0023】1セクタ(1ウォブルアドレスフレーム)
の期間のグルーブウォブルは、バイフェーズ変調前のデ
ータで例えば48ビットのデータを有している。この、
48ビッのトデータは、図9Bに示すように、4ビット
の同期信号データ、24ビットのフレームアドレスデー
タ、6ビットのリザーブドビット、14ビットのCRC
(cyclic redundancy check )コードで構成される。
【0024】1セクタは、図9Cに示すように、例えば
24セグメントで構成されている。各セグメントの境界
位置には、図9Aに示すように、クロックマークCMが
グルーブウォブルに多重化されてプリフォーマットされ
ている。そして、図9Dに示すように、各セグメント内
に100バイトのデータ領域が設けられると共に、各セ
グメントの境界位置に対応して10バイトの固定パター
ン領域が設けられている。データ書き込み時には、後述
するようにデータ領域にはNRZIデータが記録される
が、固定パターン領域にはNRZIデータに同期した2
Tの固定パターン信号が記録される(Tはデータのビッ
ト間隔)。
【0025】上述したクロックマークは図11のように
形成される。図ではマークを形成する領域が、ランド部
とグルーブ部との切り替え点となる。つまり、グルーブ
部12Gの溝が一定幅(ビット長)Wにわたりランド部
として形成される代わり、この切り替わり点での隣接す
るランド部では同じ幅Wがクロックマーク溝として形成
される。
【0026】このようにランド部とグルーブ部とを切り
替えると、例えばランド部12L上を走査しているビー
ムBaがクロックマーク溝を走査し始めると、そのとき
のビームの戻り光は図12Bのように4分割された光検
出素子Da〜Ddのうち、2つの光検出素子この例では
DcとDdのみに当たる(斜線図示)。
【0027】これに対してビームがクロックマーク溝の
終端部を横切るときには、戻り光の回折が反対となるか
ら、戻り光は図12Cのように4分割された光検出素子
Da〜Ddのうち、隣りの光検出素子DaとDbのみに
当たる(斜線図示)。したがって、4つの光検出素子D
a〜Ddの信号Sa〜Sdをプッシュプル信号として、 Spp=(Sa+Sb)−(Sc+Sd) ・・・・(1) のように出力すれば、ランド部12Lとグルーブ部12
Gとの切り替え点で図11Bに示すように極性の異なっ
た再生信号(クロックマーク信号)SCMを得ることがで
きる。この再生信号SCMより同図Cに示すようなパルス
信号PCMが形成され、このパルス信号PCMを参照してP
LL(phase-locked loop)回路によってデータクロッ
ク信号が形成される。
【0028】さて、ランド部12Lとグルーブ部12G
との切り替え点でピットを形成することによってクロッ
クマークCMを形成できるが、このクロックマークCM
によるクロックマーク信号SCMの出力レベルなどはタン
ジェンシャルチルト量に依存することが判明した。例え
ばタンジェンシャルチルトが全く発生していないときに
は、図11B、つまり図13曲線Lfのような上下対称
な信号となって出力される。
【0029】しかし、タンジェンシャルチルトが発生し
ているときには、図13曲線Lgに示すように、プラス
側とマイナス側とではピークレベルが相違すると共に、
中心部が持ち上がった非対称波形のクロックマーク信号
CMが得られる。図13はピット長Wが18μm、グル
ーブ溝Ggの深さがλ/8(λは記録波長)で、トラッ
クピッチが0.6μmであるときの測定例である。そし
て、曲線Lfは回転方向に対して+20mrad(ミリ
ラジアン:回転方向に対して上向いている)だけチルト
しているときの測定例である。
【0030】ここで、クロックマーク信号SCMのプラス
側ピーク値をPK(+)とし、マイナス側ピーク値をP
K(−)としたとき、 PK(+)=Sa+Sb ・・・・(2) PK(−)=Sc+Sd ・・・・(3) とすれば、PK(+)、PK(−)の大きさはタンジェ
ンシャルチルト量によって変化することが分かる。
【0031】いま、PK(+)とPK(−)との不平衡
の割合(%)をTPP信号としたとき、 TPP ={PK(+)−PK(−)}/{PK(+)+PK(−)}×100(%) ・・・・(4) で表すとすると、図14のような特性曲線が得られる。
【0032】曲線Lhは図11に示すピット長Wが9μ
mであるときの不平衡量を示し、同図曲線Liはピット
長がその2倍である18μmであるときの不平衡量を示
す。第1象限の曲線は回転方向に対してディスク11が
上向く側(光ピックアップ装置17とは反対側)にチル
トが発生しているときの不平衡量を示し、第3象限の曲
線は逆に下向く側にチルトが発生しているときの不平衡
量を示す。
【0033】このようにタンジェンシャルチルトの方向
とチルト量に関連してクロックマーク信号SCMの不平衡
量TPPが得られるので、この不平衡量TPPがなくな
るように機械的若しくは電気的なフィードバックをかけ
れば、タンジェンシャルチルトによる再生信号の劣化を
補正できる。
【0034】まず、機械的な補正手段を上述した光磁気
ディスク装置に適用した場合から説明する。機械的な補
正手段としては、スピンドルモータ13のディスク回転
方向に対する取り付け角度をタンジェンシャルチルト量
に応じて調整するか、若しくは図2に示すようにディス
ク回転方向に対する光ピックアップ装置17の角度を調
整すればよい。図1例は後者の例である。
【0035】図1に示すようにこの発明を適用した一例
を示す光磁気ディスク装置10について説明する。同図
において、記録時および再生時、ディスク11を角速度
一定で回転駆動するため、スピンドルモータ13の回転
軸には、その回転速度を検出するための周波数発電機1
4が取り付けられている。
【0036】光磁気ディスク装置10は、外部磁界発生
用の磁気ヘッド15と、この磁気ヘッド15の磁界発生
を制御する磁気ヘッドドライバ16と、半導体レーザ、
対物レンズ、光検出器等から構成される光学ヘッド装置
17と、この光学ヘッド装置17の半導体レーザの発光
を制御するレーザドライバ18とを有している。磁気ヘ
ッド15と光学ヘッド装置17は光磁気ディスク11を
挟むように対向して配設されている。レーザドライバ1
8には、後述するサーボコントローラ41よりD/Aコ
ンバータ19を介してレーザパワー制御信号SPCが供給
され、光学ヘッド装置17の半導体レーザより出力され
るレーザ光のパワーが記録時および再生時のそれぞれで
最適となるように制御される。
【0037】記録時には最適パワーPwをセッティング
し、再生時には最適パワーPr(Pw〉Pr)をセッテ
ィングするため、後述するシステムコントローラ51側
からは記録再生モードに応じたパワー制御信号がサーボ
コントローラ41に与えられる。
【0038】データ書き込み時(記録時)には、磁気ヘ
ッドドライバ16に記録データDrおよび固定パターン
信号SFPが供給され、磁気ヘッド15より記録データD
rおよび固定パターン信号SFPに対応した磁界が発生さ
れ、光学ヘッド装置17からのレーザビームとの共働に
より光磁気ディスク11のデータ領域に記録データDr
が記録されると共に、記録データDrが記録されるデー
タ領域に対応した固定パターン領域に固定パターン信号
FPが記録される。
【0039】記録データDrを記録するときには、記録
データDrによって変調されるこのレーザビームをさら
に、データクロック再生器70より得られるデータクロ
ック信号DCKによって変調することがよく行われてい
る。そのためにレーザドライバ18にはデータクロック
再生器70で再生されたデータクロック信号DCKが供
給される。
【0040】記録モードではクロックマークCMがプリ
フォーマットされた期間PB(幅Wに相当する)はレー
ザドライバ18が再生モードにコントロールされると共
に、この期間PBだけはデータクロックDCKによるレ
ーザビームの変調が中断される。
【0041】フォトディテクタ39は図12に示すよう
に、4分割された上述の光検出素子(フォトダイオード
など)を有する光検出部39m(同図B,C)の他に、
2個のフォトダイオードで構成された光検出部39i,
39j(同図A,D)を有する。
【0042】4個のフォトダイオードDa〜Ddの検出
信号Sa〜Sdに対して、光検出部39i,39jを構
成するフォトダイオードDi,Djの検出信号をSi,
Sjとするとき、光学ヘッド装置17の増幅回路部(図
示せず)で以下の演算が行われ、記録領域からの再生信
号SMO、非点収差方式のフォーカスエラー信号SFEおよ
びプッシュプル信号SPPが生成される。 SMO=Si−Sj ・・・・(5) SFE=(Sa+Sc)−(Sb+Sd) ・・・・(6) SPP=(Sa+Sb)−(Sc+Sd) ・・・・(7)
【0043】図1に戻って、ディスク装置10は、CP
U(central processing unit)を備えるサーボコント
ローラ41を有している。サーボコントローラ41には
光学ヘッド装置17で生成されるフォーカスエラー信号
FEがA/Dコンバータ42を介して供給される。ま
た、光学ヘッド装置17で生成されるプッシュプル再生
信号SPPは、プッシュプル法によるトラッキングエラー
信号STEと、光磁気ディスク11のグルーブウォブルに
対応したウォブル信号(FM信号)SWBと、光磁気ディ
スク11のクロックマークCMに対応したクロックマー
ク再生信号SCMとが合成されたものである。
【0044】サーボコントローラ41には、プッシュプ
ル再生信号SPPよりローパスフィルタ43で抽出された
トラッキングエラー信号STEがA/Dコンバータ44を
介して供給される。このサーボコントローラ41には、
さらに上述した周波数発電機14より出力される周波数
信号SFGが供給される。
【0045】サーボコントローラ41によって、トラッ
キングコイルやフォーカスコイル、さらには光学ヘッド
装置17をラジアル方向に移動させるためのリニアモー
タを含むアクチュエータ45が制御され、トラッキング
やフォーカスのサーボが行われ、また光学ヘッド装置1
7のラジアル方向への移動が制御される。
【0046】また、サーボコントローラ41によってス
ピンドルモータ13が制御され、上述したように記録時
や再生時に光磁気ディスク11が角速度一定で回転する
ように制御される。
【0047】ディスク装置10は、CPUを備えるシス
テムコントローラ51と、データバッファ52と、ホス
トコンピュータとの間でデータやコマンドの送受を行う
ためのSCSI(Small Computer System Interface)
インタフェース53とを有している。システムコントロ
ーラ51はシステム全体を制御するためのものである。
【0048】また、ディスク装置10は、ホストコンピ
ュータからSCSIインタフェース53を通じて供給さ
れる書き込みデータに対して誤り訂正符号の付加処理を
行うと共に、後述するデータ復調器の出力データに対し
て誤り訂正処理を行うためのECC(error correction
code)回路54と、このECC回路54で誤り訂正符
号が付加された書き込みデータをNRZI(Non Return
to Zero Inverted)データに変換して記録データDr
を得ると共に、上述した固定パターン信号SFPを発生す
るデータ変調器55とを有している。
【0049】また、ディスク装置10は、光学ヘッド装
置17で生成される再生信号SMOをディジタル信号に変
換するためのA/Dコンバータ56と、このディジタル
信号の周波数特性を補償するためのイコライザ回路57
と、周波数補償された出力データに対してディジタル的
にデータ識別処理をして再生データDpを得るデータ識
別器58と、このデータ識別器58より出力される再生
データDpに対してNRZI逆変換の処理をして読み出
しデータを得るためのデータ復調器59とを有してい
る。データ識別器58は、2値化回路やビタビ復号器等
で構成される。
【0050】また、ディスク装置10は、光学ヘッド装
置17で生成されるプッシュプル信再生号SPPに含まれ
るウォブル信号SWBよりフレーム同期信号FDおよびフ
レームアドレスデータFADを得るADIP(Address
In Pre-groove)デコーダ60と、プッシュプル再生信
号SPPに含まれるクロックマーク再生信号SCMおよび光
磁気ディスク11の固定パターン領域に対応した再生信
号SMOよりデータクロック信号DCKを得るデータクロ
ック再生器70と、フレーム同期信号FD、フレームア
ドレスデータFADおよびデータクロック信号DCKを
使用して、リードゲート信号やライトゲート信号等のシ
ステム各部に必要なタイミング信号を発生するタイミン
グ発生器90とを有している。フレームアドレスデータ
FADはサーボコントローラ41にも供給され、またデ
ータクロック信号DCKはA/Dコンバータ56にサン
プリングクロックとして供給される。
【0051】この発明では上述した構成に加え、さらに
タンジェンシャルチルト量の検出およびその補正処理が
行われる。機械的な補正手段として以下の実施形態では
図2に示すように光ピックアップ装置17をディスク回
転方向に対して傾き調整できるようにしたものである。
【0052】そのため、まず図1に示すように上述した
プッシュプル再生信号SPPがローパスフィルタ43に供
給されて帯域制限された再生信号STEが出力され、この
再生信号STEがA/D変換器44によってディジタル変
換されたのちサーボコントローラ41に供給される。サ
ーボコントローラ41ではこれに内蔵されたCPUが、
ROM(何れも図示しない)に格納された制御プログラ
ムに基づいてタンジェンシャルチルト量およびチルト方
向が夫々検出される。
【0053】すなわち、図13に示すピーク値PK
(+)、PK(−)が夫々算出され、算出されたピーク
値PK(+)、PK(−)を(4)式に代入して不平衡
量TPPが求められる。求めた不平衡量TPPを表す制
御信号がチルト調整手段100に供給され、その値に応
じて光ピックアップ装置17のチルト量が制御される。
【0054】図3はチルト調整手段100の一例を示す
もので、対物レンズ17aがその中央上部に配された内
側筐体101には周知のようにフォーカスおよびトラッ
キングを夫々調整するための駆動コイル(図示はしな
い)が設けられている。この内側筐体101のうちディ
スク回転方向と直交する向きに位置する左右の筐体側面
に夫々回転軸102が取り付けられ、この左右の回転軸
102は図4に示すように外側筐体103に軸支されて
いる。
【0055】そして図示はしないが、この外側筐体10
3は光ピックアップ装置17全体をディスク半径方向に
スライドさせるためのスライド駆動手段(図示はしな
い)の筐体としても利用されており、スライド駆動手段
の一部を構成している。スライド駆動手段としてはリニ
アモータなどを利用できる。
【0056】内側筐体101のうちディスク回転方向側
に位置する前後の側面、図の例では前側側面にチルト調
整部105が設けられる。チルト調整部105としてこ
の例では円弧状歯部(弧状ラック)106と、これに歯
合するピニオンギア107を有し、ピニオンギア107
はステッピングモータ108によって駆動される。
【0057】チルト調整装置100をこのように構成し
た場合、図14に示す不平衡量TPPのうち、あるディ
スク回転角のときに得られる不平衡量が図14の+TP
Paであったときには、この不平衡信号+TPPaに基
づいて制御信号(チルト補正の向きおよび補正量)が生
成され、この制御信号によってステッピングモータ10
8がそのチルト量がゼロになるように制御される。
【0058】例えば、上述したようにディスク回転方向
に対してプラス側(上向き)のチルト(+TPPa)が
生じたときには、光ピックアップ装置17をマイナス側
に傾けることによって、ディスク盤面に対しビームが垂
直に照射されるようになる。
【0059】タンジェンシャルチルト量はディスク回転
方向に対して一様でない場合が多いので、この場合には
ディスク回転角位置に応じた不平衡量TPPが算出され
るため、時間と共にチルト補正量が異なった値となる。
【0060】上述した例は、機械的な制御によってタン
ジェンシャルチルトに対する補正を行った例であるが、
電気的な補正によってもタンジェンシャルチルトを補正
することができる。図5はその一実施形態であって、こ
の例ではイコライザ回路57の周波数特性を補正するよ
うにしたものである。
【0061】図18に示すようにディスク盤面に対して
垂直にビームが当たらないときにはディスク盤面に対す
るビーム強度は鎖線曲線Lbのようになり、それによっ
て得られるプッシュプル再生信号SPPも図19鎖線曲線
Ldのようになまった波形として出力される。このなま
った波形を上述したイコライザ回路57によって補正す
るものである。
【0062】図19の曲線を再掲すると図6曲線Lgの
ようになる。同図において曲線Lfはタンジェンシャル
チルトがないときの出力波形である。曲線Lfは出力波
形のピークを中心として左右がほぼ対称であるが、チル
トが発生したときの曲線Lgではピークを中心として左
右非対称になっている。そのため、イコライザ回路57
で補正する場合には左右非対称が正しく補正されるよう
にイコライザ回路57で補正する必要がある。
【0063】図7はこのイコライザ回路57の具体例を
示す。同図は縦続接続された2個の遅延素子110、1
11と、3個の係数器112,113および114と加
算器115とで構成されたディジタルイコライザ回路を
示す。それぞれの係数をka〜kcとしたとき、これら
の係数ka〜kcによって図6の波形位置が補正される
ことになる。いま、タンジェンシャルチルトが発生して
いないときの各係数ka〜kcを, のように定めたとき、そのままの係数でタンジェンシャ
ルチルトが発生しているときの出力波形を等化すると上
述した曲線Lgとなる。
【0064】これに対して、非対称補正を行う。例え
ば、 のような非対称な係数によって波形等化すると、図6の
曲線Lhのようになる。
【0065】両曲線LfとLhとを比較すれば明らかな
ように、非対称補正を行う前よりも正常曲線Lfに近づ
いていることが分かる。特にピークよりも右側の波形は
ほぼ一致し、その左側も正常波形に近づいている。
【0066】このように波形等化すれば、たとえタンジ
ェンシャルチルトが発生していたとしても、出力波形を
正常な出力波形に近づけることができるので、再生信号
のエラーレートを改善できる。
【0067】タンジェンシャルチルトの検出は、ランド
部12Lとグルーブ部12Gとの切り替え点を利用する
他に、ディスク盤面に形成されたアドレスをピット情報
として形成している場合には、このピット情報を利用し
てタンジェンシャルチルトを検出することができる。
【0068】上述では光磁気ディスク11のグルーブ部
12Gの片側のみウォブリングした状態とされたものを
示したが、グルーブ部12Gの両側がウォブリングされ
た状態であってもよい。
【0069】グルーブ部12Gのウォブリングしている
側にクロックマークCMがプリフォーマットされたもの
を示したが、ウォブリングしていない側にクロックマー
クCMがプリフォーマットされてもよく、さらには両側
にクロックマークCMがプリフォーマットされていても
よい。
【0070】アドレス情報ADMの“1”および“0”
に対応するグルーブウォブルの波数がそれぞれ「4」、
「3」としたが、これに限定されるものではなく、また
整数でなくてもよい。
【0071】記録領域の固定パターン領域がクロックマ
ークCMの記録位置に1対1に対応して設けられている
が、必ずしも対応させる必要はない。例えば、固定パタ
ーン領域の個数をクロックマークCMの個数より少なく
してもよい。
【0072】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明では、ディ
スクにプリフォーマットされたランド部あるいはグルー
ブ部の切り替え点やピットの立ち上がり点、立ち下がり
点での再生プッシュプル信号に基づいてディスク回転方
向におけるチルトを検出するようにしたものである。
【0073】これによれば、特別なチルト検出手段を使
用することなくタンジェンシャルチルトを検出できる特
徴を有する。そしてチルト検出出力に基づいてスピンド
ルモータの取り付け位置や、光ピックアップ装置のタン
ジェンシャルチルト角をそれぞれ補正することによっ
て、再生波形が改善され、これによって再生信号のエラ
ーレートを大幅に改善できる特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るディスク再生装置の一実施形態
の構成を示すブロック図(その1)である。
【図2】この発明に係る一実施形態の概念図である。
【図3】チルト補正装置の一実施形態を示す要部の構成
図である。
【図4】その側面図である。
【図5】この発明に係るディスク再生装置の一実施形態
の構成を示すブロック図(その2)である。
【図6】イコライザ回路の出力波形の一例を示す図であ
る。
【図7】イコライザ回路の一実施形態を示す系統図であ
る。
【図8】光磁気ディスクのセクタのレイアウトを示す図
である。
【図9】セクタ(ウォブルアドレスフレーム)フォーマ
ットを説明するための図である。
【図10】グルーブウォブルの構成例を示す図である。
【図11】ランド部とグルーブ部およびクロックマーク
との関係を示す図である。
【図12】光学系を構成するフォトディテクタの構成
と、その上に形成されるスポットを示す図である。
【図13】タンジェンシャルチルトと出力波形の関係を
示す特性図である。
【図14】タンジェンシャルチルトと不平衡信号の関係
を示す図である。
【図15】タンジェンシャルチルトの説明図である。
【図16】タンジェンシャルチルトのないときの説明図
である。
【図17】タンジェンシャルチルトがあるときの説明図
である。
【図18】スポットとビーム強度との関係を示す図であ
る。
【図19】タンジェンシャルチルトによる出力波形への
影響を示す図である。
【符号の説明】
10・・・光磁気ディスク装置、11・・・光磁気ディ
スク、12G・・・グルーブ部、12L・・・ランド
部、15・・・外部磁界発生用の磁気ヘッド、16・・
・磁気ヘッドドライバ、17・・・光学ヘッド装置、1
8・・・レーザドライバ、41・・・サーボコントロー
ラ、51・・・システムコントローラ、52・・・デー
タバッファ、53・・・SCSIインタフェース、54
・・・ECC回路、55・・・データ変調器、57・・
・イコライザ回路、100・・・チルト制御回路、10
2・・・回転軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクに形成されたディスク回転方向
    におけるランド部若しくはグルーブ部の切り替え点若し
    くは上記ディスクに形成されたピットの立ち上がり点お
    よび立ち下がり点でのプッシュプル再生信号より、ディ
    スク回転方向におけるタンジェンシャルチルトを検出
    し、 その検出出力に基づいて上記タンジェンシャルチルトを
    補正するようにしたことを特徴とするディスク再生装
    置。
  2. 【請求項2】 上記タンジェンシャルチルトが検出され
    たときには、ディスクに対するスピンドルモータの取り
    付け状態を補正するようにしたことを特徴とする請求項
    1記載のディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 上記タンジェンシャルチルトが検出され
    たときには、光ピックアップ装置のディスク回転方向に
    対する傾きを調整するようにしたことを特徴とする請求
    項1記載のディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 上記タンジェンシャルチルトが検出され
    たときには、上記再生信号のイコライザ特性を制御する
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載のディスク再
    生装置。
  5. 【請求項5】 上記イコライザ特性は、再生波形のピー
    ク値に対して左右非対称に補正するようにしたことを特
    徴とする請求項4記載のディスク再生装置。
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