JPH11143637A - タッチパネル制御装置及び制御方法 - Google Patents

タッチパネル制御装置及び制御方法

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JPH11143637A
JPH11143637A JP30675697A JP30675697A JPH11143637A JP H11143637 A JPH11143637 A JP H11143637A JP 30675697 A JP30675697 A JP 30675697A JP 30675697 A JP30675697 A JP 30675697A JP H11143637 A JPH11143637 A JP H11143637A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タッチパネルのチャタリングを抑制するこ
と。 【解決手段】 タッチパネルの入力変化を検出し、変化
後の状態を第1メモリ空間に記憶すると共に入力変化を
示す割込信号を出力する入力制御手段と、入力制御手段
からの割込信号毎にタッチパネルの状態を第1メモリ空
間から所定の第2メモリ空間に対して記憶し、該第2メ
モリ空間を調査することによりタッチパネル入力位置を
検出する検出制御手段とを備えたタッチパネル制御装置
において、検出制御手段は、入力制御手段からの割込信
号を入力する度に、前回の割込信号により第2メモリ空
間に記憶されている情報を、今回新たに発生した割込信
号に基づく第1メモリ空間の情報に付加し第2メモリ空
間に記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プログラマブル
コントローラなどを介してロボットや数値制御装置の状
況をモニタするモニタ装置における表示画面の表面に装
備されたタッチパネルの操作時に発生するチャタリング
を抑制するタッチパネルのチャタリング制御手段及び制
御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、画面データ編集装置であるパソ
コンとモニタ装置とプログラマブルコントローラ(以
下、PCと称す)とを有する従来のモニタシステムのハ
ードウェアブロック図である。図において、1はロボッ
トや数値制御装置等の制御対象機器を制御するPC、2
AはPC1から送れてきたデバイス値などを表示した
り、PC1のデバイス値の強制的なセットなどを行うモ
ニタ装置、3はモニタ装置2Aで表示する画面データの
作成などを行うパソコンである。
【0003】PC1において、11はCPU、12はモ
ニタ装置2Aと交信するためのモニタ装置I/F、13
はPC1のシステムプログラム/シーケンスプログラム
/デバイス値などが格納されるメモリである。
【0004】モニタ装置2Aにおいて、21AはCP
U、22はタッチパネル23を装備した表示装置である
CRT、24は電気的に書き込み/消去ができる不揮発
性メモリであるフラッシュメモリ(EEPROMとも称
す)であり、例えば、画面の輝度/ブザーの音量/ユー
ザ作成の画面データ等のユーザデータが格納されてい
る。25Aはシステムプログラムが格納されたROM、
26はDRAM、27はタッチパネル23の状態をDR
AM26内に保存するためのキーゲートアレイ(以下、
キーG/Aと称す)であり、タッチパネル23において
表面のすべて、または、一部が押されている状態から放
されている状態へ、あるいは放されている状態から押さ
れている状態へ変化したかを判定し、その変化後のタッ
チパネルの状態を記憶する。28はパソコンと交信する
ためのパソコンインターフェース(以下、パソコンI/
Fと称す)、29はPCと交信するためのPCI/Fで
ある。
【0005】パソコン3において、31はCPU、32
はモニタ装置と交信するためのパソコンのモニタ装置I
/F、33はパソコンで動作するプログラムや画面デー
タが格納されるメモリ、34はCRT、35はキーボー
ドである。
【0006】図8は、図7で示されるモニタシステムに
おける機能ブロック図である。PC1において、101
はモニタ装置2AのPCI/F機能201とのデータを
やり取りするためのモニタ装置I/F機能、102はP
C1のメモリ13上に設定されるデバイス値領域であ
る。
【0007】モニタ装置2Aにおいて、201はPC1
のモニタI/F機能101とのデータをやり取りするた
めのPCI/F機能であり、PC1から送られてくるデ
バイス値データをDRAM26内のデバイス値領域20
2へ格納する。203はパソコン3のモニタ装置I/F
機能301とのデータをやり取りするためのパソコンI
/F機能であり、パソコン3から送られてくる画面デー
タを画面データ領域204へ格納すると共に、画面デー
タに記述されているデバイス等をデバイス登録領域20
5に登録する。206はデバイス値領域202に格納さ
れているPC1からのデバイス値と、画面データ領域2
04に格納されている画面データとに基づきCRT22
に画面表示する表示機能、207はタッチパネル23表
面の状態を読み取り、DRAM26内のタッチパネル状
態登録領域208に格納するタッチパネル読取機能、2
09はタッチパネル状態登録領域208に基づきタッチ
パネル23表面で押されている状態から放されている状
態へ変化した位置と放されている状態から押されている
状態へ変化した位置を調査し、この変化に基づきDRA
M26内のデバイス登録領域205に記述されたデバイ
ス動作をDRAM26内のデバイス値書込領域210に
登録するタッチパネルON/OFF読取機能である。
【0008】パソコン装置3において、301はモニタ
装置2AのパソコンI/F機能203とのデータをやり
取りするためのモニタ装置I/F機能であり、メモリ3
3内の画面データ領域302に格納されている画面デー
タをモニタ装置へ送信する。303はキーボード35か
らの入力に基づき画面データを作成し、画面データ領域
302に格納する画面設定機能である。
【0009】図8を用いて、モニタシステムにおける概
略動作について説明する。PC1が保有する制御対象機
器等のデバイス値は、モニタ装置I/F機能101、P
CI/F機能201を介してデバイス値領域202に格
納される。また、パソコン3では、モニタ装置2AのC
RT22画面に表示するための画面データがキーボード
35により入力され、モニタ装置I/F機能301、パ
ソコンI/F機能203を介して画面データが画面デー
タ領域204に、デバイスがデバイス登録領域205に
格納される。モニタ装置2Aの表示機能206は、デバ
イス値領域202及び画面データ領域204にそれぞれ
格納されているデータに基づき、CRT22に対して画
面表示を行う。
【0010】一方、CRT22画面上に表示されている
画面情報に基づき、タッチパネル23を操作することに
より、タッチパネル読取機能207が、タッチパネル2
3上の状態をタッチパネル状態登録領域208に格納
し、該状態をタッチパネルON/OFF読取機能209
により読み取り、所定の変化に基づきデバイス登録領域
205に記述されたデバイス動作をデバイス値書込領域
210に登録する。
【0011】図9は、モニタ装置1におけるCPU21
Aがタッチパネル23の状態を記憶するメモリ空間の様
子を示す図である。図9において、261はキーG/A
27がタッチパネル23の状態を記憶するためのメモリ
空間であり、DRAM26内のタッチパネル状態登録領
域208に確保されている。具体的には、タッチパネル
23が押されている位置を「1」、放されている位置を
「0」としてタッチパネル23のキー配列と同じ位置の
第1メモリ空間261に記憶する。262、263、2
64はキーG/A27が第1メモリ空間261に記憶し
たタッチパネルの状態をCPU21Aが記憶するための
メモリ空間であり、DRAM26内に確保されている。
この例では、このメモリ空間は3個である。
【0012】キーG/A27は、タッチパネル23の状
態が変化するごとにCPU21Aへ割込み信号を送り、
また、第1メモリ空間261にタッチパネルの状態を記
憶する。CPU21Aは、キーG/A27の割込み信号
を受け、第1メモリ空間261に記憶されたタッチパネ
ルの情報をキーG/A27が第1メモリ空間261にタ
ッチパネルの状態を記憶するごとに第2メモリ空間26
2、263、264の順に記憶する。CPU21Aは、
第2メモリ空間262、263、264の順にタッチパ
ネル23の押されている位置と放されている位置を調査
する。
【0013】次に、図10のフローチャートを用いて動
作について説明する。なお、図10のフローは、タッチ
パネル23の表面のすべて、または、一部が押されてい
る状態から放されている状態に変化すること、あるい
は、放されている状態から押されている状態に変化する
ことによってが開始される。図9aに示すように、作業
者がタッチパネル23表面(左から3つ目かつ上から1
つ目)を押すことにより、その情報をキーG/A27が
第1メモリ空間261に記憶(ステップS21)し、C
PU21Aに対して、タッチパネル23の状態が変化し
たことを通知する割込み信号を出力する。CPU21A
では、割込み信号を受信すると、第1メモリ空間261
に記憶された情報を第2メモリ空間262に記憶(ステ
ップS22)し、ステップS23に移行する。ステップ
S23では、CPU21Aは第2メモリ空間262を調
査する(例えば、注目する位置を左上から右下まで順番
に動かし、その位置の情報が「1」であるのか「0」で
あるのかを調べる)ことによってタッチパネル表面の左
から3つ目かつ上から1つ目が押されていることと、そ
の他の場所が放されていることを検出する。
【0014】その後、図9bに示すように、作業者がタ
ッチパネル23表面から手を放すことにより、その情報
(タッチパネル表面が何も押されていない情報)をキー
G/A27が第1メモリ空間261に記憶する。そし
て、CPU21Aは第1メモリ空間261に記憶された
情報を次のメモリ空間263に記憶する。CPU21A
は、メモリ空間263を調査することによってタッチパ
ネル表面が押されていないことを検出する。
【0015】次に、タッチパネルの動作に伴うモニタ装
置の動作について説明する。タッチパネル23の所定箇
所が押されると、CPU21Aはタッチパネル23の押
された位置からデバイス登録領域205に記述された中
でその位置と押された動作に該当するデバイス動作、例
えばPC1のデバイスを強制セットする等の動作をデバ
イス値書き込み領域210に登録する。そして、タッチ
パネルを放すと、CPU21Aはタッチパネルの放され
た位置からデバイス登録領域205に記述された中でそ
の位置と放された動作に該当するデバイス動作、例えば
PC3のデバイスを強制リセットする動作をデバイス書
き込み領域210に登録する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のモ
ニタシステムでは、例えば、図9aの状態から図9bの
状態への変化が、20msec以内の短時間であって
も、キーG/A27がタッチパネルの状態を検出し、変
化に伴う割込み信号をCPU21Aに送出し、該CPU
21Aがメモリ空間を調査することによりタッチパネル
の変化を検出してしまう。ここで、タッチパネルの操作
は人が指で押すので、特にタッチパネルに抵抗薄膜式を
用いている場合、タッチパネルが押されている状態か放
されている状態かを区別できない微妙な状態になり、こ
のときタッチパネルの状態は押されている状態と放され
ている状態とが短時間の内に繰り返される。タッチパネ
ルON/OFF読取機能209は、タッチパネルの状態
が変化する度に動作するので、操作者が意図してタッチ
パネルから手を放していなくてもモニタ装置はタッチパ
ネルから手が放されたような動作をするという問題点、
つまりチャタリングが発生する。
【0017】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたもので、チャタリングを抑制することを目的
とする。また、チャタリングの抑制と共に、タッチパネ
ルの押下は確実に検出することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明は、タッチパネ
ルの入力変化を検出し、変化後の状態を第1メモリ空間
に記憶すると共に、タッチパネル入力変化を示す割込み
信号を出力する入力制御手段と、この入力制御手段から
の割込み信号ごとに、上記タッチパネルの状態を上記第
1メモリ空間から所定の第2メモリ空間に対して記憶
し、該第2メモリ空間を調査することにより上記タッチ
パネルの入力位置を検出する検出制御手段と、を備えた
タッチパネル制御装置において、上記検出制御手段は、
上記入力制御手段からの割込み信号を入力する度に、前
回の割込み信号により上記第2メモリ空間に記憶されて
いる情報を、今回新たに発生した割込み信号に基づく第
1メモリ空間の情報に付加し、上記第2メモリ空間に記
憶するようにしたものである。
【0019】また、第2メモリ空間を複数設け、割込み
信号発生毎に異なる上記第2メモリ空間に対して順番に
格納するようにしたものである。
【0020】また、前回の割込み信号から今回新たに発
生した割込み信号までの時間を計測し、この時間が所定
時間を超えた場合は、前回の割込み信号により記憶され
ている情報を、今回新たに発生した割込み信号に基づく
第2メモリ空間への情報に付加しないようにしたもので
ある。
【0021】さらに、所定時間変更手段を備え、前回の
割込み信号から今回新たに発生した割込み信号までの時
間と比較するための所定時間を変更するようにしたもの
である。
【0022】また、この発明にかかるタッチパネルの制
御方法は、タッチパネルの入力変化を件出し、変化後の
状態を第1メモリ空間に記憶する工程と、第1メモリ空
間に格納された今回のタッチパネルの状態に、前回のタ
ッチパネルの状態を付加し、第1メモリ空間から第2メ
モリ空間に格納する工程と、第2メモリ空間に格納され
た情報に基づき、上記タッチパネルの入力変化を検出す
る工程と、を備えたものである。
【0023】また、タッチパネルの入力変化を件出し、
変化後の状態を第1メモリ空間に記憶すると共に、タッ
チパネル入力変化を示す割込み信号を出力する工程と、
この割込み信号ごとにカウントを開始し、このカウント
値と予め設定された所定値と比較することにより、上記
カウント値が上記所定値を超えた場合は上記第1メモリ
空間に記憶された上記タッチパネルの状態を第2メモリ
空間に記憶し、上記カウント値が上記所定値以下の場合
は、第1メモリ空間に格納された今回のタッチパネルの
状態に、前回のタッチパネルの状態を付加し、第1メモ
リ空間から第2メモリ空間に格納する工程と、第2メモ
リ空間に格納された情報に基づき、上記タッチパネルの
入力変化を検出する工程と、を備えたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
におけるモニタ装置のブロック図である。図において、
1はロボットや数値制御装置等の制御対象機器を制御す
るPC、2はPC1から送られてくる入出力デバイスの
デバイス値などを表示したり、PC1へデバイス値を送
りデバイス値の強制的なセットなどを行うモニタ装置、
3はモニタ装置2で表示する画面データの作成などを行
うパソコンである。
【0025】PC1において、11はCPU、12はモ
ニタ装置2と交信するためのモニタ装置I/F、13は
PC1のシステムプログラム/シーケンスプログラム/
デバイス値などが格納されるメモリである。
【0026】モニタ装置2において、21はROM25
に格納されたプログラムを実行する演算処理装置である
CPUであり、検出制御手段と機能としてタッチパネル
読取機能、タッチパネルON/OFF読取機能を有して
いる。22はタッチパネル23を装備した表示装置とし
てのCRT、24は電気的に書き込み/消去ができる不
揮発性メモリであるフラッシュメモリであり、例えば、
画面の輝度/ブザーの音量/ユーザ作成の画面データ等
のユーザデータが格納されている。25はシステムプロ
グラムが格納されたROM、26はDRAM、27はタ
ッチパネル23の状態をDRAM26内に保存する入力
制御手段としてのキーG/Aであり、タッチパネル23
において表面のすべて、または、一部が押されている状
態から放されている状態へ、あるいは放されている状態
から押されている状態へ変化したかを判定し、その変化
後のタッチパネルの状態を記憶すると共に、タッチパネ
ル入力変化を示す割込み信号を出力する。28はパソコ
ンと交信するためのパソコンI/F、29はPCと交信
するためのPCI/Fである。
【0027】パソコン3において、31はCPU、32
はモニタ装置と交信するためのパソコンのモニタ装置I
/F、33はパソコンで動作するプログラムや画面デー
タが格納されるメモリ、34はCRT、35はキーボー
ドである。
【0028】図2及び図3は、CPU21がタッチパネ
ルの状態を記憶するメモリ空間の様子を示す図であり、
図2a、図2b、図3a、図3bといった時系列でタッ
チパネル23が押された状態を示している。図におい
て、21はCPU、23はタッチパネル、27はタッチ
パネル23において表面のすべて、または、一部が押さ
れている状態から放されている状態へ、あるいは、放さ
れている状態から押されている状態へ変化したかを判定
し、タッチパネル23の状態が変化するごとにその変化
後のタッチパネルの状態を記憶すると共に、CPU21
に対して割込み信号を出力することによりタッチパネル
23を介した入力の変化を通知するキーG/Aである。
【0029】261はキーG/A27がタッチパネル2
3の状態を記憶するためのDRAM26内に設けられた
第1メモリ空間で、例えば、タッチパネル23が押され
ている位置を「1」、放されている位置を「0」として
タッチパネル23のキー配列と同じ位置に対応してい
る。262、263、264はキーG/A27が第1メ
モリ空間261に記憶したタッチパネル23の状態をC
PU21が記憶するためのDRAM26内に領域が確保
されている第2メモリ空間で、本実施の形態では、この
第2メモリ空間は3個として説明する。
【0030】なお、CPU21は、キーG/A27の割
込み信号を受け、第1メモリ空間261に記憶されたタ
ッチパネル23の情報をキーG/A27が第1メモリ空
間261にタッチパネルの状態を記憶するごとに第2メ
モリ空間262、263、264の順に記憶するととも
に、第2メモリ空間262、263、264の順にタッ
チパネルの押されている位置と放されている位置を調査
する。
【0031】次に、図4で示されるモニタ装置における
キーG/A27の動作フローチャートを用いて説明す
る。タッチパネルの表面の全て、または一部が押されて
いる状態から放されている状態への変化、或いは、放さ
れている状態から押されている状態への変化によって、
図4のフローが起動される。図2aの如く、CRT22
画面上に表示されている画面情報に基づき、タッチパネ
ル23を操作することにより、タッチパネル表面の左か
ら3つ目かつ上から1つ目のみが押されると(ステップ
S1)、ステップS2において、キーG/A27がタッ
チパネルの押されている位置を「1」、放されている位
置を「0」としてタッチパネル23のキー配列と同じ位
置の第1メモリ空間261に記憶し、ステップS3にお
いてCPU21に対して割込み信号を出力する。キーG
/A27は、図4で示されるフローチャートを継続して
行い、タッチパネル23が変化する度にCPU21に対
して割り込み指令を出力する。
【0032】次に、図5で示されるCPU21の動作フ
ローチャートを用いて説明する。CPU21は、常にキ
ーG/A27からの割込み指令の有無を検出し(ステッ
プS11)、割込み指令が有ると、ステップS12にお
いて、第1メモリ空間261の内容を、第2メモリ空間
262へ直接コピー等の処理を行い、第1メモリ空間2
61と同一内容をCPU21がアクセス可能な第2メモ
リ空間262に作成すると共に、所定のカウンタ等によ
りカウントを開始する(ステップS13)。
【0033】ステップS14では、CPU21は第2メ
モリ空間262を調査する(例えば、注目する位置を左
上から右下まで順番に動かし、その位置の情報が「1」
であるのか「0」であるのかを調べる)ことによってタ
ッチパネル表面の左から3つ目かつ上から1つ目が押さ
れていることと、その他の場所が放されていることを検
出し、そのタッチパネル表面が押された位置に対応する
所定の処理を実行し、ステップS15に移行する。
【0034】ステップS15において、例えば、40m
secの所定時間、タッチパネルの状態に変化があるか
ないかをキーG/A27からCPU21に対する割り込
み指令が有るか否かで判断し、所定時間内にタッチパネ
ルの状態変化があるときはステップS16に移行し、な
いときはステップS19に移行する。
【0035】ステップS16では、CPU21は所定時
間以内に新たに第1メモリ空間261に書込まれた内容
に対し、割込み指令を検出する直前の第2メモリ空間2
62に記憶されている情報を付加し、CPUメモリ空間
263へ記憶すると共に、ステップS27にて所定時間
を再カウントする。
【0036】例えば、図2aの状態から図2bの状態へ
とタッチパネル23の押された位置が所定時間内に変化
した場合、第2メモリ空間262に記憶されているタッ
チパネル表面の左から3つ目かつ上から1つ目のみが押
されていることが、新たにキーG/A27により検出さ
れたタッチパネル表面の左から6つ目かつ上から3つ目
のみが押されている情報に付加され、CPUメモリ空間
263に示されるように、タッチパネル表面の左から3
つ目かつ上から1つ目、及び左から6つ目かつ上から3
つ目が押されていることを示す位置に「1」が格納され
る(図2b参照)。
【0037】そして、ステップS18においてCPU2
1はCPUメモリ空間263を調査することによってタ
ッチパネル表面の左から3つ目かつ上から1つ目、及び
が左から6つ目かつ上から3つ目が押されていることを
検出し、そのタッチパネル表面が押された位置に対応す
る所定の処理を実行する。
【0038】また仮に、図2bの状態から図3aの如く
タッチパネル23のいずれも押されていない状態へと所
定時間内に変化した場合も、CPUメモリ空間263に
記憶されているタッチパネル表面の左から3つ目かつ上
から1つ目、及び左から6つ目かつ上から3つ目が押さ
れていることが、第1メモリ空間261の全てが「0」
の情報に付加されることにより、タッチパネル23が押
されていないにもかかわらず、CPUメモリ空間264
に対しては、タッチパネル表面の左から3つ目かつ上か
ら1つ目、及び左から6つ目かつ上から3つ目が押され
ていることを示す位置に「1」が格納される(図3a参
照)。すなわち、チャタリングによりタッチパネル23
表面の押下が検出されなくなったとしても、所定時間以
内なら、直前のCPUメモリ空間263の状態が保持さ
れるので、タッチパネル表面の左から3つ目かつ上から
1つ目の位置、及び左から6つ目かつ上から3つ目が押
されなくなったことは検出されない。
【0039】図3aの状態から図3bの状態へと所定時
間内にタッチパネル23表面の入力がなければ、ステッ
プS19に移行し、キーG/A27の記憶した第1メモ
リ空間261の情報(全てが「0」)を、第2メモリ空
間262に記憶し、ステップS20にて、CPU21は
第2メモリ空間262を調査することによってタッチパ
ネル表面全てが押されていないことを検出し、一連の処
理を終了する。
【0040】本実施の形態によれば、CPU21は、キ
ーG/A27からの割込み信号により、カウントを開始
し、一般的にチャタリングが発生する時間である例えば
約40msec程度の時間は、新たなキーG/A27か
らの割り込みがあったとしても、直前のタッチパネルの
状態を保持しておき、所定時間内のON/OFFが繰り
返されるチャタリングを防止することができると共に、
新たにタッチパネルが押された情報(図2b参照)は、
確実に検出し、タッチパネル制御に関する信頼性が向上
する。なお、チャタリング防止の際に、所定時間内のタ
ッチパネルの放されている状態のみを無視するので、チ
ャタリングを防止するために所定時間タッチパネルを押
し続けなければならないといったタッチパネルの動作時
間に影響を与えることがない。
【0041】実施の形態2.本実施の形態2では、タッ
チパネル23の所定部分を押すことにより、タッチパネ
ルの状態変化を待つ所定時間を可変とすることができる
ようにしたものであり、本実施の形態において、タッチ
パネル表面の左から1つ目かつ上から1つ目の位置に所
定時間変更ボタンを設け、その所定時間変更ボタンが押
されたときのみに所定時間を例えば40msecから8
0msecに変更するものである。図6は、本実施の形
態におけるCPU21の動作フローチャートを示したも
のであり、このフローチャートを用いて本実施の形態の
動作を説明する。
【0042】キーG/A27の動作は、上述した図4に
おける動作と同様に、タッチパネルの状態変化を検出
し、タッチパネルの状態を第1メモリ空間261に記憶
し、CPU21に対して割込み指令を行う。
【0043】CPU21は、常にキーG/A27からの
割込み指令の有無を検出し(ステップS21)、割込み
指令が有ると、ステップS22において、第1メモリ空
間261の内容を、第2メモリ空間262へ直接コピー
等の処理を行い、第1メモリ空間261と同一内容をC
PU21がアクセス可能な第2メモリ空間262に作成
すると共に、所定のカウンタ等によりカウントを開始す
る(ステップS23)。
【0044】ステップS24では、CPU21は第2メ
モリ空間262を調査することによってタッチパネル表
面の押されている位置を検出し、例えば、タッチパネル
表面の左から1つ目かつ上から1つ目の位置に設けられ
た所定時間変更ボタンが押されたことを確認すると、ス
テップS25において、タッチパネルの状態の変化を待
つ所定時間を40msecから80msecに変更す
る。すなわち、CPUメモリ空間の左から1つ目かつ上
から1つ目の情報が「0」か「1」かを調べ、「0」の
時には所定時間を40msecに、「1」の時には所定
時間を80msecに変更し、ステップS26で割込み
指令有無の判断の所定時間を変更する。
【0045】ステップS26において、所定時間タッチ
パネルの状態に変化があるかないかをキーG/A27か
らCPU21に対する割り込み指令が有るか否かで判断
し、所定時間内にタッチパネルの状態変化があるときは
ステップS27に移行し、ないときはステップS30に
移行する。
【0046】ステップS27では、CPU21は所定時
間以内に新たに第1メモリ空間261に書込まれた内容
に対し、割込み指令を検出する直前の第2メモリ空間2
62記憶されている情報を付加し、CPUメモリ空間2
63へ記憶すると共に、ステップS28にて所定時間を
再カウントする。
【0047】そして、ステップS29においてCPU2
1はCPUメモリ空間を調査することによってタッチパ
ネル表面の押されている位置に対応する所定の処理を実
行する。
【0048】ステップS26における所定時間内の割込
み指令がなければ、ステップS30において、キーG/
A27の記憶した第1メモリ空間261の情報を、第2
メモリ空間262に記憶し、ステップS31にて、CP
U21は第2メモリ空間262を調査することによって
タッチパネル表面の押された位置に対応する処理を行
い、一連の処理を終了する。
【0049】本実施の形態によれば、タッチパネル23
の所定領域に設けた所定時間変更ボタンを押すことによ
り、所定時間を容易に変更することができ、タッチパネ
ルを放したときの動作の応答時間をできるだけ短くした
いときは所定時間を短くする、あるいは、タッチパネル
のチャタリングをできるだけ押さえたいときは所定時間
を長くすることによって、容易にタッチパネルの動作の
特性を変更することができる。
【0050】
【発明の効果】この発明によれば、タッチパネルを押し
たときの動作の応答時間に影響を与えることなくチャタ
リングを防止すると共に、押された情報は確実に検出す
ることができる。また、タッチパネルの検出のための所
定時間を設けているため、過去にタッチパネルが押され
た情報がいつまでも残ることなく、必要な情報のみ検出
することができ、タッチパネル検出の信頼性が向上す
る。さらに、所定時間を可変とすることにより、タッチ
パネルの動作の特性を変更することができ、使い勝手が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明におけるモニタシステムのハードウェ
ア構成を示すハードウェアブロック図である。
【図2】 モニタ装置におけるメモリ空間の状態を示し
た状態図である。
【図3】 モニタ装置におけるメモリ空間の状態を示し
た状態図である。
【図4】 モニタ装置におけるキーG/Aの動作フロー
チャートである。
【図5】 モニタ装置におけるCPUの動作フローチャ
ートである。
【図6】 モニタ装置におけるCPUの動作フローチャ
ートである。
【図7】 従来のモニタシステムのハードウェア構成を
示すハードウェアブロック図である。
【図8】 従来のモニタシステムにおける機能ブロック
図である。
【図9】 モニタ装置におけるタッチパネルの状態を記
憶するメモリ空間の様子を示す図である。
【図10】 モニタ装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
2 モニタ装置、21 CPU、23 タッチパネル、
26 DRAM、27 キーG/A。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タッチパネルの入力変化を検出し、変化
    後の状態を第1メモリ空間に記憶すると共に、タッチパ
    ネル入力変化を示す割込み信号を出力する入力制御手段
    と、 この入力制御手段からの割込み信号ごとに、上記タッチ
    パネルの状態を上記第1メモリ空間から所定の第2メモ
    リ空間に対して記憶し、該第2メモリ空間を調査するこ
    とにより上記タッチパネルの入力位置を検出する検出制
    御手段と、を備えたタッチパネル制御装置において、 上記検出制御手段は、上記入力制御手段からの割込み信
    号を入力する度に、前回の割込み信号により上記第2メ
    モリ空間に記憶されている情報を、今回新たに発生した
    割込み信号に基づく第1メモリ空間の情報に付加し、上
    記第2メモリ空間に記憶することを特徴とするタッチパ
    ネル制御装置。
  2. 【請求項2】 第2メモリ空間を複数設け、割込み信号
    発生毎に異なる上記第2メモリ空間に対して順番に格納
    することを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル制
    御装置。
  3. 【請求項3】 前回の割込み信号から今回新たに発生し
    た割込み信号までの時間を計測し、この時間が所定時間
    を超えた場合は、前回の割込み信号により記憶されてい
    る情報を、今回新たに発生した割込み信号に基づく第2
    メモリ空間への情報に付加しないことを特徴とする請求
    項1または2に記載のタッチパネル制御装置。
  4. 【請求項4】 所定時間変更手段を備え、前回の割込み
    信号から今回新たに発生した割込み信号までの時間と比
    較するための所定時間を変更することを特徴とする請求
    項3に記載のタッチパネル制御装置。
  5. 【請求項5】 タッチパネルの入力変化を件出し、変化
    後の状態を第1メモリ空間に記憶する工程と、 第1メモリ空間に格納された今回のタッチパネルの状態
    に、前回のタッチパネルの状態を付加し、第1メモリ空
    間から第2メモリ空間に格納する工程と、第2メモリ空
    間に格納された情報に基づき、上記タッチパネルの入力
    変化を検出する工程と、を備えたタッチパネルの制御方
    法。
  6. 【請求項6】 タッチパネルの入力変化を件出し、変化
    後の状態を第1メモリ空間に記憶すると共に、タッチパ
    ネル入力変化を示す割込み信号を出力する工程と、 この割込み信号ごとにカウントを開始し、このカウント
    値と予め設定された所定値と比較することにより、上記
    カウント値が上記所定値を超えた場合は上記第1メモリ
    空間に記憶された上記タッチパネルの状態を第2メモリ
    空間に記憶し、上記カウント値が上記所定値以下の場合
    は、第1メモリ空間に格納された今回のタッチパネルの
    状態に、前回のタッチパネルの状態を付加し、第1メモ
    リ空間から第2メモリ空間に格納する工程と、 第2メモリ空間に格納された情報に基づき、上記タッチ
    パネルの入力変化を検出する工程と、を備えたタッチパ
    ネルの制御方法。
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