JPH11140513A - 球状ニッケル粉末の製造方法 - Google Patents

球状ニッケル粉末の製造方法

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JPH11140513A
JPH11140513A JP22218298A JP22218298A JPH11140513A JP H11140513 A JPH11140513 A JP H11140513A JP 22218298 A JP22218298 A JP 22218298A JP 22218298 A JP22218298 A JP 22218298A JP H11140513 A JPH11140513 A JP H11140513A
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nickel
powder
alkaline earth
earth metal
nickel powder
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JP22218298A
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Noriyuki Nagase
範幸 長瀬
Isao Abe
功 阿部
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平均粒径が0.1〜2μmであり、粒子形状
が球状のニッケル粉末を安価に製造する方法を提供す
る。 【解決手段】 マグネシウムやカルシウムの化合物粉末
と、ニッケル化合物粉末とを混合する第1工程と、第1
工程で得られた混合物中のニッケルを水素雰囲気で金属
ニッケルに還元する第2工程と、第2工程で得られた還
元生成物中の金属ニッケル粒子の球形性と結晶性を向上
させるために800〜1500℃で加熱する第3工程
と、第3工程で得られた加熱物中のマグネシウムやカル
シウムの化合物を酸で溶解し除去する第4の工程とから
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば高積層セラ
ミックコンデンサ(以下、MLCという)の内部電極形
成用の導電ペーストを作製するために用いられる球状ニ
ッケル粉末の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】小形で高容量のMLCの製造では、パラ
ジウムに代表される貴金属ペーストをチタン酸バリウム
で代表される誘電体グリーンシートに印刷し、乾燥し
て、内部電極が交互に重なるようにして積層し、熱圧着
した後にチップ形状に切断して脱バインダーし、内部電
極と誘電体グリーンシートとを1300℃程度の温度域
で焼結し、次いでAgなどの外部電極を形成する。
【0003】しかしながら、このMLCを得るためには
積層数を多くしなければならず、これによって、高価な
貴金属ペーストの使用量は激増し、MLCを低価格で供
給することの妨げとなっていた。
【0004】そこで、内部電極にニッケルなどの卑金属
を用いることでMLCのコストダウンを図る試みがなさ
れ、近年では、ニッケルを内部電極とするMLCの市場
占有率が急増し、その動きが著しい。ニッケル内部電極
MLCは、その製品群が今後益々高容量タイプへと移行
していくことが充分に予想される。
【0005】ところで、MLCの製造に用いられるニッ
ケルペーストの性能は、その構成成分であるニッケル粉
末の特性によってほぼ決定される。上記の要求を具現す
るために必要なニッケル粉末の特性としては、(1)平
均粒径が0.1〜2μmであること、(2)粒子形状が
球状であることが挙げられる。
【0006】ニッケル粉末の製造方法としては、既に、
種々な方法が知られている。また、その製造方法は、
(1)酸化ニッケル粉末、水酸化ニッケル粉末または炭
酸ニッケル粉末を水素ガスにより還元処理する乾式還元
法、(2)溶融状態の金属ニッケルをノズルなどから吹
き出しアルゴンガスなどの不活性ガスで急冷するガスア
トマイズ法、(3)ニッケル水溶液を還元処理する湿式
還元法などに大別される。
【0007】上記製造方法において、乾式還元法および
ガスアトマイズ法では、10μm以下の粒径の球形粒子
を均一に製造することが困難である。そこで、上記2方
法によって10μm以下の粒子を製造する場合、分級に
より10μmより大きい粒子を除いているが、10μm
以下の粒子の歩留まりが悪いので、ニッケル粉末が非常
に高価になる。
【0008】また、湿式還元法では、一般に還元反応が
急速に進行し、得られるニッケル粉末の粒径が過度に小
さくなりやすいために、有機酸やアンモニアなどの錯体
形成剤を添加して、還元反応速度をコントロールしてい
る。しかし、このような錯体形成剤を使用すると、困難
な廃液処理が伴うので、製造したニッケル粉末が高価に
なる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の問題点を解決し、平均粒径が0.1〜2μmであり、
粒子形状が球状のニッケル粉末を安価に製造する方法を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による球状ニッケ
ル粉末の製造方法は、アルカリ土類金属化合物粉末と、
ニッケル化合物粉末とを混合する第1工程と、第1工程
で得られた混合物中のニッケルを金属ニッケルに還元す
るために、該混合物を水素雰囲気で複合酸化物の生成を
防止しつつ加熱する第2工程と、第2工程で得られた加
熱物中のアルカリ土類金属を酸で溶解し除去する第3工
程とからなることを特徴とする。
【0011】また、アルカリ土類金属化合物粉末と、ニ
ッケル化合物粉末とを混合する第1工程と、第1工程で
得られた混合物中のニッケルを金属ニッケルに還元する
ために、該混合物を水素雰囲気で複合酸化物の生成を防
止しつつ加熱する第2工程と、第2工程で得られた加熱
物中の金属ニッケル粒子の球形性を向上させるために、
該加熱物を非酸化性雰囲気で粒子の粗大化を防止しつつ
加熱する第3工程と、第3工程で得られた加熱物中のア
ルカリ土類金属を酸で溶解し除去する第4工程とからな
ることを特徴とする。
【0012】ここで、前記第1工程における混合は、固
体同士で行うのが好ましい。
【0013】また、当該混合は、(1)アルカリ土類金
属水溶液にニッケル化合物粉末を懸濁させた後、苛性ア
ルカリまたは炭酸アルカリを添加して、アルカリ土類金
属化合物の沈殿を生成させながら行う、(2)ニッケル
水溶液にアルカリ土類金属化合物粉末を懸濁させた後、
苛性アルカリまたは炭酸アルカリを添加して、ニッケル
化合物の沈殿を生成させながら行う、(3)アルカリ土
類金属とニッケルとの水溶液に苛性アルカリまたは炭酸
アルカリを添加して、アルカリ土類金属化合物の沈殿お
よびニッケル化合物の沈殿を生成させながら行うことが
できる。
【0014】さらに、上記第1工程における混合は、ア
ルカリ土類金属化合物粉末の量と、ニッケル量との重量
比が0.05〜3となるように行うのが好ましい。
【0015】一方、(1)第2工程における加熱は、3
50〜700℃で行う、(2)第3工程における加熱
は、800〜1500℃で行うのが好ましい。
【0016】また、第4工程における酸は、使用量と、
アルカリ土類金属を溶解するのに必要な理論量との重量
比が1.0〜1.1となるように用いるのが好ましい。
【0017】さらに、(1)前記アルカリ土類金属化合
物は、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、水酸化マ
グネシウム、酸化カルシウム、炭酸カルシウムおよび水
酸化カルシウムよりなる群から選ばれた少なくとも1種
である、(2)ニッケル化合物は、酸化ニッケル、炭酸
ニッケルおよび水酸化ニッケルよりなる群から選ばれた
少なくとも1種であることが好ましい。
【0018】なお、製造された球状ニッケル粉末は、平
均粒径が0.1〜2μmであることが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明者は、上記課題を解決すべ
く鋭意研究を行った結果、(1)上記従来の乾式還元法
においてニッケル化合物を水素ガスにより還元処理する
際、10μm以下の粒子の歩留まりが悪いのは、生成し
たニッケル粉末粒子同士の焼結や融着による粒子の粗大
化のためであること、(2)アルカリ土類金属化合物が
上記焼結・融着に対する障壁として働いて、それを防止
すること、および(3)アルカリ土類金属化合物がニッ
ケルより酸易溶性のため、アルカリ土類金属化合物を酸
で溶解し、ニッケル粉末から分離除去しやすいことを見
いだした。
【0020】すなわち、第1発明の球状ニッケル粉末の
製造方法は、アルカリ土類金属化合物粉末と、ニッケル
化合物粉末とを混合する第1工程と、第1工程で得られ
た混合物中のニッケルを金属ニッケルに還元するため
に、該混合物を水素雰囲気で複合酸化物の生成を防止し
つつ加熱する第2工程と、第2工程で得られた加熱物中
のアルカリ土類金属を酸で溶解し除去する第3工程とか
らなる。
【0021】第2発明の球状ニッケル粉末の製造方法
は、第1発明の加熱(第1の加熱)で得られた加熱物中
の金属ニッケル粒子の球形性および結晶性を向上させる
ために、該加熱物に対して非酸化性雰囲気で粒子の粗大
化を防止しつつ加熱(第2の加熱)をした後、第1発明
の酸による溶解分離を行うものである。
【0022】各工程について、以下に詳述する。
【0023】[混合]混合に供されるアルカリ土類金属
化合物は、例えば、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウ
ム、水酸化マグネシウム、酸化カルシウム、炭酸カルシ
ウム、水酸化カルシウムである。また、ニッケル化合物
は、例えば、酸化ニッケル、炭酸ニッケル、水酸化ニッ
ケルである。
【0024】アルカリ土類金属化合物粉末は、第1およ
び第2の加熱中、固体として存在し(熱分解するもの
は、熱分解生成物)、還元によって生成したニッケル粉
末粒子同士の焼結や融着に対する障壁として働き、該ニ
ッケル粉末粒子が粗大化するのを防止する。アルカリ土
類金属化合物粉末のこの粗大化防止作用は、ニッケル粉
末粒子との濡れ性の悪さに起因するものと思われる。ま
た、アルカリ土類金属化合物粉末は、ニッケル粉末粒子
より酸易溶性のため、酸により容易に溶解し、ニッケル
粉末と分離されやすい。
【0025】上記粗大化防止作用のために、アルカリ土
類金属化合物粉末の添加は重要である。これらを有効に
発揮させるために、アルカリ土類金属化合物粉末とニッ
ケル化合物粉末とをよく混合し、アルカリ土類金属化合
物粒子をニッケル化合物粒子中に充分均一に分散させ
る。そのために、例えば、次の混合法が好ましい。
【0026】(1)アルカリ土類金属化合物粉末(固
体)とニッケル化合物粉末(固体)とを純水に懸濁させ
攪拌するか、ボールミル、ビーズミル等の粉砕機内の純
水中で粉砕混合する。
【0027】(2)アルカリ土類金属水溶液にニッケル
化合物粉末を懸濁させた後、苛性アルカリまたは炭酸ア
ルカリを添加して、アルカリ土類金属化合物の沈殿を生
成させながら混合する。
【0028】(3)ニッケル水溶液にアルカリ土類金属
化合物粉末を懸濁させた後、苛性アルカリまたは炭酸ア
ルカリを添加して、ニッケル化合物の沈殿を生成させな
がら混合する。
【0029】(4)アルカリ土類金属とニッケルとの水
溶液に苛性アルカリまたは炭酸アルカリを添加して、ア
ルカリ土類金属化合物の沈殿およびニッケル化合物の沈
殿を生成させながら混合する。
【0030】なお、上記(1)〜(4)のようにして得
たスラリーは固液分離し、固形分は水洗、乾燥、解砕な
どを適宜行う。また、上記(1)〜(4)では、酸化カ
ルシウムなど水と反応しやすいものは用いないようにす
る。
【0031】本発明の混合において、アルカリ土類金属
化合物粉末の量と、ニッケル量との重量比が0.05〜
3となるように混合するのが好ましい。この重量比が
0.05未満では、上記粗大化防止作用が十分発揮され
ず、一方、3より多くしても、上記粗大化防止作用がよ
り以上に増大しないだけでなく、後工程で溶解分離する
ために使用する酸の量が増加する。
【0032】[第1の加熱]還元するための加熱温度
は、350〜700℃が好ましい。350℃未満では、
未還元のニッケル化合物が残存し、後工程の溶解分離で
酸に溶解し難く、ニッケル粉末中に不純物として混入す
る。さらに、この残存したニッケル化合物は、後工程の
第2の加熱において、アルカリ土類金属化合物と反応し
て、複合酸化物を生成する。そして、この複合酸化物
も、後工程の溶解分離で酸に溶解し難く(従ってアルカ
リ土類金属化合物の上記溶解分離性も低下し)、アルカ
リ土類金属がニッケル粉末中に不純物として高濃度に混
入する。
【0033】一方、上記加熱温度が700℃を超える
と、アルカリ土類金属化合物とニッケル化合物とが反応
して複合酸化物を生成する。そして、この複合酸化物
は、水素還元が困難であるだけでなく、上記したように
酸に溶解し難い。従って、アルカリ土類金属が、ニッケ
ル粉末中に不純物として高濃度に混入する。
【0034】[第2の加熱]第2発明では、第1の加熱
物を800〜1500℃まで昇温し第2の加熱を行う。
この加熱により、ニッケル粉末粒子の球形性だけでな
く、結晶性、従って耐酸化性も向上する。
【0035】上記加熱温度が800℃未満では、上記効
果が十分得られず、一方1500℃を超えると、ニッケ
ル粉末粒子が液滴となり、またアルカリ土類金属化合物
粒子が焼結や融着を起こすため、ニッケル粉末粒子が粗
大化し易く、かつ球形を保ち難くなる。焼結・融着した
アルカリ土類金属化合物は酸溶解性が悪くなるので、後
工程で行う酸による溶解除去を不十分にするだけでな
く、分離されたニッケル粉末に不純物として混入する。
加熱雰囲気は、還元性、不活性、真空などの非酸化性で
よい。
【0036】[溶解分離]第1の加熱または、第2の加
熱で得られた加熱物を酸洗し、含まれるアルカリ土類金
属化合物を溶解し、ニッケル粉末から分離除去する。こ
こで使用する酸の種類は特に制限はない。酸使用量は、
ニッケル粉末粒子をできるだけ溶解しないように、好ま
しくは、含まれるアルカリ土類金属化合物を溶解するの
に必要な理論量との重量比が1.0〜1.1となるよう
にする。
【0037】
【実施例】[実施例1] (1)水酸化ニッケルと水酸化マグネシウムとの混合 100gの試薬水酸化ニッケルと、30gの試薬1級水
酸化マグネシウムとを1リットルの純水に懸濁させ、攪
拌機で30分間攪拌し、吸引ろ過により固液分離した
後、80℃で12時間固形物を大気乾燥した。乾燥物は
乳鉢で解砕した。
【0038】(2)第1の加熱 水素気流(毎分2リットル)の管状加熱炉(炉内断面
積:71cm2 )中400℃で1時間解砕物を加熱し
た。
【0039】(3)第2の加熱 第1の加熱後、雰囲気を水素から窒素に変えながら12
50℃まで昇温し、1250℃を30分保持した。
【0040】(4)マグネシウム化合物の溶解除去 第2の加熱物を1リットルの純水に懸濁させ、55gの
試薬1級硫酸を添加し、30分間攪拌して、含まれるマ
グネシウム化合物を溶解した。
【0041】溶解後、吸引ろ過により固液分離した。分
離されたニッケル粉末は、1リットルの純水で2回水洗
し、60℃で12時間大気乾燥した。以上の操作で60
gのニッケル粉末を得た。
【0042】(5)ニッケル粉末の物性評価 製造されたニッケル粉末について、粒子形状、平均粒径
を測定した。なお、この測定は、走査型電子顕微鏡で観
察することによった。その結果、粒子形状は球形、平均
粒径は0.5μmであった。走査型電子顕微鏡写真(倍
率:10000倍)を図1に示す。
【0043】(6)ニッケル粉末の分析 製造されたニッケル粉末を硝酸で溶解し、ICP発光分
析を行い、マグネシウム含有量を測定した。その結果、
ニッケル粉末のマグネシウム含有量は、200重量pp
mであった。
【0044】[実施例2] (1)水酸化ニッケルと水酸化マグネシウムとの混合 50gの試薬水酸化ニッケルと、80gの試薬1級水酸
化マグネシウムとをボールミルで純水中24時間粉砕、
混合し、吸引ろ過により固液分離した後、80℃で12
時間固形物を大気乾燥した。乾燥物は乳鉢で解砕した。
【0045】(2)第1の加熱 水素気流(毎分1リットル)の管状加熱炉(炉内断面
積:71cm2 )中450℃で1時間解砕物を加熱し
た。
【0046】(3)第2の加熱 第1の加熱後、雰囲気を水素から窒素に変えながら10
00℃まで昇温し、1000℃を2時間保持した。
【0047】(4)マグネシウム化合物の溶解除去 第2の加熱物を0.5リットルの純水に懸濁させ、9
6.2gの試薬1級硫酸を添加し30分間攪拌して、含
まれるマグネシウム化合物を溶解した。
【0048】溶解後、吸引ろ過により固液分離した。分
離されたニッケル粉末は、1リットルの純水で2回水洗
し、60℃で12時間大気乾燥した。以上の操作で31
gのニッケル粉末を得た。
【0049】(5)ニッケル粉末の物性評価 製造されたニッケル粉末について、粒子形状、平均粒径
を実施例1と同様にして測定した。その結果、粒子形状
は球形で、平均粒径は0.27μmであった。
【0050】(6)ニッケル粉末の分析 製造されたニッケル粉末を硝酸で溶解し、ICP発光分
析を行い、マグネシウム含有量を測定した。その結果、
ニッケル粉末のマグネシウム含有量は、300重量pp
mであった。
【0051】[実施例3] (1)水酸化ニッケルと炭酸カルシウムとの混合 31gの試薬1級塩化カルシウム(2水和物)を0.5
リットルの純水に溶解した水溶液に、50gの試薬水酸
化ニッケルを懸濁させた。そこに、25gの試薬1級炭
酸ナトリウム(無水)を0.1リットルの純水に溶解し
た水溶液を添加して沈殿(炭酸カルシウム)を生成させ
ながら、室温で30分間攪拌した。得られたスラリーを
吸引ろ過により固液分離した後、1リットルの純水で2
回固形物を水洗ろ過し、80℃で12時間大気乾燥し
た。乾燥物は乳鉢で解砕した。
【0052】(2)第1の加熱 水素気流(毎分1リットル)の管状加熱炉(炉内断面
積:71cm2 )中500℃で1時間解砕物を加熱し
た。
【0053】(3)第2の加熱 第1の加熱後、雰囲気を水素から窒素に変えながら14
00℃まで昇温し、1400℃を30分保持した。
【0054】(4)カルシウム化合物の溶解除去 第2の加熱物を0.5リットルの純水中に入れ15分間
攪拌して、崩壊させた後、39mlの試薬1級塩酸(濃
度:36%)を添加し30分間攪拌して、含まれるカル
シウム化合物を溶解した。
【0055】溶解後、吸引ろ過により固液分離した。分
離されたニッケル粉末は、1リットルの純水で2回水洗
し、60℃で12時間大気乾燥した。以上の操作で29
gのニッケル粉末を得た。
【0056】(5)ニッケル粉末の物性評価 製造されたニッケル粉末について、粒子形状、平均粒径
を実施例1と同様にして測定した。その結果、粒子形状
は球形で、平均粒径は1.2μmであった。
【0057】(6)ニッケル粉末の分析 製造されたニッケル粉末を硝酸で溶解し、ICP発光分
析を行い、カルシウム含有量を測定した。その結果、ニ
ッケル粉末のカルシウム含有量は、60重量ppmであ
った。
【0058】[実施例4] (1)水酸化ニッケルの調製 攪拌下で60℃に加温された反応系に、塩化ニッケル水
溶液を一定流量で反応系に供給し、反応系pHを9.0
に保持するように、攪拌下で60℃に加温しながら水酸
化ナトリウム水溶液を添加した。反応生成物(水酸化ニ
ッケル)が反応系で2時間滞留するように、オーバーフ
ローにより反応生成物を連続的に取り出した。反応系が
安定し、生成物の性状が安定した後、反応生成物を採取
し、取り出した反応生成物をろ過、水洗、乾燥して、1
00gの水酸化ニッケルを調製した。
【0059】(2)水酸化ニッケルと水酸化マグネシウ
ムとの混合 上記で調製した100gの水酸化ニッケルと、100g
の工業用水酸化マグネシウムとをボールミルで粉砕、混
合した。
【0060】(3)第1の加熱 水素気流(毎分1リットル)の管状加熱炉(炉内断面
積:71cm2 )中480℃で1時間混合物を加熱し
た。
【0061】(4)第2の加熱 第1の加熱後、雰囲気を水素から窒素に変えながら11
00℃まで昇温し、1100℃を2時間保持した。
【0062】(5)マグネシウム化合物の溶解除去 第2の加熱物を1リットルの純水に懸濁させ、192g
の試薬1級硫酸を添加し30分間攪拌して、含まれるマ
グネシウム化合物を溶解した。
【0063】溶解後、吸引ろ過により固液分離した。分
離されたニッケル粉末は、1リットルの純水で2回水洗
し、60℃で12時間大気乾燥した。以上の操作で60
gのニッケル粉末を得た。
【0064】(6)ニッケル粉末の物性評価 製造されたニッケル粉末について、粒子形状、平均粒径
を実施例1と同様にして測定した。その結果、粒子形状
は球形で、平均粒径は0.8μmであった。
【0065】(7)ニッケル粉末の分析 製造されたニッケル粉末を硝酸で溶解し、ICP発光分
析を行い、マグネシウム含有量を測定した。その結果、
ニッケル粉末のマグネシウム含有量は、500重量pp
mであった。
【0066】[実施例5] (1)水酸化ニッケルと水酸化マグネシウムとの混合 129.7g/lの塩化ニッケル水溶液と、60g/l
の塩化マグネシウム水溶液とを同じ流量で反応系に供給
し、反応系pHを11.5に保持するように、攪拌下で
80℃に加温しながら水酸化ナトリウム水溶液を添加し
た。反応生成物(水酸化ニッケル、水酸化マグネシウ
ム)が反応系で10時間滞留するように、オーバーフロ
ーにより反応生成物を連続的に取り出した。反応生成物
の性状が安定した後、生成物を採取し、取り出した反応
生成物をろ過、水洗、乾燥して、100gの混合物を作
製した。
【0067】(2)第1の加熱 水素気流(毎分1リットル)の管状加熱炉(炉内断面
積:71cm2 )中450℃で1時間混合物を加熱し
た。
【0068】(3)第2の加熱 第1の加熱後、雰囲気を水素から窒素に変えながら12
00℃まで昇温し、1200℃を30分保持した。
【0069】(4)マグネシウム化合物の溶解除去 第2の加熱物を1リットルの純水に懸濁させ、55gの
試薬1級硫酸を添加し30分間攪拌して、含まれるマグ
ネシウム化合物を溶解した。
【0070】溶解後、吸引ろ過により固液分離した。分
離されたニッケル粉末は、1リットルの純水で2回水洗
し、60℃で12時間大気乾燥した。以上の操作で39
gのニッケル粉末を得た。
【0071】(5)ニッケル粉末の物性評価 製造されたニッケル粉末について、粒子形状、平均粒径
を実施例1と同様にして測定した。その結果、粒子形状
は球形で、平均粒径は0.3μmであった。
【0072】(6)ニッケル粉末の分析 製造されたニッケル粉末を硝酸で溶解し、ICP発光分
析を行い、マグネシウム含有量を測定した。その結果、
ニッケル粉末のマグネシウム含有量は、400重量pp
mであった。
【0073】[実施例6] (1)塩基性炭酸ニッケルと水酸化マグネシウムとの混
合 50gの試薬塩基性炭酸ニッケルと、10gの工業用水
酸化マグネシウムとを純水1リットルでスラリー状とし
てボールミルで粉砕、混合した。その混合物を固液分離
後、110℃で12時間大気乾燥し、乾燥後乳鉢で解砕
した。
【0074】(2)第1の加熱 水素気流(毎分1リットル)の管状加熱炉(炉内断面
積:71cm2 )中600℃で1時間解砕物を加熱し
た。
【0075】(3)第2の加熱 第1の加熱後、雰囲気を水素から窒素に変えながら10
00℃まで昇温し、30分間保持した。
【0076】(4)マグネシウム化合物の溶解除去 第2の加熱物を1リットルの純水に懸濁させ、19gの
試薬1級硫酸を添加し30分間攪拌して、含まれるマグ
ネシウム化合物を溶解した。
【0077】溶解後、吸引ろ過により固液分離した。分
離されたニッケル粉末は、1リットルの純水で2回水洗
し、80℃で12時間大気乾燥した。以上の操作で19
gのニッケル粉末を得た。
【0078】(5)ニッケル粉末の物性評価 製造されたニッケル粉末について、粒子形状、平均粒径
を実施例1と同様にして測定した。その結果、粒子形状
は球形で、平均粒径は0.6μmであった。
【0079】(6)ニッケル粉末の分析 製造されたニッケル粉末を硝酸で溶解し、ICP発光分
析を行い、マグネシウム含有量を測定した。その結果、
ニッケル粉末のマグネシウム含有量は、500重量pp
mであった。
【0080】[実施例7] (1)塩基性炭酸ニッケルと炭酸カルシウムとの混合 50gの試薬塩基性炭酸ニッケルと、21gの試薬1級
炭酸カルシウムとを純水1リットルでスラリー状として
ボールミルで粉砕、混合した。その混合物を固液分離
後、110℃で12時間大気乾燥し、乾燥後乳鉢で解砕
した。
【0081】(2)第1の加熱 水素気流(毎分1リットル)の管状加熱炉(炉内断面
積:71cm2 )中600℃で1時間解砕物を加熱し
た。
【0082】(3)第2の加熱 第1の加熱後、雰囲気を水素から窒素に変えながら10
00℃まで昇温し、30分間保持した。
【0083】(4)カルシウム化合物の溶解除去 第2の加熱物を0.5リットルの純水に懸濁させ、39
mlの試薬1級塩酸(濃度:36%)を添加し30分間
攪拌して、含まれるカルシウム化合物を溶解した。
【0084】溶解後、吸引ろ過により固液分離した。分
離されたニッケル粉末は、1リットルの純水で2回水洗
し、80℃で12時間大気乾燥した。以上の操作で20
gのニッケル粉末を得た。
【0085】(5)ニッケル粉末の物性評価 製造されたニッケル粉末について、粒子形状、平均粒径
を実施例1と同様にして測定した。その結果、粒子形状
は球形で、平均粒径は0.8μmであった。
【0086】(6)ニッケル粉末の分析 製造されたニッケル粉末を硝酸で溶解し、ICP発光分
析を行い、カルシウム含有量を測定した。その結果、ニ
ッケル粉末のカルシウム含有量は、100重量ppmで
あった。
【0087】[比較例1] (1)塩基性炭酸ニッケルと水酸化マグネシウムとの混
合 100gの試薬塩基性炭酸ニッケルと、21gの工業用
水酸化マグネシウムとを純水1リットルでスラリー状と
してボールミルで粉砕、混合した。その混合物を吸引ろ
過により固液分離した後、80℃で12時間固形物を大
気乾燥した。乾燥物は乳鉢で解砕した。
【0088】(2)加熱 管状加熱炉(炉内断面積:71cm2 )に解砕物をいれ
て常温から毎分15℃のスピードで1000℃まで昇温
し、そのまま30分間保持した。その際の雰囲気は、4
00℃までは窒素、400℃から水素(流量:毎分1リ
ットル)に切り換えた。
【0089】(3)マグネシウム化合物の溶解除去 加熱物を1リットルの純水に懸濁させ、39gの試薬1
級硫酸を添加し30分間攪拌して、含まれるマグネシウ
ム化合物を溶解した。
【0090】溶解後、吸引ろ過により固液分離した。分
離されたニッケル粉末は、1リットルの純水で2回水洗
し、60℃で12時間大気乾燥した。以上の操作で40
gのニッケル粉末を得た。
【0091】(4)ニッケル粉末の物性評価 製造されたニッケル粉末について、粒子形状、平均粒径
を実施例1と同様にして測定した。その結果、粒子形状
は球形で、平均粒径は0.5μmであった。
【0092】(5)ニッケル粉末の分析 製造されたニッケル粉末を硝酸で溶解し、ICP発光分
析を行い、マグネシウム含有量を測定した。その結果、
ニッケル粉末のマグネシウム含有量は、3.2重量%で
あった。
【0093】[比較例2] (1)塩基性炭酸ニッケルと炭酸カルシウムとの混合 100gの試薬塩基性炭酸ニッケルと、42gの試薬1
級炭酸カルシウムとを純水1リットルでスラリー状とし
てボールミルで粉砕、混合した。その混合物を固液分離
後、110℃で12時間大気乾燥し、乾燥後乳鉢で解砕
した。
【0094】(2)加熱 管状加熱炉(炉内断面積:71cm2 )に解砕物をいれ
て常温から毎分15℃のスピードで1000℃まで昇温
し、そのまま30分間保持した。その際の雰囲気は、4
00℃までは窒素、400℃から水素(流量:毎分1リ
ットル)に切り換えた。
【0095】(3)カルシウム化合物の溶解除去 加熱物を1リットルの純水に懸濁させ、78mlの試薬
1級塩酸(濃度:36%)を添加し30分間攪拌して、
含まれるカルシウム化合物を溶解した。
【0096】溶解後、吸引ろ過により固液分離した。分
離されたニッケル粉末は、1リットルの純水で2回水洗
し、60℃で12時間大気乾燥した。以上の操作で40
gのニッケル粉末を得た。
【0097】(4)ニッケル粉末の物性評価 製造されたニッケル粉末について、粒子形状、平均粒径
を実施例1と同様にして測定した。その結果、粒子形状
は球形で、平均粒径は0.5μmであった。
【0098】(5)ニッケル粉末の分析 製造されたニッケル粉末を硝酸で溶解し、ICP発光分
析を行い、カルシウム含有量を測定した。その結果、ニ
ッケル粉末のカルシウム含有量は、1.8重量%であっ
た。
【0099】
【発明の効果】本発明によって、平均粒径が0.1〜2
μmであり、粒子形状が球状のニッケル粉末を安価に製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で製造したニッケル粉末の走査型電子
顕微鏡写真(倍率:10000倍)である。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカリ土類金属化合物粉末と、ニッケ
    ル化合物粉末とを混合する第1工程と、第1工程で得ら
    れた混合物中のニッケルを金属ニッケルに還元するため
    に、該混合物を水素雰囲気で複合酸化物の生成を防止し
    つつ加熱する第2工程と、第2工程で得られた加熱物中
    のアルカリ土類金属を酸で溶解し除去する第3工程とか
    らなる球状ニッケル粉末の製造方法。
  2. 【請求項2】 アルカリ土類金属化合物粉末と、ニッケ
    ル化合物粉末とを混合する第1工程と、第1工程で得ら
    れた混合物中のニッケルを金属ニッケルに還元するため
    に、該混合物を水素雰囲気で複合酸化物の生成を防止し
    つつ加熱する第2工程と、第2工程で得られた加熱物中
    の金属ニッケル粒子の球形性を向上させるために、該加
    熱物を非酸化性雰囲気で粒子の粗大化を防止しつつ加熱
    する第3工程と、第3工程で得られた加熱物中のアルカ
    リ土類金属を酸で溶解し除去する第4工程とからなる球
    状ニッケル粉末の製造方法。
  3. 【請求項3】 第1工程における混合は、固体同士で行
    う請求項1または2に記載の球状ニッケル粉末の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 第1工程における混合は、アルカリ土類
    金属水溶液にニッケル化合物粉末を懸濁させた後、苛性
    アルカリまたは炭酸アルカリを添加して、アルカリ土類
    金属化合物の沈殿を生成させながら行う請求項1または
    2に記載の球状ニッケル粉末の製造方法。
  5. 【請求項5】 第1工程における混合は、ニッケル水溶
    液にアルカリ土類金属化合物粉末を懸濁させた後、苛性
    アルカリまたは炭酸アルカリを添加して、ニッケル化合
    物の沈殿を生成させながら行う請求項1または2に記載
    の球状ニッケル粉末の製造方法。
  6. 【請求項6】 第1工程における混合は、アルカリ土類
    金属とニッケルとの水溶液に苛性アルカリまたは炭酸ア
    ルカリを添加して、アルカリ土類金属化合物の沈殿およ
    びニッケル化合物の沈殿を生成させながら行う請求項1
    または2に記載の球状ニッケル粉末の製造方法。
  7. 【請求項7】 第1工程における混合は、アルカリ土類
    金属化合物粉末の量と、ニッケル量との重量比が0.0
    5〜3となるように行う請求項1〜6のいずれかに記載
    の球状ニッケル粉末の製造方法。
  8. 【請求項8】 第2工程における加熱は、350〜70
    0℃で行う請求項1または2に記載の球状ニッケル粉末
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 第3工程における加熱は、800〜15
    00℃で行う請求項2に記載の球状ニッケル粉末の製造
    方法。
  10. 【請求項10】 第4工程における酸は、使用量と、ア
    ルカリ土類金属を溶解するのに必要な理論量との重量比
    が1.0〜1.1となるように用いる請求項1または2
    に記載の球状ニッケル粉末の製造方法。
  11. 【請求項11】 アルカリ土類金属化合物は、酸化マグ
    ネシウム、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸
    化カルシウム、炭酸カルシウムおよび水酸化カルシウム
    よりなる群から選ばれた少なくとも1種である請求項
    1、2、4〜7のいずれかに記載の球状ニッケル粉末の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 ニッケル化合物は、酸化ニッケル、炭
    酸ニッケルおよび水酸化ニッケルよりなる群から選ばれ
    た少なくとも1種である請求項1、2、4〜6のいずれ
    かに記載の球状ニッケル粉末の製造方法。
  13. 【請求項13】 製造された球状ニッケル粉末は、平均
    粒径が0.1〜2μmである請求項1〜12のいずれか
    に記載の球状ニッケル粉末の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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