JPH11139684A - チョッパ装置の折丁ガイド付き折丁停止装置 - Google Patents

チョッパ装置の折丁ガイド付き折丁停止装置

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JPH11139684A
JPH11139684A JP31351697A JP31351697A JPH11139684A JP H11139684 A JPH11139684 A JP H11139684A JP 31351697 A JP31351697 A JP 31351697A JP 31351697 A JP31351697 A JP 31351697A JP H11139684 A JPH11139684 A JP H11139684A
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belt
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stopping
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JP31351697A
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Tsunetoshi Tejima
恒利 手島
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Shibaura Machine Co Ltd
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Toshiba Machine Co Ltd
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 折丁を搬送装置の抵抗を少なくかつ安定して
チョッパ折りできるとともに下方に送り込むことがで
き、折精度の向上を図れるようになるチョッパ装置にお
ける折丁停止ガイド装置を提供する。 【解決手段】 チョッパ装置のチョッパテーブル51に
折丁停止部材11を架けわたし、この折丁停止部材11
は、上側および下側ベルトの走行方向に沿ったガイド部
14と、折丁100をストップするストッパ部13とを
有し、上側ベルト43をストッパ部近傍でガイド部14
の上面に沿わせて走行させてチョッパ装置の折丁ガイド
付き折丁停止装置を構成する。そのため、チョッパ折り
時の折丁100は上側および下側ベルト43,44の拘
束から解除されて抵抗が少なくなりチョッパ折りされて
下方に送り込まれるので、こすれや破れを防止でき、折
精度の向上を図れるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機の折胴部で
裁断、横折りされた折丁をチョッパ折りするチョッパ装
置の折丁ガイド付き折丁停止装置に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、オフセット輪転印刷機等の輪転
印刷機に書籍、出版用等として備え付けられる折機とし
て、例えばチョッパ折機が知られており、このチョッパ
折機で折られた折丁は、羽根車方式等の折丁排紙装置を
介して排紙台に送出されるようになっている。
【0003】図4に示すように、一般的なチョッパ折機
30は、折導入部に設けられたフォーマ31より、上流
の印刷装置(図略)から送られてくる絵柄印刷済みのウ
ェブ(連続用紙)Wの縦折り(フォーマ折り)を行い、
この縦折りされたウェブWを上部のニッピングローラ3
2、縦ミシン装置33、下部のニッピングローラ34に
通した後、裁断胴35の裁断刃で横方向(流れと直交す
る方向)に裁断し、この裁断した折丁100を突込み胴
36の針で保持しながら下流の咬え胴(くわえどう)3
7に送り込むようになっている。そして、突込み胴36
の突込みへら36Aと咬え胴37の咬え板37Aとが合
致した時点で、突込みへら36Aを突出させるとともに
咬え板37Aで折丁100の送り方向中央位置を咬える
ことにより折丁100の咬え折り(流れ方向と直交する
方向に折る横折り)を行い、さらに咬え折りされた折丁
100を搬送装置40によりチョッパ装置50に送って
チョッパ折り(縦折)を行う構成となっている。
【0004】搬送装置40は、図4、5に示すように、
プーリローラ41を介して周回する複数本のベルト部材
42で構成された上側搬送ベルト43と、この上側搬送
ベルト43の下側に設けられた下側搬送ベルト44とを
備えて構成されている。また、下側搬送ベルト44は、
チョッパテーブル51の上面を滑るようになっている。
そして、これらの下側搬送ベルト44および上側搬送ベ
ルト43は、上下に対向するベルト部材42の間に折丁
100を挟み込みかつ咬え胴37からチョッパ装置50
へ送る構成となっている。また、咬え胴37の咬えヘラ
のリリース(折丁保持解除)は、各折丁100が完全に
上下のベルト43、44間に挟まれた状態で行われるよ
うになっている。
【0005】チョッパ装置50は、図5に示すように、
折丁100の搬送方向の下流側にその方向と直交して設
けられた直線状の折丁ストッパ部材52を備えている。
この折丁ストッパ部材52は、シリンダ53の駆動によ
り上下動して折丁100をストップ可能とするととも
に、フレーム60の両端縁間に架けわたされた横架部材
54に取り付けられている。また、折丁ストッパ部材5
2において搬送方向の上流側にはチョッパブレード55
が設けられており、このチョッパブレード55は、その
長さ方向をベルトの走行方向に沿わせて設けられるとと
もに、下降されたとき折丁100の幅(搬送方向に直交
する方向の寸法)の中央部を搬送方向に沿ってチョッパ
折り(縦折)するようになっている。
【0006】チョッパテーブル51には、チョッパブレ
ード55が挿通可能な溝51Aが形成されており、さら
に、チョッパテーブル51の下方には、チョッパブレー
ド55で折られた折丁100を引き込むチョッパローラ
56が設けられている。なお、ストッパ部材52には上
下のベルト43、44が挿通可能な溝が形成されてい
る。また、チョッパローラ56で引き込まれた折丁10
0は、羽根車57、ベルトコンベア58等を備えた排紙
装置59に送られるようになっている。
【0007】折丁100のストッパ装置として、図6に
示すような構成のものも知られている。このストッパ装
置65では、上側ベルト43を折丁ストッパ部材52の
手前で第1のローラ66により上方に逃がし、第2、3
のローラ67、68で方向転換してさらに第4ローラ6
9で下方に戻し、下側ベルト44と接触させるようにな
っている。また、折丁ストッパ部材52には第1のロー
ラ66側に延びる水平なガイド70が設けられている。
そのため、折丁100は、第1のローラ66の部位まで
は上側ベルト43と下側ベルト44とに挟まれて送ら
れ、その後、ガイド70と下側ベルト44とに挟まれて
折丁ストッパ部材52まで送られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第1のストッ
パ装置では、折丁100がチョッパブレード55によっ
てチョッパ折りされ、チョッパローラ56で引き込まれ
るまで上側ベルト43と下側ベルト44とで挟まれてい
るため、引き込まれる際に上側ベルト43が抵抗とな
り、その走行方向縁部に折丁100がこすれたりして、
傷や破れが生じ、チョッパ折精度が悪くなるという問題
がある。
【0009】また、第2のストッパ装置65では、上側
ベルト43を上方に大きく逃がしているため、ベルトの
ニップ力を得にくく、第1のローラ66を押さえつけて
も不安定である。この場合、第1のローラ66とストッ
パ部材52との間にガイド70を設けてあるが、ローラ
66は上側ベルト43を上方に逃がすためには、上側ベ
ルト43がストッパ部材52に干渉しないように所定寸
法の間隔をあけなくてはならない。そのため、上側ベル
ト43とストッパ部材52との間の隙間が大きくなり、
ベルトのニップ力を得にくく、折丁の姿勢が乱れること
となり、チョッパ折精度が悪くなるという問題がある。
【0010】本発明の目的は、折丁を搬送装置の抵抗を
少なくかつ安定してチョッパ折りできるとともに下方に
送り込むことができ、折精度の向上を図れるようになる
チョッパ装置における折丁停止ガイド装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では、従来のスト
ッパ方式において、折丁が下方に吸い込まれるときに破
れるのは、主にその先端の部分であるから、特にその先
端部分が破れないような装置としたものである。具体的
には、本発明の請求項1記載のチョッパ装置の折丁ガイ
ド付き折丁停止装置は、フォーマ折りされた連続用紙を
折胴部で裁断しかつ横折りして形成された折丁を、互い
に一部が接触しかつ同一方向に走行する上側ベルトおよ
び下側ベルトを含み構成される搬送装置で搬送し、この
折丁をチョッパ折りするチョッパ装置の折丁ガイド付き
折丁停止装置であって、チョッパ装置におけるチョッパ
テーブルに跨りかつ前記搬送装置の上側ベルトおよび下
側ベルトの走行方向と直交する方向に架けわたされる折
丁停止部材を備え、この折丁停止部材は、その長手方向
所定位置かつ前記チョッパテーブルより高い位置に形成
され前記上側ベルトおよび下側ベルトの走行方向に沿っ
たガイド部と、当該折丁停止部材の長手方向に連続して
形成され前記折丁のチョッパ折り時に当該折丁の移動を
ストップするストッパ部とを有し、上側ベルトをストッ
パ部近傍でガイド部の上面に沿わせて走行させたことを
特徴とするものである。
【0012】以上において、折丁停止部材は、ガイド部
とストッパ部とを形成できるものであれば例えば四角柱
状部材、丸棒部材等、どのような形状のものでもよい。
また、この折丁停止部材は、チョッパテーブル上面に対
して接近、離隔可能とし、チョッパテーブル上面との間
の隙間を調整できることが好ましい。さらに、ガイド部
は上側ベルトが走行しやすいような、例えば円弧状に形
成されることが好ましい。
【0013】このような本発明では、ストッパ部の近傍
でガイド部に上側ベルトを沿わせて走行させるようにな
っているので、チョッパ折り時の折丁は上側ベルトおよ
び下側ベルトの拘束から解除されている。従って、折丁
はベルトの抵抗が少ない状態でチョッパ折りされて下方
に送り込まれるので、こすれや破れを防止でき、折精度
の向上を図れるようになる。
【0014】本発明の請求項2に記載のチョッパ装置に
おける折丁停止ガイド装置は、請求項1における折丁停
止部材を、チョッパテーブルに対して接近、離隔可能と
したことを特徴とするものである。以上において、折丁
停止部材の接近、離隔は例えばシリンダの駆動によるも
の、モータ駆動によるもの等形式を問わない。このよう
な本発明では、折丁停止部材がチョッパテーブルに対し
て接近、離隔できるので、折丁の各種の紙厚に柔軟に対
応できるばかりでなく、チョッパ折りを必要としない場
合にも対応できる。
【0015】本発明の請求項3に記載のチョッパ装置の
折丁ガイド付き折丁停止装置は、請求項1または2に記
載の上側ベルトおよび下側ベルトのガイド部を挟んだ走
行方向前後に、上側ベルトを下方に押し付け当該上側ベ
ルトおよび下側ベルトによる折丁のニップ力を確実にす
るニップローラを設けたことを特徴とするものである。
以上において、各ニップローラは、ガイド部に接触しな
い程度に接近させることが好ましい。このような本発明
では、上側ベルトがガイド部に沿って走行し上部に逃げ
た状態となっているが、ガイド部を挟んだ走行方向前後
に各ニップローラが配置されているので、折丁に対する
ニップ力を確保することができ、これにより、安定した
姿勢で下方に送り込むことができ、折精度の向上を図れ
るようになる。
【0016】本発明の請求項4に記載のチョッパ装置の
折丁ガイド付き折丁停止装置は、請求項3に記載のチョ
ッパテーブルの上面かつ各ニップローラの下方に、これ
らのニップローラで上側ベルトを下方に押し付けたとき
当該上側ベルトおよび下側ベルトの押された部位を受
け、各ニップローラとの共働で両ベルトによる折丁のニ
ップ力を強めるニップ溝を形成したことを特徴とするも
のである。以上において、ニップ溝の幅および深さ寸法
は任意であるが、ニップローラで上側ベルトを押し付け
たとき、下側ベルトが充分に溝内に入り込むだけの寸法
であることが好ましい。また、ニップ溝は、チョッパテ
ーブルの幅方向一端から他端にわたり連続するものに限
らず、ニップローラに対応する位置に所定幅で形成した
断続的なものでもよい。このような本発明では、ニップ
ローラで上側ベルトを押し付けたとき、下側ベルトが充
分に溝内に入り込むので、上側ベルトおよび下側ベルト
による折丁のニップ力を確保でき、これにより、安定し
た姿勢で下方に送り込むことができ、折精度の向上を図
れるようになる。
【0017】本発明の請求項5に記載のチョッパ装置の
折丁ガイド付き折丁停止装置は、請求項3または4に記
載の各ニップローラによる上側ベルトの押しつけ力を調
整可能としたことを特徴とするものである。以上におい
て、前後のニップローラは、個々に調整できるものに限
らず、同時に調整できるようにしてもよい。このような
本発明では、上側ベルトの押しつけ力を調整できるの
で、折丁の各種の紙厚に柔軟に対応することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。この実施形態において、前記従
来のチョッパ装置と同一構造あるいは同一部材のものに
は同一符号を付し、その説明は省略または簡略化する。
図1に示すように、本実施形態のチョッパ装置50’
は、折丁ガイド付き折丁停止装置10を備え、この折丁
ガイド付き折丁停止装置10は、折丁停止部材11およ
び前記上側ベルト43の上面を下側ベルト44側に押し
付けるニップローラ12を備えている。
【0019】折丁停止部材11は、前記横架部材54と
平行かつチョッパテーブル51の幅方向ほぼ全域にわた
って設けられている。この折丁停止部材11は、図2、
3に詳細を示すように、横方向に長い長方形の下面一部
に折丁停止部材11の長手方向に連続して形成される切
り欠き部13と、例えば4本の上側ベルト43が走行す
る部位に、それらのベルト幅よりわずかに広い幅で形成
される凹部14とを有している。
【0020】すなわち、図3に示すように、切り欠き部
13は、折丁停止部材11における折丁100の流れの
上流側側面の一部から、流れの下流側側面に向かって下
がり勾配となった傾斜部15と、この傾斜部15の低い
方の端部と停止部材11の下面から所定寸法立ち上がっ
た垂直部16の上端とを結ぶ押さえ部17とで形成され
ている。
【0021】また、凹部14の断面は、上記押さえ部1
7の途中から、流れの下流側側面における折丁停止部材
11の下面からわずかに高い位置に向かってほぼ円弧状
に形成された上面部14Aを有している。そして、上側
ベルト43はこの上面部14Aにガイドされるようにな
っている。つまり、凹部14は上側ベルト43のガイド
部となっており、この凹部14の部位では、上下のベル
ト43、44で凹部14を挟み込む形状となっている。
さらに、押さえ部17で上方への動きを規制された折丁
100は、垂直部16でストップされるようになってい
る。従って、垂直部16は折丁100のストッパ位置A
となっている。
【0022】折丁停止部材11の長さ方向中央部には、
図1に示すように、チョッパテーブル51に形成されて
いるガイド溝51Aの延長線に沿った逃げ溝18が形成
されている。この逃げ溝18は、チョッパブレード55
が下降する際、折丁停止部材11に干渉しないような寸
法に形成されている。このような折丁停止部材11は、
その長手方向両端が前記シリンダ53に連結されてお
り、このシリンダ53は、前述のように横架部材54に
ブラケット57を介して取り付けられている。従って、
折丁停止部材11はシリンダ52の駆動によりチョッパ
テーブル51に対して上下動可能となっており、折丁1
00の紙厚に対応することができるようになっている。
【0023】折丁停止部材11の凹部14近傍には、本
実施形態では4本ずつの上下ベルト43、44の走行方
向に沿って凹部14の前後にそれぞれニップローラ12
A、12Bが設けられている。これらのニップローラ1
2A、12Bは、ベルト43に密着し、かつ、そのベル
ト43を押さえて、下側ベルト44との間で折丁100
のニップ力を得るために設けられるもので、ベルト4
3、44の走行に従って回転自在となっている。このよ
うなニップローラ12A、12Bとしては、例えばベア
リングをそのまま使用してもよい。
【0024】これらのニップローラ12A、12Bは、
フレーム60間に架けわたされた軸20に支持され、こ
の軸20の外周には、各ニップローラ12A、12Bの
横方向(ベルト走行方向と直交する方向)のずれを防止
するスペーサ21がはめ込まれている。流れの上流側に
配置されるニップローラ12Aの軸20は、図1に示す
ように、折丁停止部材11の長さ方向の中央部に逃げ部
20Aを有し、この逃げ部20Aは、凹部14の側面か
ら後ろ側周囲に沿って折り曲げられて形成され、チョッ
パブレード55の下降に支障のないようになっている。
また、流れの下流側に配置されるニップローラ12Bの
軸20は、逃げ部20Aの途中に連結されている。
【0025】そして、これらの軸20は、フレーム60
の上端に設けられた支持部材22に固定支持されてい
る。この支持部材22は、例えばボルト等の固定具の他
に、ボルト等の高さ調整部材23を有しており、固定具
を緩めて高さ調整部材23で支持部材22の高さを調整
し、その状態で固定具を締めることにより、軸20を所
定の高さ位置とすることができるようになっている。こ
のように、走行方向前後のニップローラ用の軸20を同
時に上下に移動させることができるので、前後のニップ
ローラ12A、12Bを同時に上下動でき、これによ
り、ニップローラ12A、12Bで上側ベルト43を押
さえることができ、下側ベルト44との間での折丁10
0のニップ力を確保することができるようになってい
る。
【0026】また、チョッパテーブル51において前記
各ニップローラ12A、12Bの下方に位置する部位に
は、ベルト走行方向と直交する方向に所定幅および所定
深さ寸法のニップ溝51Aが、テーブル全幅にわたって
形成されている。従って、ニップローラ12A、12B
で上側ベルト43を押さえることで、上下のベルト4
3、44がニップ溝51A側に押し付けられ、これによ
り、一層ニップ力を確保することができるようになって
いる。
【0027】次に、本実施形態の作用を説明する。フォ
ーマ折りされた後、裁断されかつ横折りされた折丁10
0が、咬え胴37からチョッパ装置50’側に向けて、
折丁搬送装置40の上下の搬送ベルト43、44の間に
挟まれて送出される。この際、チョッパ装置50’にお
ける上側ベルト43は折丁停止部材11の凹部14に形
成されたガイド部14Aに沿って通されている。
【0028】チョッパ装置50’に送られた折丁100
は、その進行方向前端が折丁停止部材11のストッパ部
Aに当たるとほぼ同時にチョッパブレード55によりチ
ョッパ折りされて下方に下ろされるとともに、チョッパ
ローラ56により引き込まれる。ストッパ部Aの所定距
離手前および後側でのベルト走行に伴って回転するニッ
プローラ12A、12Bでの上側ベルト43の押さえ
で、折丁100はチョッパ折りされる直前までニップさ
れる。そして、連続して搬送される折丁100に対して
このような作用が繰り返される。
【0029】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果がある。 折丁100は、ストッパ部Aでは上下ベルト43、4
4からの規制を解除されているので、チョッパ折りされ
チョッパローラ56で引き込まれる際は、上側および下
側ベルト43、44の抵抗を受けない。従って、スムー
ズに下方に送り込むことができ、こすれや傷の発生がな
く、これにより、折精度の向上を図れるようになる。 折丁100は、ストッパ部Aでは上側および下側ベル
ト43、44からの規制を解除されているが、凹部14
の押さえ部17で上方への浮き上がりの規制が行われて
おり、かつ、ベルト43におけるガイド部14Aの前後
をニップローラ12A、12Bで押さえているので、チ
ョッパ折りまで安定した姿勢を保持でき、これにより、
安定して下方に送り込むことができ、折精度の向上を図
れるようになる。
【0030】折丁停止部材11に形成された凹部14
の幅は、上側ベルト43の幅寸法よりわずかに広く形成
されているので、上側ベルト43の走行時、当該ベルト
43は凹部14の側面によって横方向へのずれを規制さ
れているので蛇行せず、これにより、折丁100は正常
な姿勢で、かつ、正確に搬送される。 折丁停止部材11はシリンダ53により、チョッパテ
ーブル51に対して上下方向に移動可能となっているの
で、折丁100の各種の紙厚に応じて折丁停止部材11
の下面とチョッパテーブル51との隙間を調整でき、こ
れにより、折丁100の各種の紙厚に柔軟に対応できる
とともに、上記隙間内を流すこともできるので、チョッ
パ折りを必要としない場合にも対応できる。
【0031】各ニップローラ12A、12Bを取り付
ける軸20にはスペーサ21が取り付けられており、ニ
ップローラ12A、12Bを正常な位置に保持すること
ができるので、ニップローラ12A、12Bが横方向に
ずれることがなく、常に正常にベルトを押さえることが
でき、確実なニップ力を確保できる。 各ニップローラ12A、12Bの軸20は高さ調整可
能な支持部材22に取り付けられているので、支持部材
22の高さを調整することでニップローラ12A、12
Bによるベルト43等の押さえ力を調整でき、折丁10
0の各種の紙厚にも対応することができる。
【0032】チョッパテーブル51において各ニップ
ローラ12A、12Bの下方には、ニップ溝51Aが形
成されているので、ローラ12A、12Bでベルト4
3、44を押したとき、そのベルト43、44がニップ
溝51Aに押さえ付けられ、ベルト43、44による折
丁100の確実なニップ力を確保できる。
【0033】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できるものであれ
ば、次のような変形形態を含むものである。すなわち、
前記実施形態では、各ニップローラ12A、12Bを支
持する軸20は2本とも1つの支持部材22に固定支持
され、調整部材23で同時に高さ調整ができるようにな
っているが、これに限らず、例えば折丁100の進行方
向前後のローラ用軸20を、個別に高さ調整ができるよ
うにしてもよい、
【0034】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のチョッ
パ装置の折丁ガイド付き折丁停止装置によれば、ストッ
パ部の近傍でガイド部に上側ベルトを沿わせて走行させ
るようになっているので、チョッパ折り時の折丁は上側
ベルトおよび下側ベルトの拘束から解除されている。従
って、折丁はベルトの抵抗が少ない状態でチョッパ折り
されて下方に送り込まれるので、こすれや破れを防止で
き、折精度の向上を図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るチョッパ装置の折丁
ガイド付き折丁停止装置を示す斜視図である。
【図2】本実施形態の要部を示す一部断面の斜視図であ
る。
【図3】本実施形態の要部を示す一部断面の側面図であ
る。
【図4】本発明の従来のチョッパ折機を示す全体図であ
る。
【図5】本発明の従来のチョッパ装置を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明の従来の他のチョッパ装置のストッパ部
を示す側面図である。
【符号の説明】
10 チョッパ装置の折丁ガイド付き折丁停止装置 11 折丁停止部材 12A、12B ニッピングローラ 14 ガイド部である凹部 22 支持部 23 調整部材 40 搬送装置 42 ベルト部材 43 上側ベルト 44 下側ベルト 50’ チョッパ装置 55 チョッパブレード A ストッパ部 W ウェブ(連続用紙) 100 折丁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォーマ折りされた連続用紙を折胴部で
    裁断しかつ横折りして形成された折丁を、互いに一部が
    接触しかつ同一方向に走行する上側ベルトおよび下側ベ
    ルトを含み構成される搬送装置で搬送し、この折丁をチ
    ョッパ折りするチョッパ装置の折丁ガイド付き折丁停止
    装置であって、 前記チョッパ装置におけるチョッパテーブルに跨りかつ
    前記搬送装置の上側ベルトおよび下側ベルトの走行方向
    と直交する方向に架けわたされる折丁停止部材を備え、 この折丁停止部材は、その長手方向所定位置かつ前記チ
    ョッパテーブルより高い位置に形成され前記上側ベルト
    および下側ベルトの走行方向に沿ったガイド部と、 当該折丁停止部材の長手方向に連続して形成され前記折
    丁のチョッパ折り時に当該折丁の移動をストップするス
    トッパ部とを有し、 前記上側ベルトを前記ストッパ部近傍で前記ガイド部の
    上面に沿わせて走行させたことを特徴とするチョッパ装
    置の折丁ガイド付き折丁停止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のチョッパ装置の折丁ガ
    イド付き折丁停止装置において、前記折丁停止部材は前
    記チョッパテーブルに対して接近、離隔可能となってい
    ることを特徴とするチョッパ装置の折丁ガイド付き折丁
    停止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のチョッパ装置
    の折丁ガイド付き折丁停止装置において、前記上側ベル
    トおよび下側ベルトの前記ガイド部を挟んだ走行方向前
    後には、前記上側ベルトを下方に押し付け当該上側ベル
    トおよび下側ベルトによる前記折丁のニップ力を確実に
    するニップローラが設けられていることを特徴とするチ
    ョッパ装置の折丁ガイド付き折丁停止装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のチョッパ装置の折丁ガ
    イド付き折丁停止装置において、前記チョッパテーブル
    の上面かつ前記各ニップローラの下方には、これらのニ
    ップローラで前記上側ベルトを下方に押し付けたとき当
    該上側ベルトおよび下側ベルトの押された部位を受け、
    前記各ニップローラとの共働で両ベルトによる前記折丁
    のニップ力を強めるニップ溝が形成されていることを特
    徴とするチョッパ装置の折丁ガイド付き折丁停止装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載のチョッパ装置
    の折丁ガイド付き折丁停止装置において、前記各ニップ
    ローラによる前記上側ベルトの押しつけ力は調整可能と
    なっていることを特徴とするチョッパ装置の折丁ガイド
    付き折丁停止装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008069012A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Heidelberger Druckmas Ag 枚葉紙の後縁を位置決めする装置
DE102004023318B4 (de) * 2004-05-07 2008-04-17 Man Roland Druckmaschinen Ag Falzeinrichtung für Druckmaschinen oder Falzapparate

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