JPH11139226A - 化粧バンパー - Google Patents

化粧バンパー

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Publication number
JPH11139226A
JPH11139226A JP30698297A JP30698297A JPH11139226A JP H11139226 A JPH11139226 A JP H11139226A JP 30698297 A JP30698297 A JP 30698297A JP 30698297 A JP30698297 A JP 30698297A JP H11139226 A JPH11139226 A JP H11139226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decorative
base material
bumper
stainless steel
side wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP30698297A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotoshi Shimano
裕年 島野
Takashi Kimura
隆 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Light Metal Co Ltd filed Critical Nippon Light Metal Co Ltd
Priority to JP30698297A priority Critical patent/JPH11139226A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量で優れた表面光沢をもち、意匠性,識別
性の高いバンパーを得る。 【構成】 先端に屈曲部13が形成された突出部12が
側壁14の上下方向両端から起立している中空断面形状
をもつアルミ押出し形材を基材10に用い、側壁14と
屈曲部13との間の挿入空間15にステンレス化粧鋼板
20を差し込む。ステンレス化粧鋼板は、接着,リベッ
ト止め,ボルト止め等で基材10の側壁14に固着され
る。基材としては、車体形状に応じて長手方向に湾曲し
ているもの、切込みを中心として長手方向に折れ曲がっ
ているもの等も使用できる。基材の両端開口部は、端部
封止材の装着によって塞がれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラック等の車両足回
りに設けられ、意匠性,識別性等を改善したバンパーに
関する。
【0002】
【従来の技術】車両の足回りには、人,自転車等の巻込
みを防止し、後部からの追突に対して自己車体及び相手
車体を保護するためバンパーが装着されている。また、
バンパー材に表面研磨,塗装等を施し、装飾品としての
機能を持たせたバンパーも使用されている。たとえば、
トラックでは、図1に示すようにサイドバンパー1やリ
ヤバンパー2によって車体の側部及び後部を保護してい
る。サイドバンパー1やリヤバンパー2に使用されるバ
ンパー材は、図2に示すように鉄製の板曲げ材(a),
丸パイプ(b),角パイプ(c),形鋼(d)等で作ら
れ、塗装が施されている。最近では、優れた光沢や耐食
性を活用してステンレス鋼製のバンパーや、種々の断面
形状をもつアルミ押出し形材(e)〜(g)で作られた
バンパーも使用され始めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ステンレス鋼製のバン
パーは、表面光沢に優れ、塗装,化学発色等で各種模様
をつけることができるため、意匠性,識別性の高いバン
パーとして好評を得ている。しかし、ステンレス鋼は、
材質的に硬いため、所定の形状に曲げ加工等を施すこと
が困難である。また、他の部品と溶接接合したとき、溶
接部周辺の表面が黒ずみ、外観を著しく劣化させる。更
には、高価で比重が大きいことも、車両部品としては欠
点の一つである。本発明は、このような問題を解消すべ
く案出されたものであり、ステンレス鋼製の化粧板とア
ルミ押出し形材とを組み合わせることにより、軽量で優
れた表面光沢をもち、意匠性,識別性の高いバンパーを
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の化粧バンパー
は、その目的を達成するため、先端に屈曲部をもつ突出
部が側壁の上下方向両端から起立している中空断面形状
をもつアルミ押出し形材でできた基材と、中空断面の側
壁面と屈曲部との間の挿入空間に差し込まれるステンレ
ス化粧鋼板とを備えていることを特徴とする。挿入空間
に差し込まれたステンレス化粧鋼板は、接着,リベット
止め,ボルト止め等により基材の側壁に固着される。基
材としては、車体形状に応じて長手方向に湾曲している
もの、切込みを中心として長手方向に折れ曲がっている
もの等も使用できる。基材の両端開口部は、端部封止材
の装着によって塞がれる。
【0005】
【実施の形態】本発明に従ったバンパーは、たとえば図
3(a)に示すように中空のアルミ押出し形材を基材1
0としている。この基材10は、中空部11をもつ押出
し形材から作られ、且つ材質がアルミ又はアルミ合金で
あるため、非常に軽量で強度の高いものとなる。アルミ
押出し形材は、図3(b)に示すように矩形状断面をも
ち、矩形状断面の長辺側の上下方向両端部から突出部1
2が起立し、突出部12の先端が内側に曲がった屈曲部
13になっている。このような断面形状は、押出し加工
により同時成形できる。図3で上下一対の屈曲部13
は、矩形断面の側壁14との間にステンレス化粧鋼板2
0の挿入空間15となる凹部を形成する。挿入空間15
は、図3(b)に示すように上端部が側壁14側に若干
凹んだ窪み16をもつことが好ましい。窪み16によ
り、挿入空間15に対するステンレス化粧鋼板20の差
込みが容易になる。
【0006】ステンレス化粧鋼板20としては、挿入空
間15の内法に等しい幅をもち、窪み16を除く挿入空
間15の奥行きよりも若干薄い鋼板が使用される。図3
の例ではヘアライン模様をつけたステンレス化粧鋼板2
0を使用しているが、塗装や化学発色によって適宜の模
様をつけた化粧鋼板(図4)や鏡面仕上げした化粧鋼板
(図5,図6)等を使用することもできる。挿入空間1
6に差し込まれたステンレス化粧鋼板20は、接着,リ
ベット止め,ボルト止め等で基材10に固着される。接
着で取り付ける場合、基材10の側壁14に予め接着剤
を塗布しておき、ステンレス化粧鋼板20を挿入空間1
5に差し込んだ後、ステンレス化粧鋼板20を側壁14
に向けて押し付けることにより、基材10にステンレス
化粧鋼板20が固着される。
【0007】基材10として使用されるアルミ押出し形
材には、外に補強用リブ17を設けたもの(図4),補
強用リブ17で中空部11を二分したもの(図5),中
空部11が背面側で開口したもの(図6)等がある。ス
テンレス化粧鋼板20は、リベット21によって基材1
0に固着することもでき、リベット21と接着剤とを併
用しても良い。更に、図6に示すように窪み16のない
フラットな挿入空間16を側壁14側に設けた基材10
も使用可能である。更には、上下の屈曲部13,13を
連続させ、屈曲部13,13に開口部を設け、開口部か
ら透し模様状にステンレス化粧鋼板20を露出させるこ
とも可能である。何れの場合も、アルミ押出し形材でで
きた基材10にステンレス化粧鋼板20を差し込む方式
を採用している。これにより、アルミ押出し形材の軽量
性,加工性が活かされ、ステンレス化粧鋼板20の優れ
た意匠性が活用される。また、アルミ押出し形材及びス
テンレス鋼板共に耐食性が良好な材料であるため、耐久
性に優れたバンパーが得られる。
【0008】バンパーを取り付ける車体の形状によって
は、図7に示すように湾曲したバンパーが必要な場合も
ある。湾曲したバンパーは、湾曲形状の曲率が小さなも
のではステンレス化粧鋼板20を挿入空間15に差し込
んだ後で基材20を曲げ加工することによって得られ
る。大きな曲率で湾曲しているバンパーは、アルミ押出
し形材を所定形状に湾曲した後、ステンレス化粧鋼板2
0を挿入空間15に差し込むことにより得られる。ま
た、折れ線で曲がった角部をもつバンパーでは、図8に
示すように上壁及び下壁に切込み18を入れたアルミ押
出し形材を基材10に使用する。基材10の挿入空間1
5にステンレス化粧鋼板20を差し込み、切込み18を
中心として基材10を内側に折り曲げた後、基材10の
背面側から切込み18周辺の背面に角度固定金具19を
ボルト止めする。これにより、必要角度で曲がったバン
パーが得られる。角度固定金具19としては、基材10
との接触で形成される局部電池により基材10が腐食さ
れることがないように、基材10と同じ材質のアルミ又
はアルミ合金を使用することが好ましい。
【0009】アルミ押出し形材でできた基材10は、中
空部11が基材10の両端部で開放されている。この開
口部は、鋳物,樹脂,ゴム等の端部封止材22(図9
a)やアルミ押出し形材製の端部封止材23(図9b)
で封止される。或いは、板状の端部封止材24で基材1
0の両端開口部を塞ぐこともできる(図9c)。これに
より、中空部11への雨水,ホコリ等の侵入が防止さ
れ、バンパーの耐久性が一層向上する。
【0010】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の化粧バ
ンパーは、アルミ押出し形材でできた基材にステンレス
化粧鋼板を差し込んで固定している。このようにアルミ
押出し形材とステンレス化粧鋼板を組み合わせるとき、
アルミ押出し形材の軽量性,加工性及びステンレス化粧
鋼板の意匠性が活用され、意匠性,識別性の高いバンパ
ーが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 バンパーを備えたトラック
【図2】 従来から使用されている各種バンパー
【図3】 本発明に従った化粧バンパー(a)及びアル
ミ押出し形材でできた基材(b)
【図4】 花柄模様をつけたステンレス化粧鋼板を装着
したバンパー
【図5】 鏡面仕上げしたステンレス化粧鋼板を装着し
たバンパー
【図6】 鏡面仕上げしたステンレス化粧鋼板を装着し
た窪みのないバンパー
【図7】 湾曲したバンパー
【図8】 切込みを中心に折れ曲がったバンパー
【図9】 端部封止材を装着したバンパーの数例
【符号の説明】
1:サイドバンパー 2:リヤバンパー 10:基材(アルミ押出し形材) 11:中空部
12:突出部 13:屈曲部 14:側壁 1
5:挿入空間 16:窪み 17:補強用リブ 18:切込み 19:角度固定金具 20:ステンレス化粧鋼板 21:リベット 22
〜24:端部封止材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に屈曲部をもつ突出部が側壁の上下
    方向両端から起立している中空断面形状をもつアルミ押
    出し形材でできた基材と、中空断面の側壁面と屈曲部と
    の間の挿入空間に差し込まれるステンレス化粧鋼板とを
    備えている化粧バンパー。
  2. 【請求項2】 挿入空間に差し込まれたステンレス化粧
    鋼板が接着,リベット止め,ボルト止め又はそれらの併
    用により基材の側壁に固着されている請求項1記載の化
    粧バンパー。
  3. 【請求項3】 車体形状に応じて基材が長手方向に湾曲
    している請求項1又は2記載の化粧バンパー。
  4. 【請求項4】 車体形状に応じて基材が切込みを中心と
    して長手方向に折れ曲がっている請求項1又は2記載の
    化粧バンパー。
  5. 【請求項5】 基材の両端開口部に端部封止材が装着さ
    れている請求項1〜4の何れかに記載の化粧バンパー。
JP30698297A 1997-11-10 1997-11-10 化粧バンパー Pending JPH11139226A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100501130B1 (ko) * 2002-05-06 2005-07-18 현대자동차주식회사 화물 차량의 후부 안전가드
JP2006143217A (ja) * 2006-02-27 2006-06-08 Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd 荷受台昇降装置付車両におけるリヤバンパ装置
JP5472956B1 (ja) * 2013-08-29 2014-04-16 理研軽金属工業株式会社 車両用サイドバンパ
JP2015044572A (ja) * 2013-07-31 2015-03-12 アイシン軽金属株式会社 アンダーランプロテクタ用ビーム部材
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WO2023094320A1 (en) * 2021-11-23 2023-06-01 Daimler Truck AG Side impact protection longitudinal member for a commercial vehicle as well as arrangement

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