JPH11138907A - 文字サイズ決定方法およびその装置 - Google Patents

文字サイズ決定方法およびその装置

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JPH11138907A
JPH11138907A JP9320486A JP32048697A JPH11138907A JP H11138907 A JPH11138907 A JP H11138907A JP 9320486 A JP9320486 A JP 9320486A JP 32048697 A JP32048697 A JP 32048697A JP H11138907 A JPH11138907 A JP H11138907A
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JP
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character size
dots
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JP9320486A
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English (en)
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Shinichi Tsukagoshi
真一 塚越
Tomoyuki Niimura
朋之 新村
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Seiko Epson Corp
King Jim Co Ltd
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Seiko Epson Corp
King Jim Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字サイズテーブルを増加させることなく、
種々の大きさの文字作成領域に対し、適切な文字サイズ
を簡単に決定することができる文字サイズ決定方法およ
びその装置を提供する。 【解決手段】 複数の文字サイズから、n(n≧1)個
の文字からなる文字列を、文字作成領域に作成可能な文
字サイズを決定する文字サイズ決定方法において、文字
作成領域の領域ドット数Lを取得する工程と、複数の文
字サイズのうち任意の文字サイズの基準ドット数をPと
するとともに、文字列を任意の文字サイズで構成した場
合の各文字の有するドット数をQi(i=1〜n、ただ
しQiの総和をΣQとする)とした場合に、D=L/
(ΣQ/P)による文字サイズ上限値Dを算出する工程
と、複数の文字サイズが定義された文字サイズテーブル
から、文字サイズ上限値D以下のドット数を有する文字
サイズであって、そのうちの最大のものを、文字列の文
字サイズとして決定する工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、***(ス
タンプ)本体の印面や定長印字テープの印字面に、所望
の文字列を作成する場合に、その印面または印字面の大
きさに応じて文字列の文字サイズを適切な大きさのもの
とするための文字サイズ決定方法およびその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の***作成における文字サ
イズ決定方法およびその装置では、***本体の種類と、
印面の縁部に形成される飾り用の外枠の種類とを組み合
わせたフォーマット毎に文字サイズテーブルを備えてお
り、文字サイズテーブルに予め定義されている複数の文
字サイズの中から適切な大きさのものを決定している。
すなわち、***本体や外枠の組合せによって、文字列
(***文字)が作成可能な領域、すなわち印面における
外枠内の領域(文字作成領域)の大きさが区々となり、
この文字作成領域内に納め得る文字列を、文字数が多け
れば文字サイズを小さくし、少なければ大きくしてい
る。
【0003】この文字サイズテーブルでは、ドットマト
リックスのドット数で規定した文字サイズのうち最小の
ものを基準とし、これにより***文字の文字列を作成し
た場合のドット数に応じて、各文字サイズが定義されて
いる。例えば、***本体として、***本体Aおよび***
本体Bの2種類があり、外枠として、外枠α、外枠βお
よび外枠γの3種類があり、さらに文字サイズとして、
L(大)、M(中)、S(小)の3つのものが用意され
ている場合には、図19に示すように、フォーマットF
1〜F6に対し、それぞれ個別に文字サイズテーブルT
1〜T6が作成されている。そして、所望の***本体お
よび外枠として、例えば***本体Aおよび外枠γが選択
された場合において、最小サイズの文字(この場合S)
で作成するとしたときの文字列のドット数が例えば50
ドットであるとすると、そのドット数から文字サイズテ
ーブルT3の上欄に基づき、下欄に示された文字サイズ
Mが、文字作成領域に作成すべき適切な文字サイズとし
て決定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の文字
サイズ決定方法およびその装置では、文字サイズテーブ
ルが***本体の種類および外枠の種類を組み合わせたフ
ォーマット毎に作成されているため、***本体や外枠の
種類の増加に伴って、文字サイズテーブルの数も増加し
てしまう。このため、***本体や外枠の種類が増加する
ことによって、新たに多くの文字サイズテーブルを作成
しなければならず、しかも***本体や外枠の種類は、増
加する傾向にあるため、それらが増加する度に文字サイ
ズテーブルを新たに作成しなければならず、その手間は
設定後の確認作業も含め極めて大きいものとなる。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたものであり、文字サイズテーブルを増加さ
せることなく、種々の大きさの文字作成領域に対し、適
切な文字サイズを簡単に決定することができる文字サイ
ズ決定方法およびその装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る文字サイズ
決定方法は、ドットマトリックスのドット数で規定した
それぞれ異なる複数の文字サイズから、n(n≧1)個
の文字からなる文字列を、所定の文字作成領域に作成可
能な文字サイズを決定する文字サイズ決定方法におい
て、所定の文字作成領域に対応する領域ドット数Lを取
得する工程と、複数の文字サイズのうち任意の文字サイ
ズの基準ドット数をPとするとともに、文字列を任意の
文字サイズで構成した場合の各文字の有するドット数を
Qi(i=1〜n、ただしQiの総和をΣQとする)と
した場合に、D=L/(ΣQ/P)によって示される文
字サイズ上限値Dを算出する工程と、複数の文字サイズ
が定義された文字サイズテーブルから、文字サイズ上限
値D以下のドット数を有する文字サイズであって、その
うちの最大のものを、文字列の文字サイズとして決定す
る工程とを有することを特徴とする。
【0007】この構成によれば、まず、n個の文字列を
作成する文字作成領域の領域ドット数Lを取得する。次
いで、複数の文字サイズのうち、任意の文字サイズの基
準ドット数をP、文字列をその任意の文字サイズで構成
した場合の各文字の有するドット数をQi(i=1〜
n、ただしQiの総和をΣQとする)とした場合に、D
=L/(ΣQ/P)で示される文字サイズ上限値Dを算
出する。そして、複数の文字サイズが定義された文字サ
イズテーブルから、文字サイズ上限値D以下のドット数
を有する文字サイズであって、そのうちの最大のもの
を、文字列の文字サイズとして決定する。この文字サイ
ズテーブルは、文字を構成するドットマトリックスのド
ット数で規定した複数の文字サイズが定義されたもので
あり、本発明は文字サイズ上限値Dを基にして、上記の
ように文字サイズを決定するので、***本体や外枠の種
類などにかかわらず、文字サイズテーブルから文字サイ
ズを決定することができる。したがって、従来のような
***本体および外枠などによるフォーマット毎の多数の
文字サイズテーブルは不要となる。
【0008】なお、基準ドット数Pとは、定義された各
文字サイズにおいて、その基準となるドット数をいう。
例えば、24、32、48、…ドットなどの文字サイズ
が定義されている場合に、任意の文字サイズとして、3
2ドットのものを選択したとき、そのドット数(32ド
ット)が基準ドット数Pとなる。このように、基準ドッ
ト数を用いているのは、同一の文字サイズであっても、
フォントによっては、「W」と「I」のように、文字を
構成するのに必要なドット数(文字幅)が異なる場合が
あるからである。したがって、本発明の文字サイズ決定
方法では、上記のようにして文字サイズ上限値Dを算出
することにより、同一文字サイズでドット数が異なる文
字が混在した文字列に対しても、正確な文字サイズ上限
値Dを算出することができ、文字作成領域に対し適切な
文字サイズを決定することができる。
【0009】本発明に係る文字サイズ決定装置は、ドッ
トマトリックスのドット数で規定したそれぞれ異なる複
数の文字サイズから、n(n≧1)個の文字からなる文
字列を、所定の文字作成領域に作成可能な文字サイズを
決定する文字サイズ決定装置において、所定の文字作成
領域に対応する領域ドット数Lを取得する領域ドット取
得手段と、複数の文字サイズのうち任意の文字サイズの
基準ドット数をPとするとともに、文字列を任意の文字
サイズで構成した場合の各文字の有するドット数をQi
(i=1〜n、ただしQiの総和をΣQとする)とした
場合に、D=L/(ΣQ/P)によって示される文字サ
イズ上限値Dを算出する上限値算出手段と、複数の文字
サイズが定義された文字サイズテーブルから、文字サイ
ズ上限値D以下のドット数を有する文字サイズであっ
て、そのうちの最大のものを、文字列の文字サイズとし
て決定する文字サイズ決定手段とを有することを特徴と
する。
【0010】この構成によれば、領域ドット数取得手段
によって、文字列を作成する文字作成領域の領域ドット
数Lを取得する。次いで、上限値算出手段によって、複
数の文字サイズのうち、任意の文字サイズの基準ドット
数をP、文字列を任意の文字サイズで構成した場合の各
文字の有するドット数をQi(i=1〜n、ただしQi
の総和をΣQとする)とした場合に、D=L/(ΣQ/
P)で示される文字サイズ上限値Dを算出する。そし
て、文字サイズ決定手段によって、複数の文字サイズが
定義された文字サイズテーブルから、文字サイズ上限値
D以下のドット数を有する文字サイズであって、そのう
ちの最大のものを、文字列の文字サイズとして決定す
る。この文字サイズテーブルは、文字を構成するドット
マトリックスのドット数で規定した複数の文字サイズが
定義されたものであり、本発明は文字サイズ上限値Dを
基にして、上記のように文字サイズを決定するので、印
章本体や外枠の種類などにかかわらず、文字サイズテー
ブルから文字サイズを決定することができる。したがっ
て、従来のような***本体および外枠などによるフォー
マット毎の多数の文字サイズテーブルは不要となる。
【0011】なお、基準ドット数は、上記請求項1に記
載の基準ドット数と同義である。しがたって、本発明の
文字サイズ決定装置においても、同一文字サイズでドッ
ト数が異なる文字が混在した文字列に対して、正確な文
字サイズ上限値Dを算出することが可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の一実施形態に係る文字サイズ決定方法およびその装
置を、***を作成するための***作成装置に適用した場
合について説明する。この***作成装置は、印面を紫外
線硬化樹脂で形成した***本体に、インクリボンに印字
(印刷)した***文字(絵柄を含む***画像)をマスク
として紫外線を露光し、所望の***(スタンプ)を作成
するものであり、本発明の文字サイズ決定方法およびそ
の装置は、主に、インクリボン上にマスクを生成するた
めの情報となる***画像データを作成するためのもので
ある。図1(a)は***作成装置の平面図、図1(b)
は***作成装置の正面図であり、図11は***作成装置
の制御ブロック図である。
【0013】図1に示すように、この***作成装置1
は、上下2分割の装置ケース2によりその外殻が形成さ
れ、前部に電子装置部3を、後部に機械装置部4を配設
して、構成されている。機械装置部4の中央部には、装
置本体5に***作成対象物である***本体A(図3参
照)を装着するためのポケット6が形成され、ポケット
6には窓付きの開閉蓋7が設けられている。機械装置部
4の左部には、***作成装置1を製版(印字)動作や露
光動作に切り替えるとともに、開閉蓋7を開放させる機
能スイッチ8が配設されている。この機能スイッチ8の
切替操作は、後述する制御部300の入力インタフェー
ス304に対して報告されるようになっており、またそ
の操作位置には、「露光」、「入力/製版」、「OF
F」および「OPEN」の操作表示がされていて、この
うちの「露光」、「入力/製版」および「OPEN」の
位置には、制御部300の出力インタフェース305に
接続された発光素子12が配設されている。また、機械
装置部4の右側部には、***作成装置1に、後述する印
章文字ラベル作成用の製版シートB(図4参照)のため
の、差込み口9aおよび取出し口9bが形成されてい
る。さらに、機械装置部4には、ポケット6の外側に位
置して、メンテナンスカバー10が着脱自在に設けら
れ、このメンテナンスカバー10の内部には、インクリ
ボンCを搭載したリボンカートリッジ11が装着されて
いる(図2参照)。
【0014】電子装置部3には、上面に操作部21が形
成され、後述する制御部300が内蔵されている。操作
部21には、制御部300の入力インタフェース304
に接続されたプッシュボタン群22および操作ダイヤル
23と、出力インタフェース305に接続された表示器
駆動回路24a(図示せず)と、この表示器駆動回路2
4aによって駆動される表示器24が配設されている。
操作ダイヤル23は、中心部に配設された円形の実行キ
ー31と、その外側に環状に配設された4つ割りのカー
ソル/変換キー32と、更にその外側に環状に配設され
た文字入力キー33とで3重構造を有しており、文字入
力キー33の表面には50音の平仮名などが印刷されて
いる(図示省略)。***文字の入力は、まずプッシュボ
タン群22の所定のボタン22aを押して、所望の大き
さの文字サイズを確定した後、文字入力キー33を三角
マーク25に合わて回転させ、実行キー31を押して平
仮名入力を行い、この平仮名入力を適宜、カーソル/変
換キー32により漢字変換する。そして、所望の***文
字を表示器24上に作成したところで、これを確定す
る。
【0015】ここで、***を作成する場合の一連の操作
について、図1および図2を参照して簡単に説明する。
まず、機能スイッチ8を待機位置となる「OFF」位置
から「OPEN」位置まで回転操作して開閉蓋7を開放
し、ポケット6に***本体Aをセットする。この***本
体Aのセットに伴い、制御部300の入力インタフェー
ス304に接続された***検出部66によって、***本
体Aの種類が検出される。
【0016】次に、機能スイッチ8を「入力/製版」位
置まで回転操作して製版動作に機能を移行させ、プッシ
ュボタン群22および操作ダイヤル23を操作して***
文字を入力する。***文字の入力が完了した後、***文
字ラベルが作り込まれた製版シートBを、差込み口9a
に挿入してセットする。
【0017】次に、プッシュボタン群22の所定のボタ
ン22aを操作して、製版動作、すなわち印字を行わせ
る。この印字は、インクリボンCと製版シートBとに同
時に為され、インクリボンCの***文字のインクの部分
が製版シートBに転写される。印字が完了すると、イン
クリボン(の印字部分)Cは露光のために先方に送ら
れ、同時に製版シートBは取出し口9bから外部に送り
出される。ここで、送り出された製版シートBにより、
***文字に誤りがないことを確認したら、次に機能スイ
ッチ8を「露光」位置まで回転操作して露光動作に機能
を移行させ、露光を行わせる。
【0018】露光が完了したら、機能スイッチ8を「O
PEN」位置まで回転操作して開閉蓋7を開放し、ポケ
ット6から***本体Aを取り出して、これを洗浄する。
この洗浄により***が完成するが、***が完成したとこ
ろで、上記の製版シートBから***文字ラベルを剥し
て、これを***の背面に貼着する。
【0019】次に、***作成装置1の構成部位のうち、
後述する制御部300に関連する部位について、図2〜
図10を参照して、順を追って説明する。
【0020】リボンカートリッジ11は、装置本体5に
対し着脱自在に構成されており、インクリボンCの消耗
に際しケースごと交換できるようになっている。図2に
示すように、リボンカートリッジ11には、一端に巻取
りリール13が、他端に巻出しリール14がそれぞれ設
けられ、インクリボンCは、巻出しリール14から巻き
出されほぼ「L」字状に屈曲して巻取りリール13に巻
き取られる。この「L」字状に屈曲したインクリボンC
の走行経路には、その短辺部分に後述する印字部64が
臨み、長辺部分に露光部65が臨んでいる。この場合、
印字部64には、このインクリボンCと上記の製版シー
トBが同時に臨み、露光部65には印字後のインクリボ
ンCが臨む。
【0021】インクリボンCは、透明なリボンテープと
これに塗布したインクとから成り、実施形態では、6μ
m厚のものが用いられている。印字部64においてこの
インクリボンCに印字が行われると、インクの部分が製
版シートBに転写する。これにより、インクリボンCの
リボンテープには、インクの文字の部分が剥離したネガ
画像が形成され、製版シートBには、インクの文字の部
分が付着したポジ画像が形成される。そして、インクリ
ボンCは、これをマスクとして利用すべく先方の露光部
65に送られる一方、製版シートBは、***文字の確認
のため、またこれを作成した***に貼着すべく、装置外
部に送り出される。
【0022】製版シートBは、図4に示すように、ベー
スシートBaと粘着シートBbとを積層して構成され、
全体が短冊形に形成されている。粘着シートBbには方
形に切り線Bcが形成され、この切り線Bcに沿ってベ
ースシートBaから剥した粘着シートBbの方形部分
が、上記の***の背面に貼着する***文字ラベルBdと
なる。***本体Aは、***としての用途に合わせて、形
状の異なる数種のものが用意されており、これに対応し
て製版シートBも、その***文字ラベルBdの部分の形
状(切り線の形状)が異なる数種のものが用意されてい
る。
【0023】一方、***本体Aは、図3に示すように、
台木(実施形態は樹脂製)Aaの先端に薄手のスポンジ
(発泡ウレタン)Abが貼着されるとともに、スポンジ
Abに紫外線の影響を受けない樹脂ベースAcが貼着さ
れ、さらに樹脂ベースAcに印面Adを構成する紫外線
硬化樹脂が貼着されている。この***本体Aの紫外線硬
化樹脂(印面Ad)の部分に、インクリボンCをマスク
として紫外線を露光することにより、印面Adの***文
字に相当する部分が硬化する。この状態で***本体A
を、ポケット6から取り出して洗浄することにより、水
溶性の未硬化部分が洗い出されて、***が完成する。図
中の符号Aeは、樹脂製のキャップである。
【0024】次に、図2および図11を参照して、印字
部64について説明する。印字部64は、制御部300
の出力インタフェース305に接続されているヘッド駆
動回路56aおよびモータ駆動回路57aと、ヘッド駆
動回路56aによって駆動され、インクリボンCに***
文字を印字する印字ヘッド(サーマルヘッド)56と、
モータ駆動回路57aによって駆動され、印字ヘッド5
6の印字動作に対応してインクリボンCを送るプラテン
ローラ57と、印字ヘッド56のヘッド表面に設けられ
たヘッド温度センサ56bと、を備えている。また、印
字ヘッド56とプラテンローラ57との接触部分に向か
って装置ケース2には、上記の製版シートBが送り込ま
れる送込み通路181と、製版シートBが送り出される
送出し通路182とが形成されている。送込み通路18
1の上流端には外部に開放した上記の差込み口9aが形
成され、送出し通路182の下流端には外部に開放した
上記の取出し口9bが形成されている。
【0025】プラテンローラ57は、上述したように駆
動ローラであり、インクリボンCを巻出しリール14か
ら巻き出すとともに、印字ヘッド56との間に製版シー
トBをくわえ込んで、インクリボンCと製版シートBと
を重ねた状態で印字ヘッド56に臨ませる。印字ヘッド
56はサーマルヘッドであり、熱転写によりインクリボ
ンCのリボンテープに塗布されたインクを製版シートB
に転写する。この転写により、インクリボンCから***
文字に相当する部分が剥がれて、その部分に透明なリボ
ンテープの地が表れる一方、製版シートBには剥がれた
インクが***文字として付着する。また、ヘッド表面温
度センサ56bは、上述したように印字ヘッド56のヘ
ッド表面に密着して設けられたサーミスタなどの温度セ
ンサであり、制御部300の入力インタフェース304
に接続され、印字ヘッド56の表面温度を検出して報告
する。
【0026】送込み通路181には、製版シートBの差
込みおよび送り基準位置を検出するセンサ183が臨ん
でおり、送込み通路181に差し込まれた製版シートB
は、このセンサ183の検出結果により、プラテンロー
ラ57により送られて、その***文字ラベルBdの先端
部位置から印字が開始されるようになっている。送出し
通路182を構成する左側の壁には、その先端(上流
端)に分離爪部184が形成されており、この分離爪部
184により、重ねた状態で送られてきたインクリボン
Cと製版シートBとが引き離される。そして、インクリ
ボンCは先方の露光部に送られる一方、製版シートBは
送出し通路182を介して装置外部に送り出される。
【0027】次に、図2を参照して、露光部65につい
て説明する。露光部65は、制御部300の出力インタ
フェース305に接続された光源駆動回路191aと、
ポケット6にセットした***本体Aの印面Adに対峙す
るように設けられ、光源駆動回路191aによって駆動
される紫外線光源191と、紫外線光源191と***本
体Aの印面Adとの間に設けた押え板58とを備えてい
る。紫外線光源191は、セミホット管と呼ばれる自己
加熱型熱陰極管であり、図示しない基板上に設けた蛍光
管ホルダに支持されている。***本体Aの印面Adと押
え板58と紫外線光源191とは、それぞれ間隙を存し
て相互に平行に配設されており、この印面Adと押え板
58との間にインクリボンCが配設されている。
【0028】押え板58は透明な樹脂などで構成され、
前進してインクリボンCを***本体Aの印面Adに押し
当てるようになっている。すなわち、露光の際には、押
え板58により***本体Aの印面AdにインクリボンC
を押し当てた後、紫外線光源191を点灯して、押え板
58越しにインクリボンCをマスクとした露光が行われ
る(図5参照)。また、この露光部65には、制御部3
00の入力インタフェース304に接続され、露光部6
5の周囲(環境)温度を検出して報告するサーミスタな
どの周囲温度センサ67が設けられている。
【0029】なお、押え板58の前進に伴って、第1ガ
イドピン53および第2ガイドピン54も同方向に移動
する。この移動は、第1および第2ガイドピン53,5
4間に張り渡したインクリボンCの張りを緩めるものと
なり、インクリボンCは、その張力を減じた状態で、す
なわち縦皺が生じない状態で***本体Aの印面Adに押
し当てられる。
【0030】この状態を、図2および図5を参照して更
に詳述するに、図2において走行するインクリボンCに
は巻取りリール13により強い張力が作用し、上述のよ
うにインクリボンCは極薄のテープゆえ縦皺が生じてい
る。したがって、このままインクリボンCを***本体A
の印面Adに押し付けると、インクリボンCは縦皺を生
じたまま印面Adに押し付けられ、***文字が歪んで露
光されてしまう。一方、インクリボンCを弛ませると、
***文字が位置ずれして露光されしまう。そこで、図5
に示すように、押え板58の前進に伴って、第1ガイド
ピン53および第2ガイドピン54も前進させて、イン
クリボンCの張りを緩めると共に、その際にテンション
ピン55により、インクリボンCに縦皺が生じない程度
の弱い力で張りを与えるようにしている。
【0031】また、図5の露光状態におけるインクリボ
ンCは、テンションピン55および第2経路ピン52に
より、押え板58の両端で後方に折り曲げられ、押え板
58の両端に形成した面取り部分207の作用により、
インクリボンCに無用な皺が生じないようになってい
る。
【0032】なお、上述したように、印字によって製版
シートBに形成されたポジ画像とインクリボンCに形成
されたネガ画像は、それぞれ***文字ラベルと露光用マ
スクとして使用される。すなわち、これらの画像の出来
映えが、***としての完成品の出来映えに直接、反映さ
れる。特に、露光用マスクとして使用されるインクリボ
ンCが歪んでしまうと、***文字が歪んで露光されてし
まうため、上記の張力に対する機械的な構造上の工夫の
ほか、熱量に対する電気的な機能上の工夫がなされ、イ
ンクリボンCに無用な皺などが発生しないようにしてい
る。
【0033】次に、開閉蓋7の開閉に連動する***検出
部66について説明する。この***検出部66は、ポケ
ット6に***本体Aが装着されたことを検出すると共
に、***本体Aの種類を判別するものである。***本体
Aには、角型印用、氏名印用、ビジネス印用、住所印用
などの各種形状の異なるものが用意され、これら各種の
***本体Aは、長さは同一であるが、幅および厚みが異
なっている。このような幅および厚みの異なる各種の印
章本体Aを、幅方向および厚み方向において、ポケット
6内の一定の位置にセットするため、この実施形態で
は、図6および図7に示すように、ポケット6の底面6
bに長短4本のボス251,251,251,251が
立設され、これに対応して***本体Aには、ボス251
が嵌合する嵌合穴Afが形成されている(図7参照)。
【0034】4本のボス251,251,251,25
1は「T」字状に配設されており、これに対応して、例
えば角型印では2個の嵌合穴Af,Afが(図7
(a))、ビジネス印では4個の嵌合穴Af,Af,A
f,Afが(図7(b))、形成されている。このよう
に、***本体Aの嵌合穴Afの数および深さは、***本
体Aの種類により区々であり、これらの嵌合穴Afとボ
ス251の組み合わせにより、ポケット6に装着した各
種の***本体Aの印面Adの中心が、常に同一の位置に
来るように位置決めされる。
【0035】また、***本体Aの印面Adと逆の背面A
gには、厚み方向の中間位置に横並びに複数個の***
(種類検出穴)Ahが形成されており、後述する***検
出部66のスイッチアレイ262との協働により、***
本体Aの種類が判別される(図8参照)。なお、***本
体Aの背面Agには、印字後にインクリボンCから分離
して装置外部に送り出された製版シートBの***文字ラ
ベルBdが貼着され、これにより***Ahが隠されるよ
うになっている。
【0036】***検出部66は、図9および図10に示
すように、***本体Aの背面Agに対向するように配設
したスイッチホルダ(ポケット6の壁面を兼ねている)
261と、スイッチホルダ261に支持させた6個の検
出スイッチ263から成るスイッチアレイ262とを備
えている。各検出スイッチ263は、プッシュスイッチ
などで構成されたスイッチ本体264と、先端がポケッ
ト6内に臨むスイッチトップ265とで、構成されてい
る。スイッチトップ265は、平板部266と、平板部
266から直角に延びる検出突起部267とから成り、
平板部266の下部でスイッチホルダ261に形成した
ガイド突起268に、且つ検出突起部267でスイッチ
ホルダ261に形成したガイド孔269に案内されて、
前後方向に移動する。
【0037】スイッチ本体264は基板270の裏面に
固定され、そのプランジャ271をスイッチトップ26
5の平板部266に突き当てるように配設されている。
この場合、プランジャ271はそのばね力でスイッチト
ップ265をポケット6側に付勢しており、この付勢に
より検出突起部267の先端がスイッチホルダ261の
ガイド孔269からポケット6内に突出する状態と、こ
の付勢に抗してガイド孔269に没入する状態とが、検
出スイッチ263のON−OFFに対応している。この
場合、スイッチアレイ262の内のいずれか1個の検出
スイッチ263が、ON状態になったとき、すなわち検
出突起部267の先端がガイド孔269に没入したとき
に、***本体Aが装着されていることが検出され、逆に
全ての検出スイッチ263が、OFF状態になったと
き、すなわち検出突起部267の先端がポケット6内に
突出したときに、***本体Aが装着されていないことが
検出される。そして、スイッチアレイ262の各検出ス
イッチ263は、対応する***本体Aの***Ahの有無
により、ONまたはOFFのいずれかの状態となる。し
たがって、6個の検出スイッチ263のON・OFFの
パターンにより、***本体Aの種類が判別される。
【0038】図8は、***本体Aの***Ahと、6個の
検出スイッチ(検出突起部)263との関係を表してい
る。6個の検出スイッチ263と***Ahの有無との関
係から、26 −1種類、すなわち63種の判別パターン
が可能になっている。この場合、角型印などの幅の狭い
***本体Aに対しては、両外端の2個の検出スイッチ2
63,263に対する小孔Ahがなく、この2個の検出
スイッチ263,263は、***本体Aの両側の空間に
向かって突出する。すなわち、角型印などの幅の狭い印
章本体Aでは、***本体Aの最外端に架空の小孔Ahが
有る判別パターンとして、認識される。
【0039】次に、図11を参照して、制御部300に
ついて説明する。この制御部300は、例えばマイクロ
コンピュータによって構成され、CPU301、ROM
302、RAM303、入力インタフェース304、出
力インタフェース305、およびこれらを接続するシス
テムバス306を備えている。
【0040】ROM302には、各種プログラムや、か
な漢字変換用辞書データ、文字(記号なども含む)のフ
ォントデータ、外枠データなどの固定データが格納され
ている。RAM303は、作業エリアとして用いられ、
また、使用者の入力に係る固定データを格納するのに用
いられる。このRAM303の格納データは、電源オフ
時にもバックアップされるようになっている。
【0041】入力インタフェース304は、前述した機
能スイッチ8、操作部21のプッシュボタン群22、操
作ダイヤル23、印字部64のヘッド表面温度センサ5
6b、露光部65の周囲温度センサ67、***検出部6
6などからの入力信号を、システムバス306を介して
CPU301やRAMに取り込むためのインタフェース
として機能する。一方、出力インタフェース305は、
CPU301、ROM302、またはRAM303から
の各種制御信号や各種制御用データが、システムバス3
06を介して入力され、前述した発光素子12、操作部
21の表示器駆動回路24a、印字部64のヘッド駆動
回路56a、モータ駆動回路57a、露光部65の光源
駆動回路191aなどに対して出力するためのインタフ
ェースとして機能する。
【0042】CPU301は、マルチタスク処理を行う
ようになっており、入力インタフェース304からの入
力信号や、そのときの処理内容に応じて定まるROM3
02内の処理プログラムに基づいて、RAM303を作
業エリアとして用い、必要なときにROM302やRA
M303内に格納されている固定データを適宜用いて処
理するようになっている。
【0043】図12は、主要タスク起動処理の一例を示
している。同図に示すように、主要タスク起動処理のタ
スクが起動すると、まず、ワーク(作業)エリアが確保
され(S11)、続いて表示処理(S12a(S12
b,S12c,S12d))およびユニット(***本
体)判定エラー処理(S13)のタスクが起動する。次
に、入力エラー判定処理(S14)、文字入力処理(S
15)、製版(***)画像作成処理(S16)、シート
処理(S17)、およびブザー処理(S18)などのタ
スクが起動した後、印刷処理(S19)のタスクが起動
する。その後、露光処理(S20)のタスクが起動す
る。これらの子タスクは、それぞれ所定の優先順位に従
って、次々に起動し、またこれらの子タスクが起動する
と、必要に応じてさらに孫タスクがそれぞれ起動する。
【0044】すなわち、複数のタスクは、それぞれ何ら
かの処理待ち状態になるまで処理が進められる。***作
成装置1内の内部処理は、処理待ちの要因となっている
他のタスクの処理が進んで待ち状態が解除されれば、マ
ルチタスク処理によって次の処理に進むため、結果的に
は、使用者の入力その他の操作待ちとなる。逆に言え
ば、使用者の操作が行われた後は、また次の操作待ちに
なるまで、エラー処理を含めた各タスクの処理が次々と
行われる。なお、上記のマルチタスク処理のような並列
処理は、プログラムまたは上記のようなタスク処理を全
て割込処理とし、発生した割込の優先順位を制御する割
込制御回路を採用することによって実現することもでき
る。
【0045】図12における点線の表示は、外見上同時
に並行処理されているタスク処理のイメージを示したも
のである。また、文字入力処理(S15)、入力エラー
判定処理(S14)および製版画像作成処理(S16)
は、同時に処理される。具体的には、最初の文字(記号
・図形なども含む)の入力を行ってから、次の文字の入
力を行うまで(S15)の間に、テキスト内に入力され
た文字数等に不具合がないかを判断し(S14)、製版
用の画像を作成する(S16)。これらの処理途中で文
字の入力が行われると(S15)、入力エラー判定処理
(S14)および製版画像作成処理(S16)は直ちに
中止され、改めて最初から各処理を再開する。また、文
字入力処理(S15)においては、入力した文字(文字
列)の確定に前後して、その文字列を囲む外枠を選択で
きるようになっている。そして、これらの処理中にも、
表示処理(S12)やブザー処理(S18)、および製
版シートBの挿入時にはシート処理(S17)が並行し
て実行される。
【0046】この***作成装置1の場合、本発明の文字
サイズ決定方法およびその装置は、主に、制御部30
0、操作部21および***検出部66により実現されて
おり、図11および図13〜図18を参照して、以下に
その特徴となる動作を説明する。
【0047】図13は、文字サイズ決定処理の手順を示
すフローチャート図である。この文字サイズ決定処理で
は、***本体Aの種類、1行に作成すべき***文字の文
字数、および外枠のタイプによって、文字サイズが決定
されるようになっている。以下、図13のフローチャー
ト図にしたがって、***作成装置1に入力されたn(n
≧1)個の文字からなる文字列について、その文字サイ
ズが下記表1の文字サイズテーブルから決定されるまで
について詳述する。
【0048】
【表1】
【0049】上記表1に示すように、文字サイズテーブ
ルには、S、M、L、G、UおよびHまで、それぞれド
ットマトリックスのドット数で規定された文字サイズが
6段階に区分されて定義されている。各文字サイズは、
文字幅および文字高さが同一のドットマトリックスで構
成され、文字サイズS、M、L、G、UおよびHが、そ
れぞれ24、32、48、64、96および120ドッ
トのマトリックスで定義されている。この文字サイズテ
ーブルは、ROM302内に記憶されており、後述する
文字サイズ決定処理によって、適切な文字サイズが決定
され、その文字サイズの文字によって、インクリボンに
***文字の文字列が印字される。
【0050】文字サイズ決定処理においては、まず文字
入力に前後して外枠が選択されることにより、***作成
装置1にセットされた***本体Aの印面(印面領域)の
うち、***文字が作成される領域、すなわち文字作成領
域の領域ドット数Lが取得される(S31)。図14に
示すように、***本体Aの印面部分、すなわち印面領域
は、***文字を作成する文字作成領域およびその左右両
側に設けられた外枠領域を有する。この印面領域は、例
えば下記表2に示すような***本体の種類(表2では9
種類)ごとに定義され、ROM302に記憶されてい
る。
【0051】
【表2】
【0052】そして、上記***検出部66によって、印
章本体Aの種類が判別され、その結果により上記表2に
基づいて、印面領域のドット数がRAM303に記憶さ
れる。
【0053】一方、外枠は、例えば下記表3に示すよう
なA〜Dの4つの各タイプごとに、その外枠領域のドッ
ト数が定義され、ROM302に記憶されている。
【0054】
【表3】
【0055】なお、外枠タイプA(8ドット)、B(1
6ドット)、C(24ドット)およびD(32ドット)
として、例えば図15(a)〜(d)に示すような各種
の外枠が、それぞれROM302に記憶されている。
【0056】そして、CPU301によって、RAM3
03に記憶された印面領域のドット数から、左右の外枠
領域分のドット数を減じた値が、文字作成領域の領域ド
ット数LとしてRAM303に記憶され、これにより、
文字作成領域の領域ドット数Lが取得される(S1)。
したがって、この場合、***本体Aの種類を検出する印
章検出部66と、印面領域のドット数および選択された
外枠の外枠領域から文字作成領域の領域ドット数Lを算
出するためのCPU301、ROM302およびRAM
303とによって、領域ドット取得手段が構成されてい
る。
【0057】次に、上記で取得した文字作成領域の領域
ドット数Lに基づき、入力されたn個の文字によって作
成される***文字が、図14に示す文字作成領域からは
み出さず、かつ小さくなり過ぎないような適切な文字サ
イズ、すなわち文字サイズ上限値Dを算出する(S3
2)。この場合、上記表1で定義された複数の文字サイ
ズのうち、任意の文字サイズの文字幅を基準ドット数P
とするとともに、その文字サイズで、上記***文字を構
成した場合の各文字の有する文字幅のドット数をQi
(i=1〜n、ただしQiの総和をΣQとする)とし、
L/(ΣQ/P)によって算出される値を文字サイズ上
限値Dとする。なお、ここで、基準ドット数Pは、上記
表1で文字幅として定義されている値、すなわち24、
32、…、120ドットを意味する。
【0058】したがって、上記S31において、文字作
成領域の領域ドット数Lが記憶されたRAM303と、
基準ドット数Pが記憶されているROM302と、***
文字の文字幅のドット数Qiの総和を算出するととも
に、その結果ΣQを基準ドット数Pで除し、さらにその
結果で領域ドット数Lを除するCPU301とによっ
て、上限値算出手段が構成されている。
【0059】そして、算出された文字サイズ上限値Dに
基づいて、上記表1の文字サイズテーブルから、***文
字の適切な文字サイズを決定する(S33)。すなわ
ち、文字サイズテーブルから、文字サイズ上限値D以下
のドット数を有する文字サイズであって、そのうち最大
のものを、***文字の文字サイズとして決定する。
【0060】したがって、文字サイズテーブルが記憶さ
れているROM302と、文字サイズ上限値Dが記憶さ
れるとともに、決定された文字サイズが記憶されるRA
M303と、文字サイズテーブルの各文字サイズの文字
幅と文字サイズ上限値Dとを比較演算して文字サイズを
決定するCPU301とによって、文字サイズ決定手段
が構成されている。
【0061】ここで、図16および図17を参照して、
ビジネス印(大)用の***本体(印面領域:344ドッ
ト)に***文字を形成する場合の文字サイズ決定方法に
ついて、2、3例示して具体的に説明する。
【0062】まず、第1例として、図16に示すよう
に、***本体Aの文字作成領域に5文字(C1〜C5)
の***文字を作成する場合について説明する。この場合
において、外枠にはタイプA(8ドット)を選択すると
ともに、最小サイズである文字サイズS(24×24)
を基準とし、すなわち基準ドット数Pを24とし、また
この文字サイズSで構成されるとした場合の文字C1〜
文字C5は、いずれも基準ドット数(この場合24ドッ
ト)と同一の文字幅を有するものとする。
【0063】この場合、文字作成領域の領域ドット数L
は、ビジネス印(大)の印面領域(344ドット)か
ら、外枠(8×2ドット)の外枠領域を減じた値、すな
わち328(344−8×2)ドットとなる。一方、文
字サイズSによる文字C1〜C5は、いずれもその文字
幅Qiが24ドットであるため、そのドット数の総和Σ
Qは120(24+24+24+24+24)ドットと
なる。したがって、文字サイズ上限値Dは、65.6
(328/(120/24))ドットとなる。この文字
サイズ上限値Dを基にして、上記表1から文字サイズを
決定すると、文字幅が65.6ドット以下のもの、すな
わち文字サイズS、M、L、Gであって、そのうちの最
大のもの、すなわち文字サイズGが***文字の文字サイ
ズとして決定される。
【0064】次に、第2例として、上記第1例と同様
に、文字サイズSを基準とするとともに、同一の文字幅
を有する5文字(C1〜C5)の***文字を、***本体
Aの文字作成領域に作成する一方、外枠にはタイプD
(32ドット)を選択した場合について説明する。
【0065】この場合、文字作成領域の領域ドット数L
は、ビジネス印(大)の印面領域から、外枠(32×2
ドット)の外枠領域を減じた値、すなわち280(34
4−32×2)ドットとなる。一方、文字サイズSによ
る文字C1〜C5のドット数の総和ΣQは、上記第1例
と同様に、120ドットとなる。したがって、文字サイ
ズ上限値Dは、56(280/(120/24))ドッ
トとなる。この文字サイズ上限値Dを基にして、上記表
1から文字サイズを決定すると、文字幅が56ドット以
下のもの、すなわち文字サイズS、M、Lであって、そ
のうちの最大のもの、すなわち文字サイズLが決定され
る。
【0066】次に、第3例として、上記第1例と同様
に、文字サイズSを基準とするとともに、外枠にはタイ
プA(8ドット)を選択する一方、同一文字サイズであ
りながら異なる文字幅を有する5文字(C1〜C5)、
すなわち、文字サイズSによる文字C1、C2、C3、
C4およびC5の文字幅が、それぞれ24、18、2
4、20および24ドットである***文字を、***本体
Aの文字作成領域に作成する場合について説明する。
【0067】この場合、文字作成領域の領域ドット数L
は、ビジネス印(大)の印面領域から、外枠(8×2ド
ット)の外枠領域を減じた値、すなわち328(344
−8×2)ドットとなる。一方、文字サイズSによる文
字C1〜C5のドット数の総和ΣQは、110(24+
18+24+20+24)ドットとなる。したがって、
文字サイズ上限値Dは71.56(328/(110/
24))ドットとなる。この文字サイズ上限値Dを基に
して、上記表1から文字サイズを決定すると、文字幅が
71.56以下のもの、すなわち文字サイズS、M、
L、Gであって、そのうちの最大のもの、すなわち文字
サイズGが決定される。
【0068】なお、上記各例では、基準ドット数Pを最
小サイズである文字サイズSのドット数としたが、これ
に限られるものではなく、上記表1のいずれの文字サイ
ズのドット数を基準ドット数Pとしてもよい。ただし、
その場合、文字サイズ上限値Dを算出するときの文字C
1〜C5のドット数は、選択した文字サイズで構成され
るとした場合のドット数となる。
【0069】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、上記のようにして文字サイズ上限値Dを算出し、そ
の値に基づいて上記表1から文字サイズを決定している
ので、従来のような***本体および外枠などによるフォ
ーマット毎の多数の文字サイズテーブルが不要となる。
このため、***本体および外枠の種類が増加しても、そ
れに対応して、容易に文字サイズを決定することができ
る。
【0070】また、文字サイズテーブルを増加させる必
要がない分、ROMなどのメモリ容量を大きくする必要
がなく、生産コストの上昇を抑制することができる。
【0071】なお、本実施形態においては、文字サイズ
決定方法およびその装置を***作成装置に適用した場合
について説明したが、定長印字テープに文字を印字する
印字テープ作成装置などにも適用できることはいうまで
もない。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
所定の文字作成領域に文字列を作成する場合に、各文字
の文字サイズ上限値を算出し、それを基に文字サイズテ
ーブルから適切な文字サイズを決定しているので、種々
の大きさの文字作成領域に文字列を作成する場合であっ
ても、従来のように文字サイズテーブルを増加させるこ
となく、適切な文字サイズを簡単に決定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る文字サイズ決定方法
およびその装置を適用した***作成装置を示す外観図で
ある。
【図2】***作成装置の機械装置部の内部を示す構造図
である。
【図3】***本体を示す平面図である。
【図4】製版シートを示す構造図である。
【図5】機械装置部の露光部回りを示す平面図である。
【図6】開閉蓋を取り去った状態のポケット回りを示す
平面図である。
【図7】各種***本体のポケットへの装着状態を示す構
造説明図である。
【図8】各種***本体の判別パターンを説明する説明図
である。
【図9】***検出部の検出動作を示す縦断面図である。
【図10】ポケットおよび***検出部回りを示す平面図
である。
【図11】***作成装置の制御ブロック図である。
【図12】***作成装置の主要タスク起動処理の一例を
示すフローチャート図である。
【図13】文字サイズ決定方法の処理手順を示すフロー
チャート図である。
【図14】***本体の印面における文字作成領域および
外枠領域を説明する説明図である。
【図15】外枠領域のタイプ別の外枠を示す図である。
【図16】***本体の印面に適切な文字サイズの***文
字を作成する場合を説明する説明図である。
【図17】***本体の印面に適切な文字サイズの***文
字を作成する場合を説明する説明図である。
【図18】***本体の印面に適切な文字サイズの***文
字を作成する場合を説明する説明図である。
【図19】従来の文字サイズテーブルを示すイメージ図
である。
【符号の説明】
1 ***作成装置 6 ポケット 8 機能スイッチ 12 発光素子 21 操作部 22 プッシュボタン群 23 操作ダイヤル 24 表示器 31 実行キー 32 カーソル/変換キー 33 文字入力キー 56 印字ヘッド 57 プラテンローラ 64 印字部 65 露光部 66 ***検出部 67 周囲温度センサ 191 紫外線光源 300 制御部 301 CPU 302 ROM 303 RAM 304 入力インタフェース 305 出力インタフェース 306 システムバス A ***本体 B 製版シート C インクリボン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B41C 1/00 G06F 15/20 566M B41K 1/02 15/62 325K

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドットマトリックスのドット数で規定し
    たそれぞれ異なる複数の文字サイズから、n(n≧1)
    個の文字からなる文字列を、所定の文字作成領域に作成
    可能な文字サイズを決定する文字サイズ決定方法におい
    て、 前記所定の文字作成領域に対応する領域ドット数Lを取
    得する工程と、 前記複数の文字サイズのうち任意の文字サイズの基準ド
    ット数をPとするとともに、前記文字列を前記任意の文
    字サイズで構成した場合の各文字の有するドット数をQ
    i(i=1〜n、ただしQiの総和をΣQとする)とし
    た場合に、 D=L/(ΣQ/P) によって示される文字サイズ上限値Dを算出する工程
    と、 前記複数の文字サイズが定義された文字サイズテーブル
    から、前記文字サイズ上限値D以下のドット数を有する
    文字サイズであって、そのうちの最大のものを、前記文
    字列の文字サイズとして決定する工程とを有することを
    特徴とする文字サイズ決定方法。
  2. 【請求項2】 ドットマトリックスのドット数で規定し
    たそれぞれ異なる複数の文字サイズから、n(n≧1)
    個の文字からなる文字列を、所定の文字作成領域に作成
    可能な文字サイズを決定する文字サイズ決定装置におい
    て、 前記所定の文字作成領域に対応する領域ドット数Lを取
    得する領域ドット取得手段と、 前記複数の文字サイズのうち任意の文字サイズの基準ド
    ット数をPとするとともに、前記文字列を前記任意の文
    字サイズで構成した場合の各文字の有するドット数をQ
    i(i=1〜n、ただしQiの総和をΣQとする)とし
    た場合に、 D=L/(ΣQ/P) によって示される文字サイズ上限値Dを算出する上限値
    算出手段と、 前記複数の文字サイズが定義された文字サイズテーブル
    から、前記文字サイズ上限値D以下のドット数を有する
    文字サイズであって、そのうちの最大のものを、前記文
    字列の文字サイズとして決定する文字サイズ決定手段と
    を有することを特徴とする文字サイズ決定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06199005A (ja) * 1993-01-07 1994-07-19 Brother Ind Ltd テープ印字装置
JPH08183222A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Casio Comput Co Ltd 印刷装置及び表示装置

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