JPH11138152A - 浄水器 - Google Patents

浄水器

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JPH11138152A
JPH11138152A JP9306703A JP30670397A JPH11138152A JP H11138152 A JPH11138152 A JP H11138152A JP 9306703 A JP9306703 A JP 9306703A JP 30670397 A JP30670397 A JP 30670397A JP H11138152 A JPH11138152 A JP H11138152A
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purification cartridge
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Atsuko Nishi
温子 西
Kazuhiko Matsubayashi
和彦 松林
Yoshie Tanizaki
美江 谷崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大量の湯でも効率よく残留塩素を除去すること
ができ、水槽壁固着用、水槽浮遊用、又は蛇口取付用の
3態様に適用可能で、蛇口に取り付けた場合にも、水圧
の損失が少ない浄水器を提供する。 【解決手段】上部に取水口(4b)及び蛇口への取付部材
(6) を有する上ケース体(4) と、吐水口(5b)及び浄水カ
ートリッジ(2) を収容する円筒部(5c)を有する下ケース
体(5) とは、バイヨネット方式で一体化される。前記下
ケース体(5) の円筒部(5c)にはリブ(5d)が長さ方向に延
設され、同円筒部(5c)と前記カートリッジ(2) との間に
原水流路を構成する。更に、前記下ケース体(5) の下部
には浄化水と原水とが混合される混合部(S-2) が形成さ
れている。同混合部(S-2) では浄化水に溶出している未
反応の浄化剤が原水に含まれる塩素と反応し、原水の浄
化がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、冷水及び温水の両
方に使用でき、特に塩素の除去に優れた浄水器に関し、
更に詳しくは、水槽の壁面に固着し、又は水槽内に浮遊
させて使用でき、更には通常の蛇口に取り付けても使用
できる、多彩な使用態様を備えた浄水器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、料理用又は飲料用に使用する水に
は、塩素臭のない、おいしくてより安全性の高い水を使
用するために、特に台所の蛇口には、活性炭の吸着性能
により塩素などを除去すると共に濾材により混有物を除
去するための浄水器を取り付けて、水の浄化を行うこと
が一般に広くなされている。
【0003】更に、近年では水道水に残留している塩素
は、その臭いだけでなく、洗顔、洗髪又は入浴の際など
には、肌を刺激したり髪を傷める原因となることが知ら
れており、料理用又は飲料用の水だけでなく、入浴や洗
顔用の水からも残留塩素を除去することが求められてい
る。そこで、浴槽用の浄水器として、浴槽の壁面に吸盤
等の吸着部材で固着したり、或いは浴槽の湯に浮かべ
て、浴槽内に溜まった湯から塩素を除去するタイプの浄
水器が出回るようになった。この浄水器では湯から塩素
を除去するために、吸着により塩素を除去する活性炭で
はなく、化学反応により塩素を除去する脱塩素剤が使用
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、浴槽内
に溜まった湯から塩素を除去する上述のタイプの浄水器
では、内部の浄化剤を交換することができないため使い
捨てとなり、経済性の悪いものである。更には、塩素を
除去するために前記浄水器に湯を積極的に循環して通過
させなくてはならず、特に壁面に固着するタイプの浄水
器では残留塩素の除去効率が悪い。
【0005】そのため、浴槽への給水(湯)時に塩素を
除去することが望ましいが、従来の蛇口用の浄水器は台
所での使用を意図したものであるため、活性炭が使われ
ており、浄水器を通過する水の流量も少なく、また、浄
水器を通過する際の水圧の損失も大きいため、大流量の
必要な浴槽給湯用の蛇口に使用するのには適していな
い。しかも、前記浄水器をそのまま浴槽給湯用の蛇口に
使用した場合には、その水量も大きいため浄水器の寿命
が短くなる。
【0006】そこで、本発明はこれらの課題を解決し、
大量の湯でも効率よく残留塩素を除去することができ、
浄水カートリッジの使用期間の長い簡便な浄水器を提供
することを目的としている。更には、浴槽の内壁に固着
し、或いは浴槽の湯内に浮遊させて浴槽内の湯から塩素
を除去し、更には蛇口に取り付けて使用することもで
き、適宜その使用態様を選択可能であり、蛇口に取り付
けた場合にも、水圧の損失が少ない浄水器を提供するこ
とをも目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、取水口及び吐水口を有し、バイヨネット
又はネジ嵌合方式で一体化する上下に2分割された合成
樹脂製のケース体と、浄化剤を内蔵し、前記ケース体に
収容される浄水カートリッジとを備えた浄水器におい
て、前記浄化剤は溶出又は脱離可能な材料からなり、前
記ケース体の内部には、前記浄水カートリッジを通過し
た浄化水の流路と原水流路とが合流し、前記浄化水と原
水とが混合する混合部が形成されてなることを特徴とす
る浄水器を主要な構成としている。なお、前記浄化剤は
脱塩素剤を含むことが好ましい。
【0008】前記混合部では、同混合部に導入された浄
化水に溶出して、又は脱離により同浄化水に含有されて
いる未反応の浄化剤が、同混合部内の原水に含まれる塩
素と反応し、原水の浄化がなされるため、原水の浄化効
率が著しく向上すると共に、浄化剤の無駄がなくなり、
浄水カートリッジの使用期間が長くなる。また、前記ケ
ース体を上下に2分割したことにより、内部に収容され
ている浄水カートリッジの浄化能力が低下しても、同カ
ートリッジを新品と交換することができ、前記ケース体
を繰り返し使用することができる。また、前記上ケース
体と下ケース体とをネジ嵌合又はバイヨネット方式で一
体化することにより、蛇口に取り付けた状態で、或いは
浴槽に固着した状態で簡単に前記ケース体を開閉して浄
水カートリッジを交換することができる。また、浄化剤
を浄水カートリッジに内蔵して浄水器に装填することに
より、水圧により前記浄化剤がつぶれるのを防止するこ
とができる。
【0009】前記ケース体の内壁面に前記浄水カートリ
ッジの周壁に当接するリブを突設し、或いは、前記浄水
カートリッジの周壁に前記ケース体の内壁面に当接する
リブを突設して、前記ケース体と前記浄水カートリッジ
との間に前記原水流路を形成することが好ましい。この
場合には前記原水流路から積極的且つ円滑に、前記混合
部に原水を導入することができ、更なる浄化効率の向上
を図ることができる。
【0010】また、このようにリブによる原水流路を形
成した場合には、蛇口から供給される水圧の損失が少な
くなるため、前記取水口を前記上ケース体の上部に形成
し、前記吐水口を前記下ケース体の下部に形成して、前
記上ケース体には前記取水口を蛇口へ取り付けるための
取付部材を備えることにより、蛇口用の浄水器として使
用することができる。更に、蛇口用の浄水器にあって
は、吐水口に整流部材を設けることが望ましい。その場
合には、吐水口からの水の飛散を防止することができ、
吐出される湯の温度低下を低減することができる。
【0011】更に、前記ケース体に前記混合部に連通す
る単一の開口を形成し、前記開口は前記取水口及び吐水
口を兼用してなり、前記ケース体には水槽壁固着具の取
付部材を設けることにより、水槽壁に固着するタイプの
浄水器として使用することができる。また、前記水槽壁
固着具に代えて、水槽浮遊具を設けることで、水槽内を
浮遊させるタイプの浄水器として使用可能である。ここ
で、水槽とは例えば浴槽や洗面槽などの水を溜めて使用
するものをいう。
【0012】なお、水槽壁固着タイプ又は水槽内浮遊タ
イプの浄水器の場合には、前記ケース体に更に、前記取
水口及び吐水口を兼用する複数の開口が形成されること
が好ましい。その場合には、原水が複数の開口から円滑
に且つ大量に浄水器内に導入されることとなり、水槽内
の原水の浄化効率が向上する。
【0013】蛇口への取付部材や、水槽壁固着具又は水
槽浮遊具の取付部材は、前記ケース体の上底部に形成さ
れた円筒状固定部と、同固定部にねじ込まれる固定リン
グと、前記円筒状固定部に密嵌すると共に前記固定リン
グへの係合部を有するスペーサとから構成されることが
望ましく、その場合には前記浄水器を蛇口用、水槽壁固
着用及び水槽浮遊用のいずにも使用でき、用途に応じて
適宜選択が可能となる。
【0014】また、本発明では、浴槽内や浴室の蛇口へ
取り付けて使用する場合をも想定していることから、前
記ケース体が軟化点が80℃以上の材質から構成し、高
温の湯でも使用可能とすることが好ましい。前記材質と
しては、ポリプロピレン、PPE、POE、PC、AB
S樹脂などが使用可能である。
【0015】更に、前記ケース体が透明又は半透明であ
ることが望ましく、その場合には内部に収容されている
浄水カートリッジの浄化剤の残量や汚染程度が容器を開
放することなく、確認できるため便利である。
【0016】前記脱塩素剤の代表的な材質としては亜硫
酸カルシウムを挙げることができ、これを合成繊維と混
合して成形し、前記浄水カートリッジに装填されること
が好ましい。前記亜硫酸カルシウムを用いることにより
従来の活性炭を用いた浄水器に比べて残留塩素の除去寿
命、即ち使用期間を長くすることができる。なお、亜硫
酸カルシウムの形態は粒状、粉体等があるが、これらを
単独で使用すると、使用するにつれ亜硫酸カルシウムが
つぶれて目詰まりを起こし、水圧の損失増加の原因とな
ることがあるが、前記亜硫酸カルシウムと例えばポリエ
チレン、ポリプロピレン等の合成繊維を混合して成形し
て浄水カートリッジに装填することにより、前記亜硫酸
カルシウムのつぶれを防ぐことができる。なお、通水性
を有する2枚のフィルムに亜硫酸カルシウムを充填、封
じ込めたシート体をロール状に巻回し柱状にしたものを
使用することもできる。また、前記脱塩素剤として、亜
硫酸カルシウムの他にアスコルビン酸が挙げられる。
【0017】前記浄化剤は、更に不快臭気の除去物質を
含むことが好ましく、その場合には臭いによる不快感を
解消することができる。なお、不快臭とは、例えばジオ
スミンや2−メチルイソボルネオールなどのかび臭が挙
げられる。このようなかび臭を除去するための前記除去
物質としては、活性炭、ジビニルベンゼン系ポリマー等
があるが、温水を通すことを考慮するとジビニルベンゼ
ン系ポリマーを浄化剤の5〜25%添加するのが有効で
ある。
【0018】更に、従来の浄水器では残留塩素を除去す
ることのみを目的としていたが、近年、重要視されてい
るリラクゼーション効果や美容効果を得るために、前記
浄化剤として、更に保湿剤や、爽快感を与える物質を含
むことが好ましい。それにより水槽内の水に保湿剤や、
爽快感を与える物質が溶出或いは混入され、入浴時や洗
顔時などに皮膚に保湿性を付与したり、爽快感を与える
ことができる。
【0019】なお、前記保湿剤としては、使用時に口や
鼻から少量ではあっても体内に摂取されることを考慮し
て、安全面で問題がなく、使用に際しては十分な保湿効
果を期待できるものを採用することが望ましい。また、
常に水又は温水に接することから溶解度が小さく、かつ
少量の溶解で保湿効果が期待できるものが望ましい。例
えば、各種植物エキス(桃の葉、アロエ、甘草、カミツ
レ等)やホホバオイル、スクワラン等の油脂類、植物性
としては他に米抽出物である米発酵エキス、v−オリザ
ノール、フェルラ酸、米糠エキス等、更に、主に化粧品
向けに開発された高価格品としてヒアルロン酸、コラー
ゲン等が適用可能であるが、これらに限定されるもので
はない。これら保湿剤の使用に際しては、浄化水中に徐
々に拡散させることが望ましく、カプセル化、適当な担
体への担持、錠剤化等の加工が必要となる。
【0020】同様に、爽快感を与える物質としてはメン
トール、炭酸水素ナトリウム、硫酸ナトリウム、ミョウ
バンなどがあり、これらもカプセル化、適当な担体への
担持、錠剤化等の加工が必要である。
【0021】更に、これらの物質にさらに芳香性の物質
を加えることが可能であり、その場合にはアロマテラピ
ー効果が期待できる。
【0022】なお、前記浄化剤の各材料は、それぞれが
独立して単一の浄水カートリッジに多層に装填すること
ができ、又は前記浄化剤の各材料の少なくともいくつか
を混合して単一の浄水カートリッジに装填することも可
能である。
【0023】或いは、前記浄化剤の各材料を、それぞれ
単独のカートリッジに装填して2以上の前記カートリッ
ジを浄水器内に収容することもできる。或いは、前記浄
化剤の各材料を組み合わせて、組み合わされた各材料
を、それぞれが独立又は混合して浄水カートリッジに装
填した2以上の浄水カートリッジを浄水器内に収容する
こともできる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図示実施例に基づいて詳細に説明する。図1
〜9は本発明の第1実施例による蛇口用の浄水器1を示
す。図1は組立て状態にある前記浄水器1の縦断面図で
あり、図2は同浄水器におけるケース体の図1に直交す
る面における縦断面図であり、図3は前記浄水器1の外
観図である。
【0025】第1実施例による浄水器1は、中央が膨出
した有底円筒形状をなす合成樹脂製のケース体3と、浄
化剤を内蔵し、前記ケース体3に収容される円柱状の浄
水カートリッジ2とを備えている。前記浄水カートリッ
ジ2に内蔵されている浄化剤は溶出可能な材料からな
り、本実施例では亜硫酸カルシウムを合成繊維と混合し
て成形して前記浄水カートリッジ2に装填している。
【0026】前記ケース体3の樹脂材料は軟化点が80
℃以上の材質を採用している。そのため本実施例の浄水
器1は高温の湯を吐出する浴室用の蛇口にも使用が可能
である。また、同ケース体3は透明又は半透明であるこ
とが望ましく、その場合には内部に収容されている浄水
カートリッジの浄化剤の残量や汚染程度が容器を開放す
ることなく、確認できるため便利である。
【0027】前記ケース体3は中央の膨出部分で上ケー
ス体4と下ケース体5とに2分割されており、前記上ケ
ース体4及び下ケース体5はバイヨネット方式により一
体化される。更に、前記上ケース体4は、前記浄水器1
を蛇口Jへ取り付けるための取付部材6を備えている。
前記上ケース体4を図4及び図5に、前記下ケース体を
図6〜9に示す。
【0028】図4は上ケース体4の、図1と同一方向の
縦断面図であり、図5は上ケース体4の、図2と同一方
向の縦断面図である。上ケース体4の上底部4aの中央
には、蛇口Jから吐出された原水を前記浄水器1内に取
り込むための円形の取水口4bが形成されている。更に
前記上底部4aの外面からは、前記取水口4bの周囲
に、外ネジが切られた円筒形の固定部6aが突設されて
いる。
【0029】前記円筒状固定部6aには、外側からねじ
込まれる固定リング6bがねじ込まれている。更に、前
記固定部6aの内側には、中央に前記取水口4bと同径
の開口をもつ円板状の第1スペーサ6cが密嵌してお
り、更に、同第1スペーサ6cの上部には、蛇口の下端
を挿通すると共に、前記固定リング6bへの係合肩部6
dを有する第2スペーサ6eが配されている。蛇口Jの
先端近傍を第2スペーサ6bに挿通して、同蛇口Jの先
端縁を前記第1スペーサ6aの上面に当接した状態で、
前記固定部6aに固定リング6cをねじ込み、前記浄水
器1を蛇口Jへ取り付ける。なお、前記円筒状固定部6
a、固定リング6b、第1及び第2スペーサ6c,6e
が上記取付部材6を構成している。
【0030】前記上ケース体4には前記上底部4aの内
面に十字状に垂直壁部4dが突設されており、同垂直壁
部4dにより前記浄水カートリッジ2の上部を支持する
と共に、同カートリッジ2の上方に空間S−1が形成さ
れる。前記空間S−1では、前記取水口4bから取り込
まれた原水が前記カートリッジ2の上面全体に拡散され
るため、原水が平均して前記カートリッジ2内を通過す
ることができる。
【0031】更に、前記上ケース体4の開放周縁は外側
へ僅かに拡径して広げられており、その拡径された開放
周縁に沿って2ヵ所に全周の約1/4にわたり、内側へ
向けて略水平方向に突出する係合突条4eが形成されて
いる。更に前記係合突条4eの長さ方向の中央上部に
は、前記突条4eよりも低く突出する係合突起4fが形
成されている。
【0032】次に、下ケース体5について説明する。図
6及び図7は前記下ケース体5の側面図、図8は同下ケ
ース体5の上面図、図9は同底面図である。前記下ケー
ス体5は底部5aの中央に吐水口5bが形成されてお
り、同ケース体5の上半部は前記浄水カートリッジ2の
直径よりも僅かに大径の円筒部5cに形成されている。
前記円筒部5cの内壁面には上下方向に延びる4本のリ
ブ5dが等間隔で延設されており、前記リブ5dは前記
浄水カートリッジ2に当接する突出高さに設定されてい
る。従って、前記円筒部5cに前記浄水カートリッジ2
を収容したとき、同カートリッジ2の周面と前記円筒部
5cの内壁面との間には前記リブ5dの突出高さと同一
寸法の間隙が形成され、この間隙が前記上ケース体4の
上部に形成された空間S−1に取り入れられた原水の流
路を構成する。
【0033】前記上ケース体4と下ケース体5とを一体
化させたとき、前記円筒部5cは前記上ケース体4の内
部に収嵌される。同円筒部5cは外周面の上端近傍に凹
溝5eが形成されており、同凹溝5eには環状パッキン
9を嵌着して、前記上ケース体4と下ケース体5とのシ
ール性を向上させている。
【0034】前記円筒部5cの外周面には、前記上ケー
ス体4の係合突条4eが形成されている部位の直上位置
に、前記係合突条4eと同一の突出寸法及び延設寸法を
もつ突条5fが形成され、同突条5fの中央には前記ケ
ース体4の係合突起4fが係合可能な凹部5gが形成さ
れている。また、円筒部5cには、前記上ケース体4の
係合突条4eの直下位置に、同円筒部5cの全周にわた
って段部5hが形成されており、同段部5hと前記突条
5fとの間に前記上ケース体4の係合突条4eが係合す
る。
【0035】前記上ケース体4及び下ケース体5を閉塞
して一体化するには、前記上ケース体4の係合突条4e
と前記下ケース体5の前記突条5fとを互いにずらし
て、前記下ケース体5の段部5hが上ケース体4の端縁
に当接するまで、前記下ケース体5の円筒部5cを前記
上ケース体4の内部に挿入する。その後、前記下ケース
体5を回動させ、前記下ケース体5の突条5fと段部5
hとの間に前記上ケース体4の係合突条4eを係合させ
ると共に、前記上ケース体4の係合突起4fを前記下ケ
ース体5の凹部5gに係合させる。それにより、前記上
ケース体4と下ケース体5との回動が規制され、互いに
強固に固定される。一方、前記上ケース体4及び下ケー
ス体5を開放するには、上述とは逆の操作を行えばよ
く、同ケース体3の開閉操作が極めて容易であり、前記
浄水器1を蛇口Jに取り付けた状態で、内部の浄水カー
トリッジ2の交換を行うことができる。
【0036】なお、前記下ケース体5の下半部には、外
壁部に操作用凹部5jが形成されている。そのため、前
記浄水器1はほぼ球状にちかい把持しにくい形状をして
いるが、前記上ケース体4及び下ケース体5の開閉作業
を行う際などに、作業者が前記操作用凹部5jに指を挿
入して同浄水器1をしっかりと把持することができ、開
閉作業がし易くなる。
【0037】前記下ケース体5は前記底部5aの内面
に、上記上ケース体4と同様に十字の垂直壁部5iが突
設されており、同垂直壁部5iにより前記浄水カートリ
ッジ2の下部を支持すると共に、同カートリッジ2の下
方に空間S−2を形成する。前記空間S−2は、前記浄
水カートリッジ2を通過した浄化水が流れ込むと同時
に、前記リブ5dにより形成された上記原水流路を通っ
て原水が流れ込み、両者が混合される混合部を構成す
る。
【0038】本実施例による浄水器1に蛇口Jから原水
を供給すると、前記原水は取水口4bを通って前記上ケ
ース体4に形成された空間S−1に導入される。同空間
S−1内に原水が拡散されると、その原水は前記浄水カ
ートリッジ2の上面全体から前記浄水カートリッジ2内
に浸透すると同時に、一部の原水は、前記下ケース体5
に突設された前記リブ5dにより同ケース体5の内壁面
と前記浄水カートリッジ2との間に形成された原水流路
を通って、浄水器1の下部にある混合部S−2に導入さ
れる。このように、浄水器1に取り入れられた原水を、
浄水カートリッジ2を通過させると共に、一部を前記カ
ートリッジ2を通過させることなく、浄水器1の下部に
形成された混合部S−2へと導入することで、蛇口Jか
ら供給さされる原水の水圧損失を最小限に抑えることが
できる。そのため、特に多量の水を供給する浴室用の蛇
口にも使用することが可能となる。
【0039】更に、前記浄水カートリッジ2を通過する
原水には、同カートリッジ2内に含まれている脱塩素剤
が溶出し、原水内の残留塩素が脱塩素剤と化学反応して
原水から塩素が除去され、浄化される。この浄化水は前
記混合部S−2へと導入されるが、この浄化水には未反
応の過剰な脱塩素剤が溶出しているため、前記混合部S
−2内で原水と混合されると、その脱塩素剤が原水内に
含まれる残留塩素と反応し、前記混合部S−2内の原水
が浄化され、浄水器1の吐水口5bから吐出される。従
って、本実施例のように混合部S−2を設けることによ
り、原水の浄化効率が著しく向上すると共に、脱塩素剤
の無駄がなくなる。
【0040】図10は上述の第1実施例の変形例である
蛇口用の浄水器1′である。この変形例による浄水器
1′は、内部に収容されている浄水カートリッジが上述
の第1実施例と異なるものである。なおそれ以外の構成
は全て第1実施例と同一であるため、同一の符号を付し
てその詳細な説明は省略する。
【0041】前記浄水器1′には、脱塩素剤を含む第1
浄水カートリッジ2aと、保湿剤及び爽快感を与える物
質を含む第2浄水カートリッジ2bとの、2種類のカー
トリッジが収容されている。前記保湿剤及び爽快感を与
える物質は混合されて単一の第2カートリッジ2b内に
装填され、同カートリッジ2bの上面及び下面には、前
記保湿剤及び爽快感を与える物質の過剰な溶出を防止す
るために、多孔体2cが取り付けられている。
【0042】このように保湿剤及び爽快感を与える物質
を含む第2浄水カートリッジ2bを浄水器1′内に収容
することで、同浄水器1′を浴室用の蛇口に取り付けた
場合に、浴槽内の湯中に保湿剤及び爽快感を与える物質
が徐々に溶出され、入浴時や洗顔時などに皮膚に保湿性
を付与したり、爽快感を与えることができ、リラクゼー
ション効果や美容効果を得ることができる。
【0043】なお、前記第1及び第2浄水カートリッジ
2a,2bの他にも、芳香剤や異臭を除去する脱臭剤等
を含む浄水カートリッジを収容させることもできる。更
には、複数の浄水カートリッジにそれぞれを装填するの
ではなく、単一の浄水カートリッジ内に多種類の浄化剤
を混合して、或いは濾材を介して多層に分けて装填する
ことも可能である。しかしながら、多種類の浄化剤は溶
解度が異なり、しかも、溶出適量も異なるため、別個の
カートリッジに装填するほうがそれぞれに溶出量を制御
しやすく、別途にカートリッジの交換ができるため、効
率がよい。
【0044】図11は本発明の第2実施例による蛇口用
の浄水器13の断面図、図12は同浄水器13において
使用されている浄水カートリッジ2′の底面図である。
上述した第1実施例及びその変形例においては、下ケー
ス体5における円筒部5cの内壁面に上下方向に延びる
リブ5dを形成して、前記浄水カートリッジ2の周壁と
の間に原水流路を構成する間隙を設けている。これに対
して、本第2実施例の浄水器13は、前記下ケース体
5′における円筒部5c′の内壁面にはリブを形成せ
ず、浄水カートリッジ2′の周壁面に、4本の上下方向
に延びるリブ2dを等間隔で延設することにより、同カ
ートリッジ2′の周壁と前記円筒部5c′の内壁面との
間に原水流路を形成しているものである。なお、その他
の構成は第1実施例と全て同一であるため、同一の符号
を付してその詳細な説明は省略する。また、前記リブ2
dは4本に限定されるものではないが、浄水カートリッ
ジ2′を交換する際に、同カートリッジ2′を取り扱い
やすくするためには、少なくとも3本のリブを形成する
ことが望ましい。
【0045】更に、上述の実施例及び変形例による蛇口
用の浄水器1,1′,13にあっては、図13に示すよ
うに吐水口5bに整流部材14を設けることができる。
同整流部材14は図14に示すように、大径及び小径の
環状部14a,14bと、両環状部14a,14b同士
を中心を共有して放射状に連結する複数の連結部14c
とから形成される。この整流部材14は前記吐水口5b
に一体に成形するか、或いは別途に成形してネジ嵌合な
どの取付手段を適宜用いて前記吐水口5bに取り付ける
こともできる。前記吐水口5bに前記整流部材14を設
けることにより、同吐水口5bからの水の飛散が防止さ
れるため、蛇口から湯を吐水する際の湯の温度低下を低
減することができる。
【0046】図15は本発明の第3実施例による水槽壁
に固着するタイプの浄水器10を示す。この浄水器10
は、上述の第1実施例による蛇口用の取付部材6を水槽
壁固着具7の取付部材6′に変更した以外は、殆どの構
成が第1実施例と同一であり、この同一の構成には同一
の符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0047】前記水槽壁固着具7は水槽壁に密着する吸
盤である。この吸盤7の取付部材6′は、円筒状固定部
6aと、同固定部6aにねじ込まれる固定リング6b
と、前記円筒状固定部6aの内側に密嵌すると共に、前
記固定リング6bに係合する係合肩部6dをもつ円柱状
のスペーサ6fとから構成されている。前記円柱状スペ
ーサ6fはその上部に環状突起6gが形成されており、
前記吸盤7は前記円柱状スペーサ6fの前記環状突起6
gにリング7aを介して取り外し可能に取り付けられて
いる。そのため、前記浄水器10を水槽壁に固着して使
用する際に、同浄水器10が湯内で揺動して原水の導入
が円滑になされる。前記円柱状スペーサ6fを前記固定
部6aの内側に密嵌させて、前記固定リング6bを同固
定部6aに外側からネジ込むことにより、同固定リング
6bが前記円柱状スペーサ6gの係合肩部6dに係合し
て固定され、前記吸盤7が前記浄水器10に固定され
る。
【0048】このように、上述の第1実施例における取
付部材6の第1及び第2スペーサ6c,6eを円柱状ス
ペーサ6fに変更し、更に吸盤7を前記円柱状スペーサ
6fに取り付けるだけで、蛇口用の浄水器1を水槽壁に
固着するタイプの浄水器10として使用することができ
る。
【0049】第3実施例による前記浄水器10は、前記
円柱状スペーサ6fにより上ケース体4の上底部4aに
形成された開口4bが閉塞されるため、前記下ケース体
5の底部5aに形成された開口5bを取水口と吐水口と
に併用する。
【0050】前記浄水器10の吸盤7を水槽壁に押し付
けて、同浄水器10を水槽壁に固着して水中に沈める
と、前記取吐水口5bから混合部S−2へと原水が導入
され、浄水カートリッジ2の下面全体から前記浄水カー
トリッジ2内に浸透すると共に、一部の原水は、前記下
ケース体5の前記リブ5dにより形成された下ケース体
5と浄水カートリッジ2との間隙流路を通って浄水器1
0の上部に形成された空間S−1へと導入される。
【0051】従って、上部の前記空間S−1には原水と
前記浄水カートリッジ2内を通過した浄化水とが導入さ
れて混合されることとなる。即ち、本第3実施例では上
部の空間S−1も本発明の混合部を構成する。前記空間
S−1に導入された原水に含まれる残留塩素は、同空間
S−1に導入された浄化水に溶出している未反応の脱塩
素剤により除去され、同空間S−1の原水が浄化され
る。なお、この空間S−1内にある水は再度浄水カート
リッジ2を通過するか、或いは前記下ケース体5と浄水
カートリッジ2との間隙流路を通って、浄水器10の下
部に形成された空間S−2へ導入され、取吐水口5bか
ら外部へと吐出される。
【0052】本第3実施例では、浄水器10の上下に原
水と浄化水との混合部が形成されているため浄水効率が
向上し、湯の循環が少ない水槽壁面固着タイプの浄水器
10であっても、十分に塩素除去能力を発揮することが
できる。
【0053】更に、図16は本発明の第4実施例による
水槽に浮遊させるタイプの浄水器11を示す。この浄水
器11は、上述した第3実施例の吸盤7を水槽浮遊具8
に変更した以外は、全ての構成が第3実施例と同一であ
り、この同一の構成には同一の符号を付してその詳細な
説明は省略する。
【0054】前記水槽浮遊具8は浮袋であり、前記円柱
状スペーサ6fの環状突起6gにフック8aを介して取
り付けられており、同円柱状スペーサ6fを前記円筒状
固定部6aの内側に密嵌させて、前記固定リング6bを
同固定部6aに外側からネジ込に固定することにより、
前記浮袋8が前記浄水器11に固定される。そのため、
前記浄水器11を水槽内の湯水に浮遊させて使用する際
に、同浄水器11が湯内で揺動して原水の導入が円滑に
なされる。
【0055】このように、上述の第3実施例における水
槽壁固着用の吸盤7を水槽浮遊用の浮袋8に変更するだ
けで、水槽壁に固着するタイプの浄水器10を水槽に浮
遊させるタイプの浄水器11として使用することができ
る。
【0056】前記浄水器11を水に浮遊させると、上述
の第3実施例による水槽壁に固着するタイプの浄水器1
0と同様に、原水が前記取吐水口5bから混合部S−2
へ、更には下ケース体5と浄水カートリッジ2との間隙
流路を通って浄水器11の上部に形成された空間S−1
へと導入されて、浄水カートリッジ2の上下面全体から
前記浄水カートリッジ2内に浸透すると共に、一部の原
水は前記空間S−1,S−2内の浄化水と混合されて、
同浄化水に溶出している未反応の脱塩素剤により浄化さ
れる。
【0057】この水槽浮遊タイプの浄水器11は、水槽
内を自由に移動することができるため、第3実施例の水
槽壁固着タイプの浄水器10よりも原水の取り込み効率
がよく、浄化能力が大きい。
【0058】なお、本実施例では水槽内に浮遊させるた
めに、本実施例では浮袋8を使用しているが、水に浮く
部材であれば適用可能であり、例えば中空状のプラスチ
ック成形体や発泡体、或いは同発泡体をプラスチック容
器に収容した浮遊体などを使用することができる。次
に、図17には本発明の第5実施例による浄水器12の
外観図を、図18には同浄水器12の縦断面図を示す。
この浄水器12は、上述した第3実施例の浄水器10の
変形であり、上ケース体4″及び下ケース体5″の周壁
部に複数の開口4g,5kが形成されている。それ以外
の構成は全て、第3実施例と同一であるため、同一の符
号を付してその詳細な説明は省略する。
【0059】前記浄水器12の吸盤7を水槽壁に押し付
けて、同浄水器12を水槽壁に固着して水中に沈める
と、前記下ケース体5の底部5aに形成された取吐水口
5b及び前記開口4g,5kから、原水が浄水器12内
に取り込まれる。前記浄水器12に取り込まれた原水
は、同浄水器12の上下に形成された空間S−1,S−
2に導入され、浄水カートリッジ2の上下面全体から前
記浄水カートリッジ2内に浸透する。同浄水カートリッ
ジ2を通過した浄化水は、前記空間S−1,S−2に吐
出されて、同空間S−1,S−2内で原水と混合され
る。このとき、浄化水に溶出している未反応の脱塩素剤
により原水が浄化され、前記取吐水口5b及び前記開口
4g,5kから浄水器12の外部へと吐出される。
【0060】本第5実施例による浄水器12は、前記上
ケース体4及び下ケース体5の壁部に複数の開口4g,
5kを形成し、同開口4g,5kは原水の取水口及び浄
化水の吐水口を構成する。そのため、前記浄水器12に
対する原水及び浄化水の循環量が著しく増加し、浄化能
力が向上する。
【0061】なお、本実施例は水槽壁固着タイプの浄水
器12であるが、第4実施例による水槽浮遊タイプの浄
水器11の上下ケース体に開口を設けることももちろん
可能である。
【0062】更に、上述の第3〜第5実施例のように水
の内部に沈めて使用するタイプの浄水器10〜12は、
同浄水器10〜12を通過する水の圧力損失は問題とな
らないため、前記下ケース体5に形成されたリブ5dを
排除することが可能である。前記リブ5dを排除して
も、同浄水器10〜12の下部に取水口と吐水口とに併
用される取吐水口5bが形成され、同取吐水口5bが同
浄水器10〜12の下部に形成された空間S−2に連通
しているため、少なくとも前記空間S−2では必ず原水
と浄化水とが混合されることとなり、ある程度の浄水効
率は維持できるが、特に、第3及び第4実施例による浄
水器10,11では、原水の導入量が少なくなるため、
前記リブ5dを設けることが望ましい。
【0063】また、上述の実施例及び変形例は全て、上
下ケース体4,5をバイヨネット方式で一体化するもの
であるが、上ケース体の開放端縁に内ネジを切ると共
に、下ケース体の開放端縁に外ネジを切って、上下ケー
ス体をネジ嵌合により一体化することも可能である。
【0064】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明の浄水器
は、容器の内部に浄化水と原水との混合部を形成するこ
とにより、浄化水に過剰に溶出した未反応の脱塩素剤と
原水内の残留塩素とが反応して、原水の浄化がなされる
ため、浄化効率が著しく向上すると共に、脱塩素剤の無
駄がなくなる。
【0065】更には、蛇口への取付部材、水槽固着具又
は水槽浮遊具の取付部材を、上述のように前記ケース体
の上底部に形成された円筒状固定部と、同固定部にねじ
込まれる固定リングと、前記円筒状固定部に密嵌すると
共に前記固定リングへの係合部を有するスペーサとで構
成することにより、蛇口用、水槽固定用、又は水槽浮遊
用のいずれかの浄水器として用途に応じて適宜選択でき
るため、蛇口或いは水槽の形状に関わらず、幅広い使用
が可能となる。
【0066】また、上ケース体と下ケース体とが開閉可
能に一体化されているため、内部のカートリッジの交換
が可能となる。しかも一体化の方式が、ネジ嵌合又はバ
イヨネット方式であるため、上ケース体を蛇口に取り付
けたまま、あるいは浴槽に固着した状態で簡単に下ケー
ス体を外すことができる。更にケース体を透明又は半透
明にすることにより、内部の浄水カートリッジに含まれ
る浄化剤の残量や同カートリッジの汚れなどが、ケース
体を開放することなく外部から確認できるため、カート
リッジの交換時期を容易に知ることができる。
【0067】更に、浄水カートリッジに脱塩素剤に加え
て浄化剤として保湿剤や爽快感を与える物質などを含有
させることで、入浴又は洗顔時に使用する湯(水)にそ
れら保湿剤や爽快感を与える物質などを溶出されること
ができ、リラクゼーション効果や美容効果を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による浄水器の組立て状態
における縦断面図である。
【図2】同浄水器におけるケース体の図1に直交する面
における縦断面図である。
【図3】同浄水器の外観図である。
【図4】同浄水器における上ケース体の図1と同一方向
の縦断面図である。
【図5】同上ケース体の図2と同一方向の縦断面図であ
る。
【図6】前記浄水器における下ケース体の側面図であ
る。
【図7】同下ケース体の他の側面図である。
【図8】同下ケース体の上面図である。
【図9】同ケース体の底面図である。
【図10】第1実施例の変形例による蛇口用浄水器の縦
断面図である。
【図11】本発明の第2実施例による蛇口用浄水器の縦
断面図である。
【図12】同浄水器で使用される浄水カートリッジの底
面図である。
【図13】本発明の他の変形例による蛇口用浄水器の縦
断面図である。
【図14】同浄水器で使用される整流部材の平面図であ
る。
【図15】本発明の第3実施例による水槽壁固着タイプ
の浄水器の縦断面図である。
【図16】本発明の第4実施例による水槽浮遊タイプの
浄水器の縦断面図である。
【図17】本発明の第5実施例による浄水器の外観図で
ある。
【図18】同浄水器の縦断面図である。
【符号の説明】 1,1′ 浄水器 2,2′ 浄水カートリッジ 2a 浄水カートリッジ 2b 浄水カートリッジ 2c 多孔体 2d リブ 3 ケース体 4,4″ 上ケース体 4a 上底部 4b 取水口 4d 垂直壁部 4e 係合突条 4f 係合突起 4g 開口(取吐水口) 5,5′,5″ 下ケース体 5a 底部5a 5b 吐水口(取吐水口) 5c,5c′ 円筒部 5d リブ 5e 凹溝 5f 突条 5g 凹部 5h 段部 5i 垂直壁部 5j 操作用凹部 5k 開口(取吐水口) 6,6′ 取付部材 6a 円筒状固定部 6b 固定リング 6c 第1スペーサ 6d 係合肩部 6e 第2スペーサ 6f 円柱状スペーサ 6g 環状突起 7 水槽壁固着具(吸盤) 7a リング 8 水槽浮遊具(浮袋) 8a フック 9 環状パッキン 10,11,12,13 浄水器 14 整流部材 14a 大径環状部 14b 小径環状部 14c 連結部 J 蛇口 S−1 空間(混合部) S−2 空間(混合部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 1/68 520 C02F 1/68 520U 530 530C 540 540A 540Z 1/70 1/70 Z

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取水口及び吐水口を有し、バイヨネット
    又はネジ嵌合方式で一体化する上下に2分割された合成
    樹脂製のケース体と、 浄化剤を内蔵し、前記ケース体に収容される浄水カート
    リッジとを備えた浄水器において、 前記浄化剤は溶出又は脱離可能な材料からなり、 前記ケース体の内部には、前記浄水カートリッジを通過
    した浄化水の流路と原水流路とが合流し、前記浄化水と
    原水とが混合する混合部が形成されてなることを特徴と
    する浄水器。
  2. 【請求項2】 前記浄化剤は脱塩素剤を含む請求項1記
    載の浄水器。
  3. 【請求項3】 前記ケース体の内壁面に前記浄水カート
    リッジの周壁に当接するリブを突設し、前記ケース体と
    前記浄水カートリッジとの間に前記原水流路が形成され
    てなる請求項2記載の浄水器。
  4. 【請求項4】 前記浄水カートリッジの周壁に前記ケー
    ス体の内壁面に当接するリブを突設し、前記ケース体と
    前記浄水カートリッジとの間に前記原水流路が形成され
    てなる請求項2記載の浄水器。
  5. 【請求項5】 前記取水口を前記上ケース体の上部に形
    成し、前記吐水口を前記下ケース体の下部に形成し、前
    記上ケース体は前記取水口を蛇口へ取り付けるための取
    付部材を備えてなる請求項3又は4記載の浄水器。
  6. 【請求項6】 前記吐水口に整流部材が設けられてなる
    請求項5記載の浄水器。
  7. 【請求項7】 前記ケース体には前記混合部に連通する
    単一の開口が形成され、前記開口は前記取水口及び吐水
    口を兼用してなり、前記ケース体には水槽壁固着具の取
    付部材が設けられてなる請求項2〜4のいずれかに記載
    の浄水器。
  8. 【請求項8】 前記ケース体には前記混合部に連通する
    単一の開口が形成され、前記開口は前記取水口及び吐水
    口を兼用してなり、前記ケース体には水槽浮遊具の取付
    部材が設けられてなる請求項2〜5のいずれかに記載の
    浄水器。
  9. 【請求項9】 前記ケース体には更に、前記取水口及び
    吐水口を兼用する複数の開口が形成されてなる請求項7
    又は8記載の浄水器。
  10. 【請求項10】 前記取付部材は、前記ケース体の上底
    部に形成された円筒状固定部と、同固定部にねじ込まれ
    る固定リングと、前記円筒状固定部に密嵌すると共に前
    記固定リングへの係合部を有するスペーサとからなる請
    求項5〜9のいずれかに記載の浄水器。
  11. 【請求項11】 前記ケース体が軟化点が80℃以上の
    材質からなる請求項1〜10のいずれかに記載の浄水
    器。
  12. 【請求項12】 前記ケース体が透明又は半透明である
    請求項1〜11のいずれかに記載の浄水器。
  13. 【請求項13】 前記脱塩素剤は亜硫酸カルシウムであ
    り、合成繊維と混合して成形し、前記浄水カートリッジ
    に装填されてなる請求項1〜12のいずれかに記載の浄
    水器。
  14. 【請求項14】 前記浄化剤は、更に不快臭気の除去物
    質を含んでなる請求項1〜13のいずれかに記載の浄水
    器。
  15. 【請求項15】 前記浄化剤は、更に保湿剤を含んでな
    る請求項1〜14のいずれかに記載の浄水器。
  16. 【請求項16】 前記浄化剤は、更に爽快感を与える物
    質を含んでなる請求項1〜15のいずれかに記載の浄水
    器。
  17. 【請求項17】 前記浄化剤の各材料が、それぞれが独
    立又は混合されて単一の浄水カートリッジに装填されて
    なる請求項14〜16のいずれかに記載の浄水器。
  18. 【請求項18】 前記浄化剤の各材料が、それぞれが単
    独又は組み合わされて2以上の浄水カートリッジに装填
    されてなる請求項14〜16のいずれかに記載の浄水
    器。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006289208A (ja) * 2005-04-07 2006-10-26 Jipangu Project Kk 残留塩素の除去方法及びその除去材
JP2017192919A (ja) * 2016-04-22 2017-10-26 三菱ケミカル・クリンスイ株式会社 水処理カートリッジ

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