JP3901814B2 - 浄水器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、冷水及び温水の両方に使用でき、特に塩素の除去に優れた浄水器に関し、更に詳しくは、水槽の壁面に固着し、又は水槽内に浮遊させて使用でき、更には通常の蛇口に取り付けても使用できる、多彩な使用態様を備えた浄水器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、料理用又は飲料用に使用する水には、塩素臭のない、おいしくてより安全性の高い水を使用するために、特に台所の蛇口には、活性炭の吸着性能により塩素などを除去すると共に濾材により混有物を除去するための浄水器を取り付けて、水の浄化を行うことが一般に広くなされている。
【0003】
更に、近年では水道水に残留している塩素は、その臭いだけでなく、洗顔、洗髪又は入浴の際などには、肌を刺激したり髪を傷める原因となることが知られており、料理用又は飲料用の水だけでなく、入浴や洗顔用の水からも残留塩素を除去することが求められている。そこで、浴槽用の浄水器として、浴槽の壁面に吸盤等の吸着部材で固着したり、或いは浴槽の湯に浮かべて、浴槽内に溜まった湯から塩素を除去するタイプの浄水器が出回るようになった。この浄水器では湯から塩素を除去するために、吸着により塩素を除去する活性炭ではなく、化学反応により塩素を除去する脱塩素剤が使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、浴槽内に溜まった湯から塩素を除去する上述のタイプの浄水器では、内部の浄化剤を交換することができないため使い捨てとなり、経済性の悪いものである。更には、塩素を除去するために前記浄水器に湯を積極的に循環して通過させなくてはならず、特に壁面に固着するタイプの浄水器では残留塩素の除去効率が悪い。
【0005】
そのため、浴槽への給水(湯)時に塩素を除去することが望ましいが、従来の蛇口用の浄水器は台所での使用を意図したものであるため、活性炭が使われており、浄水器を通過する水の流量も少なく、また、浄水器を通過する際の水圧の損失も大きいため、大流量の必要な浴槽給湯用の蛇口に使用するのには適していない。しかも、前記浄水器をそのまま浴槽給湯用の蛇口に使用した場合には、その水量も大きいため浄水器の寿命が短くなる。
【0006】
そこで、本発明はこれらの課題を解決し、大量の湯でも効率よく残留塩素を除去することができ、浄水カートリッジの使用期間の長い簡便な浄水器を提供することを目的としている。更には、浴槽の内壁に固着し、或いは浴槽の湯内に浮遊させて浴槽内の湯から塩素を除去し、更には蛇口に取り付けて使用することもでき、適宜その使用態様を選択可能であり、蛇口に取り付けた場合にも、水圧の損失が少ない浄水器を提供することをも目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用効果】
上記課題を解決するため、本発明の基本的構成は、取水口及び吐水口を有し、バイヨネット又はネジ嵌合方式で一体化する上下に2分割された合成樹脂製のケース体と、浄化剤を内蔵し、前記ケース体に収容される浄水カートリッジとを備えた浄水器において、前記浄化剤は溶出又は脱離可能な材料からなり、前記ケース体の内部には、前記浄水カートリッジを通過した浄化水の流路と原水流路とが合流し、前記浄化水と原水とが混合する混合部が形成されてなり、前記浄化剤は脱塩素剤と爽快感を与える物質を含んでなり、前記爽快感を与える物質が、メントール、炭酸水素ナトリウム、硫酸ナトリウム、ミョウバンのうちの一つであるたことを特徴としている。
【0008】
前記混合部では、同混合部に導入された浄化水に溶出して、又は脱離により同浄化水に含有されている未反応の浄化剤が、同混合部内の原水に含まれる塩素と反応し、原水の浄化がなされるため、原水の浄化効率が著しく向上すると共に、浄化剤の無駄がなくなり、浄水カートリッジの使用期間が長くなる。また、前記ケース体を上下に2分割したことにより、内部に収容されている浄水カートリッジの浄化能力が低下しても、同カートリッジを新品と交換することができ、前記ケース体を繰り返し使用することができる。また、前記上ケース体と下ケース体とをネジ嵌合又はバイヨネット方式で一体化することにより、蛇口に取り付けた状態で、或いは浴槽に固着した状態で簡単に前記ケース体を開閉して浄水カートリッジを交換することができる。また、浄化剤を浄水カートリッジに内蔵して浄水器に装填することにより、水圧により前記浄化剤がつぶれるのを防止することができる。
【0009】
前記ケース体の内壁面に前記浄水カートリッジの周壁に当接するリブを突設し、或いは、前記浄水カートリッジの周壁に前記ケース体の内壁面に当接するリブを突設して、前記ケース体と前記浄水カートリッジとの間に前記原水流路を形成することが好ましい。この場合には前記原水流路から積極的且つ円滑に、前記混合部に原水を導入することができ、更なる浄化効率の向上を図ることができる。
【0010】
また、このようにリブによる原水流路を形成した場合には、蛇口から供給される水圧の損失が少なくなるため、前記取水口を前記上ケース体の上部に形成し、前記吐水口を前記下ケース体の下部に形成して、前記上ケース体には前記取水口を蛇口へ取り付けるための取付部材を備えることにより、蛇口用の浄水器として使用することができる。更に、蛇口用の浄水器にあっては、吐水口に整流部材を設けることが望ましい。その場合には、吐水口からの水の飛散を防止することができ、吐出される湯の温度低下を低減することができる。
【0011】
更に、前記ケース体に前記混合部に連通する単一の開口を形成し、前記開口は前記取水口及び吐水口を兼用してなり、前記ケース体には水槽壁固着具の取付部材を設けることにより、水槽壁に固着するタイプの浄水器として使用することができる。また、前記水槽壁固着具に代えて、水槽浮遊具を設けることで、水槽内を浮遊させるタイプの浄水器として使用可能である。ここで、水槽とは例えば浴槽や洗面槽などの水を溜めて使用するものをいう。
【0012】
なお、水槽壁固着タイプ又は水槽内浮遊タイプの浄水器の場合には、前記ケース体に更に、前記取水口及び吐水口を兼用する複数の開口が形成されることが好ましい。その場合には、原水が複数の開口から円滑に且つ大量に浄水器内に導入されることとなり、水槽内の原水の浄化効率が向上する。
【0013】
蛇口への取付部材や、水槽壁固着具又は水槽浮遊具の取付部材は、前記ケース体の上底部に形成された円筒状固定部と、同固定部にねじ込まれる固定リングと、前記円筒状固定部に密嵌すると共に前記固定リングへの係合部を有するスペーサとから構成されることが望ましく、その場合には前記浄水器を蛇口用、水槽壁固着用及び水槽浮遊用のいずにも使用でき、用途に応じて適宜選択が可能となる。
【0014】
また、本発明では、浴槽内や浴室の蛇口へ取り付けて使用する場合をも想定していることから、前記ケース体が軟化点が80℃以上の材質から構成し、高温の湯でも使用可能とすることが好ましい。前記材質としては、ポリプロピレン、PPE、POE、PC、ABS樹脂などが使用可能である。
【0015】
更に、前記ケース体が透明又は半透明であることが望ましく、その場合には内部に収容されている浄水カートリッジの浄化剤の残量や汚染程度が容器を開放することなく、確認できるため便利である。
【0016】
前記脱塩素剤の代表的な材質としては亜硫酸カルシウムを挙げることができ、これを合成繊維と混合して成形し、前記浄水カートリッジに装填されることが好ましい。前記亜硫酸カルシウムを用いることにより従来の活性炭を用いた浄水器に比べて残留塩素の除去寿命、即ち使用期間を長くすることができる。なお、亜硫酸カルシウムの形態は粒状、粉体等があるが、これらを単独で使用すると、使用するにつれ亜硫酸カルシウムがつぶれて目詰まりを起こし、水圧の損失増加の原因となることがあるが、前記亜硫酸カルシウムと例えばポリエチレン、ポリプロピレン等の合成繊維を混合して成形して浄水カートリッジに装填することにより、前記亜硫酸カルシウムのつぶれを防ぐことができる。なお、通水性を有する2枚のフィルムに亜硫酸カルシウムを充填、封じ込めたシート体をロール状に巻回し柱状にしたものを使用することもできる。
また、前記脱塩素剤として、亜硫酸カルシウムの他にアスコルビン酸が挙げられる。
【0017】
前記浄化剤は、更に不快臭気の除去物質を含むことが好ましく、その場合には臭いによる不快感を解消することができる。なお、不快臭とは、例えばジオスミンや2−メチルイソボルネオールなどのかび臭が挙げられる。このようなかび臭を除去するための前記除去物質としては、活性炭、ジビニルベンゼン系ポリマー等があるが、温水を通すことを考慮するとジビニルベンゼン系ポリマーを浄化剤の5〜25%添加するのが有効である。
【0018】
更に、従来の浄水器では残留塩素を除去することのみを目的としていたが、近年、重要視されているリラクゼーション効果や美容効果を得るために、本発明にあっては前記浄化剤として、更に保湿剤や、既述したとおり爽快感を与える物質を含んでいる。それにより水槽内の水に保湿剤や、爽快感を与える物質が溶出或いは混入され、入浴時や洗顔時などに皮膚に保湿性を付与したり、爽快感を与えることができる。
【0019】
なお、前記保湿剤としては、使用時に口や鼻から少量ではあっても体内に摂取されることを考慮して、安全面で問題がなく、使用に際しては十分な保湿効果を期待できるものを採用することが望ましい。また、常に水又は温水に接することから溶解度が小さく、かつ少量の溶解で保湿効果が期待できるものが望ましい。例えば、各種植物エキス(桃の葉、アロエ、甘草、カミツレ等)やホホバオイル、スクワラン等の油脂類、植物性としては他に米抽出物である米発酵エキス、v−オリザノール、フェルラ酸、米糠エキス等、更に、主に化粧品向けに開発された高価格品としてヒアルロン酸、コラーゲン等が適用可能であるが、これらに限定されるものではない。これら保湿剤の使用に際しては、浄化水中に徐々に拡散させることが望ましく、カプセル化、適当な担体への担持、錠剤化等の加工が必要となる。
【0020】
同様に、爽快感を与える物質としてはメントール、炭酸水素ナトリウム、硫酸ナトリウム、ミョウバンなどがあり、これらもカプセル化、適当な担体への担持、錠剤化等の加工が必要である。
【0021】
更に、これらの物質にさらに芳香性の物質を加えることが可能であり、その場合にはアロマテラピー効果が期待できる。
【0022】
なお、前記浄化剤の各材料は、それぞれが独立して単一の浄水カートリッジに多層に装填することができ、又は前記浄化剤の各材料の少なくともいくつかを混合して単一の浄水カートリッジに装填することも可能である。
【0023】
或いは、前記浄化剤の各材料を、それぞれ単独のカートリッジに装填して2以上の前記カートリッジを浄水器内に収容することもできる。或いは、前記浄化剤の各材料を組み合わせて、組み合わされた各材料を、それぞれが独立又は混合して浄水カートリッジに装填した2以上の浄水カートリッジを浄水器内に収容することもできる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図示実施例に基づいて詳細に説明する。図1〜9は本発明の第1実施例による蛇口用の浄水器1を示す。図1は組立て状態にある前記浄水器1の縦断面図であり、図2は同浄水器におけるケース体の図1に直交する面における縦断面図であり、図3は前記浄水器1の外観図である。
【0025】
第1実施例による浄水器1は、中央が膨出した有底円筒形状をなす合成樹脂製のケース体3と、浄化剤を内蔵し、前記ケース体3に収容される円柱状の浄水カートリッジ2とを備えている。前記浄水カートリッジ2に内蔵されている浄化剤は溶出可能な材料からなり、本実施例では亜硫酸カルシウムを合成繊維と混合して成形して前記浄水カートリッジ2に装填している。
【0026】
前記ケース体3の樹脂材料は軟化点が80℃以上の材質を採用している。そのため本実施例の浄水器1は高温の湯を吐出する浴室用の蛇口にも使用が可能である。また、同ケース体3は透明又は半透明であることが望ましく、その場合には内部に収容されている浄水カートリッジの浄化剤の残量や汚染程度が容器を開放することなく、確認できるため便利である。
【0027】
前記ケース体3は中央の膨出部分で上ケース体4と下ケース体5とに2分割されており、前記上ケース体4及び下ケース体5はバイヨネット方式により一体化される。更に、前記上ケース体4は、前記浄水器1を蛇口Jへ取り付けるための取付部材6を備えている。前記上ケース体4を図4及び図5に、前記下ケース体を図6〜9に示す。
【0028】
図4は上ケース体4の、図1と同一方向の縦断面図であり、図5は上ケース体4の、図2と同一方向の縦断面図である。
上ケース体4の上底部4aの中央には、蛇口Jから吐出された原水を前記浄水器1内に取り込むための円形の取水口4bが形成されている。更に前記上底部4aの外面からは、前記取水口4bの周囲に、外ネジが切られた円筒形の固定部6aが突設されている。
【0029】
前記円筒状固定部6aには、外側からねじ込まれる固定リング6bがねじ込まれている。更に、前記固定部6aの内側には、中央に前記取水口4bと同径の開口をもつ円板状の第1スペーサ6cが密嵌しており、更に、同第1スペーサ6cの上部には、蛇口の下端を挿通すると共に、前記固定リング6bへの係合肩部6dを有する第2スペーサ6eが配されている。蛇口Jの先端近傍を第2スペーサ6bに挿通して、同蛇口Jの先端縁を前記第1スペーサ6aの上面に当接した状態で、前記固定部6aに固定リング6cをねじ込み、前記浄水器1を蛇口Jへ取り付ける。なお、前記円筒状固定部6a、固定リング6b、第1及び第2スペーサ6c,6eが上記取付部材6を構成している。
【0030】
前記上ケース体4には前記上底部4aの内面に十字状に垂直壁部4dが突設されており、同垂直壁部4dにより前記浄水カートリッジ2の上部を支持すると共に、同カートリッジ2の上方に空間S−1が形成される。前記空間S−1では、前記取水口4bから取り込まれた原水が前記カートリッジ2の上面全体に拡散されるため、原水が平均して前記カートリッジ2内を通過することができる。
【0031】
更に、前記上ケース体4の開放周縁は外側へ僅かに拡径して広げられており、その拡径された開放周縁に沿って2ヵ所に全周の約1/4にわたり、内側へ向けて略水平方向に突出する係合突条4eが形成されている。更に前記係合突条4eの長さ方向の中央上部には、前記突条4eよりも低く突出する係合突起4fが形成されている。
【0032】
次に、下ケース体5について説明する。図6及び図7は前記下ケース体5の側面図、図8は同下ケース体5の上面図、図9は同底面図である。
前記下ケース体5は底部5aの中央に吐水口5bが形成されており、同ケース体5の上半部は前記浄水カートリッジ2の直径よりも僅かに大径の円筒部5cに形成されている。前記円筒部5cの内壁面には上下方向に延びる4本のリブ5dが等間隔で延設されており、前記リブ5dは前記浄水カートリッジ2に当接する突出高さに設定されている。従って、前記円筒部5cに前記浄水カートリッジ2を収容したとき、同カートリッジ2の周面と前記円筒部5cの内壁面との間には前記リブ5dの突出高さと同一寸法の間隙が形成され、この間隙が前記上ケース体4の上部に形成された空間S−1に取り入れられた原水の流路を構成する。
【0033】
前記上ケース体4と下ケース体5とを一体化させたとき、前記円筒部5cは前記上ケース体4の内部に収嵌される。同円筒部5cは外周面の上端近傍に凹溝5eが形成されており、同凹溝5eには環状パッキン9を嵌着して、前記上ケース体4と下ケース体5とのシール性を向上させている。
【0034】
前記円筒部5cの外周面には、前記上ケース体4の係合突条4eが形成されている部位の直上位置に、前記係合突条4eと同一の突出寸法及び延設寸法をもつ突条5fが形成され、同突条5fの中央には前記ケース体4の係合突起4fが係合可能な凹部5gが形成されている。また、円筒部5cには、前記上ケース体4の係合突条4eの直下位置に、同円筒部5cの全周にわたって段部5hが形成されており、同段部5hと前記突条5fとの間に前記上ケース体4の係合突条4eが係合する。
【0035】
前記上ケース体4及び下ケース体5を閉塞して一体化するには、前記上ケース体4の係合突条4eと前記下ケース体5の前記突条5fとを互いにずらして、前記下ケース体5の段部5hが上ケース体4の端縁に当接するまで、前記下ケース体5の円筒部5cを前記上ケース体4の内部に挿入する。その後、前記下ケース体5を回動させ、前記下ケース体5の突条5fと段部5hとの間に前記上ケース体4の係合突条4eを係合させると共に、前記上ケース体4の係合突起4fを前記下ケース体5の凹部5gに係合させる。それにより、前記上ケース体4と下ケース体5との回動が規制され、互いに強固に固定される。一方、前記上ケース体4及び下ケース体5を開放するには、上述とは逆の操作を行えばよく、同ケース体3の開閉操作が極めて容易であり、前記浄水器1を蛇口Jに取り付けた状態で、内部の浄水カートリッジ2の交換を行うことができる。
【0036】
なお、前記下ケース体5の下半部には、外壁部に操作用凹部5jが形成されている。そのため、前記浄水器1はほぼ球状にちかい把持しにくい形状をしているが、前記上ケース体4及び下ケース体5の開閉作業を行う際などに、作業者が前記操作用凹部5jに指を挿入して同浄水器1をしっかりと把持することができ、開閉作業がし易くなる。
【0037】
前記下ケース体5は前記底部5aの内面に、上記上ケース体4と同様に十字の垂直壁部5iが突設されており、同垂直壁部5iにより前記浄水カートリッジ2の下部を支持すると共に、同カートリッジ2の下方に空間S−2を形成する。前記空間S−2は、前記浄水カートリッジ2を通過した浄化水が流れ込むと同時に、前記リブ5dにより形成された上記原水流路を通って原水が流れ込み、両者が混合される混合部を構成する。
【0038】
本実施例による浄水器1に蛇口Jから原水を供給すると、前記原水は取水口4bを通って前記上ケース体4に形成された空間S−1に導入される。同空間S−1内に原水が拡散されると、その原水は前記浄水カートリッジ2の上面全体から前記浄水カートリッジ2内に浸透すると同時に、一部の原水は、前記下ケース体5に突設された前記リブ5dにより同ケース体5の内壁面と前記浄水カートリッジ2との間に形成された原水流路を通って、浄水器1の下部にある混合部S−2に導入される。このように、浄水器1に取り入れられた原水を、浄水カートリッジ2を通過させると共に、一部を前記カートリッジ2を通過させることなく、浄水器1の下部に形成された混合部S−2へと導入することで、蛇口Jから供給さされる原水の水圧損失を最小限に抑えることができる。そのため、特に多量の水を供給する浴室用の蛇口にも使用することが可能となる。
【0039】
更に、前記浄水カートリッジ2を通過する原水には、同カートリッジ2内に含まれている脱塩素剤が溶出し、原水内の残留塩素が脱塩素剤と化学反応して原水から塩素が除去され、浄化される。この浄化水は前記混合部S−2へと導入されるが、この浄化水には未反応の過剰な脱塩素剤が溶出しているため、前記混合部S−2内で原水と混合されると、その脱塩素剤が原水内に含まれる残留塩素と反応し、前記混合部S−2内の原水が浄化され、浄水器1の吐水口5bから吐出される。従って、本実施例のように混合部S−2を設けることにより、原水の浄化効率が著しく向上すると共に、脱塩素剤の無駄がなくなる。
【0040】
図10は上述の第1実施例の変形例である蛇口用の浄水器1′である。この変形例による浄水器1′は、内部に収容されている浄水カートリッジが上述の第1実施例と異なるものである。なおそれ以外の構成は全て第1実施例と同一であるため、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0041】
前記浄水器1′には、脱塩素剤を含む第1浄水カートリッジ2aと、保湿剤及び爽快感を与える物質を含む第2浄水カートリッジ2bとの、2種類のカートリッジが収容されている。前記保湿剤及び爽快感を与える物質は混合されて単一の第2カートリッジ2b内に装填され、同カートリッジ2bの上面及び下面には、前記保湿剤及び爽快感を与える物質の過剰な溶出を防止するために、多孔体2cが取り付けられている。
【0042】
このように保湿剤及び爽快感を与える物質を含む第2浄水カートリッジ2bを浄水器1′内に収容することで、同浄水器1′を浴室用の蛇口に取り付けた場合に、浴槽内の湯中に保湿剤及び爽快感を与える物質が徐々に溶出され、入浴時や洗顔時などに皮膚に保湿性を付与したり、爽快感を与えることができ、リラクゼーション効果や美容効果を得ることができる。
【0043】
なお、前記第1及び第2浄水カートリッジ2a,2bの他にも、芳香剤や異臭を除去する脱臭剤等を含む浄水カートリッジを収容させることもできる。更には、複数の浄水カートリッジにそれぞれを装填するのではなく、単一の浄水カートリッジ内に多種類の浄化剤を混合して、或いは濾材を介して多層に分けて装填することも可能である。しかしながら、多種類の浄化剤は溶解度が異なり、しかも、溶出適量も異なるため、別個のカートリッジに装填するほうがそれぞれに溶出量を制御しやすく、別途にカートリッジの交換ができるため、効率がよい。
【0044】
図11は本発明の第2実施例による蛇口用の浄水器13の断面図、図12は同浄水器13において使用されている浄水カートリッジ2′の底面図である。上述した第1実施例及びその変形例においては、下ケース体5における円筒部5cの内壁面に上下方向に延びるリブ5dを形成して、前記浄水カートリッジ2の周壁との間に原水流路を構成する間隙を設けている。これに対して、本第2実施例の浄水器13は、前記下ケース体5′における円筒部5c′の内壁面にはリブを形成せず、浄水カートリッジ2′の周壁面に、4本の上下方向に延びるリブ2dを等間隔で延設することにより、同カートリッジ2′の周壁と前記円筒部5c′の内壁面との間に原水流路を形成しているものである。なお、その他の構成は第1実施例と全て同一であるため、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。また、前記リブ2dは4本に限定されるものではないが、浄水カートリッジ2′を交換する際に、同カートリッジ2′を取り扱いやすくするためには、少なくとも3本のリブを形成することが望ましい。
【0045】
更に、上述の実施例及び変形例による蛇口用の浄水器1,1′,13にあっては、図13に示すように吐水口5bに整流部材14を設けることができる。同整流部材14は図14に示すように、大径及び小径の環状部14a,14bと、両環状部14a,14b同士を中心を共有して放射状に連結する複数の連結部14cとから形成される。この整流部材14は前記吐水口5bに一体に成形するか、或いは別途に成形してネジ嵌合などの取付手段を適宜用いて前記吐水口5bに取り付けることもできる。前記吐水口5bに前記整流部材14を設けることにより、同吐水口5bからの水の飛散が防止されるため、蛇口から湯を吐水する際の湯の温度低下を低減することができる。
【0046】
図15は本発明の第3実施例による水槽壁に固着するタイプの浄水器10を示す。この浄水器10は、上述の第1実施例による蛇口用の取付部材6を水槽壁固着具7の取付部材6′に変更した以外は、殆どの構成が第1実施例と同一であり、この同一の構成には同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0047】
前記水槽壁固着具7は水槽壁に密着する吸盤である。この吸盤7の取付部材6′は、円筒状固定部6aと、同固定部6aにねじ込まれる固定リング6bと、前記円筒状固定部6aの内側に密嵌すると共に、前記固定リング6bに係合する係合肩部6dをもつ円柱状のスペーサ6fとから構成されている。前記円柱状スペーサ6fはその上部に環状突起6gが形成されており、前記吸盤7は前記円柱状スペーサ6fの前記環状突起6gにリング7aを介して取り外し可能に取り付けられている。そのため、前記浄水器10を水槽壁に固着して使用する際に、同浄水器10が湯内で揺動して原水の導入が円滑になされる。前記円柱状スペーサ6fを前記固定部6aの内側に密嵌させて、前記固定リング6bを同固定部6aに外側からネジ込むことにより、同固定リング6bが前記円柱状スペーサ6gの係合肩部6dに係合して固定され、前記吸盤7が前記浄水器10に固定される。
【0048】
このように、上述の第1実施例における取付部材6の第1及び第2スペーサ6c,6eを円柱状スペーサ6fに変更し、更に吸盤7を前記円柱状スペーサ6fに取り付けるだけで、蛇口用の浄水器1を水槽壁に固着するタイプの浄水器10として使用することができる。
【0049】
第3実施例による前記浄水器10は、前記円柱状スペーサ6fにより上ケース体4の上底部4aに形成された開口4bが閉塞されるため、前記下ケース体5の底部5aに形成された開口5bを取水口と吐水口とに併用する。
【0050】
前記浄水器10の吸盤7を水槽壁に押し付けて、同浄水器10を水槽壁に固着して水中に沈めると、前記取吐水口5bから混合部S−2へと原水が導入され、浄水カートリッジ2の下面全体から前記浄水カートリッジ2内に浸透すると共に、一部の原水は、前記下ケース体5の前記リブ5dにより形成された下ケース体5と浄水カートリッジ2との間隙流路を通って浄水器10の上部に形成された空間S−1へと導入される。
【0051】
従って、上部の前記空間S−1には原水と前記浄水カートリッジ2内を通過した浄化水とが導入されて混合されることとなる。即ち、本第3実施例では上部の空間S−1も本発明の混合部を構成する。前記空間S−1に導入された原水に含まれる残留塩素は、同空間S−1に導入された浄化水に溶出している未反応の脱塩素剤により除去され、同空間S−1の原水が浄化される。なお、この空間S−1内にある水は再度浄水カートリッジ2を通過するか、或いは前記下ケース体5と浄水カートリッジ2との間隙流路を通って、浄水器10の下部に形成された空間S−2へ導入され、取吐水口5bから外部へと吐出される。
【0052】
本第3実施例では、浄水器10の上下に原水と浄化水との混合部が形成されているため浄水効率が向上し、湯の循環が少ない水槽壁面固着タイプの浄水器10であっても、十分に塩素除去能力を発揮することができる。
【0053】
更に、図16は本発明の第4実施例による水槽に浮遊させるタイプの浄水器11を示す。この浄水器11は、上述した第3実施例の吸盤7を水槽浮遊具8に変更した以外は、全ての構成が第3実施例と同一であり、この同一の構成には同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0054】
前記水槽浮遊具8は浮袋であり、前記円柱状スペーサ6fの環状突起6gにフック8aを介して取り付けられており、同円柱状スペーサ6fを前記円筒状固定部6aの内側に密嵌させて、前記固定リング6bを同固定部6aに外側からネジ込に固定することにより、前記浮袋8が前記浄水器11に固定される。そのため、前記浄水器11を水槽内の湯水に浮遊させて使用する際に、同浄水器11が湯内で揺動して原水の導入が円滑になされる。
【0055】
このように、上述の第3実施例における水槽壁固着用の吸盤7を水槽浮遊用の浮袋8に変更するだけで、水槽壁に固着するタイプの浄水器10を水槽に浮遊させるタイプの浄水器11として使用することができる。
【0056】
前記浄水器11を水に浮遊させると、上述の第3実施例による水槽壁に固着するタイプの浄水器10と同様に、原水が前記取吐水口5bから混合部S−2へ、更には下ケース体5と浄水カートリッジ2との間隙流路を通って浄水器11の上部に形成された空間S−1へと導入されて、浄水カートリッジ2の上下面全体から前記浄水カートリッジ2内に浸透すると共に、一部の原水は前記空間S−1,S−2内の浄化水と混合されて、同浄化水に溶出している未反応の脱塩素剤により浄化される。
【0057】
この水槽浮遊タイプの浄水器11は、水槽内を自由に移動することができるため、第3実施例の水槽壁固着タイプの浄水器10よりも原水の取り込み効率がよく、浄化能力が大きい。
【0058】
なお、本実施例では水槽内に浮遊させるために、本実施例では浮袋8を使用しているが、水に浮く部材であれば適用可能であり、例えば中空状のプラスチック成形体や発泡体、或いは同発泡体をプラスチック容器に収容した浮遊体などを使用することができる。
次に、図17には本発明の第5実施例による浄水器12の外観図を、図18には同浄水器12の縦断面図を示す。この浄水器12は、上述した第3実施例の浄水器10の変形であり、上ケース体4″及び下ケース体5″の周壁部に複数の開口4g,5kが形成されている。それ以外の構成は全て、第3実施例と同一であるため、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0059】
前記浄水器12の吸盤7を水槽壁に押し付けて、同浄水器12を水槽壁に固着して水中に沈めると、前記下ケース体5の底部5aに形成された取吐水口5b及び前記開口4g,5kから、原水が浄水器12内に取り込まれる。前記浄水器12に取り込まれた原水は、同浄水器12の上下に形成された空間S−1,S−2に導入され、浄水カートリッジ2の上下面全体から前記浄水カートリッジ2内に浸透する。同浄水カートリッジ2を通過した浄化水は、前記空間S−1,S−2に吐出されて、同空間S−1,S−2内で原水と混合される。このとき、浄化水に溶出している未反応の脱塩素剤により原水が浄化され、前記取吐水口5b及び前記開口4g,5kから浄水器12の外部へと吐出される。
【0060】
本第5実施例による浄水器12は、前記上ケース体4及び下ケース体5の壁部に複数の開口4g,5kを形成し、同開口4g,5kは原水の取水口及び浄化水の吐水口を構成する。そのため、前記浄水器12に対する原水及び浄化水の循環量が著しく増加し、浄化能力が向上する。
【0061】
なお、本実施例は水槽壁固着タイプの浄水器12であるが、第4実施例による水槽浮遊タイプの浄水器11の上下ケース体に開口を設けることももちろん可能である。
【0062】
更に、上述の第3〜第5実施例のように水の内部に沈めて使用するタイプの浄水器10〜12は、同浄水器10〜12を通過する水の圧力損失は問題とならないため、前記下ケース体5に形成されたリブ5dを排除することが可能である。前記リブ5dを排除しても、同浄水器10〜12の下部に取水口と吐水口とに併用される取吐水口5bが形成され、同取吐水口5bが同浄水器10〜12の下部に形成された空間S−2に連通しているため、少なくとも前記空間S−2では必ず原水と浄化水とが混合されることとなり、ある程度の浄水効率は維持できるが、特に、第3及び第4実施例による浄水器10,11では、原水の導入量が少なくなるため、前記リブ5dを設けることが望ましい。
【0063】
また、上述の実施例及び変形例は全て、上下ケース体4,5をバイヨネット方式で一体化するものであるが、上ケース体の開放端縁に内ネジを切ると共に、下ケース体の開放端縁に外ネジを切って、上下ケース体をネジ嵌合により一体化することも可能である。
【0064】
【発明の効果】
以上、述べたように、本発明の浄水器は、容器の内部に浄化水と原水との混合部を形成することにより、浄化水に過剰に溶出した未反応の脱塩素剤と原水内の残留塩素とが反応して、原水の浄化がなされるため、浄化効率が著しく向上すると共に、脱塩素剤の無駄がなくなる。
【0065】
更には、蛇口への取付部材、水槽固着具又は水槽浮遊具の取付部材を、上述のように前記ケース体の上底部に形成された円筒状固定部と、同固定部にねじ込まれる固定リングと、前記円筒状固定部に密嵌すると共に前記固定リングへの係合部を有するスペーサとで構成することにより、蛇口用、水槽固定用、又は水槽浮遊用のいずれかの浄水器として用途に応じて適宜選択できるため、蛇口或いは水槽の形状に関わらず、幅広い使用が可能となる。
【0066】
また、上ケース体と下ケース体とが開閉可能に一体化されているため、内部のカートリッジの交換が可能となる。しかも一体化の方式が、ネジ嵌合又はバイヨネット方式であるため、上ケース体を蛇口に取り付けたまま、あるいは浴槽に固着した状態で簡単に下ケース体を外すことができる。更にケース体を透明又は半透明にすることにより、内部の浄水カートリッジに含まれる浄化剤の残量や同カートリッジの汚れなどが、ケース体を開放することなく外部から確認できるため、カートリッジの交換時期を容易に知ることができる。
【0067】
更に、浄水カートリッジに脱塩素剤に加えて浄化剤として保湿剤や爽快感を与える物質などを含有させることで、入浴又は洗顔時に使用する湯(水)にそれら保湿剤や爽快感を与える物質などを溶出されることができ、リラクゼーション効果や美容効果を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による浄水器の組立て状態における縦断面図である。
【図2】同浄水器におけるケース体の図1に直交する面における縦断面図である。
【図3】同浄水器の外観図である。
【図4】同浄水器における上ケース体の図1と同一方向の縦断面図である。
【図5】同上ケース体の図2と同一方向の縦断面図である。
【図6】前記浄水器における下ケース体の側面図である。
【図7】同下ケース体の他の側面図である。
【図8】同下ケース体の上面図である。
【図9】同ケース体の底面図である。
【図10】第1実施例の変形例による蛇口用浄水器の縦断面図である。
【図11】本発明の第2実施例による蛇口用浄水器の縦断面図である。
【図12】同浄水器で使用される浄水カートリッジの底面図である。
【図13】本発明の他の変形例による蛇口用浄水器の縦断面図である。
【図14】同浄水器で使用される整流部材の平面図である。
【図15】本発明の第3実施例による水槽壁固着タイプの浄水器の縦断面図である。
【図16】本発明の第4実施例による水槽浮遊タイプの浄水器の縦断面図である。
【図17】本発明の第5実施例による浄水器の外観図である。
【図18】同浄水器の縦断面図である。
【符号の説明】
1,1′ 浄水器
2,2′ 浄水カートリッジ
2a 浄水カートリッジ
2b 浄水カートリッジ
2c 多孔体
2d リブ
3 ケース体
4,4″ 上ケース体
4a 上底部
4b 取水口
4d 垂直壁部
4e 係合突条
4f 係合突起
4g 開口(取吐水口)
5,5′,5″ 下ケース体
5a 底部5a
5b 吐水口(取吐水口)
5c,5c′ 円筒部
5d リブ
5e 凹溝
5f 突条
5g 凹部
5h 段部
5i 垂直壁部
5j 操作用凹部
5k 開口(取吐水口)
6,6′ 取付部材
6a 円筒状固定部
6b 固定リング
6c 第1スペーサ
6d 係合肩部
6e 第2スペーサ
6f 円柱状スペーサ
6g 環状突起
7 水槽壁固着具(吸盤)
7a リング
8 水槽浮遊具(浮袋)
8a フック
9 環状パッキン
10,11,12,13 浄水器
14 整流部材
14a 大径環状部
14b 小径環状部
14c 連結部
J 蛇口
S−1 空間(混合部)
S−2 空間(混合部)

Claims (1)

  1. 取水口及び吐水口を有し、バイヨネット又はネジ嵌合方式で一体化する上下に2分割された合成樹脂製のケース体と、浄化剤を内蔵し、前記ケース体に収容される浄水カートリッジとを備えた浄水器において、
    前記浄化剤は溶出又は脱離可能な材料からなり、前記ケース体の内部には、前記浄水カートリッジを通過した浄化水の流路と原水流路とが合流し、前記浄化水と原水とが混合する混合部が形成されてなり、
    前記浄化剤は脱塩素剤と爽快感を与える物質を含んでなり、
    前記爽快感を与える物質が、メントール、炭酸水素ナトリウム、硫酸ナトリウム、ミョウバンのうちの一つである
    ことを特徴とする浄水器。
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