JPH11137666A - 血液透析評価方法 - Google Patents

血液透析評価方法

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JPH11137666A
JPH11137666A JP9323843A JP32384397A JPH11137666A JP H11137666 A JPH11137666 A JP H11137666A JP 9323843 A JP9323843 A JP 9323843A JP 32384397 A JP32384397 A JP 32384397A JP H11137666 A JPH11137666 A JP H11137666A
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dialysis
equation
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hemodialysis
time
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JP9323843A
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English (en)
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Toru Niisato
徹 新里
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 血液透析の結果を評価する指標としてKt/V
および/または標準化蛋白質異化率(PCRn)を用いる血液
透析評価方法に於いて、Kt/V および/またはPCRnを求
めるための臨床上有用な計算方法を提供し、これを用い
て血液透析の結果を正確かつ簡便に評価する方法を提供
する。 【解決手段】 血液透析の結果を評価する指標であるKt
/V および/またはPCRnを週に於ける初回あるいは2回
目の血液透析前後の血漿尿素窒素濃度、透析時間および
総限外濾過量から求め、これを用いて血液透析の結果を
評価する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、慢性腎不全患者の
血液透析の結果を評価する指標としてKt/V および/ま
たは標準化蛋白質異化率(PCRn)を計算式によって求め、
これを用いて血液透析の結果を正確かつ簡便に評価する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】尿素カイネティックモデルにより決めら
れるKt/V および PCRn は、臨床上の評価指標として広
く認められている。Kt/V は、慢性腎不全患者の血液透
析治療を行なうにあたり血液透析が適切に行なわれたか
否かを評価するのに用いられ、一方、 PCRn は患者が適
切な量の蛋白質を摂取しているか否かを評価するのに用
いられる。今日、その単純さ、簡便さゆえに、Kt/V お
よびPCRnは、1プールモデルを用いて計算されている。
しかしながら1プールモデルは、例えば短時間かつ高効
率な血液透析治療を受けた患者群と、長時間かつ緩徐な
血液透析を受けた患者群間でそれぞれのパラメータを比
較しようとする場合には、Kt/V および PCRn を計算す
るのに適していない。1プールモデルによるKt/V およ
び PCRn は、特に短時間かつ高効率な血液透析治療を受
けている患者群に於いては血漿中の尿素窒素(UN)濃度
の透析後のリバウンドが考慮されていないため、過大な
値になってしまう傾向が強い。
【0003】これに対して、シュネディツ(Schneditz)
らは臓器組織が高血流系または低血流系のどちらかに割
り当てられるという2プールモデルを開発した。(Schne
ditzD, van Stone JC, Daugiardas JT. 「A regional b
lood circulation alternat-ive to in-series two com
partment urea kinetic modeling」ASAIO Trans 1993;3
9:M5737.)このモデルに於いては、高血流系臓器は全身
の水の20%しか含まないが、これらの臓器には全臓器
を潅流する血流の85%が潅流している。一方、低血流
系臓器は全身の水の80%を含むが、全臓器を潅流する
血流の15%しか潅流していない。このモデルでは、血
液透析中に高血流系臓器と低血流系臓器との間に発生す
るUN濃度の不均衡が透析後の血漿UN濃度のリバウンドの
原因であると説明される。しかし、シュネディツのモデ
ルでは、プール数が増えた分だけ数式も複雑になった。
そのため、シュネディツのモデルに基づいて、週に於け
る初回あるいは2回目の透析前後の血漿UN濃度、透析時
間、総限外濾過量からKt/V と PCRn を算出する場合に
は、コンピュータと演算用ソフトウエアーが必要とな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、1プ
ールモデルの欠点であるKt/V および PCRn 値の実体と
のずれを是正し、しかも1プールモデルの利点である簡
便性を残しつつ、週に於ける初回あるいは2回目の透析
前後の血漿UN濃度、透析時間および総限外濾過量を用い
て臨床上非常に有用なKt/V および PCRn を求めるため
の計算方法を提供し、さらにこれを用いて血液透析の結
果を正確かつ簡便に評価する方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、シュネディ
ツの2プールモデルにUN産生速度を新たなパラメータと
して加えることにより、このモデルを修飾し、更にこの
修飾したモデルに、1)患者は週に3回の血液透析治療
を受ける、2)週のすべての血液透析の透析時間はそれ
ぞれ等しい、3)残腎機能は無い、4)血漿UN濃度は週
の初回または2回目の血液透析前後で測定する、5)心
臓血液拍出量 (CO)は透析中も透析以外の時にも70ml
/min/kg と一定であるとし、ブラッドアクセスの血流も
11ml/min/kg と一定であるとする、6)単位理想体重
あたりの尿素分布容積は670ml/kg とする、という6
つの仮定を加えて、週に於ける初回あるいは2回目の透
析前後の血漿UN濃度、透析時間および総限外濾過量から
Kt/Vおよび PCRn を計算する計算式を得るに至ったもの
である。更に本発明の計算式により得た数値が、シュネ
ディツの2プールモデルに於いて尿素分布容積を変数と
したうえで、このモデルをエボリューショナル・ストラ
テジー・アルゴリズム(evolutional strategy algorith
m)を用いて解析することにより得られたパラメータ値と
それぞれよく一致することを確認し、本発明を完成する
に至った。
【0006】すなわち本発明は、血液透析の結果を評価
する指標であるKt/V および/または PCRn を週に於け
る初回あるいは2回目の血液透析前後の血漿UN濃度、透
析時間および総限外濾過量から求め、これを用いて血液
透析の結果を評価する方法である。初回の血液透析に関
連するデータからは式[1] によりKt/Vを、式[3] により
PCRn が求められる。
【0007】
【数7】 ここで、 Kは尿素分布容積の変化を無視したときのダイ
アライザークリアランス(ml/min/kg) であり、式[2] を
用いて求める数値、TDは透析時間(hr)、R は週に於ける
初回の透析後の血漿UN濃度を週に於ける初回の透析前血
漿UN濃度で徐した値、UFは週に於ける初回の血液透析中
の総限外濾過量(ml)、IBW は既知の方法により求めた理
想体重(kg)である。
【0008】
【数8】
【数9】 ここで、 CA(S)は透析前血漿UN濃度(mg/ml) である。
【0009】一方、週に於ける2回目の血液透析に関す
るデータからは 式[4] によりKt/V が求められ、式
[6] によりPCRnが求められる。
【数10】 ここで、 Kは尿素分布容積の変化を無視したときのダイ
アライザークリアランス(ml/min/kg) であり、式[5] を
用いて求める数値、TDは透析時間(hr)、R は週に於ける
2回目の透析後血漿UN濃度を、週に於ける2回目の透析
前血漿UN濃度で除した値、UFは週に於ける2回目の血液
透析中の総限外濾過量(ml)、IBW は既知の方法により求
めた理想体重(kg)である。
【0010】
【数11】
【数12】 ここで、 CA(S)は透析前血漿UN濃度(mg/ml) である。本
発明で示した数式は係数の有効数字も下位の桁まで表示
しており、また計算上無視しても結果として得られる値
に大きな影響を与えない項も含んで表示している。計算
結果として得られる数字の有効数字が2桁まで正確に算
出できる範囲で省略してもかまわない。好ましい有効数
字は3桁である。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明を更に詳細に説明す
る。 (シュネディツらの2プールモデルの修飾)本発明者が
修飾したシュネディツのモデルに於いて、心臓血液拍出
量 (CO;ml/min/kg)は高血流系臓器(QH ; ml/min/kg)、
低血流系臓器(QL ; ml/min/kg)およびブラッドアクセス
(QAc;ml/min/kg)を潅流する血流量に割り当てられる。 CO =QH +QL +QAc [7] このモデルに於いては、高血流系臓器には全身の水の2
0%しか分布していないが、全臓器を潅流する血液の8
5%が潅流する。一方、低血流系臓器には全身の水の8
0%が分布しているが、全臓器を潅流する血液の15%
しか潅流していない。 VH /(VH + VL ) = 0.20 [8] QH /(QH + QL ) = 0.85 [9] ここで VH は高血流系臓器に分布する水の量(ml/kg) 、
VL は低血流系臓器に分布する水の量(ml/kg) である。
全臓器を潅流する血流量とは、心臓血液拍出量からブラ
ッドアクセスを潅流する血流量を差し引いた血流量であ
る。このモデルに於いて全身の水の量 (TBW;ml/kg)は尿
素分布容積と同義語であり、高血流系臓器と低血流系臓
器に分布する。 TBW = VH + VL [10] 更に、それぞれの血流系臓器に分布する水は細胞内に分
布する水、間質に分布する水および血液中の水からな
る。
【0012】尿素分布容積の変化を無視すると、尿素出
納に関する式は、式 [11a]〜[11c]のようになる。
【数13】
【数14】
【数15】 ここで CH は高血流系臓器に分布する水の中のUN濃度(m
g/ml) 、 CL は低血流系臓器に分布する水の中のUN濃度
(mg/ml)、 CA は血漿中のUN濃度(mg/ml) 、GはUN産生
速度(mg/min/kg) 、 Kは尿素のダイアライザークリアラ
ンス(ml/min/kg) であり、透析終了時から次の透析の開
始時までの間は K=0である。
【0013】(修飾モデルの解析)モデルを解析するに
あたり、先に述べた6つの仮定を加えた。そして、ま
ず、26人の患者の尿素分布容積を次式[12]を用いて決
定した。
【数16】 ここで CA(S)は血漿UN濃度の透析前の値(mg/ml) 、 C
A(R)は血漿UN濃度の透析後でリバウンド後の値(mg/ml)
(すなわち透析終了後45分経過した時点の血漿UN濃
度)、UFは透析中の総限外濾過量(ml)、 Eは血液透析中
に透析液中へ除去されたUNの量(mg)、IBW は理想体重(k
g)を示す。このようにして測定された尿素分布容積は約
670ml/kg (668±62ml/kg)であった。
【0014】次に、高血流系臓器に分布する水、低血流
系臓器に分布する水、および動脈血中の透析前UN濃度
(すなわち、 CH(S)、 CL(S)、 CA(S))から、それぞれ
のコンパートメントの透析後UN濃度を計算し、更にこの
ようにして計算された透析後UN濃度から次回の透析前UN
濃度と、次々に透析前後の各コンパートメントのUN濃度
を計算するために、シュネディツの2プールモデルを透
析中および透析間のそれぞれについてコンピュータを用
いて解析した。それぞれのコンパートメントの透析前お
よび透析後UN濃度を計算するためには、仮に週の初回の
透析前 CH 、 CL、 CA をそれぞれ1mg/ml とし、これ
からスタートして10週間の各透析の前後の CH
CL 、 CA を計算した。その際、解析は種々の K値、G
値、透析時間の下で行なわれた。すなわち K値は 1.0〜
8.0ml/min/kgの範囲で0.2 ml/min/kgきざみで、G は 0
〜0.14mg/min/kg の範囲で0.01mg/min/kg きざみで、透
析時間は3〜6時間の範囲で 0.5時間きざみで解析が行
なわれた。このようにそれぞれのK値、G 値、透析時間
の下で計算された週の初回の透析前および透析後 CH
CL 、 CA に関して第9週目と第10週目との間で差が
ないことから、たとえそれぞれのコンパートメントの透
析前UN濃度を任意の値から始めても第10週目には安定
状態に達するとみなせる。これ以降 CH 、 CL 、 C
A は、安定状態に於けるそれぞれのコンパートメントの
透析前、透析後UN濃度を示す。
【0015】(K値計算のための式)上記の解析の結果、
安定状態に於ける透析前後の血漿UN濃度は、ダイアライ
ザー尿素クリアランス(K)が一定の時、UN産生速度に比
例することが判かった。 CA(S) = a・G [13a] CA(E) = b・G [13b] ここで、それぞれの1次式の傾き (すなわち aおよびb)
は Kの値に応じて変化するので、 CA(S)/G および C
A(E)/G の両者は Kの関数である。 CA(S)/ G = f(K) [14a] CA(E)/ G = g(K) [14b] それゆえ、 CA(E)/ CA(S)は Kの関数であるが Gの関数
ではない。 CA(E)/ CA(S)= h(K) [14c] そこで、安定状態に於ける CA(E)/ CA(S)の値 (すなわ
ち10週目の初回の血液透析に於ける CA(E)/ CA(S)
値を種々の透析時間について、 K値の関数としてプロッ
トし、非線形最少2乗曲線近似法(non-linear least-sq
uares curve-fitting technique)を用いたところ、それ
ぞれの透析時間において、このデータが5次式によく合
うことが判かった (各等式に於いて r2>0.99999 ;図1
を参照)。
【0016】次に種々の透析時間に於けるこれらの式を
解くことにより、0.15〜0.70の範囲で0.05きざみのそれ
ぞれの CA(E)/ CA(S)値から K値が計算された。そし
て、このようにして計算された K値を CA(E)/ CA(S)
関数としてプロットし、このデータに最も合う以下の5
次式が得られた (式[15a]〜式[15g] ;図2を参照) 。 (透析時間 3.0 h; r2>0.99999) K(3.0) =20.951 - 130.27R + 438.86R2 - 835.46R3 + 825.22R4 - 328.59R5 [15a] (透析時間 3.5 h; r2>0.99999) K(3.5) =17.482 - 105.33R + 347.03R2 - 650.35R3+ 634.68R4 - 250.43R5 [15b] (透析時間 4.0 h; r2>0.99999) K(4.0) =16.147 - 104.49R + 371.49R2 - 741.60R3 + 761.81R4 - 313.37R5 [15c] (透析時間 4.5 h; r2>0.99999) K(4.5) =14.919 - 101.82R + 382.39R2 - 797.22R3 + 847.19R4 - 357.93R5 [15d] (透析時間 5.0 h; r2>0.99999) K(5.0) =13.620 - 94.852R + 363.87R2 - 770.44R3 + 827.71R4 - 352.49R5 [15e] (透析時間 5.5 h; r2>0.99999) K(5.5) =13.297 - 102.04R + 427.85R2 - 968.72R3 + 1095.3R4 - 485.31R5 [15f] (透析時間 6.0 h; r2=0.999) K(6.0) =13.058 - 108.80R + 487.51R2 - 1155.3R3 + 1349.7R4 - 612.66R5 [15g] ここで R = CA(E)/ CA(S)である。
【0017】次に、式[15a]〜式[15g]により種々の透
析時間および種々の CA(E)/ CA(S)に於ける K値を計算
したところ、 CA(E)/ CA(S)と K(TD)/ K(4.0) との関
係が、C A(E)/ CA(S)が0.15〜0.70の範囲で略直線関係
にあることが判明した (図3を参照)。ここで K
(TD)は、任意の透析時間に於ける式[15]により計算され
た K値であり、 K(4.0) は透析時間4時間に於ける式[1
5]により計算された K値である。このようにして y=a+b
x の形の一連の回帰式が CA(E)/ CA(S)と K(TD)/ K
(4.0) との間で得られた。ただし、透析時間 (TD)の単
位は時間(hr)である。 K(3.0) / K(4.0) =1.3419 - 0.14398 R (r2=0.966) [16a] K(3.5) / K(4.0) =1.1464 - 0.05711 R (r2=0.971) [16b] K(4.0) / K(4.0) =1.0000 (r2=undefined) [16c] K(4.5) / K(4.0) =0.88609 + 0.039984 R (r2=0.953) [16d] K(5.0) / K(4.0) =0.79512 + 0.06898 R (r2=0.939) [16e] K(5.5) / K(4.0) =0.72123 + 0.10305 R (r2=0.923) [16f] K(6.0) / K(4.0) =0.66127 + 0.10305 R (r2=0.906) [16g] ここで、 R = CA(E)/ CA(S)とした。
【0018】次に、 CA(E)/ CA(S)対 K(TD)/ K(4.0)
の直線の切片 (=a) がTDの関数としてプロットされ、デ
ータに最も良く合う次の3次式が得られた (r2=0.999;
図4aを参照)。 a = 3.8629 - 1.3499 TD + 0.20346 TD2 - 0.011240 TD3 [17a] 同様に、 CA(E)/ CA(S)対 K(TD)/ K(4.0) の直線の傾
き (=b) がTDの関数としてプロットされ、データに最も
良く合う次の3次式が得られた (r2=0.99999;図4bを参
照)。 b = - 1.4398 + 0.73162 TD - 0.12053 TD2 + 0.0069122 TD3 [17b] そこで、 K(TD)/ K(4.0) は次式から求まる。 K(TD)/ K(4) = (3.8629 - 1.3499 TD + 0.20346 TD2 - 0.011240 TD3) + ( - 1.4398 + 0.73162 TD - 0.12053 TD2 + 0.0069122 TD3) R [18] 式[15c]と式[18]からは、与えられた透析時間から K
値を求める式 [19] が得られる。 K(TD) = [(3.8629 - 1.3499 TD + 0.20346 TD2 - 0.011240 TD3) + ( - 1.4398 + 0.73162 TD - 0.12053 TD2 + 0.0069122 TD3) R] × (16.147 - 104.49R + 371.49R2 - 741.60R3 + 761.81R4 - 313.37R5) [19]
【0019】(血液透析中の尿素分布容積の変化による
K値の補正)ここまでは尿素分布容積の変化を無視して
いるので、このようにして得られたK(K(TD)) 値は低く
見積もられている。そこで、尿素分布容積の変化により
このようにして得られた K値を補正する必要がある。さ
て、透析中の尿素出納は尿素分布容積の変化を無視した
場合には式 [20a]で表され、尿素分布容積の変化を考慮
した場合には式[20b] で表される。 td K∫ CA dt-G・td =(VH ・ CA(S)+VL ・ CA(S)) - (VH ・ CH(E)+VL ・ CL(E)) 0 [20a] td k∫ CA dt-g・td = [(VH + Δ VH ) ・ CA(S)+ (VL + Δ VL ) ・ CA(S) ] 0 - (VH ・ CH(E) + VL ・ CL(E)) [20b] ここで Kは血液透析中の尿素分布容積の変化を考慮しな
かったときのダイアライザー尿素クリアランス(ml/min/
kg) であり、 kはこれを考慮に入れたときのダイアライ
ザー尿素クリアランス(ml/min/kg) である。また、 G
は、尿素分布容積の変化を考慮に入れなかったときのUN
産生速度(mg/min/kg) であり、g はこれを考慮したとき
のUN産生速度(mg/ min/kg)である。 CH(E)と CL(E)は、
それぞれ、高血流系および低血流系臓器に分布する水の
中の週の初回の透析後UN濃度(mg/ml) であり、tdは単位
が分の透析時間である。ここで、高血流系臓器のUN濃度
も低血流系臓器のUN濃度も、血液透析の開始時点では血
漿濃度に等しいと仮定した。
【0020】一方、前の週の3回目の血液透析と問題と
する週の初回の透析の間の尿素出納は、尿素分布容積の
変化を無視した場合、式[21a]で、考慮した場合、式
[21b]で表される。 G ×ti = (VH +VL ) ・ CA(S)- (VH ・ CH(PE) +VL ・ CL(PE) ) [21a] g ×ti = [(VH + Δ VH ) ・ CA(S) + (VL + Δ VL ) ・ CA(S)] - (VH ・ CH(PE) +VL ・ CL(PE) ) [21b] ここで、tiは前の週の3回目の血液透析終了時点から問
題とする週の初回の血液透析の開始時までの時間(min)
、 CH(PE) と CL(PE) はそれぞれ前の週の最後の血液
透析終了時の高血流系臓器および低血流系臓器に分布す
る水の中のUN濃度(mg/ml) であり、Δ VH とΔ VL はそ
れぞれ高血流系臓器および低血流系臓器に於ける前の週
の3回目の血液透析の終了時から、問題とする週の初回
の血液透析の開始時までの間の、尿素分布容積の増加量
(ml/kg) (これは血液透析中の尿素分布容積の減少量と
等しいとみなせる)である。式[21a]と式[21b]からは
次式[22]が得られる。
【0021】
【数17】 ここでufは週の初回の血液透析中の単位理想体重あたり
の限外濾過容量で単位はml/kg である。式 [20a]、式
[20b]、および式 [22] から次式が得られる。
【0022】
【数18】 ここで CA ≒ CA(S)・exp(-K・ t/V) と仮定すると、式
[23] は下式[24]となる。
【0023】
【数19】 ここで V(ml/kg) は単位理想体重当たりの尿素分布容積
であり、R = CA(E)/CA(S)である。
【0024】(Kt/V の計算)Kt/V は k(ml/min/kg)
にtd(min) を乗じて V (=670ml/kg) で除すことにより
計算できる。この式を式[25]で示す。
【数20】 ここでUF(ml)=uf×IBW ,TD=td/60 である。この式
に於ける K(= K(TD))は式 [19] により計算される。
【0025】(Gの計算のための式)シュネディツのモデ
ルを修飾することにより得られた2プールモデルを解析
したところ、安定状態に於ける血液透析前血漿UN濃度(C
A(S)) は Kが定数ならUN産生速度(G)に実質的に比例す
ることが判った。そこで Gを算出するための式を案出す
るために、 G対 CA(S)の直線の傾き(G/CA(S))を一連
の CA(E)/ CA(S)(0.15 〜0.70の範囲、0.05きざみ)お
よび一連の透析時間 (3〜6時間,0.5 時間きざみ)に
於いて計算し、次に G/ CA(S)をそれぞれの透析時間に
於いて CA(E)/ CA(S)の関数としてプロットした。その
結果、データが2次方程式 (y=a+bx+cx2) に良く合うこ
とが判明し、以下の回帰式が得られた (式 [26a]〜式[2
6g] ;図5を参照)。 (透析時間 3.0 h; r2=0.999) G/CA(S) = 0.15146 - 0.13645 R - 0.016190 R2 [26a] (透析時間 3.5 h; r2>0.99999) G/CA(S) = 0.15439 - 0.13481 R - 0.020651 R2 [26b] (透析時間 4.0 h; r2>0.99999) G/CA(S) = 0.15657 - 0.13223 R - 0.025807 R2 [26c] (透析時間 4.5 h; r2>0.99999) G/CA(S) = 0.15839 - 0.12958 R - 0.030950 R2 [26d] (透析時間 5.0 h; r2>0.99999) G/CA(S) = 0.16010 - 0.12750 R - 0.035701 R2 [26e] (透析時間 5.5 h; r2=0.99999) G/CA(S) = 0.16196 - 0.12740 R - 0.037293 R2 [26f] (透析時間 6.0 h; r2>0.99999) G/CA(S) = 0.16387 - 0.12811 R - 0.038305 R2 [26g] 但し R=CA(E)/ CA(S)とした。ここで、上式の係数 (す
なわち y=a+bx+cx2 の形の2次方程式の a、b 、c)を、
それぞれTDの関数としてプロットし、データに最も良く
合う下式を得た (式[27a]〜式[27c];図6 a〜c を参
照)。 a= 0.13379 + 0.0069586 TD- 0.00032952 TD2 (r2=0.997) [27a] b=-0.16838 + 0.014022 TD - 0.0012043 TD2 (r2=0.968) [27b] c= 0.038794- 0.023187 TD + 0.0017071 TD2 (r2=0.991) [27c] そこで、 G値は次式を用いて求められる。 G =(a + bR + cR2)CA(S) = [(0.13379 + 0.0069586 TD - 0.00032952 TD2) + (- 0.16838 + 0.014022 TD - 0.0012043 TD2) R + (0.038794 - 0.023187 TD + 0.0017071 TD2) R2] ・ CA(S) [28]
【0026】(血液透析中の尿素分布容積の変化による
Gの補正)ここまでは尿素分布容積の変化が無視されて
いるので、このようにして得られた Gは低く見積もられ
ており、したがって、尿素分布容積の変化による補正が
必要である。ここでは式[22]を変形して得た式[29]
により Gを補正した。
【数21】 ここでufは週の初回の血液透析中の単位理想体重 (IBW)
当たりの限外濾過容量であり、単位はml/kg である。TD
は単位が時間(hr)の透析時間であり、UF=uf ・IBW であ
る。
【0027】(PCRnの計算)PCRnは、下記のPCRn(g/kg/d
ay)とUN産生速度(g; mg/min/kg)の間の関係を示すボラ
ー(Borah) の式にUN産生速度を代入することにより計算
できる。 PCRn = 9.35 g + 0.17 [30a] ここで上記の式と式[28]および[29]を連立させるこ
とにより、血液透析前後の血漿UN濃度と透析時間からPC
Rnを求める式[30b] が得られる。
【数22】
【0028】(週に於ける第2回目の血液透析前後の血
漿UN濃度からKt/V 、PCRnを計算する式)同様の手法に
より、週の第2回目の血液透析に関するKt/V を計算す
るための式[31]および、PCRnを計算するための式[3
3]が得られる。
【数23】 ここで、 Kは尿素分布容積の変化を無視したときのダイ
アライザークリアランス(ml/min/kg) であり、下記式
[32] を用いて求める数値、TDは透析時間(hr)、R は週
に於ける2回目の透析後血漿UN濃度を、週に於ける2回
目の血漿UN濃度で除した値、UFは週に於ける2回目の血
液透析中の総限外濾過量(ml)、IBW は既知の方法により
求めた理想体重(kg)である。 K=[(3.7768 - 1.3135 TD + 0.1989 TD2 - 0.011029 TD3) + ( - 1.3198 + 0.68142 TD - 0.11445 TD2 + 0.0066529 TD3) R] ×( 16.378 - 103.8R + 358.41R2 - 696.43R3 + 699.29R4 - 282.3R5) [32]
【数24】
【0029】(Kt/V およびPCRnを計算する本発明方法
の妥当性)尿素分布容積の変化を考慮していない2プー
ルモデルを尿素分布容積の変化を考慮したモデルに転換
するため、式[11a]、[11b]、[11c]を式[34a]、[34
b]、[34c]にそれぞれ置き換えた。
【数25】
【数26】
【数27】 ここで VH = VH(S)- βH ・ t、 VL = VL(S)- βL
t、βH : βL = VH:VL 、 VH = VH(E)+ αH ・ t、
VL =VL(E)+ αL ・ t、αH : αL =VH :VL 、βH とβ
L は透析中の VH および VL の減少速度(ml/min/kg) 、
αH とαL は透析‐透析間の VH および VL の増加速度
(ml/min/kg)である。 VH 、 VL の単位は ml/kg、
CH 、 CL 、 CA の単位はmg/ml 、ufの単位はml/min/kg
、tdの単位はmin である。
【0030】次に、本発明方法を検証するため、本発明
の式で計算したKt/V とPCRnを、尿素分布容積の変化を
考慮した上記のモデルをエボリューショナル・ストラテ
ジー・アルゴリズムを用いて、コンピューターにより直
接解析することにより決定したそれぞれのパラメーター
と比較した。週の初回の血液透析については無尿の血液
透析患者120名、週の2回目の血液透析については無
尿の血液透析患者25名についてモデルの解析を行なっ
た。
【0031】(結果)図7には、尿素分布容積を考慮し
た2プールモデルをエボリューショナル・ストラテジー
・アルゴリズムを用いて解析することによって得られた
Kt/V 値 (Kt/V algorithm ) と本発明方法によって計
算されたKt/V 値 (Kt/V present )との関係を示し
た。Kt/V present がKt/V algorithm と週の初回 (図
7a参照)においても週の2回目 (図7b参照) においても
良く一致することが示された。 週の初回の血液透析 Kt/V present = 1.0124 Kt/V algorithm - 0.01790 (r2>0.99999) 週の2回目の血液透析 Kt/V present = 1.0091 Kt/V algorithm - 0.01616 (r2=0.999) Kt/V presentとKt/V algorithmを比較したところ、平均
絶対誤差は週の初回の血液透析で0.48±0.40%、週の2
回目の血液透析で0.81±0.92%であり、最大絶対誤差は
それぞれ2.40%、3.70%であった。図8にアルゴリズム
を用いた2プールモデルの解析によって得られた PCRn
の値 (PCR algorithm ) と本発明方法によって計算され
たPCRn値 (PCR present )との関係を示した。PCR
present がPCR algorithm と週の初回 (図8a参照) でも
週の2回目 (図8b参照) でも良く一致することが示され
た。 週の初回の血液透析 PCR present = 1.0109 PCR algorithm - 0.01132 (r2>0.99999) 週の2回目の血液透析 PCR present = 0.9793 PCR algorithm - 0.021617 (r2=0.999) PCR present とPCR algorithm を比較したところ、平均
絶対誤差は週の初回の血液透析で0.28±0.29%、週の2
回目の血液透析で0.58±0.55%であり、最大絶対誤差は
それぞれ1.85%と3.02%であった。
【0032】
【発明の効果】本発明により、1プールモデルの欠点で
あるKt/V および PCRn の値の実体とのずれを是正し、
しかも1プールモデルの利点である簡便性を残しつつ、
臨床上非常に有用なKt/V および PCRn の計算ができ
る。その結果、血液透析評価を正確かつ簡便に実行でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダイアライザークリアランス(K) と CA(E)/ C
A(S)との関係を示すグラフである。
【図2】CA(E)/ CA(S)とダイアライザークリアランス
(K) との関係を示すグラフである。
【図3】CA(E)/ CA(S)と K(TD)/ K(4.0) との関係を
示すグラフである。
【図4】透析時間 (TD)と切片(=a)および透析時間と傾
き(=b)との関係を示すグラフである。
【図5】CA(E)/ CA(S)(=R)と G/ CA(S)との関係を示
すグラフである。
【図6】透析時間 (TD)と係数 a、b 、c との関係を示
すグラフである。
【図7】Kt/V algorithm と Kt /V present との関係
を示すグラフである。
【図8】PCR algorithm とPCR present との関係を示す
グラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血液透析の結果を評価する指標としてKt
    /V および/または標準化蛋白質異化率(PCRn)を用いる
    血液透析評価方法に於いて、式[1] により求まるKt/V
    および/または式[3] により求まる標準化蛋白異化率(P
    CRn)を用いて週に於ける初回の血液透析結果を評価する
    ことを特徴とする血液透析評価方法。 【数1】 ここで、K は尿素分布容積の変化を無視したときのダイ
    アライザークリアランス(ml/min/kg) であり、式[2] を
    用いて求める数値、TDは透析時間(hr)、R は週に於ける
    初回の透析後の血漿尿素窒素濃度を週に於ける初回の透
    析前血漿尿素窒素濃度で除した値、UFは週に於ける初回
    の血液透析中の総限外濾過量(ml)、IBWは既知の方法に
    より求めた理想体重(kg)である。 【数2】 【数3】 ここで、 CA(S)は週に於ける初回の透析前血漿尿素窒素
    濃度(mg/ml) である。
  2. 【請求項2】 血液透析の結果を評価する指標としてKt
    /V および/または標準化蛋白質異化率(PCRn)を用いる
    血液透析評価方法に於いて、式[4] により求まるKt/V
    および/または式[6] により求まる標準化蛋白異化率(P
    CRn)を用いて週に於ける第2回目の血液透析結果を評価
    することを特徴とする血液透析評価方法。 【数4】 ここで、 Kは尿素分布容積の変化を無視したときのダイ
    アライザークリアランス(ml/min/kg) であり、式[5] を
    用いて求める数値、TDは透析時間(hr)、R は週に於ける
    2回目の透析後血漿尿素窒素濃度を週に於ける2回目の
    透析前血漿尿素窒素濃度で除した値、UFは週に於ける2
    回目の血液透析中の総限外濾過量(ml)、IBW は既知の方
    法により求めた理想体重(kg)である。 【数5】 【数6】 ここで、 CA(S)は週に於ける初回の透析前血漿尿素窒素
    濃度(mg/ml) である。
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