JPH11136238A - パケット網における信号用帯域を制御する装置 - Google Patents

パケット網における信号用帯域を制御する装置

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JPH11136238A
JPH11136238A JP29602497A JP29602497A JPH11136238A JP H11136238 A JPH11136238 A JP H11136238A JP 29602497 A JP29602497 A JP 29602497A JP 29602497 A JP29602497 A JP 29602497A JP H11136238 A JPH11136238 A JP H11136238A
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band
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calls
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Yukio Kise
幸雄 木瀬
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Fujitsu Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
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    • H04L2012/563Signalling, e.g. protocols, reference model

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パケット網において信号用チャネルのための
帯域を効率よく利用できる装置を提供する。 【解決手段】 ATM多重化ノード10は、ATM網1
を介してATM多重化ノード20に接続されている。呼
数検出ユニット14は、ATM多重化ノード10とAT
M多重化ノード20とを接続する伝送路上に設定される
音声呼の数を検出する。信号VC捕捉ユニット12は、
呼数検出ユニット14により検出される音声呼の数が増
加するに伴って信号用VCを捕捉する。信号VC解放ユ
ニット13は、呼数検出ユニット14により検出される
音声呼の数が減少するに伴って信号用VCを解放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パケット網におい
て信号用チャネルに割り当てる帯域を制御する装置に係
わり、特に、ATM網において信号用の仮想チャネルの
ための帯域を制御するATM多重化装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】マルチメディア通信を実現するための中
核技術としてATMが広く普及してきている。ATMで
は、データはセルと呼ばれる固定長のパケットに格納さ
れて転送される。セルは、基本的には、5バイトのヘッ
ダと48バイトのペイロードから構成される。ヘッダに
は、各セルのルーティング情報としてのVPI/VCI (仮想
パス識別子/仮想チャネル識別子)が設定される。ペイ
ロードには、所望の転送情報を格納することができる。
このため、ATMは、音声データ、画像データ、テキス
トデータなどの様々なデータを統一的に扱うことができ
る。また、ATMでは、制御データもセルに格納されて
転送される。
【0003】図41は、既存のATMシステムの構成図
である。ATM多重化ノード(AWN)501および5
02は、それぞれPBX、ルータ装置、スイッチングハ
ブ装置、コンピュータ端末などを収容し、それらから受
信したデータを多重化してATM網に送出すると共に、
ATM網から受信したセルを各セルのルーティング情報
に従って決まる装置または端末に転送する。
【0004】ATMでは、まず、シグナリング処理によ
りデータを転送するためのコネクション(仮想的なコネ
クション)を確立する。そして、その確立したコネクシ
ョンを介してデータを転送する。シグナリング処理にお
いては、SETUPやCONNECT等のメッセージが
使用される。これらのメッセージは、それぞれ1つ以上
のセルに格納され、信号用の仮想チャネル(以下、信号
用VC)を介してATM網上を転送される。
【0005】信号用VCは、通常、方路ごとに予め固定
的に設定される。図41に示す例では、ATM多重化ノ
ード間を接続する伝送路上に信号用VP(信号用仮想パ
ス)が固定的に設けられ、その信号用VP上に複数の信
号用VCを固定的に設定している。なお、「方路」と
は、2点間を接続する伝送路のことを言う。たとえば、
装置Aと装置Bとの間が2本の光ファイバで接続されて
いる場合には、それら2本の光ファイバは、同一の方路
に属することになる。ただし、装置Aと装置Bとの間、
装置Bと装置Cとの間、および装置Cと装置Aとの間が
それぞれ伝送路により接続されている場合においては、
装置Aから装置Bに至る経路としては、それらを直接接
続する経路、および装置Cを介する経路が存在するが、
これら2つの経路は同一に方路とは呼ばない。
【0006】各信号用VCに割り当てる帯域は、システ
ム構築時に任意に決めることができる。図41に示す例
では、PBX間のコネクションのための信号用VCとし
て、ATM多重化ノード501、502間の伝送路上に
nkbpsを確保している。既存のシステムでは、信号用V
Cの帯域は、たとえば64kbpsである。また、1本の信
号用VCを用いて複数種類のメディアのためのシグナリ
ング処理を行うことも可能である。信号用VCに関する
規定は、ATMフォーラムのVTOA(STR-VTOA-LLT-0
1.12)において検討されている。
【0007】シグナリング処理を簡単に説明する。ここ
では、電話機503から電話機506へ発呼する場合を
示す。電話機503において電話機506の番号を投入
すると、PBX504は、その番号をATM多重化ノー
ド501に通知する。ATM多重化ノード501は、そ
の番号に従ってSETUPメッセージを作成し、そのメ
ッセージを信号用VCを介してATM多重化ノード50
2へ転送する。ATM多重化ノード502は、受信した
メッセージに従い、電話機503と電話機506との間
のコネクションに対して割り当てる仮想チャネルなどを
決定し、信号用VCを介してATM多重化ノード501
に応答メッセージを返送する。このことにより、ATM
多重化ノード501および502に電話機503と電話
機506とを接続するための情報が設定される。この
後、PBX505が電話機506を呼び出し、電話機5
03と電話機506とが通話状態となる。尚、電話機5
03と電話機506とを接続するために使用した信号用
VCは、通常、電話機503と電話機506との間の通
信が終了するまで切断されることなく保持される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】信号用VCは、通常、
複数の呼により共用される。ところが、従来のシステム
では、各信号用VCの帯域(容量)をいったん設定する
と、その帯域を動的に変えることができない。従って、
同時に発生する呼の数が減少すると、信号用VCの中の
未使用帯域が増加してしまう。すなわち、帯域の使用効
率が低下する。図41の例では、信号用VCに対してs
個の呼を処理できる程度の帯域が割り当てられている。
この場合、同時に発生する呼の数が「z(z<s)」で
あるとすると、「s−z」個に相当する帯域が未使用状
態となる。このような状況は、たとえば、深夜や休日に
発生しやすい。
【0009】一方、同時に発生する呼の数が増加してト
ラヒックが高くなると、セルが廃棄されてしまう。この
ようなセル廃棄を回避するためには、ATM網内にセル
転送を遅延させる機能を設け、シグナリングのための情
報を伝送するセルの送出間隔を平均化することにより、
その伝送レートが信号用VPの帯域の最大値を越えない
ようにする必要がある。しかしながら、このような遅延
は、出来るだけ小さいことが望ましい。
【0010】このように、従来のATM多重化ノードで
は、信号用VCの帯域をダイナミックに変更することが
できなかったので、帯域の使用効率が低下したり、或い
は、セル廃棄または遅延が発生していた。
【0011】本発明の課題は、上記問題を解決すること
であり、パケット網において信号用チャネルのための帯
域を効率よく利用できる装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の信号用帯域制御
装置は、固定長パケットを転送するパケット網において
信号用チャネルに対して割り当てる帯域を制御する構成
を前提とし、以下の各手段を有する。
【0013】呼検出手段は、発呼および呼の解放を検出
する。捕捉手段は、呼検出手段による発呼検出に基づい
て信号用チャネルを捕捉する。解放手段は、呼検出手段
による呼の解放の検出に基づいて信号用チャネルを解放
する。
【0014】上記構成によれば、捕捉手段は、呼が発生
する毎に必要最小限の信号用帯域を確保する。また、解
放手段は、信号用としては不必要となった帯域を解放す
る。このため、無駄な帯域を減らすことができ、帯域の
有効利用が図れる。
【0015】上記基本構成に加え、第1の信号用チャネ
ルに割り当てられる呼の数が予め決められた閾値以下に
なった場合に、その呼を第2の信号用チャネルに割り当
てる再割当て手段を設け、上記解放手段が上記第1の信
号用チャネルを解放するようにしてもよい。このような
構成とすれば、ある信号用VC(旧VC)に割り当てら
れている呼の数が少ない場合には、その呼を他の信号用
VCに割り当て、旧VCを解放する。このため、旧VC
に割り当てられていた帯域を他のメディアに割り当てる
ことができ、帯域の有効利用が図れる。
【0016】上記基本構成に加え、予め決められた条件
下における通信状態をモニタする学習手段と、その学習
手段がモニタした条件が発生した場合に、その学習手段
により検出された通信状態に対応する帯域を持った信号
用チャネルを確立する確立手段を設けるようにしてもよ
い。このような構成とすれば、学習手段を用いてモニタ
しておいた通信状態に従って信号用帯域を自動的に設定
することができ、帯域の運用管理の作業が削減される。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明は、パケット網、特に固定
長パケットを転送するパケット網において信号用チャネ
ルに割り当てる帯域を制御する装置に広く適用できる
が、以下では、一実施形態としてATMを採り上げ、本
発明の装置を信号用仮想チャネルに割り当てる帯域を制
御する機能を有するATM多重化ノードとして説明す
る。
【0018】図1は、本発明の原理図である。ATM多
重化ノード10は、PBX41、ルータ装置42などを
収容し、それらから受信したデータを多重化してATM
網1に送出すると共に、ATM網1から受信したセルを
各セルのルーティング情報に従って決まる装置(PBX
41、ルータ装置42など)に転送する。
【0019】ATM多重化ノード10は、ATM網1を
介して他のATM多重化ノードと接続される。ここで
は、ATM多重化ノード10は、伝送路30および35
によりATM多重化ノード20に接続されている。伝送
路30には、シグナリングメッセージ等の制御データを
格納したセルを伝送する信号用VP(信号用仮想パス)
31が設けられ、その信号用VP31の中に信号用VC
(信号用仮想チャネル)32が設けられる。伝送路35
には、通話データなどを格納したセルを伝送するデータ
用VP(データ用仮想パス)36が設けられ、そのデー
タ用VP36の中にデータ用VC(データ用仮想チャネ
ル)37が設けられる。なお、図1では、伝送路30と
伝送路35とを異なる物理回線として描いているが、通
常は、同一の物理線の中に信号用VPおよびデータ用V
Cを設ける。
【0020】各ATM多重化ノードは、それぞれ帯域記
憶ユニット11、信号VC捕捉ユニット12、信号VC
解放ユニット13、および呼数検出ユニット14を有す
る。帯域記憶ユニット11は、方路ごとに信号用VCと
して使用する帯域に関するパラメータを記憶するメモリ
である。信号VC捕捉ユニット12は、ある方路におい
て同時に存在する呼の数が増加した際にその方路におい
て新たに信号用VCを捕捉する。信号VC解放ユニット
13は、ある方路において同時に存在する呼の数が減少
した際にその方路において信号用VCを順次解放する。
呼数検出ユニット14は、発呼の検出および呼の解放の
検出に基づいて方路ごとに呼の数をカウントする。
【0021】ここで、「方路」について説明しておく。
「方路」とは、2点間を接続する伝送路のことであり、
ある点から見た接続相手ごとの伝送路を言う。従って、
図2に示すようにノードA、B、Cが互いに接続されて
いる場合には、ノードAにおいては、「ノードBに接続
される方路」および「ノードCに接続される方路」が存
在することになる。ここで、たとえば、ノードAとノー
ドBとの間が2本の光ファイバで接続されている場合に
は、それら2本の光ファイバは、同一の方路に属するこ
とになる。なお、方路は、必ずしも物理回線で構成する
必要はなく、無線回線で構成してもよい。
【0022】図1に戻り、各ユニット11〜14の機能
を中心にATM多重化ノードの動作を説明する。ここで
は、PBX41に収容される電話機44からPBX43
に収容される電話機45へ発呼する場合を示す。
【0023】帯域記憶ユニット11には、方路毎に信号
用VCとして使用する帯域の他に、各方路において確立
される各信号用VCの帯域、および所定帯域に対して割
り当てる呼の数が設定されている。即ち、帯域記憶ユニ
ット11には、実質的に、各信号用VCに対して割り当
てる呼の数が設定されている。
【0024】ATM多重化ノード10は、電話機44か
ら電話機45への発信呼を検出すると、着信先を収容す
るATM多重化ノード(ATM多重化ノード20)を認
識する。呼数検出ユニット14は、ATM多重化ノード
20に接続される方路において確立されている各信号用
VC上にそれぞれ存在する呼の数を調べ、空き帯域を有
する信号用VCを探す。空き帯域を有する信号用VCが
見つかった場合には、検出した発呼をその信号用VCに
割り当てる。一方、空き帯域を有する信号用VCが無か
った場合は、信号VC捕捉ユニット12が新たに信号用
VCを確立(捕捉)し、上記検出した発呼をその新たに
確立した信号用VCに割り当てる。このように、ATM
多重化ノード10は、発呼を検出すると、必要に応じて
信号用VCを新たに捕捉する。
【0025】シグナリング処理、すなわちATM多重化
ノード間で信号用VCを介してメッセージを授受してデ
ータ用VCを確立する処理については、既存の技術と同
じなので、ここではその説明を省略する。
【0026】電話機44と電話機45との間の通話が終
了すると、その通話に係わるメッセージの送受信のため
に使用されていた信号用VCからその通話に対応する呼
を削除(解放)する。そして、呼数検出ユニット14
は、その信号用VC上に存在する呼の数を1だけカウン
トダウンする。このことにより、その信号用VC上に存
在する呼の数が、たとえば「0」になれば、信号VC解
放ユニット13は、その信号用VCを解放する。このよ
うに、ATM多重化ノード10は、呼が解放されると
(呼が終了すると)、必要に応じて信号用VCを解放す
る。
【0027】上述したように、本実施形態のATM多重
化ノードは、信号用VCに割り当てる帯域を必要に応じ
てダイナミックに変更する機能を有する。したがって、
同時に存在する呼の数が減少した場合には、信号用VC
が解放され、無駄な帯域を小さくすることができる。ま
た、同時に存在する呼の数が増加した場合には、信号用
VCが追加的に捕捉され、セル廃棄や遅延を回避でき
る。ここで、信号VC捕捉ユニット12および信号VC
解放ユニット13により捕捉・解放される信号用VCの
帯域を小さくすれば、帯域を細かく調整でき、無駄な帯
域をより少なくできる。
【0028】本実施形態のATM多重化ノードの動作を
図3および図4に模式的に示す。ここでは、各信号用V
Cの帯域を1kbpsとし、また、1kbps当たり3つの呼を
割り当てている。なお、シグナリング処理においては、
メッセージ転送時にはデータ転送量が大きくなるが、そ
の他の期間ではデータ転送量は小さい。したがって、各
呼ごとにシグナリングデータを転送するために必要な帯
域の最小値を正確に決めることは難しい。本実施形態で
は、一例として、各呼のシグナリングデータを転送する
ために必要な帯域を「目安」として1/3kbpsと見積も
り、1kbps当たり3つの呼を割り当てることにする。
【0029】ATM多重化ノードにおいて同一方路に同
時に存在する呼の数が3以下のときは、図3に示すよう
に、その方路上に1本の信号用VC(VCa)が確立さ
れ、それらの呼に係わる制御信号はその信号用VCaを
介して伝送される。
【0030】同時に存在する呼数が増加すると、図4に
示すように、新たに信号用VC(VCb)を捕捉するこ
とによりその方路上の信号用VCの数を増加させる。こ
の新たに捕捉する信号用VCの帯域も1kbpsである。こ
のように、各信号用VCの帯域を小さくし、必要最小限
の信号用VCのみを確立するので、未使用帯域が発生せ
ず、他のメディアが利用可能な帯域が拡大する。
【0031】従来の構成では、音声呼のための信号用V
Cとして、予め固定的に大きな帯域(たとえば、64kb
ps)を割り当てていた。このため、音声呼の数が少ない
状況においても、音声用に割り当てられた帯域を他のメ
ディアのために使用することはできず、大きな未使用帯
域が発生していた。本実施形態の構成では、この問題点
を解決している。
【0032】なお、図3および図4では、各信号用VC
の帯域を1kbpsとしているが、これに限定されるもので
はない。さらに、上記の例では、単位帯域当たりに割り
当てる呼を「3」としているが、この数も任意に設定で
きる。
【0033】図5は、本実施形態の構成図である。AT
M多重化ノード(AWN)10は、音声トランクカード
121を介して音声ノード(PBX)130を収容し、
I/Fカード125を介してルータ等を収容する。音声
ノード130は、ISDNインタフェースまたはアナロ
グインタフェースによりATM多重化ノード10に接続
される。また、ATM多重化ノード10には、LANカ
ード127を介してシステムコンソール131が接続さ
れる。さらに、ATM多重化ノード10は、WANカー
ド128を介して他のATM多重化ノードに接続されて
いる。
【0034】音声CODEC122は、音声トランクカ
ード121を介して入出力されるデータの符号化・復号
化を行う。FRCLAD126は、I/Fカード125
を介して入出力されるデータについてセルの分解・組立
を行う。ラインセットプロセッサ(LSP)123は、
各回線を終端し、受信したデータの送信元および送信先
の検出、メッセージの解釈等を行う。また、ラインセッ
トプロセッサ123は必要に応じてセルの分解・組立を
行う。ATMスイッチ124は、各セルをそのヘッダに
設定されているルーティング情報に基づいて決まる方路
に送出する。これらの装置またはデバイスは、既存の技
術として提供されている。
【0035】アプリケーションプロセッサ(APP)1
00は、本実施形態において導入された装置であり、A
TM多重化ノード10に接続される各方路の信号用帯域
を様々な要因に応じてダイナミックに制御する。アプリ
ケーションプロセッサ100は、CPUおよびメモリを
含み、以下の各ユニット101〜118から構成され
る。
【0036】方路別信号VC利用帯域記憶ユニット10
1は、方路ごとにシグナリングデータを伝送するために
使用する帯域、各信号用VCの帯域などを記憶する。信
号VC利用帯域順次捕捉ユニット102は、ある方路に
おいて同時に存在する呼数が増加した際に、その方路に
おいて新たに信号用VCとして使用する帯域を捕捉す
る。信号VC利用帯域順次解放ユニット103は、ある
方路において同時に存在する呼数が減少した際に、その
方路において信号用VCとして使用する帯域を順次解放
する。
【0037】信号VC利用帯域設定ユニット104は、
システムコンソール131から入力される帯域設定情報
等を受け付け、それを方路別信号VC利用帯域記憶ユニ
ット101に設定する(図16参照)。信号VC利用帯
域再設定ユニット105は、ある信号用VCにおける呼
の数が所定数よりも少なくなったときに、その呼を他の
信号用VCに割り当てることにより上記信号用VCを解
放する(図17〜図18参照)。同時発生信号VC利用
帯域記憶ユニット106は、同時に複数の発呼があった
場合に、その発呼数に応じて一括して信号用VCのため
の帯域を捕捉する(図19参照)。平均利用帯域記憶ユ
ニット107は、信号用VCとして利用する平均帯域を
方路ごとに記憶する(図20参照)。曜日・時間別平均
利用帯域記憶ユニット108は、信号用VCとして利用
する平均帯域を方路ごと且つ曜日/時間ごとに記憶する
(図22〜図23参照)。日付別平均利用帯域記憶ユニ
ット109は、信号用VCとして利用する平均帯域を方
路ごと且つ日付ごとに記憶する(図24〜図25参
照)。上記各ユニット107〜109に格納されるデー
タは、ユーザによりシステムコンソール131から入力
される。
【0038】信号VC利用帯域決定ユニット110は、
状況に応じて上記各ユニット107〜109に格納され
ている帯域データを読み出し、信号VC利用帯域学習処
理ユニット111に使用させる(図26参照)。信号V
C利用帯域学習処理ユニット111は、実際に発生した
呼の数を検出し、この検出値を学習データとして信号V
C利用帯域決定ユニット110から得た帯域データを更
新する(図27〜図29参照)。信号VC利用帯域設定
方法選択ユニット112は、予め設定された帯域データ
または学習処理によって得られた帯域データのいすれか
一方をユーザに選択させる(図30参照)。
【0039】起呼信号VC使用帯域送信ユニット113
は、存在する発呼の数を方路ごとに検出し、また、各方
路の接続先のノードに当該ノードにおいて存在する呼数
を通知する。着呼信号VC利用帯域受信記憶ユニット1
14は、他のノードの起呼信号VC使用帯域送信ユニッ
ト113から受信した呼数を記憶する。信号VC利用帯
域捕捉局決定ユニット115は、起呼信号VC使用帯域
送信ユニット113が検出した発呼数および着呼信号V
C利用帯域受信記憶ユニット114が受信した着呼数に
より現在存在する呼の数を方路ごとに求める。(上記ユ
ニット113〜115は、図31〜図33参照)サービ
スカテゴリ変更ユニット116は、発生している呼数に
対して十分な数の信号用VCを捕捉できないときに、他
の通信サービスカテゴリの信号用VCを確立してシグナ
リングデータを転送する(図34〜図36)。信号VC
利用帯域確保ユニット117は、呼数が増加するような
状況に備えるために、音声発呼を検出した際に信号用V
Cのためにある程度大きな帯域を確保しておく(素37
参照)。信号VC確保帯域選択ユニット118は、呼数
が増加または減少したときに信号VC利用帯域順次捕捉
ユニット102および信号VC利用帯域順次解放ユニッ
ト103に信号用VCの捕捉または解放を実行させるか
否かを指示する(図38参照)。
【0040】上記各ユニット101〜118の具体的な
処理については、後述するフローチャートを参照しなが
ら詳細に説明する。図6は、本実施形態のATM多重化
ノードに設けられ、信号用帯域を様々な要因に応じてダ
イナミックに制御する装置(信号用帯域制御装置)の機
能ブロック図である。信号帯域制御装置は、図5に示し
たアプリケーションプロセッサ(APP)100として
実現される。
【0041】アプリケーションプロセッサ100は、C
PU(中央処理装置)200および主記憶装置300か
ら構成される。CPU200は、システム管理ユニット
210、I/Oドライバ制御ユニット220、音声制御
ユニット230、およびスイッチプロセッサ制御ユニッ
ト250を備える。システム管理ユニット210および
音声制御ユニット230を構成する各ユニットの機能お
よび動作については、後述するフローチャートを参照し
ながら詳細に説明する。なお、これらの各ユニットは、
後述するフローチャートの処理を記述したプログラムを
実行することにより実現される。また、主記憶装置30
0に格納される各データについては、図7〜図11を参
照しながら詳しく説明する。
【0042】図7(a) は、方路管理データ301を説明
する図である。方路管理データ301は、ATMアドレ
スをキーとしてそのATMアドレスを有する端末が収容
されているノードに向かう方路を識別する番号(方路番
号)を格納する。たとえば、図2のノードAに設けられ
る方路管理データにおいて、ノードBに収容されるある
端末のATMアドレスをキーとして格納される方路番号
は、ノードBへの方路を識別する番号である。したがっ
て、ATM多重化ノード10は、セットアップメッセー
ジを受信すると、そのメッセージに設定されている着信
先からATMアドレスを検出することにより、そのメッ
セージを送出すべき方路を認識できる。この処理は、図
6の着ATMアドレス分析ユニット231により実行さ
れる。なお、方路管理データ301は、システムコンソ
ール131により登録される。
【0043】図7(b) は、帯域管理データ302を説明
する図である。帯域管理データ302は、方路番号をキ
ーとして方路ごとの帯域に関するデータを格納する。
「基本信号VC数」は、方路毎に確立可能な信号用VC
の数である。「VC基本呼数」は、当該方路において単
位帯域(1kbps)に割り当てる音声呼の数である。一例
としては、VC基本呼数=3call/kbps である。この値
は、各音声呼のシグナリングデータを伝送するのに要す
る帯域の平均値を1/3kbpsと見積もったときに得られ
る。「VC基本帯域」は、当該方路において1本の信号
用VCに対して割り当てる帯域である。一例としては、
VC基本帯域=1kbps/vc である。なお、VC基本呼数
=3call/kbps 、VC基本帯域=1kbps/vc とすると、
信号用VCごとに3つの音声呼が割り当てられることに
なる。
【0044】「帯域容量」は、方路ごとに音声呼のシグ
ナリングのために割り当てる帯域である。「帯域容量」
として方路ごとに音声呼の信号用VCに割り当てる帯域
の合計値を固定的に登録する場合には、その値をシステ
ムコンソール131から入力する。また、「帯域容量」
をVC数に基づいて指定する場合には、「基本信号VC
数」と「VC基本帯域」の積が登録される。
【0045】「VPI/VCI 」は、当該方路において音声呼
のシグナリングデータを転送するための仮想チャネルを
識別する識別子である。本実施形態では、音声呼の数の
増加に伴って信号用VCを増加させ、音声呼の数の減少
に伴って信号用VCの数を減少させる機能を有する。こ
の機能により信号用VCを増加させる際には、新たに確
立される信号用VCを識別するVPI/VCI がこの帯域管理
データ302の「VPI/VCI 」に登録され、信号用VCを
減少させる際には、解放される信号用VCを識別するVP
I/VCI がこの帯域管理データ302の「VPI/VCI 」から
削除される。
【0046】「平均帯域」は、方路ごとに音声呼のシグ
ナリングのために割り当てる帯域の平均値である。この
平均帯域は、音声呼のシグナリングデータを格納したセ
ルをATM多重化ノード10からATM網1に送出する
間隔を決定する。
【0047】なお、「S」が付されているデータは、シ
ステムコンソール131から入力される固定データであ
る。このデータは、いったん登録されると、システムコ
ンソール131からの変更指示があるまで変わることは
ない。「D」が付されているデータは、ATM多重化ノ
ードの運用期間中に状況に応じて更新される可変データ
である。このデータは、定期的または非定期的に更新さ
れる。「S/D」が付されているデータは、システムコ
ンソール131からの入力、または、状況に応じた更新
により登録されるデータである。ATM多重化ノード
は、それら2つの登録方法のうちのいずれか一方をユー
ザに選択させる機能を備える。
【0048】図8(a) は、VPI/VCI 管理データ303を
説明する図である。VPI/VCI 管理データ303は、方路
番号をキーとして方路ごとに設定される各信号用VCの
状態などを格納する。ATM多重化ノードでは、信号用
VCとして使用するVPI/VCIが予め決められている。信
号用VCとして使用されるVPI/VCI の数は、帯域管理デ
ータ302の「基本信号VC数」として登録されてい
る。そして、実際に信号用VCを確立する際に、それら
予め決められているVPI/VCI の中から1つの未使用VPI/
VCI がハントされてその信号用VCに割り当てられる。
したがって、このVPI/VCI 管理データ303の「VPI/VC
I 」は、方路ごとに信号用VCとして使用するVPI/VCI
をそれぞれ識別する。VPI/VCI 管理データ303では、
VPI/VCI ごとに以下の「次VPI/VCI 」〜「再設定実行音
声呼数」が登録される。「次VPI/VCI 」は、上述のよう
にして信号用VCを確立する際に次にハントするVPI/VC
I を指示する。「VC帯域」は、信号用VCに割り当て
る帯域である。「着呼中呼数」は、当該信号用VCを介
して当該ATM多重化ノードへ着呼している呼の数であ
る。「発信中呼数」は、当該信号用VCを介して当該A
TM多重化ノードが発呼している呼の数である。「VC
音声呼数」は、当該信号用VCに割り当てる音声呼の最
大値である。この値は、「VC帯域」および各信号用V
Cの帯域の「目安」に基づいて求められる。例えば、各
信号用VCの帯域を1/3kbpsと見積もったときに、V
C帯域=1kbpsとすれば、VC音声呼数=3が得られ
る。
【0049】「発生音声呼数」は、実際に存在している
音声呼の数である。この値は、音声呼が生成されるご
と、あるいは通話が終了するごとに更新される。「再設
定実行音声呼数」は、音声呼数の閾値である。本実施形
態のATM多重化ノードは、ある信号用VCに割り当て
られている呼の数が予め決められた閾値よりも減少した
場合に、それらの呼を他の信号用VCに乗せ換える機能
を備える。この「再設定実行音声呼数」は、呼を他の信
号用VCに割り当てるか否かの判断において使用する閾
値である。
【0050】図8(b) は、システム条件管理データ30
4を説明する図である。システム条件管理データ304
は、現在の日時やシステムの動作条件などを格納する。
「現在日」、「現在曜日」、および「現在時刻」は、A
TM多重化ノードが備える時計およびカレンダーにより
表されるデータである。「システム固定帯域」は、呼の
数の増加に備えて音声呼のシグナリングのために割り当
てる帯域である。尚、「システム固定帯域」を方路ごと
に設定できるようにしてもよい。「学習選択条件」は、
後に説明する学習処理を実行するか否かを表すフラグで
ある。「順次VC帯域捕捉条件」は、信号VC利用帯域
順次捕捉ユニット102および信号VC利用帯域順次解
放ユニット103を起動させるか否かを表すフラグであ
る。
【0051】図9(a) は、曜日対応VC数管理データ3
05を説明する図である。曜日対応VC数管理データ3
05は、方路ごと且つ曜日ごと且つ時間帯ごとに「信号
VC数」、「VC音声呼数」、「発生音声呼数」および
「平均帯域」を格納する。図9(b) は、日付対応VC数
管理データ306を説明する図である。日付対応VC数
管理データ306は、方路ごと且つ日付ごとに「信号V
C数」、「VC音声呼数」、「発生音声呼数」および
「平均帯域」を格納する。
【0052】図10(a) は、呼管理データ307を説明
する図である。呼管理データ307は、各呼の呼情報を
呼データブロック(CDB)番号をキーとして格納す
る。呼情報の中にその呼に対して割り当てられている
「VPI/VCI 」が含まれている。図10(b) は、信号メッ
セージバッファ308を説明する図である。信号メッセ
ージバッファ308は、ATM多重化ノードが受信した
各種メッセージ(SETUP、CONNECTなど)を
一時的に格納する。
【0053】図11(a) は、待合せ管理データ309を
説明する図である。待合せ管理データ309は、同時に
複数の音声呼が発生した場合に、それらの呼の処理順番
を定義する情報である。「待合せ音声呼数」は、同時に
発生した音声呼の数である。図11(b) は、サービスカ
テゴリデータ310を説明する図である。サービスカテ
ゴリデータ310は、シグナリングデータを転送するた
めの各通信サービスカテゴリの伝送速度を格納する。通
信サービスカテゴリとしてはCBR(固定伝送速度)、
VBR(可変伝送速度)、UBR(非確認型伝送速
度)、およびABR(確認型伝送速度)をサポートす
る。
【0054】次に、フローチャートを参照しながら本実
施形態の信号用帯域制御装置の動作を詳細に説明する。
図12は、信号用VCごとの帯域の初期設定のフローチ
ャートである。ここでは、方路ごとに信号用VCとして
使用するVPI/VCI が予め決められているものとする。
【0055】ステップS1では、システムコンソール1
31よりVPI/VCI 毎に「VC帯域」および「VC音声呼
数」を入力する。これらの入力データは、LANポート
127を介してアプリケーションプロセッサ100に渡
される。
【0056】ステップS2では、入力データのVPI/VCI
をキーとしてVPI/VCI 管理データ303をサーチし、入
力データを格納すべき領域を特定する。ステップS3で
は、ステップS2により得られた領域にステップS1に
より入力された「VC帯域」および「VC音声呼数」を
設定する。ステップS2およびS3は、VC帯域設定ユ
ニット211により実行される。
【0057】上記ステップS1〜S3を繰り返すことに
より、ATM多重化ノード10に収容される各方路上の
各信号用VCについて「VC帯域」および「VC音声呼
数」がを設定される。
【0058】図13は、信号用VCを解放する処理のフ
ローチャートである。ここでは、ATM多重化ノード1
0を介して確立されている音声呼が終了した後の処理を
説明する。
【0059】ステップS11では、通話が終了した音声
呼のシグナリングデータのために使用されていたVPI/VC
I を呼管理データ307から抽出する。すなわち、音声
トランクカード121において通話の終了が検出される
と、その終了した通話に対応する音声呼を識別する呼デ
ータブロック番号を用いて呼管理データ307にアクセ
スし、そこから信号用VCのVPI/VCI を抽出する。
【0060】ステップS12では、ステップS11にお
いて抽出したVPI/VCI をキーとしてVPI/VCI 管理データ
303を検索し、「発生音声呼数」を1だけカウントダ
ウンする。このことにより、VPI/VCI 管理データ303
の「発生音声呼数」を実際に存在している音声呼の数に
一致させる。
【0061】ステップS13では、ステップS12にお
いてカウントダウンされた「発生音声呼数」が0である
か否かを調べる。この「発生音声呼数」が0であれば、
該当する信号用VCには呼が割り当てられていないこと
になるので、ステップS14において、スイッチプロセ
ッサ制御ユニット250がスイッチプロセッサ129か
ら該当するVPI/VCI を削除する。スイッチプロセッサ1
29は、ATM網1において使用する仮想チャネルおよ
びその帯域を管理する。したがって、スイッチプロセッ
サ129からあるVPI/VCI を削除すると、その削除され
たVPI/VCI に対して割り当てられていたVPI/VCI の帯域
は、他のチャネルに割り当て可能な状態となる。このよ
うにして、信号用VCが解放される。なお、ステップS
13において「発生音声呼数」が0でなければ、ステッ
プS14を実行することなく、このフローチャートの処
理は終了する。
【0062】このように、本実施形態の信号用帯域制御
装置は、ある信号用VC中に存在する呼が終了すること
によってその信号用VC中に存在する呼の数が0になる
と、その信号用VCは解放され、その信号用VCに割り
当てられていた帯域は、他のチャネルにより使用可能な
状態になる。従って、帯域を有効に利用できる。
【0063】図14および図15は、信号用VCを捕捉
する処理のフローチャートである。ここでは、ATM多
重化ノード10に接続されている音声ノード(PBX)
に収容されている端末が発呼した後の処理を説明する。
【0064】ステップS21では、PBXからの音声発
呼を検出する。この音声発呼は、音声トランクカード1
21、ラインセットプロセッサ123、ATMスイッチ
124を介して、SETUPメッセージとしてアプリケ
ーションプロセッサ100に伝えられる。
【0065】ステップS22では、受信したSETUP
メッセージに設定されている着信先番号から着ATMア
ドレスを検出する。ステップS23では、ステップS2
2により検出した着ATMアドレスをキーとして方路管
理データ301を検索し、上記SETUPメッセージを
送出すべき方路を識別する方路番号を抽出する。上記ス
テップS22およびS23は、着ATMアドレス分析ユ
ニット231により実行される。
【0066】ステップS24では、ステップS23にお
いて抽出した方路番号をキーとしてVPI/VCI 管理データ
303を検索する。ステップS25では、ステップS2
4による検索の結果、「VC音声呼数」>「発生音声呼
数」であるVPI/VCI が存在するか否かを調べる。ここ
で、「VC音声呼数」は、各信号用VCに対して割り当
て可能な音声呼の数の上限値であり、「発生音声呼数」
は、各信号用VCに現在実際に割り当てられている呼の
数である。したがって、ステップS25では、実際に割
り当てられている呼の数が上限値に達していない信号用
VCが存在するか否か、すなわち、「満杯状態」でない
信号用VCが存在するか否かを判断している。
【0067】「満杯状態」でない信号用VCが存在する
場合、ステップS26へ進み、「満杯状態」でない信号
用VCの中で「発生音声呼数」が0よりも大きいVPI/VC
I が存在するか否かを調べる。即ち、1つ以上の音声呼
が既に割り当てられている信号用VCが存在するか否か
調べる。「発生音声呼数」が0よりも大きいVPI/VCIが
存在するのであれば、ステップS31において、その中
からVPI/VCI を1つ抽出する。ステップS32では、ス
テップS31で抽出したVPI/VCI を呼管理データ307
に登録する。ステップS33では、VPI/VCI 管理データ
の「発生音声呼数」を1カウントアップする。これによ
り、VPI/VCI 管理データ303の「発生音声呼数」を実
際に存在している音声呼の数に一致させる。
【0068】「発生音声呼数」が0よりも大きいVPI/VC
I が存在しない場合には、ステップS34へ進む。ステ
ップS34では、「発生音声呼数」が0であるVPI/VCI
を1つ抽出する。すなわち、未使用のVPI/VCI を1つハ
ントする。ステップS35では、その新たにハントした
VPI/VCI をスイッチプロセッサ129に設定する。この
設定により、ステップS21で検出した発呼のシグナリ
ングデータは、以降、ステップS34でハントされたVP
I/VCI を介して転送される。この後、ステップS32お
よびS33が実行される。
【0069】なお、ステップS25における判断が「N
o」であった場合は、すべての信号用VCが「満杯」状
態であるものとみなし、ステップS36においてブロッ
ク処理が実行される。ブロック処理は、たとえば、ステ
ップS21で検出した発呼を拒絶する処理である。
【0070】このように、本実施形態の信号用帯域制御
装置は、発呼を検出すると、まず、現在確立されている
信号用VCの中でその呼を割り当てることができる信号
用VCを探してその信号用VCにその発呼を割り当て
る。もし、現在確立されている信号用VCの中でその発
呼を割り当てることができる信号用VCが存在しない場
合には、新たに信号用VCを確立してその信号用VCに
検出した発呼を割り当てる。すなわち、必要最小限の帯
域を使って呼を処理することができる。
【0071】図16は、方路ごとに信号用VCとして使
用する帯域容量を設定する処理のフローチャートであ
る。本実施形態では、設定種別として、「VC数指
定」、「呼数指定」および「帯域指定」の3つを提供す
る。「VC数指定」では、方路ごとに確立可能な信号用
VCの数の上限値を設定する。「呼数指定」では、方路
ごとに受け付け可能な音声呼の数の上限を設定する。
「帯域指定」では、方路ごとに信号用VCとして使用可
能な帯域を直接設定する。
【0072】ステップS41では、システムソンソール
131より設定種別および設定パラメータを入力する。
設定パラメータは、「VC数指定」では、信号用VCの
数および各信号用VCの帯域、「呼数指定」では、音声
呼の数および各VCの帯域、「帯域指定」では、帯域で
ある。入力データは、LANポート127を介してアプ
リケーションプロセッサ100に渡される。
【0073】ステップS42では、設定種別を判断す
る。「VC数指定」であれば、ステップS43におい
て、入力されたパラメータを帯域管理データ302の
「基本VC数」および「VC基本帯域」として設定す
る。「呼数指定」であれば、ステップS44において、
入力されたパラメータを「VC基本呼数」および「VC
基本帯域」として設定する。「帯域指定」であれば、入
力されたパラメータを「帯域容量」として設定する。上
記ステップS42〜S45は、帯域容量設定ユニット2
14により実行される。
【0074】このように、本実施形態の信号用帯域制御
装置では、信号用帯域を制御するためのパラメータを複
数種類提供し、ユーザの選択の自由度が増した。このた
め、ユーザは、システムを柔軟に設計できるようにな
る。
【0075】図17は、信号用VCの再設定処理のフロ
ーチャートである。この機能は、ある信号用VCに割り
当てられている呼の数が少ない場合に、その呼を他の信
号用VCに乗せ換えることにより、その信号用VCを解
放するものである。なお、以下では、ATM多重化ノー
ド10に収容されてる端末からの発呼により確立された
音声呼が終了した後の処理として説明する。
【0076】ステップS51では、通話が終了した音声
呼のシグナリングデータのために使用されていたVPI/VC
I を呼管理データ307から抽出する。以下、図17の
説明において、このVPI/VCI が割り当てられている信号
用VCを「旧VC」と呼ぶことにする。ステップS52
では、ステップS51において抽出したVPI/VCI をキー
としてVPI/VCI 管理データ303を検索し、「発生音声
呼数」を1だけカウントダウンする。ステップS53で
は、ステップS52においてカウントダウンされた「発
生音声呼数」が0であるか否かを調べる。なお、これら
の処理は、図13のステップS11〜S13と同じであ
る。
【0077】ステップS53において、「発生音声呼
数」が0であった場合には、旧VCには呼が割り当てら
れていないので、その旧VCを解放する。一方、「発生
音声呼数」が0でなかった場合には、その「発生音声呼
数」を保持した後にステップS54に進む。ステップS
54では、ステップS51で抽出したVPI/VCI をキーと
してVPI/VCI 管理データ303を検索し、「再設定実行
音声呼数」を抽出する。ステップS55では、ステップ
S53において保持した「発生音声呼数」とステップS
54で抽出した「再設定実行音声呼数」とを比較する。
【0078】「発生音声呼数」が「再設定実行音声呼
数」よりも大きければ、旧VCに割り当てられている呼
の数は十分に多いと判断し、信号用VCの再設定を実行
することなくこのフローチャートの処理を終了する。一
方、「発生音声呼数」が「再設定実行音声呼数」以下の
場合には、旧VCに割り当てられている呼の数が十分に
少ないとみなし、ステップS61以降の処理を実行す
る。
【0079】ステップS61〜S63は、旧VCに残さ
れた呼を割り当てる先の信号用VCを探す処理である。
以下、図17の説明において、この呼を割り当てる先の
信号用VCを「新VC」と呼ぶ。ステップS61では、
ステップS51で抽出したVPI/VCI をキーとしてVPI/VC
I 管理データ303を検索し、「次VPI/VCI 」を抽出す
る。ステップS62では、この「次VPI/VCI 」をキーと
してVPI/VCI 管理データ303を検索して「VC音声呼
数」および「発生音声呼数」を抽出し、「VC音声呼
数」−「発生音声呼数」を演算して「使用可能呼数」を
得る。この「使用可能呼数」は、新VCにさらに割り当
てることができる呼の数であり、新VCの空き帯域に相
当する。
【0080】ステップS63では、ステップS52で得
た「発生音声呼数」がステップS62で得た「使用可能
呼数」以下か否かを調べる。「発生音声呼数」が「使用
可能呼数」以下であれば、その残された呼を新VCに乗
せ換えることができると判断し、ステップS64以降を
実行する。「発生音声呼数」が「使用可能呼数」よりも
大きければ、ステップS61に戻って次の候補を抽出す
る。
【0081】ステップS64では、ステップS62で抽
出した「次VPI/VCI 」をキーとしてVPI/VCI 管理データ
303を検索し、その「発生音声呼数」にステップS5
2で得られた「発生音声呼数」を加える。ステップS6
5では、呼管理データ307において、旧VCから新V
Cに乗せ換えられた呼の「VPI/VCI 」を再設定する。ス
テップS66では、旧VCのVPI/VCI および新VCのVP
I/VCI を当該方路により接続されるノードに通知する。
この通知は、たとえば、INFOメッセージまたはFA
Cメッセージを使用する。INFOメッセージを使用す
る場合は、そのユーザ・ユーザ情報部に上記2つのVPI/
VCI を格納する。
【0082】この後、通知先のノードから応答メッセー
ジ(VPI/VCI の変更を承認するメッセージ)を受信する
と、旧VCのVPI/VCI をキーとしてVPI/VCI 管理データ
303を検索してその「発生音声呼数」をクリアし、ま
た、スイッチプロセッサ129から旧VCのVPI/VCI を
削除する。このことにより、旧VCに対して割り当てら
れていた帯域が他のチャネルに対して割り当て可能な状
態になる。
【0083】図18は、図17の処理により送出された
メッセージを受信したノードの処理のフローチャートで
ある。なお、このメッセージを受信するノードは、AT
M多重化ノード10と同じ構成であるものとする。
【0084】ステップS71では、図17の処理により
送出されたメッセージを受信する。このメッセージに
は、旧VCのVPI/VCI および新VCのVPI/VCI が設定さ
れている。ステップS72およびS73は、基本的にス
テップS64およびS65と同じである。従って、これ
らの処理により、1本の方路により接続された1組のA
TM多重化ノードにおいてVPI/VCI の設定などが互いに
一致した状態となる。
【0085】上記処理の一例を示す。現在、信号用VC
(a)および信号用VC(b)にそれぞれ2つの呼が割
り当てられているとする。これら2つの信号用VCの
「VC音声呼数」がそれぞれ3であり、また、その「再
設定実行音声呼数」がそれぞれ1であるものとする。信
号用VC(b)に割り当てられている2つの呼のうちの
1つが終了すると、信号用VC(b)に残る呼の数は1
となる。このとき、信号用VC(a)の「使用可能帯
域」は1である。したがって、信号用VC(b)に残さ
れた呼は信号用VC(a)に移され、信号用VC(b)
は解放される。
【0086】このように、本実施形態の信号用帯域制御
装置は、ある信号用VCに割り当てられている呼の数が
少ない場合に、その呼を他の信号用VCに割り当てるこ
とにより、その信号用VCを解放するものである。この
ため、帯域が有効に使用される。
【0087】図19は、複数の呼が同時に発生した場合
の処理のフローチャートである。ここでは、ATM多重
化ノード10に接続されている音声ノード(PBX)に
収容される端末が発呼した後の処理を説明する。
【0088】ステップS81〜S83は、図14に示し
たステップS21〜S23と同じであり、PBXからの
音声発呼を検出し、その音声呼に対応する着ATMアド
レスを検出し、そして、SETUPメッセージを送出す
べき方路を識別する方路番号を抽出する。
【0089】ステップS84では、ステップS83で抽
出した方路番号をキーとして待合せ管理データ309を
検索し、「待合せ音声呼数」を抽出する。この「待合せ
音声呼数」は、複数の呼が同時に発生した場合に、一時
的に処理待ち状態となっている呼の数を表す。ステップ
S85では、ステップS84で抽出した「待合せ音声呼
数」が1以上あるか否かを調べる。
【0090】「待合せ音声呼数」が1以上ある場合に
は、ステップS91において、その呼数に対応する帯域
を計算する。本実施形態では、帯域管理データ302の
「VC基本呼数」として、単位帯域に対して割り当てる
べき呼数を登録している。従って、「待合せ音声呼数」
を「VC基本呼数」で割り算することにより、待ち状態
となっている呼を割り当てるのに必要な帯域が求まる。
【0091】ステップS92では、該当する方路におい
て未使用状態のVPI/VCI を探す。すなわち、VC管理デ
ータ303を検索し、「発生音声呼数」が0であるVPI/
VCIを抽出する。このとき、新たに確立する信号用VC
を用いてステップS91で算出した帯域を提供する必要
がある。従って、この場合、その抽出したVPI/VCI の
「VC帯域」としてステップS91で算出した帯域を設
定する。あるいは、例えば、各信号用VCに割り当てる
呼の数が「3」に固定されている状態において、待ち状
態にある呼の数4であったときには、新たに2本の信号
用VCを捕捉する必要があるので、この場合、未使用VP
I/VCI を2つ抽出する。
【0092】ステップS93では、ステップS92で抽
出したVPI/VCI をスイッチプロセッサ129に設定す
る。ステップS94では、待ち状態であった各呼の呼管
理データとして、ステップS92で抽出したVPI/VCI を
それぞれ設定する。
【0093】なお、ステップS85において待ち状態の
呼が無かった場合には、ステップS91〜S93はスキ
ップされ、ステップS81で検出した呼に対してステッ
プS94が実行される。
【0094】このように、本実施形態では、複数の呼が
同時に発生した場合には、その数に対応する帯域を一括
して捕捉するので、帯域が有効に利用され、また、接続
時間の短縮も期待される。
【0095】次に、シグナリングデータを転送するため
の平均帯域について説明する。本実施形態のATM多重
化ノードでは、方路ごとにシグナリングデータを転送す
るための平均帯域が設定される。そして、シグナリング
データを格納したセルは、方路ごとにそれぞれ設定され
た平均帯域に基づいて決まる間隔で送出される。
【0096】図20は、平均帯域を設定する処理のフロ
ーチャートである。ステップS101では、システムコ
ンソール131から方路番号および設定すべき平均帯域
を入力する。ステップS102では、方路番号をキーと
して入力された平均帯域を帯域管理データ302に書き
込む。
【0097】このように、本実施形態では、システムコ
ンソールより所望の平均帯域を設定できる。したがっ
て、例えば、呼の数が増加または減少が予想される場合
には、その前にこの平均帯域を変更しておくことができ
る。この場合、この平均帯域の変更に伴って、信号用帯
域が調整される。本実施形態では、所定間隔ごとにシス
テムコンソールからの入力をチェックし、その入力デー
タに従って信号用VCを捕捉することにより、信号用帯
域を調整する。
【0098】図21は、設定された平均帯域に従って信
号用帯域を変更する処理のフローチャートである。な
お、このフローチャートの処理は、タイマーにより1時
間ごとに起動され、各方路に対してそれぞれ実行され
る。
【0099】ステップS111では、方路番号をキーと
して帯域管理データ302にアクセスし、「平均帯域」
を抽出する。ステップS112では、「平均帯域」が設
定されているか否かを調べ、設定されていた場合にステ
ップS113へ進む。ステップS113では、ステップ
S111で使用した方路番号をキーとしてVPI/VCI 管理
データ303にアクセスし、未使用状態のVPI/VCI を抽
出する。即ち、「発生音声呼数」が0であるVPI/VCI を
抽出する。ステップS114では、未使用状態のVPI/VC
I が見つかったか否かを調べ、見つかった場合にステッ
プS115へ進む。
【0100】ステップS115では、未使用状態のVPI/
VCI を1つ抽出する。そして、VPI/VCI 管理テーブル3
03において、その抽出したVPI/VCI の「VC帯域」と
してステップS111で抽出した「平均帯域」を設定す
る。ステップS116では、上記VPI/VCI をスイッチプ
ロセッサ129に設定する。このことにより、システム
コンソールから入力された平均帯域を持った信号用VC
が確立される。
【0101】ところで、公衆網の通信量は、一般に、曜
日、時間帯、あるいは日付に応じて変動する。たとえ
ば、平日は、土曜日あるいは日曜日と比較して通信量が
多く、また、深夜や早朝は、昼間と比較して通信量が少
ない。あるいは、月末の通信量が増加したり、祭日の通
信量が少なかったりする。本実施形態では、このような
予め予測される通信量の変動を見越して、信号用帯域を
割り当てておく機能を備える。
【0102】図22は、曜日および時間帯ごとの平均帯
域を設定する処理のフローチャートである。この場合の
データ入力方法は、図20に示した方法と同じである。
ただし、曜日および時間帯ごとの平均帯域は、曜日対応
VC数管理データ305に設定される。
【0103】図23は、曜日および時間帯ごとに設定さ
れた平均帯域に従って信号用帯域を変更する処理のフロ
ーチャートである。この場合の動作は、基本的には、図
21に示した動作と同じである。ただし、曜日および時
間帯に応じた帯域設定処理では、タイマにより図23の
フローチャートが起動されると、まず、ATM多重化ノ
ードが備えるカレンダーおよび時計を参照して、現在の
曜日および現在時刻を検出する。そして、それらをキー
として曜日対応VC数管理データ305を検索し、現在
の曜日および時刻に対して設定されている「平均帯域」
を抽出する。
【0104】以降の動作は、図21に示した動作と同じ
であり、抽出した平均帯域を持った信号用VCを確立す
る。図24は、日付ごとの平均帯域を設定する処理のフ
ローチャートである。この場合のデータ入力方法は、図
20に示した方法と同じである。ただし、日付ごとの平
均帯域は、日付対応VC数管理データ306に設定され
る。
【0105】図25は、日付ごとに設定された平均帯域
に従って信号用帯域を変更する処理のフローチャートで
ある。この場合の動作は、基本的には、図21に示した
動作と同じである。ただし、日付に応じた帯域設定処理
では、タイマにより図25のフローチャートが起動され
ると、まず、ATM多重化ノードが備えるカレンダーを
参照して現在の日付を検出する。そして、その日付をキ
ーとして日付対応VC数管理データ306を検索し、現
在の日付に対して設定されている「平均帯域」を抽出す
る。以降の動作は、図21に示した動作と同じであり、
抽出した平均帯域を持った信号用VCを確立する。な
お、日付に応じた帯域設定処理では、タイマ起動は、1
日に1回(たとえば、午前0時)行えばよい。
【0106】このように、本実施形態では、任意の平均
帯域、あるいは曜日、時間帯、日付ごとの平均帯域を設
定し、その平均帯域に対応する信号用帯域を一括して捕
捉するので、帯域が有効に利用され、また、接続時間の
短縮も期待される。
【0107】上記図20〜図25においては、(1) 方路
ごとの任意の設定、(2) 曜日ごと且つ時間帯ごとの設
定、(3) 日付ごとの設定、を示した。本実施形態の装置
は、これら3つの設定方法のうちのいずれの設定で運用
するのかをユーザに選択させる機能を備える。また、本
実施形態の装置は、上記各設定に際して入力すべきパラ
メータの目安を与えるために、運用状態における実際の
呼数などを測定して出力する機能を備える。
【0108】図26は、通信状態を測定する処理のフロ
ーチャートである。ステップS121では、システムコ
ンソール131から設定種別を指定するとともに、測定
値の出力を要求する。設定種別としては、上記3つの設
定方法の中のいずれか1つを指定する。ステップS12
2では、入力された設定種別を認識する。
【0109】「方路ごと(任意)」であれば、ステップ
S123において、方路ごとに帯域管理データ302お
よびVPI/VCI 管理データ303を検索し、各種データを
取り出して出力する。この場合、たとえば、帯域管理デ
ータ302の「帯域容量」により実際に信号用として使
用されている帯域を知ることができる。あるいは、例え
ば、VPI/VCI 管理データ303の各VPI/VCI の「発生音
声呼数」の合計値を算出すれば、その合計値は、方路ご
とに発生している呼数である。この値より、実際に信号
用として使用されている帯域を知ることもできる。
【0110】「曜日・時間帯ごと」であれば、ステップ
S124において、方路ごとに曜日対応VC数管理デー
タ305を検索し、各種データを取り出して出力する。
「日付ごと」であれば、ステップS125において、方
路ごとに日付対応VC数管理データ306を検索し、各
種データを取り出して出力する。
【0111】本実施形態の信号用帯域制御装置は、実際
の通信状態をモニタし、そのモニタ結果に基づいてシス
テムを設定する機能を備える。この機能を「学習」と呼
ぶ。また、学習処理では、ある条件において実際の通信
状態をモニタし、次に同じ条件が発生したときにそのモ
ニタしておいた通信状態に従って信号用帯域を設定する
こともできる。たとえば、条件を「日曜日」とした場合
には、ある日曜日に通信状態をモニタし、以降の日曜日
にはそのモニタ結果に基づいて信号用帯域を設定する。
なお、本実施形態では、学習処理に際して、図7〜図1
1に示す各データとして表される通信状態のログまたは
履歴を収集しているものとする。
【0112】図27は、時間帯ごとの学習処理のフロー
チャートである。この処理は、1時間ごとに且つ方路ご
とに実行される。ステップS131では、方路番号をキ
ーとして帯域管理データ302を検索して「平均帯域」
を抽出する。ステップS132では、上記方路番号をキ
ーとしてVPI/VCI 管理データ303を検索し、実際の信
号用帯域の平均値を求める。この平均帯域は、たとえ
ば、「発生音声呼数」の合計値から算出してもよいし、
「VC帯域」の合計値から算出してもよい。なお、過去
1時間のログを使ってその期間の時間平均を求めるよう
にしてもよい。
【0113】ステップS133では、ステップS131
で抽出した「平均帯域」とステップS132で求めた
「平均帯域」とを比較する。ステップS132で求めた
「平均帯域」の方が大きかった場合には、ステップS1
34において、そのステップS132で求めた「平均帯
域」を帯域管理データ302の「平均帯域」として設定
する。また、未使用のVPI/VCI をハントし、そのVPI/VC
I を帯域管理データ302に登録する。ステップS13
5では、ステップS134でハントしたVPI/VCIをスイ
ッチプロセッサ129に設定する。上記処理により、信
号用帯域としてステップS132で求めた「平均帯域」
が確保される。
【0114】図28は、曜日ごとの学習処理のフローチ
ャートである。この処理は、1日ごとに且つ方路ごとに
実行される。ステップS141では、システム条件管理
データ304より「現在曜日」を抽出する。即ち、現在
の曜日を認識する。ステップS142では、「現在曜
日」をキーとして曜日対応VC数管理データ305を検
索し、各時間帯(0時から23時)ごとに「発生音声呼
数」を抽出する。そして、各「発生音声呼数」をそれぞ
れ帯域管理データ302に設定されている「VC基本呼
数」で割り算することにより、時間帯ごとの「平均帯
域」を求める。このとき、ログを用いて時間平均を求め
るようにしてもよい。ステップS143では、曜日対応
VC数管理データ305から時間帯ごとに「平均帯域」
を抽出する。
【0115】ステップS144では、ステップS143
で抽出した「平均帯域」とステップS142で求めた
「平均帯域」とを時間帯毎に比較する。ステップS14
2で求めた「平均帯域」の方が大きかった場合には、ス
テップS145において、そのステップS142で求め
た「平均帯域」を曜日対応VC数管理データ305の対
応する時間帯の「平均帯域」として設定する。
【0116】上記設定値は、翌週またはそれ以降の同一
曜日に利用される。すなわち、たとえば、ある週の「水
曜日の9時」のデータとして得られた「平均帯域」は、
曜日対応VC数管理データ305の該当領域に設定され
る。そして、翌週の水曜日の9時になると、その「平均
帯域」に従って信号用帯域が割り当てられる。
【0117】図29は、日付ごとの学習処理のフローチ
ャートである。この処理は、1月ごとに且つ方路ごとに
実行される。ステップS151では、日付対応VC数管
理データ306を検索し、日付(1日から31日)毎に
「発生音声呼数」を抽出する。そして、各「発生音声呼
数」をそれぞれ帯域管理データ302に設定されている
「VC基本呼数」で割り算することにより、日付ごとの
「平均帯域」を求める。このとき、ログを用いて時間平
均を求めるようにしてもよい。ステップS152では、
日付対応VC数管理データ306から日付ごとに「平均
帯域」を抽出する。
【0118】ステップS153では、ステップS152
で抽出した「平均帯域」とステップS151で求めた
「平均帯域」とを日付毎に比較する。ステップS151
で求めた「平均帯域」の方が大きかった場合には、ステ
ップS154において、そのステップS151で求めた
「平均帯域」を日付対応VC数管理データ306の対応
する日付の「平均帯域」として設定する。
【0119】上記設定値は、翌月またはそれ以降の同一
日付の日に利用される。すなわち、たとえば、ある月の
「21日」のデータとして得られた「平均帯域」は、日
付対応VC数管理データ306の該当領域に設定され
る。そして、翌月の21日になると、その「平均帯域」
に従って信号用帯域が割り当てられる。
【0120】このように、本実施形態の装置は、学習機
能を有し、実際の運用状態に合わせて自動的に帯域を割
り当てるので、帯域の運用管理の作業が削減される。ま
た、信号用帯域として常に最適な帯域が割り当てられる
ので、帯域の有効利用が図れる。
【0121】本実施形態では、上記学習処理を実行する
か否かをユーザに指定させる。ユーザは、上記学習処理
を実行するか否かをシステムコンソール131を介して
入力する。この入力は、システム条件管理データ304
の「学習選択条件」として登録される。
【0122】図30は、学習選択処理のフローチャート
である。ステップS161においてシステム条件管理デ
ータ304の「学習選択条件」を抽出し、ステップS1
62でその条件を判断する。「学習選択条件」が「学習
なし」ならば、ステップS163において、システムコ
ンソール131から入力された各種データを主記憶装置
300内の所定の領域に設定する。設定方法は、図20
〜図25に示した通りである。この場合、帯域データは
固定値となる。一方、「学習選択条件」が「学習あり」
ならば、ステップS164において、図27〜図29に
示した学習処理により各種データを設定するこの場合、
帯域データは可変データとなる。
【0123】このように、本実施形態では、学習処理を
実行するか否かを自由の選択させるので、ユーザが網の
特性に対して柔軟な対応ができる。次に、信号用帯域の
重複捕捉を回避する技術を説明する。2つのATM多重
化ノードの間の方路上には、双方向に信号用VCが確立
される。本実施形態では、ATM多重化ノードにおいて
発信呼および着信呼のための信号用帯域を方路ごとに一
括して捕捉する手法を導入する。
【0124】図31および図32は、信号用帯域の重複
捕捉を回避する処理のフローチャートである。ここで
は、このフローチャートは、発信端末を収容するATM
多重化ノード(発信局)において実行されるものとして
説明する。ステップS171〜S173は、図14に示
したステップS21〜S23と同じであり、PBXから
の音声発呼を検出し、その音声呼に対応する着ATMア
ドレスを検出し、そして、SETUPメッセージを送出
すべき方路を識別する方路番号を抽出する。
【0125】ステップS174〜S176は、ステップ
S171で検出した発呼の着信先へ向かう方路において
既に発信呼が存在するか否かを調べる処理である。ステ
ップS174では、ステップS173で抽出した方路番
号をキーとしてVPI/VCI 管理データ303を検索し、VP
I/VCI を1つ選択してその「発生音声呼数」を抽出す
る。ステップS175では、ステップS174で抽出し
た「発信音声呼数」が0か否かを調べる。「発信音声呼
数」が0であれば、ステップS174で選択したVPI/VC
I においては発信呼が存在しないとみなし、ステップS
176へ進む。ステップS176は、VPI/VCI 管理デー
タ303内の全てのVPI/VCI について上記ステップS1
75の判断を実行したか否かを調べるステップである。
上記ステップS175が実行されていないVPI/VCI が残
っていれば、ステップS174へ戻って次のVPI/VCI を
選択する。一方、ステップS175において、「発信音
声呼数」が0でなければ、ステップS174で選択した
VPI/VCI において既に発信呼が存在しているとみなし、
ステップS181へ進む。
【0126】ステップS181では、ステップS175
において「同一方路において既に発信呼が存在してい
る」と見なされたVPI/VCI をキーとしてVPI/VCI 管理デ
ータ303を検索し、「着呼中呼数」および「発信中帯
域」を抽出する。ステップS182では、ステップS1
81で抽出した「着呼中呼数」が0か否かを調べる。こ
の「着呼中呼数」が0でなければ、ステップS183以
降の処理を実行する。
【0127】ステップS183では、ステップS181
で抽出した「着呼中呼数」と「発信中呼数」との和を算
出することにより、「利用帯域」を得る。ステップS1
84では、VPI/VCI 管理データ303から未使用VPI/VC
I を抽出する。ステップS185では、ステップS18
4で抽出した未使用VPI/VCI をスイッチプロセッサ12
9に設定する。そして、ステップS186では、呼管理
データ307においてステップS171で検出した発呼
に対応するVPI/VCI としてステップS184で抽出した
未使用VPI/VCI を設定する。
【0128】一方、ステップS182において、「着呼
中呼数」が0であった場合には、ステップS187にお
いて、まだ発信局と着信局との間で帯域管理の整合性が
確立されていないものとみなし、「発信中呼数」を着信
局に通知する。この通知は、呼を確立するためのメッセ
ージであるSETUPを用い、そのユーザ・ユーザ情報
として転送する。
【0129】図33は、図31〜図32のフローチャー
トの処理により送出されたメッセージを受信したATM
多重化ノードにおける処理のフローチャートである。ス
テップS191では、ATM網(WAN)からSETU
Pメッセージを受信する。ステップS192では、上記
メッセージを転送してきた方路の方路番号をキーとして
VPI/VCI 管理データ303にアクセスし、ユーザ・ユー
ザ情報として転送されてきた「発信中呼数」を「着呼中
呼数」として設定する。
【0130】このように、本実施形態では、各ATM多
重化ノードにおいて発信呼および着信呼のための信号用
帯域を一括して捕捉するので、信号用帯域を重複して確
保することを回避でき、帯域が有効に利用される。
【0131】本実施形態のATM多重化ノードは、シグ
ナリングデータを伝送するサービス方式として、CBR
(固定伝送速度)、VBR(可変伝送速度)、UBR
(非確認型伝送速度)、およびABR(確認型伝送速
度)をサポートする。各カテゴリの伝送パラメータは、
カテゴリデータ310として主記憶装置300に格納さ
れている。
【0132】本実施形態では、通常状態(非輻輳状態)
のときは、CBRまたはVBRでシグナリングデータを
転送し、輻輳状態になると、UBRまたはABRでもデ
ータを伝送できるようにしている。すなわち、予め設け
てあるCBRまたはVBRのための信号用VCが全て使
用されている状態で、さらに呼が発生した場合には、U
BRまたはABRのための信号用VCを確立してその呼
を割り当てる。この結果、CBRまたはVBRの信号用
VCとUBRまたはABRの信号用VCとが混在する
が、UBRまたはABRは、セルを伝送できるときにの
みセルを伝送するので、確保すべき信号用帯域は増加し
ない。
【0133】図34は、VPI/VCI 管理テーブルの構成図
である。このテーブルは、例えば、VPI/VCI 管理データ
303の一部として設けられる。VPI/VCI 管理テーブル
は、VPI/VCI ごとに、サービスカテゴリが設定され、ま
た、使用/未使用フラグを有する。
【0134】図35および図36は、サービスカテゴリ
を切り換える処理のフローチャートである。この処理
は、ATM多重化ノード10が発呼を検出するごとに実
行される。また、ここでは、簡単のために、サービスカ
テゴリとしてCBRおよびABRが提供されている場合
を示す。
【0135】ステップS201〜S203は、図14に
示したステップS21〜S23と同じであり、PBXか
らの音声発呼を検出し、その音声呼に対応する着ATM
アドレスを検出し、そして、SETUPメッセージを送
出すべき方路を識別する方路番号を抽出する。
【0136】ステップS204およびステップS205
では、ステップS203で抽出した「方路番号」をキー
として図34に示すVPI/VCI 管理テーブルを検索し、C
BR用の未使用VPI/VCI が存在するか否かを調べる。C
BR用の未使用VPI/VCI が存在するのであれば、ステッ
プS211において、未使用のCBR用VPI/VCI を1つ
抽出し、呼管理データ307においてステップS201
で検出した発呼についてのVPI/VCI としてその抽出した
VPI/VCI を設定する。一方、CBR用の未使用VPI/VCI
が存在しない場合には、ステップS206およびS21
3を実行した後にステップS211へ進む。
【0137】ステップS206では、サービスカテゴリ
データ310を参照し、次カテゴリを検出する。ここで
は、「ABR」が検出されたものとする。ステップS2
13では、ステップS203で抽出した「方路番号」を
キーとして図34に示すVPI/VCI 管理テーブルを検索
し、CBR用の未使用VPI/VCI を1つ抽出する。なお、
ステップS206およびS213を実行した場合には、
ステップS211では、呼管理データ307においてス
テップS201で検出した発呼のVPI/VCI としてステッ
プS213で抽出したVPI/VCI を設定する。ステップS
212では、ステップS201で検出した発呼に対応す
るSETUPメッセージの「トラヒックパラメータ情報
要素を設定してそのメッセージをATM網1に送出す
る。なお、CBR用の空きVPI/VCI が存在した場合に
は、CBRのパラメータが設定され、存在しなかった場
合には、ABRのパラメータが設定される。
【0138】このように、本実施形態では、CBRまた
はVBRの信号用VCを確立できない場合には、UBR
またはABRの信号用VCを確立してシグナリングデー
タを送信できるようにした。このため、実質的には帯域
を増やすことなく、ブロック率(呼損率)が改善され
る。
【0139】上記図14〜図15を参照しながら説明し
た手法では、音声呼が発生するごとに必要最小限の信号
用VCを確立していたが、通信網の運用形態によって
は、常に一定数以上の音声呼が存在しているようなシス
テムも考えられる。このようなシステムに対応するた
め、本実施形態は、その一定数の呼に対応する帯域を持
った信号用VCを確立しておき、それよりもさらに呼数
が増加した場合に上記図14〜図15を参照しながら説
明した手法で必要最小限の小帯域の信号用VCを順次確
立する機能を提供する。
【0140】図37は、固定帯域確保機能を含む帯域捕
捉処理のフローチャートである。この処理は、ATM多
重化ノード10が発呼を検出するごとに実行される。ス
テップS221〜S223は、図14に示したステップ
S21〜S23と同じであり、PBXからの音声発呼を
検出し、その音声呼に対応する着ATMアドレスを検出
し、そして、SETUPメッセージを送出すべき方路を
識別する方路番号を抽出する。
【0141】ステップS224〜S226では、システ
ム条件管理データ304にアクセスして「システム固定
帯域」を抽出し、その帯域が設定されているか否か、及
び、該当する方路において「システム固定帯域」に対応
する信号用VCが既に確立されているか否かを調べる。
尚、「システム固定帯域」は、システム条件管理データ
304に方路毎に設定され、また各方路においてその設
定帯域を持った信号用VCが既に確立されているか否か
を表すフラグが設定されているものとする。
【0142】「システム固定帯域」が設定されてない場
合、または、その設定帯域を持った信号用VCが既に確
立されている場合には、ステップS227において、図
13〜図15のフローチャートに示した捕捉・解放処理
を実行する。一方、「システム固定帯域」が設定されて
おり、且つ、その設定帯域を持った信号用VCがまだ確
立されていない場合には、ステップS231以降を実行
する。
【0143】ステップS231およびS232では、ス
テップS223で抽出した「方路番号」をキーとしてVP
I/VCI 管理データ303を検索し、未使用VPI/VCI が存
在するか否か、および、未使用VPI/VCI が存在する場合
には未使用帯域がシステム固定帯域よりも大きいか否か
を調べる。未使用VPI/VCI が存在し、且つ未使用帯域が
システム固定帯域よりも大きい場合には、ステップS2
33において、上記未使用VPI/VCI の中から1つを選択
する。そして、その選択したVPI/VCI をスイッチプロセ
ッサ129に設定する。このことにより、システム条件
管理データ304に「システム固定帯域」として設定さ
れている帯域を持った信号用VCが確立される。
【0144】このようにして、ある方路において「シス
テム固定帯域」を持った信号用VCを確立した後は、同
一方路において同じ帯域の信号用VCを重複して確立し
ないように、システム条件管理データ304においてそ
の方路に対応する「システム固定帯域」のフラグを「確
立済み」を表す状態にする。そして、ステップS234
では、ステップS221で検出した発呼に対応する呼管
理データ307においてステップS233で抽出した未
使用VPI/VCI を設定する。
【0145】なお、ステップS231およびS232に
おいて、未使用VPI/VCI が無かった場合、あるいは、未
使用帯域がシステム固定帯域よりも小さかった場合に
は、ステップS235において、ブロック処理を実行す
る。すなわち、たとえば、ステップS221で検出した
発呼を拒絶する。
【0146】なお、図37のフローチャートの処理で
は、発生した呼をシステム固定帯域のみでは処理できな
いときには、ステップS227において順次捕捉処理を
実行しているが、本実施形態では、この順次捕捉処理を
実行するか否かをユーザに選択させる機能を備える。
【0147】図38は、帯域捕捉方法を選択する処理の
フローチャートである。この選択処理は、たとえば、図
37のステップS227の直前に実行される。ステップ
S241およびS242では、システム条件管理データ
304の「順次VC帯域捕捉条件」を抽出してその内容
を調べる。「順次VC帯域捕捉条件」として「順次捕捉
する」が設定されていれば、ステップS243(ステッ
プS227)において、図13〜図15に示した捕捉・
解放処理を実行する。「順次VC帯域捕捉条件」として
「順次捕捉しない」が設定されていれば、ステップS2
43(ステップS227)をスキップする。
【0148】このように、本実施形態では、ある一定数
の呼に対応する帯域を持った信号用VCを確立してお
き、それよりもさらに呼数が増加した場合に必要最小限
の小帯域の信号用VCを順次確立する。したがって、信
号用VCを捕捉/解放する回数を減少させることができ
る。
【0149】図39(a) は、SETUPメッセージのフ
ォーマットである。SETUPメッセージは、発呼(ま
たは、起呼)により生成され、呼設定を開始するために
発信端末からATM網へ、およびATM網から着信端末
へ転送される。SETUPメッセージに含まれる情報の
うち、「ユーザ・ユーザ情報」は、所望の情報を格納す
ることができ、その内容は、ATM網によって解釈され
ることなく、トランスペアレントに転送される。本実施
形態では、図39(b) に示すように、この「ユーザ・ユ
ーザ情報」に「発信中呼数」または/および「使用信号
VC数」を格納して転送することがある(図31〜図3
3参照)。
【0150】図39(c) は、INFOメッセージのフォ
ーマットである。INFOrmationメッセージは、付加
的な呼制御に係わる情報を転送するために使用される。
本実施形態では、図39(d) に示すように、INFOメ
ッセージの「ユーザ・ユーザ情報」に「旧VPI/VCI 」及
び「信VPI/VCI 」を格納して転送することがある(図1
7〜図18参照)。
【0151】各メッセージは、たとえば、ISDNメッ
セージフレームの「メッセージ情報要素群」の中に格納
されて転送される。ISDNメッセージフレームのフォ
ーマットを図40に示す。なお、ATM網に送出する際
には、このISDNメッセージフレームは、固定長(4
8バイト)ごとに分割されてATMセルのペイロードに
格納される。
【0152】
【発明の効果】音声呼が発生する毎に必要最小限の信号
用帯域を確保する構成なので、音声呼のために予め大き
な帯域を割り当てておく必要はない。このため、音声呼
の数が少ないときには、未使用帯域を他のメディアに割
り当てることができ、帯域の有効利用が図れる。
【0153】ある信号用VC(旧VC)に割り当てられ
ている呼の数が少ない場合には、その呼を他の信号用V
Cに割り当て、旧VCを解放する。このため、旧VCに
割り当てられていた帯域を他のメディアに割り当てるこ
とができ、帯域の有効利用が図れる。
【0154】ある条件下で実際の通信状態をモニタし、
次に同じ条件が発生したときにそのモニタしておいた通
信状態に従って信号用帯域を自動的に設定する学習機能
を備える。この機能により、帯域の運用管理の作業が削
減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】方路について説明する図である。
【図3】ATM多重化ノードの動作を模式的に示す図
(呼が少ないとき)である。
【図4】ATM多重化ノードの動作を模式的に示す図
(呼が多数のとき)である。
【図5】本実施形態の構成図である。
【図6】本実施形態の信号用帯域制御装置の機能ブロッ
ク図である。
【図7】(a) は、方路管理データを説明する図であり、
(b) は、帯域管理データを説明する図である。
【図8】(a) は、VPI/VCI 管理データを説明する図であ
り、(b) は、システム条件管理データを説明する図であ
る。
【図9】(a) は、曜日対応VC数管理データを説明する
図であり、(b) は、日付対応VC数管理データを説明す
る図である。
【図10】(a) は、呼管理データを説明する図であり、
(b) は、信号メッセージバッファを説明する図である。
【図11】(a) は、待合せ管理データを説明する図であ
り、(b) は、サービスカテゴリデータを説明する図であ
る。
【図12】信号用VCごとの帯域の初期設定のフローチ
ャートである。
【図13】信号用VCを解放する処理のフローチャート
である。
【図14】信号用VCを捕捉する処理のフローチャート
(その1)である。
【図15】信号用VCを捕捉する処理のフローチャート
(その2)である。
【図16】方路ごとに信号用VCとして使用する帯域容
量を設定する処理のフローチャートである。
【図17】信号用VCを再設定する処理のフローチャー
トである。
【図18】図17の処理により送出されたメッセージを
受信したノードにける処理のフローチャートである。
【図19】複数の呼が同時に発生した場合の処理のフロ
ーチャートである。
【図20】平均帯域を設定する処理のフローチャートで
ある。
【図21】設定された平均帯域に従ってシステムを変更
する処理のフローチャートである。
【図22】曜日および時間帯ごとの平均帯域を設定する
処理のフローチャートである。
【図23】曜日および時間帯ごとに設定された平均帯域
に従って信号用帯域を変更する処理のフローチャートで
ある。
【図24】日付ごとの平均帯域を設定する処理のフロー
チャートである。
【図25】時付けごとに設定された平均帯域に従って信
号用帯域を変更する処理のフローチャートである。
【図26】通信状態を測定する処理のフローチャートで
ある。
【図27】時間帯ごとの学習処理のフローチャートであ
る。
【図28】曜日ごとの学習処理のフローチャートであ
る。
【図29】日付ごとの学習処理のフローチャートであ
る。
【図30】学習選択処理のフローチャートである。
【図31】信号用帯域の重複捕捉を回避する処理のフロ
ーチャート(その1)である。
【図32】信号用帯域の重複捕捉を回避する処理のフロ
ーチャート(その2)である。
【図33】図31〜図32のフローチャートの処理によ
り送出されたメッセージを受信したATM多重化ノード
における処理のフローチャートである。
【図34】VPI/VCI 管理テーブルの構成図である。
【図35】サービスカテゴリを切り換える処理のフロー
チャート(その1)である。
【図36】サービスカテゴリを切り換える処理のフロー
チャート(その2)である。
【図37】固定帯域確保機能を含む帯域捕捉処理のフロ
ーチャートである。
【図38】帯域捕捉方法を選択する処理のフローチャー
トである。
【図39】(a) は、SETUPメッセージのフォーマッ
ト、(b) は、SETUPメッセージのユーザ・ユーザ情
報に格納する情報、(c) は、INFOメッセージのフォ
ーマット、(b) は、INFOメッセージのユーザ・ユー
ザ情報に格納する情報を示す図である。
【図40】ISDNメッセージフレームのフォーマット
である。
【図41】既存のATMシステムの構成図である。
【符号の説明】
1 ATM網 10、20 ATM多重化ノード 11 帯域記憶ユニット 12 信号VC捕捉ユニット 13 信号VC解放ユニット 14 呼数検出ユニット 30 物理伝送路 31 信号用VP(信号用仮想パス) 32 信号用VC(信号用仮想チャネル) 100 APP(アプリケーションプロセッ
サ) 131 システムコンソール 200 中央処理装置 300 主記憶装置

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定長パケットを転送するパケット網に
    おいて信号用チャネルに対して割り当てる帯域を制御す
    る信号用帯域制御装置であって、 発呼および呼の解放を検出する呼検出手段と、 上記呼検出手段による発呼検出に基づいて信号用チャネ
    ルを捕捉する捕捉手段と、 上記呼検出手段による呼の解放の検出に基づいて信号用
    チャネルを解放する解放手段と、 を有する信号用帯域制御装置。
  2. 【請求項2】 各信号用チャネルの帯域を設定するチャ
    ネル帯域設定手段をさらに有する請求項1に記載の信号
    用帯域制御装置。
  3. 【請求項3】 各信号用チャネルに対して割当て可能な
    呼の数の最大値を設定する呼数設定手段をさらに有し、 上記捕捉手段は、上記呼検出手段が発呼を検出した際に
    確立されているすべての信号用チャネルにそれぞれ上記
    呼数設定手段に設定されている数の呼が割り当てられて
    いた場合に、新たに信号用チャネルを捕捉する請求項1
    に記載の信号用帯域制御装置。
  4. 【請求項4】 上記解放手段は、呼が解放されることに
    よりある信号用チャネルに割り当てられる呼の数が0に
    なったときにその信号用チャネルを解放する請求項1に
    記載の信号用帯域制御装置。
  5. 【請求項5】 上記捕捉手段または解放手段が使用する
    パラメータとして、信号用チャネルとして使用可能な帯
    域の最大値、各信号用チャネルに割り当てる帯域、確立
    可能な信号用チャネルの数の最大値のうちの少なくとも
    1つをユーザに入力させるパラメータ入力手段をさらに
    有する請求項1に記載の信号用帯域制御手段。
  6. 【請求項6】 第1の信号用チャネルに割り当てられる
    呼の数が予め決められた閾値以下になった場合に、その
    呼を第2の信号用チャネルに割り当てる再割当て手段を
    さらに有し、 上記解放手段は、上記第1の信号用チャネルを解放する
    請求項1に記載の信号用帯域制御手段。
  7. 【請求項7】 上記捕捉手段は、同時に検出された発呼
    の数に対応する帯域を持った信号用チャネルを確立する
    請求項1に記載の信号用帯域制御手段。
  8. 【請求項8】 信号用帯域の平均利用帯域を設定する平
    均帯域設定手段と、 その平均帯域設定手段により設定された平均帯域を持っ
    た信号用チャネルを確立する確立手段と、 をさらに有する請求項1に記載の信号用帯域制御手段。
  9. 【請求項9】 上記平均帯域設定手段は、曜日ごとに平
    均利用帯域を設定する請求項8に記載の信号用帯域制御
    手段。
  10. 【請求項10】 上記平均帯域設定手段は、時間帯ごと
    に平均利用帯域を設定する請求項8に記載の信号用帯域
    制御手段。
  11. 【請求項11】 上記平均帯域設定手段は、日付ごとに
    平均利用帯域を設定する請求項8に記載の信号用帯域制
    御手段。
  12. 【請求項12】 曜日ごと、時間帯ごと、あるいは日付
    ごとに設定された平均利用帯域に従って確立された信号
    用チャネルの実際の利用帯域を測定する測定手段をさら
    に有する請求項8に記載の信号用帯域制御手段。
  13. 【請求項13】 予め決められた条件下における通信状
    態をモニタする学習手段と、 上記学習手段がモニタした条件が発生した場合に、その
    学習手段により検出された通信状態に対応する帯域を持
    った信号用チャネルを確立する確立手段と、 をさらに有する請求項1に記載の信号用帯域制御手段。
  14. 【請求項14】 上記確立手段を、上記学習手段に従っ
    て動作させるか、あるいはユーザにより指定された曜日
    ごと、時間帯ごと、あるいは日付ごとの平均利用帯域に
    従って動作させるのかをユーザに選択させる選択手段を
    さらに有する請求項13に記載の信号用帯域制御手段。
  15. 【請求項15】 固定長パケットを転送するパケット網
    に収容される第1および第2のノードのうちの第1のノ
    ードに設けられ、それら第1および第2のノード間の信
    号用チャネルに対して割り当てられる帯域を制御する信
    号用帯域制御装置であって、 第1のノードから第2のノードへの呼の数を検出する第
    1の検出手段と、 第2のノードから第1のノードへの呼の数を検出する第
    2の検出手段と、 第1のノードと第2のノードとの間に上記第1および第
    2の検出手段により検出された呼の数の合計値に基づく
    帯域を持った信号用チャネル確立する確立手段と、 を有する信号用帯域制御装置。
  16. 【請求項16】 上記第1の検出手段により検出された
    第1のノードから第2のノードへの呼の数を第2のノー
    ドに通知する通知手段をさらに有する請求項15に記載
    の信号用帯域制御装置。
  17. 【請求項17】 第1の通信サービスカテゴリの信号用
    チャネルを確立できる数の上限値が決められている場合
    において、 上記捕捉手段は、上記呼検出手段が発呼を検出した際に
    確立されている信号用チャネルの数が上記上限値に達し
    ていたときには、第2の通信サービスカテゴリの信号用
    チャネルを確立する請求項1に記載の信号用帯域制御装
    置。
  18. 【請求項18】 上記第1の通信サービスカテゴリは、
    CBR(固定伝送速度)又はVBR(可変伝送速度)で
    あり、上記第2の通信サービスカテゴリは、UBR(非
    確認型伝送速度)又はABR(確認型伝送速度)である
    請求項17に記載の信号用帯域制御装置。
  19. 【請求項19】 上記捕捉手段により最初に捕捉される
    信号用チャネルの帯域を2番目以降に捕捉される信号用
    チャネルの帯域よりも大きくする請求項1に記載の信号
    用帯域制御装置。
  20. 【請求項20】 上記捕捉手段に2番目以降の信号用チ
    ャネルを捕捉させるか否かを設定する捕捉手順設定手段
    をさらに有する請求項19に記載の信号用帯域制御装
    置。
  21. 【請求項21】 固定長パケットを転送するパケット網
    上に1以上の方路を有し、方路ごとに信号用チャネルに
    対して割り当てる帯域を制御する信号用帯域制御装置で
    あって、 方路ごとに発呼および呼の解放を検出する呼検出手段
    と、 上記呼検出手段による発呼検出に基づいて方路ごとに信
    号用チャネルを捕捉する捕捉手段と、 上記呼検出手段による呼の解放の検出に基づいて方路ご
    とに信号用チャネルを解放する解放手段と、 を有する信号用帯域制御装置。
  22. 【請求項22】 固定長パケットを転送するパケット網
    において信号用チャネルに対して割り当てる帯域を制御
    する信号用帯域制御装置であって、 呼数を検出する検出手段と、 上記検出手段により検出された呼数に基づいて信号用チ
    ャネルの数を決定する決定手段と、 を有する信号用帯域制御装置。
  23. 【請求項23】 固定長パケットを転送するパケット網
    において信号用チャネルに対して割り当てる帯域を制御
    する方法であって、 発呼および呼の解放を検出するステップと、 発呼検出に基づいて信号用チャネルを捕捉するステップ
    と、 呼の解放の検出に基づいて信号用チャネルを解放するス
    テップと、 を有する信号用帯域制御方法。
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