JPH11132631A - 冷蔵庫 - Google Patents
冷蔵庫Info
- Publication number
- JPH11132631A JPH11132631A JP29513997A JP29513997A JPH11132631A JP H11132631 A JPH11132631 A JP H11132631A JP 29513997 A JP29513997 A JP 29513997A JP 29513997 A JP29513997 A JP 29513997A JP H11132631 A JPH11132631 A JP H11132631A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerator
- refrigerant
- refrigerant return
- return pipe
- capillary
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 冷蔵庫本体背面の中央部に冷却器を設けた冷
蔵庫において、蒸発冷媒戻り管を短縮することにより材
料コストの合理化および搬送，組立作業を改善すること
を課題とする。 【解決手段】 冷却器より上方に蒸発冷媒戻り管１４を
迂回させず、しかも冷媒用毛細管１５と蒸発冷媒戻り管
１４との長さ比を約２：１にするとともに、熱交換性能
を確保するために蒸発冷媒戻り管１４の一部に平行して
冷媒用毛細管１５を一往復半にわたって一体に半田付け
を施した配管部品１６を冷却システムに配設したもので
ある。したがって、蒸発冷媒戻り管１４の省資源化を図
ることができ、また配管部品１６の小型化により、作業
工程での曲がり不良の防止、また組立作業の改善を図る
ことができる。
蔵庫において、蒸発冷媒戻り管を短縮することにより材
料コストの合理化および搬送，組立作業を改善すること
を課題とする。 【解決手段】 冷却器より上方に蒸発冷媒戻り管１４を
迂回させず、しかも冷媒用毛細管１５と蒸発冷媒戻り管
１４との長さ比を約２：１にするとともに、熱交換性能
を確保するために蒸発冷媒戻り管１４の一部に平行して
冷媒用毛細管１５を一往復半にわたって一体に半田付け
を施した配管部品１６を冷却システムに配設したもので
ある。したがって、蒸発冷媒戻り管１４の省資源化を図
ることができ、また配管部品１６の小型化により、作業
工程での曲がり不良の防止、また組立作業の改善を図る
ことができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫等の冷却シ
ステムに関するものである。
ステムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、冷凍食品の多用化にともない冷凍
室を大容量化し、しかも使い勝手をよくするため、冷蔵
庫本体の中段部に冷凍室が構成されている。従来、この
種の冷却システムとしては特開平２−１９２５７０号公
報に示されている。図３に示すように、１は冷蔵庫本体
で、上段に冷蔵室２、中段に冷凍室３と４、そして最下
段には野菜室５を構成している。また図中に示す各室の
温度は外気温３０℃時の典型的な庫内無負荷時の各室の
温度帯を表わしている。上記冷蔵庫の冷却システムの配
管は図４に示すように、冷媒の流れは圧縮機６により高
圧高温のガス状態となり、順次、主放熱器７，天面補助
放熱器８および前面補助放熱器９で放熱され必要十分な
放熱を完了して液化冷媒が乾燥剤を充填したドライヤ１
０を通り、冷媒用毛細管１１を経て冷却器１２で蒸発気
化し蒸発冷媒戻り管１３を経て圧縮機６に戻り、冷却サ
イクルを繰り返す。しかしながら、図４では冷媒用毛細
管１１と蒸発冷媒戻り管１３を理解し易くするために分
離して表示しているが、実際には図５（ａ），（ｂ）に
示すように冷媒用毛細管１１を蒸発冷媒戻り管１３の一
部に平行して直線状に半田付けした後、必要形状に曲げ
加工し、冷却システムとして配管して冷蔵庫に組立てて
いる。この場合の冷媒用毛細管１１と蒸発冷媒戻り管１
３との長さ比は冷凍性能と両管の熱交換性から約２／
１．７程度に設定している。
室を大容量化し、しかも使い勝手をよくするため、冷蔵
庫本体の中段部に冷凍室が構成されている。従来、この
種の冷却システムとしては特開平２−１９２５７０号公
報に示されている。図３に示すように、１は冷蔵庫本体
で、上段に冷蔵室２、中段に冷凍室３と４、そして最下
段には野菜室５を構成している。また図中に示す各室の
温度は外気温３０℃時の典型的な庫内無負荷時の各室の
温度帯を表わしている。上記冷蔵庫の冷却システムの配
管は図４に示すように、冷媒の流れは圧縮機６により高
圧高温のガス状態となり、順次、主放熱器７，天面補助
放熱器８および前面補助放熱器９で放熱され必要十分な
放熱を完了して液化冷媒が乾燥剤を充填したドライヤ１
０を通り、冷媒用毛細管１１を経て冷却器１２で蒸発気
化し蒸発冷媒戻り管１３を経て圧縮機６に戻り、冷却サ
イクルを繰り返す。しかしながら、図４では冷媒用毛細
管１１と蒸発冷媒戻り管１３を理解し易くするために分
離して表示しているが、実際には図５（ａ），（ｂ）に
示すように冷媒用毛細管１１を蒸発冷媒戻り管１３の一
部に平行して直線状に半田付けした後、必要形状に曲げ
加工し、冷却システムとして配管して冷蔵庫に組立てて
いる。この場合の冷媒用毛細管１１と蒸発冷媒戻り管１
３との長さ比は冷凍性能と両管の熱交換性から約２／
１．７程度に設定している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、冷却器１２が冷蔵庫本体背面の中央部に
配設されて圧縮機６との距離が冷却器を最上段に配置す
るタイプの冷蔵庫よりも比較的短いにもかかわらず、冷
却器１２を出た蒸発冷媒戻り管１３を大きく上方へ迂回
して圧縮機６へ返すというコスト面からも無駄な配管で
あり、また冷媒用毛細管１１と蒸発冷媒戻り管１３との
半田付けおよび必要形状への曲げ加工、さらに工程中で
の搬送作業においても取扱いが困難であり変形し易く、
また冷蔵庫本体背面からの組立てにおいては、その仮止
め等、無駄な工数が必要という課題があった。
来の構成では、冷却器１２が冷蔵庫本体背面の中央部に
配設されて圧縮機６との距離が冷却器を最上段に配置す
るタイプの冷蔵庫よりも比較的短いにもかかわらず、冷
却器１２を出た蒸発冷媒戻り管１３を大きく上方へ迂回
して圧縮機６へ返すというコスト面からも無駄な配管で
あり、また冷媒用毛細管１１と蒸発冷媒戻り管１３との
半田付けおよび必要形状への曲げ加工、さらに工程中で
の搬送作業においても取扱いが困難であり変形し易く、
また冷蔵庫本体背面からの組立てにおいては、その仮止
め等、無駄な工数が必要という課題があった。
【０００４】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、合理的に冷媒用毛細管と蒸発冷媒戻り管を
配管することにより省資源化し、しかも搬送や組立作業
を容易にする冷却システムを配備した冷蔵庫を提供する
ことを目的とする。
ものであり、合理的に冷媒用毛細管と蒸発冷媒戻り管を
配管することにより省資源化し、しかも搬送や組立作業
を容易にする冷却システムを配備した冷蔵庫を提供する
ことを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、冷媒用毛細管と蒸発冷媒戻り管との長さ比
を約２／１とし、蒸発冷媒戻り管の一部に平行して冷媒
用毛細管を一往復半にわたって半田付けした配管部品を
設けた冷却システムである。前記冷却システムを配設す
ることにより、配管材料の省資源化および搬送や組立作
業を容易にすることができる。
に本発明は、冷媒用毛細管と蒸発冷媒戻り管との長さ比
を約２／１とし、蒸発冷媒戻り管の一部に平行して冷媒
用毛細管を一往復半にわたって半田付けした配管部品を
設けた冷却システムである。前記冷却システムを配設す
ることにより、配管材料の省資源化および搬送や組立作
業を容易にすることができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】前記の課題を解決するために本発
明は、冷蔵庫本体背面の中央部に設けられた冷却器と、
下方に設けられた圧縮機とを備えていて、冷媒用毛細管
と蒸発冷媒戻り管との長さ比を約２／１とするととも
に、前記蒸発冷媒戻り管の少なくとも一部に平行して冷
媒用毛細管を一往復半にわたって折り曲げ、かつ半田付
けを施した配管部品とを配備した冷却システムを設けた
ものである。
明は、冷蔵庫本体背面の中央部に設けられた冷却器と、
下方に設けられた圧縮機とを備えていて、冷媒用毛細管
と蒸発冷媒戻り管との長さ比を約２／１とするととも
に、前記蒸発冷媒戻り管の少なくとも一部に平行して冷
媒用毛細管を一往復半にわたって折り曲げ、かつ半田付
けを施した配管部品とを配備した冷却システムを設けた
ものである。
【０００７】このように、冷蔵庫本体背面の中央部に冷
却器を設けた冷蔵庫では、蒸発冷媒戻り管の省資源化お
よび搬送作業中における変形防止や組立作業での仮止め
工数等の合理化ができる。
却器を設けた冷蔵庫では、蒸発冷媒戻り管の省資源化お
よび搬送作業中における変形防止や組立作業での仮止め
工数等の合理化ができる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。なお、従来と同一構成の部分については同
一記号を付与し、その詳細な説明は省略する。
て説明する。なお、従来と同一構成の部分については同
一記号を付与し、その詳細な説明は省略する。
【０００９】冷蔵庫本体１背面の中央部に設けた冷却器
１２に配管される蒸発冷媒戻り管１４を上方へ大きく迂
回することなく下方に設けた圧縮機６に連結させ、前記
蒸発冷媒戻り管１４の一部に平行して冷媒用毛細管１５
を半田付け加工し、放熱効果を上げ冷却性能を確保す
る。またこの冷却性能を確保するために、前記蒸発冷媒
戻り管１４は短縮させているが、前記冷媒用毛細管１５
の長さは不変で、これら前記冷媒用毛細管１５と蒸発冷
媒戻り管１４との長さ比は約２／１としている。そし
て、前記冷媒用毛細管１５は図１に示すように、前記蒸
発冷媒戻り管１４の一部に平行して一往復半にわたり、
図２（ａ），（ｂ）に示すような半田付け加工をして一
体の配管部品１６を形成し、前記冷蔵庫本体１背面より
挿入させ上記冷却器１２および前記圧縮機６に連結する
ことにより冷却システムを完成させている。
１２に配管される蒸発冷媒戻り管１４を上方へ大きく迂
回することなく下方に設けた圧縮機６に連結させ、前記
蒸発冷媒戻り管１４の一部に平行して冷媒用毛細管１５
を半田付け加工し、放熱効果を上げ冷却性能を確保す
る。またこの冷却性能を確保するために、前記蒸発冷媒
戻り管１４は短縮させているが、前記冷媒用毛細管１５
の長さは不変で、これら前記冷媒用毛細管１５と蒸発冷
媒戻り管１４との長さ比は約２／１としている。そし
て、前記冷媒用毛細管１５は図１に示すように、前記蒸
発冷媒戻り管１４の一部に平行して一往復半にわたり、
図２（ａ），（ｂ）に示すような半田付け加工をして一
体の配管部品１６を形成し、前記冷蔵庫本体１背面より
挿入させ上記冷却器１２および前記圧縮機６に連結する
ことにより冷却システムを完成させている。
【００１０】したがって、前記構成の配管部品１６では
材料の合理化、折り曲げ加工の容易化、搬送中での曲が
り不良の防止、また冷蔵庫本体背面からの組立作業の合
理化を図ることができる。
材料の合理化、折り曲げ加工の容易化、搬送中での曲が
り不良の防止、また冷蔵庫本体背面からの組立作業の合
理化を図ることができる。
【００１１】
【発明の効果】前記で説明したように、請求項１記載の
発明によれば、冷却器を出た蒸発冷媒戻り管は大きく上
方へ迂回させることなく、下方に設けた圧縮機に連結さ
せるので、蒸発冷媒戻り管の長さを大幅に短縮して省資
源化が図れ、また冷媒用毛細管は従来の長さで蒸発冷媒
戻り管の一部に平行して一往復半にわたり半田付けをし
て必要形状への曲げ加工を容易にできるとともに搬送作
業中における変形防止ができる。さらに、冷蔵庫本体背
面への組立性も良化でき、作業の合理化を図ることがで
きる。
発明によれば、冷却器を出た蒸発冷媒戻り管は大きく上
方へ迂回させることなく、下方に設けた圧縮機に連結さ
せるので、蒸発冷媒戻り管の長さを大幅に短縮して省資
源化が図れ、また冷媒用毛細管は従来の長さで蒸発冷媒
戻り管の一部に平行して一往復半にわたり半田付けをし
て必要形状への曲げ加工を容易にできるとともに搬送作
業中における変形防止ができる。さらに、冷蔵庫本体背
面への組立性も良化でき、作業の合理化を図ることがで
きる。
【図１】本発明の実施例を示す冷蔵庫の冷却システム配
管斜視図
管斜視図
【図２】（ａ）同冷媒用毛細管と蒸発冷媒戻り管で構成
する配管部品の要部平面図 （ｂ）（ａ）のＡ−Ａ断面図
する配管部品の要部平面図 （ｂ）（ａ）のＡ−Ａ断面図
【図３】従来の冷蔵庫の正面図
【図４】同冷却システム配管斜視図
【図５】（ａ）同冷媒用毛細管と蒸発冷媒戻り管の要部
平面図 （ｂ）（ａ）のＢ−Ｂ断面図
平面図 （ｂ）（ａ）のＢ−Ｂ断面図
１ 冷蔵庫本体 ２ 冷蔵室 ３，４ 冷凍室 ５ 野菜室 ６ 圧縮機 ７ 主放熱器 ８ 天面補助放熱器 ９ 前面補助放熱器 １０ ドライヤ １１，１５ 冷媒用毛細管 １２ 冷却器 １３，１４ 蒸発冷媒戻り管 １６ 配管部品
Claims (1)
- 【請求項１】 冷蔵庫本体背面の中央部に設けられた冷
却器と、下方に設けられた圧縮機とを備えていて、冷媒
用毛細管と蒸発冷媒戻り管との長さ比を約２／１とする
とともに、前記蒸発冷媒戻り管の少なくとも一部に平行
して前記冷媒用毛細管を一往復半にわたって折り曲げ、
かつ半田付けを施した配管部品とを配備させた冷却シス
テムを有する冷蔵庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29513997A JPH11132631A (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29513997A JPH11132631A (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 冷蔵庫 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11132631A true JPH11132631A (ja) | 1999-05-21 |
Family
ID=17816792
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29513997A Pending JPH11132631A (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11132631A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101963422A (zh) * | 2010-10-08 | 2011-02-02 | 合肥美的荣事达电冰箱有限公司 | 制冷装置 |
| JP2015021690A (ja) * | 2013-07-22 | 2015-02-02 | 三菱電機株式会社 | 冷凍冷蔵庫 |
| CN105352233A (zh) * | 2015-11-18 | 2016-02-24 | 合肥华凌股份有限公司 | 一种制冷***及设有该制冷***的冰箱 |
-
1997
- 1997-10-28 JP JP29513997A patent/JPH11132631A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101963422A (zh) * | 2010-10-08 | 2011-02-02 | 合肥美的荣事达电冰箱有限公司 | 制冷装置 |
| JP2015021690A (ja) * | 2013-07-22 | 2015-02-02 | 三菱電機株式会社 | 冷凍冷蔵庫 |
| CN105352233A (zh) * | 2015-11-18 | 2016-02-24 | 合肥华凌股份有限公司 | 一种制冷***及设有该制冷***的冰箱 |
| CN105352233B (zh) * | 2015-11-18 | 2018-09-14 | 合肥华凌股份有限公司 | 一种制冷***及设有该制冷***的冰箱 |
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