JPH11132248A - セラミックロールの支持構造 - Google Patents

セラミックロールの支持構造

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JPH11132248A
JPH11132248A JP9314543A JP31454397A JPH11132248A JP H11132248 A JPH11132248 A JP H11132248A JP 9314543 A JP9314543 A JP 9314543A JP 31454397 A JP31454397 A JP 31454397A JP H11132248 A JPH11132248 A JP H11132248A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceramic roll
roll
support member
bolt
ceramic
Prior art date
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Pending
Application number
JP9314543A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Yamazaki
正俊 山崎
Yukifumi Sakai
幸文 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Coorstek KK
Original Assignee
Toshiba Ceramics Co Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 セラミックロールの破損やガタツキを抑制す
ることができ、汎用性があって、低コストで製造できる
セラミックロールの支持構造を提供する。 【解決手段】 パイプ形状のセラミックロール11の両
端を金属製の支持部材12で支持するセラミックロール
の支持構造において、セラミックロール11の端部付近
に複数の穴14を設け、支持部材12にロール挿入用の
凹所17を形成し、凹所17の壁15a、15bに前記
穴14に対応するボルト用穴16a、16bを形成し、
セラミックロール11の端部を支持部材12の凹所17
に挿入し、凹所17の壁15a、15bよりも剛性の小
さい金属製ボルト13を、セラミックロール11の各穴
14及びこれに対応するボルト用穴16a、16bに通
して、セラミックロール11を支持部材12に取り付け
る構成にしたことを特徴とするセラミックロールの支持
構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パイプ形状のセ
ラミックロールの両端を金属製の支持部材で支持するセ
ラミックロールの支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハースロール等で使用されるセラミック
ロールは、高温で焼成される際に、曲がりや潰れのよう
な焼成変形を起こし易い。
【0003】このため、セラミックロールは、回転軸の
中心に正しくセットすることが難しく、ある程度の芯振
れを承知の上で使用されている。
【0004】セラミックロールの両端は、金属製の支持
部材によって支持される。そして、一方の支持部材を介
して駆動力が伝達される。
【0005】この支持部材とセラミックロールは、セラ
ミックロールに金属製ボルトを貫通させるか、又は、無
機質接着材によって接合するのが一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のセラミックロー
ルに金属製ボルトを貫通させて固定する方法では、セラ
ミックロールの変形が大きい場合に、一カ所の穴に応力
が集中して、セラミックロールが破損することがあっ
た。
【0007】一方、無機質接着材によりセラミックロー
ルと支持部材を固定する方法では、接着材の化学的安定
性が十分でなかったり、また、熱膨張率の異なるセラミ
ックロールと金属製支持部材を接着することになるた
め、使用中にガタツキが発生することが多かった。
【0008】他方、実公昭57−40356号公報は、
セラミックロールの外側に複数の切欠部を形成し、環状
支持具の内側に形成した複数の突起係合部で、ロールの
切欠部を支持する構成になっている。この支持構造は、
高強度の支持が可能である利点を有する。
【0009】しかしながら、このような突起部と切欠部
の加工は、特別の加工が必要となるため、コスト高にな
りがちであった。
【0010】また、突起部と切欠部の加工精度を上げな
いと、逆回転時にスムーズに回らずタイムラグが生じる
恐れがあった。
【0011】さらに、セラミックロールの外側に切欠部
を形成するために、ある程度の肉厚が必要となり、薄肉
のロールの場合には十分な切欠部を形成できない不都合
もあった。
【0012】このように、実公昭57−40356号公
報の支持構造は、汎用性に乏しく、コスト高となる難点
を有していた。
【0013】本発明の目的は、前述のような従来技術の
問題点を解消し、セラミックロールの破損やガタツキを
抑制することができ、汎用性があって、低コストで製造
できるセラミックロールの支持構造を提供することであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、パイプ形状の
セラミックロール(11)の両端を金属製の支持部材
(12)で支持するセラミックロールの支持構造におい
て、セラミックロール(11)の端部付近に複数の穴
(14)を設け、支持部材(12)にロール挿入用の凹
所(17)を形成し、凹所(17)の壁(15a、15
b)に前記穴(14)に対応するボルト用穴(16a、
16b)を形成し、セラミックロール(11)の端部を
支持部材(12)の凹所(17)に挿入し、凹所(1
7)の壁(15a、15b)よりも剛性の小さい金属製
ボルト(13)を、セラミックロール(11)の各穴
(14)及びこれに対応するボルト用穴(16a、16
b)に通して、セラミックロール(11)を支持部材
(12)に取り付ける構成にしたことを特徴とするセラ
ミックロールの支持構造を要旨としている。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明のセラミックロールの支持
構造は、パイプ形状のセラミックロールの両端を金属製
の支持部材で支持するセラミックロールの支持構造にお
いて、セラミックロールの端部付近に複数の穴を設け、
支持部材にロール挿入用の凹所を形成し、凹所の壁に前
記穴に対応するボルト用穴を形成し、セラミックロール
の端部を支持部材の凹所に挿入し、凹所の壁よりも強度
の小さい金属製ボルトを、セラミックロールの各穴及び
これに対応するボルト用穴に通して、セラミックロール
を支持部材に取り付ける構成になっている。
【0016】支持部材は鋼、ステンレス、耐熱合金から
選んだ材質で構成でき、一方、金属製ボルトは銅、真
鍮、アルミニウムから選んだ材質で構成することができ
る。
【0017】穴及びボルト用穴を各端部の3カ所に設
け、各端部毎に3本の金属製ボルトでセラミックロール
を支持部材に固定することができる。
【0018】凹所の壁は、二重管形状に形成することが
できる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0020】図1は、本発明によるセラミックロールの
支持構造を示す断面図、図2はそのA−A断面図であ
る。
【0021】この支持構造は、パイプ形状のセラミック
ロール11の両端を、金属製の支持部材12によって支
持する構成になっている。ただし、図1には、一方の端
部付近のみが示されている。
【0022】セラミックロール11の端部には、3つの
穴14が、円周方向に120゜の等間隔をおいて形成さ
れている。穴14はキリ穴であり、穴径は後述するボル
トの径よりも少し大きい。
【0023】支持部材12は、セラミックロール11を
挿入するための凹所17を有している。凹所17は、二
重管形状の壁15a、15bで形成されている。支持部
材12は鋼、ステンレス、耐熱合金等の硬質金属で形成
される。
【0024】図1の支持部材12の右端突出部は、ベア
リング(図示せず)によって軸支される。
【0025】そして、左右どちらか一方の支持部材12
は、例えばチェーンドライブを介して駆動手段に接続さ
れる。
【0026】凹所17の壁15a、15bには、セラミ
ックロール11の穴14に対応するボルト用穴16a、
16bが形成されている。外管のボルト用穴16aはキ
リ穴であり、内管のボルト用穴16bはタップ穴であ
る。
【0027】セラミックロール11の穴14と、これに
連通するボルト用穴16a、16b内には、金属製のボ
ルト13が通されている。
【0028】固定用のボルト13は、支持部材12より
も強度の小さい材質、例えば銅、真鍮、アルミニウム等
で形成される。
【0029】この実施例では、各端部毎に3本の固定用
ボルト13をネジ込むことにより、セラミックロール1
1の芯出しが行われる。その際、ボルト13は、支持部
材12よりも強度が小さいため、セラミックロール11
と支持部材12の位置ズレ及びクリアランスの誤差を吸
収してなじみ、応力の集中を防止する。
【0030】ボルト本体を支持部材と同様の強度を有す
る材質で形成し、ボルト本体の外側に軟質金属のスリー
ブを被せることも可能である。この場合、セラミックロ
ール11との接触領域にのみ軟質スリーブを配置しても
良い。
【0031】実施例1〜3 セラミックロールとして比較的大型の外径100mm、
内径84mm、長さ2000mmのロールを製作し、こ
れを図1の支持部材と固定用ボルトで支持し、ハースロ
ールに設定した。
【0032】そして、炉内を加熱した状態で、セラミッ
クロールを100rpmで1分間正回転させ、次に1分
間逆回転させ、セラミックロールの状況と、支持部材・
ボルトの状況を観察した。また、支持部材の温度も測定
した。
【0033】実施例1では、支持部材は鋼製とし、ボル
トは銅製とした。実施例2では、ステンレス製の支持部
材と、銅製のボルトを用いた。実施例3では、鋼製の支
持部材と、アルミニウム製のボルトを用いた。
【0034】比較例1〜3 支持部材とボルトの材質を変えて、同様の試験を行っ
た。
【0035】比較例1では、鋼製の支持部材とボルトを
用いた。比較例2では、鋼製の支持部材を用い、無機接
着剤で固定した。比較例では、ステンレス製の支持部材
とボルトを用いた。
【0036】実施例1〜3及び比較例1〜3の結果を表
1に示す。
【0037】表1から明らかなように、実施例1〜3で
は良好な結果が得られたのに対し、比較例1〜3ではセ
ラミックロール、又は、支持部材・ボルトのどちらかに
不具合が生じた。
【0038】
【表1】
【0039】
【発明の効果】本発明のセラミックロールの支持構造
は、セラミックロールの破損やガタツキを抑制すること
ができ、汎用性があって、低コストで製造できる。
【0040】なお、本発明は前述の実施例に限定されな
い。例えば、ボルトの数は、3本に限らず4本以上であ
っても良い。また、ボルトは必ずしも同一平面上に配置
する必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるセラミックロールの支持構造を示
す断面図。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図。
【符号の説明】
10 セラミックロールの支持構造 11 セラミックロール 12 支持部材 13 固定用ボルト 14 穴 15a、15b 二重管 16a、16b ボルト用穴 17 凹所

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ形状のセラミックロール(11)
    の両端を金属製の支持部材(12)で支持するセラミッ
    クロールの支持構造において、セラミックロール(1
    1)の端部付近に複数の穴(14)を設け、支持部材
    (12)にロール挿入用の凹所(17)を形成し、凹所
    (17)の壁(15a、15b)に前記穴(14)に対
    応するボルト用穴(16a、16b)を形成し、セラミ
    ックロール(11)の端部を支持部材(12)の凹所
    (17)に挿入し、凹所(17)の壁(15a、15
    b)よりも剛性の小さい金属製ボルト(13)を、セラ
    ミックロール(11)の各穴(14)及びこれに対応す
    るボルト用穴(16a、16b)に通して、セラミック
    ロール(11)を支持部材(12)に取り付ける構成に
    したことを特徴とするセラミックロールの支持構造。
  2. 【請求項2】 支持部材(12)を鋼、ステンレス、耐
    熱合金から選んだ材質で構成し、金属製ボルト(13)
    を銅、真鍮、アルミニウムから選んだ材質で構成するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のセラミックロールの支
    持構造。
  3. 【請求項3】 穴(14)及びボルト用穴(16a、1
    6b)を各端部の3カ所に設け、各端部毎に3本の金属
    製ボルト(13)でセラミックロール(11)を支持部
    材(12)に取り付けることを特徴とする請求項1又は
    2に記載のセラミックロールの支持構造。
  4. 【請求項4】 凹所(17)の壁(15a、15b)が
    二重管形状になっていることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか1項に記載のセラミックロールの支持構造。
JP9314543A 1997-10-31 1997-10-31 セラミックロールの支持構造 Pending JPH11132248A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106402184A (zh) * 2016-11-18 2017-02-15 广州市昊志机电股份有限公司 一种挠性联轴器
CN108792622A (zh) * 2018-06-25 2018-11-13 苏州福瑞德陶瓷有限公司 窑炉及安装在窑炉内的输送辊

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106402184A (zh) * 2016-11-18 2017-02-15 广州市昊志机电股份有限公司 一种挠性联轴器
CN106402184B (zh) * 2016-11-18 2019-02-19 广州市昊志机电股份有限公司 一种挠性联轴器
CN108792622A (zh) * 2018-06-25 2018-11-13 苏州福瑞德陶瓷有限公司 窑炉及安装在窑炉内的输送辊

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