JPH11129679A - シャープペンシル - Google Patents
シャープペンシルInfo
- Publication number
- JPH11129679A JPH11129679A JP9309478A JP30947897A JPH11129679A JP H11129679 A JPH11129679 A JP H11129679A JP 9309478 A JP9309478 A JP 9309478A JP 30947897 A JP30947897 A JP 30947897A JP H11129679 A JPH11129679 A JP H11129679A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chuck
- slider
- mechanical pencil
- lead
- wall
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B43—WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
- B43K—IMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
- B43K21/00—Propelling pencils
- B43K21/02—Writing-core feeding mechanisms
- B43K21/16—Writing-core feeding mechanisms with stepwise feed of writing-cores
- B43K21/20—Writing-core feeding mechanisms with stepwise feed of writing-cores with writing-cores automatically replaced from magazines
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B43—WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
- B43K—IMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
- B43K24/00—Mechanisms for selecting, projecting, retracting or locking writing units
- B43K24/10—Mechanisms for selecting, projecting, retracting or locking writing units for selecting, projecting and locking several writing units
- B43K24/16—Mechanisms for selecting, projecting, retracting or locking writing units for selecting, projecting and locking several writing units operated by push-buttons
Landscapes
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ダブルチャック機能とサイドノック機能とを
兼ね備えたシャープペンシルでは、ダブルチャック機構
とサイドノック機構双方に回り止め手段が必要でありか
つ構造が複雑で組み立て及び操作が困難となる。 【解決手段】 ダブルチャック機能とサイドノック機能
とを兼ね備えたシャープペンシルにおいて、先具11を
有する軸筒1内に摺動可能なスライダ2を設け、このス
ライダ2を操作してスライダ2のチャック継ぎ手3に固
設されかつチャックリング4aが遊嵌された芯繰り出し
用後部チャック4を繰り出してチャックスプリング7の
後方へ付勢力に抗して前進せしめて芯を繰り出すサイド
ノック部材5を軸筒1の取付窓1bに枢着すると共に、
さらに芯繰り出し用の後部チャック4の外側にはスリー
ブ6を介して中軸8を設け、上記先具11内には口金ス
プリング12を介して芯保持用の前部チャック9を設け
てなる。
兼ね備えたシャープペンシルでは、ダブルチャック機構
とサイドノック機構双方に回り止め手段が必要でありか
つ構造が複雑で組み立て及び操作が困難となる。 【解決手段】 ダブルチャック機能とサイドノック機能
とを兼ね備えたシャープペンシルにおいて、先具11を
有する軸筒1内に摺動可能なスライダ2を設け、このス
ライダ2を操作してスライダ2のチャック継ぎ手3に固
設されかつチャックリング4aが遊嵌された芯繰り出し
用後部チャック4を繰り出してチャックスプリング7の
後方へ付勢力に抗して前進せしめて芯を繰り出すサイド
ノック部材5を軸筒1の取付窓1bに枢着すると共に、
さらに芯繰り出し用の後部チャック4の外側にはスリー
ブ6を介して中軸8を設け、上記先具11内には口金ス
プリング12を介して芯保持用の前部チャック9を設け
てなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダブルチャック
機構とサイドノック機構とを備えたシャープペンシルに
関する。
機構とサイドノック機構とを備えたシャープペンシルに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ダブルチャック機構を備えたダブ
ルチャック式シャープペンシルおよびサイドノック機構
を備えたサイドノック式シャープペンシルは夫々存在し
た。しかしながら、これらダブルチャック機構とサイド
ノック機構とを兼ね備えたシャープペンシルは提案され
ていなかった。とりわけダブルチャック式のシャープペ
ンシルにおいては、前部の芯保持チャックと後部の芯繰
り出しチャックとが芯を挟持している時に、いずれかの
チャックが回転すると芯が捻じれて折損する恐れがあっ
たので回り止め手段を必要とした。
ルチャック式シャープペンシルおよびサイドノック機構
を備えたサイドノック式シャープペンシルは夫々存在し
た。しかしながら、これらダブルチャック機構とサイド
ノック機構とを兼ね備えたシャープペンシルは提案され
ていなかった。とりわけダブルチャック式のシャープペ
ンシルにおいては、前部の芯保持チャックと後部の芯繰
り出しチャックとが芯を挟持している時に、いずれかの
チャックが回転すると芯が捻じれて折損する恐れがあっ
たので回り止め手段を必要とした。
【0003】更に、サイドノック式シャープペンシルに
おいては、サイドノック部材がスライダの傾斜部を摺動
して芯を繰り出すので、ノック代を大きくとりにくく、
しかも軸筒に関してスライダが回転すると組立が困難と
なり、またノック操作が確実に行われない恐れがあっ
た。従ってこの場合においてもスライダの回り止めが必
要であった。従ってダブルチャック機構とサイドノック
機構とを組み合わせた場合においては、技術的に種々の
課題があり、構造が複雑になるという不都合があった。
おいては、サイドノック部材がスライダの傾斜部を摺動
して芯を繰り出すので、ノック代を大きくとりにくく、
しかも軸筒に関してスライダが回転すると組立が困難と
なり、またノック操作が確実に行われない恐れがあっ
た。従ってこの場合においてもスライダの回り止めが必
要であった。従ってダブルチャック機構とサイドノック
機構とを組み合わせた場合においては、技術的に種々の
課題があり、構造が複雑になるという不都合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、上
記従来の欠点を解消したものであって、従来実現出来な
かったダブルチャック機能とサイドノック機能とを兼ね
備えた構造が比較的簡単なシャープペンシルを提供する
ことを目的とする。
記従来の欠点を解消したものであって、従来実現出来な
かったダブルチャック機能とサイドノック機能とを兼ね
備えた構造が比較的簡単なシャープペンシルを提供する
ことを目的とする。
【0005】さらに、この発明は、ダブルチャック機構
とサイドノック機構の夫々の回り止め手段を兼用せしめ
たので、この回り止め手段のために後端チャックの回転
が阻止されて前端チャックと共に挟持した芯の捻じれに
よる芯の折損を無くするシャープペンシルを提供するこ
とを目的とする。
とサイドノック機構の夫々の回り止め手段を兼用せしめ
たので、この回り止め手段のために後端チャックの回転
が阻止されて前端チャックと共に挟持した芯の捻じれに
よる芯の折損を無くするシャープペンシルを提供するこ
とを目的とする。
【0006】また、この発明は、サイドドノック機構を
構成するスライダと軸筒の内壁とに回り止め手段を設け
たのでスライダが回転しないのでスライダの組み込み及
び操作性が良好となるシャープペンシルを提供すること
を目的とするものである。
構成するスライダと軸筒の内壁とに回り止め手段を設け
たのでスライダが回転しないのでスライダの組み込み及
び操作性が良好となるシャープペンシルを提供すること
を目的とするものである。
【0007】さらにまた、この発明は、サイドノックシ
ャープペンシルの先端スライド方式の場合においては、
比較的ノックストロークを大きくすることが必要である
が、ダブルチャック機構と組み合わせることによって芯
を繰り出すストロークさえあれば良いのでノック代が少
なくてすむシャープペンシルを提供することを目的とす
るものである。
ャープペンシルの先端スライド方式の場合においては、
比較的ノックストロークを大きくすることが必要である
が、ダブルチャック機構と組み合わせることによって芯
を繰り出すストロークさえあれば良いのでノック代が少
なくてすむシャープペンシルを提供することを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によればダブルチャック機構とサイドノッ
ク機構とを備えシャープペンシルとにおいて、両機構の
回り止め手段を兼用せしめたシャープペンシルが得られ
る。
に、この発明によればダブルチャック機構とサイドノッ
ク機構とを備えシャープペンシルとにおいて、両機構の
回り止め手段を兼用せしめたシャープペンシルが得られ
る。
【0009】更に、この発明によれば、先具を有する軸
筒内に摺動可能なスライダを設け、このスライダを操作
してスライダのチャック継ぎ手に固設されかつチャック
リングが遊嵌された芯繰り出し用の後部チャックをチャ
ックスプリングの後方への付勢力に抗して前進せしめて
芯を繰り出すためのノック部材を軸筒の取付け窓に枢着
すると共に、さらに後部チャックの外側にはスリーブを
介して中軸を設け、上記先具内には口金スプリングを介
して芯保持用の前部チャックを設けてなるシャープペン
シルが得られる。
筒内に摺動可能なスライダを設け、このスライダを操作
してスライダのチャック継ぎ手に固設されかつチャック
リングが遊嵌された芯繰り出し用の後部チャックをチャ
ックスプリングの後方への付勢力に抗して前進せしめて
芯を繰り出すためのノック部材を軸筒の取付け窓に枢着
すると共に、さらに後部チャックの外側にはスリーブを
介して中軸を設け、上記先具内には口金スプリングを介
して芯保持用の前部チャックを設けてなるシャープペン
シルが得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を用いてこの発
明によるシャープペンシルの実施の形態を詳細に説明す
る。図1はこの発明のシャープペンシルの縦断面図であ
って、図2は正面図であり、図3は内部機構の部分拡大
図であり、図4は図1のA−A線に沿った拡大横断面図
である。
明によるシャープペンシルの実施の形態を詳細に説明す
る。図1はこの発明のシャープペンシルの縦断面図であ
って、図2は正面図であり、図3は内部機構の部分拡大
図であり、図4は図1のA−A線に沿った拡大横断面図
である。
【0011】図において、軸筒1内にはサイドノック機
構とダブルチャック機構とが設けられている。まず、サ
イドノック機構について説明すると、軸筒1のほぼ中央
にはスライダ2が摺動可能に設けられている。より詳し
く述べるとこのスライダ2は後端部に軸筒1の内径より
やや小さい芯受け部2aを有し、中間の小径部2bを介
して前部の案内傾斜部2cと一体的に形成されている。
構とダブルチャック機構とが設けられている。まず、サ
イドノック機構について説明すると、軸筒1のほぼ中央
にはスライダ2が摺動可能に設けられている。より詳し
く述べるとこのスライダ2は後端部に軸筒1の内径より
やや小さい芯受け部2aを有し、中間の小径部2bを介
して前部の案内傾斜部2cと一体的に形成されている。
【0012】更に、この案内傾斜部2cの前端部にはチ
ャック継ぎ手3が形成されており、この継ぎ手3内には
芯繰り出し用の後部チャック4の後部が圧入・固定され
ている。また、案内傾斜部2cの両側部にはガイド溝2
dが形成されており、このガイド溝2dは軸筒1の内壁
に長手方向に対向して形成されたガイドリブ1a(図
4)にそれぞれ摺動可能に嵌合している。そして、スラ
イダ2の長手方向には芯が通過するに十分な径の芯挿通
孔2eが形成されている。なお、図中符号2fは成形時
のひけを防止するための空隙部を示す。
ャック継ぎ手3が形成されており、この継ぎ手3内には
芯繰り出し用の後部チャック4の後部が圧入・固定され
ている。また、案内傾斜部2cの両側部にはガイド溝2
dが形成されており、このガイド溝2dは軸筒1の内壁
に長手方向に対向して形成されたガイドリブ1a(図
4)にそれぞれ摺動可能に嵌合している。そして、スラ
イダ2の長手方向には芯が通過するに十分な径の芯挿通
孔2eが形成されている。なお、図中符号2fは成形時
のひけを防止するための空隙部を示す。
【0013】また、スライダ2の案内傾斜部2cには軸
筒1の取付窓1bの一端縁部にその端部切欠き5aが枢
着されたサイドノック部材5の前端裏側の両肩部5bが
当接されている。このノック部材5は、図4から明らか
なように横断面が逆U字形の二股形状をしており、スラ
イダ2の中間の小径部2bを跨ぐようにして取付窓1b
に取り付けられており、その二股の脚部前端の両肩部5
bがスライダ2の案内傾斜部2cにそれぞれ当接されて
いる。
筒1の取付窓1bの一端縁部にその端部切欠き5aが枢
着されたサイドノック部材5の前端裏側の両肩部5bが
当接されている。このノック部材5は、図4から明らか
なように横断面が逆U字形の二股形状をしており、スラ
イダ2の中間の小径部2bを跨ぐようにして取付窓1b
に取り付けられており、その二股の脚部前端の両肩部5
bがスライダ2の案内傾斜部2cにそれぞれ当接されて
いる。
【0014】次にダブルチャック機構について述べる
と、上記したように継ぎ手3に芯繰り出し用の後部チャ
ック4が固設されており、この後部チャック4の先端部
にはチャックリング4aが遊嵌されている。このチャッ
クリング4aは後部チャック4の前進過程において中軸
8内壁に形成されたストッパ段部8eに当接してチャッ
ク4から外れるように設けられている。さらに、後部チ
ャック4の外側にはスリーブ6が設けられており、この
スリーブ6の前端には内フランジ6aが形成されてい
る。
と、上記したように継ぎ手3に芯繰り出し用の後部チャ
ック4が固設されており、この後部チャック4の先端部
にはチャックリング4aが遊嵌されている。このチャッ
クリング4aは後部チャック4の前進過程において中軸
8内壁に形成されたストッパ段部8eに当接してチャッ
ク4から外れるように設けられている。さらに、後部チ
ャック4の外側にはスリーブ6が設けられており、この
スリーブ6の前端には内フランジ6aが形成されてい
る。
【0015】このフランジ6aと後部チャック4との間
にはチャックスプリング7が巻装されて後部チャック4
とスライダ2とを後方に付勢している。その結果ノック
部材5の当接位置はスライダ2の案内傾斜部2cの取付
窓1b側にあり、軸筒1の外側に突出してノック可能な
状態にある。
にはチャックスプリング7が巻装されて後部チャック4
とスライダ2とを後方に付勢している。その結果ノック
部材5の当接位置はスライダ2の案内傾斜部2cの取付
窓1b側にあり、軸筒1の外側に突出してノック可能な
状態にある。
【0016】さらに、スリーブ6の外側には中軸8が設
けられており、この中軸8の係止孔8aにはスリーブ6
の係止突起6bが係止されてスリーブ6と中軸8とが一
体的に組み合わされている。より詳しく述べると、中軸
8は後端から係止孔8aの形成された大径部8bとその
前方の中径部8cとさらに前方の芯保持用の前部チャッ
ク9の後端部が圧入・固定される小径部8dとから構成
されてなる。
けられており、この中軸8の係止孔8aにはスリーブ6
の係止突起6bが係止されてスリーブ6と中軸8とが一
体的に組み合わされている。より詳しく述べると、中軸
8は後端から係止孔8aの形成された大径部8bとその
前方の中径部8cとさらに前方の芯保持用の前部チャッ
ク9の後端部が圧入・固定される小径部8dとから構成
されてなる。
【0017】なお、中径部8cの前部は内周に厚肉部が
形成されており、この厚肉部内には芯を保持するための
ゴム等のリング状パッキン10(図3)が取り付けられ
ている。
形成されており、この厚肉部内には芯を保持するための
ゴム等のリング状パッキン10(図3)が取り付けられ
ている。
【0018】また、軸筒1の先端部内側にはめねじが形
成されており、このめねじには後部におねじを有する先
具11が螺合されている。そして、この先具11の内周
は第一段部11aとその前方の第二段部11bを有して
おり、この第二段部11bと中軸8の先端との間に口金
スプリング12が介挿されて前部チャック9、中軸8及
びスリーブ6を後方に付勢している。なお、前部チャッ
ク9は芯が落下しない程度の保持力を有していれば良
い。
成されており、このめねじには後部におねじを有する先
具11が螺合されている。そして、この先具11の内周
は第一段部11aとその前方の第二段部11bを有して
おり、この第二段部11bと中軸8の先端との間に口金
スプリング12が介挿されて前部チャック9、中軸8及
びスリーブ6を後方に付勢している。なお、前部チャッ
ク9は芯が落下しない程度の保持力を有していれば良
い。
【0019】次に、軸筒1の後部内には消しゴム受け台
13が取り外し可能に取り付けられている。そして、こ
の受け台13の内壁中央部には芯挿通孔13aを有する
仕切り部13bが形成されている。そしてこの仕切り部
13bの後部にはメタルジャケット14を備えた消しゴ
ム15が取り付けられている。
13が取り外し可能に取り付けられている。そして、こ
の受け台13の内壁中央部には芯挿通孔13aを有する
仕切り部13bが形成されている。そしてこの仕切り部
13bの後部にはメタルジャケット14を備えた消しゴ
ム15が取り付けられている。
【0020】なお、図中符号16は受け台13の小径部
と軸筒1との間に取り付けられた消しゴムカバーであ
る。そして、軸筒1の後部にはリング状の取り付け部1
7aを有するクリップ17が取り付けられており、軸筒
1前部のグリップ部分には弾性グリップ部材18が嵌装
されている。
と軸筒1との間に取り付けられた消しゴムカバーであ
る。そして、軸筒1の後部にはリング状の取り付け部1
7aを有するクリップ17が取り付けられており、軸筒
1前部のグリップ部分には弾性グリップ部材18が嵌装
されている。
【0021】以下、この実施の形態によるシャープペン
シルの動作について説明する。まず筆記しようとする時
には、予め芯が充填されたシャープペンシルのサイドノ
ック部材5を指先にて押圧する。するとこのノック操作
によってノック部材5の前端裏側の肩部5aがスライダ
2の案内傾斜部2cをチャックスプリング7の後方への
付勢力に抗して下降してスライダ2の前端に固設された
後部チャック4を前進せしめる。
シルの動作について説明する。まず筆記しようとする時
には、予め芯が充填されたシャープペンシルのサイドノ
ック部材5を指先にて押圧する。するとこのノック操作
によってノック部材5の前端裏側の肩部5aがスライダ
2の案内傾斜部2cをチャックスプリング7の後方への
付勢力に抗して下降してスライダ2の前端に固設された
後部チャック4を前進せしめる。
【0022】後部チャック4に遊嵌されたチャックリン
グ4aは、後部チャック4の前進過程において中軸8の
内周に形成されたストッパ段部8eに当接して後部チャ
ック4から外れる。この状態で芯を挟持したまま後部チ
ャック4が前進する。そしてノックを解除すると芯を前
進位置に残して後部チャック4はチャックスプリング7
によって付勢されて後退する。この後退過程で再びチャ
ックリング4aが後部チャック4に遊嵌されて芯を挟持
しながら後退するが結果的には芯がノックストロークに
応じて繰り出されたこととなる。
グ4aは、後部チャック4の前進過程において中軸8の
内周に形成されたストッパ段部8eに当接して後部チャ
ック4から外れる。この状態で芯を挟持したまま後部チ
ャック4が前進する。そしてノックを解除すると芯を前
進位置に残して後部チャック4はチャックスプリング7
によって付勢されて後退する。この後退過程で再びチャ
ックリング4aが後部チャック4に遊嵌されて芯を挟持
しながら後退するが結果的には芯がノックストロークに
応じて繰り出されたこととなる。
【0023】このようなノック操作を何回か繰り返すこ
とによって、芯は前部チャック9に先端から突出された
状態で保持され、筆記可能な状態になる。なお、筆記終
了後はノック操作をすると後部チャック4が開放される
ので突出した芯先を紙面もしくは指先に当接して軽く押
し込めば芯は容易に収納することができる。
とによって、芯は前部チャック9に先端から突出された
状態で保持され、筆記可能な状態になる。なお、筆記終
了後はノック操作をすると後部チャック4が開放される
ので突出した芯先を紙面もしくは指先に当接して軽く押
し込めば芯は容易に収納することができる。
【0024】なお、芯繰り出し用の後部チャック4と芯
保持用の前部チャック9とで芯を挟持している場合にお
いて、後部チャック4に固設されたスライダ2が軸筒1
に関して回り止めがあるため後部チャック4が回転して
芯の捻じれによる折損を防止することができる。
保持用の前部チャック9とで芯を挟持している場合にお
いて、後部チャック4に固設されたスライダ2が軸筒1
に関して回り止めがあるため後部チャック4が回転して
芯の捻じれによる折損を防止することができる。
【0025】また、サイドノックシャープペンシルの先
端スライド方式の場合においては、比較的ノックストロ
ークを大きくすることが必要であるが、ダブルチャック
機構と組み合わせることによって芯を繰り出すストロー
クさえあれば良いのでノック代が少なくてすむ。
端スライド方式の場合においては、比較的ノックストロ
ークを大きくすることが必要であるが、ダブルチャック
機構と組み合わせることによって芯を繰り出すストロー
クさえあれば良いのでノック代が少なくてすむ。
【0026】なお、上記実施の形態においては、スライ
ダ2のサイドノック機構を構成するためにスライダ2外
壁の長手方向に形成されたガイド溝2dと軸筒1内壁の
長手方向に形成されたガイドリブ1aとから回り止め手
段を形成したが、この回り止め手段の構造は逆でも良
く、即ち、図示しないがスライダ2外壁に形成されたガ
イドリブと軸筒1内壁に形成されたガイド溝とから構成
されても良いものである。勿論、これらのガイドリブと
ガイド溝とはスライダ2の外壁、軸筒1の内壁であれば
どこに形成されても良く、位置関係については問わない
ことは言うまでもない。
ダ2のサイドノック機構を構成するためにスライダ2外
壁の長手方向に形成されたガイド溝2dと軸筒1内壁の
長手方向に形成されたガイドリブ1aとから回り止め手
段を形成したが、この回り止め手段の構造は逆でも良
く、即ち、図示しないがスライダ2外壁に形成されたガ
イドリブと軸筒1内壁に形成されたガイド溝とから構成
されても良いものである。勿論、これらのガイドリブと
ガイド溝とはスライダ2の外壁、軸筒1の内壁であれば
どこに形成されても良く、位置関係については問わない
ことは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】以上述べたような構造であるので、この
発明は従来実現出来なかったダブルチャック機能とサイ
ドノック機能とを兼ね備えた構造簡単でかつ操作が確実
なシャープペンシルを提供することができる。
発明は従来実現出来なかったダブルチャック機能とサイ
ドノック機能とを兼ね備えた構造簡単でかつ操作が確実
なシャープペンシルを提供することができる。
【0028】さらにこの発明は、ダブルチャック機構と
サイドノック機構の夫々の回り止め手段に兼用機能を持
たせたシャープペンシルを提供することができる。
サイドノック機構の夫々の回り止め手段に兼用機能を持
たせたシャープペンシルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すシャープペンシル
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図2】図1のシャープペンシルの正面図である。
【図3】図1のシャープペンシルの内部機構を示す縦断
面図である。
面図である。
【図4】図1のシャープペンシルのA−A線に沿った拡
大横断面図である。
大横断面図である。
1 軸筒 2 スライダ 3 継ぎ手 4 後部チャック 5 ノック部材 6 スリーブ 7 チャックスプリング 8 中軸 9 前部チャック 10 パッキン 11 先具 12 口金スプリング 13 消しゴム受け台 14 メタルジャケット 15 消しゴム 16 消しゴムカバー 17 クリップ 18 グリップ部材
Claims (5)
- 【請求項1】 ダブルチャック機構とサイドノック機構
とを備えシャープペンシルにおいて、両機構の回り止め
手段を兼用せしめたことを特徴とするシャープペンシ
ル。 - 【請求項2】 上記回り止め手段は、サイドノック機構
を構成するスライダの外壁に長手方向に形成されたガイ
ド溝と、軸筒の内壁に長手方向に形成されたガイドリブ
とからなる請求項1記載のシャープペンシル。 - 【請求項3】 上記スライダのガイド溝は、スライダの
傾斜部外壁に形成されてなる請求項1記載のシャープペ
ンシル。 - 【請求項4】 上記回り止め手段は、サイドノック機構
を構成するスライダの外壁に長手方向に形成されたガイ
ドリブと、軸筒の内壁に長手方向に形成されたガイド溝
とからなる請求項1記載のシャープペンシル。 - 【請求項5】 先具を有する軸筒内に摺動可能なスライ
ダを設け、このスライダを操作してスライダのチャック
継ぎ手に固設されかつチャックリングが遊嵌された芯繰
り出し用の後部チャックをチャックスプリングの後方へ
の付勢力に抗して前進せしめて芯を繰り出すためのノッ
ク部材を軸筒の取付け窓に枢着すると共に、さらに後部
チャックの外側にはスリーブを介して中軸を設け、上記
先具内には口金スプリングを介して芯保持用の前部チャ
ックを設けてなることを特徴とするシャープペンシル。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9309478A JPH11129679A (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | シャープペンシル |
US09/174,914 US6082916A (en) | 1997-10-27 | 1998-10-19 | Mechanical pencil |
DE19849158A DE19849158A1 (de) | 1997-10-27 | 1998-10-26 | Füllminenstift |
TW088204382U TW389171U (en) | 1997-10-27 | 1999-03-23 | Mechanical pencil |
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