JPH11129525A - 蛍光プリンタ - Google Patents

蛍光プリンタ

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Publication number
JPH11129525A
JPH11129525A JP30040797A JP30040797A JPH11129525A JP H11129525 A JPH11129525 A JP H11129525A JP 30040797 A JP30040797 A JP 30040797A JP 30040797 A JP30040797 A JP 30040797A JP H11129525 A JPH11129525 A JP H11129525A
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JP
Japan
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temperature
phosphor
film
image
light
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Application number
JP30040797A
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English (en)
Inventor
Shigetaka Nakamura
滋孝 中村
Hiromichi Morishima
裕理 森島
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蛍光体素子を備えた露光用プリントヘッドを
有する蛍光プリンタにおいて、各種の熱的な環境条件に
拘わらず、また、露光用プリントヘッドを連続駆動した
場合でも、蛍光体からの発光強度が影響を受けず、結果
的に目標通りのプリントが得られる蛍光プリンタを提供
する。 【解決手段】 蛍光体素子を構成する蛍光体64の温度
を検出する温度検出手段109と、露光用プリントヘッ
ド60からの出力を、温度検出結果に応じて制御する温
度補償機構7i、7j、7eとを有する蛍光プリンタの
構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光体素子を備え
た露光用プリントヘッドを有する蛍光プリンタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】今まで上記の蛍光プリンタとしては、例
えば、特開平6−83243に開示されたカラープリン
タが知られており、ここでは、蛍光体ヘッド(露光用プ
リントヘッドに相当)を蛍光体と、帯状陽極と、制御電
極で構成し、バッファメモリに書き込んでおいた画像デ
ータに対応する階調信号を、グリッドドライブ回路から
制御電極に供給し、アノードドライブ回路から供給され
るアノード電圧で帯状陽極を順次走査することによっ
て、蛍光体ヘッドを駆動する構成になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般に、上記
の蛍光プリンタに用いられる蛍光体(Zn:ZnOな
ど)には、その環境温度が高まるに従って発光強度が低
下するいわゆる消光特性があるため、上記の構成の蛍光
プリンタでは、蛍光体素子に用いられている線状陰極か
ら発生する熱が露光用プリントヘッドの連続駆動によっ
て次第に蛍光体に蓄積されてその温度が次第に上昇し、
時間が経過するに従い発光強度が低下し、結果的にプリ
ント濃度が下がり、目標通りの画像が得られなくなると
いう傾向があり、さらに、蛍光プリンタの近傍で用いら
れている周辺機器からの発熱や、使用環境の季節的、地
域的な気温条件なども蛍光体の温度に影響を及ぼして、
目標通りの画像を得るための障害となると言う問題があ
り、改善の余地があった。
【0004】本発明の目的は、上に例示した従来技術に
よる蛍光プリンタの持つ前述した欠点に鑑み、各種の熱
的な環境条件に拘わらず、特に、露光用プリントヘッド
を連続駆動した場合でも、蛍光体からの発光強度が影響
を受けず、結果的に目標通りのプリントが得られる蛍光
プリンタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1による蛍光プリンタは、蛍光体素
子を構成する蛍光体の温度を検出する温度検出手段と、
露光用プリントヘッドからの出力を、温度検出結果に応
じて制御する温度補償機構とを有することを特徴構成と
している。
【0006】このような特徴構成を備えているために、
本発明の請求項1による蛍光プリンタでは、温度検出手
段によって蛍光体の温度が一定の時間間隔などで検出さ
れており、別途設けられている温度補償機構が、露光用
プリントヘッドからの出力を、温度検出手段による温度
検出結果、言い換えれば、蛍光体の温度に関するリアル
タイムの情報に応じて制御するので、蛍光体からの発光
強度が、蛍光体に対する各種の熱的な環境条件や、露光
用プリントヘッドの連続駆動による蛍光体の温度上昇か
らの影響を受けず、画像データ通りにより近いプリント
が得られるという効果が得られた。
【0007】そして、より具体的な構成としては、蛍光
体素子のアノード電圧を変更することで露光用プリント
ヘッドからの前記出力を制御する方法も可能、且つ、有
効であるが、この方法では、相互のばらつきが無いよう
に別途調整された蛍光体素子どうしの露光量バランス
が、温度補償操作を行ったために再び崩れる可能性があ
るが、請求項2の発明のように、温度補償機構が、温度
毎の補正用データを保有した温度補正テーブルを有し、
さらに、画像データを、温度検出結果に基づいて温度補
正テーブルから得られる補正用データで補正した後に、
露光用プリントヘッドの駆動回路に供給する補正部を有
する構成とすれば、蛍光体素子のアノード電圧を温度検
出結果に基づく同補正用データで補正する上述の方法等
に比して、別途調整された蛍光体素子どうしの前記露光
量バランスが崩れる懸念がなく都合が良い。
【0008】本発明によるその他の特徴及び利点は、以
下図面を用いた実施例の説明により明らかになるだろ
う。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態の一例について
図面に基づいて解説する。図1は、本発明による蛍光プ
リンターに使用されているカラープリント用蛍光プリン
トヘッド60の模式的な断面図である。蛍光プリントヘ
ッド60は、実際には、R(赤)、G(緑)、B(青)
の3つの発光ブロック32、33、34(図4参照)を
備えているが、ここではRの発光ブロックだけを示して
いる。他の2つの発光ブロックも同様な構成となってい
る。透光性材料からなる基板61の内面には、アルミニ
ウム薄膜からなる第1帯状アノード電極62と第2帯状
アノード電極63が形成されている。この両帯状アノー
ド電極62、63は、図2からよく理解できるように、
この蛍光プリントヘッド60によって露光される印画紙
等の感光材(ここでは以下単に印画紙と称す)3の搬送
方向に対して直角となる主走査方向に延設されていると
ともに、所定のピッチで矩形の透過孔62a、63aが
設けられている。第1帯状アノード電極62の透過孔6
2aと第2帯状アノード電極63の透過孔63aは千鳥
状に配置されている。各透過孔62a、63aには、Z
n:ZnOを主成分とする蛍光体64が被覆されてお
り、この蛍光体64から間隔をあけて、主走査方向を横
断する方向に蛍光体64に対応する複数のグリッド電極
65が延設されている。このグリッド電極65には、蛍
光体64と対向するエリアに透光部としてのスリット孔
65aが形成されている。各グリッド電極65は互いに
電気的に独立しており、それぞれに独立した制御電圧が
印加される。グリッド電極65からさらに離れて、加速
電極66が設けられている。この加速電極66はグリッ
ド電極65のスリット孔65aに対応してスリット孔6
6aを設けている1枚の金属板からなり、共通の加速電
圧が印加される。さらにグリッド電極65から離れた位
置にフィラメントとしての線状カソード電極67が主走
査方向に沿って設けられている。蛍光体64と、第1帯
状アノード電極62又は第2帯状アノード電極63と、
グリッド電極65と、加速電極66とが各蛍光体素子を
構成しており、各蛍光体素子によって照射される光が印
画紙3に1ドットの潜像を形成する。
【0010】以上述べた、帯状アノード電極62と6
3、グリッド電極65、加速電極66、カソード電極6
7は、基板61の内面とカバー体68によって作り出さ
れる真空空間に収納されている。基板61の外面には、
蛍光体64に対向してカラーフィルタとしての赤色フィ
ルタ69が設けられている。蛍光体64から放射された
光ビーム70はこの赤色フィルタ69で調光され、セル
フォックレンズ71によって印画紙3上に結像する。カ
ソード電極67と加速電極66に所定の電圧を印加した
状態で、第1帯状アノード電極62と第2帯状アノード
電極63に所定のタイミングで交互に電圧を印加し、こ
のタイミングに同期して所望のグリッド電極65に正の
露光信号を印加することで、カソード電極67から跳び
出た熱電子がグリッド電極65の状態に応じてスリット
孔65aを通過し、蛍光体64に衝突する。熱電子が衝
突した蛍光体64は光を放射し、この光ビーム70は透
過孔を通り、印画紙3に到達することで、印画紙3に対
して光ビームドット単位の露光を行う。例えば、全ての
蛍光体64が光を放射した場合、2列の蛍光体素子によ
って、印画紙3は1ドット幅で一直線上に露光される。
個々の蛍光体素子の発光特性は、蛍光体の発光面積や各
電極間の距離などにばらつきがあるため、同一の駆動条
件で動作させた場合に各蛍光体素子の光量は同じとなる
ように、グリッド電極65に送られる制御信号は、予め
同一駆動条件下で実測された光量値に基づいて補正され
る。これにより、各蛍光体素子から放出される光は均一
なものとなる。尚、第1帯状アノード電極62と第2帯
状アノード電極63の間で、蛍光体64に近接した位置
に、蛍光体64の代表温度を検出する温度検出手段とし
てのサーミスタ109が配置されている。後述するよう
に、サーミスタ109で得られた温度情報に基づいて、
露光用プリントヘッド駆動用の画像データを補正する補
正データが選択されて、結果的に、蛍光プリンターの露
光用プリントヘッドからの出力は、蛍光体64のリアル
タイムの温度検出結果を反映した形で、すなわち、蛍光
体64の温度を補償した形で制御される(蛍光プリンタ
ーの温度補償機構)。
【0011】以下、本発明による蛍光プリンターをデジ
タル露光装置として採用したプリンタープロセッサーを
説明する。図3に示す概略ブロック図から明らかなよう
に、プリンタープロセッサーには、写真用フィルム2の
画像を感光材料としての印画紙3に対して露光ポイント
1において投影露光する光学露光装置20と、同じ露光
ポイント1においてデジタル画像データに応じて画像を
印画紙3に露光するデジタル露光装置としての蛍光プリ
ンター30と、露光ポイント1で露光された印画紙3を
現像する現像処理部5、印画紙3を印画紙マガジン4か
ら露光ポイント1を経て現像処理部5へ搬送する印画紙
搬送機構6及び、プリンタープロセッサー1の各部の制
御等を行うコントローラ7が備えられている。露光ポイ
ント1には印画紙3に対する光学露光装置20による露
光エリアを決定するペーパーマスク40が設けられ、コ
ントローラ7には各種の情報入力を行うための操作卓8
及び画像や文字を表示させるモニタ9が接続されてい
る。コントローラ7と通信可能に接続されているサブコ
ントローラ107は、コントローラ7の補助的な働きを
行うものである。印画紙3をロール状に収納している印
画紙マガジン4から引き出された印画紙3は、光学露光
装置20又は蛍光プリンター30或いは両方の露光装置
で露光された後、現像処理部5にて現像され、一駒分の
画像情報を含む大きさに切断されて排出される。もちろ
ん、露光前に印画紙3を必要な長さに切断する構成を採
用しても良い。
【0012】以下、各構成要素について説明する。光学
露光装置20には、ハロゲンランプで構成された光学露
光用光源21、フィルム2に照射する光の色バランスを
調整する調光フィルタ22、調光フィルタ22を通過し
た光を均一に混色するミラートンネル23、フィルム2
の画像を印画紙3上に結像させる焼付レンズ24及びシ
ャッタ25が露光光路をなす同一光軸上に設けられてい
る。フィルム2に形成されている画像を読み取るスキャ
ナ10が、光学露光装置20に対してフィルム搬送経路
上流側に設けられている。このスキャナ10は、フィル
ム2に対して白色光を照射し、その反射光あるいは透過
光の強度を赤色,緑色,青色の3原色に分解して、例え
ばCCDラインセンサ又はCCDイメージセンサ等で画
像の濃度を測定するものである。このスキャナ10によ
って読み取られた画像情報は、コントローラ7に送られ
て、露光された印画紙3に形成される画像のシミュレー
ト画像をモニタ9に表示するために用いられる。図4に
詳しく示されているように、蛍光プリンター30には、
前述した構造を有するRの発光ブロック32とGの発光
ブロック33とBの発光ブロック34からなる蛍光プリ
ントヘッド60と、この蛍光プリントヘッド60を印画
紙3の搬送方向に走査するための往復移動機構50が備
えられている。蛍光プリントヘッド60の各発光ブロッ
ク32,33,34は、コントローラ7と接続されてお
り、往復移動機構50の駆動系はサブコントローラ10
7と接続されている。コントローラ7による蛍光体素子
の制御及び往復移動機構50を介してサブコントローラ
107による蛍光プリントヘッド60の副走査方向での
走査制御に基づいて画像データや文字データが印画紙3
にカラー露光される。ペーパーマスク40それ自体は、
公知なものであり、詳しい説明は省略するが、図5と図
6に概略的に示すように、印画紙3の搬送方向に平行に
延びているとともに搬送方向の横断方向に往復移動可能
な上辺部材41と下辺部材42、印画紙3の搬送方向の
横断方向に延びているとともに搬送方向に往復移動可能
な左辺部材43と右辺部材44、これらの部材を支持し
ている基台45を備えており、上辺部材41と下辺部材
42の間隔によって印画紙3の幅方向の露光範囲が、左
辺部材43と右辺部材44の間隔によって印画紙3の長
さ方向の露光範囲が決定される。上辺部材41、下辺部
材42、左辺部材43、右辺部材44の動きは、図示さ
れていない駆動機構を介してコントローラ7によって制
御される。
【0013】蛍光プリントヘッド60のための往復移動
機構50は、ペーパーマスク40の基台45に取り付け
られており、その基本的な構成要素は、蛍光プリントヘ
ッド60の両側端部に設けられたガイド部材51、ガイ
ド部材51に設けられたガイド孔51aに挿通されるガ
イドレール52、一方のガイド部材51に設けらたワイ
ヤー留め具53、端部をワイヤー留め具53に固定され
たワイヤー54、ワイヤー54を掛け回しているととも
に基台45の両端に配置されているスプロケット55、
一方のスプロケット55をサブコントローラ107の制
御に基づいて回転させるパルスモータ56である。パル
スモータ56の回転は、ワイヤー54の動きを通じて蛍
光プリントヘッド60をガイドレール52に沿って移動
させる。図7に蛍光プリントヘッド60による印画紙3
の露光制御を模式的に説明するブロック図が示されてい
る。コントローラ7には、デジタルカメラ、スキャナ
ー、CDなどデジタル画像を収得するための機器と接続
される画像データ入力ポート7a、入力された画像デー
タやビット化された文字データを画像処理するとともに
ドット単位で256段階(8ビット)に区分された輝度
データを作り出す画像処理部7b、蛍光プリントヘッド
60の駆動条件を設定するプリンター制御部7c、画像
処理部7bで得られた輝度データを蛍光体64に関する
温度検出結果に基づいて補正して、プリンター制御部7
cに送る温度補正部7iとが備えられている。温度補正
部7iは、蛍光体64の近傍に設けられたサーミスタ1
09と接続されており、サーミスタ109から送られる
温度検出信号に対応した補正係数を温度補正テーブル7
eから選択し、この補正係数を画像処理部7bで得られ
た輝度データに乗じた後、得られた積を最終画像データ
としてプリンター制御部7cに送る。すなわち、温度補
正部7iは、サーミスタ109並びに温度補正テーブル
7eと協働して、前述の温度補償機構を構成している。
プリンター制御部7cは、カソード電圧を制御するカソ
ード制御部91と、グリッド電圧を制御するグリッド制
御部92と、アノード電圧を制御するアノード制御部9
3とを備えている。温度補正テーブル7eの例を図8に
示す。ここでは、蛍光体64の温度が三つの領域に区分
されており、各領域に対して補正係数の値Kxが一つず
つ割り当てられている。これらの補正係数Kxは、蛍光
体64の温度と補正係数Kxとの関係を表す補正式から
割り出されており、この補正式の例が図9のグラフに示
されている。この補正式は、蛍光体64に関して予め測
定して求めた温度と発光量の相関関係から得られた関数
である。温度補正部7iは、サーミスタ109から送ら
れる蛍光体64の温度値txに対応する補正係数Kx
を、温度補正テーブル7eから探し出し、この補正係数
Kxを画像データに乗じて、プリンター制御部7cに送
るべき最終画像データを得る。温度補正部7iによって
行われるこの操作の例を、図10に例示する。図10で
左欄は、画像処理部7bで得られた輝度データ(256
段階)の数値例、中央の欄は、蛍光体64の温度値tx
が15〜40℃の範囲内であった場合の補正係数Kxの
例で、ここでは0.95。右欄は左欄の輝度データの数
値に補正係数Kx(この場合:0.95)を乗じて得ら
れた最終画像データ(輝度データ)の数値例を示す。画
像処理部7bで得られた輝度データが230であり、蛍
光体64の温度値txが15〜40℃の範囲内ならば、
230に補正係数Kxの0.95が乗ぜられて、219
と言う最終画像データ(輝度データ)が得られることに
なる。
【0014】アノード制御部93は、プリント対象とな
っている印画紙3のタイプに適した印加電圧値をプリン
トヘッドドライバー7fへ送る。これにより、各発光ブ
ロック32と33と34のアノード電極62と63に
は、プリント対象となっている印画紙3に最適な光を発
するアノード電圧が印加される。グリッド制御部92
は、温度補正部7iを介して得られた画像データをプリ
ントヘッドドライバー7fへ送る。プリントヘッドドラ
イバー7fへ送られた各色の輝度値はそこで駆動パルス
幅に変換され、蛍光プリントヘッド60のR発光ブロッ
ク32、G発光ブロック33、B発光ブロック34のグ
リッド電極65に送られる。さらにコントローラ7には
サブコントローラ107の通信ポート107aと接続さ
れている通信ポート7gが備えられている。サブコント
ローラ107には蛍光プリントヘッド60の走査速度と
タイミングに関する制御信号を生成する走査制御部10
7bが備えられており、サブコントローラ107はコン
トローラ7と連係して、出力ポート107cとモータド
ライバー107dを介してパルスモータ56に制御信号
を送る。このコントローラ7とサブコントローラ107
の連係により、印画紙3の所定位置に蛍光プリントヘッ
ド60による画像焼付が行われる。
【0015】次に、このプリンタープロセサーの概略的
な動作を説明する。モータ12によって駆動されるロー
ラ11によってフィルム2が光学露光装置20に供給さ
れる際、スキャナ10にて読み取ったフィルム2の画像
情報に基づいて、コントローラ7が調光フィルタ22を
制御する。これにより、光源21の照射光をフィルム2
の画像の色濃度に応じた色バランスに調整する。光学露
光装置20では、その調整後の光によりフィルム2を照
射し、フィルム2の画像情報を透過光として露光ポイン
ト1に位置する印画紙3に照射し、印画紙3にフィルム
2の画像を焼き付ける。必要な場合、光学露光装置20
による焼付エリアの周辺部に蛍光プリンター30の蛍光
プリントヘッド60の走査により、付加的な文字やロゴ
マークなどのイラストが焼き付けられる。もちろん、デ
ジタルカメラによって撮像された画像を印画紙3にプリ
ントする場合などでは、露光ポイント1に位置する印画
紙3に対して、蛍光プリンター30のみが焼き付けを行
うことになる。露光ポイント1で画像を焼き付けられた
印画紙3は、複数のローラ13とこれらのローラ13を
駆動するためにコントローラ7によって制御されるモー
タ14を備えた印画紙搬送機構6によって現像処理部5
に搬送され、印画紙3を現像するための処理液を充填し
た複数のタンクを順次通過していくことで現像処理され
る。この印画紙搬送機構6は、印画紙マガジン4から引
き出された印画紙3を露光ポイント1の所定の位置に停
止させるためにも機能しているので、露光済みの印画紙
3を連続的に現像処理部5に搬送する方式を採用する場
合、印画紙搬送機構6を露光ポイント1より搬送方向上
流側と下流側とで分割して、それぞれ独立して駆動する
ように構成すればよい。上記実施の形態では、蛍光プリ
ントヘッド60による印画紙3の所定エリアにわたる露
光のため、蛍光プリントヘッド60が印画紙3上を移動
する構成を採用していたが、これに代えて、蛍光プリン
トヘッド60を露光ポイント1の所定の位置に固定して
おき、印画紙3が移動することによって所定エリアだけ
露光走査される構成を採用することも可能である。この
場合、印画紙3の移動は、コントローラ7からの制御信
号に基づいて印画紙搬送機構6が動作することで行えば
よい。
【0016】〔別実施形態〕 <1>上記の蛍光プリンターにおいて、画像処理部7b
で得られ、プリントヘッドドライバー7fへ送られた2
56階調(8ビット)の輝度データは、蛍光体素子に加
える基準パルスの数を意味しており、上記の実施形態で
は、温度補正テーブル7eから選択した補正係数をこの
輝度データに乗じることで、言い換えれば、蛍光体素子
に加える基準パルスの数を変更することで、蛍光体64
の温度に基づく補正(温度補償)を実行しているが、こ
こで、基準パルスの数は変更せずに、基準パルス自身の
幅を蛍光体64の温度に基づいて変更することで温度補
償を行っても良い。すなわち、画像処理部7bで得られ
たデータの書き換えを行わずに、図11に例示されたよ
うに、蛍光プリントヘッド60のR、G、Bの各発光ブ
ロック34のグリッド電極65に送られる基準パルスの
幅(基準パルスの時間長さ)に、同上の補正係数を乗じ
てこれを補正する温度補正部7jを設けることで、最終
的に得られるプリントの濃度に対する温度補償を行って
も良い。この場合、補正係数としては、上記の実施形態
で例示したような温度補正テーブル7eをそのまま用い
ることができる。
【0017】<2>これまでの実施形態の説明では、カ
ラープリント用蛍光プリンターを対象にしていたが、も
ちろんモノクロプリント用蛍光プリンターにも本発明は
適用でき、その場合、発光ブロックが1つだけ備えられ
ていると考えればよい。
【0018】<3>露光用プリントヘッドからの出力に
対して蛍光体の温度補償を行う具体的な操作としては、
前述の実施形態のように、画像データを、蛍光体に関す
る温度検出結果に基づいて補正した後に、露光用プリン
トヘッドの駆動回路に供給する補正部を設けるのではな
く、蛍光体素子のアノード電圧を蛍光体の温度検出結果
に基づいて修正することで露光用プリントヘッドからの
出力を制御する方法をとることもできる。
【0019】<4>温度検出手段としては、上記の実施
形態で用いられているサーミスタ109に限らず、温度
センサーIC、或いは、熱電対などを用いることもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による蛍光プリンターのプリントヘッド
の一例を示す断面模式図
【図2】図1の矢視Aからみた拡大平面図
【図3】本発明による蛍光プリンターを採用したプリン
タープロセッサーの概略ブロック図
【図4】プリントヘッド部分の概略斜視図
【図5】ペーパーマスクとプリントヘッド用往復移動機
構を示す概略平面図
【図6】ペーパーマスクとプリントヘッド用往復移動機
構を示す概略側面図
【図7】蛍光プリンターの発光制御を模式的に説明する
機能ブロック図
【図8】画像データ用の補正係数を保有する温度補正テ
ーブルの一例
【図9】図8の温度補正テーブルの基準となる補正式の
一例を示すグラフ
【図10】図8の温度補正テーブルを用いて行われるデ
ータ補正の例
【図11】別実施形態による蛍光プリンターの発光制御
を示す機能ブロック図
【符号の説明】
7c プリンター制御部 7d アノードデータ格納部 7e 温度補正テーブル 7f プリンタードライバー 7h 印画紙センサー 7i 温度補正部 7j 温度補正部 32 R発光ブロック 33 G発光ブロック 34 B発光ブロック 60 プリントヘッド 62 第1帯状アノード電極 62a 透過孔 63 第2帯状アノード電極 64 蛍光体 65 グリッド電極 66 加速電極 67 カソード電極 69 カラーフィルタ 71 セルフォックレンズ 91 カソード制御部 92 グリッド制御部 93 アノード制御部 109 サーミスタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光体素子を備えた露光用プリントヘッ
    ドを有する蛍光プリンタであって、 前記蛍光体素子を構成する蛍光体の温度を検出する温度
    検出手段と、前記露光用プリントヘッドからの出力を、
    前記温度検出結果に応じて制御する温度補償機構とを有
    する蛍光プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記温度補償機構は、温度毎の補正用デ
    ータを保有した温度補正テーブルを有し、さらに、画像
    データを、前記温度検出結果に基づいて前記温度補正テ
    ーブルから得られる前記補正用データで補正した後に、
    前記露光用プリントヘッドの駆動回路に供給する補正部
    を有する請求項1に記載の蛍光プリンタ。
JP30040797A 1997-10-31 1997-10-31 蛍光プリンタ Pending JPH11129525A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100708136B1 (ko) 2005-05-26 2007-04-17 삼성전자주식회사 화상입출력장치 및 화상입출력방법
JP2011227468A (ja) * 2010-03-30 2011-11-10 Panasonic Corp 投写型画像表示装置

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